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特許7507553習慣的または緊急の移動ニーズを有するユーザに関する移送サポート
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-20
(45)【発行日】2024-06-28
(54)【発明の名称】習慣的または緊急の移動ニーズを有するユーザに関する移送サポート
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/22 20240101AFI20240621BHJP
   G06Q 50/40 20240101ALI20240621BHJP
【FI】
G06Q50/22
G06Q50/40
【請求項の数】 2
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2019209676
(22)【出願日】2019-11-20
(65)【公開番号】P2020087469
(43)【公開日】2020-06-04
【審査請求日】2022-01-20
(31)【優先権主張番号】16/196,841
(32)【優先日】2018-11-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】519415351
【氏名又は名称】トヨタ モビリティ ファウンデーション
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100092624
【弁理士】
【氏名又は名称】鶴田 準一
(74)【代理人】
【識別番号】100114018
【弁理士】
【氏名又は名称】南山 知広
(74)【代理人】
【識別番号】100117019
【弁理士】
【氏名又は名称】渡辺 陽一
(74)【代理人】
【識別番号】100108903
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 和広
(72)【発明者】
【氏名】ウィリアム ピー.チェルニコフ
(72)【発明者】
【氏名】ライアン エム.クレム
【審査官】池田 聡史
(56)【参考文献】
【文献】特開2003-157274(JP,A)
【文献】特開2014-021850(JP,A)
【文献】特開2018-173693(JP,A)
【文献】特開2016-038623(JP,A)
【文献】特開2007-163370(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2018/0091604(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2018/0137593(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
モバイルデバイスであって、
GPS回路と、
処理回路であって、
パーソナル移送補助を候補コンパニオンのプールから要望し、前記パーソナル移送補助は、コンパニオンの補助を必要とする旅行の徒歩モードの補助を含み、
選択されたコンパニオンの場所と、前記モバイルデバイスのユーザと前記選択されたコンパニオンとの間の提案ルートとを受信し、前記提案ルートは徒歩進行を含み、
前記GPS回路により取得される高度データから、前記ユーザが、建物のどの階に位置しているかを判定し、
前記ユーザが位置している階に基づいて、前記ユーザの現在の場所における前記選択されたコンパニオンの到着予定時間を判定するようにプログラムされる、前記処理回路と、を備え、
パーソナル移送補助に関する前記要望は、車両移送に無関係の前記ユーザの少なくとも1つの移動ニーズを識別する、モバイルデバイス。
【請求項2】
モバイルデバイスであって、
処理回路であって、
前記モバイルデバイスのユーザがコンパニオンとしての役割を果たすのに利用可能であるかどうかを判定し、
前記モバイルデバイスの前記ユーザが前記コンパニオンとしての役割を果たすのに利用可能であると判定した場合、パーソナル移送補助を第2のモバイルデバイスのユーザに提供する要望を受信し、前記パーソナル移送補助は、前記コンパニオンの補助を必要とする旅行の徒歩モードの補助を含み、
前記コンパニオンに前記要望が受信されていることを通知し、
前記コンパニオンから、前記要望を承諾または拒否することの応答を受信し、
前記コンパニオンが前記要望を承諾した場合、提案ルート及び前記第2のモバイルデバイスの前記ユーザの現在の場所における前記コンパニオンの到着予定時間を判定し、前記提案ルートは徒歩進行を含むようにプログラムされる、前記処理回路を備え、
前記第2のモバイルデバイスの前記ユーザが、建物のどの階に位置しているかに基づいて、前記提案ルート及び前記到着予定時間が判定され、前記建物の階は、前記第2のモバイルデバイスのGPS回路により取得される高度データから判定され、
