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  • 特許-耐水性コーティング組成物 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-27
(45)【発行日】2024-07-05
(54)【発明の名称】耐水性コーティング組成物
(51)【国際特許分類】
   C09D 175/04 20060101AFI20240628BHJP
   C08G 18/76 20060101ALI20240628BHJP
   C08G 18/48 20060101ALI20240628BHJP
   C08G 18/69 20060101ALI20240628BHJP
   C08G 18/32 20060101ALI20240628BHJP
   C08G 18/08 20060101ALI20240628BHJP
   C08G 18/24 20060101ALI20240628BHJP
   C08G 18/65 20060101ALI20240628BHJP
   C09D 7/61 20180101ALI20240628BHJP
   C09D 7/60 20180101ALI20240628BHJP
【FI】
C09D175/04
C08G18/76
C08G18/48
C08G18/69
C08G18/32 006
C08G18/08 038
C08G18/24
C08G18/65 011
C09D7/61
C09D7/60
【請求項の数】 12
(21)【出願番号】P 2021556339
(86)(22)【出願日】2020-03-17
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-05-26
(86)【国際出願番号】 US2020023063
(87)【国際公開番号】W WO2020190899
(87)【国際公開日】2020-09-24
【審査請求日】2023-03-03
(31)【優先権主張番号】16/360,474
(32)【優先日】2019-03-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】519415100
【氏名又は名称】ディディピー スペシャルティ エレクトロニック マテリアルズ ユーエス,エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100128495
【弁理士】
【氏名又は名称】出野 知
(72)【発明者】
【氏名】ファン、ジェシカ (イ)
(72)【発明者】
【氏名】クルセスィアック、アダム
(72)【発明者】
【氏名】ヘニング、ジョディ
(72)【発明者】
【氏名】ウィレス、ヘザー
【審査官】川嶋 宏毅
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2011/105595(WO,A1)
【文献】特表2006-504842(JP,A)
【文献】特開2012-144654(JP,A)
【文献】特開2008-222773(JP,A)
【文献】特表2017-522400(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C09D 1/00-10/00,
101/00-201/10
C08G 18/00-18/87,
71/00-71/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
21~25重量パーセントの、少なくとも2.0の官能基価を有する芳香族イソシアネートと、
28~32重量パーセントのポリオールと、
4~8重量パーセントの、80~200の範囲の分子量を有するジオールと、
38~42重量パーセントの、400マイクロメートル以下の粒径を有するフィラーであって、前記フィラーは、炭酸カルシウム、ナノクレイ、または黒鉛である、フィラーと、
0.01~0.03重量パーセントの触媒と
を含む耐候性コーティング組成物であって、
少なくとも16グレイン/m/時間/3.4kPa水銀の水蒸気透過度を有し、及び
建物の壁又は屋根構造の構成要素である、耐候性コーティング組成物。
【請求項2】
