(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-28
(45)【発行日】2024-07-08
(54)【発明の名称】空気調和機の室内機
(51)【国際特許分類】
F24F 1/0025 20190101AFI20240701BHJP
F04D 17/04 20060101ALI20240701BHJP
【FI】
F24F1/0025
F04D17/04 A
(21)【出願番号】P 2019004358
(22)【出願日】2019-01-15
【審査請求日】2021-12-10
【審判番号】
【審判請求日】2023-07-11
(73)【特許権者】
【識別番号】516299338
【氏名又は名称】三菱重工サーマルシステムズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100112737
【氏名又は名称】藤田 考晴
(74)【代理人】
【識別番号】100136168
【氏名又は名称】川上 美紀
(74)【代理人】
【識別番号】100172524
【氏名又は名称】長田 大輔
(72)【発明者】
【氏名】宇野 順道
【合議体】
【審判長】鈴木 充
【審判官】竹下 和志
【審判官】間中 耕治
(56)【参考文献】
【文献】特開2009-14264(JP,A)
【文献】特開平8-136022(JP,A)
【文献】特開2008-45823(JP,A)
【文献】特開2002-267249(JP,A)
【文献】特開2008-39324(JP,A)
【文献】国際公開第2019/220492(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F24F 1/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
中心軸線の周りに所定の間隔で円周方向に並んで配置されるとともに前記中心軸線から離間して配置される複数の羽根部を有する送風部と、前記中心軸線を中心として前記送風部を回転させる回転駆動部と、を有するファンと、
前記中心軸線と前記羽根部との間に形成された空間に設けられ、前記羽根部と接触可能に設けられるブラシ部を備える清掃装置と、
前記ブラシ部と接続され、前記中心軸線に沿って前記ブラシ部を移動させる軸方向移動部と、を備えた空気調和機の室内機。
【請求項2】
前記送風部は、複数設けられていて、
複数の前記送風部は、各々の前記中心軸線が同方向となるように並んで配置されていて、
隣接する前記送風部は、前記送風部と同軸となるように設けられた円環形状の接続部材によって接続されていて、
前記接続部材の内側には前記ブラシ部を収容する空間が形成されている請求項1に記載の空気調和機の室内機。
【請求項3】
前記送風部の前記中心軸線の延在方向の端部を閉鎖する閉鎖部を備え、
前記閉鎖部には、前記送風部の端部との間に前記ブラシ部を収容する空間が形成されている請求項1または請求項2に記載の空気調和機の室内機。
【請求項4】
前記ブラシ部は、複数設けられていて、
複数の前記ブラシ部は、前記中心軸線の延びる方向に沿って所定の間隔で並んで配置されている請求項1から請求項3のいずれかに記載の空気調和機の室内機。
【請求項5】
前記中心軸線と交差する方向へ前記ブラシ部を移動させる交差方向移動部を備えた請求項1から請求項4のいずれかに記載の空気調和機の室内機。
【請求項6】
前記ブラシ部は、リング形状であって、
前記ブラシ部の径の大きさを変更する径変更部を備えている請求項1から請求項5のいずれかに記載の空気調和機の室内機。
【請求項7】
中心軸線の周りに所定の間隔で円周方向に並んで配置されるとともに前記中心軸線から離間して配置される複数の羽根部を有する送風部と、前記中心軸線を中心として前記送風部を回転させる回転駆動部と、を有するファンと、
前記中心軸線と前記羽根部との間に形成された空間に設けられ、前記羽根部と接触可能に設けられるブラシ部を備える清掃装置と、を備え、
前記ブラシ部は、リング形状であって、
前記ブラシ部の径の大きさを変更する径変更部を備えている空気調和機の室内機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、空気調和機の室内機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
空気調和機の室内機は、外殻を為す筐体と、筐体の内部に設けられるファン及び熱交換を備えていて、ファンによって、熱交換器へ供給するための外気を筐体の内部に導入している。外気には、埃等が含まれている。このため、外気を筐体内に導入することで、筐体内には外気とともに埃等が侵入する。筐体内に埃等が侵入すると、侵入した埃が、筐体内のファンや熱交換器に堆積又は付着してしまい、汚れやカビの発生の原因となる。
