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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-19
(45)【発行日】2024-06-27
(54)【発明の名称】無線ネットワーク一時識別子に関連する方法および装置
(51)【国際特許分類】
H04L 27/26 20060101AFI20240620BHJP
H04W 74/08 20240101ALI20240620BHJP
H04L 1/00 20060101ALI20240620BHJP
H04W 72/232 20230101ALI20240620BHJP
H04W 8/26 20090101ALI20240620BHJP
【ＦＩ】
H04L27/26 113
H04W74/08
H04L1/00 A
H04W72/232
H04W8/26 110
【請求項の数】
12
(21)【出願番号】P 2022540392
(86)(22)【出願日】2020-08-25
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-04-26
(86)【国際出願番号】 CN2020110933
(87)【国際公開番号】W WO2022040895
(87)【国際公開日】2022-03-03
【審査請求日】2022-09-14
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ＺＴＥ ＣＯＲＰＯＲＡＴＩＯＮ
【住所又は居所原語表記】ＺＴＥ Ｐｌａｚａ，Ｋｅｊｉ Ｒｏａｄ Ｓｏｕｔｈ，Ｈｉ－Ｔｅｃｈ Ｉｎｄｕｓｔｒｉａｌ Ｐａｒｋ，Ｎａｎｓｈａｎ Ｓｈｅｎｚｈｅｎ，Ｇｕａｎｇｄｏｎｇ ５１８０５７ Ｃｈｉｎａ
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【弁護士】
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】ジャン， リー
(72)【発明者】
【氏名】リー， ジヤン
【審査官】川口 貴裕
(56)【参考文献】
【文献】特開２０２０－０５３８４９（ＪＰ，Ａ）
【文献】特表２０２２－５０６６７８（ＪＰ，Ａ）
【文献】国際公開第２０２０／０４７０８０（ＷＯ，Ａ１）
【文献】MediaTek Inc.，Remaining details on RACH procedure[online]，3GPP TSG RAN WG1 Meeting 90bis R1-1718340，Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_90b/Docs/R1-1718340.zip>，2017年10月03日
【文献】ZTE (CR editor), Nokia, Samsung, Vivo, Ericsson, Fujitsu, LG，Updates to MAC spec for 2-step RACH[online]，3GPP TSG-RAN WG2 Meeting #110-e R2-2006323，Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_110-e/Docs/R2-2006323.zip>，2020年06月15日
【文献】SONY，msgB-RNTI ambiguity for CFRA and CBRA of 2-Step RACH[online]，3GPP TSG-RAN WG2 Meeting #109 electronic R2-2000833，Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_109_e/Docs/R2-2000833.zip>，2020年02月13日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.，ＤＢ名)
Ｈ０４Ｌ ２７／２６
Ｈ０４Ｌ １／００
Ｈ０４Ｂ ７／２４ － ７／２６
Ｈ０４Ｗ ４／００ － ９９／００
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
方法であって、無線通信デバイスが、物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）プリアンブルが伝送される時間ドメインにおけるＰＲＡＣＨ機会のインデックスに従って、無線ネットワーク一時識別子（ＲＮＴＩ）を決定することであって、前記ＲＮＴＩは、時間ドメインにおける前記ＰＲＡＣＨ機会の前記インデックスであるｔ＿ＲＯ＿ｉｄの関数として決定され、前記ＲＮＴＩは、
ＲＮＴＩ＝１＋ｔ＿ＲＯ＿ｉｄ、
ＲＮＴＩ＝１＋ｔ＿ＲＯ＿ｉｄ＋ｔ＿ＲＯ＿ｔｏｔａｌ、
ＲＮＴＩ＝１＋ｔ＿ＲＯ＿ｉｄ＋ｔ＿ＲＯ＿ｔｏｔａｌ×ｆ＿ｉｄ＋ｔ＿ＲＯ＿ｔｏｔａｌ×８×ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄ、または
ＲＮＴＩ＝１＋ｔ＿ＲＯ＿ｉｄ＋ｔ＿ＲＯ＿ｔｏｔａｌ×ｆ＿ｉｄ＋ｔ＿ＲＯ＿ｔｏｔａｌ×８×ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄ＋ｔ＿ＲＯ＿ｔｏｔａｌ×８×２
のうちの少なくとも１つに従って決定され、ここで、ｔ＿ＲＯ＿ｔｏｔａｌは、時間ドメインにおけるＰＲＡＣＨ機会の総数であり、ｆ＿ｉｄは、周波数ドメインにおける前記ＰＲＡＣＨ機会のインデックスであり、ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄは、ランダムアクセスプリアンブル伝送のためのキャリアの識別子である、ことと、
前記無線通信デバイスが、前記ＲＮＴＩを用いてスクランブリングされる巡回冗長検査（ＣＲＣ）を伴うダウンリンク制御情報（ＤＣＩ）フォーマットを検出することと
を含む方法。
【請求項2】
ランダムアクセス応答は、前記ＤＣＩフォーマットの前記ＣＲＣが、前記ＲＮＴＩを用いてスクランブリングされるとき、かつ、
媒体アクセス制御（ＭＡＣ）プロトコルデータユニット（ＰＤＵ）におけるランダムアクセスプリアンブル識別子が、含まれる場合、伝送されるプリアンブルインデックスに対応するか、または、ＭＡＣサブＰＤＵにおけるユーザ機器（ＵＥ）競合解決識別が、共通制御チャネル（ＣＣＣＨ）サービスデータユニット（ＳＤＵ）に合致するかのいずれかであるとき、
受信成功を示す、請求項１に記載の方法。
【請求項3】
前記ＲＮＴＩは、ランダムアクセス（ＲＡ）－ＲＮＴＩまたはＭｓｇＢ－ＲＮＴＩを備える、請求項１に記載の方法。
【請求項4】
前記無線通信デバイスが、無線通信ノードから、メッセージを介して、伝送プリアンブルの時間ドメインリソースに対応する前記ｆ＿ｉｄのインジケーションを受信することであって、前記メッセージは、ランダムアクセス応答（ＲＡＲ）または前記ＤＣＩ内にある、ことを含む、請求項１に記載の方法。
【請求項5】
方法であって、無線通信ノードが、無線通信デバイスから物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）プリアンブルを受信することと、
前記無線通信ノードが、前記ＰＲＡＣＨプリアンブルが受信される時間ドメインにおけるＰＲＡＣＨ機会のインデックスの関数として無線ネットワーク一時識別子（ＲＮＴＩ）を決定することであって、前記ＲＮＴＩは、前記ＰＲＡＣＨプリアンブルの周波数ドメインリソースと関連付けられたパラメータを除外して決定される、ことと、
前記無線通信ノードが、前記無線通信デバイスに、前記ＲＮＴＩを用いてスクランブリングされる巡回冗長検査（ＣＲＣ）を伴うダウンリンク制御情報（ＤＣＩ）フォーマットを伝送することと
を含む方法。
【請求項6】
ランダムアクセス応答は、前記ＤＣＩフォーマットの前記ＣＲＣが、前記ＲＮＴＩを用いてスクランブリングされるとき、かつ、
媒体アクセス制御（ＭＡＣ）プロトコルデータユニット（ＰＤＵ）におけるランダムアクセスプリアンブル識別子が、含まれる場合、伝送されるプリアンブルインデックスに対応するか、または、ＭＡＣサブＰＤＵにおけるユーザ機器（ＵＥ）競合解決識別が、共通制御チャネル（ＣＣＣＨ）サービスデータユニット（ＳＤＵ）に合致するかのいずれかであるとき、
受信成功を示す、請求項５に記載の方法。
【請求項7】
前記無線通信ノードが、ＲＮＴＩ＝１＋ｔ＿ＲＯ＿ｉｄとして前記ＲＮＴＩを決定することであって、ｔ＿ＲＯ＿ｉｄは、時間ドメインにおける前記ＰＲＡＣＨ機会の前記インデックスである、ことを含む、請求項５に記載の方法。
【請求項8】
前記無線通信ノードが、時間ドメインにおける前記ＰＲＡＣＨ機会の前記インデックス（ｔ＿ＲＯ＿ｉｄ）と、時間ドメインにおけるＰＲＡＣＨ機会の総数（ｔ＿ＲＯ＿ｔｏｔａｌ）との関数として、前記ＲＮＴＩを決定することを含む、請求項５に記載の方法。
【請求項9】
前記無線通信ノードが、ＲＮＴＩ＝１＋ｔ＿ＲＯ＿ｉｄ＋ｔ＿ＲＯ＿ｔｏｔａｌとして前記ＲＮＴＩを決定することを含む、請求項８に記載の方法。
【請求項10】
前記ＲＮＴＩは、ランダムアクセス（ＲＡ）－ＲＮＴＩまたはＭｓｇＢ－ＲＮＴＩを備える、請求項５に記載の方法。
【請求項11】
請求項１～４のいずれか１項に記載の方法を実施するように構成される少なくとも１つのプロセッサを備える、無線通信デバイス。
【請求項12】
請求項５～１０のいずれか１項に記載の方法を実施するように構成される少なくとも１つのプロセッサを備える、無線通信ノード。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、概して、限定ではないが、無線ネットワーク一時識別子（ＲＮＴＩ）のためのシステムおよび方法を含む、無線通信に関する。
【背景技術】
【0002】
標準化機関である、第３世代パートナーシッププロジェクト（３ＧＰＰ（登録商標））は、現在、５Ｇ新規無線（５Ｇ ＮＲ）および次世代パケットコアネットワーク（ＮＧ－ＣＮまたはＮＧＣ）と呼ばれる新しい無線インターフェースを規定する段階にある。５Ｇ ＮＲは、３つの主要なコンポーネント、すなわち、５Ｇアクセスネットワーク（５Ｇ－ＡＮ）、５Ｇコアネットワーク（５ＧＣ）、およびユーザ機器（ＵＥ）を有するであろう。異なるデータサービスおよび要件の使用可能性を促進するために、ネットワーク機能とも呼ばれる、５ＧＣの要素が、必要性に従って適合され得るように、そのうちの一部は、ソフトウェアベースであるように、そのうちの一部は、ハードウェアベースであるように簡略化されている。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
本明細書に開示される例示的実施形態は、先行技術に提示される問題のうちの１つまたはそれを上回るものに関連する問題を解決し、かつ添付の図面と関連して検討されるときに以下の発明を実施するための形態を参照することによって容易に明白であろう、付加的特徴を提供することを対象とする。種々の実施形態によると、例示的システム、方法、デバイス、およびコンピュータプログラム製品が、本明細書に開示される。しかしながら、これらの実施形態は、限定ではなく、一例として提示されることが理解され、開示される実施形態に対する種々の修正が、本開示の範囲内に留まったまま行われることができることが、本開示を熟読する当業者に明白となるであろう。
【0004】
少なくとも１つの側面は、システム、方法、装置、またはコンピュータ可読媒体を対象とする。無線通信デバイスが、ＲＮＴＩ（例えば、ＲＮＴＩ値）を計算する、算出する、または別様に決定してもよい。無線通信デバイスは、ダウンリンク制御情報（ＤＣＩ）フォーマットの巡回冗長検査が、ＲＮＴＩを用いてスクランブリングされることを決定する、検出する、または確認してもよい。
【0005】
いくつかの実施形態では、ランダムアクセス応答が、受信成功を示し得る。いくつかの実施形態では、ランダムアクセス応答は、ＤＣＩフォーマットのＣＲＣが、ＲＮＴＩを用いてスクランブリングされると、受信成功を示し得る。いくつかの実施形態では、媒体アクセス制御（ＭＡＣ）プロトコルデータユニット（ＰＤＵ）におけるランダムアクセスプリアンブル識別子が、含まれてもよい。いくつかの実施形態では、ランダムアクセス応答は、第１のＭＡＣ ＰＤＵにおけるランダムアクセスプリアンブル識別子が、伝送されるプリアンブルインデックスに対応すると、受信成功を示し得る。いくつかの実施形態では、ランダムアクセス応答は、ＭＡＣサブＰＤＵにおけるユーザ機器（ＵＥ）競合解決識別が、共通制御チャネル（ＣＣＣＨ）サービスデータユニット（ＳＤＵ）に合致すると、受信成功を示し得る。
【0006】
いくつかの実施形態では、無線通信デバイスは、無線通信ノードから、メッセージを介して、インジケーションと、識別子とを受信してもよい。いくつかの実施形態では、インジケーションは、周波数ドメインにおける物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）機会のインデックス（ｆ＿ｉｄ）のインジケーションを備えてもよい。いくつかの実施形態では、識別子は、ランダムアクセスプリアンブル伝送のためのキャリアの識別子（ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄ）を備えてもよい。いくつかの実施形態では、インジケーションおよび識別子は、伝送プリアンブルの周波数ドメインリソースに対応してもよい。いくつかの実施形態では、無線通信デバイスは、ＲＮＴＩを決定してもよい。いくつかの実施形態では、ＲＮＴＩは、ＰＲＡＣＨ機会の第１の直交周波数分割多重化（ＯＦＤＭ）シンボルのインデックス（ｓ＿ｉｄ）、ＰＲＡＣＨ機会の第１のスロットのインデックス（ｔ＿ｉｄ）の関数であってもよい。いくつかの実施形態では、ＲＮＴＩは、ｆ＿ｉｄおよびｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄを除外してもよい。
【0007】
いくつかの実施形態では、無線通信デバイスは、無線通信ノードから、メッセージを介して、インジケーションおよび識別子を受信してもよい。いくつかの実施形態では、インジケーションは、周波数ドメインにおける物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）機会のインデックス（ｆ＿ｉｄ）のインジケーションを備えてもよい。いくつかの実施形態では、識別子は、ランダムアクセスプリアンブル伝送のためのキャリアの識別子（ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄ）を備えてもよい。いくつかの実施形態では、インジケーションおよび識別子は、伝送プリアンブルの周波数ドメインリソースに対応してもよい。いくつかの実施形態では、無線通信デバイスは、ＲＮＴＩを決定してもよい。いくつかの実施形態では、ＲＮＴＩは、時間ドメインにおけるＰＲＡＣＨ機会のインデックス（ｔ＿ＲＯ＿ｉｄ）の関数であってもよい。いくつかの実施形態では、ＲＮＴＩは、ｆ＿ｉｄおよびｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄを除外してもよい（例えば、その関数ではない、またはそれに従って決定されない）。
【0008】
いくつかの実施形態では、無線通信デバイスは、無線通信ノードから、メッセージを介して、インジケーションと、インデックスとを受信してもよい。いくつかの実施形態では、インジケーションは、ＰＲＡＣＨ機会の第１の直交周波数分割多重化（ＯＦＤＭ）シンボルのインデックス（ｓ＿ｉｄ）のインジケーションを備えてもよい。いくつかの実施形態では、インデックスは、伝送プリアンブルの時間ドメインリソースに対応する、ＰＲＡＣＨ機会の第１のスロットのインデックス（ｔ＿ｉｄ）を備えてもよい。いくつかの実施形態では、無線通信デバイスは、ＲＮＴＩを決定してもよい。いくつかの実施形態では、ＲＮＴＩは、周波数ドメインにおける物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）機会のインデックス（ｆ＿ｉｄ）と、ランダムアクセスプリアンブル伝送のためのキャリア（例えば、アップリンクキャリア）の識別子（ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄ）の関数であってもよい。いくつかの実施形態では、ＲＮＴＩは、ｓ＿ｉｄおよびｔ＿ｉｄを除外してもよい。
【0009】
いくつかの実施形態では、無線通信デバイスは、無線通信ノードから、メッセージを介して、インジケーションを受信してもよい。いくつかの実施形態では、インジケーションは、時間ドメインにおけるＰＲＡＣＨ機会のインデックス（ｔ＿ＲＯ＿ｉｄ）のインジケーションを備えてもよい。いくつかの実施形態では、インジケーションは、伝送プリアンブルの時間ドメインリソースに対応してもよい。いくつかの実施形態では、無線通信デバイスは、ＲＮＴＩを決定してもよい。いくつかの実施形態では、ＲＮＴＩは、周波数ドメインにおける物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）機会のインデックス（ｆ＿ｉｄ）と、ランダムアクセスプリアンブル伝送のためのキャリアの識別子（ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄ）の関数であってもよい。いくつかの実施形態では、ＲＮＴＩは、ｔ＿ＲＯ＿ｉｄを除外してもよい（例えば、その関数ではない、またはそれを使用して決定されない）。
【0010】
いくつかの実施形態では、無線通信デバイスは、ＲＮＴＩを決定してもよい（例えば、それに関する値を算出または計算する）。いくつかの実施形態では、ＲＮＴＩは、時間ドメインインデックスと、数と、周波数ドメインインデックスと、識別子との関数であってもよい。いくつかの実施形態では、時間ドメインインデックスは、時間ドメインにおけるＰＲＡＣＨ機会のインデックス（ｔ＿ＲＯ＿ｉｄ）を備えてもよい。いくつかの実施形態では、数は、時間ドメインにおけるＰＲＡＣＨ機会の総数（ｔ＿ＲＯ＿ｔｏｔａｌ）を備えてもよい。いくつかの実施形態では、周波数ドメインインデックスは、周波数ドメインにおける物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）機会のインデックス（ｆ＿ｉｄ）を備えてもよい。いくつかの実施形態では、識別子は、ランダムアクセスプリアンブル伝送のためのキャリアの識別子（ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄ）を備えてもよい。
【0011】
