(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-27
(45)【発行日】2024-07-05
(54)【発明の名称】食鳥屠体上半部の胸肉に胸骨稜に沿って筋入する方法及び装置
(51)【国際特許分類】
A22C 21/00 20060101AFI20240628BHJP
【FI】
A22C21/00 Z
(21)【出願番号】P 2020116014
(22)【出願日】2020-07-03
【審査請求日】2023-05-09
(73)【特許権者】
【識別番号】504225356
【氏名又は名称】プライフーズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100095245
【氏名又は名称】坂口 嘉彦
(72)【発明者】
【氏名】市来 清臣
【審査官】宮部 菜苗
(56)【参考文献】
【文献】特表2019-509743(JP,A)
【文献】特開2013-046636(JP,A)
【文献】国際公開第2016/002628(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2004/0235409(US,A1)
【文献】米国特許第5643074(US,A)
【文献】米国特許第5045022(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A22C 21/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
食鳥屠体上半部の胸骨稜を間に挟んで対峙する一対の胸肉の一方に、且つ胸骨稜に近接する部位に、胸骨稜に沿って筋入し、一対の胸肉の双方を押圧して筋入によって形成された裂け目を押し広げ、押圧下にある他方の胸肉に、且つ胸骨稜に近接する部位に、胸骨稜に沿って筋入することを特徴とする食鳥屠体上半部の胸肉に筋入する方法。
【請求項2】
食鳥屠体上半部を係止すると共に頸椎を先頭にして胸骨稜の長手延在方向へ食鳥屠体上半部を搬送する搬送装置と、食鳥屠体上半部搬送経路の途上に配設され、食鳥屠体上半部搬送方向に平行に延在し、胸骨稜を間に挟んで対峙する一対の胸肉の一方に、且つ胸骨稜に近接する部位に胸骨稜に沿って筋入する一枚刃の第1刃と、食鳥屠体上半部搬送経路の途上に且つ第1刃の下流に配設され、食鳥屠体上半部搬送方向に平行に延在し、前記一対の胸肉の双方に当接して前記筋入によって形成された裂け目を押し広げる押圧部材と、食鳥屠体上半部搬送経路の途上に且つ押圧部材の下流側に且つ押圧部材と一部重畳して配設され、食鳥屠体上半部搬送方向に平行に延在し、押圧部材の押圧下にある一方の胸肉の裂け目に係合すると共に押圧部材の押圧下にある他方の胸肉の胸骨稜近接部位に胸骨稜に沿って筋入する平行二枚刃の第2刃とを備えることを特徴とする食鳥屠体上半部の胸肉に筋入する装置。
【請求項3】
押圧部材は、胸肉を正面から見て、食鳥屠体上半部の進行方向前方へ向けて裾広がりに配設された複数対の棒部材を有することを特徴とする請求項2に記載の食鳥屠体上半部の胸肉に筋入する装置。
【請求項4】
食鳥屠体上半部搬送経路の途上に且つ第1刃の上流側に且つ第1刃と一部重畳して配設され、食鳥屠体上半部搬送方向に平行に延在し、胸骨稜を間に挟んで対峙する一対の胸肉の双方に当接して、胸骨稜の一方の側面方向への胸肉の偏りを是正する前置押圧部材を備えることを特徴とする請求項2又は3に記載の食鳥屠体上半部の胸肉に筋入する装置。
【請求項5】
前置押圧部材は、胸肉を正面から見て食鳥屠体上半部の進行方向前方へ向けて裾広がりに配設され、且つ進行方向前方から見て山形に配設された複数対の棒部材を有することを特徴とする請求項4に記載の食鳥屠体上半部の胸肉に筋入する装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、食鳥屠体上半部の胸肉に胸骨稜に沿って筋入する方法及び装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、
図1(a)に示すように、食鳥屠体上半部100から胸肉101a、101bを取り外す工程に先立って、食鳥屠体上半部の胸骨稜102を間に挟んで対峙する一対の胸肉101a、101bの双方に、且つ胸骨稜102に近接する部位に、二枚刃の回転刃αを用いて胸骨稜102に沿って同時に筋入する方法及び装置を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の方法及び装置には、
