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特許7509910情報表示方法、装置、端末及びコンピュータプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-24
(45)【発行日】2024-07-02
(54)【発明の名称】情報表示方法、装置、端末及びコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
   A63F 13/5372 20140101AFI20240625BHJP
   A63F 13/79 20140101ALI20240625BHJP
   A63F 13/533 20140101ALI20240625BHJP
【FI】
A63F13/5372
A63F13/79 500
A63F13/533
【請求項の数】 22
(21)【出願番号】P 2022559321
(86)(22)【出願日】2021-10-27
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-08-03
(86)【国際出願番号】 CN2021126736
(87)【国際公開番号】W WO2022252483
(87)【国際公開日】2022-12-08
【審査請求日】2022-10-25
(31)【優先権主張番号】202110609808.X
(32)【優先日】2021-06-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】514187420
【氏名又は名称】テンセント・テクノロジー・(シェンジェン)・カンパニー・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】ファン,チェンダ
(72)【発明者】
【氏名】フー,シェンヤン
(72)【発明者】
【氏名】ジン,ワンナ
(72)【発明者】
【氏名】リウ,インハオ
(72)【発明者】
【氏名】ヤン,ウェン
(72)【発明者】
【氏名】ジアン,シュドン
(72)【発明者】
【氏名】ジャン,ユチェン
【審査官】岸 智史
(56)【参考文献】
【文献】特開2020-140404(JP,A)
【文献】特開2019-042020(JP,A)
【文献】特開2004-222989(JP,A)
【文献】韓国登録特許第10-1665040(KR,B1)
【文献】中国特許出願公開第112044059(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第106919790(CN,A)
【文献】王者栄耀S15賽季征召模式BP流程,尼萌手游网 [online],2019年04月16日,<URL: https://m.nmgfic.com/gonglue/722.html>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 9/24、13/00-13/98
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末が実行する情報表示方法であって、
ターゲットマッチの第1表示領域と第2表示領域を表示するステップであって、前記第1表示領域は利用禁止対象となる複数の第1タイプの仮想オブジェクトを表示するために用いられ、前記第2表示領域は少なくとも1つの味方アカウントに関連付けられた少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトを表示するために用いられ、前記味方アカウントは前記ターゲットマッチでユーザーアカウントと同じ陣営に属するアカウントであり、前記ユーザーアカウントは前記端末でログインするものである、ステップと、
前記第1タイプの仮想オブジェクトに対する選択操作に応答し、選択されたターゲット仮想オブジェクトを決定するステップと、
前記少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトに前記ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、前記第1表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに基づいて、前記第1表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに隣接して配置された第1フローティングウィンドウ内に第1プロンプト情報を表示し、前記第2表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに基づいて、第2プロンプト情報を前記第2表示領域に表示するステップと、を含み、
前記第1プロンプト情報は、前記ターゲット仮想オブジェクトに関連付けられた味方アカウントがあることを知らせるために用いられ、前記第2プロンプト情報は、前記ターゲット仮想オブジェクトの前記第2表示領域における対応する位置を知らせるために用いられる、
方法。
【請求項2】
前記少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトに前記ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、前記第1表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに基づいて、前記第1表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに隣接して配置された第1フローティングウィンドウ内に第1プロンプト情報を表示し、前記第2表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに基づいて、第2プロンプト情報を前記第2表示領域に表示する前記ステップ
前記第2表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、前記第2プロンプト情報を特殊効果形態で表示するステップと、を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトに前記ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、前記第1表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに基づいて、前記第1表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに隣接して配置された第1フローティングウィンドウ内に第1プロンプト情報を表示し、前記第2表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに基づいて、第2プロンプト情報を前記第2表示領域に表示する前記ステップ
前記第2表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、第2フローティングウィンドウを表示するステップと、
前記第2フローティングウィンドウに前記第2プロンプト情報を表示するステップと、を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトに前記ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、前記第1表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに基づいて、前記第1表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに隣接して配置された第1フローティングウィンドウ内に第1プロンプト情報を表示し、前記第2表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに基づいて、第2プロンプト情報を前記第2表示領域に表示する前記ステップは、
前記少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトに前記ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、前記第1表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、前記第1プロンプト情報を特殊効果形態で表示するステップと、
前記第2表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、第2フローティングウィンドウを表示するステップと、
前記第2フローティングウィンドウに前記第2プロンプト情報を表示するステップと、を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトに前記ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、前記第1表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに基づいて、前記第1表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに隣接して配置された第1フローティングウィンドウ内に第1プロンプト情報を表示し、前記第2表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに基づいて、第2プロンプト情報を前記第2表示領域に表示する前記ステップは、
前記少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトに前記ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、前記第1表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、前記第1プロンプト情報を特殊効果形態で表示するステップと、
前記第2表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、前記第2プロンプト情報を特殊効果形態で表示するステップと、を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第2表示領域は、さらに、前記ターゲットマッチで味方アカウントによって事前選択された少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトを表示するために用いられ、
前記少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトに前記ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、前記第1表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに基づいて、第3プロンプト情報を表示し、前記第2表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに基づいて、第4プロンプト情報を表示するステップをさらに含み、
前記第3プロンプト情報は、前記ターゲット仮想オブジェクトを事前選択した味方アカウントがあることを知らせるために用いられ、前記第4プロンプト情報は、前記ターゲット仮想オブジェクトの前記第2表示領域における対応する位置を知らせるために用いられる、
請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトに前記ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、前記第1表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに基づいて、第3プロンプト情報を表示し、前記第2表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに基づいて、第4プロンプト情報を表示する前記ステップは、
前記少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトに前記ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、前記第1表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、第3フローティングウィンドウを表示するステップと、
前記第3フローティングウィンドウに前記第3プロンプト情報を表示するステップと、
前記第2表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、前記第4プロンプト情報を特殊効果形態で表示するステップと、を含む、
請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトに前記ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、前記第1表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに基づいて、第3プロンプト情報を表示し、前記第2表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに基づいて、第4プロンプト情報を表示する前記ステップは、
前記少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトに前記ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、前記第1表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、第3フローティングウィンドウを表示するステップと、
前記第3フローティングウィンドウに前記第3プロンプト情報を表示するステップと、
前記第2表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、第4フローティングウィンドウを表示するステップと、
前記第4フローティングウィンドウに前記第4プロンプト情報を表示するステップと、を含む、
請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトに前記ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、前記第1表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに基づいて、第3プロンプト情報を表示し、前記第2表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに基づいて、第4プロンプト情報を表示する前記ステップは、
前記少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトに前記ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、前記第1表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、前記第3プロンプト情報を特殊効果形態で表示するステップと、
前記第2表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、第4フローティングウィンドウを表示するステップと、
前記第4フローティングウィンドウに前記第4プロンプト情報を表示するステップと、を含む、
請求項6に記載の方法。
【請求項10】
前記少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトに前記ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、前記第1表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに基づいて、第3プロンプト情報を表示し、前記第2表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに基づいて、第4プロンプト情報を表示する前記ステップは、
前記少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトに前記ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、前記第1表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、前記第3プロンプト情報を特殊効果形態で表示するステップと、
前記第2表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、前記第4プロンプト情報を特殊効果形態で表示するステップと、を含む、
請求項6に記載の方法。
【請求項11】
前記第3プロンプト情報の表示時間が第1時間を超えたことに応答し、前記第3プロンプト情報を除去するステップをさらに含む、
請求項6に記載の方法。
【請求項12】
前記第4プロンプト情報の表示時間が第2時間を超えたことに応答し、前記第4プロンプト情報を除去するステップをさらに含む、
請求項6に記載の方法。
【請求項13】
前記少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトに前記ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、前記少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトに前記ターゲット仮想オブジェクトが存在することを知らせるための第1プロンプト効果音を再生するステップをさらに含む、
請求項6に記載の方法。
【請求項14】
前記複数の第1タイプの仮想オブジェクトの表示形態と前記少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトの表示形態とは、アバター形態及びカード形態を含む、
請求項1~13のいずれか1項に記載の方法。
【請求項15】
前記ターゲットマッチにおける少なくとも1つの味方アカウントを取得するステップと、
前記少なくとも1つの味方アカウントに関連付けられた仮想オブジェクトを、前記少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトとして取得するステップと、をさらに含む、
請求項1~13のいずれか1項に記載の方法。
【請求項16】
