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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-24
(45)【発行日】2024-07-02
(54)【発明の名称】画面共有方法、装置及び電子機器
(51)【国際特許分類】
   H04L 51/10 20220101AFI20240625BHJP
   H04L 67/141 20220101ALI20240625BHJP
   H04N 7/15 20060101ALI20240625BHJP
   H04L 65/401 20220101ALI20240625BHJP
   H04L 65/403 20220101ALI20240625BHJP
【FI】
H04L51/10
H04L67/141
H04N7/15
H04L65/401
H04L65/403
【請求項の数】 14
(21)【出願番号】P 2023512066
(86)(22)【出願日】2021-08-24
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-09-13
(86)【国際出願番号】 CN2021114330
(87)【国際公開番号】W WO2022042554
(87)【国際公開日】2022-03-03
【審査請求日】2023-02-17
(31)【優先権主張番号】202010888923.0
(32)【優先日】2020-08-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】520476341
【氏名又は名称】北京字節跳動網絡技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Bytedance Network Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】Room B-0035, 2/F, No.3 Building, No.30, Shixing Road, Shijingshan District Beijing 100041 China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】代 ▲偉▼佳
(72)【発明者】
【氏名】▲いえん▼ 少▲華▼
(72)【発明者】
【氏名】程 璞
(72)【発明者】
【氏名】史 寅
(72)【発明者】
【氏名】▲張▼ ▲亜▼▲麗▼
(72)【発明者】
【氏名】▲張▼ ▲硯▼深
(72)【発明者】
【氏名】▲陳▼ 香香
【審査官】木村 雅也
(56)【参考文献】
【文献】欧州特許出願公開第02579588(EP,A2)
【文献】米国特許第09716861(US,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 51/10
H04L 67/141
H04N 7/15
H04L 65/401
H04L 65/403
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末機器によって実行される画面共有方法であって、
目標表示機器とスクリーン投影のためにペアリングした後、画面共有操作を検出したことに応答して、参加するマルチメディア会議の目標会議参加機器に共有画面データをサーバによって送信し、前記目標会議参加機器に前記共有画面データに基づいて共有画面を表示させるステップであって、前記目標会議参加機器は、前記目標表示機器を含む、表示させるステップを含み、
前記目標表示機器は、現在の機器よりも前に前記マルチメディア会議に参加し、
現在の機器は、
前記サーバから送信される前記マルチメディア会議の会議情報を受信したことに応答して、前記マルチメディア会議の参加提示情報を表示する方式であって、前記サーバは、前記目標表示機器と現在の機器とのスクリーン投影ペアリングが成功したと確認したことに応答して、前記会議情報を現在の機器に送信する方式と、
ユーザが前記参加提示情報に対して実行する参加同意操作に応答して、前記マルチメディア会議に参加する方式と、によって、
前記マルチメディア会議に参加することを特徴とする、
画面共有方法。
【請求項2】
ユーザが入力した呼び出し情報を受信したことに応答して、前記サーバによって呼び出し要求を前記呼び出し情報が指示する会議参加待ち機器に送信し、前記会議参加待ち機器を前記呼び出し要求に基づいて前記マルチメディア会議に参加させるステップであって、前記サーバは、前記会議参加待ち機器が前記マルチメディア会議に参加すると確認したことに応答して、前記共有画面データを前記会議参加待ち機器に送信し、前記会議参加待ち機器に前記共有画面データに基づいて前記共有画面を表示させる、参加させるステップを含むことを特徴とする、請求項1に記載の画面共有方法。
【請求項3】
前記呼び出し情報は、表示した入力ウィジェットにおいてユーザにより入力されることを特徴とする、請求項2に記載の画面共有方法。
【請求項4】
前記呼び出し情報は、会議参加待ち機器の機器呼び出し情報と、会議参加待ち機器の連絡先の連絡先呼び出し情報とのうちの少なくとも1つを含み、前記入力ウィジェットは、連絡先呼び出し情報の入力ウィジェットと、機器呼び出し情報の入力ウィジェットとのうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする、請求項3に記載の画面共有方法。
【請求項5】
前記会議参加待ち機器は、
呼び出し要求を受信したことに応答して、呼び出しインタフェースを表示する方式であって、前記呼び出しインタフェースには前記マルチメディア会議への参加に同意することを表す参加同意ウィジェットが呈される方式と、
ユーザが参加同意ウィジェットに対して実行するトリガ操作に応答して、前記マルチメディア会議に参加する方式と、によって、
マルチメディア会議に参加することを特徴とする、
請求項2に記載の画面共有方法。
【請求項6】
前記マルチメディア会議は、現在の機器により前記目標表示機器に対して開始されることを特徴とする、請求項1に記載の画面共有方法。
【請求項7】
現在の機器は、
前記マルチメディア会議の開始操作に応答して、前記サーバによって前記マルチメディア会議の開始要求を前記目標表示機器に送信し、前記目標表示機器を前記開始要求に基づいて前記マルチメディア会議に参加させる方式によって、前記目標表示機器に対して前記マルチメディア会議を開始することを特徴とする、請求項6に記載の画面共有方法。
【請求項8】
現在の機器は、
受信した近距離無線通信信号から判定されたペアリング情報を表示する方式であって、前記近距離無線通信信号は表示機器によって放送され、ペアリング情報は表示機器とのスクリーン投影ペアリングを行うためのものである方式と、
前記目標表示機器に対応するペアリング情報に関連するペアリング操作に応答して、前記目標表示機器とのスクリーン投影ペアリングを行う方式と、によって、
前記目標表示機器とのスクリーン投影ペアリングを行うことを特徴とする、
請求項1に記載の画面共有方法。
【請求項9】
前記目標会議参加機器は、前記共有画面の表示に基づいて、呼び出し情報を入力するための入力ウィジェットを表示し、前記呼び出し情報は前記マルチメディア会議に参加するように会議参加待ち機器を呼び出すためのものであることを特徴とする、請求項1に記載の画面共有方法。
【請求項10】
前記目標会議参加機器は、前記目標表示機器以外の表示機器と、マルチメディア会議アプリケーションによって前記マルチメディア会議に参加する端末機器とのうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする、請求項1~のうちのいずれか1項に記載の画面共有方法。
【請求項11】
端末機器、サーバ及び目標会議参加機器を含み、
前記端末機器は、目標表示機器とスクリーン投影のためにペアリングした後、画面共有操作を検出したことに応答して、参加するマルチメディア会議の目標会議参加機器に共有画面データを前記サーバによって送信し、前記目標会議参加機器は、前記目標表示機器を含み、
前記目標会議参加機器は、前記共有画面データに基づいて共有画面を表示し、
前記目標表示機器は、前記端末機器よりも前に前記マルチメディア会議に参加し、
前記サーバは、前記目標表示機器と前記端末機器とのスクリーン投影ペアリングが成功したと確認したことに応答して、前記マルチメディア会議の会議情報を前記端末機器に送信し、
