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▶ デュラセル、ユーエス、オペレーションズ、インコーポレーテッドの特許一覧

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-28
(45)【発行日】2024-07-08
(54)【発明の名称】電池パッケージ
(51)【国際特許分類】
   H01M 50/256 20210101AFI20240701BHJP
   H01M 50/213 20210101ALI20240701BHJP
   B65D 85/88 20060101ALI20240701BHJP
   H01M 50/588 20210101ALN20240701BHJP
   H01M 50/59 20210101ALN20240701BHJP
【FI】
H01M50/256 201
H01M50/213
B65D85/88
H01M50/588
H01M50/59
【請求項の数】 24
(21)【出願番号】P 2021530049
(86)(22)【出願日】2019-12-13
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-02-09
(86)【国際出願番号】 US2019066132
(87)【国際公開番号】W WO2020123895
(87)【国際公開日】2020-06-18
【審査請求日】2022-10-07
(31)【優先権主張番号】16/221,420
(32)【優先日】2018-12-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】315014051
【氏名又は名称】デュラセル、ユーエス、オペレーションズ、インコーポレーテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100091487
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 行孝
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【弁理士】
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100118843
【弁理士】
【氏名又は名称】赤岡 明
(74)【代理人】
【識別番号】100137523
【弁理士】
【氏名又は名称】出口 智也
(72)【発明者】
【氏名】キャスリーン、アン、ベイカー
(72)【発明者】
【氏名】スコット、スチュワート
(72)【発明者】
【氏名】ウィリアム、シャックフォード
【審査官】小森 重樹
(56)【参考文献】
【文献】特開平02-258572(JP,A)
【文献】特表2007-525810(JP,A)
【文献】特開2009-067447(JP,A)
【文献】実開平07-025562(JP,U)
【文献】実開昭62-115325(JP,U)
【文献】実開昭61-014663(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01M 50/20-50/298
H01M 50/50-50/598
B65D 85/88
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
凹部と、前記凹部の外周の周りで前記凹部の端部から外側に延びる外周フランジとを有するトレイと、
前記凹部内に配置される湾曲した表面部分であって、そこに円筒形の電池を受け入れるように構成されている、各湾曲した表面部分と、
前主壁、後主壁、前記前主壁と前記後主壁との間に延びる側壁、およびそこに前記トレイを受け入れるような寸法に形成された内部を画定する閉鎖上部部分と閉鎖底部部分とを含むカートンを含む電池パッケージであって、
前記閉鎖上部部分の1つ以上の端部は、ユーザが前記閉鎖上部部分を取り外して前記カートンから前記トレイを取り外すことができるように構成されている脆弱線によって少なくとも部分的に画定される、電池パッケージ。
【請求項2】
前記閉鎖上部部分と前記前主壁との間にスロット開口部が伸びており、前記トレイが、その前記フランジの端部から上向きに延びて吊り下げ機構を含んだタブを含み、前記タブが前記カートンの前記スロット開口部を貫通して突出している、請求項1に記載の電池パッケージ。
【請求項3】
前記前主壁が、その幅にわたって延びる窓を含み、前記トレイに前記カートン内を観察するためのアクセスを提供する、請求項1に記載の電池パッケージ。
【請求項4】
前記閉鎖上部部分が、共に固定されて前記後主壁および前記側壁にそれぞれ回動可能に結合されているタブを含む、請求項1に記載の電池パッケージ。
【請求項5】
前記脆弱線が、前記タブと前記後主壁との間の前記端部の少なくとも一部を含む、請求項4に記載の電池パッケージ。
【請求項6】
前記脆弱線が、前記タブと前記側壁との間の前記端部の少なくとも一部を更に含む、請求項5に記載の電池パッケージ。
【請求項7】
脆弱線によって前記側壁の一方に形成された破断可能な把持部分を含み、前記破断可能な把持部分が前記閉鎖上部部分に隣接している、請求項1に記載の電池パッケージ。
【請求項8】
前記前主壁が前記閉鎖上部部分より上に突出している、請求項1に記載の電池パッケージ。
【請求項9】
前記閉鎖底部部分が、共に固定されて前記前主壁、前記後主壁、および前記側壁にそれぞれ回動可能に結合されているタブを含む、請求項1に記載の電池パッケージ。
【請求項10】
前記トレイの前記湾曲した表面部分が、複数の別個のベイ内に配置されている、請求項1に記載の電池パッケージ。
【請求項11】
電池パッケージのカートンに形成することが可能なブランク材であって、前記ブランク材は、
回動可能に共に接続された前壁、後壁、側壁、および連結壁を含む中心スリーブ部であって、前記前壁、前記後壁、前記側壁、および前記連結壁が、前記カートンのスリーブを形成するため、互いに折り畳まれて、前記連結壁を前記前壁、前記後壁、または前記側壁のうちの1つに固定するように構成されている中心スリーブ部と、
前記後壁および前記側壁に回動可能に接続され、共に固定されて前記カートンの閉鎖上部を形成するように構成されるタブを含む上部部分であって、前記閉鎖上部が、前記タブと前記前壁との間に延びるスロット開口部を含む上部部分と、
前記前壁、前記後壁、および前記側壁に回動可能に接続されているタブを含む底部部分であって、前記タブが、共に固定されて前記カートンの閉鎖底部を形成するように構成されており、前記スリーブ、前記閉鎖上部、および前記閉鎖底部が、前記カートンの内部を画定している底部部分とを含むものであり、
前記ブランク材は、前記カートンの内部に受け入れられるように構成されているトレイと組み合わせた、ブランク材であって、前記トレイは、凹部と、前記凹部の外周の周りで前記凹部の端部から外側に延びる外周フランジとを含み、前記凹部は、湾曲した表面部分を含み、各湾曲した表面部分が、そこに円筒形の電池を受け入れるように構成されている、ブランク材。
【請求項12】
前記前壁が、その幅にわたって延びる窓を含み、組み立て後に前記カートンの前記内部を観察するためのアクセスを提供する、請求項11に記載のブランク材。
【請求項13】
前記上部部分の前記タブの間の1つ以上の端部が、ユーザが対応する前記タブを前記カートンから容易に引きちぎることができるように構成された脆弱線を含む、請求項11に記載のブランク材。
【請求項14】
前記側壁の一方が、脆弱線によって形成された破断可能な把持部分を含み、前記破断可能な把持部分が、対応する前記タブの前記端部に隣接している、請求項13に記載のブランク材。
【請求項15】
