(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-27
(45)【発行日】2024-07-05
(54)【発明の名称】撮影用ライト
(51)【国際特許分類】
F21S 2/00 20160101AFI20240628BHJP
F21V 31/00 20060101ALI20240628BHJP
F21V 29/67 20150101ALI20240628BHJP
F21V 29/76 20150101ALI20240628BHJP
F21V 29/83 20150101ALI20240628BHJP
F21V 29/508 20150101ALI20240628BHJP
F21V 29/503 20150101ALI20240628BHJP
F21V 23/00 20150101ALI20240628BHJP
【FI】
F21S2/00 375
F21S2/00 612
F21V31/00 100
F21V29/67
F21V29/76
F21V29/83
F21V29/508
F21V29/503 100
F21V23/00 160
(21)【出願番号】P 2022194889
(22)【出願日】2022-12-06
【審査請求日】2022-12-06
(31)【優先権主張番号】202111478171.1
(32)【優先日】2021-12-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】522475339
【氏名又は名称】深▲セン▼市▲愛▼▲図▼仕影像器材有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】廖 学林
(72)【発明者】
【氏名】▲願▼ ▲海▼▲軍▼
【審査官】河村 勝也
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2018/0003370(US,A1)
【文献】特開2018-056088(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2021/0341137(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21S 2/00
F21V 29/00
F21V 31/00
F21V 23/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
キャビティを有する筐体アセンブリであって、前記筐体アセンブリは第1筐体(100a)を含み、前記第1筐体は、
貫通孔が形成された第1通気領域(100a-1)と、
貫通孔が形成された第2通気領域(100a-2)と、前記第1通気領域(100a-1)と前記第2通気領域(100a-2)との間に設けられた
貫通孔のない遮蔽構造(100a-3)とを有する、筐体アセンブリと、
前記キャビティ内に設けられ、且つ前記遮蔽構造(100a-3)に対応して設置されている、回路基板アセンブリ(400)と、
前記キャビティ内に設けられた放熱アセンブリであって、前記放熱アセンブリは、第1放熱器(200)と、第2放熱器(300)とを含み
、前記第1放熱器(200)は、前記第1通気領域(100a-1)に対応して設置され、前記第2放熱器(300)は、前記第2通気領域(100a-2)に対応して設置され
、前記回路基板アセンブリ(400)は、前記第1放熱器(200)と前記第2放熱器(300)との間で、前記第1放熱器(200)の前記第2放熱器(300)に対向する側に面接触するように設置されている、放熱アセンブリと、
前記第
2放熱器(
300)に熱的に接続されている光源(800)と、を含むこと
を特徴とする撮影用ライト。
【請求項2】
前記第1放熱器(200)は、前記第1通気領域(100a-1)に対応するいくつかの第1フィン(200b)を含み、いくつかの前記第1フィン(200b)の間には第1隙間が形成され、前記第1通気領域(100a-1)は前記第1隙間と連通され、
前記遮蔽構造(100a-3)は、第1バッフル板(100a-3c)と骨格(100a-3e)とを含み、前記第1通気領域(100a-1)と前記第2通気領域(100a-2)とが前記骨格(100a-3e)を介して接続され、前記骨格(100a-3e)の一端は、前記第1通気領域(100a-1)に向かって延在することにより第1実体領域(100a-3a)を形成し、前記第1実体領域(100a-3a)は前記第1バッフル板(100a-3c)に接続され、且つ前記第1バッフル板(100a-3c)は前記第1フィン(200b)に向かって延在していること
を特徴とする請求項1に記載の撮影用ライト。
【請求項3】
前記第1放熱器(200)は第1放熱基板(200a)を含み、前記第1放熱基板(200a)の前記第2放熱器(300)に対向する側は、前記回路基板アセンブリ(400)に熱的に接続され、前記第1放熱基板(200a)の前記第2放熱器(300)から離反する側には、いくつかの前記第1フィン(200b)が設けられ、
少なくとも一部の前記第1フィン(200b)は、第1部分セグメント(200b-1)と第2部分セグメント(200b-2)とを含み、前記第1部分セグメント(200b-1)は前記第2部分セグメント(200b-2)に接続され、前記第1部分セグメント(200b-1)の高さは前記第2部分セグメント(200b-2)よりも低く、且つ前記第2部分セグメント(200b-2)の高さは周囲の他の部分の前記第1フィン(200b)の高さよりも低く、第1内凹領域(S1)を形成し、
前記撮影用ライト(1)は第1風力アセンブリ(500)をさらに含み、前記第1風力アセンブリ(500)の少なくとも一部は、空気の流れを前記第1隙間内に生成させるように、前記第1内凹領域(S1)内に設けられ、そして前記第1部分セグメント(200b-1)に接続されていること
を特徴とする請求項2に記載の撮影用ライト。
【請求項4】
前記第1放熱基板(200a)は、前記第1通気領域(100a-1)から離反する第1端部と、前記第1通気領域(100a-1)に近接する第2端部とを含み、
ここで、前記第1部分セグメント(200b-1)の高さは、前記第1端部から前記第2端部に向かう方向において漸増していること
を特徴とする請求項3に記載の撮影用ライト。
【請求項5】
前記筐体アセンブリは、前記第1筐体(100a)に接続された第2筐体(100b)をさらに含み、
前記第2筐体(100b)には第3通気領域(100b-1)が設けられ、前記第3通気領域(100b-1)は前記第1風力アセンブリ(500)に対応して設置され、前記第3通気領域(100b-1)と、前記第1隙間と、前記第1通気領域(100a-1)とが第1対流通路を形成すること
を特徴とする請求項4に記載の撮影用ライト。
【請求項6】
前記第2放熱器(300)は、前記第2通気領域(100a-2)に対応する第2フィン(300a)を含み、いくつかの前記第2フィン(300a)の間には第2隙間が形成され、前記第2通気領域(100a-2)は前記第2隙間と連通され、
前記遮蔽構造(100a-3)は、第2バッフル板(100a-3d)をさらに含み、前記骨格(100a-3e)の他端は、前記第1通気領域(100a-1)に向かって延在することにより第2実体領域(100a-3b)を形成し、前記第2実体領域(100a-3b)は、前記第1バッフル板(100a-3c)に接続され、且つ前記第2バッフル板(100a-3d)は、前記回路基板アセンブリ(400)と前記第2放熱器(300)との間の間隔スペース(S2)内に向かって延在し、前記筐体アセンブリは、前記第1筐体(100a)に対向して設置された第3筐体(100c)をさらに含み、
前記第3筐体(100c)には第4通気領域(100c-1)が設けられ、前記第4通気領域(100c-1)は前記第2放熱器(300)に対応して設置され、前記第4通気領域(100c-1)と、前記第2隙間と、前記第2通気領域(100a-2)とが第2対流通路を形成し、
