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  • 特許-変位測定システム 図1
  • 特許-変位測定システム 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-21
(45)【発行日】2024-07-01
(54)【発明の名称】変位測定システム
(51)【国際特許分類】
   G01B 11/00 20060101AFI20240624BHJP
   G06T 7/60 20170101ALI20240624BHJP
   G06T 7/00 20170101ALI20240624BHJP
【FI】
G01B11/00 H
G06T7/60 180B
G06T7/00 610Z
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2020111726
(22)【出願日】2020-06-29
(65)【公開番号】P2022010929
(43)【公開日】2022-01-17
【審査請求日】2023-04-07
(73)【特許権者】
【識別番号】319017054
【氏名又は名称】日本インフラ計測株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100154634
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 みさ子
(72)【発明者】
【氏名】樋口 哲也
【審査官】山▲崎▼ 和子
(56)【参考文献】
【文献】特開2013-064680(JP,A)
【文献】国際公開第2019/130234(WO,A1)
【文献】特開平09-078541(JP,A)
【文献】特開2015-141151(JP,A)
【文献】特開2012-103009(JP,A)
【文献】特開2003-075116(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01B 11/00-11/30
G02B 5/12
G06T 7/00
G06T 7/60
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
2次元平面に形成され、所定の方向に所定のピッチを有する第1の領域と第2の領域とからなる繰り返し構造を備え、前記第2の領域が再帰性反射材を含み、基板面上のx方向及びy方向に沿って所定のピッチで形成された模様が形成された複数のマーカと、
前記複数のマーカに赤外線を含む光を照射する光源と、
前記複数のマーカからの反射光を同時に撮像して赤外線透過フィルタを有し、前記反射光が該赤外線透過フィルタを透過した前記複数のマーカの画像を取得する撮像手段と、
前記撮像手段により取得した前記複数のマーカの画像の繰り返し模様に基づいて、サンプリングモアレ法に基づく演算により、前記複数のマーカのうち基準点として配置された基準マーカに対する測定マーカの時間的な変位量を求める変位測定手段と
備えることを特徴とする変位測定システム
【請求項2】
前記複数のマーカの少なくとも一つを測定対象に配置し、前記複数のマーカの他の一つを該測定対象以外の位置に基準点として配置して、該基準点に対する該測定対象の時間的な変位を測定可能である
ことを特徴とする請求項1に記載の変位測定システム。
【請求項3】
前記複数のマーカの少なくとも一つを鉄道線路の側部に配置し、前記複数のマーカの他の一つを該鉄道線路以外の位置に基準点として配置して、該基準点に対する該鉄道線路の時間的な変位を測定可能である
ことを特徴とする請求項1に記載の変位測定システム。
【請求項4】
前記複数のマーカは、
x方向及びy方向において、第1の領域と第2の領域の長さが等しくなるように形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の変位測定システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、構造物の時間的な変位を光学的に測定する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、インフラ構造物、例えば、道路橋、鉄道橋、歩道橋等の橋梁、鉄道線路、建築物等の維持管理は、目視、打音検査等で異常発生箇所を発見するという点検員による膨大な労力によって行われていた。インフラ構造物の大半が高齢化が進み、効率的に点検を行う手法の開発が鋭意進められている。
【0003】
橋梁等に格子または縞模様パターンを有するマーカを設置し、カメラによってマーカを撮像した画像をサンプリングモアレ法により処理して、マーカの時間経過後の変位を測定することによって橋梁等の異常を検知する技術が知られている(例えば、特許文献1または2参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2017-142185号公報
【文献】特開2015-141151号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
