(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-17
(45)【発行日】2024-06-25
(54)【発明の名称】情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/087 20230101AFI20240618BHJP
G06Q 30/0601 20230101ALI20240618BHJP
B65G 1/137 20060101ALI20240618BHJP
【FI】
G06Q10/087
G06Q30/0601 338
B65G1/137 A
(21)【出願番号】P 2022126981
(22)【出願日】2022-08-09
(62)【分割の表示】P 2017040121の分割
【原出願日】2017-03-03
【審査請求日】2022-08-09
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100134430
【氏名又は名称】加藤 卓士
(72)【発明者】
【氏名】金野 大
(72)【発明者】
【氏名】岩元 浩太
(72)【発明者】
【氏名】多賀 可菜子
【審査官】小山 和俊
(56)【参考文献】
【文献】特開2001-088912(JP,A)
【文献】特開2010-222098(JP,A)
【文献】特開2010-235222(JP,A)
【文献】国際公開第2015/079622(WO,A1)
【文献】特開2004-196553(JP,A)
【文献】特開2010-277264(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
B65G 1/137
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
商品棚を撮像する少なくとも1つの撮像手段と、
前記撮像手段を移動させる移動手段と、
前記商品棚における商品の陳列状態を検知するセンサからの情報と、POS(Point of Sales)システムからの情報とに基づいて、前記撮像手段の撮像および前記移動手段による前記撮像手段の移動のタイミングを制御する制御手段と、
を備え
、
前記制御手段は、前記センサからの情報と前記POSシステムからの情報とに基づいて、前記商品棚の状態変化を検出した後のタイミングで前記撮像および移動を制御する情報処理システム。
【請求項2】
商品棚を撮像する少なくとも1つの撮像手段と、
前記撮像手段を移動させる移動手段と、
前記商品棚における商品の陳列状態を検知するセンサからの情報と、POS(Point of Sales)システムからの情報とに基づいて、前記撮像手段の撮像および前記移動手段による前記撮像手段の移動のタイミングを制御する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記センサからの情報と前記POSシステムからの情報とに基づいて、店舗内に陳列されている商品の販売可能期限から所定時間前のタイミングで前記撮像および移動を制御す
る情報処理システム。
【請求項3】
前記制御手段は、前記センサからの情報と前記POSシステムからの情報とに基づいて、商品を販売した後のタイミングで前記撮像および移動を制御する請求項1
または2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
商品棚を撮像する少なくとも1つの撮像手段と、
前記撮像手段を移動させる移動手段と、
前記商品棚における商品の陳列状態を検知するセンサからの情報と、POS(Point of Sales)システムからの情報とに基づいて、前記撮像手段の撮像および前記移動手段による前記撮像手段の移動のタイミングを制御する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、店舗内の監視カメラからの情報に基づいて、客が所定の商品棚の周辺に集中したことを検出した後のタイミングで前記撮像および移動を制御す
る情報処理システム。
【請求項5】
前記制御手段は、店舗周辺のイベント開始前の所定時間帯における前記撮像手段による撮像および前記移動手段による移動の間隔を短くする請求項1乃至
4のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【請求項6】
商品棚を撮像する少なくとも1つの撮像手段と、
前記撮像手段を移動させる移動手段と、
前記商品棚における商品の陳列状態を検知するセンサからの情報と、POS(Point of Sales)システムからの情報とに基づいて、前記撮像手段の撮像および前記移動手段による前記撮像手段の移動のタイミングを制御する制御手段と、
バックルームに商品の在庫があるか否かを判定する在庫判定手段
と、
を備え、
前記制御手段は、前記在庫判定手段による判定結果に基づいて、前記撮像および前記移動を制御す
る情報処理システム。
【請求項7】
前記在庫判定手段により在庫がないと判定された場合、前記制御手段は、前記撮像および前記移動の制御を抑制する請求項
6に記載の情報処理システム。
【請求項8】
前記移動手段は、店舗に設置されたレールを含む請求項1乃至
7のいずれか1項に記載の情報処理システム。
【請求項9】
前記レールは、前記店舗の天井に設置されている請求項
8に記載の情報処理システム。
【請求項10】
商品棚を撮像する少なくとも1つの撮像手段と、
