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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-20
(45)【発行日】2024-06-28
(54)【発明の名称】リソース決定方法及び機器
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/0453 20230101AFI20240621BHJP
   H04W 72/02 20090101ALI20240621BHJP
   H04W 72/40 20230101ALI20240621BHJP
   H04W 92/18 20090101ALI20240621BHJP
【FI】
H04W72/0453 110
H04W72/02
H04W72/40
H04W92/18
【請求項の数】 14
(21)【出願番号】P 2022562007
(86)(22)【出願日】2021-04-08
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-05-24
(86)【国際出願番号】 CN2021085975
(87)【国際公開番号】W WO2021204206
(87)【国際公開日】2021-10-14
【審査請求日】2022-10-11
(31)【優先権主張番号】202010276460.2
(32)【優先日】2020-04-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】100102532
【弁理士】
【氏名又は名称】好宮 幹夫
(74)【代理人】
【識別番号】100194881
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 俊弘
(74)【代理人】
【識別番号】100215142
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 徹
(72)【発明者】
【氏名】彭 淑燕
(72)【発明者】
【氏名】紀 子超
【審査官】▲高▼木 裕子
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2021/172222(WO,A1)
【文献】LG Electronics,Discussion on physical layer structure for NR sidelink[online],3GPP TSG RAN WG1 #100_e R1-2000781,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_100_e/Docs/R1-2000781.zip>,2020年02月15日
【文献】Intel Corporation,Remaining opens of sidelink physical structure for NR V2X design[online],3GPP TSG RAN WG1 #100_e R1-2000729,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_100_e/Docs/R1-2000729.zip>,2020年02月15日
【文献】CATT,CBR Measurement and Report[online],3GPP TSG RAN WG2 #97 R2-1701245,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_97/Docs/R2-1701245.zip>,2017年02月04日
【文献】Nokia, Nokia Shanghai Bell,Discussion of physical layer structure for sidelink[online],3GPP TSG RAN WG1 #99 R1-1911952,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_99/Docs/R1-1911952.zip>,2019年11月09日
【文献】Apple,On NR V2X Physical Layer Structure[online],3GPP TSG RAN WG1 #99 R1-1912810,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_99/Docs/R1-1912810.zip>,2019年11月09日
【文献】Apple,Remaining Details on NR V2X Physical Layer Structure[online],3GPP TSG RAN WG1 #100_e R1-2000850,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_100_e/Docs/R1-2000850.zip>,2020年02月15日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24 - 7/26
H04W 4/00 - 99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末機器によって実行されるリソース決定方法であって、
サブチャネルの大きさ及びリソースプールの帯域幅により、前記リソースプール中の残りの周波数領域リソースを決定し、前記残りの周波数領域リソースの大きさは、前記リソースプールの帯域幅をサブチャネルの大きさで割って得られた余りであるステップと、
前記残りの周波数領域リソースを独立的に第1のサブチャネルとし、又は、前記リソースプール中の残りの周波数領域リソースを第2のサブチャネルに含め、前記第2のサブチャネルは前記リソースプール中のサブチャネルであるステップと、
前記リソースプール中のスケジューリングされるリソースを決定するステップと、を含んでおり、
前記残りの周波数領域リソースを独立的に第1のサブチャネルとする場合に、
N+1個のサブチャネルにより下り制御情報DCI又はSCIの周波数領域指示ビット大きさを決定するステップ、又は
N個のサブチャネルによりDCI又はSCIの周波数領域指示ビット大きさを決定するステップを更に含み、
前記リソースプール中のサブチャネルの数がN+1であり、Nが正の整数であり、
又は、
前記リソースプール中の残りの周波数領域リソースを第2のサブチャネルに含める場合に、
N個のサブチャネルによりDCI又はSCIの周波数領域指示ビット大きさを決定するステップを更に含み、
前記リソースプール中のサブチャネルの数がNであり、Nが正の整数である、リソース決定方法。
【請求項2】
前記残りの周波数領域リソースを独立的に第1のサブチャネルとする場合に、
前記スケジューリングされるリソースにより第1のトランスポートブロックサイズTBSを決定するステップを更に含み、
又は、
前記リソースプール中の残りの周波数領域リソースを第2のサブチャネルに含める場合に、
前記スケジューリングされるリソースにより第3のTBSを決定するステップを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記残りの周波数領域リソースを独立的に第1のサブチャネルとする場合に、
前記スケジューリングされるリソースにより
第2の段階のSCIのリソース決定と、
第2の段階のSCIのリソースマッピングとの少なくとも一項を実行するステップを更に含み、
又は、
前記リソースプール中の残りの周波数領域リソースを第2のサブチャネルに含める場合に、
前記スケジューリングされるリソースにより、
第2の段階のSCIのリソース決定と、
第2の段階のSCIのリソースマッピングとの少なくとも一項を実行するステップを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
第2の段階のサイドリンク制御情報SCIのリソース、
又は、
チャネルビジー率CBR、又はチャネル占有率CRを測定する測定リソース
を決定するステップを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記スケジューリングされるリソース、第2の段階のサイドリンク制御情報SCIのリソース、又はチャネルビジー率CBR、又はチャネル占有率CRを測定する測定リソースは前記第1のサブチャネルを含まない、請求項1又は4に記載の方法。
