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特許7510939エアサインシンボルを使用したモーション有効化取引システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-26
(45)【発行日】2024-07-04
(54)【発明の名称】エアサインシンボルを使用したモーション有効化取引システム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/0601 20230101AFI20240627BHJP
   G06F 3/01 20060101ALI20240627BHJP
   G06F 3/04883 20220101ALI20240627BHJP
【FI】
G06Q30/0601
G06F3/01 570
G06F3/04883
【請求項の数】 15
(21)【出願番号】P 2021538991
(86)(22)【出願日】2020-01-14
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-03-07
(86)【国際出願番号】 US2020013459
(87)【国際公開番号】W WO2020150202
(87)【国際公開日】2020-07-23
【審査請求日】2023-01-13
(31)【優先権主張番号】16/247,279
(32)【優先日】2019-01-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】502073256
【氏名又は名称】アメリカン エクスプレス トラベル リレイテッド サービシーズ カンパニー, インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(72)【発明者】
【氏名】ラヴィンドラン, ヴィノス
(72)【発明者】
【氏名】シムハラグ, ムクンド シャンカール
【審査官】酒井 優一
(56)【参考文献】
【文献】特開2015-179493(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2016/0224962(US,A1)
【文献】特表2018-506103(JP,A)
【文献】特表2007-531113(JP,A)
【文献】特表2016-534428(JP,A)
【文献】特表2017-517788(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
G06F 3/01
G06F 3/04883
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
方法であって、
エアサインサーバ内にインストールされたプロセッサが、ユーザデバイスから、ユーザを認証するために使用されるユーザ定義のエアサイン入力を受信することと、
前記プロセッサが、前記エアサインサーバ内のデータベースの中に、前記ユーザ定義のエアサイン入力と前記ユーザに対応する取引口座の識別子との間の関連付けを記憶することと、
前記プロセッサが、販売業者デバイスから、エアサイン入力と認証エアサイン入力とを含むモーション有効化取引要求を受信することであって、前記エアサイン入力は、前記販売業者デバイスによって生成され、前記販売業者デバイスは、ユーザジェスチャを捕捉することによって、前記エアサイン入力と前記認証エアサイン入力とを生成する、ことと、
前記プロセッサが、前記認証エアサイン入力と前記記憶されたユーザ定義のエアサイン入力との比較に基づいて、ユーザ識別子を認証することと、
前記認証することに応答して、
前記プロセッサが、前記エアサイン入力に基づいて、記憶されたエアサインシンボルを決定することと、
前記プロセッサが、前記決定された記憶されたエアサインシンボルに基づいて、販売業者識別子と取引タイプと取引コストとを読み出すことと、
前記プロセッサが、前記販売業者識別子と前記取引タイプと前記取引コストとを含む取引確認を前記販売業者デバイスに伝送することと、
前記プロセッサが、前記取引確認に基づいて、前記販売業者デバイスから、第2のエアサイン入力を受信することと
を含む、方法。
【請求項2】
前記方法は、前記プロセッサが、前記エアサイン入力のフィルタリングまたは前記エアサイン入力の正規化のうちの少なくとも1つを行うことによって、前記エアサイン入力を事前処理することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記方法は、前記プロセッサが、取引認可要求を支払ネットワークに伝送することをさらに含み、前記取引認可要求は、前記ユーザ識別子と前記取引コストとを含み、前記支払ネットワークは、前記取引認可要求を認可することにより、前記モーション有効化取引要求を承認する、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記方法は、前記プロセッサが、取引承認通知を前記販売業者デバイスに伝送することにより、前記モーション有効化取引要求を完了することをさらに含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記エアサイン入力は、前記ユーザデバイスによって生成され、前記ユーザデバイスは、加速度計データ、タッチスクリーンインターフェース入力、または、ボタン、リンク、または、画像のうちの少なくとも1つのユーザ選択のうちの少なくとも1つに基づいて、前記エアサイン入力を生成する、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記モーション有効化取引要求は、GPS場所データを含み、前記販売業者識別子は、前記記憶されたエアサインシンボルおよび前記GPS場所データに基づいて決定される、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
システムであって、前記システムは、
プロセッサと、
前記プロセッサと通信するように構成されている有形非一過性のメモリと
を備え、
前記有形非一過性のメモリには、命令が記憶されており、前記命令は、前記プロセッサによる実行に応答して、
前記プロセッサが、ユーザデバイスから、ユーザを認証するために使用されるユーザ定義のエアサイン入力を受信することと、
前記プロセッサが、前記システムにおけるデータベースの中に、前記ユーザ定義のエアサイン入力と前記ユーザに対応する取引口座の識別子との間の関連付けを記憶することと、
前記プロセッサが、販売業者デバイスから、エアサイン入力と認証エアサイン入力とを含むモーション有効化取引要求を受信することであって、前記エアサイン入力は、前記販売業者デバイスによって生成され、前記販売業者デバイスは、ユーザジェスチャを捕捉することによって、前記エアサイン入力を生成する、ことと、
前記プロセッサが、前記認証エアサイン入力と前記記憶されたユーザ定義のエアサイン入力との比較に基づいて、ユーザ識別子を認証することと、
前記認証することに応答して、
前記プロセッサが、前記エアサイン入力に基づいて、記憶されたエアサインシンボルを決定することと、
前記プロセッサが、前記決定された記憶されたエアサインシンボルに基づいて、販売業者識別子と取引タイプと取引コストとを読み出すことと、
前記プロセッサが、前記販売業者識別子と前記取引タイプと前記取引コストとを含む取引確認を前記販売業者デバイスに伝送することと、
前記プロセッサが、前記取引確認に基づいて、前記販売業者デバイスから、第2のエアサイン入力を受信することと
を含む動作を実行することを前記プロセッサに行わせる、システム。
【請求項8】
前記動作は、前記プロセッサが、前記エアサイン入力のフィルタリングまたは前記エアサイン入力の正規化のうちの少なくとも1つを行うことによって、前記エアサイン入力を事前処理することをさらに含む、請求項7に記載のシステム。
【請求項9】
前記動作は、
前記プロセッサが、取引認可要求を支払ネットワークに伝送することであって、前記取引認可要求は、前記ユーザ識別子と前記取引コストとを含み、前記支払ネットワークは、前記取引認可要求を認可することにより、前記モーション有効化取引要求を承認する、ことと、
前記プロセッサが、取引承認通知を前記販売業者デバイスに伝送することにより、前記モーション有効化取引要求を完了することと
をさらに含む、請求項7に記載のシステム。
【請求項10】
前記エアサイン入力は、前記ユーザデバイスによって生成され、前記ユーザデバイスは、加速度計データ、タッチスクリーンインターフェース入力、または、ボタン、リンク、または、画像のうちの少なくとも1つのユーザ選択のうちの少なくとも1つに基づいて、前記エアサイン入力を生成する、請求項7に記載のシステム。
【請求項11】
前記モーション有効化取引要求は、GPS場所データを含み、前記販売業者識別子は、前記記憶されたエアサインシンボルおよび前記GPS場所データに基づいて決定される、請求項7に記載のシステム。
【請求項12】
命令が記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記命令は、サーバ内のプロセッサによって実行されると、
ーザデバイスから、ユーザを認証するために使用されるユーザ定義のエアサイン入力を受信することと、
前記サーバ内のデータベースの中に、前記ユーザ定義のエアサイン入力と前記ユーザに対応する取引口座の識別子との間の関連付けを記憶することと、
売業者デバイスから、エアサイン入力と認証エアサイン入力とを含むモーション有効化取引要求を受信することと、
記認証エアサイン入力と前記記憶されたユーザ定義のエアサイン入力との比較に基づいて、ユーザ識別子を認証することと、
前記認証することに応答して、
記エアサイン入力に基づいて、記憶されたエアサインシンボルを決定することと、
記決定された記憶されたエアサインシンボルに基づいて、販売業者識別子と取引タイプと取引コストとを読み出すことと、
記販売業者識別子と前記取引タイプと前記取引コストとを含む取引確認を前記販売業者デバイスに伝送することと、
記取引確認に基づいて、前記販売業者デバイスから、第2のエアサイン入力を受信することと
を前記プロセッサに行わせる、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体
【請求項13】
前記命令は、記エアサイン入力のフィルタリングまたは前記エアサイン入力の正規化のうちの少なくとも1つを行うことによって、前記エアサイン入力を事前処理することを前記プロセッサにさらに行わせる、請求項12に記載のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
【請求項14】
前記命令は、
引認可要求を支払ネットワークに伝送することであって、前記取引認可要求は、前記ユーザ識別子と前記取引コストとを含み、前記支払ネットワークは、前記取引認可要求を認可することにより、前記モーション有効化取引要求を承認する、ことと、
引承認通知を前記販売業者デバイスに伝送することにより、前記モーション有効化取引要求を完了することと
前記プロセッサにさらに行わせる、請求項12に記載のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
【請求項15】
前記エアサイン入力は、前記ユーザデバイスまたは前記販売業者デバイスによって生成され、前記ユーザデバイスは、加速度計データ、タッチスクリーンインターフェース入力、または、ボタン、リンク、または、画像のうちの少なくとも1つのユーザ選択のうちの少なくとも1つに基づいて、前記エアサイン入力を生成し、前記販売業者デバイスは、ユーザジェスチャを捕捉することによって、前記エアサイン入力を生成する、請求項12に記載のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、概して、販売業者との取引に関し、より具体的には、モーション有効化取引システムに関する。
【背景技術】
【0002】
ユーザは、種々の方法を使用して、販売業者と取引を開始することを所望し得る。例えば、ユーザは、直接対面して(例えば、実店舗を介して)、電話によって、またはオンラインで(例えば、モバイルアプリケーションまたは販売業者ウェブサイトを介して)、販売業者と取引を開始し得る。ユーザは、例えば、取引機器をスワイプする、それに挿入する、またはそれをタップすること等により、販売業者の店頭システムと相互作用することによって、直接対面して、取引を開始および完了してもよい。ユーザはまた、近距離通信(NFC)を使用して取引機器と通信する、または取引口座にリンクされるモバイルデバイスとのBLUETOOTH(登録商標)を使用してもよい。技術的問題は、NFC、BLUETOOTH(登録商標)、および類似取引チャネルが、非セキュアではない場合があり、取引データが第三者によって傍受または乱用されやすくあり得ることである。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
モーション有効化取引のためのシステム、方法、および製造品(集合的に、「システム」)が、開示される。本システムは、エアサイン入力を含む、モーション有効化取引要求を受信してもよい。本システムは、エアサイン入力に基づいて、記憶されたエアサインシンボルを決定してもよい。本システムは、決定された記憶されたエアサインシンボルに基づいて、販売業者識別子、取引タイプ、および取引コストを読み出してもよい。本システムは、販売業者識別子、取引タイプ、および取引コストを含む、取引確認を伝送してもよい。
【0004】
種々の実施形態では、本システムは、エアサイン入力をフィルタリングおよび/または正規化することによって、エアサイン入力を事前処理してもよい。本システムは、取引確認に基づいて、第2のエアサイン入力を受信してもよい。
【0005】
種々の実施形態では、本システムは、取引認可要求を支払ネットワークに伝送してもよく、取引認可要求は、ユーザ識別子および取引コストを含み、支払ネットワークは、取引認可要求に権限を付与し、モーション有効化取引要求を承認する。本システムは、取引承認通知を伝送し、モーション有効化取引要求を完了してもよい。エアサイン入力は、ユーザデバイスによって生成されてもよい、ユーザデバイスは、加速度計データ、タッチスクリーンインターフェース入力、またはボタン、リンク、または画像のユーザ選択に基づいて、エアサイン入力を生成してもよい。エアサイン入力はまた、販売業者デバイスによって生成されてもよく、販売業者デバイスは、ユーザジェスチャを捕捉することによって、エアサイン入力を生成してもよい。
【0006】
種々の実施形態では、モーション有効化取引要求はまた、GPS場所データを含んでもよい。販売業者識別子は、記憶されたエアサインシンボルおよびGPS場所データに基づいて決定されてもよい。
【0007】
前述の特徴および要素は、本明細書に明示的にそうでないことが示されない限り、非排他的に、種々の組み合わせにおいて、組み合わせられてもよい。これらの特徴および要素および開示される実施形態の動作は、以下の説明および付随の図面に照らして、より明白
となるであろう。
本発明は、例えば、以下を提供する。
(項目1)
方法であって、
プロセッサによって、エアサイン入力を含むモーション有効化取引要求を受信することであって、
前記エアサイン入力は、販売業者デバイスによって生成され、
前記販売業者デバイスは、ユーザジェスチャを捕捉することによって、前記エアサイン入力を生成する、ことと、
前記プロセッサによって、前記エアサイン入力に基づいて、記憶されたエアサインシンボルを決定することと、
前記プロセッサによって、前記決定された記憶されたエアサインシンボルに基づいて、販売業者識別子、取引タイプ、および取引コストを読み出すことと、
前記プロセッサによって、前記販売業者識別子、前記取引タイプ、および前記取引コストを含む取引確認を伝送することと、
前記プロセッサによって、前記取引確認に基づいて、第2のエアサイン入力を受信することと
を含む、方法。
(項目2)
前記プロセッサによって、前記エアサイン入力のフィルタリングまたは正規化のうちの少なくとも1つを行うことによって、前記エアサイン入力を事前処理することをさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記プロセッサによって、取引認可要求を支払ネットワークに伝送することであって、前記取引認可要求は、ユーザ識別子および前記取引コストを含み、前記支払ネットワークは、前記取引認可要求に権限を付与し、前記モーション有効化取引要求を承認する、ことをさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目4)
前記プロセッサによって、取引承認通知を伝送し、前記モーション有効化取引要求を完了することをさらに含む、項目3に記載の方法。
(項目5)
前記エアサイン入力は、ユーザデバイスによって生成され、前記ユーザデバイスは、加速度計データ、タッチスクリーンインターフェース入力、またはボタン、リンク、または画像のうちの少なくとも1つのユーザ選択のうちの少なくとも1つに基づいて、前記エアサイン入力を生成する、項目1に記載の方法。
(項目6)
前記モーション有効化取引要求は、GPS場所データを含み、前記販売業者識別子は、前記記憶されたエアサインシンボルおよび前記GPS場所データに基づいて決定される、項目1に記載の方法。
(項目7)
システムであって、
プロセッサと、
前記プロセッサと通信するように構成される有形非一過性メモリであって、前記有形非一過性メモリは、その上に記憶された命令を有しており、前記命令は、前記プロセッサによる実行に応答して、前記プロセッサに、
前記プロセッサによって、エアサイン入力を含むモーション有効化取引要求を受信することであって、
前記エアサイン入力は、販売業者デバイスによって生成され、
前記販売業者デバイスは、ユーザジェスチャを捕捉することによって、前記エアサイン入力を生成する、ことと、
前記プロセッサによって、前記エアサイン入力に基づいて、記憶されたエアサインシンボルを決定することと、
前記プロセッサによって、前記決定された記憶されたエアサインシンボルに基づいて、販売業者識別子、取引タイプ、および取引コストを読み出すことと、
前記プロセッサによって、前記販売業者識別子、前記取引タイプ、および前記取引コストを含む取引確認を伝送することと、
前記プロセッサによって、前記取引確認に基づいて、第2のエアサイン入力を受信することと
を含む動作を実施させる、有形非一過性メモリと
を備える、システム。
(項目8)
前記プロセッサによって、前記エアサイン入力のフィルタリングまたは正規化のうちの少なくとも1つを行うことによって、前記エアサイン入力を事前処理することをさらに含む、項目7に記載のシステム。
