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特許7504876能力及びリソースの割り当て方法、端末機器及び制御機器
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-14
(45)【発行日】2024-06-24
(54)【発明の名称】能力及びリソースの割り当て方法、端末機器及び制御機器
(51)【国際特許分類】
   H04W 8/24 20090101AFI20240617BHJP
   H04W 72/04 20230101ALI20240617BHJP
   H04W 76/14 20180101ALI20240617BHJP
   H04W 92/18 20090101ALI20240617BHJP
【FI】
H04W8/24
H04W72/04
H04W76/14
H04W92/18
【請求項の数】 15
(21)【出願番号】P 2021517376
(86)(22)【出願日】2019-09-25
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-01-11
(86)【国際出願番号】 CN2019107760
(87)【国際公開番号】W WO2020063647
(87)【国際公開日】2020-04-02
【審査請求日】2021-05-11
【審判番号】
【審判請求日】2023-04-24
(31)【優先権主張番号】201811133475.2
(32)【優先日】2018-09-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】110001151
【氏名又は名称】あいわ弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】紀 子超
【合議体】
【審判長】廣川 浩
【審判官】中木 努
【審判官】本郷 彰
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2015/152797(WO,A1)
【文献】特表2017-522786(JP,A)
【文献】特表2017-518005(JP,A)
【文献】特表2018-512009(JP,A)
【文献】特表2017-528067(JP,A)
【文献】国際公開第2017/166021(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2018/0092067(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W4/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末機器によって実行される、サイドリンクの能力及びリソースの割り当てのための方法であって、
前記端末機器の最大処理能力情報及び/又は最大割り当て可能なリソース情報を含む、サイドリンクの伝送の関連情報を取得すること、および
伝送配置を行うことを含み、
前記伝送配置を行うことは、
前記サイドリンクの伝送の接続を確立する時、前記サイドリンクの伝送に使用される前記関連情報をネゴシエーションすることをさらに含み、
前記関連情報は、前記端末機器が単位時間内にモニタリング又は検出される、セカンダリリンク制御情報SCI、制御チャネル及び制御チャネル候補のうちの少なくとも1つを含むターゲット情報と、前記端末機器にサポートされる送受信アンテナの数と、のうちの少なくとも1つを含む方法。
【請求項2】
前記関連情報は、前記端末機器にサポートされるハイブリッド自動再送リクエストHARQエンティティの数と、HARQプロセスの数と、伝送モードと、ソフトバッファサイズと、処理をサポートするデータレートと、送信パワーと、送受信搬送波の数と、送受信ビームの数と、送受信リソースプールの数と、サイドリンク接続の数と、モニタリング又は復調されるサブ搬送波幅SCSの数、のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
伝送配置を行うことは、
前記サイドリンクによってデータが伝送される時、前記サイドリンクの伝送に使用される関連情報を割り当てること、及び
前記サイドリンクの伝送の接続中に、前記サイドリンクの伝送に使用される関連情報を管理すること、のうちの少なく1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
ネットワーク機器が伝送配置又はスケジューリングを行うように、前記関連情報を前記ネットワーク機器に送信すること、又は
ターゲット端末機器が伝送配置又はスケジューリングを行うように、前記関連情報を前記ターゲット端末機器に送信することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記サイドリンクの伝送に使用される関連情報をネゴシエーションすることは、
前記サイドリンクの伝送に使用される関連情報を送信することを含む、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記サイドリンクの伝送に使用される関連情報をネゴシエーションすることは、
対向端機器によって推奨される、前記サイドリンクの伝送に使用される関連情報を含む、前記サイドリンクの伝送を確立するためのリクエスト情報を受信することと、
前記リクエスト情報に応答することを含む、請求項3に記載の方法。
【請求項7】
前記リクエスト情報に応答することは、
前記対向端機器とのサイドリンク接続の確立を拒否すること、又は
前記対向端機器とのサイドリンク接続を確立することを含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
伝送配置を行うことは、
前記サイドリンクの伝送の接続を確立する時、又は、前記サイドリンクによってデータが伝送される時、第1のターゲットサービス品質情報及び/又は無線リソース情報に基づき、前記サイドリンクの伝送に使用される関連情報を特定することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
伝送配置を行うことは、
前記サイドリンクの伝送の異なる伝送モードの間で伝送配置を行うこと、
前記サイドリンクの伝送の異なる送受信ビームの間で伝送配置を行うこと、
前記サイドリンクの伝送の異なる伝送タイプの間で伝送配置を行うこと、
前記サイドリンクの伝送の異なるリソースプールの間で伝送配置を行うこと、
前記サイドリンクの伝送の異なる業務の間で伝送配置を行うこと、及び
前記サイドリンクの伝送の異なる接続状態で伝送配置を行うこと、のうちの少なく1つ
を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項10】
端末機器であって、
前記端末機器の最大処理能力情報及び/又は最大割り当て可能なリソース情報を含む、サイドリンクの伝送の関連情報を取得するための取得モジュールと、
伝送配置を行うための伝送配置モジュールとを含み、
前記伝送配置を行うことは、
前記サイドリンクの伝送の接続を確立する時、前記サイドリンクの伝送に使用される前記関連情報をネゴシエーションすることをさらに含み、
前記関連情報は、前記端末機器が単位時間内にモニタリング又は検出される、セカンダリリンク制御情報SCI、制御チャネル及び制御チャネル候補のうちの少なくとも1つを含むターゲット情報と、前記端末機器にサポートされる送受信アンテナの数と、のうちの少なくとも1つを含む端末機器。
【請求項11】
前記関連情報は、前記端末機器にサポートされるハイブリッド自動再送リクエストHARQエンティティの数、HARQプロセスの数と、伝送モードと、ソフトバッファサイズ、処理をサポートするデータレート、送信パワーと、送受信搬送波の数と、送受信ビームの数と、送受信リソースプールの数、サイドリンク接続の数と、モニタリング又は復調されるサブ搬送波幅SCSの数、のうちの少なくとも1つを含む、請求項10に記載の端末機器。
【請求項12】
伝送配置を行うことは、
前記サイドリンクによってデータが伝送される時、前記サイドリンクの伝送に使用される関連情報を割り当てること、及び
