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特許7505043インタフェース表示方法、装置及び電子機器
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-14
(45)【発行日】2024-06-24
(54)【発明の名称】インタフェース表示方法、装置及び電子機器
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/04842 20220101AFI20240617BHJP
【FI】
G06F3/04842
【請求項の数】 15
(21)【出願番号】P 2022576540
(86)(22)【出願日】2021-06-16
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-07-12
(86)【国際出願番号】 CN2021100313
(87)【国際公開番号】W WO2021254378
(87)【国際公開日】2021-12-23
【審査請求日】2022-12-12
(31)【優先権主張番号】202010564774.2
(32)【優先日】2020-06-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】110001933
【氏名又は名称】弁理士法人 佐野特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】▲陳▼▲東▼▲興▼
【審査官】九鬼 一慶
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2020/119486(WO,A1)
【文献】特開平05-216728(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2017/0220619(US,A1)
【文献】特開2012-103894(JP,A)
【文献】特開平07-084744(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/048- 3/04895
G06F 16/00 -16/958
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子機器に用いられるインタフェース表示方法であって、
第一のアプリケーションの第一のインタフェース及び第一の識別子を表示することであって、前記第一の識別子は、前記第一のアプリケーションの第二のインタフェースを指示するために用いられ、前記第一のインタフェースと前記第二のインタフェースには、いずれも繰り返し読み取り不可なターゲット操作トランザクションが含まれることと、
ユーザの前記第一の識別子への第一の入力を受信することと、
前記第一の入力に応答し、前記第二のインタフェースを表示することであって、前記第一のインタフェースと前記第二のインタフェースとのうちの少なくとも一つに含まれる前記ターゲット操作トランザクションがロック状態にあることとを含む、インタフェース表示方法。
【請求項2】
前記の、第一のアプリケーションの第一のインタフェース及び第一の識別子を表示することは、
前記第一のアプリケーションの第二のインタフェースを表示する場合に、第二の入力を受信することと、
前記第二の入力に応答し、前記第二のインタフェースに対応するリソースをキャッシュし、第一のアプリケーションの第一のインタフェース及び第一の識別子を表示することとを含み、
前記の、前記第一の入力に応答し、前記第二のインタフェースを表示することは、
前記第一の入力に応答し、キャッシュされる前記第二のインタフェースに対応するリソースに基づいて、前記第二のインタフェースを表示することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記方法は、
前記第二のインタフェースがオフされるとともに、前記第一のインタフェースにおける前記ターゲット操作トランザクションが前記ロック状態である場合に、前記第一のインタフェースにおける前記ターゲット操作トランザクションを前記ロック状態からアクティブ化状態に変更すること、又は、
前記第一の識別子への第三の入力を受信した場合に、前記第一の識別子の表示をキャンセルし、前記第一のインタフェースにおける前記ターゲット操作トランザクションが前記ロック状態であれば、前記第一のインタフェースにおける前記ターゲット操作トランザクションを前記ロック状態からアクティブ化状態に変更することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記方法は、
前記ターゲット操作トランザクションへの第四の入力を受信することと、
前記ターゲット操作トランザクションがアクティブ化状態にある場合に、前記第四の入力に応答し、前記ターゲット操作トランザクションに対応する操作を実行することと、
前記ターゲット操作トランザクションがロック状態にある場合に、前記第四の入力に応答しないこととをさらに含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記第一の識別子は、前記第二のインタフェースであり、
前記の、第一のアプリケーションの第一のインタフェース及び第一の識別子を表示することは、
前記第一のアプリケーションの第一のインタフェースと第二のインタフェースを表示することを含み、前記第一のインタフェースの表示領域は、前記第二のインタフェースの表示領域と部分的に重なり、且つ前記第一のインタフェースの表示領域は、前記第二のインタフェースの表示領域よりも大きい、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記の、前記第一のアプリケーションの第一のインタフェースと第二のインタフェースを表示した後に、前記方法は、
ユーザの前記第一のインタフェースにおけるターゲットコンテンツへの第五の入力を受信することと、
前記第五の入力に応答し、前記ターゲットコンテンツに対応するリソースを前記第二のインタフェースに対応するリソースに追加することとをさらに含み、
前記の、前記第一の入力に応答し、前記第二のインタフェースを表示することは、
前記第一の入力に応答し、前記第二のインタフェースを表示することを含み、前記第二のインタフェースは前記ターゲットコンテンツを含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記第一の識別子は、少なくとも一つのターゲットインタフェースを指示するために用いられ、前記少なくとも一つのターゲットインタフェースは、前記第二のインタフェースを含み、
前記の、前記第一の入力に応答し、前記第二のインタフェースを表示することは、
前記第一の入力に応答し、設定インタフェースを表示することであって、前記設定インタフェースは、各前記ターゲットインタフェースのインタフェースサムネールを含むことと、
ユーザの前記第二のインタフェースのインタフェースサムネールへの第六の入力を受信することと、
前記第六の入力に応答し、前記第二のインタフェースを表示することとを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記設定インタフェースは、ターゲットコントロールを含み、前記の、設定インタフェースを表示した後に、前記方法は、
ユーザの前記ターゲットコントロールへの第七の入力を受信することと、
前記第七の入力に応答し、前記設定インタフェースにインタフェースサムネールを追加することとをさらに含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記の、第一のアプリケーションの第一のインタフェース及び第一の識別子を表示した後に、前記方法は、
前記第一の識別子を第二の識別子に更新することと、
ユーザの前記第二の識別子への第八の入力を受信することと、
前記第八の入力に応答し、第三のインタフェースをオフすることとをさらに含み、
ここで、前記第三のインタフェースは、前記少なくとも一つのターゲットインタフェースのうちの前記第一のインタフェースを除く他のインタフェースである、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
電子機器に用いられるインタフェース表示装置であって、
表示モジュールと受信モジュールとを含み、
前記表示モジュールは、第一のアプリケーションの第一のインタフェース及び第一の識別子を表示するために用いられ、前記第一の識別子は、前記第一のアプリケーションの第二のインタフェースを指示するために用いられ、前記第一のインタフェースと前記第二のインタフェースには、いずれも繰り返し読み取り不可なターゲット操作トランザクションが含まれ、
前記受信モジュールは、ユーザの前記表示モジュールによって表示される前記第一の識別子への第一の入力を受信するために用いられ、
前記表示モジュールは、前記受信モジュールによって受信される前記第一の入力に応答し、前記第二のインタフェースを表示するためにも用いられ、前記第一のインタフェースと前記第二のインタフェースとのうちの少なくとも一つに含まれる前記ターゲット操作トランザクションがロック状態にある、インタフェース表示装置。
【請求項11】
前記受信モジュールは、具体的に、前記第一のアプリケーションの第二のインタフェースを表示する場合に、第二の入力を受信するために用いられ、
前記表示モジュールは、具体的に、前記受信モジュールによって受信される前記第二の入力に応答し、前記第二のインタフェースに対応するリソースをキャッシュし、第一のアプリケーションの第一のインタフェース及び第一の識別子を表示するために用いられ、
前記表示モジュールは、具体的に、前記受信モジュールによって受信される前記第一の入力に応答し、キャッシュされる前記第二のインタフェースに対応するリソースに基づいて、前記第二のインタフェースを表示するためにも用いられる、請求項10に記載の装置。
【請求項12】
前記装置は、更新モジュールをさらに含み、
前記更新モジュールは、前記第二のインタフェースがオフされるとともに、前記第一のインタフェースにおける前記ターゲット操作トランザクションが前記ロック状態である場合に、前記第一のインタフェースにおける前記ターゲット操作トランザクションを前記ロック状態からアクティブ化状態に変更するために用いられ、又は、
前記第一の識別子への第三の入力を受信した場合に、前記第一の識別子の表示をキャンセルし、前記第一のインタフェースにおける前記ターゲット操作トランザクションが前記ロック状態であれば、前記第一のインタフェースにおける前記ターゲット操作トランザクションを前記ロック状態からアクティブ化状態に変更するために用いられる、請求項10に記載の装置。
【請求項13】
前記第一の識別子は、前記第二のインタフェースであり、
前記表示モジュールは、具体的に、前記第一のアプリケーションの第一のインタフェースと第二のインタフェースを表示するために用いられ、
ここで、前記第一のインタフェースの表示領域は、前記第二のインタフェースの表示領域と部分的に重なり、且つ前記第一のインタフェースの表示領域は、前記第二のインタフェースの表示領域よりも大きい、請求項10に記載の装置。
【請求項14】
電子機器であって、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行されると、請求項1から9のいずれか1項に記載のインタフェース表示方法のステップを実現する、電子機器。
【請求項15】
プログラム又は命令が記憶される可読記憶媒体であって、前記プログラム又は命令がプロセッサにより実行されると、請求項1から9のいずれか1項に記載のインタフェース表示方法のステップを実現する、可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【関連出願の相互参照】
【0001】
本出願は、2020年06月19日に中国で提出された中国特許出願番号202010564774.2の優先権を主張しており、同出願の内容の全ては、ここに参照として取り込まれる。
【技術分野】
【0002】
本発明の実施例は、通信技術分野に関し、特にインタフェース表示方法、装置及び電子機器に関する。
【背景技術】
【0003】
電子機器技術の発展に伴い、電子機器(例えば、スマート携帯電話)のユーザによる使用頻度がますます高まり、電子機器により同一のアプリケーションプログラムで複数のインタフェースを頻繁に切り替える必要のあるシナリオもますます増えている。
【0004】