複数の履歴マッチで前記味方アカウントによって使用された仮想オブジェクトに応じて、前記味方アカウントに関連付けられた仮想オブジェクトを決定するステップをさらに含み、前記履歴マッチは前記ターゲットマッチの前のマッチである、
請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記第1プロンプト情報の表示時間が第3時間を超えたことに応答し、前記第1プロンプト情報を除去するステップをさらに含む、
請求項1~13のいずれか1項に記載の方法。
【請求項18】
前記第2プロンプト情報の表示時間が第4時間を超えたことに応答し、前記第2プロンプト情報を除去するステップをさらに含む、
請求項1~13のいずれか1項に記載の方法。
【請求項19】
前記少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトに前記ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、前記少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトに前記ターゲット仮想オブジェクトが存在することを知らせるための第2プロンプト効果音を再生するステップをさらに含む、
請求項1~13のいずれか1項に記載の方法。
【請求項20】
情報表示装置であって、
ターゲットマッチの第1表示領域と第2表示領域を表示するためのものであり、前記第1表示領域は利用禁止対象となる複数の第1タイプの仮想オブジェクトを表示するために用いられ、前記第2表示領域は少なくとも1つの味方アカウントに関連付けられた少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトを表示するために用いられ、前記味方アカウントは前記ターゲットマッチでユーザーアカウントと同じ陣営に属するアカウントであり、前記ユーザーアカウントは前記情報表示装置でログインするものである表示モジュールと、
前記第1タイプの仮想オブジェクトに対する選択操作に応答し、選択されたターゲット仮想オブジェクトを決定するための決定モジュールと、を含み、
前記表示モジュールは、さらに、前記少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトに前記ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、前記第1表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに基づいて、前記第1表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに隣接して配置された第1フローティングウィンドウ内に第1プロンプト情報を表示し、前記第2表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに基づいて、第2プロンプト情報を前記第2表示領域に表示するために用いられ、
前記第1プロンプト情報は、前記ターゲット仮想オブジェクトに関連付けられた味方アカウントがあることを知らせるために用いられ、前記第2プロンプト情報は、前記ターゲット仮想オブジェクトの前記第2表示領域における対応する位置を知らせるために用いられる、
装置。
【請求項21】
プロセッサーとメモリとを含む端末であって、前記メモリは少なくとも1つのコンピュータプログラムを記憶するために用いられ、前記少なくとも1つのコンピュータプログラムは、前記プロセッサーによってロードされて請求項1~19のいずれか1項に記載の方法を実行させる、
端末。
【請求項22】
請求項1~19のいずれか1項に記載の方法をコンピュータに実行させる、コンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は2021年06月01日にて提出され、出願番号が202110609808.Xであり、発明の名称が「情報表示方法、装置、端末及び記憶媒体」である中国特許出願の優先権を主張し、その全ての内容は本出願に援用される。
[技術分野]
【0002】
本出願はコンピュータ技術分野に関わり、特に、情報表示方法、装置、端末及び記憶媒体に係わる。
【背景技術】
【0003】
端末技術の発展につれて、端末で実行できるゲームプログラムがますます多くなり、MOBAゲーム(Multiplayer Online Battle Arena Games、マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナゲーム)はそのうちの1つのゲームである。MOBAゲームの準備フェーズで、2つの敵対陣営に属するユーザーは、順次に、たくさんの仮想オブジェクトから、本試合のゲームで使用される仮想オブジェクトを選択する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本出願の実施例は、当該ターゲット仮想オブジェクトに関連付けられた味方アカウントがあることを、ユーザーに効果的にプロンプトすることで、ユーザーは、味方アカウントが使用したい仮想オブジェクトを誤って利用禁止することによるマッチ(試合、対局とも呼ぶ)の解散を避けて、ユーザーの時間を節約し、マンマシンインタラクションの効率を向上させることができる情報表示方法、装置、端末及び記憶媒体を提供する。前記技術案は以下の通りである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
1つの態様によれば、情報表示方法を提供し、
ターゲットマッチの第1表示領域と第2表示領域を表示するステップであって、前記第1表示領域は利用禁止対象となる複数の第1タイプの仮想オブジェクトを表示するために用いられ、前記第2表示領域は少なくとも1つの味方アカウントに関連付けられた少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトを表示するために用いられ、前記味方アカウントは前記ターゲットマッチでユーザーアカウントと同じ陣営に属するアカウントであり、前記ユーザーアカウントは前記端末でログインするものである、ステップと、
前記第1タイプの仮想オブジェクトに対する選択操作に応答し、選択されたターゲット仮想オブジェクトを決定するステップと、
前記少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトに前記ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、前記第1表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに基づいて、第1プロンプト情報を表示し、前記第2表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに基づいて、第2プロンプト情報を表示するステップと、を含み、
前記第1プロンプト情報は、前記ターゲット仮想オブジェクトに関連付けられた味方アカウントがあることをプロンプトするために用いられ、前記第2プロンプト情報は、前記ターゲット仮想オブジェクトの前記第2表示領域における対応する位置をプロンプトするために用いられる。
【0006】
別の態様によれば、情報表示装置を提供し、
ターゲットマッチの第1表示領域と第2表示領域を表示するためのものであり、前記第1表示領域は利用禁止対象となる複数の第1タイプの仮想オブジェクトを表示するために用いられ、前記第2表示領域は少なくとも1つの味方アカウントに関連付けられた少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトを表示するために用いられ、前記味方アカウントは前記ターゲットマッチでユーザーアカウントと同じ陣営に属するアカウントであり、前記ユーザーアカウントは前記端末でログインするものである表示モジュールと、
前記第1タイプの仮想オブジェクトに対する選択操作に応答し、選択されたターゲット仮想オブジェクトを決定するための決定モジュールと、を含み、
前記表示モジュールは、さらに、前記少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトに前記ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、前記第1表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに基づいて、第1プロンプト情報を表示し、前記第2表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに基づいて、第2プロンプト情報を表示するために用いられ、
前記第1プロンプト情報は、前記ターゲット仮想オブジェクトに関連付けられた味方アカウントがあることをプロンプトするために用いられ、前記第2プロンプト情報は、前記ターゲット仮想オブジェクトの前記第2表示領域における対応する位置をプロンプトするために用いられる。
【0007】
いくつかの実施例において、前記表示モジュールは、さらに、前記少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトに前記ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、前記第1表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、第1フローティングウィンドウを表示し、前記第1フローティングウィンドウに前記第1プロンプト情報を表示し、前記第2表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、前記第2プロンプト情報を特殊効果形態で表示するために用いられる。
【0008】
いくつかの実施例において、前記表示モジュールは、さらに、前記少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトに前記ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、前記第1表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、第1フローティングウィンドウを表示し、前記第1フローティングウィンドウに前記第1プロンプト情報を表示し、前記第2表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、第2フローティングウィンドウを表示し、前記第2フローティングウィンドウに前記第2プロンプト情報を表示するために用いられる。
【0009】
いくつかの実施例において、前記表示モジュールは、さらに、前記少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトに前記ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、前記第1表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、前記第1プロンプト情報を特殊効果形態で表示し、前記第2表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、第2フローティングウィンドウを表示し、前記第2フローティングウィンドウに前記第2プロンプト情報を表示するために用いられる。
【0010】
いくつかの実施例において、前記表示モジュールは、さらに、前記少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトに前記ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、前記第1表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、前記第1プロンプト情報を特殊効果形態で表示し、前記第2表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、前記第2プロンプト情報を特殊効果形態で表示するために用いられる。
【0011】
いくつかの実施例において、前記第2表示領域は、さらに、前記ターゲットマッチで味方アカウントによって事前選択された少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトを表示するために用いられ、
前記表示モジュールは、さらに、前記少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトに前記ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、前記第1表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに基づいて、第3プロンプト情報を表示し、前記第2表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに基づいて、第4プロンプト情報を表示し、前記第3プロンプト情報は前記ターゲット仮想オブジェクトを事前選択した味方アカウントがあることをプロンプトするために用いられ、前記第4プロンプト情報は前記ターゲット仮想オブジェクトの前記第2表示領域における対応する位置をプロンプトするために用いられる。
【0012】
いくつかの実施例において、前記表示モジュールは、さらに、前記少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトに前記ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、前記第1表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、第3フローティングウィンドウを表示し、前記第3フローティングウィンドウに前記第3プロンプト情報を表示し、前記第2表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、前記第4プロンプト情報を特殊効果形態で表示するために用いられる。
【0013】
いくつかの実施例において、前記表示モジュールは、さらに、前記少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトに前記ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、前記第1表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、第3フローティングウィンドウを表示し、前記第3フローティングウィンドウに前記第3プロンプト情報を表示し、前記第2表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、第4フローティングウィンドウを表示し、前記第4フローティングウィンドウに前記第4プロンプト情報を表示するために用いられる。
【0014】
いくつかの実施例において、前記表示モジュールは、さらに、前記少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトに前記ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、前記第1表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、前記第3プロンプト情報を特殊効果形態で表示し、前記第2表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、第4フローティングウィンドウを表示し、前記第4フローティングウィンドウに前記第4プロンプト情報を表示するために用いられる。
【0015】
いくつかの実施例において、前記表示モジュールは、さらに、前記少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトに前記ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、前記第1表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、前記第3プロンプト情報を特殊効果形態で表示し、前記第2表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、前記第4プロンプト情報を特殊効果形態で表示するために用いられる。
【0016】
いくつかの実施例において、前記表示モジュールは、さらに、前記第3プロンプト情報の表示時間が第1時間を超えたことに応答し、前記第3プロンプト情報を除去するために用いられる。
【0017】
いくつかの実施例において、前記表示モジュールは、さらに、前記第4プロンプト情報の表示時間が第2時間を超えたことに応答し、前記第4プロンプト情報を除去するために用いられる。
【0018】
いくつかの実施例において、前記装置は、
前記少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトに前記ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、前記少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトに前記ターゲット仮想オブジェクトが存在することをプロンプトするための第1プロンプト効果音を再生するための第1再生モジュールをさらに含む。
【0019】
いくつかの実施例において、前記複数の第1タイプの仮想オブジェクトの表示形態と少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトの表示形態とは、アバター形態及びカード形態を含む。
【0020】
いくつかの実施例において、前記装置は、
前記ターゲットマッチにおける少なくとも1つの味方アカウントを取得し、前記少なくとも1つ味方アカウントに関連付けられた仮想オブジェクトを、前記少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトとして取得するための第1取得モジュールをさらに含む。
【0021】
いくつかの実施例において、前記装置は、
複数の履歴マッチで味方アカウントによって使用された仮想オブジェクトに応じて、前記味方アカウントに関連付けられた仮想オブジェクトを決定するための第2取得モジュールをさらに含み、前記履歴マッチは前記ターゲットマッチの前のマッチである。
【0022】
いくつかの実施例において、前記表示モジュールは、さらに、前記第1プロンプト情報の表示時間が第3時間を超えたことに応答し、前記第1プロンプト情報を除去するために用いられる。
【0023】
