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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-24
(45)【発行日】2024-07-02
(54)【発明の名称】電線の移送装置
(51)【国際特許分類】
   H01R 43/052 20060101AFI20240625BHJP
【FI】
H01R43/052
【請求項の数】 3
(21)【出願番号】P 2022144780
(22)【出願日】2022-09-12
(65)【公開番号】P2024039993
(43)【公開日】2024-03-25
【審査請求日】2024-01-17
(73)【特許権者】
【識別番号】000006895
【氏名又は名称】矢崎総業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002000
【氏名又は名称】弁理士法人栄光事務所
(72)【発明者】
【氏名】築地 信人
(72)【発明者】
【氏名】増田 浩輔
(72)【発明者】
【氏名】野沢 勇介
【審査官】濱田 莉菜子
(56)【参考文献】
【文献】特開2010-15816(JP,A)
【文献】特開平6-84578(JP,A)
【文献】特開2008-159364(JP,A)
【文献】特開2009-71916(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01R43/027-43/28
H01B13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
アウタースリーブを有する電線の移送装置であって、
前の工程から送られてきた電線を把持する前チャックおよび後チャックと、
前記アウタースリーブを把持するスリーブチャックと、を備え、
前記前チャックは前記後チャックとともに前記電線を把持した状態から開状態となり、前記スリーブチャックにより前記アウタースリーブを把持し電線先端側の所定位置にスライドさせた後、前記前チャックが再度電線を把持し、当該電線を次の工程に移送する、
電線の移送装置。
【請求項2】
前記アウタースリーブを前記電線に圧着するアプリケータを更に備え、
前記アプリケータは、前記電線の先端部を誘導する誘導空間と、アウタースリーブを位置決めする位置決め部と、アウタースリーブを圧着する圧着部とを有し、
前記誘導空間は、先端側が開口側よりも低くなっており、前記電線の先端部を前記誘導空間に挿入すると、前記アウタースリーブが前記位置決め部に位置決めされ、その位置で前記圧着部により電線に圧着される、
請求項1に記載の電線の移送装置。
【請求項3】
前記位置決め部は、前記電線の先端部の外径よりも幅広で、且つ、前記アウタースリーブの外径よりも幅狭な溝が形成された板状部材により構成されている、
請求項2に記載の電線の移送装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電線の外周に通されたアウタースリーブを圧着する装置に含まれる電線の移送装置に関する。
【背景技術】
【0002】
シールド電線の端末に端子を取り付ける場合、インナー端子とアウター端子を組み合わせたシールド端子が用いられる。そのようなシールド端子の中に、端子のバレルをアプリケータ(端子圧着ユニットとも呼ばれる)により電線に圧着して取り付けるタイプのものがある。特許文献1には、その種のシールド端子を電線に圧着する装置に関する技術が記載されている。
【0003】
ところで、この種のシールド端子を自動機で電線の端末に取り付ける場合に、電線の外周にアウタースリーブを圧着して取り付けることがある。このアウタースリーブは、自動機によって前工程から電線の外周に緩く通された状態で次の圧着工程に搬送されるようになっている。したがって、圧着工程では、電線の外周に緩く通された状態のアウタースリーブを所定位置に位置決めした上で圧着する必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特許第3456422号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、アウタースリーブは電線の外周に緩く通されているため、電線を前方に搬送する際の加速度でアウタースリーブが相対的に電線の後ろ側に滑って移動してしまうことがあり、圧着工程で所望の位置にアウタースリーブを圧着することができず、アウタースリーブの容易な位置決めの必要性が出てきた。
【0006】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、アウタースリーブを容易に位置決めすることができる電線の移送装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前述した目的を達成するために、本発明に係る電線の移送装置は、下記を特徴としている。
