IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 合肥中科離子医学技術装備有限公司の特許一覧

<>
  • 特許-放射線治療用患者着座装置 図1
  • 特許-放射線治療用患者着座装置 図2
  • 特許-放射線治療用患者着座装置 図3
  • 特許-放射線治療用患者着座装置 図4
  • 特許-放射線治療用患者着座装置 図5
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-21
(45)【発行日】2024-07-01
(54)【発明の名称】放射線治療用患者着座装置
(51)【国際特許分類】
   A61N 5/10 20060101AFI20240624BHJP
【FI】
A61N5/10 T
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2022567170
(86)(22)【出願日】2021-10-26
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-09-29
(86)【国際出願番号】 CN2021126380
(87)【国際公開番号】W WO2023045016
(87)【国際公開日】2023-03-30
【審査請求日】2022-11-02
(31)【優先権主張番号】202111129254.X
(32)【優先日】2021-09-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】518316882
【氏名又は名称】合肥中科離子医学技術装備有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110002468
【氏名又は名称】弁理士法人後藤特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】宋 云濤
(72)【発明者】
【氏名】魏 江華
(72)【発明者】
【氏名】陳 永華
(72)【発明者】
【氏名】丁 開忠
(72)【発明者】
【氏名】劉 素梅
(72)【発明者】
【氏名】羅 昌建
(72)【発明者】
【氏名】潘 暁揚
【審査官】豊田 直希
(56)【参考文献】
【文献】中国実用新案第211097098(CN,U)
【文献】米国特許出願公開第2014/0139215(US,A1)
【文献】特開平09-122118(JP,A)
【文献】特開2018-068493(JP,A)
【文献】特開平11-309220(JP,A)
【文献】特表2010-527683(JP,A)
【文献】特開平11-313900(JP,A)
【文献】特開2004-174250(JP,A)
【文献】特表2021-520921(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61N 5/10
A61G 13/04
A61G 15/04
A61B 6/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
放射線治療用患者着座装置であって、
環状の取付台と、
患者を固定するように前記取付台の内側のリンクアセンブリ上に設けられた治療ベッドアセンブリと、
前記取付台の下方に設けられ、前記治療ベッドアセンブリの前記取付台に対する位置を調節する支持調節アセンブリと、
鉛直方向に沿って延在するように前記取付台に設けられる立柱アセンブリと、水平投影方向で前記治療ベッドアセンブリに対応して前記立柱アセンブリに移動可能に設けられ、患者をイメージングスキャンするための3Dイメージング設備とを有する3Dイメージングアセンブリと、を含み、
前記支持調節アセンブリは、治療用ベッド調節アセンブリ及び支持アセンブリを含み、
前記治療用ベッド調節アセンブリは、前記治療ベッドアセンブリのベースに接続され、かつ
前記取付台に対する前記ベースの水平方向における位置を調節するための水平移動台と、
前記水平移動台に接続され、前記取付台に対する前記ベースの水平方向における回転を駆動する回転台と、
前記回転台と前記ベースとの間に接続され、前記取付台に対する前記ベースの傾斜を駆動する傾斜台と、を含み、
前記水平移動台、前記回転台及び前記傾斜台は、下から上へ順に設けられ、
前記傾斜台は、
前記回転台の上方に設けられる傾斜台本体と、
前記傾斜台本体と前記ベースとの間に接続される前記リンクアセンブリと、
前記リンクアセンブリに接続され、前記ベースが前記傾斜台本体に対して傾斜するように前記リンクアセンブリを駆動する駆動モータと、を含み、
前記支持アセンブリは、前記取付台の下方に設けられ、前記取付台を前記治療ベッドアセンブリに対し昇降するように駆動している、
ことを特徴とする放射線治療用患者着座装置。
【請求項2】
前記治療ベッドアセンブリは、
前記支持調節アセンブリに接続されるベースと、
