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特許7505106回転軸モジュール、折り畳みアセンブリ及び電子装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-14
(45)【発行日】2024-06-24
(54)【発明の名称】回転軸モジュール、折り畳みアセンブリ及び電子装置
(51)【国際特許分類】
   G06F 1/16 20060101AFI20240617BHJP
   H04M 1/02 20060101ALI20240617BHJP
【FI】
G06F1/16 312F
G06F1/16 312J
H04M1/02 C
【請求項の数】 15
(21)【出願番号】P 2023503236
(86)(22)【出願日】2021-06-10
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-08-07
(86)【国際出願番号】 CN2021099436
(87)【国際公開番号】W WO2022033154
(87)【国際公開日】2022-02-17
【審査請求日】2023-01-17
(31)【優先権主張番号】202010797452.2
(32)【優先日】2020-08-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100126000
【弁理士】
【氏名又は名称】岩池 満
(74)【代理人】
【識別番号】100203105
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 能弘
(72)【発明者】
【氏名】シー チャン
【審査官】征矢 崇
(56)【参考文献】
【文献】特開2008-121795(JP,A)
【文献】特開2006-317003(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2019/0112852(US,A1)
【文献】特開2005-299924(JP,A)
【文献】国際公開第2020/029062(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F1/16
H04M1/02
F16C11/04
G09F9/00;9/30-9/46
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
取り付けハウジング(80)と、2つの回転軸(911、921)と、弾性アセンブリと、第1リンク部材(931)と、を含む回転軸モジュール(50)であって、
前記2つの回転軸(911、921)は対向して配置され、前記取り付けハウジング(80)にそれぞれ回転可能に接続され、前記2つの回転軸(911、921)のそれぞれは軸方向に前記取り付けハウジング(80)と相対的に摺動するように配置され、
前記弾性アセンブリは前記2つの回転軸(911、921)のそれぞれに外嵌され、前記弾性アセンブリは前記取り付けハウジング(80)と当接され、前記2つの回転軸(911、921)のそれぞれに摺動方向と反対の作用力を加え、前記2つの回転軸(911、921)のそれぞれの安定性を維持することに用いられ、及び
前記第1リンク部材(931)は前記2つの回転軸(911、921)のそれぞれにねじ接続され
前記取り付けハウジング(80)は、メインハウジング(81)と、支持板(82)と、を含み、
前記メインハウジング(81)は前記2つの回転軸(911、921)を取り付けることに用いられ、
前記支持板(82)は前記メインハウジング(81)に対向して設置され、前記メインハウジング(81)に向かう側に前記弾性アセンブリに当接され、前記支持板(82)が前記メインハウジング(81)に摺動可能に接続され、前記支持板(82)を前記メインハウジング(81)から離れる方向又は接近する方向に摺動させ、前記2つの回転軸(911、921)は前記支持板(82)の両側に配置されることを特徴とする回転軸モジュール(50)。
【請求項2】
前記取り付けハウジング(80)は、弾性部材(83)を含み
記弾性部材(83)は前記メインハウジング(81)と前記支持板(82)の間に設置され、一端が前記メインハウジング(81)に当接され、他端が前記支持板(82)に当接されることを特徴とする請求項1に記載の回転軸モジュール(50)。
【請求項3】
前記メインハウジング(81)は、取付板(811)と、囲み板(812、813、814、815)と、第1分割板(816)と、第2分割板(817)と、を含み、
前記取付板(811)の前記支持板(82)に向かう側にガイド取付部(8112)が設置され、前記ガイド取付部(8112)は前記支持板(82)に摺動可能に接続されることに用いられ、
前記囲み板(812、813、814、815)は前記取付板(811)の4周に囲んで設置され、収容空間が形成され、前記2つの回転軸(911、921)のそれぞれの一部は前記収容空間内に位置され、
前記第1分割板(816)及び第2分割板(817)は、前記収容空間内に位置され、前記囲み板(812、813、814、815)、前記第1分割板(816)及び前記第2分割板(817)は前記2つの回転軸(911、921)のそれぞれに回転可能に接続され、前記第1分割板(816)及び前記第2分割板(817)が前記弾性アセンブリに当接されることに用いられることを特徴とする請求項2に記載の回転軸モジュール(50)。
【請求項4】
前記支持板(82)の前記取付板(811)に向かう側にガイド柱(822)が設置され、前記ガイド柱(822)は前記取付板(811)の側に延伸して設置され、前記ガイド柱(822)は前記ガイド取付部(8112)に摺動可能に接続されることに用いられることを特徴とする請求項3に記載の回転軸モジュール(50)。
【請求項5】
前記弾性部材(83)はバネであり、前記弾性部材(83)は前記ガイド柱(822)に外嵌され、且つ前記ガイド取付部(8112)内に位置されることを特徴とする請求項4に記載の回転軸モジュール(50)。
【請求項6】
前記弾性アセンブリは、第1位置決めスライダ(912、922)と、第2位置決めスライダ(914、924)と、第2リンク部材(932)と、バネ(913)と、を含み、
前記2つの回転軸(911、921)のそれぞれは一つの前記第1位置決めスライダ(912、922)が設置され、且つ前記第1位置決めスライダ(912、922)に係合され、前記第1位置決めスライダ(912、922)を前記軸方向に摺動させ、
前記2つの回転軸(911、921)のそれぞれは一つの前記第2位置決めスライダ(914、924)が設置され、且つ前記第2位置決めスライダ(914、924)に係合され、前記第2位置決めスライダ(914、924)を前記軸方向に摺動させ、前記第1位置決めスライダ(912、922)及び前記第2位置決めスライダ(914、924)はいずれも前記第1分割板(816)及び前記第2分割板(817)の間に位置され、前記第1位置決めスライダ(912、922)が前記第1分割板(816)に当接され、前記第2位置決めスライダ(914、924)が前記第2分割板(817)に当接され、
前記第2リンク部材(932)はそれぞれ前記2つの回転軸(911、921)のそれぞれに回転可能に接続され、前記第2リンク部材(932)を前記軸方向に摺動させ、および
前記2つの回転軸(911、921)のそれぞれに一つの前記バネ(913)が外嵌され、前記バネ(913)は前記第1位置決めスライダ(912、922)と前記第2リンク部材(932)との間に位置され、一端が前記第1位置決めスライダ(912、922)に当接され、他の対向端が前記第2リンク部材(932)に当接されることを特徴とする請求項3~5のいずれか一項に記載の回転軸モジュール。
【請求項7】
前記第1位置決めスライダ(912、922)及び前記第2位置決めスライダ(914、924)はいずれも当接ブロック(9121、9221、9141、9241)が設置され、前記支持板(82)の前記取付板(811)に向かう側に当接され、かつ前記支持板(82)と前記取付板(811)との間の距離を調整することに用いられることを特徴とする請求項6に記載の回転軸モジュール(50)。
【請求項8】
前記2つの回転軸(911、921)のそれぞれは係合部(9111、9211)、枢着部(9112、9212)、ネジ部(9113、9213)及び摺動部(9114、9214)を含み、
