(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-28
(45)【発行日】2024-07-08
(54)【発明の名称】フィルム包装装置
(51)【国際特許分類】
B65B 11/10 20060101AFI20240701BHJP
B65H 16/00 20060101ALI20240701BHJP
B65H 23/028 20060101ALI20240701BHJP
【FI】
B65B11/10
B65H16/00
B65H23/028
(21)【出願番号】P 2022577406
(86)(22)【出願日】2021-12-17
(86)【国際出願番号】 CN2021139168
(87)【国際公開番号】W WO2023092755
(87)【国際公開日】2023-06-01
【審査請求日】2022-12-15
(31)【優先権主張番号】202111390759.1
(32)【優先日】2021-11-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】522471386
【氏名又は名称】無錫先導智能装備股▲ふん▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110002181
【氏名又は名称】弁理士法人IP-FOCUS
(72)【発明者】
【氏名】楊 勝利
(72)【発明者】
【氏名】孫 一舟
【審査官】▲高▼辻 将人
(56)【参考文献】
【文献】中国実用新案第213921632(CN,U)
【文献】中国実用新案第212648283(CN,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65B11/00-11/58
B65H16/00-16/10
B65H23/028
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第一方向において対向して設けられる二つのフィルム包装ローラを含み、二つの前記フィルム包装ローラの間に製品が通過するためのフィルム包装チャネルが形成されるフィルム包装アセンブリと、
フィルム引張アセンブリであって、前記フィルム包装アセンブリの前記第一方向の一方の側に配置され、前記フィルム包装アセンブリの前記フィルム引張アセンブリから離れた側に位置するテープを把持して、
テープが前記フィルム包装チャネルを覆うように、前記第一方向に沿ってテープを引っ張って前記フィルム包装アセンブリの前記フィルム引張アセンブリに向かう側に移動するのに用いられるフィルム引張アセンブリと、
製品を把持して
、製品を駆動して
前記フィルム包装チャネルのテープに覆われた一端から前記フィルム包装チャネルを通過するのに用いられる製品搬入アセンブリと、
二つの前記フィルム包装ローラの前記第一方向の両側に位置するテープを切断するのに用いられるテープ切断アセンブリと、を含
み、
前記フィルム包装装置は、廃棄物処理アセンブリを更に含み、前記廃棄物処理アセンブリは、廃棄物吸引機構及び運動駆動機構を含み、前記運動駆動機構は、前記廃棄物吸引機構に駆動接続され、前記廃棄物吸引機構を駆動して吸引位置と廃棄物收集位置の間を動き、前記廃棄物吸引機構が前記廃棄物收集位置まで動く時、前記廃棄物吸引機構は、廃棄物を放出し、
前記廃棄物吸引機構は、取付フレーム、真空吸着板、吸引駆動部材及び二つの押さえローラを含み、前記取付フレームは、移動可能に前記運動駆動機構に設けられ、前記吸引駆動部材は、前記運動駆動機構に設けられ、前記取付フレームに駆動接続され、前記真空吸着板と二つの前記押さえローラは前記取付フレームに取り付けられ、二つの前記押さえローラは、二つの前記フィルム包装ローラと一対一で対応し、前記廃棄物吸引機構が前記吸引位置まで動く時、前記吸引駆動部材は、前記真空吸着板を駆動して前記フィルム包装アセンブリと前記フィルム引張アセンブリの間に位置するテープを吸引し、それぞれの前記押さえローラは、テープを対応する前記フィルム包装ローラに圧着することを特徴とするフィルム包装装置。
【請求項2】
前記フィルム引張アセンブリは、テープ引張移動台及びいずれもテープを把持するための二つのテープ把持機構を含み、前記テープ引張移動台は、制御されて前記第一方向に沿って移動可能であり、二つの前記テープ把持機構は、前記第一方向に垂直な第二方向に沿って前記テープ引張移動台に間隔を置いて設けられ、且つ前記第二方向に沿って互いに近づける、又は遠ざけることができることを特徴とする請求項1に記載のフィルム包装装置。
【請求項3】
前記フィルム引張アセンブリは、前記テープ引張移動台に設けられるテープ引張昇降台を更に含み、前記テープ引張昇降台は、前記テープ引張移動台に対して第三方向に沿って移動可能であり、二つの前記テープ把持機構は、前記テープ引張昇降台に設けられ、
前記第三方向は、前記第一方向と前記第二方向のいずれに対しても垂直であることを特徴とする請求項2に記載のフィルム包装装置。
【請求項4】
二つの前記フィルム包装ローラは、前記第一方向に沿って互いに近づける、又は遠ざけることができるように構成されることを特徴とする請求項1に記載のフィルム包装装置。
【請求項5】
前記フィルム包装アセンブリは、フィルム包装駆動部材及び前記フィルム包装駆動部材に伝導接続されるフィルム包装伝導機構を更に含み、前記フィルム包装伝導機構は、二つの前記フィルム包装ローラの間に伝導接続され、前記フィルム包装駆動部材の駆動下で二つの前記フィルム包装ローラを駆動して前記第一方向に沿って互いに近づける、又は遠ざけることを特徴とする請求項4に記載のフィルム包装装置。
【請求項6】
前記フィルム包装伝導機構は、フィルム包装固定台、カム溝板、二つのカムフォロア及び二つのフィルム包装取付台を含み、前記フィルム包装駆動部材は、前記フィルム包装固定台に取り付けられ、前記カム溝板は、前記フィルム包装駆動部材の出力軸に取り付けられ、前記フィルム包装駆動部材により駆動回転され、
