(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-26
(45)【発行日】2024-07-04
(54)【発明の名称】コンクリート供給装置
(51)【国際特許分類】
E04G 21/02 20060101AFI20240627BHJP
【FI】
E04G21/02 102
E04G21/02 101
(21)【出願番号】P 2020059084
(22)【出願日】2020-03-27
【審査請求日】2023-02-01
(73)【特許権者】
【識別番号】302060926
【氏名又は名称】株式会社フジタ
(74)【代理人】
【識別番号】110000408
【氏名又は名称】弁理士法人高橋・林アンドパートナーズ
(72)【発明者】
【氏名】塚本 康誉
【審査官】菅原 奈津子
(56)【参考文献】
【文献】特開平06-240870(JP,A)
【文献】実開昭57-186391(JP,U)
【文献】特開平10-339036(JP,A)
【文献】実開平02-112688(JP,U)
【文献】米国特許第05813754(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04G 21/02
B28C 5/00- 9/04
B65D 88/00-90/66
B65G 53/32-53/66
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンクリート収容部、前記コンクリート収容部に配置された排出口、及び前記排出口が配置された側から反対側へコンクリートを移動及び撹拌する撹拌機構を備えるコンクリートバケットと、
前記コンクリートバケットに配置され、前記コンクリートバケットを支持するフレームと、を備え
るコンクリート供給装置であって、
前記フレームは、
支持部と、前記支持部を支持する枠部と、脚部と、回転部とを備えるか、又は前記支持部を介さずに前記コンクリートバケットを直接支持する枠部と、前記脚部と、前記回転部とを備え、
前記支持部は、前記コンクリートバケットを内部に収容可能な形状を有し、且つ前記コンクリートバケットを支持し、
前記脚部は、前記枠部に回転可能に接続
し、
前記回転部は、前記脚部を回転可能に前記枠部に接続
し、
前記コンクリート供給装置は、前記コンクリートバケットの外部に配置され、前記コンクリートバケットを回転させる駆動部をさらに備える、又は
前記コンクリート供給装置は、前記コンクリートバケットの外部に、前記コンクリートバケットに密接して配置される回転体と、前記回転体を回転させる駆動部と、をさらに備え、且つ前記回転体の回転駆動により、前記コンクリートバケットを回転させる、コンクリート供給装置。
【請求項2】
前記撹拌機構は、前記コンクリート収容部の内壁に配置された螺旋構造体を備える請求項1に記載のコンクリート供給装置。
【請求項3】
前記撹拌機構は、前記コンクリート収容部に配置された翼状回転部を備える請求項1又は2に記載のコンクリート供給装置。
【請求項4】
前記コンクリートバケットの外部に配置され、前記翼状回転部を回転させる駆動部をさらに備える請求項3に記載のコンクリート供給装置。
【請求項5】
前記フレームは、前記コンクリートバケットの排出口側に配置され、ホースに接続する受け部を備え、
前記受け部は、前記排出口から排出されたコンクリートを前記ホースへ誘導する請求項
1乃至
4の何れか一に記載のコンクリート供給装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建築現場でコンクリートを搬送するコンクリートバケットに関連する。また、本発明は、建築現場でコンクリートを供給するコンクリート供給装置に関連する。
【背景技術】
【0002】
建築、土木工事におけるコンクリート運搬工法の一つとして、バケット工法が一般に用いられている。バケット工法においては、コンクリートミキサから供給される生コンクリート(以下、「生コン」という。)を運搬容器であるコンクリートバケットへ充填し、コンクリートバケットをタワークレーン等の起重機によって吊り、コンクリート打ち込み場所まで運搬して、コンクリートバケットから生コンを供給する工法である。
【0003】
一般に、コンクリートバケットの最下端に配置された排出口に接続されたホースを介して生コンをコンクリート打ち込み場所へ供給するため、コンクリートバケットは、少なくともその下半分が円錐形となる構造を有し、生コンの重力により生コンを自然落下させて、生コンをホースへ排出させる。
【0004】
近年の建築物の高層化に伴い、コンクリートバケットをコンクリート打ち込み場所まで吊り上げて運搬する時間が延長する傾向にある。これに伴い、コンクリートバケットの運搬中の振動や、生コンに含まれる比重が大きな骨材が、自重によりコンクリートバケット内で沈降する等による影響で、生コンの材料分離が生じる傾向が見られる。
【0005】