変位の測定対象が建物等により、時刻帯によっては日向になることもあり、日陰になることがある。特許文献1または2のマーカでは、一つのマーカの一部が日陰になった場合、マーカの模様のコントラストが日向部分と日陰部分で異なり、そのマーカは変位していないにも拘わらず、測定した変位の変動量が増大するおそれがある。
【0006】
本発明の目的は、上述した問題を解決するもので、測定対象の変位の変動量を抑制可能な変位測定システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の変位測定システムによれば、2次元平面に形成され、所定の方向に所定のピッチを有する第1の領域と第2の領域とからなる繰り返し構造を備え、前記第2の領域が再帰性反射材を含み、基板面上のx方向及びy方向に沿って所定のピッチで形成された模様が形成された複数のマーカと、
前記複数のマーカに赤外線を含む光を照射する光源と、
前記複数のマーカからの反射光を同時に撮像して赤外線透過フィルタを有し、前記反射光が該赤外線透過フィルタを透過した前記複数のマーカの画像を取得する撮像手段と、
前記撮像手段により取得した前記複数のマーカの画像の繰り返し模様に基づいて、サンプリングモアレ法に基づく演算により、前記複数のマーカのうち基準点として配置された基準マーカに対する測定マーカの時間的な変位量を求める変位測定手段とを備えることを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の一実施形態に係る変位測定システムの概略構成図である。
図2】本発明の一実施形態に係るマーカの模式図である。
図3】本発明の一実施形態に係る変位測定装置の概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。なお、複数の図面間において共通する要素については同じ符号を付し、その要素の詳細な説明の繰り返しを省略する。
【0013】
図1は、本発明の一実施形態に係る変位測定システムの概略構成図である。図1を参照するに、変位測定システム10は、鉄道線路11の側部に配置された測定マーカ12と、基準点の基準マーカ13と、測定マーカ12および基準マーカ13に光を照射する光源14と、測定マーカ12および基準マーカ13を撮像するカメラ15と、光源14およびカメラ15に接続された変位測定装置16とを備える。
【0014】
変位測定システム10は、測定マーカ12および基準マーカ13に、光源14により光を照射し、カメラ15によって測定マーカ12および基準マーカ13を撮像して画像データを取得する。変位測定装置16は時間が異なる画像データをカメラ15から受信して、画像データから測定マーカ12および基準マーカ13の画像データを抽出し、サンプリングモアレ法を用いて、基準マーカ13に対する測定マーカ12の時間的な変位を測定する。
【0015】
測定マーカ12は、2本の鉄道線路11に、その長手方向に複数配置される。基準マーカ13は、鉄道線路11から離隔して配置される。測定マーカ12および基準マーカ13は、模様が、例えば鉛直方向および水平方向に規則的に繰り返すように配置される。
【0016】
光源14は、複数(図1では4つ)の測定マーカ12と基準マーカ13に光を照射する。カメラ15は、複数の測定マーカ12および基準マーカ13が一つの画像に撮像されるように設定される。カメラ15は、光源14から測定マーカ12および基準マーカ13に照射され反射された光を受光しやすいように、光源14に隣接して配置することが好ましい。光源14からの入射光の測定マーカ12および基準マーカ13への入射角は、0度~30度の範囲に設定されることが好ましい。ここで、入射角は、測定マーカ12および基準マーカ13の主面の法線方向に対する角度である。後述するように、測定マーカ12および基準マーカ13は、後述する高反射領域に再帰性反射材を含んでいるので、カメラ15は、光源14に近接して配置することが、光源14方向の反射光の光度が大きくなる点で特に好ましい。
【0017】
光源14が赤外線を含む光を照射する場合は、カメラ15は、赤外線透過フィルタを用いることが、他の波長帯の光により測定マーカ12と基準マーカ13の模様のコントラストが低下することを抑制する点で好ましい。カメラ15は、赤外線だけを受光する赤外線カメラでもよく、赤外線透過フィルタを用いる場合と同じ効果が得られる。
【0018】
図2は、本発明の一実施形態に係るマーカの模式図である。図2図1と合わせて参照するに、測定マーカ12および基準マーカ13は、基板面上の2つの方向に沿って所定のピッチで形成された模様が形成される。例えば、測定マーカ12および基準マーカ13は、x方向および、x方向に垂直なy方向に所定のピッチpx、pyで、2つの光学特性の異なる領域、すなわち、低反射領域18および高反射領域19からなる模様が繰り返し形成される。なお、以下、測定マーカ12および基準マーカ13は同じ模様を有しているので、説明の便宜のため、特に断らない限り測定マーカ12について説明する。
【0019】
