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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-19
(45)【発行日】2024-06-27
(54)【発明の名称】カラオケシステム
(51)【国際特許分類】
   G10K 15/04 20060101AFI20240620BHJP
【FI】
G10K15/04 302D
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2020141877
(22)【出願日】2020-08-25
(65)【公開番号】P2022037642
(43)【公開日】2022-03-09
【審査請求日】2023-06-30
(73)【特許権者】
【識別番号】520323872
【氏名又は名称】株式会社シープ
(74)【代理人】
【識別番号】100166589
【弁理士】
【氏名又は名称】植村 貴昭
(72)【発明者】
【氏名】尾崎 淳一
【審査官】堀 洋介
(56)【参考文献】
【文献】特開2014-130176(JP,A)
【文献】特開2009-058797(JP,A)
【文献】特開2009-058806(JP,A)
【文献】特開2009-128772(JP,A)
【文献】特開2015-069407(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G10K 15/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の利用者間で互いに楽曲をリクエスト可能なリクエスト対応カラオケシステムであって、
リクエスト対応楽曲格納手段と、リクエスト曲指定手段と、リクエスト曲管理手段と、リクエスト曲提示手段と、を備え、
前記リクエスト対応楽曲格納手段は、所定のリクエスト対応楽曲データベースにて、リクエストに対応可能な楽曲の情報を格納し、
前記リクエスト曲指定手段は、前記リクエスト対応楽曲データベースにアクセスして、リクエスト対応可能な楽曲を指定可能に提示し、
前記リクエスト曲管理手段は、前記リクエスト曲指定手段で指定されたリクエスト曲を不特定の利用者に対するリクエスト曲として管理し、
前記リクエスト曲提示手段は、前記リクエスト曲管理手段で管理されたリクエスト曲を任意の利用者に提示する、
ことを特徴とするリクエスト対応カラオケシステム。
【請求項2】
複数の利用者間で互いに楽曲をリクエスト可能なリクエスト対応カラオケシステムであって、
リクエスト対応楽曲格納手段と、リクエスト曲指定手段と、リクエスト曲管理手段と、リクエスト曲提示手段と、を備え、
前記リクエスト対応楽曲格納手段は、所定のリクエスト対応楽曲データベースにて、リクエストに対応可能な楽曲の情報を格納し、
前記リクエスト曲指定手段は、前記リクエスト対応楽曲データベースにアクセスして、少なくとも1名の利用者にリクエスト対応可能な楽曲を指定可能に提示し、
前記リクエスト曲管理手段は、前記リクエスト曲指定手段で指定されたリクエスト曲を不特定の利用者に対するリクエスト曲として管理し、
前記リクエスト曲提示手段は、任意の利用者が選曲を行う際に、前記リクエスト曲管理手段で管理されたリクエスト曲を選曲可能に提示する、
ことを特徴とするリクエスト対応カラオケシステム。
【請求項3】
システムログインした複数の利用者間で互いに楽曲をリクエスト可能なリクエスト対応カラオケシステムであって、
リクエスト対応楽曲格納手段と、リクエスト曲指定手段と、リクエスト曲管理手段と、リクエスト曲提示手段と、を備え、
前記リクエスト対応楽曲格納手段は、所定のリクエスト対応楽曲データベースにて、リクエストに対応可能な楽曲の情報を格納し、
前記リクエスト曲指定手段は、前記リクエスト対応楽曲データベースにアクセスして、システムログインした少なくとも1名の利用者にリクエスト対応可能な楽曲を指定可能に提示し、
前記リクエスト曲管理手段は、前記リクエスト曲指定手段で指定されたリクエスト曲をシステムログインした不特定の利用者に対するリクエスト曲として管理し、
前記リクエスト曲提示手段は、任意の利用者が選曲を行う際に、前記リクエスト曲管理手段で管理されたリクエスト曲を選曲可能に提示する、
ことを特徴とするリクエスト対応カラオケシステム。
【請求項4】
システムログインした複数の利用者間で互いに楽曲をリクエスト可能なリクエスト対応カラオケシステムであって、
リクエスト対応楽曲格納手段と、利用者ID取得手段と、リクエスト曲指定手段と、リクエスト曲管理手段と、リクエスト曲提示手段と、を備え、
前記リクエスト対応楽曲格納手段は、所定のリクエスト対応楽曲データベースにて、利用者IDに紐付けしてリクエストに対応可能な楽曲の情報を格納し、
前記利用者ID取得手段は、システムログインした利用者の利用者IDを取得し、
前記リクエスト曲指定手段は、前記リクエスト対応楽曲データベースにアクセスして、システムログインした利用者の利用者IDに基づいて、システムログインした少なくとも1名の利用者にリクエスト対応可能な楽曲を指定可能に提示し、
前記リクエスト曲管理手段は、前記リクエスト曲指定手段で指定されたリクエスト曲をシステムログインした不特定の利用者に対するリクエスト曲として管理し、
前記リクエスト曲提示手段は、任意の利用者が選曲を行う際に、前記リクエスト曲管理手段で管理されたリクエスト曲を選曲可能に提示する、
ことを特徴とするリクエスト対応カラオケシステム。
【請求項5】
複数の利用者間で互いに楽曲の歌手を指定し、指定された歌手の楽曲をリクエスト可能なリクエスト対応カラオケシステムであって、
リクエスト対応楽曲格納手段と、リクエスト曲指定手段と、リクエスト曲管理手段と、リクエスト曲提示手段と、を備え、
前記リクエスト対応楽曲格納手段は、所定のリクエスト対応楽曲データベースにて、リクエストに対応可能な歌手の楽曲の情報を格納し、
前記リクエスト曲指定手段は、前記リクエスト対応楽曲データベースにアクセスして、リクエスト対応可能な歌手を指定可能に提示し、
前記リクエスト曲管理手段は、前記リクエスト曲指定手段で指定されたリクエスト歌手を不特定の利用者に対するリクエスト歌手として管理し、
前記リクエスト曲提示手段は、前記リクエスト曲管理手段で管理されたリクエスト歌手を任意の利用者に提示する、
ことを特徴とするリクエスト対応カラオケシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の利用者間で互いに楽曲をリクエスト可能なカラオケシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
カラオケは、単に歌うための装置にとどまらず、現在、コミュニケーションツールとしての側面を有している。
【0003】
従来、男女のグループでカラオケシステムを利用する際に、好適なデュエット楽曲を紹介したり検索したりすることができるカラオケシステムが開示されている(特許文献1参照)。
【0004】