いくつかの実施形態では、無線通信デバイスは、ＲＮＴＩを決定してもよい。いくつかの実施形態では、ＲＮＴＩは、インジケーションと、時間ドメインインデックスと、周波数ドメインインデックスと、識別子との関数であってもよい。いくつかの実施形態では、インジケーションは、ＰＲＡＣＨ機会の第１の直交周波数分割多重化（ＯＦＤＭ）シンボルのインデックス（ｓ＿ｉｄ）のインジケーションを備えてもよい。いくつかの実施形態では、時間ドメインインデックスは、伝送プリアンブルの時間ドメインリソースに対応する、ＰＲＡＣＨ機会の第１のスロットのインデックス（ｔ＿ｉｄ）を備えてもよい。いくつかの実施形態では、周波数ドメインインデックスは、周波数ドメインにおける物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）機会のインデックス（ｆ＿ｉｄ）を備えてもよい。いくつかの実施形態では、識別子は、ランダムアクセスプリアンブル伝送のためのキャリアの識別子（ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄ）を備えてもよい。いくつかの実施形態では、無線通信デバイスは、メッセージを介して、無線通信ノードにインジケーションを送信してもよい。いくつかの実施形態では、インジケーションは、ＲＮＴＩが属する、スロットのグループのインジケーションを備えてもよい。
【0012】
少なくとも１つの側面は、システム、方法、装置、またはコンピュータ可読媒体を対象とする。無線通信ノードが、ＲＮＴＩを決定してもよい。無線通信デバイスが、ＲＮＴＩを決定してもよい。無線通信デバイスは、ダウンリンク制御情報（ＤＣＩ）フォーマットの巡回冗長検査が、ＲＮＴＩを用いてスクランブリングされることを決定してもよい。
【0013】
いくつかの実施形態では、ランダムアクセス応答が、受信成功を示し得る。いくつかの実施形態では、ランダムアクセス応答は、ＤＣＩフォーマットのＣＲＣが、ＲＮＴＩを用いてスクランブリングされると、受信成功を示し得る。いくつかの実施形態では、媒体アクセス制御（ＭＡＣ）プロトコルデータユニット（ＰＤＵ）におけるランダムアクセスプリアンブル識別子が、含まれてもよい。いくつかの実施形態では、ランダムアクセス応答は、第１のＭＡＣ ＰＤＵにおけるランダムアクセスプリアンブル識別子が、伝送されるプリアンブルインデックスに対応すると、受信成功を示し得る。いくつかの実施形態では、ランダムアクセス応答は、ＭＡＣサブＰＤＵにおけるユーザ機器（ＵＥ）競合解決識別が、共通制御チャネル（ＣＣＣＨ）サービスデータユニット（ＳＤＵ）に合致すると、受信成功を示し得る。
【0014】
いくつかの実施形態では、無線通信ノードは、メッセージを介して、無線通信デバイスにインジケーションおよび識別子を送信してもよい。いくつかの実施形態では、インジケーションは、周波数ドメインにおける物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）機会のインデックス（ｆ＿ｉｄ）のインジケーションを備えてもよい。いくつかの実施形態では、識別子は、ランダムアクセスプリアンブル伝送のためのキャリアの識別子（ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄ）を備えてもよい。いくつかの実施形態では、インジケーションおよび識別子は、伝送プリアンブルの周波数ドメインリソースに対応してもよい。いくつかの実施形態では、無線通信ノードは、ＲＮＴＩを決定してもよい。いくつかの実施形態では、ＲＮＴＩは、ＰＲＡＣＨ機会の第１の直交周波数分割多重化（ＯＦＤＭ）シンボルのインデックス（ｓ＿ｉｄ）と、ＰＲＡＣＨ機会の第１のスロットのインデックス（ｔ＿ｉｄ）の関数であってもよい。いくつかの実施形態では、ＲＮＴＩは、ｆ＿ｉｄおよびｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄを除外してもよい（例えば、その関数ではない、またはそれを使用して決定されない）。
【0015】
いくつかの実施形態では、無線通信ノードは、メッセージを介して、無線通信デバイスにインジケーションおよび識別子を送信してもよい。いくつかの実施形態では、インジケーションは、周波数ドメインにおける物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）機会のインデックス（ｆ＿ｉｄ）のインジケーションを備えてもよい。いくつかの実施形態では、識別子は、ランダムアクセスプリアンブル伝送のためのキャリアの識別子（ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄ）を備えてもよい。いくつかの実施形態では、インジケーションおよび識別子は、伝送プリアンブルの周波数ドメインリソースに対応してもよい。いくつかの実施形態では、無線通信ノードは、ＲＮＴＩを決定してもよい。いくつかの実施形態では、ＲＮＴＩは、時間ドメインにおけるＰＲＡＣＨ機会のインデックス（ｔ＿ＲＯ＿ｉｄ）の関数であってもよい。いくつかの実施形態では、ＲＮＴＩは、ｆ＿ｉｄおよびｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄを除外してもよい（例えば、その関数ではない、またはそれを使用して決定されない）。
【0016】
いくつかの実施形態では、無線通信ノードは、メッセージを介して、インジケーションと、インデックスとを無線通信デバイスに送信してもよい。いくつかの実施形態では、インジケーションは、ＰＲＡＣＨ機会の第１の直交周波数分割多重化（ＯＦＤＭ）シンボルのインデックス（ｓ＿ｉｄ）のインジケーションを備えてもよい。いくつかの実施形態では、インデックスは、伝送プリアンブルの時間ドメインリソースに対応する、ＰＲＡＣＨ機会の第１のスロットのインデックス（ｔ＿ｉｄ）を備えてもよい。いくつかの実施形態では、無線通信ノードは、ＲＮＴＩを決定してもよい。いくつかの実施形態では、ＲＮＴＩは、周波数ドメインにおける物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）機会のインデックス（ｆ＿ｉｄ）と、ランダムアクセスプリアンブル伝送のためのキャリアの識別子（ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄ）の関数であってもよい。いくつかの実施形態では、ＲＮＴＩは、ｓ＿ｉｄおよびｔ＿ｉｄを除外してもよい（例えば、その関数ではない、またはそれに従って決定されない）。
【0017】
いくつかの実施形態では、無線通信ノードは、メッセージを介して、無線通信デバイスにインジケーションを送信してもよい。いくつかの実施形態では、インジケーションは、時間ドメインにおけるＰＲＡＣＨ機会のインデックス（ｔ＿ＲＯ＿ｉｄ）のインジケーションを備えてもよい。いくつかの実施形態では、インジケーションは、伝送プリアンブルの時間ドメインリソースに対応してもよい。いくつかの実施形態では、無線通信ノードは、ＲＮＴＩを決定してもよい。いくつかの実施形態では、ＲＮＴＩは、周波数ドメインにおける物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）機会のインデックス（ｆ＿ｉｄ）と、ランダムアクセスプリアンブル伝送のためのキャリアの識別子（ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄ）の関数であってもよい。いくつかの実施形態では、ＲＮＴＩは、ｔ＿ＲＯ＿ｉｄを除外してもよい（例えば、その関数ではない、またはそれを使用して決定されない）。
【0018】
いくつかの実施形態では、無線通信ノードは、ＲＮＴＩを決定してもよい。いくつかの実施形態では、ＲＮＴＩは、時間ドメインインデックスと、数と、周波数ドメインインデックスと、識別子の関数であってもよい。いくつかの実施形態では、時間ドメインインデックスは、時間ドメインにおけるＰＲＡＣＨ機会のインデックス（ｔ＿ＲＯ＿ｉｄ）を備えてもよい。いくつかの実施形態では、数は、時間ドメインにおけるＰＲＡＣＨ機会の総数（ｔ＿ＲＯ＿ｔｏｔａｌ）を備えてもよい。いくつかの実施形態では、周波数ドメインインデックスは、周波数ドメインにおける物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）機会のインデックス（ｆ＿ｉｄ）を備えてもよい。いくつかの実施形態では、識別子は、ランダムアクセスプリアンブル伝送のためのキャリアの識別子（ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄ）を備えてもよい。
【0019】
いくつかの実施形態では、無線通信ノードは、ＲＮＴＩを決定してもよい。いくつかの実施形態では、ＲＮＴＩは、インジケーションと、時間ドメインインデックスと、周波数ドメインインデックスと、識別子の関数であってもよい。いくつかの実施形態では、インジケーションは、ＰＲＡＣＨ機会の第１の直交周波数分割多重化（ＯＦＤＭ）シンボルのインデックス（ｓ＿ｉｄ）のインジケーションを備えてもよい。いくつかの実施形態では、時間ドメインインデックスは、伝送プリアンブルの時間ドメインリソースに対応する、ＰＲＡＣＨ機会の第１のスロットのインデックス（ｔ＿ｉｄ）を備えてもよい。いくつかの実施形態では、周波数ドメインインデックスは、周波数ドメインにおける物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）機会のインデックス（ｆ＿ｉｄ）を備えてもよい。いくつかの実施形態では、識別子は、ランダムアクセスプリアンブル伝送のためのキャリアの識別子（ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄ）を備えてもよい。いくつかの実施形態では、無線通信ノードは、メッセージを介して、無線通信デバイスからインジケーションを受信してもよい。いくつかの実施形態では、インジケーションは、ＲＮＴＩが属する、スロットのグループのインジケーションを備えてもよい。
【0020】
いくつかの実施形態では、ランダムアクセス無線ネットワーク一時識別子（ＲＡ－ＲＮＴＩ）式が、伝送プリアンブルの１つまたはそれを上回る時間ドメインリソース（または無線通信ノードを用いて同期／通信を開始する他の伝送）を含んでもよい。いくつかの実施形態では、ＲＡ－ＲＮＴＩ式は、伝送プリアンブルの１つまたはそれを上回る周波数ドメインリソースを含んでもよい。いくつかの実施形態では、時間ドメインおよび周波数ドメインリソースは、ＲＡ－ＲＮＴＩの範囲を低減／減少／最小限／制御／限定するために、分断／分離されてもよい。以下のアプローチのうちの少なくとも１つは、ＲＡ－ＲＮＴＩの範囲を低減／限定させ得る。
【0021】
・ アプローチ１：ＲＡ－ＲＮＴＩは、伝送プリアンブルの１つまたはそれを上回る時間ドメインリソース（例えば、ｔ＿ｉｄ、ｓ＿ｉｄ、および／または他の時間ドメインリソース）を示す／規定／提供してもよい。ランダムアクセス応答（ＲＡＲ）および／またはダウンリンク制御情報（ＤＣＩ）が、伝送プリアンブルの１つまたはそれを上回る周波数ドメインリソース（例えば、ｆ＿ｉｄ、ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄ、および／または他の周波数ドメインリソース）を示す／規定／提供してもよい。現在のサブキャリア間隔（ＳＣＳ）が、ｔ＿ｉｄの範囲との関係を保持してもよい。例えば、９６０ｋＨｚのＳＣＳが、使用される場合、ｔ＿ｉｄの最大値は、６４０に対応してもよい。無線通信デバイス（例えば、ＵＥ、端末、またはサーブされるノード）が、周波数ドメインリソースに対応／関連付けられる／関連する、少なくとも１つのインジケーションおよび／または識別子を受信／取得してもよい。例えば、無線通信デバイスは、ｆ＿ｉｄおよび／またはｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄを受信／取得してもよい。いくつかの実施形態では、４ビット（または他の数のビット）は、１つまたはそれを上回る周波数ドメインリソースを示す／規定してもよい。
【0022】
・ アプローチ２：ＲＡ－ＲＮＴＩは、伝送プリアンブルの１つまたはそれを上回る時間ドメインリソースを示す／規定／提供してもよい。ＲＡＲおよび／またはＤＣＩは、伝送プリアンブルの１つまたはそれを上回る周波数ドメインリソースを示す／規定／提供してもよい。１つまたはそれを上回る時間ドメインリソースは、時間ドメインにおいてＰＲＡＣＨ機会のインデックス（ｔ＿ＲＯ＿ｉｄ）を備えてもよい。時間ドメインリソースは、システムフレームにおいて、ランダムアクセスチャネル（ＲＡＣＨ）機会（ＲＯ）インデックスを使用／採用してもよい。無線通信デバイスは、周波数ドメインリソースに対応する、少なくとも１つのインジケーションおよび／または識別子を受信／取得してもよい。例えば、無線通信デバイスは、ｆ＿ｉｄおよび／またはｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄを受信／取得してもよい。いくつかの実施形態では、４ビット（または他の数のビット）は、１つまたはそれを上回る周波数ドメインリソースを示す／規定してもよい。
【0023】
・ アプローチ３：ＲＡ－ＲＮＴＩは、伝送プリアンブルの１つまたはそれを上回る周波数ドメインリソースを示す／規定／提供してもよい。ＲＡＲおよび／またはＤＣＩは、伝送プリアンブルの１つまたはそれを上回る時間ドメインリソースを示し得る。１つまたはそれを上回る時間ドメインリソースは、シンボルの開始位置および／または伝送プリアンブルのスロットを示す／提供する／備えてもよい。シンボルの開始位置は、物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）機会の第１の直交周波数分割多重化（ＯＦＤＭ）シンボルのインデックス（ｓ＿ｉｄ）を備えてもよい。スロットは、ＰＲＡＣＨ機会の第１のスロットのインデックス（ｔ＿ｉｄ）を備えてもよい。１，９２０ｋＨｚのＳＣＳが、使用される場合、少なくとも１５ビットは、時間ドメインリソースを示す、または提供するために、使用されてもよい。
【0024】
・ アプローチ４：ＲＡ－ＲＮＴＩは、伝送プリアンブルの１つまたはそれを上回る周波数ドメインリソースを示す／規定／提供してもよい。ＲＡＲおよび／またはＤＣＩは、伝送プリアンブルの１つまたはそれを上回る時間ドメインリソースを示し得る。いくつかの実施形態では、ＲＡＲおよび／またはＤＣＩは、システムフレームにおいてＲＯインデックスを示し得る。あるＰＲＡＣＨ構成（例えば、ＴＳ３８．２１１によって規定される構成）では、最大数のＰＲＡＣＨ機会は、７０に対応してもよい（例えば、少なくとも７ビットが、使用されてもよい）。
【0025】
ＲＡ－ＲＮＴＩ式のある実施形態によると、無線通信デバイスおよび／またはノードは、フレームにおける時間ドメインシンボルの粒度を使用して、ＲＡ－ＲＮＴＩを計算してもよい。時間ドメインシンボルは、ＳＣＳの値に従って、値を変化させてもよい。例えば、時間ドメインシンボルは、ＳＣＳのより高い値（例えば、１，９２０ｋＨｚまたは他の周波数）を用いて、値を増加／インクリメントさせ得る。ある仕様では、各ＰＲＡＣＨ構成インデックス（例えば、ＴＳ３８．２１１における第６．３．３．２節においてテーブル６．３．３．２－２～テーブル６．３．３．２－４に規定されるＰＲＡＣＨ構成インデックス）は、時間ドメインにおける限定された数のＰＲＡＣＨ機会に対応してもよい。したがって、１つまたはそれを上回るＰＲＡＣＨ機会インデックスは、システムフレームにおける１つまたはそれを上回る時間ドメインリソースを交換／代用してもよい。
【0026】
いくつかの実施形態では、ＲＡ－ＲＮＴＩ式は、不変／未改変のままであってもよい。ＲＡ－ＲＮＴＩは、ある仕様に従って、少なくとも８０（または１６０）スロットを示す／規定してもよい。いくつかの実施形態では、拡張／インクリメント／増加したＳＣＳが、１２０ｋＨｚの倍数である値を有してもよい。したがって、拡張したＳＣＳは、８０または１６０スロットの倍数であるスロット数をもたらし得る。無線通信デバイスは、ＲＮＴＩが属する、スロットのグループ（例えば、８０および／または１６０スロットのグループ）を規定／示し得る。無線通信デバイスは、ＲＡＲおよび／またはＤＣＩ（または他のメッセージ）を使用して、スロットのグループを規定してもよい。
例えば、本願は以下の項目を提供する。
（項目１）
方法であって、
無線通信デバイスによって、無線ネットワーク一時識別子（ＲＮＴＩ）を決定することと、
上記無線通信デバイスによって、ダウンリンク制御情報（ＤＣＩ）フォーマットの巡回冗長検査が、上記ＲＮＴＩを用いてスクランブリングされることを決定することと
を含む、方法。
（項目２）
ランダムアクセス応答は、
上記ＤＣＩフォーマットのＣＲＣが、上記ＲＮＴＩを用いてスクランブリングされ、
媒体アクセス制御（ＭＡＣ）プロトコルデータユニット（ＰＤＵ）におけるランダムアクセスプリアンブル識別子が、含まれる場合、伝送されるプリアンブルインデックスに対応する、または
ＭＡＣサブＰＤＵにおけるユーザ機器（ＵＥ）競合解決識別が、共通制御チャネル（ＣＣＣＨ）サービスデータユニット（ＳＤＵ）に合致する
とき、受信成功を示す、項目１に記載の方法。
（項目３）
上記無線通信デバイスによって、無線通信ノードから、メッセージを介して、伝送プリアンブルの周波数ドメインリソースに対応する、周波数ドメインにおける物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）機会のインデックス（ｆ＿ｉｄ）のインジケーションと、ランダムアクセスプリアンブル伝送のためのキャリアの識別子（ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄ）とを受信することと、
上記無線通信デバイスによって、ｆ＿ｉｄおよびｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄを除外して、上記ＰＲＡＣＨ機会の第１の直交周波数分割多重化（ＯＦＤＭ）シンボルのインデックス（ｓ＿ｉｄ）と、上記ＰＲＡＣＨ機会の第１のスロットのインデックス（ｔ＿ｉｄ）との関数として、上記ＲＮＴＩを決定することと
を含む、項目１に記載の方法。
（項目４）
上記無線通信デバイスによって、無線通信ノードから、メッセージを介して、伝送プリアンブルの周波数ドメインリソースに対応する、周波数ドメインにおける物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）機会のインデックス（ｆ＿ｉｄ）のインジケーションと、ランダムアクセスプリアンブル伝送のためのキャリアの識別子（ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄ）とを受信することと、
上記無線通信デバイスによって、ｆ＿ｉｄおよびｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄを除外して、時間ドメインにおける上記ＰＲＡＣＨ機会のインデックス（ｔ＿ＲＯ＿ｉｄ）の関数として、上記ＲＮＴＩを決定することと
を含む、項目１に記載の方法。
（項目５）
上記無線通信デバイスによって、無線通信ノードから、メッセージを介して、上記ＰＲＡＣＨ機会の第１の直交周波数分割多重化（ＯＦＤＭ）シンボルのインデックス（ｓ＿ｉｄ）のインジケーションと、伝送プリアンブルの時間ドメインリソースに対応する上記ＰＲＡＣＨ機会の第１のスロットのインデックス（ｔ＿ｉｄ）とを受信することと、
上記無線通信デバイスによって、上記ｓ＿ｉｄおよびｔ＿ｉｄを除外して、周波数ドメインにおける物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）機会のインデックス（ｆ＿ｉｄ）と、ランダムアクセスプリアンブル伝送のためのキャリアの識別子（ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄ）との関数として、上記ＲＮＴＩを決定することと
