(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-13
(45)【発行日】2024-06-21
(54)【発明の名称】ノート生成方法及び装置、電子機器、記憶媒体及びコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
G06F 3/0483 20130101AFI20240614BHJP
G06F 3/0482 20130101ALI20240614BHJP
【FI】
G06F3/0483
G06F3/0482
(21)【出願番号】P 2023020906
(22)【出願日】2023-02-14
【審査請求日】2023-02-14
(31)【優先権主張番号】202210401361.1
(32)【優先日】2022-04-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】514322098
【氏名又は名称】ベイジン バイドゥ ネットコム サイエンス テクノロジー カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】Beijing Baidu Netcom Science Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】2/F Baidu Campus, No.10, Shangdi 10th Street, Haidian District, Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】100083116
【氏名又は名称】松浦 憲三
(72)【発明者】
【氏名】辛 永正
(72)【発明者】
【氏名】崔 双双
(72)【発明者】
【氏名】▲蘇▼ 文嗣
(72)【発明者】
【氏名】▲趙▼ 慧斌
【審査官】塚田 肇
(56)【参考文献】
【文献】特開平08-305702(JP,A)
【文献】特開平08-287063(JP,A)
【文献】サライ.jp,文字入力が楽になる!コピー&ペーストの方法[スマホ基本のき 第45回],2021年02月05日,https://serai.jp/living/1017327
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/01,3/048-3/04895
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子書籍閲覧ページを表示している過程において、モニタリングされた第一ノート生成命令に応答して、前記第一ノート生成命令に対する少なくとも一つのノート組合せオプションを表示することと、
前記少なくとも一つのノート組合せオプションにおける目標ノート組合せオプションに対する選択操作に応答して、前記目標ノート組合せオプションに関連する第二ノート生成命令を決定することと、
前記第一ノート生成命令に関連する現在文字内容と前記第二ノート生成命令に関連する目標文字内容とを組み合わせることにより、組み合わせたノート内容を生成することと、を含み、
前記ノート組合せオプションは、前記現在文字内容と組み合わせようとする目標文字内容と前記現在文字内容との間の位置関係を指示し、
前記少なくとも一つのノート組合せオプションにおける目標ノート組合せオプションに対する選択操作に応答して、前記目標ノート組合せオプションに関連する第二ノート生成命令を決定することは、
対応する文字内容と前記現在文字内容が前記位置関係を満たす少なくとも一つの候補ノート生成命令において、前記第一ノート生成命令に最も近接する候補ノート生成命令を、前記目標ノート組合せオプションに関連する第二ノート生成命令とすることを含む
ノート生成方法。
【請求項2】
電子書籍閲覧ページを表示している過程において、モニタリングされた第一ノート生成命令に応答して、前記第一ノート生成命令に対する少なくとも一つのノート組合せオプションを表示することと、
前記少なくとも一つのノート組合せオプションにおける目標ノート組合せオプションに対する選択操作に応答して、前記目標ノート組合せオプションに関連する第二ノート生成命令を決定することと、
前記第一ノート生成命令に関連する現在文字内容と前記第二ノート生成命令に関連する目標文字内容とを組み合わせることにより、組み合わせたノート内容を生成することと、を含み、
前記ノート組合せオプションは、前記現在文字内容と組み合わせようとする目標文字内容と前記現在文字内容との間の位置関係を指示し、
前記少なくとも一つのノート組合せオプションにおける目標ノート組合せオプションに対する選択操作に応答して、前記目標ノート組合せオプションに関連する第二ノート生成命令を決定することは、
対応する文字内容と前記現在文字内容が前記位置関係を満たす少なくとも一つの候補ノート生成命令において、前記第一ノート生成命令に最も近接しかつ前記目標ノート組合せオプションにマッチングした関連ノート組合せオプションが選択された候補ノート生成命令を、前記目標ノート組合せオプションに関連する第二ノート生成命令とすることを含む
ノート生成方法。
【請求項3】
電子書籍閲覧ページを表示している過程において、モニタリングされた第一ノート生成命令に応答して、前記第一ノート生成命令に対する少なくとも一つのノート組合せオプションを表示することと、
前記少なくとも一つのノート組合せオプションにおける目標ノート組合せオプションに対する選択操作に応答して、前記目標ノート組合せオプションに関連する第二ノート生成命令を決定することと、
前記第一ノート生成命令に関連する現在文字内容と前記第二ノート生成命令に関連する目標文字内容とを組み合わせることにより、組み合わせたノート内容を生成することと、
電子書籍閲覧ページを表示している過程において、モニタリングされたタッチ移動イベントに応答して、前記タッチ移動イベントに関連する少なくとも一つの内容操作オプションを表示することと、
前記少なくとも一つの内容操作オプションにおけるスクライブ操作オプションに対する選択操作に応答して、前記タッチ移動イベントを前記第一ノート生成命令とすることと、を含み、
モニタリングされた第一ノート生成命令に応答して、前記第一ノート生成命令に対する少なくとも一つのノート組合せオプションを表示することは、
前記少なくとも一つの内容操作オプションにおけるスクライブ操作オプションに対する選択操作に応答して、前記タッチ移動イベントに対する少なくとも一つのノート組合せオプションを表示することを含み、
前記少なくとも一つのノート組合せオプションは、直前のスクライブに接続するオプション、及び直後のスクライブに接続するオプションを含む
ノート生成方法。
【請求項4】
前記第一ノート生成命令に関連する現在文字内容は、
前記タッチ移動イベントに関連するタッチ移動開始位置及びタッチ移動終了位置を特定する操作と、
前記タッチ移動開始位置と前記タッチ移動終了位置との間の文字内容を、前記第一ノート生成命令に関連する現在文字内容とする操作と、に基づいて得られる
請求項
3に記載の方法。
【請求項5】
