IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 維沃移動通信有限公司の特許一覧

<>
  • 特許-登録方法及び電子機器 図1
  • 特許-登録方法及び電子機器 図2
  • 特許-登録方法及び電子機器 図3
  • 特許-登録方法及び電子機器 図4
  • 特許-登録方法及び電子機器 図5
  • 特許-登録方法及び電子機器 図6
  • 特許-登録方法及び電子機器 図7
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-14
(45)【発行日】2024-06-24
(54)【発明の名称】登録方法及び電子機器
(51)【国際特許分類】
   H04L 65/1073 20220101AFI20240617BHJP
【FI】
H04L65/1073
【請求項の数】 14
(21)【出願番号】P 2022555631
(86)(22)【出願日】2021-03-18
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-04-25
(86)【国際出願番号】 CN2021081610
(87)【国際公開番号】W WO2021190397
(87)【国際公開日】2021-09-30
【審査請求日】2022-09-14
(31)【優先権主張番号】202010210089.X
(32)【優先日】2020-03-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】100102532
【弁理士】
【氏名又は名称】好宮 幹夫
(74)【代理人】
【識別番号】100194881
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 俊弘
(74)【代理人】
【識別番号】100215142
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 徹
(72)【発明者】
【氏名】劉 旭
【審査官】中川 幸洋
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第110536409(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第107466033(CN,A)
【文献】特開2001-034435(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 65/1073
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信無線周波数リンクを含み、インターネットプロトコルマルチメディアシステムに接続される電子機器に用いられる登録方法であって、
予め設定されるアプリケーションが前記通信無線周波数リンクを介してデータをダウンロードしている過程で、前記電子機器が前記インターネットプロトコルマルチメディアシステムに登録された残りのオンライン時間長を取得することと、
前記残りのオンライン時間長が第一の予め設定される時間長よりも大きく、且つ第二の予め設定される時間長よりも小さい場合、前記予め設定されるアプリケーションのデータ需要量を取得することであって、前記第一の予め設定される時間長は、前記電子機器がインターネットプロトコルマルチメディアシステムへの再登録を行うために必要な時間長以上であることと、
前記データ需要量が予め設定されるデータ需要量よりも小さい場合、前記通信無線周波数リンクを介してインターネットプロトコルマルチメディアシステムへの再登録を実行することとを含む、登録方法。
【請求項2】
前記電子機器には、第一のユーザ識別カードと第二のユーザ識別カードとが取り付けられ、前記電子機器は、前記第二のユーザ識別カードを介して前記インターネットプロトコルマルチメディアシステムに接続され、前述した、予め設定されるアプリケーションが前記通信無線周波数リンクを介してデータをダウンロードしている過程で、前記電子機器が前記インターネットプロトコルマルチメディアシステムに登録された残りのオンライン時間長を取得することは、
前記予め設定されるアプリケーションが前記第一のユーザ識別カードにより、前記通信無線周波数リンクを介してデータをダウンロードしている過程で、前記第二のユーザ識別カードが前記インターネットプロトコルマルチメディアシステムに登録された残りのオンライン時間長を取得することを含み、
前記第一の予め設定される時間長は、前記第二のユーザ識別カードが前記インターネットプロトコルマルチメディアシステムへの再登録を行うために必要な時間長以上であり、前述した、前記データ需要量が予め設定されるデータ需要量よりも小さい場合、前記通信無線周波数リンクを介してインターネットプロトコルマルチメディアシステムへの再登録を実行することは、
前記データ需要量が前記予め設定されるデータ需要量よりも小さい場合、前記第二のユーザ識別カードが前記通信無線周波数リンクを介してインターネットプロトコルマルチメディアシステムへの再登録を実行するように設置することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前述した、前記データ需要量が前記予め設定されるデータ需要量よりも小さい場合、前記第二のユーザ識別カードが前記通信無線周波数リンクを介してインターネットプロトコルマルチメディアシステムへの再登録を実行するように設置することの前に、
前記第二のユーザ識別カードに対応する、信号対雑音比、信号強度のうちの少なくとも一つを含む信号データを取得することをさらに含み、
前述した、前記データ需要量が前記予め設定されるデータ需要量よりも小さい場合、前記第二のユーザ識別カードが前記通信無線周波数リンクを介してインターネットプロトコルマルチメディアシステムへの再登録を実行するように設置することは、
前記データ需要量が前記予め設定されるデータ需要量よりも小さく、且つ前記信号データが予め設定される信号データよりも大きい場合、前記第二のユーザ識別カードが前記通信無線周波数リンクを介してインターネットプロトコルマルチメディアシステムへの再登録を実行するように設置することを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記電子機器には、第一のユーザ識別カードが取り付けられ、前記電子機器は、前記第一のユーザ識別カードを介して前記インターネットプロトコルマルチメディアシステムに接続され、前述した、予め設定されるアプリケーションが前記通信無線周波数リンクを介してデータをダウンロードしている過程で、前記電子機器が前記インターネットプロトコルマルチメディアシステムに登録された残りのオンライン時間長を取得することは、
前記予め設定されるアプリケーションが前記第一のユーザ識別カードにより、前記通信無線周波数リンクを介してデータをダウンロードしている過程で、前記第一のユーザ識別カードが前記インターネットプロトコルマルチメディアシステムに登録された残りのオンライン時間長を取得することを含み、
前記第一の予め設定される時間長は、前記第一のユーザ識別カードが前記インターネットプロトコルマルチメディアシステムへの再登録を行うために必要な時間長以上であり、前述した、前記データ需要量が予め設定されるデータ需要量よりも小さい場合、前記通信無線周波数リンクを介してインターネットプロトコルマルチメディアシステムへの再登録を実行することは、
前記データ需要量が前記予め設定されるデータ需要量よりも小さい場合、前記第一のユーザ識別カードが前記通信無線周波数リンクを介してインターネットプロトコルマルチメディアシステムへの再登録を実行するように設置することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前述した、前記残りのオンライン時間長が第一の予め設定される時間長よりも大きく、且つ第二の予め設定される時間長よりも小さい場合、前記予め設定されるアプリケーションのデータ需要量を取得することの前に、
前記残りのオンライン時間長が前記第二の予め設定される時間長よりも大きい場合、前記予め設定されるアプリケーションが前記通信無線周波数リンクを介してデータをダウンロードしている過程で、前記電子機器が前記インターネットプロトコルマルチメディアシステムに登録された残りのオンライン時間長を再取得することをさらに含み、
前記残りのオンライン時間長が第一の予め設定される時間長よりも大きく、且つ第二の予め設定される時間長よりも小さい場合、前記予め設定されるアプリケーションのデータ需要量を取得することは、
再取得された前記残りのオンライン時間長が前記第一の予め設定される時間長よりも大きく、且つ前記第二の予め設定される時間長よりも小さい場合、前記予め設定されるアプリケーションのデータ需要量を取得することと、
前記データ需要量が予め設定されるデータ需要量よりも小さい場合、前記通信無線周波数リンクを介してインターネットプロトコルマルチメディアシステムへの再登録を実行することとを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
通信無線周波数リンクを含み、インターネットプロトコルマルチメディアシステムに接続される電子機器であって、
予め設定されるアプリケーションが前記通信無線周波数リンクを介してデータをダウンロードしている過程で、前記電子機器が前記インターネットプロトコルマルチメディアシステムに登録された残りのオンライン時間長を取得するための残りのオンライン時間長取得モジュールと、
