(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-21
(45)【発行日】2024-07-01
(54)【発明の名称】非破壊検査プローブ
(51)【国際特許分類】
G01N 29/24 20060101AFI20240624BHJP
G01N 27/904 20210101ALI20240624BHJP
【FI】
G01N29/24
G01N27/904
(21)【出願番号】P 2021103647
(22)【出願日】2021-06-22
【審査請求日】2023-08-23
(73)【特許権者】
【識別番号】000003078
【氏名又は名称】株式会社東芝
(73)【特許権者】
【識別番号】317015294
【氏名又は名称】東芝エネルギーシステムズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001380
【氏名又は名称】弁理士法人東京国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】清水 智得
(72)【発明者】
【氏名】松崎 謙司
(72)【発明者】
【氏名】浦口 晃平
(72)【発明者】
【氏名】今崎 一人
【審査官】横尾 雅一
(56)【参考文献】
【文献】特開2008-298478(JP,A)
【文献】特開2015-102527(JP,A)
【文献】特開2013-015514(JP,A)
【文献】実開平04-102007(JP,U)
【文献】特開2006-194661(JP,A)
【文献】特開2014-130021(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01N 29/00 - G01N 29/52
G01N 27/72 - G01N 27/9093
G21C 17/00 - G21C 17/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
被検査体に当接させる複数のセンサを表面に配列させたシートと、
前記シートの裏面を部分的に固定するベース体と、
前記ベース体に回動自在に連結され前記センサを挟む回動方向に付勢されるフレームと、
前記ベース体側の固定端とは反対側の自由端で前記シートを把持し、前記シートを伸展方向に付勢するよう前記フレームに支持されるホルダと、を備えた非破壊検査プローブ。
【請求項2】
請求項1に記載の非破壊検査プローブにおいて、
前記フレームの回動方向への付勢は、前記ベース体に一端が固定され、他端が前記ホルダ又は前記フレームに当接する板バネによる非破壊検査プローブ。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の非破壊検査プローブにおいて、
前記シートの伸展方向への付勢は、
前記フレームに両端が固定され、前記ホルダを遊貫させるポールと、
前記ポールが貫通し一端が前記フレームに当接し他端が前記ホルダに当接するコイルバネと、による非破壊検査プローブ。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の非破壊検査プローブにおいて、
前記シートの裏面に対する部分的な固定は、プレートを介して前記ベース体に間接的になされる非破壊検査プローブ。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の非破壊検査プローブにおいて、
前記ベース体に収容され、配列する前記センサとは反対側に向かって突き出す第1押圧部材を備えた非破壊検査プローブ。
【請求項6】
請求項4に記載の非破壊検査プローブにおいて、
前記ベース体に収容され、前記プレートに向かって突き出す第2押圧部材を備えた非破壊検査プローブ。
【請求項7】
請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の非破壊検査プローブにおいて、
前記ベース体に収容され、前記シートの裏面に向かって膨張するバルーンを備えた非破壊検査プローブ。
【請求項8】
請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の非破壊検査プローブにおいて、
前記ベース体の両側に設けられ、前記被検査体の表面に接して転動するローラを備えた非破壊検査プローブ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、被検査面に接触させる非破壊検査プローブに関する。
【背景技術】
【0002】
高経年化した原子力発電プラントでは、原子炉圧力容器内の構造物の健全性を評価するために、表面検査や体積検査等の非破壊検査を実施している。沸騰水型の原子炉圧力容器内の給水ノズルのコーナー部に対する非破壊検査は、プローブが取り付けられた点検装置を、給水スパージャに固定して実施される。そして、このプローブを、被検査面に押し付け、給水ノズルの軸周りに旋回させ、給水ノズルのコーナー部に走査させる検査方法が提案されている。