前記端末機器は、前記会議情報を受信したことに応答して、前記マルチメディア会議の参加提示情報を表示し、且つユーザが前記参加提示情報に対して実行する参加同意操作に応答して、前記マルチメディア会議に参加することを特徴とする、
画面共有システム。
【請求項12】
前記端末機器は、ユーザが入力した呼び出し情報を受信したことに応答して、前記サーバによって呼び出し要求を前記呼び出し情報が指示する会議参加待ち機器に送信し、前記会議参加待ち機器を前記呼び出し要求に基づいて前記マルチメディア会議に参加させ、
前記サーバは、前記会議参加待ち機器が前記マルチメディア会議に参加すると確認したことに応答して、前記共有画面データを前記会議参加待ち機器に送信し、前記会議参加待ち機器に前記共有画面データに基づいて前記共有画面を表示させることを特徴とする、
請求項11に記載のシステム。
【請求項13】
前記マルチメディア会議は、前記端末機器により前記目標表示機器に対して開始され、
前記端末機器は、前記マルチメディア会議の開始操作に応答して、前記サーバによって前記マルチメディア会議の開始要求を前記目標表示機器に送信し、
前記目標表示機器は、前記開始要求に基づいて前記マルチメディア会議に参加することを特徴とする、
請求項12に記載のシステム。
【請求項14】
コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ可読媒体であって、前記コンピュータプログラムがプロセッサにより実行されると、請求項1~10のうちのいずれか1項に記載の画面共有方法を実現することを特徴とする、コンピュータ可読媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
〔関連出願の相互参照〕
本出願は、2020年08月28日に提出された、出願番号202010888923.0、発明の名称「画面共有方法、装置及び電子機器」の中国特許出願の優先権を主張し、その出願の全てが引用によって本出願に組み込まれる。
本開示の実施例は、コンピュータの技術分野に関し、特に画面共有方法、装置及び電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
実践中に、ユーザはマルチメディア会議に参加することができる。いくつかのシーンでは、ユーザはマルチメディア会議アプリケーションがインストールされた端末機器により、マルチメディア会議に参加することができる。マルチメディア会議アプリケーションはマルチメディア会議を提供するアプリケーションであってもよいことが理解される。
【0003】
関連技術では、同一のマルチメディア会議に参加する異なる端末機器の間は、画面共有を行うことができる。
【発明の概要】
【0004】
当該開示内容は、後の具体的な実施形態で詳細に説明される構想を簡潔な形で伝えるために提供される。当該開示内容は、保護を主張する技術的解決手段の重要な特徴又は必要な特徴を特定することを目指すものではなく、保護を主張する技術的解決手段の範囲を制限することを目指すものでもない。
【0005】
本開示の実施例は、ローカルスクリーン投影とマルチメディア会議を組み合わせることで、画面の共有を実現する画面共有方法、装置及び電子機器を提供する。
【0006】
第1態様において、本開示の実施例は、目標表示機器とスクリーン投影のためにペアリングした後、画面共有操作を検出したことに応答して、参加するマルチメディア会議の目標会議参加機器に共有画面データをサーバによって送信し、目標会議参加機器に共有画面データに基づいて共有画面を表示させるステップであって、目標会議参加機器は目標表示機器を含むステップを含む、画面共有方法を提供する。
【0007】
第2態様において、本開示の実施例は、目標表示機器とスクリーン投影のためにペアリングした後、画面共有操作を検出したことに応答して、参加するマルチメディア会議の目標会議参加機器に共有画面データをサーバによって送信し、目標会議参加機器に共有画面データに基づいて共有画面を表示させるための第1送信ユニットであって、目標会議参加機器は目標表示機器を含む第1送信ユニットを含む画面共有装置を提供する。
【0008】
第3態様において、本開示の実施例は、端末機器、サーバ及び目標会議参加機器を含む画面共有システムを提供する。端末機器は、目標表示機器とスクリーン投影のためにペアリングした後、画面共有操作を検出したことに応答して、参加するマルチメディア会議の目標会議参加機器に共有画面データをサーバによって送信し、目標会議参加機器は目標表示機器を含み、目標会議参加機器は共有画面データに基づいて共有画面を表示する。
【0009】
第4態様において、本開示の実施例は、1つ又は複数のプロセッサと、1つ又は複数のプログラムを記憶するための記憶装置とを含み、1つ又は複数のプログラムが1つ又は複数のプロセッサにより実行されると、1つ又は複数のプロセッサは第1態様に記載の画面共有方法を実現する、電子機器を提供する。
【0010】
第5態様において、本開示の実施例は、コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ可読媒体であって、コンピュータプログラムがプロセッサにより実行されると、第1態様に記載の画面共有方法のステップを実現する、コンピュータ可読媒体を提供する。
【0011】
本開示の実施例により提供される画面共有方法、装置及び電子機器は、画面共有操作を検出することができる。さらに、目標表示機器とスクリーン投影のためにペアリングした後、画面共有操作を検出したことに応答して、参加するマルチメディア会議の目標会議参加機器に共有画面データをサーバによって送信することができる。なおさらに、目標会議参加機器は共有画面データに基づいて共有画面を表示することができる。実践中に、目標会議参加機器は目標表示機器を含む。これにより、ローカルスクリーン投影とマルチメディア会議を組み合わせることで、画面の共有を実現する。ローカルの目標表示機器に画面を共有できるのみならず、遠隔の会議参加機器にも画面を共有できる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図面と合わせて以下の具体的な実施形態を参照すると、本開示の各実施例の上記及び他の特徴、利点及び態様はより明確になる。図面全体を通じて、同一又は類似の符号は同一又は類似の要素を表す。図面は例示的なものであり、現物及び要素は必ずしも比例して描かれていないことを理解すべきである。
【0013】
図1】本開示による画面共有方法のいくつかの実施例のフローチャートである。
図2】本開示による画面共有方法のいくつかの実施例におけるマルチメディア会議を開始するフローチャートである。
図3】本開示による画面共有方法のいくつかの実施例におけるマルチメディア会議に参加するフローチャートである。
図4】本開示による画面共有方法の別の実施例のフローチャートである。
図5】本開示による画面共有装置のいくつかの実施例の構造模式図である。
図6】本開示による画面共有システムのいくつかの実施例のシーケンスチャートである。
図7】本開示のいくつかの実施例の画面共有方法を応用可能な例示的なシステムアーキテクチャである。
図8】本開示のいくつかの実施例により提供される電子機器の基本的な構造の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下において、図面を参照しながら本開示の実施例をより詳細に説明する。本開示のいくつかの実施例を図面に示しているが、本開示は種々の形態で実現でき、且つ本明細書に説明される実施例に限定されるものとして解釈されるべきではなく、逆に、これらの実施例は本開示をより明確且つ完全に理解するために提供されることを理解すべきである。本開示の図面及び実施例は、例示的なものに過ぎず、本開示の保護範囲を限定するためのものではないことを理解すべきである。
【0015】
本開示の方法の実施形態に記載された各ステップは、異なる順序で実行されてもよく、及び/又は並行して実行されてもよいことを理解すべきである。また、方法の実施形態は、追加のステップを含んでもよく、及び/又は示されたステップの実行を省略してもよい。本開示の範囲はこの点で限定されない。
【0016】
本明細書で使用される用語「含む」及びその変形は、開放的な包含であり、即ち「含むがそれに限定されない」との意味である。用語「基づく」は、「少なくとも部分的に基づく」との意味である。用語「1つの実施例」は「少なくとも1つの実施例」を表し、用語「別の実施例」は「少なくとも1つの別の実施例」を表し、用語「いくつかの実施例」は「少なくともいくつかの実施例」を表す。その他の用語の関連する定義は、後文で説明される。