前記撮像手段を移動させる移動手段と、
を備えた情報処理システムの制御方法であって、
制御手段が、前記商品棚における商品の陳列状態を検知するセンサからの情報と、POS(Point of Sales)システムからの情報とに基づいて、前記撮像手段の撮像および前記移動手段による前記撮像手段の移動のタイミングを制御する制御ステップを含み
、
前記制御ステップでは、前記センサからの情報と前記POSシステムからの情報とに基づいて、前記商品棚の状態変化を検出した後のタイミングで前記撮像および移動を制御する情報処理システムの制御方法。
【請求項11】
商品棚を撮像する少なくとも1つの撮像手段と、
前記撮像手段を移動させる移動手段と、
を備えた情報処理システムの制御方法であって、
制御手段が、前記商品棚における商品の陳列状態を検知するセンサからの情報と、POS(Point of Sales)システムからの情報とに基づいて、前記撮像手段の撮像および前記移動手段による前記撮像手段の移動のタイミングを制御する制御ステップを含み、
前記制御ステップでは、前記センサからの情報と前記POSシステムからの情報とに基づいて、店舗内に陳列されている商品の販売可能期限から所定時間前のタイミングで前記撮像および移動を制御す
る情報処理システムの制御方法。
【請求項12】
商品棚を撮像する少なくとも1つの撮像手段と、
前記撮像手段を移動させる移動手段と、
を備えた情報処理システムの制御方法であって、
制御手段が、前記商品棚における商品の陳列状態を検知するセンサからの情報と、POS(Point of Sales)システムからの情報とに基づいて、前記撮像手段の撮像および前記移動手段による前記撮像手段の移動のタイミングを制御する制御ステップを含み、
前記制御ステップでは、店舗内の監視カメラからの情報に基づいて、客が所定の商品棚の周辺に集中したことを検出した後のタイミングで前記撮像および移動を制御す
る情報処理システムの制御方法。
【請求項13】
商品棚を撮像する少なくとも1つの撮像手段と、
前記撮像手段を移動させる移動手段と、
を備えた情報処理システムの制御方法であって、
制御手段が前記商品棚における商品の陳列状態を検知するセンサからの情報と、POS(Point of Sales)システムからの情報とに基づいて、前記撮像手段の撮像および前記移動手段による前記撮像手段の移動のタイミングを制御する制御ステップと、
バックルームに商品の在庫があるか否かを判定する在庫判定ステップ
と、
を含み、
前記制御ステップでは、前記在庫判定ステップにおける判定結果に基づいて、前記撮像および前記移動を制御す
る情報処理システムの制御方法。
【請求項14】
商品棚を撮像する少なくとも1つの撮像手段と、
前記撮像手段を移動させる移動手段と、
を備えた情報処理システムにおいて、
前記商品棚における商品の陳列状態を検知するセンサからの情報と、POS(Point of Sales)システムからの情報とに基づいて、前記撮像手段の撮像および前記移動手段による前記撮像手段の移動のタイミングを制御する制御ステップを実行させる情報処理プログラムであって
、
前記制御ステップでは、前記センサからの情報と前記POSシステムからの情報とに基づいて、前記商品棚の状態変化を検出した後のタイミングで前記撮像および移動を制御する情報処理プログラム。
【請求項15】
商品棚を撮像する少なくとも1つの撮像手段と、
前記撮像手段を移動させる移動手段と、
を備えた情報処理システムにおいて、
前記商品棚における商品の陳列状態を検知するセンサからの情報と、POS(Point of Sales)システムからの情報とに基づいて、前記撮像手段の撮像および前記移動手段による前記撮像手段の移動のタイミングを制御する制御ステップを実行させる情報処理プログラムであって、
前記制御ステップでは、前記センサからの情報と前記POSシステムからの情報とに基づいて、店舗内に陳列されている商品の販売可能期限から所定時間前のタイミングで前記撮像および移動を制御す
る情報処理プログラム。
【請求項16】
商品棚を撮像する少なくとも1つの撮像手段と、
前記撮像手段を移動させる移動手段と、
を備えた情報処理システムにおいて、
制御手段が、前記商品棚における商品の陳列状態を検知するセンサからの情報と、POS(Point of Sales)システムからの情報とに基づいて、前記撮像手段の撮像および前記移動手段による前記撮像手段の移動のタイミングを制御する制御ステップを実行させる情報処理プログラムであって、
前記制御ステップでは、店舗内の監視カメラからの情報に基づいて、客が所定の商品棚の周辺に集中したことを検出した後のタイミングで前記撮像および移動を制御す
る情報処理プログラム。
【請求項17】
商品棚を撮像する少なくとも1つの撮像手段と、
前記撮像手段を移動させる移動手段と、
を備えた情報処理システムにおいて、
前記商品棚における商品の陳列状態を検知するセンサからの情報と、POS(Point of Sales)システムからの情報とに基づいて、前記撮像手段の撮像および前記移動手段による前記撮像手段の移動のタイミングを制御する制御ステップと、
バックルームに商品の在庫があるか否かを判定する在庫判定ステップ
と、
を実行させる情報処理プログラムであって、
前記制御ステップでは、前記在庫判定ステップにおける判定結果に基づいて、前記撮像および前記移動を制御す
る情報処理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
