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特許7508169アニメーション表示方法及び装置、コンピュータプログラム並びに電子装置

書誌要約請求の範囲詳細な説明課題実施例実施するための形態図面の説明

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)

(12)【公報種別】特許公報(B2)

(11)【特許番号】

(24)【登録日】2024-06-21

(45)【発行日】2024-07-01

(54)【発明の名称】アニメーション表示方法及び装置、コンピュータプログラム並びに電子装置

(51)【国際特許分類】

A63F 13/52 20140101AFI20240624BHJP

A63F 13/85 20140101ALI20240624BHJP

G06T 13/80 20110101ALI20240624BHJP

【ＦＩ】

A63F13/52

A63F13/85

G06T13/80 A

【請求項の数】 15

(21)【出願番号】P 2022517926

(86)(22)【出願日】2020-10-16

(65)【公表番号】

(43)【公表日】2022-11-24

(86)【国際出願番号】 CN2020121467

(87)【国際公開番号】W WO2021098419

(87)【国際公開日】2021-05-27

【審査請求日】2022-03-18

(31)【優先権主張番号】201911159614.3

(32)【優先日】2019-11-22

(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN

(73)【特許権者】

【識別番号】517392436

【氏名又は名称】▲騰▼▲訊▼科技（深▲セン▼）有限公司

【氏名又は名称原語表記】ＴＥＮＣＥＮＴＴＥＣＨＮＯＬＯＧＹ（ＳＨＥＮＺＨＥＮ）ＣＯＭＰＡＮＹＬＩＭＩＴＥＤ

【住所又は居所原語表記】３５／Ｆ，ＴｅｎｃｅｎｔＢｕｉｌｄｉｎｇ，ＫｅｊｉｚｈｏｎｇｙｉＲｏａｄ，ＭｉｄｗｅｓｔＤｉｓｔｒｉｃｔｏｆＨｉ－ｔｅｃｈＰａｒｋ，ＮａｎｓｈａｎＤｉｓｔｒｉｃｔ，Ｓｈｅｎｚｈｅｎ，Ｇｕａｎｇｄｏｎｇ５１８０５７，ＣＨＩＮＡ

(74)【代理人】

【識別番号】100110364

【弁理士】

【氏名又は名称】実広信哉

(74)【代理人】

【識別番号】100150197

【弁理士】

【氏名又は名称】松尾直樹

(72)【発明者】

【氏名】▲劉▼ 智洪

(72)【発明者】

【氏名】梁超

【審査官】三村拓哉

(56)【参考文献】

【文献】国際公開第２００５／１０１１７２（ＷＯ，Ａ１）

【文献】特表２０１８－５２０７２５（ＪＰ，Ａ）

【文献】特開平１０－２４３３６８（ＪＰ，Ａ）

【文献】特開２０１３－１０１４７３（ＪＰ，Ａ）

【文献】特開２００６－００４２９２（ＪＰ，Ａ）

【文献】米国特許第０７４６８７２９（ＵＳ，Ｂ１）

【文献】米国特許出願公開第２００８／０１０２９５９（ＵＳ，Ａ１）

(58)【調査した分野】(Int.Cl.，ＤＢ名)

Ａ６３Ｆ１３／００ー１３／９８

Ａ６３Ｆ９／２４

Ｇ０６Ｆ３／０４８１－３／０４８６

(57)【特許請求の範囲】

【請求項1】

電子装置が実行するアニメーション表示方法であって、
ターゲットゲームアプリケーションの設置インターフェースに第１の表示領域を表示するステップであって、前記設置インターフェースは、前記ターゲットゲームアプリケーションのゲームプレイモードを設置するためのインターフェースであり、前記第１の表示領域は、前記ターゲットゲームアプリケーションにおける第１の動作フローを表示するための領域であるステップと、
前記第１の表示領域が選択されていない場合、前記第１の表示領域に第１の画像を表示するステップであって、前記第１の画像は、前記第１の動作フローにおける少なくとも１つの表示画像であるステップと、
前記第１の表示領域が選択された場合、前記第１の表示領域で第１のアニメーションを再生するステップであって、前記第１のアニメーションは、前記第１の動作フローにおける少なくとも１セットの表示画像を再生するためのものであるステップと、を含む
ことを特徴とする方法。

【請求項2】

前記第１の表示領域で第１のアニメーションを再生した後、
前記第１の表示領域が選択から未選択に変更された場合、前記第１の表示領域で、前記第１のアニメーションの再生から前記第１の画像の表示に切り替えるステップをさらに含む
ことを特徴とする請求項１に記載の方法。

【請求項3】

前記第１の表示領域が選択された場合、前記第１の表示領域で第１のアニメーションを再生するステップは、
前記第１の表示領域が選択された場合、前記第１の表示領域で前記第１のアニメーションをリピート再生するステップを含む、
ことを特徴とする請求項１または２に記載の方法。