二つの前記フィルム包装取付台は、前記第一方向に沿って近づける、又は遠ざけることができるように設けられ、且つ二つの前記フィルム包装ローラは、それぞれ自身の軸線周りに回転可能に二つの前記フィルム包装取付台に接続され、二つの前記カムフォロアは、それぞれ二つの前記フィルム包装取付台に取り付けられ、いずれも前記カム溝板のカム溝に伝導係合し、前記カム溝板が回転するプロセスにおいて、二つの前記フィルム包装取付台を駆動して前記第一方向互いに近づける、又は遠ざけることを特徴とする請求項5に記載のフィルム包装装置。
【請求項7】
前記製品搬入アセンブリは、第三方向において対向して配置される第一製品把持機構と第二製品把持機構を含み、且つ前記フィルム包装アセンブリは、前記第一製品把持機構と前記第二製品把持機構の間に位置し、前記第三方向は、前記第一方向に垂直であり、
前記第一製品把持機構は、製品を把持して、前記第三方向に沿って前記フィルム包装チャネルに挿入するのに用いられ、前記第二製品把持機構は、前記フィルム包装チャネルから通り抜けた製品を把持して、前記第三方向に沿って搬出位置に引き出すのに用いられることを特徴とする請求項1に記載のフィルム包装装置。
【請求項8】
前記第一製品把持機構は、第一昇降駆動部材、第一昇降台及び第一把持構造を含み、前記第一昇降駆動部材は、前記第一昇降台に駆動接続され、前記第一昇降台を駆動して前記第三方向に沿って移動し、前記第一把持構造は、前記第一昇降台に取り付けられ、製品を把持するのに用いられ、
前記第二製品把持機構は、第二昇降駆動部材、第二昇降台及び第二把持構造を含み、前記第二昇降駆動部材は、前記第二昇降台に駆動接続され、前記第二昇降台を駆動して前記第三方向に沿って移動し、前記第二把持構造は、前記第二昇降台に取り付けられ、製品を把持するのに用いられることを特徴とする請求項7に記載のフィルム包装装置。
【請求項9】
前記フィルム包装装置は、製品取出アセンブリを更に含み、前記製品取出アセンブリは、第三把持構造と取出駆動構造を含み、前記取出駆動構造は、前記第三把持構造に駆動接続され、前記第三把持構造を駆動して前記搬出位置と取出位置の間を移動し、前記第三把持構造は、前記搬出位置において製品を把持するのに用いられることを特徴とする請求項7に記載のフィルム包装装置。
【請求項10】
前記テープ切断アセンブリは、テープ切断移動台、テープ切断駆動部材及びカッター機構を含み、前記テープ切断移動台は、前記第一方向に垂直な第二方向に沿って移動可能に設けられ、前記テープ切断駆動部材は、前記テープ切断移動台に駆動接続され、前記カッター機構は、前記テープ切断移動台に取り付けられ、前記テープ切断移動台と共に前記第二方向に沿って移動するプロセスにおいてテープを切断することを特徴とする請求項1に記載のフィルム包装装置。
【請求項11】
前記カッター機構は、カッター固定台、カッター簡易着脱台及びカッターを含み、前記カッター固定台は、前記テープ切断移動台に取り付けられ、前記カッター簡易着脱台は、前記カッター固定台に着脱可能に接続され、前記カッターは、前記カッター簡易着脱台に着脱可能に接続されることを特徴とする請求項
10に記載のフィルム包装装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2021年11月23日に出願された、出願番号202111390759.1の発明名称が「フィルム包装装置」である中国特許出願の優先権を主張し、その全体が参照によって本明細書に組み込まれる。
【0002】
本願は、電池製造技術分野に関し、特に、フィルム包装装置に関する。
【背景技術】
【0003】
工業生産プロセスにおいて、しばしば製品をフィルム包装する、即ち、フィルム材を用いて製品を包む必要がある。例えば、リチウム電池生産ラインにおいて、超音波溶接後のセルに対して、セルの二つの側辺及び底面全体を被覆する必要がある。テープを貼り付ける時、貼り付け表面は、平坦で気泡が無く、テーピングプロセスにおいて、セルの把持は、信頼でき、緩まないことを保証する必要がある。従来技術において、一般的に横型テーピングを用いる、即ち、セルをクリップに平置きして、一連の移動、反転等の動作によってセルのテーピングを完了するので、皺が出やすくなり、被覆精度が低くなる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これに基づき、現在の技術において、フィルム包装は皺が出やすく、フィルム包装精度が低いという問題に対して、上記欠点を改善したフィルム包装装置を提供する必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第一方向において対向して設けられる二つのフィルム包装ローラを含み、二つの前記フィルム包装ローラの間に製品が通過するためのフィルム包装チャネルが形成されるフィルム包装アセンブリと、
フィルム引張アセンブリであって、前記フィルム包装アセンブリの前記第一方向の一方の側に配置され、前記フィルム包装アセンブリの前記フィルム引張アセンブリから離れた側に位置するテープを把持して、前記第一方向に沿ってテープを引っ張って前記フィルム包装アセンブリの前記フィルム引張アセンブリに向かう側に移動するのに用いられるフィルム引張アセンブリと、
製品を把持して製品を駆動して前記フィルム包装チャネルを通過するのに用いられる製品搬入アセンブリと、
二つの前記フィルム包装ローラの前記第一方向の両側に位置するテープを切断するのに用いられるテープ切断アセンブリと、を含む包装装置。
【0006】
そのうち一つの実施例において、前記フィルム引張アセンブリは、テープ引張移動台及びいずれもテープを把持するための二つのテープ把持機構を含み、前記テープ引張移動台は、制御されて前記第一方向に沿って移動可能であり、二つの前記テープ把持機構は、前記第一方向に垂直な第二方向に沿って前記テープ引張移動台に間隔を置いて設けられ、且つ前記第二方向に沿って互いに近づける、又は遠ざけることができる。
【0007】
そのうち一つの実施例において、前記フィルム引張アセンブリは、前記テープ引張移動台に設けられるテープ引張昇降台を更に含み、前記テープ引張昇降台は、前記テープ引張移動台に対して第三方向に沿って移動可能であり、二つの前記テープ把持機構は、前記テープ引張昇降台に設けられ、