上記技術分野において、特許文献1には、商品棚を撮影して商品が適切に配置されているかチェックする技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記文献に記載の技術では、カメラの撮像および移動のタイミングを考慮していないので、より効率的に店舗運営をすることができなかった。
【0005】
本発明の目的は、上述の課題を解決する技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理システムは、
商品棚を撮像する少なくとも1つの撮像手段と、
前記撮像手段を移動させる移動手段と、
前記商品棚における商品の陳列状態を検知するセンサからの情報と、POS(Point of Sales)システムからの情報とに基づいて、前記撮像手段の撮像および前記移動手段による前記撮像手段の移動のタイミングを制御する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記センサからの情報と前記POSシステムからの情報とに基づいて、前記商品棚の状態変化を検出した後のタイミングで前記撮像および移動を制御する情報処理システムである。
上記目的を達成するため、本発明に係る他の情報処理システムは、
商品棚を撮像する少なくとも1つの撮像手段と、
前記撮像手段を移動させる移動手段と、
前記商品棚における商品の陳列状態を検知するセンサからの情報と、POS(Point of Sales)システムからの情報とに基づいて、前記撮像手段の撮像および前記移動手段による前記撮像手段の移動のタイミングを制御する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記センサからの情報と前記POSシステムからの情報とに基づいて、店舗内に陳列されている商品の販売可能期限から所定時間前のタイミングで前記撮像および移動を制御する情報処理システムである。
上記目的を達成するため、本発明に係る他の情報処理システムは、
商品棚を撮像する少なくとも1つの撮像手段と、
前記撮像手段を移動させる移動手段と、
前記商品棚における商品の陳列状態を検知するセンサからの情報と、POS(Point of Sales)システムからの情報とに基づいて、前記撮像手段の撮像および前記移動手段による前記撮像手段の移動のタイミングを制御する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、店舗内の監視カメラからの情報に基づいて、客が所定の商品棚の周辺に集中したことを検出した後のタイミングで前記撮像および移動を制御する情報処理システム。
上記目的を達成するため、本発明に係る他の情報処理システムは、
商品棚を撮像する少なくとも1つの撮像手段と、
前記撮像手段を移動させる移動手段と、
前記商品棚における商品の陳列状態を検知するセンサからの情報と、POS(Point of Sales)システムからの情報とに基づいて、前記撮像手段の撮像および前記移動手段による前記撮像手段の移動のタイミングを制御する制御手段と、 バックルームに商品の在庫があるか否かを判定する在庫判定手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記在庫判定手段による判定結果に基づいて、前記撮像および前記移動を制御する情報処理システムである。
【0008】
上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理システムの制御方法は、
商品棚を撮像する少なくとも1つの撮像手段と、
前記撮像手段を移動させる移動手段と、
を備えた情報処理システムの制御方法であって、
制御手段が、前記商品棚における商品の陳列状態を検知するセンサからの情報と、POS(Point of Sales)システムからの情報とに基づいて、前記撮像手段の撮像および前記移動手段による前記撮像手段の移動のタイミングを制御する制御ステップを含み、
前記制御ステップでは、前記センサからの情報と前記POSシステムからの情報とに基づいて、前記商品棚の状態変化を検出した後のタイミングで前記撮像および移動を制御する情報処理システムの制御方法である。
上記目的を達成するため、本発明に係る他の情報処理システムの制御方法は、
商品棚を撮像する少なくとも1つの撮像手段と、
前記撮像手段を移動させる移動手段と、
を備えた情報処理システムの制御方法であって、
制御手段が、前記商品棚における商品の陳列状態を検知するセンサからの情報と、POS(Point of Sales)システムからの情報とに基づいて、前記撮像手段の撮像および前記移動手段による前記撮像手段の移動のタイミングを制御する制御ステップを含み、
前記制御ステップでは、前記センサからの情報と前記POSシステムからの情報とに基づいて、店舗内に陳列されている商品の販売可能期限から所定時間前のタイミングで前記撮像および移動を制御する情報処理システムの制御方法である。
上記目的を達成するため、本発明に係る他の情報処理システムの制御方法は、
商品棚を撮像する少なくとも1つの撮像手段と、
前記撮像手段を移動させる移動手段と、
を備えた情報処理システムの制御方法であって、
制御手段が、前記商品棚における商品の陳列状態を検知するセンサからの情報と、POS(Point of Sales)システムからの情報とに基づいて、前記撮像手段の撮像および前記移動手段による前記撮像手段の移動のタイミングを制御する制御ステップを含み、