【0008】
アウタースリーブを有する電線の移送装置であって、
前の工程から送られてきた電線を把持する前チャックおよび後チャックと、
前記アウタースリーブを把持するスリーブチャックと、を備え、
前記前チャックは前記後チャックとともに前記電線を把持した状態から開状態となり、前記スリーブチャックにより前記アウタースリーブを把持し電線先端側の所定位置にスライドさせた後、前記前チャックが再度電線を把持し、当該電線を次の工程に移送する、
電線の移送装置。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、アウタースリーブが圧着されていない状態においても、電線を前方に移送した際にアウタースリーブが圧着する規定位置よりも後端側に移動してしまうことなく移送することが可能となる。
【0010】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1図1は、実施形態に係る移送装置における前チャックおよび後チャックにより、搬送チャックで把持した電線を持ち上げることを示す概略側面図である。
図2図2は、実施形態に係る移送装置におけるスリーブチャックでアウタースリーブを把持した状態を示す概略側面図である。
図3図3は、実施形態に係る移送装置におけるスリーブチャックにより、把持したアウタースリーブを前方に移動させた状態を示す概略側面図である。
図4図4は、実施形態に係る移送装置における前チャックおよび後チャックにより、電線を把持し直した状態を示す概略側面図である。
図5図5は、実施形態に係る移送装置における前チャックと後チャックにより把持した電線を搬送チャックに戻そうとしている状態を示す概略側面図である。
図6図6は、実施形態に係る移送装置における移載チャックにより、アウタースリーブの付いた電線を圧着用アプリケータに挿入する前の状態を示す概略側面図である。
図7図7は、移送装置により、アウタースリーブの付いた電線を圧着用のアプリケータに挿入した状態を示す概略側面図である。
図8図8は、図7のA部の拡大詳細図である。
図9図9は、アウタースリーブを圧着している状態を示す概略側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
【0013】
図1は、本実施形態に係る移送装置に100おける前チャックおよび後チャックにより、搬送チャックで把持した電線を持ち上げることを示す概略側面図、図2は、本実施形態に係る移送装置100におけるスリーブチャックでアウタースリーブを把持した状態を示す概略側面図、図3は、本実施形態に係る移送装置100におけるスリーブチャックにより、把持したアウタースリーブを前方に移動させた状態を示す概略側面図、図4は、本実施形態に係る移送装置100における前チャックおよび後チャックにより、電線を把持し直した状態を示す概略側面図、図5は、本実施形態に係る移送装置100における前チャックと後チャックにより把持した電線を搬送チャックに戻そうとしている状態を示す概略側面図である。
【0014】
図1図4に示すように、本実施形態の電線の移送装置100は、予め電線Wの外周に緩く通したアウタースリーブSを有する電線Wを移送するための装置である。電線Wは、例えば、ワイヤハーネスなどに用いられる。この移送装置100は、搬送チャック1の搬送する電線Wを把持して持ち上げる前チャック10および後チャック20を有している。なお、搬送チャック1は、加工対象となる電線Wを、移送装置100を含めた複数の加工装置間で搬送するためのチャックである。したがって、各加工装置は、搬送チャック1で搬送されてきた電線Wをそれぞれの装置が有するチャックにより把持し、その電線Wに加工を行うと、再び搬送チャック1に電線Wを戻すようになっている。
【0015】
前チャック10は、180°開閉式のチャック部11と、チャック部11を昇降させる昇降機構12と、を備えている。また、後チャック20は、平行開閉式のチャック部21と、チャック部21を昇降させる昇降機構22と、を備えている。なお、前チャック10は、電線Wの端末近傍の電線先端側を把持するものであり、後チャック20は、前チャック10より後側(電線先端側と反対側)の位置で電線Wを把持するものである。前チャック10および後チャック20における各チャック部11、21の形式は、他部品と干渉しない限りにおいて任意に選択可能である。例えば、前チャック10のチャック部11を平行開閉式のチャック部とし、後チャック20のチャック部21を180°開閉式のチャック部としてもよい。
【0016】
また、本移送装置100は、図2に示すように、予め前工程で電線Wの外周に通されたアウタースリーブSを把持するスリーブチャック30を備えている。図3に示すように、前チャック10は、後チャック20が電線Wを把持している状態で開状態となり、その開状態となった前チャック10と干渉せずに、スリーブチャック30によりアウタースリーブSを把持し、そして電線先端側の所定位置にスライドさせることができるようになっている。即ち、スリーブチャック30は、アウタースリーブSを把持するチャック部31と、アウタースリーブSを電線Wの長さ方向の所定位置までスライドさせる移動機構32と、を備えている。