【0017】
本開示で言及される「第1」、「第2」等の概念は、異なる装置、モジュール又はユニットを区別するためのものに過ぎず、これらの装置、モジュール又はユニットによって実行される機能の順序又は相互依存関係を限定するためのものではないことに注意する必要がある。
【0018】
本開示で言及される「1つの」、「複数の」という修飾は、限定的なものではなく、例示的なものであり、当業者であれば、文脈において別段の明示的な指摘がない限り、「1つ又は複数の」と理解されるべきであることを理解すべきであることに注意する必要がある。
【0019】
本開示の実施形態における複数の装置の間でインタラクトするメッセージ又は情報の名称は、説明するためのものに過ぎず、これらのメッセージ又は情報の範囲を限定するためのものではない。
【0020】
本開示による画面共有方法のいくつかの実施例のフローを示す図1を参照する。図1に示すように、該画面共有方法は次のステップを含む。
【0021】
ステップ101では、目標表示機器とスクリーン投影のためにペアリングした後、画面共有操作を検出したことに応答して、参加するマルチメディア会議の目標会議参加機器に共有画面データをサーバによって送信し、目標会議参加機器に共有画面データに基づいて共有画面を表示させ、目標会議参加機器は目標表示機器を含む。
【0022】
本実施例では、目標表示機器とスクリーン投影のためにペアリングした後、画面共有方法の実行本体(例えば、図7に示される端末機器701)は、ユーザにより実行される画面共有操作を検出することができる。
【0023】
上記目標表示機器は、上記実行本体とスクリーン投影のためにペアリングする表示機器であってもよい。実践中に、スクリーン投影ペアリングは、ローカルスクリーン投影を実現するために行われたペアリングであってもよい。実践中に、表示機器は、会議室に設けられた機器であってもよい。
【0024】
画面共有操作は、他の機器に画面を共有するために行われた任意の実現可能な操作であってもよいことが理解される。ここでは、画面共有操作は、例えば、ある特定の機器による、一定の共有範囲内の他の表示機器及び/又は電子機器の表示パネルに、自端と同じ内容及び/又は表示画面を呈することが所望される操作として理解されてもよい。
【0025】
いくつかのシーンでは、画面共有操作は、ユーザが共有ウィジェットに対して実行するトリガ操作であってもよい。ここでは、共有ウィジェットは、他の機器に画面を共有するために設けられたウィジェットであってもよい。
【0026】
いくつかのシーンでは、上記実行本体は、内蔵された検出プログラムにより、ユーザが実行した画面共有操作を検出することができる。
【0027】
本実施例では、画面共有操作を検出したことに応答して、上記実行本体は、サーバ(例えば、図7に示されるサーバ702)により、参加するマルチメディア会議の目標会議参加機器に共有画面データを送信することができる。
【0028】
上記マルチメディア会議は、上記実行本体が参加するマルチメディア会議であってもよいことが理解される。即ち、上記実行本体は、上記マルチメディア会議の会議参加機器であり得る。実践中に、マルチメディア会議は、オーディオ会議又はビデオ会議を含んでもよい。
【0029】
上記共有画面データは、他の機器に画面を共有するために送信されたデータであってもよい。
【0030】
上記目標会議参加機器は、共有画面データを受信する必要がある会議参加機器であり得る。いくつかのシーンでは、目標会議参加機器は、上記実行本体以外の会議参加機器であってもよい。
【0031】
上記目標会議参加機器は目標表示機器を含んでもよい。目標表示機器も共有画面データを受信する必要がある会議参加機器であり得ることが理解可能である。さらに、上記マルチメディア会議は、目標表示機器が参加する会議であってもよいことも理解可能である。つまり、目標表示機器も上記マルチメディア会議の会議参加機器であり得る。
【0032】
例として、目標会議参加機器は目標表示機器のみを含んでもよい(即ち、マルチメディア会議の会議参加メンバーは、上記実行本体及び目標表示機器のみを含む)。この場合、上記実行本体は、サーバによって共有画面データを目標表示機器に送信し、目標表示機器に共有画面を表示させることができる。それによって、ローカルスクリーン投影のためにペアリングした目標表示機器をマルチメディア会議の会議参加メンバーとすることで画面を共有することが実現される。
【0033】
別の例として、目標会議参加機器は目標表示機器及び他の会議参加機器を含んでもよい(即ち、マルチメディア会議の会議参加メンバーは、上記実行本体、目標表示機器及び他の会議参加機器を含む)。この場合、上記実行本体は、サーバによって共有画面データを目標表示機器及び他の会議参加機器に送信し、目標表示機器及び他の会議参加機器に共有画面を表示させることができる。それによって、ローカルスクリーン投影のためにペアリングした目標表示機器、及び遠隔で会議に参加する他の会議参加機器をマルチメディア会議の会議参加メンバーとすることで両者に画面を共有することが実現される。これにより、ローカルの画面共有と遠隔の画面共有を同時に両立させることができる。
【0034】
いくつかのシーンでは、画面共有操作を検出したことに応答して、上記実行本体は共有画面データをサーバに送信することができる。さらに、共有画面データを受信したことに応答して、サーバは該共有画面データを目標会議参加機器に送信することができる。
【0035】
本実施例では、共有画面データを受信したことに応答して、上記目標会議参加機器は該共有画面データに基づいて、共有画面を表示することができる。
【0036】
目標会議参加機器に表示される共有画面は、上記実行本体が共有する画面であってもよいことが理解される。目標会議参加機器が目標表示機器を含むため、上記実行本体は、目標表示機器とスクリーン投影のためにペアリングした後、共有される画面を目標表示機器に表示することができる。
【0037】
現在、画面共有を実現するために、関連技術では、ユーザはマルチメディア会議アプリケーションがインストールされた端末機器により、マルチメディア会議アプリケーションに参加することができる。且つ、同一のマルチメディア会議に参加する異なる端末機器の間は、画面共有を行うことができる。実践中に、マルチメディア会議アプリケーションがインストールされた端末機器によってマルチメディア会議に参加し、且つマルチメディア会議中に画面共有を行う場合、画面共有の自由度を低くする可能性がある。
【0038】
本実施例では、目標表示機器とスクリーン投影のためにペアリングした後、ユーザが実行した画面共有操作を検出できる。さらに、画面共有操作を検出したことに応答して、参加するマルチメディア会議の目標会議参加機器に共有画面データをサーバによって送信する。なおさらに、目標会議参加機器は共有画面データに基づいて共有画面を表示する。それによって、現在の機器によりマルチメディア会議の目標会議参加機器に画面を共有することを実現することができる。実践中に、目標会議参加機器は目標表示機器を含んでもよい。したがって、目標表示機器は受信した共有画面データに基づいて共有画面を表示し、ローカルスクリーン投影とマルチメディア会議を組み合わせることで、現在の機器が目標表示機器に画面を共有することを実現することができる。
【0039】
以上のとおり、ローカルスクリーン投影とマルチメディア会議を組み合わせることで、ローカルの目標表示機器に画面を共有できるのみならず、遠隔の会議参加機器にも画面を共有できる。これにより、画面共有の自由度を向上させることができる。
【0040】
いくつかの実施例では、上記マルチメディア会議は、現在の機器(即ち、上記実行本体)により目標表示機器に対して開始される。
【0041】
いくつかのシーンでは、上記目標表示機器とスクリーン投影のためにペアリングした後、現在の機器(即ち、上記実行本体)は、目標表示機器に対して上記マルチメディア会議を開始することができる。
【0042】
これにより、現在の機器が目標表示機器に対してマルチメディア会議を主動的に開始することで、現在の機器と目標表示機器が同一のマルチメディア会議に参加することが実現される。
【0043】
いくつかの実施例では、現在の機器(即ち、上記実行本体)は、図2に示されるフローによって、目標表示機器に対して上記マルチメディア会議を開始することができる。該フローは次のステップ201を含む。
【0044】