このような事態を抑制するために、空気調和機の室内機では、外気の導入口等に埃を捕捉するフィルタを設け、筐体の内部に侵入する埃を抑制している(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、筐体の内部には、様々な箇所から埃が侵入する。このため、フィルタだけでは、すべての埃の侵入を防止することはできない。したがって、フィルタを設けた場合であっても、筐体内に配置されたファンに埃が堆積又は付着し、堆積又は付着した埃が汚れやカビの発生の原因となるという問題が生じていた。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、ファンに堆積又は付着した埃等に起因する汚れやカビの発生を抑制することができる空気調和機の室内機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の空気調和機の室内機は以下の手段を採用する。
本発明の一態様に係る空気調和機の室内機は、中心軸線の周りに所定の間隔で円周方向に並んで配置されるとともに前記中心軸線から離間して配置される複数の羽根部を有する送風部と、前記中心軸線を中心として前記送風部を回転させる回転駆動部と、を有するファンと、前記中心軸線と前記羽根部との間に形成された空間に設けられ、前記羽根部と接触可能に設けられるブラシ部を備える清掃装置と、を備える。
【0007】
上記構成では、ブラシ部が羽根部と接触可能に設けられている。これにより、ブラシ部と羽根部とが接触した状態で、送風部を回転させる(以下、ブラシ部と羽根部とが接触した状態で、送風部を回転させる運転を、「清掃運転」という。)ことで、ブラシ部が羽根部に堆積又は付着した埃等を払い落とすことができる。したがって、ファン(詳細には、羽根部)に堆積又は付着した埃等を除去することができるので、ファンに堆積又は付着した埃等に起因する汚れやカビの発生を抑制することができる。
また、羽根部の内側に設けられたブラシ部によって羽根部を清掃することができるので、室内機やファンを分解することなく、ファンに堆積又は付着した埃等に起因する汚れやカビの発生を抑制することができる。
【0008】
また、本発明の一態様に係る空気調和機の室内機は、前記中心軸線に沿って前記ブラシ部を移動させる軸方向移動部を備えてもよい。
【0009】
上記構成では、中心軸線に沿ってブラシ部を移動させる軸方向移動部を備えている。これにより、清掃運転時に、ブラシ部を軸方向へ移動させることで、中心軸線の延在方向における広い領域で、羽根部を清掃することができる。
また、ブラシ部を軸方向へ移動させることができるので、中心軸線の延在方向に長いブラシ部を設けることなく、広い領域で羽根部を清掃することができる。したがって、ブラシ部を小型化することができる。
【0010】
また、本発明の一態様に係る空気調和機の室内機は、前記送風部は、複数設けられていて、複数の前記送風部は、各々の前記中心軸線が同方向となるように並んで配置されていて、隣接する前記送風部は、前記送風部と同軸となるように設けられた円環形状の接続部材によって接続されていて、前記接続部材の内側には前記ブラシ部を収容する空間が形成されていてもよい。
【0011】
中心軸線と羽根部との間にブラシ部が存在すると、ファンが送風を行う際(以下、ファンが送風を目的として送風部を回転させる運転を「通常運転」という。)に、ブラシ部が送風の妨げとなる場合がある。上記構成では、接続部材の内側にはブラシ部を収容する空間が形成されている。これにより、軸方向移動部によってブラシ部を移動させることで、ブラシ部を接続部材の内側の空間に収納することができる。したがって、清掃運転以外の運転(例えば、通常運転)を行う際に、ブラシ部を接続部材の内側の空間に収納することで、ブラシ部による送風の阻害を抑制することができる。よって、室内機の運転効率の低下を抑制することができる。
【0012】
また、本発明の一態様に係る空気調和機の室内機は、前記送風部の前記中心軸線の延在方向の端部を閉鎖する閉鎖部を備え、前記閉鎖部には、前記送風部の端部との間に前記ブラシ部を収容する空間が形成されていてもよい。
【0013】
上記構成では、閉鎖部にはブラシ部を収容する空間が形成されている。これにより、軸方向移動部によってブラシ部を移動させることで、ブラシ部を閉鎖部の空間に収納することができる。したがって、清掃運転以外の運転(例えば、通常運転)を行う際に、ブラシ部を閉鎖部の空間に収納することで、ブラシ部による送風の阻害を抑制することができる。よって、室内機の運転効率の低下を抑制することができる。
【0014】
また、本発明の一態様に係る空気調和機の室内機は、前記ブラシ部は、複数設けられていて、複数の前記ブラシ部は、前記中心軸線の延びる方向に沿って所定の間隔で並んで配置されていてもよい。
【0015】
上記構成では、複数のブラシ部が中心軸線に沿って所定の間隔で並んで配置されている。これにより、中心軸線の延在方向における広い領域で、羽根部を清掃することができる。また、軸方向移動部によってブラシ部を移動させる場合には、ブラシ部の移動距離を短くすることができる。したがって、軸方向移動部の構成を簡素化することができる。
【0016】
また、本発明の一態様に係る空気調和機の室内機は、前記中心軸線と交差する方向へ前記ブラシ部を移動させる交差方向移動部を備えてもよい。