前記芳香族イソシアネートは、メチレンジフェニルジイソシアネート、トルエンジイソシアネート又はポリメリックジフェニルメタンジイソシアネートである、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記ポリオールは、ポリエーテルポリオール、ポリブタジエンポリオール、プロピレンオキシドでエンドキャップされたポリオール又はエチレンオキシドでエンドキャップされたポリオールである、請求項1に記載の組成物。
【請求項4】
前記ジオールは、ブタンジオールである、請求項1に記載の組成物。
【請求項5】
前記フィラーは、74~400マイクロメートルの粒径を有する炭酸カルシウムである、請求項1に記載の組成物。
【請求項6】
前記触媒は、ジブチルスズジラウレートである、請求項1に記載の組成物。
【請求項7】
22~24重量パーセントの芳香族イソシアネートを含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項8】
29~31重量パーセントのポリオールを含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項9】
5~7重量パーセントの、80~200の範囲の分子量を有するジオールを含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項10】
39~41重量パーセントのフィラーを含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項11】
0.015~0.025重量パーセントの触媒を含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項12】
前記炭酸カルシウムは、80~400マイクロメートルの粒径を有する、請求項5に記載の組成物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建築産業における耐水性膜としての使用に適した耐水性組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
耐水性エラストマーコーティングは、建築物の配向性ストランドボード(OSB)、合板、コンクリート、セメント又は石膏ボードの表面に塗布される。これらのコーティングは、ローラー、ブラシ若しくはスプレーによって現場で塗布することができるか、又はOSB若しくは合板を製造する際に塗布することができる。
【0003】
Prajapatiの国際公開第2013/012699A2号パンフレットは、基剤及び活性剤を含むポリウレタン系コーティング組成物を開示しており、基剤成分は、ポリオール、フィラー、消泡剤、触媒及びモレキュラーシーブを含む。活性剤は、ポリイソシアネートを含む。好ましくは、ポリオールは、ヒマシ油ポリオール、2-メチル1,3ジプロパンジオール又は1,4ブタンジオールを含み、フィラーは、マイカを含む。
【0004】
Jennyの米国特許出願公開第2014/0275416号明細書は、イソシアネート成分及びイソシアネート反応性成分から構成される噴霧可能なポリウレタン形成系から製造される、40重量%を超える固形分を有するポリウレタンエラストマーを教示している。イソシアネート成分は、イソシアネート成分の総重量を基準として40~80重量%の固形分を有し、24~33%のNCO含有率及び2~3の官能基価を有する少なくとも1種の芳香族ポリイソシアネートと、少なくとも1種の固体フィラーとから構成される。イソシアネート反応性成分は、イソシアネート反応性成分の総重量を基準として40~80重量%の固形分を有し、25~40%ヒドロキシル価及び2~4の官能基価を有する少なくとも1種のポリエーテルポリオールと、少なくとも1種の固体フィラーとから構成される。
【0005】
Bodkheらの米国特許出願公開第2015/0267076号明細書は、(a)ポリエーテル由来の骨格と少なくとも1つの芳香族末端基とを有する芳香族ポリウレタンプレポリマーを含む一液湿気硬化型ポリウレタンを含むコーティング組成物であって、コーティング組成物の総重量を基準として約8重量%~90重量%のポリウレタンプレポリマーと、(b)コーティング組成物の総重量を基準として2~60重量%の無機フィラーと、(c)コーティング組成物の総重量を基準として2~60重量%の溶媒とを含み、硬化されると水蒸気半透性の空気及び水に対するバリア膜になるコーティング組成物を提供している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