一方、コンクリートバケット自体をコンクリート打ち込み場所に接近させずに生コンを連続して排出するコンクリートバケットが特許文献1に提案されている。特許文献1に記載されたコンクリートバケットは、生コン容器部内の排出口側に配置され、かつ生コン容器部内の生コンを排出口から強制的に排出するために駆動体によって回転される螺旋体で構成された排出機構と、この排出機構によって排出される生コンをコンクリート打ち込み場所に案内するホース体とを備える構造を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に記載されたコンクリートバケットは、排出機構を備えるため、コンクリート打ち込み場所に接近させる必要性は低減されるが、生コンを充填したコンクリートバケットを運搬する間に分離した材料は、排出機構を駆動することにより生コン容器部内の排出機構近傍では沈降した骨材が撹拌されるものの、容器の上部の材料と混合するのは困難であった。
【0008】
本発明は、上記問題に鑑み、コンクリート打ち込み場所へ供給する生コンクリートの材料分離を抑制するコンクリートバケットを提供することを課題の一つとする。また、コンクリート打ち込み場所へ供給する生コンクリートの材料分離を抑制するコンクリートバケットを備えたコンクリート供給装置を提供することを課題の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一実施形態に係るコンクリートバケットは、コンクリート収容部と、コンクリート収容部に配置された排出口と、排出口が配置された側から反対側へコンクリートを移動及び撹拌する撹拌機構と、を備える。
【0010】
撹拌機構は、コンクリート収容部の内壁に配置された螺旋構造体を備えてもよい。
【0011】
撹拌機構は、コンクリート収容部の内壁に配置された翼状回転部を備えてもよい。
【0012】
本発明の一実施形態に係るコンクリート供給装置は、上記何れかのコンクリートバケットと、コンクリートバケットの外部に配置され、コンクリートバケットを支持するフレームと、を備える。
【0013】
コンクリートバケットの外部に配置され、前記コンクリートバケットを回転させる駆動部をさらに備えてもよい。
【0014】
コンクリートバケットの外部に、コンクリートバケットに密接して配置される回転体と、回転体を回転させる駆動部と、をさらに備え、回転体の回転駆動により、コンクリートバケットを回転させてもよい。
【0015】
コンクリートバケットの外部に配置され、翼状回転部を回転させる駆動部をさらに備えてもよい。
【0016】
フレームは、コンクリートバケットの排出口側に配置され、ホースに接続する受け部を備え、受け部は、排出口から排出されたコンクリートをホースへ誘導してもよい。
【発明の効果】
【0017】
本発明の一実施形態によると、コンクリート打ち込み場所へ供給する生コンクリートの材料分離を抑制するコンクリートバケットを提供することができる。また、本発明の一実施形態によると、コンクリート打ち込み場所へ供給する生コンクリートの材料分離を抑制するコンクリートバケットを備えたコンクリート供給装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】本発明の一実施形態に係るコンクリート供給装置100を用いたコンクリート運搬方法を説明する模式図である。
【
図2】本発明の一実施形態に係るコンクリート供給装置100を示す模式図である。
【
図3】
図2の線分AA’における本発明の一実施形態に係るコンクリート供給装置100の断面図を示す。
【
図4】本発明の一実施形態に係るコンクリートバケット110を示す模式図であり、(a)は、
図1の線分AA’におけるコンクリートバケット110の断面図を示し、(b)は、(a)の線分BB’におけるコンクリートバケット110の断面図を示す。
【
図5】本発明の一実施形態に係るコンクリート供給装置100を横置きにした模式図である。
【
図6】本発明の一実施形態に係るコンクリート供給装置200を示す模式図である。
【
図7】
図6の線分CC’における本発明の一実施形態に係るコンクリート供給装置200の断面図を示す。
【
図8】本発明の一実施形態に係るコンクリート供給装置300を示す模式図である。
【
図9】
図8の線分AA’における本発明の一実施形態に係るコンクリート供給装置300の断面図である。
【
図10】本発明の一実施形態に係るコンクリートバケット310を示す模式図である。
【
図11】本発明の一実施形態に係るコンクリート供給装置400を示す模式図である。
【
図12】本発明の一実施形態に係るコンクリート供給装置500を示す模式図である。
【
図13】本発明の一実施形態に係る支持部651を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下に、本発明の各実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、実施形態はあくまで一例にすぎず、当業者が、発明の主旨を保ちつつ適宜変更することによって容易に想到し得るものについても、当然に本発明の範囲に含有される。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合がある。しかし、図示された形状はあくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。
【0020】