【0017】
上記構成では、中心軸線と交差する方向(以下、「径方向」という。)へ、ブラシ部を移動させる交差方向移動部を備えている。これにより、ブラシ部が羽根部と接触していない状態において、ブラシ部を径方向の羽根部側に移動させることで、ブラシ部と羽根部とを接触させることができる。また、ブラシ部が羽根部と接触している状態において、ブラシ部を径方向の中心軸線側に移動させることで、ブラシ部と羽根部とが接触していない状態とすることができる。すなわち、交差方向移動部によって、ブラシ部と羽根部とが接触していない状態と、ブラシ部と羽根部とが接触している状態とを切り替えることができる。
ブラシ部と羽根部とが接触した状態では、ブラシ部が送風部の回転抵抗を増大させてしまうが、上記構成では、清掃運転以外の運転(例えば、通常運転)を行う際に、ブラシ部と羽根部とが接触していない状態とすることで、送風部の回転抵抗の増大を抑制することができる。よって、室内機の運転効率の低下を抑制することができる。
また、ブラシ部を径方向へ移動させることで、より強くブラシ部と羽根部とを当接させることができるので、より好適に羽根部を清掃することができる。
【0018】
また、本発明の一態様に係る空気調和機の室内機は、前記ブラシ部は、リング形状であって、前記ブラシ部の径の大きさを変更する径変更部を備えていてもよい。
【0019】
上記構成では、ブラシ部がリング形状であって、ブラシ部の径の大きさを変更する径変更部を備えている。これにより、ブラシ部が羽根部と接触していない状態において、ブラシ部の径の大きさを大きくすることで、ブラシ部と羽根部とを接触させることができる。また、ブラシ部が羽根部と接触している状態において、ブラシ部の径の大きさを小さくすることで、ブラシ部と羽根部とが接触していない状態とすることができる。すなわち、径変更部によって、ブラシ部と羽根部とが接触していない状態と、ブラシ部と羽根部とが接触している状態とを切り替えることができる。
したがって、清掃運転以外の運転(例えば、通常運転)を行う際に、ブラシ部と羽根部とが接触していない状態とすることで、送風部の回転抵抗の増大を抑制することができる。よって、室内機の運転効率の低下を抑制することができる。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、ファンに堆積又は付着した埃等に起因する汚れやカビの発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【
図1】本発明の一実施形態に係る空気調和機の室内機の斜視図である。
【
図3】
図1の空気調和機の室内機に適用される清掃装置の斜視図である。
【
図4】
図3の清掃装置のブラシ部が径方向へ移動した状態を示す斜視図である。
【
図5】
図3の清掃装置のブラシ部が軸方向へ移動した状態を示す斜視図である。
【
図6】
図3の清掃装置の変形例に適用されるブラシ部の斜視図であり、拡径していない状態を示している。
【
図7】
図6のブラシ部が拡径した状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下に、本発明に係る空気調和機の室内機の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1には、本発明の一実施形態に係る空気調和機の室内機の斜視図、
図2には、その室内機の縦断面図が示されている。なお、本実施形態においては、壁掛け型の室内機に適用した例について説明するが、室内機の型式については、壁掛け型に限定されるものではなく、他型式の室内機にも適用できることは勿論である。また、
図2では、図示の関係上、後述する清掃装置30を省略して図示している。
【0023】
室内機1は、横長の直方体形状とされた筐体2を備えている。この筐体2は、筐体2の背面側を構成するベース3と、ベース3の前面側に被せられている前面パネル4と、前面パネル4の前面開口部5を覆っている吸込みパネル6と、前面パネル4の前面と下面間に配設されている吹出しグリル7等によって構成されている。
【0024】
ベース3には、後述の室内熱交換器17を構成する第2熱交換器17Bから流下するドレン水を受ける背面側ドレンパン8と、後述するクロスフローファン18から吹出される空気の吹出し流路20Aを形成する空気流路壁9と、冷媒配管類10を収容する配管収容部11が一体に成形されている。前面パネル4には、上面に吸込みグリル12が形成されているとともに、前面開口部5の前方に吸込みパネル6が上方部を支点に上方に開閉可能に設置され、その下方部に吸込口13が開口されている。また、前面パネル4の前面と下面間に配設されている吹出しグリル7には、吹出口14が開口されている。
【0025】
筐体2の内部には、吸込口13を含む前面パネル4の前面開口部5及び吸込みグリル12に沿って、エアフィルタ15及び空気浄化フィルタ16が配設されており、その下流側の通風路20中には、プレートフィンチューブ形の室内熱交換器17が配設されている。この室内熱交換器17は、
