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特許7505105セルスケジューリング方式の決定方法及び装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-14
(45)【発行日】2024-06-24
(54)【発明の名称】セルスケジューリング方式の決定方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/50 20230101AFI20240617BHJP
   H04W 72/0457 20230101ALI20240617BHJP
   H04W 72/20 20230101ALI20240617BHJP
【FI】
H04W72/50
H04W72/0457 110
H04W72/20
【請求項の数】 15
(21)【出願番号】P 2023502760
(86)(22)【出願日】2021-07-22
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-08-02
(86)【国際出願番号】 CN2021107989
(87)【国際公開番号】W WO2022017479
(87)【国際公開日】2022-01-27
【審査請求日】2023-01-13
(31)【優先権主張番号】202010719844.7
(32)【優先日】2020-07-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】100098394
【弁理士】
【氏名又は名称】山川 茂樹
(72)【発明者】
【氏名】リ,ゲン
(72)【発明者】
【氏名】パン,シュエミン
(72)【発明者】
【氏名】リウ,スーチ
(72)【発明者】
【氏名】ヤン,シャオドン
【審査官】▲高▼木 裕子
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2022/009288(WO,A1)
【文献】中国特許出願公開第111132344(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24 - 7/26
H04W 4/00 - 99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末が実行するセルスケジューリング方式の決定方法であって、
前記端末の第二のセルが前記端末の第一のセルによりスケジューリングされ、且つ前記第二のセルが自己スケジューリング可能であることを指示するスケジューリング配置情報を受信することと、
前記第一のセルの活動状態を決定することと、
前記スケジューリング配置情報と前記活動状態に基づいて、前記第二のセルのスケジューリング方式を決定することとを含
前記第一のセルは、セカンダリセルであり、前記第二のセルは、プライマリセルであり、
前記スケジューリング配置情報と前記活動状態に基づいて、前記第二のセルのスケジューリング方式を決定することは、
前記第一のセルが第二のターゲット状態にある場合、前記第一のセルが前記第二のセルをスケジューリングできず、且つ前記第二のセル上に配置されたパブリックサーチスペースCSS及び/又は第一の端末固有サーチスペースグループにおける一部の端末固有サーチスペースUSS又はすべてのUSSが特定の無線ネットワーク一時識別子RNTIスクランブルのスケジューリングを行うと決定することを含み、
ここで、前記第二のターゲット状態は、非アクティブ化状態と、スリープ状態と、アクティブ化帯域幅部分BWP上には前記第二のセルをスケジューリング可能なサーチスペースがないこととのうちの少なくとも一つを含む、セルスケジューリング方式の決定方法。
【請求項2】
前記スケジューリング配置情報はさらに、
前記第二のセル上に配置されたCSSと、
前記第二のセル上に配置された、一つ又は複数の完全なUSSを含む第一の端末固有サーチスペースグループと、
前記第二のセル上に配置された、一つ又は複数の不完全な端末固有サーチスペースを含むか、又は、一つ又は複数のクロスキャリアスケジューリングされたことをマッピング可能な端末固有サーチスペースを含む第二の端末固有サーチスペースグループと、
前記第一のセル上に配置されたサーチスペースとのうちの少なくとも一つを指示し、
一つの前記完全な端末固有サーチスペースがクロスキャリアスケジューリングされたことをマッピング可能なサーチスペースである場合、前記完全な端末固有サーチスペースは、前記第一の端末固有サーチスペースグループと前記第二の端末固有サーチスペースグループに同時に属
ここで、前記完全なUSSは、具体的な時間周波数領域に対応可能なUSSであり、前記不完全なUSSは、アグリゲーションレベルとサーチスペース識別子SS IDのみを配置するUSSである、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記一部のUSSは、前記第一の端末固有サーチスペースグループにおけるサーチスペースであり、且つ前記一部のUSSの識別子は、ターゲットサーチスペースの識別子と同じであり、前記ターゲットサーチスペースは、前記第一のセルの現在アクティブ化されたBWPにおけるサーチスペースである、請求項に記載の方法。
【請求項4】
前記方法は、
前記スケジューリング配置情報が前記第二のセルが前記第一のセルによりスケジューリングされることを指示する場合、予めの約定によって前記端末が望まない挙動を決定することをさらに含み、ここで、前記端末が望まない挙動は、
前記第一のセルに対して非アクティブ化を行う制御シグナリングを受信することと、
前記第一のセル上にセル非アクティブ化タイマーを配置することと、
前記第一のセル上の前記第二のセルをスケジューリング可能なBWPに対してBWP非アクティブ化タイマーを配置することと、
前記第一のセルの前記第二のセルをスケジューリング可能なBWPから前記第二のセルをスケジューリング不可能なBWPに切り替えることとのうちの少なくとも一つを含み、及び/又は
前記方法は、
前記スケジューリング配置情報が前記第二のセルが前記第一のセルによりスケジューリングされることを指示する場合、
前記第一のセルに対する非アクティブ化の制御シグナリングと、
前記第一のセル上にセル非アクティブ化タイマーを配置することと、
前記第一のセル上の前記第二のセルをスケジューリング可能なBWPに対してBWP非アクティブ化タイマーを配置することと、
前記第一のセルの前記第二のセルをスケジューリング可能なBWPから前記第二のセルをスケジューリング不可能なBWPに切り替えることを指示する制御情報とのうちの少なくとも一つを無視することをさらに含む、請求項1又は請求項2に記載の方法。
【請求項5】
セルスケジューリング方式の決定装置であって、
端末の第二のセルが前記端末の第一のセルによりスケジューリングされ、且つ前記第二のセルが自己スケジューリング可能であることを指示するスケジューリング配置情報を受信するための受信モジュールと、
前記第一のセルの活動状態を決定するための第一の決定モジュールと、
前記スケジューリング配置情報と前記活動状態に基づいて、前記第二のセルのスケジューリング方式を決定するための第二の決定モジュールとを含
前記第一のセルは、セカンダリセルであり、前記第二のセルは、プライマリセルであり、
前記第二の決定モジュールは、具体的に、
前記第一のセルが第二のターゲット状態にある場合、前記第一のセルが前記第二のセルをスケジューリングできず、且つ前記第二のセル上に配置されたパブリックサーチスペースCSS及び/又は第一の端末固有サーチスペースグループにおける一部の端末固有サーチスペースUSS又はすべてのUSSが特定の無線ネットワーク一時識別子RNTIスクランブルのスケジューリングを行うと決定するために用いられ、
ここで、前記第二のターゲット状態は、非アクティブ化状態と、スリープ状態と、アクティブ化帯域幅部分BWP上には前記第二のセルをスケジューリング可能なサーチスペースがないこととのうちの少なくとも一つを含む、セルスケジューリング方式の決定装置。
【請求項6】
前記スケジューリング配置情報はさらに、
前記第二のセル上に配置されたCSSと、
前記第二のセル上に配置された、一つ又は複数の完全なUSSを含む第一の端末固有サーチスペースグループと、
前記第二のセル上に配置された、一つ又は複数の不完全な端末固有サーチスペースを含むか、又は、一つ又は複数のクロスキャリアスケジューリングされたことをマッピング可能な端末固有サーチスペースを含む第二の端末固有サーチスペースグループと、
前記第一のセル上に配置されたサーチスペースとのうちの少なくとも一つを指示し、
一つの前記完全な端末固有サーチスペースがクロスキャリアスケジューリングされたことをマッピング可能なサーチスペースである場合、前記完全な端末固有サーチスペースは、前記第一の端末固有サーチスペースグループと前記第二の端末固有サーチスペースグループに同時に属し、
ここで、前記完全なUSSは、具体的な時間周波数領域に対応可能なUSSであり、前記不完全なUSSは、アグリゲーションレベルとサーチスペース識別子SS IDのみを配置するUSSである、請求項5に記載の装置。
【請求項7】
前記一部のUSSは、前記第一の端末固有サーチスペースグループにおけるサーチスペースであり、且つ前記一部のUSSの識別子は、ターゲットサーチスペースの識別子と同じであり、前記ターゲットサーチスペースは、前記第一のセルの現在アクティブ化されたBWPにおけるサーチスペースである、請求項5に記載の装置。
【請求項8】
前記第一の決定モジュールは、
前記スケジューリング配置情報が前記第二のセルが前記第一のセルによりスケジューリングされることを指示する場合、予めの約定によって前記端末が望まない挙動を決定するためにさらに用いられ、ここで、前記端末が望まない挙動は、
前記第一のセルに対して非アクティブ化を行う制御シグナリングを受信することと、
前記第一のセル上にセル非アクティブ化タイマーを配置することと、
前記第一のセル上の前記第二のセルをスケジューリング可能なBWPに対してBWP非アクティブ化タイマーを配置することと、
前記第一のセルの前記第二のセルをスケジューリング可能なBWPから前記第二のセルをスケジューリング不可能なBWPに切り替えることとのうちの少なくとも一つを含み、及び/又は
前記第一の決定モジュールは、
前記スケジューリング配置情報が前記第二のセルが前記第一のセルによりスケジューリングされることを指示する場合、
前記第一のセルに対する非アクティブ化の制御シグナリングと、
前記第一のセル上にセル非アクティブ化タイマーを配置することと、
前記第一のセル上の前記第二のセルをスケジューリング可能なBWPに対してBWP非アクティブ化タイマーを配置することと、
前記第一のセルの前記第二のセルをスケジューリング可能なBWPから前記第二のセルをスケジューリング不可能なBWPに切り替えることを指示する制御情報とのうちの少なくとも一つを無視するためにさらに用いられる、請求項5又は請求項6に記載の装置。
【請求項9】
ネットワーク側機器が実行するセルスケジューリング方式の決定方法であって、
端末の第二のセルが前記端末の第一のセルによりスケジューリングされ、且つ前記第二のセルが自己スケジューリング可能であることを指示するスケジューリング配置情報を送信することと、
前記第一のセルの活動状態を決定することと、
前記スケジューリング配置情報と前記活動状態に基づいて、前記第二のセルのスケジューリング方式を決定することとを含
前記第一のセルは、セカンダリセルであり、前記第二のセルは、プライマリセルであり、
前記スケジューリング配置情報と前記活動状態に基づいて、前記第二のセルのスケジューリング方式を決定することは、
前記第一のセルが第二のターゲット状態にある場合、前記第一のセルが前記第二のセルをスケジューリングできず、且つ前記第二のセル上に配置されたパブリックサーチスペースCSS及び/又は第一の端末固有サーチスペースグループにおける一部の端末固有サーチスペースUSS又はすべてのUSSが特定の無線ネットワーク一時識別子RNTIスクランブルのスケジューリングを行うと決定することを含み、
ここで、前記第二のターゲット状態は、非アクティブ化状態と、スリープ状態と、アクティブ化帯域幅部分BWP上には前記第二のセルをスケジューリング可能なサーチスペースがないこととのうちの少なくとも一つを含む、セルスケジューリング方式の決定方法。
【請求項10】
前記スケジューリング配置情報はさらに、
前記第二のセル上に配置されたCSSと、
前記第二のセル上に配置された、一つ又は複数の完全なUSSを含む第一の端末固有サーチスペースグループと、
前記第二のセル上に配置された、一つ又は複数の不完全な端末固有サーチスペースを含むか、又は、一つ又は複数のクロスキャリアスケジューリングされたことをマッピング可能な端末固有サーチスペースを含む第二の端末固有サーチスペースグループと、
前記第一のセル上に配置されたサーチスペースとのうちの少なくとも一つを指示し、
一つの前記完全な端末固有サーチスペースがクロスキャリアスケジューリングされたことをマッピング可能なサーチスペースである場合、前記完全な端末固有サーチスペースは、前記第一の端末固有サーチスペースグループと前記第二の端末固有サーチスペースグループに同時に属し、
ここで、前記完全なUSSは、具体的な時間周波数領域に対応可能なUSSであり、前記不完全なUSSは、アグリゲーションレベルとサーチスペース識別子SS IDのみを配置するUSSである、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記一部のUSSは、前記第一の端末固有サーチスペースグループにおけるサーチスペースであり、且つ前記一部のUSSの識別子は、ターゲットサーチスペースの識別子と同じであり、前記ターゲットサーチスペースは、前記第一のセルの現在アクティブ化されたBWPにおけるサーチスペースである、請求項9に記載の方法。
【請求項12】
前記方法は、
前記スケジューリング配置情報が前記第二のセルが前記第一のセルによりスケジューリングされることを指示する場合、予めの約定によって前記端末が望まない挙動を決定することをさらに含み、ここで、前記端末が望まない挙動は、
前記第一のセルに対して非アクティブ化を行う制御シグナリングを送信することと、
前記第一のセル上にセル非アクティブ化タイマーを配置することと、
前記第一のセル上の前記第二のセルをスケジューリング可能なBWPに対してBWP非アクティブ化タイマーを配置することと、
前記第一のセルの前記第二のセルをスケジューリング可能なBWPから前記第二のセルをスケジューリング不可能なBWPに切り替えることとのうちの少なくとも一つを含み、及び/又は
前記方法は、
前記スケジューリング配置情報が前記第二のセルが前記第一のセルによりスケジューリングされることを指示する場合、
前記第一のセルに対する非アクティブ化の制御シグナリングと、
前記第一のセル上にセル非アクティブ化タイマーを配置することと、
前記第一のセル上の前記第二のセルをスケジューリング可能なBWPに対してBWP非アクティブ化タイマーを配置することと、
前記第一のセルの前記第二のセルをスケジューリング可能なBWPから前記第二のセルをスケジューリング不可能なBWPに切り替えることを指示する制御情報とのうちの少なくとも一つを無視することをさらに含む、請求項9又は請求項10に記載の方法。
【請求項13】
セルスケジューリング方式の決定装置であって、