【0003】
そして、このような非破壊検査プローブとして、被検査体の表面に渦電流を発生させる複数のコイル(以降、マルチコイル)を搭載し、き裂探傷を行う渦電流探傷プローブが広く利用されている。そして、この被検査体の表面に接触させるマルチコイルの密着性を向上させ、き裂探傷の信頼性を向上させるために、ポリウレタンゴム製のスポンジ等といった弾性体を介してマルチコイルを押しつけることが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特許第6251025号公報
【文献】特許第6621336号公報
【文献】特許第5016977号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上述した従来の渦電流探傷プローブは、被検査体の表面形状が周方向で均一でない場合、マルチコイルの密着性が低下する。特に、給水ノズルのコーナー部は、プローブの旋回角度によって表面形状が3次元的に変化するため、マルチコイルをこの表面形状に追従させることが困難であった。
【0006】
このため、マルチコイルの密着性を維持しつつ検査表面を一度に短時間で走査することが困難であり、検査時間がかかるという課題があった。さらに、原子炉圧力容器の内壁と給水スパージャとの狭隘部に挿入させるプローブは、薄く形成される必要がある。しかし、上述した従来の渦電流探傷プローブでは、表面形状の変化に追従させるために、ポリウレタンゴム製のスポンジ等の弾性体を厚く形成する必要があった。
【0007】
本発明の実施形態はこのような事情を考慮してなされたもので、検査表面への追従性・密着性に優れ、狭隘部に挿入するのに十分に薄く形成された非破壊検査プローブを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
実施形態に係る非破壊検査プローブにおいて、被検査体に当接させる複数のセンサを表面に配列させたシートと、前記シートの裏面を部分的に固定するベース体と、前記ベース体に回動自在に連結され前記センサを挟む回動方向に付勢されるフレームと、前記ベース体側の固定端とは反対側の自由端で前記シートを把持し前記シートを伸展方向に付勢するよう前記フレームに支持されるホルダと、を備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明の実施形態により、検査表面への追従性・密着性に優れ、狭隘部に挿入するのに十分に薄く形成された非破壊検査プローブが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】(A)本発明の第1実施形態に係る非破壊検査プローブの正面図、(B)その側面図。
【
図3】(A)(B)(C)給水ノズルのコーナー部にセッティングされる非破壊検査プローブの態様を示す説明図。
【
図4】(A)(B)本発明の第2実施形態に係る非破壊検査プローブを給水ノズルのコーナー部にセッティングした態様を示す説明図。
【
図5】(A)本発明の第3実施形態に係る非破壊検査プローブの側面図、(B)その正面図。
【
図6】各実施形態に係る非破壊検査プローブを取り付けた非破壊検査の点検装置の斜視図。
【
図7】点検装置を給水スパージャに固定し、沸騰水型の原子炉圧力容器内の給水ノズルのコーナー部を非破壊検査する態様の説明図。
【
図8】(A)給水スパージャを隔てて望む給水ノズルのコーナー部、(B)
図8AにおけるB-B断面図、(C)
図8AにおけるC-C断面図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
(第1実施形態)
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。各実施形態に係るプローブ20の説明に先立って、このプローブ20が取り付けられる点検装置10及びこの点検装置10による非破壊検査の態様について説明する。
図6は各実施形態に係る非破壊検査プローブ20(以下、単に「プローブ20」という)を取り付けた非破壊検査の点検装置10の斜視図である。
図7は点検装置10を給水スパージャ3に固定し、沸騰水型の原子炉圧力容器1の給水ノズル2のコーナー部2aを非破壊検査する態様の説明図である。
図8(A)は給水スパージャ3を隔てて望む給水ノズル2のコーナー部2aである。
図8(B)は
図8(A)におけるB-B断面図である。
図8(C)は
図8(A)におけるC-C断面図である。
【0012】
図6に示すように点検装置10は、ベースプレート14に取付けられ直線状のアーム12を前後移動又は回転動作させる駆動部13と、アーム12に基端部が固定され先端部にプローブ20が設けられた湾曲アーム12aと、ベースプレート14に取付けられ炉内構造物を把持して点検装置10を固定する固定部15a,15bと、から構成される。そして、この固定部15a,15bは、それぞれ電動モータ等によって開閉駆動される一対のグリップ部16a,16bを有している。
【0013】
図7及び