前記サイドリンクの伝送の接続中に、前記サイドリンクの伝送に使用される関連情報を管理すること、のうちの少なくとも1つを含む、請求項10に記載の端末機器。
【請求項13】
ネットワーク機器が伝送配置又はスケジューリングを行うように、前記関連情報を前記ネットワーク機器に送信し、又は
ターゲット端末機器が伝送配置又はスケジューリングを行うように、前記関連情報を前記ターゲット端末機器に送信するための送信モジュールをさらに含む、請求項10に記載の端末機器。
【請求項14】
制御機器であって、
端末機器の最大処理能力情報及び/又は最大割り当て可能なリソース情報を含む、サイドリンクの伝送の関連情報を受信するための受信モジュールと、
前記端末機器に対して伝送配置又はスケジューリングを行うための伝送配置モジュールとを含み、
前記伝送配置を行うことは、
前記サイドリンクの伝送の接続を確立する時、前記サイドリンクの伝送に使用される前記関連情報をネゴシエーションすることをさらに含み、
前記関連情報は、前記端末機器が単位時間内にモニタリング又は検出される、セカンダリリンク制御情報SCI、制御チャネル及び制御チャネル候補のうちの少なくとも1つを含むターゲット情報と、前記端末機器にサポートされる送受信アンテナの数と、のうちの少なくとも1つを含む、制御機器。
【請求項15】
前記関連情報は、前記端末機器にサポートされるハイブリッド自動再送リクエストHARQエンティティの数、HARQプロセスの数と、伝送モードとソフトバッファサイズ、処理をサポートするデータレート、送信パワーと、送受信搬送波の数と、送受信ビームの数と、送受信リソースプールの数、サイドリンク接続の数と、モニタリング又は復調されるサブ搬送波幅SCSの数、のうちの少なくとも1つを含む、請求項14に記載の制御機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2018年9月27日に中国で提出された中国特許出願番号No.201811133475.2の優先権を主張しており、同出願の内容の全ては、ここに参照として取り込まれる。
本開示の実施例は、通信分野に関し、特に、サイドリンク(SideLink、SL、又は、二次リンク、側リンク、辺リンクなどとも呼ばれる)の能力及びリソースの割り当てのための方法、端末機器及び制御機器に関する。
【背景技術】
【0002】
ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)システムは、サイドリンクの伝送をサポートし、すなわち、端末機器の間は、物理レイヤ上でデータ伝送を直接行うことができる。LTE SLは、ブロードキャストに基づいて通信を行うものであり、車車間・路車間通信(vehicle to everything、V2X)をサポートする基礎的なセキュリティ類通信に用いることができるが、他のものより高いレベルのV2X業務に適用されない。
【0003】
新規無線又はニューラジオ(New Radio、NR)と呼ばれるシステムは、例えばユニキャスト、マルチキャスト又はグループキャストなどの、より先進的SL伝送設計をサポートしようとすることにより、より全面的な業務タイプをサポートすることができる。NR SLシステムにおいて、端末機器は、複数の対向端機器とのSL接続の確立をサポートするが、関連技術には、SL伝送の能力及びリソースの割り当てに関する方案が提供されていない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示の実施例の目的は、サイドリンクSLの能力及びリソースの割り当てのための方法、端末機器及び制御機器を提供し、サイドリンクの伝送時、端末機器の処理能力又はリソースを割り当てるために用いられる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1の態様によれば、端末機器によって実行される、サイドリンクの能力及びリソースの割り当てのための方法を提供する。前記方法は、前記端末機器の最大処理能力情報及び/又は最大割り当て可能なリソース情報を含む、サイドリンクの伝送の関連情報を取得すること、および伝送配置を行うことを含む。
【0006】
第2の態様によれば、制御機器によって実行されるサイドリンクの能力及びリソースの割り当てのための方法を提供する。前記方法は、端末機器の最大処理能力情報及び/又は最大割り当て可能なリソース情報を含む、サイドリンクの伝送の関連情報を受信すること、および前記端末機器に対して伝送配置又はスケジューリングを行うことを含む。
【0007】
第3の態様によれば、端末機器を提供する。前記端末機器の最大処理能力情報及び/又は最大割り当て可能なリソース情報を含む、サイドリンクの伝送の関連情報を取得するための取得ジュールと、伝送配置を行うための伝送配置モジュールとを含む。
【0008】
第4の態様によれば、制御機器を提供する。端末機器の最大処理能力情報及び/又は最大割り当て可能なリソース情報を含む、サイドリンクの伝送の関連情報を受信するための受信モジュールと、前記端末機器に対して伝送配置又はスケジューリングを行うための伝送配置モジュールとを含む。
【0009】
第5の態様によれば、端末機器を提供する。この端末機器は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されており、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラムとを含み、前記プログラムが前記プロセッサによって実行される時、第1の態様に記載のサイドリンクの能力及びリソースの割り当てのための方法のステップを実現する。
【0010】
第6の態様によれば、制御機器を提供する。この制御機器は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されており、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラムとを含み、前記プログラムが前記プロセッサによって実行される時、第2の態様に記載のサイドリンクの能力及びリソースの割り当てのための方法のステップを実現する。
【0011】
第7の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。前記コンピュータ可読記憶媒体にはプログラムが記憶されており、前記プログラムがプロセッサによって実行される時、第1の態様又は第2の態様に記載のサイドリンクの能力及びリソースの割り当てのための方法のステップを実現する。
【発明の効果】
【0012】
本開示の実施例によるサイドリンクの能力及びリソースの割り当てのための方法、端末機器及び制御機器は、端末機器の最大処理能力情報及び/又は最大割り当て可能なリソース情報を取得し、且つ伝送配置を行うことができ、サイドリンクの伝送時、端末機器の処理能力又はリソースを割り当てることができ、それにより通信の効率性を向上させることができる。
【0013】
ここで示された添付図面は、本開示へのさらなる理解を提供するために使用され、本開示の一部を構成する。本開示の例示的な実施例及びその説明は、本開示を解釈するために用いられ、本開示への不適切な限定を構成するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本開示の一実施例によるサイドリンクの能力及びリソースの割り当てのための方法の概略フローチャートである。
図2】本開示の別の実施例によるサイドリンクの能力及びリソースの割り当てのための方法の概略フローチャートである。
図3】本開示の一実施例による端末機器の構造概略図である。
図4】本開示の一実施例による制御機器の構造概略図である。
図5】本開示の別の実施例による端末機器の構造概略図である。
図6】本開示の別の実施例によるネットワーク機器の構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本開示の目的、技術案及び利点をより明確にするために、以下では、本開示の具体的な実施例及び相応な添付図面を結び付けて、本開示の技術案を明確かつ完全に記述する。明らかに、記述された実施例は、本開示の一部の実施例に過ぎず、全ての実施例ではない。本開示における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を払わない前提で得られたすべての他の実施例は、いずれも本開示の保護範囲に属する。
