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特許7506014歴史的なストリートシーンをクエリするための方法、装置、電子デバイス、コンピュータ可読記憶媒体及びコンピュータプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-17
(45)【発行日】2024-06-25
(54)【発明の名称】歴史的なストリートシーンをクエリするための方法、装置、電子デバイス、コンピュータ可読記憶媒体及びコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 16/587 20190101AFI20240618BHJP
   G06F 16/532 20190101ALI20240618BHJP
【FI】
G06F16/587
G06F16/532
【請求項の数】 15
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2021048631
(22)【出願日】2021-03-23
(65)【公開番号】P2022031622
(43)【公開日】2022-02-22
【審査請求日】2021-12-08
(31)【優先権主張番号】202010955587.7
(32)【優先日】2020-09-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】514322098
【氏名又は名称】ベイジン バイドゥ ネットコム サイエンス テクノロジー カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】Beijing Baidu Netcom Science Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】2/F Baidu Campus, No.10, Shangdi 10th Street, Haidian District, Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】110000914
【氏名又は名称】弁理士法人WisePlus
(72)【発明者】
【氏名】バイ, グォツァイ
(72)【発明者】
【氏名】リー, ハオ
【審査官】長 由紀子
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2014/0297575(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2018/0253621(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2016/0140144(US,A1)
【文献】第2特集 無料地図系サービス完全ガイド 画期的な地図機能「ストリートビュー」で現地の雰囲気をリアル体験!,Mr.PC,第10巻 第3号,日本,株式会社晋遊舎,2019年01月24日,pp.71
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 16/00-958
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
歴史的なストリートシーンをクエリするための方法であって、
歴史的なストリートビュークエリ要求を受信し、前記歴史的なストリートビュークエリ要求に従って目標位置点を決定するステップであって、前記目標位置点に対応してストリートビュー画像が記録されており、前記歴史的なストリートビュークエリ要求には目標位置点の位置情報、方向情報、高さ情報、主要/補助道路の差異情報およびトンネル内部マーキング情報が含まれる、ステップと、
前記目標位置点から予め設定された距離以下の、歴史的なストリートビュー画像を記録した複数位置点を、第1位置点として決定するステップであって、前記予め設定された距離には、水平面上の水平距離と、空間内の高さ距離とが含まれる、ステップと、
前記第1位置点のうちの、対応して記録された歴史的なストリートビュー画像と前記目標位置点に対応して記録されたストリートビュー画像との収集方向が一致するとともに高さ距離が一致する位置点を、第2位置点として決定するステップであって、前記収集方向は、対応するストリートビュー画像の撮影された方向である、ステップと、
前記第2位置点で記録された、対応するタイムライン情報に従って配列された歴史的なストリートビュー画像をクエリの結果として前記歴史的なストリートビュークエリ要求の開始側に返送するステップと、を含み、
前記タイムライン情報は、
前記第2位置点をインデックスとして、対応する各ストリートビュー画像に追加された、収集時間を記録するための時間ラベルをクエリすることと、
各時間ラベルを時間軸に従って配列することによって、タイムラインを形成することと、によって取得される、
歴史的なストリートシーンをクエリするための方法。
【請求項2】
ストリートビュー画像収集車両により収集されたストリートビュー画像を取得するステップと、
前記ストリートビュー画像に収集位置を記録する位置ラベルと収集方向の方向ラベルを追加するステップと、
前記方向ラベルに従ってストリートビュー画像と対応する収集方向の間のインデックス関係を作成するステップと、
前記位置ラベルに従ってストリートビュー画像と対応する位置点との間のインデックス関係を作成し、作成されたインデックス関係に従って位置点に対応する歴史的なストリートビュー画像と歴史的なストリートビュー画像に対応する収集方向を決定する請求項1に記載の方法。
【請求項3】
異なるタイムラインでストリートビュー画像をそれぞれ記録する少なくとも2つの第2位置点が存在するのに応答し、各前記第2位置点のそれぞれに対応する記録ストリートビュー画像のタイムライン情報を取得するステップをさらに含み、
前記第2位置点で記録された歴史的なストリートビュー画像を返却するステップは、
各前記第2位置点で記録された対応するタイムライン情報に従って配列する歴史的なストリートビュー画像を返却するステップを含む請求項1に記載の方法。
【請求項4】
各前記第2位置点で記録されたそれぞれに対応するタイムライン情報に従って配列する歴史的なストリートビュー画像を返却した後、
送信してきた目標タイムラインが含まれた選択情報を受信するステップと、
タイムラインが前記目標タイムラインの第2位置点を所望位置点として決定するステップと、
前記所望位置点で記録されたタイムライン情報に従って配列する歴史的なストリートビュー画像を返却するステップと、をさらに含む請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記目標位置点から予め設定された距離以下の、歴史的なストリートビュー画像を記録した位置点を、第1位置点として決定するステップは、
前記歴史的なストリートビュークエリ要求に応じて前記目標位置点の実際の水平位置と実際の高さを決定するステップと、
水平面で前記実際の水平位置から第1の予め設定された距離以下の、歴史的なストリートビュー画像を記録した位置点を、水平周辺位置点として決定するステップと、
前記水平周辺位置点のうちの、高さと前記実際の高さとの差が第2の予め設定された距離以下の位置点を、前記第1位置点として決定するステップと、を含む請求項1に記載の方法。
【請求項6】
ユーザーがアップロードした自分撮りストリートビュー画像を受信するステップと、
前記ユーザーが前記自分撮りストリートビュー画像のために追加する位置情報、方向情報、時間情報を受信するステップと、