前記枢着部(9112、9212)は前記囲み板(812、813、814、815)、前記第1分割板(816)に枢着されることに用いられ、前記ネジ部(9113、9213)は前記第1リンク部材(931)と螺合することに用いられ、前記摺動部(9114、9214)は前記第1位置決めスライダ(912、922)、前記第2位置決めスライダ(914、924)に係合され、前記第1位置決めスライダ(912、922)及び前記第2位置決めスライダ(914、924)を前記軸方向に摺動させることに用いられ、前記摺動部(9114、9214)は前記第2リンク部材(932)に回転可能に接続されることに用いられることを特徴とする請求項6又は7に記載の回転軸モジュール(50)。
【請求項9】
前記回転軸モジュール(50)はさらに回転アーム(915、925)を含み、
前記2つの回転軸(911、921)のそれぞれの一端部に一つの前記回転アーム(915、925)が設置され、前記2つの回転軸(911、921)のそれぞれの一端部は前記回転アーム(915、925)が前記軸方向に摺動するように前記回転アーム(915、925)に係合されることを特徴とする請求項1に記載の回転軸モジュール(50)。
【請求項10】
前記取り付けハウジングは(80)、メインハウジング(81)と、支持板(82)と、弾性部材(83)と、を含み、
前記メインハウジング(81)は前記2つの回転軸(911、921)を取り付けることに用いられ、
前記支持板(82)は前記メインハウジング(81)に対向して設置され、前記支持板(82)の前記メインハウジング(81)に向かう側は前記弾性アセンブリに当接され、前記支持板(82)が前記メインハウジング(81)に摺動可能に接続され、前記支持板(82)を前記メインハウジング(81)から離れる方向又は接近する方向に摺動させ、前記回転アーム(915、925)にいずれも当接ブロック(9156、9256)が設置され、前記メインハウジング(81)に向かう前記支持板(82)の側に当接されて前記メインハウジング(81)と前記支持板(82)との間の距離を調整することに用いられ、及び
前記弾性部材は前記メインハウジング(81)と前記支持板(82)の間に設置され、一端が前記メインハウジング(81)に当接され、他端が前記支持板(82)に当接されることを特徴とする請求項9に記載の回転軸モジュール(50)。
【請求項11】
支持フレーム(40)と、第1回転軸モジュール(60)と、第2回転軸モジュール(70)と、を含む折り畳みアセンブリであって、
前記支持フレーム(40)の内部に収容空間が設置され、
前記第1回転軸モジュール(60)は前記収容空間に設置され、前記支持フレーム(40)の一端に設置され、
前記第2回転軸モジュール(70)は前記第1回転軸モジュール(60)と対称に設置され、前記収容空間に設置され、前記支持フレーム(40)の他端に設置され、前記第1回転軸モジュール(60)および前記第2回転軸モジュール(70)のそれぞれは、請求項1~9のいずれか一項に記載の前記回転軸モジュール(50)であることを特徴とする折り畳みアセンブリ(500)。
【請求項12】
前記折り畳みアセンブリ(500)はさらに前記第1回転軸モジュール(60)及び前記第2回転軸モジュール(70)のそれぞれに搭載する第1基板(31)及び第2基板(32)を含み、前記第1基板(31)及び前記第2基板(32)が対称的に設置され、それぞれ前記支持フレーム(40)と回転可能に接続され、前記第1基板(31)及び前記第2基板(32)は前記折り畳みアセンブリ(500)が平らになったときに同じ平面になるように配置されることを特徴とする請求項11に記載の折り畳みアセンブリ(500)。
【請求項13】
前記折り畳みアセンブリ(500)はまた複数の接続部材(20)を含み、前記接続部材(20)の1つは前記第1基板(31)に回転可能に接続され、前記第1回転軸モジュール(60)の回転アーム(915、925)の1つに回転可能に接続され且つ相対的に摺動できることに用いられ、前記接続部材(20)の1つは前記第1基板(31)に回転可能に接続され、前記第2回転軸モジュール(70)の前記回転アーム(915、925)の1つに回転可能に接続され且つ相対的に摺動できることに用いられ、前記接続部材(20)の1つは前記第2基板(32)に回転可能に接続され、前記第1回転軸モジュール(60)の他の前記回転アーム(915、925)に回転可能に接続され且つ相対的に摺動できることに用いられ、前記接続部材(20)の1つは前記第2基板(32)に回転可能に接続され、前記第2回転軸モジュール(70)の他の前記回転アーム(915、925)に回転可能に接続され且つ相対的に摺動できることに用いられることを特徴とする請求項12に記載の折り畳みアセンブリ(500)。
【請求項14】
支持フレーム(40)と、転軸モジュール(50)と、第1基板(31)と、第2基板(32)と、第1筐体(200)と、第2筐体(300)と、を含む電子装置(000)であって、
前記支持フレーム(40)の内部に収容空間が設置され、
請求項1~8のいずれか一項に記載の前記回転軸モジュール(50)は、前記収容空間に設置され、前記支持フレーム(40)に設置され、前記回転軸モジュールはさらに2つの回転アーム(915、925)を含み、
前記2つの回転アーム(915、925)の一方は、前記2つの回転軸(911、921)の一方の端部に設置され、対応する前記回転軸(911、921)に係合され、前記2つの回転アーム(915、925)の他方は、前記2つの回転軸(911、921)の他方の端部に設置され、前記2つの回転軸(911、921)の他方に係合され、前記2つの回転アーム(915、925)は前記軸方向に沿って摺動するように構成され、
前記第1基板(31)は前記回転軸モジュール(50)に取り付けられ、前記取り付けハウジング(80)に回転可能に接続され、
前記第2基板(32)は前記回転軸モジュール(50)に取り付けられ、前記第1基板(31)と対称的に設置され、前記取り付けハウジング(80)に回転可能に接続され、前記第1基板(31)及び前記第2基板(32)は前記転軸モジュール(50)が平らになったときに同じ平面になるように配置され、
前記第1筐体(200)は前記回転軸モジュール(50)の前記2つの回転アーム(915、925)の1つに回転可能に接続され且つ相対的に摺動でき、前記第1筐体(200)は前記第1基板(31)に回転可能に接続され、
前記第2筐体(300)は前記回転軸モジュール(50)の前記2つの回転アーム(915、925)の他方に回転可能に接続され且つ相対的に摺動でき、前記第2筐体(300)は前記第2基板(32)に回転可能に接続されることを特徴とする電子装置(000)。
【請求項15】
前記電子装置(000)はまた複数の接続部材(20)を含み、前記第1筐体(200)および前記第2筐体(300)のそれぞれに前記接続部材(20)が設置され、前記第1筐体(200)に設置された前記接続部材(20)は前記第1基板(31)に回転可能に接続され、前記回転軸モジュール(50)の前記回転アーム(915、925)の1つに回転可能に接続され且つ相対的に摺動でき、前記第2筐体(300)に設置された前記接続部材(20)は前記第2基板(32)に回転可能に接続され、前記回転軸モジュール(50)の他の前記回転アーム(915、925)に回転可能に接続され且つ相対的に摺動でき、
前記電子装置(000)は表示モジュール(900)をさらに含み、前記表示モジュール(900)は前記第1筐体(200)および前記第2筐体(300)に埋め込まれ、前記第1基板(31)及び前記第2基板(32)は前記表示モジュール(900)を支持することに用いられることを特徴とする請求項14に記載の電子装置(000)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はスマート装置技術分野に属し、特に回転軸モジュール、折り畳みアセンブリ及び電子装置に関する。
【背景技術】
【0002】
折り畳み式携帯電話の一般的な同期伝動機構は歯車伝動を利用し、設計された歯車が多すぎるため、大きな空間を占有し、折り畳み式携帯電話の同期伝動機構の全体寸法が大きく、特に厚さ方向における寸法が大きい。しかし、現在に歯車同期伝動を代替する設計方案はない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は回転軸モジュール、折り畳みアセンブリ及び電子装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
回転軸モジュールを提供する。回転軸モジュールは、取り付けハウジングと、2つの回転軸と、弾性アセンブリと、第1リンク部材と、を含み、2つの回転軸は対向して配置され、取り付けハウジングにそれぞれ回転可能に接続され、2つの回転軸のそれぞれは軸方向に取り付けハウジングと相対的に摺動するように配置され、弾性アセンブリは2つの回転軸のそれぞれに外嵌され、弾性アセンブリは取り付けハウジングに当接され、2つの回転軸のそれぞれに摺動方向と反対の作用力を加え、2つの回転軸のそれぞれの安定性を維持することに用いられ、及び第1リンク部材は2つの回転軸のそれぞれにねじ接続される。