モニタリングされた、選択されたノート組合せオプションに対するキャンセル操作に応答して、キャンセルされたノート組合せオプションに対応する組み合わせたノート内容の関連付けを解除することをさらに含む
請求項1に記載の方法。
【請求項6】
電子書籍閲覧ページを表示している過程において、モニタリングされた第一ノート生成命令に応答して、前記第一ノート生成命令に対する少なくとも一つのノート組合せオプションを表示する第一処理モジュールと、
前記少なくとも一つのノート組合せオプションにおける目標ノート組合せオプションに対する選択操作に応答して、前記目標ノート組合せオプションに関連する第二ノート生成命令を決定する第二処理モジュールと、
前記第一ノート生成命令に関連する現在文字内容と前記第二ノート生成命令に関連する目標文字内容とを組み合わせることにより、組み合わせたノート内容を生成する第三処理モジュールと、を含み、
前記ノート組合せオプションは、前記現在文字内容と組み合わせようとする目標文字内容と前記現在文字内容との間の位置関係を指示し、
前記第二処理モジュールは、対応する文字内容と前記現在文字内容が前記位置関係を満たす少なくとも一つの候補ノート生成命令において、前記第一ノート生成命令に最も近接する候補ノート生成命令を、前記目標ノート組合せオプションに関連する第二ノート生成命令とする第一処理サブモジュールを含む
ノート生成装置。
【請求項7】
電子書籍閲覧ページを表示している過程において、モニタリングされた第一ノート生成命令に応答して、前記第一ノート生成命令に対する少なくとも一つのノート組合せオプションを表示する第一処理モジュールと、
前記少なくとも一つのノート組合せオプションにおける目標ノート組合せオプションに対する選択操作に応答して、前記目標ノート組合せオプションに関連する第二ノート生成命令を決定する第二処理モジュールと、
前記第一ノート生成命令に関連する現在文字内容と前記第二ノート生成命令に関連する目標文字内容とを組み合わせることにより、組み合わせたノート内容を生成する第三処理モジュールと、を含み、
前記ノート組合せオプションは、前記現在文字内容と組み合わせようとする目標文字内容と前記現在文字内容との間の位置関係を指示し、
前記第二処理モジュールは、対応する文字内容と前記現在文字内容が前記位置関係を満たす少なくとも一つの候補ノート生成命令において、前記第一ノート生成命令に最も近接しかつ前記目標ノート組合せオプションにマッチングした関連ノート組合せオプションが選択された候補ノート生成命令を、前記目標ノート組合せオプションに関連する第二ノート生成命令とする第二処理サブモジュールを含む
ノート生成装置。
【請求項8】
電子書籍閲覧ページを表示している過程において、モニタリングされた第一ノート生成命令に応答して、前記第一ノート生成命令に対する少なくとも一つのノート組合せオプションを表示する第一処理モジュールと、
前記少なくとも一つのノート組合せオプションにおける目標ノート組合せオプションに対する選択操作に応答して、前記目標ノート組合せオプションに関連する第二ノート生成命令を決定する第二処理モジュールと、
前記第一ノート生成命令に関連する現在文字内容と前記第二ノート生成命令に関連する目標文字内容とを組み合わせることにより、組み合わせたノート内容を生成する第三処理モジュールと、
電子書籍閲覧ページを表示している過程において、モニタリングされたタッチ移動イベントに応答して、前記タッチ移動イベントに関連する少なくとも一つの内容操作オプションを表示する第四処理モジュールと、
前記少なくとも一つの内容操作オプションにおけるスクライブ操作オプションに対する選択操作に応答して、前記タッチ移動イベントを前記第一ノート生成命令とする第五処理モジュールと、を含み、
前記第一処理モジュールは、
前記少なくとも一つの内容操作オプションにおけるスクライブ操作オプションに対する選択操作に応答して、前記タッチ移動イベントに対する少なくとも一つのノート組合せオプションを表示する第五処理サブモジュールを含み、
前記少なくとも一つのノート組合せオプションは、直前のスクライブに接続するオプション及び直後のスクライブに接続するオプションを含む
ノート生成装置。
【請求項9】
前記装置は、前記第一ノート生成命令に関連する現在文字内容を特定する第六処理モジュールをさらに含み、第六処理モジュールは、
前記タッチ移動イベントに関連するタッチ移動開始位置及びタッチ移動終了位置を特定する第六処理サブモジュールと、
前記タッチ移動開始位置と前記タッチ移動終了位置との間の文字内容を、前記第一ノート生成命令に関連する現在文字内容とする第七処理サブモジュールと、を含む
請求項
8に記載の装置。
【請求項10】
モニタリングされた、選択されたノート組合せオプションに対するキャンセル操作に応答して、キャンセルされたノート組合せオプションに対応する組み合わせたノート内容の関連付けを解除する第七処理モジュールをさらに含む
請求項
6~
9のいずれか一項に記載の装置。
【請求項11】
少なくとも一つのプロセッサと、
前記少なくとも一つのプロセッサと通信接続されたメモリと、を含み、
前記メモリに、前記少なくとも一つのプロセッサにより実行可能な命令が記憶され、
前記命令が前記少なくとも一つのプロセッサにより実行されることで、前記少なくとも一つのプロセッサが請求項1~
5のいずれか一項に記載の方法を実行することができる、
電子機器。
【請求項12】
コンピュータに請求項1~
5のいずれか一項に記載の方法を実行させる
コンピュータ命令を記憶した非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項13】
プロセッサにより実行される時に請求項1~
5のいずれか一項に記載の方法を実現するコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、人工知能分野に関し、特に情報処理及び電子書籍技術分野に関し、電子書籍ノートの生成シーンに応用することができる。
【背景技術】
【0002】
閲読モードのデジタル化及びオンライン化に伴い、電子書籍の閲覧はますます多くの使用対象に好まれる。しかし、いくつかのシーンでは、電子書籍は、ノート内容の断片化、ノート内容管理効率が低いという現象が存在する。
【発明の概要】
【0003】
本開示は、ノート生成方法及び装置、電子機器、記憶媒体及びコンピュータプログラムを提供する。
【0004】
本開示の一態様によれば、ノート生成方法を提供し、電子書籍閲覧ページを表示している過程において、モニタリングされた第一ノート生成命令に応答して、前記第一ノート生成命令に対する少なくとも一つのノート組合せオプションを表示することと、前記少なくとも一つのノート組合せオプションにおける目標ノート組合せオプションに対する選択操作に応答して、前記目標ノート組合せオプションに関連する第二ノート生成命令を決定することと、前記第一ノート生成命令に関連する現在文字内容と前記第二ノート生成命令に関連する目標文字内容とを組み合わせることにより、組み合わせたノート内容を生成することと、を含む。
【0005】
