技術分野
重度腎不全に罹患するネコ科動物における尿毒症の悪化を抑制するための剤等に関し、詳細には、Apoptosis inhibitor of macrophage (AIM)を含む、重度腎不全に罹患するネコ科動物の尿毒症の悪化を抑制するための剤等
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明は、重度腎不全に罹患するネコ科動物における尿毒症の悪化を抑制し得る手段の提供をその目的とする。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明者らは、課題に対して鋭意検討した結果、腎機能の回復が見込めない重度腎不全のネコに対してAIMを投与すると、腎機能が改善しないにもかかわらず、血中の各種尿毒素の濃度が低下し、その結果、重度腎不全に罹患するネコにおける尿毒症の悪化を抑制できることを見出し、かかる知見に基づいてさらに研究を進めることによって本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は以下の通りである。
発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明によれば、腎機能の回復が見込めない重度腎不全に罹患するネコ科動物における尿毒症の悪化を抑制することができる。また、本発明によれば、腎機能の回復が見込めない重度腎不全に罹患するネコ科動物の延命が可能となる。また、本発明によれば、腎機能の回復が見込めない重度腎不全に罹患するネコ科動物における血中の尿毒素の濃度を低減することができる。また、本発明によれば、哺乳動物における血中の尿毒素の濃度を低減することができる。
この特許の権利範囲[特許請求の範囲]
知財ポータルサイト IP Force にログインして確認する (無料)
この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】
図1は、重度腎不全(ステージ3b)に罹患するネコにAIMを投与したときの生存率を生存曲線として示した図である。(左)最短の観察期間が340日であるため340日までの生存曲線を作成した。(右)500日までの生存曲線。観察期間が500日に満たない個体は500日生存すると仮定して生存曲線を作成した。投与開始平均年齢は、コントロール群(n=9):14才、AIM投与群(n=6):16才である。
【図2】
図2は、AIM投与群とコントロール群のDay0及びDay70の時点における血中のCre濃度を示す図である。エラーバーはS.D.を意味する。Two-way repeated measures ANOVA及びBonferroni's post-hoc testを用いて統計解析を行った。
【図3】
図3は、AIM投与群とコントロール群のDay0及びDay70の時点における血中のIP濃度を示す図である。エラーバーはS.D.を意味する。Two-way repeated measures ANOVA及びBonferroni's post-hoc testを用いて統計解析を行った。
【図4】
図4は、AIM投与群とコントロール群のDay0及びDay70の時点における血中のSAA濃度を示す図である。エラーバーはS.D.を意味する。Two-way repeated measures ANOVA及びBonferroni's post-hoc testを用いて統計解析を行った。
【図5】
図5は、AIM投与群とコントロール群のDay0及びDay70の時点における血中のIS濃度を示す図である。エラーバーはS.D.を意味する。Two-way repeated measures ANOVA及びBonferroni's post-hoc testを用いて統計解析を行った。
【図6】
図6は、健常ネコの血清、ステージ3bのネコの血清、AIM又はPBSを2週間おきに計6回静脈投与した後のステージ3bのネコの血清(Day70)、及び、AIMの投与終了後50日後(Day120)のステージ3bのネコの血清を、GC-Mass spectrometerを用いて解析した結果を示す図である。本図では、代表的な尿毒素として、グルカル酸、メソエリトリトール、チオジグリコール酸、アコニット酸、及びグルクロン酸を示した。縦軸は、健常ネコでの値を1としたときのFold changeである。
【図7】
図7は、健常ネコの血清、ステージ3bのネコの血清、AIM又はPBSを2週間おきに計6回静脈投与した後のステージ3bのネコの血清(Day70)、及び、AIMの投与終了後50日後(Day120)のステージ3bのネコの血清を、LC-Mass spectrometerを用いて解析した結果を示す図である。本図では、ネコにおける全身炎症マーカーであるSAAのほか、Apolipoprotein B、Vacuolar protein sorting-associated protein 53 homolog、Anionic trypsin、Galectin-3-binding protein、及びLipopolysaccharide-binding proteinの結果のみを示した。縦軸は、健常ネコでの値を1としたときのFold changeである。
全ての図面はログインすると無料で閲覧できます。ログイン・ユーザー登録