端末の第二のセルが前記端末の第一のセルによりスケジューリングされ、且つ前記第二のセルが自己スケジューリング可能であることを指示するスケジューリング配置情報を送信するための送信モジュールと、
前記第一のセルの活動状態を決定するための第三の決定モジュールと、
前記スケジューリング配置情報と前記活動状態に基づいて、前記第二のセルのスケジューリング方式を決定するための第四の決定モジュールとを含
前記第一のセルは、セカンダリセルであり、前記第二のセルは、プライマリセルであり、
前記第四の決定モジュールは、具体的に、
前記第一のセルが第二のターゲット状態にある場合、前記第一のセルが前記第二のセルをスケジューリングできず、且つ前記第二のセル上に配置されたパブリックサーチスペースCSS及び/又は第一の端末固有サーチスペースグループにおける一部の端末固有サーチスペースUSS又はすべてのUSSが特定の無線ネットワーク一時識別子RNTIスクランブルのスケジューリングを行うと決定するために用いられ、
こで、前記第二のターゲット状態は、非アクティブ化状態と、スリープ状態と、アクティブ化帯域幅部分BWP上には前記第二のセルをスケジューリング可能なサーチスペースがないこととのうちの少なくとも一つを含む、セルスケジューリング方式の決定装置。
【請求項14】
前記スケジューリング配置情報はさらに、
前記第二のセル上に配置されたCSSと、
前記第二のセル上に配置された、一つ又は複数の完全なUSSを含む第一の端末固有サーチスペースグループと、
前記第二のセル上に配置された、一つ又は複数の不完全な端末固有サーチスペースを含むか、又は、一つ又は複数のクロスキャリアスケジューリングされたことをマッピング可能な端末固有サーチスペースを含む第二の端末固有サーチスペースグループと、
前記第一のセル上に配置されたサーチスペースとのうちの少なくとも一つを指示し、
一つの前記完全な端末固有サーチスペースがクロスキャリアスケジューリングされたことをマッピング可能なサーチスペースである場合、前記完全な端末固有サーチスペースは、前記第一の端末固有サーチスペースグループと前記第二の端末固有サーチスペースグループに同時に属し、
ここで、前記完全なUSSは、具体的な時間周波数領域に対応可能なUSSであり、前記不完全なUSSは、アグリゲーションレベルとサーチスペース識別子SS IDのみを配置するUSSである、請求項13に記載の装置。
【請求項15】
前記一部のUSSは、前記第一の端末固有サーチスペースグループにおけるサーチスペースであり、且つ前記一部のUSSの識別子は、ターゲットサーチスペースの識別子と同じであり、前記ターゲットサーチスペースは、前記第一のセルの現在アクティブ化されたBWPにおけるサーチスペースである、請求項13に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
〔関連出願の相互参照〕
本発明は、2020年07月23日に中国特許庁に提出された出願番号が202010719844.7であり、発明の名称が「セルスケジューリング方式の決定方法、装置、端末及びネットワーク側機器」である中国特許出願の優先権を主張しており、同出願の内容の全ては、ここに参照として取り込まれる。
【0002】
本出願は、無線通信の技術分野に属し、具体的にセルスケジューリング方式の決定方法、装置、端末及びネットワーク側機器に関する。
【背景技術】
【0003】
5G新しい無線(New Radio、NR)システムは、キャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation、CA)をサポートし、ユーザ機器(User Equipment、UE)のために複数のキャリア(Component Carrier、CC)又はセルを配置し且つアクティブ化し、且つCA下りリンククロスキャリアスケジューリングをサポートすることができる。なお、NRも、マルチ伝送パネル(Multiple Transmission and Reception Panel、M-TRP)のシーンをサポートし、UEは、複数のTRPによりデータのスケジューリング及び送受信が行われることができる。
【0004】
現在のNRシステムにおいて、プライマリセル(Primary Cell、Pcell)とセカンダリセル(Secondary Cell、Scell)は、いずれも自己スケジューリングとして配置されることができ、ScellのみがPcell又は他のScellによってクロスキャリアスケジューリングを行うことができ、Pcellは、自己スケジューリングしかできない。Scellがクロスキャリアスケジューリングとして配置される時、このcellをスケジューリングするサービングセル識別子(serving cell ID)を配置し、且つこのserving cellスケジューリング時のキャリア指示フィールド(Carrier Indicator Field、CIFと略称される)値を配置する必要がある。
【0005】
以上から分かるように、従来のNRにおいて、一つのセルは、一つのスケジューリングセルのみによりスケジューリングすることができ(即ち自己スケジューリング又は他のセルによりスケジューリングすることしかできない)、現在、PCellは、自己スケジューリングしかできない。制御チャネルのオーバーレイを強化することを考慮して、一般的にはPcellを低周波数バンドのキャリア(carrier)に配備する。一方、低周波数バンドcarrierの帯域幅は足りず、且つすでに他のシリーズ(例えばLTE)に大量に配備されている。
【0006】
そのため、高周波数バンドキャリア(carrier)をScellに配置し且つScellによってPcellをスケジューリングすることにより、Pcell制御チャネル容量が限られたという問題を解決して、制御チャネルPDCCHオーバヘッドを低減させることができる。しかし、現在は、ScellによってPcellをスケジューリングする時にどのようにセルスケジューリング方式を決定するかについて具体的な案はまだ提出されていない。
【発明の概要】
【0007】
本出願の実施例の目的は、ScellによってPcellをスケジューリングする時にどのようにセルスケジューリング方式を決定するかという問題を解決することができるセルスケジューリング方式の決定方法、装置、端末及びネットワーク側機器を提供することである。
【0008】
上記技術課題を解決するために、本出願は、以下のように実現される。
【0009】
第一の態様によれば、端末に用いられるセルスケジューリング方式の決定方法を提供し、この方法は、前記端末の第二のセルが前記端末の第一のセルによりスケジューリングされ、且つ前記第二のセルが自己スケジューリング可能であることを指示するスケジューリング配置情報を受信することと、前記第一のセルの活動状態を決定することと、前記スケジューリング配置情報と前記活動状態に基づいて、前記第二のセルのスケジューリング方式を決定することとを含む。
【0010】
第二の態様によれば、セルスケジューリング方式の決定装置を提供し、この装置は、端末の第二のセルが端末の第一のセルによりスケジューリングされ、且つ前記第二のセルが自己スケジューリング可能であることを指示するスケジューリング配置情報を受信するための受信モジュールと、前記第一のセルの活動状態を決定するための第一の決定モジュールと、前記スケジューリング配置情報と前記活動状態に基づいて、前記第二のセルのスケジューリング方式を決定するための第二の決定モジュールとを含む。
【0011】
第三の態様によれば、ネットワーク側機器に用いられるセルスケジューリング方式の決定方法を提供し、前記方法は、端末の第二のセルが前記端末の第一のセルによりスケジューリングされ、且つ前記第二のセルが自己スケジューリング可能であることを指示するスケジューリング配置情報を送信することと、前記第一のセルの活動状態を決定することと、前記スケジューリング配置情報と前記活動状態に基づいて、前記第二のセルのスケジューリング方式を決定することとを含む。
【0012】
選択的に、前記スケジューリング配置情報はさらに、前記第二のセル上に配置されたパブリックサーチスペースと、前記第二のセル上に配置された、一つ又は複数の完全な端末固有サーチスペースを含む第一の端末固有サーチスペースグループと、前記第二のセル上に配置された、一つ又は複数の不完全な端末固有サーチスペースを含むか、又は、一つ又は複数のクロスキャリアスケジューリングされたことをマッピング可能な端末固有サーチスペースを含む第二の端末固有サーチスペースグループと、前記第一のセル上に配置されたサーチスペースとのうちの少なくとも一つを指示する。
【0013】
選択的に、一つの前記完全な端末固有サーチスペースがクロスキャリアスケジューリングされたことをマッピング可能なサーチスペースである場合、この完全な端末固有サーチスペースは、前記第一の端末固有サーチスペースグループと前記第二の端末固有サーチスペースグループに同時に属する。
【0014】
選択的に、前記第一のセルの活動状態は、アクティブ化状態と、非アクティブ化状態と、アクティブ化状態から非アクティブ化状態への移行と、非アクティブ化状態からアクティブ化状態への移行と、スリープ状態と、非スリープ状態と、スリープ状態から非スリープ状態への移行と、非スリープ状態からスリープ状態への移行と、アクティブ化BWP上には前記第二のセルをスケジューリング可能なサーチスペースがあることと、アクティブ化BWP上には前記第二のセルをスケジューリング可能なサーチスペースがないことと、前記第二のセルをスケジューリング可能なサーチスペースがある第一のBWPから前記第二のセルをスケジューリング可能なサーチスペースがない第二のBWPへの切り替えと、前記第二のBWPから前記第一のBWPへの切り替えとのうちのいずれか一つを含む。
【0015】
選択的に、前記スケジューリング配置情報と前記活動状態に基づいて、前記第二のセルのスケジューリング方式を決定することは、前記第一のセルが第一のターゲット状態にある場合、前記第二のセルが前記第一のセル上のサーチスペースによりクロスキャリアスケジューリングされ、且つ前記第二のセル上に配置されたCSS及び/又は前記第一の端末固有サーチスペースグループが特定の無線ネットワーク一時識別子RNTIスクランブルのスケジューリングを行わないと決定すること、又は、前記第二のセルが前記第一のセル上のサーチスペースによりクロスキャリアスケジューリングされ、且つ前記第二のセル上に配置されたCSSが前記特定のRNTIスクランブルのスケジューリングを行い、前記第一の端末固有サーチスペースグループが特定のRNTIスクランブルのスケジューリングを行わないと決定することを含み、ここで、前記第一のターゲット状態は、アクティブ化状態と、非スリープ状態と、アクティブ化BWP上には前記第二のセルをスケジューリング可能なサーチスペースがあることとのうちの少なくとも一つを含む。
【0016】
選択的に、前記スケジューリング配置情報と前記活動状態に基づいて、前記第二のセルのスケジューリング方式を決定することは、前記第一のセルが第二のターゲット状態にある場合、前記第一のセルが前記第二のセルをスケジューリングできず、且つ前記第二のセル上に配置されたCSS及び/又は前記第一の端末固有サーチスペースグループにおける一部のUSS又はすべてのUSSが特定のRNTIスクランブルのスケジューリングを行うと決定すること、又は、前記第一のセルが前記第二のセルをスケジューリングできず、且つ前記第二のセル上で特定のRNTIスクランブルのCSS自己スケジューリングを使用し、且つ前記第二のセル上に配置されたCSSと前記第一の端末固有サーチスペースグループにおける一部のUSS又はすべてのUSSが特定のRNTIスクランブルのスケジューリングを行うと決定することを含み、ここで、前記第二のターゲット状態は、非アクティブ化状態と、スリープ状態と、アクティブ化BWP上には前記第二のセルをスケジューリング可能なサーチスペースがないこととのうちの少なくとも一つを含む。
【0017】
選択的に、前記一部のUSSは、前記第一の端末固有サーチスペースグループにおけるサーチスペースであり、且つ前記一部のUSSの識別子は、ターゲットサーチスペースの識別子と同じであり、前記ターゲットサーチスペースは、前記第一のセルの現在アクティブ化されたBWPにおけるサーチスペースである。
【0018】
選択的に、前記スケジューリング配置情報と前記活動状態に基づいて、前記第二のセルのスケジューリング方式を決定することは、前記第一のセルが第三のターゲット状態にある場合、第一のターゲット情報を送信した後の第一のターゲット時刻に、前記第二のセル上に配置されたCSS及び/又は第一の端末固有サーチスペースグループによる特定のRNTIスクランブルのスケジューリング機能をオンにすることを含み、
ここで、前記第三のターゲット状態は、アクティブ化状態から非アクティブ化状態への移行と、非スリープ状態からスリープ状態への移行と、前記第一のBWPから前記第二のBWPへの切り替えとのうちの少なくとも一つを含む。
【0019】
選択的に、前記第一のターゲット情報は、前記第一のセルの非アクティブ化シグナリングと、非スリープ状態からスリープ状態への移行を指示する制御情報と、前記第一のBWPから前記第二のBWPへの切り替えを指示する制御情報とのうちのいずれか一つを含む。
【0020】
選択的に、前記第一のターゲット時刻は、前記第一のターゲット情報が指示するイベントの有効化時刻と、前記第一のターゲット情報が指示するイベントの有効化時刻から所定時間の後と、無線リソース制御RRCシグナリング配置の時刻とのうちのいずれか一つを含む。
【0021】
選択的に、前記スケジューリング配置情報と前記活動状態に基づいて、前記第二のセルのスケジューリング方式を決定することは、前記第一のセルが第三のターゲット状態にある場合、ターゲットタイマーがタイムアウトになった後の第二のターゲット時刻に、前記第二のセル上に配置されたCSS及び/又は第一の端末固有サーチスペースグループによる特定のRNTIスクランブルのスケジューリング機能をオンにすることを含み、ここで、前記第三のターゲット状態は、アクティブ化状態から非アクティブ化状態への移行と、非スリープ状態からスリープ状態への移行と、前記第一のBWPから前記第二のBWPへの切り替えとのうちの少なくとも一つを含む。
【0022】
選択的に、前記ターゲットタイマーは、セル非アクティブ化タイマー又はBWP非アクティブ化タイマーを含む。
【0023】
選択的に、前記第二のターゲット時刻は、前記ターゲットタイマーがタイムアウトになって指示するイベントの有効化時刻と、前記ターゲットタイマーがタイムアウトになって指示するイベントの有効化時刻から所定時間の後と、RRCシグナリング配置の時刻とを含む。
【0024】
選択的に、前記スケジューリング配置情報と前記活動状態に基づいて、前記第二のセルのスケジューリング方式を決定することは、前記第一のセルが第四のターゲット状態にある場合、第二のターゲット情報を送信した後の第三のターゲット時刻に、前記第二のセル上に配置された前記CSS及び/又は前記第一の端末固有サーチスペースグループによる特定のRNTIスクランブルのスケジューリング機能をオフにすることを含み、ここで、前記第四のターゲット状態は、非アクティブ化状態からアクティブ化状態への移行と、スリープ状態から非スリープ状態への移行と、前記第二のBWPから前記第一のBWPへの切り替えとのうちの少なくとも一つを含む。
【0025】
選択的に、前記第三のターゲット時刻は、前記第二のターゲット情報が指示するイベントの有効化時刻と、前記第二のターゲット情報が指示するイベントの有効化時刻から所定時間の後と、RRCシグナリング配置の時刻とのうちのいずれか一つを含む。