【請求項6】
前記端末機器においては前記第1のサブチャネル上で、スケジューリングされること、データ送信、データ受信、CBR測定、CR測定の少なくとも一項を実行することが要望されない、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記スケジューリングされるリソースは目標トランスポートブロックを伝送するためのものとなり、前記目標トランスポートブロックの第2のTBSは前記サブチャネルの大きさと前記スケジューリングされるリソースのサブチャネルの数により決定され、又は、
前記第2の段階のSCIのリソース大きさは前記サブチャネルの大きさと前記スケジューリングされるリソースのサブチャネルの数により決定される、請求項に記載の方法。
【請求項8】
前記第2のTBSのリソース大きさ又は前記第2の段階のSCIのリソース大きさの決定は、下記の式により行われ、
M=Ssch×Numsch
ここで、Mは前記第2のTBSのリソース大きさを決定するためのものであり、又はMは前記第2の段階のSCIのリソース大きさであり、Sschは上位レイヤで配置されたサブチャネルの大きさであり、Numschは前記スケジューリングされるリソースのサブチャネルの数であり、又は、
前記第2のTBSのリソース大きさ又は前記第2の段階のSCIのリソース大きさの決定は、下記の式により行われ、
M=Ssch×(Numsch-1)
ここで、Mは前記第2のTBSのリソース大きさを決定するためのものであり、又はMは前記第2の段階のSCIのリソース大きさであり、Sschは上位レイヤで配置されたサブチャネルの大きさであり、Numschは前記スケジューリングされるリソースのサブチャネルの数である、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記第1のサブチャネルは、物理サイドリンク制御チャネルPSCCH、特別な物理サイドリンク共有チャネルPSSCHの少なくとも一項を伝送するためのものとなる、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記第1のサブチャネルの番号は前記リソースプール中の最大番号又は最小番号であり、又は、
前記第2のサブチャネルの番号は前記リソースプール中の最大番号又は最小番号である、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記第2の段階のSCIに利用可能な周波数領域リソースはTBSの決定に用いられる周波数領域リソースと同じである、請求項3に記載の方法。
【請求項12】
前記スケジューリングされるリソースにより第2の段階のSCIのリソースマッピングを実行すれば、
前記第2の段階のSCIが前記残りの周波数領域リソースにマッピングされなく、又は、
前記残りの周波数領域リソースでのマッピング情報が前記第2の段階のSCIの前のリソース要素での情報の重複である、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
DCI指示、SCI指示、上位レイヤシグナリングによる配置の少なくとも一項により、スケジューリングされるリソース、第2の段階のサイドリンク制御情報SCIのリソース、又はチャネルビジー率CBR、又はチャネル占有率CRを測定する測定リソースに前記残りの周波数領域リソース又は前記第1のサブチャネルが含まれるか否かを決定するステップを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
メモリと、プロセッサと、前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサにおいて実行可能なコンピュータプログラムとを備える端末機器であって、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサにより実行されると、請求項1~13のいずれか一項に記載のリソース決定方法を実現する、端末機器。
【発明の詳細な説明】
【関連出願の相互参照】
【0001】
本願は、2020年4月9日に中国特許局で出願された、出願番号が202010276460.2、発明の名称が「リソース決定方法及び機器」の中国特許出願の優先権を主張し、該出願の全ての内容が援用によって本願に組み込まれる。
【技術分野】
【0002】
本発明に係る実施例は、通信分野に関し、特に、リソース決定方法及び機器に関するものである。
【背景技術】
【0003】
ロング・ターム・エボリューション(Long Term Evolution,LTE)システムは、リリース12以降は端末機器間でネットワーク機器に依存せずに直接データを伝送するためのサイドリンク(sidelink)をサポートするようになった。
【0004】
sidelinkにはリソースプールという概念が導入されており、リソースプールは、ネットワーク機器によって(予め)配置され、その中にsidelink伝送用のリソース及び伝送に関連するパラメータが含まれる。リソースプールに配置可能な最大周波数領域リソースが275PRBsである。その中、リソースプールにおいて、周波数領域上でサブチャネルにより分割すると、配置可能なサブチャネルの大きさが10、15、20、25、50、75、100(PRBs)等であり、端末機器はリソースプール中でサブチャネルを単位としてスケジューリングする。
【0005】
sidelinkにおいてリソースプールの帯域幅を最大275PRBsに配置でき、リソースプールの大きさが必ずしもサブチャネルの大きさの整数倍ではないため、一部の周波数領域リソースが残ることがあり、端末機器がリソースをスケジューリングする時に残りの周波数領域リソースの大きさが上位レイヤで定義された1つのサブチャネルの大きさよりも小さくて、利用できなくて、周波数領域リソースの浪費を招いてしまう。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明に係る実施例は、リソースプール中の残りの周波数領域リソースの大きさが上位レイヤで定義された1つのサブチャネルの大きさよりも小さいので、利用できなくて、周波数領域リソースの浪費を招いてしまうという問題を解決するために、リソース決定方法及び機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の側面において、端末機器によって実行されるリソース決定方法であって、サブチャネルの大きさにより、リソースプール中の残りの周波数領域リソースを決定するステップと、前記残りの周波数領域リソースを独立的に第1のサブチャネルとし、又は、前記リソースプール中の残りの周波数領域リソースを第2のサブチャネルに含めるステップとを含む、リソース決定方法を提供する。
【0008】
第2の側面において、サブチャネルの大きさにより、リソースプール中の残りの周波数領域リソースを決定するように構成される決定モジュールと、前記残りの周波数領域リソースを独立的に第1のサブチャネルとし、又は、前記リソースプール中の残りの周波数領域リソースを第2のサブチャネルに含めるように構成されるサブチャネル区分モジュールとを備える、端末機器を提供する。
【0009】
第3の側面において、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサにおいて実行可能なコンピュータプログラムとを備える端末機器であって、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサにより実行されると、第1の側面に記載のリソース決定方法のステップを実現する、端末機器を提供する。
【0010】
第4の側面において、コンピュータプログラムを記憶するコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムがプロセッサにより実行されると、第1の側面に記載のリソース決定方法を実現するコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【発明の効果】
【0011】
本発明に係る実施例では、リソースプール中の残りの周波数領域リソースを独立的に1つのサブチャネルとし、又は、リソースプール中の残りの周波数領域リソースをある一つのサブチャネル内に含めることで、この部分の残りの周波数領域リソースを十分に利用して、システム中の周波数領域リソースの利用率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
