(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-28
(45)【発行日】2024-07-08
(54)【発明の名称】足首ブレース
(51)【国際特許分類】
A61F 5/01 20060101AFI20240701BHJP
A41D 13/06 20060101ALI20240701BHJP
【FI】
A61F5/01 N
A41D13/06
(21)【出願番号】P 2021517225
(86)(22)【出願日】2019-09-26
(86)【国際出願番号】 US2019053185
(87)【国際公開番号】W WO2020069151
(87)【国際公開日】2020-04-02
【審査請求日】2022-09-22
(32)【優先日】2018-09-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】520495135
【氏名又は名称】ショック ドクター インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【氏名又は名称】松下 満
(74)【代理人】
【識別番号】100098475
【氏名又は名称】倉澤 伊知郎
(74)【代理人】
【識別番号】100130937
【氏名又は名称】山本 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100144451
【氏名又は名称】鈴木 博子
(72)【発明者】
【氏名】ベスト ブレイズ
【審査官】齊藤 公志郎
(56)【参考文献】
【文献】米国特許第07753865(US,B1)
【文献】特表2002-523180(JP,A)
【文献】米国特許第03674023(US,A)
【文献】米国特許第08007454(US,B1)
【文献】米国特許第6602215(US,B1)
【文献】米国特許出願公開第2005/0085755(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61F 5/00-02
A41D 13/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
足首ブレースであって、
着用者の足を受け入れるように構成され、第1の側面部分と該第1の側面部分の反対側の第2の側面部分とを有する主本体と、
前記主本体に結合された調節可能あぶみアセンブリと、
前記主本体に結合された調節可能固定アセンブリと、
を含み、
前記調節可能あぶみアセンブリは、
前記着用者の前記足の足底の下を覆うように構成された内側あぶみであって、前記主本体の前記第1の側面部分に結合された第1の内側あぶみストラップと、前記主本体の前記第2の側面部分に結合され、前記第1の内側あぶみストラップに切り離し可能に結合する第2の内側あぶみストラップと、を含む前記内側あぶみと、
少なくとも部分的に前記内側あぶみの下を覆う外側あぶみと、
を含み、
前記調節可能固定アセンブリは、
前記主本体の前記第1の側面部分に結合された第1の固定ストラップと、前記主本体の前記第2の側面部分に結合され、前記着用者のアキレス腱の後方の前記第1の固定ストラップに切り離し可能に結合するように構成された第2の固定ストラップと、前記主本体の前記第1の側面部分と前記主本体の前記第2の側面部分とに固定的に結合され、前記着用者の前記アキレス腱と前記第1の固定ストラップ及び前記第2の固定ストラップとの間に配置され、前記着用者の前記アキレス腱の後方に配置された皮膚に接触するように構成されたブリッジと、を含む、
ことを特徴とする足首ブレース。
【請求項2】
前記第1の内側あぶみストラップは、前記主本体の前記第1の側面部分に固定的に結合された第1の末端部分、及び第2の末端部分を含み、前記第2の内側あぶみストラップは、該主本体の前記第2の側面部分に固定的に結合された第1の末端部分、及び第2の末端部分を含み、該第2の内側あぶみストラップの該第2の末端部分は、該第1の内側あぶみストラップの該第2の末端部分に切り離し可能に結合する、請求項1に記載の足首ブレース。
【請求項3】
前記外側あぶみは、少なくとも部分的に前記第1の内側あぶみストラップ及び前記第2の内側あぶみストラップの両方の下を覆う、請求項1に記載の足首ブレース。
【請求項4】
前記第1の内側あぶみストラップ及び前記第2の内側あぶみストラップは、前記着用者の前記足の足底の下で互いに切り離し可能に結合するように構成される、請求項1に記載の足首ブレース。
【請求項5】
前記第1の内側あぶみストラップによって担持された複数のループと、
前記第2の内側あぶみストラップによって担持された複数のフックであって、前記複数のループに切り離し可能に結合して該第2の内側あぶみストラップを前記第1の内側あぶみストラップに切り離し可能に結合する前記複数のフックと、
を更に含む、請求項1に記載の足首ブレース。
【請求項6】
前記外側あぶみは、前記主本体の前記第1の側面部分に切り離し可能に結合する第1の交差外側あぶみストラップと、該主本体の前記第2の側面部分に切り離し可能に結合する第2の交差外側あぶみストラップとを含む、請求項1に記載の足首ブレース。
【請求項7】
前記調節可能固定アセンブリは、第1の上側巻き付けストラップを更に含む、請求項1に記載の足首ブレース。
【請求項8】
前記調節可能固定アセンブリは、前記第1の上側巻き付けストラップに切り離し可能に結合された第2の上側巻き付けストラップを更に含む、請求項7に記載の足首ブレース。