関連技術では、同一のアプリケーションプログラムにおいて、電子機器が第一のインタフェースを表示する場合に、ユーザが電子機器に第一のインタフェースと第二のインタフェースを同時に表示させたい時、第一のインタフェースと第二のインタフェースの操作トランザクション(例えば、支払いトランザクション)が同じである場合に、ユーザは、操作トランザクションを実行する必要がある時、一つの表示インタフェースを選択し、電子機器がこの表示インタフェースに遷移されて、操作トランザクションの実行を完了する必要がある。
【0005】
このように、ユーザは、異なる表示インタフェースの同じ操作トランザクションを操作する時、ユーザが誤操作しやすく、データの安全性を低減させた。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の実施例は、インタフェース表示方法、装置及び電子機器を提供し、ユーザが同一のアプリケーションにおいて、異なる表示インタフェースにおける同じ操作トランザクションに対して同期操作を行う時、誤操作しやすく、最終的にユーザデータの安全性を大幅に低減させるという問題を解決することができる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記技術問題を解決するために、本発明は、以下のように実現される。
【0008】
第一の態様によれば、本発明の実施例は、インタフェース表示方法を提供し、この方法は、電子機器が、第一のアプリケーションの第一のインタフェース及び第一の識別子を表示することであって、上記第一の識別子は、上記第一のアプリケーションの第二のインタフェースを指示するために用いられ、上記第一のインタフェースと上記第二のインタフェースには、いずれも繰り返し読み取り不可なターゲット操作トランザクションが含まれることと、電子機器が、ユーザの上記第一の識別子への第一の入力を受信することと、上記第一の入力に応答し、電子機器が、上記第二のインタフェースを表示することであって、上記第一のインタフェースと上記第二のインタフェースとのうちの少なくとも一つに含まれる上記ターゲット操作トランザクションがロック状態にあることとを含む。
【0009】
第二の態様によれば、本発明の実施例は、インタフェース表示装置をさらに提供し、この装置は、表示モジュールと受信モジュールとを含み、上記表示モジュールは、第一のアプリケーションの第一のインタフェース及び第一の識別子を表示するために用いられ、上記第一の識別子は、上記第一のアプリケーションにおける第二のインタフェースを指示するために用いられ、上記第一のインタフェースと上記第二のインタフェースには、いずれも繰り返し読み取り不可なターゲット操作トランザクションが含まれ、上記受信モジュールは、ユーザの上記表示モジュールによって表示される上記第一の識別子への第一の入力を受信するために用いられ、上記表示モジュールは、上記受信モジュールによって受信される上記第一の入力に応答し、上記第二のインタフェースを表示するために用いられ、上記第一のインタフェースと上記第二のインタフェースとのうちの少なくとも一つに含まれる上記ターゲット操作トランザクションがロック状態にある。
【0010】
第三の態様によれば、本発明の実施例は、電子機器を提供し、この電子機器は、プロセッサと、メモリと、このメモリに記憶され、且つこのプロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行されると、第一の態様に記載のインタフェース表示方法のステップを実現する。
【0011】
第四の態様によれば、本発明の実施例は、可読記憶媒体を提供し、このコンピュータ可読記憶媒体には、プログラム又は命令が記憶され、前記プログラム又は命令がプロセッサにより実行されると、第一の態様に記載のインタフェース表示方法のステップを実現する。
【0012】
第五の態様によれば、本出願の実施例は、チップを提供し、このチップは、プロセッサと通信インターフェースとを含み、前記通信インターフェースは、前記プロセッサと結合され、前記プロセッサは、プログラム又は命令を運行し、第一の態様に記載のインタフェース表示方法を実現するために用いられる。
【発明の効果】
【0013】
本発明の実施例では、電子機器は、第一のアプリケーションの第二のインタフェースに対応するインタフェース機能が電子機器内で運行される場合に、第一のアプリケーションの第一のインタフェース及び第一の識別子を表示し、この第一の識別子は、上記第二のインタフェースを指示するために用いられてもよく、且つこの第一のインタフェースと第二のインタフェースには、いずれも繰り返し読み取り不可なターゲット操作トランザクションが含まれる。その後、電子機器は、ユーザのこの第一の識別子への第一の入力を受信し、それによってディスプレイに上記第二のインタフェースが表示されることができ、ここで、上記第一のインタフェースと上記第二のインタフェースとのうちの少なくとも一つに含まれる上記ターゲット操作トランザクションがロック状態にある。このように、電子機器は、同一のアプリケーションにおいて、同じターゲット操作トランザクションを含む異なる表示インタフェースを保存する時、一部又は全部の表示インタフェースにおけるターゲット操作トランザクションをロックすることにより、ユーザが同一のアプリケーションプログラムにおいて異なる表示インタフェースを操作することを容易にすると同時に、ユーザによる誤操作リスクの回避を支援し、さらに電子機器におけるユーザデータの安全を確保し、ユーザによる電子機器使用の安全性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明の実施例による可能なアンドロイドオペレーティングシステムのアーキテクチャ概略図である。
図2】本発明の実施例によるインタフェース表示方法が適用されるインタフェースの概略図のその一である。
図3】本発明の実施例によるインタフェース表示方法のフロー概略図である。
図4】本発明の実施例によるインタフェース表示方法が適用されるインタフェースの概略図のその二である。
図5】本発明の実施例によるインタフェース表示方法が適用されるインタフェースの概略図のその三である。
図6】本発明の実施例によるインタフェース表示方法が適用されるインタフェースの概略図のその四である。
図7】本発明の実施例によるインタフェース表示方法が適用されるインタフェースの概略図のその五である。
図8】本発明の実施例によるインタフェース表示方法が適用されるインタフェースの概略図のその六である。
図9】本発明の実施例による電子機器の構造概略図のその一である。
図10】本発明の実施例による電子機器の構造概略図のその二である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下は、本発明の実施例における図面を結び付けながら、本発明の実施例における技術案を明瞭且つ完全に記述し、明らかに、記述された実施例は、本発明の一部の実施例であり、すべての実施例ではない。本発明における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を払わない前提で得られたすべての他の実施例は、いずれも本発明の保護範囲に属する。
【0016】
これから、本発明に出現された名詞は、以下のように解釈される。
【0017】
1、操作トランザクション
操作トランザクションは、トランザクションとも呼ばれる。トランザクションはデータベースにおける一つの単独の実行ユニット(Unit)であり、トランザクションは一つのデータ操作語言(data manipulation language、DML)文で構成され、この一グループのUnitにおけるDMLは、一つの全体として、すべて成功し、又はすべて失敗する。
【0018】
オンラインショッピングを例にして、その対応する操作トランザクションは取引操作トランザクションであり、この取引操作トランザクションとは、完全な取引プロセスである。具体的には、一つの取引プロセスは、1)顧客が購入する商品の在庫情報を更新することと、2)顧客の支払い情報を記憶することと、3)注文を生成してデータベースに保存することと、4)ユーザ関連情報、例えば買い物数などを更新することとのステップを含む。
【0019】
正常な場合に、これらの取引操作は、いずれも円滑に実行され、最終的に取引に成功し、取引に関連するすべてのデータベース情報の更新にも成功し、即ち取引操作トランザクションが完了する。しかしながら、停電又は他の不測の事態により、この一連の取引プロセスのいずれかにおいてエラー(例えば商品在庫情報を更新する時に異常が発生すること、顧客の銀行口座の残高が不足していることなど)が発生した場合に、取引プロセス全体の失敗、即ち取引操作トランザクションが完了していないことを招くことになる。一方、一旦取引に失敗すると、データベースにおけるすべての情報は、取引前の状態をそのまま維持しなければならず、例えば最後のステップでユーザ情報の更新に失敗して取引の失敗を招いた場合に、この失敗した取引がデータベースの状態に影響しないことを確保しなければならず、即ち元の在庫情報が更新されなく、ユーザから支払われなく、注文が生成されない。そうしないと、データベースの情報が不一致になり、又はより重大な予測不能な結果が現れる可能性がある。
【0020】
トランザクションは4つの属性、即ち原子性(atomicity)、一貫性(consistency)、隔離性(isolation)、永続性(durability)、即ちACID4つの属性を満たさなければならない。
【0021】
ここで、隔離性は「独立性」とも呼ばれ、二つ又は複数のトランザクションが並行に実行される時、データの安全性を確保するために、一つのトランザクション内の操作をトランザクションの操作から隔離し、他の実行中のトランザクションから見えないようにし、各トランザクションの実行が互いに干渉しないようにする。つまり、並行に実行されるトランザクションの間で相手の中間状態を見ることができず、並行に実行されるトランザクションの間で互いに影響を与えることができない。例えば、任意のペアであるトランザクションT1とT2について、T1にとって、T2はT1が開始する前にすでに終了したか、T1が完了した後に実行を開始する。
【0022】
2、繰り返し読み取り不可
繰り返し読み取り不可とは、電子機器がデータベースへのアクセスのプロセスにおいて、一つのトランザクション範囲内で二つの同じクエリに対して、異なるデータを返し、これらの異なるデータによって、バックグラウンドデータベースにおけるデータが誤って更新又は改正される可能性があることである。理解できることとして、本発明の実施例における繰り返し読み取り不可な操作トランザクションは、繰り返し操作に適合しない操作トランザクション(例えば、ショッピングカート決済ページでの支払い操作トランザクション)である。
【0023】
例えば、トランザクションT1はあるデータを読み取り、トランザクションT2はこのデータを読み取って修正し、T1が読み取り値を検証するためにこのデータを再度読み取ると、異なる結果が得られる。
【0024】
一つのより理解しやすい言い方として、一つのトランザクション内で、同一のデータを複数回読み取る。このトランザクションが終了していない時、別のトランザクションもこの同一のデータにアクセスしてデータを修正する。それでは、一番目のトランザクションの二回のデータ読み取りの間に、別のトランザクションの修正により、一番目のトランザクションで二回読み取ったデータが異なる可能性があり、このように一つのトランザクション内で二回読み取ったデータは異なることが発生したため、繰り返し読み取り不可と呼ばれ、即ち元の読み取りが繰り返することができない。
【0025】
例を挙げて説明すると、現在、ある会社で給与1000の従業員が10人いる。1)トランザクション1では、すべての給与1000の従業員を読み取り、2)トランザクション2では、テーブルに従業員の給与1000の記録が一本挿入され、3)トランザクション1では、すべての給与1000の従業員を読み取り、11本の記録が読み取られる。このような場合の解決方法として、操作トランザクションがデータ処理を完了する前に、任意の他のトランザクションは、新データを追加することができず、それによってこの問題を回避することができる。
【0026】
3、トランザクションインタフェース
電子機器における操作トランザクションを含む表示インタフェースである。
【0027】
4、アプリケーションプログラムにおけるインタフェース用語