(項目9)
前記プロセッサによって、取引認可要求を支払ネットワークに伝送することであって、前記取引認可要求は、ユーザ識別子および前記取引コストを含み、前記支払ネットワークは、前記取引認可要求に権限を付与し、前記モーション有効化取引要求を承認する、ことと、
前記プロセッサによって、取引承認通知を伝送し、前記モーション有効化取引要求を完了することと
をさらに含む、項目7に記載のシステム。
(項目10)
前記エアサイン入力は、ユーザデバイスによって生成され、前記ユーザデバイスは、加速度計データ、タッチスクリーンインターフェース入力、またはボタン、リンク、または画像のうちの少なくとも1つのユーザ選択のうちの少なくとも1つに基づいて、前記エアサイン入力を生成する、項目7に記載のシステム。
(項目11)
前記モーション有効化取引要求は、GPS場所データを含み、前記販売業者識別子は、前記記憶されたエアサインシンボルおよび前記GPS場所データに基づいて決定される、項目7に記載のシステム。
(項目12)
製造品であって、前記製造品は、非一過性有形コンピュータ可読記憶媒体を含み、前記非一過性有形コンピュータ可読記憶媒体は、その上に記憶された命令を有しており、前記命令は、コンピュータベースのシステムによる実行に応答して、前記コンピュータベースのシステムに、
前記コンピュータベースのシステムによって、エアサイン入力を含むモーション有効化取引要求を受信することと、
前記コンピュータベースのシステムによって、前記エアサイン入力に基づいて、記憶されたエアサインシンボルを決定することと、
前記コンピュータベースのシステムによって、前記決定された記憶されたエアサインシンボルに基づいて、販売業者識別子、取引タイプ、および取引コストを読み出すことと、
前記コンピュータベースのシステムによって、前記販売業者識別子、前記取引タイプ、および前記取引コストを含む取引確認を伝送することと、
前記コンピュータベースのシステムによって、前記取引確認に基づいて、第2のエアサイン入力を受信することと
を含む動作を実施させる、製造品。
(項目13)
前記コンピュータベースのシステムによって、前記エアサイン入力のフィルタリングまたは正規化のうちの少なくとも1つを行うことによって、前記エアサイン入力を事前処理することをさらに含む、項目12に記載の製造品。
(項目14)
前記コンピュータベースのシステムによって、取引認可要求を支払ネットワークに伝送することであって、前記取引認可要求は、ユーザ識別子および前記取引コストを含み、前記支払ネットワークは、前記取引認可要求に権限を付与し、前記モーション有効化取引要求を承認する、ことと、
前記コンピュータベースのシステムによって、取引承認通知を伝送し、前記モーション有効化取引要求を完了することと
をさらに含む、項目12に記載の製造品。
(項目15)
前記エアサイン入力は、ユーザデバイスまたは販売業者デバイスによって生成され、前記ユーザデバイスは、加速度計データ、タッチスクリーンインターフェース入力、またはボタン、リンク、または画像のうちの少なくとも1つのユーザ選択のうちの少なくとも1つに基づいて、前記エアサイン入力を生成し、前記販売業者デバイスは、ユーザジェスチャを捕捉することによって、前記エアサイン入力を生成する、項目12に記載の製造品。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の主題は、特に、本明細書の結論部分において指摘され、別々に請求される。しかしながら、本開示のより完全な理解は、同様の番号が同様の要素を示す、図面に関連して検討されるとき、詳細な説明および請求項を参照することによって取得され得る。
【0009】
図1図1は、種々の実施形態による、ユーザと販売業者との間のモーション有効化取引のためのシステムの種々のシステムコンポーネントを図示する、ブロック図である。
【0010】
図2A図2Aは、種々の実施形態による、モーション有効化取引のためのシステムにおいて使用するための例示的ユーザデバイスの種々のコンポーネントを図示する、ブロック図である。
【0011】
図2B図2Bは、種々の実施形態による、モーション有効化取引のためのシステムにおいて使用するための例示的販売業者デバイスの種々のコンポーネントを図示する、ブロック図である。
【0012】
図3図3は、種々の実施形態による、モーション有効化取引のためのシステムにおいて使用するための例示的エアサインサーバの種々のコンポーネントを図示する、ブロック図である。
【0013】
図4図4は、種々の実施形態による、モーション有効化取引のためのユーザ登録の方法のためのプロセスフローを図示する。
【0014】
図5図5は、種々の実施形態による、モーション有効化取引のための販売業者登録の方法のためのプロセスフローを図示する。
【0015】
図6図6は、種々の実施形態による、エアサインシンボルを使用したモーション有効化取引のための方法のためのプロセスフローを図示する。
【発明を実施するための形態】
【0016】
種々の実施形態では、エアサインシンボルを使用したモーション有効化取引ためのシステムおよび方法が、開示される。本システムは、ユーザ(例えば、取引口座ユーザ、保持者、受益者等)が、販売業者とモーション有効化取引を開始および完了することを可能にし得る。例えば、ユーザは、実店舗において、または自動化された取引システムの一部(例えば、キオスク、パーキングメータ、駐車施設、または同等物)を通して、販売業者と相互作用してもよい。ユーザは、エアサイン入力を入力することによって、販売業者と取引を開始してもよい。エアサインシンボルは、販売業者、販売業者の地理的場所、時間周期、季節、消費者等に一意であり得る。エアサイン入力は、シンボル、形状、または同等物であってもよく、モーション、ジェスチャ、またはユーザからの入力を通して、作成されてもよい。例えば、エアサイン入力は、チェックマーク、数(例えば、1、15等)、文字(例えば、「a」、「D」等)、形状(例えば、円形、正方形等)、ジェスチャ(例えば、手を振る、手の移動等)、および/またはモーションまたはユーザジェスチャによって作成された任意の他の好適なシンボルまたは形状であってもよい。ジェスチャベースのシステムおよびプロセスについてのさらなる情報に関しては、「SYSTEMS AND METHODS FOR GESTURE BASED BIOMETRIC SECURITY」と題され、2015年9月21日に出願され、あらゆる目的のために、参照することによってその全体として本明細書に組み込まれる、米国特許出願第14/860,375号を参照されたい。
【0017】
種々の実施形態では、ユーザは、付属肢(例えば、ユーザの手、指、足等)、外部オブジェクト、または同等物を使用して、エアサイン入力を入力してもよい。種々の実施形態では、ユーザは、ユーザデバイスを使用して、エアサイン入力を入力してもよい。例えば、ユーザデバイスは、モーションを捕捉する、速度を捕捉する、および/またはユーザデバイス(例えば、加速度計)の移動を追跡するように構成される、任意のコンポーネントを備えてもよい。その点に関して、ユーザは、ユーザデバイスを移動させ、所与のエアサインシンボルの形状をシミュレートしてもよく、加速度計は、ユーザデバイスの移動を追跡し、それに関するデータを生成してもよい。さらなる実施例として、ユーザは、ユーザデバイスのタッチスクリーンインターフェースと相互作用し、所与のエアサインシンボルの形状を描画してもよい。さらなる実施例として、ユーザは、ユーザインターフェース上のボタン、リンク、および/または同等物を選択して、エアサインシンボルを描写することによって、ユーザデバイスと相互作用してもよい。種々の実施形態では、販売業者は、ユーザからのエアサイン入力を捕捉してもよい。例えば、販売業者は、例えば、手のジェスチャをユーザから捕捉するように構成される、カメラ、ユーザのタッチ入力を捕捉するように構成される、タッチスクリーンインターフェース、および/または同等物等、ユーザからの入力を捕捉するように構成される、通信インターフェースを備えてもよい。
【0018】
エアサイン入力は、販売業者またはユーザのデバイスによって、バックエンドサーバに伝送され、入力と記憶されたエアサインシンボル(またはエアサインシンボルを表すデータ)を合致させ、エアサインシンボルと関連付けられる、取引、販売業者、消費者、ユーザ、および製品またはサービスに関する詳細を決定してもよい。バックエンドサーバは、製品またはサービスの購入をユーザと確認してもよく、支払ネットワークと通信し、取引に権限を付与し、処理してもよい。販売業者および/またはユーザは、取引認可を支払ネットワークまたはバックエンドサーバから受信してもよい。
【0019】
したがって、本システムは、販売業者が、従来的店頭システムを必要とせずに、取引を行うことを可能にし得る。その点に関して、本システムは、典型的店頭取引に提示される技術的問題に対する技術的ソリューションを提供し得る。したがって、本明細書に説明されるプロセスを使用して、データを伝送し、記憶し、それにアクセスすることによって、データのセキュリティは、改良され、これは、コンピュータ、ネットワーク、またはデータが、危殆化されるリスクを減少させる。さらに、本システムは、少なくとも部分的に、会話せずに、典型的ユーザ相互作用を管理する際に関わる処理時間およびリソースを低減させる。
【0020】
種々の実施形態では、販売業者が、従来的店頭システムを必要とせずに、取引を行うことを可能にすることによって、本システムはまた、販売業者に、顧客の照準線に基づいて、オンデマンド店舗または市場を実装する能力を提供し得る。例えば、種々の実施形態によると、販売業者は、広告板、航空機バナー、または同等物を使用して、1つ以上の商品またはサービスを、1つ以上のエアサイン入力とともに、表示してもよい。顧客は、本明細書にさらに議論されるように、エアサイン入力を完了し、表示される商品またはサービスを購入してもよい。
【0021】
種々の実施形態では、図1を参照すると、モーション有効化取引のためのシステム100(例えば、モーション有効化取引システム)が、開示される。システム100は、エアサインシンボルを使用して、ユーザ101(例えば、取引口座ユーザ、保持者、受益者、または同等者)と販売業者103との間のモーション有効化取引を可能にし得る。システム100は、ユーザデバイス110、取引口座ユーザインターフェース(UI)115、販売業者環境120、販売業者デバイス125、販売業者ユーザインターフェース(UI)127、エアサインサーバ130、および/または支払ネットワーク180のうちの1つ以上のものを備えてもよい。システム100はまた、ウェブサービス、ユーティリティコンピューティング、パーベイシブおよび個別化されたコンピューティング、セキュリティおよび識別ソリューション、自動コンピューティング、クラウドコンピューティング、コモディティコンピューティング、モビリティおよび無線ソリューション、オープンソース、バイオメトリック、グリッドコンピューティング、および/またはメッシュコンピューティングと関連付けられた使用を検討してもよい。
【0022】
種々の実施形態では、ユーザ101は、販売業者103とのモーション有効化取引を開始することを所望し得る。例えば、ユーザ101は、販売業者環境120と相互作用し、モーション有効化取引を開始および完了してもよい。販売業者環境120は、販売業者103および/または販売業者デバイス125のうちの1つ以上のものを含んでもよい。例えば、販売業者環境120は、キオスク、実店舗、駐車施設精算システム、パーキングメータ、モノのインターネット(IoT)デバイス、または同等物を表し得る、またはユーザ101が、販売業者103とのモーション有効化取引を開始することを可能にするように構成される、仮想プラットフォームであってもよい。その点に関して、本明細書にさらに議論されるように、ユーザ101は、直接、販売業者103と相互作用してもよい(例えば、レジ係または同等者を介して)、または直接、自動化された精算システム、セルフ精算システム、または同等物の一部として、販売業者デバイス125と相互作用してもよい。
【0023】
種々の実施形態では、ユーザ101は、ユーザデバイス110を使用して、モーション有効化取引を開始してもよい。ユーザデバイス110は、データを送信、受信、および記憶することが可能な任意の好適なハードウェア、ソフトウェア、および/またはデータベースコンポーネントを備えてもよい。例えば、ユーザデバイス110は、パーソナルコンピュータ、携帯情報端末、携帯電話、スマートフォン(例えば、IPHONE(登録商標)、BLACKBERRY(登録商標)、および/または同等物)、IoTデバイス、および/または同等物を備えてもよい。ユーザデバイス110は、例えば、WINDOWS(登録商標)モバイルオペレーティングシステム、ANDROID(登録商標)オペレーティングシステム、APPLE(登録商標)IOS(登録商標)、BLACKBERRY(登録商標)オペレーティングシステム、LINUX(登録商標)オペレーティングシステム、および同等物等のオペレーティングシステムを備えてもよい。ユーザデバイス110はまた、ユーザデバイス110上にインストールされ、ユーザ101が、ユーザデバイス110を介して、取引口座UI115にアクセスすることを可能にするように構成される、ソフトウェアコンポーネントを備えてもよい。例えば、ユーザデバイス110は、ユーザ101が、取引口座UI115にアクセスし、それと相互作用することを可能にするように構成される、ウェブブラウザ(例えば、MICROSOFT INTERNET EXPLORER(登録商標)、GOOGLE CHROME(登録商標)等)、アプリケーション、マイクロアプリまたはモバイルアプリケーション、または同等物を備えてもよい。
【0024】
ユーザデバイス110は、取引口座UI115と電子通信してもよい。取引口座UI115は、ユーザデバイス110からアクセス可能なソフトウェア、モバイルアプリケーション、ウェブインターフェース、または同等物を備えてもよい。例えば、取引口座UI115は、グラフィカルユーザインターフェース(「GUI」)、ソフトウェアモジュール、論理エンジン、種々のデータベース、システムおよびツールとのインターフェース、および/またはコンピュータネットワークを含んでもよい。取引口座UI115は、エアサインサーバ130および/または支払ネットワーク180と電子通信してもよい。例えば、取引口座UI115は、ユーザ101が、ユーザデバイス110を介して、支払ネットワーク180と相互作用し、1つ以上の取引口座(例えば、取引口座残高、保留中または決済済み取引、ロイヤリティポイント等)、および/または同等物と関連付けられる、種々のデータを閲覧することを可能にし得る。取引口座UI115は、ユーザ101が、ユーザデバイス110を介して、エアサインサーバ130と相互作用し、例えば、本明細書でさらに議論されるように、モーション有効化取引を開始および完了すること等を可能にし得る。取引口座UI115へのアクセスは、ユーザ証明書の認可によって制御されてもよい。例えば、ユーザ101は、ユーザ証明書(例えば、ユーザ名、パスワード、バイオメトリック入力等)を入力することによって、支払ネットワーク180がユーザ証明書(例えば、入力ユーザ証明書と記憶されたユーザ証明書を比較することによって)を認証することに応答して、取引口座UI115にアクセスしてもよい。
【0025】
種々の実施形態では、ユーザデバイス110は、ユーザデバイス110が、システム100に関与し、モーション有効化取引を開始および完了することを可能にするように構成される、種々のハードウェア、ソフトウェア、および/またはデータベースコンポーネントを備えてもよい。例えば、ユーザデバイス110は、コンピュータベースであってもよく、プロセッサ、有形非一過性コンピュータ可読メモリ、および/またはネットワークインターフェースを、他の好適なシステムソフトウェアおよびハードウェアコンポーネントとともに備えてもよい。有形非一過性メモリ上に記憶された命令は、ユーザデバイス110が、本明細書に説明されるように、種々の機能を実施することを可能にし得る。プロセッサは、中央処理ユニット(CPU)、加速処理ユニット(APU)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、または同等物のうちの1つ以上のもの等の任意の論理デバイスを含んでもよい。
【0026】
さらなる実施例として、図2Aを参照すると、ユーザデバイス110は、ユーザ全地球測位システム(GPS)212、ユーザカメラ214、加速度計216、および/またはタッチスクリーンインターフェース218を備えてもよい。ユーザGPS212は、ユーザデバイス110の場所詳細を提供および捕捉するように構成されてもよい。例えば、ユーザGPS212は、ユーザGPS場所データを提供するように構成されてもよい。ユーザGPS212は、任意の好適なオンボード場所サービスまたはデバイスを備えてもよく、種々のハードウェアおよび/またはソフトウェアコンポーネントを備えてもよい。ユーザカメラ214は、画像および写真をユーザデバイス110から撮影、捕捉、および記憶するように構成される、オンボードカメラを備えてもよい。ユーザカメラ214によって捕捉された画像および写真は、ユーザデバイス110の内部または外部のメモリ内に記憶されてもよい。ユーザカメラ214は、任意の好適なタイプのカメラを備えてもよく、種々のハードウェアおよび/またはソフトウェアコンポーネントを備えてもよい。タッチスクリーンインターフェース218は、ユーザ101が、タッチ入力を介して、ユーザデバイス110と相互作用することを可能にするように構成されてもよい。例えば、ユーザ101は、タッチスクリーンインターフェース218と相互作用し、形状を描画し(例えば、エアサインシンボルを入力するため)、ボタン、リンク、または同等物を選択する、および/または任意の他の好適な相互作用を行ってもよい。タッチスクリーンインターフェース218は、任意の好適なタイプのタッチスクリーンを備えてもよく、種々のハードウェアおよび/またはソフトウェアコンポーネントを備えてもよい。
【0027】
種々の実施形態では、加速度計216は、ユーザデバイス110のモーション、速度、および移動を捕捉するように構成されてもよい。加速度計216は、ユーザデバイス110のモーション、速度、および/または移動を捕捉することが可能な任意の好適なハードウェアおよび/またはソフトウェアコンポーネントを備えてもよい。
【0028】