前記第4通気領域(100c-1)と前記第2放熱器(300)との間には、空気の流れを前記第2対流通路内に生成させるための第2風力アセンブリ(600)がさらに設けられていること
を特徴とする請求項2に記載の撮影用ライト。
【請求項7】
前記第1筐体(100a)の前記第2放熱器(300)に対向する側には、第3バッフル板(100a-4)がさらに形成され、前記第2バッフル板(100a-3d)と前記第3バッフル板(100a-4)との間には、前記第2通気領域(100a-2)が設けられ、
前記第2放熱器(300)は第2放熱基板(300b)を含み、いくつかの前記第2フィン(300a)は、第3部分セグメントと第4部分セグメントとを含み、前記第3部分セグメントの一端は、前記第2放熱基板(300b)に接続され、前記第3部分セグメントの他端は前記第4部分セグメントの一端に接続され、
前記第3部分セグメントの高さは、前記第4部分セグメントの高さよりも低く、第2内凹領域(S3)を形成し、
前記第3バッフル板(100a-4)は、前記第3部分セグメントに向かって延在し、前記第2内凹領域(S3)内に部分的に位置すること
を特徴とする請求項6に記載の撮影用ライト。
【請求項8】
前記撮影用ライトは、前記筐体アセンブリに接続され、且つ中空内腔を有する光源保護アセンブリ(700)をさらに含み、
前記光源(800)の一部は、前記中空内腔内に設けられ、且つ前記光源は、前記第2放熱基板(300b)の前記第2フィン(300a)から離反する側に熱的に接続され、
前記光源保護アセンブリ(700)は、
前記中空内腔が設けられたスリーブ(700a)と、
前記スリーブ(700a)に接続された蓋体(700b)であって、前記蓋体(700b)は前記筐体アセンブリに接続され、前記蓋体(700b)は通路を有し、前記スリーブ(700a)の一部は前記通路内に収容され、前記光源(800)の他の一部は前記通路内に設けられる、蓋体(700b)と、を含むこと
を特徴とする請求項7に記載の撮影用ライト。
【請求項9】
前記回路基板アセンブリ(400)は、
本体部(400b-1)含む防水カバー(400b)であって、前記本体部(400b-1)は、前記第1放熱基板(200a)に向かって延在し、そして前記第1放熱基板(200a)の前記第1フィン(200b)から離反する側に封止接続され、収容キャビティを囲んで形成する、防水カバー(400b)と、
前記収容キャビティ内に設けられ、且つ前記第1放熱基板(200a)に熱的に接続されている、回路基板(400a)と、を含むこと
を特徴とする請求項3に記載の撮影用ライト。
【請求項10】
前記防水カバー(400b)は、前記本体部(400b-1)に接続され、そして前記収容キャビティから離反して外側に向かって延在して形成された外縁部(400b-2)をさらに含み、前記外縁部(400b-2)は、前記第1放熱基板(200a)に接続され、
前記回路基板アセンブリ(400)は、一方の側が前記本体部(400b-1)及び/又は前記外縁部(400b-2)に貼り合わされ、他方の側が第1放熱基板(200a)の前記第1フィン(200b)から離反する側に貼り合わされる防水発泡物をさらに含むこと
を特徴とする請求項9に記載の撮影用ライト。
【請求項11】
前記本体部(400b-1)にはゴム栓スロットが設けられ、前記回路基板アセンブリ(400)は、ゴム栓カード(400c)と導線とをさらに含み、前記ゴム栓カード(400c)は前記ゴム栓スロット内に設けられ、前記導線は、一端が前記回路基板(400a)を電気的に接続し、他端が前記ゴム栓カード(400c)を貫通して前記光源(800)と前記第1風力アセンブリ(500)と第2風力アセンブリ(600)とに電気的に接続されていること
を特徴とする請求項10に記載の撮影用ライト。
【請求項12】
前記第2放熱器(300)は、対向設置された固定側板(300c)をさらに含み、前記固定側板(300c)は前記第2放熱基板(300b)に接続され、
前記固定側板(300c)には、第1貫通孔が設けられた吊り耳が設けられ、前記第1放熱器(200)には第2貫通孔が設けられ、前記第1貫通孔と前記第2貫通孔とは同軸に設置され、
前記撮影用ライト(1)は、前記第1貫通孔と前記第2貫通孔とを接続する固定具をさらに含み、
いくつかの前記第1フィン(200b)の第3方向での延在長さは、いくつかの前記第2フィン(300a)の前記第3方向での延在長さよりも小さく、
且つ、いくつかの前記第1フィン(200b)の間隔方向は、いくつかの前記第2フィン(300a)の間隔方向と平行であること
を特徴とする請求項7に記載の撮影用ライト。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、照明装置の分野に属し、特に撮影用ライトに関するものである。
【背景技術】
【0002】
撮影用ライトは映像撮影、動画撮影又は広告撮影に用いる補助器具であり、撮影対象又は撮影シーンに対して補光するために用いられる。撮影シーンの増加及び撮影用ライトの機能の完備に伴い、撮影用ライトのパワーもますます大きくなり、必要な光源保護部品の数とパワーも相応に増加し、そのため、駆動基板又は制御基板等の回路基板も増加する必要があり、撮影用ライトの動作時に大量の熱が発生することになる。
【0003】
しかし、現場では撮影シーンがよく変わるため、照明はさまざまな複雑な環境に直面する必要がある。例えば、雨水環境の場合、照明器具が雨の降る環境で動作できるようにするために、大出力の照明設備は、雨水など外部の雑物が照明設備に影響を与えにくいことも考慮する必要がある。大出力による熱排出や雨水などの複雑な環境の要因のため、既存の設備はどちらか一方を選択して妥協し、放熱と防水をうまく両立できないことが多い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の主な目的は、従来技術における撮影用ライトの放熱と防水の両立が困難であるという技術的課題を解決することを旨とする撮影用ライトを提案することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した技術的課題を解決するために、本発明は、
キャビティを有する筐体アセンブリであって、前記筐体アセンブリは第1筐体を含み、前記第1筐体は、第1通気領域と、第2通気領域と、前記第1通気領域と前記第2通気領域との間に設けられた遮蔽構造とを有する、筐体アセンブリと、
前記キャビティ内に設けられ、且つ前記遮蔽構造に対応して設置されている、回路基板アセンブリと、
前記キャビティ内に設けられた放熱アセンブリであって、前記放熱アセンブリは、第1放熱器と、第2放熱器とを含み、前記第1放熱器は前記第2放熱器に接続され、且つ前記回路基板アセンブリは前記第2放熱器の前記第1放熱器に対向する側に接続され、前記第1放熱器は、前記第1通気領域に対応して設置され、前記第2放熱器は、前記第2通気領域に対応して設置されている、放熱アセンブリと、を含む撮影用ライトを提供する。
【0006】
いくつかの実施例では、前記第1放熱器は、前記第1通気領域に対応するいくつかの第1フィンを含み、いくつかの前記第1フィンの間には第1隙間が形成され、前記第1通気領域は前記第1隙間と連通され、前記遮蔽構造は、第1バッフル板と骨格とを含み、前記第1通気領域と前記第2通気領域とが前記骨格を介して接続され、前記骨格の一端は、前記第1通気領域に向かって延在することにより第1実体領域を形成し、前記第1実体領域は前記第1バッフル板に接続され、且つ前記第1バッフル板は前記第1フィンに向かって延在している。
【0007】