電子機器は、アプリケーションプログラムに複数のインタフェース階層が設定されており、電子機器は、ユーザからの入力に応じて各階層の表示インタフェースを順次表示する。ここで、電子機器が、ユーザのアプリケーションプログラムアイコンへの入力を受信した後にデフォルトに開けられるインタフェースは、ホームページインタフェースであり、一般的にはアプリケーションプログラムのメインインタフェースである。電子機器がユーザからの入力を受信して最終的に表示される表示インタフェースは、最終インタフェースであり、電子機器が最終インタフェースとホームページインタフェースとの間で開けられる表示インタフェースは、中間インタフェースである。理解できることとして、最終インタフェースは、ホームページインタフェースと同じでもよく、最終インタフェースとホームページインタフェースとの間に中間インタフェースがなくてもよい。
【0028】
電子機器がユーザからの入力を受信してホームページインタフェースから最終インタフェースに到達する時、中間で開けられたインタフェースと共にインタフェースパスを形成する。ここで、ホームページインタフェースから最終インタフェースに到達するのに必要な電子機器との間のインタラクション切り替えの回数は、パスの深さと呼ばれる。
【0029】
例を挙げて説明すると、ユーザがチャットアプリケーションプログラム(Application、APP)でのユーザ甲とのダイアログにおけるピクチャ1を開けろうとすることを例にする。ユーザがチャットAPPをクリックした後に、電子機器は、直接にディスプレイにチャットリストを含むメインインタフェースが表示され、このメインインタフェースは、ホームページインタフェースであり、次にユーザがこのメインインタフェース上でユーザ甲との間のダイアログを見つけて、このダイアログをクリック入力すると、ディスプレイに対話インタフェースが表示され、この対話インタフェースは、中間インタフェースであり、そして、ユーザがこの対話インタフェースにスライド入力し、ピクチャ1のサムネールを見つけて、このサムネールをクリックすると、ディスプレイにピクチャ1が表示され、このピクチャ1の表示インタフェースは、最終インタフェースである。上記ユーザがピクチャ1を開けるプロセスにおいて、インタフェースパスは、メインインタフェース-対話インタフェース-ピクチャ1表示インタフェースであり、ここで、ユーザはホームページインタフェースから最終インタフェースまで電子機器と二回インタラクションし、パスの深さは2である。
【0030】
5、他の用語
説明すべきこととして、本明細書における「/」は「又は」の意思を表し、例えばA/Bは、A又はBを表してもよく、本明細書における「及び/又は」は、関連対象を記述する関連関係に過ぎず、三つの関係が存在し得ることを表し、例えばA及び/又はBは、単独のA、AとBとの組み合わせ、単独のBという3つのケースを表してもよい。
【0031】
説明すべきこととして、本明細書における「複数」とは、二つ又は二つより多いことである。
【0032】
説明すべきこととして、本発明の実施例では、「例示的」又は「例えば」などの用語は、例、例証又は説明として表すために用いられる。本発明の実施例では、「例示的」又は「例えば」と記述される任意の実施例又は設計案は、他の実施例又は設計案に比べてより好ましいか、又はより優位性があると解釈されるべきではない。正確に言うと、「例示的」又は「例えば」などの用語を使用することは、関連概念を具体的な方式で示すことを意図する。
【0033】
説明すべきこととして、本発明の実施例の技術案を明確に記述することを容易にするために、本発明の実施例では、「第一」、「第二」などの表現を用いて機能又は作用が基本的に同じである事項又は類似な事項を区別しており、当業者であれば理解できるように「第一」、「第二」などの表現は、数量と実行手順を限定するものではない。例えば、第一の入力と第二の入力は、異なる入力を区別するためのものであり、入力の特定の順序を記述するためのものではない。
【0034】
本発明の実施例によるインタフェース表示方法の実行本体は、電子機器であってもよく、この電子機器におけるこのインタフェース表示方法を実現できる機能モジュール及び/又は機能エンティティであってもよく、具体的に、実際の使用ニーズに応じて決定することができ、本発明の実施例に対して限定しない。
【0035】
本発明の実施例における電子機器は、端末機器であってもよい。例示的には、この端末機器は、携帯端末機器であってもよく、非携帯端末機器であってもよい。携帯端末機器は、携帯電話、タブレットパソコン、ノートパソコン、パームトップコンピュータ、車載端末機器、ウェアラブルデバイス、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(ultra-mobile personal computer、UMPC)、ネットブック又はパーソナルデジタルアシスタント(personal digital assistant、PDA)などであってもよく、非携帯端末機器は、パーソナルコンピュータ(personal computer、PC)、テレビ(television、TV)、預入支払機又はセルフサービス機などであってもよく、本発明の実施例に対して具体的に限定しない。
【0036】
本発明の実施例における電子機器は、オペレーティングシステムを有する電子機器であってもよい。このオペレーティングシステムは、アンドロイド(Android)オペレーティングシステムであってもよく、iosオペレーティングシステムであってもよく、他の可能なオペレーティングシステムであってもよく、本発明の実施例に対して具体的に限定しない。
【0037】
以下は、アンドロイドオペレーティングシステムを例にして、本発明の実施例によるインタフェース表示方法が適用されるソフトウェア環境を紹介する。
【0038】
図1に示すように、本発明の実施例による可能なアンドロイドオペレーティングシステムのアーキテクチャ概略図である。図1において、アンドロイドオペレーティングシステムのアーキテクチャは4層を含み、それぞれアプリケーションプログラムレイヤ、アプリケーションプログラムフレームワークレイヤ、システムランタイムライブラリレイヤとカーネルレイヤ(具体的にはLinuxカーネルレイヤであってもよい)である。
【0039】
ここで、アプリケーションプログラムレイヤは、アンドロイドオペレーティングシステムにおける各アプリケーションプログラム(システムアプリケーションプログラムとサードパーティ製アプリケーションプログラムとを含む)を含む。
【0040】
アプリケーションプログラムフレームワークレイヤは、アプリケーションプログラムのフレームワークであり、開発者は、アプリケーションプログラムのフレームワークの開発原則を遵守している場合に、アプリケーションプログラムフレームワークレイヤに基づき、いくつかのアプリケーションプログラムを開発することができる。
【0041】
システムランタイムライブラリレイヤは、ライブラリ(システムライブラリとも呼ばれる)とアンドロイドオペレーティングシステムランタイム環境とを含む。ライブラリは、主にアンドロイドオペレーティングシステムに必要な各種リソースを提供する。アンドロイドオペレーティングシステムランタイム環境は、アンドロイドオペレーティングシステムにソフトウェア環境を提供するために用いられる。
【0042】
カーネルレイヤは、アンドロイドオペレーティングシステムのオペレーティングシステム層であり、アンドロイドオペレーティングシステムソフトウェア階層の最下層に属する。カーネルレイヤは、Linuxカーネルに基づいて、アンドロイドオペレーティングシステムにコアシステムサービスとハードウェアに関連する駆動プログラムを提供する。
【0043】
アンドロイドオペレーティングシステムを例にして、本発明の実施例では、開発者は、上記図1に示すアンドロイドオペレーティングシステムのシステムアーキテクチャに基づいて、本発明の実施例によるインタフェース表示方法を実現するソフトウェアプログラムを開発し、それによってこのインタフェース表示方法が図1に示すアンドロイドオペレーティングシステムに基づいて運行することができる。即ちプロセッサ又は端末機器は、アンドロイドオペレーティングシステムでこのソフトウェアプログラムを運行することにより、本発明の実施例によるインタフェース表示方法を実現することができる。
【0044】
本発明の実施例によるインタフェース表示方法は、ユーザが同一のアプリケーションプログラムにターゲット操作トランザクションが含まれる異なる表示インタフェースを同時に使用するシナリオに用いられてもよい。
【0045】
ユーザが同一のアプリケーションプログラムにターゲット操作トランザクションが含まれる異なる表示インタフェースを同時に使用するシナリオについて、図2における(a)に示すように、ユーザが電子機器におけるショッピング系アプリケーションプログラムを用いて物品1を購入するとすると、ユーザは、メインインタフェースから店頭1に入った後に、まず物品を選定し、そして支払いページ21に入って支払う時、この物品1の情報を再確認する必要がある際、ユーザは、物品1の詳細情報ページのインタフェースサムネール1をクリックしてもよく、表示インタフェースを物品1の詳細情報ページに切り替えると同時に、支払いページ21をインタフェースサムネール2に切り替える。図2における(b)に示すように、ユーザがこの詳細情報ページを介してこの物品1の支払いインタフェースに再度入った場合に、支払いページ22となり、ユーザは、この物品1を購入して支払った後に、インタフェースサムネール2を再度クリックすると、この表示インタフェースを支払いページ21に切り替え、ユーザは、この支払いページ21で操作できるため、ユーザは、同じ支払い操作を繰り返し行う可能性が高く、即ち、アプリケーションプログラムのデータが乱れているため、物品1の代金を二回支払ったが、一つの物品1しかを購入せず、それによってユーザの財産上の損失を招くことになる。
【0046】
本発明の実施例では、電子機器は、ディスプレイにおける支払いページ22において第一の識別子を表示してもよく、この第一の識別子は、支払いページ21を指示するために用いられ、この電子機器は、ユーザの第一の識別子へのクリック入力を受信した後に、支払いページ22を支払いページ21に更新することができ、この時、この支払いページ21は、ロック状態にあり、それによってユーザはいつでも支払いページ21と支払いページ22を呼び出して確認できると同時に、ユーザのデータの安全と財産の安全を確保することができる。
【0047】
図3に示すように、本発明の実施例によるインタフェース表示方法では、この方法は、ステップ201乃至ステップ203を含む。
【0048】
ステップ201では、電子機器が、第一のアプリケーションの第一のインタフェース及び第一の識別子を表示する。
【0049】
本発明の実施例では、上記第一の識別子は、上記第一のアプリケーションの第二のインタフェースを指示するために用いられ、上記第一のインタフェースと第二のインタフェースには、いずれも繰り返し読み取り不可なターゲット操作トランザクションが含まれる。
【0050】
例示的には、上記第一の識別子は、アイコン識別子と、第二のインタフェースと、コントロールとのうちの少なくとも一つを含む。ここで、上記のアイコン識別子は、第二のインタフェースのインタフェースサムネール、第一のアプリケーションのアプリケーションプログラムアイコン、テキスト識別子(例えば、第一のアプリケーションの名称)であってもよい。
【0051】
例示的には、上記第二のインタフェースが複数の表示インタフェースである時、この第一の識別子は、単一の第一の識別子であってもよく、複数の第一の識別子であってもよい。ここで、上記複数の第一の識別子は、第二のインタフェースにおける複数の表示インタフェースと一対一に対応する指示関係である。
【0052】
本発明の実施例では、上記アプリケーションは、アプリケーションプログラムであってもよい。
【0053】
本発明の実施例では、上記第一のアプリケーションは、電子機器に操作トランザクションが含まれるいずれか一つのアプリケーションであってもよい。
【0054】
本発明の実施例では、上記第一の識別子の表示位置は、ユーザのこの第一の識別子への移動入力に従って、この第一のインタフェースのいずれか一つの位置に移動してもよく、本発明の実施例は、これを制限しない。
【0055】
本発明の実施例では、上記第一のアプリケーションは、操作トランザクションインタフェースに対応するインタフェース機能を運行することができるアプリケーションである。
【0056】
本発明の実施例では、上記操作トランザクションとは、アプリケーションにおいて他の機器(例えば、サーバ)との間でデータ伝送を行うことができる操作トランザクションであり、ここで、上記データ伝送は、一回だけの有効な操作である。例示的には、アプリケーションにおいてデータへ削除、修正、送信、確認などを行う操作は、いずれも操作トランザクションとすることができ、例えばメールボックスAPPにおいてメールを送信する操作、ショッピングAPPにおいて代金を支払う操作である。
【0057】