その点に関して、ユーザ101は、ユーザデバイス110を移動させ、所与のエアサインシンボルの形状をシミュレートしてもよく、加速度計216は、本明細書でさらに議論されるように、ユーザデバイス110の移動に関する移動データを追跡および生成してもよい。加速度計216は、ユーザデバイス110のモーション、速度、および/または移動を受動的または能動的に捕捉するように構成されてもよい。例えば、種々の実施形態によると、受動捕捉モードでは、加速度計216は、ユーザ101入力に応答して、ユーザデバイス110の移動を捕捉するように構成されてもよい。実施例として、ユーザ101は、取引口座UI115にアクセスし、エアサイン入力を入力してもよい。ユーザ101は、ボタンまたはリンクを選択してもよい、または口頭命令を与え、加速度計216をアクティブ化し、ユーザデバイス110の移動を捕捉してもよい。ボタンまたはリンクを選択解除することに応答して、加速度計216は、ユーザデバイス110の移動を捕捉することを中止してもよい。さらなる実施例として、種々の実施形態によると、能動的捕捉モードでは、加速度計216は、ユーザ101アクティブ化が必要とされずに、ユーザデバイス110の移動データを捕捉するように構成されてもよい。
【0029】
種々の実施形態では、再び、図1を参照すると、販売業者デバイス125は、モーション有効化取引をユーザ101と行うように構成されてもよい。本開示は、販売業者デバイス125を参照するが、本開示の原理は、任意の好適な数の販売業者デバイスを有する、販売業者環境120に適用されてもよいことを理解されたい。販売業者デバイス125は、エアサインサーバ130および/または支払ネットワーク180と電子通信してもよい。販売業者デバイス125は、1つ以上のハードウェア、ソフトウェア、および/またはデータベースコンポーネントを備えてもよい。例えば、販売業者デバイス125は、例えば、コンピュータまたはプロセッサ、または、コンピュータおよび/またはプロセッサのセット等の1つ以上のコンピューティングデバイスを備えてもよいが、他のタイプのコンピューティングユニットまたはシステムもまた、使用されてもよい。例えば、種々の実施形態によると、販売業者デバイス125は、パーソナルコンピュータ、スマートフォン(例えば、IPHONE(登録商標)、BLACKBERRY(登録商標)、および/または同等物)、および/または同等物を備えてもよい。さらなる実施例として、種々の実施形態によると、販売業者デバイス125は、例えば、スマートTVまたは表示能力を有する類似IoTデバイス等のモノのインターネット(IoT)デバイスを備えてもよい。さらなる実施例として、種々の実施形態によると、販売業者デバイス125は、キオスク、駐車施設精算システム、パーキングメータ、および/または同等物を備えてもよい。販売業者デバイス125は、例えば、WINDOWS(登録商標)オペレーティングシステム、ANDROID(登録商標)オペレーティングシステム、APPLE(登録商標) IOS(登録商標)、BLACKBERRY(登録商標)オペレーティングシステム、LINUX(登録商標)オペレーティングシステム、および同等物等のオペレーティングシステムを備えてもよい。販売業者デバイス125はまた、販売業者デバイス125上にインストールされ、販売業者103が、販売業者デバイス125を介して、販売業者システムUI127にアクセスすることを可能にするように構成される、ソフトウェアコンポーネントを備えてもよい。例えば、販売業者デバイス125は、販売業者103が、販売業者システムUI127にアクセスし、それと相互作用することを可能にするように構成される、ウェブブラウザ(例えば、MICROSOFT INTERNET EXPLORER(登録商標)、GOOGLE CHROME(登録商標)等)、アプリケーション、マイクロアプリまたはモバイルアプリケーション、または同等物を備えてもよい。
【0030】
販売業者デバイス125は、販売業者システムUI127と電子通信してもよい。販売業者システムUI127は、販売業者デバイス125からアクセス可能なソフトウェア、モバイルアプリケーション、ウェブインターフェース、または同等物を備えてもよい。例えば、販売業者システムUI127は、グラフィカルユーザインターフェース(「GUI」)、ソフトウェアモジュール、論理エンジン、種々のデータベース、システムおよびツールへのインターフェース、および/またはコンピュータネットワークを含んでもよい。販売業者システムUI127は、エアサインサーバ130および/または支払ネットワーク180と電子通信してもよい。例えば、販売業者システムUI127は、販売業者103が、販売業者デバイス125を介して、エアサインサーバ130と相互作用し、例えば、本明細書でさらに議論されるように、モーション有効化取引を開始および完了すること等を可能にし得る。販売業者システムUI127へのアクセスは、販売業者証明書の認可によって制御されてもよい。例えば、販売業者103は、販売業者証明書(例えば、販売業者ID、パスワード、バイオメトリック入力等)を入力することによって、支払ネットワーク180が販売業者証明書を認証する(例えば、入力販売業者証明書と記憶された販売業者証明書を比較することによって)ことに応答して、販売業者システムUI127にアクセスしてもよい。
【0031】
種々の実施形態では、販売業者デバイス125は、販売業者デバイス125が、システム100に関与し、モーション有効化取引を完了することを可能にするように構成される、種々のハードウェア、ソフトウェア、および/またはデータベースコンポーネントを備えてもよい。例えば、販売業者デバイス125は、コンピュータベースであってもよく、プロセッサ、有形非一過性コンピュータ可読メモリ、および/またはネットワークインターフェースを、他の好適なシステムソフトウェアおよびハードウェアコンポーネントとともに備えてもよい。有形非一過性メモリ上に記憶された命令は、販売業者デバイス125が、本明細書に説明されるように、種々の機能を実施することを可能にし得る。プロセッサは、中央処理ユニット(CPU)、加速処理ユニット(APU)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、または同等物のうちの1つ以上のもの等の任意の論理デバイスを含んでもよい。
【0032】
さらなる実施例として、図2Bを参照すると、販売業者デバイス125は、店頭端末(POS)222、販売業者全地球測位システム(GPS)224、販売業者カメラ226、および/または通信インターフェース228を備えてもよい。種々の実施形態では、POS222は、典型的取引を行うための機構として構成されてもよい。その点に関して、POS222は、ユーザ101が、取引機器、ユーザデバイス110、または同等物を使用して、販売業者103との取引を開始することを可能にし得る。POS222は、金銭支払器、クレジットまたはデビットカードリーダ、および/または同等物を備えてもよい。POS222はまた、近距離通信(NFC)端末を備えてもよい。本点では、NFC端末は、モバイルデバイス等の別のNFC対応デバイスへの情報の転送を可能にし得る。
【0033】
販売業者GPS224は、販売業者デバイス125の場所詳細を提供および捕捉するように構成されてもよい。例えば、販売業者GPS224は、販売業者GPS場所データを提供するように構成されてもよい。販売業者GPS224は、任意の好適なオンボード場所サービスまたはデバイスを備えてもよく、種々のハードウェアおよび/またはソフトウェアコンポーネントを備えてもよい。販売業者カメラ226は、画像、写真、およびビデオを販売業者デバイス125から撮影、捕捉、および記憶するように構成される、オンボードカメラを備えてもよい。販売業者カメラ226によって捕捉された画像、写真、およびビデオは、販売業者デバイス125の内部または外部のメモリ内に記憶されてもよい。販売業者カメラ226は、任意の好適なタイプのカメラを備えてもよく、種々のハードウェアおよび/またはソフトウェアコンポーネントを備えてもよい。種々の実施形態では、販売業者カメラ226は、例えば、本明細書でさらに議論されるように、ユーザ101が、ジェスチャを行い、エアサイン入力を作成すること等に応答して、ジェスチャをユーザ101から捕捉するように構成されてもよい。その点に関して、販売業者カメラ226および/または販売業者デバイス125は、ジェスチャを行っているユーザ101の部分(例えば、手、腕、指等)を識別し、ジェスチャのモーションを捕捉するように構成される、論理を備えてもよい。
【0034】
種々の実施形態では、通信インターフェース228は、種々のハードウェアおよび/またはソフトウェアコンポーネントを備えてもよく、ディスプレイ画面(例えば、タッチスクリーン、LEDディスプレイ、LCDディスプレイ等)を備えてもよい。通信インターフェース228は、モーション有効化取引データをユーザ101に表示するように構成されてもよい。例えば、通信インターフェース228は、モーション有効化取引を開始するために、製品および/またはサービスのための利用可能なエアサインを表示してもよい(例えば、「チーズバーガーを購入するには、エアサイン「CB」を完了させてください」)。その点に関して、ユーザ101は、本明細書でさらに議論されるように、通信インターフェース228を視認し、またはそれと相互作用してもよく、表示されるエアサイン入力を完了することによって、モーション有効化取引を開始してもよい。
【0035】
再び、図1を参照すると、種々の実施形態によると、エアサインサーバ130は、例えば、本明細書でさらに議論されるように、モーション有効化取引のためのユーザ登録、モーション有効化取引のための販売業者登録、および/またはモーション有効化取引の処理等のモーション有効化取引のための種々の動作を実施するように構成されてもよい。エアサインサーバ130は、取引口座UI115、販売業者システムUI127、販売業者デバイス125および/または販売業者環境120、および/または支払ネットワーク180と電子通信してもよい。エアサインサーバ130は、例えば、サーバ、ウェブサーバ、プーリングされるサーバ、または同等物を含む、ハードウェア、ソフトウェア、および/またはデータベースコンポーネントの任意の好適な組み合わせを備えてもよい。エアサインサーバ130はまた、1つ以上のデータセンタ、クラウド記憶装置、ネットワーク環境、または同等物を含んでもよい。種々の実施形態では、エアサインサーバ130は、1つ以上のプロセッサおよび/または1つ以上の有形非一過性メモリを含み、論理を実装することが可能であってもよい。プロセッサは、命令、例えば、本明細書でさらに議論されるように、非一過性有形、コンピュータ可読媒体上に記憶された命令の実行に応答して、種々の論理動作を実装するように構成されてもよい。プロセッサは、中央処理ユニット(CPU)、加速処理ユニット(APU)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、または同等物のうちの1つ以上のもの等の任意の論理デバイスを含んでもよい。
【0036】
種々の実施形態では、エアサインサーバ130は、エアサインサーバ130が、モーション有効化取引のための種々の動作を実施することを可能にするように構成される、種々のハードウェア、ソフトウェア、および/またはデータベースコンポーネントを備えてもよい。例えば、図3を参照すると、エアサインサーバ130は、登録システム340、ユーザデータベース333、販売業者データベース335、サインデータベース337、事前処理エンジン350、推定システム360、および/または照合エンジン370を備えてもよい。
【0037】
登録システム340は、モーション有効化取引のために、ユーザ101および/または販売業者103を登録するように構成されてもよい。例えば、登録システム340は、ユーザエアサイン登録要求を、ユーザデバイス110から、取引口座UI115を介して、受信してもよい。ユーザエアサイン登録要求は、ユーザ識別子(例えば、ユーザ名、取引口座番号等)、ユーザの写真(例えば、アップロードされた写真、ユーザカメラ214を使用して撮影された写真等)、および/または任意の他のユーザデータを備えてもよい。種々の実施形態では、ユーザエアサイン登録要求はまた、バイオメトリック入力(例えば、指紋、顔画像等)および/または認証エアサイン入力を備えてもよい。認証エアサイン入力は、ユーザによって入力または選択されてもよく、エアサイン取引の間、ユーザの識別子として構成されてもよい。本明細書にさらに議論されるように、認証エアサイン入力は、単独で、またはユーザバイオメトリックデータと組み合わせてのいずれかにおいて、販売業者デバイス125が、ユーザを識別し、取引を完了することを可能にし得る。種々の実施形態では、ユーザエアサイン登録要求はまた、取引口座UI115に、ユーザデバイス110の種々のコンポーネント(例えば、ユーザGPS212、ユーザカメラ214、加速度計216、および/またはタッチスクリーンインターフェース218)へのアクセスを付与する、データを備えてもよい。ユーザデータベース333は、ユーザエアサイン登録データを記憶および維持するように構成されてもよい。ユーザデータベース333は、ユーザ識別子によってグループ化される、ユーザエアサイン登録データを記憶してもよい。ユーザデータベース333は、データを記憶することが可能な任意の好適なデータベース、データ構造、テーブル、または同等物を備えてもよい。ユーザデータベース333は、任意の好適な技法を使用して、データを記憶してもよい。
【0038】
さらなる実施例として、登録システム340は、販売業者エアサイン登録要求を、販売業者デバイス125から、販売業者システムUI127を介して、受信してもよい。販売業者エアサイン登録要求は、販売業者識別子(例えば、販売業者ID、販売業者名等)、および/または任意の他の販売業者データを備えてもよい。種々の実施形態では、販売業者エアサイン登録要求はまた、販売業者システムUI127に、例えば、POS222、販売業者GPS224、販売業者カメラ226、および/または通信インターフェース228等の販売業者デバイス125の種々のコンポーネントへのアクセスを付与する、データを備えてもよい。販売業者データベース335は、販売業者エアサイン登録データを記憶および維持するように構成されてもよい。販売業者データベース335は、販売業者識別子によってグループ化される、販売業者エアサイン登録データを記憶してもよい。販売業者データベース335は、データを記憶することが可能な任意の好適なデータベース、データ構造、テーブル、または同等物を備えてもよい。販売業者データベース335は、任意の好適な技法を使用して、データを記憶してもよい。
【0039】
登録システム340はまた、販売業者103と相互作用し、モーション有効化取引のための1つ以上の製品またはサービスを登録するように構成されてもよい。例えば、登録システム340は、モーション有効化取引登録要求を、販売業者デバイス125から、販売業者システムUI127を介して、受信してもよい。モーション有効化取引登録要求は、販売業者103が、モーション有効化取引のために利用可能となることを所望する、製品、サービス、または同等物を示す、データを備えてもよい。例えば、モーション有効化取引登録要求は、製品またはサービス名、製品またはサービス識別子(例えば、製品SKU、UPC等)、製品またはサービス価格、および/または任意の他の好適なまたは所望の製品またはサービスデータを備えてもよい。さらなる実施例として、種々の実施形態によると、モーション有効化取引登録要求は、利用可能な曜日(例えば、月曜日のみ、月曜日~金曜日、週末等)、利用可能な時間(例えば、8:00am~10:00am、3:00pm~5:00pm等)、有効期限、または同等物等の取引可用性データを備えてもよい。さらなる実施例として、種々の実施形態によると、モーション有効化取引登録要求はまた、販売業者GPS場所データを備えてもよい。販売業者GPS場所データは、モーション有効化取引が利用可能な地理的エリア(例えば、実店舗、駐車場、駐車施設等の地理的場所)を定義してもよい。販売業者103は、例えば、場所データを入力することによって、または販売業者システムUI127を介して、マップと相互作用することによって等、販売業者デバイス125を介して、販売業者GPS場所データを手動で入力および規定してもよい。販売業者GPS場所データはまた、販売業者デバイス125の現在の位置を示す、販売業者GPS224から読み出されたデータに基づいてもよい。販売業者GPS場所データはまた、販売業者GPS224から読み出されたデータに基づいて仮想地理的境界を定義する、ジオフェンスを備えてもよい。
【0040】
種々の実施形態では、サインデータベース337は、システム100において使用するためのエアサインシンボル(例えば、記憶されたエアサインシンボル)を記憶および維持するように構成されてもよい。各エアサインシンボルは、例えば、ステータス(例えば、アクティブ、非アクティブ等)、販売業者使用データ(例えば、所与のエアサインシンボルを使用する、他の販売業者のGPS場所データ)、および/または任意の他の可用性データ等のエアサイン可用性データと関連付けられてもよい。種々の実施形態では、サインデータベース337はまた、ユーザ識別のためのエアサインシンボルを記憶および維持するように構成されてもよい。例えば、ユーザエアサイン登録の間、ユーザは、取引の間、ユーザのための識別子として使用されるためのエアサインシンボル(例えば、認証エアサイン入力)を入力または選択してもよい。認証エアサイン入力は、記憶され、ユーザ識別子(例えば、ユーザID、ユーザ取引口座識別子等)と関連付けられてもよい。本明細書にさらに議論されるように、認証エアサイン入力は、単独で、またはユーザバイオメトリックデータと組み合わせてのいずれかにおいて、販売業者デバイス125が、ユーザを識別し、取引を完了することを可能にし得る。
【0041】
サインデータベース337は、エアサインシンボルIDまたは類似識別子によってグループ化される、エアサインシンボルデータを記憶してもよい。例えば、種々の実施形態によると、エアサインシンボルIDは、取引プロセスの間、推定システム260によって、ユーザによるエアサイン入力を決定するために使用され得る、機械学習モデルに対応し得る。サインデータベース337は、データを記憶することが可能な任意の好適なデータベース、データ構造、テーブル、または同等物を備えてもよい。サインデータベース337は、任意の好適な技法を使用して、データを記憶してもよい。
【0042】