ステップ201では、マルチメディア会議の開始操作に応答して、サーバによってマルチメディア会議の開始要求を目標表示機器に送信し、目標表示機器を開始要求に基づいてマルチメディア会議に参加させる。
【0045】
上記開始操作は、目標表示機器に対して上記マルチメディア会議を開始する操作であってもよい。いくつかのシーンでは、開始操作は、ユーザが開始ウィジェットに対して実行するトリガ操作であってもよい。実践中に、開始ウィジェットは、目標表示機器に対して上記マルチメディア会議を開始するウィジェットであってもよい。
【0046】
いくつかのシーンでは、上記マルチメディア会議の開始操作に応答して、上記実行本体はサーバによって開始要求を送信することができる。ここでは、開始要求は、目標表示機器に対して上記マルチメディア会議を開始する要求であってもよい。さらに、サーバは上記マルチメディア会議の開始要求を目標表示機器に送信することができる。なおさらに、目標表示機器は受信した開始要求に基づいて、上記マルチメディア会議に参加することができる。
【0047】
いくつかのシーンでは、上記開始要求を受信したことに応答して、目標表示機器は上記マルチメディア会議に直接参加してもよい。
【0048】
別のシーンでは、目標表示機器は、会議参加待ち機器が上記マルチメディア会議に参加する方式に従って、上記マルチメディア会議に参加してもよい。具体的には、下記内容を参照してもよく、ここでは詳細な説明を省略する。
【0049】
これにより、目標表示機器に対してマルチメディア会議を開始することで、上記実行本体と目標表示機器が同一のマルチメディア会議に参加することが実現される。さらに、目標表示機器とスクリーン投影のためにペアリングした後、サーバによって共有画面データを目標会議参加機器に送信することができる。それによって、目標会議参加機器に画面を共有することを実現することができる。
【0050】
いくつかの実施例では、現在の機器(即ち、上記実行本体)は次の方式で、目標表示機器とのスクリーン投影ペアリングを行うことができる。
【0051】
第1ステップでは、受信した近距離無線通信信号から判定されたペアリング情報を表示する。
【0052】
上記近距離無線通信信号は表示機器から放送される信号であってもよい。選択的に、近距離無線通信信号は、超音波信号、ブルートゥース(登録商標)信号、ワイヤレスローカルエリアネットワーク信号等のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0053】
実践中に、表示機器から放送される近距離無線通信信号には、ペアリング情報が搬送される。上記ペアリング情報は、表示機器とのスクリーン投影ペアリングを行うためのものである。選択的に、ペアリング情報はペアリングコードであってもよい。
【0054】
いくつかのシーンでは、表示機器から放送される近距離無線通信信号を受信したことに応答して、上記実行本体は該近距離無線通信信号に搬送されるペアリング情報を判定することができる。さらに、上記実行本体は判定されたペアリング情報を表示することができる。
【0055】
実践中に、上記実行本体は、少なくとも1つの表示機器から放送される近距離無線通信信号を受信することができる。
【0056】
第2ステップでは、目標表示機器に対応するペアリング情報に関連するペアリング操作に応答して、目標表示機器とのスクリーン投影ペアリングを行う。
【0057】
上記ペアリング操作は、ユーザが上記実行本体と目標表示機器とのスクリーン投影ペアリングを実現するために実行する操作であってもよい。いくつかのシーンでは、ペアリング操作は、ユーザがペアリングウィジェットに対して実行するトリガ操作であってもよい。
【0058】
ここでは、目標表示機器に対応するペアリング情報は、それから放送される近距離無線通信信号に搬送されるペアリング情報であってもよい。
【0059】
これにより、表示機器はペアリング情報が搬送される近距離無線通信信号を放送することができる。さらに、上記実行本体は表示機器から放送される近距離無線通信信号からペアリング情報を判定し、表示することができる。なおさらに、ユーザが目標表示機器に対応するペアリング情報に関連するペアリング操作を実行すると、上記実行本体と目標表示機器とのスクリーン投影ペアリングを実現することができる。
【0060】
いくつかの実施例では、目標表示機器は現在の機器よりも前にマルチメディア会議に参加する。
【0061】
現在の機器(即ち、上記実行本体)は図3に示されるフローによって、上記マルチメディア会議に参加することができる。該フローは、以下に示されるステップ301及びステップ302を含む。
【0062】
ステップ301では、サーバから送信されるマルチメディア会議の会議情報を受信したことに応答して、マルチメディア会議の参加提示情報を表示し、サーバは目標表示機器と現在の機器(即ち、上記実行本体)とのスクリーン投影ペアリングが成功したと確認したことに応答して、会議情報を現在の機器に送信する。
【0063】
上記会議情報は、上記マルチメディア会議を説明するための情報であってもよい。実践中に、上記会議情報は、会議名称、開始ユーザのユーザ情報、会議参加人数等のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0064】
実践中に、目標表示機器と上記実行本体とのスクリーン投影ペアリングが成功したと確認したことに応答して、サーバは、上記マルチメディア会議の会議情報を上記実行本体に送信することができる。
【0065】
いくつかのシーンでは、目標表示機器とのスクリーン投影ペアリングが成功した後、上記実行本体は、ペアリング成功を表すためのペアリング結果情報をサーバに送信することができる。さらに、サーバは、該ペアリング結果情報に応じて、目標表示機器と上記実行本体とのスクリーン投影ペアリングが成功したと確認することができる。
【0066】
上記参加提示情報は、上記マルチメディア会議に参加するか否かをユーザに提示するための情報であってもよい。
【0067】
ステップ302では、ユーザが参加提示情報に対して実行する参加同意操作に応答して、マルチメディア会議に参加する。
【0068】
上記参加同意操作は、ユーザが上記実行本体の上記マルチメディア会議への参加を実現するために実行する操作であってもよい。
【0069】
いくつかのシーンでは、上記参加提示情報には参加同意ウィジェットが含まれてもよい。ここでは、参加同意ウィジェットは、上記マルチメディア会議への参加に同意することを表してもよい。ユーザが上記参加同意ウィジェットに対して実行するトリガ操作に応答して、上記実行本体は、上記マルチメディア会議に参加することができる。参加同意操作は、ユーザが参加同意ウィジェットに対して実行するトリガ操作であってもよいことが理解される。
【0070】
これにより、目標表示機器が事前にマルチメディア会議に参加すれば、現在の機器は、該マルチメディア会議に参加した後、サーバによって共有画面データを該マルチメディア会議の目標会議参加機器に送信することができる。さらに、目標会議参加機器は、受信した共有画面データに基づいて、上記実行本体の共有画面を表示することができる。それによって、現在の機器は、目標表示機器が事前に参加したマルチメディア会議に参加した後、目標会議参加機器に画面を共有することができる。
【0071】
いくつかの実施例では、目標会議参加機器は、共有画面の表示に基づいて、呼び出し情報を入力するための入力ウィジェットを表示し、呼び出し情報はマルチメディア会議に参加するように会議参加待ち機器を呼び出すためのものである。
【0072】
いくつかのシーンでは、上記共有画面を表示することに応答して、目標会議参加機器は入力ウィジェットを表示することができる。
【0073】
実践中に、目標会議参加機器のユーザは入力ウィジェットに呼び出し情報を入力することができる。
【0074】
いくつかのシーンでは、目標会議参加機器のユーザが入力した呼び出し情報に基づいて、会議参加待ち機器に上記実行本体の共有画面を共有することができる。
【0075】
具体的には、ユーザが入力ウィジェットにおいて入力した呼び出し情報を受信したことに応答して、目標会議参加機器は、サーバによって呼び出し要求を該呼び出し情報が指示する会議参加待ち機器に送信することができる。さらに、会議参加待ち機器は、受信した呼び出し要求に基づいて、上記マルチメディア会議に参加することができる。なおさらに、会議参加待ち機器が上記マルチメディア会議に参加すると確認したことに応答して、サーバは、上記共有画面データを会議参加待ち機器に送信することができる。これにより、会議参加待ち機器は、受信した共有画面データに基づいて、上記実行本体の共有画面を表示することができる。