【請求項4】

前記ターゲットゲームアプリケーションの設置インターフェースに前記第１の表示領域を表示するときに、前記設置インターフェースに第２の表示領域を表示するステップであって、前記第２の表示領域は、前記ターゲットゲームアプリケーションにおける第２の動作フローを表示するための領域であるステップと、
前記第２の表示領域が選択されていない場合、前記第２の表示領域に第２の画像を表示するステップであって、前記第２の画像は、前記第２の動作フローにおける少なくとも１つの表示画像であるステップと、
前記第２の表示領域が選択された場合、前記第２の表示領域で第２のアニメーションを再生するステップであって、前記第２のアニメーションは、前記第２の動作フローにおける少なくとも１セットの表示画像を再生するためのものであるステップと、をさらに含むことを特徴とする請求項１～３の何れか一項に記載の方法。

【請求項5】

前記第２の表示領域が選択された場合、前記第２の表示領域で第２のアニメーションを再生するステップは、
前記第２の表示領域が選択された場合、前記第２の表示領域で前記第２のアニメーションをリピート再生するステップを含む、
ことを特徴とする請求項４に記載の方法。

【請求項6】

前記第１の表示領域で前記第１のアニメーションを再生し、且つ、前記第２の表示領域に前記第２の画像を表示する場合、
前記設置インターフェースにおいて第１の選択動作を取得するステップであって、前記第１の選択動作は、前記第２の表示領域を選択し、前記第１の表示領域を未選択に設置するための動作であるステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項４に記載の方法。

【請求項7】

前記第１の表示領域に前記第１の画像を表示し、且つ、前記第２の表示領域で前記第２のアニメーションを再生する場合、
前記設置インターフェースにおいて第２の選択動作を取得するステップであって、前記第２の選択動作は、前記第１の表示領域を選択し、前記第２の表示領域を未選択に設置するための動作であるステップをさらに含む
ことを特徴とする請求項４に記載の方法。

【請求項8】

電子装置に搭載されるアニメーション表示装置であって、
ターゲットゲームアプリケーションの設置インターフェースに第１の表示領域を表示するための第１の表示ユニットであって、前記設置インターフェースは、前記ターゲットゲームアプリケーションのゲームプレイモードを設置するためのインターフェースであり、前記第１の表示領域は、前記ターゲットゲームアプリケーションにおける第１の動作フローを表示するための領域である第１の表示ユニットと、
前記第１の表示領域が選択されていない場合、前記第１の表示領域に第１の画像を表示するための第２の表示ユニットであって、前記第１の画像は、前記第１の動作フローにおける少なくとも１つの表示画像である第２の表示ユニットと、
前記第１の表示領域が選択された場合、前記第１の表示領域で第１のアニメーションを再生するための第３の表示ユニットであって、前記第１のアニメーションは、前記第１の動作フローにおける少なくとも１セットの表示画像を再生するためのものである第３の表示ユニットと、を含む
ことを特徴とするアニメーション表示装置。

【請求項9】

前記第１の表示領域で第１のアニメーションを再生した後、前記第１の表示領域が選択から未選択に変更された場合、前記第１の表示領域で、前記第１のアニメーションの再生から前記第１の画像の表示に切り替えるための第４の表示ユニットをさらに含む、
ことを特徴とする請求項８に記載のアニメーション表示装置。

【請求項10】

前記第３の表示ユニットは、前記第１の表示領域が選択された場合、前記第１の表示領域で前記第１のアニメーションをリピート再生するための第１の再生モジュールを含む、
ことを特徴とする請求項８または９に記載のアニメーション表示装置。

【請求項11】

前記ターゲットゲームアプリケーションの設置インターフェースに前記第１の表示領域を表示するときに、前記設置インターフェースに第２の表示領域を表示するための第５の表示ユニットであって、前記第２の表示領域は、前記ターゲットゲームアプリケーションにおける第２の動作フローを表示するための領域である第５の表示ユニットと、
前記第２の表示領域が選択されていない場合、前記第２の表示領域に第２の画像を表示するための第６の表示ユニットであって、前記第２の画像は、前記第２の動作フローにおける少なくとも１つの表示画像である第６の表示ユニットと、
前記第２の表示領域が選択された場合、前記第２の表示領域で第２のアニメーションを再生するための再生ユニットであって、前記第２のアニメーションは、前記第２の動作フローにおける少なくとも１セットの表示画像を再生するためのものである再生ユニットと、をさらに含む
ことを特徴とする請求項８～１０の何れか一項に記載のアニメーション表示装置。

【請求項12】

前記再生ユニットは、前記第２の表示領域が選択された場合、前記第２の表示領域で前記第２のアニメーションをリピート再生するための第２の再生モジュールを含む、
ことを特徴とする請求項１１に記載のアニメーション表示装置。

