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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-21
(45)【発行日】2024-07-01
(54)【発明の名称】シフトレバー装置
(51)【国際特許分類】
   B60K 20/02 20060101AFI20240624BHJP
   G05G 1/06 20060101ALI20240624BHJP
【FI】
B60K20/02 A
G05G1/06
【請求項の数】 1
(21)【出願番号】P 2021157801
(22)【出願日】2021-09-28
(65)【公開番号】P2023048472
(43)【公開日】2023-04-07
【審査請求日】2023-02-09
(73)【特許権者】
【識別番号】000002967
【氏名又は名称】ダイハツ工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100180644
【弁理士】
【氏名又は名称】▲崎▼山 博教
(72)【発明者】
【氏名】藤原 啓輔
【審査官】山本 健晴
(56)【参考文献】
【文献】実開昭56-049922(JP,U)
【文献】特開2005-178499(JP,A)
【文献】特開平08-272471(JP,A)
【文献】特開平07-151132(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60K 20/02
G05G 1/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
軸体を挿入可能な被挿入部を備えたノブと、
前記被挿入部に挿入される挿入部を備えたシャフトと、
前記被挿入部に対して前記挿入部を挿入した状態において、前記シャフトの軸線方向への前記ノブの移動を規制する規制部と、
前記ノブに対して前記シャフトの軸線方向への弾性力を作用させる弾性部とを有し、
前記弾性部が、前記被挿入部に対して前記挿入部を挿入した状態において前記ノブ及び前記シャフトの間に形成されるクリアランスを前記軸線方向に縮小する方向に弾性力を発現するものであり、
前記ノブが、前記被挿入部の内外を連通するように形成された切欠部を有するものであり、
前記シャフトが、前記被挿入部に挿入された前記挿入部において前記切欠部に対応する位置に設けられた被係合部を有するものであり、
前記切欠部及び前記被係合部の双方に亘って係合する係合部を有する係合部材によって前記規制部が形成されており、
前記係合部において前記弾性部が形成されており、
前記係合部が、前記係合部材をなす素材を前記シャフトの軸線方向に凸状となるように屈曲させた凸状部であり、
前記凸状部の基端側から先端側までの高さが、前記切欠部をなす開口及び前記被係合部において前記シャフトの軸方向への高さよりも高くなるように形成されていること、を特徴とするシフトレバー装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、シフトレバー装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、下記特許文献1に開示されているようなシフトレバー装置が提供されている。特許文献1のシフトレバー装置は、変速機の変速操作をする筒状のシフトレバー内に操作部材を上下動可能に設け、引き上げられたときに位置決め手段による位置決めを解除できるものとされている。また、特許文献1のシフトレバー装置は、シフトレバーの上端に取り付けたシフトノブに、押圧されたとき位置決め手段の位置決めを解除するシフトボタンを設けたものとされており、シフトボタンの押し込みに連動してボタンリンクがシフトボタンに中心側に移動するものとされている。特許文献1のシフトレバー装置は、シフトノブをシフトレバーの所定位置まで押し込んでシフトボタンを押し込むことにより操作部材に設けられた係合穴にボタンリンクを係合させてシフトノブをシフトレバーに装着可能にしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2005-1470号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、上記特許文献1のシフトレバー装置のように、シャフト(シフトレバー)に対してノブを取り付けた構造とする場合、シャフトやノブ等の部品の寸法公差等の影響により、シャフトの軸線方向に少なからずのがたつきが生じる。シフトレバー装置は、ユーザが手に持って操作するものであるため、僅かなガタつきであったとしても、ユーザに違和感を与えてしまう懸念がある。
【0005】
