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特許7505033ブレーキ液圧制御装置およびその製造方法
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  • 特許-ブレーキ液圧制御装置およびその製造方法 図1
  • 特許-ブレーキ液圧制御装置およびその製造方法 図2
  • 特許-ブレーキ液圧制御装置およびその製造方法 図3
  • 特許-ブレーキ液圧制御装置およびその製造方法 図4
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-14
(45)【発行日】2024-06-24
(54)【発明の名称】ブレーキ液圧制御装置およびその製造方法
(51)【国際特許分類】
   B60T 11/16 20060101AFI20240617BHJP
   B60T 8/34 20060101ALI20240617BHJP
【FI】
B60T11/16 Z
B60T8/34
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2022570755
(86)(22)【出願日】2021-12-02
(86)【国際出願番号】 IB2021061209
(87)【国際公開番号】W WO2022136984
(87)【国際公開日】2022-06-30
【審査請求日】2023-03-07
(31)【優先権主張番号】P 2020211841
(32)【優先日】2020-12-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】591245473
【氏名又は名称】ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング
【氏名又は名称原語表記】ROBERT BOSCH GMBH
(74)【代理人】
【識別番号】100177839
【弁理士】
【氏名又は名称】大場 玲児
(72)【発明者】
【氏名】三好 照剛
【審査官】杉山 豊博
(56)【参考文献】
【文献】独国特許出願公開第102016218422(DE,A1)
【文献】特開昭60-67253(JP,A)
【文献】独国特許出願公開第102009021348(DE,A1)
【文献】特開2016-023653(JP,A)
【文献】独国特許出願公開第102005033423(DE,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60T 11/16
B60T 8/34
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
シリンダ孔(3)を有する基体(2)と、
前記シリンダ孔(3)に摺動自在に嵌合されるピストン(5)と、
前記シリンダ孔(3)の開口部(9)に取り付けられ、前記ピストン(5)の摺動をガイドするガイドリング(8)と、を備えるブレーキ液圧制御装置(1)において、
前記ガイドリング(8)は、前記シリンダ孔(3)と対向する下面(8b)に、前記ガイドリング(8)の径方向に広がるフランジ部(8e)と、
前記ガイドリング(8)の外周面(8d)に等間隔に配置され、前記フランジ部(8e)よりも前記ガイドリング(8)の径方向外側に膨出する膨出部(8c)を有し、
前記膨出部(8c)は、前記ガイドリング(8)の軸方向断面から見て、前記ガイドリング(8)の前記下面(8b)から上面(8a)に向かうにつれ前記ガイドリングの径方向に広がるテーパー部(8f)を有する、
ブレーキ液圧制御装置(1)。
【請求項2】
前記フランジ部(8e)の直径は、前記シリンダ孔(3)の開口部(9)の直径よりも小さい、
請求項1記載のブレーキ液圧制御装置(1)。
【請求項3】
前記フランジ部(8e)は、前記ガイドリング(8)の軸方向(Ax)断面から見て、前記ガイドリングの前記下面(8b)から上面(8a)に向かうにつれ前記ガイドリング(8)の径方向に広がるテーパー部(8g)を有する、
請求項1または2記載のブレーキ液圧制御装置(1)。
【請求項4】
少なくとも一対の前記膨出部(8c)は、前記ガイドリング(8)の中心(14)に対して点対称に配置される、
請求項1から3のいずれか1項記載のブレーキ液圧制御装置(1)。
【請求項5】
前記ガイドリング(8)は、隣り合う2つの前記膨出部(8c)の間に、前記基体(2)の一部を塑性変形させることにより前記ガイドリング(8)を前記基体(2)に取り付けための被固定部(8h)を有する、
請求項1から4のいずれか1項記載のブレーキ液圧制御装置。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか1項記載のブレーキ液圧制御装置(1)の製造方法であって、
前記ガイドリング(8)を前記シリンダ孔(3)の開口部(9)に圧入固定する工程と、