図1(b)に示すように、胸骨稜102上に、短冊状の胸肉101cが、筋入する前の肉厚を持ったまま取り残されて、胸肉収穫量が低減するという問題がある。また回転刃αの切れ味が悪いと、筋入の際に前記短冊状の胸肉101cの表皮が引き剥がされ、
図1(c)に示すように、筋入終了時に短冊状胸肉101cの端部から紐状の表皮101dが延び、後工程の邪魔になるという問題がある。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、食鳥屠体上半部の胸肉に胸骨稜に沿って筋入する方法及び装置であって、胸肉収穫量が特許文献1の技術に比べて高く、また紐状の表皮を残さない方法及び装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、本発明においては、食鳥屠体上半部の胸骨稜を間に挟んで対峙する一対の胸肉の一方に、且つ胸骨稜に近接する部位に、胸骨稜に沿って筋入し、一対の胸肉の双方を押圧して筋入によって形成された裂け目を押し広げ、押圧下にある他方の胸肉に、且つ胸骨稜に近接する部位に、胸骨稜に沿って筋入することを特徴とする食鳥屠体上半部の胸肉に筋入する方法を提供する。
一対の胸肉の双方を押圧して、筋入によって形成された裂け目を押し広げると、胸骨稜上に残余する部位も含めて筋入されていない他方の胸肉が胸骨稜から遠ざかる側方へ押しやられ、胸骨稜上の肉の厚みが減少する。その状態で他方の胸肉に、且つ胸骨稜に近接する部位に、胸骨稜に沿って筋入すると、筋入後に胸骨稜上に短冊状に残留する胸肉の厚みが、筋入前の該部の厚みに比べて減少する。この結果、胸肉の収穫量が増加する。
また、筋入されていない他方の胸肉が胸骨稜から遠ざかる側方へ押しやられる際に、胸骨稜上の胸肉の表皮も胸骨稜から遠ざかる側方へ押しやられて、他方の胸肉の筋入領域から離脱する。この結果、筋入後に胸骨稜上に残留する短冊状の胸肉には表皮は付着しておらず、後工程の邪魔にならない。
【0006】
本発明においては、上記方法を実施するために、食鳥屠体上半部を係止すると共に頸椎を先頭にして胸骨稜の長手延在方向へ食鳥屠体上半部を搬送する搬送装置と、食鳥屠体上半部搬送経路の途上に配設され、食鳥屠体上半部搬送方向に平行に延在し、胸骨稜を間に挟んで対峙する一対の胸肉の一方に、且つ胸骨稜に近接する部位に、胸骨稜に沿って筋入する一枚刃の第1刃と、食鳥屠体上半部搬送経路の途上に且つ第1刃の下流に配設され、食鳥屠体上半部搬送方向に平行に延在し、前記一対の胸肉の双方に当接して前記筋入によって形成された裂け目を押し広げる押圧部材と、食鳥屠体上半部搬送経路の途上に且つ押圧部材の下流側に且つ押圧部材と一部重畳して配設され、食鳥屠体上半部搬送方向に平行に延在し、押圧部材の押圧下にある一方の胸肉の裂け目に係合すると共に押圧部材の押圧下にある他方の胸肉の胸骨稜近接部位に胸骨稜に沿って筋入する平行二枚刃の第2刃とを備えることを特徴とする食鳥屠体上半部の胸肉に筋入する装置を提供する。
第2刃を平行二枚刃とし、一方の刃で押圧部材の押圧下にある他方の胸肉の胸骨稜近接部位に胸骨稜に沿って筋入する際に、他方の刃を既存の胸肉の裂け目に係合させるのが望ましい。第1刃による筋入が不完全であった場合に、筋入を完遂することができる。
本発明の好ましい態様においては、押圧部材は、胸肉を正面から見て、食鳥屠体上半部の進行方向前方へ向けて裾広がりに配設された複数対の棒部材を有する。
食鳥屠体上半部の進行方向前方へ向けて裾広がりに配設された一対の棒部材を、胸骨稜を間に挟んで対峙する一対の胸肉に押し当てることにより、第1刃による筋入によって形成された裂け目を押し広げることができる。棒部材を複数配設することにより、押し広げ作用が増大する。
本発明の好ましい態様においては、筋入装置は、食鳥屠体上半部搬送経路の途上に且つ第1刃の上流側に且つ第1刃と一部重畳して配設され、食鳥屠体上半部搬送方向に平行に延在し、胸骨稜を間に挟んで対峙する一対の胸肉の双方に当接して、胸骨稜の一方の側面方向への胸肉の偏りを是正する前置押圧部材を備える。