前記ユーザーが追加した位置情報、方向情報及び時間情報に従って対応する自分撮りストリートビュー画像をストリートビュー画像データベースに補足し、前記自分撮りストリートビュー画像のためにユーザーアップロードタグを追加するステップと、をさらに含む請求項1~5のいずれかに記載の方法。
【請求項7】
歴史的なストリートシーンをクエリするための装置であって、
歴史的なストリートビュークエリ要求を受信し、前記歴史的なストリートビュークエリ要求に従って目標位置点を決定するように構成されるクエリ要求受信及び目標位置点決定ユニットであって、前記目標位置点に対応してストリートビュー画像が記録されており、前記歴史的なストリートビュークエリ要求には目標位置点の位置情報、方向情報、高さ情報、主要/補助道路の差異情報およびトンネル内部マーキング情報が含まれる、ユニットと、
前記目標位置点から予め設定された距離以下の、歴史的なストリートビュー画像を記録した複数の位置点を、第1位置点として決定するように構成される周辺位置点スクリーニングユニットであって、前記予め設定された距離には、水平面上の水平距離と、空間内の高さ距離とが含まれる、ユニットと、
前記第1位置点のうちの、対応して記録された歴史的なストリートビュー画像と前記目標位置点に対応して記録されたストリートビュー画像との収集方向が一致するとともに高さ距離が一致する位置点を、第2位置点として決定するように構成される同方向スクリーニングユニットであって、前記収集方向は、対応するストリートビュー画像の撮影された方向である、ユニットと、
記第2位置点で記録された、対応するタイムライン情報に従って配列された歴史的なストリートビュー画像をクエリの結果として前記歴史的なストリートビュークエリ要求の開始側に返送するように構成されるクエリ要求結果返却ユニットと、を備え
前記タイムライン情報は、
前記第2位置点をインデックスとして、対応する各ストリートビュー画像に追加された、収集時間を記録するための時間ラベルをクエリすることと、
各時間ラベルを時間軸に従って配列することによって、タイムラインを形成することと、によって取得され
歴史的なストリートシーンをクエリするための装置。
【請求項8】
ストリートビュー画像収集車両により収集されたストリートビュー画像を取得するように構成されるストリートビュー画像取得ユニットと、
前記ストリートビュー画像に収集位置を記録する位置ラベルと収集方向の方向ラベルを追加するように構成される位置ラベル及び方向ラベル追加ユニットと、
前記方向ラベルに従ってストリートビュー画像と対応する収集方向の間のインデックス関係を作成するように構成される第1インデックス関係作成ユニットと、
前記位置ラベルに従ってストリートビュー画像と対応する位置点との間のインデックス関係を作成し、作成されたインデックス関係に従って位置点に対応する歴史的なストリートビュー画像と歴史的なストリートビュー画像に対応する収集方向を決定するように構成される第2インデックス関係作成ユニットと、をさらに備える請求項7に記載の装置。
【請求項9】
異なるタイムラインでストリートビュー画像をそれぞれ記録する少なくとも2つの第2位置点が存在するのに応答し、各前記第2位置点のそれぞれに対応する記録ストリートビュー画像のタイムライン情報を取得するように構成されるタイムライン情報取得ユニットと、
各前記第2位置点で記録された対応するタイムライン情報に従って配列する歴史的なストリートビュー画像を返却するように構成される前記クエリ要求結果返却ユニットと、をさらに含む請求項7に記載の装置。
【請求項10】
各前記第2位置点で記録されたそれぞれに対応するタイムライン情報に従って配列する歴史的なストリートビュー画像を返却した後、送信してきた目標タイムラインが含まれた選択情報を受信するように構成される選択情報受信ユニットと、
タイムラインが前記目標タイムラインの第2位置点を所望位置点として決定するように構成される所望位置点決定ユニットと、
前記所望位置点で記録されたタイムライン情報に従って配列する歴史的なストリートビュー画像を返却するように構成される所望歴史的ストリートビュー画像返却ユニットと、をさらに備える請求項9に記載の装置。
【請求項11】
前記周辺位置点スクリーニングユニットはさらに、
前記歴史的なストリートビュークエリ要求に応じて前記目標位置点の実際の水平位置と実際の高さを決定し、
水平面で前記実際の水平位置から第1の予め設定された距離以下の、歴史的なストリートビュー画像を記録した位置点を、水平周辺位置点として決定し、
前記水平周辺位置点のうちの、高さと前記実際の高さとの差が第2の予め設定された距離以下の位置点を、前記第1位置点として決定するように構成される請求項7に記載の装置。
【請求項12】
ユーザーがアップロードした自分撮りストリートビュー画像を受信するように構成される自分撮りストリートビュー画像受信ユニットと、
前記ユーザーが前記自分撮りストリートビュー画像のために追加する位置情報、方向情報、時間情報を受信するように構成されるパラメータ受信ユニットと、
前記ユーザーが追加した位置情報、方向情報及び時間情報に従って対応する自分撮りストリートビュー画像をストリートビュー画像データベースに補足し、前記自分撮りストリートビュー画像のためにユーザーアップロードタグを追加するように構成されるストリートビュー画像データベース補足及びタグ追加ユニットと、をさらに備える請求項7~11のいずれかに記載の装置。
【請求項13】
電子デバイスであって、
少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに通信接続されるメモリと、を備え、
前記メモリに前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されることができる命令が記憶され、前記命令は前記少なくとも1つのプロセッサによって実行され、前記少なくとも1つのプロセッサに請求項1~6のいずれかに記載の画像標識方法を実行させることができる電子デバイス。
【請求項14】
コンピュータ命令が記憶された非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記コンピュータ命令は、コンピュータに請求項1~6のいずれかに記載の画像標識方法を実行させるために使用されることを特徴とする非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項15】
コンピュータプログラムであって、
前記コンピュータプログラムは、プロセッサにより実行されると、請求項1~6のいずれかに記載の画像標識方法を実行させるコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願はデータ処理技術分野に関し、具体的に、電子地図、ビッグデータ、インデックス技術分野に関し、特に、歴史的なストリートシーンをクエリするための方法、装置、電子デバイス、コンピュータ可読記憶媒体及びコンピュータプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
さまざまな新技術の適用に伴って、周囲の環境も急速に変化している。パノラマタイムマシンとは、過去のさまざまな時間次元であるシーンのストリートビュー画像を表示できる技術であり、タイムマシンのようなタイムシャトル体験をユーザーに提供できることから名付けられた。時間の経過とともに変化するあるシーンの歴史的なストリートビュー画像ストリームで、ユーザーが都市/国の急速な変化を体験できるようにする。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
本願実施例は、歴史的なストリートシーンをクエリするための方法、装置、電子デバイス及びコンピュータ可読記憶媒体を提案する。
【0004】