本明細書において、説明の便宜上、「上」、「上方」、または「上部」もしくは「下」、「下方」、または「下部」という語句を用いて説明するが、各構成の上下関係を説明しているに過ぎない。例えば、構造物(例えば、コンクリートバケットまたはコンクリート供給装置など)の構成の位置関係を説明する場合、構造物の通常使用する態様を基準とし、構造物が設置される面側(例えば、床面側)を「下」、「下方」、または「下部」とすることがある。
【0021】
本明細書において、各構成に付記される「第1」、「第2」などの文字は、各構成を区別するために用いられる便宜的な標識であり、特段の説明がない限り、それ以上の意味を有さない。
【0022】
本明細書および図面において、同一又は類似する複数の構成を総じて表記する際には同一の符号を用い、これら複数の構成のそれぞれを区別して表記する際には、大文字又は小文字のアルファベットを添えて表記する場合がある。また、一つの構成のうちの複数の部分を区別して表記する際には、ハイフンと自然数を用いる場合がある。
【0023】
また、以下の各実施形態は、技術的な矛盾を生じない限り、互いに組み合わせることができる。
【0024】
上記の課題を解決すべく鋭意検討した結果、コンクリートバケットをコンクリート打ち込み場所へ運搬した後に、少なくとも生コンをホースに排出する前にコンクリートバケットの底部に沈降した骨材を分散させることができれば、材料が分離していない生コンをコンクリート打ち込み場所へ供給可能であることを本発明者は見出した。
【0025】
図1は、本発明の一実施形態に係るコンクリート供給装置100を用いたコンクリート運搬方法を説明する模式図である。建築物50の建築工事において、起重機10により、コンクリート供給装置100を吊り上げ、コンクリート打ち込み場所で、作業者20が生コンを打ち込む。コンクリート供給装置100には、ホース101が接続され、コンクリート供給装置100からホース101を介して生コンが供給される。作業者20は、ホース101を操作して、コンクリート打ち込み作業を行う。
【0026】
[実施形態1]
図2は、本発明の一実施形態に係るコンクリート供給装置100を示す模式図である。コンクリート供給装置100は、例えば、コンクリートバケット110と、フレーム150を備える。
図3は、
図2の線分AA’におけるコンクリート供給装置100の断面図を示す。
図4は、本発明の一実施形態に係るコンクリートバケット110を示す模式図である。
図4(a)は、
図2の線分AA’におけるコンクリートバケット110の断面図を示し、
図4(b)は、
図4(a)の線分BB’におけるコンクリートバケット110の断面図を示す。
【0027】
一実施形態において、コンクリートバケット110は、コンクリート収容部111と、コンクリート収容部111の端部に配置された排出口115を備える。コンクリート収容部111の内部には、撹拌機構113が配置される。撹拌機構113は、コンクリート収容部111の排出口115が配置された側から反対側へコンクリートを移動及び撹拌する手段である。一実施形態において、コンクリートバケット110は、撹拌機構113として、コンクリート収容部111の内壁に配置された螺旋構造体を備える。螺旋構造体は、例えば、コンクリートバケット110の内部に板状の連続した部材を螺旋状に配置することにより構成される。螺旋構造体を構成する板状の部材の厚みや長さ、螺旋の間隔は、コンクリートバケット110の大きさ、生コンの撹拌効率、生コンを撹拌する際の抵抗等の力学特性を考慮して任意に設定可能である。なお、コンクリート収容部111や撹拌機構113は、公知の材料で構成されてもよく、例えば、鋼材、金属、合金、樹脂などで構成されてもよい。
【0028】
本実施形態においては、コンクリートバケット110を、線分AA’を軸として、軸方向に回転させる。ここで、線分AA’は、コンクリートバケット110の線分BB’断面を円と仮定したときに、円の中心又は概略中心を通り、コンクリート収容部111の外壁に平行な軸である。または、線分AA’は、螺旋構造体の中心軸、若しくは、対向して配置される2以上の回転体160距離の中点を通る軸に一致又は概略一致する。コンクリートバケット110を、軸方向に回転させることにより、コンクリート収容部111内に収容された生コンが撹拌機構113によってコンクリート収容部111の排出口115側の底部から反対側、即ち、コンクリート収容部111の上方へ向かって移動する。したがって、コンクリートバケット110は、生コンが撹拌機構113に沿って上方へ移動する方向に回転させる。なお、
図4においては反時計回りであり、コンクリートバケット110の回転方向は、螺旋構造体の向きに応じて設定される。これにより、コンクリート収容部111の底部に沈降した生コンに含まれる比重が大きな骨材が、コンクリート収容部111の上方へ向かって移動して生コンが撹拌される。
【0029】
排出口115は、コンクリート収容部111から生コンを排出するための手段であって、制御可能な開閉機構を有する。一実施形態において、作業者は、開閉機構に接続するコントローラを用いて、開閉機構を制御して、コンクリート収容部111から生コンを排出させることができる。なお、開閉機構とコントローラとの接続は、有線接続であってもよく、無線接続であってもよい。
【0030】
一実施形態において、コンクリートバケット110は、生コンを充填するための投入口112を備える。投入口112は、生コンを投入可能な開口である。一実施形態において、投入口112に扉を配置してもよい。投入口112に扉を配置することにより、コンクリートバケット110からの予期せぬ生コンの漏出を防止することができる。