いくつかの実施例において、前記表示モジュールは、さらに、前記第2プロンプト情報の表示時間が第4時間を超えたことに応答し、前記第2プロンプト情報を除去するために用いられる。
【0024】
いくつかの実施例において、前記装置は、
前記少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトに前記ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、前記少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトに前記ターゲット仮想オブジェクトが存在することをプロンプトするための第2プロンプト効果音を再生するための第2再生モジュールをさらに含む。
【0025】
別の態様によれば、プロセッサーとメモリとを含む端末を提供し、前記メモリは少なくとも1つのコンピュータプログラムを記憶するために用いられ、前記少なくとも1つのコンピュータプログラムは前記プロセッサーによってロードされて、
ターゲットマッチの第1表示領域と第2表示領域を表示し、前記第1表示領域は利用禁止対象となる複数の第1タイプの仮想オブジェクトを表示するために用いられ、前記第2表示領域は少なくとも1つの味方アカウントに関連付けられた少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトを表示するために用いられ、前記味方アカウントは前記ターゲットマッチでユーザーアカウントと同じ陣営に属するアカウントであり、前記ユーザーアカウントは前記端末でログインするものであるステップと、
前記第1タイプの仮想オブジェクトに対する選択操作に応答し、選択されたターゲット仮想オブジェクトを決定するステップと、
前記少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトに前記ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、前記第1表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに基づいて、第1プロンプト情報を表示し、前記第2表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに基づいて、第2プロンプト情報を表示するステップと、を実現させ、
前記第1プロンプト情報は、前記ターゲット仮想オブジェクトに関連付けられた味方アカウントがあることをプロンプトするために用いられ、前記第2プロンプト情報は、前記ターゲット仮想オブジェクトの前記第2表示領域における対応する位置をプロンプトするために用いられる。
【0026】
別の態様によれば、少なくとも1つのコンピュータプログラムを記憶しているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、前記少なくとも1つのコンピュータプログラムはプロセッサーによってロードされて、
ターゲットマッチの第1表示領域と第2表示領域を表示し、前記第1表示領域は利用禁止対象となる複数の第1タイプの仮想オブジェクトを表示するために用いられ、前記第2表示領域は少なくとも1つの味方アカウントに関連付けられた少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトを表示するために用いられ、前記味方アカウントは前記ターゲットマッチでユーザーアカウントと同じ陣営に属するアカウントであり、前記ユーザーアカウントは前記端末でログインするものであるステップと、
前記第1タイプの仮想オブジェクトに対する選択操作に応答し、選択されたターゲット仮想オブジェクトを決定するステップと、
前記少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトに前記ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、前記第1表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに基づいて、第1プロンプト情報を表示し、前記第2表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに基づいて、第2プロンプト情報を表示するステップと実現させ、
前記第1プロンプト情報は、前記ターゲット仮想オブジェクトに関連付けられた味方アカウントがあることをプロンプトするために用いられ、前記第2プロンプト情報は、前記ターゲット仮想オブジェクトの前記第2表示領域における対応する位置をプロンプトするために用いられる。
【0027】
別の態様によれば、コンピュータプログラム製品又はコンピュータプログラムを提供し、当該コンピュータプログラム製品又はコンピュータプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されるコンピュータプログラムコードを含む。端末のプロセッサーはコンピュータ読み取り可能な記憶媒体から当該コンピュータプログラムコードを読み取り、プロセッサーは当該コンピュータプログラムコードを実行することで、当該端末に、
ターゲットマッチの第1表示領域と第2表示領域を表示し、前記第1表示領域は利用禁止対象となる複数の第1タイプの仮想オブジェクトを表示するために用いられ、前記第2表示領域は少なくとも1つの味方アカウントに関連付けられた少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトを表示するために用いられ、前記味方アカウントは前記ターゲットマッチでユーザーアカウントと同じ陣営に属するアカウントであり、前記ユーザーアカウントは前記端末でログインするものであるステップと、
前記第1タイプの仮想オブジェクトに対する選択操作に応答し、選択されたターゲット仮想オブジェクトを決定するステップと、
前記少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトに前記ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、前記第1表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに基づいて、第1プロンプト情報を表示し、前記第2表示領域における前記ターゲット仮想オブジェクトに基づいて、第2プロンプト情報を表示するステップと、を実行させ、
前記第1プロンプト情報は、前記ターゲット仮想オブジェクトに関連付けられた味方アカウントがあることをプロンプトするために用いられ、前記第2プロンプト情報は、前記ターゲット仮想オブジェクトの前記第2表示領域における対応位置をプロンプトするために用いられる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
本出願の実施例の技術案をより明らかに説明するために、以下、実施例の説明において使用する必要がある図面を簡単に説明し、明らかに、以下の説明の図面は本出願のいくつかの実施例に過ぎず、当業者にとって、創造的な労力をしない前提で、これらの図面に応じて他の図面を得ることもできる。
図1】本出願の実施例で提供される情報表示方法の実施環境の概略図である。
図2】本出願の実施例で提供される情報表示方法のフローチャートである。
図3】本出願の実施例で提供される別の情報表示方法のフローチャートである。
図4】本出願の実施例で提供されるターゲットマッチのインターフェースの概略図である。
図5】本出願の実施例で提供される第3プロンプト情報及び第4プロンプト情報を表示する概略図である。
図6】本出願の実施例で提供される第1プロンプト情報及び第2プロンプト情報を表示する概略図である。
図7】本出願の実施例で提供される別の情報表示方法のフローチャートである。
図8】本出願の実施例で提供される情報表示装置のブロック図である。
図9】本出願の実施例で提供される別の情報表示装置のブロック図である。
図10】本出願の実施例で提供される端末の構成ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
本出願の目的、技術案及び利点をより明らかにするために、以下は図面を参照しながら、本出願の実施形態をさらに詳しく説明する。
【0030】
本出願の用語である「第1」「第2」などは、作用及び機能が基本的に同様である同一項目又は類似項目を区別し、ここで、「第1」、「第2」、「第n」の間は論理又は順序での依存関係を具備しない上に、数量や、実行順序を限定しない。
【0031】
本出願の用語である「少なくとも1つ」は1つ又は複数を指し、「複数」の意味は2つ又は2つ以上を指す。
【0032】
以下は、本出願に係る用語を解釈する。
【0033】
仮想シーンは、アプリケーションプログラムが端末で実行される際に表示(又は提供)される仮想シーンである。該仮想シーンは、実世界に対するシミュレーション環境であってもよく、セミシミュレーションされた半架空の仮想環境であってもよく、完全に架空の仮想環境であってもよい。仮想シーンは、2次元仮想シーン、2.5次元仮想シーン及び3次元仮想シーンのうちのいずれか1つであってもよい。本出願の実施例は、仮想シーンの次元を限定するものではない。例えば、仮想シーンは空、陸、海などを含んでもよく、当該陸は砂漠、都市などの環境要素を含んでもよく、ユーザーは仮想オブジェクトを当該仮想シーンで移動させるように制御することができる。
【0034】
仮想オブジェクトは、仮想世界で動けるオブジェクトである。この動けるオブジェクトは、仮想人物、仮想動物、アニメキャラのうちの少なくとも1つであってもよい。いくつかの実施例において、仮想世界が3次元仮想世界である場合、仮想オブジェクトは3次元立体モデルであり、各仮想オブジェクトは、3次元仮想世界内で自身の形状及び体積を有し、3次元仮想世界内の空間の一部を占める。いくつかの実施例において、仮想オブジェクトは、3次元人体骨格技術に基づいて構築された3次元キャラクターであり、異なるスキンモデルを着用することにより、異なる外見を実現する。いくつかの実施例において、仮想オブジェクトは、2.5次元又は2次元モデルを採用することで実現され、これに対して、本出願の実施例はそれを限定していない。MOBAゲームにおいて、仮想オブジェクトはヒーローと呼ばれる。
【0035】
MOBAゲームは、仮想世界で若干の拠点を提供し、異なる陣営のユーザーが仮想キャラクターを制御して、仮想世界で対戦したり、拠点を占領したり、敵対陣営の拠点を破壊したりするゲームである。例えば、MOBAゲームでは、ユーザーを2つの敵対陣営に分け、端末のユーザーによって制御される仮想オブジェクトを仮想世界に分散させて互いに競り合わせ、敵方の全ての拠点を破壊又は占領することを勝利条件としてもよい。当該勝利条件は、拠点の占領や、敵対陣営拠点の破壊、敵対陣営の仮想オブジェクトのキリング、指定のシーン及び時間内での自体の生き残りの保証、ある資源の奪い合い、指定の時間内で相手のスコアを超えることのうちの少なくとも1つを含むが、これらに限定されない。MOBAゲームは、試合単位であり、1試合のMOBAゲームの持続時間は、ゲーム開始時点から勝利条件達成時点までの時間である。各陣営は1つ又は複数の仮想オブジェクトを含み、例えば1つ、2つ、3つ又は5つである。
【0036】
BPフェーズ(Ban Pick、利用禁止&選択・利用)は、MOBAゲームにおいて、本試合のゲームが開始する前の準備フェーズで、ユーザーが仮想オブジェクトを利用禁止し、及び仮想オブジェクトを選択することである。利用禁止された仮想オブジェクトについては、本試合のゲームにおいて、全てのユーザーによる選択・利用が禁止される。
【0037】
プレイしたいヒーローは、MOBAゲームにおいて、ユーザーが1つ又は複数のプレイしたいヒーローを事前に選択でき、BPフェーズにおいて、各ユーザーのプレイしたいヒーローを表示する。
【0038】
事前選択ヒーローは、MOBAゲームのBPフェーズで、ユーザーがヒーローを選択・利用する番でない場合、事前に1つのヒーローを、使用したいヒーローとして選択し、味方アカウントに対して表示する。
【0039】
現在、ユーザーは順次に本試合のゲームで使用する仮想オブジェクトを選択する前に、本試合のゲームで利用禁止する仮想オブジェクト、即ち、本試合のゲームにおいて、全てのユーザーがいずれも使用できない仮想オブジェクトを選択する必要がある。ユーザーは、本試合のゲームで利用禁止する仮想オブジェクトを選択する際、味方アカウントが使用したい仮想オブジェクトを誤って利用禁止する恐れがあり、これによって、味方アカウントは使用したい仮想オブジェクトを選択できず、マッチの解散を招致し、ユーザーの時間を浪費し、マンマシンインタラクションの効率を低下させる。
【0040】
以下、本出願にかかる実施環境について説明する。
【0041】
本出願の実施例で提供される情報表示方法は、端末によって実行されることができる。以下、本出願の実施例で提供される情報表示方法の実施環境を説明し、図1は本出願の実施例で提供される情報表示方法の実施環境の概略図である。図1を参照し、当該実施環境は、第1端末120、サーバー140、及び第2端末160を含む。
【0042】
第1端末120及び第2端末160は、無線ネットワーク又は有線ネットワークを介して、直接又は間接的に、サーバー140と通信接続する。
【0043】
第1端末120は、スマートフォン、タブレットコンピュータ、ノートパソコン、デスクトップコンピュータ、スマートスピーカー、スマートウォッチなどであり得るが、これらに限定されていない。第1端末120には、仮想シーンをサポートするアプリケーションプログラムがインストールされて実行される。当該アプリケーションプログラムはFPS(First-Person Shooting game、ファーストパーソン・シューティングゲーム)、サードパーソン・シューティングゲーム、MOBA(Multiplayer Online Battle Arena games、マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナゲーム)、バーチャルリアリティアプリケーションプログラム、3次元地図プログラム、軍事シミュレーションプログラム又はマルチプレイヤーシュートアウトサバイバルゲームのうちの任意の1つであってもよい。いくつかの実施例において、第1端末120は、ユーザーによって使用される端末であり、ユーザーは第1端末120を使用して、仮想シーンにある仮想オブジェクトに対して動きをさせるように操作し、当該動きは、ボディー姿勢の調整、クリープ、歩行、ランニング、ライディング、飛行、ジャンプ、運転、ピックアップ、射撃、攻撃、投擲のうちの少なくとも1つを含むが、これらに限定されない。いくつかの実施例において、当該仮想オブジェクトは仮想人物、例えば、シミュレーション人物キャラクターや、アニメキャラクターである。
【0044】
いくつかの実施例において、サーバー140は個別の物理サーバーであり、複数の物理サーバーからなるサーバークラスタ又は分散型システムであってもよく、さらに、クラウドサービス、クラウドデータベース、クラウドコンピューティング、クラウド関数、クラウドストレージ、ネットワークサービス、クラウド通信、ミドルウェアサービス、ドメイン名サービス、セキュリティーサービス、CDN(Content Delivery Network、コンテンツデリバリーネットワーク)、ビッグデータ及び人工知能プラットフォームなどの基本なクラウドコンピューティングサービスを提供するクラウドサーバーであってもよい。サーバー140は仮想シーンをサポートするアプリケーションプログラムにバックグラウンドサービスを提供するためのものである。いくつかの実施例において、サーバー140は主要なコンピューティング作業を担当し、第1端末120は副次的なコンピューティング作業を担当するか、又は、サーバー140は副次的なコンピューティング作業を担当し、第1端末120は主要なコンピューティング作業を担当するか、又は、サーバー140と第1端末120との間で分散型コンピューティングアーキテクチャを採用して、協調計算が行われる。
【0045】
第2端末160及び第1端末120にインストールされるアプリケーションプログラムは同様であり、又は、2つの端末にインストールされるアプリケーションプログラムは、異なるオペレーティングシステムプラットフォームの同じなタイプのアプリケーションプログラムである。
【0046】
いくつかの実施例において、第1端末120は、一般的に、複数の端末のうちの1つを指し、第2端末160は、一般的に、複数の端末のうちの1つを指し、本実施例では、第1端末120及び第2端末160を例として説明する。当業者が分かるように、上記の端末の数量はより多く、又は少なくてもよい。本出願の実施例は端末の数量及び装置のタイプを限定していない。
【0047】
図2は本出願の実施例で提供される情報表示方法のフローチャートであり、図2に示すように、本出願の実施例において、端末によって実行されることを例として説明する。当該情報表示方法は以下のステップを含む。
201で、端末はターゲットマッチの第1表示領域、及び第2表示領域を表示し、当該第1表示領域は、利用禁止対象となる複数の第1タイプの仮想オブジェクトを表示するために用いられ、当該第2表示領域は、少なくとも1つの味方アカウントに関連付けられた少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトを表示するために用いられる。
【0048】
本出願の実施例において、当該ターゲットマッチは、現在行われているゲームマッチである。当該第1表示領域と第2表示領域は、ゲームマッチの準備フェーズに対応するオブジェクト表示領域、例えば、MOBAゲームにおけるBPフェーズに対応するヒーロー表示領域である。複数の第1タイプの仮想オブジェクトは利用禁止対象となる仮想オブジェクトであり、即ち、選択された第1タイプの仮想オブジェクトの使用は当該ゲームマッチで禁止される。少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトは、味方アカウントに関連付けられた仮想オブジェクトであり、例えば、MOBAゲームで味方アカウントが使用したいヒーロー、又は味方アカウントが得意なヒーローである。ターゲットマッチにおける少なくとも1つの味方アカウントは、当該ターゲットマッチでユーザーアカウントと同一の陣営に属するアカウントであり、当該ユーザーアカウントは当該端末でログインするものである。
【0049】
202で、第1タイプの仮想オブジェクトに対する選択操作に応答し、端末は選択されたターゲット仮想オブジェクトを決定する。
【0050】
本出願の実施例において、端末が第1タイプの仮想オブジェクトに対する選択操作を検出したことに応答し、端末は選択された第1タイプの仮想オブジェクトをターゲット仮想オブジェクトとして決定する。言い換えると、当該ターゲット仮想オブジェクトは利用禁止されようとする仮想オブジェクト、例えば、MOBAゲームにおいて、利用禁止されようとするヒーローである。