第1態様によれば、本願の実施例は歴史的なストリートシーンをクエリするための方法を提供し、歴史的なストリートビュークエリ要求を受信し、歴史的なストリートビュークエリ要求に従って目標位置点を決定するステップと、目標位置点から予め設定された距離以下の、歴史的なストリートビュー画像を記録した位置点を、第1位置点として決定するステップと、第1位置点のうちの、目標位置点のストリートビュー画像の記録方向と一致する位置点を、第2位置点として決定するステップと、第2位置点で記録された歴史的なストリートビュー画像を返却するステップと、を含む。
【0005】
第2態様によれば、本願の実施例は歴史的なストリートシーンをクエリするための装置を提供し、歴史的なストリートビュークエリ要求を受信し、歴史的なストリートビュークエリ要求に従って目標位置点を決定するように構成されるクエリ要求受信及び目標位置点決定ユニットと、目標位置点から予め設定された距離以下の、歴史的なストリートビュー画像を記録した位置点を、第1位置点として決定するように構成される周辺位置点スクリーニングユニットと、第1位置点のうちの、目標位置点のストリートビュー画像の記録方向と一致する位置点を、第2位置点として決定するように構成される同方向スクリーニングユニットと、第2位置点で記録された歴史的なストリートビュー画像を返却するように構成されるクエリ要求結果返却ユニットと、を備える。
【0006】
第3態様によれば、本願の実施例は電子デバイスを提供し、該電子デバイスは、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのプロセッサに通信接続されるメモリと、を備え、メモリに少なくとも1つのプロセッサによって実行されることができる命令が記憶され、該命令は少なくとも1つのプロセッサによって実行され、少なくとも1つのプロセッサに第1態様のいずれかの実現形態に記載の歴史的なストリートシーンをクエリするための方法を実行させることができる。
【0007】
第4態様によれば、本願の実施例はコンピュータ命令が記憶された非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、該コンピュータ命令は、コンピュータに第1態様のいずれかの実現形態に記載の歴史的なストリートシーンをクエリするための方法を実行させるために使用される。
【0008】
第5態様によれば、本願の実施例はコンピュータプログラムを提供し、該コンピュータプログラムは、プロセッサにより実行されると、第1態様のいずれかの実現形態に記載の歴史的なストリートシーンをクエリするための方法を実行させることができる。
【0009】
本願の実施例による歴史的なストリートシーンをクエリするための方法、装置、電子デバイス及びコンピュータ可読記憶媒体は、まず、歴史的なストリートビュークエリ要求を受信し、該歴史的なストリートビュークエリ要求に応じて目標位置点を決定し、次に、該目標位置点から予め設定された距離以下の、歴史的なストリートビュー画像を記録した位置点を、第1位置点として決定し、続いて、該第1位置点のうちの該目標位置点のストリートビュー画像の記録方向と一致する位置点を、第2位置点として決定し、最終的に、該第2位置点で記録された歴史的なストリートビュー画像を返却する。
【0010】
本願は、距離が予め設定された距離を超えるかどうか、方向が同じであるかどうかを順次通じて、どの位置点が目標位置点として決定されることができるかに対して2回のスクリーニングを行い、スクリーニング操作は、記録されたストリートビュー画像の収集位置と収集方向に依存し、これによって、記録されたすべての位置点から目標位置点との相関度が最も高い位置点を迅速かつ効率的にスクリーニングでき、ユーザーが開始したクエリ要求にすばやく応答し、ユーザーエクスペリエンスを向上させることができる。
【0011】
なお、この部分で説明する内容は、本開示の実施例の肝心なまたは重要な特徴を特定することを意図するものではなく、本開示の範囲を限定することを意図するものでもない。本開示の他の特徴は以下の明細書を通じて容易に理解される。
【0012】
以下の図面を参照して非限定的な実施例に対して行われた詳細な説明を読むことによって、本願の他の特徴、目的及び利点がより明らかになる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本願を適用できる例示的なシステムアーキテクチャである。
図2】本願の実施例による歴史的なストリートシーンをクエリするための方法を示すフローチャートである。
図3】本願の実施例による歴史的なストリートシーンのクエリをサポートするためのインデックス作成方法を示すフローチャートである。
図4】本願の実施例による他の歴史的なストリートシーンをクエリするための方法を示すフローチャートである。
図5】本願の実施例による具体的なアプリケーションシナリオに対して与えられた第1模式図である。
図6】本願の実施例による具体的なアプリケーションシナリオに対して与えられた第2模式図である。
図7】本願の実施例による具体的なアプリケーションシナリオに対して与えられた第3模式図である。
図8】本願の実施例による歴史的なストリートシーンをクエリするための装置を示す構造ブロック図である。
図9】本願の実施例による歴史的なストリートシーンをクエリするための方法の実行に適用する電子デバイスを示す構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図面と実施例を組み合わせて本願を更に詳細に説明する。理解できるステップは、ここで説明する具体的な実施例は、関連発明を解釈するためのものだけであり、該発明を限定するためのものだけである。また、説明するニーズがあるステップは、説明の簡潔のため、図面には関連発明に関連する部分のみを示す。
【0015】
説明するニーズがあるステップは、衝突しない場合に、本出願における実施例及び実施例における特徴を互いに組み合わせることができる。以下、図面を参照して実施例を組み合わせて本願を詳細に説明する。
【0016】
図1は、本願の歴史的なストリートシーンをクエリするための方法、装置、電子デバイス及びコンピュータ可読記憶媒体を適用できる実施例の例示的なシステムアーキテクチャ100を示す。
【0017】
図1に示すように、システムアーキテクチャ100は、端末デバイス101、102、103、ネットワーク104及びサーバ105を備えてもよい。ネットワーク104は、端末デバイス101、102、103及びサーバ105の間に通信リンクを提供する媒体である。ネットワーク104は、様々な接続タイプ、例えば有線、無線通信リンク或いは光ファイバケーブルなどを含んでもよい。
【0018】
ユーザーは、端末デバイス101、102、103を使用してネットワーク104を介してサーバ105と対話でき、メッセージなどを送受信するようにする。端末デバイス101、102、103にマップアプリケーション、歴史的なストリートビュー画像表示アプリケーション、インスタントメッセージングアプリケーションなどの両者の間の情報通信を実現するための様々なアプリケーションがインストールすることができる。
【0019】
端末デバイス101、102、103及びサーバ105は、ハードウェアであってもよいし、ソフトウェアであってもよい。端末デバイス101、102、103はハードウェアである場合、表示画面を備える様々な電子デバイスであってもよく、スマートフォン、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータなどを含むが、これらに制限されない。端末デバイス101、102、103はソフトウェアである場合、上記で挙げられた電子デバイスにインストールすることができ、複数のソフトウェアまたはソフトウェアモジュールとして実現されてもよいし、単一のソフトウェアまたはソフトウェアモジュールとして実現されてもよく、ここで具体的に制限さない。サーバ105はハードウェアである場合、複数のサーバからなる分散型サーバクラスターとして実現されてもよいし、単一のサーバとして実現されてもよく、サーバはソフトウェアである場合、複数のソフトウェアまたはソフトウェアモジュールとして実現されてもよいし、単一のソフトウェアまたはソフトウェアモジュールとして実現されてもよく、ここで具体的に限定されない。
