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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-14
(45)【発行日】2024-06-24
(54)【発明の名称】極低温冷凍機の加熱装置
(51)【国際特許分類】
   F25B 9/06 20060101AFI20240617BHJP
   H10N 60/80 20230101ALI20240617BHJP
【FI】
F25B9/06 A
H10N60/80 Z
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2020134935
(22)【出願日】2020-08-07
(65)【公開番号】P2022030736
(43)【公開日】2022-02-18
【審査請求日】2023-02-17
(73)【特許権者】
【識別番号】000003078
【氏名又は名称】株式会社東芝
(73)【特許権者】
【識別番号】317015294
【氏名又は名称】東芝エネルギーシステムズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100145816
【弁理士】
【氏名又は名称】鹿股 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100195718
【弁理士】
【氏名又は名称】市橋 俊規
(72)【発明者】
【氏名】高橋 政彦
(72)【発明者】
【氏名】上野 航生
(72)【発明者】
【氏名】宮崎 寛史
(72)【発明者】
【氏名】岩井 貞憲
【審査官】石田 佳久
(56)【参考文献】
【文献】特開平06-069029(JP,A)
【文献】特開昭59-086276(JP,A)
【文献】特開平10-026427(JP,A)
【文献】特開平06-026720(JP,A)
【文献】特開平04-121568(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F25B 9/06
H10N 60/80
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスプレーサが引抜かれた極低温冷凍機のシリンダに挿入可能な極低温冷凍機の加熱装置において、
前記極低温冷凍機の冷却ステージのみに対向するように設置され、前記シリンダに対し所定の間隙を介して配置される加熱ブロックと、前記加熱ブロックの内部に当該加熱ブロックに対し所定の間隙を介して配置される加熱部材と、前記加熱ブロックにヘリウムガスを供給するガス配管と、前記加熱ブロックを支持するフランジと、前記加熱ブロックに設けられた温度センサからの温度信号に基づいて前記加熱ブロックを加熱制御する電源制御部と、を有することを特徴とする極低温冷凍機の加熱装置。
【請求項2】
前記冷却ステージを複数有し、各冷却ステージに対向して前記加熱ブロックを配置したことを特徴とする請求項1記載の極低温冷凍機の加熱装置。
【請求項3】
前記加熱ブロックの近傍に複数の輻射シールド板を配置したことを特徴とする請求項1又は2に記載の極低温冷凍機の加熱装置。
【請求項4】
前記加熱ブロックの熱膨張率が前記シリンダの熱膨張率より大きいことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の極低温冷凍機の加熱装置。
【請求項5】
前記加熱ブロックの材質がアルミで前記シリンダの材質がステンレスであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の極低温冷凍機の加熱装置。
【請求項6】
前記シリンダと前記加熱ブロックとの間の間隙、及び前記加熱ブロックと前記加熱部材との間の間隙を0.5mm以下にしたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の極低温冷凍機の加熱装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、超電導機器等に用いられる極低温冷凍機の加熱装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、医療用機器等に用いられる超電導コイルは極低温に冷却する必要があり、液体ヘリウム等の寒剤や極低温冷凍機で冷却する。
【0003】
図3は、極低温冷凍機11により超電導コイル21を伝導冷却する一般的な超電導磁石装置9の例で、真空容器22と、真空容器22内に配置された超電導コイル21と、超電導コイル21と真空容器22の間に設けられた熱シールド23と、から構成される。超電導コイル21は真空容器22により真空断熱されることで熱侵入を抑え、超電導コイル21と真空容器22の間に熱シールド23を配置することで熱侵入量をさらに軽減する。