種々の実施形態では、事前処理エンジン350は、エアサイン入力を受信および事前処理するように構成されてもよい。例えば、事前処理エンジン350は、データをフィルタリング、サンプリング、および/または正規化することによって、エアサイン入力を事前処理してもよい。種々の実施形態では、エアサイン入力は、正規化され、非関連データをエアサイン入力から除去してもよい。例えば、ユーザは、3つの軸(例えば、X、Y、Z)の組み合わせを使用して、エアサイン入力を所与の3次元空間内に入力してもよい。事前処理エンジン250は、例えば、モーションの角度を計算し、データを2次元平面に正規化すること等によって、3軸データを2軸データに変換することによって、エアサイン入力を正規化してもよい。種々の実施形態では、エアサイン入力は、シンボルの前および/または後に捕捉されたデータをエアサイン入力から切り捨てることによって(例えば、加速度計データを捕捉し、エアサイン入力を生成することに応答して、移動が、シンボルがシミュレートされる前および/または後に捕捉され得る)、フィルタリングされてもよい。種々の実施形態では、エアサイン入力は、相互に近接近する冗長データ点を除去することによって、サンプリングされてもよい。
【0043】
種々の実施形態では、推定システム360は、エアサイン入力(または事前処理エンジン350からの事前処理されたエアサイン入力)を受信し、エアサイン入力に対応する、記憶されたエアサインシンボルを識別するように構成されてもよい。例えば、種々の実施形態によると、推定システム360は、エアサイン入力を分類するように構成される、事前に訓練されたモデルを有する、ニューラルネットワークを備えてもよい。ニューラルネットワークは、種々の機械学習および人工知能動作、タスク、および処理を実施するために使用される、人工ニューラルネットワーク(ANN)を備えてもよい。ニューラルネットワークは、個々および/または集合的に、処理を実施するように構成される、複数のコンピューティングノードを備えてもよい。各ローカルノードは、ローカルノード内の処理を制御するように構成される、コンピューティングモデルを備えてもよい。各ノードが、経時的に動作するにつれて、モデル更新イベント(例えば、予測誤差、新しいモデル要件等)が、観察され得る。各ノードは、新しい処理されたデータおよび発見されたモデル更新イベントに基づいて、ローカルでおよび/またはグローバルで、コンピューティングモデルを更新してもよい。推定システム360は、サインデータベース337と相互作用し、記憶されたエアサインシンボルデータを読み出し、エアサイン入力を識別することを補助してもよい。種々の実施形態では、推定システム260はまた、例えば、Mathworks, Inc.によって開発されたMATLAB(登録商標)、TENSORFLOW(登録商標)、NVIDIA(登録商標)によって開発されたTENSORRT、および/または任意の他の好適なソフトウェアソリューションまたはツール等の種々のソフトウェアソリューションおよびツールを実装する、またはそれと統合してもよい。
【0044】
種々の実施形態では、照合エンジン370は、モーション有効化取引において、ユーザ101識別を照合するように構成されてもよい。例えば、モーション有効化取引要求を受信することに応答して、照合エンジン370は、モーション有効化取引要求からのユーザ識別子に基づいて、ユーザデータベース333にクエリしてもよい。照合エンジン370は、ユーザデータベース333内に存在するユーザ識別子に対応する、そのデータを照合することによって、ユーザ101識別を照合してもよい。照合エンジン370はまた、例えば、ユーザの写真、ユーザ名、または同等物等、ユーザ101の識別子に対応する、データを読み出してもよい。照合エンジン370はまた、エアサイン入力に対応する、販売業者データを決定するように構成されてもよい(例えば、推定システム360によって完了された推定に基づいて)。例えば、照合エンジン370は、識別されたエアサインシンボルおよび販売業者データを特定するためのモーション有効化取引要求からのGPS場所データに基づいて、販売業者データベース335にクエリしてもよい。照合エンジン370は、例えば、製品またはサービス詳細(例えば、名称、説明等)、製品またはサービス価格、および/または同等物等、合致される記憶されたエアサインシンボルに対応する、販売業者データを読み出してもよい。照合エンジン370は、本明細書でさらに議論されるように、ユーザ101と通信し、製品またはサービス詳細を確認し、取引を進めてもよい。
【0045】
種々の実施形態では、再び、図1を参照すると、支払ネットワーク180は、モーション有効化取引データを、エアサインサーバ130から、本明細書にさらに議論されるように、受信し、取引に権限を付与し、取引を処理および決済し、同等のことを行うように構成されてもよく、支払ネットワーク180は、取引口座UI115、販売業者環境120、および/またはエアサインサーバ130と電子通信してもよい。支払ネットワーク180は、ハードウェア、ソフトウェア、および/またはデータベースコンポーネントの任意の好適な組み合わせを備えてもよい。例えば、支払ネットワーク180は、1つ以上のネットワーク環境、サーバ、コンピュータベースのシステム、プロセッサ、データベース、および/または同等物を備えてもよい。支払ネットワーク180は、コンピュータまたはプロセッサまたはコンピュータ/プロセッサのセットの形態における、少なくとも1つのコンピューティングデバイスを備えてもよいが、例えば、サーバ、ウェブサーバ、プーリングされるサーバ、または同等物等の他のタイプのコンピューティングユニットまたはシステムも、使用されてもよい。支払ネットワーク180はまた、1つ以上のデータセンタ、クラウド記憶装置、または同等物を含んでもよく、本明細書で議論される種々の動作を実施するように構成される、API等のソフトウェアを含んでもよい。種々の実施形態では、支払ネットワーク180は、1つ以上のプロセッサおよび/または1つ以上の有形非一過性メモリを含み、論理を実装することが可能であってもよい。プロセッサは、命令、例えば、本明細書でさらに議論されるように、非一過性有形コンピュータ可読媒体上に記憶された命令の実行に応答して、種々の論理動作を実装するように構成されてもよい。
【0046】
種々の実施形態では、支払ネットワーク180は、従来的支払ネットワークまたは取引ネットワークを備え、またはそれと相互作用し、取引、購入、および支払を促進し、取引に権限を付与し、取引を決済し、同等のことを行ってもよい。例えば、支払ネットワーク180は、クレジットカード、デビットカード、および/または他のタイプの取引口座または取引機器のために、取引に現在適応する、既存の専有ネットワークを表し得る。支払ネットワーク180は、傍受者からセキュアである、閉鎖されたネットワークであってもよい。種々の実施形態では、支払ネットワーク180は、AMERICAN EXPRESS(登録商標)、VISANET(登録商標)、MASTERCARD(登録商標)、DISCOVER(登録商標)、INTERAC(登録商標)、Cartes Bancaires、JCB(登録商標)、プライベートネットワーク(例えば、百貨店ネットワーク)、および/または任意の他の支払ネットワーク、取引ネットワーク、または同等物等の例示的取引ネットワークを備えてもよい。支払ネットワーク180は、例えば、1つ以上の認可エンジン、認証エンジンおよびデータベース、決済エンジンおよびデータベース、口座受容可能システムおよびデータベース、支払勘定システムおよびデータベース、および/または同等物等の財務上および/または取引上のシステムおよびプロセスに関連するシステムおよびデータベースを含んでもよい。種々の実施形態では、支払ネットワーク180はまた、本明細書でさらに議論されるように、取引を認可することが可能な取引口座発行者の信用認可制度(「CAS」)を備えてもよい。本開示は、支払ネットワーク180を参照するが、本開示の原理は、任意の好適な数の支払ネットワークを有する、モーション有効化取引のためのシステムに適用されてもよいことを理解されたい。例えば、システム100は、それぞれ、異なる発行者システムまたはネットワークに対応する、またはそれと関連付けられる、1つ以上の支払ネットワーク180を備えてもよい。
【0047】
ここで図4-6を参照すると、描写されるプロセスフローは、単に、実施形態であって、本開示の範囲を限定することを意図するものではない。例えば、方法またはプロセス説明のいずれかに列挙されるステップは、任意の順序で実行されてもよく、提示される順序に限定されない。以下の説明は、図4-6に描写されるステップおよびユーザインターフェース要素だけではなく、また、図1-3を参照して上記に説明されるような種々のシステムコンポーネントを適切に参照することを理解されたい。初めに、例示的実施形態が、図に図示され、下記に説明されるが、本開示の原理は、現在既知であるかどうかにかかわらず、任意の数の技法を使用して実装されてもよいことを理解されたい。本開示は、いかようにも、図面に図示され、下記に説明される例示的実装および技法に限定されるべきではない。別様に具体的に述べられない限り、図面に描写される物品は、必ずしも、正確な縮尺で描かれていない。
【0048】
種々の実施形態では、図4を参照すると、モーション有効化取引のためのユーザ登録の方法401が、開示される。ユーザデバイス110が、取引口座UI115にアクセスする(ステップ402)。例えば、ユーザ101は、ユーザデバイス110を介して、ユーザ証明書(例えば、ユーザ名、パスワード、バイオメトリック入力等)を入力することによって、取引口座UI115にアクセスしてもよい。取引口座UI115は、支払ネットワーク180と通信し、ユーザ証明書を照合および認証してもよい(例えば、入力ユーザ証明書と記憶されたユーザ証明書を比較することによって)。ユーザ101は、本明細書でさらに議論されるように、取引口座UI115にアクセスし、取引口座データ(例えば、取引口座残高、保留中または決済済み取引、ロイヤリティポイント等)を閲覧し、モーション有効化取引のために登録し、および/またはモーション有効化取引を完了してもよい。
【0049】
ユーザデバイス110は、取引口座UI115を介して、ユーザエアサイン登録要求をエアサインサーバ130(ステップ404)に伝送する。ユーザエアサイン登録要求は、ユーザ識別子(例えば、ユーザ名、取引口座数等)、ユーザの写真(例えば、アップロードされた写真、ユーザカメラ214を使用して撮影された写真等)、および/または任意の他のユーザデータを備えてもよい。種々の実施形態では、ユーザエアサイン登録要求はまた、取引口座UI115に、例えば、ユーザGPS212、ユーザカメラ214、加速度計216、および/またはタッチスクリーンインターフェース218等のユーザデバイス110の種々のコンポーネントへのアクセスを付与する、データを備えてもよい。
【0050】
ユーザエアサイン登録要求を受信することに応答して、エアサインサーバ130は、登録システム340を介して、ユーザ101をユーザデータベース333に登録する(ステップ406)。例えば、エアサインサーバ130は、ユーザデータベース333に、ユーザエアサイン登録要求を書き込んでもよく、ユーザ識別子に基づいて、書込をグループ化してもよい。ユーザ101を正常に登録することに応答して、エアサインサーバ130は、登録システム340を介して、ユーザエアサイン登録をユーザ101と確認する(ステップ408)。確認は、取引口座UI115内の視覚的通知、ユーザデバイス110に伝送される、プッシュ配信通知、電子メール、SMS、MMS、または同等物、および/または任意の他の好適な通知方法を備えてもよい。登録を完了することに応答して、取引口座UI115は、本明細書でさらに議論されるように、ユーザ101に、モーション有効化取引を完了するためのオプション(例えば、「エアサインで支払う」)を表示してもよい。
【0051】
種々の実施形態では、図5を参照すると、モーション有効化取引のための販売業者登録の方法501が、開示される。販売業者デバイス125が、販売業者システムUI127にアクセスする(ステップ502)。例えば、販売業者103は、販売業者デバイス125を介して、販売業者証明書(例えば、販売業者ID、パスワード、バイオメトリック入力等)を入力することによって、販売業者システムUI127にアクセスしてもよい。販売業者システムUI127は、支払ネットワーク180と通信し、販売業者証明書を照合および認証してもよい(例えば、入力された販売業者証明書と記憶された販売業者証明書を比較することによって)。販売業者103は、本明細書でさらに議論されるように、販売業者システムUI127にアクセスし、モーション有効化取引のために登録し、モーション有効化取引を完了し、および/または同等のことを行ってもよい。
【0052】
販売業者デバイス125は、販売業者システムUI127を介して、販売業者エアサイン登録要求をエアサインサーバ130に伝送する(ステップ504)。販売業者エアサイン登録要求は、販売業者識別子(例えば、販売業者ID、販売業者名等)および/または任意の他の販売業者データを備えてもよい。種々の実施形態では、販売業者エアサイン登録要求はまた、販売業者システムUI127に、例えば、POS222、販売業者GPS224、販売業者カメラ226、および/または通信インターフェース228等の販売業者デバイス125の種々のコンポーネントへのアクセスを付与する、データを備えてもよい。販売業者エアサイン登録要求を受信することに応答して、エアサインサーバ130は、登録システム340を介して、販売業者103を販売業者データベース335に登録する(ステップ506)。例えば、エアサインサーバ130は、販売業者データベース335に、販売業者エアサイン登録要求を書き込んでもよく、販売業者識別子に基づいて、書込をグループ化してもよい。
【0053】
書込を完了することに応答して、エアサインサーバ130は、登録システム340を介して、販売業者エアサイン登録を販売業者103と確認する(ステップ508)。確認は、販売業者システムUI127内の視覚的通知、販売業者デバイス125に伝送される、プッシュ配信通知、電子メール、SMS、MMS、または同等物、および/または任意の他の好適な通知方法を備えてもよい。登録を完了することに応答して、取引口座UI115は、本明細書でさらに議論されるように、ユーザ101に、モーション有効化取引を完了するためのオプション(例えば、「エアサインで支払う」)を表示してもよい。登録を完了することに応答して、販売業者103は、販売業者デバイス125を介して、販売業者システムUI127と相互作用し、モーション有効化取引のために利用可能にされるための製品、サービス、または同等物を確立してもよい。
【0054】
種々の実施形態では、販売業者デバイス125は、販売業者システムUI127を介して、モーション有効化取引登録要求(ステップ510)をエアサインサーバ130に伝送する。モーション有効化取引登録要求は、販売業者103が、モーション有効化取引のために利用可能にされることを所望する、製品、サービス、または同等物を示す、データを備えてもよい。例えば、モーション有効化取引登録要求は、取引タイプ(例えば、製品、サービス、製品のタイプ、サービスのタイプ等)、製品またはサービス名、製品またはサービス識別子(例えば、製品SKU、UPC等)、製品またはサービス価格、および/または任意の他の好適なまたは所望の製品またはサービスデータを備えてもよい。さらなる実施例として、種々の実施形態によると、モーション有効化取引登録要求は、利用可能な曜日(例えば、月曜日のみ、月曜日~金曜日、週末等)、利用可能な時間(例えば、8:00am~10:00am、3:00pm~5:00pm等)、有効期限、または同等物等の取引可用性データを備えてもよい。さらなる実施例として、種々の実施形態によると、モーション有効化取引登録要求はまた、販売業者GPS場所データを備えてもよい。販売業者GPS場所データは、モーション有効化取引が利用可能な地理的エリア(例えば、実店舗、駐車場、駐車施設等の地理的場所)を定義してもよい。販売業者103は、例えば、場所データを入力することによって、または販売業者システムUI127を介して、マップと相互作用することによって等、販売業者デバイス125を介して、販売業者GPS場所データを手動で入力および規定してもよい。販売業者GPS場所データはまた、販売業者デバイス125の現在の位置を示す、販売業者GPS224から読み出されたデータに基づいてもよい。販売業者GPS場所データはまた、販売業者GPS224から読み出されたデータに基づいて、仮想地理的境界を定義する、ジオフェンスを備えてもよい。さらなる実施例として、種々の実施形態によると、モーション有効化取引登録要求はまた、規定されたエアサインシンボルを備えてもよい。例えば、販売業者103は、1つ以上の所望の規定されたエアサインシンボルを入力または選択し、モーション有効化取引登録要求に定義される製品またはサービスに対応させてもよい。
【0055】
モーション有効化取引登録要求を受信することに応答して、エアサインサーバ130は、登録システム340を介して、サインデータベース337にクエリし、利用可能なエアサインシンボルを読み出す(ステップ512)。例えば、サインデータベース337は、システム100において使用するためのエアサインシンボルを記憶および維持してもよい。各エアサインシンボルは、例えば、ステータス(例えば、アクティブ、非アクティブ等)、販売業者使用データ(例えば、所与のエアサインシンボルを使用する、他の販売業者のGPS場所データ)、および/または任意の他の可用性データ等のエアサイン可用性データと関連付けられてもよい。エアサインサーバ130は、登録システム340を介して、サインデータベース337にクエリし、「アクティブ」ステータスを有する、全てのエアサインシンボルを特定してもよい。利用可能なエアサインシンボルに基づいて、エアサインサーバ130は、登録システム340を介して、関連付けられる販売業者使用データを精査し、少なくとも部分的に、販売業者GPS場所データに重複しない(例えば、利用可能なエアサインシンボルが別の販売業者と同一地理的場所で使用されていない)、販売業者使用データを有する、利用可能なエアサインシンボルを決定してもよい。種々の実施形態では、クエリに基づいて、エアサインサーバ130は、登録システム340を介して、読み出された利用可能なエアサインシンボルからランダムに選択してもよい。
【0056】
利用可能なエアサインシンボルを選択することに応答して、エアサインサーバ130は、登録システム340を介して、モーション有効化取引登録データを生成する(ステップ514)。モーション有効化取引登録データは、モーション有効化取引登録要求と、利用可能なエアサインシンボルとを備えてもよい。モーション有効化取引登録データを生成することに応答して、エアサインサーバ130は、登録システム340を介して、サインデータベース337内の利用可能なエアサインシンボルデータの販売業者使用データを更新し、販売業者GPS場所データを含めてもよい。エアサインサーバ130は、登録システム340を介して、モーション有効化取引登録データを販売業者データベース335に記憶する(ステップ516)。エアサインサーバ130は、販売業者識別子と関連付けられる記憶された販売業者データを更新することによって、モーション有効化取引登録データを記憶してもよい。その点に関して、販売業者103は、複数の製品および/またはサービスのための登録を開始してもよく、製品および/またはサービス毎に、モーション有効化取引登録データが、販売業者識別子によってグループ化される、販売業者データベース335内に記憶されてもよい。