隣り合う2つの前記膨出部(8c)の間において、前記基体(2)の一部を塑性変形させることにより前記ガイドリング(8)を前記基体(2)に固定する工程と、
を含む、製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ブレーキ液圧制御装置に関し、特に、ピストンを摺動可能に収容するシリンダ孔を備えた液圧制御装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種のブレーキ液圧制御装置は、ブレーキ液の流れを制御する電磁弁等が取り付けられた車両安定化制御装置に、マスタシリンダ機能が一体となっているものが知られている。このようなブレーキ液圧制御装置の基体には、ドライバのブレーキペダルの入力に応じて摺動するピストンを収容するためのシリンダ孔が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特表2020-528385号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
当該シリンダ孔の開口部には、ピストンの摺動をガイドするためのガイド部材が設けられており、当該ガイド部材は基体と一体となって形成される場合もあれば、基体とは別体として形成され、後に当該ガイド部材がシリンダ孔の開口部に取り付けられる場合もある。
【0005】
しかし、当該ガイド部材が基体と一体となって形成される場合には、ガイド部材の箇所が直方体の基体から突出して形成されるので、ガイド部材を加工するための設備が別途必要となり、加工費が高騰する。このため、ガイド部材は別工程で作成され、のちに開口部に取り付けられる工法を取る場合が多い。
【0006】
ガイド部材を基体に取り付けるには、まずガイド部材をシリンダ孔の開口部に圧入することによって仮固定した後、基体を塑性変形させることによりガイド部材を基体にカシメ固定する方法がある。
【0007】
ガイド部材の内径部分とシリンダ孔によってピストンを正確にガイドするためには、正確な同軸度が要求されるが、ガイド部材の外径部分とシリンダ孔の内径部の締め代が定められた値よりも大きくなってしまうと、圧入時にシリンダ孔との摺接抵抗が大きくなり、ガイド部材の表面処理が剥がれ落ちる、または、ガイド部材の内径部分が変形してしまうといった不具合が生じる。
【0008】
これを防ぐためには、ガイド部材の外径部分とシリンダ孔の内径部には厳密な寸法公差が要求されるが、寸法公差が厳しいほどガイド部材の加工費が高騰する。
【0009】
本発明は、上述の課題を背景としてなされたものであり、該ガイド部材をシリンダ孔に圧入する際に発生する不具合を改善することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係るブレーキ液圧制御装置は、シリンダ孔を有する基体と、前記シリンダ孔に摺動自在に嵌合されるピストンと、前記シリンダ孔の開口部に取り付けられ、前記ピストンの摺動をガイドするガイドリングと、を備えるブレーキ液圧制御装置において、前記ガイドリングは、前記シリンダ孔と対向する下面に、前記ガイドリングの径方向に広がるフランジ部と、前記ガイドリングの外周面に等間隔に配置され、前記フランジ部よりも前記ガイドリングの径方向外側に膨出する膨出部を有し、前記膨出部は、前記ガイドリングの軸方向断面から見て、前記ガイドリングの前記下面から上面に向かうにつれ前記ガイドリングの径方向に広がるテーパー部を有するものである。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、ガイド部材の内径部分とシリンダ孔との同軸度を調整しやすく、かつガイド部材を基体に仮固定させる際に生じ得るガイド部材の表面処理の剥がれ落ちの問題を軽減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置の構成の例を示す図である。
図2】本発明の実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置における、ピストン周辺部分の拡大図、およびガイドリングの斜視図である。
図3】本発明の実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置における、ガイドリングが基体に取り付けられた状態を示す径方向断面図である。
図4】本発明の実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置における、ガイドリングが基体に取り付けられた状態を示す軸方向断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下に、本発明に係るブレーキ液圧制御装置について、図面を用いて説明する。