本明細書で説明された図面は本願を更に理解させ、本願の一部を構成するためのものであり、本願の例示的実施例及びその説明は本願を解釈するためのものであり、本願を不適切に限定する意図がない。
図1】本発明の一実施例によるリソース決定方法の模式的なフローチャートである。
図2】本発明の一実施例による端末機器の構成模式図である。
図3】本発明の別の実施例による端末機器の構成模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本願の目的、技術的解決手段及びメリットをより明らかにするために、以下において、本願の具体的な実施例及び対応する図面を参照しながら、本願の技術的解決手段を明らか且つ完全に説明する。当然ながら、説明される実施例は全ての実施例ではなく、ただ本願の一部の実施例である。本願における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を要することなく、得られた他の全ての実施例は、いずれも本願の保護範囲に属する。本明細書の各実施例における「及び/又は」は前後両方の少なくとも一方を表す。
【0014】
理解すべきであるように、本発明に係る実施例の技術手段は、例えば、LTE sidelinkシステム、NR sidelinkシステム又は後続の発展型通信システムのような各種の通信システムに応用できる。
【0015】
本発明に係る実施例では、端末機器は、路側機、インフラ、モバイルステーション(Mobile Station,MS)、携帯端末(Mobile Terminal)、携帯電話(Mobile Telephone)、ユーザ機器(User Equipment,UE)、ハンドセット(handset)及び携帯用機器(portable equipment)、車両(vehicle)等を含んでもよいが、これらに限定されることがなく、この端末機器は無線アクセスネットワーク(Radio Access Network,RAN)によって1つ又は複数のコアネットワークと通信可能であり、例えば、端末機器は、モバイル電話(又は「セルラ」電話と呼ばれ)及び無線通信機能を有するコンピュータ等であってもよく、更に携帯型、ポータブル型、ハンドヘルド型、コンピュータ内蔵又は車載のモバイル装置であってもよい。
【0016】
図1に示すように、本発明の一実施例は、端末機器によって実行可能であるリソース決定方法100を提供し、言い換えると、当該方法は端末機器に実装されているソフトウェア又はハードウェアによって実行でき、当該方法100は下記のステップS102及びステップS104を含む。
【0017】
S102では、サブチャネルの大きさにより、リソースプール中の残りの周波数領域リソースを決定する。
【0018】
当該サブチャネルの大きさは、上位レイヤシグナリングによって配置してもよく、サブチャネルの大きさの粒度は、物理リソースブロック(Physical Resource Block,PRB)sであってもよい。
【0019】
上記リソースプールは、端末機器がsidelink伝送を行うことに用いられるリソースプールであってもよく、当該リソースプールはネットワーク機器又は端末機器によって(予め)配置してもよい。
【0020】
選択可能に、残りの周波数領域リソースはリソースプールの帯域幅と上位レイヤで配置されたサブチャネルの大きさにより決定してもよい。選択可能に、上記残りの周波数領域リソースは1つのサブチャネルの大きさよりも小さい周波数領域リソースである。具体的には、例えば、リソースプールの大きさが101個の物理リソースブロック(Physical Resource Block,PRB)sであり、上位レイヤで配置されたサブチャネルの大きさが10PRBsであり、1-10番目のサブチャネルのうちの各サブチャネルの大きさがそれぞれ10PRBsであり、余った1つのPRBを残りの周波数領域リソースと呼んでもよい。
【0021】
選択可能に、残りの周波数領域リソースの大きさは、リソースプールの帯域幅をサブチャネルの大きさで割って得られた余りであってもよい。残りの周波数領域リソースの位置は、リソースプール中の周波数領域位置が最も高い1つ又は複数のPRBsであってもよい。
【0022】
当該実施例では、残りの周波数領域リソースの粒度は、PRBであってもよいし、リソース要素(Resource Element,RE)であってもよい。
【0023】
S104では、前記残りの周波数領域リソースを独立的に第1のサブチャネルとし、又は、前記リソースプール中の残りの周波数領域リソースを第2のサブチャネルに含める。
【0024】
上記リソースプール中の残りの周波数領域リソースを独立的に第1のサブチャネルとしてもよい。具体的には、例えば、上記の例では、残りの周波数領域リソースである1つのPRBを独立的に1つのサブチャネルとして、11番目のサブチャネルを構成してもよいし、1番目のサブチャネルとなってもよい。ここで、第1のサブチャネルは、リソースプール中の番号の最も大いサブチャネルであってもよいし、番号の最も小さいサブチャネルであってもよい。
【0025】
上記リソースプール中の残りの周波数領域リソースを更に第2のサブチャネルに含めてもよい。具体的には、例えば、上記の例では、残りの周波数領域リソースである1つのPRBを第2のサブチャネルに含めてもよく、第2のサブチャネルは、リソースプール中の番号の最も大いサブチャネルであってもよいし、番号の最も小さいサブチャネルであってもよい。
【0026】
この例では、リソースプール中の第2のサブチャネルの大きさが上位レイヤで配置されたサブチャネルの大きさを超える。つまり、当該残りの周波数領域リソース(PRBs)は単独的に1つのサブチャネル番号を占用せず、直接第2のサブチャネル内に合併され、第2のサブチャネルの一部と考えられる。
【0027】
本発明に係る実施例により提供されたリソース決定方法によれば、リソースプール中の残りの周波数領域リソースを独立的に1つのサブチャネルとし、又は、リソースプール中の残りの周波数領域リソースをある一つのサブチャネル内に含めることで、リソースプール中のこの部分の残りの周波数領域リソースを十分に利用して、システム中の周波数領域リソースの利用率を高めることができる。
【0028】
本発明に係る実施例により提供されたリソース決定方法によれば、送信端末と受信端末がマッピングリソースに対して異なった意味と理解する原因でデータを受信できないという問題を回避でき、通信効率の向上に寄与する。
【0029】
選択可能に、実施例100は更に、リソースプール中の第1のリソースを決定するステップを含んでもよい。
【0030】
一例では、決定された第1のリソースはスケジューリングされるリソースである。この例では、リソースプール中のスケジューリングされるリソースを決定でき、例えば、スケジューリングされるリソースの大きさと位置を決定する。
【0031】
別の例では、決定された第1のリソースは第2の段階のサイドリンク制御情報(Sidelink Control Information,SCI)のリソースである。この例では、リソースプール中の第2の段階のSCIのリソースを決定でき、例えば、第2の段階のSCIのリソース大きさと位置を決定する。
【0032】
更に別の例では、決定された第1のリソースは、チャネルビジー率(Channel Busy Ratio,CBR)、チャネル占有率(Channel occupancy Ratio,CR)の少なくとも一項を測定する測定リソースである。選択可能に、CBR又はCRの測定リソースは上記残りの周波数領域リソースを含み、又は、選択可能に、CBR又はCRの測定リソースは上記残りの周波数領域リソースを含まない。
【0033】
選択可能に、上記実施例は更に、DCI指示、SCI指示、上位レイヤシグナリングによる配置の少なくとも一項により、前記第1のリソースに前記残りの周波数領域リソース又は前記第1のサブチャネルが含まれるか否かを決定するステップを含んでもよい。
【0034】
以下に残りの周波数領域リソースを独立的に第1のサブチャネルとする状況1と、残りの周波数領域リソースを第2のサブチャネルに含める状況2といった2種の状況にて、本発明に係る実施例により提供されたリソース決定方法を詳細に説明する。
【0035】
状況1においては、残りの周波数領域リソースを独立的に第1のサブチャネルとする。