【0051】
203で、当該少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトに当該ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、端末は当該第1表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトの位置に、第1プロンプト情報を表示し、当該第2表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトの位置に、第2プロンプト情報を表示する。
【0052】
本出願の実施例において、端末は、ターゲット仮想オブジェクトを決定した後に、上記の少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトに当該ターゲット仮想オブジェクトが存在するかどうか、即ち、選択された第1タイプの仮想オブジェクトが上記の少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトに存在するかどうかを検出することができる。端末は上記の少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトにターゲット仮想オブジェクトが存在することを決定した後に、第1表示領域と第2表示領域に、当該ターゲット仮想オブジェクトに関連付けられた味方アカウントがあることをプロンプトするための第1プロンプト情報、及び当該ターゲット仮想オブジェクトの当該第2表示領域における対応する位置をプロンプトするための第2プロンプト情報をそれぞれ表示することができる。
【0053】
本出願の実施例で提供されるスキームによれば、ユーザーが第1タイプの仮想オブジェクトを選択する際に、味方アカウントが選択されたターゲット仮想オブジェクトに関連付けられたかどうかを決定し、そして、味方アカウントが当該ターゲット仮想オブジェクトに関連付けられた場合、当該ターゲット仮想オブジェクトに対して、第1表示領域と第2表示領域でそれぞれプロンプトすることにより、当該ターゲット仮想オブジェクトに関連付けられた味方アカウントがあることを、ユーザーに効果的にプロンプトすることができ、これにより、ユーザーは、味方アカウントが使用したい仮想オブジェクトを誤って利用禁止することによるマッチの解散を避けて、ユーザーの時間を節約し、マンマシンインタラクションの効率を向上させる。
【0054】
上記の図2は本出願の実施例で提供される情報表示方法のフローを例示的に示しており、以下、応用シーンに基づいて、当該情報表示方法をさらに説明し、図3は本出願の実施例で提供される別の情報表示方法のフローチャートであり、図3に示すように、本出願の実施例において、端末によって実行されることを例として説明する。当該情報表示方法は以下のステップを含む。
301で、端末はターゲットマッチの第1表示領域と第2表示領域を表示し、当該第1表示領域は、利用禁止対象となる複数の第1タイプの仮想オブジェクトを表示するために用いられ、当該第2表示領域は、当該ターゲットマッチで味方アカウントに関連付けられた少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトを表示するために用いられ、さらに、当該ターゲットマッチで味方アカウントによって事前選択された少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトを表示するために用いられる。
【0055】
本出願の実施例において、端末には仮想シーンをサポートするアプリケーションプログラム、例えば、MOBAゲームプログラムが実行されている。当該ターゲットマッチは、現在行われているゲームマッチであり、当該第1表示領域は、ゲームマッチの準備フェーズで複数の第1タイプの仮想オブジェクトを表示する領域、例えば、MOBAゲームにおけるBPフェーズに対応するヒーロー表示領域である。当該第2表示領域は、ゲームマッチの準備フェーズで少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクト及び少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトを表示する領域、例えば、MOBAゲームにおけるBPフェーズに対応する味方アカウント表示領域である。味方アカウントはターゲットマッチでユーザーアカウントと同じな陣営に属するアカウントであり、ユーザーアカウントは端末でログインするものである。ここで、BPフェーズで、ユーザーはヒーロー表示領域からヒーローを選択して利用禁止し、ターゲットマッチで利用禁止されたヒーローを使用できず、即ち、当該ターゲットマッチで、全てのアカウントはいずれも当該ヒーローを使用できない。
【0056】
当該複数の第1タイプの仮想オブジェクトは利用禁止対象となる仮想オブジェクト、例えば、MOBAゲームで利用禁止対象となるヒーローである。当該少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトは、味方アカウントに関連付けられた仮想オブジェクト、例えば、MOBAゲームで味方アカウントが使用したいヒーローや、味方アカウントが得意なヒーローである。当該少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトは味方アカウントによって事前選択された仮想オブジェクトであり、例えば、MOBAゲームで味方アカウントがヒーロー選択を待つ際に、事前選択したヒーローであり、事前選択された仮想オブジェクトは、選択したが、まだ決定されていない仮想オブジェクトを指す。ターゲットマッチにおいて、味方アカウントとユーザーアカウントとは同一の陣営に属し、当該ユーザーアカウントは、端末が現在ログインしているアカウントである。
【0057】
例えば、MOBAゲームはBPフェーズ、及びヒーロー選択フェーズを含み、BPフェーズにおいて、ユーザーアカウントは、利用禁止するヒーローの選択を担当し、BPフェーズが終了した後に、ヒーロー選択フェーズに進み、味方アカウント及びユーザーアカウントはそれぞれ利用禁止されないヒーローから、ターゲットマッチで使用するヒーローを選択して決定する。BPフェーズにおいて、味方アカウントはヒーローを事前選択することもでき、即ち、ヒーローを選択できるが、決定できず、端末は味方アカウントによって事前選択されたヒーローを表示する。当該味方アカウントによって事前選択されたヒーローが利用禁止されないと、ヒーロー選択フェーズで、当該味方アカウントは再び選択する必要がなく、直接的に決定すればよく、プレイしたいヒーローを迅速に選定することができ、他の味方アカウント及びユーザーアカウントは当該ヒーローを選択できず、当該味方アカウントによって事前選択されたヒーローが利用禁止されたと、端末は当該味方アカウントによって事前選択されたヒーローの表示をキャンセルし、当該味方アカウントは改めてヒーローを事前選択するか、又は、BPフェーズの後に、ヒーローを選択することができる。
【0058】
ここで、本出願の実施例において、当該第1表示領域と第2表示領域に仮想オブジェクトの3次元モデルを表示することを例として説明する。いくつかの実施例において、端末は当該第1表示領域と第2表示領域にカード形態の仮想オブジェクト、又は仮想オブジェクトのアバターを表示する。
【0059】
いくつかの実施例において、端末が当該第1表示領域と第2表示領域にカード形態の仮想オブジェクトを表示する場合に、当該第1表示領域は利用禁止対象となる複数の第1タイプの仮想オブジェクトのオブジェクトカードを表示するために用いられ、当該第2表示領域は当該ターゲットマッチで味方アカウントに関連付けられた少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトのオブジェクトカードを表示するために用いられ、当該第2表示領域は、さらに、ターゲットマッチで味方アカウントによって事前選択された少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトのオブジェクトカードを表示するために用いられる。カード形態の仮想オブジェクトは少ない表示リソースを占有するため、カード形態の仮想オブジェクトを表示することで、端末のリソース占有率を低減させ、端末による仮想オブジェクトの表示効率を向上させることができる。
【0060】
いくつかの実施例において、端末が当該第1表示領域と第2表示領域に仮想オブジェクトのアバターを表示する場合に、当該第1表示領域は利用禁止対象となる複数の第1タイプの仮想オブジェクトのアバターを表示するために用いられ、当該第2表示領域は当該ターゲットマッチで味方アカウントに関連付けられた少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトのアバターを表示するために用いられ、当該第2表示領域は、さらに、ターゲットマッチで味方アカウントによって事前選択された少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトのアバターを表示するために用いられる。アバター形態の仮想オブジェクトは少ない表示リソースを占有し、且つその体積が小さいため、複数の仮想オブジェクトを同時に表示でき、これによって、端末のリソース占有率を低減させることができる上に、端末が仮想オブジェクトを表示する表示数量を増やし、端末による仮想オブジェクトの表示効率を向上させることができる。
【0061】
例えば、MOBAゲームのBPフェーズを例として、図4を参照し、図4は本出願の実施例で提供されるターゲットマッチのインターフェースの概略図である。図4に示すように、当該ターゲットマッチは第1表示領域401及び第2表示領域402を含む。当該第1表示領域401には、ユーザーアカウントと、味方アカウント1、味方アカウント2、味方アカウント3及び味方アカウント4の4つの味方アカウントとが表示される。MOBAゲームにおける仮想オブジェクトはヒーローであり、各味方アカウントは最大3つのヒーローに関連付けられ、無論、味方アカウントはヒーローに関連付けられない場合がある。各味方アカウントが3つのヒーローに関連付けられ、1つのヒーローを事前選択することを例として、当該第1表示領域401の丸は味方アカウントに関連付けられた3つのヒーローのアバターを示し、ブロックは当該味方アカウントによって事前選択された1つのヒーローのアバターを示す。当該第2表示領域402には、複数の利用禁止対象となるヒーローのアバター、及び利用禁止ボタンを表示している。当該利用禁止ボタンは、トリガーされた後に、選択されたヒーローを利用禁止するように、端末に指示するために用いられる。
【0062】
いくつかの実施例において、ターゲットマッチの第1表示領域と第2表示領域を表示する前に、端末は、当該ターゲットマッチにおける少なくとも1つの味方アカウントを取得し、次に、当該少なくとも1つの味方アカウントに関連付けられた仮想オブジェクトを、当該少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトとして取得する。いくつかの実施例において、端末は、アカウントに対応する履歴マッチによって、アカウントに関連付けられた仮想オブジェクトを決定することができる。端末は、複数の履歴マッチで味方アカウントによって使用された仮想オブジェクトに応じて、当該味方アカウントに関連付けられた仮想オブジェクトを決定することができ、当該履歴マッチは当該ターゲットマッチの前のマッチである。履歴マッチで味方アカウントによって使用された仮想オブジェクトに応じて、味方アカウントに関連付けられた仮想オブジェクトを決定することにより、決定された仮想オブジェクトは、味方アカウントが使用したい仮想オブジェクト、又は、味方アカウントが得意な仮想オブジェクト、又は、味方アカウントが最近使用した仮想オブジェクトとなるようにする。
【0063】
いくつかの実施例において、端末は複数の履歴マッチで味方アカウントが各仮想オブジェクトを使用した回数に基づいて、当該味方アカウントに関連付けられた仮想オブジェクトを決定する。端末は、複数の履歴マッチで味方アカウントが各仮想オブジェクトを使用した回数を決定し、そして、使用回数が最も多い仮想オブジェクトを、当該味方アカウントに関連付けられた仮想オブジェクトとして決定するか、又は使用回数の順位がターゲットの順位以上の少なくとも1つの仮想オブジェクトを、当該味方アカウントに関連付けられた仮想オブジェクトとして決定することにより、決定された仮想オブジェクトは、味方アカウントがよく使用されている仮想オブジェクトとなるようにすることができる。
【0064】
ここで、本出願の実施例は、端末がアカウントに対応する履歴マッチにより味方アカウントに関連付けられた仮想オブジェクトを決定することを例として説明し、いくつかの実施例において、サーバーはアカウントに対応する履歴マッチにより、味方アカウントに関連付けられた仮想オブジェクトを決定し、端末はサーバーから当該味方アカウントに関連付けられた仮想オブジェクトを取得する。
【0065】
無論、端末は、アカウントに関連付けられた少なくとも1つの仮想オブジェクトを設定するための関連オブジェクト設定ページをさらに提供することができる。味方アカウントを例として、味方アカウントでログインした端末は、当該味方アカウントによる当該関連オブジェクト設定ページでの設定操作に応じて、当該味方アカウントに関連付けられた少なくとも1つの仮想オブジェクトを決定し、当該味方アカウントに関連付けられた少なくとも1つの仮想オブジェクトをサーバーに送信し、ユーザーアカウントでログインした端末はサーバーから当該味方アカウントに関連付けられた少なくとも1つの仮想オブジェクトを取得することができる。関連オブジェクト設定ページを提供することで、味方アカウントは、使用したい、又は得意な仮想オブジェクトを、当該味方アカウントに関連付けられた仮想オブジェクトに設定することができる。
【0066】
ここで、本出願の実施例において、当該第2表示領域に表示される味方アカウントに関連付けられた少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトは、複数の履歴マッチで味方アカウントが使用した仮想オブジェクトにより決定された仮想オブジェクト、及び味方アカウントによる関連オブジェクト設定ページでの設定操作により決定された仮想オブジェクトのうちの少なくとも1つを含む。
【0067】
302で、第1タイプの仮想オブジェクトに対する選択操作に応答し、選択されたターゲット仮想オブジェクトを決定する。
【0068】
本出願の実施例において、端末が第1タイプの仮想オブジェクトに対する選択操作を検出したことに応答し、端末は、選択された第1タイプの仮想オブジェクトをターゲット仮想オブジェクトとして決定する。
【0069】
ここで、端末がターゲット仮想オブジェクトを決定した後に利用禁止操作を検出したことに応答し、当該ターゲット仮想オブジェクトを利用禁止し、端末がターゲット仮想オブジェクトを決定した後に別の第1タイプの仮想オブジェクトに対する選択操作を検出したことに応答し、端末は、選択された別の仮想オブジェクトを新たなターゲット仮想オブジェクトとして決定し、つまり、ユーザーが利用禁止操作をトリガーする前に、ターゲット仮想オブジェクトをいつでも交換できる。
【0070】
当該複数の第1タイプの仮想オブジェクトは、ユーザーにより利用禁止されることができる仮想オブジェクトであり、当該少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトは、味方アカウントに関連付けられた仮想オブジェクトであり、即ち、当該少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトは、味方アカウントがプレイしたい又は得意な仮想オブジェクトであり、当該少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトは、味方アカウントによって事前選択された仮想オブジェクトであり、即ち、当該少なくとも1つの第の3類の仮想オブジェクトは、味方アカウントがターゲットマッチで使用しようとする仮想オブジェクトであるため、ユーザーは、味方アカウントがプレイしたい又は使用しようとする仮想オブジェクトを利用禁止することを避けるために、端末は、ターゲット仮想オブジェクトを決定した後に、当該ターゲット仮想オブジェクトを、それぞれ上記の少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクト及び上記の少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトと比較する。
【0071】
いくつかの実施例において、端末は、ターゲット仮想オブジェクトを決定した後に、当該ターゲット仮想オブジェクトのターゲットオブジェクト識別子を取得し、そして、当該ターゲットオブジェクト識別子に応じて、当該ターゲット仮想オブジェクトが上記の少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトに存在するか、それとも、上記の少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトに存在するかを決定する。端末は当該ターゲット仮想オブジェクトのターゲットオブジェクト識別子を取得する。その後に、当該ターゲットオブジェクト識別子が何れかの第3タイプの仮想オブジェクトのオブジェクト識別子と同様であることに応答し、端末は、当該少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトに当該ターゲット仮想オブジェクトが存在すると決定する。当該少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトに当該ターゲット仮想オブジェクトが存在せず、当該ターゲットオブジェクト識別子が何れかの第2タイプの仮想オブジェクトのオブジェクト識別子と同様であることに応答し、端末は当該少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトに当該ターゲット仮想オブジェクトが存在すると決定する。
【0072】
303で、当該少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトに当該ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、当該第1表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに基づいて、第3プロンプト情報を表示し、当該第2表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに基づいて、第4プロンプト情報を表示する。
