(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-21
(45)【発行日】2024-07-01
(54)【発明の名称】見守りシステム
(51)【国際特許分類】
G08B 25/04 20060101AFI20240624BHJP
G06Q 50/22 20240101ALI20240624BHJP
【FI】
G08B25/04 K
G06Q50/22
(21)【出願番号】P 2019157382
(22)【出願日】2019-08-13
【審査請求日】2022-08-10
(73)【特許権者】
【識別番号】516061355
【氏名又は名称】高橋 英治
(72)【発明者】
【氏名】高橋 英治
【審査官】松原 徳久
(56)【参考文献】
【文献】特開2011-114550(JP,A)
【文献】特開2020-153721(JP,A)
【文献】特開2001-028644(JP,A)
【文献】特開2004-145875(JP,A)
【文献】特開2017-068422(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q50/22
G08B19/00-31/00
G16H10/00-80/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
見守
りを開始するタイミングを起床するであろう任意の一定時刻と
し、見守りを行う一
定時間内にセンサに反応がない場合のみ
当該見守りを行う一定時間を延長し見守りを継続する
システム。
【請求項2】
見守りを開始するタイミングを起床するであろう任意の一定時刻とし、見守りを行う一
定時間内にセンサに反応がない場合のみ見守る方に通知を行い、かつ、当該見守りを行う
一定時間を延長し見守りを継続するシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、家族と別居されている方や独居高齢者の見守りを簡易的で安価、効率的に行うものである。
【背景技術】
【0002】
インターネットの普及、コンピュータやセンサの低価格化と小型化、受信するスマートフォンなどデバイスの普及により安価で効率的な見守りシステムの構築が可能となった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のシステムは
(イ) センサが複数で取付に手間がかかりシステムの設置が難しい。
(ロ) 情報や処理が多く非効率。
(ハ) 高価になる。
本発明は、以上のような欠点をなくすためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
見守られる方(2)が毎朝起床後に利用される寝室、冷蔵庫、トイレなどのドア (4)に リードセンサ(3)を取り付け、家庭用コンセントに電源ケーブルを取り付けるだけでシステムが起動し、対象者(2)が起床し活動したかどうかのみを効率的に観察し、万が一、活動を観測できない場合にのみ家族や見守る方(1)に通知するシステムである。
長期に見守るため簡易的なシステムにする必要がある。
【発明の効果】
【0006】
(イ) リードセンサ(3)の取付、本体(5)の取付が容易。
(ロ) システムが簡易的。
(ハ) 家庭用電源コンセントに取り付けるだけでシステムが起動。
(二) カメラ、マイクなどが接続されていないため見守られる方のプライバシが保護される。
(ホ) 無事に起床された場合は何も通知しないので、確認作業が不必要で効率的である。
(へ) 起床の一定時間のみの監視のため、見守りが効率的である。
(ト) 設定により必要な情報のみ送信するので見守りが煩雑にならない。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明を実施するためのシステムについて説明する。
リードセンサ(3)とセンサの信号を受信するユニット(6)、メールやアラートを送信するユニット(7)、電源ユニット(5)を接続し本体(8)とする。電源をコンセントに接続するとシステムは待機状態になる。
任意の定刻にシステムが起動し、信号の変化を検知すればシステムは終了。一定時間、信号が変化しない場合はメールやアラートを送信するユニット(7)を起動し、見守る方へメールやアラートを送信しシステムが終了する。メールやアラートを通知された見守る方(1)は家族やその周辺の援助者に速やかに連絡を行うことができる。また、上記一定
時間、信号が変化しない場合は、上記一定時間を延長することもできるし、上記一定時間
の終了時刻を延長することもできる。
本発明は、以上のような構造である。
システムを簡易的にすることにより、効率的で安価な見守りシステムの構築が可能である。
【符号の説明】
【0009】
1 見守る方
2 見守られる方、対象者
3 リードセンサ
4 見守り対象者が毎朝利用するドア
5 電源ユニット
6 センサ受信ユニット
7 メール、アラート送信ユニット
8 本体
9 見守る方が利用するデバイス