(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-25
(45)【発行日】2024-07-03
(54)【発明の名称】収容ユニット及び収容ユニット製造方法
(51)【国際特許分類】
G02B 6/46 20060101AFI20240626BHJP
【FI】
G02B6/46
(21)【出願番号】P 2023502039
(86)(22)【出願日】2021-08-04
(86)【国際出願番号】 JP2021028996
(87)【国際公開番号】W WO2022180886
(87)【国際公開日】2022-09-01
【審査請求日】2022-12-21
(31)【優先権主張番号】P 2021031159
(32)【優先日】2021-02-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】000005186
【氏名又は名称】株式会社フジクラ
(74)【代理人】
【識別番号】110000176
【氏名又は名称】弁理士法人一色国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】武田 力丸
【審査官】奥村 政人
(56)【参考文献】
【文献】特開平09-197144(JP,A)
【文献】特開2008-225318(JP,A)
【文献】特開2000-206342(JP,A)
【文献】実開昭63-135307(JP,U)
【文献】米国特許第10795105(US,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G02B 6/46
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
光ファイバを収容するトレイと、
前記トレイを挿入する挿入口を有し、前記トレイを上下方向に複数格納することが可能に構成された筐体と、
前記筐体に設けられ、前記トレイの下部をスライド可能に支持する複数の支持部材と、
を備え、
前記支持部材は、
前記トレイのスライド方向及び前記上下方向と直交する左右方向に離れて配置された一対の腕部と、
前記腕部の前記挿入口近傍に設けられ、当該支持部材の下側に格納される前記トレイの上部と干渉する凸部と、
を有し、
前記トレイは、
前記光ファイバを載置する底部と、
前記底部から上側に立ち上がり、前記光ファイバの収容空間を構成する縁部と、
前記縁部から前記収容空間に向かって延出し、前記底部に載置された前記光ファイバを上側から押さえる爪部と、
前記縁部に設けられ、前記爪部の基端から上側に突出し、前記凸部と干渉する突起と、
を有することを特徴とする収容ユニット。
【請求項2】
請求項1に記載の収容ユニットであって、
前記腕部の前縁と前記凸部の後縁との間の長さは、前記爪部の突出量よりも短いことを特徴とする収容ユニット。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の収容ユニットであって、
前記腕部の幅は、前記爪部の頂部と前記トレイの前記左右方向における外側の縁との間の前記左右方向の寸法よりも短いことを特徴とする収容ユニット。
【請求項4】
請求項1~3のいずれかに記載の収容ユニットであって、
前記トレイの下面であって前記突起の下側に、凹部が設けられていることを特徴とする収容ユニット。
【請求項5】
請求項1~4のいずれかに記載の収容ユニットであって、
前記トレイは、前記縁部の内側において、収容した前記光ファイバを湾曲させるガイド面を有しており、
前記トレイの前記左右方向における外側の縁と、前記突起の前記左右方向における内側の縁との間の長さは、前記ガイド面の曲げ半径未満であることを特徴とする収容ユニット。
【請求項6】
請求項5に記載の収容ユニットであって、
前記ガイド面の曲げ半径は、前記トレイに収容される前記光ファイバの許容曲げ半径以上であることを特徴とする収容ユニット。
【請求項7】
請求項1~6のいずれかに記載の収容ユニットであって、
前記腕部は、前記スライド方向の後ほど前記左右方向の幅が狭くなることを特徴とする収容ユニット。
【請求項8】
請求項1~7のいずれかに記載の収容ユニットであって、
前記筐体の側面を構成する金属板が折り曲げられることによって、上下方向に並ぶ複数の前記腕部が構成されていることを特徴とする収容ユニット。
【請求項9】
請求項1~8のいずれかに記載の収容ユニットであって、
前記腕部は、貫通穴を有しており、
フランジ付き突出部材を下側に突出させつつ当該フランジ付き突出部材のフランジが前記貫通穴に圧入されることによって、前記凸部が構成されていることを特徴とする収容ユニット。
【請求項10】
1枚の金属板を折り曲げることによって、複数の腕部を形成すること、及び
一対の前記金属板を
左右方向に離して配置して筐体を構成すること、
を行うことによって、
光ファイバを収容するトレイを挿入する挿入口を有し、前記トレイを上下方向に複数格納することが可能に構成された前記筐体と、