【0016】
理解すべきことは、本開示の実施例の技術案は、例えば、グローバルモバイル通信システム(Global System of Mobile communication、GSM)システム、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、CDMA)システム、広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access、WCDMA)システム、ジェネラルパケット無線サービス(General Packet Radio Service、GPRS)、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)システム、LTE周波数分割デュプレックス(Frequency Division Duplex、FDD)システム、LTE時分割デュプレックス(Time Division Duplex、TDD)システム、汎用移動通信システム(Universal Mobile Telecommunication System、UMTS)、又はワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロウェーブアクセス(Worldwide Interoperability for Microwave Access、WiMAX)通信システム、5Gシステム、又は新規無線(New Radio、NR)システム、又は後続の進化型通信システムのような様々な通信システムに用いることができることである。
【0017】
本開示の実施例では、端末機器は、モバイルステーション(Mobile Station、MS)、モバイル端末(Mobile Terminal)、携帯電話(Mobile Telephone)、ユーザ機器(User Equipment、UE)、ハンドセット(handset)及び携帯機器(portable equipment)、車両(vehicle)などを含んでもよいが、それらに限定されない。この端末機器は、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、RAN)を介して1つ又は複数のコアネットワークと通信することができ、例えば、端末機器は、携帯電話(又は「セルラ」電話と呼ばれる)、無線通信機能を有するコンピュータなどであってもよく、端末機器は、携帯型、ポケット型、ハンドヘルド型、コンピュータ内蔵型、又は車載型のモバイル装置であってもよい。
【0018】
本開示の実施例では、ネットワーク機器は、無線アクセスネットワークに配置されている、端末機器に無線通信機能を提供するための装置である。前記ネットワーク機器は、基地局であってもよく、前記基地局は、様々な形式のマクロ基地局、マイクロ基地局、中継局、アクセスポイント等を含んでもよい。異なる無線アクセス技術が採用されるシステムでは、基地局機能を持つ機器の名称は、異なる可能性がある。例えば、LTEネットワークでは、進化的ノードB(Evolved NodeB、eNB又はeNodeB)と呼ばれるが、第3世代(3rd Generation、3G)ネットワークでは、ノードB(Node B)と呼ばれるが、又は後続の進化型通信システムでは、ネットワーク機器と呼ばれるが、これらの用語は制限を構成しない。
【0019】
図1に示すように、本開示の一実施例は、端末機器によって実行可能な、サイドリンクの能力及びリソースの割り当てのための方法100を提供する。この方法は、以下のステップを含む。
【0020】
S102:前記端末機器の最大処理能力情報及び/又は最大割り当て可能なリソース情報を含む、サイドリンクの伝送の関連情報を取得する。
【0021】
選択的に、上記関連情報は、
端末機器によってサポートされるハイブリッド自動再送リクエスト(Hybrid Automatic Repeat Request、HARQ)エンティティの数、
端末機器によってサポートされるHARQプロセスの数、
端末機器のソフトバッファサイズ、
端末機器によって単位時間内にモニタリング又は検出可能なターゲット情報(セカンダリリンク制御情報(Sidelink Control Information、SCI)、制御チャネル及び制御チャネル候補のうちの少なくとも1つを含む)、
端末機器によって処理がサポートされるデータレート、
端末機器の送信パワー、
端末機器によってサポートされる送受信搬送波の数(具体的には、端末機器によってサポートされる送信搬送波の数及び/又は受信搬送波の数であってもよく、後にも同様である)、
端末機器によってサポートされる送受信アンテナの数(具体的には、端末機器によってサポートされる送信アンテナの数及び/又は受信アンテナの数であってもよく、後にも同様である)、
端末機器によってサポートされる送受信ビームの数(具体的には、端末機器によってサポートされる送信ビームの数及び/又は受信ビームの数であってもよく、後にも同様である)、
端末機器によってサポートされる送受信リソースプールの数(具体的には、端末機器によってサポートされる送信リソースプールの数及び/又は受信リソースプールの数であってもよく、後にも同様である)、
端末機器によってサポートされる伝送モード(例えば、端末機器によってサポートされるLTE SL及び/又はNR SL)、
端末機器によってサポートされるサイドリンク接続の数、及び
端末機器によって単位時間内にモニタリング又は復調可能なサブ搬送波幅(Subcarrier Spacing、SCS)の数など、のうちの少なくとも一つを含む。
【0022】
S104:伝送配置を行う。
【0023】
選択的に、このステップは、具体的には、上記関連情報に基づいて伝送配置を行ってもよく、すなわち、端末機器は、その最大処理能力情報及び/又は最大割り当て可能なリソース情報に基づいて伝送配置を行ってもよい。端末機器は、上記関連情報を考慮することなく、直接にサイドリンクの伝送に対して伝送配置を行ってもよい。
【0024】
ステップS104では、伝送配置を行う時、具体的には、
1)サイドリンクの伝送の異なる伝送タイプの間で伝送配置を行い、例えば、端末機器がブロードキャスト、マルチキャスト/グループキャスト、又はユニキャストなどのような異なる伝送タイプの間で処理能力及びリソースを割り当てること、
2)サイドリンクの伝送の異なるリソースプールの間で伝送配置を行い、上記異なるリソースプールは、例えばデフォルト/初期/第1のリソースプール、exceptionalリソースプール、専用リソースプールなどを含み、端末機器は、異なるリソースプールの間で処理能力及びリソースを割り当てることができること、
3)サイドリンクの伝送の異なる業務の間で伝送配置を行い、上記異なる業務は、例えば、セキュリティ類業務、基礎的なV2X業務、アドバンストV2X業務、周期的及び非周期的業務などを含み、端末機器は、異なる業務の間で処理能力及びリソースを割り当てることができること、
4)サイドリンクの伝送の異なる接続状態で伝送配置を行い、例えば、端末機器がサイドリンクの伝送(ユニキャスト又はグループキャスト)の接続を確立する時、このサイドリンク接続によって割り当てられる処理能力及びリソースをネゴシエーションし、また例えば、端末機器は、サイドリンクによってデータが伝送される時、このサイドリンクの伝送に使用される能力及びリソースを割り当て、さらに例えば、端末機器は、サイドリンクの伝送の接続中に、サイドリンクの伝送に使用される処理能力及びリソースを管理し、上記異なる接続状態で配置を行うことは、異なるユニキャスト接続の間で伝送配置を行うことを含むこと、
5)サイドリンクの伝送の異なる伝送モードの間で伝送配置を行い、例えば、端末機器がLTEとNRとの間で処理能力及びリソースを割り当てること、及び
6)サイドリンクの伝送の異なる送受信ビームの間で伝送配置を行い、例えば、端末機器が異なるビームにおいて処理能力及びリソースを割り当て、これらの処理能力及びリソースは、具体的には、送受信搬送波の数、モニタリング又は検出されるターゲット情報の数又はパワーなどであってもよいこと、のうちの少なく1つを採用してもよい。
【0025】
上記異なる伝送タイプ及び/又は異なる接続状態の伝送に使用される関連情報における能力及びリソースは、前記端末機器の最大処理能力情報及び最大割り当て可能なリソース情報を超えない。