本開示の別の態様によれば、ノート生成装置を提供し、電子書籍閲覧ページを表示している過程において、モニタリングされた第一ノート生成命令に応答して、前記第一ノート生成命令に対する少なくとも一つのノート組合せオプションを表示する第一処理モジュールと、前記少なくとも一つのノート組合せオプションにおける目標ノート組合せオプションに対する選択操作に応答して、前記目標ノート組合せオプションに関連する第二ノート生成命令を決定する第二処理モジュールと、前記第一ノート生成命令に関連する現在文字内容と前記第二ノート生成命令に関連する目標文字内容とを組み合わせることにより、組み合わせたノート内容を生成する第三処理モジュールと、を含む。
【0006】
本開示の別の態様によれば、電子機器を提供し、少なくとも一つのプロセッサと、前記少なくとも一つのプロセッサと通信接続されたメモリと、を含み、前記メモリに、前記少なくとも一つのプロセッサにより実行可能な命令が記憶され、前記命令が前記少なくとも一つのプロセッサにより実行されることで、前記少なくとも一つのプロセッサが上記ノート生成方法を実行することができる。
【0007】
本開示の別の態様によれば、前記コンピュータに上記ノート生成方法を実行させるコンピュータ命令を記憶した非一時的なコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【0008】
本開示の別の態様によれば、プロセッサにより実行される時に上記ノート生成方法を実現するコンピュータプログラムを提供する。
【0009】
理解されるべきこととして、本部分に記載された内容は、本開示の実施例のキーポイント又は重要な特徴を示すことを意図するものではなく、本開示の範囲を限定するものでもない。本開示の他の特徴は、以下の説明により容易に理解される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図面は本解決手段をよりよく理解するために用いられ、本開示を限定するものではない。
【
図1】
図1は、本開示の一実施例に係るノート生成方法及び装置のシステムアーキテクチャを概略的に示す。
【
図2】
図2は、本開示の一実施例に係るノート生成方法のフローチャートを概略的に示す。
【
図3】
図3は、本開示の一実施例に係る第一ノート生成命令を決定する方法のフローチャートを概略的に示す。
【
図4A】
図4Aは、本開示の一実施例に係るノート生成プロセスの概略図を概略的に示す。
【
図4B】
図4Bは、本開示の一実施例に係るノート生成プロセスの概略図を概略的に示す。
【
図4C】
図4Cは、本開示の一実施例に係るノート生成プロセスの概略図を概略的に示す。
【
図4D】
図4Dは、本開示の一実施例に係るノート生成プロセスの概略図を概略的に示す。
【
図4E】
図4Eは、本開示の一実施例に係るノート生成プロセスの概略図を概略的に示す。
【
図4F】
図4Fは、本開示の一実施例に係るノート生成プロセスの概略図を概略的に示す。
【
図4G】
図4Gは、本開示の一実施例に係るノート生成プロセスの概略図を概略的に示す。
【
図4H】
図4Hは、本開示の一実施例に係るノート生成プロセスの概略図を概略的に示す。
【
図5】
図5は、本開示の一実施例に係るノート生成装置のブロック図を概略的に示す。
【
図6】
図6は、本開示の実施形態に係るノート生成方法を実行するための電子機器のブロック図を概略的に示している。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照して本開示の例示的な実施例を説明する。ここで、より理解しやすいために本開示の実施例の様々な詳細は含まれ、それらが例示的なものであると考えられるべきである。したがって、当業者であれば、ここで記載される実施例に対して様々な変更・修正を行うことができ、本開示の範囲及び精神から逸脱することはないと分るべきである。同様に、明確かつ簡潔に説明するために、以下の記載において周知の機能や構成に対する説明を省略する。
【0012】
ここで使用される用語は、具体的な実施例を説明するためのものに過ぎず、本開示を限定することを意図するものではない。ここで使用される用語「含む」、「含まれる」などは、前記特徴、ステップ、操作及び/又は部材の存在を示すが、一つ又は複数の他の特徴、ステップ、操作又は部材の存在または追加を排除するものではない。ここで使用される全ての用語(技術及び科学用語を含む)は、別途定義されない限り、当業者に一般的に理解される意味を有する。注意されるべきこととして、ここで使用された用語は、本明細書のコンテキストと一致する意味を有すると解釈されるべきであり、理想化又は硬すぎる方式で解釈されるべきではない。
【0013】
「A、B及びCなどのうちの少なくとも一つ」といった記述を使用する場合、一般的には、当業者が通常に理解する該記述の意味で解釈すべきである(例えば、「A、B及びCのうちの少なくとも一つを有するシステム」は、Aを単独で有し、Bを単独で有し、Cを単独で有し、A及びBを有し、A及びCを有し、B及びCを有し、及び/又はA、B、Cを有するシステム等を含むがこれらに限定されない)。
【0014】
本開示の実施例は、ノート生成方法を提供する。本方法は、電子書籍閲覧ページを表示している過程において、モニタリングされた第一ノート生成命令に応答して、第一ノート生成命令に対する少なくとも一つのノート組合せオプションを表示することと、少なくとも一つのノート組合せオプションにおける目標ノート組合せオプションに対する選択操作に応答して、目標ノート組合せオプションに関連する第二ノート生成命令を決定することと、第一ノート生成命令に関連する現在文字内容と第二ノート生成命令に関連する目標文字内容を組み合わせることにより、組み合わせたノート内容を生成することと、を含む。
【0015】
図1は、本開示の一実施例に係るノート生成方法及び装置のシステムアーキテクチャを概略的に示す。当業者が本開示の技術内容を理解することに役立つように、
図1に示すのは単に本開示の実施例を適用可能なシステムアーキテクチャの例示であるが、本開示の実施例が他の機器、システム、環境又はシーンに適用できないことを意味しないことに留意すべきである。
【0016】
本実施例に係るシステムアーキテクチャ100は、表示端末101と、ネットワーク102と、サーバ103とを含むことができる。ネットワーク102は、表示端末101とサーバ103との間で通信リンクの媒体を提供する。ネットワーク102は、例えば有線、無線通信リンク又は光ファイバケーブルなどの様々な接続タイプを含むことができる。サーバ103は、独立した物理サーバであってもよく、複数の物理サーバで構成されたサーバクラスタ又は分散システムであってもよく、さらにクラウドサービス、クラウドコンピューティング、ネットワークサービス、ミドルウェアサービス等の基礎クラウド計算サービスを提供するクラウドサーバであってもよい。
【0017】
