(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-25
(45)【発行日】2024-07-03
(54)【発明の名称】サウナシェアリングシステム、サウナシェアリング方法及びそのプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20240626BHJP
G06Q 10/02 20120101ALI20240626BHJP
G06Q 30/015 20230101ALI20240626BHJP
【FI】
G06Q50/10
G06Q10/02
G06Q30/015
(21)【出願番号】P 2021033067
(22)【出願日】2021-03-02
【審査請求日】2023-12-18
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】521012452
【氏名又は名称】株式会社Libertyship
(74)【代理人】
【識別番号】100177220
【氏名又は名称】小木 智彦
(72)【発明者】
【氏名】揚松 晴也
【審査官】関 博文
(56)【参考文献】
【文献】特許第6780892(JP,B1)
【文献】国際公開第2013/099003(WO,A1)
【文献】特開2002-197329(JP,A)
【文献】特開2020-204902(JP,A)
【文献】特開2019-079406(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
サウナの利用者に関する利用者データが記憶された利用者データ記憶部と、
前記利用者が利用可能なサウナ施設の施設情報が記憶された施設情報記憶部と、
前記利用者が選択した前記サウナ施設の予約を時間毎に受付ける予約受付部と、
前記予約に応じて、予約した時間の当該サウナ施設のリモートロックを制御するロック制御部と、
前記利用者から、前記利用者が究極の快感状態であるかどうかとバイタルデータとを受信するバイタルデータ受信部と、
前記利用者が前記サウナ施設の利用を開始してから究極の快感状態となるタイミングまでのバイタルデータを学習するバイタル学習部と、
を備えるサウナシェアリングシステム。
【請求項2】
前記ロック制御部は、前記利用者が入出力を行う利用者端末から、前記リモートロックの開閉の信号を受信して制御を行う請求項1に記載のサウナシェアリングシステム。
【請求項3】
記憶された前記サウナ施設の場所を地図とともに表示する利用者端末をさらに備えた請求項1又は請求項2に記載のサウナシェアリングシステム。
【請求項4】
前記サウナ施設のサウナ温度、湿度、水風呂の温度を表示する利用者端末をさらに備えた請求項1乃至3の何れか一項に記載のサウナシェアリングシステム。
【請求項5】
前記利用者が究極の快感状態であることを、前記バイタルデータから推測する推測部と、
前記利用者が前記サウナ施設の利用を開始してから前記究極の快感状態と推測したタイミングまでのサウナ施設の環境データを抽出する環境データ抽出部と、
前記利用者が前記サウナ施設の利用を開始してから前記究極の快感状態と推測したタイミングまでの環境データを学習する環境学習部と、
学習した結果、前記利用者が究極の快感状態となり得るサウナ施設及びサウナ施設の環境を前記利用者にレコメンドするレコメンド部と、
を備える請求項
1に記載のサウナシェアリングシステム。
【請求項6】
前記レコメンド部は、前記利用者が究極の快感状態となり得るサウナ施設及びサウナ施設の環境に加えて、その利用タイミングと利用方法を前記利用者にレコメンドする、請求項
5に記載のサウナシェアリングシステム。
【請求項7】
コンピュータシステムが実行するサウナシェアリング方法であって、
サウナの利用者に関する利用者データを記憶するステップと、
前記利用者が利用可能なサウナ施設の施設情報を記憶するステップと、
前記利用者が選択した前記サウナ施設の予約を時間毎に受付けるステップと、
前記予約に応じて、予約した時間の当該サウナ施設のリモートロックを制御するステップと、
前記利用者から、前記利用者が究極の快感状態であるかどうかとバイタルデータとを受信するステップと、
前記利用者が前記サウナ施設の利用を開始してから究極の快感状態となるタイミングまでのバイタルデータを学習するステップと、
を備えるサウナシェアリング方法。
【請求項8】
コンピュータに、
サウナの利用者に関する利用者データを記憶するステップ、
前記利用者が利用可能なサウナ施設の施設情報を記憶するステップ、
前記利用者が選択した前記サウナ施設の予約を時間毎に受付けるステップ、
前記予約に応じて、予約した時間の当該サウナ施設のリモートロックを制御するステップ、
前記利用者から、前記利用者が究極の快感状態であるかどうかとバイタルデータとを受信するステップ、
前記利用者が前記サウナ施設の利用を開始してから究極の快感状態となるタイミングまでのバイタルデータを学習するステップ、