前記筐体に設けられ、前記トレイの下部をスライド可能に支持する複数の支持部材と、
を備え、
前記支持部材は、
前記トレイのスライド方向及び前記上下方向と直交する
前記左右方向に離れて配置された一対の前記腕部と、
前記腕部の前記挿入口近傍に設けられ、当該支持部材の下側に格納される前記トレイの上部と干渉する凸部と
を有する収容ユニットを製造することを特徴とする収容ユニット製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、収容ユニット及び収容ユニット製造方法に関する。
本願は、2021年2月26日に、日本に出願された特願2021-031159号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、光ファイバが収容されるトレイを格納するキャビネットが記載されている。また、特許文献1には、多段に格納された複数のトレイをスライドさせるスライド機構が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
光ファイバの高密度化に伴い、トレイに多数の光ファイバを収容すると、トレイの重量が増加する。この結果、トレイに働く摩擦力が増加するため、トレイがスライドし難くなる。また、トレイが変形することによって、トレイがスライドし難くなる。
【0005】
本発明は、簡易な構成でトレイのスライド性を向上させる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の態様に係る収容ユニットは、光ファイバを収容するトレイを挿入する挿入口を有し、前記トレイを上下方向に複数格納することが可能に構成された筐体と、前記筐体に設けられ、前記トレイの下部をスライド可能に支持する複数の支持部材と、を備え、前記支持部材は、前記トレイのスライド方向及び前記上下方向と直交する左右方向に離れて配置された一対の腕部と、前記腕部の前記挿入口近傍に設けられ、当該支持部材の下側に格納される前記トレイの上部と干渉する凸部とを有する。
また、本発明の第2の態様に係る収容ユニット製造方法は、金属板を折り曲げることによって、複数の腕部を形成すること、及び、一対の前記金属板を離して配置して筐体を構成すること、を行うことによって、光ファイバを収容するトレイを挿入する挿入口を有し、前記トレイを上下方向に複数格納することが可能に構成された前記筐体と、前記筐体に設けられ、前記トレイの下部をスライド可能に支持する複数の支持部材と、を備え、前記支持部材は、前記トレイのスライド方向及び前記上下方向と直交する左右方向に離れて配置された一対の前記腕部と、前記腕部の前記挿入口近傍に設けられ、当該支持部材の下側に格納される前記トレイの上部と干渉する凸部とを有する収容ユニットを製造する。
【0007】
本発明の他の特徴については、後述する明細書及び図面の記載により明らかにする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、簡易な構成でトレイのスライド性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図4】
図4Aは、筐体21の上縁近傍の正面図である。
図4Bは、筐体21の下縁近傍の正面図である。
【
図6】
図6Aは、凸部24を構成するフランジ付き突出部材241の説明図である。
図6Bは、凸部24を腕部23に取り付ける様子の説明図である。
【
図9】
図9は、本実施形態の突起34の周辺の拡大斜視図である。
【
図10】
図10Aは、トレイ30の突起34と腕部23の凸部24とが干渉するときの様子の説明図である。
図10Bは、トレイ30の着脱時の様子の説明図である。
図10Cは、トレイ30の側面図である。
【
図11】
図11は、トレイ30の突起34と腕部23の凸部24とが干渉するときの様子の上面拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
後述する明細書及び図面の記載から、本願発明の一例となる実施形態を説明する。
【0011】
===本実施形態===
図1は、キャビネット10の説明図である。キャビネット10には、2本の光ケーブル1(第1光ケーブル1A及び第2光ケーブル1B(不図示))が導入されている。それぞれの光ケーブル1には、複数の光ファイバユニット3(複数の光ファイバの束)が収容されている。光ファイバユニット3は、複数の光ファイバテープの束で構成されており、複数の光ファイバを有する。図中には、一方の光ケーブル1(第1光ケーブル1A)の1つの第1光ファイバユニット3Aと、他方の光ケーブル1(第2光ケーブル1B)の1つの第2光ファイバユニット3Bが示されている。しかし、実際には、多数の光ファイバユニット3がキャビネット10内に配線される。光ケーブル1から分岐させた光ファイバユニット3は、保護チューブ(例えば網目状チューブ)に挿通されて保護された状態でキャビネット10内に配線されている。但し、光ファイバユニット3は、保護チューブに挿通されていない状態の複数の光ファイバの束であっても良い。一方の光ケーブル1の多数の光ファイバ(第1光ファイバ)と、他方の光ケーブル1の多数の光ファイバ(第2光ファイバ)とがそれぞれ接続されており、光ファイバ同士を接続した多数の接続部がキャビネット10に収容される。