いくつかの実施例では、前記第1放熱器は第1放熱基板を含み、前記第1放熱基板の前記第2放熱器に対向する側は、前記回路基板アセンブリに熱的に接続され、前記第1放熱基板の前記第2放熱器から離反する側には、いくつかの前記第1フィンが設けられ、少なくとも一部の前記第1フィンは、第1部分セグメントと第2部分セグメントとを含み、前記第1部分セグメントは前記第2部分セグメントに接続され、前記第1部分セグメントの高さは前記第2部分セグメントよりも低く、且つ前記第2部分セグメントの高さは周囲の他の部分の前記第1フィンの高さよりも低く、第1内凹領域を形成し、前記撮影用ライトは第1風力アセンブリをさらに含み、前記第1風力アセンブリの少なくとも一部は、空気の流れを前記第1隙間内に生成させるように、前記第1内凹領域内に設けられ、そして第1部分セグメントに接続されている。
【0008】
いくつかの実施例では、前記第1放熱基板は、前記第1通気領域から離反する第1端部と、前記第1通気領域に近接する第2端部とを含み、ここで、前記第1部分セグメントの高さは、前記第1端部から前記第2端部に向かう方向において漸増している。
【0009】
いくつかの実施例では、前記筐体アセンブリは、前記第1筐体に接続された第2筐体をさらに含み、前記第2筐体には第3通気領域が設けられ、前記第3通気領域は前記第1風力アセンブリに対応して設置され、前記第3通気領域と、前記第1隙間と、前記第1通気領域とが第1対流通路を形成する。
【0010】
いくつかの実施例では、前記第2放熱器は、前記第2通気領域に対応する第2フィンを含み、いくつかの前記第2フィンの間には第2隙間が形成され、前記第2通気領域は前記第2隙間と連通され、前記遮蔽構造は、第2バッフル板をさらに含み、前記骨格の他端は、前記第1通気領域に向かって延在することにより第2実体領域を形成し、前記第2実体領域は、前記第1バッフル板に接続され、且つ前記第2バッフル板は、前記回路基板アセンブリと前記第2放熱器との間の間隔スペース内に向かって延在している。
【0011】
いくつかの実施例では、前記筐体アセンブリは、前記第1筐体に対向して設置された第3筐体をさらに含み、前記第3筐体には第4通気領域が設けられ、前記第4通気領域は前記第2放熱器に対応して設置され、前記第4通気領域と、前記第2隙間と、前記第2通気領域とが第2対流通路を形成し、前記第4通気領域と前記第2放熱器との間には、空気の流れを前記第2対流通路内に生成させるための第2風力アセンブリがさらに設けられている。
【0012】
いくつかの実施例では、前記第1筐体の前記第2放熱器に向かう側には、第3バッフル板がさらに構成され、前記第2バッフル板と前記第3バッフル板との間には、前記第2通気領域が設けられ、前記第2放熱器は第2放熱基板を含み、いくつかの前記第2フィンは、第3部分セグメントと第4部分セグメントとを含み、前記第3部分セグメントの一端は、前記第2放熱基板に接続され、前記第3部分セグメントの他端は前記第4部分セグメントの一端に接続され、前記第3部分セグメントの高さは、前記第4部分セグメントの高さよりも低くて第2内凹領域を形成し、前記第3バッフル板は、前記第3部分セグメントに向かって延在し、前記第2内凹領域内に部分的に位置する。
【0013】
いくつかの実施例では、前記撮影用ライトは、前記筐体アセンブリに接続され、且つ中空内腔を有する光源保護アセンブリをさらに含み、前記光源の一部は、前記中空内腔内に設けられ、且つ前記光源は、前記第2放熱基板の前記第2フィンから離反する側に熱的に接続され、前記光源保護アセンブリは、前記中空内腔が設けられたスリーブと、前記スリーブに接続された蓋体であって、前記蓋体は前記筐体アセンブリに接続され、前記蓋体は通路を有し、前記スリーブの一部は前記通路内に収容され、前記光源の他の一部は前記通路内に設けられる、蓋体と、を含む。
【0014】
いくつかの実施例では、前記回路基板アセンブリは、本体部を含む防水カバーであって、前記本体部は、前記第1放熱基板に向かって延在し、そして前記第1放熱基板の前記第1フィンから離反する側に封止接続され、収容キャビティを囲んで形成する、防水カバーと、前記収容キャビティ内に設けられ、且つ前記第1放熱基板に熱的に接続されている、回路基板とを含む。
【0015】
いくつかの実施例では、前記防水カバーは、前記本体部に接続され、そして前記収容キャビティから離反して外側に向かって延在して形成された外縁部をさらに含み、前記外縁部は、前記第1放熱基板に接続され、
前記回路基板アセンブリは、一方の側が前記本体部及び/又は前記外縁部に貼り合わされ、他方の側が第1放熱基板の前記第1フィンから離反する側に貼り合わされた防水発泡物をさらに含む。
【0016】
いくつかの実施例では、前記本体部にはゴム栓スロットが設けられ、前記回路基板アセンブリは、ゴム栓カードと導線とをさらに含み、前記ゴム栓カードは前記ゴム栓スロット内に設けられ、前記導線は、一端が前記回路基板を電気的に接続し、他端が前記ゴム栓カードを貫通して前記光源と前記第1風力アセンブリと第2風力アセンブリとに電気的に接続されている。
【0017】
いくつかの実施例では、前記第2放熱器は、対向設置された固定側板をさらに含み、前記固定側板は前記第2放熱基板に接続され、前記固定側板には、第1貫通孔が設けられた吊り耳が設けられ、前記第1放熱器には第2貫通孔が設けられ、前記第1貫通孔と前記第2貫通孔とは同軸に設置され、前記撮影用ライトは、前記第1貫通孔と前記第2貫通孔とを接続する固定具をさらに含み、いくつかの前記第1フィンの前記第3方向での延在長さは、いくつかの前記第2フィンの前記第3方向での延在長さよりも小さい。且つ、いくつかの前記第1フィンの間隔方向は、いくつかの前記第2フィンの間隔方向と平行である。
【0018】
本発明の技術方案で提案される撮影用ライトは、回路基板アセンブリと、放熱アセンブリと、筐体アセンブリとを含む。筐体アセンブリは、回路基板アセンブリ及び放熱アセンブリを取り付けるためのキャビティを形成する。放熱アセンブリは、第1放熱器と第2放熱器とを含む。第1放熱器と第2放熱器は互いに間隔をおいて接続され、さらに回路基板アセンブリを第1放熱器と第2放熱器との間に取り付けることができる。第1筐体には、第1通気領域と、第2通気領域と、遮蔽構造とが構成される。第1通気領域は、第1放熱器に対応し、第1放熱器が吸収した熱を放出するために使用される。第2通気領域は、第2放熱器に対応し、第2放熱器が吸収した熱を放出するために使用される。遮蔽構造は、第1通気領域と第2通気領域との間に設置される。遮蔽構造は、回路基板アセンブリに対応しており、これにより、雨水が回路基板アセンブリ上に垂直に直接滴下することを防止することができる。雨水は遮蔽構造に滴下した後、遮蔽構造を介して第1通気領域と第2通気領域に導かれ、これにより防水要求を達成し、さらに撮影用ライトが大量の熱を発生した場合には、放熱と防水の両方を行うことができる。
【0019】
本発明の実施例又は従来技術に係る技術的解決手段をより明らかにするために、以下、実施例または従来技術の説明に使用する必要がある図面を簡単に説明するが、明らかなことに、以下の説明における図面は、本発明のいくつかの実施例に過ぎず、当業者であれば、創造的な工夫をせずに、これらの図面に示された構造により他の図面を取得することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図1】本発明の実施例に係る撮影用ライトの発熱アセンブリの配置図である。
【
図2】本発明の実施例に係る撮影用ライトの第1筐体の第1視角からの構造図である。
【
図3】本発明の実施例に係る撮影用ライトの第1筐体の第2視角からの構造図である。
【
図4】本発明の実施例に係る撮影用ライトの第1放熱器と第1風力アセンブリとの取り付け構造を示す図である。
【
図5】本発明の実施例に係る撮影用ライトの第1放熱器と第2筐体との取り付け構造を示す図である。
【
図6】本発明の実施例に係る撮影用ライトの1つの好適な構造を示す図である。
【
図7】本発明の実施例に係る撮影用ライトの第3筐体の好適な構成を示す図である。
【
図8】本発明の実施例に係る遮蔽構造の好適な構造を示す図である。
【
図10】本発明の実施例に係る第1フィンの好適な構造を示す図である。
【