【請求項13】

前記第１の表示領域で前記第１のアニメーションを再生し、且つ、前記第２の表示領域に前記第２の画像を表示する場合、前記設置インターフェースにおいて第１の選択動作を取得するための取得ユニットをさらに含み、
前記第１の選択動作は、前記第２の表示領域を選択し、前記第１の表示領域を未選択に設置するための動作である、
ことを特徴とする請求項１１に記載のアニメーション表示装置。

【請求項14】

コンピュータプログラムであって、
コンピュータ可読命令を含み、
前記コンピュータ可読命令は、実行される場合に請求項１から７のいずれか１項に記載の方法を実行する
コンピュータプログラム。

【請求項15】

メモリ及び１つ又は複数のプロセッサーを含む電子装置であって、
前記メモリには、コンピュータ可読命令が記憶され、
前記電子装置は、前記１つ又は複数のプロセッサーが前記コンピュータ可読命令を実行することによって請求項１から７のいずれか１項に記載の方法を実行するように配置される
ことを特徴とする電子装置。

【発明の詳細な説明】

【技術分野】

【0001】

本出願は、２０１９年１１月２２日にて中国特許庁に提出された、出願号が２０１９１１１５９６１４３であり、出願の名称が「アニメーション表示方法及び装置、記憶媒体並びに電子装置」である中国特許出願に基づく優先権を主張し、その全内容を本出願に援用する。

【背景技術】

【0002】

本出願は、コンピュータ分野に関し、具体的に、アニメーション表示方法及び装置、記憶媒体並びに電子装置に関する。

【0003】

ゲーム分野では、様々なデータ及びパラメータ情報があり、プレイヤーが上記の情報を素早く理解し、学ぶことができるように、ゲームガイダンスという機能モジュールがゲーム内に設置される。

【発明の概要】

【発明が解決しようとする課題】

【0004】

なお、関連技術におけるゲームガイダンスでは、プレイヤーが具体的な役割を了解できるように、主にプロンプトボックス又は画像表示の方式を使用して上記の情報を説明しているが、いくつかの情報、例えばゲームプレイモードの紹介について、上記のゲームプレイモードにおける１つのデータ又は１つのパラメータを紹介するだけでなく、上記のゲームプレイモードのプロセス全体を説明する必要がある。

【0005】

さらに例を挙げて説明し、ゲームがプレイヤーに「発射」設置インターフェースをよりよく理解させるようにガイドすると仮定し、具体的に、発射は、一次発射モード及び高度発射モードの２つのタイプに分けることができるが、静的な言語の説明又は静的画像の表示という方式だけでは、プレイヤーが、これら２つのモードの具体的な区別を理解するのが難しい場合がある。

【0006】

即ち、関連技術には、ゲームガイダンスの表示方式が単一であるという問題がある。

【0007】

上記の問題に関して、効果的な解决策がまだ提案されていない。

【課題を解決するための手段】

【0008】

本出願によって提供される様々な実施例によれば、アニメーション表示方法及び装置、記憶媒体並びに電子装置が提供される。

【0009】

本出願の実施例の一態様によれば、電子装置が実行するアニメーション表示方法を提供し、ターゲットゲームアプリケーションの設置インターフェースに第１の表示領域を表示するステップであって、前記第１の表示領域は、前記ターゲットゲームアプリケーションにおける第１の動作フローを表示するための領域であるステップと、前記第１の表示領域が選択されていない場合、前記第１の表示領域に第１の画像を表示するステップであって、前記第１の画像は、前記第１の動作フローにおける少なくとも１つの表示画像であるステップと、前記第１の表示領域が選択された場合、前記第１の表示領域で第１のアニメーションを再生するステップであって、前記第１のアニメーションは、前記第１の動作フローにおける少なくとも１セットの表示画像を表示するためのものであるステップと、を含む。

【0010】

本出願の実施例の別の態様によれば、電子装置に搭載されるアニメーション表示装置を提供し、ターゲットゲームアプリケーションの設置インターフェースに第１の表示領域を表示するための第１の表示ユニットであって、前記第１の表示領域は、前記ターゲットゲームアプリケーションにおける第１の動作フローを表示するための領域である第１の表示ユニットと、前記第１の表示領域が選択されていない場合、前記第１の表示領域に第１の画像を表示するための第２の表示ユニットであって、前記第１の画像は、前記第１の動作フローにおける少なくとも１つの表示画像である第２の表示ユニットと、前記第１の表示領域が選択された場合、前記第１の表示領域で第１のアニメーションを再生するための第３の表示ユニットであって、前記第１のアニメーションは、前記第１の動作フローにおける少なくとも１セットの表示画像を再生するためのものである第３の表示ユニットと、を含む。