表示端末101は、ネットワーク102を介してサーバ103と対話することにより、データ等を受送信する。表示端末101は、例えば携帯電話、ノートパソコン、タブレットコンピュータ、リーダーなどの表示機能を有するユーザ端末であってもよく、表示端末101は、電子書籍閲覧ページを表示するために用いられ、又は電子書籍ノートページを表示するために用いられる。
【0018】
サーバ103は、様々なサービスを提供するサーバであってもよく、例えばモニタリングされたノート生成命令に応じて、組合せノート内容を生成するバックグラウンド処理サーバ(例に過ぎない)であってもよい。
【0019】
例えば、表示端末101を利用して電子書籍閲覧ページを表示している過程において、サーバ103は、モニタリングされた第一ノート生成命令に応答して、第一ノート生成命令に対する少なくとも一つのノート組合せオプションを表示し、少なくとも一つのノート組合せオプションにおける目標ノート組合せオプションに対する選択操作に応答して、目標ノート組合せオプションに関連する第二ノート生成命令を決定し、第一ノート生成命令に関連する現在文字内容と第二ノート生成命令に関連する目標文字内容とを組み合わせて、組み合わせたノート内容を生成する。
【0020】
説明すべきものとして、本開示の実施例が提供するノート生成方法は、サーバ103により実行することができる。それに応じて、本開示の実施例が提供するノート生成装置は、サーバ103に設置されてもよい。本開示の実施例が提供するノート生成方法は、サーバ103と異なりかつ表示端末101及び/又はサーバ103と通信可能なサーバ又はサーバクラスタによって実行されてもよい。それに応じて、本開示の実施例が提供するノート生成装置は、サーバ103と異なりかつ表示端末101及び/又はサーバ103と通信可能なサーバ又はサーバクラスタに設置されてもよい。
【0021】
理解すべきこととして、
図1における表示端末、ネットワーク及びサーバの数は、単に例示的なものである。実現需要に応じて、任意の数の表示端末、ネットワーク及びサーバを有することができる。
【0022】
本開示の実施例は、ノート生成方法を提供し、以下に
図1のシステムアーキテクチャを結合し、
図2~
図4を参照して本開示の例示的な実施形態に係るノート生成方法を説明する。本開示の実施例に係るノート生成方法は、例えば、
図1に示すサーバ103によって実行されてもよい。
【0023】
図2は、本開示の一実施例に係るノート生成方法のフローチャートを概略的に示す。
【0024】
図2に示すように、本開示の実施例のノート生成方法200は、例えば操作S210~操作S230を含むことができる。
【0025】
操作S210において、電子書籍閲覧ページを表示している過程において、モニタリングされた第一ノート生成命令に応答して、第一ノート生成命令に対する少なくとも一つのノート組合せオプションを表示する。
【0026】
操作S220において、少なくとも一つのノート組合せオプションにおける目標ノート組合せオプションに対する選択操作に応答して、目標ノート組合せオプションに関連する第二ノート生成命令を決定する。
【0027】
操作S230において、第一ノート生成命令に関連する現在文字内容と第二ノート生成命令に関連する目標文字内容とを組み合わせることにより、組み合わせたノート内容を生成する。
【0028】
以下に、本実施例のノート生成方法の各操作の例示的な流れを説明する。
【0029】
例示的には、電子書籍閲覧ページを表示している過程において、モニタリングされた第一ノート生成命令に応答して、第一ノート生成命令に対する少なくとも一つのノート組合せオプションを表示する。第一ノート生成命令は、電子書籍閲覧ページにおける現在文字内容に対して所定の操作を行うことで生成され、第一ノート生成命令は、現在文字内容に基づいて電子書籍ノートを生成し、例えば現在文字内容をノート内容とするように指示するために用いられる。
【0030】
ノート組合せオプションは、少なくとも二つのノート生成命令に関連する文字内容を組み合わせることを指示することにより、組み合わせたノート内容を生成することに用いられる。モニタリングされた第一ノート生成命令に応答して、第一ノート生成命令に対する少なくとも一つのノート組合せオプションを表示し、ノート組合せオプションは、現在文字内容と組み合わせようとする目標文字内容と現在文字内容との間の組み合わせ方式、位置関係等の内容を指示し、現在文字内容は、第一ノート生成命令が対象とする文字内容を含む。
【0031】
少なくとも一つのノート組合せオプションにおける目標ノート組合せオプションに対する選択操作に応答して、目標ノート組合せオプションに関連する第二ノート生成命令を決定する。例示的な形態において、目標ノート組合せオプションにより指示された現在文字内容と組み合わせようとする目標文字内容と現在文字内容との間の位置関係に基づいて、対応する文字内容と現在文字内容が前述の位置関係を満たす少なくとも一つの候補ノート生成命令において、第一ノート生成命令に最も近接する候補ノート生成命令を、目標ノート組合せオプションに関連する第二ノート生成命令とする。
【0032】
第一ノート生成命令に最も近接する候補ノート生成命令は、対応する文字内容が現在文字内容に最も近接するノート生成命令である。位置関係要求を満たしかつ第一ノート生成命令に最も近接する候補ノート生成命令を、目標ノート組合せオプションに関連する第二ノート生成命令として、効率で便利な電子書籍ノート組み合わせ方法を実現することに役立ち、電子書籍ノート生成の関連性及び操作性を改善することに役立ち、電子書籍ノートの断片化という問題を効果的に解決することができる。
【0033】
目標文字内容と現在文字内容との間の位置関係は、例えば目標文字内容が現在文字内容の前の位置に位置し、又は目標文字内容が現在文字内容の後の位置に位置することを含むことができる。第一ノート生成命令に最も近接する候補ノート生成命令は、第一ノート生成命令に基づく直前のノート生成命令であってもよく、又は第一ノート生成命令に基づく直後のノート生成命令であってもよい。第一ノート生成命令に最も近接する候補ノート生成命令は、既にモニタリングされたノート生成命令であってもよく、まだモニタリングされていないノート生成命令であってもよい。
【0034】
目標ノート組合せオプションにより指示された目標文字内容と現在文字内容との間の位置関係に基づいて、モニタリングされた第一ノート生成命令に基づく直前のノート生成命令又は直後のノート生成命令を、目標ノート組合せオプションに関連する第二ノート生成命令とする。
【0035】
第一ノート生成命令に基づく直前のノート生成命令に対応する文字内容は、現在文字内容の前の位置に位置し、直前のノート生成命令の生成時間は、第一ノート生成命令の生成時間よりも早いとは限らない。第一ノート生成命令に基づく直後のノート生成命令に対応する文字内容は、現在文字内容の後の位置に位置し、直前のノート生成命令の生成時間は、第一ノート生成命令の生成時間よりも遅いとは限らない。
【0036】