前記残りのオンライン時間長が第一の予め設定される時間長よりも大きく、且つ第二の予め設定される時間長よりも小さい場合、前記予め設定されるアプリケーションのデータ需要量を取得するためのデータ需要量取得モジュールであって、前記第一の予め設定される時間長は、前記電子機器がインターネットプロトコルマルチメディアシステムへの再登録を行うために必要な時間長以上であるデータ需要量取得モジュールと、
前記データ需要量が予め設定されるデータ需要量よりも小さい場合、前記通信無線周波数リンクを介してインターネットプロトコルマルチメディアシステムへの再登録を実行するための第一の登録モジュールとを含む、電子機器。
【請求項7】
前記電子機器には、第一のユーザ識別カードと第二のユーザ識別カードとが取り付けられ、前記電子機器は、前記第二のユーザ識別カードを介して前記インターネットプロトコルマルチメディアシステムに接続され、前記残りのオンライン時間長取得モジュールは、
前記予め設定されるアプリケーションが前記第一のユーザ識別カードにより、前記通信無線周波数リンクを介してデータをダウンロードしている過程で、前記第二のユーザ識別カードが前記インターネットプロトコルマルチメディアシステムに登録された残りのオンライン時間長を取得するための第一の残りのオンライン時間長取得ユニットを含み、
前記第一の予め設定される時間長は、前記第二のユーザ識別カードが前記インターネットプロトコルマルチメディアシステムへの再登録を行うために必要な時間長以上であり、前記第一の登録モジュールは、
前記データ需要量が前記予め設定されるデータ需要量よりも小さい場合、前記第二のユーザ識別カードが前記通信無線周波数リンクを介してインターネットプロトコルマルチメディアシステムへの再登録を実行するように設置するための第一の登録ユニットを含む、請求項6に記載の電子機器。
【請求項8】
前記第二のユーザ識別カードに対応する、信号対雑音比、信号強度のうちの少なくとも一つを含む信号データを取得するための信号データ取得モジュールをさらに含み、
前記第一の登録ユニットは、
前記データ需要量が前記予め設定されるデータ需要量よりも小さく、且つ前記信号データが予め設定される信号データよりも大きい場合、前記第二のユーザ識別カードが前記通信無線周波数リンクを介してインターネットプロトコルマルチメディアシステムへの再登録を実行するように設置するための第一の登録サブユニットを含む、請求項7に記載の電子機器。
【請求項9】
前記電子機器には、第一のユーザ識別カードが取り付けられ、前記電子機器は、前記第一のユーザ識別カードを介して前記インターネットプロトコルマルチメディアシステムに接続され、前記残りのオンライン時間長取得モジュールは、
前記予め設定されるアプリケーションが前記第一のユーザ識別カードにより、前記通信無線周波数リンクを介してデータをダウンロードしている過程で、前記第一のユーザ識別カードが前記インターネットプロトコルマルチメディアシステムに登録された残りのオンライン時間長を取得するための第二の残りのオンライン時間長取得ユニットを含み、
前記第一の予め設定される時間長は、前記第一のユーザ識別カードが前記インターネットプロトコルマルチメディアシステムへの再登録を行うために必要な時間長以上であり、前記第一の登録モジュールは、
前記データ需要量が前記予め設定されるデータ需要量よりも小さい場合、前記第一のユーザ識別カードが前記通信無線周波数リンクを介してインターネットプロトコルマルチメディアシステムへの再登録を実行するように設置するための第二の登録ユニットを含む、請求項6に記載の電子機器。
【請求項10】
前記残りのオンライン時間長が前記第二の予め設定される時間長よりも大きい場合、前記予め設定されるアプリケーションが前記通信無線周波数リンクを介してデータをダウンロードしている過程で、前記電子機器が前記インターネットプロトコルマルチメディアシステムに登録された残りのオンライン時間長を再取得するための再取得モジュールをさらに含み、
前記データ需要量取得モジュールは、
再取得された前記残りのオンライン時間長が前記第一の予め設定される時間長よりも大きく、且つ前記第二の予め設定される時間長よりも小さい場合、前記予め設定されるアプリケーションのデータ需要量を取得するためのデータ需要量取得ユニットと、
前記データ需要量が予め設定されるデータ需要量よりも小さい場合、前記通信無線周波数リンクを介してインターネットプロトコルマルチメディアシステムへの再登録を実行するための第二の登録モジュールとを含む、請求項6に記載の電子機器。
【請求項11】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサによって実行されると、請求項1から5のいずれか1項に記載の登録方法のステップを実現させる、電子機器。
【請求項12】
請求項1から5のいずれか1項に記載の登録方法を実行するために用いられるように配置される、登録装置。
【請求項13】
少なくとも一つのプロセッサによって実行されて請求項1から5のいずれか1項に記載の登録方法を実現させる、コンピュータプログラム製品。
【請求項14】
プログラム又は命令が記憶されており、前記プログラム又は命令がプロセッサによって実行されると、請求項1から5のいずれか1項に記載の登録方法のステップを実現させる、可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【関連出願の相互参照】
【0001】
本出願は、2020年03月23日に中国で提出された中国特許出願番号202010210089.Xの優先権を主張しており、同出願の内容の全ては、ここに参照として取り込まれる。
【技術分野】
【0002】
本発明の実施例は、通信技術分野に関し、特に登録方法及び電子機器に関する。
【背景技術】
【0003】
インターネットプロトコルマルチメディアシステム(Internet Protocol Multimedia Subsystem、IMS)は、より斬新で、より多様なマルチメディア業務需要を満たすことができ、移動ネットワークと固定ネットワークの融合を解決し、ボイス、データ、ビデオの三重融合などの差別化サービスなどを導入することができるため、広く応用されている。
【0004】
現在、電子機器がIMSを使用し続けることができるために、電子機器が、IMSからオフラインされる前に、通信無線周波数リンクを介して登録メッセージを送信して再登録しなければならない。
【0005】
しかし、通信無線周波数リンクを共用する電子機器の場合、アプリケーションが通信無線周波数リンクを用いてデータをダウンロードしている過程でIMS登録を行うことは、アプリケーションがスムーズに運行しない原因になりやすい。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、通信無線周波数リンクを共用する電子機器は、アプリケーションが通信無線周波数リンクを用いてデータをダウンロードしている過程でIMS登録を行うため、アプリケーションがスムーズに運行しないという問題を解決することができる登録方法及び電子機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記技術課題を解決するために、本発明は、以下のように実現される。
【0008】
第一の側面によれば、本発明の実施例は、通信無線周波数リンクを含み、インターネットプロトコルマルチメディアシステムに接続される電子機器に用いられる登録方法を提供した。前記方法は、
予め設定されるアプリケーションが前記通信無線周波数リンクを介してデータをダウンロードしている過程で、前記電子機器が前記インターネットプロトコルマルチメディアシステムに登録された残りのオンライン時間長を取得することと、
前記残りのオンライン時間長が第一の予め設定される時間長よりも大きく、且つ第二の予め設定される時間長よりも小さい場合、前記予め設定されるアプリケーションのデータ需要量を取得することであって、前記第一の予め設定される時間長は、前記電子機器がインターネットプロトコルマルチメディアシステムへの再登録を行うために必要な時間長以上であることと、
前記データ需要量が予め設定されるデータ需要量よりも小さい場合、前記通信無線周波数リンクを介してインターネットプロトコルマルチメディアシステムへの再登録を実行することとを含む。
【0009】
第二の側面によれば、本発明の実施例は、電子機器をさらに提供した。通信無線周波数リンクを含み、インターネットプロトコルマルチメディアシステムに接続される電子機器であって、
予め設定されるアプリケーションが前記通信無線周波数リンクを介してデータをダウンロードしている過程で、前記電子機器が前記インターネットプロトコルマルチメディアシステムに登録された残りのオンライン時間長を取得するための残りのオンライン時間長取得モジュールと、
前記残りのオンライン時間長が第一の予め設定される時間長よりも大きく、且つ第二の予め設定される時間長よりも小さい場合、前記予め設定されるアプリケーションのデータ需要量を取得するためのデータ需要量取得モジュールであって、前記第一の予め設定される時間長は、前記電子機器がインターネットプロトコルマルチメディアシステムへの再登録を行うために必要な時間長以上であるデータ需要量取得モジュールと、
前記データ需要量が予め設定されるデータ需要量よりも小さい場合、前記通信無線周波数リンクを介してインターネットプロトコルマルチメディアシステムへの再登録を実行するための第一の登録モジュールとを含む。
【0010】
第三の側面によれば、本発明の実施例は、電子機器をさらに提供した。該電子機器は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行されると、本発明に記載の登録方法のステップを実現させる。
【0011】