【0011】

本出願の実施例のさらに別の態様によれば、１つ又は複数のコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供し、当該コンピュータ可読記憶媒体には、コンピュータ可読命令が記憶され、当該コンピュータ可読命令は、実行される場合に上記のアニメーション表示方法を実行するように配置される。

【0012】

本出願の実施例のさらに別の態様によれば、電子装置をさらに提供し、メモリ、１つ又は複数のプロセッサー、及びメモリに記憶され１つ又は複数のプロセッサーで実行されるコンピュータ可読命令を含み、前記１つ又は複数のプロセッサーは、コンピュータ可読命令によって上記のアニメーション表示方法を実行する。

【0013】

本出願の１つ又は複数の実施例の詳細は、以下の図面及び説明に示される。本出願の明細書、図面及び特許請求の範囲に基づいて、本出願の他の特徴、目的及び利点はより明らかになる。

【図面の簡単な説明】

【0014】

本出願の実施例における技術的解決策をより明確に説明するために、以下は、実施例の説明で使用される図面を簡単に紹介し、明らかに、以下の説明の図面は、本出願のいくつかの実施例に過ぎず、当業者にとって、他の図面は、創造的作業なしにこれらの図面に基づいて得ることができる。

【0015】

【図1】本出願の実施例によるアニメーション表示方法の適用環境の概略図である。

【図2】本出願の実施例によるアニメーション表示方法の概略フローチャートである。

【図3】本出願の実施例によるアニメーション表示方法の概略図である。

【図4】本出願の実施例による別のアニメーション表示方法の概略図である。

【図5】本出願の実施例による別のアニメーション表示方法の概略図である。

【図6】本出願の実施例による別のアニメーション表示方法の概略図である。

【図7】本出願の実施例による別のアニメーション表示方法の概略図である。

【図8】本出願の実施例による別のアニメーション表示方法の概略図である。

【図9】本出願の実施例による別のアニメーション表示方法の概略図である。

【図10】本出願の実施例によるアニメーション表示装置のブロック図である。

【図11】本出願の実施例による電子装置のブロック図である。

【発明を実施するための形態】

【0016】

以下、当業者が本発明の解決策をよりよく理解できるようにするために、本発明の実施例における添付の図面を参照しながら、本発明の実施例における技術的解決策を明確かつ完全に説明する。明らかに、記載される実施例は、本発明の実施形態の一部に過ぎず、全ての実施例ではない。創造的作業なしに本発明の実施例に基づいて当業者によって得られる他の全ての実施例は、本発明の範囲内に含まれるべきである。

【0017】

なお、本出願の明細書、特許請求の範囲及び上記の図面における「第１の」、「第２の」という用語は、類似するオブジェクトを区別するためのものであり、必ずしも特定の順序又は先後順序を説明するわけではない。このように使用されるデータは、適切な状況で交換できるので、本明細書に記載の本出願の実施例は、本明細書に図示又は記載される順序以外の順序で実施できることを理解されたい。また、「含む」、「有する」という用語及びそれらの任意の変形は、非排他的な包含を含むことを意図し、例えば、一連のステップ又はユニットを含むプロセス、方法、システム、製品又は装置は、必ずしも明確にリストされているステップ又はユニットに限定されるわけではなく、明確にリストされていない、又はこれらのプロセス、方法、製品又は装置に固有の他のステップ又はユニットを含む。

【0018】

本出願の実施例の一態様によれば、アニメーション表示方法を提供し、一実施形態として、上記のアニメーション表示方法は、図１に示すハードウェア環境におけるゲームシステムに適用することができるが、これに限定されない。当該ゲームシステムは、端末装置１０２、ネットワーク１１０及びゲームアプリケーションサーバー１１２を含んでもよいが、これに限定されない。当該端末装置１０２において、ターゲットゲームアプリケーションのクライアント(図１に示すゲームクライアント)が実行され、ターゲットゲームアプリケーションは、ゲームアプリケーションサーバー１１２において実行され、端末装置１０２によってゲーム画面を表示するターゲットゲームアプリケーションである。上記の端末装置は、ディスプレイ１０８、１つ又は複数のプロセッサー１０６及びメモリ１０４を含んでもよいが、これらに限定されない。ディスプレイ１０８は、ターゲットゲームアプリケーションの設置インターフェースにおける第１の表示領域を表示し、１つ又は複数のプロセッサー１０６は、ターゲットゲームアプリケーションの設置インターフェースにおける第１の表示領域を取得し、当該第１の表示領域に対して動作命令検出(例えば、タッチ命令、選択命令など)を実行し、さらに、検出された動作命令に従って、対応する動作を実行する。メモリ１０８は、上記の動作命令及び、ターゲットゲームアプリケーションの設置インターフェースにおける第１の表示領域のうち第１の画像及び第１のアニメーションを記憶する。ここで、ゲームアプリケーションサーバー１１２は、データベース１１４及び処理エンジン１１６を含んでもよいが、これに限定されない。処理エンジン１１６は、データベース１１４に記憶されたゲーム処理論理を呼び出して当該ターゲットゲームアプリケーションを実行し、さらに、実行中に取得した第１のアニメーションデータコンパクトを圧縮した後、端末装置１０２に送信して表示する。図１に示すゲーム画面のプログレスバーは、表示された画面が静的画像ではなくアニメーションであることを区別して説明するためのものであるが、特に限定されない。

