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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-24
(45)【発行日】2024-07-02
(54)【発明の名称】ドライブシャフトの引き抜き用治具
(51)【国際特許分類】
   B25B 27/14 20060101AFI20240625BHJP
   B60K 17/30 20060101ALI20240625BHJP
【FI】
B25B27/14 Z
B60K17/30 C
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2021099227
(22)【出願日】2021-06-15
(65)【公開番号】P2022190787
(43)【公開日】2022-12-27
【審査請求日】2023-07-27
(73)【特許権者】
【識別番号】000110321
【氏名又は名称】トヨタ車体株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣
(72)【発明者】
【氏名】小倉 伸二
【審査官】須中 栄治
(56)【参考文献】
【文献】実公昭46-001517(JP,Y1)
【文献】国際公開第2014/141588(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2002/0101017(US,A1)
【文献】米国特許第04901418(US,A)
【文献】特開2017-100263(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B25B27/00-27/30
B60K17/30
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両のトランスミッションに接続されるとともに外周面に複数の係合溝が形成された有底円形箱状のケースを有するドライブシャフトを前記トランスミッションから引き抜くためのドライブシャフトの引き抜き用治具であって、
前記ドライブシャフトの前記ケースに着脱自在に取り付けられ、前記ケースに取り付けた場合に中心軸線が前記ドライブシャフトの軸方向に延びるねじ孔を有した本体部と、
前記本体部を前記ケースに取り付けた場合に前記ねじ孔にねじ部が螺合された状態で先端が前記トランスミッションの表面に接触可能なボルトと、を備え
前記本体部は、複数の円弧板状をなす分割片に分割されるとともに前記ケースの前記外周面の全周を囲った状態で前記ケースに取り付けられ、前記ケースに取り付けた場合に複数の前記係合溝と係合することにより、前記ドライブシャフトの前記軸方向における位置決めがなされるとともに前記ドライブシャフトの前記軸方向への相対移動が規制されることを特徴とするドライブシャフトの引き抜き用治具。
【請求項2】
前記本体部を前記ドライブシャフトに取り付けた場合に前記トランスミッションの表面と前記ボルトの先端との間に配置されるアタッチメントを備えていることを特徴とする請求項1に記載のドライブシャフトの引き抜き用治具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両のトランスミッションからドライブシャフトを引き抜くために用いられるドライブシャフトの引き抜き用治具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の治具として、例えば特許文献1に示すドライブシャフト抜き取り治具が知られている。こうしたドライブシャフト抜き取り治具は、ドライブシャフトをFF方式の車両のトランスミッション(変速機)に内蔵されたデファレンシャル(差動装置)から抜き取る際に用いられる。
【0003】
ドライブシャフト抜き取り治具は、一対の差込片を有した略C字板状の差込部と、一対の差込片の基端同士を連結するとともに差込部と一体に形成された基部と、軸部材の先端側が取り付けられる軸取付部とを備えている。軸部材の基端側には、棒状のハンドルの先端が取り付けられる。ハンドルは、軸部材の軸方向と直交する方向に延びている。
【0004】
そして、ドライブシャフト抜き取り治具によってドライブシャフトをトランスミッションのデファレンシャルから抜き取る場合には、次のようにする。すなわち、まず、差込部を、ドライブシャフトにおけるデファレンシャル側とトランスミッションケースに一体形成されたデファレンシャルケースとの隙間に差し込む。
【0005】