前記ベースに設けられ、前記患者を固定するための治療用ベッド本体と、
前記治療用ベッド本体の上昇または下降が駆動されるように前記ベースの上方に設けられるとともに前記治療用ベッド本体に接続される昇降アセンブリと、を含む
ことを特徴とする請求項1に記載する放射線治療用患者着座装置。
【請求項3】
前記治療用ベッド本体は、
前記昇降アセンブリに接続される取付座と、
前記取付座に設けられかつ鉛直方向に沿って延在するとともに、ベッドボードのピッチ 角を調節可能なように前記取付座に対して第1方向に偏向可能であるベッドボードと、
前記取付座に反転可能に設けられ、前記ベッドボードの下端に位置するシートパットと、を含む
ことを特徴とする請求項2に記載する放射線治療用患者着座装置。
【請求項4】
前記治療ベッドアセンブリは、
前記ベースに設けられ、かつ前記ベースの上面から鉛直方向に沿って延在し、前記患者の腿部の位置を規制するための腿部位置規制ブロックと、
前記ベースの上面に設けられ、かつ前記腿部位置規制ブロックと前記昇降アセンブリとの間に位置し、前記患者の足部の位置を規制するための足部支持ブロックと、をさらに含む
ことを特徴とする請求項3に記載する放射線治療用患者着座装置。
【請求項5】
前記立柱アセンブリは、
鉛直方向に沿って延在するように前記取付台に設けられる固定立柱と、
前記3Dイメージング設備に接続され、前記固定立柱の前記治療ベッドアセンブリに近い側に設けられるとともに前記固定立柱に回転可能に接続される回転立柱と、
前記固定立柱及び前記回転立柱にそれぞれ接続され、前記回転立柱が前記固定立柱に対して回転するように前記回転立柱を駆動する回転アセンブリと、を含む
ことを特徴とする請求項1に記載する放射線治療用患者着座装置。
【請求項6】
前記回転立柱には、前記回転立柱の長手方向に沿って延在するスライド溝が設けられ、
前記立柱アセンブリは、駆動アセンブリをさらに含み、
前記駆動アセンブリは、前記回転立柱及び前記3Dイメージング設備にそれぞれ接続され、前記3Dイメージング設備が前記回転立柱に対してスライドするように前記3Dイメージング設備を駆動する
ことを特徴とする請求項5に記載する放射線治療用患者着座装置。
【請求項7】
前記立柱アセンブリは2組あり、
2組の前記立柱アセンブリは、それぞれ前記治療ベッドアセンブリの両側に設けられ、前記3Dイメージング設備は、2つの前記回転立柱に接続される
ことを特徴とする請求項5に記載する放射線治療用患者着座装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示放射線医療技術領域に関し、特に放射線治療用患者着座装置に関する。
【背景技術】
【0002】
イギリス癌研究組織によると、2030年までに世界中で毎年約2,400万人が癌を発症する可能性がある。陽子線治療は、世界で最も高度な放射線治療技術のうちの一つであり、X線の代わりに陽子線を利用して癌を治療する放射線治療である。
【0003】
従来の放射線治療と比較して、陽子線治療の「ブラッグピーク」により、腫瘍領域を高精度に治療でき、腫瘍後部にある正常組織が放射線にほとんどさらされず、患者の生存率が高くなる。
【0004】
現在、治療設備は主に回転治療室と固定治療室に分かれており、患者の異なる部位を治療する際に、大きな回転ガントリーを介して患者をスキャンする。しかしながら、当該設備とそれに対応する治療室は、高価で、大きな面積を占めるが、固定治療室は限られた種類の腫瘍に対してのみ治療でき、限界がある。
【発明の概要】
【0005】
そこで、従来技術に存在する問題を解決するために、本発明は、イメージングスキャン機能及び放射線治療機能を有する放射線治療用患者着座装置を提供することにより、設備のコストの削減と治療効率の向上を図ることを目的としている。
【0006】
上記目的を実現するため、本発明のある一方の態様によれば、放射線治療用患者着座装置であって、取付台と、患者を固定するための治療ベッドアセンブリと、前記取付台の下方に設けられ、かつ前記治療ベッドアセンブリに接続され、前記治療ベッドアセンブリの前記取付台に対する位置を調節する支持調節アセンブリと、鉛直方向に沿って延在するように前記取付台に設けられる立柱アセンブリと、水平投影方向で前記治療ベッドアセンブリに対応して前記立柱アセンブリに移動可能に設けられ、患者をイメージングスキャンするための3Dイメージング設備とを有する3Dイメージングアセンブリと、を含むことを特徴とする放射線治療用患者着座装置が提供される。
【0007】
本態様の放射線治療用患者着座装置によれば、治療ベッドアセンブリで患者の姿勢を固定し、支持調節アセンブリで治療ベッドアセンブリの位置を調節することにより患者の位置を調節することにより、患者の異なる部位又は同一部位の異なる角度に対してスキャン及び放射線治療することができる。これにより、患者の治療部位やスキャン位置を複数の方向と角度から調整でき、患者の異なる部位の放射線治療ニーズが満たされ、適用範囲が広く、設備のコストを削減できる。
