IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ベイジン バイドゥ ネットコム サイエンス アンド テクノロジー カンパニー リミテッドの特許一覧

特許7511036アプリケーションのテスト方法、装置、電子機器及び記憶媒体
<>
  • 特許-アプリケーションのテスト方法、装置、電子機器及び記憶媒体 図1
  • 特許-アプリケーションのテスト方法、装置、電子機器及び記憶媒体 図2
  • 特許-アプリケーションのテスト方法、装置、電子機器及び記憶媒体 図3
  • 特許-アプリケーションのテスト方法、装置、電子機器及び記憶媒体 図4
  • 特許-アプリケーションのテスト方法、装置、電子機器及び記憶媒体 図5
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-26
(45)【発行日】2024-07-04
(54)【発明の名称】アプリケーションのテスト方法、装置、電子機器及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   G06F 11/36 20060101AFI20240627BHJP
【FI】
G06F11/36 164
【請求項の数】 17
(21)【出願番号】P 2022581441
(86)(22)【出願日】2022-06-01
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2024-02-06
(86)【国際出願番号】 CN2022096661
(87)【国際公開番号】W WO2023115831
(87)【国際公開日】2023-06-29
【審査請求日】2022-12-28
(31)【優先権主張番号】202111590219.8
(32)【優先日】2021-12-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】514322098
【氏名又は名称】ベイジン バイドゥ ネットコム サイエンス テクノロジー カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】Beijing Baidu Netcom Science Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】2/F Baidu Campus, No.10, Shangdi 10th Street, Haidian District, Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】100118902
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 修
(74)【代理人】
【識別番号】100106208
【弁理士】
【氏名又は名称】宮前 徹
(74)【代理人】
【識別番号】100196508
【弁理士】
【氏名又は名称】松尾 淳一
(74)【代理人】
【識別番号】100138759
【弁理士】
【氏名又は名称】大房 直樹
(72)【発明者】
【氏名】ティアン,コン
(72)【発明者】
【氏名】タン,ユーミン
【審査官】久々宇 篤志
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2004/0243604(US,A1)
【文献】中国特許出願公開第111190801(CN,A)
【文献】特開2016-177690(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 11/36
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータで実行される、アプリケーションのテスト方法であって、
前記コンピュータのプロセッサが、ターゲットアプリケーションAPPからの第1の候補推薦アイテムを取得することであって、前記ターゲットアプリケーションAPPはターゲットユーザの注目APPであることと、
前記コンピュータのプロセッサが、前記第1の候補推薦アイテムがターゲット注目情報にマッチングする場合、前記ターゲットアプリケーションAPPが前記第1の候補推薦アイテムに対応する第1のサブページをオープンすることをトリガーすることであって、前記ターゲット注目情報は前記ターゲットユーザの注目情報であることと、
前記コンピュータのプロセッサが、第1のターゲット推薦アイテムと前記ターゲット注目情報とのマッチング度に基づき、前記ターゲットアプリケーションAPPに対するテスト結果を確定することであって、前記第1のターゲット推薦アイテムは、前記ターゲットアプリケーションAPPが前記第1のサブページをオープンした後に生成される推薦アイテムを含むことと、を含む、アプリケーションのテスト方法。
【請求項2】
端末が前記ターゲットアプリケーションAPPをインストールすることをトリガーすることと、
第1の所定時間条件に応じて、前記端末が前記ターゲットアプリケーションAPPをオープンすることをトリガーすることと、を更に含む、請求項1に記載のテスト方法。
【請求項3】
前記ターゲットアプリケーションAPPが前記第1の候補推薦アイテムに対応する第1のサブページをオープンすることをトリガーした後、
前記ターゲットアプリケーションAPPが前記第1のサブページに対する指定操作を実行することをトリガーすることと、を更に含み、
ここで、前記第1のターゲット推薦アイテムは、前記ターゲットアプリケーションAPPにより前記指定操作を実行した後に生成された推薦アイテムを更に含む、請求項1に記載のテスト方法。
【請求項4】
関連APPからの第2の候補推薦アイテムを取得し、ここで、前記関連APPは前記ターゲットアプリケーションAPPに関連するAPPであることと、
前記第2の候補推薦アイテムが前記ターゲット注目情報にマッチングする場合、前記関連APPが前記第2の候補推薦アイテムに対応する第2のサブページをオープンすることをトリガーすることと、を更に含み、