【0019】

具体的なプロセスは、次の通りであり、ステップＳ１０２からＳ１１０において、端末装置１０２におけるディスプレイ１０８に表示されるディスプレイインターフェースにおいて、実行動作によってトリガーされる第１の表示領域を選択するための要求を取得し、ネットワーク１１０を介して当該選択要求をゲームアプリケーションサーバー１１２に送信する。ゲームアプリケーションサーバー１１２は、上記のターゲットゲームアプリケーションの第１のアニメーションデータを取得し、ネットワーク１１０を介して上記の第１のアニメーションデータを端末装置１０２に送信する。

【0020】

本実施例では、上記のアニメーション表示方法は、端末装置に適用することができるが、これに限定されない。当該端末装置は、携帯電話、タブレットコンピューター、ノートパソコン、ＰＣなどのアプリケーションクライアントの実行をサポートする端末装置であってもよいが、これらに限定されない。上記のサーバー及び端末装置は、ネットワークを介してデータインタラクションを実現することができるが、これらに限定されず、上記のネットワークは、無線ネットワーク又は有線ネットワークを含んでもよいが、これに限定されない。当該無線ネットワークは、ブルートゥース（Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ）、ＷＩＦＩ及び無線通信を実現できるその他のネットワークを含む。上記の有線ネットワークは、ワイドエリアネットワーク、メトロポリタンエリアネットワーク、ローカルエリアネットワークを含むが、これらに限定されない。上記は、一例に過ぎず、本実施例では、これを制限しない。

【0021】

実施形態として、図２に示すように、上記のアニメーション表示方法は、
ターゲットゲームアプリケーションの設置インターフェースに第１の表示領域を表示するステップＳ２０２であって、第１の表示領域が、ターゲットゲームアプリケーションにおける第１の動作フローを表示するステップＳ２０２と、
第１の表示領域が選択されていない場合、第１の表示領域に第１の画像を表示するステップＳ２０４であって、第１の画像が、第１の動作フローにおける少なくとも１つの表示画像であるステップＳ２０４と、
第１の表示領域が選択された場合、第１の表示領域で第１のアニメーションを再生するステップＳ２０６であって、第１のアニメーションが、第１の動作フローにおける少なくとも１セットの表示画像を再生するステップＳ２０６と、を含む。

【0022】

本実施例では、上記のアニメーション表示方法は、クラウドゲームアプリケーションのアニメーション表示プロセスに適用することができるが、これに限定されない。当該クラウドゲームアプリケーションは、クラウドコンピューティングに基づくゲームであり、通常、ゲームアプリケーションサーバーにおいて実行され、表示領域上の対応するアニメーションを圧縮した後、ネットワークを介してゲームクライアントに直接送信して、ユーザーオブジェクトに対して表示する。上記のアニメーション表示方法は、ゲームガイダンスのプロセスに適用することができるが、これに限定されないので、ユーザーオブジェクトは、上記のアニメーション表示により、ゲームガイダンスで表現される情報をより直観的且つ詳細且つ容易に理解することができ、ゲームガイダンスを理解しやすくする技術的効果を実現する。

【0023】

第１の表示領域の選択は、次の少なくとも１つを含んでもよいが、これらに限定されない。第１の表示領域におけるトリガーボタンに対してクリック動作を実行し、第１の表示領域の空白領域に対してクリック動作を実行するか、又は、第１の表示領域における指定領域に対してスライド動作を実行する。また、例えば音声トリガー、ジェスチャートリガーなどの他のトリガー方式を含んでもよく、本実施例では、これを制限しない。上記のトリガーボタンは、例えばポップアップウィンドウ、フローティングレイヤー、埋め込みエリアなどの少なくとも１つの形で、第１の表示領域に設置できるが、これらに限定されない。第１の画像は、第１のアニメーションで表示される画像ではない関連画像、第１のアニメーションで最初に表示される画像、第１のアニメーションで表示される最後の写真などであってもよいが、これらに限定されない。１セットの表示画像には、プログレスバー、残り時間の値などが含まれるが、これらに限定されない。第１の表示領域は、再生領域、表示領域、選択領域、一時停止領域、早送り領域、速度調整領域、シュート領域、音量調整領域、オフ領域などを含むことができるが、これらに限定されない。