前記第三方向は、前記第一方向と前記第二方向のいずれに対しても垂直である。
【0008】
そのうち一つの実施例において、二つの前記フィルム包装ローラは、前記第一方向に沿って互いに近づける、又は遠ざけることができるように構成される。
【0009】
そのうち一つの実施例において、前記フィルム包装アセンブリは、フィルム包装駆動部材及び前記フィルム包装駆動部材に伝導接続されるフィルム包装伝導機構を更に含み、前記フィルム包装伝導機構は、二つの前記フィルム包装ローラの間に伝導接続され、前記フィルム包装駆動部材の駆動下で二つの前記フィルム包装ローラを駆動して前記第一方向に沿って互いに近づける、又は遠ざける。
【0010】
そのうち一つの実施例において、前記フィルム包装伝導機構は、フィルム包装固定台、カム溝板、二つのカムフォロア及び二つのフィルム包装取付台を含み、前記フィルム包装駆動部材は、前記フィルム包装固定台に取り付けられ、前記カム溝板は、前記フィルム包装駆動部材の出力軸に取り付けられ、前記フィルム包装駆動部材により駆動回転され、
二つの前記フィルム包装取付台は、前記第一方向に沿って近づける、又は遠ざけることができるように設けられ、且つ二つの前記フィルム包装ローラは、それぞれ自身の軸線周りに回転可能に二つの前記フィルム包装取付台に接続され、二つの前記カムフォロアは、それぞれ二つの前記フィルム包装取付台に取り付けられ、いずれも前記カム溝板のカム溝に伝導係合し、前記カム溝板が回転するプロセスにおいて、二つの前記フィルム包装取付台を駆動して前記第一方向互いに近づける、又は遠ざける。
【0011】
そのうち一つの実施例において、前記製品搬入アセンブリは、第三方向において対向して配置される第一製品把持機構と第二製品把持機構を含み、且つ前記フィルム包装アセンブリは、前記第一製品把持機構と前記第二製品把持機構の間に位置し、前記第三方向は、前記第一方向に垂直であり、
前記第一製品把持機構は、製品を把持して、前記第三方向に沿って前記フィルム包装チャネルに挿入するのに用いられ、前記第二製品把持機構は、前記フィルム包装チャネルから通り抜けた製品を把持して、前記第三方向に沿って搬出位置に引き出すのに用いられる。
【0012】
そのうち一つの実施例において、前記第一製品把持機構は、第一昇降駆動部材、第一昇降台及び第一把持構造を含み、前記第一昇降駆動部材は、前記第一昇降台に駆動接続され、前記第一昇降台を駆動して前記第三方向に沿って移動し、前記第一把持構造は、前記第一昇降台に取り付けられ、製品を把持するのに用いられ、
前記第二製品把持機構は、第二昇降駆動部材、第二昇降台及び第二把持構造を含み、前記第二昇降駆動部材は、前記第二昇降台に駆動接続され、前記第二昇降台を駆動して前記第三方向に沿って移動し、前記第二把持構造は、前記第二昇降台に取り付けられ、製品を把持するのに用いられる。
【0013】
そのうち一つの実施例において、前記フィルム包装装置は、製品取出アセンブリを更に含み、前記製品取出アセンブリは、第三把持構造と取出駆動構造を含み、前記取出駆動構造は、前記第三把持構造に駆動接続され、前記第三把持構造を駆動して前記搬出位置と取出位置の間を移動し、前記第三把持構造は、前記搬出位置において製品を把持するのに用いられる。
【0014】
そのうち一つの実施例において、前記フィルム包装装置は、廃棄物処理アセンブリを更に含み、前記廃棄物処理アセンブリは、廃棄物吸引機構及び運動駆動機構を含み、前記運動駆動機構は、前記廃棄物吸引機構に駆動接続され、前記廃棄物吸引機構を駆動して吸引位置と廃棄物收集位置の間を動き、
前記廃棄物吸引機構が前記吸引位置まで動く時、前記廃棄物吸引機構は、前記フィルム包装アセンブリと前記フィルム引張アセンブリの間に位置して、前記テープ切断アセンブリによってテープが切断された後に形成される廃棄物を吸引し、前記廃棄物吸引機構が前記廃棄物收集位置まで動く時、前記廃棄物吸引機構は、廃棄物を放出する。
【0015】
そのうち一つの実施例において、前記テープ切断アセンブリは、テープ切断移動台、テープ切断駆動部材及びカッター機構を含み、前記テープ切断移動台は、前記第一方向に垂直な第二方向に沿って移動可能に設けられ、前記テープ切断駆動部材は、前記テープ切断移動台に駆動接続され、前記カッター機構は、前記テープ切断移動台に取り付けられ、前記テープ切断移動台と共に前記第二方向に沿って移動するプロセスにおいてテープを切断する。
【0016】
そのうち一つの実施例において、前記カッター機構は、カッター固定台、カッター簡易着脱台及びカッターを含み、前記カッター固定台は、前記テープ切断移動台に取り付けられ、前記カッター簡易着脱台は、前記カッター固定台に着脱可能に接続され、前記カッターは、前記カッター簡易着脱台に着脱可能に接続される。
【発明の効果】
【0017】
上記フィルム包装装置は、実際のフィルム包装作業時に、まず、フィルム引張アセンブリがフィルム包装アセンブリの上流側に位置するテープの始端を把持するまで第一方向に沿って移動し、それから、該テープを引っ張ってフィルム包装アセンブリを越えてフィルム包装アセンブリの下流側に到達するまで第一方向に沿って戻る。この時、テープは、二つのフィルム包装ローラの間のフィルム包装チャネルを覆い、製品搬入アセンブリは、製品を把持して、製品を駆動してフィルム包装チャネルのテープに覆われた一端から挿入される。製品が徐々にフィルム包装チャネルを通過するプロセスにおいて、二つのフィルム包装ローラの圧延作用下において、テープが徐々に製品の底面及び対向する二つの側面に貼り付けられる。フィルム包装が完了しようとする時、テープ切断アセンブリは、上記二つのフィルム包装ローラの第一方向の両側に位置するテープを切断し、それから製品は、フィルム包装チャネルを完全に通過するまでフィルム包装チャネルを通過し続け、フィルム包装が完了する。
【0018】