ここで、前記第1のターゲット推薦アイテムは、前記ターゲットアプリケーションAPPにより前記関連APPが第2のサブページをオープンした後に生成される推薦アイテムを更に含む、請求項1に記載のテスト方法。
【請求項5】
端末が前記関連APPをインストールすることをトリガーすることと、
第2の所定時間条件に応じて、前記端末が前記関連APPをオープンすることをトリガーすることと、を更に含む、請求項4に記載のテスト方法。
【請求項6】
前記関連APPからのクエリ情報を取得することと、
前記ターゲットアプリケーションAPPが前記クエリ情報を検索することをトリガーすることと、
第2のターゲット推薦アイテムと前記クエリ情報とのマッチング度に基づき、ターゲットアプリケーションAPPに対するテスト結果を確定し、ここで、前記第2のターゲット推薦アイテムは、前記ターゲットアプリケーションAPPにより前記クエリ情報を検索した後に生成された推薦アイテムを含むことと、を更に含む、請求項4に記載のテスト方法。
【請求項7】
所定のユーザモデルから前記ターゲットユーザを確定し、ここで、前記ユーザモデルは、異なる属性を有する複数のユーザにそれぞれ対応する注目APPと注目情報を含むことと、
前記ユーザモデルから前記ターゲットユーザに対応するターゲットアプリケーションAPPとターゲット注目情報を確定することと、を更に含む、請求項に記載のテスト方法。
【請求項8】
アプリケーションのテスト装置であって、
ターゲットアプリケーションAPPからの第1の候補推薦アイテムを取得するための第1の候補推薦アイテム取得モジュールであって、ここで、前記ターゲットアプリケーションAPPはターゲットユーザの注目APPであるものと、
前記第1の候補推薦アイテムがターゲット注目情報にマッチングする場合、前記ターゲットアプリケーションAPPが前記第1の候補推薦アイテムに対応する第1のサブページをオープンすることをトリガーするための第1のサブページトリガモジュールであって、ここで、前記ターゲット注目情報は前記ターゲットユーザの注目情報であるものと、
第1のターゲット推薦アイテムと前記ターゲット注目情報とのマッチング度に基づき、前記ターゲットアプリケーションAPPに対するテスト結果を確定するための第1のテスト結果確定モジュールであって、ここで、前記第1のターゲット推薦アイテムは、前記ターゲットアプリケーションAPPが前記第1のサブページをオープンした後に生成される推薦アイテムを含むものと、を含む、アプリケーションのテスト装置。
【請求項9】
端末が前記ターゲットアプリケーションAPPをインストールすることをトリガーするための第1のインストールトリガーモジュールと、
第1の所定時間条件に応じて、前記端末が前記ターゲットアプリケーションAPPをオープンすることをトリガーするための第1オープントリガーモジュールと、を更に含む、請求項8に記載のテスト装置。
【請求項10】
前記ターゲットアプリケーションAPPが前記第1の候補推薦アイテムに対応する第1のサブページをオープンすることをトリガーした後、前記ターゲットアプリケーションAPPが前記第1のサブページに対する指定操作を実行することをトリガーするための指定操作実行トリガモジュールと、を更に含み、
ここで、前記第1のターゲット推薦アイテムは、前記ターゲットアプリケーションAPPにより前記指定操作を実行した後に生成された推薦アイテムを更に含む、請求項8に記載のテスト装置。
【請求項11】
関連APPからの第2の候補推薦アイテムを取得するための第2の候補推薦アイテム取得モジュールであって、ここで、前記関連APPは前記ターゲットアプリケーションAPPに関連するAPPであるものと、
前記第2の候補推薦アイテムが前記ターゲット注目情報にマッチングする場合、前記関連APPが前記第2の候補推薦アイテムに対応する第2のサブページをオープンすることをトリガーするための第2のサブページトリガーモジュールと、を更に含み、
ここで、前記第1のターゲット推薦アイテムは、前記ターゲットアプリケーションAPPにより前記関連APPが第2のサブページをオープンした後に生成される推薦アイテムを更に含む、請求項8に記載のテスト装置。
【請求項12】
端末が前記関連APPをインストールすることをトリガーするための第2のインストールトリガーモジュールと、
第2の所定時間条件に応じて、前記端末が前記関連APPをオープンすることをトリガーするための第2オープントリガーモジュールと、を更に含む、請求項11に記載のテスト装置。
【請求項13】
前記関連APPからのクエリ情報を取得するためのクエリ情報取得モジュールと、
前記ターゲットアプリケーションAPPが前記クエリ情報を検索することをトリガーするための検索トリガーモジュールと、
第2のターゲット推薦アイテムと前記クエリ情報とのマッチング度に基づき、ターゲットアプリケーションAPPに対するテスト結果を確定するための第2のテスト結果確定モジュールであって、ここで、前記第2のターゲット推薦アイテムは、前記ターゲットアプリケーションAPPにより前記クエリ情報を検索した後に生成された推薦アイテムを含むものと、を更に含む、請求項11に記載のテスト装置。
【請求項14】
所定のユーザモデルから前記ターゲットユーザを確定するためのターゲットユーザ確定モジュールであって、ここで、前記ユーザモデルは、異なる属性を有する複数のユーザにそれぞれ対応する注目APPと注目情報を含むものと、
前記ユーザモデルから前記ターゲットユーザに対応するターゲットアプリケーションAPPとターゲット注目情報を確定するためのターゲットアプリケーションAPPとターゲット注目情報の確定モジュールと、を更に含む、請求項8~13のいずれか一項に記載のテスト装置。
【請求項15】
電子機器であって
少なくとも一つのプロセッサと、
前記少なくとも一つのプロセッサに通信接続されたメモリとを含み、ここで、
前記メモリには、前記少なくとも一つのプロセッサによって実行可能な命令が記憶されており、前記命令は、前記少なくとも一つのプロセッサによって実行されることにより、前記少なくとも一つのプロセッサに請求項1~7のいずれか一項に記載の方法を実行させることができる、電子機器。
【請求項16】