【請求項9】
着用者の足を受け入れるように構成され、第1の側面部分と該第1の側面部分の反対側の第2の側面部分とを有する主本体と、
前記主本体に結合されて前記着用者の前記足の足底の下を覆うように構成されたあぶみであって、前記主本体の前記第1の側面部分に結合された第1のあぶみストラップと、前記主本体の前記第2の側面部分に結合されて前記第1のあぶみストラップに切り離し可能に結合する第2のあぶみストラップと、を含むあぶみと、
前記主本体に結合される調節可能固定アセンブリであって、前記主本体の前記第1の側面部分に結合された第1の固定ストラップと、前記主本体の前記第2の側面部分に結合され、前記着用者のアキレス腱の後方の前記第1の固定ストラップに切り離し可能に結合するように構成された第2の固定ストラップと、前記主本体の前記第1の側面部分と前記主本体の前記第2の側面部分とに固定的に結合され、前記着用者の前記アキレス腱と前記第1の固定ストラップ及び前記第2の固定ストラップとの間に配置され、前記着用者の前記アキレス腱の後方に配置された皮膚に接触するように構成されたブリッジと、を含む調節可能固定アセンブリと、
を含むことを特徴とする足首ブレース。
【請求項10】
前記第1の固定ストラップによって担持された複数のフックと、
前記第2の固定ストラップによって担持された複数のループであって、前記複数のフックに切り離し可能に結合して該第2の固定ストラップを前記第1の固定ストラップに切り離し可能に結合する前記複数のループと、
を更に含む、請求項9に記載の足首ブレース。
【請求項11】
第1のあぶみストラップは、前記主本体の前記第1の側面部分に固定的に結合された第1の末端部分、及び第2の末端部分を含み、第2のあぶみストラップは、該主本体の前記第2の側面部分に固定的に結合された第1の末端部分、及び第2の末端部分を含み、該第2のあぶみストラップの該第2の末端部分は、該第1のあぶみストラップの該第2の末端部分に切り離し可能に結合する、請求項9に記載の足首ブレース。
【請求項12】
第1のあぶみストラップ及び第2のあぶみストラップは、前記着用者の前記足の前記足底の下で互いに取外し可能に結合するように構成される、請求項9に記載の足首ブレース。
【請求項13】
第1のあぶみストラップによって担持された複数のフックと、
第2のあぶみストラップによって担持された複数のループであって、前記複数のフックに切り離し可能に結合して該第2のあぶみストラップを前記第1のあぶみストラップに切り離し可能に結合する前記複数のループと、
を更に含む、請求項9に記載の足首ブレース。
【請求項14】
前記調節可能固定アセンブリは、上側巻き付けストラップを更に含む、請求項9に記載の足首ブレース。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
〔関連出願への相互参照〕
この出願は、これによりその全体が引用によって本明細書にそれが教示する全てに対してかつ全ての目的に対して組み込まれている2018年9月27日出願の米国仮特許出願第62/737,462号の「35 U.S.C.§119(e)」の下での利益及びそれに対する優先権を主張するものである。
【0002】
本発明の開示は、一般的に、保護的及び支持的運動用具及びそれを作る方法に関する。本発明の開示は、足首ストラップ及び足首ブレースのような着用者の足首を支持するデバイス及び方法に関する。より具体的には、本発明の開示は、内側/外側足首支持を提供するための足首ステーを有する足首ブレースに関する。
【背景技術】
【0003】
毎年、競技者及び非競技者の両方の多くの人々が足首を負傷する。一部の場合では、競技者は、足首負傷を防ぐために及び/又は負傷が発生した後で彼らの足首を支持するために粘着テープを彼らの足首に巻き付ける。多くの事例では、競技者及び他者は、彼らの足首を保護する及び/又は回復するために足首ブレースを使用する。
【0004】
着用者の足又は足首を支持する又は安定化するためのデバイスは、日常使用のために及び/又は身体活動に関わっている時の使用のために着用者によって着用される場合がある。足又は足首に対する損傷は一般的であり、かつ着用者の身体機能及び/又は競技パフォーマンスに影響を与える場合がある。ある一定の着用者に関して、衰弱した又は負傷した足又は足首を支持するために人工構造体を使用することが有益である場合がある。ある一定の剛性構造体は、構造的支持を提供する又は更に別の負傷を防ぐために1日を通して及び/又はスポーツに関わっている時に着用することができる。多くの場合に医師又は医療従事者は、ぴったり合う支持体又は構造体を着用者の四肢の外側に適用して着用者の四肢に対する耐体重支持を提供することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】米国特許出願第62/737,356号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