【0008】
本発明の他方の態様によれば、前記治療ベッドアセンブリは、前記支持調節アセンブリに接続されるベースと、前記ベースに設けられ、前記患者を固定するための治療用ベッド本体と、前記治療用ベッド本体の上昇または下降が駆動されるように前記ベースの上方に設けられるとともに前記治療用ベッド本体に接続される昇降アセンブリと、を含む。
【0009】
本発明の他方の態様によれば、前記治療用ベッド本体は、前記昇降アセンブリに接続される取付座と、前記取付座に設けられかつ鉛直方向に沿って延在するとともに、ベッドボードのピッチ角を調節可能なように前記取付座に対して第1方向に偏向可能であるベッドボードと、前記取付座に反転可能に設けられ、前記ベッドボードの下端に位置するシートパットと、を含む。
【0010】
本発明の他方の態様によれば、前記治療ベッドアセンブリは、前記ベースに設けられ、かつ前記ベースの上面から鉛直方向に沿って延在し、前記患者の腿部の位置を規制するための腿部位置規制ブロックと、前記ベースの上面に設けられ、かつ前記腿部位置規制ブロックと前記昇降アセンブリとの間に位置し、前記患者の足部の位置を規制するための足部支持ブロックと、をさらに含む。
【0011】
本発明の他方の態様によれば、前記支持調節アセンブリは、治療用ベッド調節アセンブリを含み、前記治療用ベッド調節アセンブリは、前記治療ベッドアセンブリのベースに接続され、かつ前記取付台に対する前記ベースの水平方向における位置を調節するための水平移動台と、前記水平移動台に接続され、前記取付台に対する前記ベースの水平方向における回転を駆動する回転台と、前記回転台と前記ベースとの間に接続され、前記取付台に対する前記ベースの傾斜を駆動する傾斜台と、を含み、前記水平移動台、前記回転台及び前記傾斜台は、下から上へ順に設けられる。
【0012】
本発明の他方の態様によれば、前記傾斜台は、前記回転台の上方に設けられる傾斜台本体と、前記傾斜台本体と前記ベースとの間に接続されるリンクアセンブリと、前記リンクアセンブリに接続され、前記ベースが前記傾斜台本体に対して傾斜するように前記リンクアセンブリを駆動する駆動モータと、を含む。
【0013】
本発明の他方の態様によれば、前記支持調節アセンブリは、支持アセンブリをさらに含み、前記治療用ベッド調節アセンブリが設けられる前記支持アセンブリは、前記取付台の底部に設けられ、前記治療用ベッド調節アセンブリが前記取付台に対して上昇又は下降するように前記治療用ベッド調節アセンブリを駆動する。
【0014】
本発明の他方の態様によれば、前記立柱アセンブリは、鉛直方向に沿って延在するように前記取付台に設けられる固定立柱と、前記3Dイメージング設備に接続され、前記固定立柱の前記治療ベッドアセンブリに近い側に設けられるとともに前記固定立柱に回転可能に接続される回転立柱と、前記固定立柱及び前記回転立柱にそれぞれ接続され、前記回転立柱が前記固定立柱に対して回転するように前記回転立柱を駆動する回転アセンブリと、を含む。
【0015】
本発明の他方の態様によれば、前記回転立柱には、前記回転立柱の長手方向に沿って延在するスライド溝が設けられ、前記立柱アセンブリは、駆動アセンブリをさらに含み、前記駆動アセンブリは、前記回転立柱及び前記3Dイメージング設備にそれぞれ接続され、前記3Dイメージング設備が前記回転立柱に対してスライドするように前記3Dイメージング設備を駆動する。
【0016】
本発明の他方の態様によれば、前記立柱アセンブリは2組あり、2組の前記立柱アセンブリは、それぞれ前記治療ベッドアセンブリの両側に設けられ、前記3Dイメージング設備は、2つの前記回転立柱に接続される。
【0017】
本発明の他の態様及び利点は、以下の説明により説明され、その一部が以下の説明から明らかになるか、または本発明の実施例によって理解される。
【図面の簡単な説明】
【0018】
以下、本発明の技術手段及びその他の有益な効果を分かりやすくするために、添付図面を参照しながら本発明の具体的な実施形態について詳細に説明する。
【0019】
図1】本発明の一実施形態による放射線治療用患者着座装置の概略構造図である。
図2】本発明の一実施形態による放射線治療用患者着座装置の正面図である。
図3】本発明の一実施形態による3Dイメージングアセンブリの概略構造図である。
図4】本発明の一実施形態による治療ベッドアセンブリの概略構造図である。
図5】本発明の一実施形態による支持アセンブリの概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の実施例を詳しく説明し、その例を添付の図面に示す。同一若しくは類似の符号は、同一若しくは類似の部品、又は同一若しくは類似の機能を有する部品を指す。図面を参照しながら説明される以下の実施例は、本発明を分かりやすく説明するためのものであり、本発明を限定するものではない。
【0021】
