(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-24
(45)【発行日】2024-07-02
(54)【発明の名称】棚用のモジュラーフレーム構造
(51)【国際特許分類】
B65G 1/14 20060101AFI20240625BHJP
【FI】
B65G1/14 E
(21)【出願番号】P 2020528277
(86)(22)【出願日】2018-11-23
(86)【国際出願番号】 IB2018059251
(87)【国際公開番号】W WO2019102405
(87)【国際公開日】2019-05-31
【審査請求日】2021-11-11
(31)【優先権主張番号】102017000135473
(32)【優先日】2017-11-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IT
(73)【特許権者】
【識別番号】520119172
【氏名又は名称】メタルシステム エス.ピー.エー.
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(72)【発明者】
【氏名】ブリオシ,アントネッロ
【審査官】内田 茉李
(56)【参考文献】
【文献】特開平07-308229(JP,A)
【文献】国際公開第2015/157793(WO,A1)
【文献】米国特許第03944309(US,A)
【文献】実開昭55-145943(JP,U)
【文献】仏国特許発明第02143996(FR,A5)
【文献】欧州特許出願公開第00985368(EP,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65G 1/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
棚用のモジュラーフレーム構造(1)であって、
少なくとも1つの棚(15)の少なくとも1つの支持フレーム(10)と、
移動方向(A)を定義する誘導手段(28)上で前記支持フレーム(10)を前方/後方に移動させるための前記支持フレーム(10)の移動手段(26,48)と、
前記支持フレーム(10)に関連付けられる前記移動手段(26,48)の作動手段(40,41)と、
運動を前記作動手段(40,41)から前記移動手段(26,48)に伝達し、前記支持フレーム(10)に関連付けられる、運動伝達手段(42,43,44)と、を備え、
前記運動伝達手段(42,43,44)は、前記作動手段(40,41)に関連付けられる少なくとも1つの駆動ギヤホイール(44)と、前記駆動ギヤホイール(44)と協調し、前記移動手段(26,48)に関連付けられる、少なくとも1つの被駆動ギヤホイール(43)とを備え、
前記運動伝達手段(42,43,44)は、前記駆動ギヤホイール(44)と前記被駆動ギヤホイール(43)との間に介在する少なくとも1つの補助ギヤホイール(42)を備え、
前記運動伝達手段(42,43,44)は、相互に垂直に整合する複数の前記補助ギヤホイール(42)を備えるという事実と、前記補助ギヤホイール(42)は、
各々、相互に噛合するように、相互から適切に離間し、実質的に平行な回転軸を中心に回転することで、前記駆動ギヤホイール(44)の回転は、前記補助ギヤホイール(42)の及び前記被駆動
ギヤホイール(43)の連続回転を生じさせるという事実により特徴付けられる、モジュラーフレーム構造(1)。
【請求項2】
前記駆動ギヤホイール(44)は第1の複数の歯を備え、前記被駆動ギヤホイール(43)は第2の複数の歯を備え、前記第1の複数の歯の数は前記第2の複数の歯の数よりも少ないという事実により特徴付けられる、請求項1に記載のフレーム構造(1)。
【請求項3】
前記支持フレーム(10)は、前記運動伝達手段(42,43,44)の少なくとも1つの収納ケーシング(46)を備えるという事実により特徴付けられる、請求項1~2の1つ以上に記載のフレーム構造(1)。
【請求項4】
前記作動手段(40,41)は、前記支持フレーム(10)上で旋回し、少なくとも1つのシャフト部材を介在させることによって前記駆動ギヤホイール(44)に結合される、少なくとも1つのハンドホイール(40)を備え、前記ハンドホイール(40)及び前記駆動ギヤホイール(44)は回転軸(B)を中心に作動可能に回転するという事実により特徴付けられる、請求項1~3の1つ以上に記載のフレーム構造(1)。
【請求項5】
前記作動手段(40,41)は、ハンドホイール(40)上で旋回し、回転軸(B)に実質的に平行な回転軸(C)を中心に回転する、少なくとも1つの把持要素(41)を備えるという事実により特徴付けられる、請求項1~4の1つ以上に記載のフレーム構造(1)。
【請求項6】
ハンドホイール(40)は、回転軸(B)に実質的に直角に配置され、前記ハンドホイール(40)の半径を定義する少なくとも1つのスポーク(39)を備えるという事実により特徴付けられる、請求項1~5の1つ以上に記載のフレーム構造(1)。
【請求項7】
フレーム構造(1)は、前記移動方向(A)に沿って前記移動手段(26,48)をロックするためのロック手段を備えるという事実により特徴付けられる、請求項1~6の1つ以上に記載のフレーム構造(1)。
