(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-18
(45)【発行日】2024-06-26
(54)【発明の名称】誘導システム、誘導方法、及び誘導プログラム
(51)【国際特許分類】
G08G 1/005 20060101AFI20240619BHJP
G01C 21/26 20060101ALI20240619BHJP
【FI】
G08G1/005
G01C21/26 P
(21)【出願番号】P 2021001766
(22)【出願日】2021-01-08
【審査請求日】2023-10-25
(73)【特許権者】
【識別番号】000003621
【氏名又は名称】株式会社竹中工務店
(73)【特許権者】
【識別番号】899000068
【氏名又は名称】学校法人早稲田大学
(74)【代理人】
【識別番号】100107364
【氏名又は名称】斉藤 達也
(72)【発明者】
【氏名】今西 美音子
(72)【発明者】
【氏名】長岡 勉
(72)【発明者】
【氏名】城 明秀
(72)【発明者】
【氏名】佐野 友紀
【審査官】小林 勝広
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-123120(JP,A)
【文献】特開2014-018569(JP,A)
【文献】特開2014-123277(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63B 1/00-26/00
G01C 21/00-21/36、23/00-25/00
G06Q 10/00-10/30、30/00-30/08、
50/00-50/20、50/26-99/00
G08B 1/00- 9/20
G08G 1/00-99/00
G09B 23/00-29/14
G16Z 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
歩行者を誘導する誘導システムであって、
光源と、
前記光源からの光を制御して、前記歩行者が歩行する床面に対して、前記歩行者の歩行を誘導するための歩行誘導情報を表示する表示制御手段と、を備
え、
前記歩行誘導情報は、前記歩行者の歩行方向において所定間隔を隔てて複数個表示される情報であり、
前記表示制御手段は、複数の前記歩行者の流動に対応した予め定められた所定速度で、前記歩行者の歩行方向の流れに沿って、複数の前記歩行誘導情報を動的に表示し、
前記表示制御手段は、前記歩行者の歩行方向に沿って複数の前記歩行誘導情報の表示位置を相互に同じ前記所定速度で移動させる、
誘導システム。
【請求項2】
前記表示制御手段は、前記歩行者の歩行方向において所定間隔を隔てて設けられる進入禁止位置を示す情報を、前記歩行誘導情報として表示する、
請求項1に記載の誘導システム。
【請求項3】
前記光源は、前記床面の上方側又は側方側から、前記床面に対して光を照射する、
請求項1
又は2に記載の誘導システム。
【請求項4】
歩行者を誘導する誘導方法であって、
表示制御手段が、光源からの光を制御して、前記歩行者が歩行する床面に対して、前記歩行者の歩行を誘導するための歩行誘導情報を表示する表示制御ステップ、を含
み、
前記歩行誘導情報は、前記歩行者の歩行方向において所定間隔を隔てて複数個表示される情報であり、
前記表示制御ステップは、複数の前記歩行者の流動に対応した予め定められた所定速度で、前記歩行者の歩行方向の流れに沿って、複数の前記歩行誘導情報を動的に表示し、
前記表示制御ステップは、前記歩行者の歩行方向に沿って複数の前記歩行誘導情報の表示位置を相互に同じ前記所定速度で移動させる、
誘導方法。
【請求項5】
歩行者を誘導する誘導プログラムであって、
コンピュータを、
光源からの光を制御して、前記歩行者が歩行する床面に対して、前記歩行者の歩行を誘導するための歩行誘導情報を表示する表示制御手段、として機能さ
せ、
前記歩行誘導情報は、前記歩行者の歩行方向において所定間隔を隔てて複数個表示される情報であり、
前記表示制御手段は、複数の前記歩行者の流動に対応した予め定められた所定速度で、前記歩行者の歩行方向の流れに沿って、複数の前記歩行誘導情報を動的に表示し、
前記表示制御手段は、前記歩行者の歩行方向に沿って複数の前記歩行誘導情報の表示位置を相互に同じ前記所定速度で移動させる、
誘導プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、誘導システム、誘導方法、及び誘導プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
群集事故防止の観点、又は、昨今のソーシャルディスタンス確保の観点等から、歩行群集の歩行を適切に誘導することが要望されていた。一方で、対象者を誘導するための技術として、火災発生時に避難誘導する技術が知られていた(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の技術は、火災発生時の避難誘導に特化しており、避難者を早急に避難させることを目的としていたために、歩行の誘導には適さず、歩行者の歩行を適切に誘導する技術が要望されていた。