図1図5を参照しながら本発明の実施例に係る放射線治療用患者着座装置100を説明する。
【0022】
図1に示すように、本発明の実施例に係る放射線治療用患者着座装置100は、取付台10と、治療ベッドアセンブリ20と、支持調節アセンブリ30と、3Dイメージングアセンブリ40と、を含む。放射線治療用患者着座装置100は、イメージングスキャン機能及び放射線治療機能を有する。本発明は、イメージングスキャン機能を例として放射線治療用患者着座装置100について説明する。
【0023】
ここで、取付台10は、治療ベッドアセンブリ20、支持調節アセンブリ30及び3Dイメージングアセンブリ40を取り付けるためのものであり、取付台10は、地面の一部であってもよく、地面と嵌合することにより設置されるフレーム構造でもよい。
【0024】
図1に示すように、治療ベッドアセンブリ20は、患者が3Dイメージングアセンブリ40によりイメージングスキャンされるように、患者を固定するためのものである。支持調節アセンブリ30は、取付台10の下方に設けられ、かつ治療ベッドアセンブリ20に接続され、治療ベッドアセンブリ20の取付台10に対する位置を調節する。これにより、患者をイメージングスキャンしやすい角度と位置に調節し、患者に対するイメージングスキャン効果が保証される。ここで、取付台10にはバイアホールが形成され、支持調節アセンブリ30は、バイアホールで治療ベッドアセンブリ20に接続され、治療ベッドアセンブリ2020を支持するとともに治療ベッドアセンブリ20の位置を調節できる。なお、バイアホールは、取付台10の下方に位置する支持調節アセンブリ30と治療ベッドアセンブリ20とを接続するために形成されるものであり、バイアホールを形成することにより、設置スペースが節約される。
【0025】
また、3Dイメージングアセンブリ40は、立柱アセンブリ41と、3Dイメージング設備42と、を含み、立柱アセンブリ41は、鉛直方向に沿って延在するように取付台10に設けられ、3Dイメージング設備42は、水平投影方向で治療ベッドアセンブリ20に対応して立柱アセンブリ41に移動可能に設けられ、患者をイメージングスキャンするためのものである。
【0026】
具体的には、立柱アセンブリ41は、3Dイメージング設備42を支持して固定するためのものであり、イメージングスキャンのニーズに応じて3Dイメージング設備42の立柱アセンブリ41に対する位置を調節することにより、3Dイメージング設備42の治療ベッドアセンブリ20に対する位置(患者に対する位置でもある)を調節する。これにより、3Dイメージング設備42を患者の異なる部位をイメージングスキャンできる位置まで調節し、放射線治療用患者着座装置100のイメージングスキャン効果が保証される。
【0027】
よって、本発明は、患者をイメージングスキャンしやすい姿勢を維持するために、まず治療ベッドアセンブリ20により患者を固定し、また、支持調節アセンブリ30により治療ベッドアセンブリ20の取付台10に対する位置を調節し、患者のスキャンすべき部位を3Dイメージング設備42に対応する領域に調節し、さらに3Dイメージング設備42の位置を調節することにより、3Dイメージング設備42を患者のスキャンすべき部位がイメージングスキャンされる位置に調節し、放射線治療用患者着座装置100のイメージングスキャン効果が保証される。本発明は、患者の姿勢を固定してから多段階調節で患者が3Dイメージング設備42に対応するように調節し、放射線治療用患者着座装置100の患者に対するイメージングスキャン効果が向上する。
【0028】
また、患者に対して複数の角度からイメージングスキャンする必要がある場合、支持調節アセンブリ30により患者の位置を調節し、さらに3Dイメージング設備42と患者との相対位置を調節する。これにより、放射線治療用患者着座装置100は、患者の異なる部位又は同一部位の異なる角度に対してスキャン及び放射線治療することができ、患者自身が多様な姿勢を変換することや放射線治療用患者着座装置100をオンにしたりオフにしたりする必要がなく、放射線治療用患者着座装置100の生産、作動、メンテナンスのコストを削減できる。
【0029】
なお、従来、腫瘍患者の治療は、回転治療室又は固定治療室において行われる。患者の異なる部位を治療する際に、大きな回転ガントリーを介して患者をスキャンし治療する必要がある。また、固定治療室は限られた種類の腫瘍に対してのみ治療でき、限界がある。さらに、設備やスペースの制限により、治療室(回転治療室又は固定治療室)の生産コストは、非常に高価である。これに対し、本発明に係る放射線治療用患者着座装置100は、治療ベッドアセンブリ20及び3Dイメージング設備42の位置を調節することにより、患者を異なる姿勢で3Dイメージング設備42に対応し、調節が簡単であり、設置するために必要なスペースは従来の回転治療室又は固定治療室より狭く、治療室のコストを削減できる。
【0030】