二液型システムとして利用可能である、建設業界に適した低温で速硬性の耐水性組成物を提供することが依然として求められている。そのような組成物は、ASTM D3285による10以下の液体耐水性Cobb値と、15グレイン/m/時間/3.4kPa以上の水蒸気透過度とを有することが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、
21~25重量パーセントの、少なくとも2.0の官能基価を有する芳香族イソシアネートと、
28~32重量パーセントのポリオールと、
4~8重量パーセントの、80~200の範囲の分子量を有するジオールと、
38~42重量パーセントの、400マイクロメートル以下の粒径を有するフィラーと、
0.01~0.03重量パーセントの触媒と
を含む耐候性コーティング組成物であって、
少なくとも16グレイン/m/時間/3.4kPa水銀の水蒸気透過度を有し、及び
建物の壁又は屋根構造の構成要素である、コーティング組成物に関する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、建物の外壁アセンブリの一実施形態の分解図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
コーティング組成物
一実施形態では、耐候性コーティング組成物は、
21~25重量パーセントの、少なくとも2.0の官能基価を有する芳香族イソシアネートと、
28~32重量パーセントのポリオールと、
4~8重量パーセントの、80~200の範囲の分子量を有するジオールと、
38~42重量パーセントの、400マイクロメートル以下の粒径を有するフィラーと、
0.01~0.03重量パーセントの触媒と
を含み、
コーティング組成物は、16グレイン/m/時間/3.4kPa水銀の水蒸気透過度を有し、及び
コーティング組成物は、建物の壁又は屋根構造の構成要素である。
【0010】
別の実施形態では、耐候性コーティング組成物は、
22~24重量パーセントの、少なくとも2.0の官能基価を有する芳香族イソシアネートと、
29~31重量パーセントのポリオールと、
5~7重量パーセントの、80~200の範囲の分子量を有するジオールと、
39~41重量パーセントの、400マイクロメートル以下の粒径を有するフィラーと、
0.015~0.028重量パーセントの触媒と
を含み、
コーティング組成物は、少なくとも16グレイン/m/時間/3.4kPa水銀の水蒸気透過度を有し、及び
コーティング組成物は、建物の壁又は屋根構造の構成要素である。
【0011】
また別の実施形態では、耐候性コーティング組成物は、
23重量パーセントの、少なくとも2.0の官能基価を有する芳香族イソシアネートと、
30.1重量パーセントのポリオールと、
6.8重量パーセントの、80~200の範囲の分子量を有するジオールと、
40重量パーセントの、400マイクロメートル以下の粒径を有するフィラーと、
0.02重量パーセントの触媒と
を含み、
コーティング組成物は、少なくとも16グレイン/m/時間/3.4kPa水銀の水蒸気透過度を有し、及び
コーティング組成物は、建物の壁又は屋根構造の構成要素である。
【0012】
好ましくは、フィラーは、400マイクロメートル以下の粒径を有する。いくつかの実施形態では、フィラーは、74~400マイクロメートルの粒径を有し、別のいくつかの実施形態では、フィラーは、80~400マイクロメートル又は更に85~400マイクロメートルの粒径を有する。好ましくは、フィラーは、炭酸カルシウム又は炭酸カルシウムマグネシウムである。フィラー含有量が高すぎる場合、ASTM D7349/D7349Mプロトコル1で試験したときのコーティングの釘のシール性が損なわれる可能性がある。フィラーの含有量が少なすぎると、望ましい水蒸気透過性能が損なわれる可能性がある。
【0013】
芳香族イソシアネートは、メチレンジフェニルジイソシアネート(MDI)、トルエンジイソシアネート(TDI)又はポリメリックジフェニルメタンジイソシアネート(PMDI)、好ましくはポリメリックジフェニルメタンジイソシアネートであり得る。
【0014】
ジオールは、80~200の範囲の分子量を有し、この1つの適切な例は、ブタンジオールである。
【0015】
ポリオールは、ポリエーテルポリオール、ポリブタジエンポリオール、プロピレンオキシドでエンドキャップされたポリオール又はエチレンオキシドでエンドキャップされたポリオールであり得る。
【0016】