そこで本発明は、シャフトやノブ等の部品の寸法公差等の影響によりユーザに与えるガタつき感を最小限に抑制可能なシフトレバー装置の提供を目的とした。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明のシフトレバー装置は、軸体を挿入可能な被挿入部を備えたノブと、前記被挿入部に挿入される挿入部を備えたシャフトと、前記被挿入部に対して前記挿入部を挿入した状態において、前記シャフトの軸線方向への前記ノブの移動を規制する規制部と、前記ノブに対して前記シャフトの軸線方向への弾性力を作用させる弾性部とを有し、前記弾性部が、前記被挿入部に対して前記挿入部を挿入した状態において前記ノブ及び前記シャフトの間に形成されるクリアランスを前記軸線方向に縮小する方向に弾性力を発現するものであること、を特徴とするものである。
【0007】
本発明のシフトレバー装置は、シャフトに設けられた挿入部をノブに設けられた被挿入部に対して挿入し、規制部によってシャフトの軸線方向にノブが移動しないように取り付けた状態において、ノブに対してシャフトの軸線方向への弾性力を作用させる弾性部を備えている。また、本発明のシフトレバー装置は、ノブ及びシャフトの間に形成されるクリアランスを軸線方向に縮小する方向に、弾性部による弾性力が発現するものとされている。これにより、本発明のシフトレバー装置は、ノブとシャフトとの間にガタが存在していたとしても、弾性部により発現される弾性力の影響により、ユーザが感じるガタつき感を最小限に抑制できる。
【0008】
(2)本発明のシフトレバー装置は、前記ノブが、前記被挿入部の内外を連通するように形成された切欠部を有するものであり、前記シャフトが、前記被挿入部に挿入された前記挿入部において前記切欠部に対応する位置に設けられた被係合部を有するものであり、前記切欠部及び前記被係合部の双方に亘って係合する係合部を有する係合部材によって前記規制部が形成されており、前記係合部において前記弾性部が形成されているものであると良い。
【0009】
本発明のシフトレバー装置は、ノブに形成された切欠部、及びシャフトに設けられた被係合部の双方に亘って係合させた係合部材によって規制部が形成され、シャフトの軸線方向へのノブの移動が規制された状態となっている。また、本発明のシフトレバー装置は、係合部材において切欠部及び被係合部の双方に亘って係合する部分によって弾性部が形成されている。そのため、本発明のシフトレバー装置は、上述した構成とすることにより、ノブに形成された切欠部、及びシャフトに設けられた被係合部に対して係合させた係合部材によって、規制部及び弾性部の双方を形成できる。従って、本発明のシフトレバー装置は、上述した構成とすることにより、部品点数の少ないシンプルな構成とすることができる。
【0010】
(3)本発明のシフトレバー装置は、前記係合部が、前記係合部材をなす素材を前記シャフトの軸線方向に凸状となるように屈曲させた凸状部であると良い。
【0011】
本発明のシフトレバー装置は、かかる構成とすることにより、係合部材をなす素材を凸状に屈曲させて凸状部を形成したものとしたシンプルな構成により、ユーザが感じるガタつき感を最小限に抑制できる。
【0012】
(4)本発明のシフトレバー装置は、前記凸状部が、前記切欠部及び前記被係合部における前記軸線方向への長さよりも大きく屈曲したものであると良い。
【0013】
本発明のシフトレバー装置は、かかる構成とすることにより、凸状部を備えた係合部材によってユーザが感じるガタつき感を最小限に抑制するのに十分な弾性力を発揮させることができる。
【0014】
(5)本発明のシフトレバー装置は、前記係合部材が、スナップリングにより構成されていると良い。
【0015】
本発明のシフトレバー装置は、かかる構成とすることにより、係合部材をシンプルな構成としつつ、スナップリングをはめ込むための溝や孔をノブやシャフトに設けるだけで取り付けることが可能となる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、シャフトやノブ等の部品の寸法公差等の影響によりユーザに与える違和感を最小限に抑制可能なシフトレバー装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明の一実施形態に係るシフトレバーを示す側面図である。
図2図1のシフトレバーを構成するノブをシャフトに対して組み付ける状態を示した斜視図である。
図3図1のシフトレバーを構成するノブ及びシャフトに対して係合部材を装着する状態を示した斜視図である。
図4図1のシフトレバーを示す斜視図である。
図5】(a)は係合部材を示す斜視図、(b)は係合部材を示す側面図である。
図6】(a)は図1のA-A断面図、(b)は(a)の要部を示す拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の実施形態に係るシフトレバー装置10について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明においては、特に断りのない限り、図示状態を基準として上下左右等の位置関係について説明する。
【0019】
図1図4に示すように、シフトレバー装置10は、ノブ20、シャフト30、及び係合部材50を備えている。シフトレバー装置10は、車両の運転席において運転を行うユーザが、ノブ20を掴んで位置を変更する操作を行うことにより、シャフト30の基端部に設けられたディテント(図示せず)等を介して、車両に搭載された変速機の操作を行うものである。