コンピュータ命令を記憶した非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ命令は、コンピュータに請求項1~7のいずれか一項に記載の方法を実行させるために用いられる、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項17】
プロセッサによって実行されると、請求項1~7のいずれか一項に記載の方法を実現するコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2021年12月23日に中国国家知識産権局に提出された、出願番号が202111590219.8、発明名称が「アプリケーションのテスト方法、装置、電子機器及び記憶媒体」である中国特許出願の優先権を主張し、その全ての内容は参照により本願に組み込まれる。
【0002】
本開示は、コンピュータ技術分野に関し、特に人工知能とビッグデータ技術の分野に関する。
【背景技術】
【0003】
ユーザがアプリケーション(Application、APP)を使用する過程に、APPは、ユーザの使用習慣に基づき、ユーザ像を確立し、ユーザの嗜好を分析することによって、ユーザに、より興味深いコンテンツを推薦する。しかし、現在は、APPの推薦効果をテストすることができる方法がまだない。
【発明の概要】
【0004】
本開示は、アプリケーションのテスト方法、装置、電子機器及び記憶媒体を提供する。
本開示の第1の態様によれば、
ターゲットアプリケーションAPPからの第1の候補推薦アイテムを取得し、ここで、ターゲットAPPはターゲットユーザの注目APPであることと、
第1の候補推薦アイテムがターゲット注目情報にマッチングする場合、ターゲットAPPが第1の候補推薦アイテムに対応する第1のサブページをオープンするようにことをトリガーし、ここで、ターゲット注目情報はターゲットユーザの注目情報であることと、
第1のターゲット推薦アイテムとターゲット注目情報とのマッチング度に基づき、ターゲットAPPに対するテスト結果を確定し、ここで、第1のターゲット推薦アイテムは、ターゲットAPPが第1のサブページをオープンした後に生成される推薦アイテムを含むことと、を含むアプリケーションのテスト方法を提供する。
【0005】
本開示の第2の態様によれば、本開示は、
ターゲットアプリケーションAPPからの第1の候補推薦アイテムを取得するための第1の候補推薦アイテム取得モジュールであって、ここで、ターゲットAPPはターゲットユーザの注目APPであるものと、
第1の候補推薦アイテムはターゲット注目情報にマッチングする場合、ターゲットAPPが第1の候補推薦アイテムに対応する第1のサブページをオープンすることをトリガーするための第1のサブページトリガーモジュールであって、ここで、ターゲット注目情報はターゲットユーザの注目情報であるものと、
第1のターゲット推薦アイテムとターゲット注目情報とのマッチング度に基づき、ターゲットAPPに対するテスト結果を確定するための第1のテスト結果確定モジュールであって、ここで、第1のターゲット推薦アイテムは、ターゲットAPPが第1のサブページをオープンした後に生成される推薦アイテムを含むものと、を含むアプリケーションのテスト装置を提供する。
【0006】
本開示の第3態様によれば、
少なくとも一つのプロセッサと、
該少なくとも一つのプロセッサに通信接続されたメモリとを含み、ここで、
該メモリには、該少なくとも一つのプロセッサによって実行可能な命令が記憶されており、該命令は、該少なくとも一つのプロセッサによって実行されることにより、該少なくとも一つのプロセッサに本開示のいずれか一つの実施例における方法を実行させることができる電子機器を提供する。
【0007】
本開示の第4の態様によれば、コンピュータに本開示のいずれか一つの実施例における方法を実行させるためのコンピュータ命令が記憶された非一時的コンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【0008】
本開示の第5の態様によれば、プロセッサによって実行されると、本開示のいずれか一つの実施例における方法を実現するコンピュータプログラムを提供する。
本開示の実施例の技術案は、ユーザがAPPを使用することをシミュレートすることによって、APPの推薦効果を自動的にテストすることができる。
【0009】
理解すべきこととして、この部分に説明される内容は、本開示の実施例の要点又は重要な特徴を識別することを意図しておらず、本開示の保護範囲を限定するためのものではない。本開示の他の特徴は、以下の明細書によって容易に理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図面は、本案をより良く理解するためのものであり、本開示に対する限定を構成しない。
図1】本開示の一実施例におけるアプリケーションのテスト方法の適用シーン図である。
図2】本開示の一実施例におけるアプリケーションのテスト方法のフローチャートである。
図3】本開示の一実施例におけるアプリケーションのテスト方法のフローチャートである。
図4】本開示の一実施例におけるアプリケーションのテスト装置のブロック図である。
図5】本開示の実施例のアプリケーションのテスト方法を実現するために使用できる電子機器を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面に合わせて本開示の例示的な実施例を説明して、それに含まれる本開示の実施例における様々な詳細が理解を助けるためので、それらは単なる例示的なものと考えられるべきである。したがって、当業者であれば認識できるように、本開示の範囲及び精神から逸脱することなく、本明細書で説明された実施例に対して様々な変更及び修正を行うことができる。同様に、明瞭と簡潔のために、以下の説明では公知の機能及び構造についての説明を省略している。
【0012】
図1は、本開示の実施例の適用シーンを示す概略図である。図1に示すように、端末101は、ハードウェア、例えば、ユーザ機器(User Equipment、UE)、モバイル機器、携帯電話、コードレス電話機、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、ハンドヘルドデバイス、計算装置、車載機器、ウェアラブルデバイスなどであってもよく、端末101は、ソフトウェア又はAPPであってもよい。端末101は、ソフトウェア又はAPPである時に、上記機器にインストールされてもよい。サーバ102は、様々なサービスを提供することができ、例えば、端末101にインストールされたAPPにサポートを提供する。