前記トレイが、その前記フランジの端部から上向きに延びて吊り下げ機構を含んだタブを含み、前記カートン内部で前記トレイが受け入れられている状態で、前記タブが前記閉鎖上部の前記スロット開口部を貫通して突出している、請求項11のブランク材
【請求項16】
電池パッケージを形成する方法であって、前記方法は、
連結壁が前壁、後壁、または側壁のうちの1つの表面に沿って延びるように、互いの周りを回動可能に共に接続された前記前壁、前記後壁、前記側壁、および前記連結壁を折り畳み、前記連結壁を前記前壁、前記後壁、または前記側壁のうちの前記1つに固定することによって、カートンのスリーブを形成することと、
前記前壁、前記後壁、および前記側壁に回動可能に接続されたタブを、前記スリーブの長手方向軸に対して略直交する配置に折り畳み、前記タブを共に固定することによって、前記カートンの閉鎖底部を形成することと、
トレイの凹部の湾曲した部分に電池を装填することであって、前記トレイは、前記凹部と、前記凹部の外周の周りで前記凹部の端部から外側に延びる外周フランジとを含み、前記凹部は、湾曲した表面部分を含む、ことと、
前記トレイを前記カートンに挿入することと、
前記後壁および前記側壁に回動可能に接続されたタブを、前記スリーブの前記長手方向軸に対して略直交する配置に折り畳み、前記タブを共に固定することによって、前記トレイがそこに受け入れられた状態で前記カートンの閉鎖上部を形成することとを含む、
方法。
【請求項17】
電池パッケージのカートンに形成することが可能なブランク材であって、前記ブランク材は、
回動可能に共に接続された前壁、後壁、側壁、および連結壁を含む中心スリーブ部であって、前記前壁、前記後壁、前記側壁、および前記連結壁が、前記カートンのスリーブを形成するために、互いに折り畳まれて、前記連結壁を前記前壁、前記後壁、または前記側壁のうちの1つに固定するように構成されている中心スリーブ部と、
前記前壁の上端に回動可能に接続された上部フラップであって、回動可能に共に接続されたタブ、前記カートンの上壁、および外側の後壁を含む上部フラップと、
前記前壁の底端に回動可能に接続された底部フラップであって、前記カートンの底壁を含む底部フラップとを含み、
前記上部フラップまたは前記底部フラップの一方は、前記タブが前記前壁に沿って延び、前記上壁が前記スリーブの上を延び、前記外側の後壁が前記スリーブの前記後壁に沿って延びるように前記上部フラップが回動し、前記底壁が前記スリーブの下を延びるように前記底部フラップが回動し、前記上部フラップまたは前記底部フラップの他方を連結タブに固定して前記カートンを形成することができるような前記連結タブを更に含むものであり、
前記ブランク材は、前記カートンの内部に受け入れられるように構成されているトレイと組み合わせたブランク材であって、前記トレイは、凹部と、前記凹部の外周の周りで前記凹部の端部から外側に延びる外周フランジとを含み、前記凹部は湾曲した表面部分を含み、各湾曲した表面部分が、そこに円筒形の電池を受け入れるように構成されている、ブランク材。
【請求項18】
前記上部フラップの前記タブと前記前壁とが、接着材によって共に固定される、請求項17に記載のブランク材。
【請求項19】
前記上部フラップの前記タブが、前記中心スリーブ部の隣接部分から上向きに突出する前記前壁の上部部分に沿って延びるように構成されている、請求項17に記載のブランク材。
【請求項20】
前記上部部分と前記上部フラップの前記タブとを貫通して延びる吊り下げ機構を更に含む、請求項19に記載のブランク材。
【請求項21】
前記前壁が、その幅にわたって延びる窓を含み、組み立て後に前記カートンの前記内部を観察するためのアクセスを提供する、請求項17に記載のブランク材。
【請求項22】
電池パッケージを形成する方法であって、前記方法は、
連結壁が前壁、後壁、または側壁のうちの1つの表面に沿って延びるように、互いの周りを回動可能に共に接続された前記前壁、前記後壁、前記側壁、および前記連結壁を折り畳み、前記連結壁を前記前壁、前記後壁、または前記側壁のうちの前記1つに固定することによって、カートンのスリーブを形成することと、
トレイの凹部の湾曲した部分に電池を装填することであって、前記トレイは、前記凹部と、前記凹部の外周の周りで前記凹部の端部から外側に延びる外周フランジとを含み、前記凹部は、湾曲した表面部分を含む、ことと、
前記トレイを前記スリーブに挿入することと、
前記前壁の上端に回動可能に接続され、タブ、前記カートンの上壁、および外側の後壁を含む上部フラップを、前記タブが前記前壁に沿って延び、前記上壁が前記スリーブの上を延び、前記外側の後壁が前記スリーブの前記後壁に沿って延びるように折り畳むことと、
前記前壁の底端に回動可能に接続され、前記カートンの底壁を含む底部フラップを、前記底壁が前記スリーブの下を延びるように折り畳むことと、
前記上部フラップまたは前記底部フラップの一方の連結タブを、前記上部フラップまたは前記底部フラップの他方の部分に固定して、前記カートンを形成することとを含む、
方法。
【請求項23】
前記上部フラップの前記タブを前記前壁に固定することを更に含む、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記上部フラップの前記タブと前記前壁とを貫通して延びる吊り下げ機構を形成することを更に含む、請求項22に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2017年10月13日出願の米国特許出願第15/784,018号明細書の一部継続出願である、2018年12月14日出願の米国特許出願第16/221,420号明細書の先行権を主張するものであり、それら全体が本明細書に参考として組み込まれる。
【0002】
本開示は、一般にパッケージに関し、より詳細には電池用パッケージに関する。
【背景技術】
【0003】
電池は、金属と接触したり、またはある電池のプラス端子が他の電池のマイナス端子に接触したりすると、導通が生じてしまう場合がある。その結果、金属と接触した電池、またはプラス端子がマイナス端子と接触した電池は、急速に消耗して発熱することがある。従って、適切な保管を行うことによって、このような現象の発生を最小限に抑えなければならない。
【発明の概要】
【0004】
第1の態様では、凹部と、凹部の外周の周りで凹部の端部から外側に延びる外周フランジとを有するトレイを含む電池パッケージが開示される。凹部内に湾曲した表面部分が配置され、各湾曲した表面部分は、そこに円筒形の電池を受け入れるように構成されている。電池パッケージは、前主壁、後主壁、前主壁と後主壁との間に延びる側壁、およびそこにトレイを受け入れるような寸法に形成された内部を画定する閉鎖上部部分と閉鎖底部部分とを有するカートンを更に含む。閉鎖上部部分の1つ以上の端部は、ユーザが閉鎖上部部分を取り外してカートンからトレイを取り外すことができるように構成されている脆弱線により、少なくとも部分的に画定されている。
【0005】
いくつかの形態では、電池パッケージは、以下の態様のうちの1つ以上を含み得る:閉鎖上部部分と前主壁との間にスロット開口部が伸びていてもよく、トレイは、そのフランジの端部から上向きに延びて吊り下げ機構を含むタブであって、カートンのスロット開口部を貫通して突出するタブを含んでもよく;前主壁は、その幅にわたって延びる窓を含み、トレイにカートン内を観察するためのアクセスを提供してもよく;閉鎖上部部分は、共に固定されて後主壁および側壁にそれぞれ回動可能に結合されるタブを含んでもよく;脆弱線は、タブと後主壁との間の端部の少なくとも一部であってよく、更なる形態では、脆弱線は、更に少なくともタブと側壁との間の端部の一部であってよく;電池パッケージは、閉鎖上部部分に隣接して延びる脆弱線によって側壁の一方に形成された、破断可能な把持部分を含んでもよく;前主壁は、閉鎖上部部分より上に突出してもよく;閉鎖底部部分は、共に固定されて前主壁、後主壁、および側壁にそれぞれ回動可能に結合されるタブを含んでもよく;または、複数の別個のベイ内にトレイの湾曲した表面部分を配置してもよい。