パーソナル移送補助を提供する前記要望は、車両移送に無関係の前記第2のモバイルデバイスの前記ユーザの少なくとも1つの移動ニーズを識別する、モバイルデバイス。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
交通ネットワーク会社(「TNC」)によって提供されるモバイルアプリケーションは、乗客と、個人所有の車両を有する運転手とマッチさせるものである。米国特許公開第2011-0313804A1号の題名「System and Method for Arranging Transport Amongst Parties through Use of Mobile Devices」(Campによる)は、個々の搬送モバイルデバイスのために配置されるような移送を可能にするためのシステムを対象とする。いくつかのサービスは、室内における経路発見及びナビゲーション補助に焦点を当てているが、特定の建物だけに制限され、制限されたサービスを提供している。
【0002】
前述の「背景技術」の説明は、本開示の文脈を大まかに提示する目的のためのものである。この「背景技術」のセクションで説明される範囲に対する発明者の業績、及び別に出願日において先行技術として適格としない場合がある説明の態様は、本発明に対する先行技術として、明示的に、または暗示的に、認められるものではない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
TNCによって提供されるモバイルアプリケーション、及びパブリックモビリティまたはオンデマンドモビリティの他の形態は、ユーザが建物の内側の場所から、または、住居、スポーツ会場、地下鉄の入口/出口等の任意の場所から、所望の最終目的地または旅行セグメントまで(起点の現場または他の範囲内)に生じる移動補助を取得することが可能ではない。さらに、TNCによって提供される移動アプリケーションは、言語障害、視覚障害、もしくは聴覚障害、または限定ではないが身体障害または精神障害を含む他の身体異常等の特定のニーズに基づいて、ユーザをサービスプロバイダ(時々、本明細書では、コンパニオンと称される)とマッチさせない。本明細書に開示される移送サポートの結果として、地方での及びユーザが知らない環境で進むユーザコミュニティの感情的かつ身体的な信頼性は、実質的に改善するであろう。
【0004】
また、TNCによって提供される移動アプリケーションは、旅行前に、大規模の会場、建物、ならびに他の土地、及び車両によってアクセスできないエリアを行き来するための移動課題を識別する詳細なマッピング情報を提供できない。これは、例えば、車椅子のアクセス可能性、盲人のための可聴合図及び触覚的合図の準備、ならびに高齢者のための休息場に関連する情報等の非車両移動課題を識別する詳細なマッピング情報を含み得る。
【課題を解決するための手段】
【0005】
特にこれらの不備に取り組むために、本開示は、出発前に旅行の実行可能性を判定する際に、ユーザを補助するためにユーザに詳細なマッピング情報を提供するようにプログラムされる方法及び処理回路に関し、詳細なマッピング情報は進行ルートに従って提供された非車両移動課題を識別する。さらに、処理回路は、ユーザが所望の旅行を100%完全にするために必要な習慣的または緊急の移動ニーズを有することを可能にし、別に、会場内部での、もしくは会場への小旅行、または長旅が移送の従来モードを必要とするかどうかに関わらず、ユーザが、旅行を行うことを完全に妨げ得る移動間隔を克服するために、ユーザをサービスプロバイダ(例えば、コンパニオン)とマッチさせることによってユーザを補助するようにプログラムされることができる。処理回路は、ユーザの特定のニーズ(例えば、言語障害、医学的障害、自閉症スペクトラム障害、及び/または、他の身体障害及び/または精神障害)と、それらのニーズに適応するコンパニオンの能力とに基づいて、マッチングを可能にする。
【0006】
本明細書に説明される解決策は、限定ではないが、詳細なマッピング情報を生成及び更新することと、非車両移動課題を識別することと、建物または会場の内部で複数階ナビゲーションを提供することと、(アプリケーションを介するビデオ/音声会議機能を使用して)不十分なGPS接続性の環境においてユーザ及びコンパニオンを関連付けることと、マルチモーダルパーソナル移送を容易にすることと(すなわち、非限定例を用いて、自動車移送及び車椅子補助を含む、移送の様々な形態を使用して、ユーザの選定及び切り替えを容易にすること)を含む、発明者が直面する技術的課題に取り組むものである。詳細なマッピングは、アプリケーションの範囲内でユーザ及びコンパニオンの両方の場所を示す拡大表示機能が提供され得る。
【0007】
本開示の実施形態に従って、移動補助を要求するユーザのモバイルデバイス内に提供された処理回路は、シングルモードまたはマルチモーダルパーソナル移送補助を候補コンパニオンのプールから要望し、選択されたコンパニオンの場所と、コンパニオンとユーザとの間の提案ルートとを受信し、ユーザの現在の場所における選択されたコンパニオンの到着予定時間を判定するようにプログラムされる。マルチモーダルパーソナル移送に関する要望はユーザのいずれかの特定のニーズを識別する。
