(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-14
(45)【発行日】2024-06-24
(54)【発明の名称】太陽熱利用システム
(51)【国際特許分類】
F24H 1/00 20220101AFI20240617BHJP
F24H 1/18 20220101ALI20240617BHJP
F24H 15/156 20220101ALI20240617BHJP
F24H 15/215 20220101ALI20240617BHJP
F24H 15/219 20220101ALI20240617BHJP
F24H 15/238 20220101ALI20240617BHJP
F24H 15/31 20220101ALI20240617BHJP
F24S 60/30 20180101ALI20240617BHJP
F24S 90/00 20180101ALI20240617BHJP
【FI】
F24H1/00 621E
F24H1/18 B
F24H15/156
F24H15/215
F24H15/219
F24H15/238
F24H15/31
F24S60/30 010
F24S90/00 300
(21)【出願番号】P 2020142284
(22)【出願日】2020-08-26
【審査請求日】2023-07-14
(73)【特許権者】
【識別番号】501418498
【氏名又は名称】矢崎エナジーシステム株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100134832
【氏名又は名称】瀧野 文雄
(74)【代理人】
【識別番号】100165308
【氏名又は名称】津田 俊明
(74)【代理人】
【識別番号】100115048
【氏名又は名称】福田 康弘
(72)【発明者】
【氏名】渥美 佑樹
【審査官】大谷 光司
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-164483(JP,A)
【文献】特開2012-145299(JP,A)
【文献】特開2012-180952(JP,A)
【文献】特開2013-130322(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F24H 1/00 - 15/493
F24S 60/30
F24S 90/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
太陽光を受光する集熱器と、前記集熱器で加熱された熱媒を導入して蓄熱する蓄熱槽と、を有する蓄熱部を複数有し、
前記蓄熱槽毎に設けられ、対応する前記蓄熱槽への給水量又は対応する前記蓄熱槽からの給湯量を制御する制御弁と、
前記蓄熱槽毎の太陽熱利用熱量を算出する算出部と、
前記蓄熱槽毎に算出された前記太陽熱利用熱量に基づいて前記制御弁毎の開度を決定する制御部と、
を更に有することを特徴とする太陽熱利用システム。
【請求項2】
前記制御部は、算出された前記太陽熱利用熱量に比例した流量となるように前記制御弁毎の開度を決定することを特徴とする請求項1に記載の太陽熱利用システム。
【請求項3】
前記制御部は、予め定めた前記制御弁の最大開度と、予め定めた前記制御弁の最小開度と、前記制御弁の数と、に基づいて各々の前記制御弁の開度を決定することを特徴とする請求項1に記載の太陽熱利用システム。
【請求項4】
前記制御部は、前日の前記太陽熱利用熱量に基づいて前記制御弁毎の開度を決定することを特徴とする請求項1から3のうちいずれか一項に記載の太陽熱利用システム。
【請求項5】
前記蓄熱槽毎に設けられ、対応する前記蓄熱槽への給水温度を検出する給水温度検出部と、
前記蓄熱槽毎に設けられ、対応する前記蓄熱槽からの給湯温度を検出する給湯温度検出部と、
前記蓄熱槽毎に設けられ、対応する前記蓄熱槽からの給湯量を検出する給湯量検出部と、を有し、
前記算出部は、前記給水温度検出部の検出結果と、前記給湯温度検出部の検出結果と、前記給湯量検出部の検出結果と、に基づいて前記蓄熱槽毎の前記太陽熱利用熱量を算出する、
ことを特徴とする請求項1から4のうちいずれか一項に記載の太陽熱利用システム。
【請求項6】