本発明の実施例に係る放射線治療用患者着座装置100によれば、治療ベッドアセンブリ20で患者の姿勢を固定し、支持調節アセンブリ30で治療ベッドアセンブリ20の位置を調節することにより患者の位置を調節することにより、患者の異なる部位又は同一部位の異なる角度に対してスキャン及び放射線治療することができる。これにより、患者の治療部位やスキャン位置を複数の方向と角度から調整でき、患者の異なる部位の放射線治療ニーズが満たされ、適用範囲が広い。
【0031】
本発明の他方の態様によれば、治療ベッドアセンブリ20は、ベース21と、治療用ベッド本体22と、昇降アセンブリ23と、を含む。支持調節アセンブリ30は、ベース21に接続され、ベース21の運動方式により治療ベッドアセンブリ20の取付台10に対する位置を調節する。
【0032】
図4に示すように、治療用ベッド本体22は、ベース21に設けられ、患者を固定するものである。昇降アセンブリ23は、ベース21の上方に設けられるとともに治療用ベッド本体22に接続されるため、治療用ベッド本体22の上昇または下降を駆動することができる。これにより、治療用ベッド本体22のベース21に対する位置が調節され、治療用ベッド本体22が異なる体型の患者に適用される。
【0033】
ここで、患者の間に身長に差がある場合がある。患者の身長が高い場合、昇降アセンブリ23により治療用ベッド本体22を上昇するように駆動する。これにより、治療用ベッド本体22の位置が患者の位置に対応するように調節され、治療用ベッド本体22の位置が患者の体型に合うようになる。患者の身長が低い場合、昇降アセンブリ23により治療用ベッド本体22を下降するように駆動する。これにより、治療用ベッド本体22の位置が患者の位置に対応するように調節され、治療用ベッド本体22の位置が患者の体型に合うようになる。治療ベッドアセンブリ20は、患者の治療すべき部位により治療用ベッド本体22の高さを調節することができ、調節方式が簡単で信頼性が高い。
【0034】
本発明の他方の態様によれば、治療用ベッド本体22は、取付座221と、ベッドボード222と、シートパット223とを含む。取付座221は、昇降アセンブリ23に接続され、昇降アセンブリ23は、取付座221の位置を調節することにより治療用ベッド本体22のベース21に対する高さを調節する。
【0035】
図4に示すように、ベッドボード222は、取付座221に設けられかつ鉛直方向に沿って延在するとともに、ベッドボード222のピッチ角を調節可能なように取付座221に対して第1方向に偏向可能である。「第1方向」は、ベッドボード222の厚み方向である。ベッドボード222を所定の角度を偏向するとき、ベッドボード222は、取付座221との接続部分を中心として前方または後方に偏向できる。
【0036】
さらに、シートパット223は、取付座221に上下反転可能に設けられるとともにベッドボード222の下端に設けられる。シートパット223を使用する際に、患者がその上に座れるようにシートパットを開ける。また、患者は座位姿勢を固定するために背中を寄りかかることによりベッドボード222にフィットさせることができる。シートパット223を使用しないとき、シートパット223が鉛直状態に反転され、ベッドボード222にフィットするため、シートパット223が占めるスペースが節約される。
【0037】
ここで、治療ベッドアセンブリ20は、患者の身体の異なる位置の治療に適用されるように、患者を立位、しゃがむ、座るなどの異なる姿勢に固定することができる。
【0038】
本発明の他方の態様によれば、治療用ベッド本体22には、肘掛224が設けられる。肘掛224は、取付座221の両側に設けられるため、患者は固定姿勢のニーズに応じて、手で肘掛224を持って姿勢を固定することができ、姿勢を維持しやすい。
【0039】
本発明の他方の態様によれば、治療用ベッド本体22には、ブラケット2221が設けられる。ブラケット2221は、ベッドボード222の両側に設けられるため、ブラケット2221により患者の姿勢が固定される。
【0040】
なお、患者治療の準備段階において、患者の治療すべき部位に応じて治療用ベッド本体22の高さを調節するとともに患者の維持すべき姿勢に応じてシートパット223の角度及びベッドボード222の傾斜角度を確認する。患者がシートパット223に座るとき、手で取付座221の両側にある肘掛224を持つことにより姿勢を維持することができる。また、ベッドボード222の両側にあるブラケット2221と固定ネットとの協働により、患者の姿勢を固定することができる。治療ベッドアセンブリ20の調節方式が簡単で信頼性が高く、患者が異なる治療部位に応じて相応の姿勢を維持しやすい。
【0041】
本発明の他方の態様によれば、図4に示すように、治療ベッドアセンブリ20は、腿部位置規制ブロック24と足部支持ブロック25とを含む。腿部位置規制ブロック24は、ベース21に設けられ、ベース21の上面から鉛直方向に沿って延在し、患者の腿部の位置を規制する。脚部位置規制ブロックは、ベース21の上面に設けられ、かつ腿部位置規制ブロック24と昇降アセンブリ23との間に位置し、患者の足部の位置を規制する。