第四の側面によれば、本発明の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供した。前記コンピュータ可読記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、本発明に記載の登録方法のステップを実現させる。
【発明の効果】
【0012】
本発明の実施例では、前記電子機器は、通信無線周波数リンクを含み、前記電子機器は、インターネットプロトコルマルチメディアシステムに接続され、予め設定されるアプリケーションが前記通信無線周波数リンクを介してデータをダウンロードしている過程で、前記電子機器が前記インターネットプロトコルマルチメディアシステムに登録された残りのオンライン時間長を取得し、前記残りのオンライン時間長が第一の予め設定される時間長よりも大きく、且つ第二の予め設定される時間長よりも小さい場合、前記予め設定されるアプリケーションのデータ需要量を取得し、前記第一の予め設定される時間長は、前記電子機器がインターネットプロトコルマルチメディアシステムへの再登録を行うために必要な時間長以上であり、前記データ需要量が予め設定されるデータ需要量よりも小さい場合、前記通信無線周波数リンクを介してインターネットプロトコルマルチメディアシステムへの再登録を実行する。即ち、予め設定されるアプリケーションが、通信無線周波数リンクを介してデータをダウンロードしている過程で、電子機器がIMSに登録された残りのオンライン時間長はまだ比較的に長い場合、直ちに通信無線周波数リンクを用いてIMSへの再登録を行うのではなく、電子機器がIMSからオフラインされないことを確保した上で、予め設定されるアプリケーションはデータ需要量が比較的に小さい際にIMSへの再登録を行うよう選択されて、電子機器がIMSからオフラインされないことを確保するだけでなく、再登録中に、予め設定されるアプリケーションがスムーズに運行することをさらに確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の実施例による第一の登録方法のフローチャートである。
図2】本発明の実施例による第二の登録方法のフローチャートである。
図3】本発明の実施例による第三の登録方法のフローチャートである。
図4】本発明の実施例による第四の登録方法のフローチャートである。
図5】本発明の実施例による電子機器の構造ブロック図である。
図6】本発明の実施例による別の電子機器の構造ブロック図である。
図7】本発明の各実施例を実現する電子機器のハードウェア構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下は、本発明の実施例における添付図面を結び付けながら、本発明の実施例における技術案を明瞭且つ完全に記述する。明らかに、記述された実施例は、本発明の一部の実施例であり、全ての実施例ではない。本発明における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を払わない前提で得られた全ての他の実施例は、いずれも本発明の保護範囲に属する。
【0015】
理解すべきことは、明細書全体に言及された「一つの実施例」又は「一実施例」は、実施例に関連する特定の特徴、構造又は特性が本発明の少なくとも一実施例に含まれることを意味している。そのため、明細書全体の各処に現れる「一つの実施例において」又は「一実施例において」は、必ずしも同じ実施例を指すとは限らない。なお、これらの特定の特徴、構造又は特性が任意の適切な方法で一つ又は複数の実施例に結び付けられてもよい。
【0016】
本発明の様々な実施例では、理解すべきことは、以下の各プロセスのシーケンス番号の大きさが実行順序の前後を意味するものではなく、各プロセスの実行順序がその機能と内在的な論理で決定されるべきであるが、本発明の実施例の実施過程に任意の限定を構成するべきではない。
【0017】
図1を参照すると、図1は、本発明の実施例による第一の登録方法のフローチャートであり、この登録方法は、電子機器に用いられ、この電子機器は、携帯電話、ノートパソコン、タブレットパソコンなどを含んでもよい。本発明の実施例において、これに具体的に限定されない。この電子機器は、通信無線周波数リンクを含み、且つその上にインストールされたアプリケーションを運行することができる。この電子機器は、ネットワークプロトコルマルチメディアシステムに接続され、即ち、この電子機器は、IMSに接続されている。この登録方法は、具体的に、以下のステップを含んでもよい。
【0018】
ステップ101、予め設定されるアプリケーションが前記通信無線周波数リンクを介してデータをダウンロードしている過程で、前記電子機器が前記インターネットプロトコルマルチメディアシステムに登録された残りのオンライン時間長を取得する。
【0019】
本発明の実施例では、予め設定されるアプリケーションは、運行中にデータをダウンロードする必要があるアプリケーションなどであってもよく、この予め設定されるアプリケーションは、具体的に限定されない。この予め設定されるアプリケーションは、リアルタイム性への要求が比較的に高いアプリケーションなどであってもよい。この予め設定されるアプリケーションの数も具体的に限定されない。
【0020】
電子機器がIMSへの登録に成功した後、IMSサーバは、この電子機器にオンライン時間長を割り当てる。オンライン時間長が期限切れになる前に、電子機器は、IMSに接続され、オンライン時間長が期限切れになった後、電子機器は、IMSからオフラインされた。電子機器は、IMSからオフラインされないように、オンライン時間長が期限切れになる前に、IMSサーバへ再登録する必要があり、再登録が成功した後、IMSサーバは再び、この電子機器にオンライン時間長を割り当てる。このモードを繰り返して、電子機器がIMSからオフラインされないことを保障する。
【0021】
例えば、電子機器がIMSへの登録に成功した後、IMSサーバがこの電子機器に割り当てるオンライン時間長は、20minであり、即ち20minでこの電子機器がIMSに接続されている。電子機器は、IMSからオフラインされないように、20minのオンライン時間長が期限切れになる前に、IMSサーバへ再登録する必要がある。
【0022】
通常の場合、オンライン時間長を取得した後、電子機器は、電子機器がIMSに登録された残りのオンライン時間長を絶えずにタイマーに検出させて、オンライン時間長が期限切れになる前に、再登録するように電子機器に注意する。
【0023】
電子機器がIMSに登録された残りのオンライン時間長は、現在の時刻に電子機器がIMSに登録されたオンライン時間長、つまり、残りのオンライン時間長である。例えば、上記例に対し、2020年1月29日10:00:00に電子機器がIMSへの登録に成功し、IMSサーバがこの電子機器に割り当てるオンライン時間長は、20minである。すると、2020年1月29日10:04:00に、電子機器がIMSに登録された残りのオンライン時間長は、16minである。
【0024】
電子機器の予め設定されるアプリケーションは、通信無線周波数リンクを介して、モバイルネットワークにてデータをダウンロードしている過程で、電子機器は、上記タイマーによって、電子機器がIMSに登録された残りのオンライン時間長を取得することができる。本発明の実施例において、これに具体的に限定されない。
【0025】
選択的に、電子機器がIMSに登録されたオンライン時間長内で、通常、電話をかける品質が良く、メッセージを送り、カラーメッセージを送る速度が速い。本発明の実施例において、これに具体的に限定されない。
【0026】
ステップ102、前記残りのオンライン時間長が第一の予め設定される時間長よりも大きく、且つ第二の予め設定される時間長よりも小さい場合、前記予め設定されるアプリケーションのデータ需要量を取得し、前記第一の予め設定される時間長は、前記電子機器がインターネットプロトコルマルチメディアシステムへの再登録を行うために必要な時間長以上である。
【0027】
本発明の実施例では、電子機器は、残りのオンライン時間長が上記第一の予め設定される時間長である場合、再登録を開始しても、依然としてIMSからオフラインされないことを確保するために、この第一の予め設定される時間長が、電子機器がIMSへの再登録を行うために必要な時間長以上である必要がある。
【0028】
例えば、電子機器はIMSへの再登録を行うために必要な時間長が30sである場合、この第一の予め設定される時間長が30s以上である必要がある。なお、電子機器がIMSからオフラインされないことを十分に保障するために、この第一の予め設定される時間長は、通常、上記電子機器がIMSへの再登録を行うために必要な時間長よりもはるかに大きいことであってもよい。例えば、上記例に対し、上記第一の予め設定される時間長は、3minであってもよく、この第一の予め設定される時間長3minは、電子機器がIMSへの再登録を行うために必要な時間長30sの6倍である。
【0029】
上記第二の予め設定される時間長は、IMSが電子機器に割り当てる総オンライン時間長に基づいて設定されてもよく、この第二の予め設定される時間長は、IMSが電子機器に割り当てる総オンライン時間長以下であってもよい。なお、上記第二の予め設定される時間長は、通常、IMSが電子機器に割り当てる総オンライン時間長よりも大幅に小さくなるが、残りのオンライン時間長が比較的に長い場合、再登録すると、期限切れになっていないオンライン時間長は、無駄にされ、リソース浪費を招くが、本出願は、第二の予め設定される時間長を合理的に設置することによって、リソース浪費を回避することができる効果を果たす。
【0030】