【0020】
図1図4に示すように、ノブ20は、ユーザが手で掴める程度の大きさを有するものである。ノブ20は、シフトボタン22等の各種のボタンに加えて、被挿入部24、及び切欠部26を備えている。被挿入部24は、シャフト30を挿入可能なように開口した穴によって構成されている。
【0021】
切欠部26は、ノブ20の基端側(シャフト30との接続側)において、被挿入部24の内外を連通するように形成された切り欠きによって形成されている。切欠部26は、被挿入部24の周部に2箇所設けられている。切欠部26,26は、それぞれ被挿入部24の周方向に略180度離れた位置に1箇所ずつ形成されている。
【0022】
図1図4に示すように、シャフト30は、挿入部32、及び被係合部34を有する。挿入部32は、シャフト30の先端側において、上述したノブ20の被挿入部24に挿入される部分である。挿入部32の外径は、被挿入部24の内径と略一致している。そのため、挿入部32をノブ20の被挿入部24に挿入した状態において、挿入部32の外周と、被挿入部24の内周との間には殆ど隙間が形成されない。
【0023】
被係合部34は、シャフト30の外周から軸心側に向けて窪んだ凹部によって形成されている。被係合部34は、シャフト30の略全周に亘って延びるように形成された溝よって構成されている。
【0024】
図1図4に示すように、係合部材50は、ノブ20がシャフト30に対して軸線方向に移動しないように規制する規制部60を形成すると共に、ノブ20とシャフト30との間に軸線方向への弾性力を作用させる弾性部70を形成するものである。本実施形態では、係合部材50として、図5に示すようなスナップリング52が採用されている。
【0025】
図5に示すように、スナップリング52は、略「C」字状の外観形状を有し、金属等によって形成され、弾性変形可能なものとされている。スナップリング52は、図2に示すようにシャフト30の挿入部32をノブ20の被挿入部24に挿入すると共に、両者に形成された切欠部26,26及び被係合部34を位置合わせした状態において、図3図6に示すように,シャフト30に対して交差する方向に差し込んで装着することにより、周方向の2箇所において切欠部26と被係合部34とに亘って嵌合により係合した係合部54,54が形成された状態になる。このようにして形成された係合部54,54は、ノブ20がシャフト30に対して軸線方向に移動しないように規制する規制部60として機能する。
【0026】
また、スナップリング52は、ノブ20の切欠部26,26及びシャフト30の被係合部34に対して装着した状態において、係合部54,54となる部分が、シャフト30の軸線方向に凸形状となるように屈曲した凸状部56,56とされている。
【0027】
凸状部56,56は、切欠部26,26をなす開口、及び被係合部34をなす凹部(溝)においてシャフト30の軸線方向への長さよりも大きくスナップリング52の厚み方向に屈曲した形状とされている。すなわち、凸状部56,56の基端側から先端側までの長さ(高さ)が、切欠部26,26をなす開口、及び被係合部34をなす凹部(溝)においてシャフト30の軸線方向への長さよりも大きくなるように形成されている。そのため、スナップリング52を装着することにより、凸状部56,56は、ノブ20及びシャフト30の間において軸線方向に形成されるクリアランスを縮小する方向に弾性力を発現する弾性部70として機能する。
【0028】
本実施形態のシフトレバー装置10は、以下の(a)~(e)のような特徴的構成を備えていることにより、以下に記載のような特有の効果を発揮できる。
【0029】
(a)上述したように、本実施形態のシフトレバー装置10は、軸体を挿入可能な被挿入部24を備えたノブ20と、被挿入部24に挿入される挿入部32を備えたシャフト30と、被挿入部24に対して挿入部32を挿入した状態において、シャフト30の軸線方向へのノブ20の移動を規制する規制部60と、ノブ20に対してシャフト30の軸線方向への弾性力を作用させる弾性部70とを有する。また、シフトレバー装置10においては、弾性部70が、被挿入部24に対して挿入部32を挿入した状態においてノブ20及びシャフト30の間に形成されるクリアランスを軸線方向に縮小する方向に弾性力を発現するものとされている。
【0030】
本実施形態のシフトレバー装置10は、上記(a)のような構成とされているため、図6(b)に示すようにノブ20とシャフト30との間に、シャフト30の軸線方向にガタ80(クリアランス)が存在していたとしても、弾性部70により発現される弾性力の影響により、ユーザが感じるガタつき感を最小限に抑制できる。
【0031】
(b)本実施形態のシフトレバー装置10においては、ノブ20が、被挿入部24の内外を連通するように形成された切欠部26を有するものとされている。また、シフトレバー装置10においては、シャフト30が、被挿入部24に挿入された挿入部32において切欠部26に対応する位置に設けられた被係合部34を有するものとされている。シフトレバー装置10は、切欠部26及び被係合部34の双方に亘って係合する係合部54を有する係合部材50によって規制部60が形成されており、係合部54において弾性部70が形成されている。