前記制御弁は比例制御弁であることを特徴とする請求項1から5のうちいずれか一項に記載の太陽熱利用システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、集熱器で集熱された太陽熱を蓄熱する蓄熱槽を複数有する太陽熱利用システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、太陽熱集熱装置に対して熱媒を供給し、太陽光の受光する集熱器において加熱された熱媒を利用して蓄熱槽の冷水を加熱し、加熱により得られた温水を外部に供給する太陽熱利用システムが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した太陽熱利用システムを複数連結し、得られた温水を外部に供給することも行われている。この場合、複数の太陽熱利用システムそれぞれの集熱器の設置状況により集熱量がシステム毎に同一でなくなるため、蓄熱槽の蓄熱量にばらつきが発生し、システム全体として太陽熱を有効に利用することができない。
【0005】
そこで、本発明は、上記のような問題点に鑑み、熱利用効率を向上させることができる太陽熱利用システムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するためになされた発明は、太陽光を受光する集熱器と、前記集熱器で加熱された熱媒を導入して蓄熱する蓄熱槽と、を有する蓄熱部を複数有し、前記蓄熱槽毎に設けられ、対応する前記蓄熱槽への給水量又は対応する前記蓄熱槽からの給湯量を制御する制御弁と、前記蓄熱槽毎の太陽熱利用熱量を算出する算出部と、前記蓄熱槽毎に算出された前記太陽熱利用熱量に基づいて前記制御弁毎の開度を決定する制御部と、を更に有することを特徴とする太陽熱利用システムである。
【発明の効果】
【0007】
以上説明したように本発明によれば、算出された太陽熱利用熱量に基づいて制御弁毎の開度を決定して、蓄熱槽への給水量や給湯量を調整することができる。したがって、蓄熱量の多い蓄積槽の給水量や給湯量を多くすることが可能となり、熱利用効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本発明の一実施形態にかかる太陽熱利用システムの概略構成図である。
【
図2】
図1に示された太陽熱利用システムにおける太陽熱利用熱量算出動作のフローチャートである。
【
図3】
図1に示された太陽熱利用システムにおける比例制御弁の開度決定動作のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施形態にかかる太陽熱利用システム100の概略構成図である。太陽熱利用システム100は、蓄熱部1と、ストレージタンク6と、ボイラ7と、制御部8と、を備えている。
図1では、蓄熱部1は、蓄熱部11~1nのn個(複数)備えている。
【0010】
蓄熱部1は、給水配管61及び給湯配管62によって並列に連結(接続)されている。給水配管61は、後述する蓄熱槽2に対して冷水等を供給する配管である。給湯配管62は、蓄熱槽2から温水等が給湯される配管である。
【0011】
蓄熱部1は、蓄熱槽2と、集熱器3と、熱媒配管4と、循環ポンプ5と、給湯流量計Rと、給水温度センサTaと、給湯温度センサTbと、比例制御弁Vと、を備えている。
【0012】
蓄熱槽2は、熱媒が保有する熱、すなわち、集熱器3で加熱された熱媒を導入して蓄熱したり、蓄熱した熱を温水として熱利用機器(不図示)に供給したりする。蓄熱槽2は、給水配管61から供給された水等を内部に貯えるタンク等から構成されている。
【0013】
集熱器3は、太陽光を受光して、その太陽熱により熱媒を加熱する。集熱器3は、屋根などの日当たりのよい場所に設置されている。熱媒には例えば水を用いることができるが、不凍液やプロピレングリコール水溶液等であってもよい。
【0014】
熱媒配管4は、熱媒が流れる配管であり、集熱器3と蓄熱槽1との間を接続する集熱回路を構成する配管である。
【0015】
熱媒配管4には、熱媒を循環させる駆動源となる循環ポンプ5が設けられている。循環ポンプ5を起動させることで、集熱器3と蓄熱槽2との間で熱媒が循環する。この熱媒の循環を通じて、集熱器3により集熱された太陽熱が蓄熱槽2に蓄熱される。
【0016】
給湯流量計Rは、蓄熱槽2の給湯配管62側(出口側)に設けられ、蓄熱槽2から給湯される温水の量を計測する。給水温度センサTaは、蓄熱槽2の給水配管61側(入口側)に設けられ、蓄熱槽2へ給水される冷水の温度を計測する。給湯温度センサTbは、蓄熱槽2の出口側に設けられ、蓄熱槽2から給湯される温水の温度を計測する。
【0017】
比例制御弁Vは、蓄熱槽2から給湯する温水の量を制限する弁である。比例制御弁Vは、給湯流量計Rより手前(蓄熱槽2側)に設けられている。比例制御弁Vは、周知のように、入力信号に比例した流量を出力として制御できる弁である。比例制御弁Vの開度は、制御部8によって決定される。
【0018】