様々な足首ブレースは公知であるが、公知の足首ブレース性能及び快適性の継続的改善に対する要望が存在する。ストラップ又はブレースのような着用者の足又は足首のためのある一定の支持構造体は、利用可能であり、かつ敏捷性、快適性、又は耐体重機能のようなある一定の利点を提供する場合がある。しかし、ある一定のオプションは、特定の特性に起因して不適切である場合がある。例えば、現在利用可能であるアンダーシャツは、柔軟で快適であると考えられるが、十分な支持を提供しない場合がある。他の事例では、ぴったり合うデバイスは、着用者にとって高価であり、及び/又は広範なカスタマイズを必要とする場合がある。これに加えて、構造的支持を提供するある一定のデバイスは、快適ではなく、又は着用者の四肢による特定レベルの敏捷性又は動きを要求するある一定のスポーツに使用するのに向いていない場合がある。すなわち、適切な耐体重機能を提供するが、運動中に使用するのに十分に柔軟かつ快適であり、同じく費用対効果が高くて入手しやすい着用者の1又は複数の四肢を支持するためのデバイス又は方法に対する必要性が存在する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の例では、本発明の開示による足首ブレースは、着用者の足を受け入れるように構成された主本体を含む。主本体は、第1の側面部分及び第1の側面部分の反対側の第2の側面部分を有する。調節可能あぶみアセンブリが、主本体に結合される。調節可能あぶみアセンブリは、内側あぶみ及び外側あぶみを含む。内側あぶみは、着用者の足の足底の下を覆うように構成される。内側あぶみは、第1の内側あぶみストラップ及び第2の内側あぶみストラップを含む。第1の内側あぶみストラップは、主本体の第1の側面部分に結合される。第2の内側あぶみストラップは、主本体の第2の側面部分に結合され、第2の内側あぶみストラップは、第1の内側あぶみストラップに切り離し可能に結合する。外側あぶみは、少なくとも部分的に内側あぶみの下を覆う。
【0008】
第2の例では、第1の例の足首ブレースは、第1の内側あぶみストラップが、主本体の第1の側面部分に固定的に結合された第1の末端部分、及び第2の末端部分を含み、第2の内側あぶみストラップが、主本体の第2の側面部分に固定的に結合された第1の末端部分、及び第2の末端部分を含み、第2の内側あぶみストラップの第2の末端部分が、第1の内側あぶみストラップの第2の末端部分に切り離し可能に結合する。
【0009】
第3の例では、第1の例又は第2の例の足首ブレースは、外側あぶみが、少なくとも部分的に第1の内側あぶみストラップ及び第2の内側あぶみストラップの両方の下を覆う。
【0010】
第4の例では、第1の例から第3の例の足首ブレースは、第1の内側あぶみストラップ及び第2の内側あぶみストラップが、着用者の足の足底の下で互いに切り離し可能に結合するように構成される。
【0011】
第5の例では、第1の例から第4の例の足首ブレースは、第1の内側あぶみストラップによって担持された複数のループと、第2の内側あぶみストラップによって担持された複数のフックとを更に含み、複数のフックが、複数のループに切り離し可能に結合して第2の内側あぶみストラップを第1の内側あぶみストラップに切り離し可能に結合する。
【0012】
第6の例では、第1の例から第5の例の足首ブレースは、外側あぶみが、主本体の第1の側面部分に切り離し可能に結合する第1の交差外側あぶみストラップと、主本体の第2の側面部分に切り離し可能に結合する第2の交差外側あぶみストラップとを含む。
【0013】
第7の例では、第1の例から第6の例の足首ブレースは、主本体に結合された調節可能固定アセンブリを更に含み、調節可能固定アセンブリは、主本体の第1の側面部分に結合された第1の固定ストラップと、主本体の第2の側面部分に結合されて第1の固定ストラップに切り離し可能に結合する第2の固定ストラップとを含む。
【0014】
第8の例では、第1の例から第7の例の足首ブレースは、調節可能固定アセンブリが、主本体の第1の側面部分と主本体の第2の側面部分とに結合されたブリッジを更に含み、ブリッジが、着用者の脚と第1の固定ストラップ及び第2の固定ストラップとの間に配置されるように構成される。
【0015】
第9の例では、第1の例から第8の例の足首ブレースは、調節可能固定アセンブリが、第1の上側巻き付けストラップを更に含む。
【0016】
第10の例では、第1の例から第9の例の足首ブレースは、調節可能固定アセンブリが、第1の上側巻き付けストラップに切り離し可能に結合された第2の上側巻き付けストラップを更に含む。
【0017】
第11の例では、本発明の開示による足首ブレースは、着用者の足を受け入れるように構成された主本体を含む。主本体は、第1の側面部分と第1の側面部分の反対側の第2の側面部分とを有する。足首ブレースは、主本体に結合されて着用者の足の足底の下を覆うように構成されたあぶみを更に含む。あぶみは、主本体の第1の側面部分に結合された第1のあぶみストラップと、主本体の第2の側面部分に結合された第2のあぶみストラップとを含む。第2のあぶみストラップは、第1のあぶみストラップに切り離し可能に結合する。調節可能固定アセンブリが、主本体に結合される。調節可能固定アセンブリは、第1の固定ストラップ及び第2の固定ストラップを含む。第1の固定ストラップは、主本体の第1の側面部分に結合され、第2の固定ストラップは、主本体の第2の側面部分に結合される。第2の固定ストラップは、第1の固定ストラップに切り離し可能に結合する。
【0018】
第12の例では、第11の例の足首ブレースは、調節可能固定アセンブリが、主本体の第1の側面部分と主本体の第2の側面部分とに結合されたブリッジを更に含む。ブリッジは、着用者の脚と第1の固定ストラップ及び第2の固定ストラップとの間に配置されるように構成される。
【0019】
第13の例では、第11の例又は第12の例の足首ブレースは、第1の固定ストラップによって担持された複数のフックと第2の固定ストラップによって担持された複数のループとを更に含む。複数のループは、複数のフックに切り離し可能に結合して第2の固定ストラップを第1の固定ストラップに切り離し可能に結合する。