別の例示的な形態において、目標ノート組合せオプションにより指示された、現在文字内容と組み合わせようとする目標文字内容と現在文字内容との間の位置関係に基づいて、対応する文字内容と現在文字内容が位置関係を満たす少なくとも一つの候補ノート生成命令において、第一ノート生成命令に最も近接しかつ目標ノート組合せオプションにマッチングした関連ノート組合せオプションが選択された候補ノート生成命令を、目標ノート組合せオプションに関連する第二ノート生成命令とすることができる。
【0037】
位置関係要求を満たし、かつ第一ノート生成命令に最も近接する、関連ノート組合せオプションが選択された候補ノート生成命令を、目標ノート組合せオプションに関連する第二ノート生成命令とする。電子書籍ノート生成の関連性及び操作性を効果的に向上させることができ、電子書籍ノート断片化の問題を効果的に解決することができ、ユーザの多様化ノート組み合わせの需要を満たすことに役立つ。
【0038】
第一ノート生成命令に最も近接しかつ目標ノート組合せオプションにマッチングした関連ノート組合せオプションが選択された候補ノート生成命令は、第一ノート生成命令との間にN個のノート生成命令の間隔を置くことができ、Nは0以上の整数である。目標ノート組合せオプションは、現在文字内容と目標文字内容との間の位置関係を指示し、目標ノート組合せオプションにマッチングする関連ノート組合せオプションは、前述の位置関係に対応する位置関係を指示する。
【0039】
目標ノート組合せオプションにより指示された位置関係に基づいて、第一ノート生成命令に最も近接しかつ関連ノート組合せオプションが選択された前のノート生成命令又は後のノート生成命令を、目標ノート組合せオプションに関連する第二ノート生成命令とする。第一ノート生成命令に最も近接する候補ノート生成命令は、対応する文字内容が現在文字内容に最も近接するノート生成命令である。
【0040】
第一ノート生成命令に基づく前のノート生成命令に対応する文字内容は、現在文字内容の前の位置に位置し、前のノート生成命令の生成時間は、第一ノート生成命令の生成時間よりも早いとは限らない。第一ノート生成命令に基づく後のノート生成命令に対応する文字内容は、現在文字内容の後の位置に位置し、後のノート生成命令の生成時間は、第一ノート生成命令の生成時間より遅いとは限らない。
【0041】
第一ノート生成命令に最も近接しかつ関連ノート組合せオプションが選択された候補ノート生成命令は、既にモニタリングされたノート生成命令であってもよく、まだモニタリングされていないノート生成命令であってもよい。
【0042】
第一ノート生成命令に関連する現在文字内容と第二ノート生成命令に関連する目標文字内容を組み合わせることにより、組み合わせたノート内容を生成する。所定の組み合わせ方式に基づいて、現在文字内容と目標文字内容を組み合わせることができる。例示的には、現在文字内容と目標文字内容を合併し、又は現在文字内容と目標文字内容との間に特定の接続子を追加することができる。
【0043】
本開示の実施例により、電子書籍閲覧ページを表示している過程において、モニタリングされた第一ノート生成命令に応答して、第一ノート生成命令に対する少なくとも一つのノート組合せオプションを表示する;少なくとも一つのノート組合せオプションにおける目標ノート組合せオプションに対する選択操作に応答して、目標ノート組合せオプションに関連する第二ノート生成命令を決定する;第一ノート生成命令に関連する現在文字内容と第二ノート生成命令に関連する目標文字内容を組み合わせることにより、組み合わせたノート内容を生成する。
【0044】
複数のノート生成命令に関連する文字内容を組み合わせることにより、単一の組み合わせたノート内容を形成し、電子書籍のノート断片化の問題を効果的に解決することができ、電子書籍ノートに対する二度整理作業を効果的に減少させることができ、電子書籍ノート管理の時間コストを低減することに役立ち、電子書籍の学習効率を効果的に向上させることができる。また、電子書籍ノート生成の利便性を向上させることに役立ち、電子書籍ノート生成のユーザ体験を効果的に改善することができる。
【0045】
図3は、本開示の一実施例に係る第一ノート生成命令を決定する方法のフローチャートを概略的に示す。
【0046】
図3に示すように、本開示の実施例の第一ノート生成命令を決定する方法300は例えば操作S310~操作S320を含むことができる。
【0047】
操作S310において、電子書籍閲覧ページを表示している過程において、モニタリングされた文字選択命令に応答して、文字選択命令に関連する少なくとも一つの内容操作オプションを表示する。
【0048】
操作S320において、少なくとも一つの内容操作オプションにおけるノート生成オプションに対する選択操作に応答して、文字選択命令を第一ノート生成命令とする。
【0049】
以下に、本実施例における第一ノート作成指示を決定する方法の各操作の例示的な流れを説明する。
【0050】
例示的には、電子書籍閲覧ページを表示している過程において、モニタリングされた文字選択命令に応答して、文字選択命令に関連する少なくとも一つの内容操作オプションを表示する。文字選択命令は、電子書籍閲覧ページにおける文字内容を選択するために用いられ、文字選択命令は、電子書籍閲覧ページにおけるクリック選択イベント、選択移動イベント又はタッチ移動イベントなどの操作に基づいて生成されてもよい。
【0051】
内容操作オプションは、選択された文字内容に対して行える操作オプションを指示し、例えばノート生成オプション、コピーオプション、コメント付加オプション、シェア操作オプションなどの内容を含むことができる。例示的には、選択ボックスの形式で、文字選択命令に関連する少なくとも一つの内容操作オプションを表示することができる。
【0052】
少なくとも一つの内容操作オプションにおけるノート生成オプションに対する選択操作に応答して、文字選択命令を第一ノート生成命令とする。ノート生成オプションに対する選択操作は、例えば、クリック操作またはタッチ操作であってもよい。文字選択命令を第一ノート生成命令とした後、文字選択命令で選択された文字内容を第一ノート生成命令に関連する現在文字内容とする。
【0053】
一例示的な形態において、文字選択命令は、電子書籍閲覧ページにおける現在文字内容に対するタッチ移動イベントであり、第一ノート生成命令を決定する過程において、モニタされたタッチ移動イベントに応答して、タッチ移動イベントを文字選択命令とし、タッチ移動イベントに関連する少なくとも一つの内容操作オプションを表示することができる。
【0054】
少なくとも一つの内容操作オプションにおけるノート生成オプションに対する選択操作に応答して、タッチ移動イベントを第一ノート生成命令とする。ノート生成オプションは例えばスクライブ操作オプションであってもよく、したがって、少なくとも一つの内容操作オプションにおけるスクライブ操作オプションに対する選択操作に応答して、タッチ移動イベントを第一ノート生成命令とする。
【0055】
タッチ移動イベントで選択された文字内容を、第一ノート作成命令に関連する現在文字内容とする。例示的には、第一ノート生成命令に関連する現在文字内容は以下の操作に基づいて取得することができる。タッチ移動イベントに関連するタッチ移動開始位置及びタッチ移動終了位置を特定し、タッチ移動開始位置とタッチ移動終了位置との間の文字内容を、第一ノート生成命令に関連する現在文字内容とする。