この特許文献1に記載されているカラオケシステムは、男女のグループでカラオケシステムを利用する際に、システムログインした利用者がデュエット曲を歌唱できるか否かを考慮して、デュエット歌唱できる楽曲を判別し、該当するデュエット楽曲に関する情報を選曲可能に表示するものである。これにより、当該グループ内で歌唱可能なデュエット楽曲を好適に紹介したり検索したりすることができるようになっている。具体的には、任意の利用者が歌唱したデュエット楽曲について、その利用者IDに属する性別情報に基づき、当該利用者IDを紐付けして当該デュエット楽曲の男女別歌唱パートの歌唱履歴を記憶する。そして、現在システムログインしている利用者IDに紐付けされた歌唱履歴において、男女いずれの歌唱パートについても歌唱履歴が記録されている楽曲が存在するか否かを判断する。ここで、男女いずれの歌唱パートについても歌唱履歴が記録されている楽曲が存在する場合には、当該楽曲に関する情報を選曲可能に表示するようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特開2006-208957号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
カラオケについて複数の利用者いる場合、必ずしも気心がしれた仲間同士であるとは限らない。例えば、スナックなど客同士が互いに全く知らない場合も十分にあり得る。
さらに、複数のグループがあった時には、むしろグループ外の他のグループのことはほぼ分からないことになる。
加えて、カラオケの場にいる人間は、自分が歌うのが得意な人間ばかりではない。どちらかというと、歌うのは苦手、もしくは、嫌いな人間もその場にいることがある。
また、歌うのが好きな人間であっても、苦手な曲もあるであろうし、苦手でなくても他人の歌を聴きたいこともあるであろう。
もちろん、歌うのが苦手・嫌な人にとっても、聞きたい曲、聞きたい歌手(グループ・バンド等)、聞きたいジャンル、年代、などもあるのが普通である。
【0007】
以上のような状態において、本発明の目的は、誰かが、聞きたい曲、さらには、ジャンル(元気になる曲、しんみりした曲等であてもいい)・歌手(グループ)、年代等、(以下これらを総称して「リクエスト曲等」という。)などをリクエストして、そのリクエストに対して、たまたま居合わせた第三者(もちろん、知り合いや、グループ内のだれかであってもいい)が、歌ってもいいなと思う、きっかけを提供できるカラオケシステムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1に記載の発明のカラオケシステムは、カラオケに関するリクエストを行うリクエスト対応カラオケシステムであって、第三者が歌ってもいいなと思ように前記リクエストを行う。
【0009】
請求項2に記載の発明のカラオケシステムは、複数の利用者間で互いに楽曲をリクエスト可能なリクエスト対応カラオケシステムであって、リクエスト対応楽曲格納手段と、リクエスト曲指定手段と、リクエスト曲管理手段と、リクエスト曲提示手段と、を備え、前記リクエスト対応楽曲格納手段は、所定のリクエスト対応楽曲データベースにて、リクエストに対応可能な楽曲の情報を格納し、前記楽曲の情報は、当該楽曲のカテゴリを含み、前記リクエスト曲指定手段は、前記リクエスト対応楽曲データベースにアクセスして、リクエスト対応可能な楽曲のカテゴリを指定可能に提示し、前記リクエスト曲管理手段は、前記リクエスト曲指定手段で指定されたリクエスト曲のカテゴリを、リクエスト曲を歌う利用者を絞り込む情報として管理し、前記リクエスト曲提示手段は、前記リクエスト曲管理手段で管理されたリクエスト曲のカテゴリを任意の利用者に提示する。
【0010】
請求項3に記載の発明のカラオケシステムは、複数の利用者間で互いに楽曲をリクエスト可能なリクエスト対応カラオケシステムであって、リクエスト対応楽曲格納手段と、リクエスト曲指定手段と、リクエスト曲管理手段と、リクエスト曲提示手段と、を備え、 前記リクエスト対応楽曲格納手段は、所定のリクエスト対応楽曲データベースにて、リクエストに対応可能な楽曲の情報を格納し、前記楽曲の情報は、当該楽曲がリクエストされる利用者の推奨条件を含み、前記リクエスト曲指定手段は、前記リクエスト対応楽曲データベースにアクセスして、リクエスト対応可能な楽曲の推奨条件を指定可能に提示し、前記リクエスト曲管理手段は、前記リクエスト曲指定手段で指定されたリクエスト曲の推奨条件を、リクエスト曲を歌う利用者を絞り込む情報として管理し、前記リクエスト曲提示手段は、前記リクエスト曲管理手段で管理されたリクエスト曲の推奨条件を任意の利用者に提示する。
【0011】
請求項4に記載の発明のカラオケシステムは、複数の利用者間で互いに楽曲をリクエスト可能なリクエスト対応カラオケシステムであって、リクエスト対応楽曲格納手段と、リクエスト曲指定手段と、リクエスト曲管理手段と、リクエスト曲提示手段と、を備え、前記リクエスト対応楽曲格納手段は、所定のリクエスト対応楽曲データベースにて、リクエストに対応可能な楽曲の情報を格納し、前記リクエスト曲指定手段は、前記リクエスト対応楽曲データベースにアクセスして、リクエスト対応可能な楽曲を指定可能に提示し、前記リクエスト曲管理手段は、前記リクエスト曲指定手段で指定されたリクエスト曲を不特定の利用者に対するリクエスト曲として管理し、前記リクエスト曲提示手段は、前記リクエスト曲管理手段で管理されたリクエスト曲を任意の利用者に提示する。
【0012】
請求項5に記載の発明のカラオケシステムは、複数の利用者間で互いに楽曲をリクエスト可能なリクエスト対応カラオケシステムであって、リクエスト対応楽曲格納手段と、リクエスト曲指定手段と、リクエスト曲管理手段と、リクエスト曲提示手段と、を備え、前記リクエスト対応楽曲格納手段は、所定のリクエスト対応楽曲データベースにて、リクエストに対応可能な楽曲の情報を格納し、前記リクエスト曲指定手段は、前記リクエスト対応楽曲データベースにアクセスして、少なくとも1名の利用者にリクエスト対応可能な楽曲を指定可能に提示し、前記リクエスト曲管理手段は、前記リクエスト曲指定手段で指定されたリクエスト曲を不特定の利用者に対するリクエスト曲として管理し、前記リクエスト曲提示手段は、任意の利用者が選曲を行う際に、前記リクエスト曲管理手段で管理されたリクエスト曲を選曲可能に提示する。
【0013】
請求項6に記載の発明のカラオケシステムは、システムログインした複数の利用者間で互いに楽曲をリクエスト可能なリクエスト対応カラオケシステムであって、リクエスト対応楽曲格納手段と、リクエスト曲指定手段と、リクエスト曲管理手段と、リクエスト曲提示手段と、を備え、前記リクエスト対応楽曲格納手段は、所定のリクエスト対応楽曲データベースにて、リクエストに対応可能な楽曲の情報を格納し、前記リクエスト曲指定手段は、前記リクエスト対応楽曲データベースにアクセスして、システムログインした少なくとも1名の利用者にリクエスト対応可能な楽曲を指定可能に提示し、前記リクエスト曲管理手段は、前記リクエスト曲指定手段で指定されたリクエスト曲をシステムログインした不特定の利用者に対するリクエスト曲として管理し、前記リクエスト曲提示手段は、任意の利用者が選曲を行う際に、前記リクエスト曲管理手段で管理されたリクエスト曲を選曲可能に提示する。
【0014】