【0006】
第2の態様によれば、回動可能に共に接続された前壁、後壁、側壁、および連結壁を有する中心スリーブ部を含む、電池パッケージのカートンに形成することが可能なブランク材が開示される。前壁、後壁、側壁、および連結壁は、カートンのスリーブを形成するために、互いに折り畳まれて、連結壁を前壁、後壁、または側壁のうちの1つに固定するように構成される。ブランク材は、後壁および側壁に回動可能に接続されるタブであって、共に固定されてカートンの閉鎖上部を形成するように構成されるタブを含んだ上部部分を更に含む。閉鎖上部は、タブと前壁との間に延びるスロット間隙を更に含む。ブランク材の底部部分は、前壁、後壁、および側壁に回動可能に接続されたタブであって、共に固定されてカートンの閉鎖底部を形成するように構成されたタブを含み、スリーブ、閉鎖上部、および閉鎖底部がカートンの内部を画定するようになっている。
【0007】
いくつかの形態によれば、ブランク材は、以下の態様のうちの1つ以上を含み得る:前壁は、その幅にわたって延びる窓を含み、組み立て後にカートンの内部を観察するためのアクセスを提供してもよく;または、上部部分のタブの間の1つ以上の端部は、ユーザが対応するタブをカートンから容易に引きちぎることができるように構成された脆弱線を含んでもよく、更なる形態では、側壁の一方は、対応するタブの端部に隣接して延びる脆弱線によって形成された、破断可能な把持部分を含んでもよい。
【0008】
いくつかの形態では、形成する際に、上記のブランク材のいずれかを、カートンの内部に受け入れられるように構成されたトレイと組み合わせることができる。トレイは、本明細書に記載される形態のいずれかを採用することができる。例えば、トレイは、フランジの端部から上向きに延びて吊り下げ機構を含むタブを含んでもよく、トレイがカートン内部に受け入れられた状態で、タブが閉鎖上部のスロット開口部を貫通して突出するようになっている。
【0009】
第3の態様によれば、連結壁が前壁、後壁、または側壁のうちの1つの表面に沿って延びるように、互いの周りを回動可能に共に接続された前壁、後壁、側壁、および連結壁を折り畳み、連結壁を前壁、後壁、または側壁のうちの1つに固定することによって、カートンのスリーブを形成することを含む、電池パッケージを形成する方法が開示される。方法は、前壁、後壁、および側壁に回動可能に接続されたタブを、スリーブの長手方向軸に対して略直交する配置に折り畳み、タブを共に固定することによってカートンの閉鎖底部を形成することを更に含む。方法は、次に、トレイをカートンに挿入し、後壁および側壁に回動可能に接続されたタブをスリーブの長手方向軸に対して略直交する配置に折り畳み、タブを共に固定することによって、トレイがそこに受け入れられた状態でカートンの閉鎖上部を形成することを含む。
【0010】
いくつかの形態によれば、方法は、トレイをカートンに挿入する前に、トレイ凹部の湾曲した表面部分に電池を装填することを更に含み得る。
【0011】
第4の態様によれば、回動可能に共に接続された前壁、後壁、側壁、および連結壁を含んだ中心スリーブ部を含む、電池パッケージのカートンに形成することが可能なブランク材が開示される。前壁、後壁、側壁、および連結壁は互いに折り畳まれ、連結壁を前壁、後壁、または側壁のうちの1つに固定するように構成されることにより、カートンのスリーブが形成される。ブランク材は、前壁の上端に回動可能に接続された上部フラップであって、回動可能に共に接続されたタブ、カートンの上壁、および外側の後壁を含んだ上部フラップを更に含む。ブランク材は、前壁の底端に回動可能に接続された底部フラップであって、カートンの底壁を含む底部フラップを更に含む。上部フラップまたは底部フラップの一方は、タブが前壁に沿って延び、上壁がスリーブの上を延び、外側の後壁がスリーブの後壁に沿って延びるように上部フラップが回動し、底壁がスリーブの下を延びるように底部フラップが回動し、上部フラップまたは底部フラップの他方を連結タブに固定してカートンを形成することができるような連結タブを更に含む。
【0012】
いくつかの形態によれば、ブランク材は、以下の態様のうちの1つ以上を含み得る:上部フラップのタブと前壁とを、接着材によって共に固定してもよく;中心スリーブ部の隣接部分から上向きに突出する前壁の上部部分に沿って延びるように上部フラップのタブを構成してもよく、更なる形態では、吊り下げ機構が上部部分および上部フラップのタブを貫通して伸びてもよく;前壁は、その幅にわたって延びる窓を含み、組み立て後にカートンの内部を観察するためのアクセスを提供してもよく;または、カートンの内部に受け入れられるように構成されたトレイと組み合わせたブランク材を提供してもよい。
【0013】
第5の態様によれば、連結壁が前壁、後壁、または側壁のうちの1つの表面に沿って延びるように、互いの周りを回動可能に共に接続された前壁、後壁、側壁、および連結壁を折り畳み、連結壁を前壁、後壁、または側壁のうちの1つに固定することによって、カートンのスリーブを形成することを含む、電池パッケージを形成する方法が開示される。方法は、前壁の上端に回動可能に接続され、タブ、カートンの上壁、および外側の後壁を含む上部フラップを、タブが前壁に沿って延び、上壁がスリーブの上を延び、外側の後壁がスリーブの後壁に沿って延びるように折り畳むことを更に含む。方法は、前壁の底端に回動可能に接続された底部フラップであって、カートンの底壁を含む底部フラップを、底壁がスリーブの下を延びるように折り畳むことを更に含む。続いて、上部フラップまたは底部フラップの一方の連結タブを、上部フラップまたは底部フラップの他方の部分に固定して、カートンを形成してもよい。
【0014】
いくつかの形態によれば、方法は、以下の態様のうちの1つ以上を更に含み得る:方法は、上部フラップのタブを前壁に固定することを含んでもよく;方法は、上部フラップのタブと前壁とを貫通して延びる吊り下げ機構を形成することを含んでもよく;または、方法は、カートンを形成する前にトレイをスリーブに挿入することを含んでもよい。
【図面の簡単な説明】
【0015】
上記のニーズは、特に図面と併せて検討される場合に、以下の発明を実施するための形態に記載される例示的な電池パッケージを提供することによって少なくとも部分的に満たされる。
【0016】
図1】本開示の様々な実施形態による電池パッケージの背面斜視図である。
【0017】
図2図1の電池パッケージの背面図である。
【0018】
図3図1の電池パッケージの正面図である。
【0019】
図4図1の電池パッケージの側面図である。
【0020】
図5図1の電池パッケージの平面図である。
【0021】
図6図1の電池パッケージの底面図である。
【0022】
図7図1の電池パッケージのトレイおよびカバーの斜視図である。
【0023】
図8】本開示の様々な実施形態による電池パッケージの第2の実施形態における分解斜視図である。
【0024】
図9図8の電池パッケージの正面図である。
【0025】
図10図8の電池パッケージの側面図である。
【0026】
図11図8の電池パッケージの背面図である。
【0027】
図12】本開示の様々な実施形態による電池パッケージのカートンの第1の例示的なブランク材の平面図である。
【0028】
図13図12のブランク材から形成されるカートンの正面斜視図である。
【0029】
図14図13のカートンを含む電池パッケージの背面斜視図である。
【0030】