を含む、項目１に記載の方法。
（項目６）
上記無線通信デバイスによって、無線通信ノードから、メッセージを介して、伝送プリアンブルの時間ドメインリソースに対応する時間ドメインにおけるＰＲＡＣＨ機会のインデックス（ｔ＿ＲＯ＿ｉｄ）のインジケーションを受信することと、
上記無線通信デバイスによって、ｔ＿ＲＯ＿ｉｄを除外して、周波数ドメインにおける物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）機会のインデックス（ｆ＿ｉｄ）と、ランダムアクセスプリアンブル伝送のためのキャリアの識別子（ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄ）との関数として、上記ＲＮＴＩを決定することと
を含む、項目１に記載の方法。
（項目７）
上記無線通信デバイスによって、時間ドメインにおけるＰＲＡＣＨ機会のインデックス（ｔ＿ＲＯ＿ｉｄ）と、上記時間ドメインにおけるＰＲＡＣＨ機会の総数（ｔ＿ＲＯ＿ｔｏｔａｌ）と、周波数ドメインにおける物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）機会のインデックス（ｆ＿ｉｄ）と、ランダムアクセスプリアンブル伝送のためのキャリアの識別子（ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄ）との関数として、上記ＲＮＴＩを決定すること
を含む、項目１に記載の方法。
（項目８）
上記無線通信デバイスによって、上記ＰＲＡＣＨ機会の第１の直交周波数分割多重化（ＯＦＤＭ）シンボルのインデックス（ｓ＿ｉｄ）のインジケーションと、伝送プリアンブルの時間ドメインリソースに対応する上記ＰＲＡＣＨ機会の第１のスロットのインデックス（ｔ＿ｉｄ）と、周波数ドメインにおける物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）機会のインデックス（ｆ＿ｉｄ）と、ランダムアクセスプリアンブル伝送のためのキャリアの識別子（ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄ）との関数として、上記ＲＮＴＩを決定することと、
上記無線通信デバイスによって、無線通信ノードに、メッセージを介して、上記ＲＮＴＩが属するスロットのグループのインジケーションを送信することと
を含む、項目１に記載の方法。
（項目９）
方法であって、
無線通信ノードによって、無線ネットワーク一時識別子（ＲＮＴＩ）を決定すること
を含み、
無線通信デバイスが、上記ＲＮＴＩを決定し、ダウンリンク制御情報（ＤＣＩ）フォーマットの巡回冗長検査（ＣＲＣ）が、上記ＲＮＴＩを用いてスクランブリングされることを決定する、方法。
（項目１０）
ランダムアクセス応答は、
上記ＤＣＩフォーマットのＣＲＣが、上記ＲＮＴＩを用いてスクランブリングされ、
媒体アクセス制御（ＭＡＣ）プロトコルデータユニット（ＰＤＵ）におけるランダムアクセスプリアンブル識別子が、含まれる場合、伝送されるプリアンブルインデックスに対応する、または
ＭＡＣサブＰＤＵにおけるユーザ機器（ＵＥ）競合解決識別が、共通制御チャネル（ＣＣＣＨ）サービスデータユニット（ＳＤＵ）に合致する
とき、受信成功を示す、項目９に記載の方法。
（項目１１）
上記無線通信ノードによって、上記無線通信デバイスに、メッセージを介して、伝送プリアンブルの周波数ドメインリソースに対応する、周波数ドメインにおける物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）機会のインデックス（ｆ＿ｉｄ）のインジケーションと、ランダムアクセスプリアンブル伝送のためのキャリアの識別子（ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄ）とを送信することと、
上記無線通信ノードによって、ｆ＿ｉｄおよびｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄを除外して、上記ＰＲＡＣＨ機会の第１の直交周波数分割多重化（ＯＦＤＭ）シンボルのインデックス（ｓ＿ｉｄ）と、上記ＰＲＡＣＨ機会の第１のスロットのインデックス（ｔ＿ｉｄ）との関数として、上記ＲＮＴＩを決定することと
を含む、項目９に記載の方法。
（項目１２）
上記無線通信ノードによって、上記無線通信デバイスに、メッセージを介して、伝送プリアンブルの周波数ドメインリソースに対応する、周波数ドメインにおける物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）機会のインデックス（ｆ＿ｉｄ）のインジケーションと、ランダムアクセスプリアンブル伝送のためのキャリアの識別子（ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄ）とを送信することと、
上記無線通信ノードによって、ｆ＿ｉｄおよびｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄを除外して、時間ドメインにおける上記ＰＲＡＣＨ機会のインデックス（ｔ＿ＲＯ＿ｉｄ）の関数として、上記ＲＮＴＩを決定することと
を含む、項目９に記載の方法。
（項目１３）
上記無線通信ノードによって、上記無線通信デバイスに、メッセージを介して、上記ＰＲＡＣＨ機会の第１の直交周波数分割多重化（ＯＦＤＭ）シンボルのインデックス（ｓ＿ｉｄ）のインジケーションと、伝送プリアンブルの時間ドメインリソースに対応する上記ＰＲＡＣＨ機会の第１のスロットのインデックス（ｔ＿ｉｄ）とを送信することと、
上記無線通信ノードによって、上記ｓ＿ｉｄおよびｔ＿ｉｄを除外して、周波数ドメインにおける物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）機会のインデックス（ｆ＿ｉｄ）と、ランダムアクセスプリアンブル伝送のためのキャリアの識別子（ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄ）との関数として、上記ＲＮＴＩを決定することと
を含む、項目９に記載の方法。
（項目１４）
上記無線通信ノードによって、上記無線通信デバイスに、メッセージを介して、伝送プリアンブルの時間ドメインリソースに対応する時間ドメインにおけるＰＲＡＣＨ機会のインデックス（ｔ＿ＲＯ＿ｉｄ）のインジケーションを送信することと、
上記無線通信ノードによって、ｔ＿ＲＯ＿ｉｄを除外して、周波数ドメインにおける物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）機会のインデックス（ｆ＿ｉｄ）と、ランダムアクセスプリアンブル伝送のためのキャリアの識別子（ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄ）との関数として、上記ＲＮＴＩを決定することと
を含む、項目９に記載の方法。
（項目１５）
上記無線通信ノードによって、時間ドメインにおけるＰＲＡＣＨ機会のインデックス（ｔ＿ＲＯ＿ｉｄ）と、上記時間ドメインにおけるＰＲＡＣＨ機会の総数（ｔ＿ＲＯ＿ｔｏｔａｌ）と、周波数ドメインにおける物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）機会のインデックス（ｆ＿ｉｄ）と、ランダムアクセスプリアンブル伝送のためのキャリアの識別子（ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄ）との関数として、上記ＲＮＴＩを決定すること
を含む、項目９に記載の方法。
（項目１６）
上記無線通信ノードによって、上記ＰＲＡＣＨ機会の第１の直交周波数分割多重化（ＯＦＤＭ）シンボルのインデックス（ｓ＿ｉｄ）と、伝送プリアンブルの時間ドメインリソースに対応する上記ＰＲＡＣＨ機会の第１のスロットのインデックス（ｔ＿ｉｄ）と、周波数ドメインにおける物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）機会のインデックス（ｆ＿ｉｄ）と、ランダムアクセスプリアンブル伝送のためのキャリアの識別子（ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄ）との関数として、上記ＲＮＴＩを決定することと、
上記無線通信ノードによって、上記無線通信デバイスから、メッセージを介して、上記ＲＮＴＩが属するスロットのグループのインジケーションを受信することと
を含む、項目９に記載の方法。
（項目１７）
非一過性コンピュータ可読媒体であって、上記非一過性コンピュータ可読媒体は、命令を記憶しており、上記命令は、少なくとも１つのプロセッサによって実行されると、上記少なくとも１つのプロセッサに、項目１－１６のいずれか１項に記載の方法を実施させる、非一過性コンピュータ可読媒体。
（項目１８）
項目１－１６のいずれか１項に記載の方法を実施するように構成される少なくとも１つのプロセッサを備える、装置。
例えば、本願は以下の項目を提供する。
（項目１）
方法であって、
無線通信デバイスによって、無線ネットワーク一時識別子（ＲＮＴＩ）を決定することと、
上記無線通信デバイスによって、ダウンリンク制御情報（ＤＣＩ）フォーマットの巡回冗長検査が、上記ＲＮＴＩを用いてスクランブリングされることを決定することと
を含む、方法。
（項目２）
ランダムアクセス応答は、
上記ＤＣＩフォーマットのＣＲＣが、上記ＲＮＴＩを用いてスクランブリングされ、
媒体アクセス制御（ＭＡＣ）プロトコルデータユニット（ＰＤＵ）におけるランダムアクセスプリアンブル識別子が、含まれる場合、伝送されるプリアンブルインデックスに対応する、または
ＭＡＣサブＰＤＵにおけるユーザ機器（ＵＥ）競合解決識別が、共通制御チャネル（ＣＣＣＨ）サービスデータユニット（ＳＤＵ）に合致する
とき、受信成功を示す、項目１に記載の方法。
（項目３）
上記無線通信デバイスによって、無線通信ノードから、メッセージを介して、伝送プリアンブルの周波数ドメインリソースに対応する、周波数ドメインにおける物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）機会のインデックス（ｆ＿ｉｄ）のインジケーションと、ランダムアクセスプリアンブル伝送のためのキャリアの識別子（ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄ）とを受信することと、
上記無線通信デバイスによって、ｆ＿ｉｄおよびｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄを除外して、上記ＰＲＡＣＨ機会の第１の直交周波数分割多重化（ＯＦＤＭ）シンボルのインデックス（ｓ＿ｉｄ）と、上記ＰＲＡＣＨ機会の第１のスロットのインデックス（ｔ＿ｉｄ）との関数として、上記ＲＮＴＩを決定することと
を含む、項目１に記載の方法。
（項目４）
上記無線通信デバイスによって、無線通信ノードから、メッセージを介して、伝送プリアンブルの周波数ドメインリソースに対応する、周波数ドメインにおける物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）機会のインデックス（ｆ＿ｉｄ）のインジケーションと、ランダムアクセスプリアンブル伝送のためのキャリアの識別子（ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄ）とを受信することと、
上記無線通信デバイスによって、ｆ＿ｉｄおよびｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄを除外して、時間ドメインにおける上記ＰＲＡＣＨ機会のインデックス（ｔ＿ＲＯ＿ｉｄ）の関数として、上記ＲＮＴＩを決定することと
を含む、項目１に記載の方法。
（項目５）
上記無線通信デバイスによって、無線通信ノードから、メッセージを介して、上記ＰＲＡＣＨ機会の第１の直交周波数分割多重化（ＯＦＤＭ）シンボルのインデックス（ｓ＿ｉｄ）のインジケーションと、伝送プリアンブルの時間ドメインリソースに対応する上記ＰＲＡＣＨ機会の第１のスロットのインデックス（ｔ＿ｉｄ）とを受信することと、
上記無線通信デバイスによって、上記ｓ＿ｉｄおよびｔ＿ｉｄを除外して、周波数ドメインにおける物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）機会のインデックス（ｆ＿ｉｄ）と、ランダムアクセスプリアンブル伝送のためのキャリアの識別子（ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄ）との関数として、上記ＲＮＴＩを決定することと
を含む、項目１に記載の方法。
（項目６）
上記無線通信デバイスによって、無線通信ノードから、メッセージを介して、伝送プリアンブルの時間ドメインリソースに対応する時間ドメインにおけるＰＲＡＣＨ機会のインデックス（ｔ＿ＲＯ＿ｉｄ）のインジケーションを受信することと、
上記無線通信デバイスによって、ｔ＿ＲＯ＿ｉｄを除外して、周波数ドメインにおける物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）機会のインデックス（ｆ＿ｉｄ）と、ランダムアクセスプリアンブル伝送のためのキャリアの識別子（ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄ）との関数として、上記ＲＮＴＩを決定することと
を含む、項目１に記載の方法。
（項目７）
上記無線通信デバイスによって、時間ドメインにおけるＰＲＡＣＨ機会のインデックス（ｔ＿ＲＯ＿ｉｄ）と、上記時間ドメインにおけるＰＲＡＣＨ機会の総数（ｔ＿ＲＯ＿ｔｏｔａｌ）と、周波数ドメインにおける物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）機会のインデックス（ｆ＿ｉｄ）と、ランダムアクセスプリアンブル伝送のためのキャリアの識別子（ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄ）との関数として、上記ＲＮＴＩを決定すること
を含む、項目１に記載の方法。
（項目８）
上記無線通信デバイスによって、上記ＰＲＡＣＨ機会の第１の直交周波数分割多重化（ＯＦＤＭ）シンボルのインデックス（ｓ＿ｉｄ）のインジケーションと、伝送プリアンブルの時間ドメインリソースに対応する上記ＰＲＡＣＨ機会の第１のスロットのインデックス（ｔ＿ｉｄ）と、周波数ドメインにおける物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）機会のインデックス（ｆ＿ｉｄ）と、ランダムアクセスプリアンブル伝送のためのキャリアの識別子（ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄ）との関数として、上記ＲＮＴＩを決定することと、
上記無線通信デバイスによって、無線通信ノードに、メッセージを介して、上記ＲＮＴＩが属するスロットのグループのインジケーションを送信することと
を含む、項目１に記載の方法。
（項目９）
方法であって、
無線通信ノードによって、無線ネットワーク一時識別子（ＲＮＴＩ）を決定すること
を含み、
無線通信デバイスが、上記ＲＮＴＩを決定し、ダウンリンク制御情報（ＤＣＩ）フォーマットの巡回冗長検査（ＣＲＣ）が、上記ＲＮＴＩを用いてスクランブリングされることを決定する、方法。
（項目１０）
ランダムアクセス応答は、
上記ＤＣＩフォーマットのＣＲＣが、上記ＲＮＴＩを用いてスクランブリングされ、
媒体アクセス制御（ＭＡＣ）プロトコルデータユニット（ＰＤＵ）におけるランダムアクセスプリアンブル識別子が、含まれる場合、伝送されるプリアンブルインデックスに対応する、または
ＭＡＣサブＰＤＵにおけるユーザ機器（ＵＥ）競合解決識別が、共通制御チャネル（ＣＣＣＨ）サービスデータユニット（ＳＤＵ）に合致する
とき、受信成功を示す、項目９に記載の方法。
（項目１１）
上記無線通信ノードによって、上記無線通信デバイスに、メッセージを介して、伝送プリアンブルの周波数ドメインリソースに対応する、周波数ドメインにおける物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）機会のインデックス（ｆ＿ｉｄ）のインジケーションと、ランダムアクセスプリアンブル伝送のためのキャリアの識別子（ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄ）とを送信することと、
上記無線通信ノードによって、ｆ＿ｉｄおよびｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄを除外して、上記ＰＲＡＣＨ機会の第１の直交周波数分割多重化（ＯＦＤＭ）シンボルのインデックス（ｓ＿ｉｄ）と、上記ＰＲＡＣＨ機会の第１のスロットのインデックス（ｔ＿ｉｄ）との関数として、上記ＲＮＴＩを決定することと
を含む、項目９に記載の方法。
（項目１２）
上記無線通信ノードによって、上記無線通信デバイスに、メッセージを介して、伝送プリアンブルの周波数ドメインリソースに対応する、周波数ドメインにおける物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）機会のインデックス（ｆ＿ｉｄ）のインジケーションと、ランダムアクセスプリアンブル伝送のためのキャリアの識別子（ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄ）とを送信することと、
上記無線通信ノードによって、ｆ＿ｉｄおよびｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄを除外して、時間ドメインにおける上記ＰＲＡＣＨ機会のインデックス（ｔ＿ＲＯ＿ｉｄ）の関数として、上記ＲＮＴＩを決定することと
を含む、項目９に記載の方法。
（項目１３）
上記無線通信ノードによって、上記無線通信デバイスに、メッセージを介して、上記ＰＲＡＣＨ機会の第１の直交周波数分割多重化（ＯＦＤＭ）シンボルのインデックス（ｓ＿ｉｄ）のインジケーションと、伝送プリアンブルの時間ドメインリソースに対応する上記ＰＲＡＣＨ機会の第１のスロットのインデックス（ｔ＿ｉｄ）とを送信することと、
上記無線通信ノードによって、上記ｓ＿ｉｄおよびｔ＿ｉｄを除外して、周波数ドメインにおける物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）機会のインデックス（ｆ＿ｉｄ）と、ランダムアクセスプリアンブル伝送のためのキャリアの識別子（ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄ）との関数として、上記ＲＮＴＩを決定することと
を含む、項目９に記載の方法。
（項目１４）
上記無線通信ノードによって、上記無線通信デバイスに、メッセージを介して、伝送プリアンブルの時間ドメインリソースに対応する時間ドメインにおけるＰＲＡＣＨ機会のインデックス（ｔ＿ＲＯ＿ｉｄ）のインジケーションを送信することと、