【0042】
患者が座位で治療台本体22と配合するとき、シートパット223に座り、腿部が腿部位置規制ブロック24に当接することができる。腿部位置規制ブロック24は、患者の腿部をよく支持する効果を発揮する。また、患者の脚部は、腿部位置規制ブロック24と脚部位置規制ブロックとの間に位置するとともに脚部位置規制ブロックに当接する。脚部位置規制ブロックにより患者の脚部位置を規制し、患者の座位姿勢を固定する。
【0043】
本発明の他方の態様によれば、昇降アセンブリ23は、伸縮電動シリンダと伸縮外殻とを含む。伸縮電動シリンダは、取付座221の底部に接続される。伸縮外殻套は、伸縮電動シリンダの外側に設けられ、伸縮電動シリンダをカバーすることにより伸縮電動シリンダを保護するとともに患者の脚部が伸縮電動シリンダに接触することを防止し、伸縮電動シリンダへの粉塵の侵入を防止する。ここで、伸縮電動シリンダについて、設計ニーズに応じて、油圧シリンダやその他の構造に置き換えることもできる。
【0044】
本発明の他方の態様によれば、支持調節アセンブリ30は、治療用ベッド調節アセンブリ31を含み、治療用ベッド調節アセンブリ31は、治療ベッドアセンブリ20のベース21に接続され、治療ベッドアセンブリ20の取付台10に対する位置を調節するためのものである。
【0045】
さらに、治療用ベッド調節アセンブリ31は、水平移動台311と、回転台312と、傾斜台313とを含む。水平移動台311は、取付台10に対するベース21の水平方向における位置を調節する。回転台312は、水平移動台311に接続され、取付台10に対するベース21の水平方向における回転を駆動する。傾斜台313は、回転台312とベース21との間に接続され、取付台10に対するベース21の傾斜を駆動する。ここで、水平移動台311、回転台312及び傾斜台313は、下から上へ順に設けられる。よって、水平移動台311、回転台312、及び傾斜台313の移動により取付台10に対するベース21の傾斜角度、回転角度及び水平位置を調節することができる。
【0046】
本発明の他方の態様によれば、支持調節アセンブリ30には、台座33が設けられる。前記水平移動台311は、台座33に設けられるとともに回転台312及び傾斜台313を介して治療ベッドアセンブリ20に接続される。水平移動台311が台座33に対して移動して水平移動台311の取付台10に対する水平位置を調節するとき、回転台312及び傾斜台313は、水平移動台311と同期に移動して治療ベッドアセンブリ20が水平方向で移動するように駆動する。これにより、取付台10に対する治療ベッドアセンブリ20の水平方向における位置が調節される。
【0047】
さらに、回転台312は、傾斜台313を介して治療ベッドアセンブリ20に接続され、回転台312が回転するとき、傾斜台313が治療ベッドアセンブリ20を同期に回転させる。回転台312は、治療ベッドアセンブリ20が取付台10における向きを調節することにより患者の向きを調節する。また、回転台312の作用下で、治療ベッドアセンブリ20内に固定された患者の向きは、左、右、前、後などであり、水平範囲内に任意の角度に調節することができる。ここで、回転台312の回転は、治療台アセンブリ20の水平方向における向きを調整するために、鉛直方向に沿って延在する軸の周りを回転する。
【0048】
図4に示すように、傾斜台313が治療ベッドアセンブリ20のベース21に接続されるため、取付台10に対するベース21の傾斜角度が調節され、治療ベッドアセンブリ20のピッチ角が調節される。例えば、治療ベッドアセンブリ20に固定される患者は、前方または後方に傾けられる。
【0049】
なお、水平移動台311、回転台312及び傾斜台313は、下から上へ順に設けられるため、治療用ベッド調節アセンブリ31の調節過程における安定性が向上する。なお、治療用ベッド調節アセンブリ31の調節方式は、下から上へ段階的に調節し、すなわち、水平移動台311により治療ベッドアセンブリ20の水平位置を調節してから、回転台312により治療ベッドアセンブリ20の向きを調節し、最後に傾斜台313により治療ベッドアセンブリ20のピッチ角を調節する。当該調節方式は、全面的で信頼性が高い。
【0050】
本発明の他方の態様によれば、傾斜台313は、傾斜台本体3131と、リンクアセンブリ3132と、駆動モータと、を含む。傾斜台本体3131は、回転台312の上方に設けられ、リンクアセンブリ3132は、傾斜台本体3131とベース21との間に接続される。リンクアセンブリ3132が回転台312に対して揺動するとき、傾斜台本体3131に対するベース21の傾斜角度を調整することができる。ここで、斜駆動モータは、リンクアセンブリ3132に接続され、リンクアセンブリ3132が揺動するように駆動する。これにより、ベース21が傾斜台本体3131に対して傾斜し、治療ベッドアセンブリ20のピッチ角が調節される。リンクアセンブリ3132には、複数のリンクが設けられる。リンクは、ベース21を支持する。駆動モータは、リンクが所定の角度まで揺動し、ロックされるようにリンクを駆動する。これにより、ベース21の傾斜角度が調節され、調節方式が簡単で信頼性が高い。なお、リンクアセンブリ3132の具体的な構造は、設計ニーズにより設定することができ、ここで限定されない。