図11】本発明の実施例に係る回路基板アセンブリの好適な構造を示す図である。
【
図12】本発明の実施例に係る光源保護アセンブリの好適な構造を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明の実施例における図面を参照しながら、本願の実施例における技術案を明瞭で完全に説明するが、明らかなに、説明される実施例は、本発明の実施例の一部に過ぎず、すべての実施例ではない。本発明の実施例に基づいて、当業者が創造的な努力を必要とせずに想到し得るすべてのほかの実施例は、本発明の保護範囲に属する。
【0022】
なお、本発明の実施例では、方向に関する指示(たとえば、上、下、左、右、前、後など)が記載されている場合、この方向に関する指示は、ある特定の姿勢(図面を参照)での各部材の間の相対位置関係、運動状況などを解釈するために過ぎず、この特定の姿勢が変わると、この方向に関する指示も変わる。
【0023】
本発明の説明において、明確な規定及び限定以外、「接続」、「固定」等は、広義的に理解されるはずである。例えば、「固定」は、固定接続されてもよく、また分解可能に接続されてもよく、或いは一体に接続されてもよい。機械的に接続されてもよく、又は電気的に接続されてもよい。直接に接続されてもよく、又は中間媒体により間接に接続されてもよい。また2つの部品の内部の接続又は2つの部品の相互作用関係であってもよい。明確な限定がある場合は別論である。当業者であれば、具体的な状況に応じて上述した用語が本発明における具体的な意味を理解することができる。
【0024】
また、本発明の実施例において「第一」、「第二」等の説明に関わる場合、当該「第一」、「第二」等の説明は、説明のために利用されるだけであって、その相対的重要性を提示又は暗示する、或いは提示される技術的特徴の数を暗示的に指定するように理解すべきではない。これにより、「第一」、「第二」に限定された特徴は明示的或いは暗示的に少なくとも一つの当該特徴を含んでもよい。また、全文において現れた「及び/又は」は三つの並行する案を含むことを意味する。「A及び/又はB」を例に取ると、A案、或いはB案、或いはAとBとが同時に満たされる案を含むことになる。また、各実施例の技術案はお互いに組み合わせることができる。ただし、当業者が実現できることはその基礎である。技術案の組み合わせに矛盾が生じるか、又は実現できない場合には、このような技術案の組み合わせが存在しなく、且つ本願が請求する保護範囲にないと理解すべきである。
【0025】
撮影用ライトは、屋外などの多くのシーンで使用される撮影対象に対して光を補うために使用される。撮影用ライトの機能が完備になるとともに、撮影用ライトの出力も増加し、撮影用ライトの光源保護アセンブリと回路基板はいずれも大量の熱を発生するため、撮影用ライトの内部で発生した熱を排出する必要がある。しかしながら、屋外で雨天時に撮影する場合、撮影用ライトの筐体の通気領域はその内部と連通しており、雨水は通気領域を通って筐体内に侵入し、光源保護アセンブリや回路基板を濡らし、撮影用ライトが壊れる又は損傷になる可能性がある。
【0026】
上述した技術的課題を克服するために、本発明の実施例は、撮影用ライト、特に大出力の撮影用ライトであって、撮影用ライトが正常な温度範囲内で動作することを保証すると同時に、雨水が回路基板内に入ることを効果的に回避し、撮影用ライトが雨水環境下で正常に動作するようにした撮影用ライトを提供する。
【0027】
具体的には、本実施例では、
図1及び
図6に示すように、当該撮影用ライト1は、回路基板アセンブリ400と、放熱アセンブリと、筐体アセンブリとを備える。なお、撮影用ライト1は、光源800をさらに含む。回路基板アセンブリ400は回路基板を含み、回路基板は、主に撮影用ライト1の電力消費機器の使用状態を制御し、電力消費機器としては、主に光源800と風力アセンブリとを有する。回路基板アセンブリ400は、導線により光源800と、風力アセンブリとそれぞれ接続されている。放熱アセンブリは、主に回路基板アセンブリ400及び光源800を放熱させる。筐体アセンブリは、放熱アセンブリ、光源800、及び回路基板アセンブリ400に設置スペースを提供することができる。
【0028】
筐体アセンブリは、回路基板アセンブリ400及び放熱アセンブリを取り付けるための1つのキャビティを形成する複数の異なる筐体を含むことができる。本発明の1つの任意選択の実施例では、
図6に示すように、筐体アセンブリは、第1筐体100a、第2筐体100b、第3筐体100c及び第4筐体100dを含み、第1筐体100a、第2筐体100b、第3筐体100c及び第4筐体100dは、1つのキャビティを形成するように囲まれている。別の実施例では、筐体アセンブリは、他の構成された筐体からキャビティを形成することもできる。
【0029】
放熱アセンブリは、第1放熱器200と第2放熱器300とを含む。第1放熱器200は、回路基板を放熱させるように回路基板アセンブリ400に熱伝導的に接続され、第2放熱器300は、光源を放熱させるように光源保護アセンブリに熱伝導的に接続される。主に光源800を放熱させるために用いられる。1つの任意選択の実施例では、撮影用ライトに占用されるスペースをできるだけ小さくするように設計すると同時に、防水要件を満たすために、光源800、第2放熱器300、回路基板アセンブリ400、及び第1放熱器200は、第3方向(第1放熱器200と第2放熱器300との接続方向)に沿って順に配置される。すなわち、第1放熱器200と第2放熱器300とは間隔をおいて配置されることにより、第1放熱器200と第2放熱器300との間に回路基板アセンブリ400を取り付けることができる。したがって、第2放熱器300は、回路基板アセンブリ400を間接的に放熱させることも可能であることが理解される。
【0030】
放熱器の配置構造に対応するために、また、回路基板アセンブリ400に雨水が直接滴下することを防止するために、第1筐体100aは、第1通気領域100a-1、第2通気領域100a-2、及び遮蔽構造100a-3を有するように構成されている。同様に、第1筐体100a上の第1通気領域100a-1、遮蔽構造100a-3、及び第2通気領域100a-2は、第3方向に沿って順に配列されている。第1通気領域100a-1は、第1放熱器200に対応し、第1放熱器200が吸収した熱を排出するために使用される。通常の場合、第1通気領域100a-1は、間隔をおいて配置されたいくつかの放熱用貫通孔を有するように構成されている。この放熱用貫通孔は、短冊状、円形、又は他の形状であってもよい。第2通気領域100a-2は、第2放熱器300に対応し、第2放熱器300が吸収した熱を排出するために使用される。第2通気領域100a-2は、間隔をおいて配置されたいくつかの放熱用貫通孔を有するように構成されている。この放熱用貫通孔は、短冊状、円形又はその他の形状であってもよい。遮蔽構造100a-3は、第1通気領域100a-1と第2通気領域100a-2との間に構成される実体領域である。遮蔽構造100a-3は回路基板アセンブリ400に対応しており、具体的には、回路基板アセンブリ400の第1筐体100a上の正投影が遮蔽構造100a-3の範囲内に収まることにより、雨水が回路基板アセンブリ400上に垂直に直接滴下することを防止することができる。雨水は、遮蔽構造100a-3に滴下した後、遮蔽構造100a-3を介して第1通気領域100a-1及び第2通気領域100a-2に誘導され、これにより防水要求が達成され、さらに、撮影用ライトが多量の熱を発生した場合には、放熱と防水を両立させることができる。
【0031】
上記実施例の任意選択の実施形態として、
図1及び