【0020】
サーバ105は、様々な組み込みアプリケーションを介して様々なサービス/機能を提供することができ、パノラマタイムマシンサービス/機能を提供できる歴史的なストリートビュー画像表示アプリケーションを例として、サーバ105は、該歴史的なストリートビュー画像表示アプリケーションを実行する時に、以下のような効果を実現することができ、まず、ネットワーク104を介して端末デバイス101、102、103から歴史的なストリートビュークエリ要求を受信し、該歴史的なストリートビュークエリ要求に応じてユーザーがクエリしたい目標位置点を決定し、次に、該目標位置点から予め設定された距離以下の、歴史的なストリートビュー画像を記録した位置点を、第1位置点として決定し、続いて、該第1位置点のうちの該目標位置点のストリートビュー画像記録方向と一致する位置点を、第2位置点として決定し、最終的に、該第2位置点に記録された歴史的なストリートビュー画像をクエリ要求結果として端末デバイス101、102、103に返却する。即ちサーバ105は上記の処理ステップによってユーザーが開始した歴史的なストリートビュークエリ要求に対応するクエリ要求結果を決定し、開始ユーザーに返却し、さらに、パノラマタイムマシンのサービス/機能を実現する。
【0021】
なお、歴史的なストリートビュークエリ要求を端末デバイス101、102、103からネットワーク104を介してリアルタイムに取得することができる以外、様々な方法でサーバ105ローカルに予め記憶することもできる。したがって、サーバ105はローカルでこれらのデータを記憶したと検出する場合(例えば、処理開始前に保留していた保留中の歴史的なストリートビュークエリ要求)、ローカルからこれらのデータを直接取得することができ、このような場合、例示的なシステムアーキテクチャ100は端末デバイス101、102、103及びネットワーク104を備えなくてもよい。
【0022】
パノラマタイムマシン機能/サービスを実現するには、各位置点が各時点での大量のストリートビュー画像を予め収集するニーズがあるため、実行主体には、強力なデータ記憶能力と計算能力を持つニーズがあり、したがって、本願の続く各実施例による歴史的なストリートシーンをクエリするための方法は、一般的に強力なデータ記憶能力と計算能力を持つサーバ105により実行され、それに対応して、歴史的なストリートシーンをクエリするための装置もサーバ105に設けられることが多い。なお、それと同時に、端末デバイス101、102、103にも要件を満たす一部の計算能力を持ち、一部の位置点のストリートビュー画像が記憶された場合、端末デバイス101、102、103がインストールされた歴史的なストリートビュー画像表示アプリケーションを介して上記のサーバ105により実行される一部の計算を完成することができ、特に、異なる計算能力を持つ複数の端末デバイスが同時に存在する場合に、サーバ105が最終目標を一緒に完了するのを支援する。
【0023】
理解すべきなのは、図1の端末デバイス、ネットワーク及びサーバの数は例示的なものでしかない。実現の必要に応じて、任意の数の端末デバイス、ネットワーク及びサーバを備えてもよい。
【0024】
図2を参照し、図2は本願の実施例による歴史的なストリートシーンをクエリするための方法を示すフローチャートであり、フロー200は以下のステップを含む。
ステップ201:歴史的なストリートビュークエリ要求を受信し、歴史的なストリートビュークエリ要求に従って目標位置点を決定する。
このステップの目的は、歴史的なストリートシーンをクエリするための方法の実行主体(例えば図1に示すようなサーバ105)によりユーザーが端末デバイス(例えば図1に示すような端末デバイス101、102、103)を介して開始した歴史的なストリートビュークエリ要求を受信し、歴史的なストリートビュークエリ要求に応じて目標位置点を決定することである。
【0025】
開始された歴史的なストリートビュークエリ要求は、ユーザーが目標位置点の歴史的なストリートビュー画像を取得したいことを表し、それにより、返却された該目標位置点が過去の各時点でのストリートビュー画像を見ることができる。したがって、該歴史的なストリートビュー画像要求に目標位置点を決定するための位置情報が少なくとも含まれ、さらに、市内の複雑な交通環境(高架橋、地上と地下、相互に反対の車線、幹線道路と補助道路、山岳トンネルなど)を考慮し、歴史的なストリートビュークエリ要求に目標位置点の位置情報が含まれる以外、実際のニーズに応じて方向情報、高さ情報、主要/補助道路の差異情報、トンネル内部マーキング情報などが含まれ、ストリートビュー画像を記録した数多くの位置点から目標位置点に最もマッチする位置点をスクリーニングするようにし、さらに、ユーザーに最適な歴史的なストリートビュー画像を表現し、ユーザーに優れたパノラマタイムマシン機能/サービスの使用エクスペリエンスを提供する目的を達成する。
【0026】
ステップ202:目標位置点から予め設定された距離以下の、歴史的なストリートビュー画像を記録した位置点を、第1位置点として決定する。
ステップ201に基づいて、このステップは、上記実行主体によりすべての位置点から目標位置点の周辺位置点をスクリーニングし、即ち目標クエリ位置から予め設定された距離以下の、歴史的なストリートビュー画像を記録した位置点を、第1位置点として決定することである。
【0027】
一般的に、予め設定された距離によって決定された目標位置点の周辺の第1位置点の数が1より大きいため、第1位置点は実際に周辺位置点の総称であり、周辺位置点の点セットとして理解されてもよく、特に、目標位置点の地理位置が都市から遠く離れているか、都市の端にある場合、第1位置点の数が1だけあり、この時、第1位置点は唯一の周辺位置点である。
【0028】
具体的に、該予め設定された距離は、水平面上の水平距離だけでなく、空間内の高さ距離(または高低差と呼ばれる)を含むことができ、高さ距離を使用して目標位置点とほぼ同じ高さにある位置点をスクリーニングし、目標位置点が示されるステップは積み重ねられた多層高架橋の最上層である場合に、最下層を周辺位置点として誤って判断するという現象の発生を確実に回避する。
【0029】
理解すべきは、このステップでは周辺位置点をスクリーニングすることができるのは、データベースにおけるストリートビュー画像はすべて、収集時に記録された収集位置と対応する位置の位置点に従って対応関係(またはマッピング)を作成するため、各位置点の実際の位置と目標位置点の目標位置との位置差によって周辺位置点を決定するためである。
【0030】
ステップ203:第1位置点のうちの、目標位置点のストリートビュー画像の記録方向と一致する位置点を、第2位置点として決定する。
ステップ202に基づいて、このステップの目的は、上記実行主体により周辺位置点から目標位置点の方向と同じ点をスクリーニングし、即ち第1位置点のうちの、目標位置点のストリートビュー画像の記録方向と一致する位置点を、第2位置点として決定することである。
【0031】
