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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-19
(45)【発行日】2024-06-27
(54)【発明の名称】充電装置及び電子機器アセンブリ
(51)【国際特許分類】
   H02J 7/00 20060101AFI20240620BHJP
【FI】
H02J7/00 301B
【請求項の数】 20
(21)【出願番号】P 2023529112
(86)(22)【出願日】2021-08-31
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-11-29
(86)【国際出願番号】 CN2021115712
(87)【国際公開番号】W WO2022100216
(87)【国際公開日】2022-05-19
【審査請求日】2023-05-16
(31)【優先権主張番号】202011283404.8
(32)【優先日】2020-11-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【弁理士】
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100152205
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 昌司
(74)【代理人】
【識別番号】100137523
【弁理士】
【氏名又は名称】出口 智也
(74)【代理人】
【識別番号】100120385
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 健之
(72)【発明者】
【氏名】アン、チョンユイ
【審査官】辻丸 詔
(56)【参考文献】
【文献】中国実用新案第207665026(CN,U)
【文献】中国特許出願公開第111224440(CN,A)
【文献】特開2011-010378(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2017/0222680(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02J 7/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
充電装置であって、
第一ハウジング、第二ハウジング、充電アセンブリ及びホルダーを備え、
前記第二ハウジングは前記第一ハウジングに回転接続されており、前記第二ハウジングは電子機器を載置するために用いられ、
前記充電アセンブリは前記第二ハウジング内に設けられており、且つ前記電子機器を充電するために用いられ、
前記ホルダーは前記第一ハウジングに対して回転可能であり、且つ前記第二ハウジングの回転に伴って回転することが可能であり、前記ホルダーが前記第一ハウジングから延出する延出状態と前記第一ハウジングに収容される収容状態との間で切り替えられる、
ことを特徴とする充電装置。
【請求項2】
前記充電装置は伝動部材をさらに備え、前記伝動部材は前記ホルダー及び前記第二ハウジングに接続されており、前記第二ハウジングが前記第一ハウジングに対して回転すると、前記第二ハウジングは、前記伝動部材を介して前記ホルダーと間接的に協同して前記ホルダーを駆動して回転させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の充電装置。
【請求項3】
前記第一ハウジングは、互いに接続された第一サブハウジング及び第二サブハウジングを備え、前記第一サブハウジングと前記第二サブハウジングが囲んで第一収容空間を形成し、
前記第一ハウジングは、前記第一サブハウジングから離れている前記第二サブハウジングの片側に設けられた凸部をさらに備え、前記凸部は、対向配置された2つの第一側壁と、2つの前記第一側壁を接続する第二側壁とを備え、前記第一側壁と前記第二側壁が囲んで第二収容空間を形成し、且つ前記第二収容空間は前記第一収容空間に通じており、
前記第二ハウジングは前記第一側壁に回転接続されている、
ことを特徴とする請求項2に記載の充電装置。
【請求項4】
前記第二収容空間に近い前記第一側壁の片側に第一回転スロットが設けられており、
前記第二ハウジングは、互いに接続された第三サブハウジング及び第四サブハウジングを備え、前記第三サブハウジングは、前記第四サブハウジングより前記第一サブハウジングに近く、前記第三サブハウジングと前記第四サブハウジングが囲んで第三収容空間を形成し、前記第三サブハウジングは、底壁と、前記底壁の少なくとも一部の周縁に屈曲して接続された側壁とを備え、前記側壁に第一スルーホールが設けられており、
前記充電装置は第一回転軸をさらに備え、前記第一回転軸の一端は、前記第三収容空間内に設けられており、且つ前記第三サブハウジングに接続されており、前記第一回転軸の他端は、前記第一スルーホールを貫通して前記第三収容空間の外に設けられており、且つ前記第一回転スロット内に設けられている、
ことを特徴とする請求項3に記載の充電装置。
【請求項5】
前記第二収容空間に近い前記第一側壁の片側に第二回転スロットがさらに設けられており、前記充電装置は第二回転軸をさらに備え、
前記第二回転軸の一端は前記ホルダーに接続されており、前記第二回転軸の他端は前記第二回転スロット内に設けられており
前記第一サブハウジングに近い前記ホルダーの片側にスロットが設けられており、前記第二回転軸の一端は前記スロット内に設けられている、
ことを特徴とする請求項3に記載の充電装置。
【請求項6】
前記凸部は頂壁をさらに備え、前記頂壁は2つの前記第一側壁及び前記第二側壁に接続されており、前記第一側壁、前記第二側壁及び前記頂壁が囲んで前記第二収容空間を形成し、前記頂壁に第二スルーホールが設けられており、前記第二スルーホールは前記第二収容空間に通じており、前記頂壁に設けられた前記第二スルーホールの壁に第二回転スロットが設けられており、
前記充電装置は第二回転軸をさらに備え、前記ホルダーの少なくとも一部は前記第二スルーホール内に設けられており、前記第二回転軸の一端は前記ホルダーに接続されており、前記第二回転軸の他端は前記第二回転スロット内に設けられている、
ことを特徴とする請求項3に記載の充電装置。
【請求項7】
前記ホルダーが前記収容状態にある場合、前記第一サブハウジングから離れている前記ホルダーの片側の表面と、前記第一サブハウジングから離れている前記頂壁の片側の表面とは同じ平面に位置する、
ことを特徴とする請求項に記載の充電装置。
【請求項8】
前記充電装置は滑り止め部材をさらに備え、前記滑り止め部材は、前記第一サブハウジングから離れている前記ホルダーの片側に設けられている、
ことを特徴とする請求項3に記載の充電装置。
【請求項9】
前記伝動部材の少なくとも一部は前記第二収容空間内に設けられており、前記伝動部材は前記ホルダーに接続されており、前記伝動部材に第三回転スロットが設けられており、
前記充電装置は回転フレーム及び第三回転軸をさらに備え、前記回転フレームは、前記ホルダーに近い前記第二ハウジングの片側に接続されており、前記第三回転軸の一端は前記回転フレームに接続されており、前記第三回転軸の対向する他端は前記第三回転スロット内に設けられている、
ことを特徴とする請求項3に記載の充電装置。
【請求項10】
前記第三回転スロットの形状は円弧状であり、且つ前記第三回転スロットは前記第一サブハウジングに向かって延出しており前記第三回転スロットの延出方向は、前記第三回転軸の回転方向に平行である、
ことを特徴とする請求項に記載の充電装置。
【請求項11】
前記第二ハウジングに近い前記伝動部材の片側には取付溝が設けられており、前記取付溝は前記第三回転スロットに通じている、
前記第一側壁から離れている前記伝動部材の片側に前記第三回転スロットが設けられており、前記第三回転軸の一端は、前記第一側壁に近い前記回転フレームの片側に接続されている、
前記第一サブハウジングに近い前記ホルダーの一端に固定穴が設けられており、前記伝動部材にコネクティングロッド軸が設けられ、前記コネクティングロッド軸は、前記固定穴内に設けられている、
ことを特徴とする請求項に記載の充電装置。
【請求項12】
前記充電装置はモーターアセンブリをさらに備え、前記モーターアセンブリは前記第一収容空間内に設けられており、前記モーターアセンブリは、前記第二ハウジングに接続されており、前記第二ハウジングを駆動して前記第一ハウジングに対して回転させるために用いられる、
ことを特徴とする請求項3に記載の充電装置。
【請求項13】
前記充電装置は、前記第一収容空間内に設けられたプロセッサをさらに備え、前記プロセッサは前記モーターアセンブリに電気的に接続されており、前記モーターアセンブリを起動させるように、前記プロセッサは前記モーターアセンブリに第一制御信号を送信するために用いられ、前記モーターアセンブリに作動を停止させるように、前記プロセッサはさらに前記モーターアセンブリに第二制御信号を送信するために用いられる、
ことを特徴とする請求項12に記載の充電装置。
【請求項14】
前記充電装置は前記第一収容空間内に設けられた距離センサをさらに備え、前記距離センサは前記プロセッサに電気的に接続されており、前記距離センサは前記モーターアセンブリに接続されており、
前記モーターアセンブリの作動中に、前記距離センサは前記プロセッサに距離信号を送信するために用いられ、前記プロセッサはさらに前記距離信号に基づいて前記第二ハウジングの回転角度を得るために用いられ、前記プロセッサはさらに前記第二ハウジングの回転角度が予め設定された角度以上であるか否かを判断するために用いられ、前記第二ハウジングの回転角度が前記予め設定された角度以上である場合、前記モーターアセンブリに作動を停止させるように、前記プロセッサはさらに前記モーターアセンブリに前記第二制御信号を送信するために用いられる、
ことを特徴とする請求項13に記載の充電装置。
【請求項15】
前記充電装置は前記第一収容空間内に設けられたスピーカをさらに備え、前記スピーカは前記プロセッサに電気的に接続されており、
前記プロセッサが前記モーターアセンブリに前記第一制御信号を送信するとき、前記スピーカを鳴らすように、前記プロセッサはさらに前記スピーカに音声信号を送信するために用いられ、又は、
前記プロセッサが前記モーターアセンブリに前記第二制御信号を送信するとき、前記プロセッサはさらに前記スピーカに前記音声信号を送信することを停止するために用いられる、
ことを特徴とする請求項13に記載の充電装置。
【請求項16】
前記充電装置は前記第一収容空間内に設けられた第一スイッチ及び第二スイッチをさらに備え、前記第一スイッチと前記第二スイッチはいずれも前記プロセッサに電気的に接続されており、