本発明の実施例では、上記操作トランザクションは、電子機器により予め設定されるものであってもよく、ユーザによりカスタマイズされたものであってもよく、本発明の実施例は、これを制限しない。
【0058】
説明すべきこととして、ユーザが上記ターゲット操作トランザクションを設定するプロセスにおいて、電子機器は、データの下位層でターゲット操作トランザクションの権限を限定しており、即ち、電子機器は、アプリケーションにおける一部のトランザクションをターゲット操作トランザクションとして規定し、ユーザが上記ターゲット操作トランザクションを設定する時、上記ターゲット操作トランザクションを非ターゲット操作トランザクションに設定しようとする場合に、電子機器は、ユーザからの設定を受付けない。
【0059】
例を挙げて説明すると、支払い系トランザクションは、ユーザの財産データの安全を確保するために、ターゲット操作トランザクションでなければならないが、メール送信のトランザクションは、ユーザの必要に応じて、非ターゲット操作トランザクション又はターゲット操作トランザクションに設定されてもよい。
【0060】
本発明の実施例では、上記第一のインタフェースと第二のインタフェースに含まれるターゲット操作トランザクションは、同一の操作トランザクション、例えば同一の対象に対する操作トランザクションである。例を挙げて説明すると、第一のアプリケーションがショッピングAPPである時、第一のインタフェースと第二のインタフェースにおけるターゲット操作トランザクションは、いずれも物品1に対する支払い操作であってもよい。
【0061】
本発明の実施例では、上記第一のインタフェースと第二のインタフェースは、上記第一のアプリケーションにターゲット操作トランザクションが含まれる表示インタフェースであってもよい。
【0062】
本発明の実施例では、上記第二のインタフェースは、第一のアプリケーションのうちの一つ又は複数の表示インタフェースであってもよく、本発明の実施例は、これを制限しない。
【0063】
さらに、上記第二のインタフェースが、第一のアプリケーションにおける複数の表示インタフェースを指示するために用いられる時、上記複数の表示インタフェースのうちの一つ又は複数の表示インタフェースには、ターゲット操作トランザクションが含まれる。
【0064】
本発明の実施例では、上記第二のインタフェースにおける表示コンテンツは、経時的に動的に変化してもよい。例えば、第二のインタフェースが電子機器内のチャットAPPにおける対話インタフェースである時、この電子機器が、新メッセージを受信した時、電子機器はこの対話インタフェースを更新する。
【0065】
ステップ202では、電子機器が、ユーザの上記第一の識別子への第一の入力を受信する。
【0066】
本発明の実施例では、上記第一の入力は、クリック入力、又はスライド入力、又は特殊ジェスチャの入力、又はボイス入力であってもよく、本発明の実施例は、これを制限しない。
【0067】
ステップ203では、上記第一の入力に応答し、電子機器が、上記第二のインタフェースを表示する。
【0068】
本発明の実施例では、上記第一のインタフェースと上記第二のインタフェースとのうちの少なくとも一つに含まれる上記ターゲット操作トランザクションがロック状態にある。
【0069】
本発明の実施例では、上記第一のインタフェースと第二のインタフェースとのうちの少なくとも一つに含まれるターゲット操作トランザクションがロック状態にあるとは、上記ターゲット操作トランザクションが読み取り可能状態にあることである。即ちユーザは、この第一のインタフェース及び/又は第二のインタフェースにおける表示コンテンツのみを閲覧又は確認することができ、この第一のインタフェース及び/又は第二のインタフェースにおけるターゲット操作トランザクションに対して操作を行うことができない。例えば、第二のインタフェースが株券購入インタフェースであり、且つ第二のインタフェースがロックされている時、ユーザは、この株券購入インタフェースを上下にスライドして閲覧することしかできず、インタフェースで株券購入の操作を行うことができず、又は、第二のインタフェースがショッピングインタフェースであり、且つ第二のインタフェースがロックされている時、ユーザは、このショッピングインタフェースを上下にスライドして閲覧することしかできず、このインタフェース上で支払い操作を行うことができない。
【0070】
例示的には、電子機器は、第一のインタフェース及び/又は第二のインタフェースにおけるすべてのコントロールをロックする方式を採用してもよく、これにより第一のインタフェース及び/又は第二のインタフェースにおけるターゲット操作トランザクションがロック状態にあり、ユーザからの第一の入力を受信すると同時に、第一のインタフェース及び/又は第二のインタフェースの表示コンテンツをスクリーンショットしてもよく、これによりユーザは、電子機器が上記第一の入力を受信した時刻、第一のインタフェース及び/又は第二のインタフェースにおいて更新表示されるコンテンツのみを閲覧することができ、上記第一のインタフェース及び/又は第二のインタフェースに更新表示されるコンテンツに対して操作を実行することができない。
【0071】
さらに、第一のインタフェース及び/又は第二のインタフェースにおけるターゲット操作トランザクションがロック状態にある時、この表示インタフェースには、ロック識別子が含まれてもよく、第一のインタフェース及び/又は第二のインタフェースをロック状態にしてもよく、それによってこのインタフェースにおけるターゲット操作トランザクションがロック状態にあることをユーザに注意させる。
【0072】
本発明の実施例では、電子機器は、第一のインタフェース及び/又は第二のインタフェースにおけるターゲット操作トランザクションをロック操作することにより、それをロック状態にする。
【0073】
例を挙げて説明すると、第一のアプリケーションがショッピングAPPであることを例にして本発明の実施例による方案を説明する。
【0074】
例1では、第一の識別子がインタフェースであることを例にして、電子機器が物品1の支払いインタフェース31の右上にアイコン識別子32(即ち上記の第一の識別子)が重畳表示される場合に、図4における(a)に示すように、電子機器は、ユーザのこのアイコン識別子32へのクリック入力(即ち上記第一の入力)を受信した後に、図4における(b)に示すように、ディスプレイ34上にアイコン識別子32により指示するこのショッピングAPPにおける物品1の支払いインタフェース33(即ち上記第二のインタフェース)が表示され、且つこの支払いインタフェース33における支払いコントロール35はロック状態である。
【0075】
例2では、例1と図4と結び付けて、図5における(a)に示すように、この支払いインタフェース31の右上に支払いインタフェース33(即ち上記第二のインタフェース)が重畳表示され、且つ支払いインタフェース33のインタフェースサイズが支払いインタフェース31のインタフェースサイズよりも小さく、ユーザが支払いインタフェース33をクリックした後に、図5における(b)に示すように、電子機器は、上記支払いインタフェース33と支払いインタフェース31との表示位置を交換し、この時、支払いインタフェース31のインタフェースサイズが縮小され、支払いインタフェース33上に重畳表示される。
【0076】
選択的に、本発明の実施例では、上記ステップ203は、以下のようなステップ203aを含んでもよい。
【0077】
ステップ203aでは、上記第一の入力に応答し、電子機器が、上記第二のインタフェースを表示し、且つ第三の識別子を表示する。
【0078】
例示的には、電子機器は、ディスプレイに第二のインタフェースが表示された後に、上記第一のインタフェースに対応するインタフェース機能がバックグラウンド運行に切り替えられると同時に、電子機器は、表示される第一のインタフェースを第二のインタフェースに更新表示し、ここで、この第一のインタフェースは、第一の識別子によって指示されるインタフェースであってもよい。
【0079】
例示的には、電子機器は、第一の入力を受信した後に、第一のインタフェースを第二のインタフェースに切り替えると同時に、第一の識別子を第一のインタフェースを指示するための第三の識別子に切り替えてもよく、第三の識別子がタッチ入力された後に、電子機器は、第二のインタフェースを第一のインタフェースに切り替えてもよく、これにより、ユーザが第一のアプリケーションにおける異なる表示インタフェースを柔軟に切り替えることを容易にすることができる。
【0080】
例を挙げて説明すると、上記例1と結び付けて、図4における(b)に示すように、支払いインタフェース31は、アイコン識別子36により指示し、このアイコン識別子36はアイコン識別子32と表示位置が同じである。
【0081】
本発明の実施例によるインタフェース表示方法では、電子機器は、第一のアプリケーションの第二のインタフェースに対応するインタフェース機能が電子機器内で運行される場合に、第一のアプリケーションの第一のインタフェース及び第一の識別子を表示し、この第一の識別子は、上記第二のインタフェースを指示するために用いられてもよく、且つこの第一のインタフェースと第二のインタフェースには、いずれも繰り返し読み取り不可なターゲット操作トランザクションが含まれる。その後、電子機器は、ユーザのこの第一の識別子への第一の入力を受信し、それによってディスプレイに上記第二のインタフェースが表示されることができ、ここで、上記第一のインタフェースと上記第二のインタフェースとのうちの少なくとも一つに含まれる上記ターゲット操作トランザクションがロック状態にある。このように、電子機器は、同一のアプリケーションにおいて、同じターゲット操作トランザクションを含む異なる表示インタフェースを保存する時、一部又は全部の表示インタフェースにおけるターゲット操作トランザクションをロックすることにより、ユーザが同一のアプリケーションプログラムにおいて異なる表示インタフェースを操作することを容易にすると同時に、ユーザによる誤操作リスクの回避を支援し、さらに電子機器におけるユーザデータの安全を確保し、ユーザによる電子機器使用の安全性を向上させることができる。
【0082】
選択的に、本発明の実施例では、上記ステップ201は、以下のようなステップA1とステップA2とを含んでもよい。
【0083】
ステップA1では、電子機器が、上記第一のアプリケーションの第二のインタフェースを表示する場合に、第二の入力を受信する。
【0084】
ステップA2では、上記第二の入力に応答し、電子機器が、上記第二のインタフェースに対応するリソースをキャッシュし、第一のアプリケーションの第一のインタフェース及び第一の識別子を表示する。
【0085】
例示的に、本発明の実施例では、上記ステップ203は、以下のようなステップA3を含んでもよい。
【0086】
ステップA3では、上記第一の入力に応答し、電子機器が、キャッシュされる上記第二のインタフェースに対応するリソースに基づいて、上記第二のインタフェースを表示する。
【0087】
例示的には、上記第二の入力は、前述第一の入力への記述を参照してもよく、ここでこれ以上説明しない。
【0088】
例示的には、上記第二のインタフェースに対応するリソースは、第二のインタフェースによって指示される又は含まれるデータ情報であってもよい。
【0089】
例示的には、電子機器が、第二のインタフェースに対応するリソースをキャッシュすると、第二のインタフェースに対応するデータ情報は、バックグラウンドで運行され、キャッシュされる状態にある。
【0090】
例示的には、電子機器が、第一の入力を受信した後に、表示インタフェース上には、バックグラウンドでキャッシュされる第二のインタフェースのデータ情報が表示される。
【0091】
このように、電子機器は、第一のインタフェース上の第一の識別子によって、表示インタフェースを第一のインタフェースから第二のインタフェースに更新し、及び表示インタフェースを第二のインタフェースから第一のインタフェースに更新するためのチャネルをユーザに提供することができる。
【0092】
選択的に、本発明の実施例では、第二のインタフェースに含まれるターゲット操作トランザクションがアクティブ化状態にあり、第一のインタフェースに含まれるターゲット操作トランザクションがロック状態にある場合に、本発明の実施例によるインタフェース表示方法は、以下のようなステップB1又はステップB2をさらに含む。
【0093】
ステップB1では、電子機器が、上記第二のインタフェースがオフされる場合に、上記第一のインタフェースにおける上記ターゲット操作トランザクションをロック状態からアクティブ化状態に変更してもよい。
【0094】
ステップB2では、電子機器が、上記第一の識別子への第三の入力を受信した場合に、上記第一の識別子の表示をキャンセルし、上記第一のインタフェースにおけるターゲット操作トランザクションをロック状態からアクティブ化状態に変更する。