【0076】
会議参加待ち機器に上記実行本体の共有画面を共有することについては、図3に示される実施例のステップ302に説明される方式を参照してもよく、ここでは詳細な説明を省略する。
【0077】
いくつかの実施例では、目標会議参加機器は、目標表示機器以外の表示機器と、マルチメディア会議アプリケーションによって上記マルチメディア会議に参加する端末機器と、のうちの少なくとも1つを含む。
【0078】
上記マルチメディア会議アプリケーションは、上記マルチメディア会議を提供するアプリケーションであってもよい。
【0079】
これにより、目標会議参加機器は共有画面を表示し、目標表示機器以外の表示機器に画面を共有することが実現される。それによって、現在の機器が他の会議室に設けられる表示機器に画面を共有することが実現される。なお、マルチメディア会議アプリケーションによって上記マルチメディア会議に参加する端末機器に画面を共有することを実現することもできる。
【0080】
本開示による画面共有方法の別の実施例のフローを示す図4を引き続き参照する。図4に示すように、該画面共有方法は次のステップを含む。
【0081】
ステップ401では、目標表示機器とスクリーン投影のためにペアリングした後、画面共有操作を検出したことに応答して、参加するマルチメディア会議の目標会議参加機器に共有画面データをサーバによって送信し、目標会議参加機器に共有画面データに基づいて共有画面を表示させ、目標会議参加機器は目標表示機器を含む。
【0082】
ステップ401の説明については、図1に示される実施例におけるステップ101を参照してもよく、ここでは詳細な説明を省略する。
【0083】
ステップ402では、ユーザが入力した呼び出し情報を受信したことに応答して、サーバによって呼び出し要求を呼び出し情報が指示する会議参加待ち機器に送信し、会議参加待ち機器を呼び出し要求に基づいてマルチメディア会議に参加させ、ここで、サーバは、会議参加待ち機器がマルチメディア会議に参加すると確認したことに応答して、共有画面データを会議参加待ち機器に送信し、会議参加待ち機器に共有画面データに基づいて共有画面を表示させる。
【0084】
本実施例では、画面共有方法の実行本体(例えば、図7に示される端末機器701)は、ユーザが入力した呼び出し情報を受信することができる。
【0085】
上記呼び出し情報は、上記マルチメディア会議に参加するように会議参加待ち機器を呼び出すためのものである。
【0086】
いくつかのシーンでは、上記実行本体は、ユーザが音声で入力した呼び出し情報を受信することができる。
【0087】
本実施例では、ユーザが入力した呼び出し情報を受信したことに応答して、上記実行本体は、サーバ(例えば、図7に示されるサーバ702)によって呼び出し要求を呼び出し情報が指示する会議参加待ち機器に送信することができる。
【0088】
上記呼び出し要求は、上記マルチメディア会議に参加するように会議参加待ち機器を呼び出すための要求であってもよい。
【0089】
いくつかのシーンでは、ユーザが入力した呼び出し情報を受信したことに応答して、上記実行本体は該呼び出し情報をサーバに送信することができる。さらに、サーバは、呼び出し要求を該呼び出し情報が指示する会議参加待ち機器に送信することができる。
【0090】
本実施例では、会議参加待ち機器は、受信した呼び出し要求に基づいて、上記マルチメディア会議に参加することができる。
【0091】
いくつかのシーンでは、呼び出し要求を受信したことに応答して、会議参加待ち機器は上記マルチメディア会議に直接参加してもよい。
【0092】
本実施例では、会議参加待ち機器が上記マルチメディア会議に参加すると確認したことに応答して、上記共有画面データをサーバは会議参加待ち機器に送信することができる。
【0093】
いくつかのシーンでは、会議参加待ち機器が上記マルチメディア会議に参加した後、上記マルチメディア会議に参加したことを表す参加済み情報をサーバに送信することができる。これにより、サーバは、該参加済み情報に応じて、会議参加待ち機器が上記マルチメディア会議に参加したことを確認することができる。
【0094】
本実施例では、会議参加待ち機器は、サーバから送信される上記共有画面データに基づいて、共有画面を表示することができる。
【0095】
例として、目標会議参加機器は目標表示機器のみを含む(即ち、マルチメディア会議の会議参加メンバーは上記実行本体及び目標表示機器のみを含む)。この場合、ユーザが入力した呼び出し情報によって、より多くの機器をマルチメディア会議に招待してもよい。それによって、小範囲のローカル会議から大範囲のオンライン会議に切り替えることが実現される。
【0096】
本実施例では、ユーザが入力した呼び出し情報を受信したことに応答して、サーバによって呼び出し要求を呼び出し情報が指示する会議参加待ち機器に送信する。さらに、会議参加待ち機器は呼び出し要求に基づいてマルチメディア会議に参加する。なおさらに、サーバは、会議参加待ち機器がマルチメディア会議に参加すると確認したことに応答して、共有画面データを会議参加待ち機器に送信する。最後に、会議参加待ち機器は、共有画面データに基づいて共有画面を表示する。それによって、上記マルチメディア会議に参加するようにより多くの会議参加待ち機器を呼び出し、且つ上記マルチメディア会議に参加した会議参加待ち機器に画面を共有することができる。これにより、画面を共有する範囲をさらに拡大する。
【0097】
いくつかの実施例では、呼び出し情報は、表示した入力ウィジェットにおいてユーザにより入力される。
【0098】
上記入力ウィジェットは、呼び出し情報を入力するためのウィジェットであってもよい。
【0099】
これにより、上記実行本体が入力ウィジェットを表示した後、ユーザは該入力ウィジェットにおいて呼び出し情報を入力することができる。それによって、ユーザが入力ウィジェットにおいて呼び出し情報を入力することが実現される。
【0100】
いくつかの実施例では、呼び出し情報は、会議参加待ち機器の機器呼び出し情報と、会議参加待ち機器の連絡先の連絡先呼び出し情報と、のうちの少なくとも1つを含む。
【0101】
上記機器呼び出し情報は、会議参加待ち機器を呼び出すための情報であってもよい。例えば、機器呼び出し情報は会議参加待ち機器の呼び出し番号であってもよい。
【0102】
上記連絡先呼び出し情報は、会議参加待ち機器の連絡先を呼び出すための情報であってもよい。例えば、連絡先呼び出し情報は連絡先の電話番号、メールアドレス等であってもよい。
【0103】
それに応じて、上記入力ウィジェットは、連絡先呼び出し情報の入力ウィジェットと、機器呼び出し情報の入力ウィジェットと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0104】
以下において、連絡先呼び出し情報の入力ウィジェットを第1入力ウィジェットと見なし、且つ機器呼び出し情報の入力ウィジェットを第2入力ウィジェットと見なす。
【0105】
これにより、ユーザが第1入力ウィジェットにおいて連絡先呼び出し情報を入力することを実現することができる。且つ、ユーザが第2入力ウィジェットにおいて機器呼び出し情報を入力することを実現することができる。
【0106】
いくつかの実施例では、上記会議参加待ち機器は、次のステップを実行することによって、上記マルチメディア会議に参加することができる。
【0107】
第1ステップでは、呼び出し要求を受信したことに応答して、呼び出しインタフェースを表示する。
【0108】
上記呼び出しインタフェースには、マルチメディア会議への参加に同意することを表す参加同意ウィジェットが呈される。
【0109】
第2ステップでは、ユーザが参加同意ウィジェットに対して実行するトリガ操作に応答して、上記マルチメディア会議に参加する。
【0110】
これにより、会議参加待ち機器のユーザが参加同意ウィジェットに対してトリガ操作を実行すると、会議参加待ち機器は上記マルチメディア会議に参加できる。
【0111】
さらに図5を参照すると、上記各図に示される方法の実現として、本開示は画面共有装置のいくつかの実施例を提供し、該装置の実施例は図1に示される方法の実施例に対応し、該装置は具体的には種々の電子機器に応用可能である。
【0112】