図2に示されているように、前面側に配置される第1熱交換器17Aと、背面側に配置される第2熱交換器17Bとに分割され、更に前面側の第1熱交換器17Aは、下方部がくの字状に折り曲げられた形状とされている。第1熱交換器17Aの上端と第2熱交換器17Bの上端とは、ブラケット24によって接続されている。
【0026】
この複数に分割又は折り曲げられた室内熱交換器17は、筐体2内の前面下部から上面及び背面側にかけて、断面が逆V字状となるように配設されている。つまり、室内熱交換器17の前面側に配置された第1熱交換器17Aと、背面側に配置された第2熱交換器17Bとは、それぞれの上端部同士が互いに近接するとともに、下部側に行くにつれてその間隔が漸次広くなるように配設された、いわゆる逆V字状配置とされている。
【0027】
また、室内熱交換器17は、内部に冷媒が流通し所定方向(室内機1の長手方向)に延びる複数のチューブ17Cと、チューブ17Cの延在方向と直交するように設けられた板状の複数のフィン17Dと、を有する。複数のフィン17Dは、互いが平行となるように所定距離離間して並んで配置されている。複数のチューブ17Cは、各々、フィン17Dに形成された貫通孔を挿通している。
【0028】
室内熱交換器17の下流側の通風路20中には、細長い円筒形状とされたクロスフローファン18が中心軸線(水平軸)周りに回転自在に配設されている。クロスフローファン18の詳細については、後述する。
【0029】
クロスフローファン18の下流側前方には、吹出しグリル7と一体成形されたスタビライザ19が配設されており、そのスタビライザ19とベース3に成形されている空気流路壁9とによって、吹出口14に至る吹出し流路20Aが形成されている。
【0030】
吹出しグリル7には、室内熱交換器17を構成している第1熱交換器17Aから流下するドレン水を受ける前面側ドレンパン21が、スタビライザ19とともに一体に成形されている。また、吹出しグリル7には、吹出口14から吹出される温調風の風向を左右方向に調整する複数枚の縦ルーバ22が回動可能に配設されるとともに、温調風の風向を上下方向に調整する水平フラップ23が回動可能に配設されている。
【0031】
次に、本実施形態に係るクロスフローファン18及び清掃装置30について
図3から
図5を用いて説明する。なお、
図3から
図5は、クロスフローファン18の内部に収容されたブラシ部等を図示するために、クロスフローファン18の複数の送風部25のうちの1つ及び、複数の接続部材26のうちの1つを省略して図示している。
【0032】
クロスフローファン18は、筐体2の内部の空間に、上方及び前方を室内熱交換器17(詳細には、第1熱交換器17Aと第2熱交換器17B)に覆われるように配置されている。クロスフローファン18は、中心軸線が室内機1の長手方向に延在する円筒状の部材である。クロスフローファン18は、中心軸線を中心に回転駆動されることにより、吸込口13から筐体2の内部に空気を導入するとともに、導入した空気を吹出口14から筐体2の外部(室内機1が配置される室内)へ排出する。
【0033】
クロスフローファン18は、円筒状の複数(本実施形態では、一例として10個)の送風部25と、中心軸線を中心として送風部25を回転させる図示省略のファンモータ(回転駆動部)と、隣接する送風部25同士を連結する複数(本実施形態では、一例として9個)の接続部材26と、クロスフローファン18の中心軸線の延在方向の両端部を閉鎖する2つの端板(閉鎖部)27と、を備えている。
【0034】
複数の送風部25は、各々の中心軸線が同軸状となるように並んで配置されていている。なお、複数の送風部25の中心軸線と、クロスフローファン18の中心軸線とは同軸となっている。本実施形態では、各送風部25は、中心軸線が略水平となるように配置されている。各送風部25は、中心軸線の周りに所定の間隔で円周方向に並んで配置される複数の羽根部25aを有する。各羽根部25aは、中心軸線から離間して配置されていて、中心軸線と羽根部25aとの間には、後述するブラシ部31が設けられる空間が形成されている。各羽根部25aは、空気流れ方向の一端から他端に向かって、半径方向(すなわち、中心軸線と直交する方向)に延在している。また、各羽根部25aは、軸線方向に所定の長さ延在している。
【0035】
ファンモータは、筐体2内の右側部にベース3を介して設置されている。ファンモータは、最もファンモータ側に配置される送風部25と連結されており、当該送風部25を中心軸線を中心として回転させる。
【0036】
複数の接続部材26は、各々、並んで配置される接続部材26の間に配置されている。各接続部材26は、円環形状であって、かつ、板状に形成されている。また、各接続部材26は、板厚方向が、中心軸線の延在方向となるように配置されている。各接続部材26の板面には、連結対象である送風部25の羽根部25aの中心軸線方向の端部が固定されている。各接続部材26は、中心軸線の延在方向に、所定の長さ(厚さ)を有している。これにより、各接続部材26の内部(接続部材26の内縁の内側)には、空間が形成されている。この空間には、後述するブラシ部31が収容可能とされる。