を実行させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、サウナのプラットフォームを提供する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、サウナの利便性を向上させる装置が知られている。例えば、特許文献1では、ミストサウナをスマートフォンで制御可能として、利便性を向上させた装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
サウナは、今日、年配のみならず若者にも需要が高まっており、日本だけはなく世界中に特徴的なサウナが点在していることから、サウナファンは自身が好みの各地のサウナを各々体験したいというニーズがある。
【0005】
しかし、現状では、自身の好みのサウナ温度、湿度、環境等の詳細な情報を事前に知ることができないため、実際に、サウナ施設を利用者自身が訪問して、自身の好みであるかを体験するしかない。
【0006】
加えて、サウナ施設の提供者にしても、サウナのプラットフォームが存在しないため、自身のサウナを利用者に認知する機会を失っていた。
【0007】
そこで、本発明者は、サウナの利用者とサウナ施設の提供者のためのプラットフォームを構築し、サウナ情報をシェアリングする事に着目し、どのようなシステムで実現できるかを考察した。本発明は、サウナの利用者とサウナ施設の提供者のためのプラットフォームを構築し、サウナ情報をシェアリングするサウナシェアリングシステム、サウナシェアリング方法及びそのプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明では、以下のような解決手段を提供する。
【0009】
第1の特徴に係る発明は、
サウナの利用者に関する利用者データが記憶された利用者データ記憶部と、
前記利用者が利用可能なサウナ施設の施設情報が記憶された施設情報記憶部と、
前記利用者が選択した前記サウナ施設の予約を時間毎に受付ける予約受付部と、
前記予約に応じて、予約した時間の当該サウナ施設のリモートロックを制御するロック制御部と、
前記利用者から、前記利用者が究極の快感状態であるかどうかとバイタルデータとを受信するバイタルデータ受信部と、
前記利用者が前記サウナ施設の利用を開始してから究極の快感状態となるタイミングまでのバイタルデータを学習するバイタル学習部と、
を備えるサウナシェアリングシステムを提供する。
【0010】
第1の特徴に係る発明によれば、サウナシェアリングシステムにおいて、サウナの利用者に関する利用者データが記憶された利用者データ記憶部と、前記利用者が利用可能なサウナ施設の施設情報が記憶された施設情報記憶部と、前記利用者が選択した前記サウナ施設の予約を時間毎に受付ける予約受付部と、前記予約に応じて、予約した時間の当該サウナ施設のリモートロックを制御するロック制御部と、前記利用者から、前記利用者が究極の快感状態であるかどうかとバイタルデータとを受信するバイタルデータ受信部と、前記利用者が前記サウナ施設の利用を開始してから究極の快感状態となるタイミングまでのバイタルデータを学習するバイタル学習部と、を備える。
【0011】
第1の特徴に係る発明は、サウナシェアリングシステムのカテゴリであるが、サウナシェアリング方法、及びプログラムであっても同様の作用、効果を奏する。
【0012】
第2の特徴に係る発明は、第1の特徴に係る発明であるサウナシェアリングシステムであって、
前記ロック制御部は、前記利用者が入出力を行う利用者端末から、前記リモートロックの開閉の信号を受信して制御を行うサウナシェアリングシステムを提供する。
【0013】
第2の特徴に係る発明によれば、第1の特徴に係る発明であるサウナシェアリングシステムにおいて、前記ロック制御部は、前記利用者が入出力を行う利用者端末から、前記リモートロックの開閉の信号を受信して制御を行う。
【0014】
第3の特徴に係る発明は、第1又は第2の特徴に係る発明であるサウナシェアリングシステムであって、
記憶された前記サウナ施設の場所を地図とともに表示する利用者端末をさらに備えるサウナシェアリングシステムを提供する。
【0015】
第3の特徴に係る発明によれば、第1又は第2の特徴に係る発明であるサウナシェアリングシステムにおいて、 記憶された前記サウナ施設の場所を地図とともに表示する利用者端末をさらに備える。
【0016】
第4の特徴に係る発明は、第1の特徴から第3の特徴のいずれかに係る発明であるサウナシェアリングシステムであって、
前記サウナ施設のサウナ温度、湿度、水風呂の温度を表示する利用者端末をさらに備えるサウナシェアリングシステムを提供する。
【0017】
第4の特徴に係る発明によれば、第1の特徴から第3の特徴のいずれかに係る発明であるサウナシェアリングシステムにおいて、前記サウナ施設のサウナ温度、湿度、水風呂の温度を表示する利用者端末をさらに備える。
【0020】
第5の特徴に係る発明は、第1の特徴に係る発明であるサウナシェアリングシステムであって、
前記利用者が究極の快感状態であることを、前記バイタルデータから推測する推測部と、
前記利用者が前記サウナ施設の利用を開始してから前記究極の快感状態と推測したタイミングまでのサウナ施設の環境データを抽出する環境データ抽出部と、
前記利用者が前記サウナ施設の利用を開始してから前記究極の快感状態と推測したタイミングまでの環境データを学習する環境学習部と、