図9に示すように、前記第1放熱器200は、前記第1通気領域100a-1に対応するいくつかの第1フィン200bを含み、いくつかの前記第1フィン200bの間は間隔をおいて配置されて第1隙間が形成され、前記第1通気領域100a-1は、前記第1隙間と連通され、これにより第1過流通路の一部が形成される。第1通気領域100a-1は、第1放熱器200に対応する。すなわち、第1放熱器200の少なくとも一部の第1フィン200bが形成する第1隙間の、第1筐体100aでの正投影は第1通気領域100a-1内に収まり、前記第1通気領域は前記第1隙間に連通し、これにより第1フィン200bと第1通気領域100a-1とが第1対流通路の一部を構成している。いくつかの第1フィン200bは、良好な熱伝導性を有する。いくつかの第1フィン200bは、第1放熱基板200aの回路基板アセンブリ400から離反する側に設けられ、例えば、いくつかの第1フィン200bは、半田付け、挿接、加締め、ねじ接続により第1放熱基板200aに接続されてもよく、第1フィン200bは、第1放熱基板200aと一体的に形成されていてもよい。第1放熱基板200aは、第1フィン200bに熱を伝達し、空気が第1フィン200bの間の間隔に流すと、第2放熱板300の外に熱を連れていくことができ、これにより回路基板アセンブリ400を放熱させる効果を達成することができる。
【0032】
図1、
図2、
図3、
図8、及び
図9に示すように、前記遮蔽構造100a-3は、第1バッフル板100a-3cと骨格100a-3eとを含み、前記第1通気領域100a-1と前記第2通気領域100a-2とが前記骨格100a-3eを介して接続され、前記骨格100a-3eの一端は、前記第1通気領域100a-1に向かって延在することにより第1実体領域100a-3aを形成し、前記第1実体領域100a-3aは前記第1バッフル板100a-3cに接続され、且つ前記第1バッフル板100a-3cは前記第1フィン200bに向かって延在している。骨格100a-3eは、第1筐体100aの一部の構造であり、第1通気領域100a-1に向かって延在する第1実体領域100a-3aを含み、且つ第1通気領域100a-1に接続され、第1通気領域100a-1内に水を案内して第1隙間を介して排出することができる。
【0033】
遮蔽構造100a-3は、第1筐体100aの外部の水が回路基板アセンブリ400内に浸入することを効果的に回避するために、第1フィン200bに向かって延在する第1バッフル板100a-3cをさらに有する。
図2、
図3及び
図9に示すように、第1バッフル板100a-3cは、第1放熱器200の第1フィン200b内の間隔に水を案内し、これにより水が第3方向に沿って流れて回路基板アセンブリ400内に入ることを効果的に回避することができる。具体的には、第1バッフル板100a-3cの延在方向は、第3方向に対して垂直である。第1バッフル板100a-3cは、第1バッフル板100a-3cの端部から第1フィン200bに向かって屈曲して延在することにより形成されてもよく、遮蔽構造100a-3に固定されていてもよい。通常の場合、第1バッフル板100a-3cの延在方向は、第1放熱基板200aの第1フィン200bが設けられた側と平行に設置されている。第1バッフル板100a-3cは、第1フィン200bに当接してもよいし、第1フィン200bとの間に多少の間隔をおいてもよい(この間隔は、第1筐体100aの取り付けを容易にするためであってもよい)。
【0034】
上述した実施例の任意選択の実施形態として、
図1及び
図4に示すように、第1放熱器200は、第1放熱基板200aを備える。第1放熱基板200aは良好な熱伝導性を有し、一般に板状構造に構成され、そして回路基板アセンブリ400と熱的に接続される。例えば、第1放熱基板200aの一側は回路基板アセンブリ400に面接触することにより、回路基板アセンブリ400が発生した熱を第1放熱基板200aに伝達する。通常の場合、第1放熱基板200aの回路基板アセンブリ400と接触する面は平面であるが、もちろん、曲面又は異形の面であってもよい。
【0035】
回路基板アセンブリ400を第1放熱器200と第2放熱器300との間に固定するために、回路基板アセンブリ400を第1放熱基板200aに固定的に接続することが好ましい。例えば、第1放熱基板200aの外縁部はいくつかの固定孔を設け、ねじ接続により回路基板アセンブリ400を第1放熱基板200aに接続する。
【0036】
上述した実施例の任意選択の実施形態として、
図1及び
図10に示すように、少なくとも一部の前記第1フィン200bは、第1部分セグメント200b-1と第2部分セグメント200b-2とを含み、前記第1部分セグメント200b-1は前記第2部分セグメント200b-2に接続され、前記第1部分セグメント200b-1の高さは前記第2部分セグメント200b-2よりも低く、且つ前記第2部分セグメント200b-2の高さは周囲の他の部分の前記第1フィン200bの高さよりも低く、第1内凹領域S1を形成する。前記撮影用ライト1は第1風力アセンブリ500をさらに含み、前記第1風力アセンブリ500の少なくとも一部は、空気の流れを前記第1隙間内に生成させるように、前記第1内凹領域S1内に設けられ、そして前記第1部分セグメント200b-1に接続されている。第1内凹領域S1は、主に第1風力アセンブリ500を取り付けるために使用される。第1風力アセンブリ500はファンであり、好ましくは防水ファンである。第1風力アセンブリ500の少なくとも一部は、第1内凹領域S1内に取り付けられ、第1風力アセンブリ500をいくつかの第1フィン200b内に嵌め込むことにより、スペース占有率を上昇させ、機械全体の体積を減少させることができる。第1内凹領域S1が占有するスペースは、第1風力アセンブリ500の大きさに基づいて決定される。一方、第1風力アセンブリ500の大きさは、設計された放熱能力に基づいて決定される。
【0037】
前記第1放熱基板200aは、前記第1通気領域100a-1から離反する第1端部と、前記第1通気領域に近接する第2端部とを有する。
図10に示すように、そのうち、前記第1部分セグメント200b-1の高さは、前記第1端部が前記第2端部に向かう方向において漸増している。すなわち、第1内凹領域S1は、いくつかの第1フィン200bの第1通気領域100a-1から離反する側に設けられ、これにより大部の第1フィン200bの第1隙間に空気を流すことができ、熱交換効率を向上させることができる。そして、第1内凹領域S1を形成する第1フィン200bが傾斜して設置されている。第2部分セグメントは、底辺が第1放熱基板200aに接続された三角形状であり、いくつかのこのような第1フィン200bが間隔をおいて順に設置されることにより、周囲の残りの第1フィン200bと第1内凹領域S1を形成する。第1内凹領域S1によって規定された設置面と、第1放熱基板200aとの間には、なす角が形成される。一般的には、なす角は鋭角である。この設置面は、第1放熱基板200aに対して傾斜した面(通常の場合は設置平面)である。第1内凹領域S1は傾斜して設けられていることにより、第1風力アセンブリ500が第1通気領域100a-1に対してもなす角を有し、さらに、第1風力アセンブリ500によって生成される気流の速度は、第1通気領域100a-1に向かって流れる成分を有し、これで気流を上方に向けて案内し、第1筐体100aの第1通気領域100a-1から流出させることができ、第2通気領域100a-2から流出する気流と同方向に流れ、気流の効果的な流れを実現する。
【0038】
上述した実施例の任意選択の実施例として、
図6及び
図9に示すように、筐体アセンブリは、第1筐体100aに接続される第2筐体100bをさらに備える。第2筐体100bと第1筐体100aとは、ねじ固定具及び/又はバックル係合により接続可能である。
図5及び
図6に示すように、第2筐体100bと第1筐体100aとは、互いに傾斜して設置されている。具体的には、第2筐体100bの傾斜角度は、第1風力アセンブリ500と第1放熱基板200aとのなす角に応じて設定されており、例えば、第2筐体100bと第1風力アセンブリ500とが平行に配置されていてもよい。このような設計は、撮影用ライト1の体積をできるだけ小型化することを主な目的としている。第2筐体100bには、吸気口となる第3通気領域100b-1が設けられている。第3通気領域100b-1は、ハニカム状の貫通孔、長尺状の貫通孔、又はいくつかの貫通孔のアレイで形成されてもよい。