【0005】
折り畳みアセンブリを提供する。折り畳みアセンブリは、支持フレームと、第1及び第2回転軸モジュールと、を含み、支持フレームの内部に受容空間が設置され、第1及び第2回転軸モジュールは対称的に設置され、収容空間に設置され、支持フレームの両端にそれぞれ設置され、第1及び第2回転軸モジュールのそれぞれは、2つの回転軸と、弾性アセンブリと、第1リンク部材と、を含み、2つの回転軸は対向して配置され、それぞれ支持フレームに回転可能に接続され、2つの回転軸のそれぞれは軸方向に支持フレームと相対的に摺動するように配置され、弾性アセンブリは前記2つの回転軸のそれぞれに外嵌され、弾性アセンブリは支持フレームに当接され、2つの回転軸のそれぞれに摺動方向と反対の作用力を加え、2つの回転軸のそれぞれの安定性を維持することに用いられ、及び第1リンク部材は2つの回転軸のそれぞれにねじ接続される。
【0006】
電子装置を提供する。電子装置は、支持フレームと、転軸モジュールと、第1および第2基板と、第1および第2筐体と、を含み、支持フレームの内部に受容空間が設置され、回転軸モジュールは、収容空間に設置され、支持フレームに設置され、回転軸モジュールは、取り付けハウジングと、2つの回転軸と、弾性アセンブリと、第1リンク部材と、回転アームと、を含み、2つの回転軸は対向して配置され、それぞれ取り付けハウジングに回転可能に接続され、2つの回転軸のそれぞれは軸方向に取り付けハウジングと相対的に摺動するように配置され、弾性アセンブリは2つの回転軸のそれぞれに外嵌され、弾性アセンブリは取り付けハウジングに当接され、2つの回転軸のそれぞれに摺動方向と反対の作用力を加え、2つの回転軸のそれぞれの安定性を維持することに用いられ、第1リンク部材は前記2つの回転軸のそれぞれにねじ接続され、及び2つの回転軸のそれぞれの一端部に一つの回転アームが設置され、2つの回転軸のそれぞれの一端部は回転アームが軸方向に摺動するように回転アームが係合され、第1及び第2基板は回転軸モジュールに搭載され、第1及び第2基板が対称的に設置され、それぞれ取り付けハウジングに回転可能に接続され、第1及び第2基板は回転軸モジュールが平らになったときに同じ平面になるように配置され、第1筐体は回転軸モジュールにおける回転アームの1つに回転可能に接続され且つ相対的に摺動でき、第1筐体は第1基板に回転可能に接続され、第2筐体は回転軸モジュールの他の回転アームに回転可能に接続され且つ相対的に摺動でき、第2筐体は第2基板に回転可能に接続される。
【発明の効果】
【0007】
上記の解決策では、第1リンク部材と各回転軸とそれぞれねじ接続されることにより、一つの回転軸が回転すると、ねじのはめ合いにより第1リンク部材を軸方向に移動させ、他の回転軸と第リンク部材とのねじのはめ合いにより、2つ回転軸を同じ軸方向の動きを維持させ、弾性回転軸の協力により、各回転軸の安定性を維持できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の一実施例に係る電子装置の構造を示す図である。
図2】本発明の一実施例に係る電子装置の分解概略図である。
図3】本発明の一実施例に係る電子装置の部分構造の分解概略図である。
図4】本発明の一実施例に係る電子装置の筐体の構造を示す図である。
図5】本発明の一実施例に係る電子装置の接続部材の構造を示す図である。
図6】本発明のもう一実施例に係る電子装置の接続部材の構造を示す図である。
図7】本発明の一実施例に係る折り畳みアセンブリの構造を示す図である。
図8】本発明の一実施例に係る基板の1つの視角の構造を示す図である。
図9】本発明の一実施例に係る基板の他の視角の構造を示す図である。
図10】本発明の一実施例に係る支持フレームの構造を示す図である。
図11】本発明の一実施例に係る回転軸モジュールの構造を示す図である。
図12】本発明の一実施例に係る回転軸モジュールの分解概略図である。
図13】本発明の一実施例に係る取り付けハウジングの分解概略図である。
図14】本発明の一実施例に係る回転軸アセンブリの構造を示す図である。
図15】本発明の一実施例に係る回転軸アセンブリの部分構造を示す図である。
図16】本発明の一実施例に係る回転軸アセンブリの断面概略図である。
図17】本発明のもう一つの実施例に係る電子装置の構造を示す図である。
図18】本発明の一実施例に係る電子装置の構造組成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明は、図面および実施例に関連して、以下でさらに詳細に説明される。理解されるように、以下の実施例は本発明のみを解釈するためのものであって、本発明を制限するものではない。同様に、以下の実施例は、すべての実施例ではなく、本発明の一部の実施例にすぎない。当業者が進歩性のある労働を必要とせずに取得するすべての他の実施例は、いずれも本発明の保護範囲に属する。
【0010】
本明細書に言及した「実施例」とは、実施例を参照して説明した特定の特徴、構造又は特性が本発明の少なくとも一つの実施例に含まれてもよいことを意味する。明細書の各箇所に該連語が出現することは必ずしもいずれもが同じ実施例を指すとは限らず、他の実施例と相互排他的な独立した又は代替の実施例でもない。当業者であれば明示的及び暗示的に理解されるように、本明細書に説明される実施例は他の実施例と組み合わせられることができる。
【0011】
本明細書で使用された「電子装置」(「端末」または「移動端末」または「電子機器」とも呼ばれる)には、有線接続(例えば、公衆交換電話ネットワーク(PSTN)、デジタル加入者回線(DSL)、デジタルケーブル、直接ケーブル接続、および/または別のデータ接続/ネットワーク)を介して、および/または(例えば、セルラーネットワーク、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)、DVB-Hネットワークなどのデジタルテレビジョンネットワーク、衛星ネットワーク、AM-FMブロードキャスト送信機、および/または別の通信端末など)ワイヤレスインターフェースを介して通信信号を受信/送信するように構成されたデバイスが挙げられるが、これらに制限されない。無線インターフェースを介して通信するように構成された通信端末は、「無線通信端末」、「無線端末」、または「移動端末」と呼ばれることがある。移動端末の例は、衛星電話またはセルラー電話を含むが、これらに制限されず、セルラー無線電話とデータ処理、ファックスおよびデータ通信能力のパーソナル通信システム(PCS)端末とを組み合わせることができる、無線電話、ページャ、インターネット/イントラネットアクセス、Webブラウザ、メモ帳、カレンダーおよび/または全地球測位システム(GPS)受信機を備えたPDAを含むことができ、ならびに従来のラップトップおよび/またはパームトップ受信機、あるいは無線電話トランシーバを含む他の電気デバイスを含むことができる。携帯電話はセルラー通信モジュールが配置された電子機器である。
【0012】
図1を参照すると、本発明の実施例に係る電子装置の概略構造図が開示される。電子装置000は複数の電子装置のいずれであってもよく、複数の電子装置は携帯電話、スマートフォン、他のワイヤレス通信デバイス、携帯情報端末、オーディオプレーヤー、他のメディアプレーヤー、音楽レコーダ、ビデオレコーダ、カメラ、他のメディアレコーダー、ラジオ、医療機器、コンピュータ、プログラム可能なリモコン、ポケットベル、ネットブック コンピューター、携帯情報端末(PDA)、ポータブル マルチメディア プレーヤー(PMP)、動画像専門家グループ(MPEG-1 または MPEG-2)、オーディオ レイヤー3(MP3)プレーヤー、携帯型医療機器、デジタル カメラ、およびそれらの組み合わせを含むが、これらに制限されない。
【0013】