前記制御ステップでは、店舗内の監視カメラからの情報に基づいて、客が所定の商品棚の周辺に集中したことを検出した後のタイミングで前記撮像および移動を制御する情報処理システムの制御方法である。
上記目的を達成するため、本発明に係る他の情報処理システムの制御方法は、
商品棚を撮像する少なくとも1つの撮像手段と、
前記撮像手段を移動させる移動手段と、
を備えた情報処理システムの制御方法であって、
制御手段が前記商品棚における商品の陳列状態を検知するセンサからの情報と、POS(Point of Sales)システムからの情報とに基づいて、前記撮像手段の撮像および前記移動手段による前記撮像手段の移動のタイミングを制御する制御ステップと、
バックルームに商品の在庫があるか否かを判定する在庫判定ステップと、
を含み、
前記制御ステップでは、前記在庫判定ステップにおける判定結果に基づいて、前記撮像および前記移動を制御する情報処理システムの制御方法である。
【0009】
上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理プログラムは、
商品棚を撮像する少なくとも1つの撮像手段と、
前記撮像手段を移動させる移動手段と、
を備えた情報処理システムにおいて、
前記商品棚における商品の陳列状態を検知するセンサからの情報と、POS(Point of Sales)システムからの情報とに基づいて、前記撮像手段の撮像および前記移動手段による前記撮像手段の移動のタイミングを制御する制御ステップを実行させる情報処理プログラムであって、
前記制御ステップでは、前記センサからの情報と前記POSシステムからの情報とに基づいて、前記商品棚の状態変化を検出した後のタイミングで前記撮像および移動を制御する情報処理プログラムである。
上記目的を達成するため、本発明に係る他の情報処理プログラムは、
商品棚を撮像する少なくとも1つの撮像手段と、
前記撮像手段を移動させる移動手段と、
を備えた情報処理システムにおいて、
前記商品棚における商品の陳列状態を検知するセンサからの情報と、POS(Point of Sales)システムからの情報とに基づいて、前記撮像手段の撮像および前記移動手段による前記撮像手段の移動のタイミングを制御する制御ステップを実行させる情報処理プログラムであって、
前記制御ステップでは、前記センサからの情報と前記POSシステムからの情報とに基づいて、店舗内に陳列されている商品の販売可能期限から所定時間前のタイミングで前記撮像および移動を制御する情報処理プログラムである。
上記目的を達成するため、本発明に係る他の情報処理プログラムは、
商品棚を撮像する少なくとも1つの撮像手段と、
前記撮像手段を移動させる移動手段と、
を備えた情報処理システムにおいて、
制御手段が、前記商品棚における商品の陳列状態を検知するセンサからの情報と、POS(Point of Sales)システムからの情報とに基づいて、前記撮像手段の撮像および前記移動手段による前記撮像手段の移動のタイミングを制御する制御ステップを実行させる情報処理プログラムであって、
前記制御ステップでは、店舗内の監視カメラからの情報に基づいて、客が所定の商品棚の周辺に集中したことを検出した後のタイミングで前記撮像および移動を制御する情報処理プログラムである。
上記目的を達成するため、本発明に係る他の情報処理プログラムは、
商品棚を撮像する少なくとも1つの撮像手段と、
前記撮像手段を移動させる移動手段と、
を備えた情報処理システムにおいて、
前記商品棚における商品の陳列状態を検知するセンサからの情報と、POS(Point of Sales)システムからの情報とに基づいて、前記撮像手段の撮像および前記移動手段による前記撮像手段の移動のタイミングを制御する制御ステップと、
バックルームに商品の在庫があるか否かを判定する在庫判定ステップと、
を実行させる情報処理プログラムであって、
前記制御ステップでは、前記在庫判定ステップにおける判定結果に基づいて、前記撮像および前記移動を制御する情報処理プログラムである。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、より効率的に店舗運営をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本発明の第1実施形態に係る情報処理システムの構成を示すブロック図である。
【
図2】本発明の第2実施形態に係る情報処理システムの概略を説明する図である。
【
図3】本発明の第2実施形態に係る情報処理システムの構成を示すブロック図である。
【
図4】本発明の第2実施形態に係る情報処理システムに含まれる情報処理装置の備える制御テーブルの一例を示す図である。
【
図5】本発明の第2実施形態に係る情報処理システムに含まれる情報処理装置のハードウェア構成を説明するブロック図である。
【
図6】本発明の第2実施形態に係る情報処理システムに含まれる情報処理装置の処理手順を説明するフローチャートである。
【
図7】本発明の第3実施形態に係る情報処理システムの構成を示すブロック図である。
【
図8】本発明の第3実施形態に係る情報処理システムに含まれる情報処理装置の備える在庫テーブルの一例を示す図である。
【
図9】本発明の第3実施形態に係る情報処理システムに含まれる情報処理装置のハードウェア構成を説明するブロック図である。