【0012】
本実施形態では、光ファイバ同士は融着接続されている。そのため、キャビネット10には多数の融着接続部が収容されている。このため、キャビネット10は、融着架と呼ばれることもある。但し、融着接続以外の方法で光ファイバ同士が接続されていても良い。キャビネット10はラックと呼ばれることもある。キャビネット10は、複数の収容ユニット11を有する。図中には、第1光ファイバユニット3Aの光ファイバと、第2光ファイバユニット3Bの光ファイバとを融着接続するときの様子が示されている(図中には、融着接続部をトレイ30に収容するとともに、光ファイバの余長をトレイ30に収容するときの様子が示されている)。
【0013】
図2は、収容ユニット11の説明図である。前述のキャビネット10には、
図2に示す収容ユニット11が上下方向に並んで複数配置されている(
図1参照)。
【0014】
以下の説明では、
図2に示すように、各方向を定める。収容ユニット11に収容される複数のトレイ30の並ぶ方向を「上下方向」とし、トレイ30の底側を「下側」とし、逆側(トレイ30の開放側)を「上側」とする。なお、鉛直方向が「上下方向」となり、鉛直方向上側が「上側」となり、鉛直方向下側が「下側」となる。また、トレイ30をスライドさせる方向を「前後方向」とし、トレイ30を引き出す側を「前側」とし、逆側を「後側」とする。なお、トレイ30をスライドさせる方向のことを「スライド方向」、「挿抜方向」と呼ぶことがあり、後のことを「奥行方向」と呼ぶことがある。また、上下方向及び前後方向(スライド方向)に垂直な方向を「左右方向」とし、収容ユニット11を前側から見たときの右側を「右側」とし、逆側を「左側」とする。
【0015】
収容ユニット11は、収容棚20と、複数のトレイ30とを有する。なお、トレイ30を収容していない状態の収容ユニット11(単体の収容棚20;空の収容ユニット11)のことを収容ユニットと呼ぶこともある。
【0016】
収容棚20は、複数のトレイ30を収容する部材である。収容棚20には前面パネル21Bが設けられている。前面パネル21Bを開くと、収容棚20からトレイ30を引き出すことが可能となる。但し、収容棚20は、前面パネル21Bを備えていなくても良い。収容棚20は、筐体21と、複数の支持部材22とを有する。
【0017】
図3Aは、筐体21の斜視図である。
図3Bは、筐体21の正面図である。
図3A及び
図3Bでは、前面パネル21Bを省略して筐体21が示されている。
【0018】
筐体21は、トレイ30を挿入する挿入口21Aを有し、トレイ30を上下方向に複数格納することが可能に構成された部材(外枠;フレーム)である。筐体21は、上下方向に並ぶ複数のトレイ30の上下及び左右を囲繞する部材である。筐体21は、上板部211と、下板部212と、一対の側板部213とを有する。上板部211は、筐体21の上面を構成するための部材である。上板部211は、一番上に収容されたトレイ30を上側から覆う部材となる。下板部212は、筐体21の下面を構成するための部材である。下板部212は、一番下に収容されたトレイ30の底面に対向して設けられる部材である。下板部212は、トレイ30の下抜けを防止する部材となる。一対の側板部213は、筐体21の側面を構成するための部材である。筐体21は、上板部211、下板部212及び一対の側板部213によって、複数のトレイ30を囲繞するように構成されている。筐体21の前面には挿入口21Aが構成されている。挿入口21Aは、トレイ30を挿入するための開口である。前面パネル21Bが閉じられると挿入口21Aが塞がれることになる。
【0019】
なお、筐体21は、固定部214を有する。固定部214は、筐体21をキャビネット10に固定する部位である。本実施形態では、筐体21の側面を構成する金属板がL字状に折り曲げられることによって、固定部214が構成されている。つまり、本実施形態では、側板部213と固定部214とが一部材で構成されている。これにより、部品点数を削減できる。但し、固定部214が、側板部213とは別の部材で構成されても良い。
【0020】
図4Aは、筐体21の上縁近傍の正面図である。
側板部213は、上板固定部213Aを有する(
図5Aも参照)。上板固定部213Aは、上板部211を固定する部位である。本実施形態では、筐体21の側面を構成する金属板がL字状に折り曲げられることによって、上板固定部213Aが構成されている(後述:
図12A参照)。つまり、本実施形態では、側板部213と上板固定部213Aとが一部材で構成されている。これにより、部品点数を削減できる。但し、上板固定部213Aが、側板部213とは別の部材で構成されても良い。
【0021】
図5A及び
図5Bは、支持部材22の説明図である。