続いて、ハンドルを持って軸部材を回転させると、軸取付部を回転軸として差込部が回転する。すると、差込部によってドライブシャフトがデファレンシャルから抜き取られる方向へ押されて、ドライブシャフトがデファレンシャルから抜き取られる。つまり、ドライブシャフトは、差込部でこじることによってデファレンシャルから抜き取られる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【文献】特開2019-166621号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、上述のドライブシャフト抜き取り治具は、差込部をドライブシャフトとデファレンシャルケースとの間の狭い隙間に差し込んだ後に、ハンドルを回してドライブシャフトを差込部でこじることによってデファレンシャルから抜き取るようにしている。このため、ドライブシャフトとデファレンシャルケースとの隙間への差込部の差し込み具合によっては、ドライブシャフトをうまく差込部でこじることができなくなってしまう。したがって、デファレンシャルからのドライブシャフトの抜き取り作業を容易に行う上では改善の余地を残すものとなっている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決するドライブシャフトの引き抜き用治具は、車両のトランスミッションに接続されたドライブシャフトを前記トランスミッションから引き抜くためのドライブシャフトの引き抜き用治具であって、前記ドライブシャフトに着脱自在に取り付けられ、前記ドライブシャフトに取り付けた場合に中心軸線が前記ドライブシャフトの軸方向に延びるねじ孔を有した本体部と、前記本体部を前記ドライブシャフトに取り付けた場合に前記ねじ孔にねじ部が螺合された状態で先端が前記トランスミッションの表面に接触可能なボルトと、を備えることを要旨とする。
【0009】
この構成によれば、本体部をトランスミッションに接続されたドライブシャフトに取り付けた後、ねじ部がねじ孔に螺合されたボルトの先端がトランスミッションに接触した状態で当該ボルトを締めるように回す。すると、ボルトは、先端がトランスミッションの表面に接触しているだけなので、移動することなく回転する。このため、ボルトとねじ孔とのねじ対偶により、ボルトの回転力がねじ孔において本体部をドライブシャフトと一緒にトランスミッションから離れる方向に移動させる移動力として作用する。すなわち、ボルトの回転力がドライブシャフトをトランスミッションから引き抜く力としてドライブシャフトに作用する。したがって、ボルトを締めるように回すだけで、車両のトランスミッションからドライブシャフトを容易に引き抜くことができる。
【0010】
上記ドライブシャフトの引き抜き用治具において、前記本体部は、前記ドライブシャフトの全周を囲った状態で前記ドライブシャフトに取り付けられることが好ましい。
この構成によれば、本体部をドライブシャフトに対してバランスよく安定して取り付けることができる。
【0011】
上記ドライブシャフトの引き抜き用治具は、前記本体部を前記ドライブシャフトに取り付けた場合に前記トランスミッションの表面と前記ボルトの先端との間に配置されるアタッチメントを備えていることが好ましい。
【0012】
この構成によれば、トランスミッションの表面とボルトの先端との間にアタッチメントを配置することで、ボルトを回した際にボルトの先端によってトランスミッションの表面が傷付けられることを抑制できる。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、車両のトランスミッションからドライブシャフトを容易に引き抜くことができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】一実施形態におけるドライブシャフトの側面図。
図2】ドライブシャフトをトランスミッションに接続したときの状態を示す要部拡大側面図。
図3】ドライブシャフトの引き抜き用治具の分解斜視図。
図4】トランスミッションに接続された状態のドライブシャフトに引き抜き用治具を取り付けたときの状態を示す要部拡大側面図。
図5】トランスミッションに接続された状態のドライブシャフトを引き抜き用治具によって引き抜くときの状態を示す要部拡大側面図。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、ドライブシャフトの引き抜き用治具の一実施形態を図面に従って説明する。
図1及び図2に示すように、ドライブシャフト11は、例えばFF(front engine front drive)式の車両のトランスミッション12に内蔵された差動装置13(デファレンシャルギア)から回転駆動力を車輪(図示略)に伝達するものである。ドライブシャフト11は、シャフト本体14と、シャフト本体14の一端側に接続されたインナージョイント15と、シャフト本体14の他端側に接続されたアウタージョイント16とを備えている。インナージョイント15及びアウタージョイント16は、共に等速ジョイントによって構成されている。
【0016】
シャフト本体14とインナージョイント15との接続部分、及びシャフト本体14とアウタージョイント16との接続部分は、それぞれ例えばゴム製の蛇腹状をなすドライブシャフトブーツ17によって覆われている。アウタージョイント16は、アウタースプライン18を有している。アウタースプライン18は、車輪(図示略)に接続される。
【0017】
インナージョイント15は、有底略円形箱状をなすケース19と、ケース19の底壁の中央部から突出するインナースプライン20とを備えている。インナースプライン20は、トランスミッション12に内蔵された差動装置13に接続されている。この場合、インナースプライン20の先端部には、インナースプライン20が差動装置13から容易に抜けないようにするための止め輪21が取り付けられている。つまり、インナースプライン20が差動装置13から容易に抜けないように、止め輪21が差動装置13に係止された状態になっている。
【0018】