【0031】
フレーム150は、コンクリートバケット110の外部に配置され、コンクリートバケット110を支持する。なお、フレーム150は、一例であって、起重機での運搬が可能な形状で、生コンを投入可能な形状であれば、これに限定されない。フレーム150は、コンクリートバケット110を支持する支持部151と、支持部151を支持する枠部153と脚部154で構成されてもよい。なお、
図2及び
図3において、駆動部170を支持部151に配置した例を示したが、駆動部170を枠部153に配置してもよく、配置は特には限定されない。
【0032】
支持部151は、コンクリートバケット110をその内部に収容可能な形状を有する。一実施形態において、支持部151は、コンクリートバケット110の外壁に沿った形状を有してもよい。支持部151は、コンクリートバケット110を回転可能に収容可能な形状であれば、特には限定されない。
【0033】
一実施形態において、支持部151に、コンクリートバケット110の排出口115から排出される生コンを受ける受け部155を備えることが好ましい。受け部155は、支持部151のコンクリートバケット110の排出口115と対向する位置に配置される。受け部155は、例えば、筒状の部材であって、ロート状の形状を有すること好ましい。コンクリートバケット110を回転させる観点から、受け部155は、排出口115から所定の間隔を有して、排出口115に接触しないことが好ましい。
【0034】
また、受け部155は、ホース101を接続するための接続部180を有する。これにより、コンクリートバケット110の排出口115から排出された生コンは、受け部155を介して、接続部180からホース101へ誘導される。接続部180は、ホース101との接続が可能な構造であれば特には限定されず、例えば、ねじ込み式であってもよく、フックを用いてもよい。
【0035】
一実施形態において、支持部151は、生コンを充填するための投入口152を備える。投入口152は、生コンを投入可能な開口である。投入口152は、コンクリートバケット110に配置された投入口112に対応する支持部151の位置に配置される。また、投入口152は、支持部151の枠部153が配置されていない側に配置されることが好ましい。一実施形態において、投入口152に扉を配置してもよい。
【0036】
一実施形態において、支持部151の接続部180が配置される側とは反対側、即ち支持部151の上端部に係合部158を備える。係合部158は、起重機10でコンクリート供給装置100を吊り上げる際にロープやチェーン等を係合させるための部材である。支持部151に配置する係合部158の数は特には限定されないが、コンクリート供給装置100を吊り上げる際のバランスを考慮すると、支持部151に2つ以上、好ましくは4つ配置することができる。
【0037】
図5は、コンクリート供給装置100を横置きにした模式図である。枠部153は、支持部151を支持する構造体であるとともに、コンクリート供給装置100を横倒しにする場合に、支持部151等が床面に接することによる衝撃や破損を防止するための保護部材としても機能する構造物である。なお、本明細書において、コンクリート供給装置を「縦置き」にするとは、コンクリートバケット又は生コンの回転軸が重力方向に対して平行又は概略平行な状態にコンクリート供給装置を配置することを意味する。また、コンクリート供給装置を「横置き」にするとは、コンクリートバケット又は生コンの回転軸が重力方向に対して垂直又は概略垂直な状態にコンクリート供給装置を配置することを意味する。枠部153は、鋼材、金属、合金、樹脂等の公知の材料で構成されてもよい。一実施形態において、上述した係合部158を枠部153に配置してもよい。
【0038】
一実施形態において、脚部154は、回転部159により、枠部153に回転可能に接続する。回転部159は、脚部154の回転軸として機能する。脚部154の辺154aが、重力方向に位置するように、脚部154は回転する。
図5に示したように、コンクリート供給装置100を横置きにした場合、脚部154は枠部153に隣接する位置となり、辺154aは地面又は床面に接して、枠部153とともに支持部151を支持する。また、
図2に示したように、コンクリート供給装置100を縦置きにした場合、脚部154は枠部153から開いた位置となり、辺154aは地面又は床面に接して、支持部151及び枠部153を支持する。
【0039】
一実施形態において、コンクリート供給装置100に生コンを投入する場合は、コンクリート供給装置100を横置きにする。このとき、投入口152は、地面又は床面とは反対側、即ち支持部151の上側に位置することになる。投入口152及びコンクリートバケット110の投入口112を介して、生コンをコンクリートバケット110のコンクリート収容部111に投入することができる。
【0040】
一実施形態において、コンクリート供給装置100を起重機10で運搬する場合、及びコンクリート供給装置100から生コンをホース101へ排出する場合は、コンクリート供給装置100を縦置きにする。コンクリート供給装置100を縦置きにしてコンクリートバケット110を回転させることにより生コンを撹拌することができる。