このように、本願のフィルム包装装置は、製品を二つのフィルム包装ローラの間に挿入する方法(即ち、縦型テーピング法)によって、フィルム包装プロセスにおいて、二つのフィルム包装ローラが連続的にテープを製品に圧延し、且つ製品のフィルム包装が完了しようとする時、テープ切断アセンブリによってテープを切断することができ、フィルム包装プロセスにおいて把持は、信頼でき、緩むことなく、フィルム貼り付け表面は平坦で気泡が無く、皺が出ず、フィルム包装精度は高い。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】本願の実施例におけるフィルム包装装置の正面図である。
【
図2】
図1に示すフィルム包装装置の右側面図である。
【
図3】
図1に示すフィルム包装装置の平面図である。
【
図4】
図1に示すフィルム包装装置のフィルム包装アセンブリの平面図である。
【
図5】
図4に示すフィルム包装アセンブリの正面図である。
【
図6】
図5に示すフィルム包装アセンブリのフィルム包装伝導機構の左側面図である。
【
図7】
図1に示すフィルム包装装置のフィルム引張アセンブリの平面図である。
【
図8】
図7に示すフィルム引張アセンブリの正面図である。
【
図9】
図7に示すフィルム引張アセンブリの左側面図である。
【
図10】
図1に示す製品搬入アセンブリの第二製品把持機構の正面図である。
【
図12】
図1に示すフィルム包装装置の製品取出アセンブリの正面図である。
【
図15】
図1に示すフィルム包装装置のテープ切断アセンブリの正面図である。
【
図17】
図15に示すテープ切断アセンブリの左側面図である。
【
図18】
図15に示すテープ切断アセンブリのカッター機構の正面図である。
【
図20】
図18に示すカッター機構のカッターとカッター簡易着脱台の構造概略図である。
【
図21】
図1に示すフィルム包装装置の廃棄物処理アセンブリの廃棄物吸引機構の正面図である。
【
図24】
図1に示すフィルム包装装置の廃棄物処理アセンブリの押さえ機構、廃棄物チャネル及び廃棄物収集ボックスの構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本願の上記目的、特徴及び利点を明確に理解できるようにするために、以下に図面と併せて本願の具体的な実施形態について詳細に説明する。以下の説明では、本願を十分に理解できるよう、多くの具体的な詳細を説明する。しかしながら、本願は、この説明とは異なる他の形態で実施することができ、当業者は、本願の精神および範囲から逸脱しない状況下で同様の改善を行ってもよく、従って、本願は、以下に公開する具体的な実施例に限定されない。
【0021】
技術用語「第一」、「第二」は、目的を説明するためのものでしかなく、相対的な重要性又は暗示された技術特徴の数を示す、或いは暗示すると理解することはできない。これにより、「第一」、「第二」と限定される特徴は、該特徴を明示的又は暗黙的に少なくとも一つ含むことができる。本願の説明において、明確に限定されている場合を除き、「複数」が意味するのは、少なくとも二つであり、例えば、二つ、三つ等である。
【0022】
本願において、明確に規定及び限定されている場合を除き、技術用語「取付」、「連結」、「接続」、「固定」等の技術用語は、広義に理解しなければならず、例えば、明確に限定されている場合を除き、固定接続であってもよく、取り外し可能な接続又は一体的な接続であってもよく、機械接続であってもよく、電気接続であってもよく、直接的な連結であってもよく、中間媒体を介した間接的な連結であってもよく、二つの部材内部の連通又は二つの部材の相互作用の関係であってもよい。当業者であれば、具体的な状況に応じて、上記技術用語の本願における具体的な意味を理解することができる。
【0023】
本願において、明確に規定及び限定されている場合を除き、第一の特徴が第二の特徴「上」又は「下」にあることは、第一及び第二の特徴が直接接触する、又は、第一及び第二の特徴が中間媒体を介して間接的に接触してもよい。更に、第一の特徴が第二の特徴「の上」、「上方」及び「上面」にあることは、第一の特徴が第二の特徴の真上又は斜め上にあってもよい、或いは、第一の特徴の水平高さが第二の特徴より高いことを表すだけでもよい。第一の特徴が第二の特徴「の下」、「下方」及び「下面」にあることは、第一の特徴が第二の特徴の真下又は斜め下にあってもよい、或いは、第一の特徴の水平高さが第二の特徴より低いことを表すだけでもよい。
【0024】
説明が必要なこととして、部材が他の部材「に固定される」又は「に設けられる」と記載されている時、それは、直接他の部材上にあってもよい、又は、間に部材が存在してもよい。一つの部材が他の部材を「接続」すると認められる時、それは、他の部材に直接接続してもよい、又は、間に部材が同時に存在する可能性もある。本文で使用される技術用語「垂直な」、「水平な」、「上」、「下」、「左」、「右」及び類似の記載は、目的を説明するためのものでしかなく、一つの実施形態だけを示さない。
【0025】
図1から
図3を参照すると、本願の実施例は、フィルム包装アセンブリ10、フィルム引張アセンブリ20、製品搬入アセンブリ30及びテープ切断アセンブリ40(
図15参照)を含むフィルム包装装置を提供する。
【0026】
図4及び
図5を参照すると、フィルム包装アセンブリ10は、第一方向において対向して設けられる二つのフィルム包装ローラ11を含み、該二つのフィルム包装ローラ11の間に製品が通過するためのフィルム包装チャネル110が形成される。
【0027】
図1から
図3を引き続き参照すると、フィルム引張アセンブリ20は、フィルム包装アセンブリ10の第一方向の一方の側に配置され、フィルム包装アセンブリ10のフィルム引張アセンブリ20から離れた側に位置するテープを把持して、第一方向に沿って該テープを引っ張ってフィルム包装アセンブリ10のフィルム引張アセンブリ20に向かう側に移動するのに用いられる。即ち、フィルム引張アセンブリ20は、テープをフィルム包装アセンブリ10の一方の側から第一方向に沿ってフィルム包装アセンブリ10の他方の側に引っ張って、テープを走行させてフィルム包装アセンブリ10を通過させる。
【0028】