【0037】
各端板27は、円盤状の部材であって、かつ、板状に形成されている。各端板27は、板厚方向が、中心軸線の延在方向となるように配置されている。各端板27は、複数の送風部25のうち、中心軸の延在方向の両端部に配置された送風部25に設けられている。各端板27の板面の外周側の領域には、送風部25の羽根部25aの中心軸線方向の端部が固定されている。また、各端板27の中心領域は、クロスフローファン18の外側方向へとわずかに突出しており、この突出部分の内側には、空間が形成されている。この空間には、後述するブラシ部31が収容可能とされる。
【0038】
また、クロスフローファン18の一端側(後述する軸方向駆動部が配置される側)に配置される端板27には、後述する連結棒32が挿通する開口27aが形成されている。開口27aは、端板27の中心領域から外周領域に向かって延在する長円形状に形成されている。すなわち、開口27aは、端板27の中心から外縁に向かって延びる長円形状に形成されている。また、開口27aは、後述する連結棒32の移動軌跡に沿うように湾曲している。
【0039】
清掃装置30は、中心軸線と羽根部25aとの間に形成された空間に設けられ、羽根部25aと接触可能に設けられる複数(本実施形態では、10個)のブラシ部31と、複数のブラシ部31を連結する連結棒32と、中心軸線と交差する方向へ連結棒32を介して複数のブラシ部31を移動させる交差方向移動部33と、中心軸線に沿って連結棒32を介して複数のブラシ部31を移動させる軸方向移動部34と、を備えている。
【0040】
複数のブラシ部31は、中心軸線の延びる方向に沿って所定の間隔で並んで配置されている。詳細には、隣接するブラシ部31同士の離間する距離は、隣接する接続部材26同士の離間する距離と、略同一の距離とされている。
各ブラシ部31は、連結棒32に固定される円盤状の基部31aと、基部31aの外周面(湾曲面)の略全域に設けられる清掃部31bと、を有する。基部31aの略中心には、板厚方向に貫通する貫通穴が形成されており、この貫通穴に連結棒32が挿通するとともに、貫通穴を構成する内縁と連結棒32の外周面とが溶接等で固定されている。清掃部31bは、いわゆるブラシであり、基部31aの外周面から突出する多数の繊維や繊維状の金属等で形成されている。
【0041】
連結棒32は、クロスフローファン18の内部に設けられ、クロスフローファン18の中心軸線と略平行に、中心軸線方向の略全域に延在している。連結棒32は、端板27に形成された開口27aを挿通するとともに、各ブラシ部31の基部31aに形成された貫通穴を挿通している。
【0042】
交差方向移動部33は、連結棒32に固定される回動部35と、回動部35を移動させる第1モータ36と、を有する。第1モータ36は、電力により駆動され、駆動軸(図示省略)を回転駆動する。駆動軸は、クロスフローファン18の中心軸線及び連結棒32と略平行に延在している。
【0043】
回動部35は、第1モータ36の駆動軸と直交する方向に延びる板状の部材である。回動部35は、一端が第1モータ36の駆動軸の先端部に固定されるとともに、他端が連結棒32の一端に固定されている。すなわち、回動部35は、第1モータ36の駆動軸と連結棒32の一端とを接続している。
【0044】
軸方向移動部34は、連結棒32に対して固定されるスライド部37と、スライド部37とスライド自在に係合するレール部38と、レール部38をスライド移動させる第2モータ39と、第2モータ39とスライド部37とを接続する接続棒40と、を有する。
【0045】
スライド部37は、交差方向移動部33の第1モータ36と固定される第1モータ固定部37aと、第1モータ固定部37aと一体的に形成されレール部38と係合する第1係合部37bと、接続棒40と固定される棒部37cと、を有している。
【0046】
第1モータ固定部37aは、連結棒32及び第1モータ36の駆動軸と直交する板状の部材であって、端板27と対向するように配置されている。第1モータ固定部37aには、板厚方向に貫通する貫通穴が形成されており、この貫通穴を第1モータ36の駆動軸が、一面から他面(端板27と対向する面)に向かうように挿通している。また、第1モータ固定部37aには、板厚方向に貫通するボルト孔が2つ形成されている。第1モータ固定部37aの一面には、各ボルト孔を挿通するボルトによって、第1モータ36が固定されている。このように、スライド部37(詳細には、第1モータ固定部37a)は、第1モータ36及び回動部35を介して、連結棒32に対して固定されている。
第1係合部37bは、第1モータ固定部37aの下端から略直角に曲折して延びる板状の底面部37baと、底面部37baの両側端から上方へ略直角に曲折して延びる板状の側面部37bbと、を備えている。側面部37bbは、連結棒32と略平行となるように設けられている。
棒部37cは、底面部37baの上面の端部(第1モータ固定部37aと接続している側とは反対側の端部)から上方へ突出する円柱状の部材である。
【0047】