ケース19の外周面には、複数の係合溝22がケース19の周方向に等間隔となるようにケース19の周方向全体にわたって形成されている。各係合溝22は、ケース19の周方向に延びる矩形状をなしている。
【0019】
次に、トランスミッション12に内蔵された差動装置13に接続されたドライブシャフト11を差動装置13から引き抜くためのドライブシャフト11の引き抜き用治具23について説明する。
【0020】
図3及び図4に示すように、引き抜き用治具23は、ドライブシャフト11に着脱自在に取り付けられる略円環板状をなす本体部24と、第1ねじ25と、第2ねじ26と、ボルト27と、アタッチメント28とを備えている。本体部24は、略半々の割合で2つの略円弧板状をなす分割片に分割されている。これら2つの分割片のうち、一方は第1本体部29とされ、他方は第2本体部30とされている。
【0021】
第1本体部29の両端部には、第1ねじ25が挿通される第1挿通孔31及び第2ねじ26が挿通される第2挿通孔32がそれぞれ形成されている。第2本体部30の両端部には、第1ねじ25が螺合されるねじ溝を有した第1ねじ孔33及び第2ねじ26が螺合されるねじ溝を有した第2ねじ孔34がそれぞれ形成されている。第1ねじ25及び第2ねじ26は、例えばナベ小ねじによって構成される。
【0022】
第1挿通孔31及び第1ねじ孔33は、互いに対向するとともに中心軸線が互いに一致している。第2挿通孔32及び第2ねじ孔34は、互いに対向するとともに中心軸線が互いに一致している。第1挿通孔31及び第1ねじ孔33の中心軸線と、第2挿通孔32及び第2ねじ孔34の中心軸線とは、互いに直交するとともに本体部24(第1本体部29及び第2本体部30)の厚さ方向と直交している。
【0023】
第1ねじ25を第1挿通孔31に挿通した状態で第1ねじ孔33に螺入するとともに第2ねじ26を第2挿通孔32に挿通した状態で第2ねじ孔34に螺入することで、第1本体部29と第2本体部30とが連結される。本体部24は、第1本体部29と第2本体部30とでドライブシャフト11のインナージョイント15のケース19の外周面の全周を囲った状態で第1本体部29と第2本体部30とを連結することで、ドライブシャフト11に取り付けられる。
【0024】
すなわち、本体部24は、第1ねじ25及び第2ねじ26によってドライブシャフト11に対して着脱自在に取り付けられる。この場合、本体部24は、ケース19の外周面の複数の係合溝22(図2参照)と係合する。本体部24は、複数の係合溝22との係合により、ドライブシャフト11の軸方向における位置決めがなされるとともにドライブシャフト11の軸方向への相対移動が規制される。本体部24をドライブシャフト11に取り付けたときの本体部24の厚さ方向は、ドライブシャフト11の軸方向と一致している。
【0025】
第1本体部29における中央部よりも少し第1挿通孔31側寄りの位置には、第1本体部29を厚さ方向に貫通するねじ孔35が形成されている。したがって、ねじ孔35の中心軸線は、本体部24(第1本体部29及び第2本体部30)の厚さ方向と平行に延びている。すなわち、ねじ孔35の中心軸線は、第1挿通孔31及び第1ねじ孔33の中心軸線と、第2挿通孔32及び第2ねじ孔34の中心軸線との両方と直交している。
【0026】
換言すれば、ねじ孔35の中心軸線は、本体部24をドライブシャフト11に取り付けた場合にドライブシャフト11の軸方向に延びる。ねじ孔35は、ボルト27のねじ部27aと螺合可能なねじ溝を有している。ボルト27は、例えば六角ボルトによって構成される。ボルト27は、本体部24をドライブシャフト11に取り付けた場合にねじ孔35にねじ部27aが螺合された状態で先端がトランスミッション12の表面に接触可能に構成されている。
【0027】
アタッチメント28は、矩形板状をなしており、例えば金属によって構成される。アタッチメント28は、本体部24をドライブシャフト11に取り付けた場合にトランスミッション12の表面とボルト27の先端との間に配置される。すなわち、本体部24をドライブシャフト11に取り付けた場合にボルト27の先端は、アタッチメント28を介してトランスミッション12の表面に接触可能になっている。
【0028】
次に、トランスミッション12に内蔵された差動装置13に接続されたドライブシャフト11を、ドライブシャフト11の引き抜き用治具23を用いて差動装置13から引き抜く際の作用について説明する。
【0029】
図4に示すように、トランスミッション12の差動装置13に接続されたドライブシャフト11を引き抜く場合には、まず、本体部24を複数の係合溝22(図2参照)と係合するようにドライブシャフト11のケース19に取り付ける。すなわち、本体部24をドライブシャフト11のケース19に対して固定する。続いて、本体部24のねじ孔35にねじ部27aが螺合した状態のボルト27の先端とトランスミッション12の表面との間にアタッチメント28を配置する。
【0030】
続いて、ボルト27を締めるように回してボルト27の先端をアタッチメント28に接触させる。これにより、アタッチメント28がボルト27の先端とトランスミッション12の表面とで挟持された状態となる。この状態で、さらにボルト27を締めるように回すと、ボルト27は、先端がアタッチメント28に接触しているだけなので、移動することなく回転する。
【0031】