【0013】
本開示の実施例により提供されるアプリケーションのテスト方法は、端末101により実行されてよいし、サーバ102により実行されてもよく、同様に、方法に対応する装置は端末101に設置されてよいし、サーバ102に設置されてもよい。ここで、必要に応じて任意の数の端末、ネットワークとサーバを設定することができる。
【0014】
図2は、本開示の実施例により提供されるアプリケーションのテスト方法を示すフローチャートである。図2に示すように、該テスト方法は、
ターゲットAPPからの第1の候補推薦アイテムを取得し、ここで、ターゲットAPPはターゲットユーザの注目APPであるステップS201と、
第1の候補推薦アイテムがターゲット注目情報にマッチングする場合、第1の候補推薦アイテムに対応する第1のサブページをオープンするようにターゲットAPPをトリガーし、ここで、ターゲット注目情報はターゲットユーザの注目情報であるステップS202と、
第1のターゲット推薦アイテムとターゲット注目情報とのマッチング度に基づき、ターゲットAPPに対するテスト結果を確定し、ここで、第1のターゲット推薦アイテムは、ターゲットAPPが第1のサブページをオープンした後に生成される推薦アイテムを含むステップS203と、を含んでもよい。
【0015】
ここで、本実施例におけるターゲットAPPはテスト対象APPであってもよく、該APPはユーザ像に基づいて対応する内容を推薦し、更に推薦アイテムを生成することができる。ターゲットAPPは、一般的に、ターゲットユーザの注目APPである。例えば、ターゲットユーザはスポーツ愛好者であれば、ターゲットAPPは「虎撲」、「ペンギンスポーツ」などのAPPであってもよい。従って、ターゲット注目情報は、ターゲットユーザの注目情報、例えば、スポーツニュース、スポーツ競技などである。
【0016】
本実施例のテスト方法は、ターゲットユーザがターゲットAPPを使用することをシミュレートし、更にターゲットAPPの推薦効果を擬人化するように自動的にテストすることができる。
【0017】
例示的に、本実施例のテスト方法がサーバ102により実行される時、ターゲットAPPは端末102にインストールされてもよい。例えば、サーバ102は、端末102にターゲットAPPに対するインストール命令又はオープン命令を送信し、対応的に、端末102がターゲットAPPをインストール又はオープンすることをトリガーすることができる。
【0018】
ターゲットAPPをオープンした後、複数の第1の候補推薦アイテムを表示することができる。推薦アイテムの表現形式はプッシュ情報、フローティングウインド、APPページに埋め込まれるウィンドウ又はラベル又はコンテンツアイテム又はコントロールなど、例えば、検索ボックスにおける文字情報、ページにおける推薦情報、個別化チャンネルなどを含むが、これらに限定されない。
【0019】
ステップS202において、第1の候補推薦アイテムに対する意味識別を行うことができ、これによって、対応する意味情報を取得し、該意味情報をターゲット注目情報と比較し、該意味情報はターゲット注目情報にマッチングする場合、対応する第1の候補推薦アイテムはターゲット注目情報にマッチングすると判定し、更にターゲットAPPが第1の候補推薦アイテムに対応する第1のサブページをオープンすることをトリガーする。
【0020】
これに基づき、ターゲットユーザによる第1の候補推薦アイテムに対する閲覧操作をシミュレートすることができる。ターゲットAPPは、今回の閲覧操作によって得られたターゲットユーザのユーザ像に基づいて推薦することができ、すなわち、第1のターゲット推薦アイテムを生成する。説明すべきことは、本開示の実施例は、テスト方法を提供するものだけであり、ターゲットAPPが如何にしてユーザ像を取得するか、如何にして推薦するかに注目していないことである。
【0021】
更に、ターゲットAPPからの第1のターゲット推薦アイテムとターゲット注目情報とのマッチング度に基づき、前記ターゲットAPPに対するテスト結果を確定する。
第1のターゲット推薦アイテムは、ターゲットAPPによりターゲットユーザの閲覧操作をシミュレートした後に生成された推薦アイテムであるため、ターゲット注目情報はターゲットユーザのユーザ像を示すため、第1のターゲット推薦アイテムとターゲット注目情報の間のマッチング度に基づき、ターゲットAPPの推薦正確度と推薦効果をテストすることができる。
【0022】
一実施形態において、ユーザモデルを予め設定することができ、ここで、該ユーザモデルは、異なる属性を有する複数のユーザにそれぞれ対応する注目APPと注目情報を含んでもよい。更に、本開示の実施例のテスト方法は、所定のユーザモデルからターゲットユーザを確定し、ここで、ユーザモデルは、異なる属性を有する複数のユーザにそれぞれ対応する注目APPと注目情報を含むことと、ユーザモデルからターゲットユーザに対応するターゲットAPPとターゲット注目情報を確定することと、を更に含んでもよい。
【0023】
ここで、属性は興味や趣味、性格特徴又は身分特徴などであってもよい。例えば、スポーツに興味のあるユーザに対応する注目APPは「虎撲」、「ペンギンスポーツ」などを含んでもよく、その注目情報はスポーツニュース、スポーツ競技などであってもよく、新人ママユーザに対応する注目APPは「宝宝樹」、「丁香ママ」などを含んでもよく、その注目情報はベビー哺育用品、離乳食作りであってもよい。
【0024】
予め設定されたユーザモデルに基づいて、異なるユーザに対して対応する注目情報と注目APPを設定してもよく、これによって異なる属性を有するオーナーユーザをシミュレートし、ターゲットAPPを擬人化するようにテストするために用いられる。
【0025】