製品搬入アセンブリ30は、製品を把持して製品を駆動して上記フィルム包装チャネル110を通過するのに用いられ、フィルム引張アセンブリ20の作用下において、テープが走行してフィルム包装アセンブリ10を通過し、製品搬入アセンブリ30が製品を駆動してフィルム包装チャネル110を通過する時、フィルム包装ローラ11の圧延作用下において、テープは、製品の底面と対向する二つの側面を包んで、製品のフィルム包装を実現する。テープ切断アセンブリ40は、上記二つのフィルム包装ローラ11の第一方向の両側に位置するテープを切断して、製品を包むテープとフィルム包装アセンブリ10の上流及び下流のテープを切断するのに用いられる。理解できることとして、該製品は、セルであってもよく、テープは、粘着テープであってもよい。当然ながら、製品は、フィルム包装が必要な他の製品であってもよく、テープも他の種類のフィルム材であってもよいが、ここでは限定しない。
【0029】
上記フィルム包装装置は、実際のフィルム包装作業時に、まず、フィルム引張アセンブリ20がフィルム包装アセンブリ10の上流側に位置するテープの始端を把持するまで第一方向に沿って移動し、それから、該テープを引っ張ってフィルム包装アセンブリ10を越えてフィルム包装アセンブリ10の下流側に到達するまで第一方向に沿って戻る。この時、テープは、二つのフィルム包装ローラ11の間のフィルム包装チャネル110を覆い、製品搬入アセンブリ30は、製品を把持して、製品を駆動してフィルム包装チャネル110のテープに覆われた一端から挿入される。製品が徐々にフィルム包装チャネル110を通過するプロセスにおいて、二つのフィルム包装ローラ11の圧延作用下において、テープが徐々に製品の底面及び対向する二つの側面に貼り付けられる。フィルム包装が完了しようとする時、テープ切断アセンブリ40は、上記二つのフィルム包装ローラ11の第一方向の両側に位置するテープを切断し、それから製品は、フィルム包装チャネル110を完全に通過するまでフィルム包装チャネル110を通過し続け、フィルム包装が完了する。
【0030】
このように、本願のフィルム包装装置は、製品を二つのフィルム包装ローラ11の間に挿入する方法(即ち、縦型フィルム包装法)によって、フィルム包装プロセスにおいて、二つのフィルム包装ローラ11が連続的にテープを製品に圧延し、且つ製品のフィルム包装が完了しようとする時、テープ切断アセンブリ40によってテープを切断することができ、フィルム包装プロセスにおいて把持は、信頼でき、緩むことなく、フィルム貼り付け表面は平坦で気泡が無く、皺が出ず、フィルム包装精度は高い。
【0031】
説明が必要なこととして、二つのフィルム包装ローラ11は互いに平行に設けられ、且ついずれも第一方向と垂直である。テープを製品の表面に圧延することを実現するために、二つのフィルム包装ローラ11は、いずれも自身の軸線周りに回転可能である。即ち、二つのフィルム包装ローラ11は、製品を締め付けて、製品が徐々に二つのフィルム包装ローラ11の間を通過するプロセスにおいて、二つのフィルム包装ローラ11を駆動して回転する。
【0032】
更に説明が必要なこととして、製品がフィルム包装チャネル110に挿入されるプロセスにおいて、製品は、製品両側のテープを駆動してフィルム包装チャネル110に徐々に入って、製品に貼り付けられるので、上流のテープは、徐々にフィルム包装チャネル110に繰り出され、フィルム引張アセンブリ20は、第一方向に沿って徐々にフィルム包装ローラ11に向かって移動して、製品下流のテープも徐々にフィルム包装チャネル110に向かって移動する。
【0033】
図7から
図9を参照すると、本願の実施例において、フィルム引張アセンブリ20は、テープ引張移動台22及びいずれもテープを把持するための二つのテープ把持機構21を含む。該テープ引張移動台22は、制御されて第一方向に沿って移動可能であり、二つのテープ把持機構21は、第一方向に垂直な第二方向に沿ってテープ引張移動台22に間隔を置いて設けられ、且つ第二方向に沿って互いに近づける、又は遠ざけることができる。このように、二つのテープ把持機構21によってテープを共同して把持し、且つ二つのテープ把持機構21を駆動して互いに遠ざけて、テープをその幅方向(即ち、第二方向)に張らせて、テープが製品に貼り付けられる時、皺等が出て平坦ではなくなる現象を更に回避する。更に説明が必要なこととして、当然ながら、二つのテープ把持機構21を駆動して、互いに近づける、又は遠ざけることで、両者の間の距離を調整することができ、幅のサイズが異なるテープに適応した把持ができるようになり、装置の互換性を向上させるのに有利である。
【0034】
いくつかの実施例において、フィルム引張アセンブリ20は、テープ引張移動台22に設けられるテープ引張昇降台25を更に含む。テープ引張昇降台25は、テープ引張移動台22に対して第三方向に沿って移動可能であり、二つのテープ把持機構21は、テープ引張昇降台25に設けられ、該二つのテープ把持機構21をテープ引張昇降台25と共に第三方向に沿って移動させることができる。ここで、該第三方向は、第一方向と第二方向のいずれに対しても垂直である。このように、テープ引張動作を実行する時、まず、テープ引張昇降台25を駆動して第三方向に沿って上升し、二つのテープ把持機構21が第一方向に沿って移動するプロセスにおいて、フィルム包装アセンブリ10と干渉が生じることを回避する。二つのテープ把持機構21がテープを所定位置に引っ張った後、テープ引張昇降台25を駆動して第三方向に沿って下降し、テープを駆動して二つのフィルム包装ローラ11を覆う。
【0035】
説明が必要なこととして、具体的に
図1に示す実施例において、第一方向は、左右方向であり、第二方向は、紙面に垂直な方向であり、第三方向は、鉛直方向である。
【0036】
