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特許7508565時間及び位置に基づくメッセージ管理方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-21
(45)【発行日】2024-07-01
(54)【発明の名称】時間及び位置に基づくメッセージ管理方法
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/0481 20220101AFI20240624BHJP
   H04L 67/131 20220101ALI20240624BHJP
   H04L 51/222 20220101ALI20240624BHJP
【FI】
G06F3/0481
H04L67/131
H04L51/222
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2022544786
(86)(22)【出願日】2020-03-09
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-04-27
(86)【国際出願番号】 CN2020078404
(87)【国際公開番号】W WO2021179115
(87)【国際公開日】2021-09-16
【審査請求日】2022-10-26
(73)【特許権者】
【識別番号】521363550
【氏名又は名称】遊戯橘子数位科技股▲ふん▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】劉柏園
【審査官】▲高▼瀬 健太郎
(56)【参考文献】
【文献】特開2014-135026(JP,A)
【文献】国際公開第2011/100307(WO,A1)
【文献】特表2019-525281(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/0481
H04L 67/131
H04L 51/222
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
時間及び位置に基づくメッセージ管理方法であって、ネットワークシステムに応用され、当該ネットワークシステムは電子機器及びメッセージサーバを含み、当該電子機器はインターネットを通じて当該メッセージサーバに接続され、当該メッセージサーバは、地図データベース、ユーザデータベース及びメッセージデータベースを含み、当該メッセージデータベースには複数のメッセージが蓄積されており、各メッセージは、送信者、送信時間及び送信地点の情報を含み、
当該方法は、
メッセージの受信者の前記電子機器によって、ユーザアカウント、位置情報及び時間情報が取得され、
前記ユーザアカウント、前記位置情報及び前記時間情報が、前記メッセージサーバに伝送され、
前記受信者の前記位置情報に基づいて、前記地図データベースから地図データが取得されるとともに、当該地図データのエリア範囲が前記電子機器のディスプレイに選択的に表示され、
前記ディスプレイの表示画面において、前記受信者の前記ユーザアカウント、前記時間情報及び前記エリア範囲をスクリーニング条件として、前記ユーザデータベースから、メッセージの送信者である関連ユーザの名前、前記関連ユーザのアバターが取得されるとともに、前記メッセージデータベースから前記関連ユーザのメッセージが取得され、且つ、前記メッセージの前記送信地点に基づいて、前記表示画面に前記関連ユーザの前記名前、前記アバター及び前記メッセージがまとめて表示され、前記関連ユーザは、特定ユーザの友人、親友、同僚又は同級生を含み、
前記表示画面は、期間を選択するためのタイムラインを含み、選択された前記期間に基づいて、前記メッセージデータベースから、前記送信時間が選択された前記期間の範囲内であるメッセージが取得され、
送信者は前記電子機器により指定メッセージを編集して前記メッセージデータベースに送信し、前記指定メッセージは、指定受信関連ユーザ、指定時間及び指定受信地点を含み、
前記メッセージデータベースは前記指定メッセージを受信した時点で、前記指定受信関連ユーザにリマインダーとして通知を送信し、
前記指定受信関連ユーザが前記指定時間に前記指定受信地点に位置した時点で、前記メッセージデータベースは前記指定受信関連ユーザに前記指定メッセージを送信する時間及び位置に基づくメッセージ管理方法。
【請求項2】
前記位置情報はGPSにより取得される請求項1に記載の時間及び位置に基づくメッセージ管理方法。
【請求項3】
更に、
前記関連ユーザの前記メッセージがクリックされると、前記電子機器によって確認命令が送出され、
前記メッセージサーバは前記確認命令を受信して、前記表示画面を前記関連ユーザのメッセージ画面にリンクし、前記関連ユーザが全ての場所及び全ての時間に投稿した全てのメッセージを取得するとともに、前記メッセージ画面に表示する請求項1に記載の時間及び位置に基づくメッセージ管理方法。
【請求項4】
更に、