【0004】
熱シールド23は、極低温冷凍機11の第1冷却ステージ12aにより直接伝導冷却され、超電導コイル21は、極低温冷凍機11の第2冷却ステージ12bにより直接又は伝熱板24を介して伝導冷却される。なお、図中において符号12cは第1シリンダ部、符号12dは第2シリンダ部である。
【0005】
このような伝導冷却方式では、超電導コイル21を所定温度以下に維持するために、極低温冷凍機11と超電導コイル21の間の温度差を小さくする必要があり、極低温冷凍機11の第2冷却ステージ12bを伝熱板24に直接接触させる方法が一般的である。
【0006】
一方、極低温冷凍機11は内部のシール部材等の磨耗部品があり、定期的な消耗部品の交換等のメンテナンス作業を行う必要がある。メンテナンス作業の際は、極低温冷凍機11を超電導磁石装置9から外して外部へ搬出し、消耗部品の交換を行う方法があるが、大型の超電導磁石装置9では、極低温冷凍機11の取外し作業だけでも長期の作業期間、大きな作業負担、作業コストが発生する。
【0007】
また、伝導冷却方式の極低温冷凍機11では、超電導コイル21を室温から運転温度まで冷却するのに数週間程度の長期間を要するという問題があり、超電導コイル21が低温の状態で、極低温冷凍機11を超電導磁石装置9に取付けたまま、極低温冷凍機11を分解する方法が提案されている。
【0008】
具体的には、図4(a)に示すように、極低温冷凍機11をシリンダ12とディスプレーサ13に分解し、ディスプレーサ13をシリンダ12から引抜く。その際、シリンダ12は極低温であり内部の水分が氷結してしまうため、極低温冷凍機11の周囲をガスバッグで覆い、ヘリウムガス雰囲気中でディスプレーサ13を分解、引抜く方法が提案されている。
【0009】
また、ディスプレーサ13を引抜いた後、図4(b)に示すように、加熱装置10をシリンダ12内に挿入して加熱することでシリンダ12を室温まで昇温し、内部の水分を除去する手段も提案されている。加熱装置10により水分を除去した後、交換用のディスプレーサ13を挿入し、内部をヘリウムガスに置換する。
【0010】
この加熱装置10は、シリンダ12の内面形状に対応させた段付き形状に形成するとともに、加熱装置10本体には、長さ方向に延びる複数の盲孔を設けるとともに、長さ方向に貫通するヘリウムガスの導入路を設けて、各盲孔には電源に接続した加熱ヒーターをそれぞれ挿入している。
【0011】
また、加熱装置10を外筒と内筒に分割し、両者の間に断熱材を挿入することで、伝熱量のバランスを改善し、加熱時間を短縮する方法も提案されている。さらに、加熱装置10の外周部にらせん状のガス抜き溝を設けることで、シリンダ12の内周面全体にガスが均等に流れるようにし、温度むらを低減する方法も提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0012】
【文献】特開平5-223379号公報
【文献】特開平3-50456号公報
【文献】特開平6-26720号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
上述した従来の極低温冷凍機11のディスプレーサ13の交換作業では、シリンダ12を加熱装置10により加熱する際、伝熱板24を介して超電導コイル21も加熱され温度上昇する。しかしながら、超電導コイル21の温度が高くなると再冷却に長時間を要するため、超電導コイル21の温度上昇をなるべく小さく抑えながら、シリンダ12の温度を室温まで加熱する方法が求められる。
【0014】
ここで、加熱装置10からの伝熱量と、シリンダ12の温度及び超電導コイル21の温度の時間変化をシミュレーション分析した結果、加熱装置10からの伝熱量を大きくするほど、超電導コイル21の温度上昇が少なくなることがわかった。これは、シリンダ12と超電導コイル21の温度差が伝熱量と熱抵抗の積になることに由来する。
【0015】
伝熱量が少ない場合には、シリンダ12と超電導コイル21の温度差が小さく、シリンダ12を室温まで加熱するためには超電導コイル21の温度が高くなるまで待つ必要がある。
【0016】
一方、伝熱量が多ければ、超電導コイル21の温度が低くても、シリンダ12との間の温度差が大きいため、シリンダ12を室温まで加熱できる。このように、本発明者等は、加熱装置10からの伝熱量を大きくすることで超電導コイル21の温度上昇を抑制することができることを知見し、本発明に至ったものである。
【0017】