一実施形態において、本開示の実施例のテスト方法は、端末が前記ターゲットAPPをインストールすることをトリガーすることと、第1の所定時間条件に応じて、前記端末が前記ターゲットAPPをオープンすることをトリガーすることと、を更に含んでもよい。
【0026】
ここで、第1の所定時間条件は一般ユーザの使用習慣に応じて設定することができる。例えば、ターゲットAPPが動画APPである時に、一般ユーザの使用習慣は一般的に19:00から23:00までであり、該場合に、第1の所定時間条件を19:00から23:00までと設定してもよい。
【0027】
これにより、ユーザの行為をより正確にシミュレートすることができ、テストの正確度を向上させる。
一実施形態において、本開示の実施例のテスト方法は、ターゲットAPPが第1の候補推薦アイテムに対応する第1のサブページをオープンすることをトリガーした後、ターゲットAPPが第1のサブページに対する指定操作を実行することをトリガーすること、を更に含んでもよい。更に、第1のターゲット推薦アイテムは、ターゲットAPPが指定操作を実行した後に生成された推薦アイテムを更に含む。
【0028】
ここで、指定操作は、フォロー、イイネ、コメント、コレクションなどを含むが、これらに限定されない。例示的に、本実施例のテスト方法はサーバ102により実行される時、ターゲットAPPは端末102にインストールされてもよい。例えば、サーバ102は、端末102におけるターゲットAPPに、フォロー又はイイネ又はコメント又はコレクションの指定操作コマンドを送信し、対応的に、ターゲットAPPをトリガーし、フォロー又はイイネ又はコメント又はコレクションの指定操作を実行することができる。
【0029】
実ユーザは、APPを使用する時、閲覧するだけではなく、また閲覧した後で対応する操作を行う可能性があるため、APPもこれらの操作に基づいてユーザ像を生成し、推薦を行う。本開示の実施例の方法は、ユーザが閲覧した後の更なる操作行為をシミュレートすることができ、シミュレーションのリアル性を向上させ、ターゲットAPPは、これに基づいて第1のターゲット推薦アイテムを生成することができるため、該第1のターゲット推薦アイテムとターゲット注目情報との間のマッチング度に基づいて得られたテスト結果は、より正確になる。
【0030】
一実施形態において、図3に示すように、本開示の実施例のテスト方法は、
関連APPからの第2の候補推薦アイテムを取得し、ここで、関連APPはターゲットAPPに関連するAPPであるステップS301と、
第2の候補推薦アイテムはターゲット注目情報にマッチングする場合、関連APPが第2の候補推薦アイテムに対応する第2のサブページをオープンすることをトリガーするステップS302と、
第1のターゲット推薦アイテムとターゲット注目情報とのマッチング度に基づき、ターゲットAPPに対するテスト結果を確定し、ここで、第1のターゲット推薦アイテムは、ターゲットAPPにより関連APPが第2のサブページをオープンした後に生成される推薦アイテムを更に含むステップS303と、を含んでもよい。
【0031】
例示的に、アプリケーションストアにおいて、一般的にAPPにタグ付けをする。関連APPは、ターゲットAPPと同じ又は関連するタグ(tag)を有することができる。
一実施形態において、所定のユーザモデルは、異なる属性を有するユーザの注目APPを含んでもよいだけでなく、また該注目APPに対応する関連APPを含んでもよい。更に、ユーザモデルを介してターゲットAPPの関連APPを取得することができる。
【0032】
本実施例のテスト方法はサーバ102により実行される時、関連APPは端末102にインストールされてもよい。例えば、サーバ102は、端末102に関連APPに対するインストール命令又はオープン命令を送信し、対応的に、端末102が関連APPをインストール又はオープンすることをトリガーすることができる。
【0033】
関連APPをオープンした後、複数の第2の候補推薦アイテムを表示することができ、第2の候補推薦アイテムに対する意味識別を行うことができ、これによって、対応する意味情報を取得し、該意味情報をターゲット注目情報と比較し、該意味情報はターゲット注目情報にマッチングする場合、対応する第2の候補推薦アイテムはターゲット注目情報にマッチングすると判定し、更に関連APPが第2の候補推薦アイテムに対応する第2のサブページをオープンすることをトリガーする。
【0034】
APPはユーザ像を構築する時、一般的にユーザによってインストールしたAPPリストを取得し、ユーザの使用習慣を分析することによって、個別化推薦を行う。そのため、本開示の実施例の方法はユーザによる関連APPに対する使用行為をシミュレートすることができ、これによって、ターゲットAPPがユーザによる関連APPに対する使用行為に基づいて正確に推薦することができるか否かをテストし、更にテストのレベルとテストの正確度を向上させる。
【0035】
ここで、ステップS303は、ステップS203に類似する実施形態を用いることができる。
一実施形態において、本開示の実施例のテスト方法は、端末が関連APPをインストールすることをトリガーすることと、第2の所定時間条件に応じて、端末が前記関連APPをオープンすることをトリガーすることと、を更に含んでもよい。
【0036】
ここで、第1の所定時間条件と第2の所定時間条件は、いずれもオープン頻度、例えば、毎日1回又は3回オープンし、週に1回オープンするなどを含んでもよい。第1の所定時間条件におけるオープン頻度は、第2の所定時間条件におけるオープン頻度より小さくてもよく、すなわち、関連APPをたまにオープンする。
【0037】
例示的に、関連APPが第2の候補推薦アイテムに対応する第2のサブページをオープンすることをトリガーした後、関連APPが第2のサブページに対する指定操作を実行することをトリガーする。更に、第1のターゲット推薦アイテムは、ターゲットAPPにより関連APPが指定操作を実行した後に生成された推薦アイテムを更に含んでもよい。
【0038】
一実施形態において、本開示の実施例のテスト方法は、関連APPからのクエリ情報を取得することと、ターゲットAPPがクエリ情報を検索することをトリガーすることと、第2のターゲット推薦アイテムとクエリ情報とのマッチング度に基づき、ターゲットAPPに対するテスト結果を確定し、ここで、第2のターゲット推薦アイテムは、ターゲットAPPによりクエリ情報を検索した後に生成された推薦アイテムを含むことと、を更に含んでもよい。
