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▶ 岩穴口 圭子の特許一覧

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  • 特許-応援ボード 図1
  • 特許-応援ボード 図2
  • 特許-応援ボード 図3
  • 特許-応援ボード 図4A
  • 特許-応援ボード 図4B
  • 特許-応援ボード 図5
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-14
(45)【発行日】2024-06-24
(54)【発明の名称】応援ボード
(51)【国際特許分類】
   G09F 7/04 20060101AFI20240617BHJP
   G09F 7/22 20060101ALI20240617BHJP
【FI】
G09F7/04 D
G09F7/22 Z
【請求項の数】 1
(21)【出願番号】P 2022198930
(22)【出願日】2022-11-24
(65)【公開番号】P2024076311
(43)【公開日】2024-06-05
【審査請求日】2022-11-24
(73)【特許権者】
【識別番号】521287326
【氏名又は名称】岩穴口 圭子
(72)【発明者】
【氏名】岩穴口 圭子
【審査官】内藤 万紀子
(56)【参考文献】
【文献】実開平03-056973(JP,U)
【文献】特開2007-133275(JP,A)
【文献】米国特許第04318238(US,A)
【文献】登録実用新案第3220948(JP,U)
【文献】実開昭59-101284(JP,U)
【文献】登録実用新案第3113193(JP,U)
【文献】特開2002-328636(JP,A)
【文献】特開2005-087582(JP,A)
【文献】韓国登録実用新案第20-0469395(KR,Y1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09F 7/04
G09F 7/22
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ボードを手で持って応援する応援ボードであって、該応援ボードは、手で握る取手部と、該取手部から延びる延長部と、該延長部に回動可能に軸支されて、横方向に延びる複数の支持部と、該複数の支持部にそれぞれ固定された磁性体と、該磁性体に磁力結合されるボード部とから構成されており、前記複数の支持部は、前記取手部の幅とほぼ同じ幅の棒状でかつ平板状とされて上下方向にそれぞれ離間されており、前記複数の支持部は、その左右方向の中央部が前記延長部に回動可能に設けられていることを特徴とする応援ボード。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば野球・サッカーなどのスポーツ競技において、それぞれの選手を応援するための応援ボードに関する。
【背景技術】
【0002】
野球・サッカーなどのスポーツ競技においてそれぞれの選手を応援するときは、太鼓・トランペット・笛などの楽器による応援、また旗やのぼり、あるいはボードによる応援などが一般的である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、選手を応援するためのボードなどは選手にしっかりとアピールするために大きなボードが要求される。しかしながら応援ボードを大きくすると球場とかサッカー会場などへ移動する際に公共交通機関などではかさばって周囲に迷惑をかけるようになるなどの問題点があった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は上記問題点を解決するために、ボードを手で持って応援する応援用ボードであって、該応援用ボードは、手で握る取手部と該取手部から延びる延長部と、該延長部に回動可能に軸支されて横方向に延びる支持部と、該支持部に上下方向に複数設けられている磁性体と、該磁性体に磁力結合されるボード部とから構成された応援ボードである事を特徴とする。
【発明の効果】
【0005】
本発明によれば、ボードと、このボードを支持する支持部とが分離されているため、応援ボードがコンパクトに手さげバッグなどに収容できて移動の際などでの持ち運びが容易となる効果がある。
【0006】
またボードと支持部とが磁性体によって結合できるため、組立てが簡単に行なえるという効果ある。さらに磁性体は、支持部に対して複数個設けられているため、ボードの固定が確実となる効果がある。
【0007】
また、選手のゼッケンなどの場合は複数の数字のボードを用意しておくことでそれぞれの選手のゼッケンを付け替えて応援することができる。