【0041】
一実施形態において、コンクリートバケット110の外部に、コンクリートバケット110に密接して回転体160が配置される。例えば、支持部151に回転体160の回転軸161を配置し、回転体160が回転軸161を軸として回転することにより、コンクリートバケット110を回転させることができる。回転体160は、例えばローラー状の部材であってもよく、球状の部材であってもよい。回転体160とコンクリートバケット110とに凹凸(ギア等)を設け、咬合させてもよい。また、コンクリートバケット110を支持して、円滑な回転を提供するために、コンクリートバケット110の回転軸に対して、軸対称となる支持部151の位置に2つ以上、好ましくは4つの回転体160を配置することができる。
図2においては、4つの回転体160を支持部151の上下2組配置した例を示したが、コンクリートバケット110を、線分AA’を軸として、軸方向に回転させて生コンを撹拌可能であれば、回転体160の配置はこれに限定されない。例えば、4つの回転体160を1組だけ配置してもよく、2つの回転体160を上下2組配置してもよい。一実施形態において、1つ以上の回転体160は公知のモーター等の駆動機構を有し、コンクリートバケット110を回転させることができる。
【0042】
一実施形態において、支持部151には、配線171を介して回転体160に接続する駆動部170を配置することができる。駆動部170は回転体160の回転駆動を制御する装置であり、制御部を有し、電源をさらに含んでもよい。また、駆動部170は、枠部153に配置してもよい。
【0043】
このように、駆動部170により回転体160の回転駆動を制御するにより、コンクリートバケット110を回転させることができる。なお、作業者20は、コントローラを介して、駆動部170を制御して、コンクリートバケット110を回転させることができる。駆動部170とコントローラとの接続は、有線接続であってもよく、無線接続であってもよい。
【0044】
一実施形態において、コンクリート供給装置100を用いた生コンの撹拌は、少なくともコンクリート打ち込み場所へ生コンを供給する直前に行うことが好ましい。また、コンクリートミキサからコンクリート供給装置100に生コンを充填し、コンクリート供給装置100をコンクリート打ち込み場所へ運搬する間もコンクリートバケット110を回転させて、生コンを撹拌してもよい。このように、本発明の一実施形態に係るコンクリート供給装置100は、コンクリート打ち込み場所へ供給する生コンの材料分離を抑制することができる。
【0045】
[実施形態2]
上述した実施形態においては、撹拌機構として螺旋構造体を有するコンクリートバケットを用いた例を説明したが、本発明に係るコンクリート供給装置の撹拌機構は、これに限定されない。本実施形態においては、撹拌機構として翼状回転部を備える例について説明する。
図6は、本発明の一実施形態に係るコンクリート供給装置200を示す模式図である。コンクリート供給装置200は、例えば、コンクリートバケット210と、フレーム250を備える。
図7は、
図6の線分CC’における本発明の一実施形態に係るコンクリート供給装置200の断面図を示す。
【0046】
一実施形態において、コンクリートバケット210は、コンクリート収容部211と、コンクリート収容部211の端部に配置された排出口215を備える。排出口215には、ホース101を接続するための接続部280を有する。排出口215は、制御可能な開閉機構を有する。一実施形態において、作業者20は、開閉機構に接続するコントローラを用いて、開閉機構を制御して、コンクリート収容部211から生コンを排出させることができる。なお、開閉機構とコントローラとの接続は、有線接続であってもよく、無線接続であってもよい。
【0047】
コンクリート収容部211の内部には、撹拌機構213が配置される。撹拌機構213は、コンクリート収容部211の排出口215が配置された側から反対側へコンクリートを移動及び撹拌する手段である。一実施形態において、コンクリートバケット210は、撹拌機構213として、翼状回転部を備える。翼状回転部は、例えば、コンクリートバケット210の内部に配置した翼部213aにより構成される。即ち、撹拌機構213は、回転軸213bと、回転軸の端部に放射状に配置された複数の翼部213aにより構成される。翼状回転部を構成する翼部の厚みや長さ、翼部213aの羽の数は、コンクリートバケット210の大きさ、生コンの撹拌効率、生コンを撹拌する際の抵抗等の力学特性を考慮して任意に設定可能である。なお、コンクリート収容部211や撹拌機構213は、公知の材料で構成されてもよく、例えば、鋼材、金属、合金、樹脂等の公知の材料で構成されてもよい。
【0048】
本実施形態においては、撹拌機構213を回転することにより、コンクリート収容部211内に収容された生コンがコンクリート収容部211の排出口215側の底部から反対側、即ち、コンクリート収容部211の上方へ向かって移動する。これにより、コンクリート収容部211の底部に沈降した生コンに含まれる比重が大きな骨材が、コンクリート収容部211の上方へ向かって移動して生コンが撹拌される。
【0049】