【0017】
アウタースリーブSを所定位置にスライドさせた後は、図4に示すように、前チャック10が閉じて、再度、前チャック10および後チャック20の両方で電線Wを把持する。その後は、図5に示すように、前チャック10および後チャックが下降して、電線Wを次の工程に進ませるために搬送チャック1に受け渡す。
【0018】
図6は、本実施形態の移送装置100における移載チャックにより、アウタースリーブの付いた電線を圧着用アプリケータに挿入する前の状態を示す概略側面図、図7は、移送装置100により、アウタースリーブの付いた電線を圧着用のアプリケータに挿入した状態を示す概略側面図、図8は、図7のA部の拡大詳細図である。図9は、アウタースリーブを圧着している状態を示す概略側面図である。
【0019】
また、本移送装置100は、図6図9に示すように、搬送チャック1からアウタースリーブS付きの電線Wを受け取る電線移載チャック40を備えている。電線移載チャック40は、電線Wを搬送チャック1から受け取り、アプリケータ50の内部にセットする装置である。この電線移載チャック40は、電線Wの先端部をアプリケータ50の内部に向けて搬送する際に、アウタースリーブSが慣性力で電線Wの後ろ側に滑って動かないようにする仮止めガイド41を備えており、この仮止めガイド41が、アウタースリーブSを前に押し出す役目を果たす。なお、仮止めガイド41は、仮止めを果たした後に自動的に元の位置に戻るようになっている。
【0020】
アプリケータ50は、アウタースリーブSを位置決めした上で圧着する機能を有するものであり、図8に示すように、電線先端部を誘導する誘導空間51と、アウタースリーブSの位置決め部52と、アウタースリーブSの圧着部53と、を備えている。誘導空間51の上壁51aは、先端側が開口側よりも低くなっており、電線Wの先端部を誘導空間51に挿入すると、アウタースリーブSが位置決め部52に位置決めされる。位置決め部52は、電線Wの先端部を誘導空間51に挿入する際に電線Wが延在する位置に向けて突出した突出位置と、図9に示すように、電線Wを圧着部53の表面に沿った位置に移動させた際に電線に接触しない後退位置との間で出没可能となっている。
【0021】
そして、図9に示すように、位置決め部52が後退し、電線Wが水平になると、その位置で圧着部53によりアウタースリーブSが電線Wに圧着される。なお、図8中の符号Tは端子を示している。
【0022】
以上の移送装置100の構成要素は、すべて図示略の制御部により動作を制御され、それにより自動的に一連の工程作業が実施される。
【0023】
次に一連の動作の流れを説明する。
図1に示すように、最初に搬送チャック1により、前工程で外周にアウタースリーブSが緩く通された電線Wが前チャック10および後チャック20の下方位置に搬送されてくる。そうすると、搬送チャックが把持している電線Wの前と後の位置を前チャック10および後チャック20が把持して電線Wを上昇させる。
【0024】
次に、図2に示すように、前チャック10だけを開いて、スリーブチャック30でアウタースリーブSを把持する。そして、そのまま、図3に示すように、スリーブチャック30によりアウタースリーブSを前方にスライドさせる。
【0025】
次に、図4に示すように、前チャック10を閉じて、前チャック10及び後チャック20の協働で電線Wを把持する。このとき、アウタースリーブSは図示位置よりも前方にある。次に、図5に示すように、電線Wを搬送ラインに戻す。即ち、前チャック10および後チャック20を開くと共に、搬送チャック1を開いて閉じ、電線Wを搬送チャック1が受け取る。
【0026】
次に、図6に示すように、電線Wを電線移載チャック40に受け渡す。つまり、電線移載チャック40が、電線Wを搬送チャック1から受け取る。そして、電線移載チャック40が、仮止めガイド41を用いてアウタースリーブSを後ろに滑り移動しないように押さえる。次に図7に示すように、その状態で電線移載チャック40がアプリケータ50の内部に電線Wの先端を挿入セットする。その際、仮止めガイド41は、アウタースリーブSが慣性力で動かないように前に出す。
【0027】
アプリケータ50に電線Wの先端を挿入すると、誘導空間51の作用により電線Wが下側に誘導される。この際、位置決め部52は突出位置に突出しているので、アウタースリーブSが位置決め部52により位置決めされる。
【0028】
次に、図9に示すように、位置決め部52が後退位置に後退し、その状態で圧着部53のクリンパとアンビルの作用でアウタースリーブSが位置決めされた位置で電線Wに圧着される。
【0029】
このように、アウター端子等の圧着もアウタースリーブの圧着も同じ機構で行うことができるので、作業を正確且つ容易に行うことができる。また、アウタースリーブS付き電線Wをアプリケータ50内にセットするだけで、アウタースリーブSを高精度で位置決めしながら圧着できるので、位置決めのための特別な機構が不要であり、また圧着不良の防止が図れる。