前記第一スイッチが押されると、前記第一スイッチは前記プロセッサに直立信号を送信するために用いられ、前記プロセッサはさらに前記直立信号に基づいて前記モーターアセンブリに前記第一制御信号を送信するために用いられ、前記モーターアセンブリは前記第一制御信号に基づいて前記第二ハウジングを駆動して第一方向に沿って回転させるために用いられ、前記第二スイッチが押されると、前記第二スイッチは前記プロセッサに水平信号を送信するために用いられ、前記プロセッサはさらに前記水平信号に基づいて前記モーターアセンブリに第三制御信号を送信するために用いられ、前記モーターアセンブリは前記第三制御信号に基づいて前記第二ハウジングを駆動して第二方向に沿って回転させるために用いられ、前記第一方向と前記第二方向は逆である、
ことを特徴とする請求項13に記載の充電装置。
【請求項17】
前記プロセッサはさらに前記直立信号に基づいて前記第一スイッチの押し時間を得るために用いられ、前記プロセッサはさらに前記押し時間が予め設定された時間より短いか否かを判断するために用いられ、
前記押し時間が前記予め設定された時間より短く、且つ前記第二ハウジングの回転角度と前記予め設定された角度が等しい場合、前記プロセッサはさらに前記モーターアセンブリに前記第二制御信号を送信するために用いられ、又は、
前記押し時間が前記予め設定された時間以上であり、且つ前記第一スイッチ上のタッチの力が去った場合、前記プロセッサはさらに前記モーターアセンブリに前記第二制御信号を送信するために用いられる
ことを特徴とする請求項16に記載の充電装置。
【請求項18】
前記充電装置は前記第一収容空間内に設けられた通信コンポーネントをさらに備え、
前記通信コンポーネントは前記プロセッサに電気的に接続されており、前記通信コンポーネントは端末からの第四制御信号を受信するために用いられ、
前記通信コンポーネントはさらに前記第四制御信号を前記プロセッサに送信するために用いられ、前記プロセッサは、前記モーターアセンブリが起動し又は作動を停止するように、さらに前記第四制御信号に基づいて前記モーターアセンブリを制御するために用いられる、
ことを特徴とする請求項13に記載の充電装置。
【請求項19】
前記第二ハウジングは、互いに接続された第三サブハウジング及び第四サブハウジングを備え、前記第三サブハウジングは、前記第四サブハウジングより前記第一サブハウジングに近く、前記第三サブハウジングと前記第四サブハウジングが囲んで第三収容空間を形成し、
前記充電アセンブリは前記第三収容空間に設けられており、前記充電アセンブリは充電コイル及び放熱用支持物を備え、前記充電コイルは前記放熱用支持物に設けられており、前記充電コイルは前記プロセッサに電気的に接続されており、前記プロセッサはさらに前記充電コイルに充電信号を送信するために用いられ、前記充電コイルは前記充電信号に基づいて前記電子機器を充電するために用いられる、
ことを特徴とする請求項13に記載の充電装置。
【請求項20】
前記第一ハウジングは、第一面と、前記第一面に対向配置された第二面と、前記第一面及び前記第二面を接続する第三面とを有し、前記第二面の少なくとも一部は前記第二ハウジングに当接するために用いられ、前記ホルダーが前記延出状態にある場合、前記ホルダーは前記第一ハウジングの前記第二面から延出する、
前記充電装置は水平状態及び直立状態を有し、前記水平状態は前記第二ハウジングが第一ハウジングに平行である状態であり、前記直立状態は前記第二ハウジングと前記第一ハウジングとの間に角度が形成された状態であり、前記充電装置が前記直立状態にある場合、前記ホルダーは前記第二ハウジングに対して垂直である、
ことを特徴とする請求項1に記載の充電装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、電子製品技術分野に関し、具体的に充電装置及び電子機器アセンブリに関する。
【背景技術】
【0002】
電子機器の継続的な発展及び普及に伴い、電子機器の数が増えてきている。その結果、電子機器の関連製品の1つである充電装置もますます重要視されている。現在、充電装置は直立型構造、水平型構造、及び直立-水平変換型構造を含む。直立状態のもとで電子機器の位置を制限するように、通常では、直立型構造を有する充電装置及び直立-水平変換型構造を有する充電装置に、電子機器に当接するために用いられるホルダーが設けられている。しかし、直立-水平変換型構造を有する充電装置では、充電装置が水平状態にある場合、ホルダーは充電装置の表面の平坦性に影響を及ぼす。
【発明の概要】
【0003】
上記に鑑みて、本出願の第一様態において、充電装置が提供される。充電装置は第一ハウジング、第二ハウジング、充電アセンブリ及びホルダーを備える。
第二ハウジングは第一ハウジングに回転接続されており、第二ハウジングは電子機器を載置するために用いられる。
充電アセンブリは第二ハウジング内に設けられており、且つ電子機器を充電するために用いられる。
ホルダーは第一ハウジングに対して回転可能であり、且つ第二ハウジングの回転に伴って回転することが可能であり、ホルダーが、第一ハウジングから延出する延出状態と第一ハウジングに収容される収容状態との間で切り替えられる。
【0004】
本出願の第二様態において、電子機器アセンブリが提供される。電子機器アセンブリは電子機器と、本出願の第一様態に係る充電装置とを備える。電子機器は誘導コイル及びバッテリーを備える。バッテリーを充電するように、充電コイルと誘導コイルは協同する。
【図面の簡単な説明】
【0005】
本出願の実施形態における技術的解決策をより明確に説明するために、以下、本出願の実施形態に必要なる図面について説明する。
図1図1は、本出願の1つの実施形態に係る充電装置が水平状態にある場合の立体構造を示す概略図である。
図2図2は、図1における充電装置のA-A方向に沿った断面図である。
図3図3は、本出願の1つの実施形態に係る充電装置が直立状態にある場合の立体構造を示す概略図である。
図4図4は、図3における充電装置のB-B方向に沿った断面図である。
図5図5は、本出願の1つの実施形態に係る充電装置の分解図である。
図6図6は、本出願の1つの実施形態に係る第一ハウジングの立体構造を示す概略図である。
図7図7は、本出願の1つの実施形態に係る充電装置の一部の構造を示す分解図である。
図8図8は、図1における充電装置のC-C方向に沿った断面図である。
図9図9は、本出願の別の実施形態に係る充電装置の一部の構造を示す分解図である。
図10図10は、図1における充電装置のD-D方向に沿った断面図である。
図11図11は、本出願の他の実施形態に係る充電装置の一部の構造を示す分解図である。
図12図12は、本出願の別の実施形態に係る図1における充電装置のD-D方向に沿った断面図である。
図13図13は、本出願の別の実施形態に係る図1における充電装置のA-A方向に沿った断面図である。
図14図14は、本出願の1つの実施形態に係る第三サブハウジング、伝動部材及びホルダーの分解図である。
図15図15は、図2における充電装置の局部を示す概略図である。
図16図16は、本出願の1つの実施形態に係る伝動部材の立体構造を示す概略図である。
図17図17は、本出願の1つの実施形態に係る伝動部材及びホルダーの立体構造を示す概略図である。
図18図18は、本出願の1つの実施形態に係る充電装置の電子部品の構造を示す概略図である。
図19図19は、本出願の別の実施形態に係る充電装置の電子部品の構造を示す概略図である。
図20図20は、本出願の他の実施形態に係る充電装置の電子部品の構造を示す概略図である。
図21図21は、本出願のさらなる別の実施形態に係る充電装置の電子部品の構造を示す概略図である。
図22図22は、本出願の1つの実施形態に係る充電アセンブリの分解図である。
図23図23は、本出願の1つの実施形態に係る電子機器アセンブリの構造を示す概略図である。
図24図24は、図23における電子機器アセンブリのE-E方向に沿った断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0006】
以下は本出願の好適な実施形態であり、当業者にとって、本出願の原理を逸脱しないという前提で、いくつかの改良及び潤色を行うこともでき、それらの改良及び潤色も本出願の保護範囲に属すべきであることを指摘すべきである。
【0007】
本出願の実施形態において、充電装置が提供される。充電装置は第一ハウジング、第二ハウジング、充電アセンブリ及びホルダーを備える。
第二ハウジングは第一ハウジングに回転接続されており、第二ハウジングは電子機器を載置するために用いられる。
充電アセンブリは第二ハウジング内に設けられており、且つ電子機器を充電するために用いられる。
ホルダーは第一ハウジングに対して回転可能であり、且つ第二ハウジングの回転に伴って回転することが可能であり、ホルダーが、第一ハウジングから延出する延出状態と第一ハウジングに収容される収容状態との間で切り替えられる。
【0008】
充電装置は伝動部材をさらに備えることができ、伝動部材はホルダー及び第二ハウジングに接続されている。第二ハウジングが第一ハウジングに対して回転すると、第二ハウジングは、伝動部材を介してホルダーと間接的に協同してホルダーを駆動して回転させる。
【0009】
第一ハウジングは、互いに接続された第一サブハウジング及び第二サブハウジングを備えることができる。第一サブハウジングと第二サブハウジングが囲んで第一収容空間を形成する。第一ハウジングは、第一サブハウジングから離れている第二サブハウジングの片側に設けられた凸部をさらに備えることができる。凸部は、対向配置された2つの第一側壁と、2つの第一側壁を接続する第二側壁とを備えることができる。第一側壁と第二側壁が囲んで第二収容空間を形成し、第二収容空間は第一収容空間に通じている。第二ハウジングは第一側壁に回転接続されている。
【0010】
第二収容空間に近い第一側壁の片側に第一回転スロットが設けられている。第二ハウジングは、互いに接続された第三サブハウジング及び第四サブハウジングを備えることができる。第三サブハウジングは、第四サブハウジングより第一サブハウジングに近い。第三サブハウジングと第四サブハウジングが囲んで第三収容空間を形成する。第三サブハウジングは、底壁と、底壁の少なくとも一部の周縁に屈曲して接続された側壁とを備えることができる。側壁に第一スルーホールが設けられている。充電装置は第一回転軸をさらに備えることができる。第一回転軸の一端は、第三収容空間内に設けられており、且つ第三サブハウジングに接続されている。第一回転軸の他端は、第一スルーホールを貫通して第三収容空間の外に設けられており、且つ第一回転スロット内に設けられている。
【0011】
第二収容空間に近い第一側壁の片側に第二回転スロットがさらに設けられている。充電装置は第二回転軸をさらに備えることができる。第二回転軸の一端はホルダーに接続されており、第二回転軸の他端は第二回転スロット内に設けられている。