【0073】
本出願の実施例において、端末は、ターゲット仮想オブジェクトを決定した後に、上記の少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトに当該ターゲット仮想オブジェクトが存在するかどうかを検出し、つまり、選択された第1タイプの仮想オブジェクトが少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトに存在するかどうかを検出する。端末は、当該少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトに当該ターゲット仮想オブジェクトが存在すると決定した後に、第1表示領域と第2表示領域に第3プロンプト情報及び第4プロンプト情報をそれぞれ表示する。当該第3プロンプト情報は、味方アカウントによって当該ターゲット仮想オブジェクトが事前選択されたことをプロンプトするために用いられ、当該第4プロンプト情報は、当該ターゲット仮想オブジェクトの当該第2表示領域における対応する位置をプロンプトするために用いられる。端末は、上記の第3プロンプト情報及び第4プロンプト情報を、例えば、フローティングウィンドウ、特殊効果などの異なる形態で表示することができるが、本出願の実施例はそれを限定していない。第3プロンプト情報及び第4プロンプト情報を表示することで、ユーザーによるプロンプト情報の取得効率が向上し、マンマシンインタラクション効率を向上させることができる。
【0074】
いくつかの実施例において、端末は、第3プロンプト情報をフローティングウィンドウ形態で表示し、第4プロンプト情報を特殊効果形態で表示する。当該少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトに当該ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、端末は、当該第1表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、第3フローティングウィンドウを表示し、当該第3フローティングウィンドウに当該第3プロンプト情報を表示し、第2表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、第4プロンプト情報を特殊効果形態で表示する。当該第3プロンプト情報及び第4プロンプト情報は同時に表示される。フローティングウィンドウに第3プロンプト情報を表示することで、ユーザーは当該第3プロンプト情報を明確に取得でき、当該ターゲット仮想オブジェクトが味方アカウントによって事前選択されたことを知って、背景としての他の仮想オブジェクトに注意を引くため、当該第3プロンプト情報を無視することがなく、ユーザーによる第3プロンプト情報の取得効率が向上し、マンマシンインタラクション効率を向上させる。特殊効果形態の当該第4プロンプト情報を表示することで、ユーザーは特殊効果に応じて、ターゲット仮想オブジェクトの第2表示領域における位置を迅速に決定でき、マンマシンインタラクションの効率を向上させる。
【0075】
例えば、また、MOBAゲームを例として、図5を参照し、図5は本出願の実施例で提供される第3プロンプト情報及び第4プロンプト情報を表示する概略図である。図5に示すように、端末は、ユーザーの選択操作に応じて、選択されたターゲット仮想オブジェクトがヒーロー「A」であると決定する。味方アカウント2によってヒーロー「A」が事前選択されたため、端末は当該少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトに当該ターゲット仮想オブジェクトが存在すると決定する。端末は第1表示領域に第2フローティングウィンドウ501を表示し、当該第2フローティングウィンドウ501に「味方によって事前選択された」という第3プロンプト情報を表示する。その同時、端末は第2表示領域のヒーロー「A」の位置に、ヒーロー「A」の位置を特殊効果502の形態で表示し、当該特殊効果502はハイライト、点滅及び強調のうちの少なくとも1つである。
【0076】
いくつかの実施例において、端末は第3プロンプト情報及び第4プロンプト情報をフローティングウィンドウ形態で表示する。当該少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトに当該ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、当該第1表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、第3フローティングウィンドウを表示し、当該第3フローティングウィンドウに当該第3プロンプト情報を表示し、当該第2表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、第4フローティングウィンドウを表示し、当該第4フローティングウィンドウに当該第4プロンプト情報を表示する。当該第3プロンプト情報及び第4プロンプト情報は同時に表示される。フローティングウィンドウに第3プロンプト情報及び第4プロンプト情報を表示することで、ユーザーは当該第3プロンプト情報及び第4プロンプト情報を明確に取得でき、当該ターゲット仮想オブジェクトが味方によって事前選択され、及びどの味方アカウントによって当該ターゲット仮想オブジェクトが事前選択されたことを知って、ユーザーによる第3プロンプト情報及び第4プロンプト情報の取得効率が向上し、マンマシンインタラクション効率を向上させる。
【0077】
いくつかの実施例において、端末は、第3プロンプト情報を特殊効果形態で表示し、第4プロンプト情報をフローティングウィンドウ形態で表示する。当該少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトに当該ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、当該第1表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、当該第3プロンプト情報を特殊効果形態で表示し、当該第2表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、第4フローティングウィンドウを表示し、当該第4フローティングウィンドウに当該第4プロンプト情報を表示する。当該第3プロンプト情報及び第4プロンプト情報は同時に表示される。第3プロンプト情報を特殊効果形態で表示することで、ユーザーは当該第3プロンプト情報を明確に取得でき、当該ターゲット仮想オブジェクトが味方によって事前選択されたことを知って、ユーザーによる第3プロンプト情報の取得効率が向上し、マンマシンインタラクション効率を向上させる。フローティングウィンドウに第4プロンプト情報を表示することで、ユーザーは当該第4プロンプト情報を明確に取得でき、ユーザーによる第4プロンプト情報の取得効率が向上し、マンマシンインタラクション効率を向上させる。
【0078】
いくつかの実施例において、端末は、第3プロンプト情報及び第4プロンプト情報を特殊効果形態で表示する。当該少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトに当該ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、当該第1表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、当該第3プロンプト情報を特殊効果形態で表示し、当該第2表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、当該第4プロンプト情報を特殊効果形態で表示する。当該第3プロンプト情報及び第4プロンプト情報は同時に表示される。第3プロンプト情報及び第4プロンプト情報を特殊効果形態で表示することで、ユーザーは、当該ターゲット仮想オブジェクトが味方によって事前選択され、及びどの味方によって当該ターゲット仮想オブジェクトが事前選択されたことを明確に知って、ユーザーによる第3プロンプト情報の取得効率が向上し、マンマシンインタラクション効率を向上させる。
【0079】
ここで、当該特殊効果は、少なくとも、点滅、ハイライト、プロンプト及び強調などを含み、本出願の実施例はそれを限定していない。
【0080】
いくつかの実施例において、当該特殊効果は点滅であり、端末は、第2表示領域におけるターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、第4プロンプト情報を特殊効果形態で表示することは、端末が第2表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、当該ターゲット仮想オブジェクトを点滅して表示するステップを含む。
【0081】
いくつかの実施例において、当該特殊効果はハイライトであり、端末は、第1表示領域におけるターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、第3プロンプト情報を特殊効果形態で表示することは、端末が第1表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、当該ターゲット仮想オブジェクトをハイライトして表示するステップを含む。
【0082】
ここで、2つ以上の味方アカウントによっていずれもターゲット仮想オブジェクトが事前選択された場合、端末は、第2表示領域における各ターゲット仮想オブジェクトの位置に第4プロンプト情報をそれぞれ表示する。
【0083】
いくつかの実施例において、第3プロンプト情報の表示時間は制限され、第3プロンプト情報の表示時間が第1時間を超えたことに応答し、端末は当該第3プロンプト情報を除去する。第1時間を設置することで、第3プロンプト情報は、長時間表示されるために他の仮想オブジェクトを遮蔽し、さらに、ユーザーによる他の仮想オブジェクトの選択に影響を与えることはなく、マンマシンインタラクションの効率を向上させる。
【0084】
いくつかの実施例において、第4プロンプト情報の表示時間は制限され、第4プロンプト情報の表示時間が第2時間を超えたことに応答し、端末は当該第4プロンプト情報を除去する。第2時間を設置することで、第4プロンプト情報は、長時間が表示されるためにユーザーに注意を引き、ユーザーによる他の仮想オブジェクトの選択、ユーザーによる他のゲームのコンテンツの設置に影響を与えることはなく、マンマシンインタラクションの効率を向上させる。
【0085】
ここで、上記の第1時間及び上記の第2時間は同じであってもよいし、異なってもよく、本出願の実施例はそれを限定していない。
【0086】
いくつかの実施例において、端末は、プロンプト効果音を再生することで、ユーザーにプロンプトすることもできる。それに対応して、当該少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトに当該ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、端末は、当該少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトに当該ターゲット仮想オブジェクトが存在することをプロンプトするための第1プロンプト効果音を再生する。当該第1プロンプト効果音は、従来のプロンプト効果音を多重化してもよく、専用のプロンプト効果音を設定してもよく、仮想オブジェクト毎に、異なるプロンプト効果音を設定してもよいが、本出願の実施例はそれを限定していない。プロンプト効果音を再生することで、視覚及び聴覚から、味方アカウントによって事前選択された仮想オブジェクトを選択したことを、ユーザーに対してプロンプトし、ユーザーへのプロンプト効果を高めて、マンマシンインタラクションの効率を向上させる。
【0087】
304で、当該少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトに当該ターゲット仮想オブジェクトが存在しないが、当該少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトに当該ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、当該第1表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに基づいて、第1プロンプト情報を表示し、当該第2表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに基づいて、第2プロンプト情報を表示する。
【0088】
本出願の実施例において、端末が、当該少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトに当該ターゲット仮想オブジェクトが存在しないと決定したことに応答し、端末は上記の少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトに当該ターゲット仮想オブジェクトが存在するかどうかを検出し、つまり、端末は、選択された第1タイプの仮想オブジェクトが少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトに存在するかどうかを検出する。端末は、当該少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトに当該ターゲット仮想オブジェクトが存在すると決定した後に、第1表示領域と第2表示領域に第1プロンプト情報及び第2プロンプト情報をそれぞれ表示することもできる。当該第1プロンプト情報は、当該ターゲット仮想オブジェクトに関連付けられた味方アカウントがあることをプロンプトするために用いられ、当該第2プロンプト情報は当該ターゲット仮想オブジェクトの当該第2表示領域における対応する位置をプロンプトするために用いられる。端末は上記の第1プロンプト情報及び第2プロンプト情報を、例えば、フローティングウィンドウ形態、特殊効果形態などの異なる形態で表示し、本出願の実施例はそれを限定していない。
【0089】
ここで、本出願の実施例において、端末は上記の少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトにターゲット仮想オブジェクトが存在するかどうかを判断してから、上記の少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトにターゲット仮想オブジェクトが存在するかどうかを判断することを例として説明する。いくつかの実施例において、端末は、当該少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトにターゲット仮想オブジェクトが存在するかどうかを判断してから、上記の少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトにターゲット仮想オブジェクトが存在するかどうかを判断することができる。いくつかの実施例において、端末は、少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトにターゲット仮想オブジェクトが存在するかどうかを判断した後に、上記の少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトにターゲット仮想オブジェクトが存在するかどうかを判断しない。いくつかの実施例において、端末は、当該少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトにターゲット仮想オブジェクトが存在するかどうかを判断した後に、上記の少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトにターゲット仮想オブジェクトが存在するかどうかを判断しない。本出願の実施例はそれを限定していない。
【0090】
いくつかの実施例において、端末は第1プロンプト情報をフローティングウィンドウ形態で表示し、第2プロンプト情報を特殊効果形態で表示する。当該少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトに当該ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、端末は、当該第1表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、第1フローティングウィンドウを表示し、当該第1フローティングウィンドウに当該第1プロンプト情報を表示し、当該第2表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、当該第2プロンプト情報を特殊効果形態で表示する。当該第1プロンプト情報及び第2プロンプト情報は同時に表示される。フローティングウィンドウに第1プロンプト情報を表示することで、ユーザーは、当該第1プロンプト情報を明確に取得でき、当該ターゲット仮想オブジェクトが味方アカウントに関連付けられた仮想オブジェクトであることを知って、背景としての他の仮想オブジェクトに注意を引くため、当該第1プロンプト情報を無視することがなく、ユーザーによる第1プロンプト情報の取得効率が向上し、マンマシンインタラクション効率を向上させる。特殊効果形態の当該第2プロンプト情報を表示することで、ユーザーは、特殊効果に応じて、ターゲット仮想オブジェクトの第2表示領域における位置を迅速に決定することができ、マンマシンインタラクションの効率を向上させる。
【0091】
例えば、また、MOBAゲームを例として、味方アカウントに関連付けられた仮想オブジェクトは、味方アカウントがプレイしたいヒーローである。図6を参照して、図6は本出願の実施例で提供される第1プロンプト情報及び第2プロンプト情報を表示する概略図である。図6に示すように、端末は、ユーザーの選択操作に応じて、選択されたターゲット仮想オブジェクトがヒーロー「B」であると決定する。味方アカウント3は当該ヒーロー「B」に関連付けられ、つまり、ヒーロー「B」は味方アカウント3がプレイしたいヒーローであるため、端末は当該少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトに当該ターゲット仮想オブジェクトが存在すると決定する。端末は第1表示領域に第1フローティングウィンドウ601を表示し、当該第1フローティングウィンドウに、「味方がプレイしたい」という第1プロンプト情報を表示する。その同時、端末は当該第2表示領域におけるヒーロー「B」の位置に、ヒーロー「B」の位置を特殊効果602の形態で表示し、当該特殊効果602はハイライト、点滅及び強調のうちの少なくとも1つである。