このため、ボルト27とねじ孔35とのねじ対偶により、ボルト27の回転力がねじ孔35において本体部24を本体部24が固定されたドライブシャフト11と一緒にトランスミッション12から離れる方向に移動させる移動力として作用する。すなわち、ボルト27の回転力がドライブシャフト11をトランスミッション12の差動装置13から引き抜く力として本体部24を介してドライブシャフト11に作用する。
【0032】
すると、図5に示すように、ドライブシャフト11がトランスミッション12から引き抜かれる方向(図5では左方向)に移動するので、差動装置13によるドライブシャフト11の止め輪21の係止状態が解除される。その後は、作業者がドライブシャフト11を直接手で掴んでトランスミッション12から引き抜けばよい。
【0033】
このように、ドライブシャフト11の引き抜き用治具23を用いることで、トランスミッション12の差動装置13に接続されたドライブシャフト11を容易に引き抜くことができる。
【0034】
以上詳述した実施形態によれば、次のような効果が発揮される。
(1)ドライブシャフト11の引き抜き用治具23は、本体部24と、ボルト27とを備えている。本体部24は、ドライブシャフト11に着脱自在に取り付けられ、ドライブシャフト11に取り付けた場合に中心軸線がドライブシャフト11の軸方向に延びるねじ孔35を有している。ボルト27は、本体部24をドライブシャフト11に取り付けた場合にねじ孔35にねじ部27aが螺合された状態で先端がトランスミッション12の表面に接触可能になっている。
【0035】
この構成によれば、本体部24をトランスミッション12に接続されたドライブシャフト11に取り付けた後、ねじ部27aがねじ孔35に螺合されたボルト27の先端がトランスミッション12に接触した状態でボルト27を締めるように回す。すると、ボルト27は、先端がトランスミッション12の表面に接触しているだけなので、移動することなく回転する。このため、ボルト27とねじ孔35とのねじ対偶により、ボルト27の回転力がねじ孔35において本体部24をドライブシャフト11と一緒にトランスミッション12から離れる方向に移動させる移動力として作用する。すなわち、ボルト27の回転力がドライブシャフト11をトランスミッション12から引き抜く力としてドライブシャフト11に作用する。したがって、ボルト27を締めるように回すだけで、車両のトランスミッション12からドライブシャフト11を容易に引き抜くことができる。
【0036】
(2)ドライブシャフト11の引き抜き用治具23において、本体部24は、ドライブシャフト11の全周を囲った状態でドライブシャフト11に取り付けられる。
この構成によれば、本体部24をドライブシャフト11に対してバランスよく安定して取り付けることができる。
【0037】
(3)ドライブシャフト11の引き抜き用治具23は、本体部24をドライブシャフト11に取り付けた場合にトランスミッション12の表面とボルト27の先端との間に配置されるアタッチメント28を備えている。
【0038】
この構成によれば、トランスミッション12の表面とボルト27の先端との間にアタッチメント28を配置することで、ボルト27を回した際にボルト27の先端によってトランスミッション12の表面が傷付けられることを抑制できる。
【0039】
(変更例)
上記実施形態は、以下のように変更して実施することができる。また、上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
【0040】
・アタッチメント28は、省略してもよい。
・本体部24は、必ずしもドライブシャフト11の全周を囲った状態でドライブシャフト11に取り付けられるように構成する必要はない。
【0041】
・本体部24は、3つ以上の分割片によって分割された構成であってもよい。
・本体部24は、複数の分割片によって分割するときの割合は、適宜変更してもよい。例えば本体部24を2つの分割片に分割するときの割合は、例えば4:6であってもよいし、3:7であってもよい。例えば本体部24を3つの分割片に分割するときの割合は、例えば3:3:4であってもよいし、2:3:5であってもよい。
【0042】
・第2ねじ26、第2挿通孔32、及び第2ねじ孔34による第1本体部29と第2本体部30との連結部分は、これら第2ねじ26、第2挿通孔32、及び第2ねじ孔34に代えてヒンジによって構成してもよい。
【0043】
・アタッチメント28におけるボルト27の先端との接触部分には、ボルト27の先端部が挿入される窪みを設けるようにしてもよい。このようにすれば、アタッチメント28に設けた上記窪みによってボルト27を位置決めできるので、ボルト27を安定して回すことができる。
【符号の説明】
【0044】
11…ドライブシャフト
12…トランスミッション
13…差動装置
14…シャフト本体
15…インナージョイント
16…アウタージョイント
17…ドライブシャフトブーツ
18…アウタースプライン
19…ケース
20…インナースプライン
21…止め輪
22…係合溝
23…引き抜き用治具
24…本体部
25…第1ねじ
26…第2ねじ
27…ボルト
27a…ねじ部
28…アタッチメント
29…第1本体部
30…第2本体部
31…第1挿通孔
32…第2挿通孔
33…第1ねじ孔
34…第2ねじ孔
35…ねじ孔
図1
図2
図3
図4
図5