請求項7に記載の発明のカラオケシステムは、システムログインした複数の利用者間で互いに楽曲をリクエスト可能なリクエスト対応カラオケシステムであって、リクエスト対応楽曲格納手段と、利用者ID取得手段と、リクエスト曲指定手段と、リクエスト曲管理手段と、リクエスト曲提示手段と、を備え、前記リクエスト対応楽曲格納手段は、所定のリクエスト対応楽曲データベースにて、利用者IDに紐付けしてリクエストに対応可能な楽曲の情報を格納し、前記利用者ID取得手段は、システムログインした利用者の利用者IDを取得し、前記リクエスト曲指定手段は、前記リクエスト対応楽曲データベースにアクセスして、システムログインした利用者の利用者IDに基づいて、システムログインした少なくとも1名の利用者にリクエスト対応可能な楽曲を指定可能に提示し、前記リクエスト曲管理手段は、前記リクエスト曲指定手段で指定されたリクエスト曲をシステムログインした不特定の利用者に対するリクエスト曲として管理し、前記リクエスト曲提示手段は、任意の利用者が選曲を行う際に、前記リクエスト曲管理手段で管理されたリクエスト曲を選曲可能に提示する。
【発明の効果】
【0015】
本発明におけるカラオケシステムによって、誰かが、聞きたい曲、さらには、ジャンル・歌手、年代等をリクエストして、そのリクエストに対して、たまたま居合わせた第三者が、歌ってもいいなと思う、きっかけを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の第1の実施形態に係るカラオケシステムの概略構成を示すブロック図。
図2】本発明の第1の実施形態に係るカラオケ演奏端末の構成を示すブロック図。
図3】本発明の第1の実施形態に係るリクエスト対応楽曲テーブルの構成を示す説明図。
図4】本発明の第1の実施形態に係るリクエスト画面の説明図。
図5】本発明の第1の実施形態に係るリクエスト済画面の説明図。
図6】本発明の第1の実施形態に係るリクエスト曲一覧テーブルの構成を示す説明図。
図7】本発明の第1の実施形態に係るリクエスト選曲画面の説明図。
図8】本発明の第1の実施形態に係る予約確認画面の説明図。
図9】本発明の第1の実施形態に係る表示手段に表示される映像及び画像を示す説明図。
図10】本発明の第3の実施形態に係るリクエスト画面の説明図。
図11】本発明の第3の実施形態に係る表示手段に表示される映像及び画像を示す説明図。
図12】本発明の第3の実施形態の変形例に係る表示手段に表示される映像及び画像を示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0017】
<第1の実施形態>
以下、図面を参照して本発明のカラオケシステムの第1の実施形態を説明する。
本発明の第1の実施形態に係るカラオケシステムは、システムログインした複数の利用者間で互いに楽曲をリクエスト可能なカラオケシステムである。このカラオケシステムは、リクエスト対応楽曲格納手段と、利用者ID取得手段と、リクエスト曲指定手段と、リクエスト曲管理手段と、リクエスト曲提示手段と、を基本構成としている。
【0018】
<カラオケシステムの概要> 図1は、本発明の第1の実施形態に係るカラオケシステムの構成を示すもので、図1(a)は通信ネットワークを用いてカラオケシステムを構成した場合の模式図、図1(b)はホスト装置の概略構成を示すブロック図である。
【0019】
本発明の第1の実施形態に係るカラオケシステム1は、図1(a)に示すように、通信ネットワーク12を介して相互に接続されたホスト装置11と複数のカラオケ演奏端末13とを備えている。通信ネットワーク12は、公衆電話回線、専用電話回線、光通信回線、LAN等を用いることができるが、ネットワークに対する第三者の侵入やデータの傍聴及び改竄が困難であると共に、帯域を独占せず安価な通信網であるという点で、インターネットにより構成されるVPNを利用することが好ましい。
【0020】
<ホスト装置>
ホスト装置11は、図1(b)に示すように、送受信部21、制御手段22、データ処理手段23、リクエスト対応楽曲格納手段として機能する顧客データベース24を備えている。これらの構成要素のうち、少なくともリクエスト対応楽曲格納手段として機能する顧客データベース24及びカラオケ演奏端末13により本発明の実施形態に係るカラオケシステム1が構成される。
【0021】
<送受信部>
送受信部21は、各カラオケ演奏端末13との間でデータの送受信を行うための手段であり、通信ネットワーク12における通信方式の整合性を保つための通信回路やソフトウェアにより構成される。制御手段22は、ホスト装置11を統括的に制御するための手段であり、CPU及びその周辺機器を含んで構成され、CPU等がROM等に格納されたアプリケーションプログラムに従って動作することにより制御機能を発揮するようになっている。
【0022】
<データ処理手段/顧客データベース/リクエスト対応楽曲データベース>
データ処理手段23は、顧客データベース24にアクセスして、データの抽出、変更、追加を処理するためのプログラムからなる。顧客データベース24は、利用者毎に利用者情報が登録されたデータベースであり、本発明ではリクエスト対応楽曲格納手段を構成するリクエスト対応楽曲データベース24aの機能を兼ね備えている。この顧客データベース24は、利用者毎に、利用者ID、氏名、セカンドネーム(例えば愛称)、住所、電話番号、年齢、性別、職業等が関連付けて構成されている。さらに、この顧客データベース24には、リクエスト対応楽曲データベース24aが含まれており、その機能として、利用者毎に、登録楽曲及びその採点結果、歌唱履歴楽曲及びその採点結果を格納している。
【0023】
ここで、登録楽曲とは、利用者が頻繁に歌唱する楽曲として自ら登録した楽曲のことであり、歌唱履歴楽曲とは、利用者が歌唱した楽曲を履歴情報としたものである。
【0024】
なお、顧客データベース24にリクエスト対応楽曲データベース24aの機能を兼ね備えるのではなく、リクエスト対応楽曲データベース24aを別個のデータベースとして構成してもよい。
【0025】
<カラオケ演奏端末>
次に、カラオケ演奏端末13について説明する。図2は、カラオケ演奏端末13の構成を示すブロック図である。
【0026】
カラオケ演奏端末13は、図2に示すように、カラオケ本体31、表示手段32、ミキシングアンプ33、スピーカ34、マイクロホン35、遠隔入出力端末36、利用者ID取得手段37を備えると共に、通信ネットワーク12を介してホスト装置11と接続されている。カラオケ本体31と表示手段32とは、有線方式又は無線方式により接続されている。また、ホスト装置11からカラオケ演奏端末13に対して、楽曲データ、更新楽曲データ等が送信される。
【0027】
<遠隔入出力端末>
遠隔入出力端末36は、ユーザインタフェース機能を備えており、カラオケ本体31のローカル送受信手段49に対して有線方式又は無線方式によりデータの送受信を行うようになっており、データの送受信を行うための回路基板及びプログラムと、リクエスト曲指
定手段54、リクエスト曲提示手段55、及び楽曲検索手段56として機能させるためのプログラムと、一時記憶領域であるフラッシュメモリ(図示せず)とを備えている。ここで利用される無線方式としては、例えば近接無線通信技術であるirDAやbluetooth(登録商標)等を挙げることができる。また、ユーザインタフェース機能として、例えば液晶ディスプレイとタッチセンサとを積層した入出力用表示部(図示せず)を備えており、入出力用表示部に表示されるアイコンや文字列にタッチすることにより、楽曲の選択やデータの入力を行うようになっている。
【0028】
<カラオケ本体>