【0024】

なお、ターゲットゲームアプリケーションの設置インターフェースに第１の表示領域を表示し、第１の表示領域が選択されていない場合、第１の表示領域に第１の画像を表示し、また、第１の表示領域が選択された場合、第１の表示領域で第１のアニメーションを再生する。ターゲットゲームアプリケーションは、シューティングゲーム、レーシングゲーム、競争ゲームなどを含んでもよいが、これらに限定されない。設置インターフェースは、モード設置インターフェース、動作設置インターフェース、パラメータ設置インターフェースなどを含むが、これらに限定されない。

【0025】

さらに例を挙げて説明し、上記のアニメーション表示方法は、図３に示すようであってもよいが、これに限定されない。具体的なステップは、Ｓ３０２―Ｓ３１４のように、設置パネルを開く開き命令を実行し、選択命令がするかどうかを検出し、選択命令がない場合、静的画像を表示し、選択命令がある場合、動的画像を表示し、上記の動的画像を継続的にリピート再生する。動的画像は、１セットの第１の動作フローの再生における表示画像を含むが、これに限定されない。図３がシューティングゲームの発射モード設置パネルの動作シナリオにあると仮定すると、ステップＳ３０２―３１４は、次の通りであるが、これに限定されない。即ち、発射モード設置パネルを開き、選択又は未選択の発射モードを検出し、発射モードのいずれも選択されていないことを検出した場合、発射モード設置パネルに各モードの静的画像を表示し、自動発射モードが選択されたことを検出した場合、自動発射モードに対応する動的画像を表示し、動的画像は、自動発射モードにおける複数のセットの画像を含んでもよいが、これらに限定されない。

【0026】

さらに例を挙げて説明し、図４に示すシナリオを、複数人の運転とは何かをプレイヤーに理解させることであると仮定する。ターゲットゲームアプリケーションの設置インターフェースに第１の表示領域４０２を表示し、第１の表示領域４０２がタッチ動作によってクリックされていない場合、第１の表示領域４０２が未選択の状態にあると決定し、第１の表示領域４０２上に未選択のマークをマーキングすることができるが、これに限定されない。第１の表示領域４０２が未選択の状態にあるときに、第１の表示領域４０２に第１の画像４０４を表示し、第１の画像４０４は、例えば複数人の運転動作の最初のステップなどの第１の表示領域４０２の動作シナリオを表示する。

【0027】

さらに例を挙げて説明し、図５に示すシナリオを、複数人の運転とは何かをプレイヤーに理解させることであると仮定する。ターゲットゲームアプリケーションの設置インターフェースに第１の表示領域５０２を表示し、第１の表示領域５０２がタッチされた場合、第１の表示領域５０２が選択の状態にあると判定し、第１の表示領域５０２上に選択のマークをマーキングすることができるが、これに限定されない。さらに、第１の表示領域５０２が選択された場合、第１の表示領域５０２に第１のアニメーション５０４を表示する。第１のアニメーション５０４における第１の動作フローの再生に関連する１セットの表示画像は、図５に示す図５(ａ)、図５(ｂ)、図５(ｃ)という３つの表示画像を含むことができるが、これに限定されない。プレイヤーは、第１のアニメーション５０４に表示されたアニメーションコンテンツによって、複数人の運転とは何かをより直感的に理解することができる。

【0028】

本実施例により、第１の表示領域が選択された場合、第１の画像の代わりに第１の動作フロー再生のための第１のアニメーションを利用して、ゲームガイダンスの理解の難しさを低減する効果を実現する。

【0029】

１つの解決策として、第１の表示領域で第１のアニメーションを再生した後、方法はさらに、
第１の表示領域が選択から未選択に変更された場合、第１の表示領域で、第１のアニメーションの再生から第１の画像の表示に切り替えるステップを含む。

【0030】

なお、第１の表示領域で第１のアニメーションを再生した後、第１の表示領域が選択から未選択に変更された場合、第１の表示領域で、第１のアニメーションの再生から第１の画像の表示に変更する。第１の表示領域の選択から未選択への変更には、特定の領域又はボタンで選択命令をトリガーすること、第１の表示領域の外側の表示領域で選択命令をトリガーすることなどの少なくともの１つが含まれるが、これらに限定されない。

【0031】

さらに例を挙げて説明し、図６に示すように、第１の表示領域６０２で第１のアニメーション６０４を再生するシナリオにおいて、閉じるボタン(図６に示すように、「閉じる」という文字でマーキングされた、外側に円、内側に十字が付いたアイコン)でトリガーされた選択命令を検出した場合、第１の表示領域６０２は、第１のアニメーション６０４の表示から第１の画像６０６の表示に切り替えられるが、これに限定されない。

【0032】

本実施例により、第１の表示領域が選択から未選択に変更された場合、第１の表示領域で、第１のアニメーションの再生から第１の画像の表示に変更する方式を利用して、表示の多様性を向上させるという効果を実現する。