図1図2および図3を参照すると、図2は、本発明の一実施例に係る電子装置000の分解図を開示し、図3は、本発明の一実施例に係る電子装置000の部分構造の分解図を開示する。電子装置000は、筐体100(例えば、第1筐体200および第2筐体300など)、折り畳みアセンブリ500、および表示モジュール900を含むことができる。ここで、筐体100は複数であってもよく、表示モジュール900を支持することに用いられ、回路基板、電池、カメラ等の電子素子を支持することに用いられることができる。例えば、図1には、筐体100は、第1筐体200及び第2筐体300を含むことができる。複数の筐体100に隣接する2つの筐体100は、折り畳みアセンブリ500によって固定して接続されてもよく、複数の筐体100が折り畳まれることができ、それにより電子装置000が折り畳まれることができる。例えば、図1において、第1筐体200と第2筐体300は、折り畳みアセンブリ500によって固定して接続され、第1筐体200と第2筐体300は半分に折り畳むことができる。表示モジュール900は、情報を表示するために使用され、回路基板や電池などの電子部品と電気的に接続されることに用いることができる。表示モジュール900は複数の筐体100に取り付けられる。表示モジュール900は、複数の筐体100が折り畳まれるときに折り畳みを完了することができ、電子装置000の折り畳みを実現し、電子装置000の収納を容易にし、複数の筐体が展開するときに電子装置000の使用に便利である。例えば、図1には、表示モジュール900が第1筐体200および第2筐体300の同じ側に設置され、第1の筐体200および第2筐体300にそれぞれ取り付けられる。表示モジュール900は、第1筐体200の第2筐体300の折り畳みに伴って、半分に折り畳むことができる。
【0014】
指摘しておくべきことは、ここおよび以下の「第1」、「第2」…などの用語は、説明の目的でのみ使用され、相対的な重要性を示唆または暗示し、または示されている技術的特徴の数を暗示していると理解されるべきではない。従って、「第1」、「第2」…などと定義される特徴は、前記特徴の1つまたは複数の特徴を明示的または暗示的に含むことができる。
【0015】
理解できるように、「第1筐体」、「第2筐体」、「ハウジング」、「筐体」などの名称は相互に変換できることが理解できる。たとえば、「第1筐体」は「第2筐体」と呼ばれてもよい。
【0016】
具体的には、図3および図4を参照すると、図4は本発明の一実施例に係る筐体100の概略構造図を開示する。筐体100は2つの筐体であってもよく、例えば第1筐体200及び第2筐体300である。筐体100は筐体本体10と接続部材20とを含む。ここで、筐体本体10は、表示モジュール900を支持することに用いられ、回路基板や電池などの電子部品を取り付けることに用いられる。接続部材20は筐体本体10に取り付けられ、折り畳みアセンブリ500と接続されることに用いられ、それにより筐体100と折り畳みアセンブリ500との接続を実現する。
【0017】
具体的に、図4を参照すると、筐体本体10は、底板11、側壁12及び基板13を含むことができる。底板11の辺縁には側壁12が設置されることができ、すなわち、側壁12は底板11の辺縁を囲んで設置されることができる。底板11および側壁12は、カメラ、回路基板、電池、および表示モジュール900などの電子部品を収容するための収容空間を形成する。基板13及び底板11は対向して設置され、側壁12に接続して固定される。すなわち、側壁12は基板13の4周に囲まれ、基板13と共に固定されてミドルフレームを形成する。基板13は、収容空間を2分割して、第1収容空間と第2収容空間を形成することができる。第1収容空間は、底板11と基板13との間に位置され、カメラ、回路基板、電池等の電子素子を収容することに用いられ、第2収容空間は基板13の底板11から離れた側に位置され、表示モジュール900を収容することに用いられる。
【0018】
図4を参照すると、底板11は板状構造であってもよく、それは矩形又は角形の矩形等であってもよく、それはプラスチック、ガラス、セラミック、繊維複合材料、金属(例えば、ステンレス鋼、アルミニウム等)、又は他の適切な材料又はこれらの組み合わせによって形成されてもよい。場合によっては、底板11の一部は誘電体または他の低導電率材料から形成することができる。他の場合では、底板11または底板11を構成する少なくともいくつかの構造は、金属部品から形成されてもよい。
【0019】
底板11に取付部14が設置され、接続部材20を取り付けることに用いられる。取付部14は複数であってもよい。例えば、図4において取付部14は2つであり、それぞれ第1取付部141及び第2取付部142である。第1取付部141及び第2取付部142は、それぞれ底板11の一つの辺に設置される。第1取付部141及び第2取付部142はそれぞれ両側の側壁12に近接して設置される。
【0020】
取付部14は底板11から内へ凹んで設置される孔であり、接続部材20と挿着固定されることに用いられる。また、取付部14は接続部材20と接着剤で固定することもできる。
【0021】
側壁12は底板11の辺縁に囲まれ、且つ底板11の同じ側に向かって延伸して設置される。側壁12は底板11の取付部14が設置された側に破断され開口が形成され、それにより折り畳みアセンブリ500に対して空間が作られる。すなわち側壁12は底板11の3本の辺に設置され、残りの一辺に側壁12は設置されず、開口が形成される。取付部14は、底板11の残りの一辺に隣接して設置される。
【0022】
開口の両側における側壁12の壁の厚さは他の位置の壁の厚さより小さく、それにより折り畳みアセンブリ500に対して空間が作られる。理解できるように、開口は1つ以上であってもよく、2つまたは3つであってもよい。例えば、図4において、側壁12は、底板11の対向する2つの辺に設置されてもよく、他の2つの辺にそれぞれ一つの開口が形成されてもよい。もちろん、側壁12は底板11の隣接する2つの辺に設置されてもよく、他の2つの辺にそれぞれ一つの開口が形成される。
【0023】
一実施例において、底板11及び側壁12は一体構造であり、側壁12は底板11と同様の材料を採用して製造される。
【0024】
一実施例において、図4を参照すると、側壁12及び基板13は一体構造であり、基板13は側壁12と同じ材料を採用して製造することができる。一実施例では、基板13は、開口に底板11を覆わず、折り畳みアセンブリ500に対して空間が作られ、これにより折り畳みアセンブリ500の構造の一部が底板11に設置される。
【0025】
図4図5及び図6を参照すると、図5及び図6はそれぞれ本発明の一実施例に係る接続部材20の構造模式図を開示する。接続部材20は折り畳みアセンブリ500に接続することに用いられる。接続部材20は複数であってもよく、例えば接続部材20は2つであってもよく。それぞれ第1接続部材15及び第2接続部材16である。第1接続部材15は取付部14例えば第1取付部141に取り付けられる。第2接続部材16は取付部14例えば第2取付部142に取り付けられる。
【0026】
具体的には、接続部材20は接続部材本体21及び緩衝アーム22を含むことができる。接続部材本体21は取付部14例えば第1取付部141又は第2取付部142に取付けられることに用いられる。緩衝アーム22は接続部材本体21の開口に設置され、且つ開口の外に延伸して設置され、折り畳みアセンブリ500に摺動可能に接続されることに用いられる。
【0027】
図5を参照すると、接続部材本体21は底板11の一側に向って延伸されてプラグ柱211が設置され、それにより底板11における取付部14例えば第1取付部141又は第2取付部142に挿着されることに用いられる。理解できるように、接続部材本体21は接着接合、ボルト固定等の方式で取付部14例えば第1取付部141又は第2取付部142に固定して接続されてもよい。当然ながら、接続部材本体21と底板11は一体構造であってもよい。
【0028】
図6を参照すると、接続部材本体21は、底板11から離れた一側に、且つ接続部材本体21から緩衝アーム22に向かう方向の両側にそれぞれ延伸して接続壁212が設置され、例えば第1接続壁213及び第2接続壁215である。第1接続壁213は第2接続壁215の一側に向かって突出し、位置決めポスト2131が設置される。第2接続壁215は第213の一側に向かって突出し、位置決めポスト2151が設置される。位置決めポスト2131及び位置決めポスト2151は対向して設置され、位置決めポスト2131及び位置決めポスト2151はそれぞれ接続部材本体21との間の隙間に軌道例えば第1軌道214及び第2軌道216が形成され、位置決めポスト2131及び位置決めポスト2151は折り畳みアセンブリ500に係合され、且つ折り畳みアセンブリ500の構造の一部が軌道に摺動することにより、折り畳みアセンブリ500が位置決めポスト2131及び位置決めポスト2151の周りを回転するようにする。一実施例では、第1接続壁213または第2接続壁215は省略されてもよい。
【0029】