【0026】
本開示の実施例は、前記ステップS104の1つの具体的な実施形態をここで示した。理解すべきことは、ステップS104は、他の方式で実現されてもよく、本開示の実施例はそれを限定しないことである。
【0027】
本開示の実施例によるサイドリンクの能力及びリソースの割り当てのための方法は、端末機器の最大処理能力情報及び/又は最大割り当て可能なリソース情報を取得し、且つ伝送配置を行うことができ、サイドリンクの伝送時、端末機器の処理能力又はリソースを割り当てることができ、それにより通信の有効性を向上させることができる。
【0028】
それとともに、本開示の実施例によるサイドリンクの能力及びリソースの割り当てのための方法は、端末機器の処理能力及びリソースを柔軟かつ動的に割り当てることができ、複数の先進的なSL伝送モードをサポートするとともに、端末機器の実現の複雑さ及び機器のコストを低減させることができる。
【0029】
上記端末機器の実現の複雑さ及び機器のコストの低減に対して、関連技術では、ネットワーク機器と端末機器との間のUuインターフェース(すなわち、downlinkとuplink)で、1つの端末機器は、1つのネットワーク機器とのユニキャスト接続を確立するだけでよい。したがって、1つの搬送波又はセル上で1つのHARQエンティティ(HARQ entity)を確立するだけでよい。単一のHARQエンティティは、最大16個のプロセスをサポートするため、端末機器は、相応なソフトバッファ(soft buffer)サイズを保留する必要がある。LTE SLは、ブロードキャスト通信に基づくものであり、端末機器は、物理レイヤでポイントツーポイント接続を確立しておらず、1つの搬送波で1つのHARQエンティティを確立するだけでよい。端末機器がSLで通信又は伝送を行う時、単一のHARQエンティティは、最大8つのプロセスをサポートする。NR SLシステムにおいて、端末機器が他の複数の端末機器とのユニキャスト又はグループキャスト/マルチキャスト接続の確立をサポートする場合、関連技術に従って、端末機器は、相応なサービス品質(Quality of Service、QoS)要件を満たすことを確保するために、接続ごとにリソースを保留する必要がある。Uuインターフェースと比べて、これは、端末機器の実現の複雑さとコストを大幅に向上させる。本開示の実施例によるサイドリンクの能力及びリソースの割り当てのための方法は、端末機器の処理能力及びリソースを柔軟かつ動的に割り当てることができ、複数の先進的なSL伝送モードをサポートするとともに、端末機器の実現の複雑さ及び機器のコストを低減させることができる。
【0030】
本開示の実施例によるサイドリンクの能力及びリソースの割り当てのための方法は、特定の公共セキュリティ事務(例えば火災場所又は地震などの災害場所での緊急通信)、又は車車間・路車間通信(vehicle to everything、V2X)通信などに適用される。車車間・路車間通信には、例えば、基礎的なセキュリティ類通信、アドバンスト(自動)運転、編隊、センサ拡張及びアドバンストV2X業務などの様々な業務が含まれている。
【0031】
本開示の実施例によるサイドリンクの能力及びリソースの割り当てのための方法は、802.11p、専用短距離通信(Dedicated Short Range Communications、DSRC)などのシステムに適用できるだけでなく、さらに後続の進化型システムに適用できる。
【0032】
選択的に、上記実施例のS102において、サイドリンクの伝送の関連情報を取得すると、端末機器は、ネットワーク機器が伝送配置又はスケジューリングを行うように、上記関連情報をネットワーク機器に送信してもよい。
【0033】
又は、端末機器は、前記ターゲット端末機器が伝送配置又はスケジューリングを行うように、前記関連情報をターゲット端末機器に送信してもよい。
【0034】
選択的に、上記実施例のステップS104における、伝送配置を行うことは、
サイドリンクの伝送の接続を確立する時、サイドリンクの伝送に使用される関連情報をネゴシエーションすること、
サイドリンクによってデータが伝送される時、サイドリンクの伝送に使用される関連情報を割り当てること、及び
サイドリンクの伝送の接続中に、サイドリンクの伝送に使用される関連情報を管理すること、のうちの少なく1つを含む。
【0035】
ここで言及された伝送配置方式は、主に伝送配置を行う実行タイミングを説明するものであり、前文の実施例において言及された1)-6)の計6つの伝送配置方式と自由に組み合わせることができる。
【0036】
選択的に、上述した、サイドリンクの伝送に使用される関連情報をネゴシエーションすることは、サイドリンクの伝送に使用される関連情報を送信することを含む。例えば、端末機器は、サイドリンクの伝送を確立するリクエスト情報を発起する時、このサイドリンクと最大の処理能力及びリソースとの接続を推奨する。具体的には、上記リクエスト情報には、端末機器によって推奨される、このサイドリンクと最大の処理能力及びリソースとの接続が含まれてもよい。これにより、上記端末機器の対向端機器は、リクエスト情報を受信すると、その関連情報に基づき、上記リクエスト情報を承認してもよく、又は、その関連情報の利用可能な値が足りない場合、この接続に対応する最大の処理能力及びリソースをネゴシエーションし、又は上記リクエスト情報を拒否してもよい。
【0037】
選択的に、上述した、サイドリンクの伝送に使用される関連情報をネゴシエーションすることは、対向端機器によって推奨される、サイドリンクの伝送に使用される関連情報を含む、サイドリンクの伝送を確立するためのリクエスト情報を受信すること、およびこのリクエスト情報に応答することをさらに含んでもよい。
【0038】
具体的には、端末機器は、対向端機器のリクエスト情報に応答する時、この接続に対応する最大の処理能力及びリソースをネゴシエーション、フィードバック、又は応答することができる。上述した、リクエスト情報に応答することは、前記対向端機器とのサイドリンク接続を確立すること、又は、端末機器の関連情報の利用可能な値が足りない場合、前記対向端機器とのサイドリンク接続の確立を拒否することを含む。
【0039】
選択的に、上記実施例のステップS104における、伝送配置を行うことは、サイドリンクの伝送の接続を確立する時、又は、前記サイドリンクによってデータが伝送される時、第1のターゲットサービス品質(Quality of Service、QoS)情報及び/又は無線リソース情報に基づき、サイドリンクの伝送に使用される関連情報を特定することを含む。上記無線リソース情報は、例えば、チャネル占有率、無線チャネル干渉などを含む。
【0040】
選択的に、上述した、サイドリンクの伝送に使用される関連情報を管理することは、サイドリンクの伝送に使用される関連情報の全てをアクティブ化又は非アクティブ化すること、又は、前記サイドリンクの伝送に使用される関連情報における一部をアクティブ化又は非アクティブ化することを含む。それによって、端末機器は、複数の接続の間で処理能力及びリソースを動的に共有することができる。
【0041】
選択的に、上述した、サイドリンクの伝送に使用される関連情報を管理することは、サイドリンクの伝送に使用される関連情報を再割り当て又は再ネゴシエーションすることをさらに含んでもよい。具体的には、端末機器は、業務需要情報及び第2のターゲットサービス品質情報QoSのうちの少なくとも1つに基づき、サイドリンクの伝送に使用される関連情報を再割り当て又は再ネゴシエーションすることができる。具体的には、端末機器は、より多くの処理能力及びリソースをリクエストすることができる。
【0042】
本開示によるサイドリンクの能力及びリソースの割り当てのための方法を詳細に説明するために、以下では、3つの具体的な実施例を結び付けて説明する。
【0043】
実施例1:
UE1は、サイドリンクの伝送の関連情報を取得することにより、最大32個のHARQプロセスをサポートし、単位時間内に最大40個の制御チャネルの検出をサポートすることを決定する。
【0044】
UE2は、サイドリンクの伝送の関連情報を取得することにより、最大16個のHARQプロセスをサポートし、単位時間内に最大10個の制御チャネルの検出をサポートすることを決定する。
【0045】