搬送中に何らかの原因で一対の胸肉が胸骨稜の一方の側面方向へ偏る場合がある。例えば、胸肉を上方ではなく側方へ差し向けた状態で食鳥屠体上半部を搬送すると、胸肉全体が本来の位置から下方へ偏る。一方へ偏った胸肉に第1刃を当接させたのでは、正しい位置に筋入することができない。前置押圧部材を用いて胸骨稜の一方の側面方向への胸肉の偏りを是正することにより、第1刃による正しい位置への筋入が可能になる。
本発明の好ましい態様においては、前置押圧部材は、胸肉を正面から見て食鳥屠体上半部の進行方向前方へ向けて裾広がりに配設され、且つ進行方向前方から見て山形に配設された複数対の棒部材を有する。
一対の棒部材を、胸肉を正面から見て食鳥屠体上半部の進行方向前方へ向けて裾広がりに配設し、且つ進行方向前方から見て山形に配設し、前記一対の棒部材で、胸骨稜を間に挟んで対峙する一対の胸肉を挟むことにより、胸骨稜の一方の側面方向への胸肉の偏りを効果的に是正することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】従来技術に係る食鳥屠体上半部の胸肉に胸骨稜に沿って筋入する方法を示す図である。
【
図2】本発明の実施例に係る食鳥屠体上半部の胸肉に胸骨稜に沿って筋入する方法を示す図である。
【
図3】本発明の実施例に係る食鳥屠体上半部の胸肉に胸骨稜に沿って筋入する装置の構造図である。(a)は、装置の前半部分の構造図であり、(b)は(a)の部分拡大図であり、(c)は(b)のc-c矢視図であり、(d)は(b)のd-d矢視図である。
【
図4】本発明の実施例に係る食鳥屠体上半部の胸肉に胸骨稜に沿って筋入する装置の構造図である。(a)は、装置の後半部分の構造図であり、(b)は(a)の部分拡大図であり、(c)は(b)のc-c矢視図であり、(d)は(b)のd-d矢視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の実施例に係る食鳥屠体上半部の胸肉に胸骨稜に沿って筋入する方法を説明する。
図2(a)、(b)に示すように、一枚刃の回転丸刃である第1刃2を用いて、食鳥屠体上半部100の胸骨稜102を間に挟んで対峙する一対の胸肉101a、101bの一方101aに、且つ胸骨稜102に近接する部位に、胸骨稜102に沿って筋入する。
図2(c)、(d)(e)に示すように、一対の棒部材3aを用いて、一対の胸肉101a、101bの双方を押圧して、筋入によって形成された裂け目101eを押し広げる。胸骨稜102上に残留する部位も含めて、筋入されていない他方の胸肉101bが胸骨稜102から遠ざかる側方へ押しやられ、胸骨稜102上の肉の厚みが減少する
図2(f)に示すように、棒部材3aによる押圧を維持して胸骨稜102上の肉の厚みが減少した状態を維持しつつ、平行二枚刃の回転丸刃である第2刃4の一方の刃を用いて、他方の胸肉101bに且つ胸骨稜102に近接する部位に、胸骨稜102に沿って筋入れする。同時に他方の刃を胸肉101aの既存の裂け目101eに係合させて、第1刃2による筋入の完全を図る。
図2(g)に示すように、筋入後に胸骨稜102上に短冊状に残留する胸肉101cの厚みが筋入前の該部の厚みに比べて減少する。
従来技術のように、胸骨稜の両側に同時に筋入すると、
図1(b)に示すように、筋入前の胸骨稜102上の肉厚を持った短冊状の胸肉101cが残留する。本実施例の方法によれば、胸骨稜102上に短冊状に残留する胸肉101cの厚みが筋入前の該部の厚みに比べて減少するので、胸肉の収穫量が従来技術に比べて増加する。
また、筋入されていない他方の胸肉101bが胸骨稜102から遠ざかる側方へ押しやられる際に、胸骨稜102上の胸肉の表皮も胸骨稜102から遠ざかる側方へ押しやられて、他方の胸肉101bの筋入領域から離脱する。この結果、筋入後に胸骨稜102上に残留する短冊状の胸肉101cには表皮は付着しておらず、後工程の邪魔にならない。
【0009】
上述の筋入方法を実施するための、本発明の実施例に係る食鳥屠体上半部の胸肉に胸骨稜に沿って筋入する装置を説明する。
筋入装置は、
図3(a)、4(a)に示すように、食鳥屠体上半部100を係止すると共に頸椎103を先頭にして胸骨稜102の長手延在方向へ食鳥屠体上半部100を搬送する搬送装置1を備えている。搬送装置1は、食鳥屠体上半部100の胸骨稜102を間に挟んで対峙する一対の胸肉101a、101bを、上方ではなく側方へ差し向けて搬送する。従って