一実施例では、底板11から離れた接続部材本体21の表面から内向きに凹んで凹溝217が設置され、折り畳みアセンブリ500に対して空間が作られる。凹溝217は位置決めポスト2131と位置制限ポスト2151との間に位置される。折り畳みアセンブリ500の回転を容易にするために、軌道は円弧状であり、折り畳みアセンブリ500が軌道の外から回転することを容易にし、折り畳みアセンブリ500と接続部材20との分解を実現し、折り畳みアセンブリ500の軌道にねじ込むことを容易にし、折り畳みアセンブリ500と接続部材20との組み立て、及び後続の電子装置000の折り畳み時の使用を実現する。
【0030】
図5及び図6を参照すると、緩衝アーム22は1つ又は複数であってもよい。例えば緩衝アーム22は2つであり、それぞれ第1緩衝アーム221及び第2緩衝アーム222である。隣接する2の緩衝アーム22の間に隙間が設置され、折り畳みアセンブリ500に対して空間が作られることができる。例えば、第1緩衝アーム221と第2緩衝アーム222との間には隙間23が設置される。緩衝アーム22はストリップ状の貫通孔を備え、且つ各ストリップ状の貫通孔は対向して配置され、それにより折り畳みアセンブリ500の構造の一部が各ストリップ状の貫通孔を一緒に通過し、且つストリップ状の貫通孔の長手方向に摺動する。例えば、第1緩衝アーム221には第1ストリップ状の貫通孔2211が設置され、第2緩衝アーム222には第2ストリップ状の貫通孔2221が設置される。
【0031】
図7を参照すると、それは本発明の一実施例に係る折り畳みアセンブリ500の構造模式図を開示する。折り畳みアセンブリ500は、基板30(例えば第1基板31及び第2基板32)と、支持フレーム40と、回転軸モジュール50(例えば第1回転軸モジュール60、第2回転軸モジュール70)と、を含むことができる。具体的には、支持フレーム40は隣接する2つの筐体100の間に設置され、例えば支持フレーム40は第1筐体200と第2筐体300との間に設置される。回転軸モジュール50における第1回転軸モジュール60及び第2回転軸モジュール70はそれぞれ支持フレーム40の両端に位置され、且つそれぞれ支持フレーム40に固定して接続される。すなわち、第1回転軸モジュール60は支持フレーム40の一端に位置され、第2回転軸モジュール70は支持フレーム40の他端に位置される。回転軸モジュール50は隣接する2つの筐体100の間に設置され、且つ隣接する2つの筐体100にそれぞれ接続され、回転軸モジュール50が回転するとき、隣接する2つの筐体100を折り畳むことを実現することができる。例えば第1回転軸モジュール60及び第2回転軸モジュール70はいずれも第1筐体200および第2筐体300を互いに接続することができる。基板30における第1基板31及び第2基板32は対称的に設置され、支持フレーム40の対向する2つの側に位置される。すなわち、第1基板31は、支持フレーム40の第1側に配置され、第2基板32は、支持フレーム40の第1側と対向する第2側に配置される。第1基板31は第1回転軸モジュール60と第2回転軸モジュール70との間に位置し、且つ第1筐体200に回転可能に接続される。第1基板31はさらにそれぞれ第1回転軸モジュール60及び第2回転軸モジュール70に回転可能に接続される。第2基板32は第1回転軸モジュール60と第2回転軸モジュール70との間に位置し、且つそれぞれ第2筐体300に回転可能に接続される。第2基板32はさらにそれぞれ第1回転軸モジュール60及び第2回転軸モジュール70に回転可能に接続される。第1基板31及び第2基板32は支持フレーム40に搭載され、表示モジュール900を支持することに用いられる。第1基板31及び第2基板32は表示モジュール900と共に固定され、表示モジュール900を保護することに用いられ、折り畳みアセンブリ500が折り畳まれる際に表示モジュール900が曲がって損傷することを防止できる。
【0032】
図7図8及び図9を参照すると、図8及び図9は本発明の実施例に係る基板30の異なる視角の構造模式図を開示する。基板30は複数を含むことができる。例えば基板30は2つを含むことができ、それぞれ第1基板31及び第2基板32である。第1基板31及び第2基板32は対称的に設置され、且つそれぞれ支持フレーム40の両側に位置される。すなわち、第1基板31は、支持フレーム40の第1側に配置され、第2基板32は、支持フレーム40の第1側と対向する第2側に配置される。表示モジュール900と接着することに用いられ、筐体100の折り畳み又は展開過程において表示モジュール900を支持することに用いられ、表示モジュール900を曲げたり折り畳んだりできるようにし、表示モジュール900の表面が展開時に平らになるようにする。
【0033】
具体的には、基板30は接続板33を含むことができる。接続板33はストリップ状の板状構造であってもよく、表示モジュール900と接着して固定するために用いられる。接続板33の片側縁の両端にそれぞれ接続部例えば第1接続部34及び第2接続部35が設置され、接続部材20に回転可能に接続されることに用いられる。第1接続部34の形状は第2接続部材16の凹溝217に適合し、それにより第1接続部34が凹溝217に設置される。第1接続部34はそれぞれ第2接続部材16の第1軌道214及び第2軌道216に対応して突出してスライダ341を設置される。スライダ341は第1接続部34の両側に位置し、それによりスライダ341が軌道内で摺動し、基板30が接続部材20との相対的な回転を実現する。第2接続部35の形状は第1接続部材15の凹溝217に適合し、それにより第2接続部35が凹溝217に設置される。第2接続部35はそれぞれ第1接続部材15の第1軌道214及び第2軌道216に対応して突出してスライダ351を設置される。スライダ351は第2接続部35の両側に位置し、それによりスライダ351が軌道で摺動し、基板30が接続部材20との相対的な回転を実現する。
【0034】
接続板33は第1接続部34及び第2接続部35から離れた他側に突出して位置譲り板36が設置され、それにより折り畳みアセンブリ500が折り畳まれる時に、支持フレーム40の内部に配置され、それにより表示モジュール900に対して空間が作られる。
【0035】
接続板33は、位置譲り板36の両側に接続部例えば第3接続部37及び第4接続部38が設置され、それぞれ回転軸モジュール50に接続するために用いられる。例えば、第3接続部37は位置譲り板36の左側に配置され、第4接続部38は位置譲り板36の右側に配置される。例えば第3接続部37は第1回転軸モジュール60に回転可能に接続されることに用いられる。例えば第4接続部38は第2回転軸モジュール70に回転可能に接続されることに用いられる。第3接続部37に弧状のスライド軌道371が設置され、第1回転軸モジュール60と回転可能に接続されることに用いられる。第4接続部38に弧状のスライド軌道381が設置され、第2回転軸モジュール70に回転可能に接続されることに用いられる。弧状のスライド軌道371及び弧状のスライド軌道381は回転軸モジュール50及び基板30の取り付け及び分解を容易にする。
【0036】
図7及び図10を参照すると、図10は本発明の実施例に係る支持フレーム40の構造模式図を開示する。支持フレーム40は主支持板41及び側壁板(例えば第1側壁板42、第2側壁板43、第3側壁板44及び第4側壁板45)を含むことができる。側壁板例えば第1側壁板42、第2側壁板43、第3側壁板44及び第4側壁板45が端と端で順に接続し且つ主支持板41に囲まれて設置されて収容空間が形成され、回転軸モジュール50を収容することに用いられる。
【0037】
主支持板41は棒状構造であり、部分的に開口から第1筐体200の収容空間に設置され、他の部分は開口から第2筐体300の収容空間に設置される。主支持板41の一端に第1固定部411が設置されて第1回転軸モジュール60を取り付けるために用いられ、他端に第2固定部412が設置されて第2回転軸モジュール70を取り付けることに用いられる。
【0038】
第1側壁板42及び第3側壁板44は対向して設置され、且つ基板30を支持する。第1側壁42の中央部は主支持板41から離れる側に向って突出して突出部421が設置され、第1基板31の位置譲り板36を支持することに用いられる。第3側壁44の中央部は主支持板41から離れる側に向って突出して突出部441が設置され、第2基板32の位置譲り板36を支持することに用いられる。第2側壁板43と第4側壁板45は対向して設置され、第2側壁板43と第4側壁板45はそれぞれ主支持板41から離れる側に向って延伸する高さが第1側壁板42と第3側壁板44の高さより高く、回転軸モジュール50を遮蔽することに用いられ、回転軸モジュール50が側面から露出され、電子装置000の全体外観に影響を与えることを回避する。
【0039】