このステップの二次スクリーニング処理を周辺位置点で実行するのは、同じ場所でもストリートビュー収集車両の移動ルートや収集角度が異なるため、異なる方向に対応する完全に異なるストリートビューを取得するためである。したがって、ユーザーにニーズにマッチする歴史的なストリートビュー画像をできるだけ提供するために、このステップでは、周辺位置点で目標位置点のストリートビュー画像の記録方向によって二次スクリーニングを実行し、同方向の位置点を取得する。
【0032】
三次元空間にあるため、同方向は、方向がまったく同じであるとは限らず、通常は一定の角度偏差が許容され、即ち、目標位置点のストリートビュー画像の記録方向の一定の方向偏差の範囲にあるだけで、方向が同じであると見なされる。一般的に、同方向の第2位置点の数が1より大きいため、第2位置点が実際に同方向位置点の総称であり、同方向位置点の点セットとして理解されてもよく、特に、様々な要素に起因する同方向の第2位置点の数が1であり、即ちこの時、第2位置点は唯一の同方向位置点であり、より特に、第1位置点が1つだけである場合、その方向が目標位置点の方向と同じであると、第2位置点でもあり、その方向が目標位置点の方向と異なると、目標位置点の周辺位置点の中でそれと同方向の位置点がないのを示し、この時、予め設定された経路を介して方向が異なる位置点のみがあるというリマインダー情報をユーザーに報告し、ユーザーに実際の状況を通知することができる。
【0033】
ステップ204:第2位置点で記録された歴史的なストリートビュー画像を返却する。
【0034】
ステップ203に基づいて、このステップは、上記実行主体により第2位置点に記録された歴史的なストリートビュー画像をクエリ要求結果としてクエリ要求の開始側に返却することである。
【0035】
本願の実施例による歴史的なストリートシーンをクエリするための方法は、
距離が予め設定された距離を超えるかどうか、方向が同じであるかどうかを順次通じて、どの位置点が目標位置点として決定されることができるかに対して2回のスクリーニングを行い、スクリーニング操作は、記録されたストリートビュー画像の収集位置と収集方向に依存し、これによって、記録されたすべての位置点から目標位置点との相関度が最も高い位置点を迅速かつ効率的にスクリーニングでき、ユーザーが開始したクエリ要求にすばやく応答し、ユーザーエクスペリエンスを向上させることができる。
【0036】
上記の実施例手段をよりよく理解するために、本願は図3をさらに提供し、歴史的なストリートシーンのクエリをサポートするためのインデックス作成方法のフローチャートを提供し、フロー300は以下のステップを含む。
【0037】
ステップ301:ストリートビュー画像収集車両により収集されたストリートビュー画像を取得する。
ステップ302:ストリートビュー画像に収集位置を記録する位置ラベルと収集方向の方向ラベルを追加する。
即ち、撮影されたストリートビュー画像の撮影位置と撮影方向を、それぞれ位置ラベルと方向ラベルの形で対応するストリートビュー画像に追加し、例えば位置ラベルは「ショッピングセンターの左50メートル」、「西二旗地下鉄駅A出口」であり、地理的位置座標などの位置を決定できる様々な形式で表すこともでき、方向ラベルは、「南に40度」、「北西に±10度」などの収集方向を決定できるための様々な形式であってもよい。
【0038】
ステップ303:方向ラベルに従ってストリートビュー画像と対応する収集方向との間のインデックス関係を作成する。
ステップ302に基づいて、このステップの目的は、方向ラベルに従ってストリートビュー画像と対応する収集方向との間のインデックス関係を作成するであり、例えば番号が001のストリートビュー画像は、収集方向の方向ラベルが「真北に向かう」であり、インデックス関係を001.jpg-真北に向かうとして作成でき、即ち番号が001の画像を番号で検索することができ、その方向が「真北に向かう」であることを確認し、すべての「真北に向かう」画像を検索することによって、番号が001の画像があることを確認することもできる。
【0039】
ステップ304:位置ラベルに従ってストリートビュー画像と対応する位置点との間のインデックス関係を作成する。
【0040】
ステップ302に基づいて、このステップの目的は、位置ラベルに従ってストリートビュー画像と対応する位置点との間のインデックス関係を作成することであり、例えば番号が001のストリートビュー画像は、収集位置の位置ラベルが「西二旗地下鉄駅A出口」であり、インデックス関係を001.jpg-西二旗地下鉄駅A出口として作成でき、即ち番号が001の画像を番号で検索することができ、所在する位置が「西二旗地下鉄駅A出口」であることを確認し、すべての「西二旗地下鉄駅A出口」の画像を検索することによって、番号が001の画像があることを確認することもできる。
【0041】
上記ステップによってインデックス関係を作成した上で、作成されたインデックスとラベルによって目標位置点に基づく高速検索を実現でき、即ち、歴史的なストリートビュークエリ要求から目標位置点を決定した後、ステップ304で作成されたインデックス関係によってすべての「西二旗地下鉄駅A出口」を追加した位置ラベル及び位置が「西二旗地下鉄駅A出口」周辺にある他の位置ラベルの画像番号を検索することができ、それにより、周辺位置点を決定し、さらに、ステップ303で作成されたインデックス関係によって画像番号に対応する方向ラベルを検索することによって、同方向位置点を決定し、最終的に、周辺、同方向の位置点で記録されたストリートビュー画像をユーザーに返却する目的を達成する。
【0042】
図4を参照し、図4は本願の実施例による他の歴史的なストリートシーンをクエリするための方法を示すフローチャートであり、フロー400は以下のステップを含む。
ステップ401:歴史的なストリートビュークエリ要求を受信し、歴史的なストリートビュークエリ要求に従って目標位置点を決定する。
ステップ402:目標位置点から予め設定された距離以下の、歴史的なストリートビュー画像を記録した位置点を、第1位置点として決定する。
【0043】
都市の複雑な環境を考慮して、目標位置点の周辺位置点をよりよく決定するために、本願の実施例は、ここで目標位置点の水平位置距離を組み合わせるだけでなく、空間高さ距離も組み合わせる周辺位置点のスクリーニング方法をさらに提供し、それにより、積み重ねられた高架橋のあるフロア、地下鉄、地下などのシーンをより適切にターゲットにすることができる。一具体的な実現形態は以下の通りであってもよい。
【0044】
歴史的なストリートビュークエリ要求に応じて目標位置点の実際の水平位置と実際の高さを決定し、
水平面で実際の水平位置から第1の予め設定された距離以下の、歴史的なストリートビュー画像を記録した位置点を、水平周辺位置点として決定し、
水平周辺位置点のうちの、高さと実際の高さとの差が第2の予め設定された距離以下の位置点を、第1位置点として決定する。
【0045】
ステップ403:第1位置点のうちの、目標位置点のストリートビュー画像の記録方向と一致する位置点を、第2位置点として決定する。
以上のステップ401~403は図2に示すようなステップ201~203と一致し、同じ部分の内容に対して上記の実施例の対応する部分を参照し、ここで繰り返して説明しない。
【0046】
ステップ404:各第2位置点のそれぞれに対応する記録ストリートビュー画像のタイムライン情報を取得する。
異なる位置点で記録されたストリートビュー画像の時間が異なる可能性があることを考慮し、例えばA位置点で、それぞれ2014、2015、2016、2017及び2018年5月1日の所在する位置の合計5つの時点のストリートビュー画像を記録したが、B位置点で、それぞれ2014年10月1日、2016年8月1日及び2019年3月1日の所在する位置の合計3つの時点のストリートビュー画像のみを記憶する。即ち異なる位置点で記録された歴史的なストリートビュー画像のタイムラインが異なる可能性がある。
【0047】