排出口215は、コンクリート収容部211から生コンを排出するための手段であって、制御可能な開閉機構を有する。作業者20は、開閉機構に接続するコントローラを用いて、開閉機構を制御して、コンクリート収容部211から生コンを排出させることができる。なお、開閉機構とコントローラとの接続は、有線接続であってもよく、無線接続であってもよい。
【0050】
一実施形態において、コンクリートバケット210は、生コンを充填するための投入口212を備える。投入口212の構成は、投入口112の構成を利用可能であるため、詳細な説明は省略する。
【0051】
フレーム250は、コンクリートバケット210の外部に配置され、コンクリートバケット210を支持する。実施形態2のコンクリート供給装置200においては、コンクリートバケット210そのものを回転させる必要はない。このため、実施形態1で説明した支持部でコンクリートバケット210を支持する必要はない。したがって、フレーム250は、枠部253と、回転部259により、枠部253に回転可能に接続する脚部254と、を備えればよい。
【0052】
枠部253は、支持部を介さずにコンクリートバケット210を直接支持する。また、枠部253の上部には駆動部270が配置される。駆動部270は、撹拌機構213に接続し、撹拌機構213を回転させる装置である。駆動部270は、制御部を含み、例えば、公知のモーターや発動機等の駆動機構を有してもよい。また、一実施形態において、接続部280が配置される側とは反対側、即ち枠部253の上端部に係合部258を備える。係合部258の構成は係合部158の構成と同様の構成であってもよく、詳細な説明は省略する。なお、脚部254及び回転部259の構成も脚部154及び回転部159と同様の構成であってもよく、詳細な説明は省略する。
【0053】
一実施形態において、コンクリート供給装置200に生コンを投入する場合は、コンクリート供給装置200を横置きにする。このとき、投入口212は、地面又は床面とは反対側、即ちコンクリートバケット210の上側に位置することになる。投入口212を介して、生コンをコンクリートバケット210のコンクリート収容部211に投入することができる。
【0054】
一実施形態において、コンクリート供給装置200を起重機10で運搬する場合、及びコンクリート供給装置200から生コンをホース101へ排出する場合は、コンクリート供給装置200を縦置きにする。コンクリート供給装置200を縦置きにして撹拌機構213を回転させることにより生コンを撹拌することができる。
【0055】
一実施形態において、コンクリート供給装置200を用いた生コンの撹拌は、少なくともコンクリート打ち込み場所へ生コンを供給する直前に行うことが好ましい。また、コンクリートミキサからコンクリート供給装置200に生コンを充填し、コンクリート供給装置200をコンクリート打ち込み場所へ運搬する間も撹拌機構213を回転させて、生コンを撹拌してもよい。このように、本発明の一実施形態に係るコンクリート供給装置200は、コンクリート打ち込み場所へ供給する生コンの材料分離を抑制することができる。
【0056】
[実施形態3]
実施形態3として、上述した実施形態1のコンクリート供給装置100と実施形態2のコンクリート供給装置200を組合せた例について説明する。
図8は、本発明の一実施形態に係るコンクリート供給装置300を示す模式図である。また、
図9は、
図8の線分AA’におけるコンクリート供給装置300の断面図を示す。
図10(a)は、
図8の線分AA’におけるコンクリートバケット310の断面図を示し、
図10(b)は、
図10(a)の線分BB’におけるコンクリートバケット310の断面図を示す。
【0057】
コンクリート供給装置300は、例えば、コンクリートバケット310と、フレーム350を備える。一実施形態において、コンクリートバケット310は、コンクリート収容部311と、コンクリート収容部311の端部に配置された排出口315を備える。コンクリート収容部311の内部には、螺旋構造体を備える撹拌機構313が配置される。撹拌機構313は、撹拌機構113の構成と同様の構成であってもよく、詳細な説明は省略する。また、コンクリート収容部311の内部には、翼状回転部を備える撹拌機構319が配置される。撹拌機構319は、翼部319aと回転軸319bにより構成され、撹拌機構213の構成と同様の構成であってもよく、詳細な説明は省略する。
【0058】
本実施形態においては、コンクリートバケット310を、線分AA’を軸として、軸方向に回転することにより、コンクリート収容部311内に収容された生コンが撹拌機構313によってコンクリート収容部311の排出口315側の底部から反対側、即ち、コンクリート収容部311の上方へ向かって移動する。この時、撹拌機構319を、撹拌機構313の回転方向とは逆の方向に回転させることにより、生コンをより撹拌することができる。これにより、コンクリート収容部311の底部に沈降した生コンに含まれる比重が大きな骨材が、コンクリート収容部311の上方へ向かって移動して生コンが撹拌される。なお、コンクリートバケット310の回転軸と、撹拌機構319の回転軸319bとは必ずしも一致していなくてもよいが、一致していることが好ましい。
【0059】
排出口315は、コンクリート収容部311から生コンを排出するための手段であって、制御可能な開閉機構を有する。排出口315は、排出口115の構成と同様の構成であってもよく、詳細な説明は省略する。