【0030】
なお、アウタースリーブは、シールド電線、同軸電線等、いろいろな通信規格の電線で採用されているが、既存のアプリケータを使用するだけで、位置決めしながら圧着が可能となる。
【0031】
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
【0032】
例えば、位置決め部52は、突出位置と後退位置の間で出没することなく、突出位置に固定されていてもよい。この場合、位置決め部52は、板状部材により構成されており、板状部材の上部略中央から下方に向けてU字状の溝が形成されている。この溝の底部は、挿入された電線Wが図9に示す水平状態になり得る位置まで延びている。また、この溝は、板厚方向に貫通しているとともに、電線Wの先端部の外径よりも幅広で、且つ、アウタースリーブSの外径よりも幅狭となっている。そして、位置決め部52は、板状方向が電線の挿入方向の水平面への投影線と平行となるように設置される。これにより、位置決め部52は、電線Wがアプリケータ50に挿入される際に、電線Wの先端部が溝を貫通して誘導空間51に進入することを許容する。一方、アウタースリーブSは、溝よりも外径が大きいため誘導空間に51への進入が溝により妨げられ、結果として位置決め部52に位置決めされる。
【0033】
位置決め部52をこのような構成にすることにより、自動機に採用する場合のみならず、作業者により電線を把持してアプリケータ50に挿入する場合にも、簡単にアウタースリーブSを位置決めすることができる。
【0034】
また、以上の実施形態では、電線WにアウタースリーブSが予め通されている場合について説明したが、移送装置100は、アウタースリーブS以外にも、ゴム栓や端子のカバー、リテーナなどの環状部材が電線Wに予め通されている場合にも電線Wを同様に移送することができる。
【0035】
ここで、上述した本発明の実施形態に係る電線の移送装置100の特徴をそれぞれ以下[1]~[3]に簡潔に纏めて列記する。
[1] アウタースリーブ(S)を有する電線の移送装置(100)であって、
前の工程から送られてきた電線(W)を把持する前チャック(10)および後チャック(20)と、
前記アウタースリーブ(S)を把持するスリーブチャック(30)と、を備え、
前記前チャック(10)は前記後チャック(20)とともに前記電線(W)を把持した状態から開状態となり、前記スリーブチャック(30)により前記アウタースリーブ(S)を把持し電線先端側の所定位置にスライドさせた後、前記前チャック(10)が再度電線(W)を把持し、当該電線(W)を次の工程に移送する、
電線の移送装置(100)。
【0036】
上記[1]の電線の移送装置(100)によれば、アウタースリーブ(S)が圧着されていない状態においても、電線(W)を前方に移送した際にアウタースリーブ(S)が圧着する規定位置よりも後端側に移動してしまうことなく移送することが可能となる。
【0037】
[2] 前記アウタースリーブ(S)を前記電線(W)に圧着するアプリケータ(50)を更に備え、
前記アプリケータ(50)は、前記電線(W)の先端部を誘導する誘導空間(51)と、アウタースリーブ(S)を位置決めする位置決め部(52)と、アウタースリーブ(S)を圧着する圧着部(53)とを有し、
前記誘導空間(51)は、先端側が開口側よりも低くなっており、前記電線(W)の先端部を前記誘導空間(51)に挿入すると、前記アウタースリーブ(S)が前記位置決め部(52)に位置決めされ、その位置で前記圧着部(53)により電線(W)に圧着される、
上記[1]に記載の電線の移送装置(100)。
【0038】
上記[2]の電線の移送装置(100)によれば、アプリケータ(50)に電線(W)の先端を挿入セットするだけで、アウタースリーブ(S)を適正位置に位置決めしながら電線に圧着することができる。
【0039】
[3] 前記位置決め部は、前記電線(W)の先端部の外径よりも幅広で、且つ、前記アウタースリーブ(S)の外径よりも幅狭な溝が形成された板状部材により構成されている、
上記[2]に記載の電線の移送装置(100)。
【0040】
上記[3]の電線の移送装置(100)によれば、位置決め部(52)が縮退可能であるため、アウタースリーブ(S)を圧着する際の妨げにならない。したがって、アウタースリーブ(S)の位置決めと、アウタースリーブ(S)ので沿線への圧着を同じ場所で行うことができる。
【符号の説明】
【0041】
W 電線
S アウタースリーブ
1 搬送チャック
10 前チャック
20 後チャック
30 スリーブチャック
40 電線移載チャック
50 アプリケータ
51 誘導空間
51a 上壁
52 位置決め部
53 圧着部
100 移送装置
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9