好ましい触媒は、ジブチルスズジラウレートである。他の適切な触媒は、2,2ジモルホリノジエチルエーテル、N-メチルモルホリン、N-エチルモルホリン、N-ブチルモルホリン、2-(2-(ジメチルアミノ)エトキシ)エタン-1-オール、N-(2-(ジメチルアミノ)エチル)-n-メチルエタノールアミン、ビス(2-ジメチルアミノエチルエーテル)、N-(2-(ジメチルアミノ)エチル)-N,N-ジメチルイエタン-1,2-ジアミン、N,N,N’,N’,N’’-ペンタメチルジエチレントリアミン、N,N,N’,N’-テトラメチルエチレンジアミン、1,3-ビス(ジメチルアミノ)プロパン、N,N-ジメチルアミノプロピルアミン、N,N-ジエチルエタノールアミン、ジメチルエタノールアミン、N1-(3-(ジメチルアミノ)プロピル)-N,N,N-トリメチルプロパン-1,3-ジアミン、N,N-ジイソプロピルエタノールアミン又はエタノールアミンである。
【0017】
コーティングを現場で建物に塗布する場合、コーティングは、混合して現場で使用するのに適した2液型キットとして供給されることが好ましい。そのような状況では、キットのA液は、芳香族イソシアネートを含み、キットのB液は、ポリエーテルポリオール、ブタンジオール、フィラー及び触媒を含む。製造時にコーティングがOSB又は合板に塗布される場合、コーティングは、2液型キットの代わりに1液型の系として使用することができる。
【0018】
好ましくは、組成物は、周囲温度で硬化した場合に24時間未満の硬化時間を有する。
【0019】
コーティング組成物の使用
コーティング組成物は、建物の壁又は屋根構造における耐候性コーティングとして特に効果的である。
【0020】
図1は、建物の外壁アセンブリの一実施形態の分解図を概略的に10で示している。アセンブリの構成要素には、外装材11、配向性ストランドボード又は合板ボード12及び断熱材13が含まれる。スタッドフレーム及び石膏板などの他の構成要素は、断熱材13の最も内側に配置される。本明細書に記載の耐水性コーティング14は、ボード12の外側を向いた面に塗布される。
【0021】
コーティング組成物14は、少なくとも16グレイン/m/時間/3.4kPa水銀(23グレイン/ft/時間/インチ水銀)の水蒸気透過度と、10以下の液体耐水性Cobb値とを有する。
【0022】
試験方法
フィラーの粒径測定
各フィラーの粒径は、Beckman Coulter LS 13 320レーザー回折粒度分析計を使用して測定した。粒度分布(PSD)の方法は、2011年10月に発行されたBeckman Coulter LS 13 320操作マニュアル品番B05577ABの記載に従う。
【0023】
水蒸気透過度(WVP)測定
組成物のコーティング膜をドローダウン法によって剥離ライナー(Technicote:53# SCK LINER L-3)上に作製した。公称厚さが0.3mm(12mil)のコーティングを0.5mm(20mil)のギャップのドローダウンバーを使用して得た。膜は、周囲環境で一晩硬化させた。
【0024】
自立膜のWVPは、ASTM D6701-01に従い、MOCON 100.4K試験機を使用して38℃及び100%RHで試験した。各サンプルについて、2つの標本を膜から切り取り、平均WVP値を得るために使用した。
【0025】
吸水率測定(Cobb試験)
ASTM 5795-16に準拠したCobb試験は、基材としてFLAMEBLOCK(登録商標)(Louisiana Pacific)を使用して行った。コーティング配合物は、上述したドローダウン法を使用してFLAMEBLOCK(登録商標)上にコーティングした。コーティング前に基材を60℃で一晩コンディショニングした。
【実施例
【0026】
本発明に従って調製された実施例を数値により示す。対照又は比較例は、文字で示されている。
【0027】
材料
少なくとも2.0の官能基価を有する芳香族イソシアネートは、Dow Chemical,Midland,MIから商品名PAPI27として入手可能なポリメリックMDIであった。
【0028】
ポリオールは、同様にDowからの商品名Voranol4240のポリエーテルポリオールであった。
【0029】
ブタンジオールは、Millipore Sigmaからのものであった。
【0030】
炭酸カルシウムのフィラーグレードは、Imerys Carbonates,Cockeysville,MDからのものであった。
【0031】