【0008】
本開示の関連実施形態に従って、候補コンパニオンのモバイルデバイス内に提供された処理回路は、個人がコンパニオンとしての役割を果たすのに利用可能であるかどうかを判定し、個人が候補コンパニオンとして利用可能である場合、様々なマルチモーダルパーソナル移送補助をユーザに提供する要望を受信し、候補コンパニオンに要望が受信されていることを通知し、候補コンパニオンから、要望を承諾または拒否することの応答を受信し、候補コンパニオンが要望を承諾した場合、ユーザの現在の場所における候補コンパニオンの到着予定時間を判定するようにプログラムされる。
【0009】
本開示のさらに別の関連実施形態に従って、モバイルアプリケーションサーバ処理回路は、少なくとも1つの移動ニーズを有するユーザを、ユーザを補助するのに適した少なくとも1つの特徴を有するコンパニオンとマッチさせ、コンパニオンの場所とユーザの場所との間のルートを判定するようにプログラムされ、当該ルートは非車両ルーティングを必要とする少なくとも1つのセグメントを含む。非車両ルーティングは、建物内部のナビゲーション、及び/または車両アクセスが可能ではないルーティングを含む。
【0010】
本開示のさらに別の関連実施形態に従って、モバイルアプリケーションサーバ処理回路は、声をテキストにする、または、その逆も同様に行う携帯電話の能力を提供するようにプログラムされる。
【0011】
前述の段落は、概略紹介によって提供されており、以下の「特許請求の範囲」の範囲を限定することが意図されない。説明される実施形態は、さらなる利点と一緒に、添付の図面と併せて解釈される以下の詳細な説明を参照して最良に理解されるであろう。
【0012】
本開示のより完全な認識及びその多くの付随する利点は、添付の図面に関連して考慮されるとき、以下の詳細な説明を参照することによって、それらがより良好に理解されるようになるように、より容易に取得されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】ユーザまたはコンパニオンアプリケーションソフトウェアでプログラムされることができる処理回路を有するモバイルデバイスの概略図である。
図2】処理回路を有し、ウェブサーバを介して、ユーザ及びコンパニオンモバイルデバイスとインターフェースをとるようにプログラムされる、モバイルアプリケーションサーバの概略図である。
図3】ユーザ及び潜在的なコンパニオンによって使用されるモバイルアプリケーションサーバ及びモバイルデバイスを含む、ネットワークトポロジを示す概略図である。
図4A】ユーザとコンパニオンアプリケーションとの間のサービス接続を示すフローチャートである。
図4B】ユーザ及びコンパニオンをマッチさせるためのプロセスを示す詳細なフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本明細書に使用されるような用語「a」または「an」は、1つ、または2つ以上として定義されている。本明細書に使用されるような用語「複数(plurality)」は、2つ、または3つ以上として定義されている。本明細書に使用されるような用語「別の(another)」は、少なくとも、2つ目以上のものとして定義される。本明細書に使用されるような用語「含む(including)」及び/または「有する(having)」は、「備える(comprising)」(すなわち、包括的な言葉)として定義されている。本文書全体を通して、「一実施形態」、「ある実施形態」、「実施形態」、「実施態様」、「例」、または同様の用語への言及は、実施形態に関連して説明される特定の特徴、構造、または特徴が本開示の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。したがって、本明細書全体を通して、係る語句の出現または様々な箇所における出現は、必ずしも、全て、同じ実施形態を指しているわけではない。さらに、特定の特徴、構造、または特徴は、限定されることなく1つ以上の実施形態において任意の好適な方式で組み合わせられ得る。
【0015】
ユーザは、訪問中、特別な移動ニーズを有し得る。移動ニーズは、例えば、車椅子(手動または電動)、人口装具付属品、介助動物、ポータブル酸素、電動スクータ、松葉杖、及び回転歩行器の使用によって取り組まれ得る身体障害に起因し得る。視覚障害及び聴覚障害等の身体異常は、また、移動補助の必要性をもたらし得る。精神異常または精神障害があるユーザは、また、コンパニオンとともに旅行する、または人間による補助を受けることの利点があり得る。
【0016】
図1は、補助を提供できるコンパニオンと、移動ニーズがあるユーザをペアにするために利用されることができる例示的モバイルデバイス20を示す詳細なブロック図である。ある実施形態では、モバイルデバイス20は、スマートフォンであり得る。しかしながら、当業者は、本明細書に説明される特徴が、他のデバイス(例えば、ラップトップ、タブレット、サーバ、電子ブックリーダ、カメラ、ナビゲーションデバイス等)に実装されるのに適合され得ることを認識するであろう。例示的モバイルデバイス20は、処理回路110(時々、本明細書では、制御器と称される)と、アンテナ101に接続される無線通信プロセッサ102とを含む。スピーカー104及びマイクロホン105は、音声処理装置103に接続される。音声処理装置は、特に、ユーザ及びコンパニオンモバイルデバイスの両方の音声認識能力を可能にする。