【請求項8】
ロック手段は、ハンドホイール(40)の少なくとも1つの回転防止デバイスを備えるという事実により特徴付けられる、請求項1~7の1つ以上に記載のフレーム構造(1)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、棚用のモジュラーフレーム構造に関する。
【背景技術】
【0002】
より具体的には、本発明は、特に、例えば、紙の保管場所及び小型部品の保管所を対象とするコンパクトタイプの軽量棚を作るように適合される上記に定義したようなフレーム構造に関する。
【0003】
既知のように、最小な可能である空間に最大量の品物を割り当てる、すなわち、保管所として使用される室内で体積のほとんどを利用可能にすることに関して、かなり強い必要性がある。
【0004】
この目的のために、完成部品、小型部品、スペアパーツ、または紙材を保管するために、コンパクトな保管所が使用され、これは、同時に十分な動作柔軟性を確実にしながら、既存空間のより合理的な使用を可能にする。
【0005】
これらの保管所は、概して、可動基部上に固定される金属棚を備え、床に固定されるもしくは床内に埋め込まれる、または、床上に載っている基部上で安定するレール上で摺動する。
【0006】
保管所によって占有される空間の減少は、保管された材料の荷重面/非荷重面における可動要素のブロック内で適切にもたらされた単一のアクセス通路を維持することによって達成される。
【0007】
通路は、特殊ハンドルまたは同等の把持部品を作動させることにより手動で、ベルト移動システムにもしくはチェーンシステムと接続されるハンドホイールにより、または、大型の保管所の場合、電動ハンドリングシステムを使用することにより機械的に、開放することができる。
【0008】
それにもかかわらず、既知の保管システムは、その構造設計に関していくつかの欠点がある。
【0009】
より具体的には、棚を移動させるチェーンシステムまたはベルトシステムの使用及び結果として生じる通路の開放は、保管システムを組み立てるのを特に複雑にし、高価な設置コスト及び保守コストを伴う。
【0010】
さらに、チェーンシステムまたはベルトシステムによる棚の移動は、ユーザがかなりの張力を加えることを要求し、これは、特に荷重される場合、棚へのアクセスを、具体的には、困難に且つ不便にする。
【0011】
さらに、チェーンシステムまたはベルトシステムは、具体的には、棚を移動させるために動作するときノイズが多い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明の主な目的は、構造の複雑性が制限された軽量構造(すなわち、組み立てることが容易であり、低価な設置コスト及び保守コストを伴う構造)を作成することを可能にするフレーム構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明の別の目的は、単純且つ容易な方法で、ユーザが最小努力で棚を移動させることを可能にするフレーム構造を提供することである。
【0014】
本発明の別の目的は、既知のフレーム構造よりもさらに静かな様式で移動できるフレーム構造を提供することである。
【0015】
本発明の別の目的は、使用するのに簡単な、合理的な、容易な、効率的な、費用対効果の高い解決策の範囲内で、先行技術の前述の欠点を克服することを可能にするフレーム構造を考案することである。
【0016】
前述の目的は、請求項1の特徴を有する棚用の本発明のモジュラーフレーム構造によって達成される。
【0017】
本発明の他の特徴及び利点は、添付図の例示的であるが非限定的な例によって、棚用のモジュラーフレーム構造の好ましいが非排他的な実施形態の説明からより明らかになる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】本発明による、フレーム構造の不等角投影図である。
【
図2】本発明による、フレーム構造の1つの要素の背面図である。
【
図4】本発明による、フレーム構造上に載っている棚の不等角投影図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
特にこれらの図を参照すると、符号1は、全体的に、棚用のモジュラーフレーム構造を示す。
【0020】
フレーム構造1は、
少なくとも1つの棚15の少なくとも1つの支持フレーム10と、
移動方向Aを定義する誘導手段28上で支持フレーム10を前方/後方に移動させるための支持フレーム10の移動手段26,48と、
支持フレーム10に関連付けられる移動手段26,48の作動手段40,41と、
運動を作動手段40,41から移動手段26,48に伝達し、支持フレーム10に関連付けられる、運動伝達手段42,43,44と、を備える。
【0021】
利点をもたらすように、運動伝達手段42,43,44は、作動手段40,41に関連付けられる少なくとも1つの駆動ギヤホイール44と、駆動ギヤホイール44と協調し、移動手段26,48に関連付けられる、少なくとも1つの被駆動ギヤホイール43とを備える。
【0022】