【0012】
第一サブハウジングに近いホルダーの片側にスロットが設けられており、第二回転軸の一端はスロット内に設けられている。
【0013】
凸部は頂壁をさらに備えることができ、頂壁は2つの第一側壁及び第二側壁に接続されている。第一側壁、第二側壁及び頂壁が囲んで第二収容空間を形成する。頂壁に第二スルーホールが設けられており、第二スルーホールは第二収容空間に通じている。頂壁に設けられた第二スルーホールの壁に第二回転スロットが設けられている。充電装置は第二回転軸をさらに備えることができる。ホルダーの少なくとも一部は第二スルーホール内に設けられている。第二回転軸の一端はホルダーに接続されており、第二回転軸の他端は第二回転スロット内に設けられている。
【0014】
ホルダーが収容状態にある場合、第一サブハウジングから離れているホルダーの片側の表面と、第一サブハウジングから離れている頂壁の片側の表面とは同じ平面に位置する。
【0015】
第一ハウジングは、第一面と、第一面に対向配置された第二面と、第一面及び第二面を接続する第三面とを有する。第二面の少なくとも一部は第二ハウジングに当接するために用いられる。ホルダーが延出状態にある場合、ホルダーは第一ハウジングの第二面から延出する。
【0016】
充電装置は水平状態及び直立状態を有する。水平状態は第二ハウジングが第一ハウジングに平行である状態であり、直立状態は第二ハウジングと第一ハウジングとの間に角度が形成された状態である。充電装置が直立状態にある場合、ホルダーは第二ハウジングに対して垂直である。
【0017】
充電装置は滑り止め部材をさらに備えることができ、滑り止め部材は、第一サブハウジングから離れているホルダーの片側に設けられている。
【0018】
伝動部材の少なくとも一部は第二収容空間内に設けられている。伝動部材はホルダーに接続されている。伝動部材に第三回転スロットが設けられている。充電装置は回転フレーム及び第三回転軸をさらに備えることができる。回転フレームは、ホルダーに近い第二ハウジングの片側に接続されている。第三回転軸の一端は回転フレームに接続されており、第三回転軸の対向する他端は第三回転スロット内に設けられている。
【0019】
第三回転スロットの形状は円弧状であり、且つ第三回転スロットは第一サブハウジングに向かって延出している。
【0020】
第三回転スロットの延出方向は、第三回転軸の回転方向に平行である。
【0021】
第二ハウジングに近い伝動部材の片側には取付溝が設けられており、取付溝は第三回転スロットに通じている。
【0022】
第一側壁から離れている伝動部材の片側に第三回転スロットが設けられており、第三回転軸の一端は、第一側壁に近い回転フレームの片側に接続されている。
【0023】
第一サブハウジングに近いホルダーの一端に固定穴が設けられている。伝動部材にコネクティングロッド軸が設けられ、コネクティングロッド軸は、固定穴内に設けられている。
【0024】
充電装置はモーターアセンブリをさらに備えることができる。モーターアセンブリは第一収容空間内に設けられている。モーターアセンブリは、第二ハウジングに接続されている。第二ハウジングを駆動して第一ハウジングに対して回転させるために用いられる。
【0025】
充電装置は、第一収容空間内に設けられたプロセッサをさらに備えることができる。プロセッサはモーターアセンブリに電気的に接続されている。モーターアセンブリを起動させるように、プロセッサはモーターアセンブリに第一制御信号を送信するために用いられる。モーターアセンブリに作動を停止させるように、プロセッサはさらにモーターアセンブリに第二制御信号を送信するために用いられる。
【0026】
充電装置は、第一収容空間内に設けられた距離センサをさらに備えることができる。距離センサはプロセッサに電気的に接続されており、距離センサはモーターアセンブリに接続されている。
モーターアセンブリの作動中に、距離センサはプロセッサに距離信号を送信するために用いられ、プロセッサはさらに距離信号に基づいて第二ハウジングの回転角度を得るために用いられる。プロセッサはさらに第二ハウジングの回転角度が予め設定された角度以上であるか否かを判断するために用いられる。第二ハウジングの回転角度が予め設定された角度以上である場合、モーターアセンブリに作動を停止させるように、プロセッサはさらにモーターアセンブリに第二制御信号を送信するために用いられる。
【0027】
充電装置は第一収容空間内に設けられたスピーカをさらに備えることができ、スピーカはプロセッサに電気的に接続されている。プロセッサがモーターアセンブリに第一制御信号を送信するとき、スピーカを鳴らすように、プロセッサはさらにスピーカに音声信号を送信するために用いられる。プロセッサがモーターアセンブリに第二制御信号を送信するとき、プロセッサはさらにスピーカに音声信号を送信することを停止するために用いられる。
【0028】
充電装置は第一収容空間内に設けられた第一スイッチ及び第二スイッチをさらに備えることができる。第一スイッチと第二スイッチはいずれもプロセッサに電気的に接続されている。第一スイッチが押されると、第一スイッチはプロセッサに直立信号を送信するために用いられ、プロセッサはさらに直立信号に基づいてモーターアセンブリに第一制御信号を送信するために用いられ、モーターアセンブリは第一制御信号に基づいて、第二ハウジングを駆動して第一方向に沿って回転させるために用いられる。第二スイッチが押されると、第二スイッチはプロセッサに水平信号を送信するために用いられ、プロセッサはさらに水平信号に基づいてモーターアセンブリに第三制御信号を送信するために用いられ、モーターアセンブリは第三制御信号に基づいて、第二ハウジングを駆動して第二方向に沿って回転させるために用いられる。第一方向と第二方向は逆である。
【0029】
プロセッサはさらに直立信号に基づいて第一スイッチの押し時間を得るために用いられる。プロセッサはさらに押し時間が予め設定された時間より短いか否かを判断するために用いられる。押し時間が予め設定された時間より短く、且つ第二ハウジングの回転角度と予め設定された角度が等しい場合、プロセッサはモーターアセンブリに第二制御信号を送信する。又は、押し時間が予め設定された時間以上であり、且つ第一スイッチ上のタッチの力が去った場合、プロセッサはモーターアセンブリに第二制御信号を送信する。
【0030】
充電装置は第一収容空間内に設けられた通信コンポーネントをさらに備えることができる。通信コンポーネントはプロセッサに電気的に接続されている。通信コンポーネントは端末からの第四制御信号を受信するために用いられ、通信コンポーネントはさらに第四制御信号をプロセッサに送信するために用いられる。プロセッサは、モーターアセンブリが起動し又は作動を停止するように、さらに第四制御信号に基づいてモーターアセンブリを制御するために用いられる。
【0031】
第二ハウジングは、互いに接続された第三サブハウジング及び第四サブハウジングを備えることができる。第三サブハウジングは、第四サブハウジングより第一サブハウジングに近い。第三サブハウジングと第四サブハウジングが囲んで第三収容空間を形成する。充電アセンブリは第三収容空間に設けられている。充電アセンブリは充電コイル及び放熱用支持物を備えることができる。充電コイルは放熱用支持物に設けられており、充電コイルはプロセッサに電気的に接続されている。プロセッサはさらに充電コイルに充電信号を送信するために用いられ、充電コイルは充電信号に基づいて電子機器を充電するために用いられる。
【0032】
本出願の実施形態において、電子機器アセンブリが提供される。電子機器アセンブリは電子機器と、本出願の上記実施形態に係る充電装置とを備えることができる。電子機器は誘導コイル及びバッテリーを備えることができる。バッテリーを充電するように、充電コイルと誘導コイルは協同する。
【0033】
図1図4をともに参照すると、図1は、本出願の1つの実施形態に係る充電装置が水平状態にある場合の立体構造を示す概略図である。図2は、図1における充電装置のA-A方向に沿った断面図である。図3は、本出願の1つの実施形態に係る充電装置が直立状態にある場合の立体構造を示す概略図である。図4は、図3における充電装置のB-B方向に沿った断面図である。本実施形態において、充電装置1が提供される。具体的に、充電装置1は第一ハウジング10、第二ハウジング20、充電アセンブリ30及びホルダー40を備える。第二ハウジング20は第一ハウジング10に回転接続されており、第二ハウジング20は電子機器2を載置するために用いられる。充電アセンブリ30は第二ハウジング20内に設けられており、且つ電子機器2を充電するために用いられる。ホルダー40は第一ハウジング10に対して回転可能であり、且つ第二ハウジング20の回転に伴って回転することが可能であり、ホルダー40が、第一ハウジング10から延出する延出状態と第一ハウジング10に収容される収容状態との間で切り替えられる。
【0034】
本実施形態に係る充電装置1は主に電子機器2を充電するために用いられる。充電装置1は外部電源に接続されることができ、充電装置1を中間媒体として外部の電気エネルギで電子機器2を充電する。又は、充電装置1はその内部に設置されたバッテリー5を備えることができ、充電装置1は内部のバッテリー5の電気エネルギを電子機器2に伝送して電子機器2を充電することができる。また、電子機器2は携帯電話、タブレット、ノートパソコン、パームトップコンピュータ、パーソナルコンピュータ(personal computer、PC)、パーソナルデジタルアシスタント(personal digital sssistant、PDA)、ポータブルメディアプレーヤー(portable media player、PMP)、ナビゲーション装置、ウェアラブルデバイス、スマートブレスレット、歩数計などの移動端末、及びデジタルテレビ、デスクトップコンピュータなどの固定端末を含むことができるが、それらに限定されない。本出願では、電子機器2が携帯電話であることを例示として説明する。
【0035】
本実施形態に係る充電装置1は第一ハウジング10及び第二ハウジング20を備えることができ、第二ハウジング20は電子機器2を載置するために用いられる。第一ハウジング10は下側ハウジングであると理解されることができ、第二ハウジング20は上側ハウジングであると理解されることができる。第一ハウジング10と第二ハウジング20は回転接続され、第二ハウジング20は第一ハウジング10に対して回転することができ、即ち、第一ハウジング10は常に静止状態にあることができ、第二ハウジング20が回転する。第二ハウジング20の具体的な回転方向について、図2におけるD1方向に示されるようである。電子機器2は第二ハウジング20に載置されるため、第二ハウジング20が第一ハウジング10に対して回転すると、電子機器2も第二ハウジング20とともに運動する。