【0036】
1)状況1で、第1のリソースがスケジューリングされるリソースである場合に、端末機器は更にN+1個のサブチャネルにより下り制御情報(Downlink Control Information,DCI)又はSCIの周波数領域指示ビット大きさを決定でき、その中、リソースプール中のサブチャネルの数がN+1であり、Nが正の整数である。
【0037】
選択可能に、第1のリソースがスケジューリングされるリソースである場合に、端末機器は更にN個のサブチャネルによりDCI又はSCIの周波数領域指示ビット大きさを決定でき、リソースプール中のサブチャネルの数がN+1である。
【0038】
2)状況1で、端末機器においては前記第1のサブチャネル上で、スケジューリングされること、データ送信、データ受信、CBR測定、CR測定の少なくとも一項を実行することが要望されない。この例では残りの周波数領域リソース(残りのPRBsとも呼ぶ)が利用されないことで、端末機器のスケジューリング又は実現の複雑度を低減することができる。
a.送信端末に対しては、当該送信端末において当該第1のサブチャネル上でスケジューリングされることが要望されない。例えば、DCIの周波数領域リソース指示によれば、当該第1のサブチャネルをスケジューリングしない。
b.送信端末に対しては、当該端末において当該第1のサブチャネルで情報を送信することが要望されない。例えば、SCIの周波数領域リソース指示によれば、当該サブチャネルをスケジューリングしない。
c.受信端末に対しては、当該端末において当該第1のサブチャネルで情報を受信することが要望されない。
d.CBR又はCRの測定リソースは前記残りの周波数領域リソースを含む。つまり、CBR又はCRの測定リソースはリソースプールの実際のリソースプール帯域幅により測定し、CBR又はCRの測定帯域幅は残りの周波数領域リソースを含む。
e.CBR又はCRの測定リソースは前記残りの周波数領域リソースを含まない。つまり、CBR又はCRの測定リソースはリソースプールの実際利用可能リソースにより測定し、CBR又はCRの測定帯域幅は残りの周波数領域リソースを含まない。
【0039】
3)状況1で、第1のリソースがスケジューリングされるリソースであり、又は第1のリソースが第2の段階のSCIのリソースである場合に、第1のリソースは第1のサブチャネルを含まない。
【0040】
選択可能に、第1のリソースがCBR、CRのうちの少なくとも1種の測定リソースである場合に、第1のリソースは第1のサブチャネルを含まない。
【0041】
4)状況1で、端末機器は当該第1のサブチャネルをスケジューリングする(例えば、PSSCHを伝送する)時に、独立的に当該第1のサブチャネルをスケジューリングしなく、当該第1のサブチャネルは少なくとも1つの隣接するサブチャネルと同時にスケジューリングされる。例えば、第1のサブチャネルがN+1番目のサブチャネルである場合に、N+1番目のサブチャネルをN番目のサブチャネルと同時にスケジューリングすることが必要になる。
【0042】
選択可能に、CBR又はCRの測定リソースは上記残りの周波数領域リソースを含む。
【0043】
例Aでは、第1のリソースはスケジューリングされるリソースであり、第1のサブチャネルと第2のリソースを含み、前記第2のリソースは少なくとも番号が前記第1のサブチャネルの番号に隣接する第3のサブチャネルを含む。
【0044】
この例では、端末機器は更にN+1個のサブチャネルによりDCI又はSCIの周波数領域指示ビット大きさを決定でき、その中、リソースプール中のサブチャネルの数がN+1であり、Nが正の整数である。
【0045】
別の例Bでは、第1のリソースは第2の段階のSCIのリソースであり、第1のサブチャネルと第2のリソースを含み、前記第2のリソースは少なくとも番号が前記第1のサブチャネルの番号に隣接する第3のサブチャネルを含む。
【0046】
選択可能に、第1のリソースがスケジューリングされるリソースである場合に、端末機器は更に第1のリソースにより第1のトランスポートブロックサイズ(Transport Block Size,TBS)を決定できる。
【0047】
選択可能に、第1のリソースがスケジューリングされるリソースである場合に、端末機器は更に第1のリソースにより、第2の段階のSCIのリソース決定と、第2の段階のSCIのリソースマッピングとの少なくとも一項を実行できる。
【0048】
この例では、第2の段階のSCIに利用可能な周波数領域リソース(具体的は、周波数領域リソースの大きさであってもよい)はTBSの決定に用いられる周波数領域リソース(具体的には、周波数領域リソースの大きさであってもよい)と同じであってもよい。具体的には、例えば、第1のサブチャネルが番号の最も大きいサブチャネルである時に、TBSの計算で第1のサブチャネルの大きさを計入しなければ、第2の段階のSCIを計算する時にも第1のサブチャネルの大きさを計入しない。
【0049】
この例では、前記第1のリソースにより第2の段階のSCIのリソースマッピングを実行すれば、前記第2の段階のSCIが前記第1のサブチャネルにマッピングされなく、又は前記第1のサブチャネルでのマッピング情報が前記第2の段階のSCIの前のリソース要素での情報の重複である。
【0050】
選択可能に、第1のリソースがスケジューリングされるリソースであり、且つ第1のリソースが前記第1のサブチャネルと第2のリソースを含む場合に、前記第1のリソースは目標トランスポートブロックを伝送するためのものとなり、前記目標トランスポートブロックの第2のTBSは前記サブチャネルの大きさと前記第1のリソースのサブチャネルの数により決定される。具体的には、下記の方法1~方法3のいずれか一項を用いてリソース大きさを決定でき、当該リソース大きさは前記第2のTBSを決定するためのものとなる。
【0051】
選択可能に、前記第1のリソースがスケジューリングされるリソースであり、且つ第1のリソースが前記第1のサブチャネルと第2のリソースを含み、前記第1のリソースにより、第2の段階のSCIのリソース決定と、第2の段階のSCIのリソースマッピングとの少なくとも一項を実行する場合に、前記第2の段階のSCIのリソース大きさは前記サブチャネルの大きさと前記第1のリソースのサブチャネルの数により決定される。具体的には、下記の方法1~方法3のいずれか一項を用いて第2の段階のSCIのリソース大きさを決定できる。
【0052】
選択可能に、第1のリソースが第2の段階のSCIのリソースであり、且つ第1のリソースが第1のサブチャネルと第2のリソースを含む場合に、一様に下記の方法1~方法3のいずれか一項を用いて第1のリソースの大きさ、即ち第2の段階のSCIのリソース大きさを決定できる。
(方法1)
【0053】
前記第2のTBSのリソース大きさ又は前記第2の段階のSCIのリソース大きさの決定は、下記の式により行われる。
M=Ssch×Numsch
【0054】
ここで、Mは前記第2のTBSのリソース大きさを決定するためのものであり、又はMは前記第2の段階のSCIのリソース大きさであり、Sschは上位レイヤで配置されたサブチャネルの大きさであり、Numschは前記第1のリソースのサブチャネルの数である。
【0055】
方法1によって決定されたリソース大きさでは、TBSを計算する時に、同じ変調及び符号化スキーム(Modulation and Coding Scheme,MCS)に対して、計算したTBSが実際に伝送可能なTBSよりも大きいので、目標復調性能と比べて、一定の復調性能損失が発生し、伝送情報が最大復調可能符号レートを超えることを引き起こす恐れがある。
(方法2)
【0056】
前記第2のTBSのリソース大きさ又は前記第2の段階のSCIのリソース大きさの決定は、下記の式により行われ、
M=Ssch×(Numsch-1)
ここで、Mは前記第2のTBSのリソース大きさを決定するためのものであり、又はMは前記第2の段階のSCIのリソース大きさであり、Sschは上位レイヤで配置されたサブチャネルの大きさであり、Numschは前記第1のリソースのサブチャネルの数である。
【0057】
方法2によって算出されたリソース大きさでは、TBSを計算する時に、同じMCSに対して、計算したTBSが実際に伝送可能なTBSよりも小さい。目標性能と比べて、取得する復調性能がより優れる。しかし、実際に伝送するTBSがより小さくて、リソース利用率を低下させる。
【0058】