【0005】
本発明は上記事実に鑑みなされたもので、歩行者の歩行を適切に誘導することが可能となる誘導システム、誘導方法、及び誘導プログラムを提供する事を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の誘導システムは、歩行者を誘導する誘導システムであって、光源と、前記光源からの光を制御して、前記歩行者が歩行する床面に対して、前記歩行者の歩行を誘導するための歩行誘導情報を表示する表示制御手段と、を備え、前記歩行誘導情報は、前記歩行者の歩行方向において所定間隔を隔てて複数個表示される情報であり、前記表示制御手段は、複数の前記歩行者の流動に対応した予め定められた所定速度で、前記歩行者の歩行方向の流れに沿って、複数の前記歩行誘導情報を動的に表示し、前記表示制御手段は、前記歩行者の歩行方向に沿って複数の前記歩行誘導情報の表示位置を相互に同じ前記所定速度で移動させる。
【0007】
請求項2に記載の誘導システムは、請求項1に記載の誘導システムにおいて、前記表示制御手段は、前記歩行者の歩行方向において所定間隔を隔てて設けられる進入禁止位置を示す情報を、前記歩行誘導情報として表示する。
【0009】
請求項3に記載の誘導システムは、請求項1又は2に記載の誘導システムにおいて、前記光源は、前記床面の上方側又は側方側から、前記床面に対して光を照射する。
【0010】
請求項4に記載の誘導方法は、歩行者を誘導する誘導方法であって、表示制御手段が、光源からの光を制御して、前記歩行者が歩行する床面に対して、前記歩行者の歩行を誘導するための歩行誘導情報を表示する表示制御ステップ、を含み、前記歩行誘導情報は、前記歩行者の歩行方向において所定間隔を隔てて複数個表示される情報であり、前記表示制御ステップは、複数の前記歩行者の流動に対応した予め定められた所定速度で、前記歩行者の歩行方向の流れに沿って、複数の前記歩行誘導情報を動的に表示し、前記表示制御ステップは、前記歩行者の歩行方向に沿って複数の前記歩行誘導情報の表示位置を相互に同じ前記所定速度で移動させる。
【0011】
請求項5に記載の誘導プログラムは、歩行者を誘導する誘導プログラムであって、コンピュータを、光源からの光を制御して、前記歩行者が歩行する床面に対して、前記歩行者の歩行を誘導するための歩行誘導情報を表示する表示制御手段、として機能させ、前記歩行誘導情報は、前記歩行者の歩行方向において所定間隔を隔てて複数個表示される情報であり、前記表示制御手段は、複数の前記歩行者の流動に対応した予め定められた所定速度で、前記歩行者の歩行方向の流れに沿って、複数の前記歩行誘導情報を動的に表示し、前記表示制御手段は、前記歩行者の歩行方向に沿って複数の前記歩行誘導情報の表示位置を相互に同じ前記所定速度で移動させる。
【発明の効果】
【0012】
請求項1に記載の誘導システム、請求項4に記載の誘導方法、及び請求項5に記載の誘導プログラムによれば、光源からの光を制御して床面に対して歩行誘導情報を表示することにより、例えば、歩行者の歩行を適切に誘導することが可能となる。
また、歩行者の流動に対応した速度で、歩行者の歩行方向の流れに沿って、歩行誘導情報を動的に表示することにより、例えば、各歩行者が相互に適切な間隔を保って移動する歩行者流となるように制御することが可能となる。
【0013】
請求項2に記載の誘導システムによれば、歩行者の歩行方向において所定間隔を隔てて設けられる進入禁止位置を示す情報を歩行誘導情報として表示することにより、例えば、歩行者が適切な間隔を保って並ぶ状態を維持することが可能となる。また、例えば、歩行者の進入が禁止されている位置に歩行誘導情報を表示することになるので、歩行者を避けて光源からの光を床面に照射することができるので、歩行誘導情報を床面に確実に表示することが可能となる。
【0015】
請求項3に記載の誘導システムによれば、光源は床面の上方側又は側方側から床面に対して光を照射することにより、例えば、光源が歩行の障害になることを防止することが可能となり、また、光源が歩行者に踏まれて損傷することを防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本実施の形態に係る歩行制御システムを機能概念的に示すブロック図である。
【
図2】歩行制御システムが適用される通路部を示す側面図である。
【
図3】歩行制御システムが適用される通路部を示す平面図である。
【
図4】床面に表示されている歩行誘導情報を例示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下に添付図面を参照して、この発明に係る誘導システム、誘導方法、及び誘導プログラムの実施の形態を詳細に説明する。
【0018】
〔I〕実施の形態の基本的概念