具体的な実施例において、フィルム引張アセンブリ20は、テープ引張駆動部材23及び昇降駆動部材26を更に含む。テープ引張駆動部材23は、テープ引張移動台22に駆動接続され、テープ引張移動台22を駆動して第一方向に沿って移動する。昇降駆動部材26は、テープ引張移動台22に取り付けられ、且つテープ引張昇降台25に駆動接続され、テープ引張昇降台25を駆動してテープ引張移動台22に対して第三方向に沿って移動する。このように、テープ引張駆動部材23及び昇降駆動部材26によって、それぞれ二つのテープ把持機構21を駆動して共に第一方向及び第三方向に移動する。任意に、テープ引張駆動部材23は、エアシリンダを用いてもよく、昇降駆動部材26もエアシリンダを用いてもよい。
【0037】
更に、フィルム引張アセンブリ20は、第一スライダー222と第一スライドレール221を更に含み、第一スライダー222は、テープ引張移動台22に固定接続され、第一スライドレール221は、第一方向に沿って縦長に延在し、且つ第一スライダー222は、該第一スライドレール221に摺動接続される。このように、第一スライダー222と第一スライドレール221の摺動係合によってテープ引張移動台22の第一方向に沿った移動をガイドする。
【0038】
説明が必要なこととして、テープ引張移動台22とテープ引張昇降台25の間にもガイド構造、例えば、スライダー・スライドレール構造又はガイドロッド・ガイドブッシュ構造等を設けて、該ガイド構造によりテープ引張昇降台25のテープ引張移動台22に対する第三方向に沿った移動をガイドすることができるが、ここでは限定しない。
【0039】
具体的な実施例において、それぞれのテープ把持機構21は、テープ把持取付板212、グリッパシリンダ211及びグリッパ210を含み、テープ把持取付板212は、第二方向に沿って移動できるようにテープ引張昇降台25に接続され、グリッパシリンダ211は、該テープ把持取付板212に取り付けられ、且つグリッパ210と駆動接続され、該グリッパシリンダ211は、グリッパ210を駆動してテープを締め付ける、又は緩めることができる。
【0040】
更に、フィルム引張アセンブリ20は、二つのテープ把持取付板212と一対一で対応する二つの張力印加駆動部材24を更に含む。二つの張力印加駆動部材24は、いずれもテープ引張昇降台25に取り付けられ、且つ、それぞれ対応するテープ把持取付板212に駆動接続されて、それぞれ二つのテープ把持取付板212を駆動して第二方向に沿って互いに近づける、又は遠ざけて、二つのグリッパ210を駆動して互いに近づける、又は遠ざけて、二つのグリッパ210の第二方向においての距離を調整する。任意に、張力印加駆動部材24は、エアシリンダを用いてもよい。
【0041】
説明が必要なこととして、テープ把持取付板212の第二方向に沿った移動もスライダーとスライドレールの摺動係合によってガイドすることができるが、ここでは限定しない。
【0042】
更に、テープを正確に把持するために、テープの位置を検出するための検出センサ213がそれぞれのグリッパ210に取り付けられる。
【0043】
図4、
図5及び
図6を参照すると、本願の実施例において、該二つのフィルム包装ローラ11は、第一方向に沿って互いに近づける、又は遠ざけることができるように構成される。このように、二つのフィルム包装ローラ11は、第一方向に沿って互いに近づける、又は遠ざけることで、二つのフィルム包装ローラ11の間の距離を調整して、異なるタイプの製品に使用することができ、装置の互換性を向上させる。
【0044】
具体的な実施例において、フィルム包装アセンブリ10は、フィルム包装駆動部材12及び該フィルム包装駆動部材12に伝導接続されるフィルム包装伝導機構13を更に含む。該フィルム包装伝導機構13は、二つのフィルム包装ローラ11の間に伝導接続され、フィルム包装駆動部材12の駆動下で二つのフィルム包装ローラ11を駆動して第一方向に沿って互いに近づける、又は遠ざけて、両者の間の距離を調整する。
【0045】
具体的な実施例において、フィルム包装伝導機構13は、フィルム包装固定台134、カム溝板132、二つのカムフォロア133及び二つのフィルム包装取付台131を含む。フィルム包装駆動部材12は、フィルム包装固定台134に取り付けられ、カム溝板132は、フィルム包装駆動部材12の出力軸に取り付けられ、該フィルム包装駆動部材12により駆動回転される。二つのフィルム包装取付台131は、第一方向に沿って近づける、又は遠ざけることができるように設けられ、且つ二つのフィルム包装ローラ11は、それぞれ自身の軸線周りに回転可能に二つのフィルム包装取付台131に接続されて、二つのフィルム包装取付台131を第一方向に沿って近づける、又は遠ざける時、二つのフィルム包装ローラ11を駆動して第一方向に沿って互いに近づける、又は遠ざけることができる。二つのカムフォロア133は、それぞれ二つのフィルム包装取付台131に取り付けられ、いずれもカム溝板132のカム溝136に伝導係合し、カム溝板132が回転するプロセスにおいて、二つのフィルム包装取付台131を駆動して第一方向に沿って互いに近づける、又は遠ざけて、二つのフィルム包装ローラ11を駆動して第一方向に沿って近づける、又は遠ざける。任意に、フィルム包装駆動部材12は、モータを用いてもよい。
【0046】
更に、それぞれのフィルム包装取付台131のいずれも第二スライダー1311が設けられ、第二スライダー1311は、第二スライドレール1312に摺動接続され、該第二スライドレール1312は、第一方向に沿って縦長に延在する。このように、第二スライダー1311と第二スライドレール1312の摺動係合によってフィルム包装取付台131の第一方向に沿った移動をガイドする。
【0047】
説明が必要なこととして、フィルム包装駆動部材12とフィルム包装伝導機構13はいずれも二組含んでもよく、二組は、それぞれ上記フィルム包装ローラ11の両端(即ち、フィルム包装ローラ11の第二方向に沿った両端)に設けられ、共同して二つのフィルム包装ローラ11を駆動して互いに近づける、又は遠ざける。
【0048】
図1、
図10及び
図11を参照すると、本願の実施例において、製品搬入アセンブリ30は、第三方向において対向して配置される第一製品把持機構と第二製品把持機構32を含み、且つフィルム包装アセンブリ10は、該第一製品把持機構と第二製品把持機構32の間に位置する。該第一製品把持機構は、製品を把持して、該製品を第三方向に沿ってフィルム包装チャネル110に挿入するのに用いられる。第二製品把持機構32は、フィルム包装チャネル110から通り抜けた製品を把持して、第三方向に沿って搬出位置に引き出すのに用いられる。