【0026】
選択的に、前記第二のターゲット情報は、前記第一のセルをアクティブ化するアクティブ化シグナリングと、スリープ状態から非スリープ状態に移行するよう前記第一のセルに指示する制御情報と、前記第二のBWPから前記第一のBWPに切り替えるよう前記第一のセルに指示する制御情報とのうちのいずれか一つを含む。
【0027】
選択的に、前記方法は、前記スケジューリング配置情報が前記第二のセルが前記第一のセルによりスケジューリングされることを指示する場合、予めの約定によって前記端末が望まない挙動を決定することをさらに含み、ここで、前記端末が望まない挙動は、前記第一のセルに対して非アクティブ化を行う制御シグナリングを送信することと、前記第一のセル上にセル非アクティブ化タイマーを配置することと、前記第一のセル上の前記第二のセルをスケジューリング可能なBWPに対してBWP非アクティブ化タイマーを配置することと、前記第一のセルの前記第二のセルをスケジューリング可能なBWPから前記第二のセルをスケジューリング不可能なBWPに切り替えることとのうちの少なくとも一つを含む。
【0028】
選択的に、前記方法は、前記スケジューリング配置情報が前記第二のセルが前記第一のセルによりスケジューリングされることを指示する場合、前記第一のセルに対する非アクティブ化の制御シグナリングと、前記第一のセル上にセル非アクティブ化タイマーを配置することと、前記第一のセル上の前記第二のセルをスケジューリング可能なBWPに対してBWP非アクティブ化タイマーを配置することと、前記第一のセルの前記第二のセルをスケジューリング可能なBWPから前記第二のセルをスケジューリング不可能なBWPに切り替えることを指示する制御情報とのうちの少なくとも一つを無視することをさらに含む。
【0029】
選択的に、前記第一のセルは、セカンダリセルであり、前記第二のセルは、プライマリセルである。
【0030】
第四の態様によれば、セルスケジューリング方式の決定装置を提供し、この装置は、端末の第二のセルが前記端末の第一のセルによりスケジューリングされ、且つ前記第二のセルが自己スケジューリング可能であることを指示するスケジューリング配置情報を送信するための送信モジュールと、前記第一のセルの活動状態を決定するための第三の決定モジュールと、前記スケジューリング配置情報と前記活動状態に基づいて、前記第二のセルのスケジューリング方式を決定するための第四の決定モジュールとを含む。
【0031】
選択的に、前記スケジューリング配置情報はさらに、前記第二のセル上に配置されたパブリックサーチスペースCSSと、前記第二のセル上に配置された、一つ又は複数の完全な端末固有サーチスペースUSSを含む第一の端末固有サーチスペースグループと、前記第二のセル上に配置された、一つ又は複数の不完全な端末固有サーチスペースを含むか、又は、一つ又は複数のクロスキャリアスケジューリングされたことをマッピング可能な端末固有サーチスペースを含む第二の端末固有サーチスペースグループと、前記第一のセル上に配置されたサーチスペースとのうちの少なくとも一つを指示する。
【0032】
選択的に、一つの前記完全な端末固有サーチスペースがクロスキャリアスケジューリングされたことをマッピング可能なサーチスペースである場合、この完全な端末固有サーチスペースは、前記第一の端末固有サーチスペースグループと前記第二の端末固有サーチスペースグループに同時に属する。
【0033】
選択的に、前記第一のセルの活動状態は、
アクティブ化状態と、
非アクティブ化状態と、
アクティブ化状態から非アクティブ化状態への移行と、
非アクティブ化状態からアクティブ化状態への移行と、
スリープ状態と、
非スリープ状態と、
スリープ状態から非スリープ状態への移行と、
非スリープ状態からスリープ状態への移行と、
アクティブ化BWP上には前記第二のセルをスケジューリング可能なサーチスペースがあることと、
アクティブ化BWP上には前記第二のセルをスケジューリング可能なサーチスペースがないことと、
前記第二のセルをスケジューリング可能なサーチスペースがある第一のBWPから前記第二のセルをスケジューリング可能なサーチスペースがない第二のBWPへの切り替えと、
前記第二のBWPから前記第一のBWPへの切り替えとのうちのいずれか一つを含む。
【0034】
選択的に、前記第四の決定モジュールが前記スケジューリング配置情報と前記活動状態に基づいて、前記第二のセルのスケジューリング方式を決定することは、前記第一のセルが第一のターゲット状態にある場合、前記第二のセルが前記第一のセル上のサーチスペースによりクロスキャリアスケジューリングされ、且つ前記第二のセル上に配置されたCSS及び/又は前記第一の端末固有サーチスペースグループが特定のRNTIスクランブルのスケジューリングを行わないと決定すること、又は、前記第二のセルが前記第一のセル上のサーチスペースによりクロスキャリアスケジューリングされ、且つ前記第二のセル上に配置されたCSSが前記特定のRNTIスクランブルのスケジューリングを行い、前記第一の端末固有サーチスペースグループが特定のRNTIスクランブルのスケジューリングを行わないと決定することを含み、ここで、前記第一のターゲット状態は、アクティブ化状態と、非スリープ状態と、アクティブ化BWP上には前記第二のセルをスケジューリング可能なサーチスペースがあることとのうちの少なくとも一つを含む。
【0035】
選択的に、前記第四の決定モジュールが前記スケジューリング配置情報と前記活動状態に基づいて、前記第二のセルのスケジューリング方式を決定することは、前記第一のセルが第二のターゲット状態にある場合、前記第一のセルが前記第二のセルをスケジューリングできず、且つ前記第二のセル上に配置されたCSS及び/又は前記第一の端末固有サーチスペースグループにおける一部のUSS又はすべてのUSSが特定のRNTIスクランブルのスケジューリングを行うと決定すること、又は、前記第一のセルが前記第二のセルをスケジューリングできず、且つ前記第二のセル上で特定のRNTIスクランブルのCSS自己スケジューリングを使用し、且つ前記第二のセル上に配置されたCSSと前記第一の端末固有サーチスペースグループにおける一部のUSS又はすべてのUSSが特定のRNTIスクランブルのスケジューリングを行うと決定することを含み、ここで、前記第二のターゲット状態は、非アクティブ化状態と、スリープ状態と、アクティブ化BWP上には前記第二のセルをスケジューリング可能なサーチスペースがないこととのうちの少なくとも一つを含む。
【0036】
選択的に、前記一部のUSSは、前記第一の端末固有サーチスペースグループにおけるサーチスペースであり、且つ前記一部のUSSの識別子は、ターゲットサーチスペースの識別子と同じであり、前記ターゲットサーチスペースは、前記第一のセルの現在アクティブ化されたBWPにおけるサーチスペースである。
【0037】
選択的に、前記スケジューリング配置情報と前記活動状態に基づいて、前記第二のセルのスケジューリング方式を決定することは、前記第一のセルが第三のターゲット状態にある場合、第一のターゲット情報を送信した後の第一のターゲット時刻に、前記第二のセル上に配置されたCSS及び/又は第一の端末固有サーチスペースグループによる特定のRNTIスクランブルのスケジューリング機能をオンにすることを含み、ここで、前記第三のターゲット状態は、アクティブ化状態から非アクティブ化状態への移行と、非スリープ状態からスリープ状態への移行と、前記第一のBWPから前記第二のBWPへの切り替えとのうちの少なくとも一つを含む。
【0038】
選択的に、前記第一のターゲット情報は、前記第一のセルの非アクティブ化シグナリングと、非スリープ状態からスリープ状態への移行を指示する制御情報と、前記第一のBWPから前記第二のBWPへの切り替えを指示する制御情報とのうちのいずれか一つを含む。
【0039】
選択的に、前記第一のターゲット時刻は、前記第一のターゲット情報が指示するイベントの有効化時刻と、前記第一のターゲット情報が指示するイベントの有効化時刻から所定時間の後と、RRCシグナリング配置の時刻とのうちのいずれか一つを含む。
【0040】
選択的に、前記第四の決定モジュールが前記スケジューリング配置情報と前記活動状態に基づいて、前記第二のセルのスケジューリング方式を決定することは、前記第一のセルが第三のターゲット状態にある場合、ターゲットタイマーがタイムアウトになった後の第二のターゲット時刻に、前記第二のセル上に配置されたCSS及び/又は第一の端末固有サーチスペースグループによる特定のRNTIスクランブルのスケジューリング機能をオンにすることを含み、ここで、前記第三のターゲット状態は、アクティブ化状態から非アクティブ化状態への移行と、非スリープ状態からスリープ状態への移行と、前記第一のBWPから前記第二のBWPへの切り替えとのうちの少なくとも一つを含む。
【0041】
選択的に、前記ターゲットタイマーは、セル非アクティブ化タイマー又はBWP非アクティブ化タイマーを含む。
【0042】
選択的に、前記第二のターゲット時刻は、前記ターゲットタイマーがタイムアウトになって指示するイベントの有効化時刻と、前記ターゲットタイマーがタイムアウトになって指示するイベントの有効化時刻から所定時間の後と、RRCシグナリング配置の時刻とのうちのいずれか一つを含む。
【0043】
選択的に、前記第四の決定モジュールが前記スケジューリング配置情報と前記活動状態に基づいて、前記第二のセルのスケジューリング方式を決定することは、前記第一のセルが第四のターゲット状態にある場合、第二のターゲット情報を送信した後の第三のターゲット時刻に、前記第二のセル上に配置された前記CSS及び/又は前記第一の端末固有サーチスペースグループによる特定のRNTIスクランブルのスケジューリング機能をオフにすることを含み、
ここで、前記第四のターゲット状態は、非アクティブ化状態からアクティブ化状態への移行と、スリープ状態から非スリープ状態への移行と、前記第二のBWPから前記第一のBWPへの切り替えとのうちの少なくとも一つを含む。
【0044】
選択的に、前記第三のターゲット時刻は、前記第二のターゲット情報が指示するイベントの有効化時刻と、前記第二のターゲット情報が指示するイベントの有効化時刻から所定時間の後と、RRCシグナリング配置の時刻とのうちのいずれか一つを含む。
【0045】
選択的に、前記第二のターゲット情報は、前記第一のセルをアクティブ化するアクティブ化シグナリングと、スリープ状態から非スリープ状態に移行するよう前記第一のセルに指示する制御情報と、前記第二のBWPから前記第一のBWPに切り替えるよう前記第一のセルに指示する制御情報とのうちのいずれか一つを含む。
【0046】
選択的に、前記第三の決定モジュールはさらに、前記スケジューリング配置情報が前記第二のセルが前記第一のセルによりスケジューリングされることを指示する場合、予めの約定によって前記端末が望まない挙動を決定するために用いられ、ここで、前記端末が望まない挙動は、前記第一のセルに対して非アクティブ化を行う制御シグナリングを送信することと、前記第一のセルに対してセル非アクティブ化タイマーを配置することと、前記第一のセル上の前記第二のセルをスケジューリング可能なBWPに対してBWP非アクティブ化タイマーを配置することと、前記第一のセルの前記第二のセルをスケジューリング可能なBWPから前記第二のセルをスケジューリング不可能なBWPに切り替えることとのうちの少なくとも一つを含む。
【0047】
選択的に、前記第三の決定モジュールはさらに、前記スケジューリング配置情報が前記第二のセルが前記第一のセルによりスケジューリングされることを指示する場合、前記第一のセルに対する非アクティブ化の制御シグナリングと、前記第一のセルに対してセル非アクティブ化タイマーを配置することと、前記第一のセル上の前記第二のセルをスケジューリング可能なBWPに対してBWP非アクティブ化タイマーを配置することと、前記第一のセルの前記第二のセルをスケジューリング可能なBWPから前記第二のセルをスケジューリング不可能なBWPに切り替えることを指示する制御情報とのうちの少なくとも一つを無視するために用いられる。
【0048】
選択的に、前記第一のセルは、セカンダリセルであり、前記第二のセルは、プライマリセルである。
【0049】
第五の態様によれば、端末を提供し、この端末は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行されると、第一の態様に記載の方法のステップを実現する。
【0050】
第六の態様によれば、ネットワーク側機器を提供し、このネットワーク側機器は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラム又は命令とを含み、前記プログラム又は命令が前記プロセッサにより実行されると、第三の態様に記載の方法のステップを実現する。
【0051】
第七の態様によれば、可読記憶媒体を提供し、前記可読記憶媒体上にはプログラム又は命令が記憶されており、前記プログラム又は命令がプロセッサにより実行されると、第一の態様又は第三の態様に記載の方法のステップを実現する。
【0052】
第八の態様によれば、チップを提供し、前記チップは、プロセッサと通信インターフェースとを含み、前記通信インターフェースは、前記プロセッサと結合され、前記プロセッサは、通信機器プログラム又は命令を運行して、第一の態様又は第三の態様に記載の方法を実現するために用いられる。
【0053】
本出願の実施例では、端末は、前記第二のセルが第一のセルによりスケジューリングされ、且つ前記第二のセルが自己スケジューリング可能であることを指示するスケジューリング配置情報を受信し、前記第一のセルの活動状態を決定し、さらに前記スケジューリング配置情報と前記活動状態に基づいて、前記第二のセルのスケジューリング方式を決定する。本出願の実施例による上記技術案によれば、第二のセルが第一のセルによりスケジューリングされ且つ第二のセルが自己スケジューリング可能である場合、第一のセルの活動状態及びスケジューリング配置情報に基づいて、第二のセルのスケジューリング方式を決定することによって、第一のセルが第二のセルをスケジューリングする時のスケジューリング方式の決定案を提供し、ScellによってPcellをスケジューリングする時にどのようにセルスケジューリング方式を決定するかという問題を解決する。
【図面の簡単な説明】
【0054】
図1】本出願の実施例が適用可能な無線通信システムのブロック図を示す。
図2】本出願の実施例によるセルスケジューリング方式の決定方法の一つのフローチャートを示す。
図3】本出願の実施例によるセルスケジューリング方式の決定装置の一つの構造概略図を示す。
図4】本出願の実施例によるセルスケジューリング方式の決定方法の別のフローチャートを示す。
図5】本出願の実施例によるセルスケジューリング方式の決定装置の別の構造概略図を示す。
図6】本出願の実施例による通信機器の構造概略図を示す。
図7】本出願の実施例による端末のハードウェア構造概略図を示す。
図8】本出願の実施例によるネットワーク側機器のハードウェア構造概略図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0055】
以下は、本出願の実施例における図面を結び付けながら、本出願の実施例における技術案を明瞭且つ完全に記述し、明らかに、記述された実施例は、本出願の一部の実施例であり、すべての実施例ではない。本出願における実施例に基づいて、当業者が創造的な労力を払わない前提で得られたすべての他の実施例は、いずれも本出願の保護範囲に属する。