【0051】
本発明の他方の態様によれば、図1及び図2に示すように、支持調節アセンブリ30は、支持アセンブリ32をさらに含む。支持アセンブリ32は、取付台10の底部に設けられ、治療ベッドアセンブリ20は、支持アセンブリ32に設けられる。支持アセンブリ32は、取付台10が上昇又は下降するように取付台10を駆動する。取付台10を移動させることにより、取付台10に対する治療ベッドアセンブリ20の高度位置が調節される。
【0052】
本発明の他方の態様によれば、支持調節アセンブリ30は、台座33を含む。治療用ベッド調節アセンブリ31は、台座33に設けられ、支持アセンブリ32は、台座33と取付台10との間に接続される。ここで、支持アセンブリ32は、駆動シリンダ321と伸縮ロッド322とを含む。伸縮ロッド322は、油缸321に接続され、油缸321は、伸縮ロッド322の伸縮を駆動する。伸縮ロッド322は、一端が駆動シリンダ321に接続され、他端が取付台10に接続される。また、駆動シリンダ321は、台座33に固定される。駆動シリンダ321が伸縮ロッド322を収縮するように駆動する際に、支持アセンブリ32は、台座33が取付台10の一方側に近づけるように駆動する。これにより、治療用ベッド調節アセンブリ31が取付台10に対して上へ移動する。駆動シリンダ321が伸縮ロッド322が伸長するように駆動する際に、支持アセンブリ32は、台座33が取付台10の一方側から離れるように駆動する。これにより、治療用ベッド調節アセンブリ31が取付台10に対して下へ移動する。
【0053】
さらに、伸縮ロッド322と駆動シリンダ321はいずれも複数ある。伸縮ロッド322は、駆動シリンダ321と一対一対応する。複数のグループの伸縮ロッド322及び駆動シリンダ321は、台座33の円周方向に等間隔に配置されているため、支持調節アセンブリ30は、台座33が取付台10に対して上昇または下降するように駆動する際の安定性が向上する。
【0054】
本発明の他方の態様によれば、図3に示すように、立柱アセンブリ41は、固定立柱411と、回転立柱412と、回転アセンブリ413とを含む。固定立柱411は、鉛直方向に沿って延在するように取付台10に設けられる。3Dイメージング設備42は、回転立柱412に接続され、回転立柱412は、固定立柱411の治療ベッドアセンブリ20に近い側に設けられるとともに固定立柱411に回転可能に接続される。回転アセンブリ413は、固定立柱411及び回転立柱412にそれぞれ接続され、回転立柱412が固定立柱411に対して回転するように回転立柱412を駆動する。
【0055】
図3に示すように、回転アセンブリ413により取付台10に対する回転立柱412の傾斜角度を調節することにより、3Dイメージング設備42のスキャン角度が調節される。ここで、回転アセンブリ413は、駆動装置4131と、回転軸受4132とを含む。回転軸受4132は、回転立柱412と固定立柱411との間に接続され、駆動装置4131は、回転立柱412が固定立柱411に対して回転するように駆動する。
【0056】
本発明の他方の態様によれば、回転立柱412には、スライド溝4121が形成され、スライド溝4121は、回転立柱412の長手方向に沿って延在する。立柱アセンブリ41は、駆動アセンブリ414をさらに含む。駆動アセンブリ414は、回転立柱412及び3Dイメージング設備42にそれぞれ接続され、3Dイメージング設備42が回転立柱412に対して摺動するように駆動する。これにより、3Dイメージング設備42の治療ベッドアセンブリ20に対する距離が調節され、3Dイメージング設備42が患者のスキャンすべき部位に対応する位置に調節され、イメージングスキャン効果が保証される。
【0057】
本発明の他方の態様によれば、駆動アセンブリ414は、親ネジとネジ構造とを含む。親ネジは、回転立柱412の長手方向に沿って延在し、すなわち、親ネジとスライド溝4121との延在する方向が同一である。ネジ構造は、3Dイメージング設備42に形成されるため、親ネジが回転するとき、3Dイメージング設備42が回転立柱412の延在方向で摺動するように駆動される。
【0058】
本発明の他方の態様によれば、図3に示すように、立柱アセンブリ41は2組あり、2組の立柱アセンブリ41は、それぞれ治療ベッドアセンブリ20の両側に設けられ、3Dイメージング設備42は、2つの回転立柱412にそれぞれ接続される。2組の立柱アセンブリ41は、3Dイメージング設備42に対し、優れた支持効果を発揮し、3Dイメージング設備42の位置調節過程における安定性が向上する。