図1では、蓄熱部11が有する蓄熱槽2に符号21、集熱器3に符号31、熱媒配管4に符号41、循環ポンプ5に符号51、給湯流量計Rに符号R1、給水温度センサTaに符号Ta1、給湯温度センサTbに符号Tb1、比例制御弁Vに符号V1をそれぞれ付す。蓄熱部12が有する蓄熱槽2に符号22、集熱器3に符号32、熱媒配管4に符号42、循環ポンプ5に符号52、給湯流量計Rに符号R2、給水温度センサTaに符号Ta2、給湯温度センサTbに符号Tb2、比例制御弁Vに符号V2をそれぞれ付す。蓄熱部1nが有する蓄熱槽2に符号2n、集熱器3に符号3n、熱媒配管4に符号4n、循環ポンプ5に符号5n、給湯流量計Rに符号Rn、給水温度センサTaに符号Tan、給湯温度センサTbに符号Tbn、比例制御弁Vに符号Vnをそれぞれ付す。以上の符号は、蓄熱部11~1nを個別に識別して説明する際に用いる。
【0019】
ストレージタンク6は、給湯配管62から送られてくる温水を貯蔵するためのタンクである。ボイラ7は、ストレージタンク6に貯蔵されている温水の温度が低い場合に加熱する補助ボイラである。ストレージタンク6に貯蔵された温水は必要に応じて熱利用機器に供給する。
【0020】
制御部8は、予め定めたプログラムに従って各種の処理や制御などを行う中央演算処理装置(CPU)と、CPUが行う処理のプログラム等を格納した読み出し専用のメモリであるROMと、各種のデータを格納するとともにCPUの処理作業に必要なエリアを有する読み出し書き込み自在のメモリであるRAM等を有して構成されたマイクロコンピュータなどで構成されている。
【0021】
制御部8は、給湯流量計Rの計測量(検出結果)、給水温度センサTaの計測値(検出結果)、及び給湯温度センサTbの計測値(検出結果)に基づいて蓄熱部11~1n毎の太陽熱利用熱量を算出する。即ち、制御部8は算出部として機能する。そして、各蓄熱部11~1nの太陽熱利用熱量に基づいて比例制御弁V1~Vnの開度を決定する。
【0022】
本実施形態では、制御部8は、太陽熱利用熱量の多い蓄熱槽2(蓄熱部1)の流量を多くすることでシステム全体の太陽熱利用熱量を多くするように比例制御弁V1~Vnの開度を決定する。
【0023】
太陽熱利用熱量Qsは、給湯流量計Rの計測量をr、給水温度センサTaの計測値をta、給湯温度センサTbの計測値をtbとすると、以下の(1)式により求めることができる。
Qs=(tb-ta)×r・・・(1)
【0024】
ここで、本実施形態では、太陽熱利用熱量Qsは、例えば1秒ごとのr、ta、tbに基づいて瞬時値を算出し、その24時間分の積算値を算出して後述する比例制御弁Vの開度の決定に利用する。なお、瞬時値を算出する時間は1秒に限らず2秒等他の時間であってもよい。
図2に太陽熱利用熱量Qsの算出動作のフローチャートの例を示す。
図2に示したフローチャートは制御部8で実行され、蓄熱部1毎に太陽熱利用熱量Qsの積算が行われる。
【0025】
まず、給湯流量計Rの計測量r、給水温度センサTaの計測値ta、給湯温度センサTbの計測値tbを取得する(ステップS11)。このr、ta、tbは、上述したように1秒毎の瞬時値である。次に、取得したr、ta、tbに基づいて(1)式により太陽熱利用熱量Qsを算出する(ステップS12)。このステップで算出される太陽熱利用熱量Qsも瞬時値である。そして、算出された太陽熱利用熱量Qsの瞬時値を積算する(ステップS13)。
【0026】
次に、積算が24時間経過したか否か判断する(ステップS14)。24時間経過しない場合は(ステップS14;N)、ステップS11に戻り太陽熱利用熱量Qsの積算を継続する。一方、24時間経過した場合は(ステップS14;Y)、積算値を前日分の太陽熱利用熱量として別途保存する(ステップS15)。そして、積算値をリセットして(ステップS16)、ステップS11に戻り次の24時間分の積算を行う。
【0027】
本実施形態における比例制御弁Vの開度の決定方法を説明する。本実施形態では、各蓄熱部11~1nの前日の太陽熱利用熱量を算出し、算出された太陽熱利用熱量の中で、最大の太陽熱利用熱量となる蓄熱部1の比例制御弁Vの開度を100%とし、他の蓄熱部1については太陽熱利用熱量に比例した流量になるよう比例制御弁Vを制御する。
【0028】
例えば、蓄熱部11の太陽熱利用熱量Qsが10、蓄熱部12の太陽熱利用熱量Qsが8、蓄熱部1nの太陽熱利用熱量が3とすると、蓄熱部11の比例制御弁V1の開度は100%となる。そして、蓄熱部12の比例制御弁V2の開度は80%となり、蓄熱部1nの比例制御弁Vnの開度が30%となる。
【0029】
また、上記の決定方法に限らず、予め定めた比例制御弁Vの最大開度と、予め定めた比例制御弁Vの最小開度と、比例制御弁Vの数と、に基づいて各々の比例制御弁Vの開度を決定してもよい。
【0030】
例えば、比例制御弁Vの最大弁開度を100%、最小弁開度をA%とし、蓄熱部1の数(蓄熱槽2の数)の台数で案分して開度を決める。蓄熱部1の数(蓄熱槽2の数)をNとすると、太陽熱利用熱量の多い順に番号を付けたときのX番目の弁開度をB%は次の(2)式で求めることができる。