選択的に、伝送配置を行う時、UE1とUE2は、ブロードキャストのためにそれぞれ2つのHARQプロセスを割り当ててもよい。
【0046】
選択的に、伝送配置を行う時、UE1とUE2は、グループキャストのためにそれぞれ2つのHARQプロセスを割り当ててもよい。
【0047】
選択的に、伝送配置を行う時、UE1とUE2は、SLユニキャスト接続を確立し、且つサービス品質QoSに基づき、処理能力及びリソースの割り当てをネゴシエーションしてもよい。具体的には以下のとおりである。
【0048】
a)UE1は、リクエスト情報をUE2に送信して、SLユニキャスト接続の確立をリクエストしてもよい。このリクエスト情報は、使用が推奨されるHARQプロセス及び制御チャネルの検出数を含み、例えば、UE1は、16個のHARQプロセス及び20個の制御チャネルの検出数を使用することを推奨する。
【0049】
b)UE2は、UE1のリクエスト情報に応答し、HARQプロセスが8つとなり(例えば、UE2が現在では、すでに他のUEとのユニキャスト接続を確立しているためである)及び制御チャネルの検出数が4つとなるようにネゴシエーションすることにより、UE1がUE2とのSLユニキャスト接続を確立するHARQプロセスは、8つとなり、制御チャネルの検出数は、4つとなる。
【0050】
選択的に、UE1とUE2の後続の伝送時、QoSが変更した(例えば、アプリケーションレイヤの業務に必要がある)ため、UE2は、UE1へ、サイドリンク接続によって割り当てられる処理能力及びリソースの再割り当て又は再ネゴシエーションを発起してもよい。例えば、UE2は、HARQプロセスを12個に修正することをリクエストする。それに応じて、UE1は、UE2の修正リクエストを承認してもよい。
【0051】
本開示の実施例によるサイドリンクの能力及びリソースの割り当てのための方法は、端末機器の処理能力及びリソースを柔軟かつ動的に割り当てることができ、複数の先進的なSL伝送モードをサポートするとともに、端末機器の実現の複雑さ及び機器のコストを低減させることができる。
【0052】
なお、本実施例1では、HARQプロセスと制御チャネルの検出数のみを例として端末機器の処理能力及びリソースを説明するが、端末機器の他の処理能力及びリソースについても同様に適用される。
【0053】
実施例2:
UE1は、サイドリンクの伝送の関連情報を取得することにより、最大32個のHARQプロセスをサポートし、単位時間内に最大40個の制御チャネルの検出をサポートすることを決定する。
UE2は、サイドリンクの伝送の関連情報を取得することにより、最大8個のHARQプロセスをサポートし、単位時間内に最大10個の制御チャネルの検出をサポートすることを決定する。
【0054】
選択的に、UE1とUE2は、ネットワーク機器が伝送配置又はスケジューリングを行うように、そのサポートされるSL HARQプロセスの数及び制御チャネルの検出数をネットワーク機器に報告してもよい。
【0055】
例えば、UE1は、UE2とのSLユニキャスト接続を確立するようにリクエストするリクエスト情報をネットワーク機器に送信してもよい。
【0056】
ネットワーク機器は、SLの送受信のために、UE1とUE2に対してリソースを割り当て且つスケジューリングして、UE1とUE2の最大処理能力及びリソースを超えないことを確保する。
【0057】
具体的には、例えば、ネットワーク機器によってUE1とUE2に対して割り当てられるパラレル伝送HARQプロセスは、UE1とUE2によってサポートされる最大のHARQプロセスの数を超えず、UE1とUE2によってモニタリングされるSL制御チャネル数は、そのサポートされる最大の制御チャネルの検出数を超えない。
【0058】
本開示の実施例によるサイドリンクの能力及びリソースの割り当てのための方法は、端末機器の処理能力及びリソースを柔軟かつ動的に割り当てることができ、複数の先進的なSL伝送モードをサポートするとともに、端末機器の実現の複雑さ及び機器のコストを低減させることができる。
【0059】
なお、本実施例2では、HARQプロセスと制御チャネルの検出のみを例として端末機器の処理能力及びリソースを説明するが、端末機器の他の処理能力及びリソースについても同様に適用される。
【0060】
また、本実施例2は、ネットワーク機器をスケジューリングノードとする。実施例2は、別のUE(UE3)がUE1とUE2に対してリソースの割り当てとスケジューリングを行うシナリオにも適用される。
【0061】
実施例3:
UE1は、サイドリンクの伝送の関連情報を取得することにより、最大32個のHARQプロセスをサポートし、単位時間内に最大40個の制御チャネルの検出をサポートすることを決定する。
【0062】
UE2は、サイドリンクの伝送の関連情報を取得することにより、最大16個のHARQプロセスをサポートし、単位時間内に最大20個の制御チャネルの検出をサポートすることを決定する。
【0063】
選択的に、伝送配置を行う時、UE1とUE2は、SLユニキャスト接続を確立し、且つQoSに基づき、処理能力及びリソースの割り当てをネゴシエーションし、このユニキャスト接続には、16個のHARQプロセス及び16個の制御チャネルの検出数が割り当てられている。
【0064】
選択的に、UE2は、そのHARQプロセスの数及び/又は制御チャネルの検出数を動的に調整してもよい。例えば、UE2は、4つのHARQプロセス及び4つの制御チャネルの検出数を非アクティブ化し、他のブロードキャスト伝送のために一時的に割り当ててもよい。
【0065】
選択的に、後続のUE2は、このユニキャスト接続の4つのHARQプロセス及び4つの制御チャネルの検出数を再アクティブ化してもよい。
【0066】
本開示の実施例によるサイドリンクの能力及びリソースの割り当てのための方法は、端末機器の処理能力及びリソースを柔軟かつ動的に割り当てることができ、複数の先進的なSL伝送モードをサポートするとともに、端末機器の実現の複雑さ及び機器のコストを低減させることができる。
【0067】
なお、本実施例3では、HARQプロセスと制御チャネルの検出のみを例として端末機器の処理能力及びリソースを説明するが、端末機器の他の処理能力及びリソースについても同様に適用される。
【0068】
図2に示すように、本開示の一実施例は、サイドリンクの能力及びリソースの割り当てのための方法200を提供する。この方法は、制御機器によって実行されてもよい。本開示の実施例に言及された制御機器は、具体的には、ネットワーク機器であってもよく、端末機器であってもよく、この実施例は、以下のようなステップを含む。
S202:端末機器の最大処理能力情報及び/又は最大割り当て可能なリソース情報を含む、サイドリンクの伝送の関連情報を受信する。
上記関連情報は、図1に示された実施例に言及された端末機器に由来してもよい。
S204:前記端末機器に対して伝送配置又はスケジューリングを行う。
そのうち、割り当てられ又はスケジューリングされるリソースは、端末機器によって最大にサポートされる処理能力及びリソースを超えない。
【0069】
本開示の実施例の他の説明については、端末機器側の記述を参照してもよく、前文の実施例2を参照してもよい。
【0070】
本開示の実施例によるサイドリンクの能力及びリソースの割り当てのための方法は、端末機器の最大処理能力情報及び/又は最大割り当て可能なリソース情報を取得し、且つ伝送配置を行うことができ、サイドリンクの伝送時、端末機器の処理能力又はリソースを割り当てることができ、それにより通信の有効性を向上させることができる。
【0071】
選択的に、上記関連情報は、
端末機器によってサポートされるHARQエンティティの数、
端末機器によってサポートされるHARQプロセスの数、
端末機器のソフトバッファサイズ、
端末機器によって単位時間内にモニタリング又は検出可能なターゲット情報(セカンダリリンク制御情報(Sidelink Control Information、SCI)、制御チャネル及び制御チャネル候補のうちの少なくとも1つを含む)、
端末機器によって処理がサポートされるデータレート、
端末機器の送信パワー、
端末機器によってサポートされる送受信搬送波の数、
端末機器によってサポートされる送受信アンテナの数、
端末機器によってサポートされる送受信ビームの数、
端末機器によってサポートされる送受信リソースプールの数、