【0092】
いくつかの実施例において、端末は、第1プロンプト情報及び第2プロンプト情報をフローティングウィンドウ形態で表示する。当該少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトに当該ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、端末は、当該第1表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、第1フローティングウィンドウを表示し、当該第1フローティングウィンドウに当該第1プロンプト情報を表示し、当該第2表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、第2フローティングウィンドウを表示し、当該第2フローティングウィンドウに当該第2プロンプト情報を表示する。フローティングウィンドウに第1プロンプト情報及び第2プロンプト情報を表示することで、ユーザーは当該第1プロンプト情報及び第2プロンプト情報を明確に取得でき、当該ターゲット仮想オブジェクトが味方アカウントに関連付けられた仮想オブジェクトであり、及びどの味方アカウントが当該仮想オブジェクトに関連付けられたことを知って、背景としての他の仮想オブジェクトに注意を引くため、当該第1プロンプト情報及び第2プロンプト情報を無視することがなく、ユーザーによるプロンプト情報の取得効率が向上し、マンマシンインタラクション効率を向上させる。
【0093】
いくつかの実施例において、端末は第1プロンプト情報を特殊効果形態で表示し、第2プロンプト情報をフローティングウィンドウ形態で表示する。当該少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトに当該ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、端末は、当該第1表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、当該第1プロンプト情報を特殊効果形態で表示し、当該第2表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、第2フローティングウィンドウを表示し、当該第2フローティングウィンドウに当該第2プロンプト情報を表示する。第1プロンプト情報を特殊効果形態で表示することで、ユーザーは、当該ターゲット仮想オブジェクトが味方アカウントに関連付けられた仮想オブジェクトであることを知って、ユーザーによる第1プロンプト情報の取得効率が向上し、マンマシンインタラクション効率を向上させることができる。第2プロンプト情報をフローティングウィンドウ形態で表示することで、ユーザーは、フローティングウィンドウに応じてターゲット仮想オブジェクトの第2表示領域における位置を迅速に決定することができ、さらに、マンマシンインタラクションの効率を向上させる。
【0094】
いくつかの実施例において、端末は第1プロンプト情報及び第2プロンプト情報を特殊効果形態で表示する。当該少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトに当該ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、端末は、当該第1表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、当該第1プロンプト情報を特殊効果形態で表示し、当該第2表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、当該第2プロンプト情報を特殊効果形態で表示する。第1プロンプト情報及び第2プロンプト情報を特殊効果形態で表示することで、ユーザーは当該第1プロンプト情報及び第2プロンプト情報を明確に取得でき、当該ターゲット仮想オブジェクトが味方アカウントに関連付けられた仮想オブジェクトであり、及びどの味方アカウントが当該仮想オブジェクトに関連付けられたことを知って、背景としての他の仮想オブジェクトに注意を引くため、当該第1プロンプト情報及び第2プロンプト情報を無視することがなく、ユーザーによるプロンプト情報の取得効率が向上し、マンマシンインタラクション効率を向上させる。
【0095】
ここで、当該特殊効果は、点滅、ハイライト、プロンプト及び強調などを含み、本出願の実施例はそれを限定していない。無論、端末は、振動、効果音再生などの方式でプロンプトしてもよく、本出願の実施例はそれを限定していない。
【0096】
いくつかの実施例において、当該特殊効果はプロンプトであり、端末は第2表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、当該第2プロンプト情報を特殊効果形態で表示することは、端末が第2表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、プロンプト形態の第2プロンプト情報を表示するステップを含む。
【0097】
いくつかの実施例において、当該特殊効果は強調であり、端末は、第1表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、第1プロンプト情報を特殊効果形態で表示することは、端末が第1表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、当該ターゲット仮想オブジェクトを強調して表示するステップを含む。
【0098】
ここで、2つ以上の味方アカウントがいずれもターゲット仮想オブジェクトに関連付けられた場合、端末は第2表示領域における各ターゲット仮想オブジェクトの位置に第2プロンプト情報をそれぞれ表示する。
【0099】
いくつかの実施例において、第1プロンプト情報の表示時間は制限され、第1プロンプト情報の表示時間が第3時間を超えたことに応答し、端末は当該第1プロンプト情報の表示をキャンセルする。第3時間を設置することで、第1プロンプト情報は長時間表示されるために他の仮想オブジェクトを遮蔽し、さらに、ユーザーによる他の仮想オブジェクトの選択に影響を与えることはなく、マンマシンインタラクションの効率を向上させる。
【0100】
いくつかの実施例において、第2プロンプト情報の表示時間は制限され、第2プロンプト情報の表示時間が第4時間を超えたことに応答し、端末は当該第2プロンプト情報の表示をキャンセルする。第4時間を設置することで、当該第2プロンプト情報は長時間表示されるためにユーザーの注意を引いて、さらに、ユーザーによる他の仮想オブジェクトの選択、及びユーザーによる他のゲームのコンテンツの設置するに影響を与えることはなく、マンマシンインタラクションの効率を向上させる。
【0101】
ここで、上記の第3時間及び第4時間は同一であってもよいし、異なってもよく、本出願の実施例はそれを限定していない。
【0102】
いくつかの実施例において、端末は、プロンプト効果音を再生することで、ユーザーにプロンプトすることもできる。当該少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトに当該ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、端末は、当該少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトに当該ターゲット仮想オブジェクトが存在することをプロンプトするための第2プロンプト効果音を再生する。当該第2プロンプト効果音は、従来のプロンプト効果音を多重化してもよく、専用のプロンプト効果音を設置してもよく、仮想オブジェクト毎に異なるプロンプト効果音を設置してもよく、本出願の実施例はそれを限定していない。プロンプト効果音を再生することで、視覚及び聴覚から、味方アカウントに関連付けられた仮想オブジェクトを選択したことを、ユーザーにプロンプトし、ユーザーへのプロンプト効果を向上させ、マンマシンインタラクションの効率を向上させる。
【0103】
ここで、上記のステップ301~ステップ304で説明された情報表示方法をより容易に理解するために、以下、1つの実例に基づいて説明し、図7を参照し、図7は本出願の実施例で提供される別の情報表示方法のフローチャートである。図7に示すように、仮想オブジェクトをヒーローのアバターとして表示し、第1表示領域に表示されるプロンプト情報が吹き出し形態であり、第2表示領域に表示されるプロンプト情報が特殊効果であることを例として説明し、以下のステップを含む。701で、端末は、ユーザーがヒーローのアバターを選択したことを検出した。702で、端末は、味方によって事前選択されたヒーローのアバターであるかどうかを検出し、YESであれば、ステップ703を実行し、さもなければ、ステップ704を実行する。703で、端末は第1表示領域における当該アバター位置に、「味方によって事前選択された」ことを吹き出しで2秒プロンプトし、第2表示領域における当該アバター位置に、特殊効果を再生する。704で、端末は、味方がプレイしたいヒーローのアバターであるかどうかを検出し、YESであれば、ステップ705を実行し、さもなければ、ステップ706を実行する。705で、端末は第1表示領域における当該アバター位置に、「味方がプレイしたい」ことを吹き出しで2秒プロンプトし、第2表示領域における当該アバター位置に、特殊効果を再生する。706で、端末は他のヒーローのアバターに切り替えられたかどうかを検出し、YESであれば、ステップ707を実行し、さもなければ、ステップ708を実行する。707で、端末は、表示されている吹き出し及び特殊効果の表示をキャンセルする。708で、端末は、ヒーローを利用禁止するプロセスを引き続く。
【0104】
本出願の実施例で提供されるスキームによれば、ユーザーが第1タイプの仮想オブジェクトを選択する際に、味方アカウントが選択されたターゲット仮想オブジェクトに関連付けられたかどうかを決定し、そして、味方アカウントが当該ターゲット仮想オブジェクトに関連付けられた場合、当該ターゲット仮想オブジェクトに対して、第1表示領域と第2表示領域でそれぞれプロンプトすることにより、当該ターゲット仮想オブジェクトに関連付けられた味方アカウントがあることを、ユーザーに効果的にプロンプトし、これにより、ユーザーは、味方アカウントが使用したい仮想オブジェクトを誤って利用禁止することによるマッチの解散を避け、ユーザーの時間を節約し、マンマシンインタラクションの効率を向上させることができる。また、本出願の実施例で提供される情報表示方法はユーザーに対してプロンプトし、ユーザーが仮想オブジェクトを選択する体験を妨げることはなく、さらに、仮想オブジェクトの選択及び仮想オブジェクトの利用禁止による味方アカウントの間の紛争を避け、チームワークの心理状態に対して積極的な促進役割を果たす。
【0105】
図8は本出願の実施例で提供される情報表示装置のブロック図である。当該装置は上記の情報表示方法のステップを実行するために用いられ、図8を参照し、装置は、表示モジュール801と決定モジュール802とを含む。
【0106】
表示モジュール801は、ターゲットマッチの第1表示領域と第2表示領域を表示するために用いられ、当該第1表示領域は、利用禁止対象となる複数の第1タイプの仮想オブジェクトを表示するために用いられ、当該第2表示領域は、当該ターゲットマッチで味方アカウントに関連付けられた少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトを表示するために用いられる。
決定モジュール802は、当該第1タイプの仮想オブジェクトに対する選択操作に応答し、選択されたターゲット仮想オブジェクトを決定するために用いられる。
当該表示モジュール801は、さらに、当該少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトに当該ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、当該第1表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに基づいて、第1プロンプト情報を表示し、当該第2表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに、第2プロンプト情報を表示するために用いられる。
当該第1プロンプト情報は、当該ターゲット仮想オブジェクトに関連付けられた味方アカウントがあることをプロンプトするために用いられ、当該第2プロンプト情報は当該ターゲット仮想オブジェクトの当該第2表示領域における対応する位置をプロンプトするために用いられる。
【0107】
いくつかの実施例において、当該表示モジュール801は、さらに、当該少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトに当該ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、当該第1表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、第1フローティングウィンドウを表示し、当該第1フローティングウィンドウに当該第1プロンプト情報を表示し、当該第2表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、当該第2プロンプト情報を特殊効果形態で表示するために用いられる。
【0108】
いくつかの実施例において、当該表示モジュール801は、さらに、当該少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトに当該ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、当該第1表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、第1フローティングウィンドウを表示し、当該第1フローティングウィンドウに当該第1プロンプト情報を表示し、当該第2表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、第2フローティングウィンドウを表示し、当該第2フローティングウィンドウに当該第2プロンプト情報を表示するために用いられる。
【0109】
いくつかの実施例において、当該表示モジュール801は、さらに、当該少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトに当該ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、当該第1表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、当該第1プロンプト情報を特殊効果形態で表示し、当該第2表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、第2フローティングウィンドウを表示し、当該第2フローティングウィンドウに当該第2プロンプト情報を表示するために用いられる。
【0110】
いくつかの実施例において、当該表示モジュール801は、さらに、当該少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトに当該ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、当該第1表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、当該第1プロンプト情報を特殊効果形態で表示し、当該第2表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、当該第2プロンプト情報を特殊効果形態で表示するために用いられる。
【0111】
いくつかの実施例において、当該第2表示領域は、さらに、当該ターゲットマッチで味方アカウントによって事前選択された少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトを表示するために用いられる。
当該表示モジュール801は、さらに、当該少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトに当該ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、当該第1表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに基づいて、第3プロンプト情報を表示し、当該第2表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに、第4プロンプト情報を表示するために用いられ、当該第3プロンプト情報は、当該ターゲット仮想オブジェクトを事前選択した味方アカウントがあることをプロンプトするために用いられ、当該第4プロンプト情報は、当該ターゲット仮想オブジェクトの当該第2表示領域における対応する位置をプロンプトするために用いられる。
【0112】
いくつかの実施例において、当該表示モジュール801は、さらに、当該少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトに当該ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、当該第1表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、第3フローティングウィンドウを表示し、当該第3フローティングウィンドウに当該第3プロンプト情報を表示し、当該第2表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、当該第4プロンプト情報を特殊効果形態で表示するために用いられる。
【0113】
いくつかの実施例において、当該表示モジュール801は、さらに、当該少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトに当該ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、当該第1表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、第3フローティングウィンドウを表示し、当該第3フローティングウィンドウに当該第3プロンプト情報を表示し、当該第2表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、第4フローティングウィンドウを表示し、当該第4フローティングウィンドウに当該第4プロンプト情報を表示するために用いられる。