【0033】

１つの解決策として、第１の表示領域が選択された場合、第１の表示領域で第１のアニメーションを再生するステップは、
第１の表示領域が選択された場合、第１の表示領域で第１のアニメーションをリピート再生するステップを含む。

【0034】

なお、第１の表示領域が選択された場合、第１の表示領域で第１のアニメーションをリピート再生する。

【0035】

さらに例を挙げて説明し、第１の表示領域が選択された場合、図７に示すように、第１のアニメーション７０４における１セットの表示画像の再生順序は、図７(ａ)、図７(ｂ)、図７(ｃ)、図７(ｄ)、図７(ａ)、図７(ｂ)、図７(ｃ)、図７(ｄ)・・・であり、つまり、第１の表示領域が選択の状態にある限り、第１のアニメーション７０４における１セットの表示画像は、上記の再生順序に従って、継続的にリピート再生される。しかし、これに限定されない。

【0036】

本実施例により、第１の表示領域が選択された場合、第１の表示領域で第１のアニメーションを再生する方式を利用して、第１のアニメーションを継続的にリピート再生することで、ゲームガイダンスの強度を上げる効果を実現する。

【0037】

１つの解決策として、上記の方法はさらに、
ターゲットゲームアプリケーションの設置インターフェースに第１の表示領域を表示するときに、設置インターフェースに第２の表示領域を表示するステップＳ１であって、第２の表示領域は、ターゲットゲームアプリケーションにおける第２の動作フローを表示するステップＳ１と、
第２の表示領域が選択されていない場合、第２の表示領域に第２の画像を表示するステップＳ２であって、第２の画像は、第２の動作フローにおける少なくとも１つの表示画像であるステップＳ２と、
第２の表示領域が選択された場合、第２の表示領域で第２のアニメーションを再生するステップＳ３であって、第２のアニメーションは、第２の動作フローにおける少なくとも１セットの表示画像を再生するステップＳ３と、を含む。

【0038】

なお、ターゲットゲームアプリケーションの設置インターフェースに第１の表示領域を表示するときに、設置インターフェースに第２の表示領域を表示し、第２の表示領域が選択されていない場合、第２の表示領域に第２の画像を表示し、第２の表示領域が選択された場合、第２の表示領域で第２のアニメーションを再生する。第１の表示領域と第２の表示領域は、同時に表示可能であってもよく、不可能であってもよいが、これに限定されない。

【0039】

さらに例を挙げて説明し、ターゲットゲームアプリケーションの設置インターフェースには、第１の表示領域と第２の表示領域が同時に表示され、図８に示すように、第１の表示領域８０２と第２の表示領域８０４が、ターゲットゲームアプリケーションの設置インターフェース８０６に同時に並べて表示される。

【0040】

本実施例により、ターゲットゲームアプリケーションの設置インターフェースに、第１の表示領域と第２の表示領域を同時に表示する方式を利用して、ターゲットゲームアプリケーションの設置インターフェースの表示効率を向上させる。

【0041】

１つの解決策として、第２の表示領域が選択された場合、第２の表示領域で第２のアニメーションを再生するステップは、
第２の表示領域が選択された場合、第２の表示領域で第２のアニメーションをリピート再生するステップを含む。

【0042】

なお、第２の表示領域が選択された場合、第２の表示領域で第２のアニメーションをリピート再生する。

【0043】

さらに例を挙げて説明し、図９に示すように、ターゲットゲームアプリケーションの設置インターフェース９０２には、第１の表示領域９０４と第２の表示領域９０６が並べて表示され、第２の表示領域９０６が選択された場合、第２の表示領域９０６で第２のアニメーションをリピート再生し、第２のアニメーションは、プログレスバーの形態で第２のアニメーションにおける１セットの表示画像の再生の進行状況を示してもよいが、これに限定されない。

【0044】

本実施例により、第２の表示領域が選択された場合、第２の表示領域で第２のアニメーションをリピート再生する方式を利用し、第１の表示領域と第２の表示領域が並べて表示された場合、第２のアニメーションをリピート再生することで、ターゲットゲームアプリケーションの設置インターフェースでの表示と再生の効率を向上させる。

【0045】

１つの解決策として、第１の表示領域で第１のアニメーションを再生し、且つ、第２の表示領域で第２の画像を表示する場合、方法はさらに、
設置インターフェースにおいて第１の選択動作を取得するステップであって、第１の選択動作が、第２の表示領域を選択し、第１の表示領域を未選択に設置するための動作であるステップを含む。

【0046】

なお、設置インターフェースにおいて第１の選択動作を取得し、第１の選択動作は、第２の表示領域を選択し、第１の表示領域を未選択に設置するための動作である。

【0047】

さらに例を挙げて説明し、第１の選択動作が第２の表示領域を選択するための動作である場合、第１の表示領域の状態(未選択又は選択)に関係なく、第１の表示領域を未選択の状態に設置し、第２の表示領域を選択の状態に設置する。