R16では第2の段階のSCIがPSSCHに割り当てられた全てのRBsリソースにマッピングされることが規定されている。しかし、TBSをこのようなサブチャネルにより計算すれば、第2の段階のSCIがTBSに比例するようにbetaにより制御されることが必要であるので、算出した第2の段階のSCIのリソースはN+1番目のサブチャネルに配慮を払わなかったものである。その中、beta値はネットワークによって配置され、又は端末によって指示される値である。
(方法3)
【0059】
前記第1のTBSのリソース大きさの決定、前記第2のTBSのリソース大きさ又は前記第2の段階のSCIのリソース大きさの決定は、いずれも下記の式により行われ、
M=Ssch×(Numsch-1)+Sremain
ここで、Mは前記第1のTBSのリソース大きさを決定するためのものであり、又はMは前記第2のTBSのリソース大きさを決定するためのものであり、又はMは前記第2の段階のSCIのリソース大きさであり、Sschは上位レイヤで配置されたサブチャネルの大きさであり、Numschは前記第1のリソースのサブチャネルの数であり、Sremainは前記第1のサブチャネルのリソース大きさである
【0060】
remainリソース大きさの単位はPRBs又はREsである。
【0061】
当該方法3で決定された第1のリソースは最も実際に利用可能なリソースに近接した。
【0062】
上記の方法1~方法3は実際にはいずれもサブチャネルの大きさと前記第1のリソースのサブチャネルの数により第1のリソースの大きさ又は第2の段階のSCIのリソース大きさを決定する。
【0063】
5)状況1で、端末が第1のサブチャネルをスケジューリングする時に、それを物理サイドリンク制御チャネル(physical sidelink control channel,PSCCH)、又はSCI(第1の段階のSCIと第2の段階のSCIの少なくとも一項)、又は特別な物理サイドリンク共有チャネル(physical sidelink shared channel,PSSCH))の伝送に用いることができ、例えば、特定フォーマットのSCI、又は第1の段階のSCI、又は第2の段階のSCI、又は第1の段階のSCIと第2の段階のSCI、又は特別なPSSCH(例えば、特定の論理チャネル又はMAC CEのみを含む等、又はシグナリングプレーンのみを含み、データチャネルを含まない等)のみを含み、又はこれらの中の二者を含む。
【0064】
状況2においては、残りの周波数領域リソースを第2のサブチャネルに含める。
【0065】
第2のサブチャネルは、リソースプール中の番号の最も大きいものであってもよいし、番号の最も小いものであってもよい。この例で、リソースプール中の第2のサブチャネルの大きさが上位レイヤで配置されたサブチャネルの大きさよりも大きい。つまり、当該残りの周波数領域リソース(PRBs)は単独的に1つのサブチャネル番号を占用せず、第2のサブチャネル内に合併され、第2のサブチャネルの一部と考えられる。
【0066】
1)状況2で、第1のリソースがスケジューリングされるリソースである場合に、前記第1のリソースは前記第2のサブチャネルを含む。この例では、端末機器は更にN個のサブチャネルによりDCI又はSCIの周波数領域指示ビット大きさを決定でき、前記リソースプール中のサブチャネルの数がNであり、Nが正の整数である。
2)状況2で、第1のリソースが第2の段階のSCIのリソースである場合に、前記第1のリソースは前記第2のサブチャネルを含む。
3)状況2で、第1のリソースがスケジューリングされるリソースであり、且つ第1のリソースが第2のサブチャネルを含む場合に、端末機器は更に第1のリソースにより第3のTBSを決定できる。
4)状況2で、第1のリソースがスケジューリングされるリソースであり、且つ第1のリソースが第2のサブチャネルを含む場合に、端末機器は更に前記第1のリソースにより、第2の段階のSCIのリソース決定と、第2の段階のSCIのリソースマッピングとの少なくとも一項を実行できる。
【0067】
選択可能に、前記第2の段階のSCIに利用可能な周波数領域リソース(具体的は、周波数領域リソースの大きさであってもよい)はTBSの決定に用いられる周波数領域リソース(具体的には、周波数領域リソースの大きさであってもよい)と同じである。
【0068】
選択可能に、第1のリソースにより第2の段階のSCIのリソースマッピングを実行すれば、前記第2の段階のSCIが前記残りの周波数領域リソースにマッピングされなく、又は前記残りの周波数領域リソースでのマッピング情報が前記第2の段階のSCIの前のリソース要素での情報の重複である。
【0069】
選択可能に、第1のリソースがスケジューリングされるリソースであり、且つ第1のリソースが前記第2のサブチャネルを含む場合に、前記第1のリソースは目標トランスポートブロックを伝送するためのものとなり、前記目標トランスポートブロックの第4のTBSは前記サブチャネルの大きさと前記第1のリソースのサブチャネルの数により決定される。具体的には、下記の方法4と方法5のいずれか一項を用いてリソース大きさを決定でき、当該リソース大きさは前記第4のTBSを決定するためのものとなる。
【0070】
選択可能に、前記第1のリソースがスケジューリングされるリソースであり、且つ第1のリソースが前記第2のサブチャネルを含む場合に、前記第1のリソースにより、第2の段階のSCIのリソース決定と、第2の段階のSCIのリソースマッピングとの少なくとも一項を実行し、前記第2の段階のSCIのリソース大きさは前記サブチャネルの大きさと前記第1のリソースのサブチャネルの数により決定される。具体的には、下記の方法4と方法5のいずれか一項を用いて第2の段階のSCIのリソース大きさを決定できる。
【0071】
選択可能に、第1のリソースが第2の段階のSCIのリソースであり、且つ第1のリソースが第2のサブチャネルを含む場合に、一様に下記の方法4と方法5のいずれか一項を用いて第1のリソースの大きさ、即ち第2の段階のSCIのリソース大きさを決定できる。
(方法4)
【0072】
前記第4のTBSのリソース大きさ又は前記第2の段階のSCIのリソース大きさの決定は、下記の式により行われ、
M=Ssch×Numsch
ここで、Mは前記第4のTBSのリソース大きさを決定するためのものであり、又はMは前記第2の段階のSCIのリソース大きさであり、Sschは上位レイヤで配置されたサブチャネルの大きさであり、Numschは前記第1のリソースのサブチャネルの数である。
【0073】
方法4によって算出されたリソース大きさでは、TBSを計算する時に、算出したTBSが伝送可能なTBSよりも小さいことに相当する。リソース利用率を低下させるが、プロトコルの後方互換性がより優れる。
(方法5)
【0074】
前記第3のTBSのリソース大きさの決定、前記第4のTBSのリソース大きさ又は前記第2の段階のSCIのリソース大きさの決定は、いずれも下記の式により行われ、
M=Ssch×(Numsch-1)+Ssch+Sremain
ここで、Mは前記第3のTBSのリソース大きさを決定するためのものであり、又はMは前記第4のTBSのリソース大きさを決定するためのものであり、又はMは前記第2の段階のSCIのリソース大きさであり、Sschは上位レイヤで配置されたサブチャネルの大きさであり、Numschは前記第1のリソースのサブチャネルの数であり、Sremainは前記残りの周波数領域リソースの大きさである。
この式における(Ssch+Sremain)は第2のサブチャネルの大きさである。
【0075】
方法5によれば実際にスケジューリングするPRBsのリソース数によりTBSを計算できる。
【0076】
本発明に係る実施例により提供されたリソース決定方法を詳細に説明するために、以下ではいくつかの具体的な実施例に基づいて説明する。
(実施例1)
【0077】
予め配置されたリソースプールの大きさが101個のPRBsであり、リソースプール中のサブチャネルの大きさが10PRBsであり、サブチャネルの数が11個のサブチャネルであり、1-10番目のサブチャネルのうちの各サブチャネルの大きさがそれぞれ10PRBsであり、11番目のサブチャネルの大きさが1つのPRBsであった。
【0078】
送信側端末においてはサブチャネル11上でスケジューリングされることが要望されなく、また、送信側端末においてはサブチャネル11上で情報を送信することが要望されない。
(実施例2)
【0079】