図15】本開示の様々な実施形態による電池パッケージのカートンの第2の例示的なブランク材の平面図である。
【0031】
図16図15のブランク材から形成されるカートンの正面斜視図である。
【0032】
図17図16のカートンを含む電池パッケージの背面斜視図である。
【0033】
図18】本開示の様々な実施形態による電池パッケージの例示的なトレイの斜視図である。
【0034】
図19】本開示の様々な実施形態による電池パッケージのカートンの第3の例示的なブランク材の平面図である。
【0035】
図20図19のブランク材から形成されるカートンの正面斜視図である。
【0036】
図21図19のブランク材により形成されるカートンの背面斜視図である。
【0037】
図22】本開示の様々な実施形態による電池パッケージのカートンの第4の例示的なブランク材の平面図である。
【0038】
図23図22のブランク材から形成されるカートンの正面斜視図である。
【0039】
図24図22のブランク材から形成されるカートンの背面斜視図である。
【0040】
図25】本開示の様々な実施形態による電池パッケージのカートンの第5の例示的なブランク材の平面図である。
【0041】
当業者であれば、図中の要素は簡略化および明確化のために図示されているものであり、必ずしも一定の縮尺で描かれていないことは理解するであろう。例えば、図中の要素のいくつかの寸法および/または相対位置は、本発明の様々な実施形態の理解を向上させるのに役立つように、他の要素と相対して図示される場合がある。また、商業的に実現可能な実施形態において有用な、一般的ではあるが十分に理解されている要素は、これら様々な実施形態の図をあまり妨げないようにするために示されない場合がある。更に、特定の行為および/または工程は、特定の発生順序で記載または示される場合があることは認識されるであろうが、当業者であれば、順序に関するこのような特定性は実際には必要でないことは理解するであろう。本明細書で使用される用語および表現は、異なる特定の意味が本明細書で別途説明されている場合以外は、上述のように、このような用語および表現に当業者が与えるような通常の技術的な意味を有することもまた理解されよう。
【発明を実施するための形態】
【0042】
一実施形態では、電池パッケージが本明細書に記載され、この電池パッケージにより、そこに受け入れられた電池間の分離が有利に維持される一方で、更にそこから順次電池を取り出すように再封可能な開口部が提供される。更に、電池パッケージには、保管中に様々な個別部品を共に保持しておくための外側カバーまたはスリーブが含まれ得る。
【0043】
第1の形態の例示的な電池パッケージ10を図1~7に示す。電池パッケージ10は、トレイ12、カバー14、および長手方向軸Lに概略沿って延びるスリーブ16を含む。図7に示されるように、トレイ12は、円筒側壁20を有する電池18をその内部で受け入れるように構成されると共に、カバー14がトレイ12に接着し、トレイとの間で電池18を固定するように構成されている。閉鎖構造、すなわち、トレイ12がスリーブ16内に収容されるときには、スリーブ16がトレイ12およびカバー14の周囲を延びている。
【0044】
トレイ12の詳細を図7に示す。トレイ12は、凹状の中央部22と、凹状の中央部22から外側に延びる外周フランジ24とを含む。凹状の中央部22は、後壁26と、後壁26と外周フランジ24との間に延びる側壁28とを有する。凹状の中央部22は、電池18をその内部で受け入れるように構成されており、好ましくは、電池18が外周フランジ24の平面を中断しないように、電池18を中央部22内で完全に受け入れるような寸法で形成されている。
【0045】
後壁26は、それぞれが湾曲し、部分的な円筒構造の表面を有する複数のベイ30を含み、各ベイ30は、パッケージ10の長手方向軸Lに沿って平行方向に延びている。好ましくは、ベイ28の円筒構造は、電池18がベイ内に受け入れられるときに、ベイ28が電池の横方向の動きを制限するように、電池18の円筒側壁20に対して相補的となるような寸法で形成されている。更に、ベイの端壁29間のベイ28の長さは、ベイ内に受け入れられることが意図される電池18の長さよりも僅かに大きい、例えば約1~5mm大きい寸法で形成することができる。そのように構成することにより、ベイ28および凹状の中央部22の寸法が共に機能して、電池18の動きを制限する。更に、電池18の動きを制限することで、有利なことに、パッケージ10内に収容したときに電池18の端子31が互いに接触してしまうのを防止することにも役立つ。
【0046】
有利なことに、トレイ12は、任意の所望の数の電池18をその内部に保管するように構成することができる。例えば、図示されているトレイ12では、4つのベイ30からなる行32を含んでいるが、行32には任意の所望の数のベイ30を設けることができる。更に、図7に示されるように、トレイ12は複数の凹部22を含むことができる。複数の凹部22の間に仕切り34が延びており、その仕切り34の両側にベイ30の端壁29が設けられている仕切り34によって、複数の凹部22をスタック状構造に設けることができる。1つの手法では、仕切り34は、端壁29間に延びる、前方に面する壁36を含む。前方に面する壁36は、ベイ30の底面より上に配置されており、端壁29によって凹部22内の電池18のマイナス端子と第2の凹部22内の異なる電池18のプラス端子との間の接触を防止することができる。図示されている形態では、前方に面する壁36はフランジ24に対して凹設されている。代替的に、前方に面する壁36はフランジ24と同一平面上にあってもよい。
【0047】
図4に示されるように、トレイ12は、後方に突出するスタンド部38を更に含み得る。そのように構成することにより、トレイ12は、その前面42に沿ったフランジ24の底端40上に置かれ、かつその背面46でスタンド部38の底端または表面44上に置かれて、直立位置で立つことができる。必要に応じて、フランジ24およびスタンド部38は、トレイ12が垂直に対して僅かに傾斜した方向で静止するような寸法で形成されていてもよい。例えば、トレイ12は、垂直に対して約5度~約30度、より具体的には約10度~約20度、更に具体的には約10度~約15度の角度を成していてもよい。
【0048】
図示される形態では、スタンド部38は、ベイ30の最下行32に相当する後壁26の底部48から後方に延びた略平行六面体形状を有する。この形状で、スタンド部38には、英数字データ(例えば、電池18のブランドまたは他の識別番号)を配置するのに好適な後壁50と、上壁54と、底壁56と、それらの間に延びる側壁58とが含まれる。英数字データは、示されるようにトレイ12に形成されていても、エンボス加工されていても、印刷されていても、ラベル等を用いてトレイに接着されていてもよい。
【0049】
代替形態(図示せず)では、後壁26、後壁26と側壁28との間の角部、またはフランジ24の底端40から突出する1つ以上の後方に延びる壁によって、スタンド部38を設けることができる。後方に延びる壁は、長手方向軸Lに対して略直角であり、その角度において略垂直な複数の壁等などの、任意の所望の構造を有することができる。
【0050】
また、トレイ12は、そこから突出した、吊るし穴などの吊り下げ機構62を有するタブ60を含んでもよい。図示される実施形態では、タブ60は、外周フランジ24の上端64から突出している。示されるように、タブ60は、外周フランジ24から突出すると共に、トレイ12の中間の深さを越えて突出するように後壁26に向かって折り曲げられている。より具体的には、タブ60は、長手方向軸Lに対して実質的に直角な第1の折り曲げ部66であって、フランジ24の上端64から延びる第1の折り曲げ部66と、第1の折り曲げ部66に対して実質的に直角な第2の折り曲げ部68であって、後方に延びる壁部70によって第1の折り曲げ部66から離間し、第1の折り曲げ部66と対向して後方に延びる壁部70の端部から延びる第2の折り曲げ部68とを含む。この構造によって、タブ60は、トレイ12がスリーブ16内に収容されるとき、長手方向軸Lに概略沿って上向きに突出する。図示される形態では、壁部70は、トレイ12の凹状の中央部22の深さよりも浅い、より具体的には、凹状の中央部22の深さの約半分の寸法で形成されている。吊り下げ機構62は、一般に理解されているような任意の適切な形状および/または構造を取ることができる。