支持部材22は、筐体21に設けられ、トレイ30の下部をスライド可能に支持する部材(部位)である。それぞれの支持部材22は、それぞれ対応するトレイ30を支持する。上下方向に複数(ここでは6個)のトレイ30を並べて収容するため、複数(ここでは6個)の支持部材22は、上下方向に並んで配置されている。それぞれの支持部材22は、一対の腕部23と、凸部24とを有する。
【0022】
腕部23は、トレイ30の下部を支持する部位である。腕部23は、側板部213の内壁面から左右方向内側に向かって突出して設けられている。腕部23は、トレイ30をスライド可能に支持するため、スライド方向(前後方向)に平行な面を有する。
図3に示すように、一対の腕部23は、左右方向に離れて配置されている。一対の腕部23は、左右のそれぞれの側板部213から左右方向内側に向かって突出して設けられている。左右それぞれの側板部213の内壁面には、複数の腕部23が上下方向に並んで配置されている。なお、本実施形態の腕部23は、筐体21の側面を構成する金属板がL字状に折り曲げられることによって、構成されている(後述:
図12A参照)。
【0023】
腕部23は、スライド方向の後(奥行方向)ほど左右方向の幅が狭くなるように、構成されている(
図3A、
図5A参照)。なお、仮に腕部23がスライド方向に一定の幅で構成されていると、トレイ30を後(奥行方向)に向かって収容するときにトレイ30と腕部23との接触面積の増加が大きくなる。すると、トレイ30と腕部23との摩擦力が大きくなるため、トレイ30を滑らかに収容できないおそれがある。これに対し、本実施形態のように、スライド方向の後(奥行方向)ほど左右方向の幅が狭くなるように腕部23が構成されていれば、トレイ30を後(奥行方向)に向かって収容するときにトレイ30と腕部23との接触面積の増加を抑制できる。そのため、レイと腕部23との摩擦力の増加を抑制でき、トレイ30を滑らかに収容できる。但し、腕部23がスライド方向に一定の幅で構成されても良い。
【0024】
図4Bは、筐体21の下縁近傍の正面図である。
最下部の腕部23は、下板固定部213Bと、段差部213Cとを有する。下板固定部213Bは、下板部212を固定する部位である。段差部213Cは、最下部の腕部23と下板固定部213Bとの間に設けられ、最下部の腕部23に対する下板固定部213Bの高さを下げるための部位である。下板部212は、下板固定部213Bに支持された状態で、下板固定部213Bにリベットにて固定されている。段差部213Cは、リベットの頭部が最下部の腕部23の上面(スライド面)よりも下になる程度に、最下部の腕部23に対する下板固定部213Bの高さを下げている。これにより、リベットとトレイ30との干渉を防止している。なお、本実施形態では、筐体21の側面を構成する金属板がL字状に折り曲げられることによって、下板固定部213B及び段差部213Cが構成されている(後述:
図12A参照)。つまり、本実施形態では、側板部213と下板固定部213B及び段差部213Cとが一部材で構成されている。これにより、部品点数を削減できる。但し、下板固定部213Bや段差部213Cが、側板部213とは別の部材で構成されても良い。
【0025】
本実施形態では、下板部212は、下板固定部213Bの下側に固定されている(
図4B参照)。これにより、一番下に収容されたトレイ30の底面と下板部212との間に隙間を形成し易くなるため、仮にトレイ30が光ファイバの重量によって反るように変形しても(トレイ30が下側を凸にして弓なり状に変形しても)、トレイ30の底面と下板部212との接触を抑制できるため、トレイ30のスライド性を向上させることができる。但し、下板部212が、下板固定部213Bの上側に固定されていても良い。
【0026】
凸部24は、トレイ30の上部(詳しくは、後述する突起34)と干渉する部位である。凸部24は、腕部23の挿入口21A側(前側;挿入口21Aの近傍)、つまり腕部23の突出方向の先端に設けられている。引き出されたトレイ30の上部が凸部24と干渉することによって(
図10A参照)、トレイ30が筐体21から意図せずに前抜けすることを抑制できる。凸部24は、支持部材22を構成する腕部23の下面から凸部24が突出している。これにより、或る支持部材22の腕部23に設けられた凸部24は、その支持部材22の下側に配置されるトレイ30の上部と干渉する。この結果、簡易な構成で複数のトレイ30の前抜けを抑制できるとともに、上下方向に並ぶ複数の腕部23の厚さを抑制でき、筐体21の上下方向の寸法を小型化できる。
【0027】
なお、
図5Bに示すように、最上部に収容されるトレイ30に干渉する凸部24は、上板固定部213Aに設けられている。上板部211を固定する上板固定部213Aに最上部の凸部24を設けることによって、簡易な構成にできる。但し、上板固定部213Aとは別の部材に、最上部の凸部24を設けても良い。
【0028】