図7図11及び図12を参照すると、図11は本発明の実施例に係る回転軸モジュール50の構造模式図を開示し、図12は本発明の実施例に係る回転軸モジュール50の分解図を開示する。折り畳みアセンブリ500において、回転軸モジュール50は2つを含むことができ、例えば第1回転軸モジュール60及び第2回転軸モジュール70である。第1回転軸モジュール60及び第2回転軸モジュール70は収容空間に位置し、且つ支持フレーム40の両端に対称的に設置される。すなわち、第1回転軸モジュール60は支持フレーム40の一端に配置され、第2回転軸モジュール70は支持フレーム40の他端に配置される。回転軸モジュール50は取り付けハウジング80及び回転軸アセンブリ90を含むことができる。具体的には、取り付けハウジング80は支持フレーム40に取り付けられ、回転軸アセンブリ90及び表示モジュール900を支持することに用いられる。回転軸アセンブリ90は取り付けハウジング80に取り付けられ、第1筐体200の接続部材20に回転可能に接続されることに用いられ、第2筐体300の接続部材20に回転可能に接続されることに用いられる。
【0040】
図11図12及び図13を参照すると、図13は本発明の実施例に係る取り付けハウジング80の分解図を開示する。取り付けハウジング80は、メインハウジング81と、支持板82と、弾性部材83とを含むことができる。具体的には、メインハウジング81は支持フレーム40に固定され、且つ回転軸アセンブリ90を取り付けるために用いられる。支持板82はメインハウジング81に取り付けられ、且つ回転軸アセンブリ90に搭載され、支持板82は表示モジュール900を支持することに用いられ、支持板82は回転軸アセンブリ90が回転する時に、メインハウジング81側に接近するように移動し、それにより表示モジュール900に対して空間が作られ、メインハウジング81側から離れるように移動し、それにより表示モジュール900が平らになるようにする。弾性部材83はメインハウジング81と支持板82との間に設置され、支持板82を支持するために用いられ、メインハウジング81と支持板82との相対運動を緩衝することに用いられる。メインハウジング81は、取付板811と、囲い板(例えば第1囲い板812、第2囲い板813、第3囲い板814及び第4囲い板815)と、分割板(第1分割板816及び第2分割板817)と、を含むことができる。複数の囲い板、例えば第1囲い板812、第2囲い板813、第3囲い板814及び第4囲い板815が端と端で順に接続され、且つ取付板811の4周に設置され、且つ取付板811に接続して固定され、それにより収容空間が形成され、回転軸アセンブリ90を取り付けることに用いられる。分割板例えば第1分割板816及び第2分割板817は収容空間に設置され、且つ取付板811及び囲い板のうちの少なくとも1つに固定して接続され、それによりメインハウジング81の強度を補強し、回転軸モジュール50を固定し且つ支持することに用いられ、収容空間を分割することにも用いられる。
【0041】
取付板811に固定部8111が設置され、第1固定部411又は第2固定部412に固定して接続されることに用いられ、例えばボルト、ねじで固定され、接着剤で接着され、スナップ接続される等の方式で固定される。取付板811にガイド取付部8112が設置さ、支持板82及び弾性部材83を取り付けることに用いられる。一実施例において、ガイド取付部8112は貫通孔であり、支持板82に挿着するのに便利であり、支持板82が貫通孔の延伸方向に沿って移動するようにする。
【0042】
取付板811から離れた第2囲い板813及び第4囲い板815の一側の中央部は、取付板811に向かって凹んで収容溝が設置され、それにより他の部材例えば支持板82、基板30、表示モジュール900に対して空間が作られる。第4囲い板815が第2囲い板813に向かう側にスライダ8151及びスライダ8152が設置され、これによりスライダ8151が第1基板31の弧状のスライド軌道371に摺動するように設置し、スライダ8152が第2基板32の弧状のスライド軌道381に摺動するように設置する。
【0043】
分割板は、例えば第1分割板816と第2分割板817とがそれぞれ第2囲い板813と対向して設置される。第1分割板816は第2囲い板813と第2分割板817との間に位置される。取付板811から離れた分割板例えば第1分割板816と第2分割板817の一側の中央部は、取付板811に向かって凹んで収容溝が設置され、それにより他の部材例えば支持板82、基板30、表示モジュール900に対して空間が作られる。第2分割板817の第4囲い板815に向かう側にスライダ8171とスライダ8172が設置され、これによりスライダ8171が第1基板31の弧状のスライド軌道371に摺動するように設置し、ススライダ8172が第2基板32の弧状のスライド軌道381に摺動するように設置する。第2分割板817のスライダ8171及びスライダ8172、及び第4囲い板815のスライダ8151及びスライダ8152が協働して、第1基板31、第2基板32及び回転軸モジュール50の回転接続を実現する。一実施例では、分割板の全部または一部を省略することができる。一実施例では、第2分割板817および第4囲い板815はせいぜい1つを省略することができる。
【0044】
理解できるように、メインハウジング81を省略することができ、支持フレーム40はメインハウジング81の作用を代替し、回転軸アセンブリ90を取り付けて、支持することに用いられる。一実施例において、支持フレーム40は省略することができ、メインハウジング81は回転軸アセンブリ90、基板30を取り付けて、支持することに用いられ、従って、メインハウジング81は「支持フレーム」と呼ばれることができる。一実施例では、支持フレーム40及びメインハウジング81は一体構造であるので、メインハウジング81も「支持フレーム」と呼ばれることができる。
【0045】
支持板82は取付板811に対向して設置され、支持板82は第1囲い板813の収容溝及び分割板の収容溝に位置され、且つ回転軸アセンブリ90に当接される。支持板82は板状構造であり、取付板811の固定部8111に対応して取付孔821が設置され、取付孔821を介して底板811の固定部8111と支持フレーム40の第1固定部411又は第2固定部412とを取り付けてともに固定するか又は取り外すことができる。
【0046】
支持板82の取付板811に向かう側にガイド柱822が設置される。ガイド柱822は、取付板811側に向かって延伸して設置される。ガイド柱822はガイド取付部8112に配置され、且つガイド柱822の延伸方向にガイド取付部8112と相対的に移動する。
【0047】
一実施例において、支持板82の取付板811に向かう側の表面が突出して当接部、例えば第1当接部823、第2当接部824及び第3当接部825が設置される。当接部は回転軸アセンブリ90に当接されることに用いられ、回転軸アセンブリ90が回転する時に、支持板82と取付板811との間の距離を調整し、それにより表示モジュール900に対して空間が作られ、電子装置000がより良好に折り畳まれるようにする。
【0048】
弾性部材83はバネ又は他の弾性材料からなる弾性構造であり、弾性部材83は支持板82をリセットする機能を有し、支持板82が取付板811と分離することを回避することができ、それにより表示モジュール900が筐体100から分離されて折り畳むことができない。ここで、弾性部材83はバネであり、弾性部材83はガイド柱822の周りに外嵌され、且つガイド柱822と共にガイド取付部8112内に設置される。弾性部材83の一端は支持板82に当接され、他端は取付板811に当接される。一実施例では、弾性部材83の一端は支持板82に接続され、他端は取付板811に接続される。
【0049】
図12図14図15及び図16を参照すると、図14は本発明の実施例に係る回転軸アセンブリ90の構造模式図を開示し、図15は本発明の実施例に係る回転軸アセンブリ90の構造の一部の構造模式図を開示し、図16は本発明の実施例に係る回転軸アセンブリ90の構造の一部の断面概略図を開示する。回転軸アセンブ90は収容空間に固定される。回転軸アセンブリ90は、第1回転軸アセンブリ91と、第2回転軸アセンブリ92と、リンクアセンブリ93と、を含むことができる。ここで、第1回転軸アセンブリ91及び第2回転軸アセンブリ92は取り付けハウジング80に固定される。第1回転軸アセンブリ91は第1筐体200の接続部材20に接続されることに用いられる。第2回転軸アセンブリ92は第2筐体300の接続部材20に接続されることに用いられる。リンクアセンブリ93は第1回転軸アセンブリ91及び第2回転軸アセンブリ92に接続されることに用いられ、それにより第1回転軸アセンブリ91及び第2回転軸アセンブリ92が同期して回転できる。