学習した結果、前記利用者が究極の快感状態となり得るサウナ施設及びサウナ施設の環境を前記利用者にレコメンドするレコメンド部と、
を備えるサウナシェアリングシステムを提供する。
【0021】
第5の特徴に係る発明によれば、第1の特徴に係る発明であるサウナシェアリングシステムにおいて、前記利用者が究極の快感状態であることを、前記バイタルデータから推測する推測部と、前記利用者が前記サウナ施設の利用を開始してから前記究極の快感状態と推測したタイミングまでのサウナ施設の環境データを抽出する環境データ抽出部と、前記利用者が前記サウナ施設の利用を開始してから前記究極の快感状態と推測したタイミングまでの環境データを学習する環境学習部と、学習した結果、前記利用者が究極の快感状態となり得るサウナ施設及びサウナ施設の環境を前記利用者にレコメンドするレコメンド部と、を備える。
【0022】
第6の特徴に係る発明は、第5の特徴に係る発明であるサウナシェアリングシステムであって、
前記レコメンド部は、前記利用者が究極の快感状態となり得るサウナ施設及びサウナ施設の環境に加えて、その利用タイミングと利用方法を前記利用者にレコメンドするサウナシェアリングシステムを提供する。
【0023】
第6の特徴に係る発明によれば、第5の特徴に係る発明であるサウナシェアリングシステムにおいて、前記レコメンド部は、前記利用者が究極の快感状態となり得るサウナ施設及びサウナ施設の環境に加えて、その利用タイミングと利用方法を前記利用者にレコメンドする。
【0024】
第7の特徴に係る発明は、
コンピュータシステムが実行するサウナシェアリング方法であって、
サウナの利用者に関する利用者データを記憶するステップと、
前記利用者が利用可能なサウナ施設の施設情報を記憶するステップと、
前記利用者が選択した前記サウナ施設の予約を時間毎に受付けるステップと、
前記予約に応じて、予約した時間の当該サウナ施設のリモートロックを制御するステップと、
前記利用者から、前記利用者が究極の快感状態であるかどうかとバイタルデータとを受信するステップと、
前記利用者が前記サウナ施設の利用を開始してから究極の快感状態となるタイミングまでのバイタルデータを学習するステップと、
を備えるサウナシェアリング方法を提供する。
【0025】
第8の特徴に係る発明は、
コンピュータに、
サウナの利用者に関する利用者データを記憶するステップ、
前記利用者が利用可能なサウナ施設の施設情報を記憶するステップ、
前記利用者が選択した前記サウナ施設の予約を時間毎に受付けるステップ、
前記予約に応じて、予約した時間の当該サウナ施設のリモートロックを制御するステップ、
前記利用者から、前記利用者が究極の快感状態であるかどうかとバイタルデータとを受信するステップ、
前記利用者が前記サウナ施設の利用を開始してから究極の快感状態となるタイミングまでのバイタルデータを学習するステップ、
を実行させるためのプログラムを提供する。
【発明の効果】
【0026】
本発明によれば、サウナの利用者とサウナ施設の提供者のためのプラットフォームを構築し、サウナ情報をシェアリングするサウナシェアリングシステム、サウナシェアリング方法及びそのプログラムを提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【
図1】サウナシェアリングシステム1の概要を説明する図である。
【
図2】サウナシェアリングシステム1の機能構成を示す図である。
【
図3】サウナシェアリングシステム1が実行するサウナシェアリング処理を示す図である。
【
図4】サウナシェアリングシステム1の別の機能構成を示す図である。
【
図5】サウナシェアリングシステム1が実行するバイタルデータ学習処理とレコメンド処理を示す図である。
【
図6】利用者端末50からサウナ施設300のリモートロックでロック処理を行う場合の画面の一例である。
【
図7】利用者端末50からサウナ施設300のリモートロックでオープン処理を行う場合の画面の一例である。
【
図8】利用者端末50にサウナ施設300の場所を地図で表示する画面の一例である。
【
図9】利用者端末50に地図上で選択したサウナ施設300の情報を表示する画面の一例である。
【
図10】利用者端末50でサウナ施設300の予約を行う画面の一例である。
【
図11】バイタルデータ取得装置60から究極の快感状態であることを送信する画面の一例である。
【
図12】利用者端末50に究極の快感状態を得るためにおすすめのサウナ施設と利用方法を表示する画面の一例である。
【
図13】バイタルデータ取得装置60に究極の快感状態を得るためにおすすめの利用タイミングと利用方法を表示する画面の一例である。
【
図14】利用者データと施設情報のデータの内容の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、実施形態)について詳細に説明する。以降の図においては、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号又は符号を付している。
【0029】
[基本概念/基本構成]