【0060】
一実施形態において、コンクリートバケット310は、生コンを充填するための投入口312を備える。投入口312は、投入口112の構成と同様の構成であってもよく、詳細な説明は省略する。
【0061】
フレーム350は、コンクリートバケット310の外部に配置され、コンクリートバケット310を支持する。なお、フレーム350は、一例であって、起重機での運搬が可能で形状で、生コンを投入可能な形状であれば、これに限定されない。フレーム350は、コンクリートバケット310を支持する支持部351と、支持部351を支持する枠部353と脚部354で構成されてもよい。なお、
図8及び
図9において、駆動部370を支持部351に配置した例を示したが、駆動部370を枠部353に配置してもよく、配置は特には限定されない。また、枠部353の上部には駆動部375が配置される。駆動部375は、撹拌機構319に接続し、撹拌機構319を回転させる装置である。
【0062】
支持部351は、支持部151の構成と同様の構成であってもよく、詳細な説明は省略する。また、支持部351に配置される排出口315、投入口352、受け部355及び接続部380は、排出口115、投入口152、受け部155及び接続部180の構成と同様の構成であってもよく、詳細な説明は省略する。
【0063】
一実施形態において、枠部353に係合部358を配置してもよい。係合部358は、係合部258の構成と同様の構成であってもよく、詳細な説明は省略する。また、脚部354は、脚部154の構成と同様の構成であってもよく、詳細な説明は省略する。
【0064】
一実施形態において、コンクリート供給装置300に生コンを投入する場合は、コンクリート供給装置300を横置きにする。このとき、投入口352は、地面又は床面とは反対側、即ち支持部351の上側に位置することになる。投入口352及びコンクリートバケット310の投入口312を介して、生コンをコンクリートバケット310のコンクリート収容部311に投入することができる。
【0065】
一実施形態において、コンクリート供給装置300を起重機10で運搬する場合、及びコンクリート供給装置300から生コンをホース101へ排出する場合は、コンクリート供給装置300を縦置きにする。コンクリート供給装置300を縦置きにしてコンクリートバケット310を回転させるとともに、撹拌機構319をコンクリートバケット310の回転方向とは逆の方向に回転させることにより生コンを撹拌することができる。
【0066】
一実施形態において、コンクリートバケット310の外部に、コンクリートバケット310に密接して回転体360が配置される。回転体360は、回転体160の構成と同様の構成であってもよく、詳細な説明は省略する。また、支持部351には、配線371を介して回転体360に接続する駆動部370を配置することができる。駆動部370及び、配線371は、駆動部170及び、配線171の構成と同様の構成であってもよく、詳細な説明は省略する。
【0067】
一実施形態において、コンクリート供給装置300を用いた生コンの撹拌は、少なくともコンクリート打ち込み場所へ生コンを供給する直前に行うことが好ましい。また、コンクリートミキサからコンクリート供給装置300に生コンを充填し、コンクリート供給装置300をコンクリート打ち込み場所へ運搬する間もコンクリートバケット310及び撹拌機構319を回転させて、生コンを撹拌してもよい。このように、本発明の一実施形態に係るコンクリート供給装置300は、コンクリート打ち込み場所へ供給する生コンの材料分離を抑制することができる。
【0068】
[生コンの運搬方法]
生コンの運搬方法について、
図1を参照して説明する。実施形態1において説明したように、フレーム150の上端部、即ちホース101が配置される側とは反対側には、2以上好ましくは4つの係合部158が配置される。例えば、係合部158にフックや、ロープ、チェーンを係合して、起重機等により、コンクリート供給装置100をコンクリート打ち込み場所へ運搬することができる。
【0069】
別の実施形態として、コンクリートバケットにより生コンを運搬することもできる。
図11は、本発明の一実施形態に係るコンクリート供給装置400における生コンの運搬方法を示す模式図である。
図11において、コンクリートバケット410の上端部、即ち排出口415が配置される側とは反対側には、2以上好ましくは4つの係合部418が配置される。例えば、横置きしたコンクリートバケット410の投入口412からコンクリート収容部411に生コンを投入する。係合部418にフックや、ロープ、チェーンを係合して、起重機により、コンクリートバケット410をコンクリート打ち込み場所に配置されたフレーム450に運搬し、フレーム450にコンクリートバケット410を配置することができる。
【0070】
なお、排出口415、フレーム450、支持部451、枠部453、受け部455、係合部459、回転体460、駆動部470及び接続部480は、排出口115、フレーム150、支持部151、枠部153、受け部155、係合部159、回転体160、駆動部170及び接続部180の構成と同様の構成であってもよく、詳細な説明は省略する。
【0071】
図12は、本発明の一実施形態に係るコンクリート供給装置500における生コンの運搬方法を示す模式図である。