【0036】
本実施形態において、直立-水平変換型の充電装置1が提供され、即ち、充電装置は水平状態(図2に示される)及び直立状態(図4に示される)という2つの状態を有することができる。水平状態は第二ハウジング20が第一ハウジング10に平行である状態であり、第二ハウジング20が第一ハウジング10の表面に当接すると理解されてもよい。直立状態は第二ハウジング20と第一ハウジング10との間に角度が形成された状態であり、第二ハウジング20は第一ハウジング10に対して回転して、第二ハウジング20の一端が第一ハウジング10から離れる方向に向かって回転するようにして、第二ハウジング20は第一ハウジング10に平行ではなくなり、一定の角度があるようになった(図4における角aに示されるようである)と理解されてもよい。選択的に、直立状態のもとで、第二ハウジング20と第一ハウジング10との間の角度は0°より大きく、且つ90°より小さくてもよく、即ち、0°<a<90°である。充電装置1が直立状態にある場合、第二ハウジング20に載置される電子機器2は第二ハウジング20の回転に伴って回転し、電子機器2は立つようになる。それによって、ユーザが異なる角度で電子機器2を見るニーズは満たされることができる。
【0037】
本実施形態に係る充電装置1は充電アセンブリ30をさらに備えることができ、充電アセンブリ30は第二ハウジング20内に設けられている。また、本実施形態では、充電アセンブリ30で電子機器2を充電する。選択的に、充電装置1は有線で電気エネルギーを伝送してもよい。又は、充電装置1は無線で電気エネルギーを伝送してもよく、即ち、充電装置1は無線充電装置1であってもよい。従って、本出願に係る充電装置1は主に、直立-水平変換機能及び充電機能という2つの機能を備えることができる。選択的に、充電アセンブリ30は、電子機器2を充電するための主要な部品の1つである充電コイル31図32を参照)を備えることができる。充電コイル31は有線充電コイル31又は無線充電コイル31であることができる。本実施形態では、充電コイル31が無線充電コイル31であることを例示とする。この場合、充電装置1は無線充電装置1となり、充電装置1の使い勝手がさらに向上することができる。
【0038】
本実施形態に係る充電装置1は、ホルダー40をさらに備えることができる。本出願において、直立-水平変換型の充電装置1が提供され、充電装置1が直立状態にある場合、電子機器2も立つようになるが、この場合、電子機器2自体の重力によって電子機器2は第二ハウジング20から滑り落ちる傾向がある。そこで、本実施形態では、ホルダー40が提供され、このホルダー40を電子機器2の一端に当接させることにより、電子機器2の滑り落ちを防止する。又は、充電装置1が直立状態にある場合、ホルダー40と第二ハウジング20が囲んで位置決め溝41を形成し、電子機器2の位置を決めると理解されてもよい。また、ホルダー40によって第二ハウジング20に対する電子機器2の位置が制限されるため、充電アセンブリ30に対する電子機器2の位置もさらに制限されることができ、それによって、充電装置1の充電効率や充電の安定性を向上させることができる。
【0039】
しかし、関連技術における充電装置では、充電装置のホルダーは常に充電装置のハウジングから突設されており、ホルダーはハウジングに固定接続されていると理解されてもよい。それにより、充電装置が直立状態にある場合、上述したような効果が実現されることができる。しかし、充電装置が水平状態にある場合、ホルダーは依然としてハウジングから突設され、充電装置の表面の平坦性に影響を及ぼす。また、ホルダーの存在により、充電装置が水平状態にある場合、電子機器を任意に載置することができないため、電子機器の位置が制限され、充電装置の美的感覚に深刻な影響を与え、充電装置の外観性を低下させることになる。
【0040】
上記課題を解決するために、本出願では、ホルダー40は可動的に設計され、即ち、ホルダー40は第二ハウジング20の回転に伴って回転することができ、ホルダー40は第一ハウジング10から延出する延出状態と、第一ハウジング10に収容される収容状態との間で切り替えられる。ここで、「伴って回転する」とは、第二ハウジング20が第一ハウジング10に対して回転中に、ホルダー40は第二ハウジング20の回転に伴って第二ハウジング20とともに回転することができることを意味し、第二ハウジング20が回転中にホルダー40を第二ハウジング20とともに回転させるように駆動することができると理解されてもよい。選択的に、第二ハウジング20が回転すると、ホルダー40は第二ハウジング20の回転に伴って回転する。又は、第二ハウジング20がある程度回転してから、ホルダー40は第二ハウジング20の回転に伴って回転し始める。
【0041】
また、本実施形態では、ホルダー40は第一ハウジング10に対して回転することができる。選択的に、ホルダー40は第一ハウジング10に回転接続されることができる。本実施形態では、ホルダー40は第一ハウジング10に回転接続され、まず、ホルダー40と第二ハウジング20との間に一定の角度が形成される。第二ハウジング20が第一ハウジング10に対して回転する中に、様々な異なる角度を形成することができ、関連技術における充電装置におけるホルダーとハウジングとの間の角度が固定であるのに対し、本実施形態では異なる角度のニーズを満たすことができる。次に、関連技術と比べて、ホルダー40は第一ハウジング10に回転接続されることにより、ホルダー40と第二ハウジング20の端部との距離を増加させることができる。同じサイズを有する電子機器2の位置を制限する場合、第二ハウジング20を小型化することができ、それに応じて、充電装置1全体の小型化を図ることができる。
【0042】
さらに、ホルダー40が第二ハウジング20の回転に伴って回転する結果としては、ホルダー40が第一ハウジング10から延出する延出状態と第一ハウジング10内に収容される収容状態との間で切り替えられることができる。収容状態は、充電装置1が水平状態にある場合、ホルダー40が第一ハウジング10内に収容されている状態であり、即ち、ホルダー40が第一ハウジング10から延出していない状態であると理解されることができる。延出状態は、第二ハウジング20が第一ハウジング10に対して一定の位置又は直立状態に回転した場合、ホルダー40が第二ハウジング20の回転に伴って回転して第一ハウジング10から延出する状態であると理解されることができる。このように、ホルダー40は2つの機能を有するようになる。例えば、充電装置1が直立状態にある場合、ホルダー40は第一ハウジング10から延出することができ、電子機器2に当接するために用いられる。充電装置1が水平状態にある場合、ホルダー40は第一ハウジング10内に収容されることができ、ホルダー40は充電装置1の表面から延出せず、充電装置1の表面の平坦性が向上することができる。また、電子機器2が任意に載置されることができ、充電装置1の使い勝手が向上することができる。また、充電装置1が水平状態にある場合、ホルダー40は第一ハウジング10内に収容され、充電装置1の外観性が向上することができる。
【0043】
選択的に、第二ハウジング20から離れているホルダー40の表面と第二ハウジング20から離れている第一ハウジング10の表面が同じ平面に位置する場合、ホルダー40は収容状態又は延出状態にあると考えられることができる。本実施形態では、第二ハウジング20から離れているホルダー40の表面と第二ハウジング20から離れている第一ハウジング10の表面が同じ平面に位置する場合、ホルダー40は収容状態にあることを例示とする。
【0044】
選択的に、ホルダー40が延出状態にある場合、ホルダー40の一部が第一ハウジング10から延出してもよく、又は、ホルダー40全体が第一ハウジング10から延出してもよい。本実施形態では、ホルダー40の一部が第一ハウジング10から延出することを例示とする。
【0045】
以上のように、本実施形態では、ホルダー40は第二ハウジング20の回転に伴って回転し、ホルダー40は延出状態と収容状態との間で切り替えられることができ、直立状態のもとで、ホルダー40は電子機器2の位置を制限することができ、水平状態のもとで、充電装置1の表面の平坦性が向上し、充電装置1の多様性、利便性及び外観性が向上することができる。充電装置1の具体的な構造や、ホルダー40が具体的にどのように第二ハウジング20の回転に伴って回転するかについては、本明細書では以下で詳しく説明する。
【0046】
図2図4及び図5をともに参照すると、図5は、本出願の1つの実施形態に係る充電装置の分解図である。本実施形態において、充電装置1は伝動部材70をさらに備えることができ、伝動部材70はホルダー40及び第二ハウジング20に接続されている。第二ハウジング20が第一ハウジング10に対して回転すると、第二ハウジング20は、伝動部材70を介してホルダー40と間接的に協同してホルダー40を駆動して回転させる。
【0047】
第二ハウジング20が回転すると、第二ハウジング20は、ホルダー40を直接に駆動して回転させることができる。例えば、第二ハウジング20が回転すると、第二ハウジング20はホルダー40に当接して、ホルダー40を駆動して第一ハウジング10に対して回転させることができる。又は、本実施形態に示されるように、伝動部材70が増設されることにより、伝動部材70はホルダー40及び第二ハウジング20に接続される。このように、第二ハウジング20が第一ハウジング10に対して回転すると、第二ハウジング20は、伝動部材70を介してホルダー40と間接的に協同してホルダー40を駆動して回転させる。また、以下のように理解されることができる。第二ハウジング20が回転すると、第二ハウジング20は、第二ハウジング20に接続された伝動部材70を駆動して回転させることができ、伝動部材70が回転すると、伝動部材70は、伝動部材70に接続されたホルダー40を駆動して回転させることができ、最終的に、ホルダー40は延出状態と収容状態との間で切り換えられる。より具体的な運動プロセスについては、本出願では以下で詳しく説明する。
【0048】
次に、本出願では、各部品の構造及び複数の部品間の協同関係について詳しく説明する。まず、本出願では第一ハウジング10の構造が説明される。図5及び図6をともに参照すると、図6は、本出願の1つの実施形態に係る第一ハウジングの立体構造を示す概略図である。本実施形態では、第一ハウジング10は、互いに接続された第一サブハウジング11及び第二サブハウジング12を備えることができる。第一サブハウジング11と第二サブハウジング12が囲んで第一収容空間100を形成する。第一ハウジング10は、第一サブハウジング11から離れている第二サブハウジング12の片側に設けられた凸部13をさらに備えることができる。凸部13は、対向配置された2つの第一側壁14と、2つの第一側壁14を接続する第二側壁15とを備えることができる。第一側壁14と第二側壁15が囲んで第二収容空間130を形成し、且つ第二収容空間130は第一収容空間100に通じている。第二ハウジング20は、第一側壁14に回転接続されている。