カラオケ本体31は、バス41、ネットワーク送受信手段42、中央制御手段43、ROM44、RAM45、HDD46、楽曲データベース47、映像データベース48、ローカル送受信手段49、リクエスト曲管理手段50、予約管理手段51、音楽曲出力手段52、再生制御手段53を備えている。なお、楽曲データベース47、映像データベース48は、HDD46に格納されている。
【0029】
<中央制御手段>
中央制御手段43は、カラオケシステムを総合的に制御するための手段であり、例えばCPU及びその周辺機器により構成されており、CPU等がROM44等に記憶されたアプリケーションプログラムに従って動作することにより、制御機能を発揮することができるようになっている。
【0030】
<ROM/RAM> ROM44は、カラオケシステムを構成する各機器を制御するためのアプリケーションプログラムデータや数値データを記憶するための機器で、例えば半導体メモリ等で構成される。また、RAM45は、アプリケーションプログラムや種々のデータを一時的に読み込む一時記憶領域として機能するための機器で、例えば半導体メモリ等で構成される。なお、物理的な半導体メモリによりRAM45を構成するのではなく、ハードディスク記憶装置等を用いて仮想的なRAM45を構成してもよい。本実施形態では、RAM45に、予約待ち行列が格納されている。
【0031】
<HDD/楽曲データベース/映像データベース>
楽曲データベース47及び映像データベース48は、大容量記憶装置であるHDD46に格納されている。大容量記憶装置としては、HDDの他に、データを書き替え可能なDVD等を用いることができる。
【0032】
楽曲データベース47は、演奏データ(MIDI(登録商標)データ)及び歌詞テロップデータが同期されて構成される楽曲データについて、楽曲IDと対応付けてそれぞれ格納したデータベースである。
【0033】
また、演奏データは各楽曲の演奏データをデジタル化したものであり、歌詞テロップデータは演奏データに同期された楽曲の歌詞文字データである。映像データベース48は、演奏される楽曲に対応した背景映像を、当該楽曲の楽曲IDに対応させた映像ファイルとして所定数格納したデータベースである。
【0034】
<音楽曲出力手段> 音楽曲出力手段52は、楽曲IDに基づいて楽曲データベース47から抽出された演奏データをデジタル再生すると共にアナログ変換してミキシングアンプ33に出力するための電子回路である。ミキシングアンプ33は、マイクロホン35から入力された歌唱者の歌唱音声と、音楽曲出力手段52から送出される演奏データとをミキシングすると共に、アンプ機能により増幅してスピーカ34より出力させるための手段である。なお、マイクロホンの数は1本に限られず、2本以上であってもよい。
【0035】
<再生制御手段>
再生制御手段53は、カラオケ演奏中に、楽曲データベース47から抽出された楽曲データのうちの歌詞テロップデータ(歌詞文字データ)を当該楽曲の演奏データに同期させて表示手段32に出力するための電子回路である。さらに、再生制御手段53は、遠隔入出力端末36を介した利用者からの操作指示による予約楽曲リストの表示等を表示手段32に表示させる機能も有している。
【0036】
<表示手段> 表示手段32は、カラオケ演奏時の映像、歌詞テロップ及び表示識別情報等を表示するための装置で、例えばCRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ等により構成される。
【0037】
<利用者ID取得手段> 利用者ID取得手段37は、利用者がカラオケ演奏端末13にログインする際に、利用者が所持するID媒体38から利用者IDを取得するための電子回路及びプログラムからなる。利用者ID取得手段37で取得した利用者IDは、RAM45に一時的に記憶される。ID媒体38は、例えば、非接触型のICカード、携帯電話、携帯情報端末等からなり、利用者IDを記憶して、利用者ID取得手段37との間でデータの送受信を行うことができるようになっている。
【0038】
<リクエスト曲指定手段> 次に、リクエスト曲指定手段54について説明する。図3は、リクエスト曲指定手段54が取得するリクエスト対応楽曲テーブルの構成を示す説明図である。
【0039】
リクエスト曲指定手段54は、遠隔入出力端末36における一機能であり、リクエスト対応楽曲データベース24aにアクセスして、システムログインした利用者の利用者IDに基づいて利用者毎にリクエスト対応可能な楽曲を指定可能に提示するためのプログラムである。ここで、リクエスト対応可能な楽曲とは、各利用者の持ち歌のことであり、各利用者の歌唱履歴に残っている楽曲や、各利用者が自ら登録した楽曲のことである。
【0040】
具体的には、利用者がシステムログインすると、リクエスト曲指定手段54の機能により、リクエスト対応楽曲データベース24aにアクセスして、システムログインした利用者の利用者IDに基づいて利用者毎にリクエスト対応可能な楽曲に関する情報を取得する。取得した情報は、リクエスト対応楽曲テーブルとして、遠隔入出力端末36のフラッシュメモリに格納される。このリクエスト対応楽曲テーブルは、例えば、図3に示すように、利用者IDと対応可能な楽曲IDとを紐付けして構成される。
【0041】
そして、利用者が遠隔入出力端末36における楽曲検索手段56の機能を用いて選曲を行う際に、リクエスト曲指定手段54の機能を用いてリクエスト対応楽曲テーブルを参照する。これにより、遠隔入出力端末36の表示画面100(図4参照)には、リクエスト画面101(図4参照)が表示される。
【0042】
<リクエスト画面> 次に、リクエスト画面101について詳細に説明する。図4は、遠隔入出力端末36の表示画面100に表示されるリクエスト画面101を示す説明図である。
【0043】
具体的なリクエスト画面101には、図4に示すように、「Aさんがランダムにリクエストします」の文字の画像102、仲間としてシステムログインした利用者全員の持ち歌の情報を示す画像103が表示される。この持ち歌の画像103の表示は、例えば、仲間としてシステムログインした利用者に対するリクエスト可能な曲名とリクエストボタン104とからなる。ここで、本実施形態の場合、全利用者の内、少なくとも1名にリクエスト可能であれば、利用者に対するリクエスト可能な曲名とする。また、利用者個人と個別に対応するリクエスト可能な曲名の関係は表示しない。言い換えれば、リクエスト画面101において、だれ宛てのリクエストは行わないものとする。
【0044】
リクエストする側の利用者は、表示された利用者全員の持ち歌の中から所望の楽曲をリクエストボタン104で選択することにより、仲間としてシステムログインした不特定の利用者(所望の楽曲を持ち歌とする利用者を含む)に対してリクエストを行うことができる。
【0045】
リクエスト曲の選択は、例えば、表示画面に表示されたリクエストボタンを、利用者がタッチすることにより行われる。利用者がリクエストボタンをタッチすると、リクエストボタンが反転表示され、リクエスト曲として選択したことが明示される。この場合、表示画面に表示されたリクエストボタンを、利用者が再度タッチすることにより、反転表示が解除され、リクエスト曲の選択が解除されたことが明示される。
【0046】