例えば、上記例に対し、電子機器がIMSへの登録に成功した後、IMSサーバがこの電子機器に割り当てるオンライン時間長は、20minであり、この第二の予め設定される時間長は、15minであってもよい。
【0031】
電子機器がIMSに登録された残りのオンライン時間長は上記第一の予め設定される時間長よりも大きく、且つ上記第二の予め設定される時間長よりも小さい場合、予め設定されるアプリケーションのデータ需要量を取得する。具体的には、電子機器のモデムモジュールなどによって、予め設定されるアプリケーションのデータ需要量を取得することができる。本発明の実施例において、これに具体的に限定されない。
【0032】
ステップ103、前記データ需要量が予め設定されるデータ需要量よりも小さい場合、前記通信無線周波数リンクを介してインターネットプロトコルマルチメディアシステムへの再登録を実行する。
【0033】
本発明の実施例では、この予め設定されるデータ需要量は、実際の需要に応じて設定されてもよく、本発明の実施例で、これに具体的に限定されない。
【0034】
電子機器がIMSに登録された残りのオンライン時間長は上記第一の予め設定される時間長よりも大きく、且つ上記第二の予め設定される時間長よりも小さく、且つ予め設定されるアプリケーションのデータ需要量は予め設定されるデータ需要量よりも小さい場合、電子機器が再登録に間に合い、且つ通信無線周波数リンクが再登録に占有されても、この予め設定されるアプリケーションが比較的にスムーズに運行し、重いことなどを発生することなく、又はこの予め設定されるアプリケーションに対するユーザの使用体験などに影響を与えることがないことを表わすと、上記通信無線周波数リンクを介してIMSへの再登録を実行して、電子機器がIMSからオフラインされないことを保持することができる。
【0035】
本発明の実施例では、予め設定されるアプリケーションが、通信無線周波数リンクを介してデータをダウンロードしている過程で、電子機器がIMSに登録された残りのオンライン時間長はまだ比較的に長い場合、直ちに通信無線周波数リンクを用いてIMSへの再登録を行うのではなく、電子機器がIMSからオフラインされないことを確保した上で、予め設定されるアプリケーションはデータ需要量が比較的に小さい際にIMSへの再登録を行うよう選択されて、電子機器がIMSからオフラインされないことを確保するだけでなく、再登録中に、予め設定されるアプリケーションがスムーズに運行していることをさらに確保することができる。
【0036】
図2を参照すると、図2は、本発明の実施例による第二の登録方法のフローチャートであり、この登録方法は、同様に電子機器に用いられ、この電子機器は、通信無線周波数リンクを含み、この電子機器は、IMSに接続し、この電子機器に関し、前記記載を参照すればよい。繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。なお、この電子機器には、第一のユーザ識別カード(Subscriber Identification Module、SIM)と第二のユーザ識別カードが取り付けられ、即ちこの電子機器は、デュアルシムデュアルスタンバイの電子機器であってもよく、又はマルチシムマルチスタンバイの電子機器であってもよい。この電子機器は、第二のSIMカードを介して上記IMSに接続されている。この登録方法は、具体的に、以下のステップを含んでもよい。
【0037】
ステップ201、前記予め設定されるアプリケーションが前記第一のユーザ識別カードに基づき、前記通信無線周波数リンクを介してデータをダウンロードしている過程で、前記第二のユーザ識別カードが前記インターネットプロトコルマルチメディアシステムに登録された残りのオンライン時間長を取得する。
【0038】
具体的には、この電子機器では、第一のSIMカードは、基地局とデータインタラクションを行うことができる。例えば、第一のSIMカードは、基地局とデータインタラクションを行うメインカードであり、第二のSIMカードは、サブカードである。
【0039】
上記ステップ201は、上記ステップ101を参照すればよく、なお、予め設定されるアプリケーションが第一のSIMカードのモバイルネットワークに基づき、上記通信無線周波数リンクを介してデータをダウンロードしている過程で、上記第二のSIMカードがIMSに登録された残りのオンライン時間長を取得する。
【0040】
ステップ202、前記残りのオンライン時間長が第一の予め設定される時間長よりも大きく、且つ第二の予め設定される時間長よりも小さい場合、前記予め設定されるアプリケーションのデータ需要量を取得し、前記第一の予め設定される時間長は、前記第二のユーザ識別カードが前記インターネットプロトコルマルチメディアシステムへの再登録を行うために必要な時間長以上である。
【0041】
上記ステップ202は、同様に前記ステップ102を参照すればよい。なお、電子機器が第二のSIMカードを介してIMSに接続されるため、ここでの第一の予め設定される時間長は、上記第二のSIMカードがIMSへの再登録を行うために必要な時間長以上である。選択的に、ここでの第二の予め設定される時間長は、IMSが第二のSIMカードに割り当てたオンライン時間長に基づいて設定されるものなどであってもよい。本発明の実施例において、これに具体的に限定されない。
【0042】
第二のSIMカードがIMSに登録された残りのオンライン時間長は上記第一の予め設定される時間長よりも大きく、上記第二の予め設定される時間長よりも小さい場合、第一のSIMカードにより通信無線周波数リンクを介する上記予め設定されるアプリケーションのデータ需要量を取得する。
【0043】
ステップ203、前記データ需要量が前記予め設定されるデータ需要量よりも小さい場合、前記第二のユーザ識別カードが前記通信無線周波数リンクを介してインターネットプロトコルマルチメディアシステムへの再登録を実行するように設置する。
【0044】
このステップは、同様に上記ステップ103の関連記載を参照すればよい。なお、第一のSIMカードにより通信無線周波数リンクを介する上記予め設定されるアプリケーションのデータ需要量が上記予め設定されるデータ需要量よりも小さい場合、この場合、通信無線周波数リンクが再登録に占有されても、この予め設定されるアプリケーションが比較的にスムーズに運行し、重いことなどを発生することなく、又はこの予め設定されるアプリケーションに対するユーザの使用体験などに影響を与えることがないことを表わすと、第二のSIMカードは、上記通信無線周波数リンクを介してIMSへの再登録を実行して、第二のSIMカードがIMSからオフラインされないことを保持して、電子機器がIMSからオフラインされないことを保持することができる。
【0045】
選択的に、上記ステップ203の前に、この方法は、前記第二のユーザ識別カードに対応する、信号対雑音比、信号強度のうちの少なくとも一つを含む信号データを取得するというステップをさらに含んでもよい。上記ステップ203は、前記データ需要量が前記予め設定されるデータ需要量よりも小さく、且つ前記信号データが予め設定される信号データよりも大きい場合、前記第二のユーザ識別カードが前記通信無線周波数リンクを介してインターネットプロトコルマルチメディアシステムへの再登録を実行するように設置することを含んでもよい。
【0046】
具体的には、上記ステップ203の前に、第二のSIMカードに対応する信号データを取得することができ、この信号データは、第二のSIMカードの信号品質などを表すために用いられる。この信号データは、信号対雑音比、信号強度のうちの少なくとも一つを含んでもよい。この予め設定される信号データは、実際の需要に応じて設定されてもよく、これに具体的に限定されない。第一のSIMカードにより通信無線周波数リンクを介する上記予め設定されるアプリケーションのデータ需要量が上記予め設定されるデータ需要量よりも小さく、且つ第二のSIMカードの信号データが予め設定される信号データよりも大きい場合、通信無線周波数リンクが再登録に占有されても、この予め設定されるアプリケーションが比較的にスムーズに運行し、重いことなどを発生することなく、又はこの予め設定されるアプリケーションに対するユーザの使用体験などに影響を与えることがないとともに、第二のSIMカードの信号品質が比較的に良いことを表わす。第二のSIMカードの信号品質が比較的に良い場合、上記通信無線周波数リンクを介してIMSへの再登録を行う速度がより速く、通信無線周波数リンクに対する占有時間がより少ない。すると、第二のSIMカードは、上記通信無線周波数リンクを介してIMSへの再登録を行って、第二のSIMカードがIMSからオフラインされないことを保持して、電子機器がIMSからオフラインされないことを保持することができ、且つ第二のSIMカードが再登録中に通信無線周波数リンクを占有する時間をより少なくして、予め設定されるアプリケーションが運行しているスムーズさへの影響をさらに低減させることができる。
【0047】
本発明の実施例では、電子機器が、第二のSIMカードを介してIMSに接続され、予め設定されるアプリケーションが第一のSIMカードにより通信無線周波数リンクを介してデータをダウンロードしている過程で、第二のSIMカードがIMSに登録された残りのオンライン時間長はまだ比較的に長い場合、第二のSIMカードは、直ちに通信無線周波数リンクを用いてIMSへの再登録を行うのではなく、第二のSIMカードがIMSからオフラインされないことを確保した上で、予め設定されるアプリケーションはデータ需要量が比較的に小さい際に第二のSIMカードがIMSへの再登録を行うよう選択されて、第二のSIMカードがIMSからオフラインされないことを確保して、電子機器がIMSからオフラインされないことを保持するだけでなく、再登録中に、第一のSIMカードによって提供されるモバイルネットワークの予め設定されるアプリケーションがスムーズに運行していることも確保することができる。