【0020】
第14の例では、第11の例から第13の例の足首ブレースは、第1の内側あぶみストラップが、主本体の第1の側面部分に固定的に結合された第1の末端部分、及び第2の末端部分を含み、第2の内側あぶみストラップが、主本体の第2の側面部分に固定的に結合された第1の末端部分、及び第2の末端部分を含み、第2の内側あぶみストラップの第2の末端部分が、第1の内側あぶみストラップの第2の末端部分に切り離し可能に結合する。
【0021】
第15の例では、第11の例から第14の例の足首ブレースは、第1の内側あぶみストラップ及び第2の内側あぶみストラップが、着用者の足の足底の下で互いに取外し可能に結合するように構成される。
【0022】
第16の例では、第11の例から第15の例の足首ブレースは、第1の内側あぶみストラップによって担持された複数のフックと第2の内側あぶみストラップによって担持された複数のループとを更に含み、複数のループは、複数のフックに切り離し可能に結合して第2の内側あぶみストラップを第1の内側あぶみストラップに切り離し可能に結合する。
【0023】
第17の例では、第11の例から第16の例の足首ブレースは、調節可能固定アセンブリが、上側巻き付けストラップを更に含む。
【0024】
複数の実施形態を開示するが、本発明の更に他の実施形態が本発明の例示的実施形態を図示して説明する以下の詳細説明から当業者には明らかになるであろう。従って、図面及び詳細説明は、制限ではなく本質的に例示であるとして見なされるものとする。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【
図1A】着用者の足上に着用されている本発明の開示の実施形態による足首ブレースの側面斜視図である。
【
図1B】着用者の足上に着用されている
図1Aの足首ブレースの前面斜視図である。
【
図1C】着用者の足に固定されている
図1Aの足首ブレースの側面斜視図である。
【
図1D】着用者の足に固定されている
図1Aの足首ブレースの別の側面斜視図である。
【
図1E】着用者の足に固定されている
図1Aの足首ブレースの別の側面斜視図である。
【
図1F】着用者の足に固定されている
図1Aの足首ブレースの更に別の側面斜視図である。
【
図1G】着用者の足に固定されている
図1Aの足首ブレースの前面斜視図である。
【
図2A】着用者の足上に着用されている本発明の開示の実施形態による足首ブレースの側面斜視図である。
【
図2B】着用者の足上に着用されている
図2Aの足首ブレースの前面斜視図である。
【
図2C】着用者の足に固定されている
図2Aの足首ブレースの側面斜視図である。
【
図2D】着用者の足に固定されている
図2Aの足首ブレースの別の側面斜視図である。
【
図2E】着用者の足に固定されている
図2Aの足首ブレースの上面斜視図である。
【
図2F】着用者の足に固定されている
図2Aの足首ブレースの別の側面斜視図である。
【
図2G】着用者の足に固定されている
図2Aの足首ブレースの別の側面斜視図である。
【
図2H】着用者の足に固定されている
図2Aの足首ブレースの更に別の側面斜視図である。
【0026】
図面は、本発明の例示的実施形態の理解を容易にすることを意図分与しており、かつ必ずしも縮尺通りではないことを理解しなければならない。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下の説明は、特定の実施形態を示す添付図面を参照する。特定の実施形態を図示して説明するが、追加の又は代替の特徴が他の実施形態では使用されていることは理解されるものとする。以下の詳細説明は限定的な意味に取るべきではなく、主張する本発明の範囲は、特許請求の範囲及びその均等物によって定められる。
【0028】
同じ参照番号は、いくつかの作図を通して一貫して同じ構造的構成要素、要素、部分、又は面を識別することを意図分与しており、従って、構成要素、要素、部分、又は面は、詳細説明が不可欠な部分である記載する明細書全体によって更に説明又は解説することができることは理解されるものとする。他に示さない限り、図面は、明細書と共に読まれることを意図分与しており(例えば、クロスハッチング、部品の配置、均衡、程度、その他)、かつ記載する説明の一部分と見なされるものとする。
【0029】
本明細書に使用される時に、「内側」は、着用者の身体の中央、中心線、又は正中面に向かう場所を一般的に指す。本明細書に使用される時に、「外側」は、着用者の身体の側部又は外側に向かう場所を一般的に指す。すなわち、着用者の足の内側は、身体の中心及び反対側の足にほぼ向けて内向きに面する側である。着用者の足の外側は、着用者の身体及び反対側の足からほぼ離れるように外向きに面する側である。すなわち、着用者の右足の内側は、その足の左側であり、着用者の右足の外側は、その足の右側である。着用者の左足の内側は、その足の右側であり、着用者の左足の外側は、その足の左側である。本明細書に使用される時に、「前」は、着用者の身体の前部に向かう場所を一般的に指す。本明細書に使用される時に、「後」は、着用者の身体の後部に向かう場所を一般的に指す。本明細書に使用される時に、「上」は、着用者の身体の上部に向かう場所を一般的に指す。本明細書に使用される時に、「下」は、着用者の身体の底部の近くの場所を一般的に指す。本明細書に使用される時に、「サジタル」は、着用者の身体を左側と右側に分割する垂直平面又は着用者の足を内側と横断側に分割する垂直平面を一般的に指す。本明細書に使用される時に、「コロナ」は、着用者の身体を前側と後側に分割する垂直平面又は着用者の足を前側と後側に分割する垂直平面を一般的に指す。