【0051】
トレイ12は、プレスされた紙パルプ、射出成形、ブロー成形等を使用するモールドにおけるものなどの任意の適切な方法を使用して製造することができる。任意の適切な板紙またはプラスチック材料を使用してトレイを製造してもよく、例えば、ナイロン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリカーボネート、アクリル、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、およびポリエチレンテレフタレートを使用してもよい。
【0052】
図7に示されるように、カバー14は、取り付け面積がトレイ12、より具体的にはそのフランジ24に略相当する平面構造を有する。図示される形態では、カバー14は可撓性フィルム材料である。更に、カバー14は、ユーザがトレイ12内に残っている電池18を確認することができるように、透明または半透明とすることができる。当然のことながら、代替的に、カバー14は、所望どおりに可撓性、剛性、または半剛性材料とすることができる。一般に、カバー14は、インフレーションフィルム押出、キャストフィルム押出等により製造される。カバー14は、任意の適切な板紙またはプラスチック材料を含んでもよく、例えば、ナイロン、セロファン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリカーボネート、アクリル、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、およびポリエチレンテレフタレートを使用してもよい。更に、複数の凹部22のあるトレイ12などの場合には、必要に応じてカバー14を複数の別個の部分に分割することができる。例えば、各カバー14は、凹部22のうちの1つを覆い、その周囲に延びるフランジ24の一部に接着することができる。更に、仕切り壁36がフランジ24と同一平面上にあるか、またはフランジ24から僅かにずれている場合、1または複数のカバー14は、仕切り壁36の一部に更に接着することが可能であり、行32内に収容されている電池18が取り外された/使用された時点でカバーを容易に取り外すことができるように穿孔可能であってもよい。
【0053】
上記で説明したように、トレイ12およびカバー14は互いに接着結合されていてもよい。好ましい手法では、トレイ12およびカバー14は、図7に示されるように再封可能な接着材72を用いて互いに結合される。例えば、再封可能な接着材72は、感圧接着材であってもよい。そのため、ユーザがカバー14を引き剥がして1つ以上の電池18を取り出すときに、ユーザがカバー14をトレイ12に再封することが可能となり、これによって残りの電池18がトレイ内に固定される。更に、ベイ30に複数の列32を有するパッケージ10により、ユーザはカバー14を引き剥がしてトレイ12の所望の部分を露出させるだけで済む。必要に応じて、ユーザがカバー14を開封するのに把持し易くすることができるような、接着材の付いていないカバー14のタブ33を設けてもよい。タブ33は、示されるように角部にあってもよく、側面に沿っていてもよく、またはそれらの組み合わせであってもよい。
【0054】
第1の手法により、再封可能な接着材72をトレイ12の外周フランジ24上に配置することができる。そのように構成することにより、カバー14をフランジ24と位置合わせしてフランジに貼り付けることができる。感圧接着材を使用すれば、圧力を使用してカバー14をフランジ24に接着することができる。
【0055】
第2の手法により、再封可能な接着材72を、カバー14上の少なくともトレイ12の外周フランジ24に対応する領域であり、かつ外周フランジ24と接触可能な領域に配置することができる。この形態の再封可能な接着材72は、カバー14の外周から内側に離間し、カバー14がトレイ12に接着されるときに凹部22(複数可)と位置合わせするように構成された空隙74を含み得る。そのため、カバー14がトレイ12内の電池18に接着することがない。空隙74は、その上に接着材が配置されていない領域であってもよいか、または接着材が不活性化するように接着材72上にデッドニング材料が配置された領域であってもよい。
【0056】
スリーブ16の一例を図1図6に示す。スリーブ16は、フロントパネル76、リアパネル78、およびフロントパネル76とリアパネル78との間に延びるサイドパネル80を含む。そのように構成することにより、スリーブ16は、上部82と底部84との間に延びる管状構造を有する。図示されるように、上部82および底部84は開口していてもよい。スリーブ16は、トレイ12およびカバー14が互いに接着されるときに、それらを覆って摺動するように構成されている。
【0057】
図示される形態では、スリーブ16の断面は略台形構造であり、この略台形構造は、フロントパネル76がトレイ12の外周フランジ24およびカバー14に対応する外周部を有し、リアパネル78が凹部22の幅に対応する幅を有しており、その間にサイドパネル80が延びている。リアパネル78は、トレイ12およびカバー14がスリーブ16内に完全に受け入れられたときにスタンド部38と当接するように適応した長さを有し得る。そのため、この形態のリアパネル78は、フロントパネル76よりも短い長さを有する。所望により、サイドパネル80は、示されるようにリアパネル78に、またはフロントパネル76に対応する長さを有してもよい。スリーブ16は、板紙またはボール紙などの任意の好適な材料から製造することができる。スリーブ16を材料のシートから切断し、図に示されるように折り曲げて、そのパネル部を形成することができる。スリーブの管状形態を保持するために、スリーブには、そのサイドパネル80のうちの1つに沿うなどの重ね合わせ部分が含まれてもよく、それにより、この重ね合わせ部分を互いに接着または別の方法で固定することができる。代替的に、任意の好適なプラスチック材料、例えば、ナイロン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリカーボネート、アクリル、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、およびポリエチレンテレフタレートを使用してもよい。
【0058】
図1に示されるように、スリーブ16は、リアパネル78の上端88から延びるフラップ86を更に含み得る。フラップ86は、スリーブ16の開口上部82を覆って折れ曲がり、上部82を覆って固定されるように構成されている。例えば、フラップ86は、接着材、タブおよびフラップの隙間ならびにフロントパネル76の上端等の間の機械的相互作用などの任意の好適な機構によって、フロントパネル76の内部表面に固定することができる。代替的に、フラップ86は、サイドパネル80の上端から延びるフラップに固定することができる。必要に応じて、底部84は同様の構成を含むことができる。フラップ86は、所望により、細長いスロット開口部90を更に含むか、またはこれを画定する。スロット開口部90は、フラップ86の端から端まで延びていてもよいか、またはその端部に隣接されていてもよい。開口部90は、フラップ86が折り曲げられるときに、フロントパネル76とリアパネル78との間の中間位置に配置されるように構成されている。そのため、トレイ12をスリーブ16内に滑り込ませると、トレイのタブ60が開口部90を貫通して延び、トレイの壁部70がフラップ86に当接する。この構造によって、カバー14がそこに接着された状態のトレイ12が、スリーブ16内で効果的に位置合わせされる。更に、タブ60の吊り下げ機構62を用いて商品ディスプレイにトレイ12が吊り下げられたときにスリーブ16が外れてしまうことが防止される。必要に応じて、ユーザが購入後にフラップ86を容易に取り外すことができるように、フラップ86とリアパネル78との間の接続部を、ミシン目、切り込み線等などの脆弱線としてもよい。同様に、タブ60とトレイ12との間に脆弱線を含んでいてもよい。