【0048】
図3を参照すると、図3は、本発明の実施例による第三の登録方法のフローチャートであり、この登録方法は、同様に電子機器に用いられ、この電子機器は、通信無線周波数リンクを含み、この電子機器は、IMSに接続し、この電子機器に関し、前記記載を参照すればよい。繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。なお、この電子機器には、第一のSIMが取り付けられ、即ちこの電子機器は、シングルシムシングルスタンバイの電子機器、又はマルチシムマルチスタンバイの電子機器であってもよい。この電子機器は、この第一のSIMカードを介して上記IMSに接続されている。この登録方法は、具体的に、以下のステップを含んでもよい。
【0049】
ステップ301、前記予め設定されるアプリケーションが前記第一のユーザ識別カードに基づき、前記通信無線周波数リンクを介してデータをダウンロードしている過程で、前記第一のユーザ識別カードが前記インターネットプロトコルマルチメディアシステムに登録された残りのオンライン時間長を取得する。
【0050】
具体的には、この電子機器では、第一のSIMカードは、基地局とデータインタラクションを行い、又IMSに接続されることができる。上記ステップ301は、上記ステップ101を参照すればよく、なお、予め設定されるアプリケーションが第一のSIMカードのモバイルネットワークに基づき、上記通信無線周波数リンクを介してデータをダウンロードしている過程で、上記第一のSIMカードがIMSに登録された残りのオンライン時間長を取得する。
【0051】
ステップ302、前記残りのオンライン時間長が第一の予め設定される時間長よりも大きく、且つ第二の予め設定される時間長よりも小さい場合、前記予め設定されるアプリケーションのデータ需要量を取得し、前記第一の予め設定される時間長は、前記第一のユーザ識別カードが前記インターネットプロトコルマルチメディアシステムへの再登録を行うために必要な時間長以上である。
【0052】
上記ステップ302は、同様に前記ステップ102を参照すればよい。なお、電子機器が第一のSIMカードを介してIMSに接続されるため、ここでの第一の予め設定される時間長は、上記第一のSIMカードがIMSへの再登録を行うために必要な時間長以上である。選択的に、ここでの第二の予め設定される時間長も、IMSが第一のSIMカードに割り当てたオンライン時間長に基づいて設定されるものであってもよい。本発明の実施例において、これに具体的に限定されない。
【0053】
第一のSIMカードがIMSに登録された残りのオンライン時間長は上記第一の予め設定される時間長よりも大きく、上記第二の予め設定される時間長よりも小さい場合、第一のSIMカードにより通信無線周波数リンクを介する上記予め設定されるアプリケーションのデータ需要量を取得する。
【0054】
ステップ303、前記データ需要量が前記予め設定されるデータ需要量よりも小さい場合、前記第一のユーザ識別カードが前記通信無線周波数リンクを介してインターネットプロトコルマルチメディアシステムへの再登録を実行するように設置する。
【0055】
このステップは、同様に上記ステップ103の関連記載を参照すればよい。なお、第一のSIMカードにより通信無線周波数リンクを介する上記予め設定されるアプリケーションのデータ需要量が上記予め設定されるデータ需要量よりも小さい場合、通信無線周波数リンクが再登録に占有されても、この予め設定されるアプリケーションが比較的にスムーズに運行し、重いことなどを発生することなく、又はこの予め設定されるアプリケーションに対するユーザの使用体験などに影響を与えることがないことを表わすと、第一のSIMカードは、上記通信無線周波数リンクを介してIMSへの再登録を行って、第一のSIMカードがIMSからオフラインされないことを保持して、電子機器がIMSからオフラインされないことを保持することができる。
【0056】
選択的に、上記ステップ303の前に、この方法は、前記第一のユーザ識別カードに対応する、信号対雑音比、信号強度のうちの少なくとも一つを含む信号データを取得するというステップをさらに含んでもよい。上記ステップ303は、前記データ需要量が前記予め設定されるデータ需要量よりも小さく、且つ前記信号データが予め設定される信号データよりも大きい場合、前記第一のユーザ識別カードが前記通信無線周波数リンクを介してインターネットプロトコルマルチメディアシステムへの再登録を実行するように設置することを含んでもよい。
【0057】
具体的には、上記ステップ303の前に、第一のSIMカードに対応する信号データを取得することができ、この信号データは、第一のSIMカードの信号品質などを表すために用いられる。この信号データは、信号対雑音比、信号強度のうちの少なくとも一つを含んでもよい。この予め設定される信号データは、実際の需要に応じて設定されてもよく、これに具体的に限定されない。第一のSIMカードにより通信無線周波数リンクを介する上記予め設定されるアプリケーションのデータ需要量が上記予め設定されるデータ需要量よりも小さく、且つ第一のSIMカードの信号データが予め設定される信号データよりも大きい場合、通信無線周波数リンクが再登録に占有されても、この予め設定されるアプリケーションが比較的にスムーズに運行し、重いことなどを発生することなく、又はこの予め設定されるアプリケーションに対するユーザの使用体験などに影響を与えることがないとともに、第一のSIMカードの信号品質が比較的に良いことを表わす。第一のSIMカードの信号品質が比較的に良い場合、上記通信無線周波数リンクを介してIMSへの再登録を行う速度がより速く、通信無線周波数リンクに対する占有時間がより少ない。すると、第一のSIMカードは、上記通信無線周波数リンクを介してIMSへの再登録を行って、第一のSIMカードがIMSからオフラインされないことを保持して、電子機器がIMSからオフラインされないことを保持することができ、且つ第一のSIMカードが再登録中に通信無線周波数リンクを占有する時間をより少なくして、予め設定されるアプリケーションが運行しているスムーズさへの影響をさらに低減させることができる。
【0058】
本発明の実施例では、電子機器が第一のSIMカードを介してIMSに接続されるとともに、予め設定されるアプリケーションがこの第一のSIMカードにより通信無線周波数リンクを介してデータをダウンロードしている過程で、第一のSIMカードがIMSに登録された残りのオンライン時間長がまだ比較的に長い場合、第一のSIMカードは、直ちに通信無線周波数リンクを用いてIMSへの再登録を行うのではなく、第一のSIMカードがIMSからオフラインされないことを確保した上で、予め設定されるアプリケーションはデータ需要量が比較的に小さい際に第一のSIMカードがIMSへの再登録を行うように選択されて、第一のSIMカードがIMSからオフラインされないことを確保し、電子機器がIMSからオフラインされないことを保持するだけでなく、再登録中に、第一のSIMカードによって提供されるモバイルネットワークの予め設定されるアプリケーションがスムーズに運行していることも確保することができる。
【0059】
図4を参照すると、図4は、本発明の実施例による第四の登録方法のフローチャートであり、この登録方法は、同様に電子機器に用いられ、この電子機器は、通信無線周波数リンクを含み、この電子機器は、IMSに接続し、この電子機器に関し、前記記載を参照すればよい。繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。この登録方法は、具体的に、以下のステップを含んでもよい。
【0060】
ステップ401、予め設定されるアプリケーションが前記通信無線周波数リンクを介してデータをダウンロードしている過程で、前記電子機器が前記インターネットプロトコルマルチメディアシステムに登録された残りのオンライン時間長を取得する。
【0061】
このステップ401は、上記ステップ101の関連記載を参照すればよく、なお、選択的に、この予め設定されるアプリケーションは、ゲームアプリケーション、ビデオアプリケーションのうちの少なくとも一つを含んでもよい。ゲームアプリケーション、ビデオアプリケーションは、いずれもネットワークに対する要求が比較的に高い。例えば、ゲームアプリケーションがスムーズに運行できない場合、ユーザに対応するゲームキャラクターがゲームに負けてしまう可能性がある。例えば、ビデオアプリケーションがスムーズに運行できない場合、再生が重くなり、ユーザの視聴体験に影響を与える。
【0062】
本発明の実施例では、上記予め設定されるアプリケーションがゲームアプリケーションである場合、ゲームアプリケーションは、通信リンクを介してデータをダウンロードし、通常の場合は、ユーザが通信リンクを介してデータをダウンロードしてゲームアプリケーションをする。すると、上記予め設定されるアプリケーションが通信無線周波数リンクを介してデータをダウンロードしている過程は、ユーザが通信リンクを介してデータをダウンロードしてゲームアプリケーションをする過程であってもよい。上記予め設定されるアプリケーションがビデオアプリケーションである場合、ビデオアプリケーションは、通信リンクを介してデータをダウンロードし、通常の場合、ユーザが通信リンクを介してデータをダウンロードし、ビデオアプリケーションでビデオを見る。すると、上記予め設定されるアプリケーションが通信無線周波数リンクを介してデータをダウンロードしている過程は、ユーザが通信リンクを介してデータをダウンロードし、ビデオアプリケーションでビデオを見る過程であってもよい。