【0050】
具体的には、第1回転軸アセンブリ91は回転軸911、第1位置決めスライダ912、バネ913、第2位置決めスライダ914、回転アーム915及び接続軸916を含むことができる。ここで、回転軸911は第2囲い板813及び分割板(例えば第1分割板816及び第2分割板817)を順に貫通することができ、且つ第2囲い板813及び分割板(例えば第1分割板816及び第2分割板817)に取り付けられる。回転軸911は軸方向に移動可能であり、径方向に回転可能である。回転軸911は係合部9111、枢着部9112、ネジ部9113及び摺動部9114を含むことができる。係合部9111、枢着部9112及び摺動部9114は軸方向に沿って順に接続される。ネジ部9113は枢着部9112の中央部に位置してもよく、これにより枢着部9112を2つの部分に分割する。係合部9111が回転アーム915に係合されることに用いられ、回転アーム915を係合部9111で回転軸911の軸方向に沿って摺動させることができ、回転アーム915を回転軸911の方向に回転させ、回転軸911を駆動して回転させることができる。枢着部9112は第2囲い板813及び分割板例えば第1分割板816に回転可能に接続されることに用いられ、それにより取付ケース80が回転軸911を支持できる。ネジ部9113はリンクアセンブリ93と螺合することに用いられる。摺動部9114は第1位置決めスライダ912、第2位置決めスライダ914及びリンクアセンブリ93に係合されることに用いられる。第1位置決めスライダ912、第2位置決めスライダ914及びリンクアセンブリ93を回転軸911の軸方向に沿って摺動させ、それにより回転軸911が回転軸911の方向に沿って回転して第1位置決めスライダ912、第2位置決めスライダ914及びリンクアセンブリ93を駆動して回転させる。第1位置決めスライダ912、第2位置決めスライダ914及びリンクアセンブリ93は第1分割板816と第2分割板817との間に位置される。第1位置決めスライダ912は第1分割板816に近い側に位置される。第2位置決めスライダ914は第2分割板817に近い側に位置される。リンクアセンブリ93の構造の一部は第1位置決めスライダ912と第2位置決めスライダ914との間に位置される。
【0051】
バネ913は摺動部9114に外嵌され、且つ第1位置決めスライダ912と第2位置決めスライダ914との間に位置され、且つ第1位置決めスライダ912とリンクアセンブリ93の部分構造との間に位置する。
【0052】
第1位置決めスライダ912は摺動部9114に外嵌され、摺動部9114に当接ブロック9121が設置され、当接ブロック9121は第2回転アセンブリ92の側に延伸して設置される。当接ブロック9121は支持板82例えば第2当接部824に当接されることに用いられる。
【0053】
第2位置決めスライダ914は摺動部9114に外嵌され、第2位置決めスライダ914に当接ブロック9141が設置され、当接ブロック9141は第2回転アセンブリ92の側に延伸して設置される。当接ブロック9141は支持板82例えば第3当接部825に当接されることに用いられる。第2位置決めスライダ914の第1位置決めスライダ912に向かう側は内側に凹んで制限溝を形成され、リンクアセンブリ93に対して空間が作られ、回転軸911が制限された角度範囲内で回転できるようにし、電子装置000が半分に折り畳まれた状態から平らにすることができ、電子装置000が逆方向に折り畳まれて電子装置000が破損することを防止することができる。
【0054】
回転アーム915は、接続アーム(例えば第1接続アーム9151および第2接続アーム9152)と回動接続部9153とを含むことができる。接続アームは1つまたは複数であってもよい。例えば接続アームは2つであり、それぞれ第1接続アーム9151および第2接続アーム9152である。第1接続アーム9151および第2接続アーム9152は並列に設置され、且つ接続部材20の側に延伸され、それにより第1緩衝アーム221及び第2緩衝アーム222と互い違いに配列される。第1接続アーム9151に係合孔9154が設置され、接続軸916に係合されることに用いられ、それにより接続軸916が軸方向に係合孔9154を貫通し、それにより第1接続アーム9151が接続軸916の径方向に接続軸916を駆動して一緒に回転することができる。第2接続アーム9152に係合孔9155が設置され、接続軸916に係合されることに用いられ、それにより接続軸916が軸方向に沿って係合孔9155を貫通し、それにより第2接続アーム9152が接続軸916の径方向に沿って接続軸916を駆動して回転することができる。係合孔9154と係合孔9155は同軸に設置される。
【0055】
回動接続部9153は回転軸911の係合部9111に係合され、回動接続部9153は支持フレーム40内に設置される。回転アーム915を係合部9111で回転軸911の軸方向に沿って摺動させ、回転アーム915を回転軸911の方向に回転させ、回転軸911を駆動して回転させることができる。回動接続部9153に当接ブロック9156が設置され、当接ブロック9156は第2回転アセンブリ921の側に延伸される。当接ブロック9156は支持板82例えば第1当接部823に当接されることに用いられる。
【0056】
接続軸916は接続部材20の第1緩衝アーム221及び第22緩衝アーム222に接続されることに用いられる。接続軸916は第1緩衝アーム221の第1ストリップ状の貫通孔2211に設置されて第1緩衝アーム221に係合されることができ、第2緩衝アーム222の第2ストリップ状の貫通孔2221に設置されて第2緩衝アーム222に係合されることができる。接続軸916は第1ストリップ状の貫通孔2211及び第2ストリップ状の貫通孔2221にそれぞれ摺動するようにし、第1緩衝アーム221及び第2緩衝アーム222が接続軸916の軸回りに回転すると、接続軸916が回転するように駆動することができる。
【0057】
第2回転軸アセンブリ92の構造は第1回転軸アセンブリ91と類似し、第2回転軸アセンブリ92の構造および機能、ならびに他の構造との協働については、第1回転軸アセンブリ91を参照することができ、ここでは第2回転軸アセンブリ92に対して詳細な説明を省略する。ここで、第2回転軸アセンブリ92の構造構成のみを列挙する。図12図14図15及び図16を参照すると、第2回転軸アセンブリ92は回転軸921、第1位置決めスライダ922、バネ923、第2位置決めスライダ924、回転アーム925及び接続軸926を含むことができる。回転軸921は係合部9211、枢着部9212、ネジ部9213及び摺動部9214を含むことができる。
【0058】
第1位置決めスライダ922に当接ブロック9221が設置され、当接ブロック9221は第1回転アセンブリ91の側に延伸して設置される。当接ブロック9221は、支持板82例えば第2当接部824に当接されることに用いられる。
【0059】
第2位置決めスライダ924に当接ブロック9241が設置され、当接ブロック9241は第1回転アセンブリ91の側に延伸して設置される。当接ブロック9241は、支持板82例えば第3当接部825に当接されることに用いられる。第2位置決めスライダ924の第1位置決めスライダ922に向かう側は内側に凹んで制限溝を形成され、リンクアセンブリ93に対して空間が作られ、回転軸921が制限された角度範囲内で回転できるようにし、電子装置000が半分に折り畳まれた状態から平らにすることができ、電子装置000が逆方向に折り畳まれて電子装置000が破損することを防止することができる。
【0060】
回転アーム925は、接続アーム(例えば第1接続アーム9251および第2接続アーム9252)と回動接続部9253とを含むことができる。接続アームは1つまたは複数であってもよい。例えば接続アームは2つであってもよく、それぞれ第1接続アーム9251および第2接続アーム9252である。
【0061】
第1接続アーム9251に係合孔9254が設置され、接続軸926に係合されることに用いられる。第2接続アーム9252に係合孔9255が設置され、接続軸926に係合されることに用いられる。
【0062】
回動接続部9253に当接ブロック9256が設置され、当接ブロック9256は第1回転アセンブリ91の側に延伸される。当接ブロック9256は、支持板82例えば第1当接部823に当接されることに用いられる。
【0063】