測定マーカ12の低反射領域18は、光源14から照射される光の波長帯の再帰反射係数が高反射領域19よりも低い領域である。再帰反射係数R’は、高反射領域19および低反射領域18の各々(面積S)を、入射光の方向に垂直に置いて受ける照度En、観測方向への光度Iとした場合、R’=I/(En×S)で表され、例えば、日本産業規格 JIS Z8713-1995の規定による。
【0020】
低反射領域18は、x方向およびy方向のサイズLx、Lyが、各々所定のピッチpx、pyよりも小さく、つまり、Lx<px、Ly<pyに設定される。サイズLx、Lyは各々px/2、py/2であることが変位測定精度が向上する点で好まく、さらにpx=py(=p)であることが好ましい。すなわち、x方向およびy方向において、低反射領域18と高反射領域19との長さが等しくなるように低反射領域18が配置されることが、変位測定精度が向上する点で好ましい。
【0021】
測定マーカ12の高反射領域19は、再帰性反射材を含む領域である。再帰性反射材は、例えば、金属膜の反射層上に微小透明球を多数配列した構造を有する。再帰性反射材は、光源14から入射した光を微小透明球が透過し、反射層で反射した光が再び微小透明球を透過して光源14に向かって伝搬する。再帰性反射材は、その他公知の材料を使用することができる。再帰性反射材は、例えば、広仁社の商品名レフピカを用いることができる。高反射領域19は、再帰性反射材を含むことで低反射領域18よりも所定の波長帯の反射率が高い。再帰性反射材は、再帰性反射フィルムの形態でもよく、再帰性反射層、例えば塗膜の形態でもよい。
【0022】
高反射領域19は、赤外線の波長帯の再帰反射係数R’が高いことが、変位測定精度が低下しない点で好ましい。日中、マーカの一部が日陰になった場合に、従来のマーカでは、日陰になった部分と日向の部分とで模様のコントラストが異なり、変位測定精度が低下することがある。測定マーカ13の高反射領域19が赤外線の波長帯の再帰反射係数R’が高いと、日陰の部分と日向の部分との模様のコントラスの差を低減でき、変位測定精度の低下を抑制できる。一方、低反射領域18は、高反射領域19よりも赤外線の波長帯の再帰反射係数R’が低い領域であり、再帰性反射材を含まない方が高反射領域19とのコントラストを大きくできる点で好ましい。
【0023】
さらに、高反射領域19は、再帰性反射材を含む領域であるので、光源14から赤外線が照射される場合は、光源14の方向、すなわち、光源14に隣接するカメラ15の方向に反射する。これにより、測定マーカ12の一部が日陰になった場合でもその影響を低減できる。
【0024】
低反射領域18および高反射領域19は、表面に着色層が形成されていてもよい。着色層は、低反射領域18および高反射領域19において、黒色であることが、測定マーカ12の一部が日陰になった場合、日向の部分と日陰の部分における低反射領域18および高反射領域19からの反射光の変位の測定への影響をより低減することができる点で好ましい。着色層は、黒色の他、有彩色、例えば濃紺でもよい。着色層の表面に透明のラミネート層を形成してもよい。
【0025】
測定マーカ12は、着色層の表面に親水性の透明のラミネート層を形成することが好ましい。測定マーカ12の表面に降雨、結露等で水滴が形成されることを抑制して、反射光に水滴によるノイズが重畳することを抑制できる。測定マーカ12の表面が親水性であればよく、親水性処理、例えば、酸素プラズマによる表面処理がされていてもよい。日本産業規格R3257-1999「基板ガラス表面のぬれ性試験方法」に規定する試験方法により測定した接触角θが小さい程好ましいが、20度以下であることが好ましい。
【0026】
低反射領域18および高反射領域19は、CIE1976のL***表色系の場合、明度L*が0~50であることが好ましく、0~10であることが特に好ましい。測定マーカ12の一部が日陰になった場合、日向の部分と日陰の部分における低反射領域18および高反射領域19からの反射光の変位の測定への影響をより低減することができる点で好ましい。なお、明度L*の測定は、例えばX-Rite社製モデル939反射分光濃度計を用いることができる。
【0027】
高反射領域19は、図2に示すように、格子状模様に形成することができる。測定マーカ12は、高反射領域19の部分以外の部分に低反射領域18が形成される。
【0028】
代替例としては、図示は省略するが、低反射領域18が格子状模様に形成することができ、低反射領域18の部分以外の部分に高反射領域19が形成される。
【0029】
図1に戻り、変位測定装置16は、測定箇所にある光源14およびカメラ15と、無線または有線により接続されていてもよく、ネットワークを介して接続されていてもよく、クラウドにカメラによって撮像された画像データおよび画像データの測定箇所および日時等の補助情報を蓄積し、必要に応じてダウロードして変位測定装置により測定対象の変位を取得するようにしてもよい。光源14およびカメラ15は、光源14の光照射およびカメラの撮像のタイミングを変位測定装置16の制御信号により制御するようにしてもよく、タイマー等で定期的に制御するようにしてもよい。
【0030】