【0059】
図1-5を参照しながら本発明の実施例に係る放射線治療用患者着座装置100の使用手順について説明する。
【0060】
まず、使用ニーズに応じて取付台10の高さを調節する。
【0061】
次に、患者を治療ベッドアセンブリ20に固定する。座位を例として説明する。患者がシートパット223に座り、肘掛224を持ってベッドボード222にもたれかかる。脚部と腿部は、それぞれ脚部位置規制ブロック、腿部位置規制ブロック24により支持され、治療台アセンブリ20を患者の体型に適合させるために、患者の体型に応じてベース21に対する治療用ベッド本体22の位置を調節する。
【0062】
さらに、患者を前方または後方に傾ける必要がある場合、ブラケット2221と固定ネットとの協働により、患者の上半身をベッドボード222に固定し、患者の姿勢を規制する。
【0063】
さらに、患者の治療すべき部位に応じて水平移動台311、回転台312、傾斜台313により治療ベッドアセンブリ20の水平位置、向き及びピッチ角を調節する。
【0064】
このとき、取付台10に対する患者の位置が既に確定され、駆動アセンブリ414により患者に対する3Dイメージング設備42の位置が調節される。具体的には、3Dイメージング設備42と患者との間の距離、及び患者に対する3Dイメージング設備42のスキャン照射方向が含まれる。これにより、3Dイメージング設備42が患者をイメージングスキャンできる位置に調節される。
【0065】
なお、放射線治療用患者着座装置100は、イメージングスキャン作動モードと放射治療モードとを含む。複数の部品がイメージングスキャン作動モードと放射治療モードにおいて調節方式が同一である。
【0066】
イメージングスキャン作動モードにおいて、3Dイメージング設備42は、回転立柱412の延在方向に沿って移動するように患者をスキャンすることができる。スキャンした後に3Dイメージング設備42は、回転立柱412の頂部に移動できる。放射治療モードにおいて、支持調節アセンブリ30及び治療ベッドアセンブリ20により患者の位置及び姿勢が確認されるため、放射線治療用患者着座装置100は、患者の異なる部位の腫瘍の放射線治療ニーズを満たすことができる。
【0067】
本発明の各実施例についての説明において、本発明の実施例を説明するための用語として、「中心」「縦方向」、「横方向」、「長さ」、「幅」、「厚さ」、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「鉛直」、「水平」、「頂」、「底」、「内」、「外」、「時計回り」、「反時計回り」、「軸方向」、「径方向」、「円周」等が用いられる。これらの用語で示される方位は、図面で示される方位に基づき、本発明を分かりやすく説明するためのものであり、本発明を限定するものではない。
【0068】
本発明の各実施例についての説明において、「複数」は、二つ又はそれ以上を意味する。
【0069】
本発明の各実施例についての説明において、本発明の実施例を説明するための用語として、「一つの実施例」、「一部の実施例」、「例示的な実施形態」、「例」、「具体例」、「一部の例」等の用語は、当該実施例又は実施例において説明された具体的な特徴、構造、材料、又は特徴は、本発明の少なくとも1つの実施形態または例に含まれる。本明細書において、上記の用語の概略的な説明は、必ずしも同じ実施形態または例を指すものではない。また、説明される具体的な特徴、構造、材料または特性は、任意の一つまたは複数の実施形態または例において適切な方法で組み合わせることができる。
【0070】
以上、本態様は好適実施例で上記のように開示されたが、上記好適実施例は本開示を限定するためのものではない。当業者は、本開示の精神及び範囲から逸脱しない限り、若干の変更及び修正を加えることができる。したがって、本開示の保護範囲は、特許請求の範囲によって定義される範囲に準ずる。
【符号の説明】
【0071】
100 放射線治療用患者着座装置、10 取付台、20 治療ベッドアセンブリ、21 ベース、22 治療用ベッド本体、221 取付座、222 ベッドボード、2221 ブラケット、223 シートパット、224 肘掛、23 昇降アセンブリ、24 腿部位置規制ブロック、25 足部支持ブロック、30 支持調節アセンブリ、31 治療用ベッド調節アセンブリ、311 水平移動台、312 回転台、313 傾斜台、3131 傾斜台本体、3132 リンクアセンブリ、32 支持アセンブリ、321 駆動シリンダ、322 伸縮ロッド、33 台座、40 3Dイメージングアセンブリ、41 立柱アセンブリ、411 固定立柱、412 回転立柱、4121 スライド溝、413 回転アセンブリ、4131 駆動装置、4132 回転軸受、414 駆動アセンブリ、42 3Dイメージング設備。
図1
図2
図3
図4
図5