【0017】
制御器110は1つ以上の中央処理装置(CPU)を含み得、モバイルデバイス20の各要素を制御し、他の種類の信号処理と一緒に、通信制御、音声信号処理、音声信号処理に関する制御、静止画処理及び動画処理、ならびに全般的な全体のアプリケーション制御に関連する機能を行い得る。制御器110は、メモリ150の中に記憶される命令を実行することによって、これらの機能を行い得る。代替として、またはメモリ150のローカルストレージに加えて、その機能は、ネットワーク/サーバ上で、または非一過性コンピュータ可読媒体上でアクセスする外部デバイス上に記憶される命令を使用して実行され得る。メモリ150は、限定ではないが、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、または揮発性メモリユニット及び不揮発性メモリユニットの組み合わせを含むメモリ配列を含む。メモリ150は、ユーザ及びコンパニオンアプリケーションの機能を実施するために、本開示のプロセス及びアルゴリズムを実行しながら、制御器110によってワーキングメモリとして利用され得る。加えて、メモリ150は、例えば、画像データ及びそれに関連する情報の長期保存のために使用され得る。無線通信プロセッサ102は、アンテナ101を介して、モバイルデバイス20と他の外部デバイスとの間で行われる通信を制御する。
【0018】
スピーカー104は、音声処理装置103から供給される音声データに対応する音声信号を発する。マイクロホン105は、周囲音声を検出し、検出された音声を音声信号に変換する。次に、音声信号は、さらなる処理のために、音声処理装置103に出力され得る。音声処理装置103は、メモリ150から読み取られた音声データ、または無線通信プロセッサ102及び/または短距離無線通信プロセッサ107によって受信された音声データを復調及び/またはデコードする。加えて、音声処理装置103は、マイクロホン105によって取得された音声信号をデコードし得る。
【0019】
例示的モバイルデバイス20は、また、ディスプレイ120、タッチパネル130、操作キー140、及びアンテナ106に接続される短距離通信プロセッサ107を含み得る。ディスプレイ120は、当技術分野で既知である、液晶ディスプレイ(LCD)、有機エレクトロルミネセンスディスプレイパネル、または他のディスプレイスクリーン技術であり得る。静止画及び動画データを表示することに加えて、ディスプレイ120は、モバイルデバイス20の制御のために使用され得る数またはアイコン等の動作入力を表示し得る。ディスプレイ120は、加えて、モバイルデバイス20及び/または他のデバイスの態様を制御するために、ユーザにGUIを表示し得る。さらに、ディスプレイ120は、モバイルデバイス20によって受信される、及び/またはメモリ150の中に記憶される、もしくはネットワーク上の外部デバイスからアクセスされる、文字及び画像を表示し得る。例えば、モバイルデバイス20は、インターネット等のネットワークにアクセスし、ウェブサーバから伝送されたテキスト及び/または画像を表示し得る。
【0020】
モバイルデバイス20は、運動センサ108を含み得る。運動センサ108は、ユーザデバイス20の動き(すなわち、1つ以上の移動)の特徴を検出し得る。例えば、運動センサ108は、加速度を検出する加速度計、角速度を検出するジャイロスコープ、方向を検出する地磁気センサ、場所を検出する地理位置情報センサ等、またはユーザデバイス20の運動を検出するそれらのセンサの組み合わせを含み得る。ある実施形態では、運動センサ108は、検出された運動を表すデータを含む検出信号を発生し得る。例えば、運動センサ108は、運動中(例えば、既定の時間間隔内の一連の移動の開始から停止まで等)、いくつかの目立つ移動、ユーザデバイス20のいくつかの物理的衝撃(例えば、電子デバイスの衝撃、衝突等)、動き(瞬間的及び/または一時的)の速度及び/または加速度、または他の運動特徴を判定し得る。検出された運動特徴は、発生した検出信号に含まれ得る。検出信号は、例えば、制御器110に伝送され得、それによって、さらなる処理は、検出信号に含まれるデータに基づいて行われ得る。運動センサ108は、全地球測位システム(GPS)区分160と併せて動くことができる。GPS区分160は、モバイルデバイス20の現在の位置を検出する。GPS区分160によって検出された現在の位置の情報は、制御器110に伝送される。アンテナ161は、GPS衛星から信号を受信し、GPS衛星に信号を伝送するために、GPS区分160に接続される。加えて、モバイルデバイス20に関する場所サービスを使用できる。場所サービスは、セルラデータ、携帯電話基地局の場所情報、及び時々、Wi-Fi、Bluetooth、及びGPS衛星信号を含む、他のサービスの組み合わせを使用して、正確な場所を正しく示す。