【0039】
ユーザが関連APPを使用することをシミュレートする過程において、いくつかの個別化クエリ情報(query)を収集することができる。これらのクエリ情報は、ページコンテンツから由来してもよいし、プッシュ通知などから由来してもよい。更にこれらのクエリ情報に基づいてターゲットAPPにおける検索行為をシミュレートする。
【0040】
実ユーザは、APPを使用する時、閲覧するだけではなく、また検索することもあり、APPはこれらの検索レコードを記録することができ、これによってユーザ像を更に良く生成し、推薦を行う。例えば、ユーザはAPPで携帯電話を検索すると、次回にページをオープンする時にAPPは携帯電話を推薦する。
【0041】
本開示の実施例の方法はユーザの検索行為をシミュレートすることができ、シミュレーションのリアル性を向上させ、ターゲットAPPはこれに基づいて第2のターゲット推薦アイテムを生成することができる。そのため、該第2のターゲット推薦アイテムとクエリ情報との間のマッチング度に基づいてテストを行い、テストのレベルを向上させ、テストの正確度を向上させることができる。
【0042】
一実施形態において、ステップS203は、ターゲットAPPからの複数の第1のターゲット推薦アイテムを取得することと、各第1のターゲット推薦アイテムとターゲット注目情報とのマッチング度を確定することと、マッチング度の閾値を満たす第1のターゲット推薦アイテムに対応する推薦情報が現在ページの全ての提示情報に対する割合(個別化の割合)を確定することと、該割合に基づいてターゲットAPPのテスト結果を確定することと、を含んでもよい。
【0043】
第1のターゲット推薦アイテムが存在するページにおいて複数の内容を表示する可能性があり、マッチング度の閾値を満たすターゲット推薦アイテムと現在ページのページコンテンツに対する意味分析を行い、ターゲット推薦情報とページ提示情報をそれぞれ取得し、ターゲット推薦情報のページ提示情報における割合(個別化の割合)を確定することにより、ターゲットAPPの推薦効果に対するテスト結果を取得することができる。
【0044】
例示的に、上記テストは、繰り返して行うことができ、毎回のテストはいずれも個別化の割合を確定し、一定の期間の後、得られた複数の個別化の割合に基づき、ターゲットAPPの推薦効果に対するテスト結果を確定する。
【0045】
一適用例において、本実施例のテスト方法はテストシステムに基づいて行うことができる。テストシステムは、複数のモジュール、例えば、システムスケジューリングモジュール、内容理解モジュール、データ記憶と統計モジュールなどを含んでもよい。各モジュールはサーバ102で実行することができる。
【0046】
ここで、システムスケジューリングモジュールは、APPを呼び出したり、インストールしたりし、コントロールをクリックし、内容を入力するなどのオープン又は指定操作又は検索に用いられてよく、内容理解モジュールは、トレーニングされたページコンテンツ識別モデルを含んでもよく、ページコンテンツ、推薦アイテムなどに対する意味分析を行い、個別化タグを生成し、プッシュ情報を理解し、ページコントロールを識別するなどに用いられ、データ記憶と統計モジュールは、閲覧済のページコンテンツ情報、及び内容理解により生成されたタグ、アプリケーションのプッシュなどを記憶するために用いられ、毎回のテストにおけるページ情報の記憶と統計、及び個別化の割合の分析を含む。
【0047】
図4は、本開示の実施例によるアプリケーションのテスト装置を示す構成ブロック図である。図4に示すように、該テスト装置は、
ターゲットアプリケーションAPPからの第1の候補推薦アイテムを取得するための第1の候補推薦アイテム取得モジュール401であって、ここで、ターゲットAPPはターゲットユーザの注目APPであるものと、
第1の候補推薦アイテムはターゲット注目情報にマッチングする場合、ターゲットAPPが第1の候補推薦アイテムに対応する第1のサブページをオープンすることをトリガーするための第1のサブページトリガモジュール402であって、ここで、ターゲット注目情報はターゲットユーザの注目情報であるものと、
第1のターゲット推薦アイテムとターゲット注目情報とのマッチング度に基づき、ターゲットAPPに対するテスト結果を確定するための第1のテスト結果確定モジュール403であって、ここで、第1のターゲット推薦アイテムは、ターゲットAPPが第1のサブページをオープンした後に生成される推薦アイテムを含むものと、を含んでもよい。
【0048】
一実施形態において、該テスト装置は、
端末がターゲットAPPをインストールすることをトリガーするための第1のインストールトリガーモジュールと、
第1の所定時間条件に応じて、端末がターゲットAPPをオープンすることをトリガーするための第1オープントリガーモジュールと、を更に含む。
【0049】
一実施形態において、該テスト装置は、
ターゲットAPPが第1の候補推薦アイテムに対応する第1のサブページをオープンすることをトリガーした後、ターゲットAPPが第1のサブページに対する指定操作を実行することをトリガーするための指定操作実行トリガモジュールと、を更に含み、
ここで、第1のターゲット推薦アイテムは、ターゲットAPPにより、指定操作を実行した後に生成された推薦アイテムを更に含む。
【0050】
一実施形態において、該テスト装置は、
関連APPからの第2の候補推薦アイテムを取得するための第2の候補推薦アイテム取得モジュールであって、ここで、関連APPはターゲットAPPに関連するAPPであるものと、
第2の候補推薦アイテムはターゲット注目情報にマッチングする場合、関連APPが第2の候補推薦アイテムに対応する第2のサブページをオープンすることをトリガーするための第2のサブページトリガモジュールと、を更に含み、
ここで、第1のターゲット推薦アイテムは、ターゲットAPPにより、関連APPが第2のサブページをオープンした後に生成される推薦アイテムを更に含む。
【0051】
一実施形態において、該テスト装置は、