【0063】
ステップ402、前記残りのオンライン時間長が前記第二の予め設定される時間長よりも大きい場合、前記予め設定されるアプリケーションが前記通信無線周波数リンクを介してデータをダウンロードしている過程で、前記電子機器が前記インターネットプロトコルマルチメディアシステムに登録された残りのオンライン時間長を再取得する。
【0064】
具体的には、電子機器がIMSに登録された残りのオンライン時間長が上記第二の予め設定される時間長よりも大きいことは、電子機器がIMSに登録された残りのオンライン時間長がまだ長いことを表わす。上記予め設定されるアプリケーションが上記通信無線周波数リンクを介してデータをダウンロードしている過程で、電子機器がIMSに登録された残りのオンライン時間長を再取得することができる。
【0065】
ステップ403、再取得された前記残りのオンライン時間長が前記第一の予め設定される時間長よりも大きく、且つ前記第二の予め設定される時間長よりも小さい場合、前記予め設定されるアプリケーションのデータ需要量を取得する。
【0066】
具体的には、電子機器がIMSに登録された残りのオンライン時間長が上記第二の予め設定される時間長よりも大きいことは、電子機器がIMSに登録された残りのオンライン時間長がまだ長いことを表わす。電子機器がIMSに登録された残りのオンライン時間長がまだ長い場合、予め設定されるアプリケーションのデータ需要量を即座に取得することはなく、さらに再登録することはないが、上記予め設定されるアプリケーションが上記通信無線周波数リンクを介してデータをダウンロードしている過程で、電子機器がIMSに登録された残りのオンライン時間長を再取得し、再取得された残りのオンライン時間長が上記第一の予め設定される時間長よりも大きく、且つ上記第二の予め設定される時間長よりも小さい場合、この予め設定されるアプリケーションのデータ需要量を再取得する。残りのオンライン時間長がまだ長い場合、再登録せず、期限切れになっていないオンライン時間長が無駄にされず、リソース浪費を回避する効果を果たす。
【0067】
例えば、上記例に対し、電子機器がIMSへの登録に成功した後、IMSサーバがこの電子機器に割り当てるオンライン時間長は、20minであり、この第二の予め設定される時間長は、15minであってもよい。この第一の予め設定される時間長は、3minであってもよい。取得された、電子機器がIMSに登録された残りのオンライン時間長が18minになると、上記第二の予め設定される時間長よりも大きい。即ち、電子機器がIMSに登録された残りのオンライン時間長がまだ長い場合、予め設定されるアプリケーションのデータ需要量を即座に取得することはなく、さらに再登録することはない。上記予め設定されるアプリケーションがこの通信無線周波数リンクを介してデータをダウンロードしている過程で、再取得された、この電子機器がIMSに登録された残りのオンライン時間長が14.9minになると、再取得された残りのオンライン時間長14.9minが、この第一の予め設定される時間長3minよりも大きく、この第二の予め設定される時間長15minよりも小さい場合、予め設定されるアプリケーションのデータ需要量を取得する。
【0068】
ステップ404、前記データ需要量が予め設定されるデータ需要量よりも小さい場合、前記通信無線周波数リンクを介してインターネットプロトコルマルチメディアシステムへの再登録を実行する。
【0069】
上記ステップ404は、前記ステップ103を参照すればよく、且つ同じ有益な効果を達成することができる。繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0070】
ステップ405、前記残りのオンライン時間長が前記第一の予め設定される時間長以下である場合、前記通信無線周波数リンクを介してインターネットプロトコルマルチメディアシステムへの再登録を実行する。
【0071】
電子機器がIMSに登録された残りのオンライン時間長が上記第一の予め設定される時間長以下であることは、電子機器がIMSに登録された残りのオンライン時間長がすでに非常に短く、すぐに再登録しないと、電子機器がIMSからオフラインされることを招く可能性があることを表わす。すると、直ちに上記通信無線周波数リンクを介してIMSへの再登録を行って、電子機器がIMSからオフラインされないことを保持する。
【0072】
例えば、上記例に対し、電子機器がIMSへの登録に成功した後、IMSサーバがこの電子機器に割り当てるオンライン時間長は、20minであり、この第二の予め設定される時間長は、15minであってもよく、この第一の予め設定される時間長は、3minであってもよい。取得された、電子機器がIMSに登録された残りのオンライン時間長が3minである場合、上記第一の予め設定される時間長にちょうど等しい。すると、上記通信無線周波数リンクを介してIMSへの再登録を直ちに行う。
【0073】
本発明の実施例では、上記予め設定されるアプリケーションがゲームアプリケーションである場合、ユーザが通信リンクを介してデータをダウンロードしてゲームアプリケーションをする過程で、電子機器がIMSに登録された残りのオンライン時間長が上記第一の予め設定される時間長よりも大きく、上記第二の予め設定される時間長よりも小さく、且つこのゲームアプリケーションのデータ需要量が比較的に小さい場合、上記通信無線周波数リンクを介してIMSへの再登録を行い、再登録によるユーザのゲームプレイのスムーズさへの影響がなく、再登録による重いことなどで、ユーザがゲームに負けることがなく、ユーザのゲーム体験を向上させることができ、且つ電子機器がIMSからオフラインされることを招かない。
【0074】
本発明の実施例では、前記電子機器は、通信無線周波数リンクを含み、前記電子機器は、インターネットプロトコルマルチメディアシステムに接続され、予め設定されるアプリケーションが前記通信無線周波数リンクを介してデータをダウンロードしている過程で、前記電子機器が前記インターネットプロトコルマルチメディアシステムに登録された残りのオンライン時間長を取得し、前記残りのオンライン時間長が第一の予め設定される時間長よりも大きく、且つ第二の予め設定される時間長よりも小さい場合、前記予め設定されるアプリケーションのデータ需要量を取得し、前記第一の予め設定される時間長は、前記電子機器がインターネットプロトコルマルチメディアシステムへの再登録を行うために必要な時間長以上であり、前記データ需要量が予め設定されるデータ需要量よりも小さい場合、前記通信無線周波数リンクを介してインターネットプロトコルマルチメディアシステムへの再登録を実行する。即ち、予め設定されるアプリケーションが、通信無線周波数リンクを介してデータをダウンロードしている過程で、電子機器がIMSに登録された残りのオンライン時間長はまだ比較的に長い場合、直ちに通信無線周波数リンクを用いてIMSへの再登録を行うのではなく、電子機器がIMSからオフラインされないことを確保した上で、予め設定されるアプリケーションはデータ需要量が比較的に小さい際にIMSへの再登録を行うよう選択されて、電子機器がIMSからオフラインされないことを確保するだけでなく、再登録中に、予め設定されるアプリケーションがスムーズに運行していることも確保することができる。
【0075】
なお、方法の実施例に対し、簡単に記述するため、それを一連の動作の組み合わせとして記載しているが、当業者が、本出願の実施例に基づき、なんらかのステップが他の順序を採用し、又は同時に行うことができるため、本出願の実施例が記述された動作の順序によって制限されないと知るべきである。次に、当業者も、明細書に記述された実施例がいずれも好ましい実施例に属し、関する動作も必ずしも本出願の実施例に必要なものではないと知るべきである。
【0076】
本発明の実施例では、電子機器500をさらに提供する。前記電子機器は、通信無線周波数リンクを含み、前記電子機器は、インターネットプロトコルマルチメディアシステムに接続され、この電子機器に関し、前記記述を参照すればよい。図5に示すように、図5は、本発明の実施例による電子機器の構造ブロック図である。前記電子機器500は、
予め設定されるアプリケーションが前記通信無線周波数リンクを介してデータをダウンロードしている過程で、前記電子機器が前記インターネットプロトコルマルチメディアシステムに登録された残りのオンライン時間長を取得するための残りのオンライン時間長取得モジュール501と、
前記残りのオンライン時間長が第一の予め設定される時間長よりも大きく、且つ第二の予め設定される時間長よりも小さい場合、前記予め設定されるアプリケーションのデータ需要量を取得するためのデータ需要量取得モジュール502であって、前記第一の予め設定される時間長は、前記電子機器がインターネットプロトコルマルチメディアシステムへの再登録を行うために必要な時間長以上であるデータ需要量取得モジュール502と、
前記データ需要量が予め設定されるデータ需要量よりも小さい場合、前記通信無線周波数リンクを介してインターネットプロトコルマルチメディアシステムへの再登録を実行するための第一の登録モジュール503とを含んでもよい。
【0077】
選択的に、前記電子機器には、第一のユーザ識別カードと第二のユーザ識別カードとが取り付けられ、前記電子機器は、前記第二のユーザ識別カードを介して前記インターネットプロトコルマルチメディアシステムに接続され、上記図5に基づき、図6に示すように、前記残りのオンライン時間長取得モジュール501は、
前記予め設定されるアプリケーションが前記第一のユーザ識別カードにより、前記通信無線周波数リンクを介してデータをダウンロードしている過程で、前記第二のユーザ識別カードが前記インターネットプロトコルマルチメディアシステムに登録された残りのオンライン時間長を取得するための第一の残りのオンライン時間長取得ユニット5011を含み、