【0021】
モバイルデバイス20は、ユーザ、コンパニオン、及び/またはモバイルデバイス20の周囲の周辺の写真(すなわち、自撮り写真)をキャプチャするためのレンズ及びシャッターを含むカメラ区分109を含み得る。地理識別メタデータは、お互いを特定する際にユーザ及びコンパニオンを補助するために、キャプチャされた画像に関連付けられ得る。ある実施形態では、カメラ区分109は、ユーザからモバイルデバイス20の反対側の周辺をキャプチャする。キャプチャされた写真の画像は、ディスプレイパネル120に表示されることができる、及び/または他のユーザに伝送されることができる。メモリ区分はキャプチャされた写真を保存する。メモリ区分はカメラ区分109の内部に存在し得る、またはメモリ区分はメモリ150の一部であり得る。カメラ区分109はユーザデバイス20に取り付けられた別の特徴であり得る、またはカメラ区分109は内蔵式カメラ特徴であり得る。コンパニオンによって使用されるモバイルデバイス20は、同じ例示的構造要素を有するであろう。
【0022】
ユーザのためのモバイルデバイスの処理回路は、シングルモードまたはマルチモーダルパーソナル移送補助を候補コンパニオンのプールから要望し、選択されたコンパニオンの場所と、ユーザと選択されたコンパニオンとの間の提案ルートとを受信し、ユーザの現在の場所における選択されたコンパニオンの到着予定時間を判定するようにプログラムされることができる。パーソナル移送に関する要望はユーザのいずれかの特定のニーズを識別する。
【0023】
候補コンパニオンのモバイルデバイス内に提供された処理回路は、ユーザがコンパニオンとしての役割を果たすのに利用可能であるかどうかを判定し、個人が候補コンパニオンとして利用可能である場合、パーソナル移送補助をユーザに提供する要望を受信し、候補コンパニオンに要望が受信されていることを通知し、候補コンパニオンから、要望を承諾または拒否することの応答を受信し、候補コンパニオンが要望を承諾した場合、ユーザの現在の場所における候補コンパニオンの到着予定時間を判定するようにプログラムされることができる。
【0024】
図2は、例示的モバイルアプリケーションサーバ350を示すブロック図である。モバイルアプリケーションサーバ350は、CPU204を有するマイクロコンピュータまたはプロセッサ、メモリ206、及びインターフェース214を含む。別の実施形態では、CPU204は、必ずしも、単一のプロセッサによって構成されていないが、複数のデバイスによって構成され得る。例えば、これらの機能の一部または全ては、特定用途集積回路(ASIC)、フィールドプログラムゲートアレイ(FPGA)、デジタル信号プロセッサ(DSP)等によって実現され得る。
【0025】
メモリ206は、特に、モバイルアプリケーションサーバが全部の機能を提供するためにアクセスする、ユーザ及びコンパニオンの様々なモバイルアプリケーション210及びアプリケーションデータ212を記憶する役割を果たす。例えば、アプリケーションデータ212は、ユーザのプロフィールを含み得る。プロフィールは、成功した訪問の数、コンパニオンスキルセット、及び言語能力等の候補コンパニオンの画像及び属性を含み得る。また、ユーザのニーズ及び進行制約は、ルーティングを補助するために、建物概略図と一緒に、メモリ206の中に記憶されることができる。また、建物概略図は、必要に応じて、モバイルデバイスからモバイルアプリケーションサーバにアップロードされることができる。CPU204は、インターフェース214からの入力、ならびにモバイルアプリケーション及びアプリケーションデータを利用する、モバイルアプリケーションサーバを制御する。また、メモリ206は、ジオマーカーを、カメラ、GPS、及びモバイルデバイスによって集めることができる関連情報と相関付けることによって、旅行中にユーザ及びコンパニオンによって集められた非車両マッピング情報を記憶できる。
【0026】
図3は、モバイルデバイス310、320、及び340と、モバイルアプリケーションサーバ350との間で要望及びリプライの通信を可能にするネットワークトポロジを示すブロック図である。図2を参照して上記に説明したように、モバイルアプリケーションサーバ350は、ウェブサーバ330との通信を制御する処理回路を含む。しかしながら、ウェブサーバ330及びモバイルアプリケーションサーバ350の機能は、単一のCPUによって提供されることができる。
【0027】
ユーザ(時々、「旅行者」と称される)及びコンパニオンが、会場特有アプリケーションを含むモバイルアプリケーションによって機能し得る複数の方法があり、第三者が、一定量の時間に地理上のフェンスで囲まれたエリア(例えば、補助を必要とするユーザに案内役を提供する野球場)の中で、ユーザを助けるのに利用可能であるコンパニオンを雇う。自律的コンパニオンシナリオでは、コンパニオンは、タクシーキャブ運転手にかなり似ている自身の把握された要望に基づいて動作する。コンパニオンは、繁盛している商店街または歴史的建造物の周囲に訪れ得、その補助を要求し得るユーザを探す。