端末が関連APPをインストールすることをトリガーするための第2のインストールトリガーモジュールと、
第2の所定時間条件に応じて、端末が関連APPをオープンすることをトリガーするための第2オープントリガーモジュールと、を更に含む。
【0052】
一実施形態において、該テスト装置は、
関連APPからのクエリ情報を取得するためのクエリ情報取得モジュールと、
ターゲットAPPがクエリ情報を検索することをトリガーするための検索トリガーモジュールと、
第2のターゲット推薦アイテムとクエリ情報とのマッチング度に基づき、ターゲットAPPに対するテスト結果を確定するための第2のテスト結果確定モジュールであって、ここで、第2のターゲット推薦アイテムは、ターゲットAPPにより、クエリ情報を検索した後に生成された推薦アイテムを含むものと、を更に含む。
【0053】
一実施形態において、該テスト装置は、
所定のユーザモデルからターゲットユーザを確定するためのターゲットユーザ確定モジュールであって、ここで、ユーザモデルは、異なる属性を有する複数のユーザにそれぞれ対応する注目APPと注目情報を含むものと、
ユーザモデルからターゲットユーザに対応するターゲットAPPとターゲット注目情報を確定するためのターゲットAPPとターゲット注目情報の確定モジュールと、を更に含む。
【0054】
本開示の実施例による各装置における各ユニット、モジュール又はサブモジュールの機能と効果は、上記方法実施例における対応的な説明を参照することができ、ここで詳細な説明を省略する。
【0055】
本開示の技術案において、関連するユーザ個人情報の取得、記憶と応用などは、すべて関連法律法規の規定に合致し、かつ公順良俗に違反しない。
本開示の別の態様によれば、電子機器を提供し、少なくとも一つのプロセッサと、該少なくとも一つのプロセッサに通信接続されたメモリと、を含み、ここで、該メモリは、該少なくとも一つのプロセッサによって実行可能な命令を記憶し、該命令は、該少なくとも一つのプロセッサによって実行されることにより、該少なくとも一つのプロセッサに本開示のいずれか一つの実施例における方法を実行させることができる。
【0056】
本開示の別の態様によれば、本開示に記載のいずれか一つの実施例における方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータ命令を記憶した非一時的コンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【0057】
本開示の別の態様によれば、プロセッサによって実行されると、本開示のいずれか一つの実施例における方法を実現するコンピュータプログラムを提供する。
本開示の技術案において、関連する個人情報の取得、記憶と応用などは、すべて関連法律法規の規定に合致し、かつ公順良俗に違反しない。
【0058】
図5では、本開示の実施例を実現するために使用できる例示的な電子機器500の概略ブロック図が示されている。電子機器は、様々な形態のデジタル電子コンピュータ機器、例えば、ラップトップ型コンピュータ、デスクトップ型コンピュータ、ステージ、パーソナルデジタルアシスタント、サーバ、ブレードサーバ、大型コンピュータ、その他の適切なコンピュータを示すことを目的とする。電子機器はさらに、様々な形態の移動装置、例えば、パーソナルデジタル処理、携帯電話、スマートフォン、ウェアラブル機器とその他の類似する計算装置を示してよい。本明細書に示される部品、これらの接続関係及びこれらの機能は例示的なものに過ぎず、本明細書に説明した及び/又は請求した本開示の実現を制限しない。
【0059】
図5に示すように、機器500は、計算ユニット501を含み、それはリードオンリーメモリ(ROM)502に記憶されるコンピュータプログラム又は記憶ユニット508からランダムアクセスメモリ(RAM)503にロードされるコンピュータプログラムによって、種々の適当な動作と処理を実行することができる。RAM503において、機器500を操作するために必要とされる様々なプログラムとデータを記憶してよい。計算ユニット501、ROM502およびRAM503はバス504によって互いに接続される。入力/出力(I/O)インターフェース505も、バス504に接続される。
【0060】
機器500における複数の部品はI/Oインターフェース505に接続され、例えばキーボード、マウスなどの入力ユニット506と、例えば様々なタイプのディスプレイ、スピーカーなどの出力ユニット507と、例えば磁気ディスク、光ディスクなどの記憶ユニット508と、例えばネットワークカード、モデム、無線通信送受信機などの通信ユニット509とを含む。通信ユニット509は、機器500が例えばインタネットのようなコンピュータネットワーク及び/又は各種の電気通信ネットワークを介して他の機器と情報・データをやり取りすることを可能にする。
【0061】
計算ユニット501は処理及びコンピューティング能力を有する様々な汎用及び/又は専用の処理コンポーネントであってもよい。計算ユニット501のいくつかの例として、中央処理ユニット(CPU)、グラフィックス処理ユニット(GPU)、様々な専用人工知能(AI)計算チップ、機械学習モデルアルゴリズムを実行する様々な計算ユニット、デジタル信号プロセッサ(DSP)、及び任意の適当なプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラなどを含んでもよいが、これらに限定されない。計算ユニット501は上記内容で説明した各方法と処理、例えば、アプリケーションのテスト方法を実行する。例えば、いくつかの実施例において、アプリケーションのテスト方法はコンピュータソフトウェアプログラムとして実現してよく、機械読み取り可能な媒体、例えば、記憶ユニット508に有形に含まれる。いくつかの実施例では、コンピュータプログラムの一部又は全部は、ROM502及び/又は通信ユニット509を介して機器500にロード及び/又はインストールされてもよい。コンピュータプログラムがRAM503にロードされて計算ユニット501によって実行される時、アプリケーションのテスト方法の1つ又は複数のステップを実行することができる。代替的に、別の実施例において、計算ユニット501は他のいかなる適切な方式で(例えば、ファームウェアにより)アプリケーションのテスト方法を実行するように構成されてよい。