図1は、サウナシェアリングシステム1の概要を説明するための図である。サウナシェアリングシステム1は、利用者データと施設情報とを記憶しておき、利用者200からの予約を受け付け、予約に応じてサウナ施設300のリモートロックを制御するサウナシェアリング装置100と、利用者200と、利用者200が利用する利用者端末50と、サウナ施設300と、を少なくとも含むシステムである。
【0030】
まず、サウナシェアリング装置100は、利用者データを取得し記憶する(ステップS01)。利用者データとは、サウナシェアリングシステム1を利用する利用者200についてのデータである。
【0031】
次に、サウナシェアリング装置100は、施設情報を取得し記憶する(ステップS02)。施設情報とは、サウナシェアリングシステム1で利用可能なサウナ施設300についての情報である。
【0032】
図14は、利用者データと施設情報のデータの内容の一例を示す図である。利用者データは、利用者200の「氏名、年齢(生年月日)、性別、利用施設情報、お気に入り施設情報」等の情報を含むものとする。クレジットカードや電子マネー等の支払いに関するデータもあわせて含めてもよい。施設情報は、サウナ施設300の「名称、住所、提供者、広さ、ストーブ種類、水風呂の有無、休憩所の有無、サウナアイテム、利用料金」等の情報を含むものとする。「サウナ室温度、サウナ室湿度、水風呂温度、空き状況」等のリアルタイムに取得すべき情報もあわせて含めてもよい。
【0033】
図1に戻り、利用者200は利用者端末50から時間を指定してサウナ施設300の予約を行う(ステップS03)。利用者200は、予約を行う前に、利用者データを端末50からサウナシェアリングシステム1に登録しておくものとする。
【0034】
最後に、サウナシェアリング装置100は、利用者200の予約に応じて、サウナ施設300のリモートロックを制御する(ステップS04)。利用時間になって利用者200がサウナ施設300に入ったらロック処理をし、利用終了時にオープン処理をするものとする。
【0035】
ここで、サウナ施設300は、サウナシェアリングシステム1から予約して利用可能なサウナ施設であり、サウナ施設300の提供者が、事前に施設情報をサウナシェアリングシステム1に登録しておくものとする。また、サウナ施設300はリモートロック機能を備え、サウナシェアリング装置100からのロック制御をうけて、ロック処理とオープン処理が可能なものとする。また、サウナ施設300には、温度計、湿度計、センサー等を備え、「サウナ室温度、サウナ室湿度、水風呂温度、空き状況」等の情報を、リアルタイムでサウナシェアリング装置100に送信する、通信機能も備えるものとする。また、サウナシェアリングシステム1は、サウナ施設300の提供者に対して、利用者200の利用に応じて報酬を支払う支払い機能を有してもよい。
【0036】
このようなサウナシェアリングシステム1によれば、サウナの利用者200とサウナ施設300の提供者のためのプラットフォームを構築し、サウナ情報をシェアリングするサウナシェアリングシステム、サウナシェアリング方法及びそのプログラムを提供することができる。
【0037】
[機能構成]
図2に基づいて、サウナシェアリングシステム1の機能構成について説明する。サウナシェアリングシステム1は、サウナシェアリング装置100と、このサウナシェアリング装置100とネットワーク3を介して通信可能に接続された利用者端末50とを備える。
図2には図示していないが、サウナシェアリング装置100はネットワーク3を介して、必要に応じてサウナ施設300と通信可能であるものとする。サウナシェアリング装置100は、実在する装置に限らず、仮想的な装置であってもよい。また、サウナシェアリングシステム1は、その他の端末や装置類等が含まれていてよい。この場合、サウナシェアリングシステム1は、後述する処理を、サウナシェアリング装置100、利用者端末50、その他の端末、装置の何れか又は複数の組み合わせにより構成される。
【0038】
サウナシェアリング装置100は、サウナシェアリングシステム1を提供する管理者により管理されるサーバ機能を有するコンピュータやパーソナルコンピュータ等であり、上述した複数の利用者端末50やサウナ施設300、その他の端末や装置類等と、公衆回線網等のネットワーク3を介してデータ通信可能に接続されており、必要なデータの送受信や各種処理を実行する。
【0039】
サウナシェアリング装置100は、例えば、1台のコンピュータで実現されてもよいし、クラウドコンピュータのように、複数のコンピュータで実現されてもよい。本明細書におけるクラウドコンピュータとは、ある特定の機能を果たす際に、任意のコンピュータをスケーラブルに用いるものや、あるシステムを実現するために複数の機能構成を含み、その機能を自由に組み合わせて用いるものの何れであってもよい。
【0040】
サウナシェアリング装置100は、制御部(非図示)として、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備え、通信部(非図示)として、他の端末や装置等と通信可能にするためのデバイス、例えば、IEEE802.11に準拠したWi―Fi(Wireless―Fidelity)対応デバイス等を備える。また、サウナシェアリング装置100は、記憶部(非図示)として、ハードディスクや半導体メモリ、記憶媒体、メモリカード等によるデータのストレージ部を備える。また、サウナシェアリング装置100は、処理部(非図示)として、各種処理を実行する各種デバイス等を備える。