上記無線通信ノードによって、ｔ＿ＲＯ＿ｉｄを除外して、周波数ドメインにおける物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）機会のインデックス（ｆ＿ｉｄ）と、ランダムアクセスプリアンブル伝送のためのキャリアの識別子（ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄ）との関数として、上記ＲＮＴＩを決定することと
を含む、項目９に記載の方法。
（項目１５）
上記無線通信ノードによって、時間ドメインにおけるＰＲＡＣＨ機会のインデックス（ｔ＿ＲＯ＿ｉｄ）と、上記時間ドメインにおけるＰＲＡＣＨ機会の総数（ｔ＿ＲＯ＿ｔｏｔａｌ）と、周波数ドメインにおける物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）機会のインデックス（ｆ＿ｉｄ）と、ランダムアクセスプリアンブル伝送のためのキャリアの識別子（ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄ）との関数として、上記ＲＮＴＩを決定すること
を含む、項目９に記載の方法。
（項目１６）
上記無線通信ノードによって、上記ＰＲＡＣＨ機会の第１の直交周波数分割多重化（ＯＦＤＭ）シンボルのインデックス（ｓ＿ｉｄ）と、伝送プリアンブルの時間ドメインリソースに対応する上記ＰＲＡＣＨ機会の第１のスロットのインデックス（ｔ＿ｉｄ）と、周波数ドメインにおける物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）機会のインデックス（ｆ＿ｉｄ）と、ランダムアクセスプリアンブル伝送のためのキャリアの識別子（ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄ）との関数として、上記ＲＮＴＩを決定することと、
上記無線通信ノードによって、上記無線通信デバイスから、メッセージを介して、上記ＲＮＴＩが属するスロットのグループのインジケーションを受信することと
を含む、項目９に記載の方法。
（項目１７）
非一過性コンピュータ可読媒体であって、上記非一過性コンピュータ可読媒体は、命令を記憶しており、上記命令は、少なくとも１つのプロセッサによって実行されると、上記少なくとも１つのプロセッサに、項目１－１６のいずれか１項に記載の方法を実施させる、非一過性コンピュータ可読媒体。
（項目１８）
項目１－１６のいずれか１項に記載の方法を実施するように構成される少なくとも１つのプロセッサを備える、装置。
【図面の簡単な説明】
【0027】
本ソリューションの種々の例示的実施形態は、以下の図または図面を参照して下記に詳細に説明される。図面は、例証目的のためだけに提供され、単に、本ソリューションの読者の理解を促進するための本ソリューションの例示的実施形態を描写する。したがって、図面は、本ソリューションの範疇、範囲、または可用性の限定と見なされるべきではない。明確にするため、かつ例証の容易性のため、これらの図面は、必ずしも、正確な縮尺で描かれていないことに留意されたい。
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【発明を実施するための形態】
【0033】
詳細な説明
本ソリューションの種々の例示的実施形態は、当業者が本ソリューションを作製および使用することを可能にするために、付随の図を参照して下記に説明される。当業者に明白となるであろうように、本開示を熟読後、本明細書に説明される実施例の種々の変更または修正が、本ソリューションの範囲から逸脱することなく、行われることができる。したがって、本ソリューションは、本明細書に説明および図示される例示的実施形態および用途に限定されない。加えて、本明細書に開示される方法におけるステップの具体的順序または階層は、単に、例示的アプローチである。設計選好に基づいて、開示される方法またはプロセスのステップの具体的順序または階層は、本ソリューションの範囲内に留まったまま、並べ替えられることができる。したがって、当業者は、本明細書に開示される方法および技法が、種々のステップまたは行為をサンプル順序において提示し、本ソリューションが、明示的にそうではないことが述べられない限り、提示される具体的順序または階層に限定されないことを理解するであろう。
以下の頭字語は、本開示全体を通して使用される。
本ソリューションの種々の例示的実施形態は、当業者が本ソリューションを作製および使用することを可能にするために、付随の図を参照して下記に説明される。当業者に明白となるであろうように、本開示を熟読後、本明細書に説明される実施例の種々の変更または修正が、本ソリューションの範囲から逸脱することなく、行われることができる。したがって、本ソリューションは、本明細書に説明および図示される例示的実施形態および用途に限定されない。加えて、本明細書に開示される方法におけるステップの具体的順序または階層は、単に、例示的アプローチである。設計選好に基づいて、開示される方法またはプロセスのステップの具体的順序または階層は、本ソリューションの範囲内に留まったまま、並べ替えられることができる。したがって、当業者は、本明細書に開示される方法および技法が、種々のステップまたは行為をサンプル順序において提示し、本ソリューションが、明示的にそうではないことが述べられない限り、提示される具体的順序または階層に限定されないことを理解するであろう。
以下の頭字語は、本開示全体を通して使用される。
【表1-1】
【表1-2】
【表1-3】
【表1-4】
【0034】
１． モバイル通信技術および環境
【0035】
図１は、本開示の実施形態による、本明細書に開示される技法が実装され得る、例示的無線通信ネットワークおよび／またはシステム１００を図示する。以下の議論では、無線通信ネットワーク１００は、セルラーネットワークまたは狭帯域モノのインターネット（ＮＥ－ＩｏＴ）ネットワーク等の任意の無線ネットワークであってもよく、本明細書では「ネットワーク１００」と称される。そのような例示的ネットワーク１００は、基地局１０２（以降、「ＢＳ１０２」、無線通信ノードとも称される）と、通信リンク１１０（例えば、無線通信チャネル）を介して相互に通信し得る、ユーザ機器デバイス１０４（以降、「ＵＥ１０４」、無線通信デバイスとも称される）と、地理的エリア１０１にオーバーレイする、セルのクラスタ１２６、１３０、１３２、１３４、１３６、１３８、および１４０とを含む。図１では、ＢＳ１０２およびＵＥ１０４は、セル１２６の個別の地理的境界内に含有される。他のセル１３０、１３２、１３４、１３６、１３８、および１４０はそれぞれ、その配分された帯域幅で動作し、適正な無線カバレッジをその意図されるユーザに提供する、少なくとも１つの基地局を含んでもよい。
【0036】
例えば、ＢＳ１０２は、配分されたチャネル伝送帯域幅で動作し、適正なカバレッジをＵＥ１０４に提供し得る。ＢＳ１０２およびＵＥ１０４は、それぞれ、ダウンリンク無線フレーム１１８およびアップリンク無線フレーム１２４を介して通信してもよい。各無線フレーム１１８／１２４は、サブフレーム１２０／１２７にさらに分割されてもよく、これは、データシンボル１２２／１２８を含んでもよい。本開示では、ＢＳ１０２およびＵＥ１０４は、概して、本明細書に開示される方法を実践し得る、「通信ノード」の非限定的実施例として本明細書に説明される。そのような通信ノードは、本ソリューションの種々の実施形態によると、無線および／または有線通信することが可能であり得る。
【0037】
図２は、本ソリューションのいくつかの実施形態による、無線通信信号（例えば、ＯＦＤＭ／ＯＦＤＭＡ信号）を伝送および受信するための例示的無線通信システム２００のブロック図を図示する。システム２００は、本明細書に詳細に説明される必要はない、既知または従来の動作特徴をサポートするように構成される、コンポーネントおよび要素を含んでもよい。一例証的実施形態では、システム２００は、上記に説明されるように、図１の無線通信環境１００等の無線通信環境内でデータシンボルを通信（例えば、伝送および受信）するために使用されることができる。
【0038】
システム２００は、概して、基地局２０２（以降、「ＢＳ２０２」）と、ユーザ機器デバイス２０４（以降、「ＵＥ２０４」）とを含む。ＢＳ２０２は、ＢＳ（基地局）送受信機モジュール２１０と、ＢＳアンテナ２１２と、ＢＳプロセッサモジュール２１４と、ＢＳメモリモジュール２１６と、ネットワーク通信モジュール２１８とを含み、各モジュールは、必要に応じて、データ通信バス２２０を介して、相互に結合および相互接続される。ＵＥ２０４は、ＵＥ（ユーザ機器）送受信機モジュール２３０と、ＵＥアンテナ２３２と、ＵＥメモリモジュール２３４と、ＵＥプロセッサモジュール２３６とを含み、各モジュールは、必要に応じて、データ通信バス２４０を介して、相互に結合および相互接続される。ＢＳ２０２は、任意の無線チャネルまたは本明細書に説明されるようなデータの伝送のために好適な他の媒体であり得る、通信チャネル２５０を介して、ＵＥ２０４と通信する。
【0039】
当業者によって理解されるであろうように、システム２００はさらに、図２に示されるモジュール以外の任意の数のモジュールを含んでもよい。当業者は、本明細書に開示される実施形態に関連して説明される、種々の例証的ブロック、モジュール、回路、および処理論理が、ハードウェア、コンピュータ可読ソフトウェア、ファームウェア、または任意の実践的なそれらの組み合わせにおいて実装されてもよいことを理解するであろう。ハードウェア、ファームウェア、およびソフトウェアの本可換性および互換性を明確に図示するために、種々の例証的コンポーネント、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、概して、その機能性の観点から説明される。そのような機能性が、ハードウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとして実装されるかどうかは、特定の用途および全体的システム上に課される設計制約に依存し得る。本明細書に説明される概念に精通する者は、そのような機能性を特定の用途毎に好適な様式で実装してもよいが、そのような実装決定は、本開示の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。
【0040】
いくつかの実施形態によると、ＵＥ送受信機２３０は、本明細書では、それぞれ、アンテナ２３２に結合される回路を備える、無線周波数（ＲＦ）送信機およびＲＦ受信機を含む、「アップリンク」送受信機２３０と称され得る。デュプレックススイッチ（図示せず）が、代替として、時間デュプレックス方式において、アップリンク送信機または受信機をアップリンクアンテナに結合してもよい。同様に、いくつかの実施形態によると、ＢＳ送受信機２１０は、本明細書では、それぞれ、アンテナ２１２に結合される回路を備える、ＲＦ送信機およびＲＦ受信機を含む、「ダウンリンク」送受信機２１０と称され得る。ダウンリンクデュプレックススイッチは、代替として、時間デュプレックス方式において、ダウンリンク送信機または受信機をダウンリンクアンテナ２１２に結合してもよい。２つの送受信機モジュール２１０および２３０の動作は、アップリンク受信機回路が、無線伝送リンク２５０を経由した伝送の受信のために、アップリンクアンテナ２３２に結合されるのと同時に、ダウンリンク送信機が、ダウンリンクアンテナ２１２に結合されるように、時間的に協調される。逆に言えば、２つの送受信機２１０および２３０の動作は、ダウンリンク受信機が、無線伝送リンク２５０を経由した伝送の受信のためにダウンリンクアンテナ２１２に結合されるのと同時に、アップリンク伝送機が、アップリンクアンテナ２３２に結合されるように、時間的に協調されてもよい。いくつかの実施形態では、最小限の保護時間をデュプレックス方向の変化間に伴って、近接時間同期が存在する。
【0041】
ＵＥ送受信機２３０および基地局送受信機２１０は、無線データ通信リンク２５０を介して通信し、特定の無線通信プロトコルおよび変調スキームをサポートし得る、好適に構成されたＲＦアンテナ配列２１２／２３２と協働するように構成される。いくつかの例証的実施形態では、ＵＥ送受信機２１０および基地局送受信機２１０は、ロングタームエボリューション（ＬＴＥ）および新しい５Ｇ規格および同等物等の産業規格をサポートするように構成される。しかしながら、本開示は、必ずしも、特定の規格および関連付けられるプロトコルに用途が限定されないことを理解されたい。むしろ、ＵＥ送受信機２３０および基地局送受信機２１０は、将来的規格またはその変形例を含む、代替または付加的無線データ通信プロトコルをサポートするように構成されてもよい。
【0042】
種々の実施形態によると、ＢＳ２０２は、例えば、進化型ノードＢ（ｅＮＢ）、サービングｅＮＢ、標的ｅＮＢ、フェムトステーション、またはピコステーションであってもよい。いくつかの実施形態では、ＵＥ２０４は、携帯電話、スマートフォン、携帯情報端末（ＰＤＡ）、タブレット、ラップトップコンピュータ、ウェアラブルコンピューティングデバイス等の種々のタイプのユーザデバイスにおいて具現化されてもよい。プロセッサモジュール２１４および２３６は、本明細書に説明される機能を実施するように設計される、汎用プロセッサ、コンテンツアドレス指定可能メモリ、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、任意の好適なプログラマブル論理デバイス、離散ゲートまたはトランジスタ論理、離散ハードウェアコンポーネント、または任意のそれらの組み合わせとともに実装または実現されてもよい。このように、プロセッサは、マイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、状態機械、または同等物として実現され得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組み合わせ、例えば、デジタル信号プロセッサおよびマイクロプロセッサ、複数のマイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサコアと併せた１つまたはそれを上回るマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成の組み合わせとして実装されてもよい。
【0043】
さらに、本明細書に開示される実施形態と関連して説明される方法またはアルゴリズムのステップは、直接、それぞれ、プロセッサモジュール２１４および２３６によって実行される、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェアモジュール、または任意の実践的なそれらの組み合わせにおいて具現化されてもよい。メモリモジュール２１６および２３４は、ＲＡＭメモリ、フラッシュメモリ、ＲＯＭメモリ、ＥＰＲＯＭメモリ、ＥＥＰＲＯＭメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、ＣＤ－ＲＯＭ、または当技術分野において公知の任意の他の形態の記憶媒体として実現され得る。この点において、メモリモジュール２１６および２３４は、それぞれ、プロセッサモジュール２１０および２３０が、それぞれ、メモリモジュール２１６および２３４から情報を読み取り、そこに情報を書き込み得るように、プロセッサモジュール２１０および２３０に結合されてもよい。メモリモジュール２１６および２３４はまた、その個別のプロセッサモジュール２１０および２３０の中に統合されてもよい。いくつかの実施形態では、メモリモジュール２１６および２３４はそれぞれ、それぞれ、プロセッサモジュール２１０および２３０によって実行される命令の実行の間、一時的変数または他の中間情報を記憶するために、キャッシュメモリを含んでもよい。メモリモジュール２１６および２３４はまたそれぞれ、それぞれ、プロセッサモジュール２１０および２３０によって実行されるための命令を記憶するために、不揮発性メモリを含んでもよい。
【0044】
ネットワーク通信モジュール２１８は、概して、基地局送受信機２１０と、基地局２０２と通信するように構成される、他のネットワークコンポーネントおよび通信ノードとの間の双方向通信を可能にする、基地局２０２のハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、処理論理、および／または他のコンポーネントを表す。例えば、ネットワーク通信モジュール２１８は、インターネットまたはＷｉＭＡＸトラフィックをサポートするように構成されてもよい。典型的展開では、限定ではないが、ネットワーク通信モジュール２１８は、基地局送受信機２１０が、従来のイーサネット（登録商標）ベースのコンピュータネットワークと通信し得るように、８０２．３イーサネット（登録商標）インターフェースを提供する。このように、ネットワーク通信モジュール２１８は、コンピュータネットワーク（例えば、移動交換局（ＭＳＣ））への接続のための物理インターフェースを含んでもよい。規定された動作または機能に対する、用語「～のために構成される（ｃｏｎｆｉｇｕｒｅｄ ｆｏｒ）」、「～のように構成される（ｃｏｎｆｉｇｕｒｅｄ ｔｏ）」、およびその活用形は、本明細書で使用されるように、規定された動作または機能を実施するように物理に構築される、プログラムされる、フォーマット化される／または配列される、デバイス、コンポーネント、回路、構造、機械、信号等を指す。
【0045】
開放型システム間相互接続（ＯＳＩ）モデル（本明細書では、「開放型システム間相互接続モデル」と称される）は、他のシステムと相互接続および通信するように開放する、システム（例えば、無線通信デバイス、無線通信ノード）によって使用されるネットワーク通信を定義する、概念的および論理的レイアウトである。本モデルは、そのそれぞれが、その上方および下方の層に提供されるサービスの概念的集合を表す、７つサブコンポーネントまたは層に分かれる。ＯＳＩモデルはまた、論理的ネットワークを定義し、異なる層プロトコルを使用することによって、コンピュータパケット転送を効果的に説明する。ＯＳＩモデルはまた、７層ＯＳＩモデルまたは７層モデルと称され得る。いくつかの実施形態では、第１の層が、物理層であってもよい。いくつかの実施形態では、第２の層が、媒体アクセス制御（ＭＡＣ）層であってもよい。いくつかの実施形態では、第３の層が、無線リンク制御（ＲＬＣ）層であってもよい。いくつかの実施形態では、第４の層が、パケットデータ収束プロトコル（ＰＤＣＰ）層であってもよい。いくつかの実施形態では、第５の層が、無線リソース制御（ＲＲＣ）層であってもよい。いくつかの実施形態では、第６の層が、非アクセス層（ＮＡＳ）層またはインターネットプロトコル（ＩＰ）層であってもよく、第７の層が他の層であってもよい。
【0046】
２． 無線ネットワーク一時識別子（ＲＮＴＩ）に関連するシステムおよび方法
【0047】
ある仕様では、ランダムアクセス無線ネットワーク一時識別子（ＲＡ－ＲＮＴＩ）は、物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）機会に関連付けられてもよい。ＰＲＡＣＨ機会は、その中でランダムアクセスプリアンブルが、伝送／送信／ブロードキャストされる、ＰＲＡＣＨ機会に対応してもよい。無線通信デバイス（例えば、ＵＥ、端末、またはサーブされるノード）および／または無線通信ノード（例えば、地上端末、基地局、ｇＮＢ、ｅＮＢ、またはサービングノード）が、以下の式を使用して、ＲＡ－ＲＮＴＩを算出／計算／決定してもよい。