予め配置されたリソースプールの大きさが101個のPRBsであり、リソースプール中のサブチャネルの大きさが10PRBsであり、サブチャネルの数が11個のサブチャネルであり、1-10番目のサブチャネルのうちの各サブチャネルの大きさがそれぞれ10PRBsであり、11番目のサブチャネルの大きさが1つのPRBであった。
【0080】
端末機器はサブチャネル9、10及びサブチャネル11をPSSCHの伝送に用いるように指示し、即ち、スケジューリングされるリソースはサブチャネル9、10及びサブチャネル11であった。
【0081】
このように、TBSの決定では、10PRBs*2サブチャネル=20PRBsによりTBSを決定した。
【0082】
第2の段階のSCIの利用可能リソースが10PRBs*2サブチャネル=20PRBsであり、20PRBsにより第2の段階のSCIの利用可能リソースを決定した。また、第2の段階のSCIのマッピング時に、11番目のサブチャネルにマッピングされなく、又は、第2の段階のSCIのマッピング時に、11番目のサブチャネル上で伝送される情報が100番目のPRBでの情報の重複である。
(実施例3)
【0083】
予め配置されたリソースプールの大きさが101個のPRBsであり、リソースプール中のサブチャネルの大きさが10PRBsであり、サブチャネルの数が10個のサブチャネルであり、1-9番目のサブチャネルのうちの各サブチャネルの大きさがそれぞれ10PRBsであり、10番目のサブチャネルの大きさが11個のPRBsであった。
【0084】
端末機器はサブチャネル9とサブチャネル10をPSSCHの伝送に用いるように指示し、即ち、スケジューリングされるリソースはサブチャネル9とサブチャネル10であった。
【0085】
TBSの計算では、10PRBs*2サブチャネル=20PRBsによりTBSを計算した。
【0086】
第2の段階のSCIの利用可能リソースが10PRBs*2サブチャネル=20PRBsであり、20PRBsにより第2の段階のSCIの利用可能リソースを計算した。また、第2の段階のSCIのマッピング時に、101番目のPRBsにマッピングされなく、又は、101番目のPRB上で伝送される情報が100番目のPRBでの情報の重複である。
【0087】
以上では図1を参照しながら本発明に係る実施例によるリソース決定方法を詳細に記述した。以下では図2を参照しながら本発明に係る実施例による端末機器を詳細に記述する。
【0088】
図2は本発明に係る実施例による端末機器の構成模式図である。図2に示すように、端末機器200は、
サブチャネルの大きさにより、リソースプール中の残りの周波数領域リソースを決定することに利用可能である決定モジュール202と、
前記残りの周波数領域リソースを独立的に第1のサブチャネルとし、又は、前記リソースプール中の残りの周波数領域リソースを第2のサブチャネルに含めることに利用可能であるサブチャネル区分モジュール204と、を備える。
【0089】
本発明に係る実施例では、リソースプール中の残りの周波数領域リソースを独立的に1つのサブチャネルとし、又は、リソースプール中の残りの周波数領域リソースをある一つのサブチャネル内に含めることで、この部分の残りの周波数領域リソースを十分に利用して、システム中の周波数領域リソースの利用率を高めることができる。
【0090】
選択可能に、一実施例として、決定モジュール202は、更に、前記リソースプール中の第1のリソースを決定することに利用可能である。
【0091】
選択可能に、一実施例として、前記第1のリソースはスケジューリングされるリソースである。
【0092】
選択可能に、一実施例として、前記第1のリソースは第2の段階のサイドリンク制御情報SCIのリソースである。
【0093】
選択可能に、一実施例として、前記第1のリソースはチャネルビジー率CBR、チャネル占有率CRの少なくとも一項を測定する測定リソースである。
【0094】
選択可能に、一実施例として、前記第1のリソースは前記第1のサブチャネルを含まない。
【0095】
選択可能に、一実施例として、前記端末機器においては前記第1のサブチャネル上で、スケジューリングされること、データ送信、データ受信、CBR測定、CR測定の少なくとも一項を実行することが要望されない。
【0096】
選択可能に、一実施例として、前記第1のリソースは前記第1のサブチャネルと第2のリソースを含み、前記第2のリソースは少なくとも番号が前記第1のサブチャネルの番号に隣接する第3のサブチャネルを含む。
【0097】
選択可能に、一実施例として、前記第1のリソースがスケジューリングされるリソースである場合に、決定モジュール202は、N+1個のサブチャネルにより下り制御情報DCI又はSCIの周波数領域指示ビット大きさを決定するステップであって、前記リソースプール中のサブチャネルの数がN+1であるステップ、又は、N個のサブチャネルによりDCI又はSCIの周波数領域指示ビット大きさを決定するステップであって、Nが正の整数であるステップを実行することに利用可能である。
【0098】
選択可能に、一実施例として、前記第1のリソースがスケジューリングされるリソースである場合に、決定モジュール202は、前記第1のリソースにより第1のトランスポートブロックサイズTBSを決定することに利用可能である。
【0099】
選択可能に、一実施例として、前記第1のリソースがスケジューリングされるリソースである場合に、決定モジュール202は、前記第1のリソースにより、第2の段階のSCIのリソース決定と、第2の段階のSCIのリソースマッピングとの少なくとも一項を実行することに利用可能である。
【0100】
選択可能に、一実施例として、前記第2の段階のSCIに利用可能な周波数領域リソースはTBSの決定に用いられる周波数領域リソースと同じである。
【0101】
選択可能に、一実施例として、前記第1のリソースにより第2の段階のSCIのリソースマッピングを実行すれば、前記第2の段階のSCIが前記第1のサブチャネルにマッピングされなく、又は前記第1のサブチャネルでのマッピング情報が前記第2の段階のSCIの前のリソース要素での情報の重複である。
【0102】
選択可能に、一実施例として、前記第1のリソースがスケジューリングされるリソースである場合に、前記第1のリソースは目標トランスポートブロックを伝送するためのものとなり、前記目標トランスポートブロックの第2のTBSは前記サブチャネルの大きさと前記第1のリソースのサブチャネルの数により決定され、又は、前記第2の段階のSCIのリソース大きさは前記サブチャネルの大きさと前記第1のリソースのサブチャネルの数により決定される。
【0103】
選択可能に、一実施例として、前記第2のTBSのリソース大きさ又は前記第2の段階のSCIのリソース大きさの決定は、式M=Ssch×Numschにより行われ、ここで、Mは前記第2のTBSのリソース大きさを決定するためのものであり、又はMは前記第2の段階のSCIのリソース大きさであり、Sschは上位レイヤで配置されたサブチャネルの大きさであり、Numschは前記第1のリソースのサブチャネルの数である。
【0104】
選択可能に、一実施例として、前記第2のTBSのリソース大きさ又は前記第2の段階のSCIのリソース大きさの決定は、式M=Ssch×(Numsch-1)により行われ、ここで、Mは前記第2のTBSのリソース大きさを決定するためのものであり、又はMは前記第2の段階のSCIのリソース大きさであり、Sschは上位レイヤで配置されたサブチャネルの大きさであり、Numschは前記第1のリソースのサブチャネルの数である。
【0105】
選択可能に、一実施例として、前記第1のTBSのリソース大きさの決定、前記第2のTBSのリソース大きさ又は前記第2の段階のSCIのリソース大きさの決定は、いずれも式M=Ssch×(Numsch-1)+Sremainにより行われ、ここで、Mは前記第1のTBSのリソース大きさを決定するためのものであり、又はMは前記第2のTBSのリソース大きさを決定するためのものであり、又はMは前記第2の段階のSCIのリソース大きさであり、Sschは上位レイヤで配置されたサブチャネルの大きさであり、Numschは前記第1のリソースのサブチャネルの数であり、Sremainは前記第1のサブチャネルのリソース大きさである。
【0106】
選択可能に、一実施例として、前記第1のサブチャネルは、物理サイドリンク制御チャネルPSCCH、特別な物理サイドリンク共有チャネルPSSCHの少なくとも一項を伝送するためのものとなる。
【0107】