図6Aは、凸部24を構成するフランジ付き突出部材241の説明図である。フランジ付き突出部材241は、突出部241Aと、フランジ241Bとを有する。突出部241Aは、凸部24を構成する部位である。フランジ241Bは、突出部241Aの外周面よりも外側に突出した部位(鍔部)であり、腕部23に圧入される部位である。突出部241Aは、腕部23の下穴(
図6Bに示す貫通穴23A)の径よりも小さい部位であり、フランジ241Bは、腕部23の下穴(
図6Bに示す貫通穴23A)の径よりも大きい部位である。フランジ付き突出部材241は、例えばセルフクリンチングスペーサーである。しかし、セルフクリンチングスペーサーに限られるものではなく、セルフクリンチングスペーサーのように内部にネジ穴が無くても良い。
【0029】
図6Bは、凸部24を腕部23に取り付ける様子の説明図である。腕部23には、下穴となる貫通穴23Aが予め形成されている。腕部23の貫通穴23Aには、突出部241Aを下側に突出させてフランジ付き突出部材241が挿入される。腕部23の上面に突出しているフランジ241Bを下穴に向かってプレスで圧入することによって、腕部23にフランジ付き突出部材241が取り付けられる。フランジ付き突出部材241を下側に突出させつつフランジ241Bが貫通穴23Aに圧入されることによって、腕部23(下穴)から下側に突出した突出部241Aが凸部24となる。また、フランジ付き突出部材241を下側に突出させつつフランジ241Bが貫通穴23Aに圧入されることによって、腕部23の上面がほぼ平らになり、腕部23に支持されるトレイ30を滑らかにスライドすることが可能になる。本実施形態では、腕部23の上面を平らにしつつ、薄い板厚の腕部23に凸部24を設けることが可能である。但し、フランジ付き突出部材241を用いずに凸部24が形成されても良い。なお、フランジ241Bは腕部23の板厚よりも薄いことが望ましい。これにより、プレス後の腕部23の上面が更に滑らかになる。
【0030】
図7は、トレイ30の斜視図である。
図8は、トレイ30の上面図である。
【0031】
トレイ30は、光ファイバの余長を収容する部材である。
図1及び
図2に示すように、トレイ30は、収容棚20から取り出すことが可能である。トレイ30を収容棚20から取り出すことによって、トレイ30に光ファイバを収容する作業が容易になる。
【0032】
トレイ30は、底部31と、縁部32とを有する。底部31は、トレイ30の底を構成する部位であり、光ファイバを載置する部位である。縁部32は、底部31の周縁から上側に立ち上がり、光ファイバの収容空間を構成する部位である。縁部32は、光ファイバの収容空間を前後及び左右から囲繞する部位である。
【0033】
本実施形態では、トレイ30は、仕切り部40を有する。仕切り部40は、光ファイバの収容空間を仕切る部位である。仕切り部40が光ファイバの収容空間を仕切ることによって、第1収容部41と第2収容部42とがトレイ30に設けられている。
第1収容部41は、トレイ30の前側の収容空間である。第1収容部41は、融着接続部と、融着接続された光ファイバの余長を収容する部位である。第1収容部41は、保持部51を有する。保持部51は、光ファイバの融着接続部を保持する部位である。第1収容部41には、複数の融着接続部と、融着接続部によって融着接続された複数の光ファイバ(第1光ケーブル1Aの複数の光ファイバと、第2光ケーブル1Bの複数の光ファイバ)の余長が収容されることになる。
第2収容部42は、トレイ30の後側の収容空間である。第2収容部42は、光ファイバユニット3(
図1参照)の余長を収容する部位である。既に説明した通り、光ケーブル1から分岐させた光ファイバユニット3は、保護チューブ(例えば柔軟な網目状チューブ)に挿通されて保護された状態でキャビネット10内に配線されており、第2収容部42には、保護チューブに挿通された状態の光ファイバユニット3が収容される。但し、保護チューブに挿通されていない状態の光ファイバユニット3が、第2収容部42に収容されても良い。
仕切り部40の左右両端には連絡部43が設けられている。連絡部43は、第1収容部41と第2収容部42との間で複数の光ファイバを連絡させる部位である(複数の光ファイバを配線する部位である)。連絡部43は、溝状に形成されており、上側が開放されている。
【0034】
なお、トレイ30に仕切り部40が無くても良い。また、トレイ30の収容空間が第1収容部41と第2収容部42とに分けられていなくても良い。但し、本実施形態のトレイ30のように、仕切り部40によって第1収容部41と第2収容部42が設けられていれば、融着接続した光ファイバの収容作業と、光ファイバユニット3の収容作業とを分けて行い易くなる。
【0035】
トレイ30は、ガイド面35を有している。ガイド面35は、縁部32の内側に設けられ、収容した光ファイバの湾曲をガイドする。ガイド面35は、光ファイバが急激に湾曲しないように、光ファイバの湾曲をガイドする。このため、ガイド面35の曲げ半径は、光ファイバの所定の許容曲げ半径以上になるように、設定されている。なお、以下の説明では、ガイド面35の曲げ半径をRg(mm)とし(