【0030】
図1A及び
図1Bは、着用者の足10上に着用されている本発明の開示の実施形態による足首ブレース100を示している。
図1C-1Gは、着用者の足10に固定されている足首ブレース100を示している。足首ブレース100は、足首12を含む着用者の足10を受け入れるように構成された主本体102を含む。主本体102は、上面部分104、第1の側面部分108、第2の側面部分110、前面部分112、及び後面部分114を含む。一部の実施形態では、上面部分104は、一般的に、着用された時に着用者のふくらはぎ18上にかつそれに対して位置付けられる。一部の実施形態では、上面部分104は、一般的に、着用された時に着用者のふくらはぎ18上にかつそれに対して位置付けられる。一部の実施形態では、第1の側面部分108は、一般的に、着用された時に着用者の足10の外側面14上にかつそれに対して位置付けられる(すなわち、第1の側面部分108は、着用者の足10の外側面14上に配置されるように構成された外側面とすることができる)。一部の実施形態では、第2の側面部分110は、一般的に、着用された時に着用者の足10の内側面16上にかつそれに対して位置付けられる(すなわち、第2の側面部分110は、着用者の足10の内側面16上に配置されるように構成された内側面とすることができる)。一部の実施形態では、前面部分112は、一般的に、着用された時に着用者のふくらはぎ18の前面上にかつそれに対して位置付けられる。一部の実施形態では、後面部分114は、一般的に、着用された時にふくらはぎ18の後面上にかつそれに対して位置付けられる。一部の実施形態では、足首ブレース100は、着用者の右足又は左足上に選択的に着用可能であり、及び/又は足首ブレース100は、着用者の足10を二等分するサジタル平面にわたって対称である。
【0031】
主本体102の上面部分104は、着用された時に着用者のふくらはぎ18がそれを通って延びる上面開口部116を定める。主本体102の底面部分106は、着用された時に足10の中足20及びかかと22がそれを通って延びる底面開口部118を定める。
【0032】
主本体102は、1又は2以上の層(図示せず)で形成することができ、その各々は、1又は2以上の材料で形成することができる。すなわち、一部の実施形態では、主本体102は単層で形成される。一部の実施形態では、主本体102は複数の層から形成される。一部の実施形態では、主本体102の複数の層は、縫合、接着剤、及びその組合せなどを通じて互いに結合することができる。一部の実施形態では、主本体102の1又は2以上の層は、弾力的であるが着用者の足10を支持する弾性があり、かつ着用者が拘束なく移動することを可能にする1又は2以上の材料から形成される。一部の実施形態では、主本体102の1又は2以上の層は、織物、ポリマー、及びその複合材などで形成される。例えば、主本体102の1又は2以上の層は、ネオプレン、ナイロン、ポリエステル、ゴム、及びラテックスで形成することができる。
【0033】
具体的に
図1Bを参照すると、足首ブレース100の主本体102は、第1の足首ステー120とも呼ばれる第1の足首支持体120、及び第2の足首ステー122とも呼ばれる第2の足首支持体122を担持する。一部の実施形態では、第1の足首ステー120は、主本体102の外側部分108に配置される(すなわち、第1の足首ステー120は、着用者の足10の外側面14上に配置されるように構成された外側足首ステーとすることができる)。一部の実施形態では、第2の足首ステー122は、主本体102の内側部分110に配置される(すなわち、第2の足首ステー122は、着用者の足10の内側面16上に配置されるように構成された内側足首ステーとすることができる)。一部の実施形態では、第1の足首ステー120及び第2の足首ステー122は、主本体102の層の間に配置され、かつ接着剤(図示せず)又は第1の足首ステー120及び第2の足首ステー122の周囲に隣接した縫合(図示せず)などを通じて主本体102の1又は2以上の層に結合される。
【0034】
足首ステー120、122は、モノリシック構成要素であるが、他の実施形態では、足首ステー120、122は、例えば接着剤又は超音波溶接などを通じて接合された別々のセクションとして形成することができる。足首ステー120、122は、実質的に均一な厚み(例えば、約1.5mm)及び幅を有するが、他の実施形態では、足首ステー120、122は、不均一な厚み及び/又は幅を有する場合がある。一部の実施形態では、足首ステー120、122は、ポリマー(例えば、ポリエチレン)及び複合材(例えば、金属補強ポリエチレン)などで形成される。
【0035】
具体的に
図1Aを参照すると、第1の足首ステー120は、例示的に、細長前部分124、弓形下部分126、及び細長後部分128を含む。前部分124は、着用者の足首12に対して前方に配置されるように構成される。下部分126は、着用者の足首12に対して下方に配置されるように構成される。後部分128は、着用者の足首12に対して後方に配置されるように構成される。第2の足首ステー122は、第1の足首ステー120と同じ全体形状を有することができる。他の実施形態では、第1の足首ステー120及び/又は第2の足首ステー122は、異なる形態を取ることができる。例えば、第1の足首ステー120及び/又は第2の足首ステー122は、これによりその開示が引用によって組み込まれる「足首ブレースデバイス、システム、及び方法」という名称の2018年9月27日出願の米国特許出願第62/737,356号明細書に説明及び/又は図示された足首ステーのうちのいずれかの形状を有することができる。他の実施形態では、足首ブレース100は、いずれの足首ステーも欠く場合がある。