【0028】
図4Aは、ネットワーク、ユーザのモバイルアプリケーション、及びコンパニオンのモバイルアプリケーションによって実施されるステップを示すフロー図である。当該フローは、その可用性を示す1人以上のコンパニオンによって開始する(ステップ410)。続いて、ユーザは、モバイルアプリケーションを使用してサービスを要望する(ステップ420)。
【0029】
図4Bに関して、下記により詳細に説明されるマッチングアルゴリズムに基づいて、ユーザをコンパニオンとマッチさせる(ステップ430)。ステップ435で、マッチングアルゴリズムによって識別されたコンパニオンは、要望を承諾または拒否できる。マッチしたコンパニオンが要望を承諾する場合、コンパニオンは、接続状態にセットされる。サービスをユーザにアクティブに提供するときを除いて、コンパニオンは、自身を非アクティブ状態にセットするように、ひいては、今後のユーザに利用できない状態になることを選び得る。マッチしたコンパニオンが要望を否定する場合、代替コンパニオンは、マッチングアルゴリズムによって選択される。
【0030】
要望を承諾すると、ユーザ及びコンパニオンモバイルデバイスは、アプリケーションサーバ350を介して、相互に接続され、追跡/マッピング機能が開始する(ステップ440)。追跡中、ユーザ及びコンパニオンの両方は、それらの接続をさらに補助するために、相互にビデオコールを開始することを選択できる(ステップ450)。これは選択的ステップであり、ユーザとコンパニオンとの間の接続を完了することが要求されない。
【0031】
次に、ユーザ及びコンパニオンは、コンパニオンが到着すると接続するようになる(ステップ460)。ほとんどの場合、ユーザは適所にとどまり、コンパニオンはユーザまで進行する。しかしながら、いくつかの場合、ユーザ及びコンパニオンの両方はアクティブに動きやすいものであり得る。いずれの場合、ユーザとコンパニオンとの間の接続を完了すると、フィードバック機会は、ユーザ及びコンパニオンに提示され得る(ステップ470)。フィードバックは、マッチングアルゴリズムを微整調する際に有用であり得るメモリ206の中のデータを収集するための機会を提供する。例えば、コンパニオンは、そのコンパニオンが、コンパニオンが過去に提供されていなかった場合があるとき、いずれかの追加サービスを行う及び識別することが要望されたサービスを評価できる。旅行中に遭遇するいずれかのアクセスの課題を含む訪問ルートに関連する任意の追加情報を集めることができる。
【0032】
図4Bは、ユーザを1人以上の見込みのあるコンパニオンとマッチさせるためのフローを示すフロー図である。当該フローは、ユーザの移動を補助する際に使用され得るその様々なスキルセットを識別する見込みのあるコンパニオンによって開始する(ステップ510)。これらの技能は、言語の流暢性、地理学的知識、看護能力等を含み得る。この情報は、見込みのあるコンパニオンがシステムに登録する時点において集められることが好ましい。見込みのあるコンパニオンのスキルセットは、また、メモリ206の中に記憶されることができる。しかしながら、ユーザが意図される訪問に依存する異なるニーズを有し得るため、ユーザはサービスが要望された時点でいずれかの特別な移動ニーズを識別し得る(ステップ515)。それらのニーズは、ユーザとして登録する時点にいて識別されるいずれかの移動ニーズを補うはずである。
【0033】
コンパニオンの補助を受けるユーザからのサービスに関する要望に応答して(ステップ420)、スコアは、ユーザに対する規定の近接性の範囲内であるように判定された見込みのあるコンパニオン毎に判定されることができる。ほとんどの基本形式では、単純な可用性及び近接性は、ユーザをコンパニオンとマッチさせるための基準として、モバイルアプリケーションサーバ350によって使用され得る。例示的な場合では、コンパニオンは、「利用可能」な状態にあり、要望を行うユーザの既定距離(例えば、1000メートル)の範囲内にある必要がある。近接要件を満たすランダムに利用可能であるコンパニオンを選択できる。加えて、提供された技能、過去のユーザ選好、過去のコンパニオンの行動、過去のコンパニオンの仕事量、及び他の基準のベストマッチに基づいて、利用可能であるコンパニオンの選択を優先し得る。選択されたコンパニオンは要望を断ることができ、可能であれば、別の適格なコンパニオンが選ばれるであろう。適格なコンパニオンがいない場合、要望を行うユーザを警告する。
【0034】
マッチングの次のレベルは、潜在的なコンパニオンのスキルセットと、ユーザによって要求されるサービスとの間の1次マッチングを含む。いくつかのシナリオでは、全ての要望されたユーザサービスは、コンパニオンがマッチに適格になるように、コンパニオンによって承諾される必要がある。しかしながら、限られた数のコンパニオンが利用可能である、または1人以上のユーザのニーズが重要ではないと思われる状況では、全ての要望されたユーザサービスを満たすことができなくても、マッチングを行うことができる。随意に、近接要件はマッチングコンパニオンを特定するために緩和され得る。次に、ベストマッチングコンパニオン(ユーザによって要求された最多数の承諾サービスを提供する)は、ランク付けされ、選択のためにユーザに通信され得る。