前記メッセージサーバが前記電子機器の画面切替操作命令を受信した場合には、別の前記関連ユーザの前記メッセージ画面に切り替えるとともに、別の前記関連ユーザが全ての場所及び全ての時間に投稿した全てのメッセージを取得して表示する請求項に記載の時間及び位置に基づくメッセージ管理方法。
【請求項5】
前記画面切替操作命令は、左右のスワイプ操作及び/又は設定ボタンのクリック操作を含む請求項に記載の時間及び位置に基づくメッセージ管理方法。
【請求項6】
更に、
前記電子機器によりイベント招待を作成してメッセージデータベースに送信し、当該イベント招待はイベント地点を含み、
メッセージデータベースは前記イベント招待を関連ユーザに送信する請求項1に記載の時間及び位置に基づくメッセージ管理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ネットワークシステムのメッセージ管理に関し、特に、ネットワークシステムに応用される時間及び位置に基づくメッセージ管理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、スマートフォン機能の向上や普及に伴って、スマートフォンは現代人にとって必需品の一つとなっており、時間や場所にかかわらず、生活の中で頻繁にスマートフォンの機能が使用されている。例えば、一般的に、スマートフォンにはネットワーク接続機能が備わっている。よって、ユーザは、スマートフォンを使用してインターネットに接続可能である。また、ユーザは、スマートフォンでネットワーク通信アプリを実行し、友人とオンライン通信を行うことで、メッセージや音声をユーザの友人又は特定のグループに伝送可能である。
【0003】
通常、ネットワーク通信アプリによって、ユーザはインスタントメッセージを送信可能である。換言すれば、ユーザが特定のユーザにメッセージを送信すると、特定のユーザは直ちにメッセージを受信し、受信したメッセージは時系列に表示される。しかし、場合によって、ユーザは、スケジューリングすることで、特定の時間にメッセージを特定のユーザに送信したり、特定の位置にいるときにのみメッセージを特定のユーザに送信したりしたいと考える。これらの機能は、既存のネットワーク通信アプリや技術では実現不可能である。
【0004】
また、ネットワーク通信アプリによって、ユーザは、特定のユーザが特定のタイミングで送信したメッセージを検索可能である。しかし、ユーザが、異なるユーザによって同じ特定のタイミングで送信されたメッセージを検索したいと考えた場合には、対応するチャットルームを個別に訪れ、タイムラインを繰り返しスクロールすることで検索せねばならない。上記の手順はユーザにとって非常に煩雑であり、悩みの種である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記に鑑みて、本発明は、時間及び位置に基づいてメッセージを検索可能であり、且つ、ユーザ間で時間及び位置設定を有するメッセージを送信可能な、時間及び位置に基づくメッセージ管理方法を提供する。ユーザは、特定の時間及び特定の位置にいる場合に、対応するメッセージを受信可能となる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の実施例は、ネットワークシステムにおける時間及び位置に基づくメッセージ管理方法に用いられる。ネットワークシステムは、電子機器及びメッセージサーバを含む。電子機器はインターネットを通じて当該メッセージサーバに接続され、当該メッセージサーバは、地図データベース、ユーザデータベース及びメッセージデータベースを含む。メッセージデータベースには複数のメッセージが蓄積されている。各メッセージは、送信者、送信時間及び送信地点の情報を含む。まず、電子機器によって、ユーザアカウント、位置情報及び時間情報が取得され、ユーザアカウント、位置情報及び時間情報がメッセージサーバに伝送される。続いて、位置情報に基づいて、地図データベースから地図データが取得されるとともに、地図データのエリア範囲が電子機器のディスプレイに選択的に表示される。その後、ディスプレイの表示画面において、ユーザアカウント、時間情報及びエリア範囲をスクリーニング条件として、ユーザデータベースから、関連ユーザの名前、関連ユーザのアバターが取得されるとともに、メッセージデータベースから関連ユーザのメッセージが取得される。且つ、メッセージの送信地点に基づいて、表示画面に関連ユーザの名前、アバター及びメッセージがまとめて表示される。
【0007】
いくつかの実施例において、表示画面は、時間情報を選択するためのタイムラインを含み、選択された時間情報に基づいて、メッセージデータベースから、送信時間が時間情報の範囲内であるメッセージが取得される。
【0008】
いくつかの実施例において、位置情報はGPSにより取得される。
【0009】
いくつかの実施例において、関連ユーザのメッセージをクリック可能であり、これにより、電子機器によって確認命令が送出される。メッセージサーバは確認命令を受信して、表示画面を関連ユーザのメッセージ画面にリンクし、関連ユーザの全てのメッセージを取得するとともに、メッセージ画面に表示する。