図8参照)、光ファイバの許容曲げ半径をRf(mm)とする。
【0036】
本実施形態のトレイ30は、
図7及び
図8に示すように、爪部33と、突起34とを有する。
図9は、本実施形態の突起34の周辺の拡大斜視図である。なお、
図8及び
図9には、第2収容部42に収容される光ファイバ(光ファイバユニット3)が点線で示されている。
【0037】
爪部33は、底部31に載置された光ファイバ(光ファイバユニット3の光ファイバを含む)を上側から押される部位である。爪部33は、光ファイバの収容空間(第1収容部41又は第2収容部42)に向かって縁部32から延出する部位である。爪部33は、底部31と平行な板状の部位であり、底部31との間で光ファイバを挟み込む。これにより、底部31に載置された光ファイバが底部31から浮き上がることを抑制できる。なお、トレイ30に収容した光ファイバが底部31から浮き上がっている状態では、トレイ30を着脱する際に、トレイ30と収容棚20との間に光ファイバを挟み込むおそれがある。これに対し、爪部33が光ファイバを上側から押さえることによって、トレイ30と収容棚20との間に光ファイバが挟み込まれることを抑制できる。
【0038】
突起34は、凸部24と干渉する部位である。トレイ30が収容棚20から引き出されるとき、トレイ30の突起34が腕部23の凸部24と干渉することによって、トレイ30が筐体21から意図せずに前抜けすることを抑制できる(
図10A参照)。突起34は、トレイ30の後側の縁部32(後縁)に設けられており、上側に突出する。
【0039】
図13は、比較例の収容棚20’の説明図である。比較例では、トレイ30の支持部材22が板状に構成されており、トレイ30の底面の全体を下側から支持するように設けられている。複数のトレイ30が上下方向に並んで配置されるため、比較例の板状の支持部材22も上下方向に並んで配置されることになる。このため、比較例では、収容棚20’の左右方向中央部においても、板状の支持部材22が上下方向に並んで配置されることになる。
ところで、トレイ30は樹脂による成形品で構成されるため、トレイ30が反るように変形することがある(トレイ30が下側を凸にして弓なり状に変形することがある)。比較例の収容棚20’の場合、左右方向中央部においても、板状の支持部材22が上下方向に並んで配置される。そのため、弓なり状に変形したトレイ30を上下方向に並べて収容すると、トレイ30がスライドし難くなるおそれがある。また、比較例の収容棚20’の構造では、弓なり状に変形したトレイ30を上下方向に並べて収容するためには、板状の支持部材22の上下方向の間隔を広げる必要がある。この結果、収容棚20’の上下方向の寸法が大型化してしまう。
【0040】
これに対し、本実施形態では、支持部材22が一対の腕部23によって構成されており、一対の腕部23は、左右方向に離れて配置されている。この結果、本実施形態では、収容棚20の左右方向中央部が中空構造になる。このため、本実施形態では、トレイ30が反るように変形しても(トレイ30が下側を凸にして弓なり状に変形しても、凸状に変形したトレイ30の下部を一対の腕部23の間(中空部分)に逃がすことができる。このため、本実施形態では、一対の腕部23が左右方向に離れて配置されることによって、比較例の収容棚20’と比べて、トレイ30のスライド性を向上させることができる。
【0041】
加えて、トレイ30が反るように変形した場合(トレイ30が下側を凸にして弓なり状に変形した場合)、トレイ30の突起34の高さ(上下方向の位置)が変化する。この結果、トレイ30の突起34が凸部24に干渉しなくなるおそれがある。これに対し、本実施形態では、凸部24は、左右方向の比較的外側に配置されている腕部23に設けられるため、凸部24に干渉する突起34も、トレイ30の左右方向の比較的外側に配置されている。このため、本実施形態では、トレイ30が反るように弓なり状に変形しても、トレイ30の突起34の上下方向の位置の変化を抑制できる。そのため、トレイ30の突起34が腕部23の凸部24に干渉しなくなることを抑制できる。
【0042】
ところで、爪部33の外側では、光ファイバが底部31から浮き上がるおそれがある。仮に光ファイバが底部31から浮き上がった場合には、トレイ30を収容棚20から引き出す際に、トレイ30の突起34と腕部23の凸部24との間に光ファイバを挟み込むおそれがある。これに対し、本実施形態では、
図9に示すように、突起34は、爪部33の基端(縁部32から延び出ている爪部33の縁部32の側の端部;ここでは爪部33の後端)から上側に突出するように設けられている。このため、本実施形態では、トレイ30を収容棚20から引き出す際に、爪部33の上側において、トレイ30の突起34と腕部23の凸部24とが干渉することになる。少なくとも爪部33が設けられた位置では、光ファイバが底部31から浮き上がることを抑制できる。そのため、本実施形態によれば、トレイ30を収容棚20から引き出す際に、トレイ30の突起34と腕部23の凸部24との間に光ファイバを挟み込むことを抑制できる。このため、突起34は、爪部33の基端から上側に突出することが望ましい。