【0036】
再度全体的に
図1A-1Gを参照すると、足首ブレース100の主本体102はまた、調節可能あぶみアセンブリ132と調節可能固定アセンブリ134とを含むストラップアセンブリ130を担持する。調節可能あぶみアセンブリ132は、主本体102に結合され、かつ後方に延びて着用者の足底24の下を覆う。調節可能あぶみアセンブリ132は、足首ブレース100を着用者の足10にフィットさせること及び足首ブレース100を通じて様々な程度の足支持を提供することを容易にする。
【0037】
調節可能あぶみアセンブリ132は、着用者の足底24の下を覆うように構成された内側あぶみ136を含む。内側あぶみ136は、織物、ポリマー、及びその複合材などで形成することができる第1の内側あぶみストラップ138及び及び第2の内側あぶみストラップ140を含む。第1の内側あぶみストラップ138は、主本体102の第1の側面部分108に結合され、第2の内側あぶみストラップ140は、主本体102の第2の側面部分110に結合される。一部の実施形態では、第1の内側あぶみストラップ138は、主本体102に固定的に結合された(例えば、縫合を通じて、図示せず)第1の又は上の末端部分142を含む。第1の内側あぶみストラップ138は、第2の又は下の末端部分144まで延びる。第2の内側あぶみストラップ140は、主本体102に固定的に結合された(例えば、縫合を通じて、図示せず)第1の又は上の末端部分146を含む。第2の内側あぶみストラップ140は、第2の又は下の末端部分148まで延び、第1の内側あぶみストラップ138及び第2の内側あぶみストラップ140の第2の末端部分144、148は、互いに切り離し可能に結合する。一部の実施形態ではかつ図示のように、第1の内側あぶみストラップ138及び第2の内側あぶみストラップ140の第2の末端部分144、148は、フック及びループファスナを通じて互いに切り離し可能に結合する(例えば、第1の内側あぶみストラップ138は、複数のフック150を担持し(
図1Dを参照)、第2の内側あぶみストラップ140は、複数のループ152を担持する)。一部の実施形態ではかつ図示のように、第1の内側あぶみストラップ138及び第2の内側あぶみストラップ140の第2の末端部分144、148は、着用者の足10の足底24の下で互いに切り離し可能に結合するように構成される。
【0038】
他の実施形態では、第1の内側あぶみストラップ138及び/又は第2の内側あぶみストラップ140は、他の形態を取る又は他の特徴を有することができる。例えば、第1の内側あぶみストラップ138及び第2の内側あぶみストラップ140の第2の末端部分144、148は、クラスプ、バックル、レース、又はクランプなどを通じてのような他の方式で互いに切り離し可能に結合することができる。別の例として、第1の内側あぶみストラップ138及び第2の内側あぶみストラップ140の第2の末端部分144、148は、足10の内側面16又は外側面14上に互いに切り離し可能に結合することができる。別の例として、第1の内側あぶみストラップ138及び/又は第2の内側あぶみストラップ140は、主本体102の1又は2以上の層に一体的に結合される又はそれとモノリシックに形成することができる。更に別の例として、第1の内側あぶみストラップ138及び/又は第2の内側あぶみストラップ140は、主本体102に切り離し可能に結合することができる(例えば、フック及びループファスナ、クラスプ、バックル、レース、又はクランプなどを通じて)。
【0039】
調節可能あぶみアセンブリ132は、少なくとも部分的に内側あぶみ136の下を覆う外側あぶみ154を更に含む。一部の実施形態ではかつ図示のように、外側あぶみ154は、少なくとも部分的に第1の内側あぶみストラップ138及び第2の内側あぶみストラップ140の両方の下を覆う。外側あぶみ154は、織物、ポリマー、及びその複合材などで形成することができる第1の外側あぶみストラップ156及び第2の外側あぶみストラップ158を含む。一部の実施形態では、第1の外側あぶみストラップ156及び第2の外側あぶみストラップ158は、互いに一体的に結合される又はモノリシックに形成され、かつ第1の内側あぶみストラップ138又は第2の内側あぶみストラップ140に固定的に結合される(例えば、縫合を通じて、図示せず)。第1の外側あぶみストラップ156は、内側あぶみ136から上方に主本体102の第1の側面部分108に沿って延びる。第1の外側あぶみストラップ156は、主本体102の第1の側面部分108に切り離し可能に結合する(例えば、フック及びループファスナを通じて、より具体的には、第1の外側あぶみストラップ156によって担持された複数のフック162(
図1Eを参照)及び主本体102によって担持された複数のループ164を通じて)上末端部分160を含む。第2の外側あぶみストラップ158は、内側あぶみ136から主本体102の第2の側面部分110に沿って上方に延びる。第2の外側あぶみストラップ158は、主本体102の第2の側面部分110に切り離し可能に結合する(例えば、フック及びループファスナを通じて、より具体的には、第2の外側あぶみストラップ158によって担持された複数のフック168(