【0056】
本出願の明細書と特許請求の範囲における用語である「第一」、「第二」などは、類似している対象を区別するものであり、特定の順序又は前後手順を記述するためのものではない。理解すべきこととして、このように使用されるデータは、適切な場合に交換可能であり、それにより本出願の実施例は、ここで図示又は記述されたもの以外の順序で実施されることが可能であり、且つ「第一」、「第二」によって区別される対象は、一般的には同一種類であり、対象の個数を限定せず、例えば第一の対象は、一つであってもよく、複数であってもよい。なお、明細書及び請求項における「及び/又は」は、接続される対象のうちの少なくとも一つを表し、文字である「/」は、一般的には前後関連対象が「又は」の関係であることを表す。
【0057】
指摘すべきこととして、本出願の実施例に記述された技術は、ロングタームエボリューション型(Long Term Evolution、LTE)/LTEの進化(LTE-Advanced、LTE-A)システムに限らず、他の無線通信システム、例えば符号分割多重接続(Code Division Multiple Access、CDMA)、時分割多重接続(Time Division Multiple Access、TDMA)、周波数分割多重接続(Frequency Division Multiple Access、FDMA)、直交周波数分割多重接続(Orthogonal Frequency Division Multiple Access、OFDMA)、単一キャリア周波数分割多重接続(Single-carrier Frequency-Division Multiple Access、SC-FDMA)と他のシステムにも適用できる。本出願の実施例における用語である「システム」と「ネットワーク」は、常に交換可能に使用され、記述された技術は、以上に言及されたシステムとラジオ技術に用いられてもよく、他のシステムとラジオ技術に用いられてもよい。しかしながら、以下の記述は、例示の目的でニューラジオ(New Radio、NR)システムを記述しているとともに、以下の大部分の記述においてNR用語を使用しているが、これらの技術は、NRシステム応用以外の応用、例えば第六世代(6th Generation、6G)通信システムに適用されてもよい。
【0058】
図1は、本出願の実施例が適用可能な無線通信システムのブロック図を示す。無線通信システムは、端末11とネットワーク側機器12を含む。ここで、端末11は、端末機器又はユーザ端末(User Equipment、UE)と呼ばれてもよく、端末11は、携帯電話、タブレットパソコン(Tablet Personal Computer)、ラップトップコンピュータ(Laptop Computer)(又は、ノートパソコンと呼ばれる)、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、パームトップコンピュータ、ネットブック、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(ultra-mobile personal computer、UMPC)、モバイルインターネットデバイス(Mobile Internet Device、MID)、ウェアラブルデバイス(Wearable Device)又は車載機器(VUE)、歩行者端末(PUE)などの端末側機器であってもよく、ウェアラブルデバイスは、ブレスレット、イヤホン、メガネなどを含む。説明すべきこととして、本出願の実施例では端末11の具体的なタイプを限定しない。ネットワーク側機器12は、基地局又はコアネットワークであってもよく、ここで、基地局は、ノードB、進化ノードB、アクセスポイント、ベーストランシーバステーション(Base Transceiver Station、BTS)、ラジオ基地局、ラジオ送受信機、ベーシックサービスセット(Basic Service Set、BSS)、拡張サービスセット(Extended Service Set、ESS)、Bノード、進化型Bノード(eNB)、家庭用Bノード、家庭用進化型Bノード、WLANアクセスポイント、WiFiノード、トランスミッションポイント(Transmitting Receiving Point、TRP)又は当分野における他のある適切な用語と呼ばれてもよく、同じ技術的効果が達成される限り、前記基地局は、特定の技術用語に限らず、説明すべきこととして、本出願の実施例においてNRシステムにおける基地局のみを例にするが、基地局の具体的なタイプを限定しない。
【0059】
以下では、図面を結び付けながら、具体的な実施例及びその応用シーンを用いて本出願の実施例によるセルスケジューリング方式の決定方法を詳細に説明する。
【0060】
図2は、本出願の実施例におけるセルスケジューリング方式の決定方法の一つのフローチャートを示し、この方法200は、端末により実行されてもよい。言い換えれば、前記方法は、端末上に取り付けられるソフトウェア又はハードウェアにより実行されてもよい。図2に示すように、この方法は、以下のステップを含んでもよい。
【0061】
S210において、前記端末の第二のセルが端末の第一のセルによりスケジューリングされ、且つ前記第二のセルが自己スケジューリング可能であることを指示するスケジューリング配置情報を受信する。
【0062】
本出願の実施例では、第一のセルは、Scellであってもよく、第二のセルは、Pcellであってもよい。無論、これに限定されず、あるScellが自己スケジューリング可能で、且つ他のセルによりスケジューリングされることができる場合、第二のセルは、Scellであってもよく、第一のセルは、Pcell又はScellであってもよく、具体的には適用される通信システムに応じて決定してもよく、本出願の実施例ではこれに対して限定しない。
【0063】
具体的には、スケジューリング配置情報には、第二のセルが第一のセルによりスケジューリングされ、且つ第二のセルが自己スケジューリング可能であることを指示する指示情報が含まれてもよい。
【0064】
一つの可能な実現方式では、前記スケジューリング配置情報はさらに、以下の(1)から(4)のうちの少なくとも一つを指示する。
【0065】
(1)前記第二のセル上に配置されたパブリックサーチスペース(Common Search Space、CSS)。つまり、この可能な実現方式では、第二のセルに配置されたCSSである。具体的には、スケジューリング配置情報には、第二のセルに配置されたCSSの関連情報、例えば識別子などが含まれてもよい。
【0066】
(2)前記第二のセル上に配置された、一つ又は複数の完全な端末固有サーチスペース(User-Specific Search Space、USS)を含む第一の端末固有サーチスペースグループ。つまり、この可能な実現方式では、第二のセルに配置された、一つ又は複数の完全なUSSを含む第一のUSSグループである。具体的には、スケジューリング配置情報には、第二のセルに配置された第一のUSSグループの関連情報、例えば識別子などが含まれてもよい。
【0067】
ここで、選択的に、一つの前記完全な端末固有サーチスペースがクロスキャリアスケジューリングされたことをマッピング可能なサーチスペースである場合、この完全な端末固有サーチスペースは、前記第一の端末固有サーチスペースグループと前記第二の端末固有サーチスペースグループに同時に属する。つまり、一つの完全なUSSは、クロスキャリアスケジューリングされたことをマッピング可能なサーチスペースでもあり、この場合、アグリゲーションレベルは、自己キャリアスケジューリングとクロスキャリアスケジューリングの共有であり、又は二つのアグリゲーションレベルを配置し、この時にこのUSSは、第一のUSSグループと第二のUSSグループに同時に属する。
【0068】
(3)前記第二のセル上に配置された、一つ又は複数の不完全な端末固有サーチスペースを含むか、又は、一つ又は複数のクロスキャリアスケジューリングされたことをマッピング可能な端末固有サーチスペースを含む第二の端末固有サーチスペースグループ。つまり、この可能な実現方式では、第二のセルに配置された、一つ又は複数の不完全なUSSを含む第二のUSSグループである。具体的には、スケジューリング配置情報には、第二のセルに配置された第二のUSSグループの関連情報、例えば識別子などが含まれてもよい。
【0069】
(4)前記第一のセル上に配置されたサーチスペース。例えば、第一のセルに配置されたサーチスペースの関連情報、例えば識別子などである。
【0070】
本出願の実施例では、不完全なUSS配置は、アグリゲーションレベルとSS IDなどの特定のフィールドのみを含むUSS配置であり、完全なUSS配置は、具体的な時間周波数領域のUSSに対応することができる。本出願におけるUSSは、不完全なUSS配置である場合、必ずクロスキャリアスケジューリングされたことをマッピング可能である。
【0071】
S212において、前記第一のセルの活動状態を決定する。
【0072】
一つの可能な実現方式では、第一のセルの活動状態は、
(1)アクティブ化状態と、
(2)非アクティブ化状態と、
(3)アクティブ化状態から非アクティブ化状態への移行と、
(4)非アクティブ化状態からアクティブ化状態への移行と、
(5)スリープ状態と、
(6)非スリープ状態と、
(7)スリープ状態から非スリープ状態への移行と、
(8)非スリープ状態からスリープ状態への移行と、
(9)アクティブ化BWP上には前記第二のセルをスケジューリング可能なサーチスペースがあることと、
(10)アクティブ化BWP上には前記第二のセルをスケジューリング可能なサーチスペースがないことと、
(11)前記第二のセルをスケジューリング可能なサーチスペースがある第一のBWPから前記第二のセルをスケジューリング可能なサーチスペースがない第二のBWPへの切り替えと、
(12)前記第二のBWPから前記第一のBWPへの切り替えとのうちのいずれか一つを含むが、それらに限らない。
【0073】
説明すべきこととして、本出願ではS210が前にあり、S212が後にあることを例にして説明したが、これに限定されず、実際の応用において、S210とS212は、厳密な時間順序がない。
【0074】
S214において、前記スケジューリング配置情報と前記活動状態に基づいて、前記第二のセルのスケジューリング方式を決定する。
【0075】
一つの可能な実現方式では、前記スケジューリング配置情報と前記活動状態に基づいて、前記第二のセルのスケジューリング方式を決定することは、
前記第一のセルが第一のターゲット状態にある場合、前記第二のセルが前記第一のセル上のサーチスペースによりクロスキャリアスケジューリングされ、且つ前記第二のセル上に配置されたCSS及び/又は前記第一の端末固有サーチスペースグループが特定の無線ネットワーク一時識別子(Radio Network Temporary Identifier、RNTI)スクランブルのスケジューリングを行わないと決定すること、又は、
前記第二のセルが前記第一のセル上のサーチスペースによりクロスキャリアスケジューリングされ、且つ前記第二のセル上に配置されたCSSが前記特定のRNTIスクランブルのスケジューリングを行い、前記第一の端末固有サーチスペースグループが特定のRNTIスクランブルのスケジューリングを行わないと決定することを含み、
ここで、前記第一のターゲット状態は、アクティブ化状態と、非スリープ状態と、アクティブ化BWP上には前記第二のセルをスケジューリング可能なサーチスペースがあることとのうちの少なくとも一つを含む。
【0076】
上記可能な実現方式では、特定のRNTIは、セルRNTI(Cell RNTI、C-RNTI)と、スケジューリング配置RNTI(Configured Scheduling RNTI、CS-RNTI)と、MCS-C-RNTIとのうちの少なくとも一つを含むが、それらに限らない。
【0077】
上記可能な実現方式では、第一のセル上の、第二のセルをクロスキャリアスケジューリングするサーチスペースは、一定の条件を満たすサーチスペース、例えば第一のセルアクティブ化BWPにおけるサーチスペースと同じ識別子を有するサーチスペースであってもよい。
【0078】
例えば、PcellがScell 1によりスケジューリングされるように配置され、PcellにCSSが配置されることを例にすると、前記第一のセルが第一のターゲット状態にある場合、PcellがScell 1上の条件を満たすSSによりクロスキャリアスケジューリングされ、特定のRNTI(e.g.C-RNTI、CS-RNTI、MCS-C-RNTI)スクランブルの自己スケジューリングを使用せず(通信機器が端末である場合、端末が第二のセル上のRNTIスクランブルの自己スケジューリングをモニタリングしなくてもよい)、即ち配置されたCSS及び/又はUSS group 1(配置された場合)が特定のRNTIのスケジューリング機能を行わないと決定する。又は、PcellがScell 1上の条件を満たすSSによりクロスキャリアスケジューリングされるとともに、特定のRNTIスクランブルのCSS自己スケジューリングを使用し、即ち配置されたUSS group 1(配置された場合)が特定のRNTIのスケジューリング機能を行わず、端末が第二のセル上のRNTIスクランブルのCSS自己スケジューリングをモニタリングしなくてもよいと決定する。
【0079】
別の可能な実現方式では、前記スケジューリング配置情報と前記活動状態に基づいて、前記第二のセルのスケジューリング方式を決定することは、
前記第一のセルが第二のターゲット状態にある場合、前記第一のセルが前記第二のセルをスケジューリングできず、且つ前記第二のセル上に配置されたCSS及び/又は前記第一の端末固有サーチスペースグループにおける一部のUSS又はすべてのUSSが特定のRNTIスクランブルのスケジューリングを行うと決定すること、又は、
前記第一のセルが前記第二のセルをスケジューリングできず、且つ前記第二のセル上で特定のRNTIスクランブルのCSS自己スケジューリングを使用し、且つ前記第二のセル上に配置されたCSSと前記第一の端末固有サーチスペースグループにおける一部のUSS又はすべてのUSSが特定のRNTIスクランブルのスケジューリングを行うと決定することを含んでもよく、
ここで、前記第二のターゲット状態は、非アクティブ化状態と、スリープ状態と、アクティブ化BWP上には前記第二のセルをスケジューリング可能なサーチスペースがないこととのうちの少なくとも一つを含む。
【0080】
上記可能な実現方式によって、第一のセルが非アクティブ化状態、スリープ状態又はアクティブ化BWP上には第二のセルをスケジューリング可能なサーチスペースがない状態にある時、第二のセルのスケジューリング方式を決定することができる。
【0081】
例えば、PcellがScell 1によりスケジューリングされるように配置され、PcellにCSSが配置されることを例にすると、前記第一のセルが第二のターゲット状態にある場合、以下のように決定する。
【0082】
Scell 1は、Pcellスケジューリングを行うことができず、特定のRNTI(e.g.C-RNTI、CS-RNTI、MCS-C-RNTI)スクランブルの自己スケジューリングを使用し、即ち配置されたCSS及び/又は一部又はすべてのUSS group 1(配置された場合)が特定のRNTIのスケジューリング機能を行い、端末は、第二のセル上のRNTIスクランブルの自己スケジューリングをモニタリングしてもよいと決定すること、又は、