【
図10】本発明の第3実施形態に係る情報処理システムに含まれる情報処理装置の処理手順を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を参照して、例示的に詳しく説明記載する。ただし、以下の実施の形態に記載されている、構成、数値、処理の流れ、機能要素などは一例に過ぎず、その変形や変更は自由であって、本発明の技術範囲を以下の記載に限定する趣旨のものではない。
【0013】
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態としての情報処理システム100について、
図1を用いて説明する。情報処理システム100は、所定のタイミングで撮像部の撮像および移動を制御するシステムである。
【0014】
図1に示すように、情報処理システム100は、撮像部101と、移動部102と、制御部103と、を含む。撮像部101は、商品棚を撮像する。撮像部101は、少なくとも1つある。移動部102は、撮像部101を移動させる。制御部103は、所定のタイミングで、撮像部101による撮像および移動部102による移動を制御する。
【0015】
本実施形態によれば、より効率的に店舗運営をすることができる。
【0016】
[第2実施形態]
次に本発明の第2実施形態に係る情報処理システム200について、
図2乃至
図6を用いて説明する。
図2は、本実施形態に係る情報処理システムの概略を説明する図である。情報処理システム200は、カメラ201、レール202および情報処理装置203を含む。
【0017】
カメラ201は店舗内の売場210をレール202に沿って移動可能となっている。また、カメラ201は、滑車などを含むアタッチメントを介してレール202に取り付けられている。情報処理装置203は、欠品商品222を検知するために、所定のタイミングでカメラ201を移動させて、商品棚221の画像を撮像するように制御する。なお、カメラ201が撮像する画像は静止画であるが、これには限られず、動画であってもよい。
【0018】
そして、カメラ201は、売場210にある商品棚221を撮像する。カメラ201は、撮像した商品棚221の画像を情報処理装置203へ送信する。商品棚221の画像を受信した情報処理装置203は、撮像した商品棚221の画像に基づいて、欠品商品222を検知する。
【0019】
なお、ここでは、レール202が、売場210の天井に設けられた例で説明をしたが、レール202は、例えば、商品棚221と壁との間に設けてもよい。また、商品棚221が背中合わせに配置されている場合には、商品棚221の間に設けてもよい。さらに、カメラ201は、横方向(水平方向)のみならず、縦方向(垂直方向)に移動可能であってもよい。
【0020】
図3は、本実施形態に係る情報処理システム200の構成を示すブロック図である。情報処理システム200は、撮像部301、移動部302および情報処理装置203を有する。撮像部301は、店舗内を移動して商品棚221の画像を撮像する。撮像部301が撮像する画像は静止画であるが、これには限定されず、動画であってもよい。また、撮像部301は、1つであっても、複数であってもよい。
【0021】
移動部302は、撮像部301を移動させる。移動部302は、例えば、店舗の天井に設けられたレール202を含み、撮像部301は、このレール202に沿って動くことにより、店舗内を移動する。撮像部301は、滑車などを含むアタッチメントなどを介して移動部302に取り付けられている。
【0022】
情報処理装置203は、タイミング生成部331と、制御部332とを有する。タイミング生成部331は、店舗における商品の出入に基づいて、店舗内を移動して商品棚221を撮像する撮像部301の撮像および移動のタイミングを生成する。つまり、タイミング生成部331は、商品の出入、例えば、商品が販売されたことや、商品が入荷されたことに基づいて、撮像部301が移動を開始したり、撮像を実施したりするためのトリガーとなるタイミングを生成する。
【0023】
タイミングは、例えば、商品棚221の状態変化を検出した後のタイミングである。具体的には、店舗への来店客が商品棚221から商品を手に取り、レジにおいて精算し、店外へ出ていった後のタイミングである。すなわち、商品が売れて、商品棚221から商品がなくなるので、商品棚221の商品の陳列状態に変化が生じる。このような場合に、例えば、商品棚221の商品の陳列状態を検知するセンサなどを設けておき、このセンサとPOS(Point of Sales)システムとを連動させておけば、商品棚221の状態変化を検出することが可能となる。したがって、タイミング生成部331は、撮像部301の撮像および移動を制御するためのタイミングとして、商品棚221の状態変化を検出した後のタイミングを生成する。
【0024】
また、他のタイミングは、店舗に商品が入荷されたタイミングである。店舗に商品が入荷されれば、店舗のバックルームに在庫として商品が保管されるため、欠品商品を検知することができれば、欠品商品を補充することができる。これとは反対に、バックルームに在庫商品がなければ、カメラ201を動かして、欠品商品を検知しても、補充すべき商品がバックルームに存在しないので、カメラ201を動かすことが無駄となってしまう。したがって、タイミング生成部331は、撮像部301の撮像および移動を制御するためのタイミングとして、商品が店舗に入荷されたタイミングを生成する。