【0095】
例示的には、上記アクティブ化状態とは、上記ターゲット操作トランザクションが操作可能な状態にあることである。即ちユーザは、ターゲット操作トランザクションを閲覧できるだけでなく、ターゲット操作トランザクションを操作することもできる。
【0096】
例示的には、上記第二のインタフェースがオフされることとは、電子機器に第二のインタフェースが保存されなくなることである。
【0097】
説明すべきこととして、第二のインタフェースがオフされる時、電子機器は、第二のインタフェースの表示コンテンツのみを保存せず、第二のインタフェースに対応するリソースについて、電子機器から削除してもよく、電子機器に保存してもよい。
【0098】
例示的には、上記第二のインタフェースがオフされる時、電子機器は、第一のインタフェースにおけるターゲット操作トランザクションをロック状態からアクティブ化状態に自動的に更新すると、ユーザは、第一のインタフェースにおけるターゲット操作トランザクションに対して操作を実行することができる。
【0099】
説明すべきこととして、上記第二のインタフェースがオフされる時、電子機器は、第一のインタフェースを表示してもよく、他のインタフェースを表示してもよく、本出願の実施例は、これを限定しない。
【0100】
例示的には、上記第三の入力の記述は、前述の第一の入力への記述を参照してもよく、ここでこれ以上説明しない。
【0101】
例示的には、電子機器が第一の識別子の表示をキャンセルした後に、それに応じて第一の識別子によって指示される第二のインタフェースもオフされ、この時、電子機器は、第一のインタフェースにおけるターゲット操作トランザクションをロック状態からアクティブ化状態に自動的に更新すると、ユーザは、第一のインタフェースにおけるターゲット操作トランザクションに対して操作を実行することができる。
【0102】
このように、電子機器に第一のインタフェースにおけるターゲット操作トランザクションのみが含まれる時、電子機器は、第一のインタフェースにおけるターゲット操作トランザクションのロック状態を自動的に変更し、それによって電子機器のデータ安全を確保すると同時に、ユーザが電子機器を用いてターゲット操作トランザクションに対して操作を実行することを容易にする。
【0103】
選択的に、本発明の実施例によるインタフェース表示方法は、以下のようなステップC1をさらに含む。
【0104】
ステップC1では、電子機器が、上記ターゲット操作トランザクションへの第四の入力を受信する。
【0105】
さらに、上記ステップC1の後に、以下のようなステップC2又はステップC3をさらに含んでもよい。
【0106】
ステップC2では、電子機器が、上記ターゲット操作トランザクションがアクティブ化状態にある場合に、上記第四の入力に応答し、上記ターゲット操作トランザクションに対応する操作を実行する。
【0107】
ステップC3では、電子機器が、上記ターゲット操作トランザクションがロック状態にある場合に、上記第四の入力に応答しない。
【0108】
例示的には、上記第四の入力は、前述第一の入力への記述を参照してもよく、ここでこれ以上説明しない。
【0109】
例示的には、上記第四の入力は、ターゲット操作トランザクションデータを変更するための入力であってもよい。例えば、ターゲット操作トランザクションが支払いトランザクションであると、支払いパスワードの入力は支払いデータを変更できる入力である。
【0110】
例示的には、上記ターゲット操作トランザクションに対応する操作は、ターゲット操作トランザクションデータを変更するいずれかの操作であってもよい。例えば、ターゲット操作トランザクションが支払いトランザクションである時、電子機器は、ユーザが電子機器で入力したパスワードに応答して、支払い操作を行うことができれば、支払いデータを変更することができる。
【0111】
例を挙げて説明すると、ターゲット操作トランザクションが支払いトランザクションであり、第四の入力が支払いパスワードの入力であることを例にする。この支払いトランザクションがアクティブ化状態にある場合に、電子機器は、ユーザからの支払いパスワードの入力を受信した後に、入力されたパスワードに応答して、支払い操作を行うことができ、逆に、この支払いトランザクションがロック状態にある場合に、電子機器は、ユーザからの支払いパスワードの入力を受信した後に、入力されたパスワードに応答せず、それに応じて、後続の支払い操作もない。
【0112】
このように、ターゲット操作トランザクションがアクティブ化状態にある時、電子機器は、ユーザのこのターゲット操作トランザクションへの入力に応答して該当する操作を実行することができ、逆に、電子機器は、操作に応答しない。このように、電子機器は、ターゲット操作トランザクションの状態に応じて該当する操作を実行し、それによってユーザのデータ情報の安全を高精度で保護することができる。
【0113】
選択的に、本発明の実施例では、上記ステップ201は、以下のようなステップDを含んでもよい。
【0114】
ステップDでは、電子機器が、上記第一のアプリケーションの第一のインタフェースと第二のインタフェースを表示する。
【0115】
例示的には、第一のインタフェースの表示領域は、前記第二のインタフェースの表示領域と部分的に重なり、且つ上記第一のインタフェースの表示領域は、上記第二のインタフェースの表示領域よりも大きい。
【0116】
さらに、上記インタフェースサイズは、ユーザによりカスタマイズされたものであってもよく、電子機器により予め設定されるものであってもよく、本発明の実施例は、これを制限しない。
【0117】
例示的には、電子機器は、同一のディスプレイにおいて、上記第一のインタフェースにおける表示コンテンツと上記第二のインタフェースにおける表示コンテンツを同期して更新してもよい。
【0118】
このように、電子機器は、第一のインタフェース上に重畳表示される第二のインタフェースを介して、ユーザへ同一のアプリケーションにおける異なるインタフェースの表示コンテンツをより明確に示すことにより、ユーザがアプリケーションにおいてその必要とする表示インタフェースを更新することを容易にすることができる。
【0119】
選択的に、本発明の実施例では、上記ステップDの後に、本発明の実施例によるインタフェース表示方法は、以下のようなステップE1とステップE2とをさらに含む。
【0120】
ステップE1では、電子機器が、ユーザの上記第一のインタフェースにおけるターゲットコンテンツへの第五の入力を受信する。
【0121】
ステップE2では、上記第五の入力に応答し、電子機器が、上記ターゲットコンテンツに対応するリソースを上記第二のインタフェースに対応するリソースに追加する。
【0122】
例示的には、上記ステップ203には、以下のようなステップE3が含まれてもよい。
【0123】
ステップE3では、上記第一の入力に応答し、電子機器が、上記第二のインタフェースを表示する。
【0124】
例示的には、上記第二のインタフェースは、上記ターゲットコンテンツを含む。
【0125】
例示的には、上記ターゲットコンテンツは、表示インタフェースにおけるテキスト、ピクチャ、マルチメディアファイルなどであってもよい。
【0126】
例示的には、上記ターゲットコンテンツに対応するリソースは、電子機器におけるターゲットコンテンツに対応するデータ情報であってもよい。例えば、ターゲットコンテンツがテキストである時、上記ターゲットコンテンツに対応するリソースは、電子機器におけるこのテキストに対応するテキストデータ情報であり、ターゲットコンテンツがピクチャである時、上記ターゲットコンテンツに対応するリソースは、電子機器におけるこのピクチャに対応するピクチャデータ情報であり、ターゲットコンテンツがマルチメディアファイルである時、上記ターゲットコンテンツに対応するリソースは、電子機器におけるこのマルチメディアファイルに対応するマルチメディアファイルデータ情報である。
【0127】
例示的には、上記第二のインタフェースに対応するリソースは、バックグラウンドにキャッシュされる第二のインタフェースのデータ情報であってもよく、表示インタフェースに直接表示される第二のインタフェースであってもよい。
【0128】
例示的には、上記第五の入力は、ユーザの電子機器のディスプレイへのタッチ入力、例えばクリック入力、長押し入力、スライド入力、ドラッグ入力などであってもよい。一例では、上記第五の入力は、長押し入力とドラッグ入力の組み合わせであってもよく、例えば上記第二の入力は、ユーザの現在の表示領域インタフェースにおける表示コンテンツへの選択入力(例えば長押し入力)、及び選択されたコンテンツを第二のインタフェースにドラッグするドラッグ入力を含んでもよい。
【0129】
例示的には、電子機器は、様々な方式で上記ターゲットコンテンツに対応するリソースを上記第二のインタフェースに対応するリソースに追加してもよい。
【0130】
一つの方式では、上記第二のインタフェースに操作フォーカスが表示されている場合に、電子機器は、上記第二のインタフェース及び上記ターゲットコンテンツを表示してもよく、又は、上記第二のインタフェースに操作フォーカスが表示されていない場合に、電子機器は、上記ターゲットコンテンツをクリップボードに自動的にコピーしてもよい。
【0131】
説明すべきこととして、上記操作フォーカスは、電子機器においてテキスト、ピクチャなどの表示コンテンツの入力位置を指示するためのカーソルであってもよい。
【0132】
別の方式では、電子機器は、第二のインタフェースを表示し且つ上記ターゲットコンテンツに対応する添付情報を表示してもよく、ここで、この添付情報は、ターゲットコンテンツの名称であってもよい。例えば、ターゲットコンテンツがピクチャコンテンツである時、この添付情報は、ピクチャコンテンツのピクチャ名称であってもよく、ターゲットコンテンツが音楽コンテンツである時、この添付情報は、この音楽コンテンツの音楽名称であってもよい。
【0133】
例示的には、第二のインタフェースに複数の表示インタフェースが含まれる時、この第一の識別子は、ユーザからの第五の入力を受信した時、第一のインタフェース上に異なる表示インタフェースのサムネールを自動的にポップアップして、ユーザが上記伝送コンテンツをどのインタフェースに最終的に伝送するかを選択することができる。
【0134】
例3では、上記例2と結び付けて、図6における(a)に示すように、ユーザが支払いインタフェース31におけるテキストコンテンツ「50」(即ち上記ターゲット表示コンテンツ)を選択入力し支払いインタフェース33にドラッグした後(即ち上記第五の入力)、図6における(b)に示すように、ディスプレイ34に支払いインタフェース31を支払いインタフェース33に切り替えて表示し、この支払いインタフェース33には、この前にユーザから伝送されたテキストコンテンツ「50」を表示する。
【0135】
このように、ユーザは、上記第五の入力により、異なる表示インタフェースの間でコンテンツを迅速に伝送することを容易にすることができ、それによってコンテンツを伝送する時に異なる表示インタフェースを切り替える必要のある操作ステップを節約し、ユーザによる電子機器の使用効率を大幅に向上させている。
【0136】
選択的に、本発明の実施例では、上記第一の識別子は、少なくとも一つのターゲットインタフェースを指示するために用いられ、上記少なくとも一つのターゲットインタフェースは、上記第二のインタフェースを含み、他のインタフェースを含んでもよい。その上で、本発明の実施例によるインタフェース表示方法では、上記ステップ203には、以下のようなステップF1乃至ステップF3が含まれる。
【0137】
ステップF1では、上記第一の入力に応答し、電子機器が、設定インタフェースを表示する。
【0138】
例示的には、上記設定インタフェースは、各ターゲットインタフェースのインタフェースサムネールを含む。
【0139】
ステップF2では、電子機器が、ユーザの上記第二のインタフェースのインタフェースサムネールへの第六の入力を受信する。
【0140】
ステップF3では、上記第六の入力に応答し、電子機器が、上記第二のインタフェースを表示する。
【0141】
例示的には、上記設定インタフェースは、第一のインタフェース上に重畳表示されるインタフェースであってもよく、第一のインタフェース以外の表示領域に表示されるインタフェースであってもよく、第一のインタフェースが存在する位置に表示されるインタフェースであってもよく、本発明の実施例は、これを制限しない。
【0142】