なお、本発明に係るブレーキ液圧制御装置が、四輪車に搭載されている場合について説明しているが、本発明に係るブレーキ油圧制御装置は、四輪車以外の他の車両(二輪車、トラック、バス等)に搭載されてもよい。また、以下で説明する構成、動作等は、一例であり、本発明に係るブレーキ液圧制御装置は、そのような構成、動作等である場合に限定されない。また、各図において、同一の又は類似する部材又は部分には、同一の符号を付している、又は、符号を付すことを省略している。また、細かい構造については、適宜図示を簡略化又は省略している。
【0014】
本実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置1の構成及び動作について説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るブレーキ液圧制御装置1の構成の例を示す図である。
【0015】
図1に示されるように、ブレーキ液圧制御装置1は、ホイールシリンダへ連通するホイールシリンダ孔23、ブレーキ液圧を制御するバルブが挿入されるバルブ孔24、プランジャ(図示せず)を駆動するモータが挿入されるモータ孔21、およびマスタシリンダのピストン5が挿入されるシリンダ孔3を有する、直方体の基体2を備える。
【0016】
図1において、ホイールシリンダ孔23及びモータ孔21は基体2の正面22に配置され、バルブ孔24は基体2の背面に配置されている。
【0017】
ピストン5を収容するシリンダ孔3は基体2の側面4の上方に配置され、一方の側面4から他方の側面4へ、側面に対して垂直方向へ延在している。図1において、シリンダ孔3は、ホイールシリンダ孔23より下方に配置されている。ただし、シリンダ孔3の上下位置は適宜変更可能であり、バルブ孔24、モータ孔21およびホイールシリンダ孔23の配置に応じて、シリンダ孔3は、ホイールシリンダ孔23より上方に配置されても良いし、モータ孔21の下方に配置されても良い。
【0018】
シリンダ孔3の一方の側面4における開口部9には、ガイドリング8が取り付けられ、ピストン5の摺動をガイドしている。
【0019】
次に、ピストン5の動作について説明する。
【0020】
ドライバによりブレーキペダル7が操作されると、操作力がピストンロッド6を介してピストン5に伝達される。シリンダ孔3内に配置され、ピストン5を右方向に付勢するバネ10(図2参照)の付勢力よりも大きな操作力がピストンに伝達されると、ピストン5はガイドリング8およびシリンダ孔3の内壁に案内されつつ左方向に移動する。操作力がバネ10の付勢力より小さくなると、ピストン5は、バネ10の付勢力により右方向に移動する。このように、ピストン5は、シリンダ孔3に摺動自在に移動することができる。
【0021】
図2aはピストン5及びピストン5周辺の基体2の断面図を示している。
【0022】
ピストン5は、略円筒形状を有しており、右側に開口する有底孔5aの底部において、ピストンロッド6の頂部と接続されている。尚、ピストンロッド6の頂部はボール状に形成され、当該頂部を支点として、ピストンロッド6は上下方向に移動可能である。
【0023】
またピストン5は、左側に開口を有する有底孔5bを有し、有底孔5bの底部において、バネ10の一端と接続されている。
【0024】
シリンダ孔3の内壁には環状溝11が形成され、環状溝11にはシール部材12が挿入されている。シール部材12は、シリンダ孔3内に充填されるブレーキ液が、基体2の外部へ漏れるのを防いでいる。図2aにおける実施例では、環状溝11が等間隔に3つ、シリンダ孔3の軸方向に設けられており、それぞれの環状溝11にシール部材12が挿入されている。
【0025】
シリンダ孔3の開口部9は、シリンダ孔3の内径より拡径された段部として形成されている。また、開口部9には、シリンダ孔の軸と同軸に取り付けられ、ピストン5をガイドするガイドリング8が設けられている。
【0026】
図2bはガイドリング8の斜視図である。
【0027】
ガイドリング8はリング形状を有し、基体2に組付けられたときにシリンダ孔3に対向する下面8bと、基体2に組付けられたときに基体の外側を向く上面8aと、上面と下面をつなぐ側壁を有する。
【0028】
また、ガイドリング8は、側壁の外周面8dに、ガイドリング8の径方向に膨出する膨出部8cを有する。膨出部8cはガイドリング8の周方向に等間隔に複数配置されており、側壁と一体的に形成される。図2bにおいて、膨出部8cは略直方体の隆起部として形成され、ガイドリング8の下面側に、該下面から上面に向かうにつれガイドリング8の径方向に広がるテーパー部8f(図4参照)が形成されている。
【0029】
またガイドリング8は下面8bにガイドリング8の径方向に広がるフランジ部8eを有する。フランジ部8eは下面8bと共にガイドリング8の平坦な面を形成し、基体2に取り付けられる際に開口部9の段部と接触し、シリンダ孔3の軸方向との位置決めを行う。
また、膨出部8cのテーパー部8fの上面側終端部における径は、フランジ部8eの径よりも大きい(図4参照)。これは、膨出部8cによってシリンダ孔3の開口部にガイドリング8を仮固定するために必要な構成であり、詳細は後ほど説明する。
【0030】