【0049】
このように、フィルム包装を行う時、第一製品把持機構は、フィルム包装される製品の一端を把持し、該製品の他端を第三方向に沿って二つのフィルム包装ローラ11の間のフィルム包装チャネル110に挿入し、第二製品把持機構32は、フィルム包装チャネル110から通り抜けた製品の端部を把持し、この時、製品の第三方向の両端は、それぞれ第一製品把持機構と第二製品把持機構32によって把持され、それから第一製品把持機構と第二製品把持機構32は、共同して製品を駆動してフィルム包装チャネル110を通過し続ける。第一製品把持機構がフィルム包装ローラ11に接触する、又は、接触しようとする時に、製品を挿入し続けることを停止し、第一製品把持機構は製品を緩めて復帰し、テープ切断アセンブリ40によってテープを切断する。それから、第二製品把持機構32は、製品を駆動し続けてフィルム包装チャネル110を通過し、テープの終端を圧延し続けて、製品に貼り付けて、フィルム包装が完了する。
【0050】
具体的な実施例において、第一製品把持機構は、第一昇降駆動部材、第一昇降台及び第一把持構造を含む。第一昇降駆動部材は、第一昇降台に駆動接続され、第一昇降台を駆動して第三方向に沿って移動する。製品を把持するための該第一把持構造は、第一昇降台に取り付けられ、第一把持構造を第一昇降台と共に第三方向に沿って移動させることができる。このように、製品を把持する必要がある時、第一昇降駆動部材は、第一昇降台を駆動して第一把持構造が搬入位置に移動するまで第三方向に沿って移動して、第一把持構造に搬入位置のフィルム包装される製品を把持させる。それから、第一昇降駆動部材は、第一昇降台を駆動して第三方向に沿ってフィルム包装チャネル110に向かって移動し(この時、テープは、第一把持構造と上記二つのフィルム包装ローラ11の間を通過する)、製品をフィルム包装チャネル110に挿入して、フィルム包装が完了する。任意に、第一昇降駆動部材は、電動シリンダであってもよい。
【0051】
更に、第一把持構造は、第一エアグリッパ及び二つの第一締付板を含み、第一エアグリッパは、第一昇降駆動部材に取り付けられ、二つの第一締付板は、第一エアグリッパに取り付けられ、該第一エアグリッパは、二つの第一締付板を駆動して製品を締め付ける、又は緩めることができる。
【0052】
図10及び
図11を参照すると、具体的な実施例において、第二製品把持機構32は、第二昇降駆動部材321、第二昇降台322及び第二把持構造323を含む。第二昇降駆動部材321は、第二昇降台322に駆動接続され、第二昇降台322を駆動して第三方向に沿って移動する。製品を把持するための該第二把持構造323は、第二昇降台322に取り付けられ、第二把持構造323を第二昇降台322と共に第三方向に沿って移動させることができる。このように、製品を把持する必要がある時、第二把持構造323は、フィルム包装チャネル110を通り抜けた製品の端部を把持する(該製品の端部は、テープが貼り付けられている)。それから、第二昇降駆動部材321は、第二昇降台322を駆動して第三方向に沿ってフィルム包装チャネル110から遠ざかるように移動し、製品を駆動してフィルム包装チャネル110から通り抜け続けて、フィルム包装が完了する。任意に、第二昇降駆動部材321は、電動シリンダであってもよい。
【0053】
更に、第二把持構造323は、第二エアグリッパ及び二つの第二締付板を含み、第二エアグリッパは、第二昇降駆動部材321に取り付けられ、二つの第二締付板は、第二エアグリッパに取り付けられ、該第二エアグリッパが二つの第二締付板を駆動して製品を締め付ける、又は緩めることができる。任意に、二つの第二締付板が互いに向かい合う側の表面に弾性層を設け、製品を壊すのを回避し、パウチ電池に適応するフィルム包装に有利である。
【0054】
図15から
図17を参照すると、本願の実施例において、テープ切断アセンブリ40は、テープ切断移動台42、テープ切断駆動部材41及びカッター機構43を含む。テープ切断移動台42は、第一方向に垂直な第二方向に沿って移動可能に設けられる。テープ切断駆動部材41は、テープ切断移動台42に駆動接続され、該テープ切断移動台42を駆動して第二方向に沿って移動する。カッター機構43は、該テープ切断移動台42に取り付けられ、該テープ切断移動台42と共に第二方向に沿って移動するプロセスにおいてテープを切断する。任意に、テープ切断駆動部材41は、エアシリンダを用いてもよい。
【0055】
具体的な実施例において、テープ切断移動台42に第三スライダー412が設けられ、該第三スライダー412は、第三スライドレール411に摺動係合し、該第三スライドレール411は、第二方向に沿って縦長に延在する。このように、第三スライダー412と第三スライドレール411の摺動係合によってテープ切断移動台42の第二方向に沿った移動をガイドすることを実現する。
【0056】
図18から
図20を参照すると、いくつかの実施例において、カッター機構43は、カッター固定台431、カッター簡易着脱台432及びカッター433を含む。カッター固定台431は、テープ切断移動台42に取り付けられ、カッター簡易着脱台432は、カッター固定台431に着脱可能に接続され、カッター433は、カッター簡易着脱台432に着脱可能に接続される。このように、カッター433を交換する必要がある時、カッター簡易着脱台432をカッター固定台431から取り外し、それからカッター433をカッター簡易着脱台432から取り外して、新しいカッター433に換えて、最後に、カッター簡易着脱台432をカッター固定台431に再び取り付ければよく、カッター433の交換は、便利で早い。
【0057】