【0056】
モニタリングされた第一ノート生成命令に応答して、第一ノート生成命令に対する少なくとも一つのノート組合せオプションを表示する。例示的には、少なくとも一つの内容操作オプションにおけるスクライブ操作オプションに対する選択操作に応答して、タッチ移動イベントを第一ノート生成命令として、タッチ移動イベントに対する少なくとも一つのノート組合せオプションを表示し、少なくとも一つのノート組合せオプションは、例えば直前のスクライブに接続するオプション、及び直後のスクライブに接続するオプションを含むことができる。
【0057】
少なくとも一つのノート組合せオプションにおける目標ノート組合せオプションに対する選択操作に応答して、目標ノート組合せオプションに関連する第二ノート生成命令を決定する。目標ノート組合せオプションは、目標文字内容と現在文字内容との間の位置関係を指示し、具体的には直前のスクライブに接続するオプションであるか、又は直後のスクライブに接続するオプションであることができる。
【0058】
一例示的な形態において、目標ノート組合せオプションに関連する第二ノート生成命令を決定する時、タッチ移動イベントに基づく直前のスクライブ操作又は直後のスクライブ操作で指示されたノート生成命令を、第二ノート生成命令とすることができる。直前のスクライブ操作又は直後のスクライブ操作に対応する文字内容を、現在文字内容と組み合わせようとする目標文字内容とする。
【0059】
別の例示的な形態において、目標ノート組合せオプションに関連する第二ノート生成命令を決定する時、タッチ移動イベントに最も近接しかつ関連ノート組合せオプションが選択された候補ノート生成命令を、第二ノート生成命令とする。関連ノート組合せオプションは目標ノート組合せオプションに対応するノート組合せオプションである。
【0060】
例示的には、目標ノート組合せオプションが直前のスクライブに接続するオプションである場合、目標ノート組合せオプションにマッチングする関連ノート組合せオプションは、直後のスクライブに接続するオプションである。目標ノート組合せオプションが直後のスクライブに接続するオプションである場合、目標ノート組合せオプションにマッチングする関連ノート組合せオプションは、直前のスクライブに接続するオプションである。
【0061】
目標ノート組合せオプションが直前のスクライブに接続するオプションである場合に、タッチ移動イベントに最も近接しかつ直後のスクライブに接続するオプションに選択された前のスクライブ操作で指示されたノート生成命令を、第二ノート生成命令とすることができる。目標ノート組合せオプションが直後のスクライブに接続するオプションである場合、タッチ移動イベントに最も近接しかつ直前のスクライブに接続するオプションが選択された後のスクライブ操作で指示されたノート生成命令を、第二ノート生成命令とすることができる。
【0062】
例示的には、モニタリングされた、選択されたノート組合せオプションに対するキャンセル操作に応答して、キャンセルされたノート組合せオプションに対応する組み合わせたノート内容の関連付けを解除する。組み合わせたノート内容の関連付けを解除することにより、電子書籍のノート管理の柔軟性を向上させることに役立ち、閲覧アプリケーションのユーザ体験を効果的に最適化することができる。
【0063】
モニタリングされた文字選択命令に応答して、文字選択命令に関連する少なくとも一つの内容操作オプションを表示し、電子書籍のノート生成の直観性及び利便性を効果的に向上させることができる。少なくとも一つの内容操作オプションにおけるノート生成オプションに対する選択操作に応答して、文字選択命令を第一ノート生成命令として、第一ノート生成命令識別の正確性を効果的に向上させることができる。タッチ移動イベントに基づいて組合せノート内容を生成し、電子書籍のノート生成効率を効果的に向上させ、電子書籍のノート生成のユーザ体験を効果的に改善することができる。
【0064】
図4は、本開示の一実施例に係るノート生成プロセスの概略図を概略的に示す。
【0065】
図4に示すように、ノート生成プロセスは例えば
図4A~4Hに示すような複数のノート生成サブプロセスを含むことができる。
【0066】
図4Aに示すように、電子書籍閲覧ページを表示している過程において、モニタリングされたタッチ移動イベントに応答して、タッチ移動イベントに関連する少なくとも一つの内容操作オプションを表示する。少なくとも一つの内容操作オプションは、コピーオプション、スクライブ操作オプション、考え書き込み操作オプション及びシェア操作オプションを含む。
【0067】
【0068】
【0069】
直後のスクライブに接続するオプションに関連する第二ノート生成命令を決定する場合、タッチ移動イベントに関連する直後のスクライブ操作で指示されたノート生成命令を、第二ノート生成命令とすることができる。直後のスクライブ操作に対応する文字内容を、現在文字内容と組み合わせようとする目標文字内容とする。
【0070】
【0071】
【0072】
【0073】
図4Gに示すように、選択された内容操作オプションに対する重複選択操作がモニタリングされたことに応答して、重複して選択された、選択された内容操作オプションをキャンセルする。例示的には、選択された直後のスクライブに接続するオプションに対する重複選択操作に応答して、選択された直後のスクライブに接続するオプションをキャンセルし、現在文字内容及び目標文字内容のスクライブパターンオプションを非組み合わせ式スクライブにマークする。
【0074】
【0075】
図5は、本開示の一実施例に係るノート生成装置のブロック図を概略的に示す。
【0076】
図5に示すように、本開示の実施例のノート生成装置500は例えば第一処理モジュール510、第二処理モジュール520及び第三処理モジュール530を含む。
【0077】
第一処理モジュール510は、電子書籍閲覧ページを表示している過程において、モニタリングされた第一ノート生成命令に応答して、第一ノート生成命令に対する少なくとも一つのノート組合せオプションを表示するために用いられ、第二処理モジュール520は、少なくとも一つのノート組合せオプションにおける目標ノート組合せオプションに対する選択操作に応答して、目標ノート組合せオプションに関連する第二ノート生成命令を決定するために用いられ、第三処理モジュール530は、第一ノート生成命令に関連する現在文字内容と第二ノート生成命令に関連する目標文字内容とを組み合わせて、組み合わせたノート内容を生成するために用いられる。
【0078】
本開示の実施例により、電子書籍閲覧ページを表示している過程において、モニタリングされた第一ノート生成命令に応答して、第一ノート生成命令に対する少なくとも一つのノート組合せオプションを表示する;少なくとも一つのノート組合せオプションにおける目標ノート組合せオプションに対する選択操作に応答して、目標ノート組合せオプションに関連する第二ノート生成命令を決定する;第一ノート生成命令に関連する現在文字内容と第二ノート生成命令に関連する目標文字内容を組み合わせることにより、組み合わせたノート内容を生成する。