上記の状況に対して、ユーザーの実際のニーズによりよくマッチするために、このステップの目的は、上記実行主体により各第2位置点のそれぞれに対応する記録ストリートビュー画像のタイムライン情報を取得する。具体的に、該タイムライン情報は、様々な方法によって取得でき、例えば該位置点をインデックスクエリに対応する各ストリートビュー画像に追加された収集時間を記録する時間ラベル(該時間ラベルとストリートビュー画像とのインデックス関係は図3に示すような実施例における位置ラベルおよび方向ラベルとストリートビュー画像とのインデックス関係と同様である)として使用し、各時間ラベルを時間軸に従って配列することによって、そのタイムラインを形成し、その他の時間順序を表す配列方法によって該タイムラインを形成することができる。
【0048】
ステップ405:各第2位置点で記録された対応するタイムライン情報に従って配列する歴史的なストリートビュー画像を返却する。
【0049】
ステップ404に基づいて、このステップの目的は、上記実行主体により各第2位置点で記録された対応するタイムライン情報に従って配列する歴史的なストリートビュー画像を返却し、ユーザーが、受信された対応するタイムライン情報に従って配列する歴史的なストリートビュー画像に従って各第2位置点が自分のニーズを満たすかどうかを選択することができる。
【0050】
本願のいくつかの他の実施例において、上記実行主体によりユーザーが返却した目標タイムラインが含まれる選択情報を受信し、且つ選択情報に従ってタイムラインが目標タイムラインの第2位置点を所望位置点として決定し、最終的に所望位置点で記録されたタイムライン情報に従って配列する歴史的なストリートビュー画像をユーザーに返却する。
【0051】
さらに、該目標タイムライン選択情報が最初に歴史的なストリートビュークエリ要求に含まれると、上記実行主体によりステップ405で目標タイムライン選択情報に従ってそれに対応する位置点で記録された歴史的なストリートビュー画像を直接返却することもでき、再びユーザーにより選択するステップを省略する。
【0052】
図2に示すような実施例と異なり、本実施例は、ステップ404とステップ405における周辺位置点に属するかどうか、同方向位置点に属するかどうかをスクリーニングした上で、周辺、同方向の位置点のタイムライン分類をさらに提供し、記録されたタイムライン情報によって一定期間内の都市の変化のユーザーの可能なの表示ニーズをさらに満たす。
【0053】
上記の任意の実施例の上で、ストリートビュー画像の収集は、ほとんどが地図や、ナビゲーション会社が定期的にストリートビュー画像収集車両を手配することによって収集されるが、周辺地域または複雑なシーンの詳細が不足していることが避けられないことを考慮し、このため、より包括的でより良い結果を提供するために、大多数のユーザー自身が撮影したストリートビュー画像を導入することも可能であり、ユーザー自身の熱意を動員しながら、効果も向上する。一実現形態は以下の通りであるが、これに制限されない。
ユーザーがアップロードした自分撮りストリートビュー画像を受信し、
ユーザーが前記自分撮りストリートビュー画像のために追加する位置情報、方向情報、時間情報を受信し、
ユーザーが追加した位置情報、方向情報及び時間情報に従って対応する自分撮りストリートビュー画像をストリートビュー画像データベースに補足し、自分撮りストリートビュー画像のためにユーザーアップロードタグを追加する。
【0054】
よりよく理解するために、本願は、一つの具体的なアプリケーションシナリオを組み合わせ、一具体的な実現手段を提供し、図5、6、7に示すようなフロー模式図を順次参照する。
1)サーバはユーザーAから送信してきた歴史的なストリートビュークエリ要求を受信する。
2)サーバは、受信された歴史的なストリートビュークエリ要求に従って目標位置点が点Pであることを決定し、且つ最初に点Pが所在する領域の各位置点を記録した図5に示すような模式図を決定する。
3)サーバは、点Pを中心として、それからの距離がm(単位:メートル)以下のすべての位置点を周辺位置点として決定し、周辺位置点セットXを取得し、点セットXは{X1、X2、X3、X4、X5、X6}であり、即ち合計6つの周辺位置点が存在し、模式図については図6を参照する。
4)サーバは歴史的なストリートビュークエリ要求から点Pの収集方向が「東に向かう」であることを決定し、これによって、周辺位置点セットXの中で各周辺位置点の収集方向が点Pの収集方向と一致するかどうかを比較し、東に±a度以内の方向は点Pの収集方向と一致すると見なすことができ、したがって、周辺位置点セットXの中の方向が一致しないX4、X5、X6を除去し、周辺同方向点セットYを取得し、点セットYは{Y1、Y2、Y3}であり、模式図については図7を参照する。
5)サーバは歴史的なストリートビュークエリ要求からユーザーAがクエリしたい履歴変更期間は2014年~2016年であると決定し、これによって、周辺同方向点セットYからY1、Y2、Y3の各位置点のタイムラインを取得し、且つ比較によって2013~2016のタイムライン上のY2位置点がユーザーAのニーズを最も満たすことを確認し、したがって、Y1位置点で記録された該位置のそれぞれ2013、2014、2015、2016年で撮影して得られたストリートビュー画像を結果としてユーザーAに返却する。
【0055】
図8を更に参照し、上記の各図に示すような方法の実現として、本願は歴史的なストリートシーンをクエリするための装置の一実施例を提供し、該装置実施例は図2に示すような方法の実施例に対応し、該装置は、具体的に様々な電子デバイスに適用できる。
【0056】
図8に示すように、本実施例による歴史的なストリートシーンをクエリするための装置500は、クエリ要求受信及び目標位置点決定ユニット501、周辺位置点スクリーニングユニット502、同方向スクリーニングユニット503及びクエリ要求結果返却ユニット504を備える。目標位置点決定ユニット501は、歴史的なストリートビュークエリ要求を受信し、歴史的なストリートビュークエリ要求に応じて目標位置点を決定するように構成され、周辺位置点スクリーニングユニット502は、目標位置点から予め設定された距離以下の、歴史的なストリートビュー画像を記録した位置点を、第1位置点として決定するように構成され、同方向スクリーニングユニット503は、第1位置点のうちの、目標位置点のストリートビュー画像の記録方向と一致する位置点を、第2位置点として決定するように構成され、クエリ要求結果返却ユニット504は、第2位置点で記録された歴史的なストリートビュー画像を返却するように構成される。
【0057】
本実施例において、歴史的なストリートシーンをクエリするための装置500では、クエリ要求受信及び目標位置点決定ユニット501、周辺位置点スクリーニングユニット502、同方向スクリーニングユニット503及びクエリ要求結果返却ユニット504の具体的な処理及びそのもたらした技術的効果はそれぞれ図2の対応する実施例におけるステップ201~204の関連説明を参照でき、ここで繰り返して説明しない。
【0058】
本実施例のいくつかの選択可能な実現形態において、歴史的なストリートシーンをクエリするための装置500は、
ストリートビュー画像収集車両により収集されたストリートビュー画像を取得するように構成されるストリートビュー画像取得ユニットと、
ストリートビュー画像に収集位置を記録する位置ラベルと収集方向の方向ラベルを追加するように構成される位置ラベル及び方向ラベル追加ユニットと、
方向ラベルに従ってストリートビュー画像と対応する収集方向との間のインデックス関係を作成するように構成される第1インデックス関係作成ユニットと、