ところで、伝熱量を大きくする簡単な方法として、加熱装置10の温度を高くする方法が考えられる。しかしながら、超電導コイル21に接続されているシリンダ12の伝熱部の温度がなかなか高くならないのに対して、それ以外のシリンダ12の部分は直ぐに高温になってしまい、シリンダ12の外周に施工した多層断熱材が溶出する恐れがあり、加熱装置10の温度をあまり高くはできないという問題がある。
【0018】
また、ガスの対流を用いて伝熱する方法では、多量のガスを流し、流速を上げることで熱伝達率を上げる方法があるが、4K程度まで冷却されている極低温のシリンダ12内に窒素ガス等を流すと凍結する恐れがあり、ヘリウムガス以外は使用できない。しかしながら、ヘリウムガスは希少資源であり、特に近年では需給がひっ迫しているとともに、大量のヘリウムガスを使用するとコスト増を招くという課題がある。
【0019】
本発明の実施形態は、上記課題を解決するためになされたものであり、ヘリウムガスの消費量を低減するとともに、シリンダ12の過熱を回避しながら伝熱量を増やし、メンテナンス作業時間の短縮化と効率化を図ることができる極低温冷凍機の加熱装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0020】
本発明の実施形態に係る極低温冷凍機の加熱装置は、ディスプレーサが引抜かれた極低温冷凍機のシリンダに挿入可能な極低温冷凍機の加熱装置において、前記極低温冷凍機の冷却ステージのみに対向するように設置され、前記シリンダに対し所定の間隙を介して配置される加熱ブロックと、前記加熱ブロックの内部に当該加熱ブロックに対し所定の間隙を介して配置される加熱部材と、前記加熱ブロックにヘリウムガスを供給するガス配管と、前記加熱ブロックを支持するフランジと、前記加熱ブロックに設けられた温度センサからの温度信号に基づいて前記加熱ブロックを加熱制御する電源制御部と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0021】
本実施形態によれば、ヘリウムガスの消費量を低減するとともに、シリンダの過熱を回避しながら伝熱量を増やし、メンテナンス作業時間の短縮化と効率化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】本実施形態に係る加熱装置の概観図。
図2】本実施形態に係る加熱装置をシリンダ内に挿入した際の概観図。
図3】一般的な超電導磁石装置の概観図。
図4】(a)、(b)は極低温冷凍機の分解手順を示す模式図。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明に係る極低温冷凍機の加熱装置の実施形態について、図1及び図2を参照して説明する。なお、以下の説明では、極低温冷凍機11が第1冷却ステージ12a及び第2冷却ステージ12bを有する例について説明するが、冷却ステージが1つの場合でも適用できることはもちろんである。
【0024】
(構成)
本実施形態に係る極低温冷凍機11の加熱装置10は、図1に示すように、アルミ製の第1加熱ブロック1a及び第2加熱ブロック1bと、第1加熱ブロック1a及び第2加熱ブロック1bにそれぞれ挿入された棒状ヒーター等からなる第1加熱部材2a及び第2加熱部材2bと、第1加熱ブロック1a及び第2加熱ブロック1bに埋め込んだ熱電対等からなる第1温度センサ3a及び第2温度センサ3bと、電源制御部4と、ヘリウムガスが収容されるガスボンベ5と、ガスボンベ5に接続されシリンダ12内にヘリウムガスを供給するガス配管6と、第1及び第2加熱ブロック1a、1bの近傍(前面及び/又は後面)に配置された複数の輻射シールド板7a~7cと、第1及び第2加熱ブロック1a、1bや輻射シールド板7a~7c等を保持するフランジ8と、から構成されている。
【0025】
電源制御部4は、第1及び第2加熱部材2a、2b、並びに第1及び第2温度センサ3a、3bに接続され、第1及び第2温度センサ3a、3bからの温度信号に基づき、第1及び第2加熱部材2a、2bが所定の温度となるように供給電流を制御する。
【0026】
図2は、本実施形態に係る加熱装置10がシリンダ12に挿入された際の模式図である。加熱装置10は、ディスプレーサ13が引抜かれたシリンダ12内に挿入され、フランジ8の上板が真空容器22の上部に載置固定される。なお、ガス配管6は図示を省略している。
【0027】
ここでシリンダ12は、銅製の第1冷却ステージ12a及び第2冷却ステージ12bと、ステンレス製の第1シリンダ部12c及び第2シリンダ部12dを有する。第1加熱ブロック1aは第1冷却ステージ12aに対向する部分に配置され、第2加熱ブロック1bは第2冷却ステージ12bに対向する部分に配置される。
【0028】
(作用)
このように構成された本実施形態において、第2冷却ステージ12bでの伝熱態様及び作用を、図2を用いて説明する。なお、第1冷却ステージ12aの伝熱態様及び作用も同様なので詳細な説明を省略する。