図1Fを参照)及び主本体102によって担持された複数のループ164を通じて)上末端部分166を含む。
【0040】
他の実施形態では、第1の外側あぶみストラップ156及び/又は第2の外側あぶみストラップ158は、他の形態を取る又は他の特徴を有することができる。例えば、第1の外側あぶみストラップ156及び第2の外側あぶみストラップ158は、互いに一体的に結合されない場合があり、第1の外側あぶみストラップ156及び第2の外側あぶみストラップ158は、内側あぶみ136に固定的に又は切り離し可能に結合される場合がある。別の例として、第1の外側あぶみストラップ156及び第2の外側あぶみストラップ158の上末端部分160、166は、クラスプ、バックル、レース、又はクランプなどを通じてのような他の方式で主本体102に切り離し可能に結合することができる。
【0041】
簡単に上述したように、ストラップアセンブリ130は、調節可能固定アセンブリ134を更に含む。調節可能固定アセンブリ134は、上面部分104に近接して主本体102に結合される。調節可能固定アセンブリ134は、足首ブレース100を着用者の足10及びふくらはぎ18にフィットさせることを容易にする。
【0042】
調節可能固定アセンブリ134は、主本体102の後面部分114に配置されたブリッジ170を含む。ブリッジ170は、主本体102の第1の側面部分108及び主本体102の第2の側面部分110の両方に結合される。一部の実施形態では、ブリッジ170は、主本体102の第1の側面部分108及び主本体102の第2の側面部分110の両方に固定的に結合される(例えば、縫合を通じて)。他の実施形態では、ブリッジ170は、主本体102の第1の側面部分108及び/又は主本体102の第2の側面部分110に切り離し可能に結合され、又は主本体102の第1の側面部分108及び/又は主本体102の第2の側面部分110に一体的に結合される。ブリッジ170は、織物、ポリマー、及びその複合材などで形成することができる。
【0043】
調節可能固定アセンブリ134は、織物、ポリマー、及びその複合材などで形成することができる第1の固定ストラップ172及び第2の固定ストラップ174を更に含む。第1の固定ストラップ172及び第2の固定ストラップ174は、ブリッジ170に対して後方に配置される。別の言い方をすれば、ブリッジ170は、着用者の脚と第1の固定ストラップ172及び第2の固定ストラップ174との間に配置されるように構成される。第1の固定ストラップ172は、主本体102の第1の側面部分108に結合され、第2の固定ストラップ174は、主本体102の第2の側面部分110に結合される。一部の実施形態では、第1の固定ストラップ172は、主本体102に固定的に結合された(例えば、縫合を通じて、図示せず)第1の又は外側の末端部分176を含む。第1の固定ストラップ172は、第2の又は内側の末端部分178を含む。第2の固定ストラップ174は、主本体102に固定的に結合された(例えば、縫合を通じて、図示せず)第1の又は内側の末端部分180を含む(
図1Cを参照)。第2の固定ストラップ174は、第2の又は外側の末端部分182まで延び、第1の固定ストラップ172及び第2の固定ストラップ174の第2の末端部分178、182は、互いに切り離し可能に結合する。一部の実施形態ではかつ図示のように、第1の固定ストラップ172及び第2の固定ストラップ174の第2の末端部分178、182は、フック及びループファスナを通じて互いに切り離し可能に結合する(例えば、第1の固定ストラップ172は、複数のフック184を担持し(
図1Cを参照)、第2の固定ストラップ174は、複数のループ186を担持する)。
【0044】
他の実施形態では、第1の固定ストラップ172及び/又は第2の固定ストラップ174は、他の形態を取る又は他の特徴を有することができる。例えば、第1の固定ストラップ172及び第2の固定ストラップ174の第2の末端部分178、182は、クラスプ、バックル、レース、又はクランプなどを通じてのような他の方式で互いに切り離し可能に結合することができる。別の例として、第1の固定ストラップ172及び/又は第2の固定ストラップ174は、主本体102の1又は2以上の層に一体的に結合される又はそれとモノリシックに形成することができる。別の例として、第1の固定ストラップ172及び/又は第2の固定ストラップ174は、主本体102に切り離し可能に結合することができる(例えば、フック及びループファスナ、クラスプ、バックル、レース、又はクランプなどを通じて)。更に別の例として、第1の固定ストラップ172、第2の固定ストラップ174、及びブリッジ170は、主本体102の前面部分112上に配置される場合がある。
【0045】
調節可能固定アセンブリ134は、足首ブレース100を着用者の足10に固定するために第1の上側巻き付けストラップ188及び第2の上側巻き付けストラップ190を更に含む。第1の上側巻き付けストラップ188及び第2の上側巻き付けストラップ190は、上面開口部116に隣接する主本体102の周りに第1の固定ストラップ172から延び、第1の上側巻き付けストラップ188は、第2の上側巻き付けストラップ190の上を覆い、かつそれに切り離し可能に結合される。一部の実施形態では、第1の上側巻き付けストラップ188及び第2の上側巻き付けストラップ190は、互いにモノリシックに形成される。一部の実施形態では、第1の上側巻き付けストラップ188及び第2の上側巻き付けストラップ190は、第1の固定ストラップ172に固定的に結合する(例えば、縫合を通じて、図示せず)。一部の実施形態ではかつ図示のように、第1の上側巻き付けストラップ188及び第2の上側巻き付けストラップ190は、フック及びループファスナを通じて互いに切り離し可能に結合する(例えばかつ