位置ラベルに従ってストリートビュー画像と対応する位置点との間のインデックス関係を作成し、作成されたインデックス関係に従って位置点に対応する歴史的なストリートビュー画像と歴史的なストリートビュー画像に対応する収集方向を決定するように構成される第2インデックス関係作成ユニットと、をさらに備えてもよい。
【0059】
本実施例のいくつかの選択可能な実現形態において、歴史的なストリートシーンをクエリするための装置500は、
異なるタイムラインでストリートビュー画像をそれぞれ記録する少なくとも2つの第2位置点が存在するのに応答し、各第2位置点のそれぞれに対応する記録ストリートビュー画像のタイムライン情報を取得するように構成されるタイムライン情報取得ユニットをさらに備えてもよく、
各第2位置点で記録された対応するタイムライン情報に従って配列する歴史的なストリートビュー画像を返却するように構成される目標位置点歴史的ストリートビュー返却ユニットと、をさらに備えてもよい。
【0060】
本実施例のいくつかの選択可能な実現形態において、歴史的なストリートシーンをクエリするための装置500は、
各第2位置点で記録されたそれぞれに対応するタイムライン情報に従って配列する歴史的なストリートビュー画像を返却した後、送信してきた目標タイムラインが含まれる選択情報を受信するように構成される選択情報受信ユニットと、
タイムラインが目標タイムラインである第2位置点を所望位置点として決定するように構成される所望位置点決定ユニットと、
所望位置点で記録されるタイムライン情報に従って配列する歴史的なストリートビュー画像を返却するように構成される所望歴史的ストリートビュー画像返却ユニットと、をさらに備えてもよい。
【0061】
本実施例のいくつかの選択可能な実現形態において、周辺位置点スクリーニングユニット502はさらに、
歴史的なストリートビュークエリ要求に応じて目標位置点の実際の水平位置と実際の高さを決定し、
水平面で実際の水平位置から第1の予め設定された距離以下の、歴史的なストリートビュー画像を記録した位置点を、水平周辺位置点として決定し、
水平周辺位置点のうちの高さと実際の高さとの差が第2の予め設定された距離以下の位置点を、第1位置点として決定するように構成されてもよい。
【0062】
本実施例のいくつかの選択可能な実現形態において、歴史的なストリートシーンをクエリするための装置500は、
ユーザーがアップロードした自分撮りストリートビュー画像を受信するように構成される自分撮りストリートビュー画像受信ユニットと、
ユーザーが自分撮りストリートビュー画像のために追加する位置情報、方向情報、時間情報を受信するように構成されるパラメータ受信ユニットと、
ユーザーが追加した位置情報、方向情報及び時間情報に従って対応する自分撮りストリートビュー画像をストリートビュー画像データベースに補足し、自分撮りストリートビュー画像のためにユーザーアップロードタグを追加するように構成されるストリートビュー画像データベース補足及びタグ追加ユニットと、をさらに備えてもよい。
【0063】
本実施例は、上記の方法の実施例に対応する装置の実施例として存在し、本実施例による歴史的なストリートシーンをクエリするための装置距離が予め設定された距離を超えるかどうか、方向が同じであるかどうかを順次通じて、どの位置点が目標位置点として決定されることができるかに対して2回のスクリーニングを行い、スクリーニング操作は、記録されたストリートビュー画像の収集位置と収集方向に依存し、これによって、記録されたすべての位置点から目標位置点との相関度が最も高い位置点を迅速かつ効率的にスクリーニングでき、ユーザーが開始したクエリ要求にすばやく応答し、ユーザーエクスペリエンスを向上させることができる。
【0064】
本開示の実施例によれば、本開示は電子デバイスと読み取り可能な記憶媒体をさらに提供する。
【0065】
図9は、本願の実施例による歴史的なストリートシーンをクエリするための方法を実現するのに適する電子デバイスのブロック図である。電子デバイスは、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ワークステーション、パーソナルデジタルアシスタント、サーバ、ブレードサーバ、メインフレーム、その他の適切なコンピュータなどのさまざまな態様のデジタルコンピュータを表すことを目的とする。電子デバイスは、パーソナルデジタル処理、セルラー方式の携帯電話、スマートフォン、ウェアラブルデバイス、及び他の同様のコンピューティング装置などのさまざまな態様のモバイル装置を表すこともできる。本文に示されるコンポーネント、それらの接続及び関係、ならびにそれらの機能は、単なる例であり、本文に記載されるおよび/または主張される本願の実現を限定することを意図しない。
【0066】
図9に示すように、該電子デバイスは、1つまたは複数のプロセッサ601、メモリ602、及び高速インターフェース及び低速インターフェースを備える各コンポーネントを接続するためのインターフェースを備える。各コンポーネントは、異なるバスで相互に接続されており、共通のマザーボードにインストールしてもよいし、ニーズに応じて、他の方法でインストールしてもよい。プロセッサは、GUIのグラフィック情報を外部入/出力装置(インターフェースに結合されたディスプレイデバイスなど)に表示できるように、メモリ内またはメモリ上に記憶された命令を含む電子デバイスで実行された命令を処理でき、他の実施例では、必要とすれば、複数のプロセッサおよび/または複数のバスを、複数のメモリ及び複数のメモリと共に使用することができる。同様に、複数の電子デバイスを接続でき、各デバイスはいくつかの必要なオペレーティングを提供する(例えば、サーバアレイ、ブレードサーバグループ、またはマルチプロセッサシステムとする)。図9では、1つのプロセッサ601を例にする。
【0067】
メモリ602は、即ち、本願による非一時的なコンピュータ可読記憶媒体である。ただし、前記メモリは、少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令を記憶するので、前記少なくとも1つのプロセッサに本願による歴史的なストリートシーンをクエリするための方法を実行させる。本願の非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータに本願による歴史的なストリートシーンをクエリするための方法を実行させるためのコンピュータ命令を記憶する。
【0068】
メモリ602は非一時的なコンピュータ可読記憶媒体として、非一時的なソフトウェアプログラム、非一時的なコンピュータによって実行可能なプログラム、及びモジュールを記憶することに用いられ、例えば本願の実施例における歴史的なストリートシーンをクエリするための方法に対応するプログラム命令/モジュール(例えば、図8に示すような目標位置点決定ユニット501、周辺位置点スクリーニングユニット502、同方向スクリーニングユニット503及び目標位置点歴史的ストリートビュー返却ユニット504)である。プロセッサ601は、メモリ602に記憶された非一時的なソフトウェアプログラム、命令及びモジュールを実行することによって、サーバの様々な機能アプリケーション及びデータ処理を実行し、即ち、上記方法の実施例の歴史的なストリートシーンをクエリするための方法を実現する。
【0069】