【0059】
電池パッケージ100の代替形態を図8図11に示す。この形態のパッケージ100は、上記で説明したパッケージ10と多くの類似点を含むため、ここでは相違点のみを説明する。
【0060】
この形態のパッケージ100は、トレイ12´、カバー14´、およびスリーブ16´を含んでおり、更に基部102を含んでいる。基部102は、後壁104、側壁106、および後壁104と対向する側壁106の外周から外側に延びる外周フランジ108を含む。基部102は、その中にトレイ12´を受け入れるように構成される内部110を画定する。
【0061】
示されるように、トレイ12´は、基部102内で入れ子状となり、基部102とカバー14´との間で捕捉される。カバー14´と基部102の外周フランジ108との間に、再封可能な接着材72´を配置することができる。代替的に、カバー14´をトレイ12´のフランジ24´に接着することができる。上記の第1の形態と同様に、接着材72´は、対応する空隙74を有するカバー14´上に配置することができるか、または代替的に基部の外周フランジ108および/もしくはトレイのフランジ24´上に配置することができる。
【0062】
別の態様では、トレイ12´のタブ60´を、上記の第1の形態の折り曲げ部を伴うことなく上向きに突出させることができる。そのため、一態様では、トレイ12´は、基部102内で入れ子状になると、タブ60´が基部102のフランジ108の前方に突出し、カバー14´が基部102に接着されると、フランジ108とカバー14´との間で少なくとも部分的に捕捉され得る。必要に応じて、スリーブ16´は、基部102、トレイ12´、およびカバー14´をスリーブ16´内で位置合わせするために同様に構成されたフラップ86´を所望により含み得る。第2の態様では、図11に示される基部102と同様に、側壁106は、トレイ12´が基部102内で入れ子状になるときに、そこを貫通してタブ60´を受け入れるように構成されている、側壁106の上部部分にある細長い開口部111を含み得る。
【0063】
更に、トレイ12´の入れ子構造により、基部102は、スリーブ16´のリアパネル78´に当接する後方に突出した部分112を含み得る。後方に突出した部分112は、パッケージ100の直立機構を提供するように構成されていなくてもよいが、この部分112は、パッケージ100が後方に突出した部分112およびフランジ108の前端114に置かれて同様に直立方向に立つことができるように、上記で説明したスタンド部38と同様の寸法または構成を有し得る。
【0064】
ここで、図12~18を参照しながら電池パッケージ200の追加の実施形態を説明する。第1の幅を有するその第1の形態を図12~14に示し、第2のより広い幅を有する第2の形態を図15~17に示す。パッケージ200の寸法は、任意の所望の寸法および/または電池の数に対応するように調整することができるということが理解されるであろう。例えば、パッケージ200は、いくつか例を挙げると、AA、AAA、AAA、D、C、A23、CR123A、CR2を含む様々な電池寸法を収容するような寸法で形成することができる。それに応じて、寸法は異なってはいるが、各々の形態の類似の構造体を指すために同一の参照符号が使用される。
【0065】
パッケージ200のカートン204を形成するために構成されるブランク材202を図12および15に示す。ブランク材202の中心スリーブ部206は、長手方向の折り目線/端部216を介して回動可能に共に接続されている前壁208、後壁210、側壁212、および連結壁214を含む。図示される形態では、中心スリーブ部206は、順番に、前壁208、側壁212の一方、後壁210、側壁212の他方、および連結壁214を含む。組み立てのため、連結壁214が前壁208の一部に沿って延びるまで、壁208、210、212、214をその間にある折り目線216を中心に互いに対して回動させる。その後、好適な接着材または他の材料もしくは機構を用いて連結壁214を前壁208に固定し、図13、14、16および17に示すようなカートン204のスリーブ218を作成することができる。連結壁214は側壁212の一方に回動可能に結合されるものとして説明したが、当然のことながら、代替的に連結壁214を前壁208または後壁210に回動可能に結合することが可能であり、組み立て品には後壁210または側壁212の一方に沿って延びる連結壁214が含まれ得る。
【0066】
ブランク材202の底部部分220は、前壁208に接続された前方タブ222、後壁210に接続された後方タブ224、および側壁212に接続された側方タブ226を含み、各々は折り目線/端部228を介してそれぞれの壁208、210、212に回動可能に接続されている。スリーブ218が形成された後、タブ222、224、226を互いの一部と重ね合わせ、スリーブ218の長手方向軸Lに対して略直交して延びるまで、折り目線228を中心にタブ222、224、226を回動させることができる。1つの手法では、最初に側方タブ226を折り畳み、次に後方タブ224を折り畳んで、最終的に前方タブ222と重ね合わせる。組み立ての間、好適な接着材または他の材料もしくは機構を用いてタブ222、224、226の重なり合う部分を共に固定することが可能であり、これによって底部部分220により図13、14、16および17に示すようなカートン204の閉鎖底部230が形成される。
【0067】
ブランク材202の上部部分232は、後壁210に接続された後方タブ234、および側壁212に接続された側方タブ236を含み、各々は折り目線/端部238を介してそれぞれの壁210、212に回動可能に接続されている。スリーブ218が形成された後、タブ234、236を互いの一部と重ね合わせ、スリーブ218の長手方向軸Lに対して略直交して延びるまで、折り目線238を中心にタブ234、236を回動させることができる。1つの手法では、最初に側方タブ236を折り畳み、次に後方タブ234を折り畳む。その後、好適な接着材または他の材料もしくは機構を用いてタブ234、236の重なり合う部分を共に固定することが可能であり、これによって上部部分232により図13、14、16および17に示すようなカートン204の閉鎖上部240が形成される。上部部分232が前壁208から延びるタブを含まないことにより、閉鎖上部240には、共に固定されたタブ234、236の間に配置されるスロット開口部または間隙242(図13)と、閉鎖上部240を貫通して延びる前壁208とが含まれる。更に、必要に応じて、カートン204の組み立て後に前壁208が閉鎖上部240より上に突出した部分241を含むように、前壁208を後壁210および側壁212を上回る高さの寸法で形成してもよい。
【0068】