ここで、仲間としてシステムログインした利用者が有している持ち歌の合計が複数である場合には、すべての持ち歌が表示される。この際、一画面ですべての持ち歌を表示しきれない場合には、スクロールボタンを操作することにより、順次持ち歌が表示される。また、仲間としてシステムログインした利用者の全てが持ち歌を有していない場合には、リクエスト対象曲が表示されない。
【0047】
さらに、リクエスト画面101の下辺寄りには、仲間としてシステムログインした不特定の利用者にリクエストを行った曲(以下、ランダムリクエスト曲と呼ぶ)を纏めて示す画像105が表示される。
【0048】
<リクエスト済画面> 次に、リクエスト済画面111について詳細に説明する。図5は、遠隔入出力端末36の表示画面100に表示されるリクエスト済画面111を示す説明図である。
【0049】
図4に示したリクエスト画面101を用いてリクエストが行われると、リクエストした利用者が遠隔入出力端末36における楽曲検索手段56の機能を用いて選曲を行う際に、遠隔入出力端末36の表示画面100に、図5に示すように、リクエスト済画面111が表示される。このリクエスト済画面111には、「Aさんのパーソナル曲目リスト」の文字の画像112、リクエスト曲の曲名、アーティスト名、楽曲ID等を示す画像113が表示される。
【0050】
尚、リクエスト済画面111に表示されるリクエスト曲の内、選択されてから30分程度して、だれも歌わない曲は、削除されるようになっている。
【0051】
さらに、リクエスト済画面111の下辺寄りには、ランダムリクエスト曲を纏めて示す画像105が表示される。
【0052】
<リクエスト曲管理手段> 次に、リクエスト曲管理手段50について説明する。図6は、リクエスト曲管理手段50が管理するリクエスト曲一覧テーブルの構成を示す説明図である。
【0053】
リクエスト曲管理手段50は、リクエスト曲指定手段54で指定されたリクエスト曲を仲間としてシステムログインした不特定の利用者に対するリクエスト曲として管理するためのプログラムである。このリクエスト曲管理手段50で管理されるリクエスト曲に関する情報は、例えば、リクエスト曲一覧テーブルとして遠隔入出力端末36のフラッシュメモリに格納される。このリクエスト曲一覧テーブルは、例えば、図6に示すように、リクエストされた楽曲の楽曲ID、及びリクエストした利用者の利用者IDを紐付けして構成したものである。
【0054】
<リクエスト曲提示手段> リクエスト曲提示手段55は、遠隔入出力端末36に設けられた手段であり、任意の利用者が選曲を行う際に、リクエスト曲管理手段50で仲間としてシステムログインした不特定の利用者に対するとして管理されたリクエスト曲を選曲可能に提示するためのプログラムである。
【0055】
具体的には、任意の利用者が楽曲検索手段56の機能により選曲を行う際に、リクエスト曲提示手段55の機能によりリクエスト曲一覧テーブルを参照し、遠隔入出力端末36の表示画面100に、図7に示すように、リクエスト選曲画面121(図7参照)が表示される。
【0056】
<リクエスト選曲画面> 次に、リクエスト選曲画面121について詳細に説明する。図7は、遠隔入出力端末36の表示画面100に表示されるリクエスト選曲画面121を示す説明図である。
【0057】
具体的なリクエスト選曲画面121には、「Aさんのパーソナル曲目リスト」の文字の画像112、リクエストされた曲名及び楽曲IDを示す画像123が表示される。この場合、リクエスト選曲画面121には、リクエストされた曲名がリクエストされた利用者のリクエスト可能曲であるか否かに関係なく表示される。
【0058】
さらに、リクエスト選曲画面121の下辺寄りには、ランダムリクエスト曲を纏めて示す画像105が表示される。
【0059】
被リクエスト者は、表示されたリクエスト曲の中から所望の楽曲を選択することができる。なお、この場合、リクエストに応えずに、自ら所望する楽曲を選択することもできる。
【0060】
リクエスト曲の中から選曲を行うには、例えば、表示画面100に表示された選曲ボタンを、利用者がタッチすればよい。利用者が選曲ボタンをタッチすると、選曲ボタンが反転表示され、リクエスト曲を選曲したことが明示される。この場合、表示画面100に表示された選曲ボタンを、利用者が再度タッチすることにより、反転表示が解除され、リクエスト曲の選曲が解除されたことが明示される。
【0061】
<予約管理手段> 予約管理手段51は、利用者により遠隔入出力端末36における楽曲検索手段56の機能を用いて選曲され、ローカル送受信手段49を介して送信された当該選曲者の利用者ID、及び選曲された楽曲IDを対応付けて予約待ち行列としてRAM45に格納し、管理するためのプログラムである。なお、楽曲選択の表示や予約待ち行列の表示は、遠隔入出力端末36の入出力用表示部及び表示手段32のいずれか一方、あるいは双方で行うことができる。
【0062】
<予約確認画面> 次に、予約確認画面131について詳細に説明する。図8は、遠隔入出力端末36の表示画面100に表示される予約確認画面131を示す説明図である。
【0063】
利用者が楽曲選択の表示の操作を行った場合には、図8に示すように、遠隔入出力端末36の表示画面100に、予約確認画面131が表示される。
【0064】
具体的な予約確認画面131には、「予約楽曲」の文字の画像132、予約された楽曲の曲名、選曲者の名前及び顔写真の画像133が表示される。また、リクエストに応えて選曲した曲名には、リクエスト曲の文字も表示される。尚、本実施形態の場合、リクエスト曲をリクエストしたリクエスト者は、他の利用者に分からないのが基本になっている。
【0065】
さらに、予約確認画面131の下辺寄りには、ランダムリクエスト曲を纏めて示す画像105が表示される。
【0066】
尚、図4図5図7図8に表示される画像105のランダムリクエスト曲の内、選択されてから30分程度して、だれも歌わない曲は、削除されるようになっている。
【0067】
<表示手段> 次に、表示手段32について詳細に説明する。図9(a)は、カラオケ演奏中において表示手段32に表示される映像を示す説明図であり、図9(b)は、カラオケ演奏の合間や操作指示による予約楽曲リストの表示等で表示される画像を示す説明図である。
【0068】
カラオケ演奏中には、図9(a)に示すように、利用者全員が視る表示手段32の画面141に、楽曲データベース47から抽出された歌詞テロップデータ(歌詞文字データ)の映像142が当該楽曲の演奏データに同期させて表示されるとともに、背景映像として、演出用の動画143が表示される。また、カラオケ演奏中に、利用者が例えば図4に示す遠隔入出力端末36のリクエストボタン104をタッチしてリクエスト曲を選択した場合、画面141の右側下辺近傍には、リクエスト曲を示す文字の画像145が一瞬(例えば3秒)表示される。
【0069】
カラオケ演奏の合間や操作指示による予約楽曲リストの表示中には、図9(b)に示すように、表示手段32の画面141に、「予約楽曲」の文字の画像152、予約された楽曲の曲名、選曲者の名前及び顔写真の画像153が表示される。また、リクエストに応えて選曲した曲名の右横には、リクエスト曲の文字も表示される。
【0070】
さらに、画面141の下辺寄りには、ランダムリクエスト曲を纏めて示す画像155が表示される。
【0071】