【0048】

本実施例により、第１の選択動作で第２の表示領域を選択し、第１の表示領域を未選択に設置する方式を利用し、第１の表示領域と第２の表示領域が同時にアニメーションを表示することを防止して、表示領域の選択の誤動作の確率を低減する効果を実現した。

【0049】

一解決策として、第１の表示領域に第１の画像を表示し、且つ第２の表示領域で第２のアニメーションを再生する場合、方法はさらに、
設置インターフェースにおいて第２の選択動作を取得するステップであって、第２の選択動作が、第１の表示領域を選択し、第２の表示領域を未選択に設置するための動作であるステップを含む。

【0050】

なお、設置インターフェースにおいて第２の選択動作を取得し、第２の選択動作は、第１の表示領域を選択し、第２の表示領域を未選択に設置するための動作である。

【0051】

さらに例を挙げて説明し、第２の選択動作が、第１の表示領域を選択するための動作である場合、第２の表示領域の状態(未選択又は選択)に関係なく、第２の表示領域を、未選択の状態に設置し、第１の表示領域を選択の状態に設置する。

【0052】

本実施例により、第２の選択動作が、第１の表示領域を選択し、第２の表示領域を未選択に設置する方式を利用し、第１の表示領域と第２の表示領域が同時に表示及び再生することを防止して、表示領域の選択の誤動作の確率を低減する効果を実現する。

【0053】

なお、前述の各方法の実施例について、簡単に説明するために、それらを一連の動作の組み合わせとして記載しているが、当業者は、本出願によれば、いくつかのステップが他の順序で、又は同時に実行することができるので、本出願が記載された動作の順序によって制限されないことを理解すべきである。次に、当業者はまた、明細書に記載された実施例が全て好ましい実施例であり、関連する動作及びモジュールが本出願にとって必ずしも必要とされないことを理解すべきである。

【0054】

本出願実施例のさらに別の態様によれば、上記のアニメーション表示方法を実施するためのアニメーション表示装置をさらに提供し、当該装置は、電子装置に搭載されている。図１０に示すように、当該装置は、
ターゲットゲームアプリケーションの設置インターフェースに第１の表示領域を表示するための第１の表示ユニット１００２であって、第１の表示領域が、ターゲットゲームアプリケーションにおける第１の動作フローを表示する第１の表示ユニット１００２と、
第１の表示領域が選択されていない場合、第１の表示領域に第１の画像を表示するための第２の表示ユニット１００４であって、第１の画像が、第１の動作フローにおける１つの表示画像である第２の表示ユニット１００４と、
第１の表示領域が選択された場合、第１の表示領域で第１のアニメーションを再生するための第３の表示ユニット１００６であって、第１のアニメーションが、第１の動作フローにおける１セットの表示画像を再生する第３の表示ユニット１００６と、を含む。

【0055】

本実施例では、上記のアニメーション表示装置は、クラウドゲームアプリケーションのアニメーション表示プロセスに適用することができるが、これに限定されない。当該クラウドゲームアプリケーションは、クラウドコンピューティングに基づくゲームであり、通常、ゲームアプリケーションサーバーにおいて実行され、表示領域上の対応するアニメーションを圧縮した後、ネットワークを介してゲームクライアントに直接送信して、ユーザーオブジェクトに対して表示する。上記のアニメーション表示方法は、ゲームガイダンスのプロセスに適用することができるが、これに限定されず、ユーザーオブジェクトは、上記のアニメーション表示により、ゲームガイダンスで表現する情報をより直観的且つ詳細且つ容易に理解することができ、ゲームガイダンスを理解しやすくする技術的効果を実現する。

【0056】

第１の表示領域の選択は、次の少なくとも１つを含んでもよいが、これらに限定されない。第１の表示領域におけるトリガーボタンに対してクリック動作を実行し、第１の表示領域の空白領域に対してクリック動作を実行するか、又は、第１の表示領域における指定領域に対してスライド動作を実行する。また、例えば音声トリガー、ジェスチャートリガーなどの他のトリガー方式を含んでもよく、本実施例では、これを制限しない。上記のトリガーボタンは、例えばポップアップウィンドウ、フローティングレイヤー、埋め込みエリアなどの少なくとも１つの方法で、第１の表示領域に設置できるが、これらに限定されない。第１の画像は、第１のアニメーションで表示される画像ではない関連画像、第１のアニメーションで最初に表示される画像、第１のアニメーションで表示された最後の写真などであってもよいが、これらに限定されない。１セットの表示画像には、プログレスバー、残り時間の値などが含まれるが、これらに限定されない。第１の表示領域は、再生領域、表示領域、選択領域、一時停止領域、早送り領域、速度調整領域、シュート領域、音量調整領域、閉じる領域などを含むことができるが、これらに限定されない。

【0057】

【0058】