図示される形態では、前壁208、後壁210、および側壁212は略矩形である。しかしながら、組み立て後にスリーブ218が水平面で台形断面を有することができるように、後壁210は前壁208より小さい幅を有してもよい。それに応じて、示されるように、前方タブ222、後方タブ224、234は対応した台形形状を有し得る。更に、側方タブ226、236は、ブランク材202を平面に置いた状態で、後壁210より上および下に延びるような角度で、側方タブ226、236がそれらのそれぞれの折り目線228、238から延びていてもよい。この構造によって、スリーブ218を組み立てた後に、側方タブ226がスリーブ218の開口上部/底部の上に突出して、前方タブ222および/または後方タブ224、234と重ね合わせられる。
【0069】
任意の適切な板紙またはプラスチック材料を使用してブランク材202を製造してもよく、例えば、ナイロン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリカーボネート、アクリル、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、およびポリエチレンテレフタレートを使用してもよい。不透明材料であるため、消費者がカートン204内に保管された製品を確認するために、前壁208は、その幅に沿って延びる切抜き窓243を含み、カートン204の内部244への観察のためのアクセスを提供することができる。
【0070】
カートン204は、カートン204の内部244へのアクセスを提供する開口機構246を更に含み得る。より具体的には、閉鎖上部240は、カートン204から閉鎖上部240を完全または部分的に容易に取り外すことが可能であり、これによって内部244へのアクセスを提供することができるように、ミシン目、切れ目、切り込み等の任意の組み合わせを含んだ1つ以上の脆弱線248を含み得る。代替的または追加的形態では、本明細書に記載される折り目線のいずれかは、ブランク材202の折り畳みを容易にしてカートン204を形成するための脆弱線を含み得る。図に示されるように、上部の後方タブ234と後壁210との間の折り目線238は、それに沿って延びている脆弱線248を含み得る。更に、上部の側方タブ236と側壁212との間の折り目線238の一方または両方は、それに沿って延びている脆弱線248を含み得る。そのように構成することにより、各々のタブ234、236を、スリーブ218の対応する壁210、212から容易に着脱可能となるように構成することができる。必要に応じて、開口機構246は、端部が折り目線238にあるか、または折り目線238に隣接している側壁212の一方に、脆弱線252によって画定される把持タブ250を更に含み得る。そのように構成することにより、ユーザは、把持タブ250を押して隣接する側壁212から把持タブ250を破り、閉鎖上部240を上下から把持して閉鎖上部240を引きちぎり、内部244への開口部を露出させることができる。図示される形態では、脆弱線252は、把持タブ250のためにドーム型の形状を提供している。
【0071】
パッケージ200は、カートン内部244内に受け入れられるような寸法で形成されているトレイ254を更に含み得る。好適なトレイ254の詳細な描写を図18に示す。トレイ254は、凹状の中央部256と、凹状の中央部256から外側に延びる外周フランジ258とを含む。凹状の中央部256は、後壁260と、後壁260と外周フランジ258との間に延びる側壁262とを有する。凹状の中央部256は、電池をその内部で受け入れるように構成されており、好ましくは、電池が外周フランジ258の平面を中断しないように、電池を中央部256内で完全に受け入れるような寸法で形成されている。
【0072】
後壁260は、それぞれが湾曲し、部分的な円筒構造の表面を有する複数のベイ264を含み、各ベイ264は、パッケージ200の長手方向軸Lに沿って平行方向に延びている。好ましくは、ベイ264の円筒構造は、上記でも説明したように、電池がベイ内に受け入れられるときに、ベイ264が電池の横方向の動きを制限するように、電池の円筒側壁に対して相補的となるような寸法で形成されている。更に、ベイの端壁266間のベイ264の長さは、ベイ内に受け入れられることが意図される電池の長さと等しい寸法で形成されるか、またはそれよりも僅かに大きい、例えば約1~5mmもしくは1~3mm大きい寸法で形成することができる。そのように構成することにより、ベイ264および凹状の中央部256の寸法が共に機能して、電池の動きを制限する。更に、電池の動きを制限することで、有利なことに、パッケージ200内に収容したときに電池の端子が互いに接触してしまうのを防止することにも役立つ。
【0073】
有利なことに、トレイ254は、任意の所望の数の電池をその内部に保管するように構成することができる。例えば、図示されているトレイ254では、4つのベイ264からなる2つの行268を含んでいるが、行268には任意の所望の数のベイ264を設けることができ、任意の数の行268を含むことができる。示されるように、行268の間に仕切り270が延びており、その仕切り270の両側にベイ264の端壁266が設けられている仕切り270によって、行268をスタック状構造に配置することができる。1つの手法では、仕切り270は、端壁266間に延びる、前方に面する壁272を含む。前方に面する壁272は、後壁260より上に配置されており、端壁266によって行268内の電池のマイナス端子同士の間の接触を防止することができる。図示されている形態では、前方に面する壁272はフランジ258に対して凹設されている。代替的に、前方に面する壁272はフランジ258と同一平面上にあってもよい。1つの手法では、フランジ258は、幅が前壁208の幅と略等しいか、またはそれよりも僅かに小さい、例えば1~5mmもしくは1~3mm小さい幅であり、高さが後壁210と略等しいか、またはそれよりも僅かに小さい、例えば1~5mmもしくは1~3mm小さい高さの(内部244の高さに対応する)取り付け面積を有することができる。凹部256の中心位置決めを想定して、トレイ254は、カートン204の台形形状に挿入されるように構成される。
【0074】
図14、17および18に示されるように、トレイ254はまた、外周フランジ258の上端278から上向きに突出した、吊るし穴などの吊り下げ機構276を有するタブ274を含み得る。吊り下げ機構276は、一般に理解されているような任意の適切な形状および/または構造を取ることができる。例えば、タブ274は、図18に示されるようにフランジ258よりも小さい幅を有し、その中間部分から上向きに突出していてもよい。代替的に、タブ274は、図14に示されるようにトレイ254の全幅にわたって延びていてもよい。この構造によって、トレイ254がカートン内部244に挿入され、上部部分232が閉鎖上部240へと固定されると、タブ274が閉鎖上部240にあるスロット開口部242を貫通して突出することが可能となる。トレイ254の側壁262は閉鎖上部240に当接しているが、これによって閉鎖上部240が開口/外れるまでにトレイ254がカートン204から外れてしまうことが防止され、吊り下げ機構276を利用して販売用にパッケージ200を陳列することができる。
【0075】
トレイ254は、プレスされた紙パルプ、射出成形、ブロー成形等を使用するモールドにおけるものなどの任意の適切な方法を使用して製造することができる。任意の適切な板紙またはプラスチック材料を使用してトレイを製造してもよく、例えば、ナイロン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリカーボネート、アクリル、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、およびポリエチレンテレフタレートを使用してもよい。
【0076】