【0079】
複数のノート生成命令に関連する文字内容を組み合わせることにより、単一の組み合わせたノート内容を形成し、電子書籍のノート断片化の問題を効果的に解決することができ、電子書籍ノートに対する二度整理作業を効果的に減少させることができ、電子書籍のノート管理の時間コストを低減し、電子書籍の学習効率を効果的に向上させることができる。また、電子書籍のノート生成の利便性を向上させることに役立ち、電子書籍のノート生成のユーザ体験を効果的に改善することができる。
【0080】
本開示の実施例によれば、ノート組合せオプションは、現在文字内容と組み合わせようとする目標文字内容と現在文字内容との間の位置関係を指示する;第二処理モジュールは、対応する文字内容と現在文字内容が位置関係を満たす少なくとも一つの候補ノート生成命令において、第一ノート生成命令に最も近接する候補ノート生成命令を、目標ノート組合せオプションに関連する第二ノート生成命令とするための第一処理サブモジュールを含む。
【0081】
本開示の実施例によれば、ノート組合せオプションは、現在文字内容と組み合わせようとする目標文字内容と現在文字内容との間の位置関係を指示する;第二処理モジュールは、対応する文字内容と現在文字内容が位置関係を満たす少なくとも一つの候補ノート生成命令において、第一ノート生成命令に最も近接しかつ目標ノート組合せオプションにマッチングした関連ノート組合せオプションが選択された候補ノート生成命令を、目標ノート組合せオプションに関連する第二ノート生成命令とするための第二処理サブモジュールを含む。
【0082】
本開示の実施例によれば、本装置は、さらに、電子書籍閲覧ページを表示している過程において、モニタリングされた文字選択命令に応答して、文字選択命令に関連する少なくとも一つの内容操作オプションを表示するための第四処理モジュールと、少なくとも一つの内容操作オプションにおけるノート生成オプションに対する選択操作に応答して、文字選択命令を第一ノート生成命令とするための第五処理モジュールと、を含む。
【0083】
本開示の実施例によれば、第四処理モジュールは、モニタリングされたタッチ移動イベントに応答して、タッチ移動イベントを文字選択命令とし、タッチ移動イベントに関連する少なくとも一つの内容操作オプションを表示するための第三処理サブモジュールを含み、第五処理モジュールは、少なくとも一つの内容操作オプションにおけるスクライブ操作オプションに対する選択操作に応答して、タッチ移動イベントを第一ノート生成命令とするための第四処理サブモジュールを含む。
【0084】
本開示の実施例によれば、第一処理モジュールは、少なくとも一つの内容操作オプションにおけるスクライブ操作オプションに対する選択操作に応答して、タッチ移動イベントに対する少なくとも一つのノート組合せオプションを表示するものであって、少なくとも一つのノート組合せオプションが直前のスクライブに接続するオプション及び直後のスクライブに接続するオプションを含む第五処理サブモジュールを含む。
【0085】
本開示の実施例によれば、本装置は、さらに、第一ノート生成命令に関連する現在文字内容を特定するための第六処理モジュールを含み、この第六処理モジュールは、タッチ移動イベントに関連するタッチ移動開始位置及びタッチ移動終了位置を特定するための第六処理サブモジュールと、タッチ移動開始位置とタッチ移動終了位置との間の文字内容を、第一ノート生成命令に関連する現在文字内容とするための第七処理サブモジュールと、を含む。
【0086】
本開示の実施例によれば、本装置は、さらに、モニタリングされた、選択されたノート組合せオプションに対するキャンセル操作に応答して、キャンセルされたノート組合せオプションに対応する、組み合わせたノート内容の関連付けを解除するための第七処理モジュールを含む。
【0087】
注意されるべきこととして、本開示の技術案では、係られた情報収集、記憶、使用、加工、伝送、提供及び公開などの処理は、いずれも関連法律や法規の規定に合致しており、公序良俗に反していない。
【0088】
本開示の実施例によれば、本開示はさらに電子機器、可読記憶媒体及びコンピュータプログラムを提供する。
【0089】
図6は、本開示の実施例に係るノート生成方法を実行するための電子機器のブロック図を概略的に示している。
【0090】
図6は、本開示の実施例を実施するための例示的な電子機器600の概略的なブロック図を示している。電子機器600は、例えば、ラップトップ型コンピュータ、デスクトップコンピュータ、ワークステーション、パーソナルデジタルアシスタント、サーバ、ブレードサーバ、大型コンピュータ、及び他の適切なコンピュータという様々な形式のデジタルコンピュータを表すことを目的とする。電子機器は、さらに、例えば、個人デジタルアシスタント、携帯電話、スマートフォン、ウェアラブル装置及び他の類似の計算装置という様々な形式の移動装置を表すことができる。本明細書に示された部材、それらの接続及び関係、及びそれらの機能は例示に過ぎず、本明細書に記載された及び/又は要求された本開示の実現を限定するものではない。
【0091】
図6に示すように、機器600は、計算ユニット601を含み、リードオンリーノートリ(ROM)602に記憶されたコンピュータプログラム又は記憶ユニット608からランダムアクセスノートリ(RAM)603にロードされたコンピュータプログラムに基づいて、様々な適切な動作及び処理を実行することができる。RAM603において、さらに機器600の操作に必要な様々なプログラム及びデータを記憶することができる。計算ユニット601、ROM602、およびRAM603は、バス604により相互に接続されている。入出力(I/O)インターフェース605もバス604に接続されている。
【0092】
機器600における複数の部品はI/Oインターフェース605に接続され、例えばキーボード、マウス等の入力ユニット606と、例えば様々なタイプのディスプレイ、スピーカ等の出力ユニット607と、例えば磁気ディスク、光ディスク等の記憶ユニット608と、例えばネットワークカード、モデム、無線通信トランシーバ等の通信ユニット609とを含む。通信ユニット609は、機器600がインターネット等のコンピュータネットワークや各種の電気通信網を介して他の装置と情報/データをやり取りすることを可能にする。
【0093】