【0029】
第2加熱部材2bを電源制御部4からの通電により加熱することで、第2加熱ブロック1bを加熱する。ここでの伝熱態様は、第2加熱部材2bと第2加熱ブロック1bの間の狭い間隙におけるガスの熱伝導が主である。
【0030】
ところで、ガスの熱伝導により熱を伝える方法は、ガスの対流により熱を伝える方法よりも伝熱量は小さくなる。しかしながら、本実施形態におけるガスの熱伝導は間隙を狭くすることで伝熱量を増やすことができるのに対し、対流による方法では間隙を狭くすると圧力損失が大きくなり、十分なガス量を流すことができない。したがって、間隙を狭くした場合でも必要な伝熱量を確保することができるととともに、ガスの消費量を圧倒的に少なくすることができる。
【0031】
本実施形態では、第2加熱ブロック1bと第2加熱部材2bの温度差を小さくするために、両者間の間隙を0.5mm以下にすることが望ましい。
また、第2加熱ブロック1bとシリンダ12の第2冷却ステージ12bとの間の間隙も同様に0.5mm以下とし、ガスの熱伝導により熱を伝える。
【0032】
ここで、ガスボンベ5からガス配管6を介してヘリウムガスを流すことで、この間隙にはヘリウムガスが満たされている。ヘリウムガスは、空気の主成分である窒素ガスの熱伝導率に比べ5倍以上の熱伝導率を有するため、伝熱量が大きくなる。例えばこの間隙を0.3mm程度にすると300W以上の伝熱量が得られる。
【0033】
この伝熱量でシリンダ12を加熱すると、シリンダ12を室温まで加熱しても、超電導コイル温度を30K以下に保持することが可能となり、30時間程度で再冷却することが可能となる。
【0034】
また、ステンレス製のシリンダ12とアルミからなる第1及び第2加熱ブロック1a、1bの間隙は熱膨張により変化する。ここで、アルミからなる加熱ブロックの熱膨張率はステンレス製のシリンダの熱膨張率より大きいが、その差は0.1%程度あり、直径の大きな第1冷却ステージ12aでは、間隙が室温で約0.1mm小さくなり、伝熱量が多くなる方に作用する。
【0035】
一方、第1及び第2冷却ステージ以外のシリンダ12の外側は真空断熱されているため、各冷却ステージと同様に加熱すると温度が高くなり、シリンダ12の外側に施工されている多層断熱材が溶融し断熱性能が劣化する恐れがある。
【0036】
しかしながら、本実施形態では、第1及び第2シリンダ部12c、12dには加熱ブロックを設けていないため過熱されることはなく、しかも、第1及び第2加熱ブロック1a、1bの近傍にはシリンダ12に接触しないように複数の輻射シールド板7a~7cを設けることで、過熱による温度上昇を抑制可能としている。
【0037】
本発明者等が行った解析では、第1及び第2冷却ステージ12a、12bが300K、第1及び第2加熱ブロックの温度が500Kの場合、輻射シールド板7a~7cが無い場合には、第1及び第2加熱ブロック1a、1bから第2シリンダ部12dへ10W程度の輻射伝熱があり、シリンダ12の中央部の温度が伝熱部より40K程度高くなった。一方、輻射シールド板7a~7cを設けると、伝熱量は約1/10に、また、温度差も約1/10に低減できることが確認された。
【0038】
なお、本実施形態では第1加熱ブロック1aと第2加熱ブロック1bは独立しており、かつ、両者は離間して配置されているため、第1及び第2冷却ステージ12a、12bの温度を個別に制御することが可能である。これにより、超電導コイルの温度上昇を抑え、かつ、シリンダ12の過熱を抑制しながら、シリンダ12を室温近傍まで効率的に昇温することができる。
【0039】
(効果)
以上説明したように、本実施形態に係る加熱装置10によれば、超電導コイル21の温度上昇を抑え、かつ、シリンダ12の過熱を抑制しながら、シリンダ12を室温近傍まで迅速かつ効率的に昇温させることができる。また、ヘリウムガスの消費量を大幅に低減することができる。これにより、メンテナンス作業時間の短縮化と効率化及び低コスト化を図ることが可能となる。
【0040】
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0041】
1a…第1加熱ブロック、1b…第2加熱ブロック、2a…第1加熱部材、2b…第2加熱部材、3a…第1温度センサ、3b…第2温度センサ、4…電源制御部、5…ガスボンベ、6…ガス配管、7a~7c…輻射シールド板、8…フランジ、9…超電導磁石装置、10…加熱装置、11…極低温冷凍機、12…シリンダ、12a…第1冷却ステージ、12b…第2冷却ステージ、12c…第1シリンダ部、12d…第2シリンダ部、13…ディスプレーサ、21…超電導コイル、22…真空容器、23…熱シールド、24…伝熱板
図1
図2
図3
図4