ここで、図19~25を参照しながら電池パッケージ300の追加の実施形態を説明する。第1の幅を有するその第1の形態を図19~21に示し、第2のより広い幅を有する第2の形態を図22~24に示し、第3の形態を図25に示す。パッケージ300の寸法は、任意の所望の寸法および/または電池の数に対応するように調整することができるということが理解されるであろう。例えば、パッケージ300は、いくつか例を挙げると、AA、AAA、AAA、D、C、A23、CR123A、CR2を収容するような寸法で形成することができる。それに応じて、寸法は異なってはいるが、各々の形態の類似の構造体を指すために同一の参照符号が使用される。
【0077】
パッケージ300のカートン304を形成するために構成されるブランク材302を図19、22および25に示す。ブランク材302の中心スリーブ部306は、長手方向の折り目線/端部316を介して回動可能に共に接続されている前壁308、後壁310、側壁312、および連結壁314を含む。図示される形態では、中心スリーブ部306は、順番に、側壁312の一方、前壁308、側壁312の他方、後壁310、および連結壁314を含む。組み立てのため、連結壁314が前壁308の一部に沿って延びるまで、壁308、310、312、314をその間の折り目線316を中心に互いに対して回動させる。その後、好適な接着材または他の材料もしくは機構を用いて連結壁314を前壁308に固定し、図20、21、23および24に示すようなカートン304のスリーブ318を作成することができる。連結壁314を後壁310に回動可能に結合するものとして説明したが、当然のことながら、代替的に連結壁314を前壁308または側壁312の一方に回動可能に結合することが可能であり、組み立て品には後壁310または側壁312の一方に沿って延びる連結壁314が含まれ得る。
【0078】
図19、22、および25に示されるように、ブランク材302は、前壁308の上下の折り目線/端部324、326にそれぞれ回動可能に接続されている、上部フラップ320および底部フラップ322を更に含む。上部フラップ320および底部フラップ322は、少なくとも部分的にそれらの部分が重ね合わされてフラップ320、322を共に固定することができるように、後方に折り畳まれるように構成されている。より具体的には、上部フラップ320には、所望により2つの部分328a、328bに分割することができるタブ328、カートン304の上壁330、および上壁330から離れて延びる外側の後壁332が含まれている。上部フラップ320の各々の部分は、折り目線334によって互いに回動可能に接続されている。1つの手法によって、タブ328は、隣接する側壁312に対して上向きに延びる前壁308の上部部分336に実質的に等しい、例えば1~2mmの範囲内で等しい形状および寸法を有することができる。次に、上壁330は、スリーブ318の水平横断面と実質的に等しい、例えば1~2mmの範囲内で等しい形状および幅/長さの寸法を有することができる。最後に、外側の後壁332は、スリーブ318の(内部)後壁310と実質的に等しい、例えば1~2mmの範囲内で等しい形状および寸法を有することができる。
【0079】
図19に示される一形態では、底部フラップ322は、折り目線326によって前壁308に回動可能に接続されたカートン304の底壁338と、折り目線342によって底壁338に回動可能に接続された連結タブ340とを含む。そのように構成することにより、スリーブ318が形成された後、底部フラップ322を底壁338がその開口底部にわたってスリーブ318の長手方向軸Lに対して略直交して延びるように線326に沿って折り畳むことができ、連結タブ340をスリーブ318の後壁310に対して、例えば略平行に沿って延びるように線342に沿って折り畳むことができる。次に、タブ328が前壁308の上部部分336に対して、例えば略平行に沿って延びるように線324(図19)に沿って、上壁330がその開口上部にわたってスリーブ318の長手方向軸Lに対して略直交して延びるように線334bに沿って、および外側の後壁332がスリーブ318の後壁310に沿って延びるように334cに沿って上部フラップ320を折り畳むことができる。最後に、続いて好適な接着材または他の材料もしくは機構によって外側の後壁332を連結タブ340に固定して、そこに内容物を固定する最終的なカートン304を形成することができる。必要に応じて、タブ328は、好適な接着材または他の材料もしくは機構によって前壁308の上部部分336に固定することができる。
【0080】
図22に示される別の形態では、底部フラップ322ではなく、上部フラップ320が、折り目線334dによって外側の後壁332に回動可能に接続された連結タブ340´を含むことができる。そのように構成することにより、タブ328が前壁308の上部部分336に対して、例えば略平行に沿って延びるように線324に沿って、上壁330がその開口上部にわたってスリーブ318の長手方向軸Lに対して略直交して延びるように線334bに沿って、外側の後壁332がスリーブ318の後壁310に沿って延びるように線334cに沿って、および連結タブ340´が底壁338に沿って延びるように線334dに沿って上部フラップ320を折り畳むことができる。最後に、続いて好適な接着材または他の材料もしくは機構によって連結タブ340´を底壁338に固定して、そこに内容物を固定する最終的なカートン304を形成することができる。
【0081】
図示される形態では、前壁308、後壁310、および側壁312は略矩形である。しかしながら、組み立て後にスリーブ318が水平面で台形断面を有することができるように、後壁310は前壁308より小さい幅を有してもよい。それに応じて、上壁330、底壁338は示されるように対応する台形形状を有し得る。更に、図19~24の形態では、ブランク材302および結果として生じるカートン304は、前壁308の上部部分336と上部フラップ320のタブ328とを貫通して延びている、吊るし穴などの吊り下げ機構344を含み得る。図示される形態では、吊り下げ機構344の底端は、タブ328の部分328aと328bとの間の折り目線334に沿って延びている。吊り下げ機構344は、一般に理解されているような任意の適切な形状および/または構造を取ることができる。
【0082】
任意の適切な板紙またはプラスチック材料を使用してブランク材302を製造してもよく、例えば、ナイロン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリカーボネート、アクリル、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、およびポリエチレンテレフタレートを使用してもよい。不透明材料であるため、消費者がカートン304内に保管された製品を確認するために、前壁308は、その幅に沿って延びる切抜き窓346を含み、カートン304の内部348への観察のためのアクセスを提供することができる。
【0083】
いくつかの形態では、カートン304を、そこにトレイを受け入れるような寸法に形成することが可能であり、これは上記の実施形態において説明したように構成することができる。例えば、カートン304は、タブ274を伴わずに、図18に示されるように構成されたトレイを受け入れるように構成することができる。
【0084】
当業者であれば、本発明の範囲から逸脱することなく前述の実施形態に関して多種多様な修正、変更、および組み合わせを行うことが可能であり、そのような修正、変更、および組み合わせは、本発明の概念の範囲内にあると見なされるべきであることが理解されよう。
図1
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