【化1】
【0048】
ｓ＿ｉｄは、ＰＲＡＣＨ機会の第１の直交周波数分割多重化（ＯＦＤＭ）シンボルのインデックスに対応する／それを指してもよい。ｓ＿ｉｄは、０より大きいまたはそれに等しく、かつ１４未満である値を有してもよい。ｔ＿ｉｄは、システムフレームにおいて、ＰＲＡＣＨ機会の第１のスロットのインデックスに対応する／それを指してもよい。ｔ＿ｉｄは、０より大きいまたはそれに等しく、かつ８０未満である値を有してもよい。パラメータμの値（例えば、ＴＳ３８．２１１［８］における第５．３．２節において規定される）が、サブキャリア間隔を示す／影響／決定してもよい。サブキャリア間隔は、ｔ＿ｉｄの値を決定／示す／規定してもよい。ｆ＿ｉｄは、周波数ドメインにおけるＰＲＡＣＨ機会のインデックスに対応する／それを指してもよい。ｆ＿ｉｄは、０より大きいまたはそれに等しく、かつ８未満である値を有してもよい。ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄは、ランダムアクセスプリアンブル伝送のために使用されるアップリンク（ＵＬ）キャリアに対応する／それを指してもよい。ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄは、正常アップリンク（ＮＵＬ）キャリアに関する０の値を有してもよい。ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄは、補助アップリンク（ＳＵＬ）キャリアに関する１の値を有してもよい。
【0049】
サブキャリア間隔（ＳＣＳ）の値が、ｔ＿ｉｄの範囲に影響を及ぼす／決定し得る。システムフレームにおいて、ｔ＿ｉｄの最大値は、ＳＣＳが、１２０ｋＨｚの値を有するとき、７９に対応してもよい。ＲＡ－ＲＮＴＩ式によって明示されるように、ＲＡ－ＲＮＴＩの値は、ｔ＿ｉｄの関数であってもよい。例えば、ＲＡ－ＲＮＴＩの最大値は、ｔ＿ｉｄが、７９の値を有する（例えば、ＳＣＳは、１２０ｋＨｚの値を有する）場合、（例えば、ＲＡ－ＲＮＴＩ式に従って）１７，９２０に対応してもよい。ＳＣＳが、４８０ｋＨｚの値を有するとき、ｔ＿ｉｄの最大値は、３１９に対応してもよい。したがって、ＲＡ－ＲＮＴＩの最大値（例えば、ＳＣＳは、４８０ｋＨｚの値を有する）は、７１，６８０に対応してもよい（例えば、ｔ＿ｉｄは、３１９の値を有する）。ある実施形態では、ＲＮＴＩの範囲は、０を上回るまたはそれに等しく、かつ６５，５３５未満またはそれに等しい値に制限／限定／境界してもよい（例えば、０≦ＲＮＴＩ≦６５，５３５）。したがって、ＳＣＳが、４８０ｋＨｚの値を有する（例えば、ｔ＿ｉｄは、３１９の値を有してもよい）場合、ＲＡ－ＲＮＴＩの最大値は、６５，５３５（例えば、上界）を超えてもよい。本明細書に提示されるシステムおよび方法は、ＲＮＴＩの値を決定（または境界）するための新規アプローチを含む。
Ａ． 実施形態１：ＲＮＴＩは、時間ドメインリソースを示し、ＤＣＩまたはＲＡＲは、周波数ドメインリソースを示す
Ａ． 実施形態１：ＲＮＴＩは、時間ドメインリソースを示し、ＤＣＩまたはＲＡＲは、周波数ドメインリソースを示す
【0050】
ある仕様では、ＲＡ－ＲＮＴＩは、ＰＲＡＣＨ機会に関連付けられる／関連してもよい。ＰＲＡＣＨ機会は、この中でランダムアクセスプリアンブルが伝送される、ＰＲＡＣＨ機会に対応してもよい。無線通信デバイスおよび／または無線通信ノードは、以下の式を使用して、ＲＡ－ＲＮＴＩを算出／計算／決定してもよい。
【化2】
【0051】
ＲＡ－ＲＮＴＩ式は、伝送プリアンブルの１つまたはそれを上回る時間ドメインリソース（例えば、１つまたはそれを上回る時間ドメインリソースと関連付けられる、１つまたはそれを上回るパラメータ）（例えば、ｓ＿ｉｄ、ｔ＿ｉｄ、および／または他の時間ドメインリソースパラメータ）を含む／備えてもよい。ＲＡ－ＲＮＴＩ式は、伝送プリアンブルの１つまたはそれを上回る周波数ドメインリソース（例えば、１つまたはそれを上回る周波数ドメインリソースと関連付けられる、１つまたはそれを上回るパラメータ）（例えば、ｆ＿ｉｄ、ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄ、および／または他の周波数ドメインリソースパラメータ）を含む／備えてもよい。１つまたはそれを上回る時間ドメインリソースおよび周波数ドメインリソースは、ＲＡ－ＲＮＴＩの範囲を低減／減少／最小限にするために、分断／分離されてもよい。いくつかの実施形態では、ＲＡ－ＲＮＴＩの値を提供／示す／規定する式は、１つまたはそれを上回る時間ドメインリソースを含んでもよい。ＲＡ－ＲＮＴＩの値を提供／示す／規定する式は、１つまたはそれを上回る周波数ドメインリソースおよび／またはその関連付けられるパラメータを除外してもよい（例えば、伴わない／考慮されない）。無線通信ネットワークは、周波数ドメインリソース（またはその関連付けられるパラメータ）を無線通信デバイスに示す／提供してもよい。無線通信ネットワークは、周波数ドメインリソースと関連付けられるパラメータを示すように、ＤＣＩおよび／またはＲＡＲ（または他のタイプのシグナリングおよび／またはメッセージ）を使用してもよい。
【0052】
いくつかの実施形態では、ＲＡ－ＲＮＴＩは、伝送プリアンブルの１つまたはそれを上回る時間ドメインリソース（例えば、時間ドメインリソースと関連付けられる、ｓ＿ｉｄ、ｔ＿ｉｄ、および／または他のパラメータ）と関連付けられる、またはそれに対応するパラメータの関数であってもよい（例えば、ＲＡ－ＲＮＴＩは、周波数ドメインリソースと関連付けられるパラメータを除外してもよい）。したがって、無線通信デバイスおよび／または無線通信ノードは、以下の式を使用して、ＲＡ－ＲＮＴＩを算出／計算／決定してもよい。
【化3】
【0053】
前の式に従って、ＳＣＳが、１，９２０ｋＨｚの値を有する場合、ｔ＿ｉｄの範囲は、０～１，２７９（例えば、０≦ｔ＿ｉｄ≦１，２７９）の値であってもよい。したがって、ＲＡ－ＲＮＴＩの最大値は、１７，９２０に対応してもよく、故に、上界（例えば、６５，５３５）を超えない。
【0054】
無線通信ノードは、伝送プリアンブルの１つまたはそれを上回る周波数ドメインリソース（例えば、ｆ＿ｉｄ、ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄ、および／または他の周波数ドメインリソース）を無線通信デバイスに示す／提供してもよい。無線通信ノードは、１つまたはそれを上回る周波数ドメインリソースを示すために、ＲＡＲおよび／またはＤＣＩを使用してもよい。ある仕様では、ｆ＿ｉｄは、７の最大値を有してもよい。したがって、少なくとも３ビット（または他の数のビット）は、ｆ＿ｉｄを示し得る。いくつかの実施形態では、少なくとも２アップリンク（ＵＬ）キャリアは、ＵＬキャリアに関して構成されてもよく、故に、少なくとも１ビット（または他の数のビット）は、ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄを示し得る。したがって、少なくとも４ビット（例えば、３ビットのｆ＿ｉｄおよび／または１ビットのｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄ）は、１つまたはそれを上回る周波数ドメインリソースを示す／規定してもよい。
【0055】
２ステップランダムアクセスプロシージャに関して、メッセージＢ（ＭＳＧＢ）ＲＮＴＩ（ＭＳＧＢ－ＲＮＴＩ）が、ＰＲＡＣＨ機会と関連付けられてもよい。ＰＲＡＣＨ機会は、その中でランダムアクセスプリアンブルが伝送される、ＰＲＡＣＨ機会に対応してもよい。無線通信デバイスおよび／または無線通信ノードは、以下の式を使用して、ＭＳＧＢ－ＲＮＴＩを算出／計算／決定してもよい。
【化4】
【0056】
いくつかの実施形態では、ＭＳＧＢ－ＲＮＴＩは、伝送プリアンブルの１つまたはそれを上回る時間ドメインリソースと関連付けられる、１つまたはそれを上回るパラメータ（例えば、ｓ＿ｉｄ、ｔ＿ｉｄ、および／または他の時間ドメインリソースパラメータ）の関数であってもよい（例えば、ＭＳＧＢ－ＲＮＴＩは、周波数ドメインリソースパラメータを除外してもよい）。したがって、無線通信デバイスおよび／または無線通信ノードは、以下の式を使用して、ＭＳＧＢ－ＲＮＴＩを算出／計算／決定してもよい。
【化5】
【0057】
ＳＣＳの値は、ｔ＿ｉｄの最大値を決定／影響を及ぼし得る。ＳＣＳが、１，９２０ｋＨｚの値を有する場合、ＭＳＧＢ－ＲＮＴＩの最大値は、３５，８４０（または他の数）に対応してもよい。少なくとも４ビット（例えば、３ビットのｆ＿ｉｄおよび／または１ビットのｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄ）は、１つまたはそれを上回る周波数ドメインリソースを示す／規定してもよい（例えば、４ステップランダムアクセスチャネル（ＲＡＣＨ）に類似する）。
Ｉ． 無線通信ノード側
Ｉ． 無線通信ノード側
【0058】
いくつかの実施形態では、少なくとも１ビットは、プリアンブルが受信／取得される、ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄを示す／規定してもよい。少なくとも３ビットは、プリアンブルが受信される、周波数ドメインリソースを示す／提供してもよい。したがって、無線通信ノードは、少なくとも４ビットを無線通信デバイスに送信／提供／示し得る。無線通信ノードは、少なくとも４ビットを提供するために、ＤＣＩおよび／またはＲＡＲを使用してもよい。
ＩＩ． 無線通信デバイス側
４ステップランダムアクセスプロシージャに関して
ＩＩ． 無線通信デバイス側
４ステップランダムアクセスプロシージャに関して
【0059】
いくつかの実施形態では、ランダムアクセス応答が、複数の条件のうちの１つまたはそれを上回るものが、充足されると、受信成功を示し得る。無線通信デバイスは、ＤＣＩフォーマット（例えば、ＤＣＩフォーマット１＿０または他のタイプおよび／またはフォーマットのＤＣＩ）を検出／決定／識別してもよい。複数の条件は、ＤＣＩフォーマットの巡回冗長検査（ＣＲＣ）が、ＲＡ－ＲＮＴＩを用いてスクランブリングされることを含んでもよい。ＤＣＩおよび／またはＲＡＲは、１つまたはそれを上回る周波数ドメインリソースおよび／またはＵＬキャリアを示す／規定してもよい。複数の条件は、示される周波数ドメインリソースが、無線通信デバイスがＰＲＡＣＨを伝送した、周波数ドメインリソースに対応することを含んでもよい。複数の条件は、示されるＵＬキャリアが、無線通信デバイスがＰＲＡＣＨを伝送した、ＵＬキャリアに対応することを含んでもよい。複数の条件のうちの少なくとも１つは、媒体アクセス制御（ＭＡＣ）プロトコルデータユニット（ＰＤＵ）におけるランダムアクセスプリアンブル識別子が、伝送されるプリアンブルインデックスに対応することを含む／であってもよい。
２ステップランダムアクセスプロシージャに関して
２ステップランダムアクセスプロシージャに関して
【0060】
いくつかの実施形態では、ランダムアクセス応答が、第１のセットの条件の１つまたはそれを上回る条件が、充足されると、受信成功を示し得る。無線通信デバイスは、ＤＣＩフォーマット（例えば、ＤＣＩフォーマット１＿０または他のタイプおよび／またはフォーマットのＤＣＩ）を検出／決定／識別してもよい。第１のセットの条件の少なくとも１つの条件は、ＤＣＩフォーマットのＣＲＣが、ＭＳＧＢ－ＲＮＴＩを用いてスクランブリングされることである／を含んでもよい。ＤＣＩおよび／またはＲＡＲは、１つまたはそれを上回る周波数ドメインリソースおよび／またはＵＬキャリアを示す／規定してもよい。第１のセットの条件の少なくとも１つの条件は、示される周波数ドメインリソースが、無線通信デバイスがＰＲＡＣＨを伝送した、周波数ドメインリソースに対応することである／を含んでもよい。第１のセットの条件の少なくとも１つの条件は、示されるＵＬキャリアが、無線通信デバイスがＰＲＡＣＨを伝送した、ＵＬキャリアに対応することである／を含んでもよい。いくつかの実施形態では、ＭＳＧＢ（またはＭｓｇＢ）は、ｆａｌｌｂａｃｋＲＡＲ ＭＡＣサブＰＤＵ（または他の データユニットまたはメッセージ）を含んでもよい。第１のセットの条件の少なくとも１つの条件は、ｆａｌｌｂａｃｋＲＡＲ ＭＡＣサブＰＤＵが、伝送されるプリアンブルインデックスに対応することである／を含んでもよい（例えば、ＭＡＣ ＰＤＵに含まれる場合）。第１のセットの条件の少なくとも１つの条件は、ＭＡＣ ＰＤＵにおけるランダムアクセスプリアンブル識別子が、伝送されるプリアンブルインデックスに対応することである／を含んでもよい（例えば、ＭＡＣ ＰＤＵに含まれる場合）。
【0061】
いくつかの実施形態では、ランダムアクセス応答が、第２のセット条件の１つまたはそれを上回る条件が、充足されると、受信成功を示し得る。無線通信デバイスは、ＤＣＩフォーマット（例えば、ＤＣＩフォーマット１＿０または他のタイプおよび／またはフォーマットのＤＣＩ）を検出／決定／識別してもよい。第２のセットの条件の少なくとも１つの条件は、ＤＣＩフォーマットのＣＲＣが、ＭＳＧＢ－ＲＮＴＩを用いてスクランブリングされることである／を含んでもよい。ＤＣＩおよび／またはＲＡＲは、１つまたはそれを上回る周波数ドメインリソースおよび／またはＵＬキャリアを示す／規定してもよい。第２のセットの条件の少なくとも１つの条件は、示される周波数ドメインリソースが、無線通信デバイスがＰＲＡＣＨを伝送した、周波数ドメインリソースに対応することである／を含んでもよい。第２のセットの条件の少なくとも１つの条件は、示されるＵＬキャリアが、無線通信デバイスがＰＲＡＣＨを伝送した、ＵＬキャリアに対応することである／を含んでもよい。第２のセットの条件の少なくとも１つの条件は、ＭＳＧＢが、ｓｕｃｃｅｓｓＲＡＲ ＭＡＣサブＰＤＵ（または他のデータユニットまたはメッセージ）を含むことである／を含んでもよい。第２のセットの条件の少なくとも１つの条件は、メッセージＡ ＭＳＧＡが、共通制御チャネル（ＣＣＣＨ）サービスデータユニット（ＳＤＵ）を含むことである／を含んでもよい。第２のセットの条件の少なくとも１つの条件は、ＭＡＣサブＰＤＵにおけるユーザ機器（ＵＥ）競合解決識別が、ＣＣＣＨ ＳＤＵに合致／対応することである／を含んでもよい。
Ｂ． 実施形態２：ＲＮＴＩは、時間ドメインリソースを示し、ＤＣＩまたはＲＡＲは、周波数ドメインリソースを示し、ＲＯインデックスは、ｔ＿ｉｄとして使用される
Ｂ． 実施形態２：ＲＮＴＩは、時間ドメインリソースを示し、ＤＣＩまたはＲＡＲは、周波数ドメインリソースを示し、ＲＯインデックスは、ｔ＿ｉｄとして使用される
【0062】
ＲＡ－ＲＮＴＩの動作および機能性は、第Ａ節のＲＡ－ＲＮＴＩに関連して説明される、コンポーネント、動作、および／または特性のうちの任意の１つまたはそれを上回るものを備えてもよい（実施形態１）。無線通信デバイスおよび／または無線通信ノードは、以下の式を使用して、ＲＡ－ＲＮＴＩを算出／計算／決定してもよい。
【化6】
【0063】
いくつかの実施形態では、ＲＡ－ＲＮＴＩは、伝送プリアンブルの１つまたはそれを上回る時間ドメインリソース（例えば、ｓ＿ｉｄ、ｔ＿ｉｄ、および／または他の時間ドメインリソース）と関連付けられる、１つまたはそれを上回るパラメータの関数であってもよい（例えば、ＲＡ－ＲＮＴＩは、周波数ドメインリソースと関連付けられるパラメータを除外してもよい）。１つまたはそれを上回る時間ドメインリソースと関連付けられる、１つまたはそれを上回るパラメータは、システムフレームにおいてＲＡＣＨ機会（ＲＯ）インデックス（ＲＯ＿ｉｎｄｅｘ）を含む／備えてもよい。ＲＡ－ＲＮＴＩ式は、ＲＯ＿ｉｎｄｅｘ（または他の時間ドメインインデックス）の関数であってもよい。したがって、無線通信デバイスおよび／または無線通信ノードは、以下の式を使用して、ＲＡ－ＲＮＴＩを算出／計算／決定してもよい。
【化7】
【0064】
ｔ＿ＲＯ＿ｉｄは、ドメインにおいて（例えば、システムフレームにおいて）ＰＲＡＣＨ機会のインデックスを示す／提供／規定／対応してもよい。ｔ＿ＲＯ＿ｉｄは、０を上回るまたはそれに等しく、かつｔ＿ＲＯ＿ｔｏｔａｌ未満（例えば、０≦ｔ＿ＲＯ＿ｉｄ≦ｔ＿ＲＯ＿ｔｏｔａｌ）である値を有してもよい。ｔ＿ＲＯ＿ｔｏｔａｌは、システムフレームにおいて、時間ドメインにおけるＰＲＡＣＨ機会の総数を示す／提供／規定／対応してもよい。ｔ＿ＲＯ＿ｔｏｔａｌは、０を上回る、かつ７０未満またはそれに等しい（例えば、０＜ｔ＿ＲＯ＿ｔｏｔａｌ≦７０）値を有してもよい。ｔ＿ＲＯ＿ｉｄおよび／またはｔ＿ＲＯ＿ｔｏｔａｌは、ＰＲＡＣＨ構成インデックス（例えば、ＴＳ３８．２１１の第６．３．３．２節におけるテーブル６．３．３．２－２～テーブル６．３．３．２－４に規定される）に基づいて、決定されてもよい。
【0065】
無線通信ノードは、伝送プリアンブルの１つまたはそれを上回る周波数ドメインリソース（例えば、ｆ＿ｉｄ、ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄ、および／または他の周波数ドメインリソースパラメータ）と関連付けられる、１つまたはそれを上回るパラメータを無線通信デバイスに示す／提供してもよい。無線通信ノードは、１つまたはそれを上回る周波数ドメインリソースと関連付けられる、１つまたはそれを上回るパラメータを示すために、ＲＡＲおよび／またはＤＣＩを使用してもよい。ある仕様では、ｆ＿ｉｄは、７（または他の数）の最大値を有してもよい。したがって、少なくとも３ビット（または他の数のビット）は、ｆ＿ｉｄを示し得る。いくつかの実施形態では、少なくとも２アップリンク（ＵＬ）キャリアは、ＵＬキャリアに関して構成されてもよく、故に、少なくとも１ビット（または他の数のビット）は、ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄを示し得る。したがって、少なくとも４ビット（例えば、３ビットのｆ＿ｉｄおよび／または１ビットのｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄ）は、１つまたはそれを上回る周波数ドメインリソースを示す／規定してもよい。
【0066】
２ステップランダムアクセスプロシージャに関して、ＭＳＧＢ－ＲＮＴＩが、ＰＲＡＣＨ機会と関連付けられてもよい。ＰＲＡＣＨ機会は、その中でランダムアクセスプリアンブルが伝送される、ＰＲＡＣＨ機会に対応してもよい。無線通信デバイスおよび／または無線通信ノードは、以下の式を使用して、ＭＳＧＢ－ＲＮＴＩを算出／計算／決定してもよい。
【化8】
【0067】
いくつかの実施形態では、ＭＳＧＢ－ＲＮＴＩは、伝送プリアンブルの１つまたはそれを上回る時間ドメインリソースと関連付けられる、１つまたはそれを上回るパラメータ（例えば、ｓ＿ｉｄ、ｔ＿ｉｄ、ｔ＿ＲＯ＿ｉｄ、および／または他の時間ドメインリソースパラメータ）の関数であってもよい（例えば、ＭＳＧＢ－ＲＮＴＩは、周波数ドメインリソースパラメータを除外してもよい）。したがって、無線通信デバイスおよび／または無線通信ノードは、以下の式を使用して、ＭＳＧＢ－ＲＮＴＩを算出／計算／決定してもよい。