まず、実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態は、誘導システム、誘導方法、及び誘導プログラムに関する。本発明に係る誘導システムは、歩行者を誘導するためのシステムであり、例えば、光源、及び表示制御手段を備える。
【0019】
この誘導システムの適用対象は任意であり、例えば、比較的多数の歩行者が存在する空間が想定され、一例としては、スタジアム、映画館等の大型収容施設からの一斉退場やラッシュ時の駅又は大型オフィスビルの通路部等が想定される。
【0020】
そして、以下に示す実施の形態では、誘導システムを任意の施設の通路部に適用する場合について説明する。
【0021】
〔II〕実施の形態の具体的内容
次に、実施の形態の具体的内容について説明する。
【0022】
(構成)
まず、歩行制御システムの構成について説明する。
図1は、本実施の形態に係る歩行制御システムを機能概念的に示すブロック図である。
図2は、歩行制御システムが適用される通路部を示す側面図である。
図3は、歩行制御システムが適用される通路部を示す平面図である。
【0023】
なお、
図2に示すように、投影装置1は、複数個設置されているが、
図1では説明の便宜上、代表して1個のみ図示されている。また、
図2においては、説明の便宜上、歩行誘導情報4が表示されている位置に斜線が図示されており、また、
図3においては、説明の便宜上、歩行誘導情報4が矩形で図示されている。
【0024】
図1の歩行制御システム100は、誘導システムであり、例えば、投影装置1、及びサーバ装置2を備え、これらの各装置が相互に通信可能となっている。
【0025】
(構成‐投影装置)
図1の投影装置1は、光を出力して
図2及び
図3の歩行誘導情報4を表示するための装置であり、例えば、画像を投影するプロジェクタ又はレーザーを照射するレーザー装置等である。投影装置1は、例えば、
図2に示すように、天井に設けられており、通路部の床面に対して当該床面の上方側から光を照射するものである。なお、投影装置1の設置位置は天井に限らず、例えば、投影装置1を壁又は柱等に設けて、通路部の床面に対して当該床面の側方側から光を照射するように構成してもよい。
【0026】
図1の投影装置1は、例えば、通信部11、光源部12(光源)、記録部13、及び制御部14を備える。
【0027】
(構成‐投影装置‐各部)
通信部11は、外部機器(例えば、サーバ装置2)との間で通信を行う通信手段である。光源部12は、光を出力する光出力手段であり、例えば、LED光源又はレーザー光源等である。記録部13は、投影装置1を動作させるためのプログラム及び各種のデータを記録する記録手段である。制御部14は、投影装置1を制御する制御手段であり、例えば、CPU、RAM、及びROM等の内部メモリ等を用いて構成されている。
【0028】
(構成‐サーバ装置)
図1のサーバ装置2は、投影装置1を制御する装置であり、例えば、1台のコンピュータ、又は、複数台のコンピュータが分散配置されて構成されたいわゆるクラウドコンピュータである。
【0029】
図1のサーバ装置2は、例えば、通信部21、記録部22、及び制御部23を備える。
【0030】
(構成‐サーバ装置‐各部)
通信部21は、外部機器(例えば、投影装置1)との間で通信を行う通信手段である。記録部22は、サーバ装置2を動作させるためのプログラム及び各種のデータを記録する記録手段である。制御部23は、サーバ装置2を制御する制御手段であり、例えば、CPU、RAM、及びROM等の内部メモリ等を用いて構成されている。制御部23は、例えば、機能概念的に、表示制御部231を備える。
【0031】
表示制御部231とは、投影装置1の光源部12からの光を制御して、歩行者3が歩行する床面に対して、歩行誘導情報4を表示する表示制御手段である。
【0032】
(構成‐サーバ装置‐歩行誘導情報)
図4は、床面に表示されている歩行誘導情報を例示した図である。「歩行誘導情報」4とは、歩行者3の歩行を誘導するための情報であり、例えば、歩行者3の歩行方向(歩行者3が歩行して進む方向)において所定間隔(予め定められている間隔であり、例えば、2メートル~2.5メートル等)を隔てて設けられる進入禁止位置(歩行者3の進入が禁止されている位置)を示す情報等を含む概念であり、一例としては、任意の模様又は任意の注意書きが含まれている画像等を含む概念である。
【0033】
また、「歩行誘導情報」4とは、例えば、歩行者3の進入が禁止されている位置(一例としては、長方形の領域に対応する位置)を示す画像であり、
図4(a)のよう、トラ模様が含まれている画像、又は、
図4(b)のように「このゾーンを避けて歩いてください」等の注意書きが含まれている画像等を含む概念である。
【0034】
また、「歩行誘導情報」4とは、例えば、静止している静止画像、及び動的に移動する動画(つまり、アニメーション)等を含む概念であり、本実施の形態では、動的に移動する動画である場合について説明する。