さらに、駆動ギヤホイール44は第1の複数の歯を備え、被駆動ギヤホイール43は第2の複数の歯を備え、第1の複数の歯は第2の複数の歯よりも下側にある。
【0023】
このように、駆動ギヤホイール44から被駆動ギヤホイール43までの運動伝達は、減速型である。
【0024】
好ましくは、支持フレーム10は、相互に実質的に平行であり、対向して配置される少なくとも2つの直線縦材12を備え、直線縦材12は、例えば、鋼鉄または棚のために使用される他の適切な材料の種類のものであり、実質的に長方形を伴い、少なくとも一対の端部14が設けられる。
【0025】
利点をもたらすように、縦材12は、縦材自体の端部14に位置付けられる2つの対向する横材18によって及び少なくとも1つの中間横材20によって相互に接続される。
【0026】
好ましくは、横材18,20は、ボルト等の接続手段によって対向する縦材12に固定される。
【0027】
さらに、支持フレーム10は、接続手段によって、横材18と横材20との間に設置される補強支柱11を備える。
【0028】
しかしながら、例えば、異なる数の縦材12、横材18,20、及び支柱11が使用される支持フレーム10の代替実施形態を除外できない。
【0029】
実際に、支持フレーム10は、モジュールタイプ(すなわち、接続手段によるタイプ)のものであり、縦材12、横材18,20、及び支柱11は、例えば、支持荷重または占有空間に関して様々な構造要件を満たすために、異なる数及び構成で相互に関連付けられる。
【0030】
好ましくは、横材18,20及び支柱11は、鋼鉄または他の適切な材料から作られる。
【0031】
利点をもたらすように、横材18,20は、移動手段26,48に関連付けられる。
【0032】
好ましくは、移動手段26,48は、横材18,20に関連付けられる複数の移動ブロック26を備える。
【0033】
図に示される実施形態では、横材18,20のそれぞれは、2つの移動ブロック26に関連付けられ、ホイールまたはローラが収容される少なくとも1つの収納ケーシングを備える。
【0034】
好都合に、
図1に示されるように、移動ブロック26は、横材18,20の端に位置付けられる。
【0035】
具体的には、支持フレーム10は、移動ブロック26のホイールによって、誘導手段28上で支持するように配置される。
【0036】
さらに、移動手段26,48は、また、縦材12に実質的に平行に配置されるように、横材18,20のそれぞれの移動ブロック26に関連付けられる運動ドライブシャフト48を備える。
【0037】
残りの移動ブロック26は自由であり、すなわち、そのホイールは、支持フレーム10によって空回りして旋回し、自由に回転する。
【0038】
具体的には、シャフト48は、関連付けられる移動ブロック26のホイールと、運動伝達手段42,43,44との間に設置される。
【0039】
好都合に、
図1に示されるように、支持フレーム10は、縦材12及び横材18,20に対して実質的に直角に配置される運動伝達手段42,43,44の少なくとも1つの収納ケーシング46を備える。
【0040】
より具体的には、収納ケーシング46は、既知の方法で、掛止要素34によって棚15に組み合わされ及び固定される金属薄板から作られ、従来の方法で、棚自体に組み合わされ及び固定される金属シートを含む。
【0041】
好ましくは、収納ケーシング46は、シャフト48において支持フレーム10の横材18に関連付けられる。
【0042】
特に
図1を参照すると、収納ケーシング46は、駆動ギヤホイール44が旋回する上肢45と、横材18に関連付けられ、被駆動ギヤホイール43が旋回する、下肢48とを備える。
【0043】
このように、被駆動ギヤホイール43は、シャフト48に関連付けられる。
【0044】
好都合に、運動伝達手段42,43,44は、駆動ギヤホイール44と被駆動ギヤホイール43との間に介在する少なくとも1つの補助ギヤホイール42を備える。
【0045】
利点をもたらすように、本発明に従って、製造費用及び重さを制限するために、ギヤホイール42,43,44は、また、ポリマー材料から作られることができる。
【0046】
さらに、運動伝達手段42,43,44は、相互に垂直に整合する複数の補助ギヤホイール42を備える。
【0047】
好ましくは、
図1に示されるように、運動伝達手段42,43,44は、相互に協調し、連続して順に収納ケーシング46の内側で旋回する、5つの補助ギヤホイール42を備える。
【0048】
より具体的には、補助ギヤホイール42は、相互から適切に離間し、各々、相互に噛合するように、実質的に平行な回転軸を中心に回転する。
【0049】
このように、駆動ギヤホイール44の回転は、補助ギヤホイール42の及び被駆動ホイール43の連続回転を生じさせる。
【0050】
その結果、被駆動ホイール43は、移動手段26,48をアクティブにするシャフト48を固定して回転させる。
【0051】
このように、支持フレーム10は、車輪によって、誘導手段28に沿ってシフトする前方/後方運動を行う。
【0052】
好ましくは、誘導手段28は、横材18,20の数に等しいレールを備え、レールは、従来の様式で、床に固定されることができる、または床に埋め込まれることができる。
【0053】