【化9】
【0068】
少なくとも４ビット（例えば、３ビットのｆ＿ｉｄおよび／または１ビットのｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄ）は、１つまたはそれを上回る周波数ドメインリソースを示す／規定してもよい。
【0069】
本実施形態（実施形態２）では、無線通信ノードの動作および機能性は、第Ａ節の第Ｉ項（無線通信ノード側）に関連して説明される、コンポーネントおよび／または動作のうちの任意の１つまたはそれを上回るものによって実施されてもよい（実施形態１）。本実施形態（実施形態２）では、無線通信デバイスの動作および機能性は、第Ａ節の第ＩＩ項（無線通信デバイス側）に関連して説明される、コンポーネントおよび／または動作のうちの任意の１つまたはそれを上回るものによって、実施されてもよい（実施形態１）。
Ｃ． 実施形態３：ＲＮＴＩは、周波数ドメインリソースを示し、ＤＣＩまたはＲＡＲは、時間ドメインリソースを示す
Ｃ． 実施形態３：ＲＮＴＩは、周波数ドメインリソースを示し、ＤＣＩまたはＲＡＲは、時間ドメインリソースを示す
【0070】
ある実装では、ＲＡ－ＲＮＴＩは、ＰＲＡＣＨ機会に関連付けられる／関連してもよい。ＰＲＡＣＨ機会は、その中でランダムアクセスプリアンブルが伝送される、ＰＲＡＣＨ機会に対応してもよい。無線通信デバイスおよび／または無線通信ノードは、以下の式を使用して、ＲＡ－ＲＮＴＩを算出／計算／決定してもよい。
【化10】
【0071】
ＲＡ－ＲＮＴＩ式は、伝送プリアンブルの１つまたはそれを上回る時間ドメインリソースと関連付けられる、１つまたはそれを上回るパラメータ（例えば、ｓ＿ｉｄ、ｔ＿ｉｄ、および／または他の時間ドメインリソースパラメータ）を含む／備えてもよい。ＲＡ－ＲＮＴＩ式は、伝送プリアンブルの１つまたはそれを上回る周波数ドメインリソースと関連付けられる、１つまたはそれを上回るパラメータ（例えば、ｆ＿ｉｄ、ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄ、および／または他の周波数ドメインリソースパラメータ）を含む／備えてもよい。１つまたはそれを上回る時間ドメインリソースおよび周波数ドメインリソース（および／またはその関連付けられるパラメータ）は、ＲＡ－ＲＮＴＩの範囲を低減／減少／最小限にするために、分断／分離されてもよい。いくつかの実施形態では、ＲＡ－ＲＮＴＩの値を提供／示す／規定する式は、１つまたはそれを上回る周波数ドメインリソースと関連付けられる、１つまたはそれを上回るパラメータを含んでもよい。ＲＡ－ＲＮＴＩの値を提供／示す／規定する式は、１つまたはそれを上回る時間ドメインリソースと関連付けられる、パラメータを除外してもよい。無線通信ネットワークは、時間ドメインリソースと関連付けられるパラメータを無線通信デバイスに示す／提供してもよい。無線通信ネットワークは、時間ドメインリソースと関連付けられるパラメータを示すために、ＤＣＩおよび／またはＲＡＲ（または他のタイプのシグナリングおよび／またはメッセージ）を使用してもよい。
【0072】
いくつかの実施形態では、ＲＡ－ＲＮＴＩは、伝送プリアンブルの１つまたはそれを上回る周波数ドメインリソース（例えば、ｆ＿ｉｄ、ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄ、および／または他の周波数ドメインリソース）と関連付けられるパラメータの関数であってもよい（例えば、ＲＡ－ＲＮＴＩは、時間ドメインリソースと関連付けられるパラメータを除外してもよい）。したがって、無線通信デバイスおよび／または無線通信ノードは、以下の式を使用して、ＲＡ－ＲＮＴＩを算出／計算／決定してもよい。
【化11】
【0073】
前の式は、ＳＣＳの値に関連付けられない／関連しなくてもよい（例えば、式は、ｔ＿ｉｄを除外する）。したがって、ＲＡ－ＲＮＴＩの値は、０～１５（または他の数）の範囲であってもよい。
【0074】
いくつかの実施形態では、無線通信ノードは、１つまたはそれを上回る時間ドメインリソース（例えば、シンボルの開始位置、伝送プリアンブルのスロット、および／または他の時間ドメインリソース）と関連付けられる、パラメータを無線通信デバイスに示す／提供／規定してもよい。無線通信ノードは、ＤＣＩおよび／またはＲＡＲを使用して、１つまたはそれを上回る時間ドメインリソースと関連付けられる、パラメータを示し得る。少なくとも４ビット（または他の数のビット）が、シンボルの情報（例えば、シンボルの開始位置）を示す／提供してもよい。ＳＣＳが、１，９２０ｋＨｚの値を有する場合、少なくとも１１ビット（または他の数のビット）は、スロット（例えば、伝送プリアンブルのスロット）の情報を示し得る。したがって、ＳＣＳが、１，９２０ｋＨｚの値を有する場合、少なくとも１５ビットが、１つまたはそれを上回る時間ドメインリソースと関連付けられる、パラメータを示すために、使用されてもよい。
【0075】
２ステップランダムアクセスプロシージャに関して、ＭＳＧＢ－ＲＮＴＩが、ＰＲＡＣＨ機会と関連付けられてもよい。ＰＲＡＣＨ機会は、その中でランダムアクセスプリアンブルが伝送される、ＰＲＡＣＨ機会に対応してもよい。無線通信デバイスおよび／または無線通信ノードは、以下の式を使用して、ＭＳＧＢ－ＲＮＴＩを算出／計算／決定してもよい。
【化12】
【0076】
いくつかの実施形態では、ＭＳＧＢ－ＲＮＴＩは、伝送プリアンブルの１つまたはそれを上回る周波数ドメインリソースに関するパラメータ（例えば、ｆ＿ｉｄ、ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄ、および／または他の周波数ドメインリソースパラメータ）の関数である、または関連付けられてもよい（例えば、ＭＳＧＢ－ＲＮＴＩは、時間ドメインリソースを除外してもよい）。したがって、無線通信デバイスおよび／または無線通信ノードは、以下の式を使用して、ＭＳＧＢ－ＲＮＴＩを算出／計算／決定してもよい。
【化13】
【0077】
少なくとも１５ビット（例えば、１１ビットのスロット情報および／または４ビットのシンボル情報）は、１つまたはそれを上回る時間ドメインリソースと関連付けられる、パラメータを示す／規定してもよい（例えば、ＳＣＳが、１，９２０ｋＨｚの値を有する場合、４ステップランダムアクセスプロシージャに類似する）。
Ｉ． 無線通信ノード側
Ｉ． 無線通信ノード側
【0078】
いくつかの実施形態では、無線通信ノードは、１つまたはそれを上回る時間ドメインリソース（例えば、シンボルの位置、プリアンブルが受信したスロット、および／または他の時間ドメインリソース）を無線通信デバイスに示す／提供してもよい。無線通信ノードは、ＤＣＩおよび／またはＲＡＲを使用して、時間ドメインリソースと関連付けられるパラメータを示し得る。例えば、ＳＣＳが、１，９２０ｋＨｚの値を有する場合、少なくとも４ビットは、シンボルの位置を示し得る。同一の実施例では、少なくとも９ビットが、プリアンブルが受信したスロットを示し得る。したがって、無線通信ノードは、ＤＣＩおよび／またはＲＡＲを使用して、少なくとも１３ビットを無線通信デバイスに提供してもよい。
ＩＩ． 無線通信デバイス側
４ステップランダムアクセスプロシージャに関して
ＩＩ． 無線通信デバイス側
４ステップランダムアクセスプロシージャに関して
【0079】
いくつかの実施形態では、ランダムアクセス応答が、複数の条件のうちの１つまたはそれを上回るものが、充足されると、受信成功を示し得る。無線通信デバイスは、ＤＣＩフォーマット（例えば、ＤＣＩフォーマット１＿０または他のタイプおよび／またはフォーマットのＤＣＩ）を検出／決定／識別してもよい。複数の条件のうちの少なくとも１つは、ＤＣＩフォーマットのＣＲＣが、ＲＡ－ＲＮＴＩを用いてスクランブリングされることである／を含んでもよい。ＤＣＩおよび／またはＲＡＲは、１つまたはそれを上回る時間ドメインリソース（例えば、シンボルの位置、スロット、および／または他のリソース）を示す／規定してもよい。複数の条件のうちの少なくとも１つは、シンボルの示される位置が、無線通信デバイスがＰＲＡＣＨを伝送した、シンボルの位置に対応することである／を含んでもよい。複数の条件のうちの少なくとも１つは、示されるスロットが、無線通信デバイスがＰＲＡＣＨを伝送した、スロットに対応することである／を含んでもよい。複数の条件のうちの少なくとも１つは、ＭＡＣ ＰＤＵにおけるランダムアクセスプリアンブル識別子が、伝送されるプリアンブルインデックスに対応することである／を含んでもよい（例えば、ＭＡＣ ＰＤＵに含まれる場合）。
２ステップランダムアクセスプロシージャに関して
２ステップランダムアクセスプロシージャに関して
【0080】
いくつかの実施形態では、ランダムアクセス応答が、第１のセットの条件の１つまたはそれを上回る条件が、充足されると、受信成功を示し得る。無線通信デバイスは、ＤＣＩフォーマット（例えば、ＤＣＩフォーマット１＿０または他のタイプおよび／またはフォーマットのＤＣＩ）を検出／決定／識別してもよい。第１のセットの条件の少なくとも１つの条件は、ＤＣＩフォーマットのＣＲＣが、ＭＳＧＢ－ＲＮＴＩを用いてスクランブリングされることである／を含んでもよい。ＤＣＩおよび／またはＲＡＲは、１つまたはそれを上回る時間ドメインリソース（例えば、シンボルの位置、スロット、および／または他のリソース）を示す／規定してもよい。第１のセットの条件の少なくとも１つの条件は、シンボルの示される位置が、無線通信デバイスがＰＲＡＣＨを伝送した、シンボルの位置に対応することである／を含んでもよい。第１のセットの条件の少なくとも１つの条件は、示されるスロットが、無線通信デバイスがＰＲＡＣＨを伝送した、スロットに対応することである／を含んでもよい。いくつかの実施形態では、ＭＳＧＢは、ｆａｌｌｂａｃｋＲＡＲ ＭＡＣサブＰＤＵ（または他のデータユニットまたはメッセージ）を含んでもよい。第１のセットの条件の少なくとも１つの条件は、ｆａｌｌｂａｃｋＲＡＲ ＭＡＣサブＰＤＵが、伝送されるプリアンブルインデックスに対応することである／を含んでもよい（例えば、ＭＡＣ ＰＤＵに含まれる場合）。第１のセットの条件の少なくとも１つの条件は、ＭＡＣ ＰＤＵにおけるランダムアクセスプリアンブル識別子が、伝送されるプリアンブルインデックスに対応することである／を含んでもよい（例えば、ＭＡＣ ＰＤＵに含まれる場合）。
【0081】
いくつかの実施形態では、ランダムアクセス応答が、第２のセットの条件の１つまたはそれを上回る条件が、充足されると、受信成功を示し得る。無線通信デバイスは、ＤＣＩフォーマット（例えば、ＤＣＩフォーマット１＿０または他のタイプおよび／またはフォーマットのＤＣＩ）を検出／決定／識別してもよい。第２のセットの条件の少なくとも１つの条件は、ＤＣＩフォーマットのＣＲＣが、ＭＳＧＢ－ＲＮＴＩを用いてスクランブリングされることである／を含んでもよい。ＤＣＩおよび／またはＲＡＲは、１つまたはそれを上回る時間ドメインリソース（例えば、シンボルの位置、スロット、および／または他のリソース）を示す／規定してもよい。第２のセットの条件の少なくとも１つの条件は、シンボルの示される位置が、無線通信デバイスがＰＲＡＣＨを伝送した、シンボルの位置に対応することである／を含んでもよい。第２のセットの条件の少なくとも１つの条件は、示されるスロットが、無線通信デバイスがＰＲＡＣＨを伝送した、スロットに対応することである／を含んでもよい。第２のセットの条件の少なくとも１つの条件は、ＭＳＧＢが、ｓｕｃｃｅｓｓＲＡＲ ＭＡＣサブＰＤＵ（または他のパラメータ／設定）を含むことである／を含んでもよい。第２のセットの条件の少なくとも１つの条件は、ＭＳＧＡが、ＣＣＣＨ ＳＤＵを含むことである／を含んでもよい。第２のセットの条件の少なくとも１つの条件は、ＭＡＣサブＰＤＵにおけるＵＥ競合解決識別が、ＣＣＣＨ ＳＤＵに合致／対応することである／を含んでもよい。
Ｄ． 実施形態４：ＲＮＴＩは、周波数ドメインリソースを示し、ＤＣＩまたはＲＡＲは、時間ドメインリソースを示し、ＲＯインデックスは、ｔ＿ｉｄとして使用される
Ｄ． 実施形態４：ＲＮＴＩは、周波数ドメインリソースを示し、ＤＣＩまたはＲＡＲは、時間ドメインリソースを示し、ＲＯインデックスは、ｔ＿ｉｄとして使用される
【0082】
ＲＡ－ＲＮＴＩの動作および機能性は、第Ｃ節のＲＡ－ＲＮＴＩに関連して説明される、コンポーネント、動作、および／または特性のうちの任意の１つまたはそれを上回るものを備えてもよい（実施形態３）。無線通信デバイスおよび／または無線通信ノードは、以下の式を使用して、ＲＡ－ＲＮＴＩを算出／計算／決定してもよい。
【化14】
【0083】
いくつかの実施形態では、ＲＡ－ＲＮＴＩは、伝送プリアンブルの１つまたはそれを上回る周波数ドメインリソースと関連付けられる、パラメータ（例えば、ｆ＿ｉｄ、ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄ、および／または他の周波数ドメインリソースパラメータ）の関数であってもよい（例えば、ＲＡ－ＲＮＴＩは、時間ドメインリソースパラメータを除外してもよい）。したがって、無線通信デバイスおよび／または無線通信ノードは、以下の式を使用して、ＲＡ－ＲＮＴＩを算出／計算／決定してもよい。
【化15】
【0084】
前の式は、ＳＣＳの値に関連付けられない／関連しなくてもよい（例えば、式は、ｔ＿ｉｄを除外する）。したがって、ＲＡ－ＲＮＴＩの値は、０～１５（または他の数）の範囲であってもよい。
【0085】
１つまたはそれを上回る時間ドメインリソースと関連付けられる、パラメータは、ｔ＿ＲＯ＿ｉｄを含む／備えてもよい。ｔ＿ＲＯ＿ｉｄの動作および機能性は、第Ｂ節のｔ＿ＲＯ＿ｉｄに関連して説明される、コンポーネント、動作、および／または特性のうちの任意の１つまたはそれを上回るものを備えてもよい（実施形態２）。ｔ＿ＲＯ＿ｔｏｔａｌの動作および機能性は、第Ｂ節のｔ＿ＲＯ＿ｔｏｔａｌに関連して説明される、コンポーネント、動作、および／または特性のうちの任意の１つまたはそれを上回るものを備えてもよい（実施形態２）。ｔ＿ＲＯ＿ｔｏｔａｌが、７０の値を有する場合、少なくとも７ビット（または他の数のビット）は、ｔ＿ＲＯ＿ｔｏｔａｌを示す／規定してもよい。したがって、少なくとも７ビットは、伝送プリアンブルの時間ドメインリソースを示す／規定してもよい。
【0086】
２ステップランダムアクセスプロシージャに関して、ＭＳＧＢ－ＲＮＴＩが、ＰＲＡＣＨ機会と関連付けられてもよい。ＭＳＧＢ－ＲＮＴＩの動作および機能性は、第Ｃ節のＭＳＧＢ－ＲＮＴＩに関連して説明される、コンポーネント、動作、および／または特性のうちの任意の１つまたはそれを上回るものを備えてもよい（実施形態３）。
無線通信デバイスおよび／または無線通信ノードは、以下の式を使用して、ＭＳＧＢ－ＲＮＴＩを算出／計算／決定してもよい。
無線通信デバイスおよび／または無線通信ノードは、以下の式を使用して、ＭＳＧＢ－ＲＮＴＩを算出／計算／決定してもよい。
【化16】
【0087】
少なくとも７ビット（例えば、ｔ＿ＲＯ＿ｔｏｔａｌの７ビット）は、１つまたはそれを上回る時間ドメインリソースを示す／規定してもよい（例えば、４ステップランダムアクセスプロシージャに類似する）。
Ｉ． 無線通信ノード側
Ｉ． 無線通信ノード側
【0088】
いくつかの実施形態では、無線通信ノードは、１つまたはそれを上回る時間ドメインリソースと関連付けられる、パラメータを無線通信デバイスに（例えば、システムフレームにおいて、時間ドメインにおけるＲＯインデックス）示す／提供してもよい。無線通信ノードは、ＤＣＩおよび／またはＲＡＲを使用して、時間ドメインリソースと関連付けられるパラメータを示し得る。
ＩＩ． 無線通信デバイス側
４ステップランダムアクセスプロシージャに関して
ＩＩ． 無線通信デバイス側
４ステップランダムアクセスプロシージャに関して
【0089】
いくつかの実施形態では、ランダムアクセス応答が、複数の条件のうちの１つまたはそれを上回るものが、充足されると、受信成功を示し得る。無線通信デバイスは、ＤＣＩフォーマット（例えば、ＤＣＩフォーマット１＿０または他のタイプおよび／またはフォーマットのＤＣＩ）を検出／決定／識別してもよい。複数の条件のうちの少なくとも１つは、ＤＣＩフォーマットのＣＲＣが、ＲＡ－ＲＮＴＩを用いてスクランブリングされることである／を含んでもよい。ＤＣＩおよび／またはＲＡＲは、１つまたはそれを上回る時間ドメインリソース（例えば、システムフレームにおいて、時間ドメインにおけるＲＯインデックス、および／または他のリソース）を示す／規定してもよい。複数の条件のうちの少なくとも１つは、ＲＯインデックスが、無線通信デバイスがＰＲＡＣＨを伝送した、シンボルに対応することである／を含んでもよい。複数の条件のうちの少なくとも１つは、ＲＯインデックスが、無線通信デバイスがＰＲＡＣＨを伝送した、スロットに対応することである／を含んでもよい。複数の条件のうちの少なくとも１つは、ＭＡＣ ＰＤＵにおけるランダムアクセスプリアンブル識別子が、伝送されるプリアンブルインデックスに対応することである／を含んでもよい（例えば、ＭＡＣ ＰＤＵに含まれる場合）。
２ステップランダムアクセスプロシージャに関して
２ステップランダムアクセスプロシージャに関して
【0090】
いくつかの実施形態では、ランダムアクセス応答が、第１のセットの条件の１つまたはそれを上回る条件が、充足されると、受信成功を示し得る。無線通信デバイスは、ＤＣＩフォーマット（例えば、ＤＣＩフォーマット１＿０または他のタイプおよび／またはフォーマットのＤＣＩ）を検出／決定／識別してもよい。第１のセットの条件の少なくとも１つの条件は、ＤＣＩフォーマットのＣＲＣが、ＭＳＧＢ－ＲＮＴＩを用いてスクランブリングされることである／を含んでもよい。ＤＣＩおよび／またはＲＡＲは、１つまたはそれを上回る時間ドメインリソース（例えば、システムフレームにおいて、時間ドメインにおけるＲＯインデックス、および／または他のリソース）を示す／規定してもよい。第１のセットの条件の少なくとも１つの条件は、ＲＯインデックスが、無線通信デバイスがＰＲＡＣＨを伝送した、シンボルに対応することである／を含んでもよい。第１のセットの条件の少なくとも１つの条件は、ＲＯインデックスが、無線通信デバイスがＰＲＡＣＨを伝送した、スロットに対応することである／を含んでもよい。いくつかの実施形態では、ＭＳＧＢは、ｆａｌｌｂａｃｋＲＡＲ ＭＡＣサブＰＤＵ（または他のデータユニットまたはメッセージ）を含んでもよい。第１のセットの条件の少なくとも１つの条件は、ｆａｌｌｂａｃｋＲＡＲ ＭＡＣサブＰＤＵが、伝送されるプリアンブルインデックスに対応することを備えてもよい（例えば、ＭＡＣ ＰＤＵに含まれる場合）。第１のセットの条件の少なくとも１つの条件は、ＭＡＣ ＰＤＵにおけるランダムアクセスプリアンブル識別子が、伝送されるプリアンブルインデックスに対応することである／を含んでもよい（例えば、ＭＡＣ ＰＤＵに含まれる場合）。
【0091】