【0049】
本実施形態において、第一ハウジング10は、従来のようなハウジング構造ではなく、第一サブハウジング11、第二サブハウジング12及び凸部13からなる。第二サブハウジング12と凸部13は、一体型構造であってもよく、又は、分割型構造であってもよい。第二サブハウジング12と凸部13が一体型構造である場合、の構造的特徴を明確に理解しやすくするために、第一ハウジング10第二サブハウジング12と凸部13に人為的に分割されたと理解されることができる。
【0050】
本実施形態では、凸部13の存在により、第一ハウジング10は一定の突起構造を有するようになる。それによって、第二ハウジング20が第一ハウジング10に回転接続されることが容易になる。また、第一側壁14と第二側壁15が囲んで第二収容空間130を形成し、第二収容空間130は、伝動部材70やホルダー40などの構造部品を収容するために用いられ、これらの部品に取り付けスペースを提供し、充電装置1の外観性を向上させることができる。また、第二ハウジング20は、第一側壁14に回転接続されている。選択的に、第二ハウジング20は、2つの第一側壁14に回転接続されることにより、第二ハウジング20の回転性能を向上させることができる。
【0051】
また、第二収容空間130は第一収容空間100に通じている。第二ハウジング20が回転すると、回転部材を駆動して第二ハウジング20とともに回転させることができるため、第二収容空間130に設けられた回転部材の一部は第一収容空間100へ回転することもでき、回転部材の回転スペースを確保することができる。また、その後、第一収容空間100内にモーターアセンブリ50が増設され、モーターアセンブリ50によって第二ハウジング20を回転させ、第二ハウジング20がモーターアセンブリ50に接続されるための接続スペースも確保される。
【0052】
図5図8をともに参照すると、図7は、本出願の1つの実施形態に係る充電装置の一部の構造を示す分解図である。図8は、図1における充電装置のC-C方向に沿った断面図である。本実施形態において、第二収容空間130に近い第一側壁14の片側に、第一回転スロット16が設けられている。第二ハウジング20は、互いに接続された第三サブハウジング21及び第四サブハウジング22を備えることができる。第三サブハウジング21は、第四サブハウジング22より第一サブハウジング11に近い。第三サブハウジング21と第四サブハウジング22が囲んで第三収容空間200を形成する。第三サブハウジング21は、底壁211と、底壁211の少なくとも一部の周縁に屈曲して接続された側壁212とを備えることができる。側壁212に第一スルーホール213が設けられている。充電装置1は第一回転軸160をさらに備えることができる。第一回転軸160の一端は、第三収容空間200内に設けられており、且つ第三サブハウジング21に接続されている。第一回転軸160の他端は、第一スルーホール213を貫通して第三収容空間200の外に設けられており、且つ第一回転スロット16内に設けられている。
【0053】
本実施形態では、第二ハウジング20がどのように第一側壁14に回転接続されるかについて詳しく説明する。まず、第二収容空間130に近い第一側壁14の片側に、第一回転スロット16が設けられている。第二ハウジング20は、第三サブハウジング21及び第四サブハウジング22を備えることができる。第三サブハウジング21は第一サブハウジング11及び第二サブハウジング12により近い。そのため、第四サブハウジング22は、電子機器2を置く且つ載せるために用いられることができると理解されてもよい。第三サブハウジング21及び第四サブハウジング22が囲んで第三収容空間200を形成し、当該第三収容空間200は第一回転軸160や充電アセンブリ30などの構造部品を収容するために用いられることができる。第三サブハウジング21は、底壁211と側壁212とを備えることができ、側壁212に第一スルーホール213が設けられている。そのため、第一回転軸160の一端は、第三収容空間200内に設けられることができ、且つ第三サブハウジング21に例えばねじで接続される。第一回転軸160の他端は、側壁212の第一スルーホール213を貫通して第一回転スロット16内に設けられる。このように、第一回転スロット16と第一回転軸160との協同により、第二ハウジング20は第一ハウジング10に対して回転することができる。具体的には、第一回転軸160の一端が第三サブハウジング21に接続されるため、第一回転軸160が第一回転スロット16で回転すると、第三サブハウジング21は第一回転軸160の駆動により回転するようになる。同様に、第四サブハウジング22も第三サブハウジング21の駆動により回転するようになる。
【0054】
選択的に、第一回転軸160の他端に第一軸受161がさらにスリーブされ、また、第一軸受161は第一回転スロット16内に設けられる。第一軸受161と第一回転軸160との協同により、第一回転軸160の回転性能をさらに向上させることができる。
【0055】
次に、ホルダー40と第一ハウジング10との協同関係について詳しく説明する。図9図10をともに参照すると、図9は、本出願の別の実施形態に係る充電装置の一部の構造を示す分解図である。図10は、図1における充電装置のD-D方向に沿った断面図である。本実施形態において、第二収容空間130に近い第一側壁14の片側に第二回転スロット17がさらに設けられている。充電装置1は第二回転軸170をさらに備えることができる。第二回転軸170の一端はホルダー40に接続されており、第二回転軸170の他端は第二回転スロット17内に設けられている。
【0056】
本実施形態に係るホルダー40は、第一側壁14に回転接続され、本実施形態では、2つの具体的な実現方法が提供される。本出願に係る1つ目の実現方法では、第一側壁14に第二回転スロット17が設けられ、第二回転軸170の一端はホルダー40に接続され、第二回転軸170の他端は第二回転スロット17に設けられる。このように、第二回転軸170が第二回転スロット17内で回転することにより、ホルダー40を駆動して第二回転軸170とともに回転させることができる。なお、具体的な回転プロセスについては、第一回転軸160の回転プロセスを参照することができる。
【0057】
選択的に、第一サブハウジング11に近いホルダー40の片側にスロット171が設けられている。第二回転軸170の一端はスロット171内に設けられている。
【0058】
本実施形態において、第一サブハウジング11に近いホルダー40の片側(即ち、ホルダー40の下側)にスロット171が設けられることができ、第二回転軸170の一端はスロット171内に設けられ、それによって、第二回転軸170の一端はホルダー40に接続されるようになる。また、第二回転軸170の一端がスロット171内に設けられることにより、ホルダー40と第二回転軸170との取り付けを容易にすることもできる。具体的には、まず、第二回転軸170の他端を第二回転スロット17内に設け、次に、ホルダー40を載置した後、第二回転軸170を回転させるだけで、第二回転軸170の一端が自動的にスロット171内に差し込んで、ホルダー40が第一側壁14に取り付けられることができる。
【0059】
図11図12をともに参照すると、図11は、本出願の他の実施形態に係る充電装置の一部の構造を示す分解図である。図12は、本出願の別の実施形態に係る図1における充電装置のD-D方向に沿った断面図である。本実施形態において、凸部13は、頂壁18をさらに備えることができる。頂壁18は、2つの第一側壁14及び第二側壁15に接続されている。第一側壁14、第二側壁15及び頂壁18が囲んで第二収容空間130を形成する。頂壁18に第二スルーホール180が設けられている。第二スルーホール180は第二収容空間130に通じており、頂壁18に設けられた第二スルーホール180の壁に第二回転スロット17が設けられている。充電装置1は第二回転軸170をさらに備えることができる。ホルダー40の少なくとも一部は第二スルーホール180内に設けられている。第二回転軸170の一端はホルダー40に接続ており、第二回転軸170の他端は第二回転スロット17内に設けられている。
【0060】
本出願に係る2つ目の実現方法では、凸部13は頂壁18をさらに備えることができる。第一側壁14、第二側壁15及び頂壁18が囲んで第二収容空間130を形成する。また、頂壁18には、第二収容空間130に通じている第二スルーホール180が設けられることができる。本実施形態に係るホルダー40の一部は、第二スルーホール180内に設けられ、第二スルーホール180の壁に第二回転スロット17が設けられることができる。また、第二回転軸170の一端はホルダー40に接続され、第二回転軸170の他端は第二回転スロット17内に設けられることができ、第二回転軸170と第二回転スロット17との協同によりホルダー40を第二スルーホール180内で回転させる。本実施形態では、第二回転軸170は第二スルーホール180内に設けられ、即ち、第二ハウジング20とホルダー40との間に頂壁18の一部が設けられている。その頂壁18の一部を利用してホルダー40を効果的に保護し、第二ハウジング20の回転中に第二ハウジング20とホルダー40との衝突を回避する。
【0061】
図2を再び参照すると、本実施形態において、ホルダー40が収容状態にある場合、第一サブハウジング11から離れているホルダー40の片側の表面と、第一サブハウジング11から離れている頂壁18の片側の表面とは同じ平面に位置する。
【0062】
ホルダー40が収容状態にある場合、即ち、ホルダー40がまだ回転していない場合、第一サブハウジング11から離れているホルダー40の片側の表面と、第一サブハウジング11から離れている頂壁18の片側の表面とは同じ平面に位置することができる。第一サブハウジング11から離れているホルダー40の片側の表面、及び第一サブハウジング11から離れている頂壁18の片側の表面は電子機器1の当接面を構成することができ、その当接面は充電装置2に当接するために用いられる。従って、上記2つの部品の表面が同じ平面に位置し、充電装置1の表面の平坦性を向上させることができる。
【0063】
選択的に、第一サブハウジング11から離れているホルダー40の片側の表面、第一サブハウジング11から離れている頂壁18の片側の表面、及び第一サブハウジング11から離れている第四サブハウジング22の片側の表面はいずれも同じ平面に位置する。それによって、充電装置1の表面の平坦性をさらに向上させ、充電装置1が水平状態にある場合、ユーザは電子機器2を充電装置1に任意に置くことができる。