【0041】
サウナシェアリング装置100において、制御部が所定のプログラムを読み込むことにより、通信部、記憶部、処理部と協働して、利用者データ記憶部101、施設情報記憶部102、予約受付部103、ロック制御部104を実現する。
【0042】
利用者端末50は、利用者200が所持するスマートフォンやタブレット端末等の携帯端末やスマートグラス等のヘッドマウントディスプレイ等のウェアラブル端末、パーソナルコンピュータ等であり、上述したサウナシェアリング装置100と、ネットワーク3を介してデータ通信可能に接続されており、必要なデータの送受信や各種処理を実行する。
【0043】
利用者端末50は、端末制御部51として、上述したサウナシェアリング装置100における制御部と同様に、CPU、GPU、RAM、ROM等を備える。また、端末50は、入出力部52として、データや画像や音声等を入出力する入出力デバイス等を備える。また、利用者端末50は、通信部53として、サウナシェアリング装置100と通信可能にするためのデバイス等を備える。
【0044】
[サウナシェアリング処理]
図3に基づいて、サウナシェアリング装置100と、利用者端末50とが実行するサウナシェアリング処理について説明する。
図3は、サウナシェアリング装置100と、利用者端末50とが実行するサウナシェアリング処理のフローチャートを示す図である。上述した各部が実行する処理について、本処理にあわせて説明する。なお、
図2では、利用者データ記憶部101、施設情報記憶部102、予約受付部103、ロック制御部104はサウナシェアリング装置100上でのみ動作するように図示したが、これらの機能は、端末50の端末制御部51が所定のプログラムを読み込むことにより、入出力部52、通信部53と協働して、利用者端末50上で動作してもよい。
【0045】
最初に、利用者200は、利用者端末50の入出力部52を介して、利用者200の利用者データを入力して、サウナシェアリング装置100に送信する(ステップS301)。ここで、利用者データとは、サウナシェアリングシステム1を利用する利用者200についてのデータである。前述の通り、利用者データは、利用者200の「氏名、年齢(生年月日)、性別、利用施設情報、お気に入り施設情報」等の情報を含むものとする。クレジットカードや電子マネー等の支払いに関するデータもあわせてふくめてもよい。
【0046】
次に、サウナシェアリング装置100の利用者データ記憶部101は、利用者200の利用者データを受信する(ステップS302)。
【0047】
利用者データ記憶部101は、受信した利用者データを記憶する(ステップS303)。この利用者データの記憶処理は、利用者200が予め行っておいてもよいし、サウナ施設300の予約を始めて行う際に行ってもよい。また、利用者データ記憶部101には、複数の利用者200のデータを記憶するものとする。
【0048】
次に、サウナシェアリング装置100の施設情報記憶部102は、施設情報を受信する(ステップS304)。ここで、施設情報とは、サウナシェアリングシステム1で利用可能なサウナ施設300についての情報である。前述の通り、施設情報は、サウナ施設300の「名称、住所、提供者、広さ、ストーブ種類、水風呂の有無、休憩所の有無、サウナアイテム、利用料金」等の情報を含むものとする。「サウナ室温度、サウナ室湿度、水風呂温度、空き状況」等のリアルタイムに取得すべき情報もあわせて含めてもよい。
【0049】
施設情報記憶部102は、受信した施設情報を記憶する(ステップS305)。ここでは、施設情報の記憶処理をステップS304、ステップS305として記載したが、サウナ施設300の提供者が、施設情報をサウナシェアリングシステム1に登録するタイミングで随時行う、又は、サウナシェアリングシステム1を提供する管理者が設定したタイミングで行ってよいものとする。
【0050】
次に、利用者200は利用者端末50から時間を指定してサウナ施設300の予約するための予約データを送信する(ステップS306)。予約データには、予約したいサウナ施設300の名称や予約したい日時等、必要な情報を含むものとする。
【0051】
サウナシェアリング装置100の予約受付部103は、予約データを受信する(ステップS307)。
【0052】
予約受付部103は、受信した予約データを基に、利用者200の予約を受け付ける(ステップS308)。予約の受付により、サウナ施設300の空き情報を更新して、利用者200の予約時間には、別の利用者からの予約を受け付けられないよう、施設情報を更新する。
【0053】
図8は、利用者端末50にサウナ施設300の場所を地図で表示する画面の一例である。サウナシェアリングシステム1は、利用者200に対して、現在地や指定した地域の付近の地図を表示して、地図上の場所を指定させることで、サウナ施設の選択と予約を可能とする。
【0054】
図9は、利用者端末50に地図上で選択したサウナ施設300の情報を表示する画面の一例である。利用者200に、画面上の地図のあるサウナ施設300を選択させることで、選択したサウナ施設300の施設情報を表示する。