図3(a)、4(a)において胸肉101aは胸肉101bの下方にある。
筋入装置は、食鳥屠体上半部搬送経路の途上に配設され、
図3(a)、4(a)に黒太矢印で示す食鳥屠体上半部搬送方向に平行に延在し、胸骨稜102を間に挟んで対峙する一対の胸肉101a、101bの一方101aに、且つ胸骨稜102に近接する部位に、胸骨稜102に沿って筋入する一枚刃の回転丸刃である第1刃2を備えている。
筋入装置は、食鳥屠体上半部搬送経路の途上に且つ第1刃2の下流に配設され、
図3(a)、4(a)に黒太矢印で示す食鳥屠体上半部搬送方向に平行に延在し、前記一対の胸肉の双方101a、101bに当接して、第1刃2による筋入によって形成された裂け目101eを押し広げる押圧部材3と、食鳥屠体上半部搬送経路の途上に且つ押圧部材3の下流側に且つ押圧部材3と一部重畳して配設され、
図3(a)、4(a)に黒太矢印で示す食鳥屠体上半部搬送方向に平行に延在し、押圧部材3の押圧下にある一方の胸肉101aの裂け目に係合すると共に、押圧部材3の押圧下にある他方の胸肉101bの胸骨稜近接部位に、胸骨稜102に沿って筋入する平行二枚刃の回転丸刃である第2刃4を備えている。
押圧部材3は、
図4(a)、(b)、(c)、(d)に示すように、胸肉101a、101bを正面から見て、
図4(a)に黒太矢印で示す食鳥屠体上半部100の進行方向前方へ向けて、裾広がりに配設された複数対の棒部材3aを有している。
筋入装置は、食鳥屠体上半部搬送経路の途上に、且つ
図3(a)、4(a)に黒太矢印で示す食鳥屠体上半部搬送方向に関して第1刃2の上流側に且つ第1刃2と一部重畳して配設され、食鳥屠体上半部搬送方向に平行に延在し、胸骨稜102を間に挟んで対峙する一対の胸肉101a、101bの双方に当接して、胸骨稜102の一方の側面方向、具体的には下方への胸肉101a、101bの偏りを是正する前置押圧部材5を備えている。
前置押圧部材5は、
図3(a)(b)、(c)、(d)に示すように、胸肉101a、101bを正面から見て、
図3(a)に黒太矢印で示す食鳥屠体上半部の進行方向前方へ向けて、裾広がりに配設され、且つ進行方向前方から見て山形に配設された複数対の棒部材5aを有している。
上記構成を備える筋入装置によって、
図2に示した本発明の実施例に係る筋入方法が実施される。
【0010】
第2刃4を平行二枚刃とし、
図2(f)に示すように、一方の刃で押圧部材3が有する棒部材3aの押圧下にある他方の胸肉101bの胸骨稜近接部位に胸骨稜102に沿って筋入する際に、他方の刃を胸肉101aの既存の裂け目101eに係合させるのが望ましい。第1刃2による筋入が不完全であった場合に、筋入を完遂することができる。
図4(a)に黒太矢印で示す食鳥屠体上半部の進行方向前方へ向けて裾広がりに配設された一対の棒部材3aを、胸骨稜102を間に挟んで対峙する一対の胸肉101a、101bに押し当てることにより、
図2(c)~(e)に示すように、第1刃2による筋入によって形成された胸肉の裂け目101eを押し広げることができる。棒部材3aを複数配設することにより、押し広げ作用が増大する。
搬送中に何らかの原因で一対の胸肉101a、101bが胸骨稜102の一方の側面方向へ偏る場合がある。例えば、本実施例のように胸肉101a、101bbを上方ではなく側方へ差し向けた状態で食鳥屠体上半部100を搬送すると、胸肉101a、101bが本来の位置から下方へ偏る。一方へ偏った胸肉101aに第1刃2を当接させたのでは、正しい位置に筋入することができない。前置押圧部材5を用いて胸骨稜102の一方の側面方向への胸肉101a、101bの偏りを是正することにより、第1刃2による正しい位置への筋入が可能になる。
複数対の棒部材5aは食鳥屠体100の進行方向前方から見て山形に配設されているので、胸肉101a、101bを挟んで、胸肉101a、101bの偏りを効果的に是正することができる。
【産業上の利用可能性】
【0011】
本発明は、食鳥屠体上半部の胸肉に胸骨稜に沿って筋入する方法及び装置に広く利用可能である。
【符号の説明】
【0012】
1 搬送装置
2 第1刃
3 押圧部材
3a 棒部材
4 第2刃
5 前置押圧部材
5a 棒部材
100 食鳥屠体上半部
101a、101b 胸肉
101c 胸骨稜上に短冊状に残留する胸肉
101d 紐状の表皮
101e 裂け目
102 胸骨稜
103 頸椎