【0025】
さらに、他のタイミングは、店舗内の売場210の商品棚221に陳列されている商品の販売可能期限、例えば、賞味期限や消費期限から所定時間前のタイミングである。例えば、コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどの店舗において、消費期限切れの商品を販売することは、様々な理由から店舗の評判を落とす原因となるので、消費期限切れ前に商品を入れ替えなければならない。したがって、商品棚221に陳列されている商品の販売可能期限から所定時間前にカメラ201を動かして、商品棚221の画像を撮像する。この場合、店員は、商品が入荷されると、入荷処理を行い、入荷商品名や商品数、入荷日時、販売可能期限などのデータをPOSシステムなどに入力するので、情報処理装置203は、ここで入力したデータを用いれば、商品の販売可能期限から所定時間前のタイミングを生成することができる。ここで、所定時間前は、例えば、5分前、10分前など、商品の入れ替えに要する時間などに基づいて決定されるが、所定時間前の決定方法はこれには限定されない。
【0026】
また、他のタイミングは、商品を販売した後のタイミング、すなわち、商品棚221に陳列された商品が来店客に売れた後のタイミングである。この場合も、情報処理装置203とPOSシステムとが連動していれば、情報処理装置203は、POSシステムから商品が販売されたという情報を受け取ったことをトリガーとして、タイミング生成部331が、タイミングを生成する。
【0027】
さらに、他のタイミングは、例えば、来店客が所定の商品棚221の周辺に集中したことを検出した後のタイミングである。このように、所定の商品棚221の前に、来店客が集中すると、その商品棚221にある商品が売れてしまい、欠品が生じている可能性が高くなる。よって、タイミング生成部331は、撮像部301の撮像および移動を制御するためのタイミングとして、このようなタイミングを生成する。これにより、情報処理装置203は、このようなタイミングで撮像部301を制御して商品棚221の画像を撮像するように制御できるようになる。この場合、店舗内の監視カメラの映像などから来店客の集中を検出するとともに、来店客が集中していた商品棚221を特定して、これらの情報を情報処理装置203に提供すれば、情報処理装置203が撮像部301を制御することができる。
【0028】
制御部332は、タイミング生成部331が生成したタイミングで撮像部301による撮像および移動部302による撮像部301の移動を制御する。制御部332は、撮像部301および移動部302に対して、店舗内の売場210のどの位置にある商品棚221を撮像するかについての信号を送信することにより、制御する。なお、移動部302は、店舗に設置されたレール202を含み、レール202は、例えば、店舗の天井に設置されている。
【0029】
また、制御部332は、店舗周辺のイベント開始前の所定時間帯における撮像部301による撮像および移動部302による移動の制御の間隔を短くする。店舗周辺でイベントが開催される前の所定の時間帯、例えば、1時間前~10分前には、来店客が集中することが予想され、欠品商品が発生する可能性が高い。したがって、このような事態に対処するために、この時間帯においては、制御部332は、撮像部301の制御の間隔を短くして、撮像部301が、頻繁に撮像および移動するように制御する。このように、制御の間隔を短くして、撮像部301を頻繁に移動させて、商品棚221を撮像すれば、欠品商品の検知が容易になる。
【0030】
なお、制御部332は、撮像部301に撮像すべき商品棚211が複数ある場合などには、撮像部301をどのように移動させるかを示す撮像部301の巡回ルートを決定してもよい。そして、制御部332は、決定した巡回ルートに沿って撮像部301を動かして、商品棚211を撮像するように制御してもよい。
【0031】
図4は、本実施形態に係る情報処理システム200に含まれる情報処理装置203の備える制御テーブル401の一例を示す図である。制御テーブル401は、カメラID(Identifier)411に関連付けて、タイミング412およびカメラ位置413を記憶する。カメラID411は、撮像部301としてのカメラを識別する識別子である。タイミング412は、撮像部301の移動や撮像を制御するタイミングである。カメラ位置413は、例えば、撮像部301の現在位置などの位置に関する情報である。情報処理装置203の制御部332は、例えば、制御テーブル401を参照し、撮像部301の撮像や移動を制御する。
【0032】
図5は、本実施形態に係る情報処理システムに含まれる情報処理装置203のハードウェア構成を説明するブロック図である。CPU(Central Processing Unit)510は、演算制御用のプロセッサであり、プログラムを実行することで