<送受信手段> ローカル送受信手段49は、遠隔入出力端末36との間でデータの送受信を行うための手段である。ネットワーク送受信手段42は、通信ネットワーク12を介してホスト装置11との間でデータの送受信を行うための手段であり、通信ネットワーク12における通信方式の整合性を保つための通信回路やソフトウェアにより構成される。
【0072】
本発明の第1の実施形態の構成及び効果を纏めて説明すると、カラオケシステム1は、カラオケに関するリクエストを行うリクエスト対応カラオケシステムであって、第三者が歌ってもいいなと思ように前記リクエストを行う。 また、カラオケシステム1は、複数の利用者間で互いに楽曲をリクエスト可能なリクエスト対応カラオケシステム1であって、リクエスト対応楽曲格納手段(顧客データベース24)と、リクエスト曲指定手段54と、リクエスト曲管理手段50と、リクエスト曲提示手段55と、を備え、前記リクエスト対応楽曲格納手段は、所定のリクエスト対応楽曲データベース24aにて、リクエストに対応可能な楽曲の情報を格納し、前記リクエスト曲指定手段54は、前記リクエスト対応楽曲データベース24aにアクセスして、リクエスト対応可能な楽曲を指定可能に提示し、前記リクエスト曲管理手段50は、前記リクエスト曲指定手段54で指定されたリクエスト曲を不特定の利用者に対するリクエスト曲として管理し、前記リクエスト曲提示手段55は、前記リクエスト曲管理手段50で管理されたリクエスト曲を任意の利用者に提示する。
【0073】
尚、表示手段32についても、リクエスト曲提示手段55と同じ前記リクエスト曲管理手段50で管理されたリクエスト曲を任意の利用者に提示する機能を有する。
【0074】
また、カラオケシステム1は、複数の利用者間で互いに楽曲をリクエスト可能なリクエスト対応カラオケシステム1であって、リクエスト対応楽曲格納手段(顧客データベース24)と、リクエスト曲指定手段54と、リクエスト曲管理手段50と、リクエスト曲提示手段55と、を備え、前記リクエスト対応楽曲格納手段は、所定のリクエスト対応楽曲データベース24aにて、リクエストに対応可能な楽曲の情報を格納し、前記リクエスト曲指定手段54は、前記リクエスト対応楽曲データベース24aにアクセスして、少なくとも1名の利用者にリクエスト対応可能な楽曲を指定可能に提示し、前記リクエスト曲管理手段50は、前記リクエスト曲指定手段54で指定されたリクエスト曲を不特定の利用者に対するリクエスト曲として管理し、前記リクエスト曲提示手段55は、任意の利用者が選曲を行う際に、前記リクエスト曲管理手段50で管理されたリクエスト曲を選曲可能に提示する。
【0075】
また、カラオケシステム1は、システムログインした複数の利用者間で互いに楽曲をリクエスト可能なリクエスト対応カラオケシステムであって、リクエスト対応楽曲格納手段(顧客データベース24)と、リクエスト曲指定手段54と、リクエスト曲管理手段50と、リクエスト曲提示手段55と、を備え、前記リクエスト対応楽曲格納手段は、所定のリクエスト対応楽曲データベース24aにて、リクエストに対応可能な楽曲の情報を格納し、前記リクエスト曲指定手段54は、前記リクエスト対応楽曲データベース24aにアクセスして、システムログインした少なくとも1名の利用者にリクエスト対応可能な楽曲を指定可能に提示し、前記リクエスト曲管理手段50は、前記リクエスト曲指定手段54で指定されたリクエスト曲をシステムログインした不特定の利用者に対するリクエスト曲として管理し、前記リクエスト曲提示手段55は、任意の利用者が選曲を行う際に、前記リクエスト曲管理手段50で管理されたリクエスト曲を選曲可能に提示する。
【0076】
さらに、カラオケシステム1は、システムログインした複数の利用者間で互いに楽曲をリクエスト可能なリクエスト対応カラオケシステム1であって、リクエスト対応楽曲格納手段(顧客データベース24)と、リクエスト曲提示手段37と、リクエスト曲指定手段54と、リクエスト曲管理手段50と、リクエスト曲提示手段55と、を備え、前記リクエスト対応楽曲格納手段は、所定のリクエスト対応楽曲データベース24aにて、利用者IDに紐付けしてリクエストに対応可能な楽曲の情報を格納し、前記リクエスト曲提示手段37は、システムログインした利用者の利用者IDを取得し、前記リクエスト曲指定手段54は、前記リクエスト対応楽曲データベース24aにアクセスして、システムログインした利用者の利用者IDに基づいて、システムログインした少なくとも1名の利用者にリクエスト対応可能な楽曲を指定可能に提示し、前記リクエスト曲管理手段50は、前記リクエスト曲指定手段54で指定されたリクエスト曲をシステムログインした不特定の利用者に対するリクエスト曲として管理し、前記リクエスト曲提示手段55は、任意の利用者が選曲を行う際に、前記リクエスト曲管理手段50で管理されたリクエスト曲を選曲可能に提示する。
【0077】
以上説明した第1の実施形態によれば、第三者が歌ってもいいなと思ように前記リクエストを行うので、誰かが、聞きたい曲、さらには、ジャンル・歌手、年代等をリクエストして、そのリクエストに対して、たまたま居合わせた第三者が、歌ってもいいなと思う、きっかけを提供できる。
【0078】
また、第1の実施形態によれば、複数の利用者間で互いに楽曲をリクエスト可能なリクエスト対応カラオケシステム1において、任意の利用者が選曲を行う際に、前記リクエスト曲提示手段55が、前記リクエスト曲指定手段54で指定されたリクエスト曲を不特定の利用者に対するリクエスト曲として選曲可能に提示するので、複数の利用者間で互いに楽曲をリクエストする場合に、利用者に対して好印象を与えることができる。
【0079】
<第2の実施形態> 次に、本発明の第2の実施形態に係るカラオケシステムについて図1及び図2を代用して説明する。
【0080】
本発明の第2の実施形態に係るカラオケシステムは、利用者のシステムログインに関係なく、複数の利用者間で互いに楽曲をリクエスト可能なリクエスト対応カラオケシステムであって、リクエスト対応楽曲格納手段(顧客データベース24、図1(b)参照)と、リクエスト曲指定手段54(図2参照)と、リクエスト曲管理手段50(図2参照)と、リクエスト曲提示手段55(図2参照)と、を備え、前記リクエスト対応楽曲格納手段は、所定のリクエスト対応楽曲データベース24a(図1(b)参照)にて、リクエストに対応可能な楽曲の情報を格納し、前記リクエスト曲指定手段54は、前記リクエスト対応楽曲データベース24aにアクセスして、少なくとも1名の利用者にリクエスト対応可能な楽曲を指定可能に提示し、前記リクエスト曲管理手段50は、前記リクエスト曲指定手段54で指定されたリクエスト曲を不特定の利用者に対するリクエスト曲として管理し、前記リクエスト曲提示手段55は、任意の利用者が選曲を行う際に、前記リクエスト曲管理手段50で管理されたリクエスト曲を選曲可能に提示する。
【0081】
このような第2の実施形態に係るカラオケシステムによれば、利用者のシステムログインに関係なく、複数の利用者間で互いに楽曲をリクエスト可能なリクエスト対応カラオケシステムにおいて、任意の利用者が選曲を行う際に、前記リクエスト曲提示手段55が、前記リクエスト曲指定手段54で指定されたリクエスト曲を不特定の利用者に対するリクエスト曲として選曲可能に提示するので、複数の利用者間で互いに楽曲をリクエストする場合に、利用者に対して好印象を与えることができる。
【0082】