図3はガイドリング8が基体2に取り付けられた状態をシリンダ孔3の軸方向から見た図である。
【0031】
図3において、膨出部8cはガイドリング8の中心14に対して点対称に配置されている。また同様に、二つの隣り合う膨出部8cの間に配置される被固定部8hもガイドリング8の中心14に対して点対称に配置される。図3においては、膨出部8c、被固定部8h共に4つずつ設けられている。
【0032】
次に、ガイドリング8を基体2に固定する工程について説明する。
【0033】
まず、ガイドリング8はシリンダ孔3の開口部9に圧入されることにより基体2に仮固定される。膨出部8cを含むガイドリング8の径RdA-A図4参照)は、開口部9の径より若干大きく形成されているので、ガイドリング8を開口部9に挿入する際に、膨出部8cの一部が塑性変形され、ガイドリング8が開口部9に仮固定される。このとき同時に、シリンダ孔3の軸とガイドリング8の軸が同軸となるように調整される。また、フランジ部8eを含むガイドリングの径RdB-B図4参照)は、開口部9の径より若干小さく形成されているため、ガイドリング8を開口部9に挿入する際に、フランジ部8eは開口部の内壁とは干渉することなく、ガイドリング8を基体に仮固定することができる。
【0034】
ガイドリング8を基体2に仮固定した後、その周辺の基体2の一部を塑性変形させ、隣り合う2つの膨出部8cの間にあるガイドリング8の被固定部8hに該基体2の一部を被せることにより、ガイドリング8を基体2にカシメ固定する。
【0035】
図4aは図3におけるA-A断面を示し、図4bは図3におけるB-B断面を示している。
【0036】
図4aに示す通り、膨出部8cには、ガイドリング8の軸方向Ax断面から見てガイドリング8の下面8bから上面8aに向かうにつれガイドリング8の径方向に広がるテーパー部8fが形成されている。
【0037】
ガイドリング8が基体2に仮固定されるガイドリング8の圧入工程において、膨出部8cの塑性変形はテーパー部8fの上面側終端部8fから開始される。従い、膨出部8cにテーパー部8fがない場合と比較して、圧入ストロークdpfを小さく抑えることができるので、膨出部8cの塑性変形から生じるガイドリング8の表面処理の剥がれに起因するコンタミの発生を抑制することができる。
【0038】
尚、テーパー部8fの角度や、上面側終端部8fの軸方向位置は、要求されるガイドリング8の仮止め強度や、シリンダ孔3とガイドリング8の同軸度の調整のしやすさや等を考慮して適宜調整される。
【0039】
図4bはフランジ部8eを含むガイドリング8の断面が示されている。
【0040】
フランジ部8eには、膨出部8cと同様にガイドリング8の軸方向Ax断面から見てガイドリング8の下面8bから上面8aに向かうにつれガイドリング8の径方向に広がるテーパー部8gが形成されている。これにより、ガイドリング8を開口部9に挿入する際の開口部9との干渉を避けることができると共に、ガイドリング8の組付けを容易にできる。
【0041】
図4bに示す通り、フランジ部8eの径が最も大きい箇所と開口部9との間には、若干の隙間dcrが形成されているので、ガイドリング8を開口部9に挿入する際のフランジ部8eにおける表面処理の剥がれ等の問題は生じ得ない。
【0042】
また、ガイドリング8が開口部9に仮固定された後、基体2における開口部9の周辺箇所2aを塑性変形させることによってガイドリング8の被固定部8hを固定する。これによってガイドリング8が基体に強固に固定される。
【0043】
以上説明してきた通り、本願発明に係るブレーキ液圧制御装置によれば、以下の効果を奏することができる。
【0044】
膨出部8cにテーパー部8fが形成されているので、圧入ストロークdpfを小さく抑えることができ、ひいてはガイドリング8の挿入時における開口部9との摺動抵抗から生じるガイドリング8の表面処理の剥がれ等を抑制できる。
【0045】
フランジ部8eの径はシリンダ孔3の開口部9の径より小さいので、ガイドリングの挿入時におけるフランジ部8eからのコンタミの発生を防止できる。
【0046】
フランジ部8eにテーパー部8gが形成されているので、ガイドリング8を開口部9に挿入する際のシリンダ孔3の内壁との干渉の可能性を低減でき、かつ、ガイドリング8の組付けを容易にできる。
【0047】
膨出部8cがガイドリング8の中心14に対して点対称に配置されているので、ガイドリング8の仮固定を安定化させると共に、シリンダ孔3の軸方向とガイドリングの軸方向Axとの同軸度を高めることができる。
【符号の説明】
【0048】
1 ブレーキ液圧制御装置、2 基体、3 シリンダ孔、4 側面、5 ピストン、6 ピストンロッド、7 ブレーキペダル、8 ガイドリング、8a 上面、8b 下面、8c 膨出部、8d 外周面、8e フランジ部、8f テーパー部、8g テーパー部、8h 被固定部、9 開口部、10 バネ、11 環状溝、12 シール部材、21 モータ孔、23 ホイールシリンダ孔、24 バルブ孔、Ax 軸方向。
図1
図2
図3
図4