【0064】
図4を再び参照すると、本実施形態において、第一ハウジング10は、第一面101と、第一面101に対向配置された第二面102と、第一面101及び第二面102を接続する第三面103とを有する。第二面102の少なくとも一部は第二ハウジング20に当接するために用いられる。ホルダー40が延出状態にある場合、ホルダー40は第一ハウジング10の第二面102から延出する。
【0065】
第一ハウジング10は、第一面101、第二面102及び第三面103を備えることができる。図4に示されたように、第一面101は第一ハウジング10の下面であり、第二面102は第一ハウジング10の上面であると理解されることができる。第二面102は1つの部材ではなく、第二サブハウジング12及び凸部13の両方で構成される。第三面103は、第一ハウジング10の側面であると理解されることができる。同様に、第三面103も、1つの部品ではなく、第一サブハウジング11及び凸部13の両方で構成される。本実施形態では、ホルダー40が延出状態にある場合、ホルダー40は、第一ハウジング10の第一面101又は第三面103から延出するのではなく、第一ハウジング10の第二面102から延出することができる。充電装置1が水平状態にある場合、電子機器2が第四サブハウジング22に載置されるため、ホルダー40が第一ハウジング10の第二面102から延出(即ち、頂壁18から延出)することにより、電子機器2がホルダー40に当接することがより容易になり、充電装置1の構造が簡単になり、充電装置1の小型化を図ることができる。
【0066】
図4を再び参照すると、本実施形態において、充電装置1は水平状態及び直立状態を有する。水平状態は、第二ハウジング20が第一ハウジング10に平行である状態である。直立状態は、第二ハウジング20と第一ハウジング10との間に角度が形成された状態である。充電装置1が直立状態にある場合、ホルダー40は第二ハウジング20に対して垂直である。
【0067】
以上、水平状態及び直立状態はどのような状態であるかを詳細に説明したが、本実施形態ではそれについては詳述しない。充電装置1が直立状態にある場合、ホルダー40は第二ハウジング20に対して垂直であることができ、それによって、電子機器2の位置制限の効果をさらに高めることができる。
【0068】
図13を参照すると、図13は、本出願の別の実施形態に係る図1における充電装置のA-A方向に沿った断面図である。本実施形態において、充電装置1は滑り止め部材42をさらに備えることができる。滑り止め部材42は、第一サブハウジング11から離れているホルダー40の片側に設けられている。
【0069】
本実施形態において、滑り止め部材42がさらに増設されることができ、滑り止め部材42は、第一サブハウジング11から離れているホルダー40の片側に設けられ、滑り止め部材42は第一サブハウジング11の上側に設けられると理解されてもよい。滑り止め部材42の高摩擦係数及び滑り止め性能を利用して、ホルダー40による電子機器2の位置制限の効果をさらに高めることができる。
【0070】
次に、伝動部材70とホルダー40との協同関係、及び伝動部材70と第二ハウジング20と協同関係について詳しく説明する。図14図16をともに参照すると、図14は、本出願の1つの実施形態に係る第三サブハウジング、伝動部材及びホルダーの分解図である。図15は、図2における充電装置の局部を示す概略図である。図16は、本出願の1つの実施形態に係る伝動部材の立体構造を示す概略図である。本実施形態において、伝動部材70の少なくとも一部は、第二収容空間130内に設けられている。伝動部材70は、ホルダー40に接続されている。伝動部材70に第三回転スロット190が設けられている。充電装置1は、回転フレーム192及び第三回転軸191をさらに備えることができる。回転フレーム192は、ホルダー40に近い第二ハウジング20の片側に接続されている。第三回転軸191の一端は回転フレーム192に接続されており、第三回転軸191の対向する他端は第三回転スロット190内に設けられている。
【0071】
本実施形態において、伝動部材70の一部は第二収容空間130内に設けられており、伝動部材70の一部は第一収容空間100内に設けられており、伝動部材70はホルダー40に接続されることができ、且つ伝動部材70に第三回転スロット190が設けられている。
【0072】
また、回転フレーム192は、ホルダー40に近い第二ハウジング20の片側に接続されている。回転フレーム192と第二ハウジング20は一体型構造であってもよく、又は、分割型構造であってもよい。本実施形態では、回転フレーム192と第二ハウジング20は一体型構造であることを例示とする。回転フレーム192は、ホルダー40に近い第二ハウジング20の片側の表面から突設したものであると理解されてもよい。選択的に、回転フレーム192は、第三サブハウジング21に接続されることができる。
【0073】
本実施形態において、第三回転軸191がさらに増設されることができ、第三回転軸191の一端は回転フレーム192に接続され、第三回転軸191の他端は第三回転スロット190内に設けられる。このように、第二ハウジング20が回転すると、回転フレーム192を駆動して回転させ、さらに第三回転軸191を駆動して第三回転スロット190内で回転させることができる。第三回転軸191が第三回転スロット190内で回転すると、伝動部材70は、第三回転軸191からの作用力を受けて、第三回転軸191の回転方向と反対の方向に回転し、さらにホルダー40を駆動して第三回転軸191の回転方向と反対の方向に回転させ、最終的に、ホルダー40は延出状態と収容状態との間で切り替えられる。
【0074】
選択的に、回転フレーム192、伝動部材70及び第三回転軸191の数は、いずれも2つであり、且つ第二ハウジング20に沿って対称に配置されている。それによって、第二ハウジング20の回転の均一性及び安定性を向上させることができる。
【0075】
図17を参照すると、図17は、本出願の1つの実施形態に係る伝動部材及びホルダーの立体構造を示す概略図である。本実施形態において、第一サブハウジング11に近いホルダー40の一端に固定穴43が設けられている。伝動部材70にコネクティングロッド軸44が設けられている。コネクティングロッド軸44は、固定穴43内に設けられている。
【0076】
上記内容は、伝動部材70がホルダー40に接続可能であることに言及した。本実施形態において、第一サブハウジング11に近いホルダー40の一端に固定穴43が設けられ、伝動部材70にコネクティングロッド軸44が設けられ、コネクティングロッド軸44は固定穴43内に設けられることができる。それによって、伝動部材70がホルダー40に差し込み接続されることが可能となり、ホルダー40と伝動部材70との着脱が容易になる。
【0077】
図16を再び参照すると、本実施形態において、第三回転スロット190の形状は円弧状であり、且つ第三回転スロット190は第一サブハウジング11に向かって延出している。
【0078】
本実施形態において、伝動部材70の運動は第三回転軸191の回転に依存する。第三回転軸191の運動軌跡は円弧状であるため、本実施形態では、第三回転スロット190の形状を円弧状に設計し、第三回転軸191は第三回転スロット190内で回転しやすくなる。また、本実施形態では、第三回転スロット190は第一サブハウジング11に向かって延出することができ、第三回転軸191が伝動部材70を駆動して回転させることがより容易になる。選択的に、本出願では、第三回転スロット190の形状を設計することにより、伝動部材70の回転速度を変更することができる。
【0079】
図13及び図16を再び参照すると、本実施形態において、第三回転スロット190の延出方向は、第三回転軸191の回転方向に平行である。
【0080】
本実施形態において、第三回転スロット190の延在方向が第三回転軸191の回転方向に平行となるようにすることができ、第三回転軸191が回転中に伝動部材70に与える作用力がより均一となり、伝動部材70の回転中の均一性がさらに向上することができる。
【0081】
図16を再び参照すると、本実施形態において、第二ハウジング20に近い伝動部材70の片側に取付溝193が設けられており、取付溝193は第三回転スロット190に通じている。
【0082】
本実施形態では、第三回転スロット190に通じている取付溝193がさらに増設されることができ、取付溝193は、第二ハウジング20に近い伝動部材70の片側の表面に設けられる。それによって、第三回転軸191の取り付けが容易になる。例えば、第三回転軸191は、第二ハウジング20に近い伝動部材70の片側の表面から取付溝193に進入し、次に、取付溝193から第三回転スロット190内に進入して第二ハウジング20の回転を待つことができる。
【0083】
図5を再び参照すると、本実施形態において、第一側壁14から離れている伝動部材70の片側に第三回転スロット190が設けられている。第三回転軸191の一端は、第一側壁14に近い回転フレーム192の片側に接続されている。
【0084】
本実施形態において、第三回転スロット190は、第一側壁14から離れている伝動部材70の片側に設けられ、且つ第三回転軸191は、第一側壁14に近い回転フレーム192の片側に接続されることができ、それによって、伝動部材70と第三回転軸191との協同の難易度を低減することができる。
【0085】
図2及び図4を再び参照すると、本実施形態において、充電装置1は、モーターアセンブリ50をさらに備えることができる。モーターアセンブリ50の少なくとも一部は、第一収容空間100内に設けられている。モーターアセンブリ50は、第二ハウジング20に接続されている。モーターアセンブリ50は、第二ハウジング20を駆動して第一ハウジング10に対して回転させるために用いられる。
【0086】
本実施形態において、第二ハウジング20が第一ハウジング10に対して回転することができるように、モーターアセンブリ50が増設されることができ、モーターアセンブリ50は第一ハウジング10内の第一収容空間100に設けられ、モーターアセンブリ50は第二ハウジング20に接続される。モーターアセンブリ50が起動すると、モーターアセンブリ50は第二ハウジング20を駆動して第一ハウジング10に対して回転させることができる。モーターアセンブリ50の具体的な構造については、第二ハウジング20を駆動して第一ハウジング10に対して回転させることができるものはいずれも本出願の保護範囲内にあるべきであり、本出願ではそれについては詳述されない。
【0087】
上記は、本出願の技術的課題を解決するために提供される充電装置1の主要部品に関する内容である。次に、本出願では、充電装置1の運動プロセスについて詳しく説明する。