計算ユニット601は、各種の処理および計算能力を有する汎用および/または専用の処理モジュールであってもよい。計算ユニット601の例示としては、中央処理装置(CPU)、GPU(Graphics Processing Unit)、各種専用の人工知能(AI)計算チップ、各種機械学習モデルアルゴリズムをランニングする計算ユニット、DSP(Digital Signal Processor)、任意の適切なプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ等を含むが、これらに限定されるものではない。計算ユニット601は上記説明した、例えばノート生成方法という各方法及び処理を実行する。例えば、いくつかの実施例において、ノート生成方法は、コンピュータソフトウェアプログラムとして実現され、それは例えば記憶ユニット608という機械可読媒体に一時的に含まれる。いくつかの実施例において、コンピュータプログラムの一部又は全部はROM602及び/又は通信ユニット609を介して機器600にロード及び/又はインストールされる。コンピュータプログラムがRAM603にロードされかつ計算ユニット601により実行される場合、上記記述されたノート生成方法の一つ又は複数のステップを実行することができる。代替的に、他の実施例において、計算ユニット601は他の任意の適切な方式(例えば、ファームウェア)によりノート生成方法を実行するように構成されてもよい。
【0094】
本明細書で説明したシステム及び技術の様々な実施形態はデジタル電子回路システム、集積回路システム、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け標準製品(ASSP)、システムオンチップ(SOC)、コンプレックスプログラマブルロジックデバイス(CPLD)、コンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、及び/又はそれらの組み合わせにおいて実現することができる。これらの様々な実施形態は、1つ又は複数のコンピュータプログラムにおいて実施され、該1つ又は複数のコンピュータプログラムは、少なくとも1つのプログラマブルプロセッサを含むプログラマブルシステムで実行され及び/又は解釈されることが可能であり、該プログラマブルプロセッサは、専用又は汎用のプログラマブルプロセッサであってもよく、記憶システム、少なくとも1つの入力装置、及び少なくとも1つの出力装置からデータ及び命令を受信し、かつデータ及び命令を該記憶システム、該少なくとも1つの入力装置、及び該少なくとも1つの出力装置に伝送することができることを含んでもよい。
【0095】
本開示の方法を実施するためのプログラムコードは、1つ又は複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで作成されてもよい。これらのプログラムコードは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ又は他のプログラマブルノート生成装置のプロセッサ又はコントローラに提供されてもよく、それによって、プログラムコードがプロセッサ又はコントローラにより実行される時に、フローチャート及び/又はブロック図に規定された機能/操作が実施される。プログラムコードは、完全に機器で実行されてもよく、部分的に機器で実行されてもよく、独立したソフトウェアパッケージとして部分的に機器で実行され、かつ部分的に遠隔機器で実行されるか又は完全に遠隔機器又はサーバで実行されてもよい。
【0096】
本開示のコンテキストにおいて、機械可読媒体は、有形の媒体であってもよく、命令実行システム、装置又は電子機器に使用され、又は命令実行システム、装置又は電子機器と組み合わせて使用されるプログラムを含んで又は記憶してもよい。機械可読媒体は、機械可読信号媒体又は機械可読記憶媒体であってもよい。機械可読媒体は、電子的、磁気的、光学的、電磁的、赤外線的、又は半導体システム、装置又は電子機器、又は前記内容の任意の適切な組み合わせを含んでもよいが、それらに限定されない。機械可読記憶媒体のより具体的な例としては、1つ以上の線による電気的接続、携帯式コンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、コンパクトディスクリードオンリーメモリ(CD-ROM)、光学記憶装置、磁気記憶装置、又は前記内容の任意の適切な組み合わせを含む。
【0097】
対象とのインタラクションを提供するために、コンピュータにここで説明されたシステム及び技術を実施させてもよく、該コンピュータは、対象に情報を表示するための表示装置(例えば、CRT(陰極線管)又はLCD(液晶ディスプレイ)モニタ)と、キーボード及びポインティングデバイス(例えば、マウス又はトラックボール)とを備え、対象は、該キーボード及び該ポインティングデバイスを介して入力をコンピュータに提供することができる。他の種類の装置は、さらに対象とのインタラクションを提供してもよく、例えば、対象に提供されたフィードバックは、いかなる形式のセンシングフィードバック(例えば、視覚フィードバック、聴覚フィードバック、又は触覚フィードバック)であってもよく、かついかなる形式(音声入力、語音入力又は、触覚入力を含む)で対象からの入力を受信してもよい。
【0098】
ここで説明されたシステム及び技術は、バックグラウンド部品を含むコンピューティングシステム(例えば、データサーバとする)、又はミドルウェア部品を含むコンピューティングシステム(例えば、アプリケーションサーバ)、又はフロントエンド部品を含むコンピューティングシステム(例えば、グラフィカル対象インターフェース又はウェブブラウザを有する対象コンピュータ、対象が該グラフィカル対象インターフェース又は該ウェブブラウザを介してここで説明されたシステム及び技術の実施形態と対話することができる)、又はこのようなバックグラウンド部品、ミドルウェア部品、又はフロントエンド部品のいずれかの組み合わせを含むコンピューティングシステムに実施されることが可能である。任意の形式又は媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)によりシステムの部品を互いに接続することができる。通信ネットワークの例としては、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)及びインターネットを例示的に含む。
【0099】
コンピュータシステムは、クライアント及びサーバを含んでよい。クライアントとサーバ同士は、一般的に離れており、通常、通信ネットワークを介して対話する。クライアントとサーバとの関係は、該当するコンピュータ上でランニングし、クライアント-サーバの関係を有するコンピュータプログラムによって生成される。サーバは、クラウドサーバであってもよく、分散型システムのサーバであってもよく、又はブロックチェーンを組み合わせしたサーバであってもよい。
【0100】
理解されるべきこととして、以上に示された様々な形式のフローを使用してもよく、ステップを改めてソーティングしたり、追加したり又は削除してもよい。例えば、本発明に記載の各ステップは、並列的に実行されたり、順次に実行されたり、又は異なる順序で実行されてもよく、本開示の発明の所望の結果を実現することができれば、本明細書はここで限定されない。
【0101】
前記具体的な実施形態は、本開示の保護範囲を限定するものではない。当業者であれば、設計要件及び他の要因に応じて、様々な修正、組み合わせ、サブコンビネーション及び代替を行うことが可能であると理解すべきである。本開示の精神と原則内で行われた任意の修正、均等置換及び改良などは、いずれも本開示の保護範囲内に含まれるべきである。