端末機器によってサポートされる伝送モード(例えば、端末機器によってサポートされるLTE SL及び/又はNR SL)、
端末機器によってサポートされるサイドリンク接続の数、及び
端末機器によって単位時間内にモニタリング又は復調可能なサブ搬送波幅SCSの数など、のうちの少なくとも1つを含む。
【0072】
以上では、図1図2を結び付けて本開示の実施例によるサイドリンクの能力及びリソースの割り当てのための方法を詳細に説明した。以下では、図3を結び付けて本開示の実施例による端末機器を詳細に説明する。
【0073】
図3は、本開示の実施例による端末機器の構造概略図である。図3に示すように、端末機器300は、
前記端末機器の最大処理能力情報及び/又は最大割り当て可能なリソース情報を含む、サイドリンクの伝送の関連情報を取得するために用いることができる取得モジュール302と、
伝送配置を行うために用いることができる伝送配置モジュール304とを含む。
【0074】
本開示の実施例による端末機器は、その最大処理能力情報及び/又は最大割り当て可能なリソース情報を取得し、且つ伝送配置を行うことができ、サイドリンクの伝送時、処理能力又はリソースを割り当てることができ、それにより通信の有効性を向上させることができる。
【0075】
本開示の実施例による端末機器は、端末機器の処理能力及びリソースを柔軟かつ動的に割り当てることができ、複数の先進的なSL伝送モードをサポートするとともに、端末機器の実現の複雑さ及び機器のコストを低減させることができる。
【0076】
選択的に、一実施例として、上記関連情報は、
端末機器によって処理がサポートされるデータレート、
端末機器の送信パワー、
端末機器によってサポートされる送受信搬送波の数、
端末機器によってサポートされる送受信アンテナの数、
端末機器によってサポートされる送受信ビームの数、
端末機器によってサポートされる送受信リソースプールの数、
端末機器によってサポートされる伝送モード(例えば、端末機器によってサポートされるLTE SL及び/又はNR SL)、
端末機器によってサポートされるサイドリンク接続の数、及び
端末機器によって単位時間内にモニタリング又は復調可能なサブ搬送波幅SCSの数など、のうちの少なくとも1つを含む。
【0077】
選択的に、一実施例として、伝送配置モジュール304が伝送配置を行うことは、
前記サイドリンクの伝送の異なる伝送タイプの間で伝送配置を行い、例えば、端末機器がブロードキャスト、マルチキャスト/グループキャスト、又はユニキャストなどのこれらの異なる伝送タイプの間で処理能力及びリソースを割り当てること、
前記サイドリンクの伝送の異なるリソースプールの間で伝送配置を行い、上記異なるリソースプールは、例えばデフォルト/初期/第1のリソースプール、exceptionalリソースプール、専用リソースプールなどを含み、端末機器は、異なるリソースプールの間で処理能力及びリソースを割り当てることができること、
前記サイドリンクの伝送の異なる業務の間で伝送配置を行い、上記異なる業務は、例えば、セキュリティ類業務、基礎的なV2X業務、アドバンストV2X業務、周期的及び非周期的業務などを含み、端末機器は、すなわち異なる業務の間で処理能力及びリソースを割り当てることができること、
前記サイドリンクの伝送の異なる接続状態で伝送配置を行い、例えば、端末機器がサイドリンクの伝送(ユニキャスト又はグループキャスト)の接続を確立する時、このサイドリンク接続によって割り当てられる処理能力及びリソースをネゴシエーションし、また例えば、端末機器は、サイドリンクによってデータが伝送される時、このサイドリンクの伝送に使用される能力及びリソースを割り当て、さらに例えば、端末機器は、サイドリンクの伝送の接続中に、サイドリンクの伝送に使用される処理能力及びリソースを管理し、上記異なる接続状態で配置を行うことは、異なるユニキャスト接続の間で伝送配置を行うことを含むこと、
サイドリンクの伝送の異なる伝送モードの間で伝送配置を行い、例えば、端末機器がLTEとNRとの間で処理能力及びリソースを割り当てること、及び
サイドリンクの伝送の異なる送受信ビームの間で伝送配置を行い、例えば、端末機器が異なるビームにおいて処理能力及びリソースを割り当て、これらの処理能力及びリソースは、具体的には、送受信搬送波の数、モニタリング又は検出されるターゲット情報の数又はパワーなどであってもよいこと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0078】
選択的に、一実施例として、伝送配置モジュール304が伝送配置を行うことは、
前記サイドリンクの伝送の接続を確立する時、前記サイドリンクの伝送に使用される関連情報をネゴシエーションすること、
前記サイドリンクによってデータが伝送される時、前記サイドリンクの伝送に使用される関連情報を割り当てること、及び
前記サイドリンクの伝送の接続中に、前記サイドリンクの伝送に使用される関連情報を管理すること、のうちの少なく1つを含む。
【0079】
選択的に、一実施例として、伝送配置モジュール304が前記サイドリンクの伝送に使用される関連情報をネゴシエーションすることは、
前記サイドリンクの伝送に使用される関連情報を送信することを含む。例えば、端末機器は、サイドリンクの伝送を確立するリクエスト情報を発起する時、このサイドリンクと最大の処理能力及びリソースとの接続を推奨する。具体的には、上記リクエスト情報には、端末機器によって推奨される、このサイドリンクと最大の処理能力及びリソースとの接続が含まれてもよい。これにより、上記端末機器の対向端機器は、リクエスト情報を受信すると、その関連情報に基づき、上記リクエスト情報を承認してもよく、又は、その関連情報の利用可能な値が足りない場合、上記リクエスト情報を拒否してもよい。
【0080】
選択的に、一実施例として、伝送配置モジュール304が前記サイドリンクの伝送に使用される関連情報をネゴシエーションすることは、対向端機器によって推奨される、前記サイドリンクの伝送に使用される関連情報を含む、前記サイドリンクの伝送を確立するためのリクエスト情報を受信すること、および前記リクエスト情報に応答することを含む。
【0081】
具体的には、端末機器は、対向端機器のリクエスト情報に応答する時、この接続に対応する最大の処理能力及びリソースをネゴシエーション、フィードバック、又は応答することができる。上述した、リクエスト情報に応答することは、前記対向端機器とのサイドリンク接続を確立すること、又は、端末機器の関連情報の利用可能な値が足りない場合、前記対向端機器とのサイドリンク接続の確立を拒否することを含む。
【0082】
選択的に、一実施例として、伝送配置モジュール304が前記リクエスト情報に応答することは、
前記対向端機器とのサイドリンク接続の確立を拒否すること、又は
前記対向端機器とのサイドリンク接続を確立することを含む。
【0083】
選択的に、一実施例として、伝送配置モジュール304が伝送配置を行うことは、
前記サイドリンクの伝送の接続を確立する時、又は、前記サイドリンクによってデータが伝送される時、第1のターゲットサービス品質情報及び/又は無線リソース情報に基づき、前記サイドリンクの伝送に使用される関連情報を特定することを含む。上記無線リソース情報は、例えば、チャネル占有率、無線チャネル干渉などを含む。
【0084】
選択的に、一実施例として、伝送配置モジュール304が前記サイドリンクの伝送に使用される関連情報を管理することは、
前記サイドリンクの伝送に使用される関連情報の全てをアクティブ化又は非アクティブ化すること、又は
前記サイドリンクの伝送に使用される関連情報における一部をアクティブ化又は非アクティブ化することを含む。これにより、端末機器は、複数の接続の間で処理能力及びリソースを動的に共有することができる。
【0085】
選択的に、一実施例として、伝送配置モジュール304が前記サイドリンクの伝送に使用される関連情報を管理することは、
前記サイドリンクの伝送に使用される関連情報を再割り当て又は再ネゴシエーションすることを含む。
【0086】
選択的に、一実施例として、伝送配置モジュール304が前記サイドリンクの伝送に使用される関連情報を再割り当て又は再ネゴシエーションすることは、