【0039】
さらに、第3通気領域100b-1は、第1風力アセンブリ500に対応して設置されている。一般的には、第3通気領域100b-1は、第1風力アセンブリ500と正対して設置され、すなわち、第1風力アセンブリ500の第2筐体100b上の正投影の少なくとも一部が第3通気領域100b-1内に収まり、例えば、全部が第3通気領域100b-1内に収まること、又は80%以上の面積が第3通気領域100b-1内に収まることが可能であり、これにより第1風力アセンブリ500の起動時に十分な空気の流入を可能にする。第3通気領域100b-1と第1通気領域100a-1との間には、第1対流通路が形成される。この第1対流通路が占有するスペースは、主に、第1筐体100aと、第2筐体100bと、第1放熱基板200aと、第1フィン200bとによって規定されて形成される。本発明の実施例では、放熱効果を高める観点から見ると、気流の乱れを回避し、第3通気領域100b-1と第1通気領域100a-1とが交差して設置され、ことにより、第1風力アセンブリ500は、気流を第1通気領域100a-1に向かって流すように傾斜して設置される。
【0040】
第1風力アセンブリ500が作動すると、外部空気は、第3通気領域100b-1から撮影用ライト1内に入り、いくつかの第1フィン200bの間の間隔内に流れ、そして第1通気領域100a-1から流出して、撮影用ライト1の外に熱を導出する。
【0041】
第2筐体100bが傾斜して配置されているため、第2放熱器300に浸入した雨水は、第1フィン200bに滴下した後、第2筐体100b上に落下することができる。この部分の水を導出するために、
図9に示すように、第2筐体100bの第1筐体100aから離反する一端が第3筐体100cに向けて折り曲げられて、第2筐体100bから第3筐体100cに雨水を案内し、さらに第3筐体100cから排出する導流部100b-2が形成されている。また、この導流部は第3筐体100cとの接続ために使用され、これで機械全体の確実な接続が実現される。
【0042】
上述した実施例の任意選択の実施形態として、第2通気領域100a-2は、第2放熱器300に対応する。すなわち、第2放熱器300の少なくとも一部の第2フィン300aの第2隙間の、第1筐体100aでの正投影は第2通気領域100a-2内に収まり、さらに、第2フィン300aが第2通気領域100a-2に連通して第2対流通路の一部を構成している。
【0043】
上述した実施例の任意選択の実施形態として、
図1に示すように、第2放熱器300と回路基板アセンブリ400との間には、間隔スペースS2が形成されている。通常の場合、第2放熱器300は、回路基板アセンブリ400に直接熱的に接続されておらず、すなわち、本実施例では、回路基板アセンブリ400は、主に第1放熱器200を介して熱伝導を行う。このため、本発明の遮蔽構造100a-3は、間隔スペースS2に向かって延在する第2バッフル板100a-3dを有し、それは、一方では、回路基板アセンブリ400上に水が直接滴下することを回避でき、他方では、水が第3方向において流すことを回避することができる。本発明の実施例では、撮影用ライト1の使用時には、第1筐体100aが上方に位置し、これにより第2バッフル板100a-3dが下方に延在する。通常の場合、第2バッフル板100a-3dは、間隔スペースS2内に延在してもよく、そして、第2フィン300aの少なくとも一部に貼り合わされてもよい。第2バッフル板100a-3dは、第1筐体100aと一体的に形成されていてもよいし、第1筐体100aに取り付けられる構造であってもよい。
【0044】
図3及び
図8に示すように、遮蔽構造100a-3は、骨格100a-3eを含む。骨格100a-3eは、第1通気領域100a-1と第2通気領域100a-2との間に位置する第1筐体100a上の一部であってもよい。骨格100a-3eの一端は、第1放熱器200内に向かって第1方向に延在して第1実体領域100a-3aを形成し、第1方向は、第3方向と同一平面内で交差する。すなわち、遮蔽構造100a-3と第1通気領域100a-1は傾斜しており、これで水の流れを第1放熱器200内に導くのに有利である。同様に、骨格100a-3eの他端は、第2放熱器300内に向かって第2方向に延在して第2実体領域100a-3bを形成し、第2方向は、第3方向と同一平面内で交差する。すなわち、遮蔽構造100a-3と第2通気領域100a-2も傾斜しており、これで水の流れを第2放熱器300内に導くのに有利である。通常の場合、第1方向と第3方向とのなす角と、第2方向と第3方向とのなす角とができるだけ小さく設定してもよく、ある程度の傾斜を有していればよい。これにより、第1放熱器200及び第2放熱器300のスペースを小さくすることができ、第1筐体100aの一体成形も容易であり、射出成形も容易である。
【0045】
図1に示すように、前記第2放熱器300は、対向設置された固定側板300cをさらに含み、前記固定側板300cは、前記第2放熱基板300bに接続される。前記固定側板300cには吊り耳が設けられ、前記吊り耳には第1貫通孔が設けられる。前記第1放熱器200には、第2貫通孔が設けられ、前記第1貫通孔と前記第2貫通孔とは同軸に設置されている。前記撮影用ライトは固定具23をさらに含み、前記固定具23は、第1部分と、中間部分と、第2部分とを含み、前記第1部分は前記中間部分の一端に接続され、前記第2部分は前記中間部分の他端に接続され、前記第1部分は前記第1貫通孔に接続され、前記第2部分は前記第2貫通孔に接続されている。通常の場合、吊り耳は固定側板に間隔をあけて複数設置することができる。第2貫通孔は、通常、第1放熱基板200aに設けられ、且つ第1貫通孔と対応して設けられている。また、第1貫通孔と第2貫通孔とは一対一に対応して同軸に設けられ、その軸方向は第3方向と平行である。第2放熱器300を筐体アセンブリのキャビティに固定する際に、第1放熱器200もキャビティ内に確実に接続することができ、これにより、第1放熱器200及び第2放熱器300を撮影用ライトの筐体アセンブリの内部に確実に固定することができる。
【0046】
さらに、固定側板300cの外側面には固定パネル300dが接続され、固定パネル300dは第4筐体100dに向かって延在して前記第4筐体100dに接続され、これにより第2放熱器がキャビティ内に固定される。
【0047】
別の実施例では、光源保護アセンブリ700の電力消費量が少ない場合、第2放熱器300は、光源保護アセンブリ700及び回路基板アセンブリ400を放熱させると同時に、回路基板アセンブリ400に直接熱的に接続されてもよい。このとき、遮蔽構造100a-3も、第2フィン300aに向かって延在する第2バッフル板100a-3dを有し、雨水を第2フィン300aの間隔内に案内する。このとき、第2フィン300aの端部は、防水性を向上するように、第2バッフル板100a-3dの端部に接触してもよい。
【0048】
降水量が多い場合、上記遮蔽構造100a-3の防水効果がある程度低下し、これによって、回路基板アセンブリ400が占有するスペース内に水の一部が浸入する可能性がある。
図11及び