Scell 1は、Pcellスケジューリングを行うことができず、特定のRNTIスクランブルのCSS自己スケジューリングを使用すると同時に、特定のRNTIスクランブルのUSS group 1(配置された場合)自己スケジューリングを使用し、即ち一部又はすべてのUSS group 1(配置された場合)が特定のRNTIのスケジューリング機能を行い、端末は、第二のセル上のRNTIスクランブルのCSS自己スケジューリングをモニタリングしなくてもよいと決定する。
【0083】
上記可能な実現方式では、前記一部のUSSは、前記第一の端末固有サーチスペースグループにおけるサーチスペースであり、且つ前記一部のUSSの識別子は、ターゲットサーチスペースの識別子と同じであり、前記ターゲットサーチスペースは、前記第一のセルの現在アクティブ化されたBWPにおけるサーチスペースである。つまり、前記一部のUSSは、前記第一のUSSグループにおける前記現在アクティブ化されたBWPにおけるサーチスペース識別子と同じサーチスペースである。
【0084】
例えば、この端末のPcellがScell 1によりスケジューリングされるように配置されるとともに、BWP#1上には、CSS#1、完全に配置されたUSS#2、USS#3、不完全に配置された(SS IDとアグリゲーションレベルのみが配置された)USS#4、USS#5が配置されると仮定する。そして、不完全に配置されたUSS IDに対応するScell lのUSSのみがPcellをスケジューリングすることができる。
【0085】
Scell 1のBWP#2上にUSS#4が配置され、BWP#2上にUSS#2が配置される。この時にScell 1のBWP#2は、active BWPである。そのため、この時にPcellのUSS#2と#3は、自己スケジューリングを行わない。
【0086】
UEがScell 1でMAC CEを受信して非アクティブ化を行うか、又はsCellDeactivationTimerがタイムアウトになるか、又はDCIを受信してdormancy状態に入るようにScell 1を指示した後の有効化時刻に、USS#2とUSS#3は、自己スケジューリング機能をオンにする。
【0087】
又は、UEがScell 1でDCIを受信してBWP#2からBWP#3に切り替え、BWP#2のinactivity timerがタイムアウトになってBWP#3に切り替えるBWP switching有効化時刻に、USS#2とUSS#3は、自己スケジューリング機能をオンにする。
【0088】
選択的に、CSS#1は、常に自己スケジューリングを許可してもよく、又はUSS#2、USS#3と同様に自己スケジューリング機能をオン・オフにしてもよい。
【0089】
また一つの可能な実現方式では、前記スケジューリング配置情報と前記活動状態に基づいて、前記第二のセルのスケジューリング方式を決定することは、
前記第一のセルが第三のターゲット状態にある場合、第一のターゲット情報を受信した後の第一のターゲット時刻に、前記第二のセル上に配置されたCSS及び/又は第一の端末固有サーチスペースグループによる特定のRNTIスクランブルのスケジューリング機能をオンにすることを含んでもよく、
ここで、前記第三のターゲット状態は、アクティブ化状態から非アクティブ化状態への移行と、非スリープ状態からスリープ状態への移行と、前記第一のBWPから前記第二のBWPへの切り替えとのうちの少なくとも一つを含む。
【0090】
上記可能な実現方式では、前記第一のターゲット情報は、前記第一のセルの非アクティブ化シグナリングと、非スリープ状態からスリープ状態への移行を指示する制御情報と、前記第一のBWPから前記第二のBWPへの切り替えを指示する制御情報とのうちのいずれか一つを含むが、それらに限らない。
【0091】
例えば、PcellがScell 1によりスケジューリングされるように配置され、PcellにCSSが配置されることを例にすると、前記第一のセルが第二のターゲット状態にある場合、端末は、Scell 1の非アクティブ化シグナリング、又はnon-dormancyからdormancy状態に入ることを指示するDCI、又はBWP switchingを指示するDCIを受信した後の第一のターゲット時刻に、配置されたCSS及び/又はUSS group 1(配置された場合)による特定のRNTIのスケジューリング機能をオンにすると決定してもよい。
【0092】
一つの可能な実現方式では、前記第一のターゲット時刻は、前記第一のターゲット情報が指示するイベントの有効化時刻と、前記第一のターゲット情報が指示するイベントの有効化時刻から所定時間の後と、無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)シグナリング配置の時刻とのうちのいずれか一つを含む。ここで、所定時間は、ネットワーク側により配置されるか、又は予め定義されてもよく、具体的には本実施例ではこれに対して限定しない。
【0093】
例えば、第一のターゲット時刻は、Scellが非アクティブ化された時刻、Scellがdormancy状態に入る時刻、又はBWP switchingの有効化時刻である。又は、第一のターゲット時刻は、Scellが非アクティブ化されてから一定の時間の後、Scellがdormancy状態に入ってから一定の時間の後、又はBWP switchingの有効化時刻から一定の時間の後である。
【0094】
又は、一つの可能な実現方式では、前記スケジューリング配置情報と前記活動状態に基づいて、前記第二のセルのスケジューリング方式を決定することは、
前記第一のセルが第三のターゲット状態にある場合、ターゲットタイマーがタイムアウトになった後の第二のターゲット時刻に、前記第二のセル上に配置されたCSS及び/又は第一の端末固有サーチスペースグループによる特定のRNTIスクランブルのスケジューリング機能をオンにすることを含んでもよく、
ここで、前記第三のターゲット状態は、アクティブ化状態から非アクティブ化状態への移行と、非スリープ状態からスリープ状態への移行と、前記第一のBWPから前記第二のBWPへの切り替えとのうちの少なくとも一つを含む。
【0095】
上記可能な実現方式では、選択的に、前記ターゲットタイマーは、セル非アクティブ化タイマー又はBWP非アクティブ化タイマーを含む。
【0096】
上記可能な実現方式では、選択的に、前記第二のターゲット時刻は、
前記ターゲットタイマーがタイムアウトになって指示するイベントの有効化時刻と、
前記ターゲットタイマーがタイムアウトになって指示するイベントの有効化時刻から所定時間の後と、
RRCシグナリング配置の時刻とのうちのいずれか一つを含む。
【0097】
例えば、PcellがScell 1によりスケジューリングされるように配置され、PcellにCSSが配置されることを例にすると、Scell 1のセル非アクティブ化タイマー(sCellDeactivationTimer)がタイムアウトになり(expired)、アクティブ化から非アクティブ化になるようにScell 1をトリガーするか、又はScell 1のセルの現在のBWP(第二のBWP)のBWP非アクティブ化タイマー(bwpInactivityTimer)がタイムアウトになり、Scell 1 BWPの切り替えをトリガーする。Scell 1がアクティブ化から非アクティブ化になるか、又はScell 1 BWPの切り替えの後の特定の時刻に、配置されたCSS及び/又はUSS group 1(配置された場合)による特定のRNTIのスケジューリング機能をオンにする。
【0098】
ここで、この特定の時刻は、タイマーがタイムアウトになった後のScell非アクティブ化の有効化時刻、又はBWP切り替えの有効化時刻であり、又は、
この特定の時刻は、タイマーがタイムアウトになった後のScell非アクティブ化の有効化時刻、又はBWP switchingの有効化時刻から一定の時間の後(ネットワーク側により配置されるか、又は予め定義されてもよい)であり、又は、
この特定の時刻は、RRCシグナリング配置の時刻である。
【0099】
一つの可能な実現方式では、前記スケジューリング配置情報と前記活動状態に基づいて、前記第二のセルのスケジューリング方式を決定することは、
前記第一のセルが第四のターゲット状態にある場合、第二のターゲット情報を受信した後の第三のターゲット時刻に、前記第二のセル上に配置された前記CSS及び/又は前記第一の端末固有サーチスペースグループによる特定のRNTIスクランブルのスケジューリング機能をオフにすることを含んでもよく、ここで、通信機器がネットワーク側機器である場合、第二のターゲット情報の受信は、前記第二のターゲット情報の送信を指し、通信機器が端末である場合、第二のターゲット情報の受信は、前記第二のターゲット情報の受信を指す。
【0100】
ここで、前記第四のターゲット状態は、非アクティブ化状態からアクティブ化状態への移行と、スリープ状態から非スリープ状態への移行と、前記第二のBWPから前記第一のBWPへの切り替えとのうちの少なくとも一つを含む。
【0101】
上記可能な実現方式では、前記第三のターゲット時刻は、
前記第二のターゲット情報が指示するイベントの有効化時刻と、
前記第二のターゲット情報が指示するイベントの有効化時刻から所定時間の後と、
RRCシグナリング配置の時刻とのうちのいずれか一つを含む。
【0102】
上記可能な実現方式では、前記第二のターゲット情報は、
前記第一のセルをアクティブ化するアクティブ化シグナリングと、
スリープ状態から非スリープ状態に移行するよう前記第一のセルに指示する制御情報と、
前記第二のBWPから前記第一のBWPに切り替えるよう前記第一のセルに指示する制御情報とのうちのいずれか一つを含む。
【0103】
例えば、PcellがScell 1によりスケジューリングされるように配置され、PcellにCSSが配置されることを例にすると、Scell 1が非アクティブ化からアクティブ化になり、dormancyからnon-dormancyになり、及び/又はBWP switching(Pcellをスケジューリング不可能なBWPからPcellをスケジューリング可能なBWPへの切り替え)の時、UEは、Scell 1のアクティブ化MAC CE、又はdormancy状態からnon-dormancy状態に入ることを指示するDCI、又はBWP switchingを指示するDCIを受信した後の特定の時刻(即ち第三のターゲット時刻)に、配置されたCSS及び/又はUSS group 1(配置された場合有)による特定のRNTIのスケジューリング機能をオフにする。
【0104】
ここで、上記特定の時刻は、Scell 1アクティブ化の有効化時刻、Scell 1がnon-dormancy状態に入る有効化時刻、又はBWP switchingの有効化時刻である。
【0105】
又は、上記特定の時刻は、Scellアクティブ化の有効化時刻から一定の時間の後、Scellがnon-dormancy状態に入る有効化時刻から一定の時間の後、又はBWP switchingの有効化時刻から一定の時間の後である。
【0106】
又は、上記特定の時刻は、RRCシグナリング配置の時刻である。
【0107】
上記各可能な実現方式では、前記方法はさらに、前記スケジューリング配置情報が前記第二のセルが前記第一のセルによりスケジューリングされることを指示する場合、予めの約定によって前記端末が望まない挙動を決定することを含んでもよく、ここで、前記端末が望まない挙動は、以下の少なくとも一つを含む。
【0108】
前記第一のセルに対して非アクティブ化を行う制御シグナリングを受信する。つまり、UEは、第一のセルに対して非アクティブ化を行う制御シグナリング、例えばMAC CEを受信することを望まない。
【0109】
前記第一のセルに対してセル非アクティブ化タイマーを配置する。つまり、UEは、第一のセルに対してセル非アクティブ化タイマー、例えばsCellDeactivationTimerを配置することを望まない。
【0110】
前記第一のセル上の前記第二のセルをスケジューリング可能なBWPに対してBWP非アクティブ化タイマーを配置する。例えばUEは、PcellをスケジューリングするScell 1上の、Pcellをスケジューリング可能なBWPにbwpInactivityTimerを配置することを望まず、即ちPcellをスケジューリング可能なBWPを非アクティブ化することを望まない。
【0111】
前記第一のセルの前記第二のセルをスケジューリング可能なBWPから前記第二のセルをスケジューリング不可能なBWPに切り替える。例えば、UEは、PcellをスケジューリングするScell 1をPCellをスケジューリング可能なBWPからPCellをスケジューリング不可能なBWPに切り替えることを望まない。
【0112】
上記可能な実現方式によって、UEは、第一のセルによる第二のセルに対する正常なスケジューリングを確保するために、第一のセルが第二のセルをスケジューリング不可能な状態に切り替えることを望まない。
【0113】
一つの可能な実現方式では、前記方法は、前記スケジューリング配置情報が前記第二のセルが前記第一のセルによりスケジューリングされることを指示する場合、
前記第一のセルに対する非アクティブ化の制御シグナリングと、
前記第一のセルにセル非アクティブ化タイマーを配置することと、
前記第一のセル上の前記第二のセルをスケジューリング可能なBWPに対してBWP非アクティブ化タイマーを配置することと、
前記第一のセルの前記第二のセルをスケジューリング可能なBWPから前記第二のセルをスケジューリング不可能なBWPに切り替えることを指示する制御情報とのうちの少なくとも一つを無視することをさらに含む。
【0114】
上記可能な実現方式では、選択的に、実行本体は、端末であってもよく、即ちネットワーク側機器は、上記いずれか一つに対応する操作を実行することができるが、端末は、これを無視し、即ち有効化しない。
【0115】
本出願の実施例による技術案によれば、前記端末の第二のセルが第一のセルによりスケジューリングされ、且つ前記第二のセルが自己スケジューリング可能であることを指示するスケジューリング配置情報を受信し、前記第一のセルの活動状態を決定し、さらに前記スケジューリング配置情報と前記活動状態に基づいて、前記第二のセルのスケジューリング方式を決定する。本出願の実施例による上記技術案によれば、第二のセルが第一のセルによりスケジューリングされ且つ第二のセルが自己スケジューリング可能である場合、第一のセルの活動状態及びスケジューリング配置情報に基づいて、第二のセルのスケジューリング方式を決定し、第一のセルが第二のセルをスケジューリングする時のスケジューリング方式の決定案を提供し、ScellによってPcellをスケジューリングする時にどのようにセルスケジューリング方式を決定するかという問題を解決する。
【0116】
説明すべきこととして、本出願の実施例によるセルスケジューリング方式の決定方法は、実行本体がセルスケジューリング方式の決定装置、又は、このセルスケジューリング方式の決定装置におけるセルスケジューリング方式の決定方法を実行するための制御モジュールであってもよい。本出願の実施例では、セルスケジューリング方式の決定装置がセルスケジューリング方式の決定方法を実行することを例にして、本出願の実施例によるセルスケジューリング方式の決定装置を説明する。
【0117】