図3の情報処理装置203の機能構成部を実現する。CPU510は複数のプロセッサを有し、異なるプログラムやモジュール、タスク、スレッドなどを並行して実行してもよい。ROM(Read Only Memory)520は、初期データおよびプログラムなどの固定データおよびその他のプログラムを記憶する。また、ネットワークインタフェース530は、ネットワークを介して他の装置などと通信する。なお、CPU510は1つに限定されず、複数のCPUであっても、あるいは画像処理用のGPU(Graphics Processing Unit)を含んでもよい。また、ネットワークインタフェース530は、CPU510とは独立したCPUを有して、RAM(Random Access Memory)540の領域に送受信データを書き込みあるいは読み出しするのが望ましい。また、RAM540とストレージ550との間でデータを転送するDMAC(Direct Memory Access Controller)を設けるのが望ましい(図示なし)。さらに、入出力インタフェース560は、CPU510とは独立したCPUを有して、RAM540の領域に入出力データを書き込みあるいは読み出しするのが望ましい。したがって、CPU510は、RAM540にデータが受信あるいは転送されたことを認識してデータを処理する。また、CPU510は、処理結果をRAM540に準備し、後の送信あるいは転送はネットワークインタフェース530やDMAC、あるいは入出力インタフェース560に任せる。
【0033】
RAM540は、CPU510が一時記憶のワークエリアとして使用するランダムアクセスメモリである。RAM540には、本実施形態の実現に必要なデータを記憶する領域が確保されている。カメラID541は、店舗内にあるカメラを識別するための識別子である。タイミング542は、カメラ201の移動および撮像を制御するタイミングを表すデータである。棚番号543は、商品が陳列されている商品棚221の位置やバックルームにおける商品の保管場所を示すデータである。カメラ位置544は、カメラ201の現在位置などを表すデータである。これらのデータは、例えば、制御テーブル401から展開されたデータである。
【0034】
入出力データ545は、入出力インタフェース560を介して入出力されるデータである。送受信データ546は、ネットワークインタフェース530を介して送受信されるデータである。また、RAM540は、各種アプリケーションモジュールを実行するためのアプリケーション実行領域547を有する。
【0035】
ストレージ550には、データベースや各種のパラメータ、あるいは本実施形態の実現に必要な以下のデータまたはプログラムが記憶されている。ストレージ550は、制御テーブル401を格納する。制御テーブル401は、
図4に示した、カメラID411とタイミング412やカメラ位置413などとの関係を管理するテーブルである。
【0036】
ストレージ550は、さらに、タイミング生成モジュール551および制御モジュール552を格納する。
【0037】
タイミング生成モジュール551は、店舗内の商品の出入に基づいて、店舗内を移動して商品棚221を撮像する撮像部301の撮像および移動のタイミングを生成するモジュールである。制御モジュール552は、所定のタイミングで撮像部301による撮像および移動部302による移動を制御するモジュールである。これらのモジュール551~552は、CPU510によりRAM540のアプリケーション実行領域547に読み出され、実行される。制御プログラム553は、情報処理装置203の全体を制御するためのプログラムである。
【0038】
入出力インタフェース560は、入出力機器との入出力データをインタフェースする。入出力インタフェース560には、表示部561、操作部562、が接続される。また、入出力インタフェース560には、さらに、記憶媒体564が接続されてもよい。さらに、音声出力部であるスピーカ563や、音声入力部であるマイク(図示せず)、あるいは、GPS位置判定部が接続されてもよい。なお、
図5に示したRAM540やストレージ550には、情報処理装置203が有する汎用の機能や他の実現可能な機能に関するプログラムやデータは図示されていない。
【0039】
図6は、本実施形態に係る情報処理システム200の情報処理装置203の処理手順を説明するフローチャートである。このフローチャートは、
図5のCPU510がRAM540を使用して実行し、
図3の情報処理装置203の機能構成部を実現する。
【0040】
ステップS601において、情報処理装置203は、カメラ201の移動および撮像を制御するタイミングを生成する。ステップS603において、情報処理装置203は、カメラ201の移動および撮像を制御するタイミングが到来したか否かを判断する。タイミングが到来していない場合(ステップS603のNO)、情報処理装置203は、タイミングが到来するまで待機する。タイミングが到来している場合(ステップS603のYES)、情報処理装置203は、ステップS605へ進む。
【0041】
ステップS605において、情報処理装置203は、カメラ201の移動を制御して、所定の位置まで移動させる。ステップS607において、情報処理装置203は、カメラ201の移動が完了したか否かを判断する。カメラ201の移動が完了していない場合(ステップS607のNO)、情報処理装置203は、カメラ201の移動の制御を継続する。カメラ201の移動が完了した場合(ステップS607のYES)、情報処理装置203は、ステップS609に進む。
【0042】
ステップS609において、情報処理装置203は、カメラ201による撮像を制御して、商品棚211の画像を撮像する。ステップS611において、情報処理装置203は、カメラ201による撮像が完了したか否かを判断する。撮像が完了していない場合(ステップS611のNO)、情報処理装置203は、カメラ201による撮像の制御を継続する。撮像が完了した場合(ステップS611のYES)、情報処理装置203は、ステップS613へ進む。