【0035】
マッチングの追加レベルは、一般的な最先端の機械学習アルゴリズムを使用して提供され得る。例えば、Sajari(商標)等によって提供されるマッチングアルゴリズムを使用して、ユーザ及びコンパニオンによって入力される属性に基づいて、スコアを判定できる(ステップ520)。テストまたは試験段階起動は、マッチングアルゴリズムに関する発見的問題解決を決定することを助けることができ、次に、最良のコンパニオンマッチを判定する機械学習アルゴリズムに関するパラメータとして使用されることができる。
【0036】
売買業者及び会場、またはホスト組織/イベントスポンサーによって支持される報奨金またはポイントシステムによって、候補コンパニオンに動機を与えることができる。一実施形態に従って、ホストは、コンパニオンを入念に検査することに及びコンパニオンプロフィールをシステムに入力することに責任を持つであろう。次に、各コンパニオンは、アプリケーションにアクセスし、会場全体にわたってナビゲートするニーズがあるユーザをサポートすることが可能であるであろう。ユーザによって提示されたフィードバックは、ナビゲーションを補助するコンパニオンの能力を向上させる、及び/または報奨金を受託し、もしくはより大きい報奨金につながるポイントを貯めるために、コンパニオンによって利用される。
【0037】
ほとんどの場合、最高スコアを有する見込みのあるコンパニオンは役割を果たす要望を承諾することを勧められる。承諾した場合、図4Aを参照して説明されるように、サービス接続(ステップ540)を実施する。断った場合、次の最高スコアを有する見込みのあるサービスプロバイダは、役割を果たす要望が提供される。コンパニオンが見つからない場合、そのため、ユーザに知らせる。
【0038】
詳細なマッピング
旅行前に、移動課題があるユーザに、もしある場合に目的先への旅行中に提示されるだろう非車両移動課題に関する情報を知らせることは有用である。この情報は、例えば、車椅子のアクセス可能性、盲人のための可聴合図及び触覚的合図の準備、及び高齢者のための休息場に関連する情報を含み得る。この種類の詳細なマッピングを提示する際の課題は、多数の場所及び独特の場所に関する正確なデータを集め、それを維持することである。
【0039】
最初のステップとして、会場は、その建物、通路、トイレ、座席エリア等の詳細な情報を提供することが要望され得る。追加情報は、ジオマーカーをカメラ、GPS、及びモバイルデバイスによって集めることができる関連情報と相関付けることによって、旅行中にユーザ及びコンパニオンによって集められることができる。さらに、車椅子、歩行器、歩行具、及びメガネ等の移動補助デバイスは、使用中に受動的に情報を集めるために、カメラ、ライダー、光センサ、可聴センサ等(集めるための手段)が装備され得る。
【0040】
GPS/場所サービス
ホテル等の固定場所にルーティングを提供するために使用されるGPS機能の代わりに、移動アプリケーションは、ユーザ及びコンパニオンのモバイルデバイスの内部の場所サービスに依存し得る。ユーザとコンパニオンとの間のルーティングを提供するために、ルーティングアルゴリズムは、ユーザ及びコンパニオンの両方の潜在的な移動を考慮する必要がある。さらに、テストシナリオ3に関して下記により詳細に説明されるように、ナビゲーションは、複数階の建物の内部の、及び従来のGPSルーティングが利用できない他の会場の内部のルーティングを含むはずである。衛星またはマップ図は、各々、ユーザ及びコンパニオンによって利用され、接続プロセスを補助できる。
【0041】
GPSからの高度データは、建物の地表面の高度が分かれば、ユーザがどの階に位置するかを判定するために使用されることができる。また、床面高さ等の垂直位置は、ユーザによって供給され、GPS高度推定によって補完されることができる。また、ユーザの垂直位置を特定する室内位置付け技術は、コンパニオン及び/またはユーザが位置する階を識別するために使用されることができる。
【0042】
ETAアルゴリズム
ユーザまでのコンパニオンの訪問は、移送の異なるモードを要求する複数のセグメントを含み得る。例えば、車両による進行に加えて、訪問は、複数階の建物またはスポーツ競技場等の会場を通してナビゲーションを要求できる。モバイルアプリケーションサーバは、各セグメントを横断するのに要するであろう時間を推定することによって、到着予定時間(「ETA」)を計算できる。そのために、既知のアルゴリズムは、車両で要する、または既知の徒歩経路及び歩道に沿って歩く、訪問のセグメントに関する進行時間を計算するために使用されることができる。建物または他のマップにないエリアの進行時間を要求しない他のセグメントに関して、関係者の間の直線距離、及び推定歩行速度(20分/マイル)を使用できる。コンパニオンのモバイルデバイスの処理回路は、場所のすべての変化(すなわち、セグメントを完全に横断したときの変化)を伴うETA値を更新できる。いったんルートまたはセグメントを横断すると、その旅行に関する進行時間は、メモリ206の中に記憶され、ユーザの有する同様の移動能力によって、今後の訪問を予測するために利用されることができる。