例示的には、上記インタフェースサムネールは、第二のインタフェースのインタフェースサムネールを含んでもよく、第一のインタフェースのインタフェースサムネールと第二のインタフェースのインタフェースサムネールとを含んでもよい。例えば、上記設定インタフェースには、支払いインタフェース31のインタフェースサムネールと支払いインタフェース33のインタフェースサムネールとが同時に含まれてもよく、上記設定インタフェースには、支払いインタフェース31のインタフェースサムネールのみが含まれてもよい。
【0143】
例示的には、上記第一のインタフェース及び/又は第二のインタフェースにおける表示コンテンツが動的に変化する時、第一のインタフェース及び/又は第二のインタフェースに対応するインタフェースサムネール上には、プロンプト識別子が重畳表示されるにより、この表示インタフェースの変化をユーザに注意させることに用いられてもよい。
【0144】
さらに、上記プロンプト識別子は、テキスト識別子であってもよく、アイコン識別子であってもよく、本発明の実施例は、これを制限しない。例えば、表示インタフェースが新メッセージを受信した時、この表示インタフェースを指示するためのインタフェースサムネールの上にデジタル識別子が表示されることにより、新メッセージの受信をユーザに注意させることに用いられてもよい。
【0145】
例示的には、第二のインタフェースのインタフェースサムネールは、電子機器がユーザからの第一の入力を受信した時刻での第二のインタフェースのスクリーンショットであり、電子機器は、このスクリーンショットを電子機器により予め設定されるインタフェースサムネールのサイズと同じ大きさにスケーリングして、インタフェースサムネールを形成する。
【0146】
例示的には、上記第六の入力は、上記第一の入力への記述を参照してもよく、ここでこれ以上説明しない。
【0147】
例4では、上記例1と結び付けて、図7における(a)に示すように、電子機器は、ユーザのアイコン識別子32へのクリック入力を受信した後に、図7における(b)に示すように、支払いインタフェース31(即ち上記第一のインタフェース)の上に設定インタフェース71を重畳表示し、この設定インタフェース71には、支払いインタフェース31を指示するためのインタフェースサムネール72と支払いインタフェース33を指示するためのインタフェースサムネール73が含まれる。この時、ユーザが上記インタフェースサムネール73をクリック入力する(即ち上記第六の入力)と、電子機器は、ディスプレイに支払いインタフェース33(即ち上記第二のインタフェース)を表示する。
【0148】
このように、ユーザは、設定インタフェースから異なる表示インタフェースを指示するためのインタフェースサムネールを選択することにより、自分が必要とする表示インタフェースをより直感的に確認することができ、それによって自分が必要とする表示インタフェースをより迅速且つ正確に開けることができ、ユーザが電子機器を使用する使用効率を向上させている。
【0149】
選択的に、本発明の実施例では、上記設定インタフェースは、ターゲットコントロールを含み、上記ステップF1の後に、本発明の実施例によるインタフェース表示方法は、ステップG1とステップG2とをさらに含む。
【0150】
ステップG1では、電子機器が、ユーザの上記ターゲットコントロールへの第七の入力を受信する。
【0151】
ステップG2では、上記第七の入力に応答し、電子機器が、上記設定インタフェースにインタフェースサムネールを追加する。
【0152】
例示的には、上記インタフェースサムネールは、第一のアプリケーションのインタフェースリソースのうちの少なくとも一つのインタフェースのインタフェースサムネールを含む。
【0153】
例示的には、上記第七の入力は、前述第一の入力への記述を参照してもよく、ここでこれ以上説明しない。
【0154】
例示的には、上記ターゲットコントロールは、上記設定インタフェースに表示インタフェースのインタフェースサムネールが追加されるために用いられる。
【0155】
例示的には、上記ターゲットコントロールは、アイコン形式のコントロールであってもよく、テキスト形式のコントロールであってもよく、本発明の実施例は、これを制限しない。
【0156】
例示的には、上記インタフェースリソースは、第一のアプリケーションにおけるインタフェースデータリソースに対応する表示インタフェースであってもよい。理解できるように、上記インタフェースデータリソースに対応する表示インタフェースは、表示インタフェースにおいてユーザに直接表示される表示インタフェースを含んでもよく、表示インタフェースにおいて直接表示されないが、この表示インタフェースのデータリソースがバックグラウンドで運行される状態にある表示インタフェースをさらに含んでもよい。
【0157】
例示的には、この設定インタフェースにおける上記インタフェースサムネールの並べ順序は、電子機器にデフォルトされるものであってもよく、ユーザによりカスタマイズされたものであってもよく、本発明の実施例は、これを限定しない。
【0158】
例示的には、上記電子機器が、設定インタフェースにおいてターゲットコントロールを用いてインタフェースサムネールを追加する前提は、この前にユーザがこの表示インタフェースに関して設定インタフェースにおいて表示インタフェースのインタフェースサムネールを設定したことがないことであってもよい。
【0159】
例5では、上記例4と結び付けて、図8に示すように、この設定インタフェース71の最右側には、プラス記号に類似する「+」コントロール81(即ち上記ターゲットコントロール)が表示されており、ユーザがこの前にこの支払いインタフェース31に関してインタフェースサムネールを設定したことがない前提で、ユーザがこの「+」コントロール(即ち上記第七の入力)をクリックすると、電子機器は、支払いインタフェース31のインタフェースサムネールを上記インタフェースサムネール73の後に自動的に追加する。
【0160】
このように、ユーザは、第一のアプリケーションにおける任意の表示インタフェースのために、設定インタフェースに該表示インタフェースのインタフェースサムネールを迅速に設定することができ、それによってユーザは、第一のアプリケーションにおけるユーザに必要な表示インタフェースを迅速に呼び出すことが容易になる。
【0161】
選択的に、本発明の実施例では、上記ステップ201の後に、本発明の実施例によるインタフェース表示方法は、以下のようなステップH1乃至ステップH3をさらに含む。
【0162】
ステップH1では、電子機器が、上記第一の識別子を第二の識別子に更新する。
【0163】
ステップH2では、電子機器が、ユーザの上記第二の識別子への第八の入力を受信する。
【0164】
ステップH3では、上記第八の入力に応答し、電子機器が第三のインタフェースをオフする。
【0165】
ここで、上記第三のインタフェースは、上記少なくとも一つのターゲットインタフェースのうちの上記第一のインタフェースを除く他のインタフェースである。
【0166】
例示的には、上記第二の識別子は、オフ識別子である。
【0167】
例示的には、上記第二の識別子は、第一のアプリケーションの表示インタフェースをオフするために用いられてもよい。
【0168】
例示的には、上記第二の識別子は、テキスト識別子であってもよく、アイコン識別子であってもよく、本発明の実施例は、これを制限しない。
【0169】
例示的には、ユーザが第一のインタフェースを除く他のインタフェースをオフする必要がある時、上記電子機器は、第一の識別子を第二の識別子に自動的に更新してもよく、ユーザが手動で上記第一の識別子を第二の識別子に更新してもよく、本発明の実施例は、これを制限しない。
【0170】
一例では、電子機器は、第一のインタフェースにおけるターゲット操作トランザクションが完了したことを検出した時、電子機器は、上記第一の識別子を第二の識別子に自動的に更新することにより、ユーザが他の表示インタフェースをオフしてもよい。
【0171】
一例では、ユーザは、電子機器が第一のインタフェースを表示する時、電子機器に第一の識別子を第二の識別子に更新するための特定の入力を入力し、例えば第一のインタフェースのいずれか一つの位置をダブルクリックし、又は第一の識別子を長押し入力し、それによって電子機器が第一の識別子を更新する操作を喚起することができる。
【0172】
説明すべきこととして、上記第二の識別子は、含まれるターゲット操作トランザクションのみをオフするための識別子であってもよい。
【0173】
説明すべきこととして、上記第一のインタフェースは、ユーザにより最新に開けられた表示インタフェースであってもよく、ユーザにより最新に開けられた表示インタフェースでなくてもよく、本発明の実施例は、これを制限しない。
【0174】
例示的には、上記第五の入力は、前述第一の入力への記述を参照してもよく、ここでこれ以上説明しない。
【0175】
例6では、上記例1と結び付けて、電子機器が支払いインタフェース31を表示するとともに、この支払いインタフェース31上にアイコン識別子32が表示される時、ユーザは、この支払いインタフェース31をダブルクリック入力してもよく、アイコン識別子32は、第二の識別子に切り替えられ、この第二の識別子は、第一のアプリケーションにおける現在の支払いインタフェース31(即ち上記第一のインタフェース)を除く他の表示インタフェース(即ち上記第三のインタフェース)をオフするために用いられ、ユーザが第二の識別子を上向きへスライド入力すると、電子機器は、そのまま支払いインタフェース33をオフする操作を行う。
【0176】
このように、第二の識別子によって指示されるインタフェースが比較的多い時、ユーザは、上記複数の表示インタフェースを順にオフする必要がなく、第一のアプリケーションにおける一部の表示インタフェースを迅速にオフすることができ、オフ操作に必要な時間を節約し、作動効率を向上させている。
【0177】
選択的に、本発明の実施例では、第一のインタフェースの表示コンテンツが最新なターゲット操作トランザクションを含まない場合に、上記ステップ201の後に、上記インタフェース表示方法は、以下のようなステップI1乃至ステップI3をさらに含む。
【0178】
ステップI1では、電子機器が、上記第一の識別子を第三の識別子に更新する。
【0179】
ステップI2では、電子機器が、ユーザの上記第三の識別子への第九の入力を受信する。
【0180】
ステップI3では、上記第九の入力に応答し、電子機器が第一のインタフェースを第四のインタフェースに更新する。
【0181】
ここで、上記第四のインタフェースは、最新なターゲット操作トランザクションが含まれる第四のインタフェースである。
【0182】
例示的には、上記第三の識別子は、前述第二の識別子を参照してもよく、ここでこれ以上説明しない。
【0183】
例示的には、上記第三の識別子は、更新識別子である。
【0184】
例示的には、上記第三の識別子は、現在の表示インタフェースを最新な操作トランザクションを含む表示インタフェースに更新するために用いられる。
【0185】
例示的には、上記第九の入力は、前述第一の入力への記述を参照してもよく、ここでこれ以上説明しない。
【0186】
例示的には、上記最新な操作トランザクションとは、ユーザにより開けられた、ターゲット操作トランザクションを含む最後の一つのインタフェースである。
【0187】
例示的には、ユーザが第一のインタフェースを、最新な操作トランザクションを含む第一のインタフェースを除く他のインタフェースに更新する必要がある場合に、上記電子機器が第一の識別子を第三の識別子に更新することは、電子機器により予め設定されるものであってもよく、ユーザによりカスタマイズされて設定されたものであってもよく、本発明の実施例は、これを制限しない。
【0188】
一例では、ユーザは、電子機器が第一のインタフェースを表示する時、電子機器に第一の識別子を第三の識別子に更新するための特定の入力を入力し、例えばボリュームアップボタンの入力をダブルクリックし、それによって電子機器が第一の識別子を更新する操作を喚起することができる。
【0189】
例7では、上記例1と結び付けて、この支払いインタフェース31が最新な操作トランザクションを含まない時、上記支払いインタフェース33に最新な操作トランザクションが含まれる場合に、ユーザは、この電子機器のディスプレイにおいて、両側から中間へスライド入力(即ち上記第九の入力)をしてもよく、アイコン識別子32は、第三の識別子に切り替えられ、この第三の識別子は、現在の支払いインタフェース31を、第一のアプリケーションに最新な操作トランザクションが含まれる表示インタフェースに更新するために用いられ、ユーザが第三の識別子をクリック入力すると、電子機器は、現在の支払いインタフェース31を支払いインタフェース33に直接更新する。
【0190】