図9では、画面上部にサウナ施設の写真、名称、住所、料金、サウナ室の温度、サウナ室の湿度、水風呂の温度、利用者によるサウナ評価、レビュー件数、を表示する例を示している。
【0055】
図10は、利用者端末50でサウナ施設300の予約を行う画面の一例である。利用者200に日程、時間、利用人数等を入力させ、「予約する」ボタンを選択することで、サウナ施設300の予約を可能とする。
図10では、利用時の利用金額もあわせて表示する例を示している。ここで、クレジットカードや電子マネー等、利用金額の支払い方法もあわせて設定可能としてもよい。
【0056】
図3に戻り、サウナシェアリング装置100のロック制御部104は、利用者200の予約に応じて、サウナ施設300のリモートロックを制御する(ステップS309)。利用時間になって利用者200がサウナ施設300に入ったらロック処理をし、利用終了時にオープン処理をするものとする。ロック制御部104は、利用者200の利用者端末50から、リモートロックの開閉の信号を受信して、制御を行ってもよい。
【0057】
図6は、利用者端末50からサウナ施設300のリモートロックでロック処理を行う場合の画面の一例である。利用時間になって利用者200がサウナ施設300に入ったら、利用者200の利用者端末50からのロック処理を可能とする。
図6では、画面下部の「Remote Lock Close」ボタンを選択することで、利用者端末50からサウナシェアリング装置100のロック制御部104に対してロック閉の信号を送信する。ロック制御部104は、ロック閉の信号の受信により、サウナ施設300のロック処理(施錠)を行う。
【0058】
図7は、利用者端末50からサウナ施設300のリモートロックでオープン処理を行う場合の画面の一例である。利用開始後(利用者200によるサウナ施設300の施錠後)、利用者200の利用者端末50からのオープン処理を可能とする。
図7では、画面下部の「Remote Lock Open」ボタンを選択することで、利用者端末50からサウナシェアリング装置100のロック制御部104に対してロック開の信号を送信する。ロック制御部104は、ロック開の信号の受信により、サウナ施設300のオープン処理(開錠)を行う。
【0059】
図3に戻り、最後に、サウナシェアリング装置100のロック制御部104は、ロック制御が完了したかどうかを確認し、完了していなければステップS309に戻り、完了していればサウナシェアリング処理を終了する(ステップS310)。ここで、ロック制御が完了しているかどうかは、利用者200の予約時間が過ぎ、サウナ施設300のリモートロックがオープン処理されているかどうかで判定可能である。予約時間が過ぎているのにも関わらず、サウナ施設300のリモートロックがオープン処理されていない場合には、オープン処理を実施してロック制御を完了してもよい。また、サウナ施設300の利用が不正に延長されているとみなされる場合には、利用者200の利用者端末50に対して警告処理を行ってもよい。逆に、利用者200が倒れているなど緊急の場合とみなされる場合には、緊急通報を行ってもよい。
【0060】
以上が、サウナシェアリング処理である。
【0061】
[その他の機能構成]
図4に基づいて、サウナシェアリングシステム1のその他の機能構成について説明する。
図4は、サウナシェアリングシステム1の別の機能構成を示す図である。
図2の機能構成に加えて、サウナシェアリング装置100において、制御部が所定のプログラムを読み込むことにより、通信部、記憶部、処理部と協働して、バイタルデータ受信部105、バイタル学習部106、推測部107、環境データ抽出部108、環境学習部109、レコメンド部110等を実現することが可能である。
【0062】
また、利用者200のバイタルデータを取得するバイタルデータ取得装置60を備える。バイタルデータ取得装置60は、利用者200が所持するウェアラブル端末等のバイタルデータ取得部61を備える装置であり、上述したサウナシェアリング装置100と、ネットワーク3を介してデータ通信可能に接続されており、必要なデータの送受信や各種処理を実行する。ここでは、バイタルデータ取得装置60は、利用者端末50と別に図示したが、利用者端末50とバイタルデータ取得装置60は同一の装置であってもよい。
【0063】
バイタルデータ取得装置60は、バイタルデータ取得部61として、血圧、体温、心拍、心電図、等のバイタルデータを取得するセンサー等の装置を備える。また、制御部62として、CPU、GPU、RAM、ROM等を備え、入出力部63として、データや画像や音声等を入出力する入出力デバイス等を備え、通信部64として、サウナシェアリング装置100と通信可能にするためのデバイス等を備える。
【0064】
[バイタルデータ学習処理とレコメンド処理]
図5に基づいて、サウナシェアリング装置100と、バイタルデータ取得装置60とが実行するバイタルデータ学習処理とレコメンド処理について説明する。
図5は、サウナシェアリングシステム1が実行するバイタルデータ学習処理とレコメンド処理のフローチャートを示す図である。なお、