【0114】
いくつかの実施例において、当該表示モジュール801は、さらに、当該少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトに当該ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、当該第1表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、当該第3プロンプト情報を特殊効果形態で表示し、当該第2表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、第4フローティングウィンドウを表示し、当該第4フローティングウィンドウに当該第4プロンプト情報を表示するために用いられる。
【0115】
いくつかの実施例において、当該表示モジュール801は、さらに、当該少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトに当該ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、当該第1表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、当該第3プロンプト情報を特殊効果形態で表示し、当該第2表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、当該第4プロンプト情報を特殊効果形態で表示するために用いられる。
【0116】
いくつかの実施例において、当該表示モジュール801は、さらに、当該第3プロンプト情報の表示時間が第1時間を超えたことに応答し、当該第3プロンプト情報を除去するために用いられる。
【0117】
いくつかの実施例において、当該表示モジュール801は、さらに、当該第4プロンプト情報の表示時間が第2時間を超えたことに応答し、当該第4プロンプト情報を除去するために用いられる。
【0118】
いくつかの実施例において、図9を参照して、図9は本出願の実施例で提供される別の情報表示装置のブロック図である。図9に示すように、当該装置は、さらに、
当該少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトに当該ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、当該少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトに当該ターゲット仮想オブジェクトが存在することをプロンプトするための第1プロンプト効果音を再生するための第1再生モジュール803を含む。
【0119】
いくつかの実施例において、当該複数の第1タイプの仮想オブジェクトの表示形態と少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトの表示形態とは、アバター形態及びカード形態を含む。
【0120】
いくつかの実施例において、図9に示すように、当該装置は、さらに、
当該ターゲットマッチにおける少なくとも1つの味方アカウントを取得し、当該少なくとも1つの味方アカウントに関連付けられた仮想オブジェクトを、当該少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトとして取得するための第1取得モジュール804を含む。
【0121】
いくつかの実施例において、図9に示すように、当該装置は、
複数の履歴マッチで味方アカウントによって使用された仮想オブジェクトに応じて、当該味方アカウントに関連付けられた仮想オブジェクトを決定するための第2取得モジュール805をさらに含み、当該履歴マッチは当該ターゲットマッチの前のマッチである。
【0122】
いくつかの実施例において、当該表示モジュール801は、さらに、当該第1プロンプト情報の表示時間が第3時間を超えたことに応答し、当該第1プロンプト情報を除去するために用いられる。
【0123】
いくつかの実施例において、当該表示モジュール801は、さらに、当該第2プロンプト情報の表示時間が第4時間を超えたことに応答し、当該第2プロンプト情報を除去するために用いられる。
【0124】
いくつかの実施例において、図9に示すように、当該装置は、さらに、
当該少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトに当該ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、当該少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトに当該ターゲット仮想オブジェクトが存在することをプロンプトするための第2プロンプト効果音を再生するための第2再生モジュール806を含む。
【0125】
本出願の実施例で提供されるスキームによれば、ユーザーが第1タイプの仮想オブジェクトを選択する際に、味方アカウントが選択されたターゲット仮想オブジェクトに関連付けられたかどうかを決定し、そして、味方アカウントが当該ターゲット仮想オブジェクトに関連付けられた場合、当該ターゲット仮想オブジェクトに対して、第1表示領域と第2表示領域にそれぞれプロンプトすることにより、当該ターゲット仮想オブジェクトに関連付けられた味方アカウントがあることを、ユーザーに効果的にプロンプトすることができ、これにより、ユーザーは、味方アカウントが使用したい仮想オブジェクトを誤って利用禁止することによるマッチの解散を避けて、ユーザーの時間を節約し、マンマシンインタラクションの効率を向上させる。
【0126】
ここで、上記の実施例で提供される情報表示装置は、プロンプト情報を表示する際に、上記の各機能モジュールの区画のみを例として説明したが、実際の応用において、必要に応じて、異なる機能モジュールにより完成するように上記の機能を割り当て、即ち、装置の内部構成を異なる機能モジュールに区画することで、以上に説明された全て又は一部の機能を完成させる。また、上記の実施例で提供される情報表示装置と、情報表示方法との実施例は同一の構想に属して、その具体的な実現プロセスについて、方法の実施例を参照して、ここで贅言していない。
【0127】
図10は本出願の実施例で提供される端末の構成ブロック図である。当該端末1000は、例えば、スマートフォン、タブレットコンピュータ、MP3プレーヤー(Moving Picture Experts Group Audio Layer III、ムービング・ピクチャー・エクスパーツ・グループ・オーディオレイヤー3)、MP4(Moving Picture Experts Group Audio Layer IV、ムービング・ピクチャー・エクスパーツ・グループ・オーディオレイヤー4)プレーヤー、ノートパソコン、デスクトップパソコンなどの携帯移動端末であってもよい。端末1000は、さらに、ユーザー機器、携帯端末、ラップトップ型端末、デスクトップ型端末などの他の名称と称される可能性もある。
【0128】
一般的に、端末1000は、プロセッサー1001とメモリ1002とを含む。
【0129】
プロセッサー1001は、1つ又は複数の処理コアを含んでもよく、例えば、4コアプロセッサ、8コアプロセッサなどである。プロセッサー1001は、デジタル信号処理(DSP:Digital Signal Processing)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:Field-Programmable Gate Array)、プログラマブルロジックアレイ(PLA:Programmable Logic Array)のうちの少なくとも1つのハードウェアの形態で実現されてもよい。プロセッサー1001は、メインプロセッサとコプロセッサとを含んでもよい。メインプロセッサは、ウェイク状態でのデータを処理するためのプロセッサーであり、中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)とも呼ばれる。コプロセッサは、スタンバイ状態でのデータを処理するための低消費電力プロセッサーである。いくつかの実施例では、プロセッサー1001には、グラフィック処理ユニット(GPU:Graphics Processing Unit)が組み込まれてもよい。GPUは、ディスプレイに表示する必要があるコンテンツのレンダリング及び描画を担当する。いくつかの実施例では、プロセッサー1001は、機械学習に関する計算操作を処理するための人工知能(AI:Artificial Intelligence)プロセッサーを含んでもよい。
【0130】
メモリ1002は、1つ又は複数のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を含んでもよい。該コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、非一時的であってもよい。メモリ1002は、高速ランダムアクセスメモリ、及び不揮発性メモリ、例えば、1つ又は複数のディスク記憶装置、フラッシュメモリ記憶装置を含んでもよい。いくつかの実施例では、メモリ1002内の非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、少なくとも1つのコンピュータプログラムを記憶するために用いられる。当該少なくとも1つのコンピュータプログラムは、プロセッサー1001によって実行されることで、
ターゲットマッチの第1表示領域と第2表示領域を表示し、当該第1表示領域は、利用禁止対象となる複数の第1タイプの仮想オブジェクトを表示するために用いられ、当該第2表示領域は、当該ターゲットマッチで味方アカウントに関連付けられた少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトを表示するために用いられるステップと、
第1タイプの仮想オブジェクトに対する選択操作に応答し、選択されたターゲット仮想オブジェクトを決定するステップと、
当該少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトに当該ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、当該第1表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに基づいて、第1プロンプト情報を表示し、当該第2表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに基づいて、第2プロンプト情報を表示するステップと、を実現させるために用いられ、
当該第1プロンプト情報は、当該ターゲット仮想オブジェクトに関連付けられた味方アカウントがあることをプロンプトするために用いられ、当該第2プロンプト情報は、当該ターゲット仮想オブジェクトの当該第2表示領域における対応する位置をプロンプトするために用いられる。
【0131】
いくつかの実施例において、当該少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトに当該ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、当該第1表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに基づいて、第1プロンプト情報を表示し、当該第2表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに基づいて、第2プロンプト情報を表示することは、
当該少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトに当該ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、当該第1表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、第1フローティングウィンドウを表示するステップと、
当該第1フローティングウィンドウに当該第1プロンプト情報を表示するステップと、
当該第2表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、当該第2プロンプト情報を特殊効果形態で表示するステップと、を含む。
【0132】
いくつかの実施例において、当該少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトに当該ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、当該第1表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに基づいて、第1プロンプト情報を表示し、当該第2表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに基づいて、第2プロンプト情報を表示することは、
当該少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトに当該ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、当該第1表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、第1フローティングウィンドウを表示するステップと、
当該第1フローティングウィンドウに当該第1プロンプト情報を表示するステップと、
当該第2表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、第2フローティングウィンドウを表示するステップと、
当該第2フローティングウィンドウに当該第2プロンプト情報を表示するステップと、を含む。
【0133】
いくつかの実施例において、当該少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトに当該ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、当該第1表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに基づいて、第1プロンプト情報を表示し、当該第2表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに基づいて、第2プロンプト情報を表示することは、
当該少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトに当該ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、当該第1表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、当該第1プロンプト情報を特殊効果形態で表示するステップと、
当該第2表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、第2フローティングウィンドウを表示するステップと、
当該第2フローティングウィンドウに当該第2プロンプト情報を表示するステップと、を含む。
【0134】
いくつかの実施例において、当該少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトに当該ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、当該第1表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに基づいて、第1プロンプト情報を表示し、当該第2表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに基づいて、第2プロンプト情報を表示することは、
当該少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトに当該ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、当該第1表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、当該第1プロンプト情報を特殊効果形態で表示するステップと、
当該第2表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、当該第2プロンプト情報を特殊効果形態で表示するステップと、を含む。
【0135】
いくつかの実施例において、当該第2表示領域は、さらに、当該ターゲットマッチで味方アカウントによって事前選択された少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトを表示するために用いられ、
当該方法は、
当該少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトに当該ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、当該第1表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに基づいて、第3プロンプト情報を表示し、当該第2表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに基づいて、第4プロンプト情報を表示するステップをさらに含み、
当該第3プロンプト情報は、当該ターゲット仮想オブジェクトを事前選択した味方アカウントがあることをプロンプトするために用いられ、当該第4プロンプト情報は、当該ターゲット仮想オブジェクトの当該第2表示領域における対応する位置をプロンプトするために用いられる。
【0136】
いくつかの実施例において、当該少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトに当該ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、当該第1表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに基づいて、第3プロンプト情報を表示し、当該第2表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに基づいて、第4プロンプト情報を表示することは、