いくつかの実施形態では、ランダムアクセス応答が、第２のセットの条件の１つまたはそれを上回る条件が、充足されると、受信成功を示し得る。無線通信デバイスは、ＤＣＩフォーマット（例えば、ＤＣＩフォーマット１＿０または他のタイプおよび／またはフォーマットのＤＣＩ）を検出／決定／識別してもよい。第２のセットの条件の少なくとも１つの条件は、ＤＣＩフォーマットのＣＲＣが、ＭＳＧＢ－ＲＮＴＩを用いてスクランブリングされることである／を含んでもよい。ＤＣＩおよび／またはＲＡＲは、１つまたはそれを上回る時間ドメインリソース（例えば、システムフレームにおいて、時間ドメインにおけるＲＯインデックス、および／または他のリソース）を示す／規定してもよい。第２のセットの条件の少なくとも１つの条件は、ＲＯインデックスが、無線通信デバイスがＰＲＡＣＨを伝送した、シンボルに対応することである／を含んでもよい。第２のセットの条件の少なくとも１つの条件は、ＲＯインデックスが、無線通信デバイスがＰＲＡＣＨを伝送した、スロットに対応することである／を含んでもよい。第２のセットの条件の少なくとも１つの条件は、ＭＳＧＢが、ｓｕｃｃｅｓｓＲＡＲ ＭＡＣサブＰＤＵ（または他のパラメータ／設定）を含むことである／を含んでもよい。第２のセットの条件の少なくとも１つの条件は、ＭＳＧＡが、ＣＣＣＨ ＳＤＵを含むことである／を含んでもよい。第２のセットの条件の少なくとも１つの条件は、ＭＡＣサブＰＤＵにおけるＵＥ競合解決識別が、ＣＣＣＨ ＳＤＵに合致／対応することである／を含んでもよい。
Ｅ． 実施形態５：ＰＲＡＣＨ機会インデックスｔ＿ＲＯ＿ｉｄによって再設置された、時間ドメインシンボルインデックスおよびスロットインデックス
Ｅ． 実施形態５：ＰＲＡＣＨ機会インデックスｔ＿ＲＯ＿ｉｄによって再設置された、時間ドメインシンボルインデックスおよびスロットインデックス
【0092】
いくつかの実施形態では、ＲＮＴＩを生成／決定／計算する式は、ＲＮＴＩの可能性として考えられる値の範囲を低減／限定／維持するために、修正／変化されてもよい。式を修正することは、（例えば、時間および／または周波数ドメインインジケーションに関する）シグナリングオーバーヘッドの低減をもたらし得る。無線通信デバイスおよび／または無線通信ノードは、以下の式を使用して、ＲＡ－ＲＮＴＩを算出／計算／決定してもよい。
無線通信デバイスおよび／または無線通信ノードは、以下の式を使用して、ＭＳＧＢ－ＲＮＴＩを算出／計算／決定してもよい。
【化17】
【化18】
【0093】
ｔ＿ＲＯ＿ｉｄの動作および機能性は、第Ｂ節のｔ＿ＲＯ＿ｉｄに関連して説明される、コンポーネント、動作、および／または特性のうちの任意の１つまたはそれを上回るものを備えてもよい（実施形態２）。ｔ＿ＲＯ＿ｔｏｔａｌの動作および機能性は、第Ｂ節のｔ＿ＲＯ＿ｔｏｔａｌに関連して説明される、コンポーネント、動作、および／または特性のうちの任意の１つまたはそれを上回るものを備えてもよい（実施形態２）。ｆ＿ｉｄは、周波数ドメインにおけるＰＲＡＣＨ機会のインデックス（例えば、０≦ｆ＿ｉｄ＜８）に対応する／それを指してもよい。ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄは、ランダムアクセスプリアンブル伝送のために使用されるＵＬキャリアに対応する／それを指してもよい（例えば、ＮＵＬキャリアに関して０および／またはＳＵＬキャリアに関して１）。
【0094】
ある構成（例えば、ＴＳ３８．２１１において規定されるＰＲＡＣＨ構成）に従って、ｔ＿ＲＯ＿ｔｏｔａｌの最大値は、７０に対応してもよい。したがって、ＲＡ－ＲＮＴＩの最大値は、１，１２０（例えば、７０×８×２）に対応してもよい。ＭＳＧＢ－ＲＮＴＩの最大値は、２，２４０（例えば、７０×８×２×２）に対応してもよい。最大ＳＣＳが、１，９２０ｋＨｚに増加／拡張／インクリメントされる場合、ＲＡ－ＲＮＴＩの最大値は、１７，９２０（例えば、ＲＮＴＩ範囲内（０、６５，５３５）にあってもよい）に対応してもよい。最大ＳＣＳが、１，９２０ｋＨｚに増加／拡張／インクリメントされる場合、ＭＳＧＢ－ＲＮＴＩの最大値は、３５，８４０に対応してもよい（例えば、ＲＮＴＩ範囲（０、６５，５３５）内にあってもよい）。
【0095】
ここで図３を参照すると、周波数範囲２（ＦＲ２）および／または、不対スペクトルに関するランダムアクセス構成のためのテーブル３００が、描写される。いくつかの実施形態では、ＰＲＡＣＨ構成インデックスは、テーブル３００を使用して構成されてもよい。例えば、ＰＲＡＣＨ構成インデックスは、２６（または他の数）の値に対応してもよい。無線通信デバイスは、時間ドメインにおけるスロット３１において、シンボル４～５に位置するＰＲＡＣＨ機会を選択／識別してもよい。テーブル３００に従って、標的ＰＲＡＣＨ機会（例えば、スロット３、７、１１、１５、１９、２３、および２７）を含むスロットに先立って、ＰＲＡＣＨ機会を含む、７つのスロットがある。いくつかの実施形態では、スロット３１におけるシンボル４に先立って、２つのＰＲＡＣＨ機会があってもよい。したがって、ｔ＿ＲＯ＿ｉｄは、７×６＋２＝４４と計算／算出されてもよい。ｔ＿ＲＯ＿ｉｄは、標的ＰＲＡＣＨ機会を含むスロットに先立ったスロットの数、ＰＲＡＣＨスロット
内の時間ドメインＰＲＡＣＨ機会の数、および／または標的ＰＲＡＣＨ機会を含むシンボルに先立ったＰＲＡＣＨ機会の数の関数であってもよい。ｔ＿ＲＯ＿ｔｏｔａｌは、１０×６＝６０と計算／算出されてもよい。
Ｆ． 実施形態６：ＤＣＩまたはＲＡＲは、スロットを示す
【化19】
Ｆ． 実施形態６：ＤＣＩまたはＲＡＲは、スロットを示す
【0096】
ある仕様では、ＲＡ－ＲＮＴＩは、ＰＲＡＣＨ機会に関連付けられる／関連してもよい。ＰＲＡＣＨ機会は、その中でランダムアクセスプリアンブルが伝送される、ＰＲＡＣＨ機会に対応してもよい。無線通信デバイスおよび／または無線通信ノードは、以下の式を使用して、ＲＡ－ＲＮＴＩを算出／計算／決定してもよい。
【化20】
【0097】
ｓ＿ｉｄは、ＰＲＡＣＨ機会の第１のＯＦＤＭシンボルのインデックス（例えば、０≦ｓ＿ｉｄ＜１４）に対応する／それを指してもよい。ｔ＿ｉｄは、サブキャリア間隔が、１２０ｋＨｚ（または他の周波数）より小さいまたはそれに等しいとき、システムフレームにおいてＰＲＡＣＨ機会の第１のスロットのインデックス（例えば、０≦ｔ＿ｉｄ＜８０）に対応する／それを指してもよい。いくつかの実施形態では、ｔ＿ｉｄは、サブキャリア間隔が、１２０ｋＨｚ（または他の周波数）より大きいとき、８０スロット（または１６０スロット）のグループにおけるＰＲＡＣＨ機会の第１のスロットのインデックスに対応する／それを指してもよい。パラメータμの値（例えば、ＴＳ３８．２１１［８］における第５．３．２節において規定される）が、サブキャリア間隔を示す／影響／決定してもよい。サブキャリア間隔は、ｔ＿ｉｄの値を決定／示す／規定してもよい。ｆ＿ｉｄが、周波数ドメインにおけるＰＲＡＣＨ機会のインデックス（例えば、０≦ｆ＿ｉｄ＜８）に対応する／それを指してもよい。ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄは、ランダムアクセスプリアンブル伝送のために使用されるＵＬキャリアに対応する／それを指してもよい（例えば、ＮＵＬキャリアに関して０および／またはＳＵＬキャリアに関して１）。
【0098】
ここで図４を参照すると、ＲＮＴＩに通信するための例示的システムフレームの表現４００が、描写される。いくつかの実施形態では、ＳＣＳの値は、１２０ｋＨｚ（または他の周波数）に対応してもよい。１２０ｋＨｚの値は、ある規格／仕様下、ＳＣＳの最大値に対応してもよい。ＳＣＳが、１２０ｋＨｚの値を有する場合、スロットの数が、８０（または他の数）に対応してもよい。スロットの数（例えば、８０スロットまたは他の数）は、システムフレームの粒度のレベルを示す／提供／規定してもよい。スロットの数は、複数のサイクル／インターバルにおける、１つのサイクル／インターバルに対応してもよい。いくつかの実施形態では、ＳＣＳの値は、１２０ｋＨｚを上回ってもよい。ＳＣＳの値は、１２０ｋＨｚの倍数に対応してもよい。例えば、ＳＣＳの値は、２４０ｋＨｚに対応してもよい。ＳＣＳが、２４０ｋＨｚ（例えば、１２０×２）の値を有する場合、システムフレームにおけるスロットの総数は、１６０スロット（例えば、８０×２）に対応してもよい。スロットの総数は、８０スロットの倍数に対応してもよい。別の実施例では、ＳＣＳの値は、１，９２０ｋＨｚに対応してもよい。ＳＣＳが、１，９２０ｋＨｚ（例えば、１２０×１６）の値を有する場合、システムフレームにおけるスロットの総数は、１，２８０スロット（例えば、８０×１６）に対応してもよい。図５に提示されるように、ＳＣＳが、４８０ｋＨｚ（例えば、１２０×４）の値を有する場合、システムフレームにおけるスロットの総数は、３２０スロット（例えば、８０×４）に対応してもよい。システムフレームの粒度のレベルは、８０スロット（例えば、第１の８０スロット、第２の８０スロット、第３の８０スロット、および第４の８０スロット）に対応してもよい。
【0099】
いくつかの実施形態では、無線通信デバイスは、ＲＮＴＩが属するスロットのグループ（例えば、第１の８０スロット、第２の８０スロット、および／または他のグループのスロット）を示す／規定してもよい。ＳＣＳが、４８０ｋＨｚの値を有し、８０スロットの４つのグループがある場合、少なくとも２ビット（または他の数のビット）は、ＲＮＴＩが属する、スロットのグループを示し得る。無線通信ノードは、ＤＣＩおよび／またはＲＡＲを介して、スロットのグループを示すために、少なくとも２ビットを使用してもよい。ＳＣＳが、１，９２０ｋＨｚの値を有し、８０スロットの１６グループがある場合、少なくとも４ビット（または他の数のビット）は、ＲＮＴＩが属する、スロットのグループを示し得る。
Ｉ． 無線通信ノード側
Ｉ． 無線通信ノード側
【0100】
無線通信ノードは、無線通信デバイスから、８０スロット（または１６０スロット）のグループを受信／取得してもよい。無線通信デバイスは、インジケーションを無線通信ノードに送信してもよい。インジケーションは、ＲＮＴＩが属する、スロットのグループのインジケーションを備えてもよい。無線通信デバイスは、ＤＣＩおよび／またはＲＡＲを使用して、インジケーションを送信／伝送／ブロードキャストしてもよい。無線通信デバイスは、ｍｓｇ１－ＳｕｂｃａｒｒｉｅｒＳｐａｃｉｎｇ（または他のパラメータ）の値が、１２０ｋＨｚ（または他の周波数）を上回る場合、インジケーションを送信してもよい。
ＩＩ． 無線通信デバイス側
４ステップランダムアクセスプロシージャに関して
ＩＩ． 無線通信デバイス側
４ステップランダムアクセスプロシージャに関して
【0101】
いくつかの実施形態では、ランダムアクセス応答が、複数の条件のうちの１つまたはそれを上回るものが、充足されると、受信成功を示し得る。無線通信デバイスは、ＤＣＩフォーマット（例えば、ＤＣＩフォーマット１＿０または他のタイプおよび／またはフォーマットのＤＣＩ）を検出／決定／識別してもよい。複数の条件のうちの少なくとも１つは、ＤＣＩフォーマットのＣＲＣが、ＲＡ－ＲＮＴＩを用いてスクランブリングされることである／を含んでもよい。ＤＣＩおよび／またはＲＡＲは、８０スロット（または１６０スロット）のグループを示す／規定してもよい。複数の条件のうちの少なくとも１つは、８０スロット（または１６０スロット）のグループが、無線通信デバイスがＰＲＡＣＨを伝送した、シンボルに対応することである／を含んでもよい。複数の条件のうちの少なくとも１つは、８０スロット（または１６０スロット）のグループが、無線通信デバイスがＰＲＡＣＨを伝送した、スロットに対応することである／を含んでもよい。複数の条件のうちの少なくとも１つは、ＭＡＣ ＰＤＵにおけるランダムアクセスプリアンブル識別子が、伝送されるプリアンブルインデックスに対応することである／を含んでもよい（例えば、ＭＡＣ ＰＤＵに含まれる場合）。
２ステップランダムアクセスプロシージャに関して
２ステップランダムアクセスプロシージャに関して
【0102】
いくつかの実施形態では、ランダムアクセス応答が、第１のセットの条件の１つまたはそれを上回る条件が、充足されると、受信成功を示し得る。無線通信デバイスは、ＤＣＩフォーマット（例えば、ＤＣＩフォーマット１＿０または他のタイプおよび／またはフォーマットのＤＣＩ）を検出／決定／識別してもよい。第１のセットの条件の少なくとも１つの条件は、ＤＣＩフォーマットのＣＲＣが、ＭＳＧＢ－ＲＮＴＩを用いてスクランブリングされることである／を含んでもよい。ＤＣＩおよび／またはＲＡＲは、８０（または１６０スロット）のグループを示す／規定してもよい。第１のセットの条件の少なくとも１つの条件は、８０スロット（または１６０スロット）のグループが、無線通信デバイスがＰＲＡＣＨを伝送した、シンボルに対応することである／を含んでもよい。第１のセットの条件の少なくとも１つの条件は、８０スロット（または１６０スロット）のグループが、無線通信デバイスがＰＲＡＣＨを伝送した、スロットに対応することである／を含んでもよい。いくつかの実施形態では、ＭＳＧＢは、ｆａｌｌｂａｃｋＲＡＲ ＭＡＣサブＰＤＵ（または他のデータユニットまたはメッセージ）を含んでもよい。第１のセットの条件の少なくとも１つの条件は、ｆａｌｌｂａｃｋＲＡＲ ＭＡＣサブＰＤＵが、伝送されるプリアンブルインデックスに対応することを備えてもよい（例えば、ＭＡＣ ＰＤＵに含まれる場合）。第１のセットの条件の少なくとも１つの条件は、ＭＡＣ ＰＤＵにおけるランダムアクセスプリアンブル識別子が、伝送されるプリアンブルインデックスに対応することを備えてもよい（例えば、ＭＡＣ ＰＤＵに含まれる場合）。
【0103】
いくつかの実施形態では、ランダムアクセス応答が、第２のセットの条件の１つまたはそれを上回る条件が、充足されると、受信成功を示し得る。無線通信デバイスは、ＤＣＩフォーマット（例えば、ＤＣＩフォーマット１＿０または他のタイプおよび／またはフォーマットのＤＣＩ）を検出／決定／識別してもよい。第２のセットの条件の少なくとも１つの条件は、ＤＣＩフォーマットのＣＲＣが、ＭＳＧＢ－ＲＮＴＩを用いてスクランブリングされることである／を含んでもよい。ＤＣＩおよび／またはＲＡＲは、８０スロット（または１６０スロット）のグループを示す／規定してもよい。第２のセットの条件の少なくとも１つの条件は、８０スロット（または１６０スロット）のグループが、無線通信デバイスがＰＲＡＣＨを伝送した、シンボルに対応することである／を含んでもよい。第２のセットの条件の少なくとも１つの条件は、８０スロット（または１６０スロット）のグループが、無線通信デバイスがＰＲＡＣＨを伝送した、スロットに対応することである／を含んでもよい。第２のセットの条件の少なくとも１つの条件は、ＭＳＧＢが、ｓｕｃｃｅｓｓＲＡＲ ＭＡＣサブＰＤＵ（または他のパラメータ／設定）を含むことである／を含んでもよい。第２のセットの条件の少なくとも１つの条件は、ＭＳＧＡが、ＣＣＣＨ ＳＤＵを含むことである／を含んでもよい。第２のセットの条件の少なくとも１つの条件は、ＭＡＣサブＰＤＵにおけるＵＥ競合解決識別が、ＣＣＣＨ ＳＤＵに合致／対応することである／を含んでもよい。
Ｇ． 実施形態７：拡張したｔ＿ｉｄおよびスロットは、ＤＣＩまたはＲＡＲによって示される
Ｇ． 実施形態７：拡張したｔ＿ｉｄおよびスロットは、ＤＣＩまたはＲＡＲによって示される
【0104】
ＲＡ－ＲＮＴＩの動作および機能性は、第Ｆ節のＲＡ－ＲＮＴＩに関連して説明される、コンポーネント、動作、および／または特性のうちの任意の１つまたはそれを上回るものを備えてもよい（実施形態６）。無線通信デバイスおよび／または無線通信ノードは、以下の式を使用して、ＲＡ－ＲＮＴＩを算出／計算／決定してもよい。
【化21】
【0105】
ＳＣＳが、１２０ｋＨｚの値を有する場合、ｔ＿ｉｄの最大値は、７９に対応してもよい。ＳＣＳが、１２０ｋＨｚの値を有する場合、ＲＡ－ＲＮＴＩの最大値は、１７，９２０に対応してもよい。ＳＣＳが、２４０ｋＨｚの値を有する場合、ｔ＿ｉｄの最大値は、１５９に対応してもよい。ＳＣＳが、２４０ｋＨｚの値を有する場合、ＲＡ－ＲＮＴＩの最大値は、３５，８４０に対応してもよい。したがって、ＳＣＳが、２４０ｋＨｚの値を有する場合、ＲＡ－ＲＮＴＩの最大値（例えば、３５，８４０）は、ＲＡ－ＲＮＴＩの境界内（例えば、０≦ＲＡ－ＲＮＴＩ＜６５，５３５）であってもよい。いくつかの実施形態では、ｔ＿ｉｄは、１６０の値（または他の数）に増加／インクリメント／拡張されてもよい。
【0106】
ｔ＿ｉｄが、１６０に拡張される場合、グループにおけるスロットの数は、１６０スロットに対応してもよい（例えば、粒度のレベルは、１６０スロットに対応してもよい）。４８０ｋＨｚの値を伴うＳＣＳに関して、スロットの総数は、３２０スロット（例えば、１６０×２）に対応してもよい。別の実施例では、１，９２０ｋＨｚの値を伴うＳＣＳに関して、スロットの総数は、１，２８０スロット（例えば、１６０×８）に対応してもよい。本実施例では、少なくとも３ビット（または他の数のビット）は、ＲＡ－ＲＮＴＩが属する、１６０スロットのグループを示す／規定してもよい。ＤＣＩおよび／またはＲＡＲは、ＲＡ－ＲＮＴＩが属する、１６０スロットのグループを示す／規定してもよい。
【0107】
本実施形態（実施形態７）では、無線通信ノードの動作および機能性は、第Ｆ節（実施形態６）の第Ｉ項（無線通信ノード側）に関連して説明される、コンポーネントおよび／または動作のうちの任意の１つまたはそれを上回るものによって、実施されてもよい。本実施形態（実施形態７）では、無線通信デバイスの動作および機能性は、第Ｆ節（実施形態６）の第ＩＩ項（無線通信デバイス側）に関連して説明される、コンポーネントおよび／または動作のうちの任意の１つまたはそれを上回るものによって、実施されてもよい。
Ｈ． 無線ネットワーク一時識別子（ＲＮＴＩ）に関連する方法
Ｈ． 無線ネットワーク一時識別子（ＲＮＴＩ）に関連する方法
【0108】
図５は、無線ネットワーク識別子（ＲＮＴＩ）に関連する方法５５０のフロー図を図示する。方法５５０は、図１－４と併せて本明細書に詳細される、コンポーネントおよびデバイスのいずれかを使用して、実装されてもよい。要するに、方法５５０は、ＲＮＴＩを決定するステップ（５５２）を含んでもよい。方法５５０は、巡回冗長検査（ＣＲＣ）が、ＲＮＴＩを用いてスクランブリングされることを決定するステップ（５５４）を含んでもよい。
【0109】
ここで動作（５５２）を参照すると、いくつかの実施形態では、無線通信デバイスが、ＲＮＴＩ（例えば、ＲＡ－ＲＮＴＩ、ＭＳＧＢ－ＲＮＴＩ、および／または他のタイプ／フォーマットのＲＮＴＩ）を決定／計算してもよい。いくつかの実施形態では、無線通信ノードは、ＲＮＴＩを決定／計算してもよい。いくつかの実施形態では、無線通信デバイスは、無線通信ノードから、インジケーションを受信／取得してもよい。無線通信ノードは、メッセージ（例えば、ＲＡＲ、ＤＣＩ、および／または他のメッセージ）を介して、インジケーションを送信／伝送／ブロードキャストしてもよい。インジケーションは、周波数ドメインにおける物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）機会のインデックス（ｆ＿ｉｄ）を備える／含む／提供／規定してもよい。インジケーションは、ランダムアクセスプリアンブル伝送のためのキャリアの識別子（ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄ）を備える／含む／提供／規定してもよい。ｆ＿ｉｄおよび／またはｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄは、伝送プリアンブルの１つまたはそれを上回る周波数ドメインリソースに関するパラメータに対応する、またはそれと関連付けられてもよい。いくつかの実施形態では、無線通信デバイスおよび／または無線通信ノードは、ＲＮＴＩを決定／計算してもよい。ＲＮＴＩは、１つまたはそれを上回るインデックスの関数であってもよい。１つまたはそれを上回るインデックスは、ＰＲＡＣＨ機会の第１の直交周波数分割多重化（ＯＦＤＭ）シンボルのインデックス（ｓ＿ｉｄ）および／または他のインデックスを備えてもよい。１つまたはそれを上回るインデックスは、ＰＲＡＣＨ機会の第１のスロットのインデックス（ｔ＿ｉｄ）を備えてもよい。無線通信デバイスおよび／または無線通信ノードは、ＲＮＴＩを決定／計算するために、１つまたはそれを上回るインデックス（例えば、ｓ＿ｉｄおよび／またはｔ＿ｉｄ）を使用してもよい。いくつかの実施形態では、ＲＮＴＩは、１つまたはそれを上回る周波数ドメインリソースのパラメータ（例えば、ｆ＿ｉｄ、ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄ、および／または他の周波数ドメインリソースパラメータ）を除外してもよい。