レール部38は、スライド部37の第1係合部37bと係合する第2係合部38bと、第2モータ39を固定する第2モータ固定部38aと、を有し、室内機1に対して固定されている。
第2係合部38bは、第1係合部37bの底面部37baの下面と面接触する板状の第1レール部材38baと、第1レール部材38baの両側端から上方へ略直角に曲折して延びる板状の第2レール部材38bbと、を備えている。第2レール部材38bbは、各々、第1係合部37bの側面部37bbと略平行となるように配置される。また、第2レール部材38bbは、外側面が側面部37bbの内側面と当接又は近接して対向するように配置されている。
第2モータ固定部38aは、第2レール部材38bbの上端から略直角に曲折して延びる板状の部材で会って、中央部に切欠きが形成されている。この切欠きを第2モータ39の駆動軸が、下面から上面に向かうように挿通している。また、第2モータ固定部38aには、板厚方向に貫通するボルト孔が2つ形成されている。第2モータ固定部38aの下面には、各ボルト孔を挿通するボルトによって、第2モータ39が固定されている。
【0048】
第2モータ39は、電力により駆動され、駆動軸(図示省略)を回転駆動する。駆動軸は、上下方向に延在している。
接続棒40は、所定の長さを有する棒状の部材であって、一端が第2モータ39の駆動軸の上端に固定されている。また、接続棒40の他端には、接続棒40の長手方向に長い長円状の開口27aが形成されており、当該開口27aをスライド部37の棒部37cが挿通している。
【0049】
また、室内機1は、清掃装置30の第1モータ36及び第2モータ39を制御する制御装置(図示省略)を備えている。
制御装置は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体等から構成されている。そして、各種機能を実現するための一連の処理は、一例として、プログラムの形式で記憶媒体等に記憶されており、このプログラムをCPUがRAM等に読み出して、情報の加工・演算処理を実行することにより、各種機能が実現される。なお、プログラムは、ROMやその他の記憶媒体に予めインストールしておく形態や、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供される形態、有線又は無線による通信手段を介して配信される形態等が適用されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、DVD-ROM、半導体メモリ等である。
【0050】
次に、本実施形態における清掃装置30の作用について説明する。
清掃装置30は、第1モータ36の駆動軸と連結棒32とが回動部35を介して連結されているため、第1モータ36の駆動軸が回転駆動することで、回動部35の延在方向の長さを半径として、連結棒32が回動する。これにより、クロスフローファン18の内部において、連結棒32が、中心軸線寄りの位置(
図3参照)と、羽根部25a寄りの位置(
図4参照)とを移動する。すなわち、連結棒32の中心軸線と、送風部25の中心軸線との偏心量が変化するように、径方向へ移動する。連結棒32の移動に伴って、連結棒32に固定されているブラシ部31も、クロスフローファン18の内部において、中心軸線寄りの位置と、羽根部25a寄りの位置とを移動する。また、連結棒32は、端板27の開口27aを挿通しているので、開口27aの端部まで移動すると、開口27aの縁と当接し、移動が規制され停止する。これに伴って、ブラシ部31も停止する。
【0051】
清掃装置30は、連結棒32の中心軸線と、送風部25の中心軸線との偏心量が最も大きくなる位置において、ブラシ部31の清掃部31bと羽根部25aとが十分に当接するように構成されている。また、連結棒32の中心軸線と、送風部25の中心軸線との偏心量が最も小さくなる位置において、ブラシ部31の清掃部31bと羽根部25aとが当接しないように構成されている。すなわち、清掃装置30は、第1モータ36を駆動させることで、ブラシ部31と羽根部25aとの接触と非接触とを切り替えることができる。
【0052】
本実施形態の室内機1では、送風を目的としてクロスフローファン18を駆動させる際(すなわち、室内機1が設けられた室内に、温風又は冷風等を吹き出す通常運転時)には、ブラシ部31と羽根部25aとを接触させない。また、クロスフローファン18の羽根部25aを清掃する運転時には、ブラシ部31と羽根部25aとを接触させる。そして、ブラシ部31と羽根部25aとが接触した状態で、送風部25を回転させる(以下、ブラシ部31と羽根部25aとが接触した状態で、送風部25を回転させる運転を、「清掃運転」という。)ことで、ブラシ部31が羽根部25aに堆積又は付着した埃等を払い落とすことができる。
【0053】
また、清掃装置30は、第2モータ39の駆動軸とスライド部37(詳細には、スライド部37の棒部37c)とが接続棒40を介して連結されているため、第2モータ39の駆動軸が回転駆動することで、接続棒40の延在方向の長さを半径として、スライド部37が移動する。この時、第2レール部材38bbと側面部37bbとが当接することで、レール部38が、連結棒32の延在方向(軸方向)と交差する方向へのスライド部37の移動を規制する。これにより、スライド部37が、連結棒32の軸方向へスライド移動する。すなわち、