【0043】
ステップS613において、情報処理装置203は、例えば、カメラ201を待機位置に移動させて、カメラ201を待機させて、処理を終了する。
【0044】
本実施形態によれば、所定のタイミングでカメラの移動および撮像を制御するので、カメラの撮像および移動を効率的に制御することができる。
【0045】
[第3実施形態]
次に本発明の第3実施形態に係る情報処理システムについて、
図7乃至
図10を用いて説明する。
図7は、本実施形態に係る情報処理システム700の構成を説明するための図である。本実施形態に係る情報処理システム700は、上記第2実施形態と比べると、情報処理装置が在庫判定部を有する点で異なる。その他の構成および動作は、第2実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
【0046】
情報処理装置703は、在庫判定部733を有する。在庫判定部733は、店舗のバックルームに商品の在庫があるか否かを判定する。そして、制御部332は、在庫判定部733による判定結果に基づいて、撮像部301の撮像および移動を制御する。例えば、バックルームに商品の在庫がない状態において、撮像部301を制御して、商品棚211を撮像して欠品商品を検知しても、補充すべき商品がバックルームに保管されていないため、撮像部301の制御が無駄になってしまう。したがって、在庫判定部733は、仮に所定のタイミングが到来していて、制御部332が、撮像部301を制御しなければならい状況にあったとしても、商品の在庫がなければ、撮像部301の制御を抑制する。
【0047】
図8は、本実施形態に係る情報処理システム700に含まれる情報処理装置703の備える在庫テーブル801の一例を示す図である。在庫テーブル801は、商品ID811に関連付けて在庫状況812を格納する。商品ID(Identifier)811は、商品を識別するための識別子である。在庫状況812は、商品の在庫の状況、例えば、残りの商品数や在庫の有無、入荷予定日時などに関する情報である。そして、情報処理装置703は、例えば、在庫テーブル801を参照して、撮像部301を制御する。
【0048】
図9は、本実施形態に係る情報処理システムに含まれる情報処理装置703のハードウェア構成を説明するブロック図である。RAM940は、CPU510が一時記憶のワークエリアとして使用するランダムアクセスメモリである。RAM940には、本実施形態の実現に必要なデータを記憶する領域が確保されている。在庫状況941は、商品の在庫状況に関するデータである。このデータは、例えば、在庫テーブル801から展開されたデータである。
【0049】
ストレージ950には、データベースや各種のパラメータ、あるいは本実施形態の実現に必要な以下のデータまたはプログラムが記憶されている。ストレージ950は、在庫テーブル801を格納する。在庫テーブル801は、
図8に示した、商品ID811と在庫状況812との関係を管理するテーブルである。
【0050】
ストレージ950は、さらに、在庫判定モジュール951を格納する。在庫判定モジュール951は、バックルームに商品の在庫があるか否かを判定するモジュールである。このモジュール951は、CPU510によりRAM540のアプリケーション実行領域547に読み出され、実行される。
【0051】
図10は、本実施形態に係る情報処理システム700の情報処理装置703の処理手順を説明するフローチャートである。このフローチャートは、
図9のCPU510がRAM540を使用して実行し、
図7の情報処理装置703の機能構成部を実現する。
【0052】
ステップS1001において、情報処理装置703は、商品の在庫の有無を判定する。商品の在庫がある場合(ステップS1001のYES)、情報処理装置703は、ステップS605に進む。商品の在庫がない場合(ステップS1001のNO)、情報処理装置703は、処理を終了して、撮像部301の移動や撮像の制御を行わない。
【0053】
本実施形態によれば、在庫の有無を判断するので、無駄な制御を減らすことができ、より効率的に欠品商品を検知することができる。
【0054】
[他の実施形態]
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。また、それぞれの実施形態に含まれる別々の特徴を如何様に組み合わせたシステムまたは装置も、本発明の範疇に含まれる。
【0055】
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用されてもよいし、単体の装置に適用されてもよい。さらに、本発明は、実施形態の機能を実現する情報処理プログラムが、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給される場合にも適用可能である。したがって、本発明の機能をコンピュータで実現するために、コンピュータにインストールされるプログラム、あるいはそのプログラムを格納した媒体、そのプログラムをダウンロードさせるWWW(World Wide Web)サーバも、本発明の範疇に含まれる。特に、少なくとも、上述した実施形態に含まれる処理ステップをコンピュータに実行させるプログラムを格納した非一時的コンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)は本発明の範疇に含まれる。