選択可能に、一実施例として、前記第1のサブチャネルの番号は前記リソースプール中の最大番号又は最小番号であり、又は、前記第2のサブチャネルの番号は前記リソースプール中の最大番号又は最小番号である。
【0108】
選択可能に、一実施例として、前記第1のリソースは前記第2のサブチャネルを含む。
【0109】
選択可能に、一実施例として、前記第1のリソースがスケジューリングされるリソースである場合に、決定モジュール202は、N個のサブチャネルによりDCI又はSCIの周波数領域指示ビット大きさを決定することに利用可能であり、前記リソースプール中のサブチャネルの数がNであり、Nが正の整数である。
【0110】
選択可能に、一実施例として、前記第1のリソースがスケジューリングされるリソースである場合に、決定モジュール202は、前記第1のリソースにより第3のTBSを決定することに利用可能である。
【0111】
選択可能に、一実施例として、前記第1のリソースがスケジューリングされるリソースである場合に、決定モジュール202は、前記第1のリソースにより、第2の段階のSCIのリソース決定と、第2の段階のSCIのリソースマッピングとの少なくとも一項を実行することに利用可能である。
【0112】
選択可能に、一実施例として、前記第2の段階のSCIに利用可能な周波数領域リソースはTBSの決定に用いられる周波数領域リソースと同じである。
【0113】
選択可能に、一実施例として、前記第1のリソースにより第2の段階のSCIのリソースマッピングを実行すれば、前記第2の段階のSCIが前記残りの周波数領域リソースにマッピングされなく、又は前記残りの周波数領域リソースでのマッピング情報が前記第2の段階のSCIの前のリソース要素での情報の重複である。
【0114】
選択可能に、一実施例として、前記第1のリソースがスケジューリングされるリソースである場合に、前記第1のリソースは目標トランスポートブロックを伝送するためのものとなり、前記目標トランスポートブロックの第4のTBSは前記サブチャネルの大きさと前記第1のリソースのサブチャネルの数により決定され、又は、前記第2の段階のSCIのリソース大きさは前記サブチャネルの大きさと前記第1のリソースのサブチャネルの数により決定される。
【0115】
選択可能に、一実施例として、前記第4のTBSのリソース大きさ又は前記第2の段階のSCIのリソース大きさの決定は、式M=Ssch×Numschにより行われ、ここで、Mは前記第4のTBSのリソース大きさを決定するためのものであり、又はMは前記第2の段階のSCIのリソース大きさであり、Sschは上位レイヤで配置されたサブチャネルの大きさであり、Numschは前記第1のリソースのサブチャネルの数である。
【0116】
選択可能に、一実施例として、前記第3のTBSのリソース大きさの決定、前記第4のTBSのリソース大きさ又は前記第2の段階のSCIのリソース大きさの決定は、いずれも式M=Ssch×(Numsch-1)+Ssch+Sremainにより行われ、ここで、Mは前記第3のTBSのリソース大きさを決定するためのものであり、又はMは前記第4のTBSのリソース大きさを決定するためのものであり、又はMは前記第2の段階のSCIのリソース大きさであり、Sschは上位レイヤで配置されたサブチャネルの大きさであり、Numschは前記第1のリソースのサブチャネルの数であり、Sremainは前記残りの周波数領域リソースの大きさである。
【0117】
選択可能に、一実施例として、前記CBR又は前記CRの測定リソースは前記残りの周波数領域リソースを含む。
【0118】
選択可能に、一実施例として、前記CBR又は前記CRの測定リソースは前記残りの周波数領域リソースを含まない。
【0119】
選択可能に、一実施例として、前記残りの周波数領域リソースは、前記残りの周波数領域リソースが1つのサブチャネルの大きさよりも小さい周波数領域リソースであることと、前記残りの周波数領域リソースが前記リソースプールの帯域幅と上位レイヤで配置されたサブチャネルの大きさによって決定されることとの少なくとも一項を満たす。
【0120】
選択可能に、一実施例として、決定モジュール202は、DCI指示、SCI指示、上位レイヤシグナリングによる配置の少なくとも一項により、前記第1のリソースに前記残りの周波数領域リソース又は前記第1のサブチャネルが含まれるか否かを決定することに利用可能である。
【0121】
本発明に係る実施例による端末機器200については本発明に係る実施例の方法100に対応する流れを参照でき、また、当該端末機器200における各ユニット/モジュールと上記他の操作及び/又は機能はそれぞれ方法100における対応する流れを実現するためのものであり、同じ又は同等な技術効果を達成でき、簡素化するために、ここで詳細な説明を省略する。
【0122】
本明細書における各実施例は漸進的に説明されたが、各実施例において重点として説明したのは一般に他の実施例との相違点であり、各実施例間の同じまたは類似的な部分については互いに参照すればよい。機器実施例については、方法実施例に基本的に類似するので、説明は比較的簡単であり、関連部分については方法実施例の説明の一部を参照すればよい。
【0123】
単数形の名詞を指し示す時に不定冠詞又は定冠詞(例えば、「1つ」、「一」、「当該」)を使用した場合に、特に断らない限り、当該単数形の名詞は当該名詞の複数形を含む。
【0124】
なお、明細書と特許請求の範囲で「第1の」と「第2の」等の技術用語を使用して、類似したサブチャネル同士及びリソース同士を区別したが、これらの技術用語は順序又は時系列を記述するものとならない。理解すべきであるように、このように使用した技術用語は適切な環境では交換可能であり、また、本明細書で記述された発明の実施手段は本明細書で記述され又は説明された順序以外の他の順序で操作してもよい。
【0125】
図3は本発明の別の実施例の端末機器のブロック図である。図3に示す端末機器300は、少なくとも1つのプロセッサ301、メモリ302、少なくとも1つのネットワークインタフェース304及びユーザインタフェース303を含む。端末機器300における各コンポーネントがバスシステム305によって接続される。バスシステム305がこれらのコンポーネントの間の接続通信を実現するためのものであることが理解可能である。バスシステム305はデータバスに加えて、さらに電源バス、制御バス及び状態信号バスを含む。ただし、説明を明瞭にするために、図3において各種のバスが全てバスシステム305とされている。
【0126】
その中、ユーザインタフェース303は、ディスプレイ、キーボード、クリックデバイス(例えば、マウス、トラックボール(trackball))、タッチパッド又はタッチパネル等を備えてもよい。
【0127】
本発明の実施例中のメモリ302は揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってもよく、又は揮発性及び不揮発性メモリの両方を含んでもよいことが理解可能である。ここで、不揮発性メモリは、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory,ROM)、プログラマブル読み取り専用メモリ(Programmable ROM,PROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(Erasable PROM,EPROM)、電気的消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(Electrically EPROM,EEPROM)又はフラッシュメモリであってよい。揮発性メモリはランダムアクセスメモリ(Random Access Memory,RAM)であってよく、外部キャッシュとして用いられる。例示的なものであり限定する意図がない説明によれば、例えば、スタティックランダムアクセスメモリ(Static RAM,SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(Dynamic RAM,DRAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchronous DRAM,SDRAM)、ダブルデータレート同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Double Data Rate SDRAM,DDRSDRAM)、強化型同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Enhanced SDRAM,ESDRAM)、同期接続ダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchlink DRAM,SLDRAM)及びダイレクトラムバスランダムアクセスメモリ(Direct Rambus RAM,DRRAM)のような多くの形のRAMが使用可能である。本発明の実施例に記載のシステムと方法のメモリ302はこれらのメモリ及び他のいかなる適切なメモリを含むが、それらに限定されない。