図4の状態から
図5の状態へと移動する。これにより、連結棒32も軸方向へ移動する。連結棒32の移動に伴って、連結棒32に固定されているブラシ部31も、クロスフローファン18の内部において、軸方向へ移動する。スライド部37は、隣接する接続部材26同士の離間する距離分移動可能に構成されている。
【0054】
清掃装置30は、清掃運転時に、第1モータ36を駆動させることで、複数のブラシ部31を軸方向へ移動させることができる。隣接するブラシ部31同士の離間する距離は、隣接する接続部材26同士の離間する距離(すなわち、送風部25の中心軸線方向の長さ)と、略同一の距離とされているため、複数のブラシ部31を軸方向へ移動させることで、クロスフローファン18の軸方向の略全域を清掃することができる。
また、清掃装置30は、通常の運転時には、ブラシ部31が端板27及び接続部材26の内側の空間に収容されており、清掃運転時に軸方向移動部34によってブラシ部31が収容空間から移動する。
【0055】
本実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
【0056】
本実施形態では、清掃運転を行うことで、ブラシ部31が羽根部25aに堆積又は付着した埃等を払い落とすことができる。したがって、クロスフローファン18(詳細には、送風部25の羽根部25a)に堆積又は付着した埃等を除去することができるので、クロスフローファン18に堆積又は付着した埃等に起因する汚れやカビの発生を抑制することができる。
また、羽根部25aの内側に設けられたブラシ部31によって羽根部25aを清掃することができるので、室内機1やクロスフローファン18を分解することなく、クロスフローファン18に堆積又は付着した埃等に起因する汚れやカビの発生を抑制することができる。
【0057】
本実施形態では、クロスフローファン18の中心軸線に沿ってブラシ部31を移動させる軸方向移動部34を備えている。これにより、清掃運転時に、ブラシ部31を軸方向へ移動させることで、中心軸線の延在方向における広い領域(本実施形態では、略全域)で、羽根部25aを清掃することができる。
また、ブラシ部31を軸方向へ移動させることができるので、中心軸線の延在方向に長いブラシ部31を設けることなく、広い領域で羽根部25aを清掃することができる。したがって、ブラシ部31を小型化することができる。
【0058】
中心軸線と羽根部25aとの間にブラシ部31が存在すると、クロスフローファン18が送風を行う際(以下、クロスフローファン18が送風を目的として送風部25を回転させる運転を「通常運転」という。)に、ブラシ部31が送風の妨げとなる場合がある。本実施形態では、接続部材26の内側にはブラシ部31を収容する空間が形成されている。これにより、軸方向移動部34によってブラシ部31を移動させることで、ブラシ部31を接続部材26の内側の空間に収納することができる。したがって、清掃運転以外の運転(例えば、通常運転)を行う際に、ブラシ部31を接続部材26の内側の空間に収納することで、ブラシ部31による送風の阻害を抑制することができる。よって、室内機1の運転効率の低下を抑制することができる。
【0059】
本実施形態では、端板27にはブラシ部31を収容する空間が形成されている。これにより、軸方向移動部34によってブラシ部31を移動させることで、ブラシ部31を端板27の空間に収納することができる。したがって、清掃運転以外の運転(例えば、通常運転)を行う際に、複数のうちのブラシ部31の一つを、端板27の空間に収納することで、ブラシ部31による送風の阻害を抑制することができる。よって、室内機1の運転効率の低下を抑制することができる。
【0060】
本実施形態では、複数のブラシ部31が中心軸線に沿って所定の間隔で並んで配置されている。これにより、中心軸線の延在方向における広い領域(本実施形態では、略全域)で、羽根部25aを清掃することができる。また、ブラシ部31が一つの構成において中心軸線の延在方向の略全域を清掃する場合と比較して、軸方向移動部34による各ブラシ部31の移動距離を短くすることができる。したがって、軸方向移動部34の構成を簡素化することができる。
【0061】
本実施形態では、中心軸線と交差する方向(以下、「径方向」という。)へ、ブラシ部31を移動させる交差方向移動部33を備えている。これにより、ブラシ部31が羽根部25aと接触していない状態において、ブラシ部31を径方向の羽根部25a側に移動させることで、ブラシ部31と羽根部25aとを接触させることができる。また、ブラシ部31が羽根部25aと接触している状態において、ブラシ部31を径方向の中心軸線側に移動させることで、ブラシ部31と羽根部25aとが接触していない状態とすることができる。すなわち、交差方向移動部33によって、ブラシ部31と羽根部25aとが接触していない状態と、ブラシ部31と羽根部25aとが接触している状態とを切り替えることができる。