図3は、本出願の実施例によるセルスケジューリング方式の決定装置の一つの構造概略図であり、図3に示すように、このセルスケジューリング方式の決定装置300は、受信モジュール301と、第一の決定モジュール302と、第二の決定モジュール303とを含んでもよい。
【0118】
本出願の実施例では、受信モジュール301は、端末の第二のセルが前記端末の第一のセルによりスケジューリングされ、且つ前記第二のセルが自己スケジューリング可能であることを指示するスケジューリング配置情報を受信するために用いられ、第一の決定モジュール302は、前記第一のセルの活動状態を決定するために用いられ、第二の決定モジュール303は、前記スケジューリング配置情報と前記活動状態に基づいて、前記第二のセルのスケジューリング方式を決定するために用いられる。
【0119】
一つの可能な実現方式では、前記スケジューリング配置情報はさらに、
前記第二のセル上に配置されたパブリックサーチスペースCSSと、
前記第二のセル上に配置された、一つ又は複数の完全な端末固有サーチスペースUSSを含む第一の端末固有サーチスペースグループと、
前記第二のセル上に配置された、一つ又は複数の不完全な端末固有サーチスペースを含むか、又は、一つ又は複数のクロスキャリアスケジューリングされたことをマッピング可能な端末固有サーチスペースを含む第二の端末固有サーチスペースグループと、
前記第一のセル上に配置されたサーチスペースとのうちの少なくとも一つを指示する。
【0120】
一つの可能な実現方式では、一つの前記完全な端末固有サーチスペースがクロスキャリアスケジューリングされたことをマッピング可能なサーチスペースである場合、この完全な端末固有サーチスペースは、前記第一の端末固有サーチスペースグループと前記第二の端末固有サーチスペースグループに同時に属する。
【0121】
一つの可能な実現方式では、前記第一のセルの活動状態は、
アクティブ化状態と、
非アクティブ化状態と、
アクティブ化状態から非アクティブ化状態への移行と、
非アクティブ化状態からアクティブ化状態への移行と、
スリープ状態と、
非スリープ状態と、
スリープ状態から非スリープ状態への移行と、
非スリープ状態からスリープ状態への移行と、
アクティブ化BWP上には前記第二のセルをスケジューリング可能なサーチスペースがあることと、
アクティブ化BWP上には前記第二のセルをスケジューリング可能なサーチスペースがないことと、
前記第二のセルをスケジューリング可能なサーチスペースがある第一のBWPから前記第二のセルをスケジューリング可能なサーチスペースがない第二のBWPへの切り替えと、
前記第二のBWPから前記第一のBWPへの切り替えとのうちのいずれか一つを含む。
【0122】
一つの可能な実現方式では、前記第二の決定モジュール303が前記スケジューリング配置情報と前記活動状態に基づいて、前記第二のセルのスケジューリング方式を決定することは、
前記第一のセルが第一のターゲット状態にある場合、前記第二のセルが前記第一のセル上のサーチスペースによりクロスキャリアスケジューリングされ、且つ前記第二のセル上に配置されたCSS及び/又は前記第一の端末固有サーチスペースグループが特定のRNTIスクランブルのスケジューリングを行わないと決定すること、又は、
前記第二のセルが前記第一のセル上のサーチスペースによりクロスキャリアスケジューリングされ、且つ前記第二のセル上に配置されたCSSが前記特定のRNTIスクランブルのスケジューリングを行い、前記第一の端末固有サーチスペースグループが特定のRNTIスクランブルのスケジューリングを行わないと決定することを含み、
ここで、前記第一のターゲット状態は、アクティブ化状態と、非スリープ状態と、アクティブ化BWP上には前記第二のセルをスケジューリング可能なサーチスペースがあることとのうちの少なくとも一つを含む。
【0123】
一つの可能な実現方式では、前記第二の決定モジュール303が前記スケジューリング配置情報と前記活動状態に基づいて、前記第二のセルのスケジューリング方式を決定することは、
前記第一のセルが第二のターゲット状態にある場合、前記第一のセルが前記第二のセルをスケジューリングできず、且つ前記第二のセル上に配置されたCSS及び/又は前記第一の端末固有サーチスペースグループにおける一部のUSS又はすべてのUSSが特定のRNTIスクランブルのスケジューリングを行うと決定すること、又は、
前記第一のセルが前記第二のセルをスケジューリングできず、且つ前記第二のセル上で特定のRNTIスクランブルのCSS自己スケジューリングを使用し、且つ前記第二のセル上に配置されたCSSと前記第一の端末固有サーチスペースグループにおける一部のUSS又はすべてのUSSが特定のRNTIスクランブルのスケジューリングを行うと決定することを含み、
ここで、前記第二のターゲット状態は、非アクティブ化状態と、スリープ状態と、アクティブ化BWP上には前記第二のセルをスケジューリング可能なサーチスペースがないこととのうちの少なくとも一つを含む。
【0124】
一つの可能な実現方式では、前記一部のUSSは、前記第一の端末固有サーチスペースグループにおけるサーチスペースであり、且つ前記一部のUSSの識別子は、ターゲットサーチスペースの識別子と同じであり、前記ターゲットサーチスペースは、前記第一のセルの現在アクティブ化されたBWPにおけるサーチスペースである。
【0125】
一つの可能な実現方式では、前記スケジューリング配置情報と前記活動状態に基づいて、前記第二のセルのスケジューリング方式を決定することは、
前記第一のセルが第三のターゲット状態にある場合、第一のターゲット情報を受信した後の第一のターゲット時刻に、前記第二のセル上に配置されたCSS及び/又は第一の端末固有サーチスペースグループによる特定のRNTIスクランブルのスケジューリング機能をオンにすることを含み、
ここで、前記第三のターゲット状態は、アクティブ化状態から非アクティブ化状態への移行と、非スリープ状態からスリープ状態への移行と、前記第一のBWPから前記第二のBWPへの切り替えとのうちの少なくとも一つを含む。
【0126】
一つの可能な実現方式では、前記第一のターゲット情報は、前記第一のセルの非アクティブ化シグナリングと、非スリープ状態からスリープ状態への移行を指示する制御情報と、前記第一のBWPから前記第二のBWPへの切り替えを指示する制御情報とのうちのいずれか一つを含む。
【0127】
一つの可能な実現方式では、前記第一のターゲット時刻は、
前記第一のターゲット情報が指示するイベントの有効化時刻と、
前記第一のターゲット情報が指示するイベントの有効化時刻から所定時間の後と、
RRCシグナリング配置の時刻とのうちのいずれか一つを含む。
【0128】
一つの可能な実現方式では、前記第二の決定モジュール303が前記スケジューリング配置情報と前記活動状態に基づいて、前記第二のセルのスケジューリング方式を決定することは、
前記第一のセルが第三のターゲット状態にある場合、ターゲットタイマーがタイムアウトになった後の第二のターゲット時刻に、前記第二のセル上に配置されたCSS及び/又は第一の端末固有サーチスペースグループによる特定のRNTIスクランブルのスケジューリング機能をオンにすることを含み、
ここで、前記第三のターゲット状態は、アクティブ化状態から非アクティブ化状態への移行と、非スリープ状態からスリープ状態への移行と、前記第一のBWPから前記第二のBWPへの切り替えとのうちの少なくとも一つを含む。
【0129】
一つの可能な実現方式では、前記ターゲットタイマーは、セル非アクティブ化タイマー又はBWP非アクティブ化タイマーを含む。
【0130】
一つの可能な実現方式では、前記第二のターゲット時刻は、
前記ターゲットタイマーがタイムアウトになって指示するイベントの有効化時刻と、
前記ターゲットタイマーがタイムアウトになって指示するイベントの有効化時刻から所定時間の後と、
RRCシグナリング配置の時刻とのうちのいずれか一つを含む。
【0131】
一つの可能な実現方式では、前記第二の決定モジュール303が前記スケジューリング配置情報と前記活動状態に基づいて、前記第二のセルのスケジューリング方式を決定することは、
前記第一のセルが第四のターゲット状態にある場合、第二のターゲット情報を受信した後の第三のターゲット時刻に、前記第二のセル上に配置された前記CSS及び/又は前記第一の端末固有サーチスペースグループによる特定のRNTIスクランブルのスケジューリング機能をオフにすることを含み、
ここで、前記第四のターゲット状態は、非アクティブ化状態からアクティブ化状態への移行と、スリープ状態から非スリープ状態への移行と、前記第二のBWPから前記第一のBWPへの切り替えとのうちの少なくとも一つを含む。
【0132】
一つの可能な実現方式では、前記第三のターゲット時刻は、
前記第二のターゲット情報が指示するイベントの有効化時刻と、
前記第二のターゲット情報が指示するイベントの有効化時刻から所定時間の後と、
RRCシグナリング配置の時刻とのうちのいずれか一つを含む。
【0133】
一つの可能な実現方式では、前記第二のターゲット情報は、
前記第一のセルをアクティブ化するアクティブ化シグナリングと、
スリープ状態から非スリープ状態に移行するよう前記第一のセルに指示する制御情報と、
前記第二のBWPから前記第一のBWPに切り替えるよう前記第一のセルに指示する制御情報とのうちのいずれか一つを含む。
【0134】
一つの可能な実現方式では、前記第一の決定モジュール302はさらに、
前記スケジューリング配置情報が前記第二のセルが前記第一のセルによりスケジューリングされることを指示する場合、予めの約定によって前記端末が望まない挙動を決定するために用いられ、ここで、前記端末が望まない挙動は、
前記第一のセルに対して非アクティブ化を行う制御シグナリングを受信することと、
前記第一のセルに対してセル非アクティブ化タイマーを配置することと、
前記第一のセル上の前記第二のセルをスケジューリング可能なBWPに対してBWP非アクティブ化タイマーを配置することと、
前記第一のセルの前記第二のセルをスケジューリング可能なBWPから前記第二のセルをスケジューリング不可能なBWPに切り替えることとのうちの少なくとも一つを含む。
【0135】
一つの可能な実現方式では、前記第一の決定モジュール302はさらに、
前記スケジューリング配置情報が前記第二のセルが前記第一のセルによりスケジューリングされることを指示する場合、
前記第一のセルに対する非アクティブ化の制御シグナリングと、
前記第一のセルに対してセル非アクティブ化タイマーを配置することと、
前記第一のセル上の前記第二のセルをスケジューリング可能なBWPに対してBWP非アクティブ化タイマーを配置することと、
前記第一のセルの前記第二のセルをスケジューリング可能なBWPから前記第二のセルをスケジューリング不可能なBWPに切り替えることを指示する制御情報とのうちの少なくとも一つを無視するために用いられる。
【0136】
一つの可能な実現方式では、前記第一のセルは、セカンダリセルであり、前記第二のセルは、プライマリセルである。
【0137】
本出願の実施例におけるセルスケジューリング方式の決定装置は、装置であってもよく、端末における部材、集積回路、又はチップであってもよい。この装置は、移動端末であってもよく、非移動端末であってもよい。例示的には、移動端末は、以上に列挙された端末11のタイプを含んでもよいが、それらに限らず、非移動端末は、サーバ、ネットワーク接続型ストレージ(Network Attached Storage、NAS)、パーソナルコンピュータ(personal computer、PC)、テレビ(television、TV)、預入支払機又はセルフサービス機などであってもよく、本出願の実施例は、具体的に限定しない。
【0138】
本出願の実施例におけるセルスケジューリング方式の決定装置は、オペレーティングシステムを有する装置であってもよい。このオペレーティングシステムは、アンドロイド(登録商標)(Android)オペレーティングシステムであってもよく、iosオペレーティングシステムであってもよく、他の可能なオペレーティングシステムであってもよく、本出願の実施例は、具体的に限定しない。
【0139】
本出願の実施例によるセルスケジューリング方式の決定装置は、図2の方法の実施例により実現される各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0140】
図4は、本出願の実施例におけるセルスケジューリング方式の決定方法の一つのフローチャートを示し、この方法400は、ネットワーク側機器により実行されてもよい。言い換えれば、前記方法は、ネットワーク側機器にインストールされるソフトウェア又はハードウェアにより実行されてもよい。図4に示すように、この方法は、以下のステップを含んでもよい。
【0141】
S410において、端末の第二のセルが前記端末の第一のセルによりスケジューリングされ、且つ前記第二のセルが自己スケジューリング可能であることを指示するスケジューリング配置情報を送信し、
S412において、前記第一のセルの活動状態を決定し、
S414において、前記スケジューリング配置情報と前記活動状態に基づいて、前記第二のセルのスケジューリング方式を決定する。
【0142】
方法400は、方法200に対応するネットワーク側機器の方法であり、方法200と似ている可能な実現方式を有し、唯一の違いは、方法400では、スケジューリング配置情報がネットワーク側機器により送信されるが、方法200では、端末により受信されることにある。以下では、主に方法400におけるいくつかの実現方式に対して説明を行い、他の説明されていない関連事項は、方法200における記述を参照すればよく、ここでこれ以上説明しない。
【0143】
選択的に、前記スケジューリング配置情報はさらに、前記第二のセル上に配置されたパブリックサーチスペースと、前記第二のセル上に配置された、一つ又は複数の完全な端末固有サーチスペースを含む第一の端末固有サーチスペースグループと、前記第二のセル上に配置された、一つ又は複数の不完全な端末固有サーチスペースを含むか、又は、一つ又は複数のクロスキャリアスケジューリングされたことをマッピング可能な端末固有サーチスペースを含む第二の端末固有サーチスペースグループと、前記第一のセル上に配置されたサーチスペースとのうちの少なくとも一つを指示する。
【0144】
選択的に、一つの前記完全な端末固有サーチスペースがクロスキャリアスケジューリングされたことをマッピング可能なサーチスペースである場合、この完全な端末固有サーチスペースは、前記第一の端末固有サーチスペースグループと前記第二の端末固有サーチスペースグループに同時に属する。
【0145】
選択的に、前記第一のセルの活動状態は、アクティブ化状態と、非アクティブ化状態と、アクティブ化状態から非アクティブ化状態への移行と、非アクティブ化状態からアクティブ化状態への移行と、スリープ状態と、非スリープ状態と、スリープ状態から非スリープ状態への移行と、非スリープ状態からスリープ状態への移行と、アクティブ化BWP上には前記第二のセルをスケジューリング可能なサーチスペースがあることと、アクティブ化BWP上には前記第二のセルをスケジューリング可能なサーチスペースがないことと、前記第二のセルをスケジューリング可能なサーチスペースがある第一のBWPから前記第二のセルをスケジューリング可能なサーチスペースがない第二のBWPへの切り替えと、前記第二のBWPから前記第一のBWPへの切り替えとのうちのいずれか一つを含む。
【0146】