図8に示すように、原子炉圧力容器1の給水ノズル2のコーナー部2aを非破壊検査する際は、点検装置10のグリップ部16a,16bを、給水スパージャ3やその直下に配置されたコアスプレイ(CS)配管4等の炉内構造物に固定させる。そしてプローブ20を、給水ノズル2の狭隘部の周面に沿って回転移動させることで、コーナー部2aの探傷検査が実施される。
【0014】
図1(A)は本発明の第1実施形態に係る非破壊検査プローブ20の正面図であり、
図1(B)はその側面図である。
図2(A)は
図1BにおけるA-A断面図であり、
図2(B)は
図1AにおけるB-B断面図である。
【0015】
このようにプローブ20は、被検査体(給水ノズル2;
図8)に当接させる複数のセンサ21を表面に配列させたシート22と、このシート22の裏面を部分的に固定するベース体25と、このベース体25に回動自在に連結されセンサ21を挟む回動方向に付勢されるフレーム30と、ベース体25側の固定端とは反対側の自由端でシート22を把持しこのシート22を伸展方向に付勢するようフレーム30に支持されるホルダ31と、を備えている。
【0016】
実施形態において、非破壊検査の被検査体として、給水ノズル2のコーナー部2a近傍の狭隘部を例示して説明するが、これに限定されるものではなく他の炉内構造物も対象となる。特に三次元的に表面形状が変化するラッパ管状のノズル構造物のコーナー部を被検査体とすることができる。
【0017】
被検査体に当接させる複数のセンサ21としては、渦電流探傷用のマルチコイルであったり、超音波探傷用の圧電素子であったりするが、特に限定されない。これら複数のセンサ21を表面に配列させるシート22は、これらセンサ21に電気的に接続する配線を含むフィルム基板等で構成される。このシート22の材質としては、その他に樹脂フィルム、繊維織物シート、不織布シート等が挙げられるが、被検査体の三次元的な表面形状に、配列した複数のセンサ21を追従させることができるものであれば適宜採用される。
【0018】
ベース体25は、点検装置10(
図6)の湾曲アーム12aの先端にプローブ20を接続するための接続部27が設けられている。そして、ベース体25は、被検査体の狭隘部に挿入することができる程度に十分に薄く形成されている。被検査体の検査面に対向させるベース体25の面には、着脱自在にプレート26が設けられている。このプレート26の片面には、シート22の裏面が貼付されている。そして。このプレート26がベース体25に固定されることで、ベース体25に対するシート22の部分的な固定が間接的に達成される。
【0019】
フレーム30は、連結軸37を介してベース体25に回動自在に連結されている。また板バネ32が、ベース体25に一端が固定され、他端がホルダ31(フレーム30でもよい)に当接している。この板バネ32により、フレーム30は、センサ21を挟む回動方向に付勢されている。なおこのフレーム30の回動方向への付勢手段としては、このような板バネ32に限定されることはなく、任意の方法をとることができる。
【0020】
そして、このフレーム30には、ポール35の両端が固定されている。このポール35には、シート22の一端を把持したホルダ31が遊貫している。そして、ポール35に貫通されたコイルバネ36の一端がフレーム30に当接し他端がホルダ31に当接している。そして、このコイルバネ36により、シート22が伸展方向に付勢されることになる。
【0021】
このように、ベース体25側の固定端とは反対側の自由端でシート22を伸展方向に付勢する方法は、特に限定されることはなく任意の手段を用いることができる。これにより、シート22の片面に配列した複数のセンサ21は、被検査体の表面に押し付けられることになる。そしてセンサ21を被検査体の表面への追従性・密着性を向上させて接触させることができ、き裂探傷の信頼性を向上させることができる。
【0022】
図3(A)(B)(C)に基づいて、給水ノズル2のコーナー部2aにセッティングされる非破壊検査プローブ20の態様を説明する。
図3(A)に示されるように、被検査体2の検査面2aに、センサ21の配列が近接するように、ベース体25を挿入していく。このときフレーム30は、板バネ32で付勢されて、ベース体25に対し最も内傾した姿勢をとる。このときホルダ31は、コイルバネ36の付勢力によりフレーム30に対し高い位置にある。
【0023】
次に
図3(B)に示すように、フレーム30の一部が、被検査体2の検査面2aに当接し、さらにベース体25が挿入されると、板バネ32の付勢に反発してフレーム30は、ベース体25に対する内傾を解消していく姿勢をとる。このとき自由端側のシート22に配列するセンサ21の一部が被検査体2の検査面2aに当接すると、ホルダ31は、低い位置に変位してコイルバネ36が圧縮される。これにより、シート22が伸展方向に付勢され、被検査体の表面に接触するセンサ21の追従性・密着性が向上していく。
【0024】
次に