【0057】
モーション有効化取引登録データを記憶することに応答して、エアサインサーバ130は、登録システム340を介して、モーション有効化取引登録を販売業者103と確認する(ステップ518)。確認は、販売業者システムUI127内の視覚的通知、販売業者デバイス125に伝送される、プッシュ配信通知、電子メール、SMS、MMS、または同等物、および/または任意の他の好適な通知方法を備えてもよい。
【0058】
種々の実施形態では、図6を参照すると、モーション有効化取引のための方法601が、開示される。ユーザ101が、販売業者103と相互作用する(ステップ602)。例えば、ユーザ101は、実店舗を訪問することによって、販売業者環境120内で利用可能なタッチスクリーンまたはディスプレイ(例えば、販売業者デバイス225の通信インターフェース228)と相互作用することによって、および/または同等のことを行うことによって、販売業者103と相互作用してもよい。相互作用は、自動化された精算プロセス、セルフ精算プロセスの一部であってもよい、または販売業者103との直接の口頭相互作用を備えてもよい。例えば、ユーザ101は、販売業者デバイス125の通信インターフェース228を閲覧し、モーション有効化取引のために供与されている製品またはサービスを決定してもよい(全ての製品または製品のサブセットであってもよい)。ユーザ101は、モーション有効化取引を販売業者103と開始してもよい(ステップ604)。ユーザ101は、エアサイン入力を生成することによって、モーション有効化取引を開始してもよい。エアサイン入力は、販売業者デバイス125の通信インターフェース228上に表示される、エアサインシンボルに対応し得、販売業者103、製品またはサービス、および/または販売業者の地理的場所に一意であり得る。エアサイン入力は、シンボル、形状、または同等物であってもよく、モーションまたはユーザ101からの入力を通して作成されてもよい。例えば、エアサイン入力は、モーションまたはユーザジェスチャによって作成される、チェックマーク、数(例えば、1、15等)、文字(例えば、「a」、「D」等)、形状(例えば、円形、正方形等)、および/または任意の他の好適なシンボルまたは形状であってもよい。
【0059】
種々の実施形態では、ユーザ101は、ユーザデバイス110を介して、取引口座UI115と相互作用することによって、エアサイン入力を生成してもよい。例えば、ユーザ101は、取引口座UI115と相互作用し、加速度計216を使用して、エアサイン入力を捕捉してもよい。その点に関して、ユーザ101は、ユーザデバイス110を物理的に移動させ、表示されるエアサインシンボルの形状をシミュレートしてもよい。ユーザデバイス110は、加速度計216を介して、モーションおよび移動の速度を捕捉し、エアサイン入力を捕捉してもよい。さらなる実施例として、ユーザ101は、取引口座UI115と相互作用し、タッチスクリーンインターフェース218を介して、エアサイン入力を描画してもよい。その点に関して、ユーザ101は、付属肢(例えば、指)または装置(例えば、スタイラス)を使用して、タッチスクリーンインターフェース218にタッチし、表示されるエアサインシンボルを描画してもよい。ユーザデバイス110は、タッチスクリーンインターフェース218を介して、描画を捕捉し、エアサイン入力を生成してもよい。さらなる実施例として、取引口座UI115は、表示されたエアサインシンボルに対応する、ボタン、リンク、画像、または同等物を表示してもよく(例えば、ユーザGPS212からの場所データに基づいて)、ユーザ101は、ボタン、リンク、画像、または同等物を選択することによって、エアサイン入力を生成してもよい。
【0060】
ユーザ101が、ユーザデバイス110を介して、取引口座UI115と相互作用することに応答して、取引口座UI115は、エアサイン入力を捕捉し、モーション有効化取引要求を生成する(ステップ606-1)。モーション有効化取引要求は、エアサイン入力、ユーザ識別子、ユーザGPS場所データ(例えば、ユーザGPS212から)、および/または同等物を備えてもよい。取引口座UI115は、モーション有効化取引要求をエアサインサーバ130に伝送してもよい。
【0061】
種々の実施形態では、ユーザ101は、販売業者デバイス125と相互作用することによって、エアサイン入力を生成してもよい。例えば、ユーザ101は、販売業者デバイス125の販売業者カメラ226と相互作用し、エアサイン入力を生成してもよい。販売業者カメラ226は、ユーザ101によって実施されるジェスチャを捕捉するように構成されてもよい。その点に関して、ユーザ101は、付属肢(例えば、指、手等)、装置、または同等物を使用して、ジェスチャを実施し、表示されるエアサインシンボルをシミュレートしてもよい。さらなる実施例として、ユーザ101は、販売業者デバイス125の通信インターフェース228(例えば、タッチスクリーン)と相互作用し、エアサイン入力を生成してもよい。ユーザ101は、付属肢(例えば、指)または装置(例えば、スタイラス)を使用して、通信インターフェース228とインターフェースをとり、表示されるエアサインシンボルを描画してもよい。販売業者デバイス125は、通信インターフェース228を介して、描画を捕捉し、エアサイン入力を生成してもよい。
【0062】
ユーザ101が、販売業者デバイス125と相互作用することに応答して、販売業者デバイス125は、エアサイン入力を捕捉し(ステップ606-2)、モーション有効化取引要求を生成する。モーション有効化取引要求は、エアサイン入力、ユーザ識別子、販売業者GPS場所データ(例えば、販売業者GPS224から)、および/または同等物を備えてもよい。種々の実施形態では、販売業者デバイス125は、ユーザ101からの一連の入力を捕捉してもよい。例えば、ユーザ101は、初期ジェスチャを実施し、販売業者デバイス125に、エアサイン入力の捕捉を開始するように通知してもよい。初期ジェスチャの検出に応答して、販売業者デバイス125は、ユーザ101に、認証エアサイン入力を実施するようにプロンプトしてもよい。認証エアサイン入力は、ユーザの取引口座と関連付けられる、ユーザ定義された入力を備えてもよい。販売業者デバイス125は、ユーザからの認証エアサイン入力および/またはバイオメトリック入力(例えば、ユーザの顔の画像、指紋入力等)を捕捉してもよい。その点に関して、認証エアサイン入力は、単独で、またはユーザのバイオメトリックデータと組み合わせてのいずれかにおいて、販売業者デバイス125が、ユーザを識別し、取引を完了することを可能にし得る。ユーザ101が認証エアサイン入力を入力することに応答して、販売業者デバイス125は、ユーザ101に、取引に対応する、エアサイン入力を始めるようにプロンプトしてもよい。その点に関して、種々の実施形態によると、モーション有効化取引要求はまた、認証エアサイン入力、ユーザバイオメトリックデータ、および/または同等物を備えてもよい。販売業者デバイス125は、モーション有効化取引要求をエアサインサーバ130に伝送する。
【0063】
エアサインサーバ130は、モーション有効化取引要求を、ユーザデバイス110から(例えば、ステップ606-1に説明されるように)または販売業者デバイス125(例えば、ステップ606-2に説明されるように)から受信する(ステップ608)。エアサインサーバ130は、事前処理エンジン350を介して、モーション有効化取引要求を解析し、エアサイン入力を決定してもよい。エアサインサーバ130は、事前処理エンジン350を介して、モーション有効化取引要求からのエアサイン入力を事前処理してもよい(ステップ610)。例えば、事前処理エンジン350は、本明細書でさらに議論されるように、エアサイン入力を事前処理し、エアサイン入力をフィルタリング、正規化、および/またはサンプリングしてもよい。エアサイン入力の事前処理を完了することに応答して、事前処理エンジン350は、エアサイン入力を推定システム360に伝送してもよい。
【0064】
種々の実施形態では、エアサインサーバ130は、推定システム360を介して、エアサイン入力に基づいて、記憶されたエアサインシンボルを決定する(ステップ612)。推定システム360は、任意の好適な方法を使用して、記憶されたエアサインシンボルを決定してもよい。例えば、種々の実施形態によると、推定システム360は、(例えば、サインデータベース337内に記憶された)記憶されたエアサインシンボルを識別するように構成される、訓練されたニューラルネットワークモデル内でエアサイン入力を処理してもよい。記憶されたエアサインシンボルを決定することに応答して、推定システム360は、決定された記憶されたエアサインシンボルに関するデータを照合エンジン370に伝送してもよい。
【0065】
種々の実施形態では、認証エアサイン入力を受信することに応答して、エアサインサーバ130はまた、推定システム360を介して、認証エアサイン入力に基づいて、記憶されたエアサインシンボルを決定してもよい(例えば、ユーザの識別を決定するために)。推定システム360は、任意の好適な方法を使用して、記憶されたエアサインシンボルを決定してもよい。例えば、種々の実施形態によると、推定システム360は、(例えば、サインデータベース337内に記憶された)記憶されたエアサインシンボルを識別するように構成される、訓練されたニューラルネットワークモデル内で認証エアサイン入力を処理してもよい。記憶されたエアサインシンボルが、認証エアサイン入力に合致することを決定することに応答して、エアサインサーバ130は、記憶されたエアサインシンボルおよび/またはユーザバイオメトリックデータに基づいて、ユーザに対応する、データを読み出してもよい。例えば、エアサインサーバ130は、ユーザ識別子、ユーザ取引口座、および/または同等物を読み出してもよい。
【0066】
種々の実施形態では、エアサインサーバ130は、照合エンジン370を介して、販売業者データベース335にクエリし(ステップ614)、決定された記憶されたエアサインシンボルを使用して、販売業者103を決定する。例えば、照合エンジン370は、決定されたエアサインシンボルおよびユーザGPS場所データに基づいて、販売業者データベース335にクエリし、記憶されたエアサインシンボルと関連付けられるデータおよびユーザGPS場所データに合致する販売業者GPS場所データを特定する。例えば、照合エンジン370は、例えば、販売業者識別子、取引タイプ(例えば、製品、サービス、製品またはサービスの説明等)、取引コスト(例えば、製品の価格、サービスの1時間あたり料金等)、および/または同等物等、記憶されたエアサインシンボルと関連付けられる、製品またはサービスに関するデータを読み出してもよい。
【0067】
記憶されたエアサインシンボルと関連付けられるデータを読み出すことに応答して、エアサインサーバ130は、照合エンジン370を介して、取引確認を伝送する(ステップ616)。取引確認は、販売業者識別子、取引タイプ、および取引コストを備えてもよい。種々の実施形態では、取引確認はまた、例えば、ユーザ名、ユーザの写真、または同等物等のユーザデータを備えてもよい。取引確認は、確認エアサインプロンプト(例えば、「エアサインチェックマークを入力し、取引を確認してください」)を備えてもよい。種々の実施形態では、取引確認はまた、第2のエアサインプロンプトを備えてもよい。例えば、フォローアッププロンプトを要求する、記憶されたエアサインシンボルに応答して、照合エンジン370は、ユーザ101に、第2のエアサインプロンプト(例えば、「小サイズのコーヒーの場合は、エアサインXを、中サイズのコーヒーの場合は、エアサインYを、または大サイズのコーヒーの場合は、エアサインZを入力してください」等)を用いてプロンプトしてもよい。照合エンジン370は、取引確認をユーザデバイス110および/または販売業者デバイス125に伝送してもよい。
【0068】
取引確認を受信することに応答して、ユーザ101は、ユーザデバイス110および/または販売業者デバイス125と相互作用し、第2のエアサイン入力を生成してもよい。ユーザ101は、ユーザデバイス110および/または販売業者デバイス125を使用して、例えば、ステップ604、606-1、および606-2における(第1の)エアサイン入力の生成に類似するもの等の第2のエアサイン入力を生成してもよい。第2のエアサイン入力は、取引確認からの第2のエアサインプロンプトおよび/または確認エアサインプロンプトへの応答として生成されてもよい。ユーザデバイス110または販売業者デバイス125は、第2のエアサイン入力を備える、エアサイン確認を、エアサインサーバ130に伝送してもよい。
【0069】
エアサインサーバ130は、エアサイン確認を、ユーザデバイス110または販売業者デバイス125から受信する(ステップ618)。エアサインサーバ130は、第2のエアサイン入力を事前処理し(例えば、ステップ610に類似する)、第2のエアサイン入力に基づいて、記憶されたエアサインシンボルを決定し(例えば、ステップ612に類似する)、販売業者データベース335にクエリし、決定された記憶されたエアサインシンボルに基づいて、販売業者データを読み出してもよい(例えば、ステップ614に類似する)。第2のエアサイン入力が第2のエアサインプロンプトに応答して生成されることに応答して、エアサインサーバ130は、第2の取引確認を生成してもよい(例えば、ステップ616に類似する)。第2の取引確認は、確認エアサインプロンプトまたは第3のエアサインプロンプトを生成する。第2のエアサイン入力が確認エアサインプロンプトに応答して生成されることに応答して、エアサインサーバ130は、取引認可要求を支払ネットワーク180に伝送する(ステップ620)。取引認可要求は、ユーザ識別子、販売業者識別子、および取引コストを備えてもよい。
【0070】
取引認可要求を受信することに応答して、支払ネットワーク180は、取引認可要求を処理する(ステップ622)。支払ネットワーク180は、任意の好適な方法を使用して、取引認可要求を処理し、それに権限を付与し、決済してもよい。支払ネットワーク180は、取引認可要求を正常に認可することに応答して、取引認可確認をエアサインサーバ130に伝送する(ステップ624)。取引認可要求を受信することに応答して、エアサインサーバ130は、取引承認通信をユーザ101に通信する(ステップ626)。例えば、エアサインサーバ130は、取引承認をユーザデバイス110に伝送してもよい。取引承認通信は、取引口座UI115への視覚的通知として、ユーザデバイス110に伝送される、プッシュ配信通知、電子メール、SMS、MMS、または同等物として、および/または任意の他の好適な通知方法として、伝送されてもよい。種々の実施形態では、取引承認通信はまた、販売業者デバイス125に伝送され、通信インターフェース228を介して、ユーザ101に表示されてもよい。取引承認通信を受信することに応答して、ユーザ101および販売業者103は、モーション有効化取引の完了に進んでもよい。
【0071】
本明細書における種々の実施形態の詳細な説明は、例証としての種々の実施形態を示す、付随の図面および写真を参照する。これらの種々の実施形態は、当業者が本開示を実践することを可能にするために十分に詳細に説明されるが、他の実施形態も、実現され得、論理的かつ機械的変更が、本開示の精神および範囲から逸脱することなく、行われ得ることを理解されたい。したがって、本明細書の発明を実施するための形態は、限定ではなく、例証目的のためだけに提示される。例えば、方法またはプロセス説明のいずれかに列挙されるステップは、任意の順序で実行されてもよく、提示される順序に限定されない。さらに、機能またはステップのいずれも、1人以上の第三者に外部委託される、または彼らによって実施されてもよい。修正、追加、または省略が、本開示の範囲から逸脱することなく、本明細書に説明されるシステム、装置、および方法に行われてもよい。例えば、システムおよび装置のコンポーネントは、統合または分離されてもよい。さらに、本明細書に開示されるシステムおよび装置の動作は、より多い、より少ない、または他のコンポーネントによって実施されてもよく、説明される方法は、より多い、より少ない、または他のステップを含んでもよい。加えて、ステップは、任意の好適な順序で実施されてもよい。本書で使用されるように、「各」は、セットの各部材またはセットのサブセットの各部材を指す。さらに、単数形のいずれの言及も、複数実施形態を含み、1つを上回るコンポーネントのいずれの言及も、単数形実施形態を含んでもよい。具体的利点が、本明細書に列挙されたが、種々の実施形態は、列挙される利点のいくつかを含む、いずれも含まない、または全てを含んでもよい。
【0072】
システム、方法、およびコンピュータプログラム製品が、提供される。本明細書における詳細な説明では、「種々の実施形態」、「一実施形態」、「ある実施形態」、「例示的実施形態」等に対する言及は、説明される実施形態が、特定の特徴、構造、または特性を含み得ることを示すが、全ての実施形態がその特定の特徴、構造、または特性を必ずしも含むとは限らない。さらに、そのような語句は、同じ実施形態を必ずしも言及するとは限らない。さらに、特定の特徴、構造または、特性が実施形態と関連して記載されている場合、そのような特徴、構造、または特性を他の実施形態と関連して実施することは、それが明確に記載されているかどうかにかかわらず、当業者の知識の範囲内であることが思量される。説明を熟読後、代替実施形態において本開示を実装する方法が、当業者には明らかとなるであろう。
【0073】
本明細書で使用されるように、「~を伝送する」は、電子データの少なくとも一部をあるシステム100コンポーネントから別のコンポーネントに送信することを含み得る。加えて、本明細書で使用されるように、「データ」、「情報」、または同等物は、デジタルまたは任意の他の形態におけるコマンド、クエリ、ファイル、メッセージ、記憶のためのデータ、および同等物等の情報の包含を含み得る。
【0074】