変位測定装置16は、コンピュータのハードウェアと、そのハードウェア上で実行可能なソフトウェアにより構成することができる。コンピュータは、クラウド上のコンピュータでもよく、ネットワークで接続されたコンピュータでもよい。測定結果は、ネットワークを介して、スマートフォンやパソコンに提供されるようにしてもよい。
【0031】
図3は、本発明の一実施形態に係る変位測定装置の概略機能構成図である。図3を参照するに、変位測定装置16は、画像処理部20、位相算出部21、位相格納部22、変位量算出部23、変位量補正部24および表示部25を有する。変位測定装置16は、図1に示した測定マーカ121~124と基準マーカ13が撮像されている画像データを受信し、基準マーカ13に対する測定マーカ121~124の各々の経時的な変位、例えば少なくとも2つの異なる時点(時点T1、時点T2とし、T1<T2と仮定する。)での変位をサンプリングモアレ法により演算により取得する。サンプリングモアレ法は、例えば、特許文献1に記載された手法を用いることができる。
【0032】
画像処理部20は、画像データに含まれる測定マーカ121~124および基準マーカ13の画像を抽出する。画像データは所定の解像度を有する。さらに、抽出した測定マーカ121~124および基準マーカ13の画像の各々に対して、それらを構成する画素を所定の間引き間隔で間引く処理を行って間引き画像を生成する。
【0033】
位相算出部21は、画像処理部20により生成された測定マーカ121~124および基準マーカ13の画像の各々についての間引き画像を補間することで所定の解像度のモアレ画像の位相を算出する。
【0034】
位相格納部22は、位相算出部21により算出されたモアレ画像の位相を測定マーカ121~124および基準マーカ13の位置を示すインデックスおよび時点T1、T2等の補助情報と共に格納する。
【0035】
変位量算出部23は、時点T1に対する時点T2における位相の位相差に基づいて、測定マーカ121~124および基準マーカ13の各々の画素数を単位とした変位量を算出する。
【0036】
ピッチ算出部は、測定マーカ121~124および基準マーカ13の各々の画像データ上の模様のピッチを画素数を単位として算出する。図1に示したように、カメラ15と測定マーカ121~124および基準マーカ13の各々との距離が異なるため、これらのマーカの模様のもともとのピッチは同じであっても、画像データ上のピッチが異なる。ピッチ算出部は、モアレ画像の位相勾配と画像処理部で用いた間引き間隔に基づいて測定マーカ121~124および基準マーカ13の各々の画像データ上のピッチを算出する。
【0037】
変位量補正部24は、変位量算出部23で算出した測定マーカ121~124および基準マーカ13の各々の変位量をピッチ算出部で算出したピッチで補正して基準マーカ13に対する測定マーカ121~124の実際の変位量を求める。
【0038】
表示部25は、測定マーカ121~124の実際の変位量を例えば表示装置に出力する。
【0039】
本実施形態によれば、測定マーカ12および基準マーカ13が低反射領域18と高反射領域19とからなる繰り返し構造を有し、高反射領域19が再帰性反射材を含んでおり、測定マーカ12または基準マーカ13の一部が日陰になった場合でも、低反射領域18と高反射領域19とのコントラストが日向部分と日陰部分との差を低減することができるので、サンプリングモアレ法による測定される変位の変動量を抑制できる。変位測定システム10は光源14から測定マーカ12および基準マーカ13に赤外線を含む光を照射し再帰性反射材を含む高反射領域19から反射された光を受光するので、マーカの一部が日陰になっても、日向部分と日陰部分とで、低反射領域18と高反射領域19とのコントラストの差を抑制することができるので、サンプリングモアレ法を用いて測定した変位の変動量を抑制できる。
【0040】
上記の実施形態では鉄道線路に測定マーカ121~124を設置した例を示したが、時間的な変位を測定する目的において適用する範囲に制限はない。例えば、測定マーカ12を橋梁の橋脚に設置し、基準マーカ13を橋脚以外の箇所、例えば橋桁の両端の橋台に設置して橋脚の変位を測定してもよく、測定マーカ12を橋桁に設置し、基準マーカ13を橋台または橋脚に設置して橋桁の変位を測定してもよい。
【0041】
上記の実施形態では、再帰性反射材として微小透明球を使用したが本発明はこれに限らず、例えばマイクロプリズムを使用しても良い。要は高反射領域19は、入った方向に再び光が帰る反射現象を生じさせる再帰反射性を呈すればよい。
【0042】
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲に記載された本発明の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。測定マーカ121~124および基準マーカ13は、上記実施形態では高反射領域19または低反射領域18を格子状模様に形成したが、測定する変位の方向に沿って周期的に繰り返す模様であれば特に限定されない。
【符号の説明】
【0043】
10 変位測定システム
11 鉄道線路
12 測定マーカ
13 基準マーカ
14 光源
15 カメラ
16 変位測定装置
18 低反射領域
19 高反射領域

図1
図2
図3