【0010】
いくつかの実施例において、メッセージサーバが電子機器の画面切替操作命令を受信した場合には、別の関連ユーザのメッセージ画面に切り替えるとともに、別の関連ユーザの全てのメッセージを取得して表示する。
【0011】
いくつかの実施例において、画面切替操作命令は、左右のスワイプ操作及び/又は設定ボタンのクリック操作を含む。
【0012】
いくつかの実施例において、電子機器により指定メッセージを編集してメッセージデータベースに送信する。指定メッセージは、指定受信関連ユーザ及び指定受信地点を含む。指定受信関連ユーザが指定受信地点に位置した時点で、メッセージデータベースは指定受信関連ユーザに指定メッセージを送信する。
【0013】
いくつかの実施例において、メッセージデータベースが指定メッセージを受信した時点で、指定受信関連ユーザに通知を送信する。
【0014】
いくつかの実施例において、電子機器によりイベント招待を作成してメッセージデータベースに送信する。イベント招待はイベント地点を含む。メッセージデータベースはイベント招待を関連ユーザに送信する。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1図1は、本発明の実施例に基づき応用されるネットワークシステムの概略構成図である。
図2図2は、本発明の実施例に係る時間及び位置に基づくメッセージ管理方法のフローチャートである。
図3図3は、本発明の別の実施例に係る時間及び位置に基づくメッセージ管理方法のフローチャートである。
図4A図4Aは、本発明の実施例に係る時間及び位置に基づくメッセージ管理の事例である。
図4B図4Bは、本発明の実施例に係る時間及び位置に基づくメッセージ管理の事例である。
図4C図4Cは、本発明の実施例に係る時間及び位置に基づくメッセージ管理の事例である。
図5図5は、本発明の実施例に係る未来メッセージ送信方法のフローチャートである。
図6図6は、本発明の実施例に係るイベント招待送信方法のフローチャートである。
図7図7は、本発明の実施例に係る未来メッセージ送信の事例である。
図8A図8Aは、本発明の実施例に係るイベント招待送信の事例である。
図8B図8Bは、本発明の実施例に係るイベント招待送信の事例である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下に、図面を組み合わせて、本発明の好ましい実施例によって本発明につき詳細に説明する。
【0017】
本発明は、時間及び位置に基づくメッセージ管理方法を提供する。当該方法はネットワークシステムに応用される。図1は、本発明の実施例に基づき応用されるネットワークシステムの構成を示す。図示するように、ネットワークシステム10は、少なくとも1つの電子機器100及びメッセージサーバ110を含む。電子機器100は、インターネットを通じてメッセージサーバ110に接続可能である。
【0018】
好ましい実施例において、メッセージサーバ110は、地図データベース112、ユーザデータベース114及びメッセージデータベース116を含む。地図データベース112には複数のエリアの地図データが蓄積される。ユーザデータベース114には、名前、アバター及び関連ユーザのリストを含むユーザの関連データが蓄積される。関連ユーザは、例えば、ユーザの親しい友人、親友、同僚、同級生等である。ただし、本発明はこれに限らず、ユーザデータベース114に関連ユーザの名前及びアバターを蓄積してもよい。メッセージデータベース116には複数のメッセージが蓄積されている。各メッセージは、送信者、送信時間及び送信地点の情報を含む。メッセージデータベース116の送信者データは、ユーザデータベース114に蓄積されるユーザデータに対応している。説明すべき点として、メッセージサーバ110のジョブを制御してインターネットに接続するために、メッセージサーバ110は、プロセッサ(図示しない)及びネットワーク接続インターフェース(図示しない)を含み得る。
【0019】
好ましい実施例において、電子機器100は、ディスプレイ102、メモリ104及びプロセッサ106を少なくとも含む。ディスプレイ102は、関連の情報(例えば、画面)を表示可能である。メモリ104は、アプリケーションソフトウェアを蓄積可能であり、アプリケーションソフトウェアはメッセージ通知プログラムを含み得る。プロセッサ106は、ディスプレイ102及びメモリ104の動作を制御してアプリケーションソフトウェアを実行するために、ディスプレイ102及びメモリ104にそれぞれ電気的に接続可能である。いくつかの実施例において、電子機器130は、更に、インターネットに接続するために、ネットワーク接続機能を電子機器100に付与するネットワークアクセスユニット(図示しない)を含み得る。説明すべき点として、いくつかの実施例において、電子機器130は、パソコン、タブレットPC、スマートフォン又はスマートブレスレット等とすることができる。ただし、本発明はいずれの電子機器にも限定せず、電子機器に含まれるソフトウェア、ハードウェアについても限定しない。