選択的に、前記スケジューリング配置情報と前記活動状態に基づいて、前記第二のセルのスケジューリング方式を決定することは、前記第一のセルが第一のターゲット状態にある場合、前記第二のセルが前記第一のセル上のサーチスペースによりクロスキャリアスケジューリングされ、且つ前記第二のセル上に配置されたCSS及び/又は前記第一の端末固有サーチスペースグループが特定の無線ネットワーク一時識別子RNTIスクランブルのスケジューリングを行わないと決定すること、又は、前記第二のセルが前記第一のセル上のサーチスペースによりクロスキャリアスケジューリングされ、且つ前記第二のセル上に配置されたCSSが前記特定のRNTIスクランブルのスケジューリングを行い、前記第一の端末固有サーチスペースグループが特定のRNTIスクランブルのスケジューリングを行わないと決定することを含み、ここで、前記第一のターゲット状態は、アクティブ化状態と、非スリープ状態と、アクティブ化BWP上には前記第二のセルをスケジューリング可能なサーチスペースがあることとのうちの少なくとも一つを含む。
【0147】
選択的に、前記スケジューリング配置情報と前記活動状態に基づいて、前記第二のセルのスケジューリング方式を決定することは、前記第一のセルが第二のターゲット状態にある場合、前記第一のセルが前記第二のセルをスケジューリングできず、且つ前記第二のセル上に配置されたCSS及び/又は前記第一の端末固有サーチスペースグループにおける一部のUSS又はすべてのUSSが特定のRNTIスクランブルのスケジューリングを行うと決定すること、又は、前記第一のセルが前記第二のセルをスケジューリングできず、且つ前記第二のセル上で特定のRNTIスクランブルのCSS自己スケジューリングを使用し、且つ前記第二のセル上に配置されたCSSと前記第一の端末固有サーチスペースグループにおける一部のUSS又はすべてのUSSが特定のRNTIスクランブルのスケジューリングを行うと決定することを含み、ここで、前記第二のターゲット状態は、非アクティブ化状態と、スリープ状態と、アクティブ化BWP上には前記第二のセルをスケジューリング可能なサーチスペースがないこととのうちの少なくとも一つを含む。
【0148】
選択的に、前記一部のUSSは、前記第一の端末固有サーチスペースグループにおけるサーチスペースであり、且つ前記一部のUSSの識別子は、ターゲットサーチスペースの識別子と同じであり、前記ターゲットサーチスペースは、前記第一のセルの現在アクティブ化されたBWPにおけるサーチスペースである。
【0149】
選択的に、前記スケジューリング配置情報と前記活動状態に基づいて、前記第二のセルのスケジューリング方式を決定することは、前記第一のセルが第三のターゲット状態にある場合、第一のターゲット情報を送信した後の第一のターゲット時刻に、前記第二のセル上に配置されたCSS及び/又は第一の端末固有サーチスペースグループによる特定のRNTIスクランブルのスケジューリング機能をオンにすることを含み、
ここで、前記第三のターゲット状態は、アクティブ化状態から非アクティブ化状態への移行と、非スリープ状態からスリープ状態への移行と、前記第一のBWPから前記第二のBWPへの切り替えとのうちの少なくとも一つを含む。
【0150】
選択的に、前記第一のターゲット情報は、前記第一のセルの非アクティブ化シグナリングと、非スリープ状態からスリープ状態への移行を指示する制御情報と、前記第一のBWPから前記第二のBWPへの切り替えを指示する制御情報とのうちのいずれか一つを含む。
【0151】
選択的に、前記第一のターゲット時刻は、前記第一のターゲット情報が指示するイベントの有効化時刻と、前記第一のターゲット情報が指示するイベントの有効化時刻から所定時間の後と、無線リソース制御RRCシグナリング配置の時刻とのうちのいずれか一つを含む。
【0152】
選択的に、前記スケジューリング配置情報と前記活動状態に基づいて、前記第二のセルのスケジューリング方式を決定することは、前記第一のセルが第三のターゲット状態にある場合、ターゲットタイマーがタイムアウトになった後の第二のターゲット時刻に、前記第二のセル上に配置されたCSS及び/又は第一の端末固有サーチスペースグループによる特定のRNTIスクランブルのスケジューリング機能をオンにすることを含み、ここで、前記第三のターゲット状態は、アクティブ化状態から非アクティブ化状態への移行と、非スリープ状態からスリープ状態への移行と、前記第一のBWPから前記第二のBWPへの切り替えとのうちの少なくとも一つを含む。
【0153】
選択的に、前記ターゲットタイマーは、セル非アクティブ化タイマー又はBWP非アクティブ化タイマーを含む。
【0154】
選択的に、前記第二のターゲット時刻は、前記ターゲットタイマーがタイムアウトになって指示するイベントの有効化時刻と、前記ターゲットタイマーがタイムアウトになって指示するイベントの有効化時刻から所定時間の後と、RRCシグナリング配置の時刻とを含む。
【0155】
選択的に、前記スケジューリング配置情報と前記活動状態に基づいて、前記第二のセルのスケジューリング方式を決定することは、前記第一のセルが第四のターゲット状態にある場合、第二のターゲット情報を送信した後の第三のターゲット時刻に、前記第二のセル上に配置された前記CSS及び/又は前記第一の端末固有サーチスペースグループによる特定のRNTIスクランブルのスケジューリング機能をオフにすることを含み、ここで、前記第四のターゲット状態は、非アクティブ化状態からアクティブ化状態への移行と、スリープ状態から非スリープ状態への移行と、前記第二のBWPから前記第一のBWPへの切り替えとのうちの少なくとも一つを含む。
【0156】
選択的に、前記第三のターゲット時刻は、前記第二のターゲット情報が指示するイベントの有効化時刻と、前記第二のターゲット情報が指示するイベントの有効化時刻から所定時間の後と、RRCシグナリング配置の時刻とのうちのいずれか一つを含む。
【0157】
選択的に、前記第二のターゲット情報は、前記第一のセルをアクティブ化するアクティブ化シグナリングと、スリープ状態から非スリープ状態に移行するよう前記第一のセルに指示する制御情報と、前記第二のBWPから前記第一のBWPに切り替えるよう前記第一のセルに指示する制御情報とのうちのいずれか一つを含む。
【0158】
選択的に、前記方法は、前記スケジューリング配置情報が前記第二のセルが前記第一のセルによりスケジューリングされることを指示する場合、予めの約定によって前記端末が望まない挙動を決定することをさらに含み、ここで、前記端末が望まない挙動は、前記第一のセルに対して非アクティブ化を行う制御シグナリングを送信することと、前記第一のセル上にセル非アクティブ化タイマーを配置することと、前記第一のセル上の前記第二のセルをスケジューリング可能なBWPに対してBWP非アクティブ化タイマーを配置することと、
前記第一のセルの前記第二のセルをスケジューリング可能なBWPから前記第二のセルをスケジューリング不可能なBWPに切り替えることとのうちの少なくとも一つを含む。
【0159】
選択的に、前記方法は、前記スケジューリング配置情報が前記第二のセルが前記第一のセルによりスケジューリングされることを指示する場合、前記第一のセルに対する非アクティブ化の制御シグナリングと、前記第一のセル上にセル非アクティブ化タイマーを配置することと、前記第一のセル上の前記第二のセルをスケジューリング可能なBWPに対してBWP非アクティブ化タイマーを配置することと、前記第一のセルの前記第二のセルをスケジューリング可能なBWPから前記第二のセルをスケジューリング不可能なBWPに切り替えることを指示する制御情報とのうちの少なくとも一つを無視することをさらに含む。
【0160】
選択的に、前記第一のセルは、セカンダリセルであり、前記第二のセルは、プライマリセルである。
【0161】
図5は、本出願の実施例によるセルスケジューリング方式の決定装置の一つの構造概略図を示し、図5に示すように、この装置500は、端末の第二のセルが前記端末の第一のセルによりスケジューリングされ、且つ前記第二のセルが自己スケジューリング可能であることを指示するスケジューリング配置情報を送信するための送信モジュール501と、前記第一のセルの活動状態を決定するための第三の決定モジュール502と、前記スケジューリング配置情報と前記活動状態に基づいて、前記第二のセルのスケジューリング方式を決定するための第四の決定モジュール503とを含んでもよい。
【0162】
一つの可能な実現方式では、前記スケジューリング配置情報はさらに、
前記第二のセル上に配置されたパブリックサーチスペースCSSと、
前記第二のセル上に配置された、一つ又は複数の完全な端末固有サーチスペースUSSを含む第一の端末固有サーチスペースグループと、
前記第二のセル上に配置された、一つ又は複数の不完全な端末固有サーチスペースを含むか、又は、一つ又は複数のクロスキャリアスケジューリングされたことをマッピング可能な端末固有サーチスペースを含む第二の端末固有サーチスペースグループと、
前記第一のセル上に配置されたサーチスペースとのうちの少なくとも一つを指示する。
【0163】
一つの可能な実現方式では、一つの前記完全な端末固有サーチスペースがクロスキャリアスケジューリングされたことをマッピング可能なサーチスペースである場合、この完全な端末固有サーチスペースは、前記第一の端末固有サーチスペースグループと前記第二の端末固有サーチスペースグループに同時に属する。
【0164】
一つの可能な実現方式では、前記第一のセルの活動状態は、
アクティブ化状態と、
非アクティブ化状態と、
アクティブ化状態から非アクティブ化状態への移行と、
非アクティブ化状態からアクティブ化状態への移行と、
スリープ状態と、
非スリープ状態と、
スリープ状態から非スリープ状態への移行と、
非スリープ状態からスリープ状態への移行と、
アクティブ化BWP上には前記第二のセルをスケジューリング可能なサーチスペースがあることと、
アクティブ化BWP上には前記第二のセルをスケジューリング可能なサーチスペースがないことと、
前記第二のセルをスケジューリング可能なサーチスペースがある第一のBWPから前記第二のセルをスケジューリング可能なサーチスペースがない第二のBWPへの切り替えと、
前記第二のBWPから前記第一のBWPへの切り替えとのうちのいずれか一つを含む。
【0165】
一つの可能な実現方式では、前記第四の決定モジュール503が前記スケジューリング配置情報と前記活動状態に基づいて、前記第二のセルのスケジューリング方式を決定することは、
前記第一のセルが第一のターゲット状態にある場合、前記第二のセルが前記第一のセル上のサーチスペースによりクロスキャリアスケジューリングされ、且つ前記第二のセル上に配置されたCSS及び/又は前記第一の端末固有サーチスペースグループが特定のRNTIスクランブルのスケジューリングを行わないと決定すること、又は、
前記第二のセルが前記第一のセル上のサーチスペースによりクロスキャリアスケジューリングされ、且つ前記第二のセル上に配置されたCSSが前記特定のRNTIスクランブルのスケジューリングを行い、前記第一の端末固有サーチスペースグループが特定のRNTIスクランブルのスケジューリングを行わないと決定することを含み、
ここで、前記第一のターゲット状態は、アクティブ化状態と、非スリープ状態と、アクティブ化BWP上には前記第二のセルをスケジューリング可能なサーチスペースがあることとのうちの少なくとも一つを含む。
【0166】
一つの可能な実現方式では、前記第四の決定モジュール503が前記スケジューリング配置情報と前記活動状態に基づいて、前記第二のセルのスケジューリング方式を決定することは、
前記第一のセルが第二のターゲット状態にある場合、前記第一のセルが前記第二のセルをスケジューリングできず、且つ前記第二のセル上に配置されたCSS及び/又は前記第一の端末固有サーチスペースグループにおける一部のUSS又はすべてのUSSが特定のRNTIスクランブルのスケジューリングを行うと決定すること、又は、
前記第一のセルが前記第二のセルをスケジューリングできず、且つ前記第二のセル上で特定のRNTIスクランブルのCSS自己スケジューリングを使用し、且つ前記第二のセル上に配置されたCSSと前記第一の端末固有サーチスペースグループにおける一部のUSS又はすべてのUSSが特定のRNTIスクランブルのスケジューリングを行うと決定することを含み、
ここで、前記第二のターゲット状態は、非アクティブ化状態と、スリープ状態と、アクティブ化BWP上には前記第二のセルをスケジューリング可能なサーチスペースがないこととのうちの少なくとも一つを含む。
【0167】
一つの可能な実現方式では、前記一部のUSSは、前記第一の端末固有サーチスペースグループにおけるサーチスペースであり、且つ前記一部のUSSの識別子は、ターゲットサーチスペースの識別子と同じであり、前記ターゲットサーチスペースは、前記第一のセルの現在アクティブ化されたBWPにおけるサーチスペースである。
【0168】
一つの可能な実現方式では、前記スケジューリング配置情報と前記活動状態に基づいて、前記第二のセルのスケジューリング方式を決定することは、
前記第一のセルが第三のターゲット状態にある場合、第一のターゲット情報を送信した後の第一のターゲット時刻に、前記第二のセル上に配置されたCSS及び/又は第一の端末固有サーチスペースグループによる特定のRNTIスクランブルのスケジューリング機能をオンにすることを含み、
ここで、前記第三のターゲット状態は、アクティブ化状態から非アクティブ化状態への移行と、非スリープ状態からスリープ状態への移行と、前記第一のBWPから前記第二のBWPへの切り替えとのうちの少なくとも一つを含む。
【0169】
一つの可能な実現方式では、前記第一のターゲット情報は、前記第一のセルの非アクティブ化シグナリングと、非スリープ状態からスリープ状態への移行を指示する制御情報と、前記第一のBWPから前記第二のBWPへの切り替えを指示する制御情報とのうちのいずれか一つを含む。
【0170】
一つの可能な実現方式では、前記第一のターゲット時刻は、
前記第一のターゲット情報が指示するイベントの有効化時刻と、
前記第一のターゲット情報が指示するイベントの有効化時刻から所定時間の後と、
RRCシグナリング配置の時刻とのうちのいずれか一つを含む。
【0171】
一つの可能な実現方式では、前記第四の決定モジュール503が前記スケジューリング配置情報と前記活動状態に基づいて、前記第二のセルのスケジューリング方式を決定することは、
前記第一のセルが第三のターゲット状態にある場合、ターゲットタイマーがタイムアウトになった後の第二のターゲット時刻に、前記第二のセル上に配置されたCSS及び/又は第一の端末固有サーチスペースグループによる特定のRNTIスクランブルのスケジューリング機能をオンにすることを含み、
ここで、前記第三のターゲット状態は、アクティブ化状態から非アクティブ化状態への移行と、非スリープ状態からスリープ状態への移行と、前記第一のBWPから前記第二のBWPへの切り替えとのうちの少なくとも一つを含む。
【0172】
一つの可能な実現方式では、前記ターゲットタイマーは、セル非アクティブ化タイマー又はBWP非アクティブ化タイマーを含む。
【0173】
一つの可能な実現方式では、前記第二のターゲット時刻は、
前記ターゲットタイマーがタイムアウトになって指示するイベントの有効化時刻と、
前記ターゲットタイマーがタイムアウトになって指示するイベントの有効化時刻から所定時間の後と、
RRCシグナリング配置の時刻とのうちのいずれか一つを含む。
【0174】
一つの可能な実現方式では、前記第四の決定モジュール503が前記スケジューリング配置情報と前記活動状態に基づいて、前記第二のセルのスケジューリング方式を決定することは、