【0128】
いくつかの実施形態では、メモリ302には、実行可能モジュール又はデータ構造、或いはそれらの部分集合、或いはそれらの拡張集合、オペレーティングシステム3021とアプリケーション3022が記憶されている。
【0129】
ここで、オペレーティングシステム3021は、例えば、フレームワーク層、コアライブラリ層、駆動層等、各種のシステムプログラムを含み、各種の基本サービスを実現し、ハードウェアに基づくタスクを処理するように構成される。アプリケーション3022は、例えば、メディアプレーヤー(Media Player)、ブラウザ(Browser)等、各種のアプリケーションを含み、各種のアプリケーションサービスを実現するように構成される。本発明の実施例方法を実現するプログラムはアプリケーション3022に含めてもよい。
【0130】
本発明に係る実施例では、端末機器300は、メモリ302に記憶され且つプロセッサ301において実行可能なコンピュータプログラムを更に備え、コンピュータプログラムがプロセッサ301により実行されると、下記の方法実施例100のステップを実現する。
【0131】
上記の本発明の実施例で開示された方法は、プロセッサ301に用いることができ、又はプロセッサ301によって実現することができる。プロセッサ301は信号処理能力を有する集積回路チップであってよい。実施過程では、上記方法の各ステップはプロセッサ301のハードウェアの集積論理回路又はソフトウェア形態の命令によって完成可能である。上記プロセッサ31は共通プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(Digital Signal Processor,DSP)、専用集積回路(Application Specific Integrated Circuit,ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(Field Programmable Gate Array,FPGA)又は他のプログラマブル論理デバイス、離散ゲート又はトランジスタ論理デバイス、離散ハードウェアコンポーネントであってもよい。本発明の実施例で開示された各方法、ステップ及び論理ブロック図を実現又は実行することができる。共通プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよいし、いかなる一般のプロセッサ等であってもよい。本発明の実施例によって開示された方法のステップは、ハードウェア復号プロセッサにより実行、完了し、又は復号プロセッサ中のハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせにより実行、完了するように直接体現することができる。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ、プログラマブル読み出し専用メモリ又は電気的消去可能なプログラマブルメモリ、レジスタなど、本分野でよく用いられているコンピュータ可読記憶媒体にあってもよい。当該コンピュータ可読記憶媒体はメモリ302に位置し、プロセッサ301はメモリ302中の情報を読み取り、そのハードウェアと組み合わせて上記方法のステップを完成する。具体的には、当該コンピュータ可読記憶媒体にコンピュータプログラムが記憶されており、コンピュータプログラムがプロセッサ301により実行されると、上記方法実施例100の各ステップを実現する。
【0132】
本発明の実施例に記述したこれらの実施例は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード又はそれらの組合せによって実現できることが理解可能である。ハードウェアによる実現について、処理ユニットは、1つ又は複数の特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuits,ASIC)、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processing,DSP)、デジタル信号処理装置(DSP Device,DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device,PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field-Programmable Gate Array,FPGA)、共通プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、本願に記載の機能を実行するための他の電子ユニット又はそれらの組合せにおいて実現することができる。
【0133】
ソフトウェアによる実現について、本発明の実施例に記載の機能を実行するためのモジュール(例えば、プロセス、関数等)によって本発明の実施例に記載の技術を実現することができる。ソフトウェアコードはメモリに記憶しプロセッサによって実行することができる。メモリはプロセッサ内又はプロセッサの外部で実現することができる。
【0134】
端末機器300は上記実施例における端末機器が実現する各過程を実現でき、且つ同じ又は同等な技術効果を達成でき、繰り返して説明しないように、ここで詳細を省略する。
【0135】
本発明に係る実施例は、コンピュータプログラムを記憶したコンピュータ可読記憶媒体であって、当該コンピュータプログラムがプロセッサにより実行されると、上記方法実施例100の各工程を実現し、且つ同じ技術効果を達成できるコンピュータ可読記憶媒体を更に提供し、繰り返して説明しないように、ここで詳細を省略する。その中、前記のコンピュータ可読記憶媒体は、例えば、読み出し専用メモリ(Read-Only Memory,ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory,RAM)、磁気ディスク又は光ディスク等である。
【0136】
説明必要であるように、本明細書において、「含む」、「からなる」という用語又はその他のあらゆる変形は、非排他的包含を含むように意図され、それにより一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素のみならず、明示されていない他の要素、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素をも含む。特に断らない限り、語句「1つの……を含む」により限定される要素は、該要素を含むプロセス、方法、物品又は装置に別の同じ要素がさらに存在することを排除するものではない。
【0137】
以上の実施形態に対する説明によって、当業者であれば上記実施例の方法がソフトウェアと必要な共通ハードウェアプラットフォームとの組合せという形態で実現できることを明確に理解可能であり、当然ながら、ハードウェアによって実現してもよいが、多くの場合において前者はより好ましい実施形態である。このような見解をもとに、本発明の技術的解決手段は実質的に又は従来技術に寄与する部分はソフトウェア製品の形で実施することができ、該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク機器等であってもよい)に本発明の各実施例に記載の方法を実行させる複数の命令を含む。
【0138】
以上、図面を参照しながら本発明の実施例を説明したが、本発明は上記の具体的な実施形態に限定されず、上記の具体的な実施形態は例示的なものに過ぎず、限定的なものではなく、本発明の示唆をもとに、当業者が本発明の趣旨及び特許請求の保護範囲から逸脱することなくなし得る多くの形態は、いずれも本発明の保護範囲に属するものとする。
図1
図2
図3