【0088】
充電装置1が水平状態から直立状態に切り替えられるプロセスは、即ち、図2から図4に切り替えられるプロセスであり、ホルダー40が収容状態から延出状態に切り替えられるプロセスであると理解されることもできる。具体的には、モーターアセンブリ50が起動する前に、ホルダー40は第一ハウジング10内に位置する。モーターアセンブリ50は起動すると、第二ハウジング20を駆動して第一ハウジング10に対して反時計回りに回転させ、第二ハウジング20の回転は、回転フレーム192を介して第三回転軸191を駆動して伝動部材70の第三回転スロット190内で反時計回りに回転させ、さらに伝動部材70を駆動して第三回転軸191の回転方向と反対の方向に沿って時計回りに回転させることができる。伝動部材70の回転はさらにホルダー40を駆動して時計回りに回転させ、最終的にホルダー40を回転させてホルダー40の一部を第一ハウジング10から延出させる。また、ホルダー40と、回転後の第二ハウジング20が囲んで位置決め溝41を形成し、電子機器2の位置を決める。
【0089】
充電装置1が直立状態から水平状態に切り替えられるプロセスは、即ち、図4から図2に切り替えられるプロセスであり、ホルダー40が延出状態から収容状態に切り替えられるプロセスであると理解されることもできる。具体的には、モーターアセンブリ50が起動する前に、ホルダー40の一部は第一ハウジング10から延出している。モーターアセンブリ50は起動すると、第二ハウジング20を駆動して第一ハウジング10に対して時計回りに回転させ、第二ハウジング20の回転は、回転フレーム192を介して第三回転軸191を駆動して伝動部材70の第三回転スロット190内で時計回りに回転させ、さらに伝動部材70を駆動して第三回転軸191の回転方向と反対の方向に沿って反時計回りに回転させることができる。伝動部材70の回転はさらにホルダー40を駆動して反時計回りに回転させ、最終的にホルダー40を回転させて第一ハウジング10内に収容する。
【0090】
また、本出願において、充電装置は、第一収容空間100内に設けられたプロセッサ60をさらに備えることができ、プロセッサ60はモーターアセンブリ50に電気的に接続されている。モーターアセンブリ50を起動させるように、プロセッサ60はモーターアセンブリ50に第一制御信号を送信するために用いられる。モーターアセンブリ50に作動を停止させるように、プロセッサ60はさらにモーターアセンブリ50に第二制御信号を送信するために用いられる。プロセッサ60は異なる制御信号を送信してモーターアセンブリ50の具体的な作動を制御することができる。次に、本明細書では、プロセッサ60と他の電子構造部品との協同を利用してモーターアセンブリ50の作動を制御するいくつかの実施例を具体的に紹介する。
【0091】
図18を参照すると、図18は、本出願の1つの実施形態に係る充電装置の電子部品の構造を示す概略図である。本実施形態において、充電装置1は、第一収容空間100内に設けられた距離センサ62をさらに備えることができる。距離センサ62はプロセッサ60に電気的に接続されており、距離センサ62はモーターアセンブリ50に接続されている。
【0092】
モーターアセンブリ50を起動させるように、プロセッサ60はモーターアセンブリ50に第一制御信号を送信するために用いられる。モーターアセンブリ50の作動中に、距離センサ62はプロセッサ60に距離信号を送信するために用いられ、プロセッサ60はさらに距離信号に基づいて第二ハウジング20の回転角度を得るために用いられる。プロセッサ60はさらに第二ハウジング20の回転角度が予め設定された角度以上であるか否かを判断するために用いられる。第二ハウジング20の回転角度が予め設定された角度以上である場合、モーターアセンブリ50に作動を停止させるように、プロセッサ60はさらにモーターアセンブリ50に第二制御信号を送信するために用いられる。
【0093】
上記内容に紹介された充電装置1の機械構造部品以外に、本実施形態において、充電装置1は、プロセッサ60や距離センサ62などのような電気制御機能を有する構造部品をさらに備えることができる。距離センサ62は第一収容空間100内に設けられており、距離センサ62はモーターアセンブリ50に接続されており、且つ距離センサ62はプロセッサ60に電気的に接続されている。モーターアセンブリ50を起動させるように、プロセッサ60はモーターアセンブリ50に第一制御信号を送信するために用いられる。モーターアセンブリ50の作動中に、距離センサ62は少なくとも一部のモーターアセンブリ50の移動状態(即ち、スライド部材がスライドする距離)を検出して距離信号を得るために用いられる。次に、距離センサ62は距離信号をプロセッサ60に送信し、プロセッサ60は距離信号に基づいて、第二ハウジング20が第一ハウジング10に対して回転する角度を得ることができる。
【0094】
また、プロセッサ60は第二ハウジング20の回転角度と予め設定された角度との大小関係を判断することもできる。予め設定された角度は、充電装置1内に事前に記憶されてもよく、又は、充電装置1により外部からリアルタイムに取得されてもよい。例えば、予め設定された角度はユーザにより充電装置1に入力されてもよい。予め設定された角度は充電装置1が許容する第二ハウジング20の最大回転角度であると理解されてもよく、又は、予め設定された角度はユーザが望む第二ハウジング20の回転角度であると理解されてもよい。
【0095】
第二ハウジング20の回転角度が予め設定された角度以上である場合、第二ハウジング20は既にユーザが設置した角度に回転し、第二ハウジング20が引き続き回転することが望まれないことを示す。従って、モーターアセンブリ50に作動を停止させるように、プロセッサ60はさらにモーターアセンブリ50に第二制御信号を送信するために用いられ、それによって、第二ハウジング20の回転が停止され、充電装置1は最終的にユーザが所望する直立状態にあるようになる。
【0096】
図19を参照すると、図19は、本出願の別の実施形態に係る充電装置の電子部品の構造を示す概略図である。本実施形態において、充電装置1は第一収容空間100内に設けられたスピーカ63をさらに備えることができ、スピーカ63はプロセッサ60に電気的に接続されている。プロセッサ60がモーターアセンブリ50に第一制御信号を送信するとき、スピーカ63を鳴らすように、プロセッサ60はさらにスピーカ63に音声信号を送信するために用いられる。プロセッサ60がモーターアセンブリ50に第二制御信号を送信するとき、プロセッサ60はさらにスピーカ63に音声信号を送信することを停止するために用いられる。
【0097】
本実施形態において、第一収容空間100内にスピーカ63がさらに増設されることができ、スピーカ63はプロセッサ60に電気的に接続される。プロセッサ60がモーターアセンブリ50に第一制御信号を送信すると、モーターアセンブリ50は起動するようになる。この場合、スピーカ63を鳴らすように、プロセッサ60はスピーカ63に音声信号を送信することができる。モーターアセンブリ50は作動中に若干の騒音を発生する可能性があるため、スピーカ63を鳴らすことで騒音をカバーし、充電装置1の運動に合わせてユーザ体験を改善することができる。また、モーターアセンブリ50に作動を停止させるように、プロセッサ60がモーターアセンブリ50に第二制御信号を送信する場合、モーターアセンブリ50は音を発生しない。従って、スピーカ63を鳴らさないように、プロセッサ60はスピーカ63に音声信号を送信することを停止することができる。しかも、ユーザはスピーカ63の鳴る時点に基づいて、充電装置1の起動時点及び作動停止時点を知ることができる。選択的に、スピーカ63の鳴る音が充電装置1の外部に伝播されるように、第一ハウジング10に複数のスピーカ音孔が設けられる。
【0098】
図20を参照すると、図20は、本出願の他の実施形態に係る充電装置の電子部品の構造を示す概略図である。本実施形態において、充電装置1は、第一収容空間100内に設けられた第一スイッチ64及び第二スイッチ65をさらに備えることができ、第一スイッチ64と第二スイッチ65はいずれもプロセッサ60に電気的に接続されている。第一スイッチ64が押されると、第一スイッチ64はプロセッサ60に直立信号を送信するために用いられ、プロセッサ60はさらに直立信号に基づいてモーターアセンブリ50に第一制御信号を送信するために用いられ、モーターアセンブリ50は第一制御信号に基づいて、第二ハウジング20を駆動して第一方向に沿って回転させるために用いられる。第二スイッチ65が押されると、第二スイッチ65はプロセッサ60に水平信号を送信するために用いられ、プロセッサ60はさらに水平信号に基づいてモーターアセンブリ50に第三制御信号を送信するために用いられ、モーターアセンブリ50は第三制御信号に基づいて、第二ハウジング20を駆動して第二方向に沿って回転させるために用いられる。第一方向と第二方向は逆である。
【0099】
本実施形態では、第一収容空間100内に第一スイッチ64及び第二スイッチ65がさらに増設されることができ、第一スイッチ64と第二スイッチ65は第一ハウジング10に接続されることができ、第一スイッチ64と第二スイッチ65はいずれもプロセッサ60に電気的に接続されている。第一スイッチ64と第二スイッチ65は、充電装置1の起動時点を制御する構造部品である。第一スイッチ64と第二スイッチ65はいずれも押されることができる。第一スイッチ64が押されると、第一スイッチ64はプロセッサ60に直立信号を送信することができ、さらに、プロセッサ60は直立信号に基づいてモーターアセンブリ50に第一制御信号を送信することができ、それによって、モーターアセンブリ50を起動させ、モーターアセンブリ50は第一制御信号に基づいて、第二ハウジング20を駆動して第一方向に沿って回転させることができる。第一スイッチ64が押されると、モーターアセンブリ50は起動して充電装置1を水平状態から直立状態に切り替えさせると理解されてもよい。第二スイッチ65が押されると、第二スイッチ65はプロセッサ60に水平信号を送信することができ、プロセッサ60はさらに水平信号に基づいてモーターアセンブリ50に第三制御信号を送信するために用いられ、それによって、モーターアセンブリ50を再び起動させ、モーターアセンブリは第三制御信号に基づいて、第二ハウジング20を駆動して第二方向に沿って回転させるために用いられる。第二スイッチ65が押されると、モーターアセンブリ50は起動して充電装置1を直立状態から水平状態に切り替えさせると理解されてもよい。
【0100】
上記のように、第一スイッチ64は、充電装置1を制御して水平状態から直立状態に切り替えさせるためのスイッチである。第二スイッチ65は、充電装置1を制御して直立状態から水平状態に切り替えさせるためのスイッチである。ユーザはこの2つのスイッチを押すことで充電装置1の状態を制御することができ、それによって、操作の利便性を向上させることができる。