図12において、コンクリートバケット510の上端部、即ち排出口515が配置される側とは反対側には、2以上好ましくは4つの係合部518が配置される。例えば、横置きしたコンクリートバケット510の投入口512からコンクリート収容部511に生コンを投入する。係合部518にフックや、ロープ、チェーンを係合して、起重機により、コンクリートバケット510をコンクリート打ち込み場所に配置されたフレーム550に運搬し、フレーム550にコンクリートバケット510を配置することができる。
【0072】
フレーム550は、支持部551、枠部553、脚部554及び駆動部支持部559を備える。枠部553と駆動部支持部559とは回転可能に保持する回転機構257を備える。回転機構557を備えることにより、駆動部570を撹拌機構513から分離して、コンクリートバケット510を支持部551に出し入れすることができる。
【0073】
なお、コンクリートバケット510、撹拌機構513、排出口515、支持部551、枠部553、受け部555、駆動部570及び接続部580は、コンクリートバケット210、撹拌機構213、排出口215、支持部251、枠部253、受け部255、駆動部270及び接続部280の構成と同様の構成であってもよく、詳細な説明は省略する。
【0074】
[支持部の変形例]
上述した実施形態において説明した支持部は、コンクリートバケットの外壁に沿った壁を有し、少なくともコンクリートバケットの側面全体を覆う構成を備えていたが、支持部の構成は、これに限定されるものではない。
図13は、一変形例に係る支持部651を説明する模式図である。
【0075】
図13においては、実施形態1で説明した支持部151に対応する例を示す。簡単のため、
図13においては、支持部651にコンクリートバケット610を収容し、回転体660及び接続部680を配置した構成を示し、駆動部等の構成は省略している。支持部651は、複数の短い筒状の構造61を接合部材65で組合せて構成している。したがって、2つの筒状の構造61の間には開口67が存在する。このため、支持部651は、軽量化を実現することができる。その他の構成については、コンクリート供給装置100と同様の構成を利用可能であるため、詳細な説明は省略する。また、本変形例は、上述した何れの実施形態、変形例にも適用可能である。
【0076】
本発明の実施形態として上述した各実施形態は、相互に矛盾しない限りにおいて、適宜組み合わせて実施することができる。また、各実施形態を基にして、当業者が適宜構成要素の追加、削除もしくは設計変更を行ったもの、又は、工程の追加、省略もしくは条件変更を行ったものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含まれる。
【0077】
上述した各実施形態によりもたらされる作用効果とは異なる他の作用効果であっても、本明細書の記載から明らかなもの、又は、当業者において容易に予測し得るものについては、当然に本発明によりもたらされるものと解される。
【符号の説明】
【0078】
10 起重機、20 作業者、20 作業員、41 筒状の構造、45 接合部材、47 開口、50 建築物、61 構造、65 接合部材、67 開口、100 コンクリート供給装置、101 ホース、110 コンクリートバケット、111 コンクリート収容部、112 投入口、113 撹拌機構、115 排出口、150 フレーム、151 支持部、152 投入口、153 枠部、154 脚部、154a 辺、155 受け部、158 係合部、159 係合部、159 回転部、160 回転体、161 回転軸、170 駆動部、171 配線、180 接続部、200 コンクリート供給装置、210 コンクリートバケット、211 コンクリート収容部、212 投入口、213 撹拌機構、213a 翼部、213b 回転軸、215 排出口、250 フレーム、251 支持部、253 枠部、254 脚部、255 受け部、257 回転機構、258 係合部、259 駆動部支持部、259 回転部、270 駆動部、280 接続部、280 接続部、300 コンクリート供給装置、310 コンクリートバケット、311 コンクリート収容部、312 投入口、313 撹拌機構、315 排出口、319 撹拌機構、219a 翼部、219b 回転軸、350 フレーム、351 支持部、352 投入口、353 枠部、354 脚部、355 受け部、358 係合部、359 駆動部支持部、360 回転体、370 駆動部、371 配線、375 駆動部、380 接続部、400 コンクリート供給装置、410 コンクリートバケット、411 コンクリート収容部、412 投入口、415 排出口、418 係合部、450 フレーム、451 支持部、453 枠部、455 受け部、459 係合部、460 回転体、470 駆動部、480 接続部、500 コンクリート供給装置、510 コンクリートバケット、511 コンクリート収容部、512 投入口、513 撹拌機構、515 排出口、518 係合部、550 フレーム、551 支持部、553 枠部、554 脚部、555 受け部、557 回転機構、559 駆動部支持部、570 駆動部、580 接続部、610 コンクリートバケット、651 支持部、660 回転体、680 接続部