【0035】
(処理)
続いて、本実施の形態に係る歩行制御システム100によって実行される歩行誘導情報表示処理について説明する。歩行誘導情報表示処理とは、歩行誘導情報4を表示するための処理である。この歩行誘導情報表示処理の起動タイミングは任意であり、例えば、1日の所定の時間帯(例えば、ラッシュアワーの時間帯等)に起動されることとしてもよいし、あるいは、管理者側からの起動命令をサーバ装置2が受信したタイミングに起動されることとしてもよい。
【0036】
この処理において、まず、サーバ装置2の表示制御部231は、歩行誘導情報表示開始信号を各投影装置1に送信する。「歩行誘導情報表示開始信号」とは、歩行誘導情報4の表示を開始させるための信号であり、例えば、表示する対象となる歩行誘導情報4の種類(例えば、
図4(a)又は
図4(b)の何れかの種類)を示す種類情報、移動方向を示す方向情報、及び移動速度を示す速度情報を含む信号である。なお、これらの各情報については、管理者が予め設定することとしてもよい。
【0037】
ここでは、例えば、
図3に示すように、通路部において、図面下側半分を左側に向かう歩行方向、図面上側半分を右側に向かう歩行方向とし、また、早歩きに対応する時速5キロメートル程度の速度での歩行者3の流動を想定する場合について説明する。
【0038】
この場合、サーバ装置2の表示制御部231は、例えば、
図4(a)の歩行誘導情報4を示す種類情報、
図3の歩行方向を示す方向情報、及び時速5キロメートルを示す速度情報を含む歩行誘導情報表示開始信号を各投影装置1に送信する。
【0039】
一方、投影装置1の制御部14は、サーバ装置2からの歩行誘導情報表示開始信号を受信した場合に、光源部12からの光を床面に照射して、当該信号に含まれる情報に対応する歩行誘導情報4を表示する。詳細には、投影装置1の制御部14は、
図3に示すように、複数の歩行誘導情報4が床面に表示されるように、光源部12から光を出力する。特に、投影装置1の制御部14は、破線矢印で図示されているように、歩行誘導情報4を、各歩行方向に沿った方向において、時速5キロメートルで移動させることにより、当該歩行誘導情報4を動的に表示する。
【0040】
この後、この歩行誘導情報4の表示を終了するタイミングは任意であり、例えば、管理者側からの停止命令をサーバ装置2が受信した場合に、サーバ装置2が歩行誘導情報表示停止信号を各投影装置1に送信し、投影装置1が当該信号を受信した場合に表示を終了してもよい。あるいは、表示開始後に所定時間(例えば、1時間~2時間等)が経過した場合、自動的に終了するように構成してもよい。これにて、歩行誘導情報表示処理の説明を終了する。
【0041】
(本実施の形態の効果)
本実施の形態によれば、光源部12からの光を制御して床面に対して歩行誘導情報4を表示することにより、例えば、歩行者3の歩行を適切に誘導することが可能となる。
【0042】
また、歩行者3の歩行方向において所定間隔を隔てて設けられる進入禁止位置を示す情報を歩行誘導情報4として表示することにより、例えば、歩行者3が適切な間隔を保って並ぶ状態を維持することが可能となる。また、例えば、歩行者3の進入が禁止されている位置に歩行誘導情報4を表示することになるので、歩行者3を避けて光源部12からの光を床面に照射することができるので、歩行誘導情報4を床面に確実に表示することが可能となる。
【0043】
また、歩行者3の流動に対応した速度で、歩行者3の歩行方向の流れに沿って、歩行誘導情報4を動的に表示することにより、例えば、各歩行者3が相互に適切な間隔を保って移動する歩行者流(歩行者3の流れ)となるように制御することが可能となる。
【0044】
また、光源部12は床面の上方側から床面に対して光を照射することにより、例えば、光源部12が歩行の障害になることを防止することが可能となり、また、光源部12が歩行者3に踏まれて損傷することを防止することが可能となる。
【0045】
〔III〕実施の形態に対する変形例
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。
【0046】
(歩行誘導情報について)
上記実施の形態で説明した歩行誘導情報4に関する特徴を任意に変更してもよい。例えば、任意の要素(一例としては、歩行誘導情報4を表示する時間帯、あるいは、歩行者3の人数等)に応じて、サーバ装置2の表示制御部231が、隣接する歩行誘導情報4における間隔、又は、歩行誘導情報4の移動速度を調整するように構成してもよい。
【0047】
また、例えば、歩行誘導情報4として、進入禁止位置ではなく、進入許容位置(歩行者の進入が許容されている位置)を示す情報を表示するように構成してもよい。
【符号の説明】
【0048】
1 投影装置
2 サーバ装置
3 歩行者
4 歩行誘導情報
11 通信部
12 光源部
13 記録部
14 制御部
21 通信部
22 記録部
23 制御部
100 歩行制御システム
231 表示制御部