本明細書で使用されるように、「電子通信」は、システム100コンポーネントがデータを伝送および受信することを可能にすることが可能な物理的結合および/または非物理的結合を含み得る。例えば、「電子通信」は、CANバスプロトコル、Ethernet(登録商標)物理層プロトコル(例えば、10BASE-T、100BASE-T、1000BASE-T等を使用したもの)、IEEE1394インターフェース(例えば、FireWire)、デジタルネットワークのための統合されたサービス(ISDN)、デジタル加入者回線(DSL)、802.1la/b/g/n/ac信号(例えば、Wi-Fi)、短波長UHF無線波を使用して、少なくとも部分的に、IEEE802.15.1によって定義される、無線通信プロトコル(例えば、Bluetooth Special Interest Groupによって維持される、BLUETOOTH(登録商標)プロトコル)、少なくとも部分的に、IEEE802.15.4によって定義される、無線通信プロトコル(例えば、ZigBee allianceによって維持される、ZIGBEE(登録商標)プロトコル)、セルラープロトコル、赤外線プロトコル、光学プロトコル、または有線または無線接続を介して、情報を伝送することが可能な任意の他のプロトコル等の有線または無線プロトコルを指し得る。
【0075】
システム100コンポーネントのうちの1つ以上のものは、ネットワークを介して、電子通信してもよい。本明細書で使用されるように、用語「ネットワーク」はさらに、ハードウェアおよび/またはソフトウェアコンポーネントを組み込む、任意のクラウド、クラウドコンピューティングシステム、または電子通信システムまたは方法を含んでもよい。ノード間の通信は、例えば、電話ネットワーク、エクストラネット、イントラネット、インターネット、相互作用点デバイス(携帯情報端末、携帯電話、キオスク、タブレット等)、オンライン通信、衛星通信、オフライン通信、無線通信、トランスポンダ通信、ローカルエリアネットワーク(LAN)、広域ネットワーク(WAN)、仮想プライベートネットワーク(VPN)、ネットワーク化またはリンクされたデバイス、キーボード、マウスおよび/または任意の好適な通信またはデータ入力モダリティ等の任意の好適な通信チャネルを通して遂行されてもよい。さらに、本システムは、本明細書では、しばしば、TCP/IP通信プロトコルを用いて実装されるものとして説明されるが、本システムはまた、インターネットワークパケット交換(IPX)、APPLETALK(登録商標)プログラム、IP-6、NetBIOS、OSI、任意のトンネリングプロトコル(例えば、IPsec、SSH等)、または任意の数の既存または将来的プロトコルを使用して実装されてもよい。ネットワークが、インターネット等のパブリックネットワークの性質を持つ場合、ネットワークは、非セキュアであって、傍受者に曝されていると想定することが有利であり得る。インターネットに関連して利用されるプロトコル、規格、およびアプリケーションソフトウェアに関連する具体的情報は、概して、当業者に公知であって、したがって、本明細書で詳述される必要はないものとする。
【0076】
「クラウド」または「クラウドコンピューティング」は、最小限の管理労力またはサービスプロバイダ相互作用を伴って、迅速にプロビジョニングおよびリリースされ得る、構成可能コンピューティングリソース(例えば、ネットワーク、サーバ、記憶装置、アプリケーション、およびサービス)の共有プールへの便宜的オンデマンドネットワークアクセスを可能にするためのモデルを含む。クラウドコンピューティングは、場所独立コンピューティングを含んでもよく、それによって、共有サーバは、リソース、ソフトウェア、およびデータをコンピュータおよび他のデバイスにオンデマンドで提供する。クラウドコンピューティングに関するさらなる情報に関しては、クラウドコンピューティングのNIST(National Institute of Standards and Technology)の定義を参照されたい。
【0077】
種々のシステムコンポーネントは、独立して、別個に、または集合的に、例えば、典型的には、標準モデム通信、ケーブルモデム、DISH NETWORKS(登録商標)、ISDN、DSL、または種々の無線通信方法と併用されるようなローカルループを経由した、インターネットサービスプロバイダ(ISP)への接続を含む、データリンクを介して、ネットワークに好適に結合されてもよい。ネットワークは、双方向テレビ(ITV)ネットワーク等の他のタイプのネットワークとして実装されてもよいことに留意されたい。さらに、本システムは、本明細書に説明される類似機能性を有する、任意のネットワークを経由した、任意の商品、サービス、または情報の使用、販売、または流通も検討する。
【0078】
ネットワークは、非セキュアであり得る。したがって、ネットワークを経由した通信は、データ暗号化を利用してもよい。暗号化は、当技術分野において現在利用可能である、または利用可能になり得る、技法のいずれかの方法によって実施されてもよく、例えば、Twofish、RSA、El Gamal、Schorrシグネチャ、DSA、PGP、PKI、GPG(GnuPG)、HPEフォーマット保存暗号化(FPE)、Voltage、Triple DES、Blowfish、AES、MD5、HMAC、IDEA、RC6、および対称および非対称暗号システムが挙げられる。ネットワーク通信はまた、SHAシリーズ暗号化方法、楕円曲線暗号法(例えば、ECC、ECDH、ECDSA等)、および/または開発中の他のポスト量子暗号法アルゴリズムを組み込んでもよい。
【0079】
簡潔性目的のために、システム100の従来のデータネットワーキング、アプリケーション開発、および他の機能側面は、本明細書に詳細に説明されない場合がある。さらに、本明細書に含有される種々の図に示される接続線は、種々の要素間の例示的機能関係および/または電子通信を表すように意図される。多くの代替または付加的機能関係または電子通信が、実践的システム内に存在してもよいことに留意されたい。
【0080】
種々の実施形態では、ユーザデバイス110および/または販売業者デバイス125はまた、バイオメトリックを一次または二次形態の識別として提供するために使用され得る、バイオメトリックセキュリティシステムを備えてもよい。バイオメトリックセキュリティシステムは、ユーザデバイス110および/または販売業者デバイス125と通信する、トランスポンダと、読取機とを含んでもよい。バイオメトリックセキュリティシステムはまた、バイオメトリックサンプルを検出する、バイオメトリックセンサと、バイオメトリックサンプルを照合するためのデバイスとを含んでもよい。バイオメトリックセキュリティシステムは、1つ以上のバイオメトリックスキャナ、プロセッサ、および/またはシステムとともに構成されてもよい。バイオメトリックシステムは、1つ以上の技術またはその任意の部分を含んでもよい。本明細書で使用されるように、バイオメトリックは、ユーザの音声、指紋、顔、耳、シグネチャ、血管パターン、DNAサンプリング、手の幾何学形状、音、嗅覚、キーストローク/タイプ、虹彩、網膜、または任意の身体部分、機能、システム、属性、および/または他の特性、またはその任意の部分に基づく、認識に関連する任意の他のバイオメトリックを含んでもよい。
【0081】
種々の実施形態では、システムおよび種々のコンポーネント(例えば、ユーザデバイス110、販売業者デバイス125等)は、1つ以上のスマートデジタルアシスタント技術と統合してもよい。例えば、例示的スマートデジタルアシスタント技術は、AMAZON(登録商標)社によって開発されたALEXA(登録商標)システム、Alphabet, Inc.によって開発されたGOOGLE HOME(登録商標)システム、APPLE(登録商標)社のHOMEPOD(登録商標)システム、および/または類似デジタルアシスタント技術を含んでもよい。ALEXA(登録商標)システム、GOOGLE HOME(登録商標)システム、およびHOMEPOD(登録商標)システムはそれぞれ、タスク、エンターテインメント、一般的情報、およびその他を補助し得る、クラウドベースの音声アクティブ化サービスを提供し得る。AMAZON ECHO(登録商標)、AMAZON ECHO DOT(登録商標)、AMAZON TAP(登録商標)、およびAMAZON FIRE(登録商標)TV等の全てのALEXA(登録商標)デバイスは、ALEXA(登録商標)システムへのアクセスを有する。ALEXA(登録商標)システム、GOOGLE HOME(登録商標)システム、およびHOMEPOD(登録商標)システムは、その音声アクティブ化技術を介して、音声コマンドを受信し、他の機能をアクティブ化し、スマートデバイスを制御し、および/または情報を集め得る。例えば、スマートデジタルアシスタント技術は、音楽、電子メール、テキスト、発呼、質問への回答、住宅改善情報、スマートホーム通信/アクティブ化、ゲーム、ショッピング、やるべきリストの作成、アラーム設定、ポッドキャストのストリーミング、オーディオ書籍の再生、およびニュース等の天候、交通、および他のリアルタイム情報の提供と相互作用するために使用されてもよい。ALEXA(登録商標)、GOOGLE HOME(登録商標)、およびHOMEDOT(登録商標)システムはまた、ユーザが、全てのデジタルアシスタント対応デバイスを横断して、オンライン口座にリンクされる適格な取引口座についての情報にアクセスすることを可能にし得る。さらなる実施例として、スマートデジタルアシスタント技術は、ユーザ101および/または販売業者103によって、本明細書でさらに議論されるように、モーション有効化取引を開始および完了するために使用されてもよい。
【0082】
本明細書で使用されるように、「~を充足する」、「~を満たす」、「~に合致する」、「~と関連付けられる」、または類似語句は、完全合致、部分的合致、ある基準を満たすこと、データのサブセットに合致すること、相関、ある基準を充足すること、対応、関連付け、アルゴリズム関係、および/または同等物を含み得る。同様に、本明細書で使用されるように、「~を認証する」または類似用語は、正確な認証、部分的認証、データのサブセットを認証すること、対応、ある基準を充足すること、関連付け、アルゴリズム関係、および/または同等物を含んでもよい。
【0083】
「~を関連付ける(associate)」および/または「~を関連付けている(associating)」に類似する用語および語句は、例えば、(i)取引口座および(ii)アイテム(例えば、オファー、報酬、ディスカウント等)および/またはデジタルチャネル等のタグを付ける、フラグを付ける、相関させる、ルックアップテーブルを使用する、または要素間の関係を示す、または作成するための任意の他の方法またはシステムを含み得る。さらに、関連付けは、任意の好適なアクション、イベント、または時間周期に応答して、任意の時点で生じ得る。関連付けは、所定のインターバルで、周期的に、ランダムに、1回、1回以上、または好適な要求またはアクションに応答して、生じ得る。情報のいずれかは、ソフトウェア対応リンクを介して配信および/またはアクセスされてもよく、リンクは、電子メール、テキスト、投稿、ソーシャルネットワーク入力、および/または当技術分野において公知の任意の他の方法を介して、送信されてもよい。
【0084】
本明細書で議論される種々のシステムコンポーネントは、以下のうちの1つ以上のものを含んでもよい。デジタルデータを処理するためのプロセッサを含む、ホストサーバまたは他のコンピューティングシステム、デジタルデータを記憶するためにプロセッサに結合されるメモリ、デジタルデータを入力するためにプロセッサに結合される入力デジタイザ、プロセッサによるデジタルデータの処理を命令するために、メモリ内に記憶され、プロセッサによってアクセス可能なアプリケーションプログラム、プロセッサによって処理されるデジタルデータから導出された情報を表示するためにプロセッサおよびメモリに結合されるディスプレイデバイス、および複数のデータベース。本明細書で使用される種々のデータベースは、クライアントデータ、販売業者データ、金融機関データ、および/またはシステムの動作において有用な類似データを含んでもよい。当業者が理解するように、ユーザコンピュータは、オペレーティングシステム(例えば、WINDOWS(登録商標)、UNIX(登録商標)、LINUX(登録商標)、SOLARIS(登録商標)、MACOS(登録商標)等)、および典型的にはコンピュータと関連付けられる、種々の従来のサポートソフトウェアおよびドライバを含んでもよい。
【0085】
本システムまたはその任意の部分または機能は、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの組み合わせを使用して実装されてもよく、1つ以上のコンピュータシステムまたは他の処理システム内に実装されてもよい。しかしながら、実施形態によって実施される操作は、多くの場合、一般に、人間のオペレータによって実施される知的動作と関連付けられる、合致または選択等の用語で言及されていた。人間のオペレータのそのような能力は、本明細書に説明される動作のいずれかにおける大部分の場合、必要ない、または望ましくない。むしろ、動作は、機械動作であってもよい、または動作のいずれかは、人工知能(AI)または機械学習によって行われる、または向上され得る。人工知能は、概して、それらの周囲の世界を知覚し、計画を形成し、その目標を達成するための決定を行う、エージェント(例えば、機械、コンピュータベースのシステム等)の研究を指し得る。AIの基盤は、数学、論理、哲学、確率、言語学、神経科学、および決定理論を含む。コンピュータビジョン、ロボット、機械学習、および自然言語処理等の多くの分野が、AIの亜種に該当する。種々の実施形態を実施するための有用な機械は、汎用デジタルコンピュータまたは類似デバイスを含む。
【0086】
コンピュータシステムはまた、通信インターフェースを含んでもよい。通信インターフェースは、ソフトウェアおよびデータが、コンピュータシステムと外部デバイスとの間で転送されることを可能にする。通信インターフェースの実施例は、モデム、ネットワークインターフェース(Ethernet(登録商標)カード等)、通信ポート等を含んでもよい。通信インターフェースを介して転送される、ソフトウェアおよびデータは、通信インターフェースによって受信されことが可能な電子、電磁、光学、または他の信号であり得る、信号の形態にある。これらの信号は、通信経路(例えば、チャネル)を介して、通信インターフェースに提供される。本チャネルは、信号を搬送し、ワイヤ、ケーブル、光ファイバ、電話回線、セルラーリンク、無線周波数(RF)リンク、無線、および他の通信チャネルを使用して実装されてもよい。
【0087】
本明細書で議論される、任意の通信、伝送、通信チャネル、チャネル、および/または同等物は、コンテンツ(例えば、データ、情報、メタデータ等)を送達するための任意のシステムまたは方法、および/またはコンテンツ自体を含んでもよい。コンテンツは、任意の形態または媒体で提示されてもよく、種々の実施形態では、コンテンツは、電子的に送達される、および/または電子的に提示されることが可能であってもよい。例えば、チャネルは、ウェブサイト、モバイルアプリケーション、またはデバイス(例えば、FACEBOOK(登録商標)、YOUTUBE(登録商標)、PANDORA(登録商標)、APPLETV(登録商標)、Microsoft(登録商標) XBOX(登録商標)、ROKU(登録商標)、AMAZON FIRE(登録商標)、GOOGLE CHROMECASTTM、SONY(登録商標) PLAYSTATION(登録商標)、NINTENDO(登録商標) SWITCH(登録商標)等)、統一資源ロケータ(「URL」)、ドキュメント(例えば、Microsoft(登録商標) WORDTMまたはEXCEL(登録商標)、ADOBE(登録商標)ポータブルドキュメントフォーマット(PDF)ドキュメント等)、「電子書籍」、「電子雑誌」、アプリケーションまたはマイクロアプリケーション(本明細書に説明されるように)、SMSまたは他のタイプのテキストメッセージ、電子メール、FACEBOOK(登録商標)メッセージ、TWITTER(登録商標)ツイート、マルチメディアメッセージングサービス(MMS)、および/または他のタイプの通信技術を備えてもよい。種々の実施形態では、チャネルは、データパートナによってホストまたは提供されてもよい。種々の実施形態では、配信チャネルは、販売業者ウェブサイト、ソーシャルメディアウェブサイト、提携会社またはパートナウェブサイト、外部ベンダ、モバイルデバイス通信、ソーシャルメディアネットワーク、および/または場所ベースのサービスのうちの少なくとも1つを備えてもよい。配信チャネルは、販売業者ウェブサイト、ソーシャルメディアサイト、提携会社またはパートナウェブサイト、外部ベンダ、およびモバイルデバイス通信のうちの少なくとも1つを含んでもよい。ソーシャルメディアサイトの実施例は、FACEBOOK(登録商標)、FOURSQUARE(登録商標)、TWITTER(登録商標)、LINKEDIN(登録商標)、INSTAGRAM(登録商標)、PINTEREST(登録商標)、TUMBLR(登録商標)、REDDIT(登録商標)、SNAPCHAT(登録商標)、WHATSAPP(登録商標)、FLICKR(登録商標)、VK(登録商標)、QZONE(登録商標)、WECHAT(登録商標)、および同等物を含む。提携会社またはパートナウェブサイトの実施例は、AMERICAN EXPRESS(登録商標)、GROUPON(登録商標)、LIVINGSOCIAL(登録商標)、および同等物を含む。さらに、モバイルデバイス通信の実施例は、テキスティング、電子メール、およびスマートフォンのためのモバイルアプリケーションを含む。
【0088】
さらに、プロセスフローの例証およびその説明は、ユーザのWINDOWS(登録商標)アプリケーション、ウェブページ、ウェブサイト、ウェブフォーム、プロンプト等を参照し得る。実践者は、本明細書に説明される図示されるステップが、WINDOWS(登録商標)アプリケーション、ウェブページ、ウェブフォーム、ポップアップWINDOWS(登録商標)アプリケーション、プロンプト、および同等物の使用を含む、任意の数の構成を備えてもよいことを理解されるであろう。さらに、図示および説明されるような複数のステップは、単一ウェブページおよび/またはWINDOWS(登録商標)アプリケーションに組み合わせられてもよいが、単純性目的のために拡張されていることを理解されたい。他の場合では、単一プロセスステップとして図示および説明されるステップは、複数のウェブページおよび/またはWINDOWS(登録商標)アプリケーションに分離されてもよいが、便宜上、組み合わせられている。
【0089】