図5に示すように、本実施例の画面共有装置は第1送信ユニット501を含む。第1送信ユニット501は、目標表示機器とスクリーン投影のためにペアリングした後、画面共有操作を検出したことに応答して、参加するマルチメディア会議の目標会議参加機器に共有画面データをサーバによって送信し、目標会議参加機器に共有画面データに基づいて共有画面を表示させるためのものであり、目標会議参加機器は目標表示機器を含む。
【0113】
本実施例では、画面共有装置の第1送信ユニット501の具体的な処理、及びその技術的効果は図1の対応する実施例におけるステップ101の関連する説明を参照してもよく、ここでは詳細な説明を省略する。
【0114】
いくつかの実施例では、画面共有装置は第2送信ユニット(図示せず)をさらに含んでもよい。第2送信ユニットは、ユーザが入力した呼び出し情報を受信したことに応答して、サーバによって呼び出し要求を呼び出し情報が指示する会議参加待ち機器に送信し、会議参加待ち機器を呼び出し要求に基づいてマルチメディア会議に参加させるためのものであり、サーバは、会議参加待ち機器がマルチメディア会議に参加すると確認したことに応答して、共有画面データを会議参加待ち機器に送信し、会議参加待ち機器に共有画面データに基づいて共有画面を表示させる。
【0115】
いくつかの実施例では、呼び出し情報は、表示した入力ウィジェットにおいてユーザにより入力される。
【0116】
いくつかの実施例では、呼び出し情報は、会議参加待ち機器の機器呼び出し情報と、会議参加待ち機器の連絡先の連絡先呼び出し情報と、のうちの少なくとも1つを含み、入力ウィジェットは、連絡先呼び出し情報の入力ウィジェットと、機器呼び出し情報の入力ウィジェットと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0117】
いくつかの実施例では、会議参加待ち機器は、呼び出し要求を受信したことに応答して、呼びインタフェースを表示する方式であって、呼びインタフェースには前記マルチメディア会議への参加に同意することを表す参加同意ウィジェットが呈される方式と、ユーザが参加同意ウィジェットに対して実行するトリガ操作に応答して、上記マルチメディア会議に参加する方式と、によって、マルチメディア会議に参加する。
【0118】
いくつかの実施例では、マルチメディア会議は、現在の機器により目標表示機器に対して開始される。
【0119】
いくつかの実施例では、画面共有装置は開始ユニット(図示せず)をさらに含んでもよい。開始ユニットは、マルチメディア会議の開始操作に応答して、サーバによってマルチメディア会議の開始要求を目標表示機器に送信し、目標表示機器を開始要求に基づいてマルチメディア会議に参加させるためのものである。
【0120】
いくつかの実施例では、画面共有装置はペアリングユニット(図示せず)をさらに含んでもよい。ペアリングユニットは、受信した近距離無線通信信号から判定されたペアリング情報を表示することであって、近距離無線通信信号は表示機器によって放送され、ペアリング情報は表示機器とのスクリーン投影ペアリングを行うためのものであることと、目標表示機器に対応するペアリング情報に関連するペアリング操作に応答して、目標表示機器とのスクリーン投影ペアリングを行うこととに用いられる。
【0121】
いくつかの実施例では、目標表示機器は現在の機器よりも前にマルチメディア会議に参加する。画面共有装置は参加ユニット(図示せず)をさらに含んでもよい。参加ユニットは、サーバから送信されるマルチメディア会議の会議情報を受信したことに応答して、マルチメディア会議の参加提示情報を表示することであって、サーバは目標表示機器と現在の機器とのスクリーン投影ペアリングが成功したと確認したことに応答して、会議情報を現在の機器に送信することと、ユーザが参加提示情報に対して実行する参加同意操作に応答して、マルチメディア会議に参加することとに用いられる。
【0122】
いくつかの実施例では、目標会議参加機器は、共有画面の表示に基づいて、呼び出し情報を入力するための入力ウィジェットを表示し、呼び出し情報はマルチメディア会議に参加するように会議参加待ち機器を呼び出すためのものである。
【0123】
いくつかの実施例では、目標会議参加機器は、目標表示機器以外の表示機器と、マルチメディア会議アプリケーションによってマルチメディア会議に参加する端末機器と、のうちの少なくとも1つを含む。
【0124】
さらに、本開示による画面共有システムのいくつかの実施例のシーケンスチャートを示す図6を参照する。該画面共有システムは端末機器、サーバ及び目標会議参加機器を含む。端末機器、サーバと目標会議参加機器の間のインタラクション過程は、図6に示されるステップ601及びステップ602を参照する。
【0125】
本実施例では、目標会議参加機器は、端末機器が参加するマルチメディア会議の会議参加機器であってもよい。且つ、目標会議参加機器は目標表示機器を含む。端末機器と目標表示機器は同一のマルチメディア会議に参加してもよいことが明らかである。
【0126】
ステップ601では、端末機器は、目標表示機器とスクリーン投影のためにペアリングした後、画面共有操作を検出したことに応答して、参加するマルチメディア会議の目標会議参加機器に共有画面データをサーバによって送信する。
【0127】
具体的には、端末機器はユーザが実行する画面共有操作を検出することができる。目標表示機器とスクリーン投影のためにペアリングした後、ユーザが実行する画面共有操作を検出したことに応答して、端末機器はサーバによって共有画面データを目標会議参加機器に送信することができる。
【0128】
ステップ602では、目標会議参加機器は共有画面データに基づいて共有画面を表示する。
【0129】
本実施例では、端末機器は、サーバによって共有画面データを目標会議参加機器に送信する。且つ、目標会議参加機器は受信した共有画面データに基づいて、端末機器の共有画面を示すことができる。それによって、端末機器がマルチメディア会議の目標会議参加機器に画面を共有することが実現される。実践中に、目標会議参加機器は目標表示機器を含む。したがって、目標表示機器とスクリーン投影のためにペアリングした後、目標表示機器は共有画面データに基づいて、端末機器の共有画面を表示する。それによって、端末機器はスクリーン投影の方式で、目標表示機器に画面を共有する。
【0130】
いくつかの実施例では、端末機器は、ユーザが入力した呼び出し情報を受信したことに応答して、サーバによって呼び出し要求を呼び出し情報が指示する会議参加待ち機器に送信し、会議参加待ち機器を呼び出し要求に基づいてマルチメディア会議に参加させる。サーバは、会議参加待ち機器がマルチメディア会議に参加すると確認したことに応答して、共有画面データを会議参加待ち機器に送信し、会議参加待ち機器に共有画面データに基づいて共有画面を表示させる。
【0131】
具体的には、ユーザが入力した呼び出し情報を受信したことに応答して、端末機器は、サーバによって呼び出し要求を該呼び出し情報が指示する会議参加待ち機器に送信することができる。さらに、該会議参加待ち機器は、受信した呼び出し要求に基づいて、上記マルチメディア会議に参加することができる。なおさらに、会議参加待ち機器が上記マルチメディア会議に参加すると確認したことに応答して、サーバは端末機器の共有画面データを会議参加待ち機器に送信することができる。これにより、会議参加待ち機器は、受信した共有画面データに基づいて、端末機器の共有画面を表示することができる。
【0132】
いくつかの実施例では、マルチメディア会議は端末機器により目標表示機器に対して開始される。端末機器は、マルチメディア会議の開始操作に応答して、サーバによってマルチメディア会議の開始要求を目標表示機器に送信する。目標表示機器は、開始要求に基づいてマルチメディア会議に参加する。
【0133】
具体的には、上記マルチメディア会議の開始操作に応答して、端末機器は、サーバによって上記マルチメディア会議の開始要求を目標表示機器に送信することができる。さらに、目標表示機器は、受信した開始要求に基づいて、上記マルチメディア会議に参加することができる。
【0134】
いくつかの実施例では、目標表示機器は端末機器よりも前にマルチメディア会議に参加する。サーバは、目標表示機器と端末機器とのスクリーン投影ペアリングが成功したと確認したことに応答して、マルチメディア会議の会議情報を端末機器に送信する。端末機器は、会議情報を受信したことに応答して、マルチメディア会議の参加提示情報を表示し、ユーザが参加提示情報に対して実行する参加同意操作に応答して、マルチメディア会議に参加する。
【0135】