【0032】
本実施形態のシフトレバー装置10は、上記(b)のように、切欠部26及び被係合部34の双方に亘って係合させた係合部材50によって形成された規制部60により、シャフト30の軸線方向へのノブ20の移動が規制された状態となっている。また、シフトレバー装置10は、切欠部26及び被係合部34の双方に亘って係合した係合部54によって弾性部70が形成されている。このように、シフトレバー装置10は、係合部材50によって規制部60及び弾性部70の双方を形成でき、部品点数の少ないシンプルな構成とすることができる。
【0033】
なお、本実施形態においては、係合部材50によって規制部60、及び弾性部70の双方を形成可能とした例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、規制部60及び弾性部70のいずれか一方又は双方を係合部材50以外の構成によって実現しても良い。例えば、シフトレバー装置10は、上記実施形態において例示したのと同様に、切欠部26及び被係合部34の双方に亘って係合させた係合部材50によって規制部60を構成する一方で、弾性部70についてはノブ20とシャフト30との間において、シャフト30の軸線方向に弾性力を発揮可能な弾性部材を別途設けた構成としても良い。
【0034】
(c)本実施形態のシフトレバー装置10は、係合部54が、係合部材50をなす素材をシャフト30の軸線方向に凸状となるように屈曲させた凸状部56によって構成されたものである。
【0035】
本実施形態のシフトレバー装置10は、上記(c)のような構成とされているため、係合部材50をなす素材を凸状に屈曲させて凸状部56を形成したものとしたシンプルな構成により、ユーザが感じるガタつき感を最小限に抑制できる。
【0036】
なお、本実施形態では、係合部材50を凸状に屈曲させて形成された凸状部56を係合部54とすることで、係合部54において弾性力を発揮できるようにした例を示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、係合部54についても他の部位と同様に略平坦な構成とし、係合部54においては弾性力が発現しない構成等としても良い。また、前述した凸状部56とは異なる構成により、係合部54においてシャフト30の軸線方向への弾性力を発揮できる構成等としても良い。
【0037】
(d)本実施形態のシフトレバー装置10は、凸状部56が、切欠部26及び被係合部34における軸線方向への長さよりも大きく屈曲したものとされている。
【0038】
本実施形態のシフトレバー装置10は、上記(d)のような構成とすることにより、凸状部56を備えた係合部材50によってユーザが感じるガタつき感を最小限に抑制するのに十分な弾性力を発揮させることができる。
【0039】
なお、本実施形態では、シャフト30の軸線方向への弾性力を発揮するものとして、凸状部56を設けた例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、凸状部56に加えて、あるいは凸状部56に代えて他のバネや弾性部材を設けることによってシャフト30の軸線方向への弾性力を発揮できるようにしても良い。
【0040】
(e)本実施形態のシフトレバー装置10は、係合部材50が、スナップリング52によって構成されたものとされている。
【0041】
本実施形態のシフトレバー装置10は、上記(e)のような構成とすることにより、係合部材50をシンプルな構成としつつ、スナップリング52をはめ込むための溝や孔をノブ20やシャフト30に設けるだけで取り付けることが可能となる。
【0042】
なお、本実施形態では、係合部材50をスナップリング52によって構成した例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、スナップリング52に代えて、あるいはスナップリング52に加えて他の係合部材を設けた構成としても良い。
【0043】
本発明は、上述した実施形態や変形例等として示したものに限定されるものではなく、特許請求の範囲を逸脱しない範囲でその教示および精神から他の実施形態があり得る。上述した実施形態の構成要素は任意に選択して組み合わせて構成するとよい。また実施形態の任意の構成要素と、発明を解決するための手段に記載の任意の構成要素または発明を解決するための手段に記載の任意の構成要素を具体化した構成要素とは任意に組み合わせて構成してもよい。これらについても本願の補正または分割出願等において権利取得する意思を有する。
【産業上の利用可能性】
【0044】
本発明は、ノブとシャフトとを接続して構成されたシャフトシフトレバー装置全般において好適に利用できる。
【符号の説明】
【0045】
10 :シフトレバー装置
20 :ノブ
24 :被挿入部
26 :切欠部
30 :シャフト
32 :挿入部
34 :被係合部
50 :係合部材
52 :スナップリング
54 :係合部
56 :凸状部
60 :規制部
70 :弾性部
80 :ガタ
図1
図2
図3
図4
図5
図6