図9に示すように、回路基板400a内への水の浸入を防止するために、回路基板アセンブリ400は、防水カバー400bと回路基板400aとを備える。前記防水カバー400bは本体部400b-1を含み、前記本体部400b-1は、前記第1放熱基板200aに向かって延在し、そして前記第1放熱基板200aの前記第1フィン200bから離反する側に封止接続され、収容キャビティを囲んで形成する。本体部400b-1は、主に開口部を有する一定の高さのキャビティを形成し、防水カバー400bが第1放熱基板200aに接続された状態で、収容キャビティを囲んで形成し、回路基板400aが収容キャビティに収容される。また、回路基板400aは、第1放熱基板200aと熱的に接続されている。例えば、回路基板400aと第1放熱基板200aとの間には熱伝導シートが設けられている(例えば、回路基板と第1放熱基板200aとを熱伝導性シリカゲルシートの両面に熱伝導性シリカグリースを介してそれぞれ貼り合わせるなどのようにしてもよい。また、例えば、回路基板400aと第1放熱基板200aとを、熱伝導性シリコングリースを介して直接熱的に接続してもよい)。回路基板400aにはいくつかの第1ねじ孔が形成され、第1放熱基板200aには対応する第2ねじ孔が形成され、第1ねじ孔と第2ねじ孔とは第1ねじ固定具により接続され、これにより回路基板400aは第1放熱基板200aに固定接続される。防水カバー400bは、第1放熱基板200aに固定され、防水カバーと第1放熱基板200aとの接合箇所には、内腔内への水の浸入を防止する防水発泡物が設けられている。第1ねじ固定具は、ねじ、スタッド等であってもよい。
【0049】
上述した実施例の任意選択の実施形態として、
図11に示すように、前記防水カバー400bは外縁部400b-2を含み、前記外縁部400b-2は、本体部400b-1に接続され(例えば一体的に接続)、そして前記本体部400b-1から前記収容キャビティに離反して外側に延在して形成され、前記外縁部400b-2は前記第1放熱基板200aに接続され、これにより防水カバーと第1放熱基板とが封止接続されている。本体部400b-1及び/又は外縁部400b-2の第1放熱基板200aに対向する側には防水発泡物が貼り合わされており、防水発泡物の本体部400b-1から離反する側には、水流が収容キャビティ内に侵入するのを回避するように、第1放熱基板200aが貼り合わされている。外縁部400b-2は、前記収容キャビティから離反する外側に前記本体部400b-1から延在して形成され、外縁部400b-2にはいくつかの第3ねじ孔が形成され、第1放熱基板200aには対応する第4ねじ孔が形成され、外縁部400b-2と第1放熱基板とを第2ねじ固定具を介して接続することにより防水発泡物を押圧し、これで第1放熱基板200aと防水カバー400bとが封止接続される。第2ねじ固定具は、ねじ、スタッド等であってもよい。
【0050】
図11に示すように、前記回路基板アセンブリ400はゴム栓カード400cと、導線とをさらに含み、前記ゴム栓カード400cは、前記防水カバー400b内の導線を引き出すために使用される。前記本体部400b-1には、ゴム栓スロットが構成されており、前記ゴム栓カード400cは、前記ゴム栓スロット内に設けられ、そして前記防水カバーに接続されている。このうち、防水カバー400bの本体部400b-1には、周方向に間隔をおいていくつかのゴム栓スロットが設けられていてもよく、ゴム栓はゴム栓スロットに係止されることができる。導線の一端は回路基板に接続され、導線は、収容キャビティ内からそれぞれ対応するゴム栓内に貫設し、これにより光源800と、第1風力アセンブリ500と、第2風力アセンブリ600とが電気的に接続される。通常の場合、ゴム栓スロットの数は、3つであってもよい(光源800、第1風力アセンブリ500、及び第2風力アセンブリ600にそれぞれ対応する)。
【0051】
上述した実施例の任意選択の実施形態として、
図1及び
図9に示すように、第1筐体100aの第2放熱器300に向かう側には、第3バッフル板100a-4がさらに形成される。第3バッフル板100a-4は、第1筐体100aと一体的に形成されていてもよいし、第1筐体100aの内壁に挿着されていてもよい。第2バッフル板100a-3dと第3バッフル板100a-4との間には第2通気領域100a-2が設けられ、例えば、第2通気領域100a-2の対向する両側はそれぞれ第2バッフル板100a-3dと第3バッフル板100a-4である。第3バッフル板100a-4は、通常、板状構造であり、主に光源保護アセンブリ700に対して防水を行う。第3バッフル板100a-4は、水流が第3方向に沿って光源保護アセンブリ700に流入することを回避し、光源保護アセンブリ700を保護することができる。
【0052】
さらに、第2放熱器300は、空気が流れる第2対流通路を形成するために互いに間隔をあけて配置されたいくつかの第2フィン300aを有する。通常の場合、第2通気領域100a-2はいくつかの第2フィン300aに対応し、すなわち、いくつかの第2フィン300aの第1筐体100aでの正投影の少なくとも一部が第2通気領域100a-2に収まり、例えば80%以上の領域が第2通気領域100a-2上に収まる。
【0053】
図1に示すように、いくつかの前記第2フィン300aは、第3部分セグメントと第4部分セグメントとを含み、前記第3部分セグメントの一端は、前記第2放熱基板300bに接続され、前記第3部分セグメントの一端は前記第4部分セグメントの一端に接続され、前記第3部分セグメントの高さは、前記第4部分セグメントの高さよりも低く、第2内凹領域S3を形成し、前記第3バッフル板は、前記第3部分セグメントに向かって延在し、前記第2内凹領域S3内に部分的に位置する。第3バッフル板100a-4は、第2内凹領域S3内に嵌め込まれる。具体的には、第3バッフル板100a-4は、第2内凹領域S3内に嵌め込まれ、これで水を第2フィン300aの間隔内に導くことができるとともに、水が第3方向に流れて光源保護アセンブリ700側に入ることを回避することができる。第2内凹領域S3は、第2フィン300aの一部が他の部分よりも低いことにより形成されたものであり、
図1に示すように、その凹部の深さは、実際の必要に応じて決定されることができる。
【0054】
第2放熱器300は、通常、第2放熱基板300bと、いくつかの伝熱管と、いくつかの第2フィン300aと、固定側板とを含む。固定側板は間隔をあけて配置され、間隔の方向は第3方向に対して垂直である。各第2フィン300aの一端は、第2放熱基板300bに接続され、そして第3方向に向かって延在する。第2フィン300aは、固定側板の間隔方向に間隔をあけて配置され、いくつかの第2隙間を形成する。いずれかの伝熱管は屈曲されており、伝熱管は、第1熱伝導セグメント、第1中間セグメント、第2熱伝導セグメント、第2中間セグメント、及び第3熱伝導セグメントを含む。第1熱伝導セグメントの一端は第1中間セグメントに接続され、第1中間セグメントの一端は第2熱伝導セグメントに接続され、第2熱伝導セグメントの一端は第2中間セグメントに接続され、第2中間セグメントは第3熱伝導セグメントに接続される。このうち、第1熱伝導セグメント及び第3熱伝導セグメントは扁平であり、そして第2放熱基板300bに貼り合わされている。第1中間セグメントは固定側板の外側にあり、屈曲により固定側板300cの貫通孔を通って第2熱伝導部に接続されている。第2熱伝導セグメントは、他方の固定側板の貫通孔を通るまで第2フィン300aを順次貫通し、他方の固定側板の外側にある第2中間セグメントに接続されている。本発明に係る第2放熱器は、従来技術と比較して占有スペースが小さく、機械全体の長さを効果的に短縮することができ、取り付けの際に回路基板アセンブリ400との干渉を回避することができる。伝熱管は、銅等の熱伝導性の良い材料を用いてもよい。第2フィン300aは、銅やアルミニウム等の熱伝導性の良い材料を用いてもよい。2つの固定側板は、第2放熱器300を撮影用ライト1の内部に取り付けるように、筐体アセンブリにそれぞれ接続されている。
【0055】
上述した実施例の任意選択の実施形態として、放熱効率及び装置全体の占有スペースの考慮により、いくつかの前記第1フィン200bの前記第3方向において延在する長さは、いくつかの前記第2フィン300aの前記第3方向において延在する長さよりも短い。すなわち、全体として、第1放熱器のスペースは、第2放熱器のスペースよりも小さい。それは、撮影用ライトの熱の大部分が光源の発熱に由来するため、第1放熱器を過大に設計する必要がない。いくつかの前記第1フィン200bの間隔方向は、いくつかの前記第2フィン300aの間隔方向と平行であり、すなわち、機械全体の放熱時に空気が一方向に流れ、機械全体の放熱効率が向上する。