前記第一の予め設定される時間長は、前記第二のユーザ識別カードが前記インターネットプロトコルマルチメディアシステムへの再登録を行うために必要な時間長以上であり、前記第一の登録モジュール503は、
前記データ需要量が前記予め設定されるデータ需要量よりも小さい場合、前記第二のユーザ識別カードが前記通信無線周波数リンクを介してインターネットプロトコルマルチメディアシステムへの再登録を実行するように設置するための第一の登録ユニット5031を含む。
【0078】
選択的に、前記電子機器は、
前記第二のユーザ識別カードに対応する、信号対雑音比、信号強度のうちの少なくとも一つを含む信号データを取得するための信号データ取得モジュールをさらに含み、
前記第一の登録ユニット5031は、
前記データ需要量が前記予め設定されるデータ需要量よりも小さく、且つ前記信号データが予め設定される信号データよりも大きい場合、前記第二のユーザ識別カードが前記通信無線周波数リンクを介してインターネットプロトコルマルチメディアシステムへの再登録を実行するように設置するための第一の登録サブユニットを含む。
【0079】
選択的に、前記電子機器には、第一のユーザ識別カードが取り付けられ、前記電子機器は、前記第一のユーザ識別カードを介して前記インターネットプロトコルマルチメディアシステムに接続され、前記残りのオンライン時間長取得モジュール501は、
前記予め設定されるアプリケーションが前記第一のユーザ識別カードにより、前記通信無線周波数リンクを介してデータをダウンロードしている過程で、前記第一のユーザ識別カードが前記インターネットプロトコルマルチメディアシステムに登録された残りのオンライン時間長を取得するための第二の残りのオンライン時間長取得ユニットを含み、
前記第一の予め設定される時間長は、前記第一のユーザ識別カードが前記インターネットプロトコルマルチメディアシステムへの再登録を行うために必要な時間長以上であり、前記第一の登録モジュール503は、
前記データ需要量が前記予め設定されるデータ需要量よりも小さい場合、前記第一のユーザ識別カードが前記通信無線周波数リンクを介してインターネットプロトコルマルチメディアシステムへの再登録を実行するように設置するための第二の登録ユニットを含む。
【0080】
選択的に、前記電子機器は、
前記残りのオンライン時間長が前記第二の予め設定される時間長よりも大きい場合、前記予め設定されるアプリケーションが前記通信無線周波数リンクを介してデータをダウンロードしている過程で、前記電子機器が前記インターネットプロトコルマルチメディアシステムに登録された残りのオンライン時間長を再取得するための再取得モジュールをさらに含み、
前記データ需要量取得モジュール502は、
再取得された前記残りのオンライン時間長が前記第一の予め設定される時間長よりも大きく、且つ前記第二の予め設定される時間長よりも小さい場合、前記予め設定されるアプリケーションのデータ需要量を取得するためのデータ需要量取得ユニットを含む。
【0081】
選択的に、前記電子機器は、
前記残りのオンライン時間長が前記第一の予め設定される時間長以下である場合、前記通信無線周波数リンクを介してインターネットプロトコルマルチメディアシステムへの再登録を実行するための第二の登録モジュールをさらに含む。
【0082】
選択的に、前記予め設定されるアプリケーションは、ゲームアプリケーション、ビデオアプリケーションのうちの少なくとも一つを含む。
【0083】
本発明の実施例による電子機器は、図1から図4の方法の実施例において電子機器によって実現された各プロセスを実現することができ、該当する有益な効果に達することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0084】
図7は、本発明の各実施例を実現する電子機器のハードウェア構造概略図である。この電子機器800は、無線周波数ユニット801、ネットワークモジュール802、オーディオ出力ユニット803、入力ユニット804、センサ805、表示ユニット806、ユーザ入力ユニット807、インターフェースユニット808、メモリ809、プロセッサ810、及び電源811などの部品を含むが、それらに限らない。当業者が理解できるように、図7に示す電子機器の構造は、電子機器に対する限定を構成しない。電子機器は、図示された部品の数よりも多く又は少ない部品、又はなんらかの部品の組み合わせ、又は異なる部品の配置を含んでもよい。本発明の実施例において、電子機器は、携帯電話、タブレットパソコン、ノートパソコン、パームトップコンピュータ、車載端末、ウェアラブルデバイス、及び歩数計などを含むが、それらに限らない。
【0085】
そのうち、プロセッサ810は、予め設定されるアプリケーションが前記通信無線周波数リンクを介してデータをダウンロードしている過程で、前記電子機器が前記インターネットプロトコルマルチメディアシステムに登録された残りのオンライン時間長を取得すること、
前記残りのオンライン時間長が第一の予め設定される時間長よりも大きく、且つ第二の予め設定される時間長よりも小さい場合、前記予め設定されるアプリケーションのデータ需要量を取得することであって、前記第一の予め設定される時間長は、前記電子機器がインターネットプロトコルマルチメディアシステムへの再登録を行うために必要な時間長以上であること、
前記データ需要量が予め設定されるデータ需要量よりも小さい場合、前記通信無線周波数リンクを介してインターネットプロトコルマルチメディアシステムへの再登録を実行することに用いられる。
【0086】
本発明の実施例では、予め設定されるアプリケーションが、通信無線周波数リンクを介してデータをダウンロードしている過程で、電子機器がIMSに登録された残りのオンライン時間長はまだ比較的に長い場合、直ちに通信無線周波数リンクを用いてIMSへの再登録を行うのではなく、電子機器がIMSからオフラインされないことを確保した上で、予め設定されるアプリケーションはデータ需要量が比較的に小さい際にIMSへの再登録を行うよう選択されて、電子機器がIMSからオフラインされないことを確保するだけでなく、再登録中に、予め設定されるアプリケーションがスムーズに運行していることも確保することができる。
【0087】
理解すべきことは、本発明の実施例では、無線周波数ユニット801は、情報の送受信又は通話における信号の送受信に用いられてもよい。具体的には、基地局からの下りリンクのデータを受信してから、プロセッサ810に処理させ、また、上りリンクのデータを基地局に送信する。通常、無線周波数ユニット801は、アンテナ、少なくとも一つの増幅器、送受信機、カプラ、低雑音増幅器、デュプレクサなどを含むが、それらに限らない。なお、無線周波数ユニット801は、無線通信システムやネットワークを介して他の機器との通信を行ってもよい。
【0088】
電子機器は、ネットワークモジュール802によってユーザに無線のブロードバンドインターネットアクセスを提供し、例えば、ユーザに電子メールの送受信、ウェブページの閲覧とストリーミングメディアへのアクセスなどを支援する。
【0089】
オーディオ出力ユニット803は、無線周波数ユニット801又はネットワークモジュール802によって受信された又はメモリ809に記憶されたオーディオデータをオーディオ信号に変換して、音声として出力することができる。そして、オーディオ出力ユニット803は、電子機器800によって実行された特定の機能に関連するオーディオ出力(例えば、呼び信号受信音、メッセージ着信音など)をさらに提供することができる。オーディオ出力ユニット803は、スピーカ、ブザー及び受話器などを含む。
【0090】
入力ユニット804は、オーディオ又はビデオ信号を受信するために用いられる。入力ユニット804は、グラフィックスプロセッサ(Graphics Processing Unit、GPU)8041とマイクロホン8042とを含んでもよく、グラフィックスプロセッサ8041は、ビデオキャプチャモード又は画像キャプチャモードにおいて画像キャプチャ装置(例えば、カメラ)によって得られた静止画像又はビデオの画像データを処理する。処理された画像フレームは、表示ユニット806上に表示されてもよい。グラフィックスプロセッサ8041によって処理された画像フレームは、メモリ809(又は他の記憶媒体)に記憶されてもよく、又は無線周波数ユニット801又はネットワークモジュール802によって送信されてもよい。マイクロホン8042は、音声を受信することができるとともに、このような音声をオーディオデータとして処理することができる。処理されたオーディオデータは、電話の通話モードにおいて、無線周波数ユニット801を介して移動通信基地局に送信することが可能なフォーマットに変換して出力されてもよい。
【0091】
電子機器800は、少なくとも一つのセンサ805、例えば光センサ、モーションセンサ及び他のセンサをさらに含む。具体的には、光センサは、環境光センサ及び接近センサを含み、そのうち、環境光センサは、環境光の明暗に応じて、表示パネル8061の輝度を調整し、接近センサは、電子機器800が耳元に移動した時、表示パネル8061及び/又はバックライトをオフにすることができる。モーションセンサの一種として、加速度センサは、各方向(一般的には、三軸)での加速度の大きさを検出することができ、静止時、重力の大きさ及び方向を検出することができ、電子機器姿勢(例えば縦横スクリーン切り替え、関連ゲーム、磁力計姿勢キャリブレーション)の識別、振動識別関連機能(例えば歩数計、タップ)などに用いられてもよい。センサ805は、指紋センサ、圧力センサ、虹彩センサ、分子センサ、ジャイロ、気圧計、湿度計、温度計、赤外線センサなどをさらに含んでもよい。ここでこれ以上説明しない。