MMTナノクレイフィラーは、Millipore Sigma,St.Louis,MOのモンモリロナイトで処理されたナノクレイ表面改質フィラー(ロットMKBL3496V)であった。
【0032】
黒鉛(<20ミクロン、合成)フィラーもMillipore Sigmaからのものであった。
【0033】
セピオライト粘土は、Southern Clay Products,Gonzales,TXから入手した。
【0034】
ベントナイト粘土及びTixogel VZ及びVPチキソトロープは、BYK USA Inc,Wallingford,CTから入手した。
【0035】
チキソトロピックシリカ、タルク及び1/16のガラスミルドファイバーは、FibreGlast,Brookville,OHから供給された。
【0036】
触媒は、Millipore Sigmaのジブチルスズジラウレートであった。
【0037】
調製
Voranol4240ポリオール、ジブチルスズジラウレート触媒及びブタンジオールを2軸スピードミキサー(Flacktek DAC-150)により混合した。その後、スピードミキサーを使用してフィラーも添加した。これがB液を構成した。WRBコーティングとして塗布する前に、B液の構成要素をスピードミキサーで2000rpmにおいて30秒間、A液(PAPI(商標)27)と混合した。その配合を以下の表1に示す。
【0038】
表1の全ての配合物は、50%のハードセグメントを有していた。パーセントハードセグメントは、ポリウレタン骨格内の低分子量種(ここでは500g/mol以下)の質量分率である。この場合、ハードセグメントには、イソシアネートの質量分率とブタンジオール鎖延長剤の質量分率とが含まれた。逆に、ソフトセグメントは、高Mw種の質量分率であり、通常、ポリオールのみである。
【0039】
【表1】
【0040】
表2は、実施例で使用したフィラーの粒径に関するいくつかの詳細な情報を示す。
【0041】
【表2】
【0042】
その後、水蒸気透過度及び吸水試験のために組成物をライナー上にコーティングした。コーティングの視覚的品質にも注目した。視覚的品質が低いか、又はASTM D3285に準拠した液体耐水性Cobb値が10を超えるか、又は水蒸気透過性が23グレイン/ft/時間/インチHg(15グレイン/m/時間/3.4kPa)未満であるコーティングは、受け入れられないとみなし、比較例として参照した。試験結果を表3に示す。
【0043】
【表3】
(態様)
(態様1)
21~25重量パーセントの、少なくとも2.0の官能基価を有する芳香族イソシアネートと、
28~32重量パーセントのポリオールと、
4~8重量パーセントの、80~200の範囲の分子量を有するジオールと、
38~42重量パーセントの、400マイクロメートル以下の粒径を有するフィラーと、
0.01~0.03重量パーセントの触媒と
を含む耐候性コーティング組成物であって、
少なくとも16グレイン/m2/時間/3.4kPa水銀の水蒸気透過度を有し、及び
建物の壁又は屋根構造の構成要素である、耐候性コーティング組成物。
(態様2)
前記芳香族イソシアネートは、メチレンジフェニルジイソシアネート、トルエンジイソシアネート又はポリメリックジフェニルメタンジイソシアネートである、態様1に記載の組成物。
(態様3)
前記ポリオールは、ポリエーテルポリオール、ポリブタジエンポリオール、プロピレンオキシドでエンドキャップされたポリオール又はエチレンオキシドでエンドキャップされたポリオールである、態様1に記載の組成物。
(態様4)
前記ジオールは、ブタンジオールである、態様1に記載の組成物。
(態様5)
前記フィラーは、両方とも74~400マイクロメートルの粒径を有する炭酸カルシウム又は炭酸カルシウムマグネシウムである、態様1に記載の組成物。
(態様6)
前記触媒は、ジブチルスズジラウレートである、態様1に記載の組成物。
(態様7)
22~24重量パーセントの芳香族イソシアネートを含む、態様1に記載の組成物。
(態様8)
29~31重量パーセントのポリオールを含む、態様1に記載の組成物。
(態様9)
5~7重量パーセントの、80~200の範囲の分子量を有するジオールを含む、態様1に記載の組成物。
(態様10)
39~41重量パーセントのフィラーを含む、態様1に記載の組成物。
(態様11)
0.015~0.025重量パーセントの触媒を含む、態様1に記載の組成物。
(態様12)
前記炭酸カルシウム又は炭酸カルシウムマグネシウムは、80~400マイクロメートルの粒径を有する、態様5に記載の組成物。
図1