業務需要情報及び第2のターゲットサービス品質情報のうちの少なくとも1つに基づき、前記サイドリンクの伝送に使用される関連情報を再割り当て又は再ネゴシエーションすることを含む。具体的には、端末機器は、より多くの処理能力及びリソースをリクエストすることができる。
【0087】
選択的に、一実施例として、端末機器200は、送信モジュールをさらに含み、それは、
前記ネットワーク機器が伝送配置又はスケジューリングを行うように、前記関連情報をネットワーク機器に送信し、又は
前記ターゲット端末機器が伝送配置又はスケジューリングを行うように、前記関連情報をターゲット端末機器に送信するために用いることができる。
【0088】
選択的に、一実施例として、異なる前記伝送タイプ及び/又は異なる接続状態で伝送に使用される関連情報における能力及びリソースは、前記端末機器の最大処理能力情報及び最大割り当て可能なリソース情報を超えない。
【0089】
本開示の実施例による端末機器300は、本開示の実施例に対応する方法100のフローを参照してよい。そして、この端末機器300における各ユニット/モジュール及び上記他の操作及び/又は機能は、方法100における相応なフローをそれぞれ実現するためのものである。簡潔にするために、ここでは再度言及しない。
【0090】
図4は、本開示の実施例による制御機器の構造概略図である。図4に示すように、制御機器400は、
端末機器の最大処理能力情報及び/又は最大割り当て可能なリソース情報を含む、サイドリンクの伝送の関連情報を受信するために用いることができる受信モジュール402と、
前記端末機器に対して伝送配置又はスケジューリングを行うために用いることができる伝送配置モジュール404とを含む。
【0091】
そのうち、割り当てられ又はスケジューリングされるリソースは、端末機器によって最大にサポートされる処理能力及びリソースを超えてはならない。
【0092】
本開示の実施例による制御機器は、端末機器の最大処理能力情報及び/又は最大割り当て可能なリソース情報を取得し、且つ伝送配置を行うことができ、サイドリンクの伝送時、端末機器の処理能力又はリソースを割り当てることができ、それにより通信の有効性を向上させることができる。
【0093】
選択的に、一実施例として、上記関連情報は、
端末機器によってサポートされるHARQエンティティの数、
端末機器によってサポートされるHARQプロセスの数、
端末機器のソフトバッファサイズ、
端末機器によって単位時間内にモニタリング又は検出可能なターゲット情報(SCI、制御チャネル及び制御チャネル候補のうちの少なくとも1つを含む)、
端末機器によって処理がサポートされるデータレート、
端末機器の送信パワー、
端末機器によってサポートされる送受信搬送波の数、
端末機器によってサポートされる送受信アンテナの数、
端末機器によってサポートされる送受信ビームの数、
端末機器によってサポートされる送受信リソースプールの数、
端末機器によってサポートされる伝送モード(例えば、端末機器によってサポートされるLTE SL及び/又はNR SL)、
端末機器によってサポートされるサイドリンク接続の数、及び
端末機器によって単位時間内にモニタリング又は復調可能なサブ搬送波幅SCSの数など、のうちの少なくとも1つを含む。
【0094】
本開示の実施例による制御機器400は、本開示の実施例に対応する方法200のフローを参照してよい。そして、この制御機器400における各ユニット/モジュール及び上記他の操作及び/又は機能は、方法200における相応なフローをそれぞれ実現するためのものである。簡潔にするために、ここでは再度言及しない。
【0095】
図5は、本開示の別の実施例による端末機器のブロック図である。図5に示された端末機器500は、少なくとも1つのプロセッサ501と、メモリ502と、少なくとも1つのネットワークインターフェース504と、ユーザインターフェース503とを含む。端末機器500における各コンポーネントは、バスシステム505を介して互いに結合される。理解できることは、バスシステム505は、これらのコンポーネント間の接続通信を実現するために用いられる。バスシステム505は、データバスのほか、電源バスと、制御バスと、状態信号バスとをさらに含む。しかしながら、明確に説明するために、図5には、様々なバスをバスシステム505として記載する。
【0096】
そのうち、ユーザインターフェース503は、ディスプレイ、キーボード、クリックデバイス(例えば、マウス、トラックボール(trackball))、タッチパッド、又はタッチスクリーンなどを含んでもよい。
【0097】
理解すべきことは、本開示の実施例におけるメモリ502は、揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってもよく、又は揮発性メモリと不揮発性メモリの両方を含んでもよいことである。そのうち、不揮発性メモリは、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、プログラマブル読み取り専用メモリ(Programmable ROM、PROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(Erasable PROM、EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(Electrically EPROM、EEPROM)又はフラッシュメモリであってもよい。揮発性メモリは、外部キャッシュとして使用するランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)であってもよい。例示的であるが、限定的ではない説明により、スタティックランダムアクセスメモリ(Static RAM、SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(Dynamic RAM、DRAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchronous DRAM、SDRAM)、ダブルデータレート同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Double Data Rate SDRAM、DDRSDRAM)、拡張型同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Enhanced SDRAM、ESDRAM)、同期接続ダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchlink DRAM、SLDRAM)、及びダイレクトランバスランダムアクセスメモリ(Direct Rambus RAM、DRRAM)のような多くの形式のRAMが使用可能である。本開示の実施例で記述されたシステム及び方法のメモリ502は、これら及び任意の他の適切なタイプのメモリを含むが、それらに限定されないことを意図する。
【0098】
いくつかの実施形態では、メモリ502には、実行可能なモジュール又はデータ構造、又はそれらのサブセット、又は、それらの拡張セット(オペレーティングシステム5021及びアプリケーションプログラム5022)のような要素が記憶されている。
【0099】
そのうち、オペレーティングシステム5021は、様々な基礎的な業務の実現及びハードウェアに基づくタスクの処理のための、フレームワークレイヤ、コアライブラリレイヤ、ドライブレイヤなどの様々なシステムプログラムを含む。アプリケーションプログラム5022は、様々なアプリケーション業務を実現するための、メディアプレーヤ(Media Player)、ブラウザ(Browser)などの様々なアプリケーションプログラムを含む。本開示の実施例の方法を実現するプログラムは、アプリケーションプログラム5022に含まれてもよい。
【0100】
本開示の実施例では、端末機器500は、メモリ502に記憶されており、且つプロセッサ501上で運行できるコンピュータプログラムをさらに含み、コンピュータプログラムがプロセッサ501によって実行される時、方法の実施例100又は方法の実施例200のようなステップを実現する。
【0101】