図4では、利用者データ記憶部101、施設情報記憶部102、予約受付部103、ロック制御部104、バイタルデータ受信部105、バイタル学習部106、推測部107、環境データ抽出部108、環境学習部109、レコメンド部110はサウナシェアリング装置100上でのみ動作するように図示したが、これらの機能は、端末50の端末制御部51が所定のプログラムを読み込むことにより、入出力部52、通信部53と協働して、利用者端末50上で動作してもよい。また、バイタルデータ受信部105、バイタル学習部106、推測部107、環境データ抽出部108、環境学習部109、レコメンド部110は、バイタルデータ取得装置60の制御部62が所定のプログラムを読み込むことにより、入出力部63、通信部64と協働して、バイタルデータ取得装置60上で動作してもよい。
【0065】
サウナ利用時に、利用者が究極の快感状態となることがある。この状態は、サウナ愛好者に「ととのう」と呼ばれる状態であり、サウナトランス等とも表現される。この究極の快感状態、すなわち「ととのう」状態には、交感神経優位な状態から副交感神経優位な状態に移行して、βエンドルフィンが分泌されることにより起こるのではないか等の説がある。この「ととのう」状態になることが、サウナ利用者の大きな目的となっている。
【0066】
そこで、本発明では、バイタルデータ学習処理とレコメンド処理により、究極の快感状態となり得るサウナ施設、サウナ施設の環境、利用タイミング、利用方法等を利用者200にレコメンドする。
【0067】
最初に、バイタルデータ取得装置60は、利用者200が究極の快感状態であるかどうかという情報とあわせて、バイタルデータ取得部61で取得した利用者200のバイタルデータを、サウナシェアリング装置100に送信する(ステップS501)。ここでのバイタルデータとは、血圧、体温、心拍、心電図、等である。利用者200が究極の快感状態であるかどうかという情報は、学習用に必要なものである。
【0068】
図11は、バイタルデータ取得装置60から究極の快感状態であることを送信する画面の一例である。利用者200が、究極の快感状態であるときに、「ととのった!」ボタンを選択することで、利用者200が究極の快感状態であるという情報をバイタルデータ取得装置60からサウナシェアリング装置100に送信する。ボタンが選択されていない場合には、究極の快感状態でないという情報とあわせて、バイタルデータを送信するものとする。
【0069】
図5に戻って、サウナシェアリング装置100のバイタルデータ受信部105は、利用者200が究極の快感状態であるかどうかという情報とバイタルデータを受信する(ステップS502)。
【0070】
次にサウナシェアリング装置100のバイタル学習部106は、利用者200が究極の快感状態である場合、サウナ施設300の利用を開始してから究極の快感状態となるタイミングまでのバイタルデータを学習する(ステップS503)。利用者200に対して、ステップS501からステップS503を繰り返して学習することにより、どのようなバイタルデータの遷移が起こった時に、究極の快感状態となりやすいのかを推測することが可能となる。逆に、究極の快感状態ではない場合のバイタルデータからは、どのようにバイタルデータが推移すると、究極の快感状態にならないのかを学習することができる。
【0071】
ステップS501からステップS503がバイタルデータ学習処理であり、
図5のフローチャートでは、レコメンド処理と1つのフローチャートとして示したが、この部分のみ独立して実行してもよい。
【0072】
ステップS504以降がレコメンド処理である。
【0073】
バイタルデータ取得装置60は、サウナシェアリング装置100に対して、利用者200がサウナ施設300の利用を開始したタイミングで、サウナの利用開始を送信する(ステップS504)。ここでは、バイタルデータ取得装置60が利用開始を送信する例を記載したが、利用者端末50から利用開始を送信してもよい。
【0074】
サウナシェアリング装置100は、サウナの利用開始を受信する(ステップS505)。
【0075】
次に、バイタルデータ取得装置60は、バイタルデータ取得部61で取得した利用者200のバイタルデータを、サウナシェアリング装置100に送信する(ステップS506)。ここでのバイタルデータとは、血圧、体温、心拍、心電図、等である。ここでは、学習が済んでいるため、利用者200が究極の快感状態であるかどうかという情報は不要である。
【0076】
サウナシェアリング装置100のバイタルデータ受信部105は、利用者200のバイタルデータを受信する(ステップS507)。
【0077】
次に、サウナシェアリング装置100の推測部107は、利用者200が究極の快感状態であるかどうかを前記学習結果に基づき推測する(ステップS508)。究極の快感状態でない場合には、ステップS507に戻ってバイタルデータの受信を続け、究極の快感状態である場合には、次のステップS509へと進む。
【0078】