当該少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトに当該ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、当該第1表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、第3フローティングウィンドウを表示するステップと、
当該第3フローティングウィンドウに、当該第3プロンプト情報を表示するステップと、
当該第2表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、当該第4プロンプト情報を特殊効果形態で表示するステップと、を含む。
【0137】
いくつかの実施例において、当該少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトに当該ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、当該第1表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに基づいて、第3プロンプト情報を表示し、当該第2表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに基づいて、第4プロンプト情報を表示することは、
当該少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトに当該ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、当該第1表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、第3フローティングウィンドウを表示するステップと、
当該第3フローティングウィンドウに当該第3プロンプト情報を表示するステップと、
当該第2表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、第4フローティングウィンドウを表示するステップと、
当該第4フローティングウィンドウに当該第4プロンプト情報を表示するステップと、を含む。
【0138】
いくつかの実施例において、当該少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトに当該ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、当該第1表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに基づいて、第3プロンプト情報を表示し、当該第2表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに基づいて、第4プロンプト情報を表示することは、
当該少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトに当該ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、当該第1表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、当該第3プロンプト情報を特殊効果形態で表示するステップと、
当該第2表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、第4フローティングウィンドウを表示するステップと、
当該第4フローティングウィンドウに当該第4プロンプト情報を表示するステップと、を含む。
【0139】
いくつかの実施例において、当該少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトに当該ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、当該第1表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに基づいて、第3プロンプト情報を表示し、当該第2表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに基づいて、第4プロンプト情報を表示することは、
当該少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトに当該ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、当該第1表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、当該第3プロンプト情報を特殊効果形態で表示するステップと、
当該第2表示領域における当該ターゲット仮想オブジェクトに対応する位置に、当該第4プロンプト情報を特殊効果形態で表示するステップと、を含む。
【0140】
いくつかの実施例において、当該方法は、
当該第3プロンプト情報の表示時間が第1時間を超えたことに応答し、当該第3プロンプト情報を除去するステップをさらに含む。
【0141】
いくつかの実施例において、当該方法は、
当該第4プロンプト情報の表示時間が第2時間を超えたことに応答し、当該第4プロンプト情報を除去するステップをさらに含む。
【0142】
いくつかの実施例において、当該方法は、
当該少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトに当該ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、当該少なくとも1つの第3タイプの仮想オブジェクトに当該ターゲット仮想オブジェクトが存在することをプロンプトするための第1プロンプト効果音を再生するステップをさらに含む。
【0143】
いくつかの実施例において、当該複数の第1タイプの仮想オブジェクトの表示形態と少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトの表示形態とは、アバター形態、及びカード形態を含む。
【0144】
いくつかの実施例において、当該方法は、
当該ターゲットマッチにおける少なくとも1つの味方アカウントを取得するステップと、
当該少なくとも1つの味方アカウントに関連付けられた仮想オブジェクトを、当該少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトとして取得するステップと、をさらに含む。
【0145】
いくつかの実施例において、当該方法は、
複数の履歴マッチで味方アカウントによって使用された仮想オブジェクトに応じて、当該味方アカウントに関連付けられた仮想オブジェクトを決定するステップをさらに含み、当該履歴マッチは当該ターゲットマッチの前のマッチである。
【0146】
いくつかの実施例において、当該方法は、
当該第1プロンプト情報の表示時間が第3時間を超えたことに応答し、当該第1プロンプト情報を除去するステップをさらに含む。
【0147】
いくつかの実施例において、当該方法はさらに、
当該第2プロンプト情報の表示時間が第4時間を超えたことに応答し、当該第2プロンプト情報を除去するステップをさらに含む。
【0148】
いくつかの実施例において、当該方法は、
当該少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトに当該ターゲット仮想オブジェクトが存在することに応答し、当該少なくとも1つの第2タイプの仮想オブジェクトに当該ターゲット仮想オブジェクトが存在することをプロンプトするための第2プロンプト効果音を再生するステップをさらに含む。
【0149】
いくつかの実施例において、好ましくは、端末1000は、周辺機器インターフェース1003及び少なくとも1つの周辺機器をさらに含む。プロセッサー1001、メモリ1002、及び周辺機器インターフェース1003の間には、バス又は信号線を介して接続されてもよい。各周辺機器は、バス、信号線、又は回路基板を介して、周辺機器インターフェース1003に接続されてもよい。具体的には、周辺機器は、ディスプレイ1005、オーディオ回路1007、及び電源1009のうちの少なくとも1つを含む。
【0150】
周辺機器インターフェース1003は、入出力(I/O:Input/Output)に関する少なくとも1つの周辺機器をプロセッサー1001とメモリ1002とに接続するために用いられてもよい。いくつかの実施例では、プロセッサー1001、メモリ1002、及び周辺機器インターフェース1003は、同一のチップ又は回路基板上に集積される。いくつかの他の実施例では、プロセッサー1001、メモリ1002、及び周辺機器インターフェース1003のいずれか1つ又は2つが、個別のチップ又は回路基板上で実現されてもよく、本実施例はこれを限定しない。
【0151】
ディスプレイ1005は、ユーザインタフェース(UI:User Interface)を表示するために用いられる。当該UIは、図形、テキスト、アイコン、ビデオ、及びこれらの任意の組み合わせを含んでもよい。ディスプレイ1005がディスプレイである場合、ディスプレイ1005は、ディスプレイ1005の表面又は表面の上方のタッチ信号を収集する能力も有する。当該タッチ信号は、制御信号としてプロセッサー1001に入力されて処理されてもよい。この場合、ディスプレイ1005は、ソフトボタン及び/又はソフトキーボードとも呼ばれる仮想ボタン及び/又は仮想キーボードを提供するために用いられてもよい。いくつかの実施例では、ディスプレイ1005は、1つであってもよく、端末1000のフロントパネルに設けられてもよい。別のいくつかの実施例では、ディスプレイ1005は、少なくとも2つであってもよく、それぞれ端末1000の異なる表面に設けられたり、折り畳まれるように設計されたりしてもよい。他のいくつかの実施例では、ディスプレイ1005は、端末1000の湾曲面又は折り畳み面に設けられるフレキシブルなディスプレイであってもよい。ひいては、ディスプレイ1005は、非矩形の不規則な図形、即ち異形ディスプレイに設けられてもよい。ディスプレイ1005は、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、有機発光ダイオード(OLED:Organic Light-Emitting Diode)などの材質を用いて製造されてもよい。
【0152】
オーディオ回路1007は、マイクロホン及びスピーカーを含んでもよい。マイクロホンは、ユーザー及び環境の音波を収集し、音波を電気信号に変換し処理のためにプロセッサー1001に入力する。マイクロホンは、ステレオ収集又はノイズ低減のために、複数であってもよく、端末1000の異なる箇所にそれぞれ設けられてもよい。マイクロホンは、アレイマイクロホン又は全指向性マイクロホンであってもよい。スピーカーは、プロセッサー1001又は無線周波数回路1004からの電気信号を音波に変換するために用いられる。スピーカーは、従来のフィルムスピーカーであってもよいし、圧電セラミックスピーカーであってもよい。スピーカーが圧電セラミックスピーカーである場合に、電気信号を人間に聞こえる音波に変換できるだけでなく、距離測定などの用途のために、電気信号を人間に聞こえない音波に変換できる。いくつかの実施例では、オーディオ回路1007は、イヤホンジャックをさらに含んでもよい。
【0153】
電源1009は端末1000における各コンポーネントに電力を供給するために用いられる。電源1009は、交流電源、直流電源、一次電池、又は充電式電池であってもよい。電源1009に充電式電池が含まれる場合、当該充電式電池は、有線充電式電池又は無線充電式電池であってもよい。有線充電式電池は、有線回線を介して充電される電池であり、無線充電式電池は、無線コイルで充電される電池である。当該充電式電池は、迅速充電技術をサポートするために用いられてもよい。
【0154】
いくつかの実施例において、端末1000は、1つ又は複数のセンサー1010をさらに含む。当該1つ又は複数のセンサー1010は、加速度センサー1011、ジャイロセンサー1012、圧力センサー1013、指紋センサー1014、光学センサー1015、及び近接センサー1016を含むが、これらに限定されない。
【0155】
加速度センサー1011は、端末1000で確立された座標系の3つの座標軸上の加速度の大きさを検出することができる。例えば、加速度センサー1011は、重力加速度の3つの座標軸の成分を検出するために用いられてもよい。プロセッサー1001は、加速度センサー1011で収集された重力加速度信号に基づいて、ディスプレイ1005が横方向のビュー又は縦方向のビューでユーザインタフェースの表示を行うように制御してもよい。加速度センサー1011は、ゲーム又はユーザーの運動データの収集に用いられてもよい。
【0156】
ジャイロセンサー1012は端末1000の本体方向及び回動角度を検出し、加速度センサー1011と協力して、ユーザーによる端末1000に対する3D操作を取り込むことができる。プロセッサー1001は、ジャイロセンサー1012により取り込まれたデータに基づいて、動作感知(例えば、ユーザーの傾斜操作によりUIを変更する)、撮影の際の画像の安定、ゲーム制御及び慣性ナビゲーションという機能を実現できる。
【0157】
圧力センサー1013は、端末1000のサイドフレーム及び/又はディスプレイ1005の下に設けられてもよい。圧力センサー1013は、端末1000のサイドフレームに設けられる場合、端末1000に対するユーザーの把持信号を検出することができる。プロセッサー1001は、圧力センサー1013で収集された把持信号に基づいて、左右手の識別又はショートカット操作を行う。圧力センサー1013がディスプレイ1005の下に設けられる場合、プロセッサー1001は、ディスプレイ1005に対するユーザーの圧力操作に基づいて、UI上の操作可能なコントロールユニットへの制御を実現する。操作可能なコントロールユニットは、ボタンコントロールユニット、スクロールバーコントロールユニット、アイコンコントロールユニット、メニューコントロールユニットのうちの少なくとも1つを含む。
【0158】
指紋センサー1014は、ユーザーの指紋を収集するために用いられる。プロセッサー1001が、指紋センサー1014で収集された指紋に基づいて、ユーザーのアイデンティティを識別し、又は、指紋センサー1014が、収集された指紋に基づいて、ユーザーのアイデンティティを識別する。ユーザーのアイデンティティが、信頼できるアイデンティティであると識別された場合、プロセッサー1001は、当該ユーザーが関連する敏感な操作を実行することを許可する。当該敏感な操作は、画面のロック解除、暗号化情報の閲覧、ソフトウェアのダウンロード、支払い、及び設定変更などを含む。指紋センサー1014は、端末1000の正面、背面、又は側面に設けられてもよい。端末1000に物理キー又はメーカーLogoが設けられる場合、指紋センサー1014は、物理キー又はメーカーLogoと一体化されてもよい。
【0159】
光学センサー1015は、環境光の強度を収集するために用いられる。一実施例では、プロセッサー1001は、光学センサー1015で収集された環境光の強度に応じて、ディスプレイ1005の表示輝度を制御してもよい。具体的には、環境光の強度が高い場合に、ディスプレイ1005の表示輝度を高くし、環境光の強度が低い場合に、ディスプレイ1005の表示輝度を低くする。他の実施例では、プロセッサー1001は、光学センサー1015で収集された環境光の強度に応じて、カメラコンポーネント1006の撮影パラメータを動的に調整してもよい。
【0160】
近接センサー1016は、距離センサーとも呼ばれ、通常、端末1000のフロントパネルに設けられる。近接センサー1016は、ユーザーと端末1000の正面との距離を収集する。一実施例では、近接センサー1016が、ユーザーと端末1000の正面との距離が徐々に小さくなることを検出したと、プロセッサー1001は、ディスプレイ1005を点灯状態から消灯状態に切り替えるように制御する。近接センサー1016が、ユーザーと端末1000の正面との距離が徐々に大きくなることを検出したと、プロセッサー1001は、ディスプレイ1005を消灯状態から点灯状態に切り替えるように制御する。
【0161】
当業者であれば理解できるように、図10に示す構成は、端末1000を限定するものではなく、図示より多い又は少ないコンポーネントを含んでもよく、あるいはいずれかのコンポーネントを組み合わせてもよく、あるいはコンポーネントの異なる配置を採用してもよい。
【0162】
本出願の実施例はコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供し、当該コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に少なくとも1つのコンピュータプログラムが記憶されており、当該少なくとも1つのコンピュータプログラムは、端末のプロセッサーによってロードされて実行されることで、上記の実施例の情報表示方法における端末が実行する操作を実現させる。例えば、前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は読み取り専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、コンパクト・ディスク読み取り専用メモリ(Compact Disc Read-Only Memory、CD-ROM)、磁気テープ、フロッピー(登録商標)ディスク及び光データ記憶装置などであってもよい。
【0163】
本出願の実施例はコンピュータプログラム製品をさらに提供し、当該コンピュータプログラム製品は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されるコンピュータプログラムコードを含む。端末のプロセッサーはコンピュータ読み取り可能な記憶媒体から当該コンピュータプログラムコードを読み取り、プロセッサーは当該コンピュータプログラムコードを実行することで、上記の好適な各実現形態で提供された情報表示方法を当該端末に実行させる。
【0164】
当業者であれば理解できるように、上記の実施例を実現するためのステップの全部又は一部は、ハードウェアによって完成されてもよいし、プログラムを介して関連するハードウェアに指示することで完成されてもよい。前記プログラムは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されてもよい。上記で言及された記憶媒体は、読み出し専用メモリ、磁気ディスク、又は光ディスクなどであってもよい。
【0165】
上記は、本出願の好ましい実施例にすぎず、本出願を限定するものではない。本出願の精神および原則内で行われる様々な修正、均等置換え、改善などは本出願の保護範囲内に含まれるべきである。
図1
図2
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図10