種々の実施形態では、システム100の種々のコンポーネント、モジュール、および/またはエンジンは、マイクロアプリケーションまたはマイクロアプリとして実装されてもよい。マイクロアプリは、典型的には、例えば、WINDOWS(登録商標)モバイルオペレーティングシステム、ANDROID(登録商標)オペレーティングシステム、APPLE(登録商標)iOSオペレーティングシステム、BLACKBERRY(登録商標)社のオペレーティングシステム、および同等物を含む、モバイルオペレーティングシステムとの関連で展開される。マイクロアプリは、種々のオペレーティングシステムおよびハードウェアリソースの動作を統制する一式の所定のルールを介して、より大型のオペレーティングシステムおよび関連付けられたハードウェアのリソースを活用するように構成されてもよい。例えば、マイクロアプリが、モバイルデバイスまたはモバイルオペレーティングシステム以外のデバイスまたはネットワークと通信することを所望する場合、マイクロアプリは、モバイルオペレーティングシステムの所定のルール下、オペレーティングシステムおよび関連付けられたデバイスハードウェアの通信プロトコルを活用してもよい。さらに、マイクロアプリが、ユーザからの入力を所望する場合、マイクロアプリは、種々のハードウェアコンポーネントを監視し、次いで、検出された入力をハードウェアからマイクロアプリに通信する、オペレーティングシステムからの応答を要求するように構成されてもよい。
【0090】
種々の実施形態では、本システムは、ミドルウェアを実装し、ソフトウェアアプリケーションおよびサービスを提供し、および/またはオペレーティングシステム、データベース、アプリケーション、および同等物等のコンピュータベースのシステム内のソフトウェアコンポーネントをブリッジしてもよい。ミドルウェアは、異種コンピューティングシステム間の通信および/またはプロセス取引を促進するように好適に構成される、任意のハードウェアおよび/またはソフトウェアを含んでもよい。ミドルウェアコンポーネントは、市販されており、当技術分野において公知である。ミドルウェアは、市販のハードウェアおよび/またはソフトウェアを通して、カスタムハードウェアおよび/またはソフトウェアコンポーネントを通して、またはそれらの組み合わせを通して実装されてもよい。ミドルウェアは、種々の構成において常駐してもよく、独立型システムとして存在してもよく、またはインターネットサーバ上に常駐するソフトウェアコンポーネントであってもよい。ミドルウェアは、本明細書に開示される目的のいずれかのために、アプリケーションサーバの種々のコンポーネントと任意の数の内部または外部システムとの間の取引を処理するように構成されてもよい。IBM(登録商標), Inc.(Armonk, NY)によるWEBSPHERE(登録商標) MQTM(以前のMQSeries)は、市販のミドルウェア製品の実施例である。エンタープライズサービスバス(「ESB」)アプリケーションは、ミドルウェアの別の実施例である。
【0091】
本明細書に開示される、システム、コンピュータ、コンピュータベースのシステム、および同等物は、ユーザによってアクセス可能な好適なウェブサイトまたは他のインターネットベースのグラフィカルユーザインターフェースを提供してもよい。実践者は、データをブラウザベースのドキュメント内に表示するためのいくつかの方法が存在することを理解するであろう。データは、標準的テキストとして、または固定リスト、スクロール可能リスト、ドロップダウンリスト、編集可能テキストフィールド、固定テキストフィールド、ポップアップウィンドウ、および同等物内に表されてもよい。同様に、例えば、キーボードを使用した自由テキスト入力、メニューアイテムの選択、チェックボックス、選択肢ボックス、および同等物等、ウェブページ内のデータを修正するために利用可能ないくつかの方法も存在する。
【0092】
本明細書で議論される、通信、入力、記憶装置、データベース、またはディスプレイのいずれかは、ウェブページを有するウェブサイトを通して、促進され得る。本明細書で使用されるような用語「ウェブページ」は、ユーザと相互作用するために使用され得る、ドキュメントおよびアプリケーションのタイプを限定することを意味するものではない。例えば、典型的ウェブサイトは、標準的HTMLドキュメントに加え、種々の形態のJAVA(登録商標)アプレット、JAVASCRIPT(登録商標)プログラム、アクティブサーバページ(ASP)、共通ゲートウェイインターフェーススクリプト(CGI)、拡張マークアップ言語(XML)、動的HTML、カスケードスタイルシート(CSS)、AJAX(非同期JAVASCRIPT(登録商標)およびXML)プログラム、ヘルパアプリケーション、プラグイン、および同等物を含み得る。サーバは、要求をウェブサーバから受信する、ウェブサービスを含んでもよく、要求は、URLおよびIPアドレス(192.168.1.1)を含む。ウェブサーバは、適切なウェブページを読み出し、ウェブページのためのデータまたはアプリケーションをIPアドレスに送信する。ウェブサービスは、インターネット等の通信手段を経由して他のアプリケーションと相互作用可能なアプリケーションである。ウェブサービスは、典型的には、XML、SOAP、AJAX、WSDL、およびUDDI等の規格またはプロトコルに基づく。ウェブサービス方法は、当技術分野において周知であって、多くの標準的テキストにおいて網羅されている。さらなる実施例として、代表的な状態転送(REST)またはRESTfulウェブサービスは、アプリケーション間の相互運用性を可能にする1つの方法を提供し得る。
【0093】
一実施形態では、Microsoft(登録商標)社のインターネット情報サービス(IIS)、取引サーバ(MTS)サービス、およびSQL SERVER(登録商標)データベースが、MICROSOFT(登録商標)オペレーティングシステム、WINDOWS NT(登録商標)ウェブサーバソフトウェア、SQL SERVER(登録商標)データベース、およびMICROSOFT(登録商標)コマースサーバと併用される。加えて、ACCESS(登録商標)ソフトウェア、SQL SERVER(登録商標)データベース、ORACLE(登録商標)ソフトウェア、SYBASE(登録商標)ソフトウェア、INFORMIX(登録商標)ソフトウェア、MYSQL(登録商標)ソフトウェア、INTERBASE(登録商標)ソフトウェア等のコンポーネントが、アクティブデータオブジェクト(ADO)準拠データベース管理システムを提供するために使用されてもよい。一実施形態では、APACHE(登録商標)ウェブサーバが、LINUX(登録商標)オペレーティングシステム、MYSQL(登録商標)データベース、およびPERL(登録商標)、PHP、Ruby、および/またはPYTHON(登録商標)プログラミング言語と併用される。
【0094】
種々の実施形態では、サーバは、アプリケーションサーバ(例えば、WEBPHERE(登録商標)、WEBLOGIC(登録商標)、JBOSS(登録商標)、POSTGRES PLUS ADVANCED SERVER(登録商標)等)を含んでもよい。種々の実施形態では、サーバは、ウェブサーバ(例えば、Apache、IIS、GOOGLE(登録商標)ウェブサーバ、SUN JAVA(登録商標)システムウェブサーバ、LINUX(登録商標)またはWINDOWS(登録商標)オペレーティングシステム上で起動するJAVA(登録商標)仮想機械)を含んでもよい。
【0095】
ユーザ、システム、コンピュータベースのシステム、または同等物は、ウェブクライアントを介して、サーバと通信してもよい。ウェブクライアントは、例えば、本明細書で議論される任意のデバイスまたはソフトウェア等の任意のネットワークを介して通信する、任意のデバイスまたはソフトウェアを含む。ウェブクライアントは、コンピューティングユニットまたはシステム内にインストールされ、オンライン取引および/または通信を行う、インターネットブラウジングソフトウェアを含んでもよい。これらのコンピューティングユニットまたはシステムは、コンピュータまたはコンピュータのセットの形態をとってもよいが、パーソナルコンピュータ、ラップトップ、ノートブック、タブレット、スマートフォン、携帯電話、携帯情報端末、サーバ、プーリングされるサーバ、メインフレームコンピュータ、分散型コンピューティングクラスタ、キオスク、端末、店頭(POS)デバイスまたは端末、テレビ、またはネットワークを経由してデータを受信することが可能な任意の他のデバイスを含む、他のタイプのコンピューティングユニットまたはシステムが、使用されてもよい。ウェブクライアントは、オペレーティングシステム(例えば、WINDOWS(登録商標)、WINDOWS MOBILE(登録商標)オペレーティングシステム、UNIX(登録商標)オペレーティングシステム、LINUX(登録商標)オペレーティングシステム、APPLE(登録商標)OS(登録商標)オペレーティングシステム等)および、典型的には、コンピュータと関連付けられる、種々の従来のサポートソフトウェアおよびドライバを含んでもよい。ウェブ-クライアントはまた、MICROSOFT(登録商標) INTERNET EXPLORER(登録商標)ソフトウェア、MOZILLA(登録商標) FIREFOX(登録商標)ソフトウェア、GOOGLE(登録商標) CHROME(登録商標)ソフトウェア、APPLE(登録商標) SAFARI(登録商標)ソフトウェア、またはインターネットをブラウジングするために利用可能な任意の他の多数のソフトウェアパッケージを起動してもよい。
【0096】
当業者が、理解するであろうように、ウェブクライアントは、サーバ(例えば、本明細書に議論されるように、アプリケーションサーバ、ウェブサーバ等)と直接接触する場合とそうではない場合がある。例えば、ウェブクライアントは、インターネットサーバと直接または間接接続を有し得る、別のサーバおよび/またはハードウェアコンポーネントを通して、サーバのサービスにアクセスしてもよい。例えば、ウェブクライアントは、ロードバランサを介して、サーバと通信してもよい。種々の実施形態では、ウェブクライアントアクセスは、商業的に利用可能なウェブ-ブラウザソフトウェアパッケージを通した、ネットワークまたはインターネットを通したものである。その点に関して、ウェブクライアントは、ネットワークまたはインターネットへのアクセスを伴う、自宅または事業環境にあってもよい。ウェブクライアントは、セキュアソケット層(SSL)および輸送層セキュリティ(TLS)等のセキュリティプロトコルを実装してもよい。ウェブクライアントは、HTTP、HTTPS、FTP、およびSFTPを含む、いくつかのアプリケーション層プロトコルを実装してもよい。
【0097】
本明細書で議論される任意のデータベースは、関係、階層、グラフィカル、ブロックチェーン、オブジェクト指向構造、および/または任意の他のデータベース構成を含んでもよい。任意のデータベースはまた、データが、インデックス化のための構造および記録間の構造関係を伴わない、行および列の形態における単一ファイル内に記憶され得る、フラットファイル構造を含んでもよい。例えば、フラットファイル構造は、区切られたテキストファイル、CSV(コンマ分離値)ファイル、および/または任意の他の好適なフラットファイル構造を含んでもよい。データベースを実装するために使用され得る、一般的データベース製品は、IBM(登録商標)(Armonk, NY)によるDB2(登録商標)、ORACLE(登録商標) Corporation(Redwood Shores, CA)から利用可能な種々のデータベース製品、Microsoft(登録商標) Corporation(Redmond, Washington)によるMicrosoft ACCESS(登録商標)またはMicrosoft SQL SERVER(登録商標)、MYSQL AB(Uppsala, Sweden)によるMYSQL(登録商標)、MONGODB(登録商標)、Redis、Apache Cassandra(登録商標)、APACHE(登録商標)によるHBASE(登録商標)、MAPR(登録商標) corporationによるMapR-DB、または任意の他の好適なデータベース製品を含む。さらに、任意のデータベースは、例えば、データテーブルまたはルックアップテーブルとして、任意の好適な様式において編成されてもよい。各記録は、単一ファイル、一連のファイル、リンクされた一連のデータフィールド、または任意の他のデータ構造であってもよい。
【0098】
本明細書で議論される任意のデータベースは、ピアツーピアネットワークを経由して、複数のコンピューティングデバイス(例えば、ノード)によって維持される、分散型台帳を備えてもよい。各コンピューティングデバイスは、分散型台帳のコピーおよび/または部分的コピーを維持し、ネットワーク内の1つ以上の他のコンピューティングデバイスと通信し、データを検証し、分散型台帳に書き込む。分散型台帳は、例えば、データの共有項ベースの検証、不変性、および暗号論的連鎖ブロックを含む、ブロックチェーン技術の特徴および機能性を使用してもよい。ブロックチェーンは、データを含有する、相互接続されるブロックの台帳を備えてもよい。ブロックチェーンは、各ブロックが、個々の取引および任意のブロックチェーン実行ファイルの結果を保持し得るため、向上されたセキュリティを提供し得る。各ブロックは、前のブロックにリンクしてもよく、タイムスタンプを含んでもよい。ブロックは、各ブロックが、ブロックチェーン内の前のブロックのハッシュを含み得るため、リンクされ得る。リンクされたブロックは、チェーンを形成し、1つのみの後続ブロックのみが、単一チェーンのために、相互の先行ブロックにリンクすることを可能にされる。分岐が、発散チェーンが、以前は均一であったブロックチェーンから確立される場合、可能性として考えられ得るが、典型的には、発散チェーンのうちの1つのみが、共有項チェーンとして維持されるであろう。種々の実施形態では、ブロックチェーンは、データワークフローを非一元型様式において施行する、スマートコントラクトを実装してもよい。本システムはまた、例えば、コンピュータ、タブレット、スマートフォン、モノのインターネットデバイス(「IoT」デバイス)等のユーザデバイス上で展開される、アプリケーションを含んでもよい。アプリケーションは、ブロックチェーンと通信し(例えば、直接、またはブロックチェーンノードを介して)、データを伝送し、読み出してもよい。種々の実施形態では、統制組織または団体が、ブロックチェーン上に記憶されたデータへのアクセスを制御してもよい。管理組織への登録は、ブロックチェーンネットワーク内に関与することを可能にし得る。
【0099】
ブロックチェーンベースのシステムを通して実施されるデータ転送は、実装される具体的ブロックチェーン技術のブロック作成時間によって決定され得る、持続時間内に、ブロックチェーンネットワーク内で接続されるピアに伝搬してもよい。例えば、ETHEREUM(登録商標)ベースのネットワーク上では、新しいデータエントリが、書込の時点から約13~20秒以内に利用可能になり得る。HYPERLEDGER(登録商標) Fabric1.0ベースのプラットフォーム上では、持続時間は、数秒以内に選定および実施され得る、具体的共有項アルゴリズムによって駆動される。その点に関して、システム内の伝搬時間は、既存のシステムと比較して改良され得、実装コストおよび市場に出るまでの時間もまた、著しく低減され得る。本システムはまた、少なくとも部分的に、ブロックチェーン内に記憶されるデータの不変性質に起因して、増加されたセキュリティをもたらし、種々のデータ入力および出力に伴う不正開封の確率を低減させる。さらに、本システムはまた、ブロックチェーンに関するデータを記憶することに先立って、暗号化プロセスをデータ上で実施することによって、データの増加されたセキュリティをもたらし得る。したがって、本明細書に説明されるシステムを使用して、データを伝送し、記憶し、それにアクセスすることによって、データのセキュリティは、改良され、これは、コンピュータまたはネットワークが危殆化されるリスクを減少させる。
【0100】
種々の実施形態では、本システムはまた、共通データ構造を提供することによって、データベース同期誤差を低減させ、したがって、少なくとも部分的に、記憶されたデータの完全性を改良し得る。本システムはまた、各ノードが、記憶されたデータの完全コピーとともに動作する、したがって、少なくとも部分的に、特定されたネットワーク停電およびハードウェア障害に起因する、休止時間を低減させるため、従来的データベース(例えば、関係データベース、分散型データベース等)に優る、増加された信頼性およびフォルトトレランスをもたらす。本システムはまた、各ノードが、メッセージを全ての接続されるピアにブロードキャストするため、信頼性があるおよび信頼性がないピアを有する、ネットワーク環境内のデータ転送の信頼性を増加させ得、各ブロックが、前のブロックへのリンクを備えるため、ノードは、欠落ブロックを迅速に検出し、欠落ブロックへの要求をブロックチェーンネットワーク内の他のノードに伝搬し得る。ブロックチェーンの特徴および機能性を実装する分散型台帳に関するさらなる情報に関しては、「SYSTEMS AND METHODS FOR BLOCKCHAIN BASED PAYMENT NETWORKS」と題され、2016年9月15日に出願された、米国特許出願第15/266,350号、「SYSTEMS AND METHODS FOR DATA FILE TRANSFER BALANCING AND CONTROL ON BLOCKCHAIN」と題され、2017年8月21日に出願された、米国特許出願第15/682,180号、「SYSTEMS AND METHODS FOR LOYALTY POINT DISTRIBUTION」と題され、2017年10月9日に出願された、米国特許出願第15/728,086号、「MESSAGING BALANCING AND CONTROL ON BLOCKCHAIN」と題され、2017年10月17日に出願された、米国特許出願第15/785,843号、「API REQUEST AND RESPONSE BALANCING AND CONTROL ON BLOCKCHAIN」と題され、2017年10月17日に出願された、米国特許出願第15/785,870号、「SINGLE SIGN-ON SOLUTION USING BLOCKCHAIN」と題され、2017年11月28日に出願された、米国特許出願第15/824,450号、「TRANSACTION AUTHORIZATION PROCESS USING BLOCKCHAIN」と題され、2017年11月28日に出願された、米国特許出願第15/824,513号、「TRANSACTION PROCESS USING BLOCKCHAIN TOKEN SMART CONTRACTS」と題され、2018年4月2日に出願された、米国特許出願第15/943,168号、「FRAUD MANAGEMENT USING A DISTRIBUTED DATABASE」と題され、2018年4月2日に出願された、米国特許出願第15/943,271号、「BUYER-CENTRIC MARKETPLACE USING BLOCKCHAIN」と題され、2018年6月19日に出願された、米国特許出願第16/012,598号、「System and Method for Transaction Account Based Micro-Payments」と題され、2018年7月31日に出願された、米国特許出願第16/051,126号、および「PROCUREMENT SYSTEM USING BLOCKCHAIN」と題され、2018年8月1日に出願された、米国特許出願第16/052,416号(その内容はそれぞれ、参照することによってその全体として組み込まれる)を参照されたい。