利用者200が究極の快感状態である場合、サウナシェアリング装置100の環境データ抽出部108は、利用者200がサウナ施設300の利用を開始してから究極の快感状態と推測したタイミングまでのサウナ施設300の環境データを抽出する(ステップS509)。ここで、環境データとは、「サウナ室温度、サウナ室湿度、水風呂温度」等の利用者200が利用しているサウナ施設300の環境情報である。環境データ抽出部107は、サウナ施設300から環境データを取得してもよいし、利用者端末50やバイタルデータ取得装置60が環境データを取得可能な機能を備えている場合には、利用者端末50やバイタルデータ取得装置60から環境データを取得してもよい。
【0079】
次に、サウナシェアリング装置100の環境学習部109は、利用者200がサウナ施設300の利用を開始してから、究極の快感状態と推測したタイミングまでの環境データを学習する(ステップS510)。この学習により、どのような環境データの遷移が起こった時に、究極の快感状態となりやすいのかを推測することが可能となる。
【0080】
ステップS510の学習結果を基に、サウナシェアリング装置100のレコメンド部110は、利用者200が究極の快感状態となり得るサウナ施設300及びサウナ施設300の環境を利用者200にレコメンドする(ステップS511)。
図5のフローでは、フローチャート内にレコメンド処理を示したが、独立したタイミングで、レコメンド処理を行ってもよい。
【0081】
図12は、利用者端末50に究極の快感状態を得るためにおすすめのサウナ施設と利用方法を表示する画面の一例である。ステップS510の学習結果を基に、例えば、利用者端末50でサウナシェアリグシステム1の予約画面を開いたときに、『前回の「ととのう」体験から、あなたが「ととのう」ためには、サウナ室温度:90℃、サウナ室湿度:75%、水風呂温度:16.5℃の『AOSHIMA SAUNA CLUB』で、サウナ:10分、水風呂:2分、休憩:5分を 1セット として、「3セット」繰り返すのがおすすめです!』とレコメンドすることが可能となる。
【0082】
図13は、バイタルデータ取得装置60に究極の快感状態を得るためにおすすめの利用タイミングと利用方法を表示する画面の一例である。ステップS510の学習結果を基に、例えば、サウナ施設300の利用開始時に、バイタルデータ取得装置60に『ととのえるためには、1.90℃のサウナに10分、2.16.5℃の水風呂に2分、3.休憩を5分、1.~3.を3セット繰り返してください。』と表示して、アラーム設定を可能とすることで、サウナ施設300を、究極の快感状態になりやすい方法で利用することが可能となる。
【0083】
図5に戻り、バイタルデータ取得装置60は、利用者200がサウナの利用を終了するかどうか確認する(ステップS512)。終了しない場合には、ステップS506に戻ってバイタルデータを送信し、終了する場合には、次のステップS513へと進む。
【0084】
サウナ利用を終了する場合、バイタルデータ取得装置60は、サウナの利用を終了することを、サウナシェアリング装置100に送信する(ステップS513)。ここでは、バイタルデータ取得装置60が利用終了を送信する例を記載したが、利用者端末50から利用開始を送信してもよい。
【0085】
最後に、サウナシェアリング装置100がサウナ利用終了を受信する(ステップS514)。
【0086】
このように、レコメンド処理により、利用者200は自分が「ととのう」サウナ施設300やサウナの利用方法を知ることができ、サウナ施設の利用率向上を図れるとともに、利用者200の満足度を向上させることが可能となる。
【0087】
以上が、バイタルデータ学習処理とレコメンド処理である。
【0088】
上述した手段、機能は、コンピュータ(CPU、情報処理装置、各種端末を含む)が、所定のプログラムを読み込んで、実行することによって実現される。プログラムは、例えば、コンピュータからネットワーク経由で提供される(SaaS:ソフトウェア・アズ・ア・サービス)形態やクラウドサービスで提供されてよい。また、プログラムは、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録された形態で提供される。この場合、コンピュータはその記録媒体からプログラムを読み取って内部記録装置又は外部記録装置に転送し記録して実行する。また、そのプログラムを、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク等の記録装置(記録媒体)に予め記録しておき、その記録装置から通信回線を介してコンピュータに提供するようにしてもよい。
【0089】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述したこれらの実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
【符号の説明】
【0090】
1 サウナシェアリングシステム
3 ネットワーク
50 利用者端末
51 端末制御部
52 入出力部
53 通信部
60 バイタルデータ取得装置
61 バイタルデータ取得部
62 制御部
63 入出力部
64 通信部
100 サウナシェアリング装置
101 利用者データ記憶部
102 施設情報記憶部
103 予約受付部
104 ロック制御部
105 バイタルデータ受信部
106 バイタル学習部
107 推測部
108 環境データ抽出部
109 環境学習部
110 レコメンド部
200 利用者
300 サウナ施設