このように、第一のアプリケーションに保存されている表示インタフェースが比較的多い時、ユーザが最新なターゲット操作トランザクションを含む表示インタフェースを呼び出す必要がある時、ユーザは、この第三の識別子によって、現在の表示インタフェースを直接更新し、作動効率を大幅に向上させることができる。
【0191】
説明すべきこととして、本発明の実施例では、上記各方法図面に示めされるメッセージ表示方法は、いずれも本発明の実施例のうちの一つの図面と結び付けて例とされる例示的な説明である。具体的に実現される時、上記各方法図面に示めされるメッセージ表示方法は、上記実施例に示される他の結び付け可能ないずれかの図面と結び付けて実現されてもよく、ここでこれ以上説明しない。
【0192】
図9は、本発明の実施例によるインタフェース表示装置を実現するための可能な構造概略図であり、図に示すように、インタフェース表示装置600は、表示モジュール601と受信モジュール602とを含み、ここで、上記表示モジュール601は、上記第一のアプリケーションの第一のインタフェース及び第一の識別子を表示するために用いられ、上記第一の識別子は、上記第一のアプリケーションの第二のインタフェースを指示するために用いられ、上記第二のインタフェースには、繰り返し読み取り不可なターゲット操作トランザクションが含まれ、上記受信モジュール602は、ユーザの上記表示モジュール601によって表示される上記第一の識別子への第一の入力を受信するために用いられ、上記表示モジュール601は、上記受信モジュール602によって受信される上記第一の入力に応答し、上記第二のインタフェースを表示するためにも用いられ、上記第一のインタフェースと上記第二のインタフェースとのうちの少なくとも一つに含まれる上記ターゲット操作トランザクションがロック状態にある。
【0193】
選択的に、本発明の実施例では、上記受信モジュール602は、具体的に、上記第一のアプリケーションの第二のインタフェースを表示する場合に、第二の入力を受信するために用いられ、上記表示モジュール601は、具体的に、上記受信モジュール602によって受信される上記第二の入力に応答し、上記第二のインタフェースに対応するリソースをキャッシュし、第一のアプリケーションの第一のインタフェース及び第一の識別子を表示するために用いられ、上記表示モジュール601は、具体的に、前記受信モジュール602によって受信される上記第一の入力に応答し、キャッシュされる上記第二のインタフェースに対応するリソースに基づいて、上記第二のインタフェースを表示するためにも用いられる。
【0194】
選択的に、本発明の実施例では、上記装置600は、更新モジュール603をさらに含み、上記更新モジュール603は、上記第二のインタフェースがオフされる場合に、上記第一のインタフェースにおける上記ターゲット操作トランザクションを上記ロック状態からアクティブ化状態に変更するために用いられ、又は、上記第一の識別子への第三の入力を受信した場合に、前記第一の識別子の表示をキャンセルし、上記第一のインタフェースにおける上記ターゲット操作トランザクションを上記ロック状態からアクティブ化状態に変更するために用いられる。
【0195】
選択的に、本発明の実施例では、上記装置600は、実行モジュール604をさらに含み、上記受信モジュール602は、上記ターゲット操作トランザクションへの第四の入力を受信するためにも用いられ、上記実行モジュール604は、上記ターゲット操作トランザクションがアクティブ化状態にある場合に、上記受信モジュール602によって受信される第四の入力に応答し、上記ターゲット操作トランザクションに対応する操作を実行するために用いられ、前記実行モジュール604は、上記ターゲット操作トランザクションがロック状態にある場合に、上記受信モジュールによって受信される前記第四の入力に応答しないためにも用いられる。
【0196】
選択的に、本発明の実施例では、上記第一の識別子は、上記第二のインタフェースであり、上記表示モジュール601は、具体的に、上記第一のアプリケーションの第一のインタフェースと第二のインタフェースを表示するために用いられ、ここで、上記第一のインタフェースの表示領域は、上記第二のインタフェースの表示領域と部分的に重なり、且つ上記第一のインタフェースの表示領域は、上記第二のインタフェースの表示領域よりも大きい。
【0197】
選択的に、本発明の実施例では、上記装置600は、追加モジュール605をさらに含み、上記受信モジュール602は、ユーザの上記第一のインタフェースにおけるターゲットコンテンツへの第五の入力を受信するためにも用いられ、上記追加モジュール605は、上記受信モジュール602によって受信される上記第五の入力に応答し、上記ターゲットコンテンツに対応するリソースを上記第二のインタフェースに対応するリソースに追加するために用いられ、前記表示モジュール601は、具体的に、上記受信モジュール602によって受信される上記第一の入力に応答し、上記第二のインタフェースを表示するために用いられ、上記第二のインタフェースは、前記ターゲットコンテンツを含む。
【0198】
選択的に、本発明の実施例では、上記第一の識別子は、少なくとも一つのターゲットインタフェースを指示するために用いられ、上記少なくとも一つのターゲットインタフェースは、上記第二のインタフェースを含み、上記表示モジュール601は、具体的に、上記受信モジュール602によって受信される上記第一の入力に応答し、設定インタフェースを表示するために用いられ、上記設定インタフェースは、各前記ターゲットインタフェースのインタフェースサムネールを含み、上記受信モジュール602は、具体的に、ユーザの上記表示モジュールによって表示される上記第二のインタフェースのインタフェースサムネールへの第六の入力を受信するために用いられ、上記表示モジュール601は、具体的に、上記受信モジュール602によって受信される上記第六の入力に応答し、上記第二のインタフェースを表示するためにも用いられる。
【0199】
選択的に、本発明の実施例では、上記設定インタフェースは、ターゲットコントロールを含み、上記装置は、実行モジュール604をさらに含み、受信モジュール602は、ユーザの上記ターゲットコントロールへの第七の入力を受信するためにも用いられ、実行モジュール604は、上記受信モジュール602によって受信される上記第七の入力に応答し、上記設定インタフェースにインタフェースサムネールが追加されるために用いられる。
【0200】
選択的に、本発明の実施例では、上記装置は、更新モジュール603とオフモジュール606とをさらに含み、上記更新モジュール603は、上記表示モジュール601によって表示される上記第一の識別子を第二の識別子に更新するために用いられ、上記受信モジュール602は、ユーザの上記更新モジュール603によって更新される上記第二の識別子への第八の入力を受信するためにも用いられ、上記オフモジュール606は、上記受信モジュール602によって受信される上記第八の入力に応答し、第三のインタフェースをオフするために用いられ、ここで、上記第三のインタフェースは、上記少なくとも一つのターゲットインタフェースのうちの上記第二のインタフェースを除く他のインタフェースである。
【0201】
本発明の実施例によるインタフェース表示装置では、インタフェース表示装置は、第一のアプリケーションの第二のインタフェースに対応するインタフェース機能が電子機器内で運行される場合に、第一のアプリケーションの第一のインタフェース及び第一の識別子を表示し、この第一の識別子は、上記第二のインタフェースを指示するために用いられてもよく、且つこの第一のインタフェースと第二のインタフェースには、いずれも繰り返し読み取り不可なターゲット操作トランザクションが含まれる。その後、電子機器は、ユーザのこの第一の識別子への第一の入力を受信し、それによってディスプレイに上記第二のインタフェースが表示されることができ、ここで、上記第一のインタフェースと上記第二のインタフェースとのうちの少なくとも一つに含まれる上記ターゲット操作トランザクションがロック状態にある。このように、インタフェース表示装置は、同一のアプリケーションにおいて、同じターゲット操作トランザクションを含む異なる表示インタフェースを保存する時、一部又は全部の表示インタフェースにおけるターゲット操作トランザクションをロックすることにより、ユーザが同一のアプリケーションプログラムで異なる表示インタフェースを操作することを容易にすると同時に、ユーザによる誤操作リスクの回避を支援し、さらに電子機器におけるユーザデータの安全を確保し、ユーザによる電子機器使用の安全性を向上させることができる。
【0202】
本発明の実施例による電子機器は、上記方法の実施例における電子機器によって実現される各プロセスを実現することができ、繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0203】
説明すべきこととして、図9に示すように、インタフェース表示装置600に必ず含まれるモジュール、例えば表示モジュール601は、実線枠で示され、インタフェース表示装置600に含まれてもよいし、含まれなくてもよいモジュール、例えば更新モジュール603は破線枠で示される。
【0204】
図10は、本発明の各実施例を実現する電子機器のハードウェア構造概略図であり、この電子機器100は、無線周波数ユニット101、ネットワークモジュール102、オーディオ出力ユニット103、入力ユニット104、センサ105、表示ユニット106、ユーザ入力ユニット107、インターフェースユニット108、メモリ109、プロセッサ110、及び電源111などの部材を含むが、それらに限らない。当業者であれば理解できるように、図10に示す電子機器100の構造は、電子機器に対する限定を構成せず、電子機器100は、図示された部材の数よりも多く又は少ない部材、又はいくつかの部材の組み合わせ、又は異なる部材の配置を含んでもよい。本発明の実施例では、電子機器100は、携帯電話、タブレットパソコン、ノートパソコン、パームトップコンピュータ、車載電子機器、ウェアラブルデバイス、及び歩数計などを含むが、それらに限らない。
【0205】
ここで、表示ユニット106は、第一のアプリケーションの第一のインタフェース及び第一の識別子を表示するために用いられ、上記第一の識別子は、上記第二のインタフェースを指示するために用いられ、上記第二のインタフェースには、繰り返し読み取り不可なターゲット操作トランザクションが含まれ、ユーザ入力ユニット107は、ユーザの上記表示ユニット106によって表示される上記第一の識別子への第一の入力を受信するために用いられ、プロセッサ110は、ユーザ入力ユニット107によって受信される上記第一の入力に応答し、上記第二のインタフェースを表示するために用いられ、上記第一のインタフェースと上記第二のインタフェースとのうちの少なくとも一つに含まれる上記ターゲット操作トランザクションがロック状態にある。
【0206】
本発明の実施例による電子機器では、この電子機器は、第一のアプリケーションの第二のインタフェースに対応するインタフェース機能が電子機器内で運行される場合に、第一のアプリケーションの第一のインタフェース及び第一の識別子を表示し、この第一の識別子は、上記第二のインタフェースを指示するために用いられてもよく、且つこの第一のインタフェースと第二のインタフェースには、いずれも繰り返し読み取り不可なターゲット操作トランザクションが含まれる。その後、電子機器は、ユーザのこの第一の識別子への第一の入力を受信し、それによってディスプレイに上記第二のインタフェースが表示されることができ、ここで、上記第一のインタフェースと上記第二のインタフェースとのうちの少なくとも一つに含まれる上記ターゲット操作トランザクションがロック状態にある。このように、電子機器は、同一のアプリケーションにおいて、同じターゲット操作トランザクションを含む異なる表示インタフェースを保存する時、一部又は全部の表示インタフェースにおけるターゲット操作トランザクションをロックすることにより、ユーザが同一のアプリケーションプログラムで異なる表示インタフェースを操作することを容易にすると同時に、ユーザによる誤操作リスクの回避を支援し、さらに電子機器におけるユーザデータの安全を確保し、ユーザによる電子機器使用の安全性を向上させることができる。
【0207】
理解すべきこととして、本発明の実施例では、無線周波数ユニット101は、情報の送受信又は通話中の信号の送受信に用いられてもよい。具体的には、基地局からの下りリンクデータを受信してから、プロセッサ110に処理させ、また、上りリンクデータを基地局に送信する。一般的には、無線周波数ユニット101は、アンテナ、少なくとも一つの増幅器、送受信機、カプラ、低雑音増幅器、デュプレクサなどを含むが、それらに限らない。なお、無線周波数ユニット101は、無線通信システムやネットワークを介して他の機器との通信を行うこともできる。
【0208】