前記第一のセルが第四のターゲット状態にある場合、第二のターゲット情報を送信した後の第三のターゲット時刻に、前記第二のセル上に配置された前記CSS及び/又は前記第一の端末固有サーチスペースグループによる特定のRNTIスクランブルのスケジューリング機能をオフにすることを含み、
ここで、前記第四のターゲット状態は、非アクティブ化状態からアクティブ化状態への移行と、スリープ状態から非スリープ状態への移行と、前記第二のBWPから前記第一のBWPへの切り替えとのうちの少なくとも一つを含む。
【0175】
一つの可能な実現方式では、前記第三のターゲット時刻は、
前記第二のターゲット情報が指示するイベントの有効化時刻と、
前記第二のターゲット情報が指示するイベントの有効化時刻から所定時間の後と、
RRCシグナリング配置の時刻とのうちのいずれか一つを含む。
【0176】
一つの可能な実現方式では、前記第二のターゲット情報は、
前記第一のセルをアクティブ化するアクティブ化シグナリングと、
スリープ状態から非スリープ状態に移行するよう前記第一のセルに指示する制御情報と、
前記第二のBWPから前記第一のBWPに切り替えるよう前記第一のセルに指示する制御情報とのうちのいずれか一つを含む。
【0177】
一つの可能な実現方式では、前記第三の決定モジュール502はさらに、
前記スケジューリング配置情報が前記第二のセルが前記第一のセルによりスケジューリングされることを指示する場合、予めの約定によって前記端末が望まない挙動を決定するために用いられ、ここで、前記端末が望まない挙動は、
前記第一のセルに対して非アクティブ化を行う制御シグナリングを送信することと、
前記第一のセルに対してセル非アクティブ化タイマーを配置することと、
前記第一のセル上の前記第二のセルをスケジューリング可能なBWPに対してBWP非アクティブ化タイマーを配置することと、
前記第一のセルの前記第二のセルをスケジューリング可能なBWPから前記第二のセルをスケジューリング不可能なBWPに切り替えることとのうちの少なくとも一つを含む。
【0178】
一つの可能な実現方式では、前記第三の決定モジュール502はさらに、
前記スケジューリング配置情報が前記第二のセルが前記第一のセルによりスケジューリングされることを指示する場合、
前記第一のセルに対する非アクティブ化の制御シグナリングと、
前記第一のセルに対してセル非アクティブ化タイマーを配置することと、
前記第一のセル上の前記第二のセルをスケジューリング可能なBWPに対してBWP非アクティブ化タイマーを配置することと、
前記第一のセルの前記第二のセルをスケジューリング可能なBWPから前記第二のセルをスケジューリング不可能なBWPに切り替えることを指示する制御情報とのうちの少なくとも一つを無視するために用いられる。
【0179】
一つの可能な実現方式では、前記第一のセルは、セカンダリセルであり、前記第二のセルは、プライマリセルである。
【0180】
選択的に、図6に示すように、本出願の実施例は、通信機器600をさらに提供し、この通信機器600は、プロセッサ601と、メモリ602と、メモリ602に記憶されており、且つ前記プロセッサ601上で運行できるプログラム又は命令とを含み、例えばこの通信機器600が端末である場合、このプログラム又は命令がプロセッサ601により実行されると、上記セルスケジューリング方式の決定方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。この通信機器600がネットワーク側機器である場合、このプログラム又は命令がプロセッサ601により実行されると、上記セルスケジューリング方式の決定方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0181】
図7は、本出願の実施例の端末を実現するハードウェア構造概略図である。
【0182】
この端末700は、無線周波数ユニット701、ネットワークモジュール702、オーディオ出力ユニット703、入力ユニット704、センサ705、表示ユニット706、ユーザ入力ユニット707、インターフェースユニット708、メモリ709、及びプロセッサ710などの部材を含むが、それらに限らない。
【0183】
当業者であれば理解できるように、端末700は、各部材に給電する電源(例えば、電池)をさらに含んでもよく、電源は、電源管理システムによってプロセッサ710にロジック的に接続されてもよく、それにより電源管理システムによって充放電管理及び消費電力管理などの機能を実現することができる。図5に示す端末構造は、端末に対する限定を構成せず、端末は、図示された部材の数よりも多い又は少ない部材、又はいくつかの部材の組み合わせ、又は異なる部材の配置を含んでもよく、ここでこれ以上説明しない。
【0184】
理解すべきこととして、本出願の実施例では、入力ユニット704は、グラフィックスプロセッサ(Graphics Processing Unit、GPU)7041とマイクロホン7042を含んでもよく、グラフィックスプロセッサ7041は、ビデオキャプチャモード又は画像キャプチャモードにおいて画像キャプチャ装置(例えば、カメラ)によって得られた静止画像又はビデオの画像データを処理する。表示ユニット706は、表示パネル7061を含んでもよく、液晶ディスプレイ、有機発光ダイオードなどの形式で表示パネル7061が配置されてもよい。ユーザ入力ユニット707は、タッチパネル7071及び他の入力機器7072を含む。タッチパネル7071は、タッチスクリーンとも呼ばれる。タッチパネル7071は、タッチ検出装置とタッチコントローラという二つの部分を含んでもよい。他の入力機器7072は、物理的キーボード、機能キー(例えば、音量制御ボタン、スイッチボタンなど)、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、それらに限らず、ここでこれ以上説明しない。
【0185】
本出願の実施例では、無線周波数ユニット701は、ネットワーク側機器からの下りリンクのデータを受信した後、プロセッサ710に処理させ、また、上りリンクのデータをネットワーク側機器に送信する。一般的には、無線周波数ユニット701は、アンテナ、少なくとも一つの増幅器、送受信機、カプラ、低雑音増幅器、デュプレクサなどを含むが、それらに限らない。
【0186】
メモリ709は、ソフトウェアプログラム又は命令及び様々なデータを記憶するために用いられてもよい。メモリ709は、主にプログラム又は命令記憶領域とデータ記憶領域を含んでもよく、ここで、プログラム又は命令記憶領域は、オペレーティングシステム、少なくとも一つの機能に必要なアプリケーションプログラム又は命令(例えば、音声再生機能、画像再生機能など)などを記憶することができる。なお、メモリ709は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、非揮発性メモリを含んでもよく、ここで、非揮発性メモリは、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、プログラマブルリードオンリーメモリ(Programmable ROM、PROM)、消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(Erasable PROM、EPROM)、電気的に消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(Electrically EPROM、EEPROM)又はフラッシュメモリであってもよい。例えば、少なくとも一つの磁気ディスクメモリデバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の非揮発性ソリッドステートメモリデバイスであってもよい。
【0187】
プロセッサ710は、一つ又は複数の処理ユニットを含んでもよい。選択的に、プロセッサ710は、アプリケーションプロセッサとモデムプロセッサを統合してもよい。ここで、アプリケーションプロセッサは、主にオペレーティングシステム、ユーザインタフェースとアプリケーションプログラム又は命令などを処理するものであり、モデムプロセッサは、主に無線通信を処理するものであり、例えばベースバンドプロセッサである。理解できるように、上記モデムプロセッサは、プロセッサ710に統合されなくてもよい。
【0188】
ここで、無線周波数ユニット701は、前記端末の第二のセルが前記端末の第一のセルによりスケジューリングされ、且つ前記第二のセルが自己スケジューリング可能であることを指示するスケジューリング配置情報を受信するために用いられ、
プロセッサ710は、前記第一のセルの活動状態を決定し、前記スケジューリング配置情報と前記活動状態に基づいて、前記第二のセルのスケジューリング方式を決定する。
【0189】
本発明の実施例の端末は、メモリ709に記憶されており、且つプロセッサ710上で運行できる命令又はプログラムをさらに含み、プロセッサ710は、メモリ709における命令又はプログラムを呼び出し、図3に示す各モジュールにより実行される方法を実行し、且つ同じ技術的効果を達成することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0190】
具体的には、本出願の実施例は、ネットワーク側機器をさらに提供する。図8に示すように、このネットワーク側機器800は、アンテナ801、無線周波数装置802、ベースバンド装置803を含む。アンテナ801は、無線周波数装置802に接続される。上りリンク方向において、無線周波数装置802は、アンテナ801を介して情報を受信し、受信した情報をベースバンド装置803に送信して処理させる。下りリンク方向において、ベースバンド装置803は、送信する情報を処理し、無線周波数装置802に送信し、無線周波数装置802は、受信した情報を処理した後にアンテナ801を介して送出する。
【0191】
上記周波数帯域処理装置は、ベースバンド装置803に位置してもよく、以上の実施例においてネットワーク側機器により実行される方法は、ベースバンド装置803に実現されてもよく、このベースバンド装置803は、プロセッサ804とメモリ805を含む。
【0192】
ベースバンド装置803は、例えば少なくとも一つのベースバンドボードを含んでもよく、このベースバンドボード上に複数のチップが設置され、図8に示すように、ここで、一つのチップは、例えばプロセッサ804であり、メモリ805と接続されて、メモリ805におけるプログラムを呼び出し、以上の方法の実施例に示すネットワーク機器操作を実行する。
【0193】
このベースバンド装置803は、ネットワークインターフェース806をさらに含んでもよく、無線周波数装置802との情報のやり取りに用いられ、このインターフェースは、例えば汎用パブリック無線インターフェース(common public radio interface、CPRIと略称)である。
【0194】
具体的には、本発明の実施例のネットワーク側機器は、メモリ805に記憶されており、且つプロセッサ804上で運行できる命令又はプログラムをさらに含み、プロセッサ804は、メモリ805における命令又はプログラムを呼び出し、図5に示す各モジュールにより実行される方法を実行し、且つ同じ技術的効果を達成することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0195】
本出願の実施例は、可読記憶媒体をさらに提供し、前記可読記憶媒体上にはプログラム又は命令が記憶されており、このプログラム又は命令がプロセッサにより実行されると、上記セルスケジューリング方式の決定方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0196】
ここで、前記プロセッサは、上記実施例に記載の端末又はネットワーク側機器におけるプロセッサである。前記可読記憶媒体は、コンピュータ可読記憶媒体、例えばコンピュータリードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク又は光ディスクなどを含む。
【0197】
本出願の実施例は、チップをさらに提供し、前記チップは、プロセッサと通信インターフェースを含み、前記通信インターフェースは、前記プロセッサと結合され、前記プロセッサは、ネットワーク側機器のプログラム又は命令を運行するために用いられ、上記セルスケジューリング方式の決定方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0198】
理解すべきこととして、本出願の実施例に言及されたチップは、システムレベルチップ、システムチップ、チップシステム又はシステムオンチップなどと呼ばれてもよい。
【0199】
説明すべきこととして、本明細書では、用語である「含む」、「包含」又はその他の任意の変形は、非排他的な「含む」を意図的にカバーするものであり、それによって一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素を含むだけではなく、明確にリストアップされていない他の要素も含み、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素も含む。それ以上の制限がない場合に、「……を1つ含む」という文章で限定された要素について、この要素を含むプロセス、方法、物品又は装置には他の同じ要素も存在することが排除されるものではない。なお、指摘すべきこととして、本出願の実施の形態における方法と装置の範囲は、図示又は討論された順序で機能を実行することに限らず、関わる機能に基づいて基本的に同時である方式又は逆の順序で機能を実行することを含んでもよく、例えば記述されたものとは異なる手順で記述された方法を実行することができるとともに、様々なステップを追加、省略又は組み合わせることができる。また、いくつかの例を参照して記述された特徴は、他の例で組み合わせられることができる。
【0200】
以上の実施の形態の記述によって、当業者であればはっきりと分かるように、上記実施例の方法は、ソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームの形態によって実現されることができる。無論、ハードウェアによって実現されてもよいが、多くの場合、前者は、より好適な実施の形態である。このような理解を踏まえて、本出願の技術案は、実質には又は従来の技術に寄与した部分がソフトウェア製品の形式によって具現化されてもよい。このコンピュータソフトウェア製品は、一つの記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、一台の端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク機器などであってもよい)に本出願の各実施例に記載の方法を実行させるための若干の命令を含む。
【0201】
以上は、図面を結び付けながら、本出願の実施例を記述したが、本出願は、上記の具体的な実施の形態に限らない。上記の具体的な実施の形態は、例示的なものに過ぎず、制限性のあるものではない。当業者は、本出願の示唆をもとに、本出願の趣旨と請求項が保護する範囲から逸脱しない限り、多くの形式を行うこともでき、いずれも本出願の保護範囲に属する。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8