【0008】
また取手部の延長部と支持部はネジなどによって軸支することでこのネジを緩めることでコンパクトに変形させることができ手さげバッグなどへの収納が容易となる。さらにネジを外すことも可能で、この場合は取手部と支持部とが分離されるため、さらにコンパクトになり手さげバッグなどへの収納が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の応援ボードの全体図である。
図2】本発明のボードを数字とした実施例の構成図である。
図3】本発明におけるボードを取外した状態の支持部の正面図である。
図4】本発明の軸支部分の断面図である。
図5】本発明の応援ボードを変形させてケースに収容する斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【実施例
【0010】
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。本発明の応援ボードは、手で握る取手部1と、該取手部から延びる延長部1aと、該延長部1aに回動可能にネジ部材4a・4bで軸支されて横方向に延びる上下2つの支持部2a・2bと、この支持部2a・2bに固定されるボード5から構成されている。なお、前記した取手部1と支持部2a・2bは透明なアクリル樹脂とされている。また、前記軸支部4はネジ部材4a・4bと取手部1の延長部1aとの間、および延長部1aと支持部2a・2bとの間にワッシャー4cが配置されている。
【0011】
前記した支持部2a・2bはネジ部材4a・4bにより軸支しているため、ネジ部材4a・4bをゆるめることで延長部1aと支持部2a・2bとがほぼ直線に近い形状に変形できるため、収納ケースAにコンパクト収納できる。又、軸支部4のネジ部材4a・4bを外せば分解できるのでさらにコンパクトに収納できる。(図5参照)
【0012】
そしてこの支持部2aと支持部2bには磁性体としての複数の磁石3が横方向に並べて複数固定されている。この磁石3は支持部2a・2bに形成された凹部2cに両面テープ2dによって固定されている。さらにこの磁石3は剥がれないようにシール材2eで保持されている。
【0013】
前記した支持部2a・2bには、応援用のボード5が取付けられる。そして、このボード5は複数の数字体で構成されている。この数字体はそれぞれの数字をかたどった切抜き文字とされている。また、ボード5には、その裏面に薄い鉄板6a・6bが取り付られている。このボード5に設けられた鉄板6a・6bが前記磁性体としての磁石3に磁力結合される。これによって支持部2a・2bにボード5が磁力結合される。なお前記したボードに設けられている鉄板6a・6bはその上下2箇所、例えば中間部分6aと下段部分6bにそれぞれ貼り付けられている。
【0014】
前記ボード5はそれぞれの選手のゼッケンを付け替えて応援する為に数字とされている。このボード5の数字は1桁あるいは2桁の数字として前記支持部又2a・2bに配置することができる。なお、本実施例ではボード5を数字体で形成したが、数字体に限らず応援したい人の顔写真や文字など、自由に設定することができる。取手部1、支持部は透明なアクリル樹脂とすることで、応援するゼッケンの数字が際立ち、後部座席からも観戦を邪魔することなく応援席を盛り上げる。
【0015】
前記した実施例の説明では、支持部2a・2bをネジ部材4a・4bで取手部1の延長部に軸支させているがピン部材などで構成することも可能である。
【0016】
また、前記した支持部2a・2bは取手部1の延長部1aに上下方向に離間して2つ設けているがこの支持部2a・2bを1つにまとめて1枚物の支持部としても良く、さらには、2つ以上、例えば3つの支持部で構成しても良いものである。
【0017】
軸支部4は支持部2a・2bのみにタップ穴加工をしている。このため、ネジ部材4aは支持部2a、ネジ部材4bは支持部2bにネジ結合されるが、取手部1の延長部の穴1b、1cを貫通しているのみのため、ネジ部材4a・4bを少し緩めることで支持部2a、2bと延長部1aとが折り畳まれてコンパクトに収納でき持ち運べる。つまりネジ部材4a・4bは、支持部2a・2bにタップ穴加工されたメネジ部4eにネジ結合されるのみで取手部1の延長部1aに形成された穴1b・1cを貫通しているのみである。このため、支持部2a・2bにナット部材などを取付けることがないため取付が容易であり、部品点数を削減できコストダウンを図ることができると共に、ネジを緩めコンパクトに折りたためる事ができる。
【符号の説明】
【0018】
1 取手部
2 支持部
3 磁性体
4 軸支部
5 ボード部
6 金属部
図1
図2
図3
図4A
図4B
図5