上記本開示の実施例によって開示された方法は、プロセッサ501に用いられてもよく、又はプロセッサ501によって実現されてもよい。プロセッサ501は、信号の処理能力を有する集積回路チップであってもよい。実現過程において、上記方法の各ステップは、プロセッサ501におけるハードウェアの集積論理回路又はソフトウェアの形式の指令によって完了してもよい。上記プロセッサ501は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor、DSP)、専用集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)又は他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタ論理デバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネントであってもよい。本開示の実施例において開示された各方法、ステップ、及び論理ブロック図を、実現又は実行することができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよく、又は、このプロセッサは、任意の通常のプロセッサなどであってもよい。本開示の実施例に開示された方法を結び付けるステップは、ハードウェア復号プロセッサによって実行されて完了するか、又は、復号プロセッサにおけるハードウェア及びソフトウェアモジュールによって組み合わせて実行されて完了すると直接的に具現化することができる。ソフトウェアモジュールは、ランダムメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラマブル読み取り専用メモリ、又は電気的消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ、レジスタ等の当技術分野で成熟したコンピュータ可読記憶媒体に位置してもよい。このコンピュータ可読記憶媒体は、メモリ502に位置し、プロセッサ501は、メモリ502における情報を読み取り、そのハードウェアを結び付けて上記方法のステップを完了する。具体的には、このコンピュータ可読記憶媒体にはコンピュータプログラムが記憶されており、コンピュータプログラムがプロセッサ501に実行される時、上記方法の実施例100又は方法の実施例200の各ステップを実現する。
【0102】
理解できることは、本開示の実施例に記述されたこれらの実施例は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。ハードウェアの実現に対して、処理ユニットは、1つ又は複数の専用集積回路(Application Specific Integrated Circuits、ASIC)、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processing、DSP)、デジタル信号処理機器(DSP Device、DSPD)、プログラマブル論理機器(Programmable Logic Device、PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field-Programmable Gate Array、FPGA)、汎用プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、本開示に記載の機能を実行するための他の電子ユニット、又はそれらの組み合わせに実現されてもよい。
【0103】
ソフトウェアの実現に対して、本開示の実施例に記載の技術は、本開示の実施例に記載の機能のモジュール(例えば、プロセス、関数など)を実行することによって実現されてもよい。ソフトウェアコードは、メモリに記憶され、且つプロセッサを介して実行されてもよい。メモリは、プロセッサにおいて、又は、プロセッサの外部に実行されてもよい。
【0104】
端末機器500は、前記実施例において端末機器によって実現される様々な過程を実現することができる。重複を避けるために、ここでは再度言及しない。
【0105】
図6は、本開示の実施例に用いられるネットワーク機器の構造図であり、方法の実施例200の詳細を実現し、且つ、同様の効果を達成することができる。図6に示すように、ネットワーク機器600は、プロセッサ601と、送受信機602と、メモリ603と、バスインターフェースとを含み、そのうち、
本開示の実施例では、ネットワーク機器600は、メモリ603に記憶されており、且つプロセッサ601上で運行できるコンピュータプログラムをさらに含み、コンピュータプログラムがプロセッサ601によって実行される時、方法200のステップを実現する。
【0106】
図6では、バスアーキテクチャは、任意の数の相互接続されたバス及びブリッジを含んでもよい。具体的には、プロセッサ601によって代表される1つ又は複数のプロセッサ、及びメモリ603によって代表されるメモリの様々な回路によってリンクされる。バスアーキテクチャは、周辺機器、電圧調整器及びパワー管理回路などの他の様々な回路をリンクしてもよい。それは、当技術分野でよく知っているものであるので、本明細書ではこれ以上記述しない。バスインターフェースは、インターフェースを提供する。送受信機602は、複数のコンポーネントであってもよく、すなわち送信機及び受信機を含んでもよい。伝送媒体で他の様々な装置と通信するためのユニットを提供する。
【0107】
プロセッサ601は、バスアーキテクチャ及び通常の処理を管理する役割を担っており、メモリ603は、プロセッサ601が操作を実行する時に使用するデータを記憶してもよい。
【0108】
本開示の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。コンピュータ可読記憶媒体にはコンピュータプログラムが記憶されており、このコンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、上記方法の実施例100又は方法の実施例200の各過程を実現し、且つ同様の技術的効果を達することができ、重複を避けるために、ここでは再度言及しない。そのうち、前記コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory、ROMと略称される)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAMと略称される)、磁気ディスク又は光ディスクなどである。
【0109】
なお、本明細書における用語である「含む」、「包含する」及びそれらの任意の他の変形は、非排除性の「含む」を意図的にカバーするものであり、それによって、一連の要素を含むプロセス、方法、製品又は装置は、それらの要素を含むだけでなく、明瞭にリストされていない他の要素、又はこのようなプロセス、方法、製品又は装置に固有の他の要素も含む。これ以上の制限がない限り、「・・・を1つ含む」という語句で限定された要素は、この要素を含むプロセス、方法、製品又は装置に別の同一の要素が存在することが排除されていない。
【0110】
以上の実施形態の記述によって、当業者は、上記実施例の方法が、ソフトウェアと必要となる汎用ハードウェアプラットフォームの方式で実現されてもよく、ハードウェアによって実施されてもよいが、多くの場合では、前者の方がより優れた実施形態であることを明確に理解することができる。このような理解に基づき、本開示の技術案は、本質的には、又は従来の技術に寄与する部分は、ソフトウェア製品の形式で具現化することができる。このコンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶されており、端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、空調機、又はネットワーク機器などであってもよい)に本開示の各実施例に記載の方法を実行させるための若干の指令を含む。
【0111】
以上では、添付図面を結び付けて本開示の実施例を記述したが、本開示は、上述した具体的な実施形態に限定されるものではなく、上述した具体的な実施形態は、例示的なものに過ぎず、限定的なものではない。当業者は、本開示の示唆で、本開示の精神及び特許請求の範囲から逸脱することなく、様々な変形を行うことができ、それらは、いずれも本開示の保護範囲内に属する。
図1
図2
図3
図4
図5
図6