【0101】
あるデータの関連付けは、当技術分野において公知のものまたは実践されているもの等、任意の所望のデータ関連付け技法を通して遂行されてもよい。例えば、関連付けは、手動または自動のいずれかにおいて、遂行されてもよい。自動関連付け技法は、例えば、データベース検索、データベースマージ、GREP、AGREP、SQL、高速検索のためのテーブル内でのキーフィールドの使用、全テーブルおよびファイルを通した順次検索、ルックアップを単純化するための既知の順序に従うファイル内の記録のソート、および/または同等物を含んでもよい。関連付けステップは、例えば、事前に選択されたデータベースまたはデータセクタ内で「キーフィールド」を使用して、データベースマージ機能によって遂行されてもよい。種々のデータベース調整ステップが、データベース性能を最適化するために検討される。例えば、インデックス等の頻繁に使用されるファイルは、別個のファイルシステム上に置かれ、入/出力(「I/O」)ボトルネックを低減させてもよい。
【0102】
より具体的には、「キーフィールド」は、キーフィールドによって定義されたオブジェクトの高レベルクラスに従って、データベースをパーティション化する。例えば、あるタイプのデータは、複数の関連データテーブル内のキーフィールドとして指定されてもよく、データテーブルは、次いで、キーフィールド内のデータのタイプに基づいて、リンクされてもよい。リンクされたデータテーブルのそれぞれ内のキーフィールドに対応するデータは、好ましくは、同一または同一タイプである。しかしながら、キーフィールド内に類似するが同じではないデータを有する、データテーブルもまた、例えば、AGREPを使用することによってリンクされてもよい。一実施形態によると、任意の好適なデータ記憶技法は、標準的フォーマットを伴わずに、データを記憶するために利用されてもよい。データセットは、例えば、ISO/IEC7816-4ファイル構造を使用して個々のファイルを記憶すること、ドメインを実装し、それによって、1つ以上のデータセットを含有する1つ以上の基本ファイルを暴露する専用ファイルが選択されること、階層ファイリングシステムを使用して、個々のファイル内に記憶されるデータセットを使用すること、単一ファイル内に記録として記憶されるデータセット(圧縮、SQLアクセス可能、1つ以上のキーを介したハッシュ化、数値、第1のタプルによるアルファベット等を含む)、Binary Large Object(BLOB)として記憶されるデータ、ISO/IEC7816-6データ要素を使用してエンコードされたグループ化されていないデータ要素として記憶されるデータ、ISO/IEC8824および8825におけるようなISO/IEC Abstract Syntax Notation(ASN.1)を使用してエンコードされたグループ化されていないデータ要素として記憶されるデータ、フラクタル圧縮方法、画像圧縮方法等を含み得る、他の専有技法を含む、任意の好適な技法を使用して記憶されてもよい。
【0103】
種々の実施形態では、異なるフォーマットにおいて様々な情報を記憶する能力は、情報をBLOBとして記憶することによって促進される。したがって、任意のバイナリ情報が、データセットと関連付けられた記憶空間内に記憶されることができる。上記に議論されるように、バイナリ情報は、システムと関連付けられて記憶される、またはシステムの外部であるが、それと連携されてもよい。BLOB方法は、固定記憶配分、循環キュー技法、またはメモリ管理に関する最良実践(例えば、最長時間未使用のページ化メモリ等)のいずれかを使用して、固定メモリオフセットを介して、バイナリのブロックとしてフォーマットされたグループ化されていないデータ要素としてデータセットを記憶し得る。BLOB方法を使用することによって、異なるフォーマットを有する種々のデータセットを記憶する能力は、データセットの複数のまたは非関連所有者による、データベース内の、またはシステムと関連付けられるデータの記憶を促進する。例えば、記憶され得る第1のデータセットは、第1の当事者によって提供されてもよく、記憶され得る第2のデータセットは、非関連の第2の当事者によって提供されてもよく、さらに記憶され得る第3のデータセットは、第1および第2の当事者と非関連の第三者によって提供されてもよい。これらの3つの例示的データセットはそれぞれ、異なるデータ記憶フォーマットおよび/または技法を使用して記憶される、異なる情報を含有してもよい。さらに、各データセットは、他のサブットとも異なり得る、データのサブットを含有してもよい。
【0104】
上記に記載されるように、種々の実施形態では、データは、共通フォーマットに関係なく記憶されることができる。しかしながら、データセット(例えば、BLOB)は、データベースまたはシステム内のデータを操作するために提供されるとき、標準的様式で注釈が付けられ得る。注釈は、種々のデータセットを管理する際に有用な情報を伝達するように構成される、各データセットに関連した短いヘッダ、トレーラ、または他の適切なインジケータを備えてもよい。例えば、注釈は、本明細書では「状態ヘッダ」、「ヘッダ」、「トレーラ」、または「ステータス」と呼ばれ得、データセットのステータスのインジケーションを備えてもよく、またはデータの具体的発行者または所有者に相関された識別子を含んでもよい。一実施例では、各データセットBLOBの最初の3バイトは、その特定のデータセットのステータスを示すように構成される、または構成可能であってもよい。例えば、LOADED、INITIALIZED、READY、BLOCKED、REMOVABLE、またはDELETEDである。データの後続バイトは、例えば、発行者、ユーザ、取引/メンバーシップ口座識別子、または同等物の識別を示すために使用されてもよい。これらの状態注釈はそれぞれ、本明細書でさらに議論される。
【0105】
注釈はまた、他のタイプのステータス情報および種々の他の目的のために使用されてもよい。例えば、データセット注釈は、アクセスレベルを確立するセキュリティ情報を含んでもよい。アクセスレベルは、例えば、ある個人、従業員のレベル、会社、または他の実体のみが、データセットにアクセスすることを許可する、または取引、業者、発行者、ユーザ、または同等物に基づいて、具体的データセットへのアクセスを許可するように構成されてもよい。さらに、セキュリティ情報は、データセットへのアクセス、修正、および/または削除等のあるアクションのみを制限/許可してもよい。一実施例では、データセット注釈は、データセット所有者またはユーザのみが、データセットを削除することが許可されることを示し、種々の識別されたユーザは、読取のためにデータセットにアクセスすることが許可されてもよく、その他は、データセットへのアクセスから完全に除外されてもよい。しかしながら、他のアクセス制限パラメータもまた、使用され、種々の実体が、必要に応じて、種々の許可レベルを用いてデータセットにアクセスすることを可能にしてもよい。
【0106】
ヘッダまたはトレーラを含む、データは、ヘッダまたはトレーラに従って、データを追加、削除、修正、または拡張するように構成される、独立型相互作用デバイスによって受信されてもよい。したがって、一実施形態では、ヘッダまたはトレーラは、関連付けられた発行者所有データとともに、取引デバイス上に記憶されず、代わりに、適切なアクションが、独立型デバイスにおいて、ユーザに行われるべきアクションの適切な選択肢を提供することによって行われてもよい。本システムは、データのヘッダまたはトレーラまたはヘッダまたはトレーラ履歴が適切なデータに関連してシステム、デバイス、または取引機器上に記憶される、データ記憶配列を検討してもよい。
【0107】
当業者はまた、セキュリティ上の理由から、システムの任意のデータベース、システム、デバイス、サーバ、および/または他のコンポーネントが、単一場所または複数の場所において、任意のそれらの組み合わせから成ってもよく、各データベース、システム、デバイス、サーバ、および/または他のコンポーネントが、ファイアウォール、アクセスコード、暗号化、暗号解読、圧縮、解凍、および/または同等物等の種々の好適なセキュリティ特徴のいずれかを含むことを理解するであろう。
【0108】
暗号化は、当技術分野において現在利用可能である、または利用可能になり得る、技法のいずれかの方法によって実施されてもよく、例えば、Twofish、RSA、El Gamal、Schorrシグネチャ、DSA、PGP、PKI、GPG(GnuPG)、HPEフォーマット保存暗号化(FPE)、Voltage、Triple DES、Blowfish、AES、MD5、HMAC、IDEA、RC6、および対称および非対称暗号システムが挙げられる。システムおよび方法はまた、SHAシリーズ暗号化方法、楕円曲線暗号法(例えば、ECC、ECDH、ECDSA等)、および/または開発中の他のポスト量子暗号法アルゴリズムを組み込んでもよい。
【0109】
ファイアウォールは、CMSコンポーネントおよび/または企業コンピューティングリソースを他のネットワークのユーザから保護するように好適に構成される、任意のハードウェアおよび/またはソフトウェアを含んでもよい。さらに、ファイアウォールは、ウェブサーバを通して接続するウェブクライアントのためのファイアウォールの背後の種々のシステムおよびコンポーネントへのアクセスを限定または制限するように構成されてもよい。ファイアウォールは、とりわけ、ステートフルインスペクション、プロキシベース、アクセス制御リスト、およびパケットフィルタリングを含む、変動構成内に常駐してもよい。ファイアウォールは、ウェブサーバまたは任意の他のCMSコンポーネント内に統合されてもよい、またはさらに、別個のエンティティとして常駐してもよい。ファイアウォールは、ネットワークアドレス変換(「NAT」)および/またはネットワークアドレスポート変換(「NAPT」)を実装してもよい。ファイアウォールは、種々のトンネリングプロトコルに適応し、仮想プライベートネットワーキングにおいて使用されるもの等のセキュア通信を促進し得る。ファイアウォールは、非武装地帯(「DMZ」)を実装し、インターネット等のパブリックネットワークとの通信を促進し得る。ファイアウォールは、ソフトウェアとして、インターネットサーバ、任意の他のアプリケーションサーバコンポーネント内に統合されてもよい、または別のコンピューティングデバイス内に常駐してもよい、または独立型ハードウェアコンポーネントの形態をとってもよい。
【0110】
システムおよび方法は、機能ブロックコンポーネント、スクリーンショット、随意の選択、および種々の処理ステップの観点から本明細書に説明され得る。そのような機能ブロックは、規定された機能を実施するように構成される、任意の数のハードウェアおよび/またはソフトウェアコンポーネントによって実現され得ることを理解されたい。例えば、本システムは、種々の集積回路コンポーネント、例えば、これは、1つ以上のマイクロプロセッサまたは他の制御デバイスの制御下、種々の機能を行い得る、メモリ要素、処理要素、論理要素、ルックアップテーブル、および同等物を採用してもよい。同様に、本システムのソフトウェア要素は、C、C++、C#、JAVA(登録商標)、JAVASCRIPT(登録商標)、JAVASCRIPT(登録商標) Object Notation(JSON)、VBScript、Macromedia COLD FUSION、COBOL、MICROSOFT(登録商標)社のActive Server Pages、assembly、PERL(登録商標)、PHP、ask、PYTHON(登録商標)、Visual Basic、SQL Stored Procedures、PL/SQL、任意のUNIX(登録商標)シェルスクリプト、および種々のアルゴリズムが、データ構造、オブジェクト、プロセス、ルーチン、または他のプログラミング要素の任意の組み合わせを用いて実装されている、拡張マークアップ言語(XML)等の任意のプログラミングまたはスクリプト言語を用いて実装されてもよい。さらに、本システムは、データ伝送、シグナリング、データ処理、ネットワーク制御、および同等物のために、任意の数の従来の技法を採用してもよいことに留意されたい。なおもさらに、本システムは、JAVASCRIPT(登録商標)、VBScript、または同等物等のクライアント側スクリプト言語に関するセキュリティ問題点を検出または防止するために使用され得る。暗号法およびネットワークセキュリティ方法は、当技術分野において周知であって、多くの標準的テキストにおいて網羅されている。
【0111】
種々の実施形態では、本システムのソフトウェア要素はまた、NODE.JS(登録商標)コンポーネントを使用して実装されてもよい。NODE.JS(登録商標)プログラムは、いくつかのモジュールを実装して、種々のコア機能性をハンドリングしてもよい。例えば、NPM(登録商標)等のパッケージ管理モジュールが、オープンソースライブラリとして実装され、第三者NODE.JS(登録商標)プログラムのインストールおよび管理を編成することを補助してもよい。NODE.JS(登録商標)プログラムはまた、例えば、パラレルマルチスレッドマシン(「PM2」)、リソースおよび性能監視ツール、例えば、ノードアプリケーションメトリック(「アプリメトリック」)、ユーザインターフェースを構築するためのライブラリモジュール、および/または任意の他の好適および/または所望のモジュール等のプロセスマネージャを実装してもよい。
【0112】
当業者によって理解されるであろうであろうように、本システムは、既存のシステム、アドオン製品、アップグレードされたソフトウェアを実行する処理装置、独立型システム、分散型システム、方法、データ処理システム、データ処理のためのデバイス、および/またはコンピュータプログラム製品のカスタマイズとして具現化されてもよい。故に、システムまたはモジュールの任意の部分は、コードを実行する処理装置、インターネットベースの実施形態、全体的にハードウェアの実施形態、またはインターネット、ソフトウェア、およびハードウェアの側面を組み合わせる実施形態の形態をとってもよい。さらに、本システムは、記憶媒体内に具現化されるコンピュータ可読プログラムコード手段を有する、コンピュータ可読記憶媒体上のコンピュータプログラム製品の形態をとってもよい。ハードディスク、CD-ROM、SONYBLU-RAY DISC(登録商標)、光学記憶デバイス、磁気記憶デバイス、および/または同等物を含む、任意の好適なコンピュータ可読記憶媒体が、利用されてもよい。
【0113】
用語「非一過性」は、伝搬する一過性信号自体のみを請求項の範囲から除外するように理解されるべきであって、伝搬する一過性信号自体のみではない、全ての標準的コンピュータ可読媒体に対する権利を放棄するわけではない。換言すると、用語「非一過性コンピュータ可読媒体」および「非一過性コンピュータ可読記憶媒体」の意味は、In re Nuijtenにおいて、35U.S.C.§101下の特許可能な主題の範囲外に該当すると見出された、それらのタイプの一過性コンピュータ可読媒体のみを除外すると解釈されるべきである。
【0114】
利益、他の利点、および問題の解決策が、具体的実施形態に関して本明細書に説明された。しかしながら、任意の利益、利点、またはソリューションを生じさせる、またはより顕著にさせ得る、利益、利点、問題の解決策、および任意の要素は、本開示の重要、必須、または不可欠な特徴または要素として解釈されるべきではない。本開示の範囲は、故に、添付の請求項以外によって限定されるべきではなく、単数形における要素の参照は、明示的にそのように述べられない限り、「1つかつ1つのみ」を意味することを意図するものではなく、むしろ、「1つ以上の」ことを意味する。さらに、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ」または「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」に類似する語句が、請求項または明細書において使用される場合、その語句が、Aのみがある実施形態では存在し得、Bのみがある実施形態では存在し得、Cのみがある実施形態では存在し得、または要素A、B、およびCの任意の組み合わせが、単一実施形態に存在し得ることを意味するものと解釈されるように意図される。例えば、AおよびB、AおよびC、BおよびC、またはAおよびBおよびCである。
【0115】
本開示は、方法を含むが、磁気または光学メモリまたは磁気または光ディスク等の有形コンピュータ可読担体上のコンピュータプログラム命令として具現化されてもよいことが検討される。当業者に公知の前述の種々の実施形態の要素に対する全ての構造、機械、電気、および機能的均等物は、参照することによって本明細書に明示的に組み込まれ、本請求項によって包含されることが意図される。さらに、デバイスまたは方法が、本開示によって解決されることが模索されるあらゆる問題に対処することは必要ではなく、本請求項によって包含されることも必要ではない。さらに、本開示における要素、コンポーネント、または方法ステップは、要素、コンポーネント、または方法ステップが、請求項に明示的に列挙されるかどうかにかかわらず、公開されることが意図されるものではない。本明細書の請求項要素は、その要素が語句「means for」または「step for」を使用して明示的に列挙されない限り、35U.S.C.112(f)の規定下で解釈されるものではない。本明細書で使用されるように、用語「comprises(~を備える)」、「comprising(~を備える)」、またはその任意の他の変形例は、要素のリストを備える、プロセス、方法、物品、または装置が、それらの要素のみを含むだけではなく、明示的に列挙されない、またはそのようなプロセス、方法、物品、または装置に固有ではない、他の要素を含み得るように、非排他的含有を網羅することを意図するものではない。
図1
図2A
図2B
図3
図4
図5
図6