図3(C)に示すように、さらにベース体25が挿入されると、自由端側のシート22に配列するセンサ21の全てが被検査体2の検査面2aに当接するようになる。すると、ホルダ31は、さらに低い位置に変位してコイルバネ36がさらに圧縮され、シート22が伸展方向にさらに付勢される。これにより被検査体の表面に接触するセンサ21の追従性・密着性をさらに向上させることができる。そして
図3(C)の状態で、プローブ20を、被検査体2の狭隘部の周面に沿って回転移動させることで、検査面2aの探傷検査の信頼性を向上させることができる。
【0025】
(第2実施形態)
次に
図4を参照して本発明における第2実施形態について説明する。
図4(A)(B)は本発明の第2実施形態に係る非破壊検査プローブ20を給水ノズル2のコーナー部にセッティングした態様を示す説明図である。なお、
図4において
図1と共通の構成又は機能を有する部分は、同一符号で示し、重複する説明を省略する。
【0026】
図4に示す第2実施形態に係るプローブ20は、第1実施形態の構成に加えて、第1押圧部材41、第2押圧部材42及びバルーン45のうち少なくとも一つを具備している。第1押圧部材41は、ベース体25に収容され、配列するセンサ21とは反対側に向かって突き出す機能を持つ。この第1押圧部材41は、エアによって伸縮するシリンダ等で構成することができる。
【0027】
図4(A)に示すように被検査体2の検査面2aが露出する狭隘部に、第1押圧部材41が収容された状態でベース体25を挿入する。そして
図4(B)に示すように、圧縮エアを注入し第1押圧部材41を突出させ、検査面2aとは反対側にある構造物5に突っ張ることにより、センサ21を検査面2aに押し付けることができる。
【0028】
なお第1押圧部材41は上述したエアシリンダ以外に、水圧や油圧シリンダや電動リニアアクチュエータ等といった伸縮する機構を採用することができる。さらに、第1押圧部材41の先端にボールまたはローラを設けることで、構造物5の突っ張り面との摩擦を減らすことができる。これにより、センサ21を検査面2aに押し付けながらプローブ20を走査することが容易になる。
【0029】
第2押圧部材42は、ベース体25に収容され(
図4A)、プレート26に向かって突き出す(
図4B)機能を持つ。このような第2押圧部材42を複数個所に設けることで、ベース体25が検査面2aに対して傾いた場合でも、第2押圧部材42を突出させることでこの傾きを吸収することができ、センサ21を検査面2aに密着させることができる。なお第2押圧部材42は、第1押圧部材41と同様にエアシリンダ、水圧や油圧シリンダや電動リニアアクチュエータ等といった以外に弾性バネを採用することができる。
【0030】
バルーン45は、ベース体25に収容され、シート22の裏面に向かって膨張する機能を持つ。これによりバルーン45により裏面から押し上げられることで、シート22の形状を、検査面2aに追従するよう三次元的に変化させることができる。さらに曲面形状を持つ検査面2aにセンサ21の配列を追従させながら、プローブ20を走査することができる。バルーン45はエアまたは水の注入によって膨張させ、その注入圧力で膨張力を調整してシート22の押し付け力を調整できる。なお、バルーン45は図示するように2箇所だけではなく、3箇所以上設けてもよいし、1箇所でも良い 。
【0031】
(第3実施形態)
次に
図5を参照して本発明における第3実施形態について説明する。
図5(A)は本発明の第3実施形態に係る非破壊検査プローブ20の側面図であり、
図5(B)その正面図である。なお、
図5において
図1と共通の構成又は機能を有する部分は、同一符号で示し、重複する説明を省略する。
【0032】
図5に示す第3実施形態に係るプローブ20は、第1実施形態の構成に加えて、ローラ46を具備している。このローラ46は、ベース体25の両側の複数箇所に設けられ、被検査体2の表面に接して転動する機能を持つ。これにより、プローブ20が走査される際に、センサ21の配列が検査面2aに対し傾斜しようとしても、ローラ46が検査面2aに接することでこの傾斜を抑制し、センサ21が浮く状態を防止できる。
【0033】
以上述べた少なくともひとつの実施形態の非破壊検査プローブによれば、センサを表面に配列させたシートの自由端を把持したホルダをシート伸展方向に付勢することにより、検査表面への追従性・密着性に優れ狭隘部に挿入するのに十分に薄く形成された非破壊検査プローブの提供が可能となる。
【0034】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0035】
1…原子炉圧力容器、2…給水ノズル(被検査体)、2a…コーナー部(検査面)、3…給水スパージャ、4…コアスプレイ配管、5…構造物、10…点検装置、12…アーム、12a…湾曲アーム、13…駆動部、14…ベースプレート、15a,15b…固定部、16a,16b…グリップ部、20…非破壊検査プローブ(プローブ)、21…センサ、22…シート、25…ベース体、26…プレート、27…接続部、30…フレーム、31…ホルダ、32…板バネ、35…ポール、36…コイルバネ、37…連結軸、41…第1押圧部材、42…第2押圧部材、45…バルーン、46…ローラ。