接続軸926は接続部材20の第1緩衝アーム221及び第2緩衝アーム222に接続されることに用いられる。接続軸926は第1緩衝アーム221の第1ストリップ状の貫通孔2211に設置されて第1緩衝アーム221に係合されることができ、第2緩衝アーム222の第2ストリップ状の貫通孔2221に設置されて第2緩衝アーム222に係合されることができる。接続軸926は、第1ストリップ止の貫通孔2211及び第2ストリップ止の貫通孔2221にそれぞれ摺動するようにする。第1緩衝アーム221及び第2緩衝アーム222が接続軸926の軸回りに回転すると、接続軸926が回転するように駆動することができる。
【0064】
リンクアセンブリ93は2つのリンク部材を含むことができ、それぞれ第1リンク部材931及び第2リンク部材932である。第1リンク部材931は第1囲い板813と第1分割板816との間に位置され、且つ回転軸911のネジ部9113に螺合され、且つ回転軸921のネジ部9213に螺合される。第2リンク部材932は第1分割板816と第2分割板817との間に位置され、且つそれぞれ回転軸911の摺動部9114に回転可能に接続され、回転軸921の摺動部9214に回転可能に接続される。これにより摺動部9114で回転軸911の軸方向に沿って第2リンク部材932を摺動させ、第2リンク部材932が回転軸911の方向に回転することができ、摺動部9214で回転軸921の軸方向に沿って第2リンク部材932を摺動させ、第2リンク部材932が回転軸921の方向に回転することができる。第2リンク部材932が回転軸911と係合する部位はバネ913と第2位置決めスライダ914との間に位置される。第2リンク部材932が回転軸921と係合する部位はバネ923と第2位置決めスライダ924との間に位置される。
【0065】
第2リンク部材932が回転軸911と係合する部位は第2位置決めスライダ914側に向かって突出して位置決め突起が設置され、それにより制限溝と協働し、回転軸911が制限された角度範囲内で回転することを実現し、電子装置000が半分に折り畳まれた状態から平らになり、電子装置000が逆方向に折り畳まれて電子装置000を破損することを防止することができる。
【0066】
第2リンク部材932が回転軸921と係合する部位は第2位置決めスライダ924側に向かって突出して位置決め突起が設置され、それにより制限溝と協働し、回転軸921が制限された角度範囲内で回転することを実現し、電子装置000が半分に折り畳まれた状態から平らになり、電子装置000が逆方向に折り畳まれて電子装置000を破損することを防止することができる。
【0067】
理解できるように、回転アーム915及び回転アーム916の回転により、回転軸911及び回転軸921が同時に回転し、それにより回転軸911及び第1リンク部材921が螺合して回転し、回転軸921及び第1リンク部材931が螺合して回転し、更に回転軸911及び回転軸921が軸方向に同期して移動できる。回転軸911は第1位置決めスライダ912を駆動して第2位置決めスライダ914側に移動し、さらにバネ913を圧縮する。バネ913の作用により、回転軸911が逆方向に移動し、回転軸911の安定を維持する。回転軸921は第1位置決めスライダ922を駆動して第2位置決めスライダ924側に移動し、さらにバネ923を圧縮する。バネ923の作用により、回転軸921が逆方向に移動し、回転軸921の安定を維持し、さらに電子装置000の安定性を向上させる。回転軸911及び回転軸921が回転する時、当接ブロック9156、当接ブロック9256、当接ブロック9121、当接ブロック9221、当接ブロック9141、当接ブロック9241が同時に回転し、さらに支持板82を駆動して移動させ、表示アセンブリ900に対する支持作用を実現する。回動アーム915と回動アーム926の回動により、回動アーム915と緩衝アームとの距離が変化し、それにより接続軸916がストリップ状の貫通孔例えば第1ストリップ状の貫通孔2211及び第2ストリップ状の貫通孔2221内で摺動する。回動アーム925と緩衝アームとの距離が変化し、それにより接続軸926がストリップ状の貫通孔例えば第1ストリップ状の貫通孔2211及び第2ストリップ状の貫通孔2221内で摺動する。
【0068】
理解できるように、第1位置決めスライダ922、バネ923、第2位置決めスライダ924及び第2リンクアセンブリ932は弾性アセンブリを構成して回転軸921の安定を維持することができる。第1位置決めスライダ912、バネ913、第2位置決めスライダ914及び第2リンクアセンブリ932は弾性アセンブリを構成して回転軸921の安定を維持することができる。また、図11に示すように、回転軸911と回転軸921とは支持板82の対向する2辺に配置される。
【0069】
図1を参照すると、表示モジュール900はフレキシブルディスプレイスクリーンであってもよく、それは柔軟な材料で製造され、可変型の可撓性表示装置である。それは、情報を表示するために第1筐体200及び第2筐体300に埋め込むことができる。表示モジュール900は一体構造であってもよく、当然ながら、表示モジュール900は2つのフレキシブルディスプレイスクリーンの組み合わせであってもよく、2つのフレキシブルディスプレイスクリーンはそれぞれ第1筐体200及び第2筐体300に埋め込まれる。すなわち、2つのフレキシブルディスプレイスクリーンの1つは第1筐体200に埋め込まれ、2つのフレキシブルディスプレイスクリーンの他の1つは第2筐体300に埋め込まれる。
【0070】
図17を参照すると、それは本発明の他の実施例に係る電子装置000の構造模式図を開示する。電子装置000は、第1筐体200と、第2筐体300と、第3筐体400と、折り畳みアセンブリ500と、表示モジュール900と、を含むことができる。ここで、第1筐体200と第2筐体300との間に折り畳みアセンブリ500が設置され、それにより第1筐体200と第2筐体300との間が折り畳むことができる。第2筐体300と第3筐体400との間に折り畳みアセンブリ500が設置され、それにより第2筐体300と第3筐体400との間が折り畳むことができる。表示モジュール900は第1筐体200、第2筐体300、第3筐体400及び折り畳みアセンブリ500に設置され、情報を表示することに用いられる。
【0071】
さらに、本発明の実施例はさらに電子装置を提供し、図18を参照すると、それは本発明における電子装置600の実施例の構造概略図である。該電子装置600は携帯電話、タブレットパソコン、ノートパソコン及びウェアラブル装置等であってもよい。本実施例の図は携帯電話を例に説明する。電子機器600の構造は、RF回路610、メモリ620、入力ユニット630、表示ユニット640(すなわち、上記実施例における表示モジュール900)、センサ650、オーディオ回路660、wifiモジュール670、プロセッサ680、電源690などを含むことができる。ここで、RF回路610、メモリ620、入力ユニット630、表示ユニット640、センサ650、オーディオ回路660、およびwifiモジュール670は、プロセッサ680にそれぞれ接続される。電源690は電子装置600全体に電気エネルギーを供給することに用いられる。
【0072】
具体的には、RF回路610は、信号を送受信することに用いられる。メモリ620はデータ命令情報を記憶することに用いられる。入力ユニット630は情報を入力することに用いられ、具体的にタッチパネル631及び操作ボタン等の他の入力装置632を含むことができる。表示ユニット640は表示パネル641等を含むことができる。センサ650は赤外線センサ、レーザセンサー等を含み、ユーザーの接近信号、距離信号等を検出することに用いられる。スピーカ661およびマイクロフォン(またはマイクロフォン、または受信機アセンブリ)662は、オーディオ回路660を介してプロセッサ680に接続され、音声信号を受信および送信することに用いられる。wifiモジュール670はwifi信号を受信して送信することに用いられる。プロセッサ680は電子装置600のデータ情報を処理することに用いられる。
【0073】
以上は本発明の実施例に過ぎず、それによって本発明の特許範囲を制限するものではなく、本発明の明細書及び図面の内容を利用して行われる等価構造又は等価プロセス変換、又は他の関連する技術分野に直接又は間接的に適用されるものは、いずれも同様に本発明の特許請求の範囲内に含まれる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
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図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18