<第3の実施形態> 次に、本発明の第3の実施形態に係るカラオケシステムについて図10及び図11を用いて説明する。 図10は、本発明の第3の実施形態に係るリクエスト画面の説明図である。
図11は、本発明の第3の実施形態に係る表示手段に表示される映像及び画像を示す説明図である。
【0083】
第3の実施形態に係るカラオケシステムでは、利用者が遠隔入出力端末36における楽曲検索手段56(図2参照)の機能を用いて選曲を行う際に、リクエスト曲指定手段54(図2参照)の機能を用いてリクエスト対応楽曲テーブルを参照する。これにより、図10において、遠隔入出力端末36の表示画面100には、リクエスト画面201が表示される。
【0084】
<リクエスト画面> 具体的なリクエスト画面201には、図10に示すように、「Aさんがカテゴリ/楽曲をリクエストします」の文字の画像202、仲間としてシステムログインした利用者全員の持ち歌(曲)とそのカテゴリ(ジャンル、傾向等を含む)の情報を示す画像203が表示される。
【0085】
この持ち歌及びカテゴリの画像203の表示は、例えば、仲間としてシステムログインした利用者の持ち歌のカテゴリの種類を示す画像204と、カテゴリをリクエストするリクエストボタン205と、それぞれのカテゴリに含まれる持ち歌を示す画像206と、持ち歌を個別にリクエストするリクエストボタン207とからなる。ここで、第3の実施形態の場合、全利用者の内、少なくとも1名にリクエスト可能なカテゴリであれば、カテゴリに対応する利用者に対するリクエスト可能なカテゴリとする。また、利用者個人と個別に対応するリクエスト可能なカテゴリの関係は表示しない。言い換えれば、リクエスト画面201において、だれ宛てのカテゴリのリクエストは行わないものとする。
【0086】
<カテゴリリクエスト方法> カテゴリをリクエストする側の利用者は、表示された利用者全員に対応する全カテゴリの中から、所望のカテゴリをリクエストボタン205で選択することにより、仲間としてシステムログインした利用者(所望のカテゴリの楽曲を持ち歌とする利用者を含む)に対して、カテゴリに含まれる複数の曲のリクエストを行うことができる。
【0087】
従って、リクエストカテゴリの選択は、例えば、表示画面に表示されたカテゴリのリクエストボタン205を、利用者がタッチすることにより行われる。利用者がリクエストボタン205をタッチすると、リクエストボタン205が反転表示され、リクエストカテゴリとして選択したことが明示される。この場合、表示画面に表示されたリクエストボタン205を、利用者が再度タッチすることにより、反転表示が解除され、リクエストカテゴリの選択が解除されたことが明示される。
【0088】
ここで、仲間としてシステムログインした利用者が有している持ち歌のカテゴリの合計が複数である場合には、すべてのカテゴリが表示される。この際、一画面ですべてのカテゴリを表示しきれない場合には、スクロールボタンを操作することにより、順次カテゴリが表示される。また、仲間としてシステムログインした利用者の全てが持ち歌のカテゴリを有していない場合には、リクエスト対象カテゴリが表示されない。
【0089】
利用者がカテゴリをリクエストした場合、リクエスト画面201の下辺寄りには、仲間としてシステムログインした不特定の利用者にリクエストを行ったカテゴリを纏めて示す画像208が表示される。
【0090】
<楽曲リクエスト方法> 楽曲を個別にリクエストする側の利用者は、表示された利用者全員の持ち歌の中から所望の楽曲をリクエストボタン207で選択することにより、仲間としてシステムログインした不特定の利用者(所望の楽曲を持ち歌とする利用者を含む)に対してリクエストを行うことができる。
【0091】
従って、リクエスト曲の選択は、例えば、表示画面に表示されたリクエストボタン207を、利用者がタッチすることにより行われる。利用者がリクエストボタン207をタッチすると、リクエストボタン207が反転表示され、リクエスト曲として選択したことが明示される。この場合、表示画面に表示されたリクエストボタン207を、利用者が再度タッチすることにより、反転表示が解除され、リクエスト曲の選択が解除されたことが明示される。
【0092】
ここで、仲間としてシステムログインした利用者が有している持ち歌の合計が複数である場合には、すべての持ち歌が表示される。この際、一画面ですべての持ち歌を表示しきれない場合には、スクロールボタンを操作することにより、順次持ち歌が表示される。また、仲間としてシステムログインした利用者の全てが持ち歌を有していない場合には、リクエスト対象曲が表示されない。
【0093】
尚、図示しないが、利用者が楽曲を個別にリクエストした場合、リクエスト画面201の下辺寄りには、仲間としてシステムログインした不特定の利用者にリクエストを行った楽曲と当該楽曲のカテゴリを纏めて示す画像が表示される。
【0094】
<リクエストカテゴリ表示> 次に、第3の実施形態に係るカラオケシステムの表示手段32(図2参照)について詳細に説明する。図11(a)は、カラオケ演奏中において表示手段32(図2参照)に表示される映像を示す説明図であり、図11(b)は、カラオケ演奏の合間や操作指示による予約楽曲リストの表示等で表示される画像を示す説明図である。
【0095】
カラオケ演奏中には、図11(a)に示すように、利用者全員が視る表示手段32の画面141に、楽曲データベース47(図2参照)から抽出された歌詞テロップデータ(歌詞文字データ)の映像142が当該楽曲の演奏データに同期させて表示されるとともに、背景映像として、演出用の動画143が表示される。また、カラオケ演奏中に、利用者が例えば図10に示す遠隔入出力端末36のリクエストボタン205をタッチしてリクエストするカテゴリを選択した場合、画面141の右側下辺近傍には、リクエストされたカテゴリを示す文字の画像248として「リクエストカテゴリ:女性向け」の文字が一瞬(例えば3秒)表示される。
【0096】
リクエストされたカテゴリ及び曲名は、利用者のカテゴリ及びパーソナル曲目リストに表示され、利用者により予約選択が行われる。ここで、カテゴリのみの選択が行われた場合、カテゴリ内の複数の曲の内、一つの曲がカラオケ本体31(図2参照)の抽選により選択され、演奏が行われる。
【0097】
カラオケ演奏の合間や操作指示による予約カテゴリリスト及び予約楽曲の表示中には、図11(b)に示すように、表示手段32の画面141に、「予約カテゴリ/楽曲」の文字の画像252と、予約されたカテゴリ及びカテゴリ名、予約された楽曲の曲名、カテゴリを選んだ者または選曲者名前及び顔写真の画像253とが表示される。また、リクエストに応えて選択したカテゴリの右横には、リクエストカテゴリの文字も表示される。
【0098】
さらに、画面141の下辺寄りには、リクエストカテゴリを纏めて示す画像258が表示される。
【0099】