【0092】
表示ユニット806は、ユーザによって入力された情報又はユーザに提供される情報を表示するために用いられる。表示ユニット806は、表示パネル8061を含んでもよく、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display、LCD)、有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diode、OLED)などの形式で表示パネル8061が配置されてもよい。
【0093】
ユーザ入力ユニット807は、入力された数字又はキャラクタ情報の受信、及び電子機器のユーザによる設置及び機能制御に関するキー信号入力の発生に用いられてもよい。具体的には、ユーザ入力ユニット807は、タッチパネル8071及び他の入力機器8072を含む。タッチパネル8071は、タッチスクリーンとも呼ばれ、その上又は付近でのユーザによるタッチ操作(例えばユーザが指、タッチペンなどの任意の適切な物体又は付属品を使用してタッチパネル8071上又はタッチパネル8071付近で行う操作)を収集することができる。タッチパネル8071は、タッチ検出装置とタッチコントローラという二つの部分を含んでもよい。そのうち、タッチ検出装置は、ユーザによるタッチ方位を検出し、タッチ操作による信号を検出し、信号をタッチコントローラに伝送する。タッチコントローラは、タッチ検出装置からタッチ情報を受信し、それをタッチポイント座標に変換してから、プロセッサ810に送信し、プロセッサ810から送信されてきたコマンドを受信して実行する。なお、抵抗式、静電容量式、赤外線及び表面音波などの様々なタイプを採用してタッチパネル8071を実現してもよい。タッチパネル8071以外、ユーザ入力ユニット807は、他の入力機器8072をさらに含んでもよい。具体的には、他の入力機器8072は、物理的なキーボード、機能キー(例えば、ボリューム制御ボタン、スイッチボタンなど)、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、それらに限らない。ここでこれ以上説明しない。
【0094】
更に、タッチパネル8071は、表示パネル8061上に覆われてもよい。タッチパネル8071は、その上又は付近でのユーザによるタッチ操作を検出すると、プロセッサ810に伝送して、タッチイベントのタイプを特定し、その後、プロセッサ810は、タッチイベントのタイプに応じて表示パネル8061上で該当する視覚出力を提供する。図7において、タッチパネル8071と表示パネル8061は、二つの独立した部品として電子機器の入力と出力機能を実現するものであるが、なんらかの実施例において、タッチパネル8071と表示パネル8061とを集積して電子機器の入力と出力機能を実現してもよい。具体的には、ここで限定しない。
【0095】
インターフェースユニット808は、外部装置と電子機器800との接続のためのインターフェースである。例えば、外部装置は、有線又は無線ヘッドフォンポート、外部電源(又は電池充電器)ポート、有線又は無線データポート、メモリカードポート、識別モジュールを有する装置への接続用のポート、オーディオ入力/出力(I/O)ポート、ビデオI/Oポート、イヤホンポートなどを含んでもよい。インターフェースユニット808は、外部装置からの入力(例えば、データ情報、電力など)を受信するとともに、受信した入力を電子機器800内の一つ又は複数の素子に伝送するために用いられてもよく、又は電子機器800と外部装置との間でデータを伝送するために用いられてもよい。
【0096】
メモリ809は、ソフトウェアプログラム及び様々なデータを記憶するために用いられてもよい。メモリ809は、主にプログラム記憶領域及びデータ記憶領域を含んでもよい。そのうち、プログラム記憶領域は、オペレーティングシステム、少なくとも一つの機能に必要なアプリケーションプログラム(例えば、音声再生機能、画像再生機能など)などを記憶することができ、データ記憶領域は、携帯電話の使用によって作成されるデータ(例えば、オーディオデータ、電話帳など)などを記憶することができる。なお、メモリ809は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、非揮発性メモリ、例えば少なくとも一つの磁気ディスクメモリデバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の非揮発性ソリッドステートメモリデバイスをさらに含んでもよい。
【0097】
プロセッサ810は、電子機器の制御センターであり、様々なインターフェースと線路によって電子機器全体の各部分に接続され、メモリ809に記憶されたソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを運行又は実行すること、及びメモリ809に記憶されたデータを呼び出し、電子機器の様々な機能を実行し、データを処理することによって、電子機器全体をモニタリングする。プロセッサ810は、一つ又は複数の処理ユニットを含んでもよい。好ましくは、プロセッサ810は、アプリケーションプロセッサとモデムプロセッサを集積してもよい。そのうち、アプリケーションプロセッサは、主にオペレーティングシステム、ユーザインターフェース及びアプリケーションプログラムなどを処理するためのものであり、モデムプロセッサは、主に無線通信を処理するためのものである。理解できるように、上記モデムプロセッサは、プロセッサ810に集積されなくてもよい。
【0098】
電子機器800は、各部品に電力を供給する電源811(例えば電池)をさらに含んでもよく、好ましくは、電源811は、電源管理システムによってプロセッサ810にロジック的に接続されてもよく、それにより、電源管理システムによって充放電管理及び消費電力管理などの機能を実現することができる。
【0099】
また、電子機器800は、いくつかの示されていない機能モジュールを含む。ここでこれ以上説明しない。
【0100】
好ましくは、本発明の実施例は、電子機器をさらに提供する。前記電子機器は、プロセッサ810と、メモリ809と、メモリ809に記憶され、且つ前記プロセッサ810上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、このコンピュータプログラムがプロセッサ810によって実行されると、上記登録方法の実施例の各プロセスを実現させ、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0101】
本発明の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。コンピュータ可読記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶されており、このコンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、上記登録方法の実施例の各プロセスを実現させ、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。そのうち、前記コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク又は光ディスクなどである。
【0102】
なお、本明細書では、「包括」、「包含」という用語又はその他の任意の変形は、非排他的な「包含」を意図的にカバーするものであり、それにより、一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素を含むだけではなく、明確にリストアップされていない他の要素も含み、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素も含む。それ以上の制限がない場合に、「……を1つ含む」という文章で限定された要素について、この要素を含むプロセス、方法、物品又は装置には他の同じ要素も存在することが排除されるものではない。
【0103】
以上の実施の形態の記述によって、当業者であればはっきりと分かるように、上記実施例の方法は、ソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームの形態によって実現されてもよい。無論、ハードウェアによっても実現されるが、多くの場合、前者は、好適な実施の形態である。このような理解を踏まえて、本発明の技術案は、実質には又は従来の技術に寄与した部分がソフトウェア製品の形式によって表われてもよい。このコンピュータソフトウェア製品は、一つの記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、一台の端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク機器などであってもよい)に本発明の各実施例に記載の方法を実行させるための若干の命令を含む。
【0104】
以上は、添付図面を結び付けながら、本発明の実施例について記述したが、本発明は、上記した具体的な実施の形態に限らない。上記した具体的な実施の形態は、例示的なものに過ぎず、制限性のあるものではない。当業者は、本発明の示唆で、本発明の趣旨と請求項に保護される範囲から逸脱しない場合、多くの形式を作成することもでき、いずれも本発明の保護範囲内に属する。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7