【0056】
上述した実施例の任意選択の実施形態として、筐体アセンブリは、第1筐体100aに対向配置された第3筐体100cをさらに含む。第3筐体100c及び第1筐体100aの間隔方向と第3方向とは、互いに垂直であってもよく、略垂直であってもよい。第3筐体100cと第1筐体100aとは、直接接続されてもよく、他の筐体を介して間接的に接続されてもよい。
図7に示すように、第3筐体100cには第4通気領域100c-1が設けられ、第4通気領域100c-1は、いくつかの放熱用貫通孔のアレイにより形成されてもよい。例えば、長尺状、円形状、又はハニカム状などの網状構造であってもよい。前記第4通気領域100c-1と前記第2通気領域100a-2とが第2対流通路を形成する。通常の場合、第4通気領域100c-1と第2通気領域100a-2とは対向して設置され、第2放熱器300が両者の間に位置し、且つ第4通気領域100c-1と第2放熱器300との間には、第2風力アセンブリ600が設けられている。撮影用ライト1の使用状態から見ると、上から順に、第2通気領域100a-2、第2放熱器300、第2風力アセンブリ600、第4通気領域100c-1となっている。
【0057】
流体は、この第2対流通路内を流れることができ、これにより排水及び/又は熱を放散することができる。第2風力アセンブリ600は、ファン、特に防水ファンであってもよい。防水ファンは、外側板に固定接続され、特に第2放熱器300の第4通気領域100c-1に向かう側に設置される。
【0058】
具体的には、筐体アセンブリは、第4筐体100dをさらに備える。第4筐体100dは2つであり、2つの第4筐体がそれぞれ対応する外側板に接続されている。第3筐体100cは、第4筐体100dとの間の開口領域を塞ぐように、2つの第4筐体100dのいずれにもバックル係合及び/又はねじ係合により接続される。且つ、2つの外側板は、対応する第4筐体100dに接続される。2つの第4筐体100dは、バックル係合及び/又はねじ係合により第1筐体100aに接続される。光源保護アセンブリ700は、第1筐体100aと第4筐体100dとのいずれにも、バックル係合及び/又はねじ係合により接続される。
図6に示すように、使用状態では、光源保護アセンブリ700は前端に位置する(第2筐体100bは後端に位置する)。
【0059】
本発明の実施例では、第1バッフル板100a-3c、第2バッフル板100a-3d、及び第3バッフル板100a-4の撮影用ライト1の内部に向かう長さは、5-10cmであってもよい。ただし、選択時に力の状態を考慮して、破断を避ける必要がある。第3バッフル板100a-4の長さは第2内凹領域S3の深さによって制限され、且つこの深さは第2フィン300aの接続に影響を与える。また、第2放熱器300の第2放熱基板300bも一定の防水効果を有するため、第3バッフル板100a-4の長さはあまり大きくしない方がよい。
【0060】
上述した実施例の任意選択の実施形態として、
図9に示すように、撮影用ライト1は、光源800をさらに含む。光源800は、撮影用ライト1の発光部分であり、より多くの熱を発生する。このため、第2放熱器300は、第2放熱基板300bをさらに備える。第2放熱基板300bは、光源800と熱的に接続され、例えば、第2放熱基板300bと光源800の基板とを熱伝導性シリコングリース等を介して確実に貼り合わせることができる。熱伝導効率を高めるために、例えば、銅やグラフェン等の材料からなる熱伝導板を間に設置してもよい。通常の場合、光源800は、第2放熱基板300bの第2フィン300aから離反する側に位置する。第3バッフル板100a-4が第2内凹領域S3に嵌め込まれる際に、第3バッフル板100a-4を、第2放熱基板300bの光源800から離反する側に貼り合わせたり、千鳥状に配置したりすることができ、これにより、効果的に防水することができる。
【0061】
上述した実施例の任意選択の実施形態として、
図12及び
図13に示すように、前記光源保護アセンブリ700は、スリーブ700aと蓋体700bとを含む。蓋体700bは、軸方向の両端に開口された通路を有する。スリーブ700aの一部はこの通路外に位置し、他の部分は通路内に位置する。スリーブ700aは、この通路内に固定される。蓋体700bは第1環状接続部材700b-1と第2環状接続部材700b-2とを備え、第2環状接続部材700b-2は、第1環状接続部材700b-1の外側に嵌合けられ、第2環状接続部材700b-2の内周面は、第1環状接続部材700b-1の外周面と予め設定されたなす角を形成して設置され、第1環状接続部材700b-1の第1端部は、第2環状接続部材700b-2の第1端部とが固定接続される。スリーブ700aは、スリーブ700aの本体と、スリーブ700aの本体に固定接続され、スリーブ700aの本体の外周に嵌合されたスリーブ700aの後端板とを備える。第2環状接続部材700b-2の第2端部は、筐体アセンブリの一端部に固定接続され、例えば、第2環状接続部材700b-2の第2端部は、第1筐体100a及び第4筐体100dに接続されている。第1環状接続部材700b-1の第2端部は、スリーブ700aの後端板を筐体の端部に押圧する。中空内腔はスリーブ700aに設けられる。光源の発光部分は中空内腔内に位置し、光源800の本体部分は、中空内腔外に位置し、且つ通路内に位置する。本体部分にはいくつかの固定ブロックが設けられ、固定ブロックにはいくつかの第5ねじ孔が設けられ、固定ブロックは本体部分の軸方向に間隔をおいて配置されている。スリーブ700aは、その軸方向に間隔をおいて配置された第6ねじ孔を有する。第5ねじ孔と第6ねじ孔とは第3ねじ固定具によって接続され、これにより光源はスリーブ700aに固定接続される。前記光源800は、少なくとも一部が前記中空内腔内に設けられ、前記光源800の他の一部は通路内に設けられ、且つ前記第2放熱基板300bの第2フィンから離反する側に熱的に接続される。
【0062】
さらに、スリーブ700aの光源から離反する一端は、光源から出射された光を撮影用ライトの外部に出射するように、光透過部材に接続される。
【0063】
以上の記載は、本発明の好適な実施例に過ぎず、本発明の請求の範囲を限定するものではなく、本発明の明細書及び図面の内容を利用して行った等価構造又はその他の関連する技術分野に直接、間接に使用したものは、いずれも本発明の請求の範囲内にあると見なす。
【符号の説明】
【0064】
1 撮影用ライト
100a 第1筐体
100a-1 第1通気領域
100a-2 第2通気領域
100a-3 遮蔽構造
100a-3a 第1実体領域
100a-3b 第2実体領域
100a-3c 第1バッフル板
100a-3d 第2バッフル板
100a-3e 骨格
100a-4 第3バッフル板
100b 第2筐体
100b-1 第3通気領域
100b-2 導流部
100c 第3筐体
100c-1 第4通気領域
100d 第4筐体
200 第1放熱器
200a 第1放熱基板
200b 第1フィン
200b-1 第1部分セグメント
200b-2 第2部分セグメント
23 固定具
300 第2放熱器
300a 第2フィン
300b 第2放熱基板
300c 固定側板
300d 固定パネル
400 回路基板アセンブリ
400a 回路基板
400b 防水カバー
400b-1 本体部
400b-2 外縁部
400c ゴム栓カード
500 第1風力アセンブリ
600 第2風力アセンブリ
700 光源保護アセンブリ
700a スリーブ
700b 蓋体
700b-1 第1環状接続部材
700b-2 第2環状接続部材
800 光源
S1 第1内凹領域
S2 間隔スペース
S3 第2内凹領域