ブラシ部31と羽根部25aとが接触した状態では、ブラシ部31が送風部25の回転抵抗を増大させてしまうが、本実施形態では、清掃運転以外の運転(例えば、通常運転)を行う際に、ブラシ部31と羽根部25aとが接触していない状態とすることで、送風部25の回転抵抗の増大を抑制することができる。よって、室内機1の運転効率の低下を抑制することができる。
また、ブラシ部31を径方向へ移動させることで、より強くブラシ部31と羽根部25aとを当接させることができるので、より好適に羽根部25aを清掃することができる。
【0062】
[変形例]
次に、本実施形態の変形例について
図6及び
図7を用いて説明する。
本変形例に係る室内機100は、清掃装置30が、交差方向移動部33の代わりに、径変更部を備えており、ブラシ部51が拡径可能に構成されている点で、上記実施形態と異なる。その他の点は、上記実施形態と略同一であるため、同一の構成については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0063】
本変形例に係るブラシ部51は、略リング状に形成されているとともに、一部が離間している。ブラシ部51は、拡径した状態(
図7参照)において、一端と他端とが近接して設けられている。また、ブラシ部51は、縮径した状態(
図6参照)において、ブラシ部51の延在方向の一部領域が重複した状態となる。
また、各ブラシ部51には、径変更部が設けられている。径変更部は、モータ等の駆動源(図示省略)からの駆動力によって、各ブラシ部51の径を変更する。すなわち、径変更部は、ブラシ部51の拡径状態(
図7参照)と、縮径状態(
図6参照)と切り替えることができる。各ブラシ部51は、拡径した状態において、羽根部25aと当接し、縮径した状態において、羽根部25aと離間するように構成されている。
【0064】
本変形例によれば、ブラシ部51が羽根部25aと接触していない状態において、ブラシ部51の径の大きさを大きくすることで、ブラシ部51と羽根部25aとを接触させることができる。また、ブラシ部51が羽根部25aと接触している状態において、ブラシ部51の径の大きさを小さくすることで、ブラシ部51と羽根部25aとが接触していない状態とすることができる。すなわち、径変更部によって、ブラシ部51と羽根部25aとが接触していない状態と、ブラシ部51と羽根部25aとが接触している状態とを切り替えることができる。
したがって、清掃運転以外の運転(例えば、通常運転)を行う際に、ブラシ部51と羽根部25aとが接触していない状態とすることで、送風部25の回転抵抗の増大を抑制することができる。よって、室内機1の運転効率の低下を抑制することができる。
【0065】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、適宜変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、制御装置によって、第1モータ36及び第2モータ39を制御している例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、手動で第1モータ36及び第2モータ39の起動及び停止を行ってもよい。
【0066】
また、上記実施形態では、第1モータ36及び第2モータ39によって、連結棒32の交差方向への移動及び軸方向の移動を行ったが、本発明はこれに限定されない。例えば、第1モータ36及び第2モータ39を設けずに、手動で連結棒32を動かしてもよい。
【0067】
また、第1実施形態と変形例とを組み合わせてもよい。すなわち、交差方向移動部33と径変更部とを両方設けてもよい。
【符号の説明】
【0068】
1 :室内機
2 :筐体
3 :ベース
4 :前面パネル
5 :前面開口部
6 :吸込みパネル
7 :吹出しグリル
8 :背面側ドレンパン
9 :空気流路壁
10 :冷媒配管類
11 :配管収容部
12 :吸込みグリル
13 :吸込口
14 :吹出口
15 :エアフィルタ
16 :空気浄化フィルタ
17 :室内熱交換器
17A :第1熱交換器
17B :第2熱交換器
17C :チューブ
17D :フィン
18 :クロスフローファン
19 :スタビライザ
20 :通風路
20A :吹出し流路
21 :前面側ドレンパン
22 :縦ルーバ
23 :水平フラップ
24 :ブラケット
25 :送風部
25a :羽根部
26 :接続部材
27 :端板
27a :開口
30 :清掃装置
31 :ブラシ部
31a :基部
31b :清掃部
32 :連結棒
33 :交差方向移動部
34 :軸方向移動部
35 :回動部
36 :第1モータ
37 :スライド部
37a :第1モータ固定部
37b :第1係合部
37ba :底面部
37bb :側面部
37c :棒部
38 :レール部
38a :第2モータ固定部
38b :第2係合部
38ba :第1レール部材
38bb :第2レール部材
39 :第2モータ
40 :接続棒