【0110】
いくつかの実施形態では、無線通信デバイスは、無線通信ノードから、インジケーションを受信／取得してもよい。無線通信ノードは、メッセージ（例えば、ＲＡＲ、ＤＣＩ、および／または他のメッセージ）を介して、インジケーションを送信／伝送／ブロードキャストしてもよい。インジケーションは、周波数ドメインにおけるＰＲＡＣＨ機会のインデックス（ｆ＿ｉｄ）を備える／含む／提供／規定してもよい。インジケーションは、ランダムアクセスプリアンブル伝送のためのキャリアの識別子（ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄ）を備える／含む／提供／規定してもよい。ｆ＿ｉｄおよび／またはｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄは、伝送プリアンブルの１つまたはそれを上回る周波数ドメインリソースのパラメータに対応してもよい。いくつかの実施形態では、無線通信デバイスおよび／または無線通信ノードは、ＲＮＴＩを決定／計算してもよい。ＲＮＴＩは、１つまたはそれを上回るインデックスの関数であってもよい。１つまたはそれを上回るインデックスは、時間ドメインにおけるＰＲＡＣＨ機会のインデックス（ｔ＿ＲＯ＿ｉｄ）および／または他のインデックスを備えてもよい。無線通信デバイスおよび／または無線通信ノードは、ＲＮＴＩを決定／計算するために、１つまたはそれを上回るインデックス（例えば、ｔ＿ＲＯ＿ｉｄおよび／または他のインデックス）を使用してもよい。いくつかの実施形態では、ＲＮＴＩは、１つまたはそれを上回る周波数ドメインリソースのパラメータ（例えば、ｆ＿ｉｄ、ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄ、および／または他の周波数ドメインリソースパラメータ）を除外してもよい。
【0111】
いくつかの実施形態では、無線通信デバイスは、無線通信ノードから、インジケーションを受信／取得してもよい。無線通信ノードは、メッセージ（例えば、ＲＡＲ、ＤＣＩ、および／または他のメッセージ）を介して、インジケーションを送信／伝送／ブロードキャストしてもよい。インジケーションは、ＰＲＡＣＨ機会の第１のＯＦＤＭシンボルのインデックス（ｓ＿ｉｄ）を備える／含む／提供／規定してもよい。インジケーションは、ＰＲＡＣＨ機会の第１のスロットのインデックス（ｔ＿ｉｄ）を備える／含む／提供／規定してもよい。ｓ＿ｉｄおよび／またはｔ＿ｉｄは、伝送プリアンブルの１つまたはそれを上回る時間ドメインリソースのパラメータに対応してもよい。いくつかの実施形態では、無線通信デバイスおよび／または無線通信ノードは、ＲＮＴＩを決定／計算してもよい。ＲＮＴＩは、１つまたはそれを上回るインデックスおよび／または１つまたはそれを上回る識別子の関数であってもよい。１つまたはそれを上回るインデックスは、周波数ドメインにおけるＰＲＡＣＨ機会のインデックス（ｆ＿ｉｄ）および／または他のインデックスを備えてもよい。１つまたはそれを上回る識別子は、ランダムアクセスプリアンブル伝送のためのキャリアの識別子（ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄ）および／または他の識別子を備えてもよい。無線通信デバイスおよび／または無線通信ノードは、ＲＮＴＩを決定／計算するために、１つまたはそれを上回るインデックス（例えば、ｆ＿ｉｄおよび／または他のインデックス）および／または１つまたはそれを上回る識別子（例えば、ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄおよび／または他の識別子）を使用してもよい。いくつかの実施形態では、ＲＮＴＩは、１つまたはそれを上回る時間ドメインリソースに関するパラメータ（例えば、ｓ＿ｉｄ、ｔ＿ｉｄ、および／または他の時間ドメインリソースパラメータ）を除外する、またはそれと関連付けられてもよい。
【0112】
いくつかの実施形態では、無線通信デバイスは、無線通信ノードから、インジケーションを受信／取得してもよい。無線通信ノードは、メッセージ（例えば、ＲＡＲ、ＤＣＩ、および／または他のメッセージ）を介して、インジケーションを送信／伝送／ブロードキャストしてもよい。インジケーションは、時間ドメインにおけるＰＲＡＣＨ機会のインデックス（ｔ＿ＲＯ＿ｉｄ）を備える／含む／提供／規定してもよい。ｔ＿ＲＯ＿ｉｄは、伝送プリアンブルの１つまたはそれを上回る時間ドメインリソースと関連付けられる、パラメータに対応してもよい。いくつかの実施形態では、無線通信デバイスおよび／または無線通信ノードは、ＲＮＴＩを決定／計算してもよい。ＲＮＴＩは、１つまたはそれを上回るインデックスおよび／または１つまたはそれを上回る識別子の関数であってもよい。１つまたはそれを上回るインデックスは、周波数ドメインにおけるＰＲＡＣＨ機会のインデックス（ｆ＿ｉｄ）および／または他のインデックスを備えてもよい。１つまたはそれを上回る識別子は、ランダムアクセスプリアンブル伝送のためのキャリアの識別子（ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄ）および／または他の識別子を備えてもよい。無線通信デバイスおよび／または無線通信ノードは、ＲＮＴＩを決定／計算するために、１つまたはそれを上回るインデックス（例えば、ｆ＿ｉｄおよび／または他のインデックス）および／または１つまたはそれを上回る識別子（例えば、ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄおよび／または他の識別子）を使用してもよい。いくつかの実施形態では、ＲＮＴＩは、１つまたはそれを上回る時間ドメインリソース（例えば、ｔ＿ＲＯ＿ｉｄ、および／または他の時間ドメインリソース）と関連付けられる、パラメータを除外してもよい。
【0113】
いくつかの実施形態では、無線通信デバイスおよび／または無線通信ノードは、ＲＮＴＩを決定してもよい。ＲＮＴＩは、１つまたはそれを上回るインデックス、１つまたはそれを上回る数、および／または１つまたはそれを上回る識別子の関数であってもよい。１つまたはそれを上回るインデックスは、周波数ドメインにおけるＰＲＡＣＨ機会のインデックス（ｆ＿ｉｄ）および／または他のインデックスを備えてもよい。１つまたはそれを上回るインデックスは、時間ドメインにおけるＰＲＡＣＨ機会のインデックス（ｔ＿ＲＯ＿ｉｄ）を備えてもよい。１つまたはそれを上回る数は、時間ドメインにおけるＰＲＡＣＨ機会の総数（ｔ＿ＲＯ＿ｔｏｔａｌ）を備えてもよい。１つまたはそれを上回る識別子は、ランダムアクセスプリアンブル伝送のためのキャリアの識別子（ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄ）および／または他の識別子を備えてもよい。無線通信デバイスおよび／または無線通信ノードは、ＲＮＴＩを決定／計算するために、１つまたはそれを上回るインデックス（例えば、ｆ＿ｉｄ、ｔ＿ＲＯ＿ｉｄ、および／または他のインデックス）、１つまたはそれを上回る数（例えば、ｔ＿ＲＯ＿ｔｏｔａｌ）、および／または１つまたはそれを上回る識別子（例えば、ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄおよび／または他の識別子）を使用してもよい。
【0114】
いくつかの実施形態では、無線通信デバイスおよび／または無線通信ノードは、ＲＮＴＩを決定してもよい。ＲＮＴＩは、１つまたはそれを上回るインデックスおよび／または１つまたはそれを上回る識別子の関数であってもよい。１つまたはそれを上回るインデックスは、ＰＲＡＣＨ機会の第１のＯＦＤＭシンボルのインデックス（ｓ＿ｉｄ）のインジケーションおよび／または他のインデックスを備えてもよい。１つまたはそれを上回るインデックスは、ＰＲＡＣＨ機会の第１のスロットのインデックス（ｔ＿ｉｄ）を備えてもよい。いくつかの実施形態では、ｔ＿ｉｄの値は、（例えば、７９～１５９）拡張／インクリメント／増加されもよい。ｓ＿ｉｄおよび／またはｔ＿ｉｄは、伝送プリアンブルの１つまたはそれを上回る時間ドメインリソースに関するパラメータに対応する、またはそれと関連付けられてもよい。１つまたはそれを上回るインデックスは、周波数ドメインにおける物理ランダムアクセスチャネル（ＰＲＡＣＨ）機会のインデックス（ｆ＿ｉｄ）を備えてもよい。１つまたはそれを上回る識別子は、ランダムアクセスプリアンブル伝送のためのキャリアの識別子（ｕｌ＿ｃａｒｒｉｅｒ＿ｉｄ）および／または他の識別子を備えてもよい。いくつかの実施形態では、無線通信デバイスは、ＲＮＴＩが属する、スロットのグループのインジケーション（例えば、８０スロットおよび／または１６０スロットのグループ）を無線通信ノードに送信／伝送／ブロードキャストしてもよい。無線通信ノードは、メッセージ、（例えば、ＤＣＩ、ＲＡＲ、および／または他のメッセージ）を介して、インジケーションを受信／取得してもよい。
【0115】
ここで動作（５５４）を参照すると、いくつかの実施形態では、無線通信デバイスは、ＣＲＣのＤＣＩフォーマット（例えば、ＤＣＩフォーマット＿０および／または他のタイプ／フォーマットのＤＣＩ）が、ＲＮＴＩを用いてスクランブリングされることを決定してもよい。ランダムアクセス応答が、受信（例えば、ＭＡＣ ＲＡＲの受信）成功（または不成功）を示す／知らせる／確認し得る。ランダムアクセス応答は、ＣＲＣが、ＲＮＴＩ（例えば、無線通信デバイスによって、独立して決定される／計算されるＲＮＴＩの値と同一である、ＲＮＴＩの値）を用いてスクランブリング／混合されると、受信成功を示し得る。いくつかの実施形態では、媒体アクセス制御（ＭＡＣ）プロトコルデータユニット（ＰＤＵ）が、ランダムアクセスプリアンブル識別子を含む／提供／示してもよい。ランダムアクセス応答は、ランダムアクセスプリアンブル識別子が、伝送されるプリアンブルインデックスに対応すると、受信成功を示し得る。いくつかの実施形態では、ＭＡＣサブＰＤＵが、ユーザ機器（ＵＥ）競合解決識別を含む／提供／示してもよい。ランダムアクセス応答は、ＵＥ競合解決識別が、共通制御チャネル（ＣＣＣＨ）サービスデータユニット（ＳＤＵ）に合致／対応すると、受信成功を示し得る。
【0116】
本ソリューションの種々の実施形態が、上記に説明されたが、それらは、限定としてではなく、実施例としてのみ提示されたことを理解されたい。同様に、種々の略図は、例示的アーキテクチャまたは構成を描写し得、これは、当業者が、本ソリューションの例示的特徴および機能を理解することを可能にするために提供される。しかしながら、そのような当業者は、本ソリューションが、図示される例示的アーキテクチャまたは構成に制限されず、種々の代替アーキテクチャおよび構成を使用して実装されることができることを理解するであろう。加えて、当業者によって理解されるであろうように、一実施形態の１つまたはそれを上回る特徴は、本明細書に説明される別の実施形態の１つまたはそれを上回る特徴と組み合わせられることができる。したがって、本開示の範疇および範囲は、上記に説明される例証的実施形態のいずれかによって限定されるべきではない。
【0117】
また、「第１」、「第２」等の指定を使用した本明細書における要素の任意の参照は、概して、それらの要素の量または順序を限定するものではないことを理解されたい。むしろ、これらの指定は、本明細書では、２つまたはそれを上回る要素または要素のインスタンス間で区別する便宜的手段として使用されることができる。したがって、第１および第２の要素の参照は、２つのみの要素が採用され得る、または第１の要素がある様式において、第２の要素に先行しなければならないことを意味するものではない。
【0118】
加えて、当業者は、情報および信号が種々の異なる技術および技法のいずれかを使用して表されることができることを理解するであろう。上記の説明において参照され得る、例えば、データ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、およびシンボルは、例えば、電圧、電流、電磁波、磁場または粒子、光学場または粒子、または任意のそれらの組み合わせによって表されることができる。
【0119】
当業者はさらに、本明細書に開示される側面に関連して説明される、種々の例証的論理ブロック、モジュール、プロセッサ、手段、回路、方法、および機能のいずれかが、電子ハードウェア（例えば、デジタル実装、アナログ実装、またはその２つの組み合わせ）、ファームウェア、命令を組み込む種々の形態のプログラムまたは設計コード（本明細書では、便宜上、「ソフトウェア」または「ソフトウェアモジュールと称され得る）、またはこれらの技法の任意の組み合わせによって実装されることができることを理解するであろう。ハードウェア、ファームウェア、およびソフトウェアの本可換性を明確に図示するために、種々の例証的コンポーネント、ブロック、モジュール、回路、およびステップは、概して、その機能性の観点から上記に説明される。そのような機能性が、ハードウェア、ファームウェア、またはソフトウェア、またはこれらの技法の組み合わせとして実装されるかどうかは、特定の用途および全体的システム上に課される設計制約に依存する。当業者は、説明される機能性を特定の用途毎に種々の方法で実装することができるが、そのような実装決定は、本開示の範囲からの逸脱を生じさせるものではない。
【0120】
さらに、当業者は、本明細書に説明される種々の例証的論理ブロック、モジュール、デバイス、コンポーネント、および回路が、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ（ＤＳＰ）、特定用途向け集積回路（ＡＳＩＣ）、フィールドプログラマブルゲートアレイ（ＦＰＧＡ）、または他のプログラマブル論理デバイス、または任意のそれらの組み合わせを含み得る、集積回路（ＩＣ）内に実装される、またはそれによって実施されることができることを理解するであろう。論理ブロック、モジュール、および回路はさらに、アンテナおよび／または送受信機を含み、ネットワークまたはデバイス内の種々のコンポーネントと通信することができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであることができるが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、または状態機械であることができる。プロセッサはまた、コンピューティングデバイス、例えば、ＤＳＰおよびマイクロプロセッサ、複数のマイクロプロセッサ、ＤＳＰコアと併せた１つまたはそれを上回るマイクロプロセッサの組み合わせ、または本明細書に説明される機能を実施するための任意の他の好適な構成の組み合わせとして実装されることができる。
【0121】
ソフトウェア内に実装される場合、機能は、１つまたはそれを上回る命令またはコードとして、コンピュータ可読媒体上に記憶されることができる。したがって、本明細書に開示される方法またはアルゴリズムのステップは、コンピュータ可読媒体上に記憶されるソフトウェアとして実装されることができる。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体および通信媒体の両方を含み、コンピュータプログラムまたはコードを１つの場所から別の場所に転送することを可能にされ得る、任意の媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る、任意の利用可能な媒体であることができる。限定ではなく、一例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、ＲＡＭ、ＲＯＭ、ＥＥＰＲＯＭ、ＣＤ－ＲＯＭまたは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶デバイス、または所望のプログラムコードを命令またはデータ構造の形態で記憶するために使用され得、かつコンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を含むことができる。
【0122】
本書では、用語「モジュール」は、本明細書で使用されるように、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、および本明細書に説明される関連付けられる機能を実施するためのこれらの要素の任意の組み合わせを指す。加えて、議論の目的のために、種々のモジュールは、離散モジュールとして説明される。しかしながら、当業者に明白となるであろうように、２つまたはそれを上回るモジュールが、組み合わせられ、本ソリューションの実施形態に従って関連付けられる機能を実施する、単一モジュールを形成してもよい。
【0123】
加えて、メモリまたは他の記憶装置および通信コンポーネントが、本ソリューションの実施形態において採用されてもよい。明確にする目的のために、上記の説明は、異なる機能ユニットおよびプロセッサを参照して本ソリューションの実施形態を説明していることを理解されたい。しかしながら、異なる機能ユニット、処理論理要素、またはドメイン間の機能性の任意の好適な分配が、本ソリューションから逸脱することなく使用されてもよいことが明白であろう。例えば、別個の処理論理要素またはコントローラによって実施されるように例証される機能性は、同一処理論理要素またはコントローラによって実施されてもよい。故に、具体的機能ユニットの参照は、厳密な論理または物理構造または編成を示すのではなく、説明される機能性を提供するための好適な手段の参照にすぎない。
【0124】
本開示に説明される実施形態の種々の修正が、当業者に容易に明白となり、本明細書に定義された一般的原理は、本開示の範囲から逸脱することなく、他の実施形態に適用されることができる。したがって、本開示は、本明細書に示される実施形態に限定されることを意図するものではなく、下記の請求項において制限されるように、本明細書に開示される新規特徴および原理と一致する最も広い範囲と見なされる。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