【0043】
ユーザの場所を定期的に(例えば、だいたい1秒毎に)判定することができ、情報量を減らすために少ない頻度で(例えば、5秒毎に)移動アプリケーションサーバ350に変化を報告できる。この構成の結果として、コンパニオンが動いていないユーザに向かって移動していると仮定すると、コンパニオンのETAは、ユーザのETAよりも多い頻度で更新するだろう。信号機及びエレベータ等の遅延要因(待機時間)を推定することが難しいが、各旅行に従って集められた旅行関連情報で改善されることができる。さらに、現実世界の進行状況をより良好に測定し、任意の推定した進行を増やすために、特定の会場に関する統計を含むリアルタイムで進行時間を判定及び更新し得る。
【0044】
テストシナリオ
本開示に従って、以下のシナリオは、コンパニオン及びユーザの能力を関連付ける説明図の例を提供するためにテストされたものである。また、これらの例は、本開示によって取り組まれた技術的課題の一部を識別することが意図されている。
【0045】
シナリオ1:複数階の建物の目的先までのルートにおけるトイレでの一時休憩
移動ニーズがあるユーザは、ショッピングセンター内のフードコートの内側で特定のレストランで友人に会うために、複数階のショッピングセンターに到着する。ユーザの両手がユーザの歩行器に触れない場合、ユーザは移動できない。ユーザは、レストランの正確な場所を発見するために、本開示の機能がプログラムされた処理回路を有するユーザのモバイルデバイスを使用して、コンパニオンと接触することが可能である。いったんユーザがショッピングセンターの下の階に到着すると、ユーザは、トイレを見つけるためにユーザを助けることを、コンパニオンに依頼する必要がある。
【0046】
目的:
1.不十分なGPS接続性の環境で、ユーザに接続する。
2.複数階のナビゲーションを提供する。
3.ユーザの即興ニーズに応答する。
【0047】
シナリオ2:バス旅行
移動ニーズがあるユーザが直前のランチミーティングに招待されているが、ユーザの同僚の車が、車椅子がアクセス可能ではないため、同僚の車に乗ることが可能ではない。それに応じて、ユーザは、公共交通機関を使用して、コンパニオンに、バス乗車中の補助を要望することを選ぶ。バス乗車の終わりに、ユーザは第2のコンパニオンに補助を要望し、ランチミーティングが開催されるレストランに到着する。
【0048】
目的:
1.輸送手段の異なる形式を選定し、切り替える。
2.長距離訪問に関する現実的な解決策を提供する。
【0049】
シナリオ3:広い大学キャンパスでのユーザの補助
ユーザは大学キャンパスの知らない位置に位置し、コンパニオン/ガイドからの補助を要望する。見込みのあるコンパニオンは、アプリケーションだけを使用してユーザを特定することのタスクが課された。
【0050】
結果:
ユーザは、第1の建物から、第2の建物を通って、キャンパスの小さな店まで進んだ。ユーザは、コンパニオンのプロフィール写真を見ることが可能であり、モバイルユニットのディスプレイを使用して、店に向かってゆっくり移動した。コンパニオンは、ユーザを特定するために、コンパニオンのモバイルユニットのディスプレイ上に提供される電子コンパスを使用した。さらに、ユーザは、ライブビデオ機能を利用して、場所処理を補助した。コンパニオンが既に正しい方向に向かっていた間に、ユーザは、追加の補助のために、コンパニオンにユーザの周辺を示し、コンパニオンはユーザを容易に特定することが可能であった。
【0051】
見解:
高度インジケータは、ユーザが別の建物及び別の階に向かうことを決定するとき、コンパニオンがユーザを見つけることを助ける際の重要要素であった。コンパニオンは、「私は、ユーザが1階にいると言ったことを理解した。従って、私がちょうどエレベータ内で“1”を押したとき、ユーザはその階のどこかにいるだろうと仮定した。」と述べた。
【0052】
明らかに、いくつかの修正及び変形例は、上記の教示を考慮すると可能である。したがって、添付の請求項の範囲内で、本発明は、本明細書で具体的に説明されるものと他の方法で実践され得ることが理解される。
【0053】
したがって、前述の説明は、本発明の実施形態の単なる例を開示及び説明する。当業者によって理解されるであろうように、本発明は、その主旨または本質的特徴から逸脱することなく、他の特定の形式で具体化され得る。従って、本発明の開示は、例証であることが意図されるが、本発明の範囲及び他の請求項に限定されるものではない。本明細書の教示のいずれかの容易に識別できる変形例を含む開示は、発明に関する対象が公衆に捧げるものではないように、前述の請求項の用語の範囲を部分的に定義している。
図1
図2
図3
図4A
図4B