具体的には、目標表示機器と端末機器とのスクリーン投影ペアリングが成功したと確認したことに応答して、サーバは上記マルチメディア会議の会議情報を端末機器に送信することができる。さらに、上記会議情報を受信したことに応答して、端末機器は上記マルチメディア会議の参加提示情報を表示することができる。なおさらに、ユーザが上記参加提示情報に対して実行する参加同意操作に応答して、端末機器は上記マルチメディア会議に参加することができる。
【0136】
説明すべきことは、画面共有システムに関するインタラクション方式、及び達成する技術的効果については、いずれも上記画面共有方法の実施例に記載されている点であり、ここでは詳細な説明を省略する。
【0137】
さらに、本開示のいくつかの実施例の画面共有方法を応用可能な例示的なシステムアーキテクチャを示す図7を参照する。
【0138】
図7に示すように、システムアーキテクチャは端末機器701、サーバ702、目標会議参加機器703を含んでもよい。目標会議参加機器703は目標表示機器7031、端末機器7032を含んでもよい。端末機器701、サーバ702及び目標会議参加機器703はネットワークを介して通信する。実践中に、ネットワークは、有線、無線通信リンク又は光ファイバケーブル等の様々な接続タイプを含んでもよい。
【0139】
端末機器701は、サーバ702を介して目標会議参加機器703とインタラクトすることができる。端末機器701には、様々なクライアントアプリケーションがインストールされてもよい。例えば、端末機器701には、マルチメディア会議を提供するマルチメディア会議アプリケーション、スクリーン投影機能を提供するスクリーン投影アプリケーション等がインストールされてもよい。
【0140】
いくつかのシーンでは、目標表示機器7031とスクリーン投影のためにペアリングした後、画面共有操作を検出したことに応答して、端末機器701は、サーバ702によって画面共有データを目標会議参加機器703に送信することができる。さらに、目標会議参加機器703は、受信した画面共有データに基づいて、端末機器701の共有画面を表示することができる。
【0141】
端末機器701、端末機器7032はハードウェアであっても、ソフトウェアであってもよい。端末機器701、端末機器7032は、ハードウェアである場合、表示パネルを備え且つ情報インタラクションをサポートする様々な電子機器であってもよく、スマートフォン、タブレット、ラップトップコンピュータ及びデスクトップコンピュータ等を含むが、これらに限定されない。端末機器701、端末機器7032は、ソフトウェアである場合、以上で挙げられた電子機器にインストールされ得る。それは複数のソフトウェア又はソフトウェアモジュールとして実現されてもよいし、単一のソフトウェア又はソフトウェアモジュールとして実現されてもよい。ここでは具体的に限定されない。
【0142】
目標表示機器7031はハードウェアであっても、ソフトウェアであってもよい。目標表示機器7031は、ハードウェアである場合、表示パネルを備え且つスクリーン投影可能な様々な電子機器であってもよい。例えば、目標表示機器7031は会議室に設けられた表示機器であってもよい。目標表示機器7031は、ソフトウェアである場合、以上で挙げられた電子機器にインストールされ得る。それは複数のソフトウェア又はソフトウェアモジュールとして実現されてもよいし、単一のソフトウェア又はソフトウェアモジュールとして実現されてもよい。ここでは具体的に限定されない。
【0143】
サーバ702は様々なサービスを提供するサーバであってもよい。いくつかのシーンでは、サーバ702は、端末機器701の共有画面データを、目標会議参加機器703に送信することができる。
【0144】
サーバ702はハードウェアであっても、ソフトウェアであってもよい。サーバ702は、ハードウェアである場合、複数のサーバからなる分散型サーバ群として実現されてもよいし、単一のサーバとして実現されてもよい。サーバ702は、ソフトウェアである場合、複数のソフトウェア又はソフトウェアモジュール(例えば分散型サービスを提供するための複数のソフトウェア又はソフトウェアモジュール)として実現されてもよいし、単一のソフトウェア又はソフトウェアモジュールとして実現されてもよい。ここでは具体的に限定されない。
【0145】
説明すべきことは、本開示の実施例により提供される画面共有方法は端末機器701によって実行されてもよく、それに応じて、画面共有装置は端末機器701に設けられてもよい点である。
【0146】
図7における端末機器、サーバ及び目標会議参加機器の数は例示的なものに過ぎないことを理解すべきである。実現のニーズに応じて、任意数の端末機器、サーバ及び目標会議参加機器を有してもよい。
【0147】
本開示のいくつかの実施例を実現するのに適する電子機器(例えば、図7における端末機器)の構造模式図を示す図8を参照する。本開示のいくつかの実施例における端末機器は、例えば、携帯電話、ノートパソコン、デジタル放送受信機、PDA(携帯情報端末)、PAD(タブレット)、PMP(可搬式マルチメディア再生機)、車載端末(例えば、車載ナビゲーション端末)等の携帯端末、及び例えばデジタルTV、デスクトップコンピュータ等の固定端末を含み得るが、これらに限定されない。図8に示された電子機器は一例に過ぎず、本開示の実施例の機能及び使用範囲を何ら制限するものではない。
【0148】
図8に示すように、電子機器は処理装置(例えば、中央処理ユニット、画像プロセッサ等)801を含んでよく、それは読み取り専用メモリ(ROM)802に記憶されたプログラム又は記憶装置808からランダムアクセスメモリ(RAM)803にロードされたプログラムによって各種の適切な動作及び処理を実現することができる。RAM803には、電子機器の動作に必要な各種のプログラムやデータが格納されている。処理装置801、ROM802及びRAM803は、通信バス804を介して相互に接続される。入力/出力(I/O)インタフェース805も通信バス804に接続される。
【0149】
一般的には、例えばタッチスクリーン、タッチパネル、キーボード、マウス、カメラ、マイクロホン、加速度計、ジャイロ等を含む入力装置806と、例えば液晶ディスプレイ(LCD)、スピーカー、発振器等を含む出力装置807と、例えば磁気テープ、ハードディスク等を含む記憶装置808と、通信装置809とがI/Oインタフェース805に接続されていてよい。通信装置809は電子機器が他のデバイスと無線又は有線通信してデータを交換することを可能にする。図8に各種装置を備えた電子機器が示されているが、示された装置の全てを実施又は備えることが要求されていないことを理解されたい。代替的に、より多く又はより少ない装置を実施又は備えることが可能である。図8に示される各ブロックは1つの装置を代表してもよいし、必要に応じて、複数の装置を代表してもよい。
【0150】
特に、本開示のいくつかの実施例によれば、フローチャートを参照しながら上述したプロセスはコンピュータソフトウェアプログラムとして実現できる。例えば、本開示の実施例はコンピュータプログラム製品を含み、それは非一時的コンピュータ可読媒体に搭載された、フローチャートに示す方法を実行するためのプログラムコードを含むコンピュータプログラムを含む。このような実施例では、該コンピュータプログラムは通信装置809によってネットワークからダウンロード及びインストールされ、又は記憶装置808からインストールされ、又はROM802からインストールされ得る。処理装置801によって該コンピュータプログラムを実行する時に、本開示の実施例の方法で限定された上記機能を実行する。
【0151】