適切に、運動伝達手段42,43,44のアクティブ化、すなわち、駆動ギヤホイール44の回転は作動手段40,41によって行われる。
【0054】
具体的には、作動手段40,41は、支持フレーム10上で旋回し、少なくとも1つのシャフト部材を介在させることによって駆動ギヤホイール44に結合される、少なくとも1つのハンドホイール40を備え、ハンドホイール40及び駆動ギヤホイール44は回転軸Bを中心に作動可能に回転する。
【0055】
好ましくは、ハンドホイール40は、上肢45の近くで収納ケーシング46の外側で旋回する機械ステアリングホイールである。
【0056】
このように、シャフト要素は駆動ギヤホイール44に関連付けられる。
【0057】
さらに、ハンドホイール40は、回転軸Bに実質的に直角に配置され、ハンドホイール40の半径を定義する少なくとも1つのスポーク39を備える。
【0058】
好都合に、作動手段40,41は、ハンドホイール40上で旋回し、回転軸Bに実質的に平行な回転軸Cを中心に回転する、少なくとも1つの把持要素41を備える。
【0059】
図に示される実施形態に従って、把持要素41は、ハンドホイール40のスポーク39に空回りして旋回する回転楕円体ノブである。
【0060】
好ましくは、ハンドホイール40は、相互に約120度の角度を形成するように、回転軸Bに中心がある3つのスポーク39を備える。
【0061】
さらに、スポーク39のそれぞれは端部47が設けられ、端部47において、対応する把持要素41が旋回する。
【0062】
しかしながら、ハンドホイール40が、異なる数のスポーク39、例えば、約45度の角度だけ相互から離間する4つのスポーク39を備える代替実施形態を除外できない。
【0063】
利点をもたらすように、ハンドホイール40及び把持要素41は、支持フレーム10を移動させるために、運動伝達手段42,43,44の手動動作を可能にする。
【0064】
しかしながら、作動手段40,41が自動様式で支持フレーム10を移動させる駆動ギヤホイール44に関連付けられる電気モータを備える代替実施形態を除外できない。
【0065】
フレーム構造1の動作は以下のとおりである。
【0066】
具体的には、各々の移動手段26,48によって共通の誘導手段28を支持する他方の隣の一方が並んで配置され、対応する棚15を支持する、複数のフレーム構造1を参照して、フレーム構造1の動作を説明することに注目すべきである。
【0067】
保管所が閉じられるとき、支持フレーム10は縦材12に並んで設置される。
【0068】
結果として、関連の棚15の荷重面/非荷重面は、また、並んで設置され、材料をオペレータにアクセスできなくする。
【0069】
材料を持ち上げる必要性があるとき、オペレータは、把持要素41を作動させ、ハンドホイール40を回し、駆動ギヤホイール44に回転をかけ、駆動ギヤホイール44は、連続的に、補助ギヤホイール42に、被駆動ギヤホイール43に、次に、被駆動ギヤホイール43に拘束されるシャフト48に接続される移動ブロック26に運動を伝達する。
【0070】
このように、相互に噛合するギヤホイール42,43,44の回転運動は、移動方向Aに沿って支持フレーム10の直線シフト運動に変換される。
【0071】
さらに、誘導手段28に沿って支持フレーム10のシフトは、2つの隣接する棚15の間の通路の開放を生じさせ、オペレータによって、または、必要に応じて、材料を積むもしくは降ろすための機械によって要求される作業空間をもたらす。
【0072】
利点をもたらすように、フレーム構造1は、移動方向Aに沿って移動手段26,48をロックするためのロック手段を備える。
【0073】
このように、いったん通路が開放すると、オペレータは、例えば、別のオペレータによって、例えば、棚15またはハンドホイール40への意図しない影響によって、通路の予想外の閉鎖の危険を冒すことなく、ロック手段を手動でアクティブにし、材料を安全に積むまたは降ろすことができる。
【0074】
具体的には、ロック手段は、ハンドホイール40の位置を所望の位置にロックするように適合され、その回転を防止する、ハンドホイール40の少なくとも1つの回転防止デバイスを備える。
【0075】
好ましくは、回転防止デバイスは、オペレータによって、手動でアクティブ/非アクティブになる。
【0076】
実際には、説明される本発明は、意図された目的を達成していることが発見されている。
【0077】
具体的には、ギヤホイールの使用によりフレーム構造の適切な動作を確実にするために要求される保守作業の量をかなり減らすという事実を強調する。
【0078】
さらに、ギヤホイールの使用により、既知のフレーム構造と比較して、シフト中のフレーム構造のノイズレベルを減らすことを可能にする。
【0079】
また一方、把持要素と併せてハンドホイールを使用することは、オペレータが移動手段を容易に動作させることを可能にする。
【0080】
さらには、駆動ギヤホイールの歯の数及び被駆動ギヤホイールの歯の数は、オペレータによってハンドホイールの回転を容易にするように、作動手段と移動手段との減速伝達率を達成する。
【0081】
加えて、縦材及び横材の使用は、最適な荷重配分を確実にすることが可能である、モジュール式の軽量及び安価なフレーム構造を作成することを可能にする。