【0062】
本明細書で上述したシステム及び技術の様々な実施形態は、デジタル電子回路システム、集積回路システム、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け標準製品(ASSP)、システムオンチップ(SOC)、ロードプログラマブル論理デバイス(CPLD)、コンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、及び/又はこれらの組み合わせにおいて実現することができる。これらの様々な実施形態は、一つ又は複数のコンピュータプログラムに実施され、この一つ又は複数のコンピュータプログラムは少なくとも一つのプログラマブルプロセッサを含むプログラマブルシステムで実行し及び/又は解釈してもよく、このプログラマブルプロセッサは専用又は汎用プログラマブルプロセッサであってもよく、記憶システム、少なくとも一つの入力装置、少なくとも一つの出力装置からデータと命令を受信し、データと命令をこの記憶システム、この少なくとも一つの入力装置、この少なくとも一つの出力装置に送信してよいこと、を含んでもよい。
【0063】
本開示の方法を実施するプログラムコードは一つ又は複数のプログラミング言語のいかなる組み合わせで書かれてよい。これらのプログラムコードを汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサ又はコントローラに提供してよく、これによってプログラムコードはプロセッサ又はコントローラにより実行される時にフローチャート及び/又はブロック図に規定の機能/操作を実施する。プログラムコードは完全に機械で実行してよく、部分的に機械で実行してよく、独立ソフトウェアパッケージとして部分的に機械で実行し且つ部分的に遠隔機械で実行してよく、又は完全に遠隔機械又はサーバで実行してよい。
【0064】
本開示のコンテキストにおいて、機械可読媒体は有形の媒体であってもよく、命令実行システム、装置又はデバイスに使用される又は命令実行システム、装置又はデバイスに結合されて使用されるプログラムを具備又は記憶してよい。機械可読媒体は機械可読信号媒体又は機械可読記憶媒体であってもよい。機械可読媒体は、電子、磁気、光学、電磁、赤外線、又は半導体システム、装置又はデバイス、又は上記内容のいかなる適切な組み合わせを含んでもよいが、これらに限定されない。機械可読記憶媒体のより具体的な例は、一つ又は複数のリード線による電気接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバー、ポータブルコンパクトディスク読み出し専用メモリ(CD-ROM)、光記憶装置、磁気記憶装置、又は上記内容のいかなる適切な組み合わせを含む。
【0065】
ユーザとのインタラクションを提供するために、コンピュータにはここで説明したシステムと技術を実施してよく、このコンピュータは、ユーザに情報を表示するための表示装置(例えば、CRT(陰極線管)又はLCD(液晶ディスプレイ)監視モニタ)、及びキーボードとポインティング装置(例えば、マウスやトラックボール)を備え、ユーザはこのキーボードとこのポインティング装置を介してコンピュータに入力してよい。その他の種類の装置は更に、ユーザとのインタラクションを提供するためのものであってもよい。例えば、ユーザに提供するフィードバックはいかなる形態の感覚フィードバック(例えば、視覚フィードバック、聴覚フィードバック、又は触覚フィードバック)であってもよく、いかなる形態(音入力、音声入力、又は触覚入力を含む)でユーザからの入力を受信してよい。
【0066】
ここで述べたシステムや技術は、バックステージ部材を含む計算システム(例えば、データサーバとして)や、ミドルウェア部材を含む計算システム(例えば、アプリケーションサーバ)や、フロントエンド部材を含む計算システム(例えば、グラフィカルユーザインターフェースやウェブブラウザを有するユーザコンピュータ、ユーザが、そのグラフィカルユーザインターフェースやウェブブラウザを通じて、それらのシステムや技術の実施形態とのインタラクションを実現できる)、あるいは、それらのバックステージ部材、ミドルウェア部材、あるいはフロントエンド部材の任意の組み合わせからなる計算システムには実施されてもよい。システムの部材は、任意の形式や媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)により相互に接続されてもよい。通信ネットワークの一例は、ローカルネットワーク(LAN)、広域ネットワーク(WAN)とインターネットを含む。
【0067】
コンピュータシステムは、クライアントとサーバを含んでもよい。クライアントとサーバは、一般的に相互に遠く離れ、通常、通信ネットワークを介してインタラクションを行う。互にクライアント-サーバという関係を有するコンピュータプログラムを対応するコンピュータで運転することによってクライアントとサーバとの関係を生成する。サーバは、クラウドサーバであってもよく、分散型システムのサーバでも、又はブロックチェーンと組み合わされたサーバであってもよい。
【0068】
理解すべきこととして、前述した様々な形態のフローを用いて、ステップを改めて順位付け、増加又は削除してよい。例えば、本開示に記載された各ステップは、並行に実行されてもよいし、順次に実行されてもよいし、異なる順次で実行されてもよく、本開示に開示された技術案で要望される結果を実現できる限り、本明細書はここで限定しない。
【0069】
上述した具体的な実施形態は、本開示の保護範囲に対する限定を構成するものではない。当業者であれば、設計要求及び他の要因に応じて、各種の修正、組み合わせ、サブ組み合わせ及び代替を行うことができると理解すべきである。本開示の趣旨及び原則内になされた任意の修正、同等置換及び改良などは、いずれも本開示の保護範囲に含まれるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5