【0020】
図2は、本発明の実施例に係る時間及び位置に基づくメッセージ管理方法のフローを示す。まず、ステップS410のように、電子機器によって、ユーザアカウント、位置情報及び時間情報が取得される。いくつかの実施例において、電子機器は、アプリケーションソフトウェアをインストールして実行することが可能である。アプリケーションソフトウェアにはユーザアカウントを記録可能である。また、アプリケーションソフトウェアにはメッセージ通知プログラムが含まれる。注意すべき点として、いくつかの実施例において、位置情報は電子機器のGPSによって取得される。また、時間情報は、電子機器のオペレーティングシステム或いはアプリケーションソフトウェアによって取得可能である。ステップS420のように、電子機器によって、ユーザアカウント、位置情報及び時間情報がメッセージサーバに伝送される。続いて、ステップS430のように、位置情報に基づいて、メッセージサーバの地図データベースから地図データが取得されるとともに、地図データのエリア範囲が電子機器のディスプレイに選択的に表示される。その後、ステップS440のように、ディスプレイの表示画面において、ユーザアカウント、時間情報及びエリア範囲をスクリーニング条件として、メッセージサーバのユーザデータベースから、関連ユーザの名前、関連ユーザのアバターが取得されるとともに、メッセージサーバのメッセージデータベースから関連ユーザのメッセージが取得される。いくつかの実施例において、表示画面は、時間情報を選択するためのタイムラインを含み得る。タイムラインによって時間情報を選択可能であり、選択された時間情報に基づいて、メッセージデータベースから、送信時間が時間情報の範囲内であるメッセージを取得可能である。その後、ステップS450のように、メッセージの送信地点に基づいて、ディスプレイの表示画面内に関連ユーザの名前、アバター及びメッセージがまとめて表示される。
【0021】
図3は、本発明の別の実施例に係る時間及び位置に基づくメッセージ管理方法のフローを示す。この実施例において、ユーザは、関連ユーザのメッセージ画面にリンク可能である。まず、ステップS510のように、ディスプレイの表示画面内で関連ユーザのメッセージがクリックされると、電子機器によって確認命令が送出される。続いて、ステップS520のように、メッセージサーバは、確認命令を受信して、表示画面を関連ユーザのメッセージ画面にリンクする。そして、関連ユーザの全てのメッセージを取得し、電子機器のディスプレイによってこのメッセージ画面に表示する。続いて、ステップS530のように、電子機器の画面切替操作命令を受信したか否かを判断する。注意すべき点として、いくつかの実施例において、画面切替操作命令は、左右のスワイプ操作及び/又は設定ボタンのクリック操作を含み得る。メッセージサーバが電子機器の画面切替操作命令を受信していない場合には(ステップS530でNO)、ステップS520に戻る。また、メッセージサーバが電子機器の画面切替操作命令を受信した場合には(ステップS530でYES)、ステップS540のように、別の関連ユーザのメッセージ画面に切り替えるとともに、この別の関連ユーザの全てのメッセージを取得して電子機器のディスプレイに表示する。
【0022】
図4A図4Cは、本発明の実施例に係る時間及び位置に基づくメッセージ管理の例を示す。図4Aの画面810に示すように、電子機器の位置情報に基づいて、メッセージサーバの地図データベースから地図データを取得して、電子機器のディスプレイに表示することが可能である。表示画面にはタイムライン812が含まれ得るため、ユーザは、タイムライン812によって時間情報を選択可能である。そして、このエリア範囲内における選択した時間情報に適合する関連ユーザのメッセージ及びアバター等(814,816)がまとめて表示される。ユーザが特定のメッセージ(例えば、メッセージ816)を選択すると、図4Bに示すように、表示画面820は、メッセージ816に対応するユーザの全てのメッセージを表示可能となる。注意すべき点として、画面820には画面切替操作ボタン(822,824)が含まれる。ユーザが画面切替操作ボタンを選択すると、図4Cの画面830に示すように、表示画面はその他の関連ユーザの全てのメッセージに切り替えられる。
【0023】
図5は、本発明の実施例に係る未来メッセージ送信方法のフローを示す。この実施例において、ユーザは、未来のメッセージを特定のユーザに向けて編集し、特定のユーザが特定の地点に位置した時点で送信することが可能である。まず、ステップS610のように、電子機器によって指定メッセージを編集し、メッセージデータベースに送信する。指定メッセージには、指定受信関連ユーザ及び指定受信地点が含まれる。いくつかの実施例では、メッセージサーバのメッセージデータベースが指定メッセージを受信した時点で、指定受信関連ユーザに通知を送信してリマインドしてもよい。そして、ステップS620のように、指定受信関連ユーザが指定地点に位置しているか否かを判断する。指定受信関連ユーザが指定受信地点に位置していなければ(ステップS620でNO)、ステップS620の判断を継続する。一方、指定受信関連ユーザが指定受信地点に位置している場合には(ステップS620でYES)、ステップS630のように、メッセージデータベースが指定受信関連ユーザに指定メッセージを送信する。注意すべき点として、メッセージサーバは、関連ユーザの電子機器から伝送された位置情報を受信し、指定受信地点と比較することで、指定受信関連ユーザが指定受信地点に位置するか否かを判断する。