メモリ602は、記憶プログラム領域と記憶データ領域を含んでもよく、ただし、記憶プログラム領域は、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーションプログラムを記憶してもよく、記憶データ領域は、該電子デバイスが歴史的なストリートシーンをクエリするための方法を実行する時に作成された様々なデータなどを記憶することができ、また、メモリ602は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、さらに非一時的なメモリを含んでもよく、例えば、少なくとも1つの磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、または他の非一時的なソリッドステートストレージデバイスなどの非一時的なメモリを含んでもよく、いくつかの実施例では、メモリ602は、任意選択で、プロセッサ601に対してリモートで設定されたメモリを含み、これらのリモートメモリは、ネットワークを介して歴史的なストリートシーンをクエリするための方法を実行するのに適する電子デバイスに接続することができる。上記のネットワークの実施例は、インターネット、企業イントラネット、ローカルエリアネットワーク、モバイル通信ネットワーク、及びそれらの組み合わせなどを含むが、これらに限定されない。
【0070】
歴史的なストリートシーンをクエリするための方法を実行するのに適する電子デバイスは、入力装置603と出力装置604を備えてもよい。プロセッサ601、メモリ602、入力装置603及び出力装置604は、バスまたは他の方法で接続されてもよいが、図9にバスによる接続を例にする。
【0071】
入力装置603は、入力デジタルまたは文字情報を受信し、歴史的なストリートシーンをクエリするための方法を実行するのに適する電子デバイスのユーザー設定及び機能制御に関連するキー信号入力を生成することができる。例えば、タッチスクリーン、キーパッド、マウス、トラックパッド、タッチパッド、ポインティングスティック、1つ以上のマウスボタン、トラックボール、ジョイスティック、その他の入力装置が挙げられる。出力装置604は、ディスプレイデバイス、補助照明装置(例えば、LED)、触覚フィードバック装置(例えば、振動モーター)などを備えてもよい。該ディスプレイデバイスは、液晶ディスプレイ(LCD)、発光ダイオード(LED)ディスプレイ、及びプラズマディスプレイを備えてもよい。いくつかの実施例では、ディスプレイデバイスはタッチスクリーンであってもよい。
【0072】
ここでは説明されるシステム及び技術の様々な実施形態は、デジタル電子回路システム、集積回路システム、特定用途向けASIC(特定用途向け集積回路)、コンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、および/またはそれらの組み合わせにおいて実現できる。これらの様々な実施例形態は、以下を含んでもよく、1つまたは複数のコンピュータプログラムに実施され、該1つまたは複数のコンピュータプログラムは、少なくとも1つのプログラマブルプロセッサを含むプログラマブルシステム上で実行および/または解釈されてもよく、該プログラマブルプロセッサは、ストレージシステム、少なくとも1つの入力装置、及び少なくとも1つの出力装置からデータと命令を受信し、そのデータと命令をストレージシステム、少なくとも1つの入力装置、及び少なくとも1つの出力装置に送信できる専用または汎用のプログラマブルプロセッサであってもよい。
【0073】
これらのコンピュータプログラム(プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、またはコードとも呼ばれる)は、プログラマブルプロセッサの機械命令を含み、高レベルのプロセス及び/またはオブジェクト指向プログラミング言語、及び/またはアセンブリ/機械言語を利用してこれらのコンピュータプログラムを実施することができる。本文で使用されるように、「機械読み取り可能な媒体」及び「コンピュータ読み取り可能な媒体」という用語は、プログラマブルプロセッサに機械命令および/またはデータを提供するために用いられる任意のコンピュータプログラム製品、デバイス、および/または装置(例えば、磁気ディスク、光ディスク、メモリ、プログラマブルロジック装置(PLD))を指す。機械読み取り可能な信号である機械命令を受信する機械読み取り可能な媒体を含む。「機械読み取り可能な信号」という用語は、プログラマブルプロセッサに機械命令および/またはデータを提供するために用いられる任意の信号を指す。
【0074】
ユーザーとの対話を提供するために、コンピュータにここでは説明されるシステム及び技術を実施してもよく、該コンピュータは、ユーザーに情報を表示するためのディスプレイ装置(例えば、CRT(陰極線管)またはLCD(液晶ディスプレイ)モニター)、及びキーボードとポインティング装置(マウスやトラックボールなど)を備え、ユーザーが該キーボードとポインティング装置を介してコンピュータに入力を提供することができる。他のタイプの装置もユーザーとの対話を提供するために用いられ、例えば、ユーザーに提供されるフィードバックは、任意の形式の感覚フィードバック(例えば、視覚フィードバック、聴覚フィードバック、または触覚フィードバック)であってもよく、任意の形式(音入力、音声入力、または触覚入力を含み)でユーザーからの入力を受信することができる。
【0075】
ここでは説明されるシステムと技術は、バックエンドコンポーネント(例えば、データサーバ)を含むコンピュータシステム、ミドルウェアコンポーネント(例えば、アプリケーションサーバ)を含むコンピュータシステム、またはフロントエンドコンポーネントを含むコンピュータシステム(例えば、グラフィカルユーザーインターフェイスまたはWebブラウザーを備え、ユーザーが該ラフィカルユーザーインターフェイスまたはWebブラウザーでシステムと技術の実施例と対話できるユーザーのコンピュータ)、またはそのようなバックエンドコンポーネント、ミドルウェアコンポーネント、またはフロントエンドコンポーネントを含む任意の組み合わせに実施してもよく、システムのコンポーネントは、任意の形式または媒体のデジタルデータ通信(通信ネットワークなど)を介して相互に接続してもよい。通信ネットワークの例としては、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、インターネット、ブロックチェーンネットワークが挙げられる。
【0076】
コンピュータシステムは、クライアント及びサーバを含んでもよい。クライアントとサーバは、一般的に互いに離れており、通常は通信ネットワークを介して対話する。対応するコンピュータ上で、互いにクライアント/サーバ関係を持つコンピュータプログラムを実行することによりクライアントとサーバの関係を生成する。
【0077】
本願の実施例による技術手段によれば、距離が予め設定された距離を超えるかどうか、方向が同じであるかどうかを順次通じて、どの位置点が目標位置点として決定されることができるかに対して2回のスクリーニングを行い、スクリーニング操作は、記録されたストリートビュー画像の収集位置と収集方向に依存し、これによって、記録されたすべての位置点から目標位置点との相関度が最も高い位置点を迅速かつ効率的にスクリーニングでき、ユーザーが開始したクエリ要求にすばやく応答し、ユーザーエクスペリエンスを向上させることができる。
【0078】
なお、上記に示される様々な形態のプロセスを使用してソートし、ステップを追加し、削除できる。例えば、本願に記載される各ステップは、本願に開示される技術的解決手段の所望の結果を達成できる限り、並列、順次、または異なる順序で実行されてもよく、ここでは本文に限定されない。
【0079】
上記の具体的な実施形態は、本願の特許範囲を限定するものではない。当業者は、設計要件及び他の要因に応じて、様々な修正、組み合わせ、サブ組み合わせ、及び置換を行うことができると理解すべきである。本願の精神及び原則を逸脱せずに行われる補正、等価置換、改良などはすべて本願の特許範囲に含まれるべきである。

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9