【0101】
図20を再び参照すると、本実施形態において、プロセッサ60はさらに直立信号に基づいて第一スイッチ64の押し時間を得るために用いられ、プロセッサ60はさらに押し時間が予め設定された時間より短いか否かを判断するために用いられる。上記押し時間が予め設定された時間より短く、且つ第二ハウジング20の回転角度と予め設定された角度が等しい場合、プロセッサ60はモーターアセンブリ50に第二制御信号を送信する。又は、上記押し時間が予め設定された時間以上であり、且つ第一スイッチ64上のタッチの力が去った場合、プロセッサ60はモーターアセンブリ50に第二制御信号を送信する。
【0102】
第一スイッチ64を押すとき、即ち、充電装置1が水平状態から直立状態に切り替えられるとき、第二ハウジング20は第一ハウジング10に対してずっと回転することができない。そのため、第二ハウジング20が一定の角度に回転した後、モーターアセンブリ50に作動を停止させる必要があり、それによって、第二ハウジング20の回転を停止する。本実施形態におけるプロセッサ60は直立信号に基づいて第一スイッチ64の押し時間を得ることもでき、プロセッサ60は押し時間と予め設定された時間との大小関係を判断することもできる。予め設定された時間は、充電装置1内に事前に記憶されてもよく、又は、充電装置1により外部からリアルタイムに取得されてもよい。
【0103】
本実施形態では、押し時間と予め設定された時間との大小関係に基づいて、2つの制御方法が提供される。1つの制御方法において、押し時間が予め設定された時間より短く、且つ第二ハウジング20の回転角度と予め設定された角度が等しい場合、プロセッサ60はモーターアセンブリ50に第二制御信号を送信し、それによって、モーターアセンブリ50に作動を停止させる。第二ハウジング20が最大角度に回転すると、プロセッサ60は、モーターアセンブリ50が作動を停止するように、モーターアセンブリ50を制御することができると理解されてもよい。別の制御方法において、押し時間が予め設定された時間以上であり、且つ第一スイッチ64上のタッチの力が去った場合、プロセッサ60はモーターアセンブリ50に第二制御信号を送信することができ、それによって、モーターアセンブリ50に作動を停止させる。第一スイッチ64の押し時間が予め設定された時間より長い場合、ユーザは自ら押し力を撤去する必要があり、いつでもモーターアセンブリ50を制御して停止させ、第二ハウジング20に任意の位置で回転を停止させることができると理解されてもよい。
【0104】
図21を参照すると、図21は、本出願のさらなる別の実施形態に係る充電装置の電子部品の構造を示す概略図である。本実施形態において、充電装置1は第一収容空間100内に設けられた通信コンポーネント61をさらに備えることができ、通信コンポーネント61はプロセッサ60に電気的に接続されている。通信コンポーネント61は端末からの第四制御信号を受信するために用いられ、通信コンポーネント61はさらに第四制御信号をプロセッサ60に送信するために用いられる。プロセッサ60は、モーターアセンブリ50が起動し又は作動を停止するように、さらに第四制御信号に基づいてモーターアセンブリ50を制御するために用いられる。
【0105】
本実施形態において、第一収容空間100内に通信コンポーネント61がさらに増設されることもでき、プロセッサ60は通信コンポーネント61に電気的に接続される。通信コンポーネント61は、端末からの第四制御信号を受信するために用いられる。端末は携帯電話、パソコン、サーバーなどの外部のデバイスであることができる。それらのデバイスは第四制御信号を送信し、通信コンポーネント61はその第四制御信号を受信する。通信コンポーネント61は、次に、第四制御信号をプロセッサ60に送信する。プロセッサ60はその第四制御信号に基づいてモーターアセンブリ50を制御して作動させることにより、第二ハウジング20が第一ハウジング10に対して回転することができ、充電装置1の水平状態と直立状態との間の切り替えが実現される。選択的に、通信コンポーネント61はワイヤレスフィディリティー(wireless fidelity、WIFI)、ブルートゥース、又は近距離無線通信(near field communication、NFC)などを含むことができるが、それらに限定されない。
【0106】
図2図4、及び図22をともに参照すると、図22は、本出願の1つの実施形態に係る充電アセンブリの分解図である。本実施形態において、第二ハウジング20は、互いに接続された第三サブハウジング21及び第四サブハウジング22を備えることができる。第三サブハウジング21は、第四サブハウジング22より第一サブハウジング11に近い。第三サブハウジング21と第四サブハウジング22が囲んで第三収容空間200を形成する。充電アセンブリ30は第三収容空間200に設けられており、充電アセンブリ30は充電コイル31及び放熱用支持物32を備えることができる。充電コイル31は放熱用支持物32に設けられており、充電コイル31はプロセッサ60に電気的に接続されている。プロセッサ60はさらに充電コイル31に充電信号を送信するために用いられ、充電コイル31は充電信号に基づいて電子機器2を充電するために用いられる。
【0107】
本実施形態において、第二ハウジング20は第三収容空間200を有し、充電アセンブリ30は第三収容空間200内に設けられている。充電アセンブリ30は充電コイル31及び放熱用支持物32を備えることができる。充電コイル31は電子機器2を充電するための構造部品である。放熱用支持物32は、充電コイル31を搭載するために用いられ、充電コイル31の放熱に用いられ、充電コイル31の作動中に発生した熱を適時に排出し、充電コイル31の放熱性能を向上させることができる。また、充電コイル31はプロセッサ60に電気的に接続されている。プロセッサ60はさらに充電コイル31に充電信号を送信するために用いられ、充電コイル31は充電信号に基づいて電子機器2を充電するために用いられる。選択的に、充電コイル31は有線充電コイル31又は無線充電コイル31であることができる。本実施形態では、充電コイル31が無線充電コイル31であることを例示とする。この場合、充電装置1は無線充電装置1となり、充電装置1の使い勝手がさらに向上することができる。
【0108】
また、充電アセンブリ30は冷却器をさらに備えることができ、冷却器は放熱用支持物32に設けられており、且つ冷却器は充電コイル31を冷却するために用いられる。具体的に、冷却器はプロセッサ60に電気的に接続されており、プロセッサ60はさらに冷却器に冷却信号を送信するために用いられ、冷却器は冷却信号に基づいて充電コイル31を冷却するために用いられ、それによって、充電コイル31の作動中に発生した熱を適時に排出し、充電コイル31の放熱性能をさらに向上させる。選択的に、冷却器は半導体冷却器(thermo-electronic chip、TEC)を含むことができるが、それに限定されない。
【0109】
図23図24をともに参照すると、図23は、本出願の1つの実施形態に係る電子機器アセンブリの構造を示す概略図である。図24は、図23における電子機器アセンブリのE-E方向に沿った断面図である。本実施形態において、電子機器アセンブリ3が提供される。電子機器アセンブリ3は電子機器2と、本出願の上記実施形態に係る充電装置1とを備える。電子機器2は誘導コイル4及びバッテリー5を備える。バッテリー5を充電するように、充電コイル31と誘導コイル4は協同する。
【0110】
本明細書では、充電装置1の具体的な構造が提供される以外に、充電装置1を利用する電子機器アセンブリ3がさらに提供される。本実施形態における電子機器アセンブリ3は電子機器2と、本出願の上記実施形態に係る充電装置1とを備えることができる。電子機器2は携帯電話、タブレット、ノートパソコン、パームトップコンピュータ、パーソナルコンピュータ(PC)、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、ポータブルメディアプレーヤー(PMP)、ナビゲーション装置、ウェアラブルデバイス、スマートブレスレット、歩数計などの移動端末、及びデジタルテレビ、デスクトップコンピュータなどの固定端末を含むことができるが、それらに限定されない。電子機器2は誘導コイル4及びバッテリー5を備えることができる。充電装置1が充電機能をオンにすると、バッテリー5を充電するように、充電コイル31と誘導コイル4は協同する。本実施形態に係る電子機器アセンブリ3では、本出願の上記実施形態に係る充電装置1を利用することにより、充電装置1が直立状態にある場合、ホルダー40は第1ハウジング10から延出して電子機器2の位置を決めることができ、また、充電装置1が水平状態にある場合、ホルダー40は第一ハウジング10内に収容されることができる。それによって、充電装置1の表面の平坦性を向上させ、電子機器アセンブリ3の多様性及び利便性を向上させることができる。
【0111】
以上は本出願の実施形態に係る内容について詳しく紹介した。本明細書では、本出願の原理及び実施形態を説明した。上記説明はただ本出願の方法及び中核となる思想の理解を助けるために用いられる。同時に、当業者にとって、本出願の思想に基づいて、具体的な実施形態及び応用範囲はいずれも変わるところがある。上記のように、本明細書の内容は本出願を限定するものであると理解されるべきではない。
【符号の説明】
【0112】
1…充電装置、2…電子機器、3…電子機器アセンブリ、4…誘導コイル、5…バッテリー、10…第一ハウジング、100…第一収容空間、101…第一面、102…第二面、103…第三面、11…第一サブハウジング、12…第二サブハウジング、13…凸部、130…第二収容空間、14…第一側壁、15…第二側壁、16…第一回転スロット、160…第一回転軸、161…第一軸受、17…第二回転スロット、170…第二回転軸、171…スロット、18…頂壁、180…第二スルーホール、190…第三回転スロット、191…第三回転軸、192…回転フレーム、193…取付溝、20…第二ハウジング、200…第三収容空間、21…第三サブハウジング、211…底壁、212…側壁、213…第一スルーホール、22…第四サブハウジング、30…充電アセンブリ、31…充電コイル、32…放熱用支持物、40…ホルダー、41…位置決め溝、42…滑り止め部材、43…固定穴、44…コネクティングロッド軸、50…モーターアセンブリ、60…プロセッサ、61…通信コンポーネント、62…距離センサ、63…スピーカ、64…第一スイッチ、65…第二スイッチ、70…伝動部材。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24