【0043】
本実施形態では、
図8に示すように、トレイ30の左右方向外側の縁と、突起34の左右方向における内側の縁との間の長さはL1(mm)としている。そして、本実施形態では、長さL1は、ガイド面35の曲げ半径Rg未満に設定されている(L1<Rg)。既に説明するように、トレイ30に収容される光ファイバの湾曲はガイド面35によってガイドされるため、トレイ30の左右方向外側の縁から長さRgの範囲内では、後側の縁部32(突起34の設けられた縁部32)と光ファイバとは非接触となる。このため、
図8に示す長さL1がガイド面35の曲げ半径Rg未満であることによって、突起34の近傍の縁部32には光ファイバが無い状態になるため、トレイ30の突起34と腕部23の凸部24との間に光ファイバを挟み込むことを抑制できる。
【0044】
なお、同様の理由により、トレイ30の左右方向外側の縁と、突起34の左右方向における内側の縁との間の長さL1は、光ファイバの許容曲げ半径Rf未満であることが望ましい。また、トレイ30の左右方向外側の縁と、突起34の左右方向における内側の縁との間の長さL1は、トレイ30に湾曲された状態で収容されている光ファイバの曲げ半径Rf’未満であることが望ましい(なお、光ファイバは許容曲げ半径Rf未満で湾曲させないように収容される。そのため、トレイ30に湾曲された状態で収容されている光ファイバの曲げ半径Rf’は、許容曲げ半径Rfよりも大きい)。これにより、突起34の近傍の縁部32には光ファイバが無い状態になるため、トレイ30の突起34と腕部23の凸部24との間に光ファイバを挟み込むことを抑制できる。
【0045】
図10Aは、トレイ30の突起34と腕部23の凸部24とが干渉するときの様子の説明図である。
図10Bは、トレイ30の着脱時の様子の説明図である。
図10Cは、トレイ30の側面図である。
図11は、トレイ30の突起34と腕部23の凸部24とが干渉するときの様子の上面拡大図である。
図11では、トレイ30と凸部24との位置関係を示すため、腕部23を透過させて示している。
【0046】
図10A及び
図11に示すように、収容棚20に収容されているトレイ30を引き出すと、トレイ30の突起34と腕部23の凸部24とが干渉する。これにより、トレイ30が筐体21から意図せずに前抜けすることを抑制できる。このように、トレイ30の突起34と腕部23の凸部24とが干渉するため、トレイ30を収容棚20から取り出す際には、
図10Bに示すように、トレイ30の前部を持ち上げてトレイ30を傾けた状態にして、トレイ30の突起34と腕部23の凸部24との干渉を避ける必要がある。逆に、取り出したトレイ30を収容棚20に収容するためには、トレイ30の後部を下げてトレイ30を傾けた状態にして、トレイ30の突起34と腕部23の凸部24との干渉を避ける必要がある。
【0047】
一方、既に説明したように、本実施形態では、突起34は、爪部33の基端(縁部32から延び出ている爪部33の縁部32の側の端部)から上側に突出しているとともに(
図9参照)、凸部24は、腕部23に設けられている(
図5B参照)。このため、トレイ30の着脱時にトレイ30を傾けたときに、トレイ30の爪部33と腕部23の前縁とが干渉し易い構造になる。
【0048】
これに対し、本実施形態では、腕部23の前縁と凸部24の後縁(突起34と干渉する部位)との間の長さLa(
図10A、
図11参照)が、爪部33の突出量L2(
図11参照;凸部24が設けられた爪部33の基端から爪部33の頂部までの前後方向の寸法)よりも短くなるように(La<L2)、凸部24が腕部23の比較的前側に配置されている。長さLaが爪部33の突出量L2未満に設定されることによって、
図10Aに示すように、突起34と腕部23の凸部24とが干渉している時に、爪部33の前端が腕部23の外側に配置される。この結果、
図10Bに示すように、トレイ30の着脱時にトレイ30を傾けたときに、トレイ30の爪部33の前端と腕部23との干渉を抑制できる。このため、腕部23の前縁と凸部24の後縁(突起34と干渉する部位)との長さLaは、爪部33の突出量L2未満であることが望ましい。
【0049】
また、本実施形態では、腕部23の前側における幅Lb(
図5B、
図11参照)は、爪部33の頂部と、トレイ30の左右方向外側の縁との間の左右方向の寸法L3(
図8、
図11参照)よりも短い(Lb<L3)これにより、
図10Bに示すように、トレイ30の着脱時にトレイ30を傾けたときに、爪部33の頂部(最も突出した端部)が腕部23に干渉することを防止できる。このため、腕部23の幅Lbは寸法L3よりも短いことが望ましい。但し、腕部23を寸法L3よりも幅広に構成しても良い。
【0050】
更に、本実施形態では、