【0024】
図6は、本発明の実施例に係るイベント招待送信方法のフローを示す。この実施例において、ユーザは、メッセージを送信することで関連ユーザを招待可能である。ステップS710のように、電子機器によってイベント招待を作成し、メッセージデータベースに送信する。イベント招待にはイベント地点が少なくとも含まれる。続いて、ステップS720のように、メッセージサーバのメッセージデータベースはイベント招待を関連ユーザに送信する。注意すべき点として、いくつかの実施例では、関連ユーザがイベント地点に位置した時点で、メッセージサーバは初めてこのイベント招待を関連ユーザに送信する。なお、関連ユーザがイベント地点に位置するか否かを判断する方式は上述した通りのため、ここでは詳述しない。
【0025】
図7は、本発明の実施例に係る未来メッセージ送信の事例を示す。この事例において、ユーザは、電子機器によって指定メッセージを編集し、メッセージデータベースに送信することが可能である。図7の画面910に示すように、メッセージサーバのメッセージデータベースが指定メッセージを受信した時点で、指定受信関連ユーザに通知を送信してリマインドしてもよい。指定メッセージ912には、指定受信関連ユーザ及び指定受信地点が含まれる。そして、指定受信関連ユーザが指定受信地点に位置した時点で、メッセージデータベースは指定受信関連ユーザに指定メッセージを送信する。
【0026】
図8A図8Bは、本発明の実施例に係るイベント招待送信の事例を示す。この事例において、ユーザは、電子機器によってイベント招待を編集し、メッセージデータベースに送信することが可能である。イベント招待にはイベント地点が少なくとも含まれる。図8Aの画面1010に示すように、メッセージサーバのメッセージデータベースがイベント招待を受信した時点で、関連ユーザに通知を送信してリマインドしてもよい。画面1010には、このイベントに対応する関連メッセージ1012が含まれ得る。ユーザがメッセージ1012をクリックすると、図8Bの画面1020内のメッセージ1022のように完全なイベント情報が表示される。ユーザは、参加ボタン1024を押すことでこのイベントに参加できる。
【0027】
説明すべき点として、本発明は、タイムラインと地図を組み合わせたソーシャルネットワークのプラットフォームであり、ユーザは、時間を選択することで、地図の表示範囲内における親しい友人の動向を閲覧可能である。本発明は、タイムラインを主軸としている。タイミングによっては、検索したい地点のイベント情報が変化している可能性があるため、インターネットにアクセスして情報を検索しても、それぞれの発信時間によっては信頼度を確認できない場合がある。これに対し、本願では、日付を選択することで、親しい友人によるその日付の投稿を閲覧可能なため、上記の課題を回避できる。例えば、某観光地で季節ごとに異なるイベントが存在するが、地図からは知り得ない場合、インターネットにアクセスして他人がシェアした文章を閲覧しても、タイミングによっては情報精度が低下している場合がある。これに対し、本願の発明によれば、親しい友人によるその日付の投稿を閲覧可能なことから、情報の信頼度を向上させられる。
【0028】
本発明を好ましい実施例によって上記のように開示したが、以上は本発明を限定するとの意図ではない。当業者は、本発明の精神及び範囲を逸脱することなく、多少の変更及び追加が可能である。よって、本発明の保護範囲は添付の請求項で特定すべきである。
【符号の説明】
【0029】
10 ネットワークシステム
100 電子機器
102 ディスプレイ
104 メモリ
106 プロセッサ
110 メッセージサーバ
112 地図データベース
114 ユーザデータベース
116 メッセージデータベース
S410~S450 本発明の実施例に係る時間及び位置に基づくメッセージ管理方法のステップ
S510~S540 本発明の別の実施例に係る時間及び位置に基づくメッセージ管理方法のステップ
S610~S630 本発明の実施例に係る未来メッセージ送信方法のステップ
S710~S720 本発明の実施例に係るイベント招待送信方法のステップ
810、820、830、910、1010、1020 画面
812 タイムライン
814、816、912、1022 メッセージ
822、824 画面切替操作ボタン
1012 イベント招待
1024 イベント参加ボタン
図1
図2
図3
図4A
図4B
図4C
図5
図6
図7
図8A
図8B