B=100-(100-A)×(X-1)/(N-1)・・・(2)
【0031】
次に、上述した構成の太陽熱利用システム100における比例制御弁の開度を決定して給湯流量を制御する動作について
図3のフローチャートを参照して説明する。
図3に示したフローチャートは制御部8で実行される。なお、
図3のフローチャートは
図2に示したフローチャートにより算出された前日の太陽熱利用熱量に基づいて当日の比例制御弁Vの開度を決定するものである。
【0032】
まず、各蓄熱部1の太陽熱利用熱量Qsの積算値を取得する(ステップS21)。このステップで取得するのは、
図2のステップS15で別途保存した値である。そして、(2)式により各比例制御弁V1~Vnの開度を算出して決定する(ステップS22)。開度の決定方法は上記した2つの方法のいずれでもよい。各蓄熱部1ごとに太陽熱利用熱量を取得するため、2つ目の方法で説明した各蓄熱部1について太陽熱利用熱量の多い順に番号を付けることは可能となっている。
【0033】
本実施形態によれば、太陽熱利用システム100は、太陽光を受光する集熱器3と、集熱器3で加熱された熱媒を導入して蓄熱する蓄熱槽2と、を有する蓄熱部1を複数有している。さらに、蓄熱部1毎に設けられ、対応する蓄熱部1からの給湯量を制御する比例制御弁Vと、蓄熱部1毎の太陽熱利用熱量を算出し、蓄熱部1毎に算出された太陽熱利用熱量に基づいて比例制御弁V毎の開度を決定する制御部8と、を備えている。
【0034】
太陽熱利用システム100が上記のように構成されることにより、算出された太陽熱利用熱量に基づいて比例制御弁V毎の開度を決定して、蓄熱部1(蓄熱槽2)からの給湯量を調整することができる。したがって、蓄熱量の多い蓄積部1(蓄熱槽2)の給水量や給湯量を多くすることが可能となり、太陽熱利用システム100の熱利用効率を向上させることができる。
【0035】
また、給湯流量計R、給水温度センサTa、及び給湯温度センサTbを蓄熱部1(蓄熱槽2)毎に備え、制御部8は、給湯流量計Rの計測量r、給水温度センサTaの計測値ta、及び給湯温度センサTbの計測値tbに基づいて蓄熱槽21~2n毎の太陽熱利用熱量Qsを算出している。このようにすることにより、太陽熱利用熱量Qsは、給湯温度であるtbから給水温度であるtaを差し引いた値と、給湯量であるrと、の積によって算出することができ、複雑な式を用いずに太陽熱利用熱量Qsを算出することができる。したがって、制御部8の処理負荷を軽減することができる。
【0036】
また、制御部8は、最大開度と最小開度と比例制御弁Vの数とに基づいて各々の比例制御弁Vの開度を決定しているので、最大開度と最小開度との間の開度で比例した流量にするように制御することができる。
【0037】
また、制御部8は、前日の太陽熱利用熱量Qsに基づいて比例制御弁V毎の開度を決定するので、前日の実績に基づいて比例制御弁Vの開度を決定することができる。
【0038】
また、比例制御弁Vを用いているので、各比例制御弁Vの流量が比例関係となるように制御するのが容易となる。
【0039】
なお、上述した実施形態では、比例制御弁Vは蓄熱槽2からの給湯量を制御していたが、蓄熱槽2への給水量を制御するようにしてもよい。つまり、比例制御弁Vnを蓄熱槽2の給水配管61側(入口側)に設けてもよい。
【0040】
また、上述した実施形態では、前日の太陽熱利用熱量Qsに基づいて比例制御弁V毎の開度を決定していたが、前日に限らず、開度を決定時の直近の24時間等、開度を決定する前の時間帯であればよい。但し、太陽熱を利用するため、日の出から日の入りまでの時間帯を含むのが好ましい、また、24時間に限らず昼間の12時間等の時間帯であってもよい。
【0041】
また、制御部8を蓄熱槽2毎に有してもよい。その場合は親機と子機との識別設定を行い、蓄熱槽2毎に太陽熱利用熱量を算出し、親機と設定された制御部8にてそれぞれの太陽熱利用熱量に合わせた比例弁開度を決定して直接又は子機を介して各比例制御弁Vに指示するようにすればよい。
【0042】
また、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。即ち、当業者は、従来公知の知見に従い、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。かかる変形によってもなお本発明の太陽熱利用システムの構成を具備する限り、勿論、本発明の範疇に含まれるものである。
【符号の説明】
【0043】
1 蓄熱部
2 蓄熱槽
3 集熱器
8 制御部(算出部)
100 太陽熱利用システム
V 比例制御弁(制御弁)
R 給湯流量計(給湯量検出部)
Ta 給水温度センサ(給水温度検出部)
Tb 給湯温度センサ(給湯温度検出部)