図1Gに示すように、第1の上側巻き付けストラップ188が、複数のフック192を担持し、第2の上側巻き付けストラップ190が、複数のループ194を担持する)。他の実施形態では、第1の上側巻き付けストラップ188及び第2の上側巻き付けストラップ190は、クラスプ、バックル、レース、又はクランプなどを通じてのような他の方式で互いに切り離し可能に結合する。
【0046】
本発明の開示の一部の実施形態による足首ブレースは、上述の足首ブレース100よりも追加した又は異なる特徴、構成要素、形状、寸法、及び/又は特性を含むことができる。例えば、一部の実施形態では、足首ブレースのストラップアセンブリは、異なる構成要素及び/又は特徴を含む。そのような足首ブレースの例示的実施形態を以下に説明する。
【0047】
図2A及び2Bは、着用者の足10上に着用されている本発明の開示の別の実施形態による足首ブレース200を示している。
図2C-2Gは、着用者の足10に固定されている足首ブレース200を示している。足首ブレース200は、足首12を含む着用者の足10を受け入れるように構成された主本体202を含む。主本体202は、一般的に、主本体102と比較して類似の構成要素及び特徴を含み、図面では、類似の構成要素及び特徴は、100だけ増加した同じ参照番号によって表されている(すなわち、主本体202は、上面部分204、底面部分206、第1の側面部分208、第2の側面部分210、前面部分212、及び後面部分214等々を含む)。足首ブレース200の主本体202はまた、調節可能あぶみアセンブリ232及び調節可能固定アセンブリ234を含むストラップアセンブリ230を担持する。調節可能固定アセンブリ234は、一般的に、調節可能固定アセンブリ234と比較して類似の構成要素及び特徴を含み、図面では、類似の構成要素及び特徴は、100だけ増加した同じ参照番号によって表されている(すなわち、調節可能固定アセンブリ234は、第1の固定ストラップ272及び第2の固定ストラップ274等々を含む)。調節可能あぶみアセンブリ232は、一般的に、調節可能あぶみアセンブリ232と比較して類似の構成要素及び特徴を含み、図面では、類似の構成要素及び特徴は、100だけ増加した同じ参照番号によって表されている(すなわち、調節可能あぶみアセンブリ232は、第1の内側あぶみストラップ238及び第2の内側あぶみストラップ240等々を含む)。しかし、調節可能あぶみアセンブリ232は、それぞれ第1の外側あぶみストラップ156及び第2の外側あぶみストラップ158の代わりに、交差する第1及び第2の交差外側あぶみストラップ293、295(第1の交差外側あぶみストラップ293及び第2の交差外側あぶみストラップ295とも呼ばれる)を有する外側あぶみ254を含む。
【0048】
第1の交差外側あぶみストラップ293及び第2の交差外側あぶみストラップ295は、織物、ポリマー、及びその複合材などで形成することができる。第1の交差外側あぶみストラップ293及び第2の交差外側あぶみストラップ295は、主本体202の前面部分212に固定的に結合する(例えば、縫合を通じて、図示せず)。第1の交差外側あぶみストラップ293及び第2の交差外側あぶみストラップ295は、主本体202の前面部分212から延びてその上で互いに交差し、それぞれ主本体202の第2の側面部分210及び第1の側面部分208に沿って下方に延び、足底24の下に延びて再度互いに交差し、かつ次にそれぞれ主本体202の第1の側面部分208及び第2の側面部分210に沿ってそれぞれ上末端部分296、297まで上方に延びる。上端296、297部分は、主本体202に切り離し可能に結合する(例えば、フック及びループファスナを通じて、より具体的には、それぞれ第1の交差外側あぶみストラップ293及び第2の交差外側あぶみストラップ295によって担持された複数のフック298、299(
図2F及び2Gを参照)及び主本体202によって担持された複数のループ264を通じて)。
【0049】
他の実施形態では、第1の交差外側あぶみストラップ293及び/又は第2の交差外側あぶみストラップ295は、他の形態を取る又は他の特徴を有することができる。例えば、第1の交差外側あぶみストラップ293及び第2の交差外側あぶみストラップ295は、前面部分212で主本体202に切り離し可能に結合することができる。別の例として、第1の交差外側あぶみストラップ293及び第2の交差外側あぶみストラップ295の上末端部分296、297は、クラスプ、バックル、レース、又はクランプなどを通じてのような他の方式で主本体202に切り離し可能に結合することができる。
【0050】
議論した例示的実施形態に対して本発明の範囲から逸脱することなく異なる他の修正及び追加を行うことができる。例えば、上述の実施形態は特定の特徴を参照するが、本発明の範囲は、特徴の異なる組合せを有する実施形態及び上述の特徴の全てを含まない実施形態も含む。
【符号の説明】
【0051】
14 外側面
16 内側面
100 足首ブレース
102 主本体
116 上面開口部
120 第1の足首ステー