電子機器100は、ネットワークモジュール102によりユーザのために無線のブロードバンドインターネットアクセスを提供し、例えばユーザによる電子メールの送受信、ウェブページの閲覧とストリーミングメディアへのアクセスなどを支援する。
【0209】
オーディオ出力ユニット103は、無線周波数ユニット101又はネットワークモジュール102により受信された又はメモリ109に記憶されたオーディオデータをオーディオ信号に変換するとともに、音声として出力することができる。そして、オーディオ出力ユニット103は、電子機器100により実行される特定の機能に関連するオーディオ出力(例えば、呼び信号受信音、メッセージ着信音など)を提供することもできる。オーディオ出力ユニット103は、スピーカ、ブザー及び受話器などを含む。
【0210】
入力ユニット104は、オーディオ又はビデオ信号を受信するために用いられる。入力ユニット104は、グラフィックスプロセッサ(Graphics Processing Unit、GPU)1041とマイクロホン1042を含んでもよく、グラフィックスプロセッサ1041は、ビデオキャプチャモード又は画像キャプチャモードにおいて画像キャプチャ装置(例えば、カメラ)によって得られた静止ピクチャ又はビデオの画像データを処理する。処理された画像フレームは、表示ユニット106に表示されてもよい。グラフィックスプロセッサ1041によって処理された画像フレームは、メモリ109(又は他の記憶媒体)に記憶されてもよく、又は無線周波数ユニット101又はネットワークモジュール102を介して送信されてもよい。マイクロホン1042は、音声を受信することができるとともに、このような音声をオーディオデータとして処理することができる。処理されたオーディオデータは、電話の通話モードにおいて、無線周波数ユニット101を介して移動体通信基地局に送信することが可能なフォーマットに変換して出力されてもよい。
【0211】
電子機器100は、少なくとも一つのセンサ105、例えば光センサ、モーションセンサ及び他のセンサをさらに含む。具体的には、光センサは、環境光センサ及び接近センサを含み、ここで、環境光センサは、環境光の明暗に応じて、表示パネル1061の輝度を調整し、接近センサは、電子機器100が耳元に移動した時、表示パネル1061及び/又はバックライトをオフにすることができる。モーションセンサの一種として、加速度センサは、各方向(一般的には三軸)での加速度の大きさを検出することができ、静止時、重力の大きさ及び方向を検出することができ、電子機器姿勢(例えば、縦横スクリーン切り替え、関連ゲーム、磁力計姿勢キャリブレーション)の識別、振動識別関連機能(例えば、歩数計、タップ)などに適用することができる。センサ105は、指紋センサ、圧力センサ、虹彩センサ、分子センサ、ジャイロ、気圧計、湿度計、温度計、赤外線センサなどをさらに含んでもよく、ここでこれ以上説明しない。
【0212】
表示ユニット106は、ユーザにより入力された情報又はユーザに提供される情報を表示するために用いられる。表示ユニット106は、表示パネル1061を含んでもよく、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display、LCD)、有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diode、OLED)などの形式で表示パネル1061が配置されてもよい。
【0213】
ユーザ入力ユニット107は、入力された数字又は文字情報の受信、及び電子機器100のユーザによる設置及び機能制御に関するキー信号入力の発生に用いられてもよい。具体的には、ユーザ入力ユニット107は、タッチパネル1071及び他の入力機器1072を含む。タッチパネル1071は、タッチスクリーンとも呼ばれ、その上又は付近でのユーザによるタッチ操作(例えばユーザが指、タッチペンなどの任意の適切な物体又は付属品を使用してタッチパネル1071上又はタッチパネル1071付近で行う操作)を収集することができる。タッチパネル1071は、タッチ検出装置とタッチコントローラという二つの部分を含んでもよい。ここで、タッチ検出装置は、ユーザによるタッチ方位を検出し、タッチ操作による信号を検出し、信号をタッチコントローラに伝送する。タッチコントローラは、タッチ検出装置からタッチ情報を受信し、それをタッチポイント座標に変換してから、プロセッサ110に送信し、プロセッサ110から送信されてきたコマンドを受信して実行する。なお、抵抗式、静電容量式、赤外線及び表面音波などの様々なタイプを採用してタッチパネル1071を実現することができる。タッチパネル1071以外、ユーザ入力ユニット107は、他の入力機器1072を含んでもよい。具体的には、他の入力機器1072は、物理的キーボード、機能キー(例えば、音量制御ボタン、スイッチボタンなど)、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、それらに限らず、ここでこれ以上説明しない。
【0214】
さらに、タッチパネル1071は、表示パネル1061上に覆われてもよく、タッチパネル1071は、その上又は付近でのタッチ操作を検出すると、プロセッサ110に伝送して、タッチイベントのタイプを決定し、その後、プロセッサ110は、タッチイベントのタイプに応じて表示パネル1061上で該当する視覚出力を提供する。図10において、タッチパネル1071と表示パネル1061は、二つの独立した部品として電子機器100の入力と出力機能を実現するものであるが、いくつかの実施例では、タッチパネル1071と表示パネル1061を統合して電子機器100の入力と出力機能を実現してもよく、具体的には、ここで限定しない。
【0215】
インターフェースユニット108は、外部装置と電子機器100との接続のためのインターフェースである。例えば、外部装置は、有線又は無線のヘッドフォンポート、外部電源(又は電池充電器)ポート、有線又は無線のデータポート、メモリカードポート、識別モジュールを有する装置への接続用のポート、オーディオ入力/出力(I/O)ポート、ビデオI/Oポート、イヤホンポートなどを含んでもよい。インターフェースユニット108は、外部装置からの入力(例えば、データ情報、電力など)を受信するとともに、受信された入力を電子機器100内の一つ又は複数の素子に伝送するために用いられてもよく、又は電子機器100と外部装置との間でデータを伝送するために用いられてもよい。
【0216】
メモリ109は、ソフトウェアプログラム及び様々なデータを記憶するために用いられてもよい。メモリ109は、主にプログラム記憶領域とデータ記憶領域を含んでもよい。ここで、プログラム記憶領域は、オペレーティングシステム、少なくとも一つの機能に必要なアプリケーションプログラム(例えば、音声再生機能、画像再生機能など)などを記憶することができ、データ記憶領域は、携帯電話の使用により作成されたデータ(例えば、オーディオデータ、電話帳など)などを記憶することができる。なお、メモリ109は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、非揮発性メモリ、例えば少なくとも一つの磁気ディスクメモリデバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の揮発性ソリッドステートメモリデバイスを含んでもよい。
【0217】
プロセッサ110は、電子機器100の制御センターであり、様々なインターフェースと線路によって電子機器100全体の各部分が接続され、メモリ109内に記憶されたソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを運行又は実行すること、メモリ109内に記憶されたデータを呼び出し、電子機器100の様々な機能を実行し、データを処理することにより、電子機器100全体をモニタリングする。プロセッサ110は、一つ又は複数の処理ユニットを含んでもよい。選択的に、プロセッサ110は、アプリケーションプロセッサとモデムプロセッサを統合してもよい。ここで、アプリケーションプロセッサは、主にオペレーティングシステム、ユーザインタフェース及びアプリケーションプログラムなどを処理するためのものであり、モデムプロセッサは、主に無線通信を処理するためのものである。理解できるように、上記モデムプロセッサは、プロセッサ110に統合されなくてもよい。
【0218】
電子機器100は、各部材に給電する電源111(例えば、電池)を含んでもよく、選択的に、電源111は、電源管理システムによってプロセッサ110にロジック的に接続されてもよく、それにより電源管理システムによって充放電管理及び消費電力管理などの機能を実現することができる。
【0219】
また、電子機器100は、示されていないいくつかの機能モジュールを含み、ここでこれ以上説明しない。
【0220】
選択的に、本発明の実施例は、電子機器をさらに提供し、この電子機器は、プロセッサ、メモリと、メモリ上に記憶されており、且つ前記プロセッサ110上で運行できるコンピュータプログラムを含み、このコンピュータプログラムがプロセッサにより実行されると、上記インタフェース表示方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0221】
本発明の実施例は、可読記憶媒体をさらに提供し、可読記憶媒体にはプログラム又は命令が記憶されており、このプログラム又は命令がプロセッサにより実行されると、上記インタフェース表示方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。ここで、前記プロセッサは、上記実施例に記載の電子機器におけるプロセッサである。前記可読記憶媒体は、コンピュータ可読記憶媒体、例えばコンピュータリードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク又は光ディスクなどを含む。
【0222】
本出願の実施例は、チップをさらに提供し、前記チップは、プロセッサと通信インターフェースを含み、前記通信インターフェースは、前記プロセッサと結合され、前記プロセッサは、プログラム又は命令を運行するために用いられ、上記インタフェース表示方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0223】
理解すべきこととして、本出願の実施例に言及されたチップは、システムレベルチップ、システムチップ、チップシステム又はシステムオンチップなどと呼ばれてもよい。
【0224】
説明すべきこととして、本明細書では、用語である「含む」、「包含」又はその他の任意の変形は、非排他的な「含む」を意図的にカバーするものであり、それによって一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素を含むだけではなく、明確にリストアップされていない他の要素も含み、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素も含む。それ以上の制限がない場合に、「……を1つ含む」という文章で限定された要素について、この要素を含むプロセス、方法、物品又は装置には他の同じ要素も存在することが排除されるものではない。
【0225】
以上の実施の形態の記述によって、当業者であればはっきりと分かるように、上記実施例の方法は、ソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームの形態によって実現されることができる。無論、ハードウェアによって実現されてもよいが、多くの場合、前者は、より好適な実施の形態である。このような理解を踏まえて、本発明の技術案は、実質には又は従来の技術に寄与した部分がソフトウェア製品の形式によって具現化されてもよい。このコンピュータソフトウェア製品は、一つの記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、一台の端末機器(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク機器などであってもよい)に本発明の各実施例に記載の方法を実行させるための若干の命令を含む。
【0226】
以上は、図面を結び付けながら、本発明の実施例を記述したが、本発明は、上記の具体的な実施の形態に限らない。上記の具体的な実施の形態は、例示的なものに過ぎず、制限性のあるものではない。当業者は、本発明の示唆で、本発明の趣旨と請求項が保護する範囲から逸脱しない場合に、多くの形式を行うこともでき、いずれも本発明の保護範囲に属する。
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