説明すべきことは、本開示のいくつかの実施例に記載のコンピュータ記憶媒体は、コンピュータ可読信号媒体、コンピュータ可読記憶媒体、又は上記両者を任意に組み合わせたものであってもよい点である。コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、電気、磁気、光、電磁、赤外線又は半導体のシステム、装置又はデバイス或いはそれらの任意の組み合わせであってよいが、それらに限定されない。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例は、1つ又は複数の導線を有する電気的接続、携帯型コンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバー、コンパクトディスク・リード・オンリー・メモリ(CD-ROM)、光学記憶装置、磁気記憶装置又はそれらの任意の適切な組み合わせを含み得るが、これらに限定されない。本開示のいくつかの実施例では、コンピュータ可読記憶媒体はプログラムを含むか記憶するいかなる有形媒体であってもよく、このプログラムは命令実行システム、装置又はデバイスに使用されるか、又はそれらと組み合わせて使用されることが可能である。本開示のいくつかの実施例では、コンピュータ可読信号媒体はベースバンド内で又は搬送波の一部として伝播されるデータ信号を含んでよく、その中にコンピュータ可読プログラムコードが搭載される。このように伝播されるデータ信号は多種の形式を採用してよく、電磁信号、光信号又はそれらの任意の適切な組み合わせを含むが、それらに限定されない。コンピュータ可読信号媒体はさらにコンピュータ可読記憶媒体以外の任意のコンピュータ可読媒体であってもよく、このコンピュータ可読媒体は命令実行システム、装置又はデバイスに使用されるか、又はそれらと組み合わせて使用されるプログラムを送信、伝播又は伝送することができる。コンピュータ可読媒体に含まれるプログラムコードは任意の適切な媒体で伝送可能であり、電線、光ケーブル、RF(ラジオ周波数)等又はそれらの任意の適切な組み合わせを含み得るが、それらに限定されない。
【0152】
いくつかの実施形態では、クライアント、サーバは、HTTP(HyperText Transfer Protocol:ハイパーテキスト・トランスファー・プロトコル)のような現在既知又は将来研究開発される任意のネットワークプロトコルを利用して通信することができ、且つ任意の形式又は媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)と相互接続することができる。通信ネットワークの例として、ローカルエリアネットワーク(「LAN」)、広域ネットワーク(「WAN」)、インターネット(例えば、相互接続ネットワーク)、ピアツーピアネットワーク(例えば、ad hocピアツーピアネットワーク)、及び現在既知又は将来研究開発される任意のネットワークを含む。
【0153】
上記コンピュータ可読媒体は、上記マルチメディア会議機器に含まれるものであってもよいし、該マルチメディア会議機器に実装されず、単独して存在するものであってもよい。上記コンピュータ可読媒体には1つ又は複数のプログラムが搭載されており、上記1つ又は複数のプログラムが該マルチメディア会議機器により実行される時に、該マルチメディア会議機器は、目標表示機器とスクリーン投影のためにペアリングした後、画面共有操作を検出したことに応答して、参加するマルチメディア会議の目標会議参加機器に共有画面データをサーバによって送信し、目標会議参加機器に共有画面データに基づいて共有画面を表示させ、目標会議参加機器は目標表示機器を含む。
【0154】
本開示のいくつかの実施例の操作を実行するためのコンピュータプログラムコードは1種又は多種のプログラミング言語又はそれらの組み合わせで書くことが可能であり、上記プログラミング言語はオブジェクト指向のプログラミング言語、例えばJava、Smalltalk、C++を含むが、これらに限定されず、さらに一般の手続き型プログラミング言語、例えば「C」言語又は類似的なプログラミング言語を含む。プログラムコードは完全にユーザコンピュータで実行したり、部分的にユーザコンピュータで実行したり、独立したソフトウェアパッケージとして実行したり、一部をユーザコンピュータで一部をリモートコンピュータで実行したり、完全にリモートコンピュータ又はサーバで実行したりすることができる。リモートコンピュータの場合に、リモートコンピュータはローカルエリアネットワーク(LAN)又は広域ネットワーク(WAN)を含む任意のネットワークによってユーザコンピュータに接続でき、又は、外部コンピュータに接続できる(例えばインタネットサービスプロバイダを用いてインターネット経由で接続する)。
【0155】
図面のうちフローチャート及びブロック図は、本開示の様々な実施例に係るシステム、方法及びコンピュータプログラム製品の実現可能なシステムアーキテクチャ、機能及び動作を示す。この点では、フローチャート又はブロック図における各ブロックは1つのモジュール、プログラムセグメント又はコードの一部分を代表することができ、このモジュール、プログラムセグメント又はコードの一部分は指定された論理機能を実現するための1つ又は複数の実行可能命令を含む。いくつかの置換としての実現では、ブロックに表記される機能は図面に付したものと異なる順序で実現してもよいことにも注意すべきである。例えば、二つの連続的なブロックは実質的に同時に実行してもよく、また、係る機能によって、それらは逆な順序で実行してもよい場合がある。なお、ブロック図及び/又はフローチャートにおける各ブロック、及びブロック図及び/又はフローチャートにおけるブロックの組み合わせは、指定される機能又は動作を実行するハードウェアに基づく専用システムによって実現してもよく、又は専用ハードウェアとコンピュータ命令との組み合わせによって実現してもよいことにも注意すべきである。
【0156】
本開示で説明されるいくつかの実施例におけるユニットは、ソフトウェアの方式で実現されてもよいし、ハードウェアの方式で実現されてもよい。これらのユニットの名称は、このユニット自体を限定するものではない場合があり、例えば、第1送信ユニットは「目標表示機器とスクリーン投影のためにペアリングした後、画面共有操作を検出したことに応答して、参加するマルチメディア会議の目標会議参加機器に共有画面データをサーバによって送信する」ユニットとして記載されてもよい。
【0157】
本文で上述した機能は、少なくとも部分的に、1つ又は複数のハードウェア論理コンポーネントによって実行されてもよい。例えば、非限定的には、使用され得る例示的なタイプのハードウェア論理コンポーネントは、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途用標準品(ASSP)、システムオンチップ(SOC)、結合プログラム可能論理デバイス(CPLD)等を含む。
【0158】
本開示の文脈では、機械可読媒体は、命令実行システム、装置又は機器に使用されるか、又は命令実行システム、装置又は機器と組み合わせて使用されるプログラムを含有又は記憶可能な有形媒体であってもよい。機械可読媒体は、機械可読信号媒体又は機械可読記憶媒体であってもよい。機械可読媒体は、電気的、磁気的、光学的、電磁的、赤外線、又は半導体システム、装置又は機器、又は上記の任意の適当な組み合わせを含んでもよいが、それらに限定されない。機械可読記憶媒体は、より具体的な例として、1つ又は複数の導線に基づく電気的接続、携帯型コンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバー、コンパクトディスク・リード・オンリー・メモリ(CD-ROM)、光学記憶装置、磁気記憶装置、又は上記の任意の適切な組み合わせを含む。
【0159】
以上は本開示のいくつかの好ましい実施例及び適用する技術原理の説明に過ぎない。本開示の実施例に係る公開範囲は、上記技術的特徴の特定の組み合わせによる技術的解決手段に限定されないとともに、上記公開構想を逸脱することなく上記技術的特徴又はそれと同等な特徴を任意に組み合わせて形成した他の技術的解決手段をも含むべきであることが当業者に自明である。例えば、上記特徴と本開示に開示される(それに限定されない)類似的な機能を有する技術的特徴を互いに取り替えて形成された技術的解決手段をも含む。
【0160】
また、各操作を特定の順序で説明したが、これらの操作を示された特定の順序で実行したり、順に実行したりすることを要求すると理解してならない。ある環境で、マルチタスクや並列処理は役立つものになることがある。同様に、いくつかの具体的な実現の詳細が上記の論述に含まれるが、これらは本開示の範囲を制限するものとして解釈されるべきではない。個別の実施例の文脈で説明された幾つかの特徴は、単一の実施例において組み合わせて実現されてもよい。逆に、単一の実施例の文脈で説明された様々な特徴は、複数の実施例において個別に、又は任意の適切なサブ組み合わせの方式で実現されてもよい。
【0161】
本主題は、構造的特徴及び/又は方法的論理動作に固有の言語で既に説明されているが、添付される特許請求の範囲において限定される主題は、上述した特定の特徴又は動作に必ずしも限定されないことを理解すべきである。逆に、上述した特定の特徴及び動作は、特許請求の範囲を実現する例示的な形態に過ぎない。
図1
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