本発明の第3の実施形態の構成及び効果を纏めて説明すると、第3の実施形態のカラオケシステム1は、複数の利用者間で互いに楽曲をリクエスト可能なリクエスト対応カラオケシステム1であって、リクエスト対応楽曲格納手段(顧客データベース24)と、リクエスト曲指定手段54と、リクエスト曲管理手段50と、リクエスト曲提示手段55と、を備え、前記リクエスト対応楽曲格納手段は、所定のリクエスト対応楽曲データベース24aにて、リクエストに対応可能な楽曲の情報を格納し、前記楽曲の情報は、当該楽曲のカテゴリ(女性向け、男性向け、アーティスト名等)を含み、前記リクエスト曲指定手段54は、前記リクエスト対応楽曲データベース24aにアクセスして、リクエスト対応可能な楽曲のカテゴリを指定可能に提示し、前記リクエスト曲管理手段50は、前記リクエスト曲指定手段54で指定されたリクエスト曲のカテゴリを、リクエスト曲を歌う利用者を絞り込む情報として管理し、前記リクエスト曲提示手段55は、前記リクエスト曲管理手段50で管理されたリクエスト曲のカテゴリを任意の利用者に提示する。
【0100】
また、第3の実施形態のカラオケシステム1は、複数の利用者間で互いに楽曲をリクエスト可能なリクエスト対応カラオケシステム1であって、リクエスト対応楽曲格納手段(顧客データベース24)と、リクエスト曲指定手段54と、リクエスト曲管理手段50と、リクエスト曲提示手段55と、を備え、前記リクエスト対応楽曲格納手段は、所定のリクエスト対応楽曲データベース24aにて、リクエストに対応可能な楽曲の情報を格納し、前記楽曲の情報は、当該楽曲がリクエストされる利用者の推奨条件(女性向け、男性向け等)を含み、前記リクエスト曲指定手段54は、前記リクエスト対応楽曲データベース24aにアクセスして、リクエスト対応可能な楽曲の推奨条件を指定可能に提示し、前記リクエスト曲管理手段50は、前記リクエスト曲指定手段で指定されたリクエスト曲の推奨条件を、リクエスト曲を歌う利用者を絞り込む情報として管理し、前記リクエスト曲提示手段55は、前記リクエスト曲管理手段50で管理されたリクエスト曲の推奨条件を任意の利用者に提示する、
【0101】
以上説明した第3の実施形態によれば、複数の利用者間で互いに楽曲をリクエスト可能なリクエスト対応カラオケシステム1において、利用者が選曲を行う際に、リクエスト曲提示手段55が、リクエスト曲管理手段50で管理されたリクエスト曲のカテゴリ(女性向け、男性向け、アーティスト名等)を任意の利用者に提示するので、複数の利用者間で互いに楽曲をリクエストする場合に、楽曲をリクエストする相手を、個人に特定しないながらも、ある程度絞り込むことができ、複数の利用者間で互いに楽曲をリクエストする場合に、利用者に対して好印象を与えることができる。
【0102】
<第3の実施形態の変形例> 次に、第3の実施形態の変形例について説明する。図12(a)は、第3の実施形態の変形例において、カラオケ演奏中において表示手段32(図2参照)に表示される映像を示す説明図であり、図12(b)は、第3の実施形態の変形例において、カラオケ演奏の合間や操作指示による予約楽曲リストの表示等で表示される画像を示す説明図である。
【0103】
第3の実施形態の変形例のカラオケシステムにおいて、カラオケ演奏中には、図12(a)に示すように、利用者全員が視る表示手段32の画面141に、歌詞テロップデータの映像142が当該楽曲の演奏データに同期させて表示されるとともに、背景映像として、演出用の動画143が表示される。また、カラオケ演奏中に、利用者が例えば遠隔入出力端末36のリクエストボタン205(図10参照)をタッチしてリクエストするカテゴリを選択した場合、画面141の右側下辺近傍には、リクエストされたカテゴリを示す文字の画像348と、当該カテゴリに含まれる楽曲を示す文字の画像349とが一瞬(例えば3秒)表示される。
【0104】
リクエストされたカテゴリ及び曲名は、利用者のカテゴリ及びパーソナル曲目リストに表示され、利用者により予約選択が行われる。ここで、カテゴリのみの選択が行われた場合、カテゴリ内の複数の曲の内、一つの曲がカラオケ本体31の抽選により選択され、演奏が行われる。
【0105】
カラオケ演奏の合間や操作指示による予約楽曲及び予約カテゴリリストの表示中には、図12(b)に示すように、表示手段32の画面141に、「予約カテゴリ/楽曲」の文字の画像252と、予約されたカテゴリ及びカテゴリ名、予約された楽曲の曲名、カテゴリを選んだ者または選曲者名前及び顔写真の画像253が表示される。また、リクエストに応えて選択したカテゴリの右横には、リクエストカテゴリの文字も表示される。
【0106】
さらに、画面141の下辺寄りには、リクエストされたカテゴリを示す文字の画像358と、当該カテゴリに含まれる楽曲を示す文字の画像359とが表示される。 このような第3の実施形態の変形例によれば、前記リクエスト曲管理手段50で管理されたリクエスト曲のカテゴリ(女性向け、男性向け、アーティスト名等)を任意の利用者に提示するので、図10及び図11に示した第3の実施形態と同様の効果が得られるとともに、当該カテゴリに含まれる楽曲を示す文字の画像349、359が表示されるので、更に、利用者に対して好印象を与えることができる。
【0107】
尚、本発明のカラオケシステムを構成する機器や手段は上述したものに限定されず、カラオケシステムの利用目的等に応じて、必要な機器や手段のみの構成としたり、適宜他の機器や手段を付加したりすることができる。
【0108】
また、各手段をそれぞれ別個のものとして構成するのではなく、複数の機能を統合した手段として構成してもよい。2つ以上のシステムを1つにすることも可能であるし、逆に、1つのシステムを2つ以上の別のシステムから構成して接続することも可能である。
【0109】
例えば、顧客データベース24及びリクエスト対応楽曲データベース24aをホスト装置11の構成要素とするのではなく、カラオケ演奏端末13の構成要素として、ローカルで顧客情報の管理及び楽曲別経過期間対応テンポレベルの取得に関する処理を行ってもよい。
【0110】
また、上記第1及乃至第3の実施形態は、あくまでも、現在のところの最良の形態またはそれに近い形態の3つにすぎない。
【産業上の利用可能性】
【0111】
本発明のカラオケシステムは、カラオケシステムやサービスを提供する事業者や法人において効果的に利用できる。
【符号の説明】
【0112】
1…カラオケシステム
11…ホスト装置
12…通信ネットワーク
13…カラオケ演奏端末
21…送受信部
22…制御手段
23…データ処理手段
24…顧客データベース
24a…リクエスト対応楽曲データベース
31…カラオケ本体
32…表示手段
33…ミキシングアンプ
34…スピーカ
35…マイクロホン
36…遠隔入出力端末
37…利用者ID取得手段
38…ID媒体
41…バス
42…ネットワーク送受信手段
43…中央制御手段
44…ROM
45…RAM
46…HDD
47…楽曲データベース
48…映像データベース
49…ローカル送受信手段
50…リクエスト曲管理手段
51…予約管理手段
52…音楽曲出力手段
53…再生制御手段
54…リクエスト曲指定手段
55…リクエスト曲提示手段
56…楽曲検索手段
100…表示画面
101…リクエスト画面
102、103、105…画像 111…リクエスト済画面 112、113…画像 121…リクエスト選曲画面 123…画像 131…予約確認画面 132、133…画像 141…画面 142…映像 143…動画 145、152、153、155…画像 201…リクエスト画面 202、203、204、206、208…画像 205、207…リクエストボタン 248、252、253、258…画像 349、358、359…画像
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12