図10Cに示すように、トレイ30に凹部36が設けられている。凹部36は、トレイ30の下面の後縁に形成された凹状の部位である。凹部36の下面は、他の下面よりも上側に位置している。凹部36は、トレイ30の左右方向の全域にわたって設けられている。凹部36が設けられた部位では、他の部位と比べて、凹部36の深さの分だけトレイ30の上下方向の寸法が短くなる。突起34がトレイ30の後側の縁部32に設けられているため、凹部36は、突起34の下側に位置する。
本実施形態では、トレイ30の下面の後縁に凹部36が設けられることによって、トレイ30の着脱時にトレイ30を傾けたときに、突起34及び爪部33の高さを下げることができるため、トレイ30の爪部33と収容棚20の腕部23の前縁とが干渉することを抑制できる。また、凹部36によって、トレイ30を引き出して作業者が作業をする際、凹部36の角が腕部23の先端に引っかかるため、作業中にトレイ30を不意に押してしまっても、トレイ30が収容棚20の方向に戻されることを防止することが可能となる。このように、突起34が爪部33の基端(縁部32から延び出ている爪部33の縁部32の側の端部)から上側に突出している場合に、トレイ30の下面の後縁に凹部36を設けることが特に有効となる。但し、トレイ30に凹部36が無くても良い。
【0051】
図12A及び
図12Bは、本実施形態の収容ユニット11(特に側板部213)の製造時の様子の説明図である。
【0052】
図12Aに示すように、本実施形態では、収容ユニット11を製造する際に、筐体21の側面を構成する金属板(側板部213)に複数のスリット23Xを形成する。次に、
図12Bに示すように、それぞれのスリット23Xにおいて金属板をL字状に折り曲げることによって、金属板(側板部213)に複数の腕部23を形成する(
図12Aの点線に沿って金属板をL字状に折り曲げることになる)。また、筐体21の側面を構成する金属板(側板部213)を2枚用意し、それぞれの金属板のスリット23Xにおいて互いに逆向きに折り曲げて腕部23をそれぞれ形成することによって、逆向きに折り曲げられた一対の金属板(側板部213)を用意する。また、筐体21の側面を構成する金属板(側板部213)を折り曲げることによって、上板固定部213A、下板固定部213B、段差部213C及び固定部214も形成する。また、それぞれの腕部23の下穴23Aには、
図6Bに示すように、凸部24を取り付ける。そして、複数の腕部23を形成した一対の金属板(側板部213)を離して配置しつつ、上板部211及び下板部212を取り付けて、筐体21を構成することになる。これにより、筐体21と複数の支持部材22を備え、支持部材22が一対の腕部23と凸部24とを有する収容ユニット11を製造することができる。
【0053】
本実施形態では、腕部23は、筐体21の側面を構成する金属板がL字状に折り曲げられることによって、構成されている。これにより、本実施形態では、側板部213と複数の腕部23とが一部材で構成されている。なお、
図13の比較例に示すように、側板部213と腕部23を別々の部材で構成すると、複数の腕部23を側板部213に取り付ける際に、複数の腕部23の上下方向の間隔がばらつくおそれがある。また、
図13の比較例に示すように、側板部213と腕部23を別々の部材で構成すると、側板部213と腕部23とを連結する部材(例えばリベット)が筐体21の内側に突出し、トレイ30と接触するおそれもある。これに対し、本実施形態では、筐体21の側面を構成する金属板がL字状に折り曲げられて複数の腕部23が構成されることによって、複数の腕部23の上下方向の間隔のばらつきを抑制できる利点がある。また、側板部213と複数の腕部23が一部材で構成されることによって、
図13に示す比較例と比べて、部品点数を削減できるという利点もある(加えて、側板部213と腕部23とを連結する部材が無いため、側板部213と腕部23とを連結する部材が側板部213の内壁から突出せずに済むので、そのような部材がトレイ30と接触することも防止できる)。
【0054】
===その他の実施形態===
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更・改良され得ると共に、本発明には、その等価物が含まれることは言うまでもない。
【符号の説明】
【0055】
1 光ケーブル、1A 第1光ケーブル、1B 第2光ケーブル、
3 光ファイバユニット、
3A 第1光ファイバユニット、3B 第2光ファイバユニット、
10 キャビネット、11 収容ユニット、
20 収容棚、21 筐体、
21A 挿入口、21B 前面パネル、
211 上板部、212 下板部、213 側板部、
213A 上板固定部、213B 下板固定部、
213C 段差部、214 固定部、
22 支持部材、23 腕部、
23A 貫通穴、23X スリット、
24 凸部、241 フランジ付き突出部材、
241A 突出部、241B フランジ、
30 トレイ、31 底部、
32 縁部、33 爪部、
34 突起、35 ガイド面、36 凹部、
40 仕切り部、41 第1収容部、42 第2収容部、
43 連絡部、51 保持部