具体的な実施例において、カッター簡易着脱台432は、位置決め突起4321及び磁気吸着部4322を有する、カッター433は、位置決め突起4321に対応する位置決め溝4331を有する。このように、カッター433をカッター簡易着脱台432に装着して、位置決め突起4321を位置決め溝4331内に貫通させて、磁気吸着部4322にカッター433を吸着し、固定させる。更に、磁気吸着部4322は、カッター簡易着脱台432に嵌設された磁石であってもよい。
【0058】
具体的な実施例において、カッター機構43は、締付ネジ435とウェッジ434を更に含み、カッター固定台431は、嵌合溝を有する。カッター簡易着脱台432は、該嵌合溝内に篏合され、ウェッジ434によってカッター簡易着脱台432を嵌合溝内に張設する。締付ネジ435は、カッター固定台431にネジ接続され、且つ一端は、ウェッジ434に当接し、ウェッジ434を制限する。このように、カッター簡易着脱台432を取り外す必要がある時、まず締付ネジ435を外して、ウェッジ434を取り出し、カッター簡易着脱台432の張設を解除し、この時、カッター簡易着脱台432を簡単に嵌合溝内から引き出すことができる。
【0059】
説明が必要なこととして、フィルム包装アセンブリ10の第一方向の両側のテープがいずれも切断される必要があることから、フィルム包装装置は、二つのテープ切断アセンブリ40を含み、それぞれフィルム包装アセンブリ10の第一方向の両側に配置され、二つのテープ切断アセンブリ40によってテープを同時に切断することができる。
【0060】
図12から
図14を参照すると、本願の実施例において、フィルム包装装置は、製品取出アセンブリ50を更に含み、該製品取出アセンブリ50は、第三把持構造53と取出駆動構造を含む。該取出駆動構造は、第三把持構造53に駆動接続され、第三把持構造53を駆動して搬出位置と取出位置の間を移動する。第三把持構造53は、搬出位置においてフィルム包装が完了した製品を把持するのに用いられる。このように、製品のフィルム包装が完了して第二製品把持機構32と共に搬出位置に到達する時、第三把持構造53は、該製品を把持し、それから取出駆動構造は、該第三把持構造53を駆動して取出位置に移動する(例えば、第一方向に沿って移動する)。任意に、第三把持構造53は、例えば、エアグリッパの把持機構を用いてもよいが、ここでは限定しない。
【0061】
具体的な実施例において、取出駆動構造は、取出可動板52及び取出駆動部材51を含み、取出可動板52は、移動可能に設けられ(例えば、第一方向に沿って移動可能に設けられる)、取出駆動部材51は、取出可動板52に駆動接続され、該取出可動板52を駆動して移動する。第三把持構造53は、該取出可動板52に取り付けられ、第三把持構造53を取出可動板52と共に搬出位置と取出位置の間を移動させることができる。任意に、取出駆動部材51は、電動シリンダを用いてもよい。
【0062】
更に、取出可動板52に第四スライダー512が設けられ、該第四スライダー512は、第四スライドレール511に摺動接続される。このように、該第四スライダー512と第四スライドレール511の摺動係合によって取出可動板52の移動をガイドすることを実現する。
【0063】
具体的な実施例において、第三把持構造53を二つ含み、二つの第三把持構造53が取出可動板52と共に搬出位置に移動し、且つ第二把持構造323も搬出位置に移動する時、第二把持構造323は、二つの第三把持構造53の間に位置し、且つ第二把持構造323と第三把持構造53は、同一方向に沿って製品を把持する。このように、二つの第三把持構造53によって製品を共同して把持して、製品の把持を更に安定させ、信頼できるようにする。一方で、第二把持構造323と第三把持構造53が互いに干渉することを回避する。
【0064】
説明が必要なこととして、テープ切断アセンブリ40によってフィルム包装ローラ11とフィルム引張アセンブリ20の間のテープを切断した後、フィルム引張アセンブリ20に把持されているテープは廃棄物である。廃棄物がフィルム引張アセンブリ20の次のテープ引張動作に影響するのを回避するために、該廃棄物を取出して收集する必要がある。
図21から
図23を参照すると、廃棄物を取出すために、本願の実施例において、フィルム包装装置は、廃棄物処理アセンブリを更に含み、該廃棄物処理アセンブリは、廃棄物吸引機構613及び運動駆動機構を含む。運動駆動機構は、廃棄物吸引機構613に駆動接続され、廃棄物吸引機構を駆動して吸引位置と廃棄物收集位置の間を動く。
【0065】
廃棄物吸引機構613が吸引位置まで動く時、廃棄物吸引機構613は、フィルム包装アセンブリ10とフィルム引張アセンブリ20の間に位置して、テープ切断アセンブリ40によってテープが切断された後に形成される廃棄物を吸引する。廃棄物吸引機構613が廃棄物收集位置まで動く時、廃棄物吸引機構613は、廃棄物を放出して、廃棄物を廃棄物收集位置に収集させる。
【0066】
このように、テープを切断する必要がある時、廃棄物吸引機構613は、吸引位置まで動いて、廃棄物吸引機構613によってフィルム包装アセンブリ10とフィルム引張アセンブリ20の間のテープを吸着する。それから、テープ切断アセンブリ40によってフィルム包装アセンブリ10とフィルム引張アセンブリ20の間のテープを切断し、フィルム引張アセンブリ20は、廃棄物を放出し、この時、廃棄物は、廃棄物吸引機構613において吸着される。それから、廃棄物吸引機構613は、廃棄物收集位置まで動き、廃棄物を該廃棄物收集位置に放出する。
【0067】
具体的な実施例において、運動駆動機構は、固定フレーム611、スイングアーム612及びスイング駆動部材614を含む。スイングアーム612の一端は、固定フレーム611に回転可能に接続され、廃棄物吸引機構613は、スイングアーム612の他端に取り付けられ、廃棄物吸引機構613をスイングアーム612と共に吸引位置と廃棄物收集位置の間において揺動させることができる。スイング駆動部材614は、固定フレーム611に取り付けられ、スイングアーム612に駆動接続され、スイングアーム612を駆動して固定フレーム611に対して揺動する。任意に、スイング駆動部材614は、モータを用いてもよい。
【0068】
具体的な実施例において、廃棄物吸引機構613は、取付フレーム6131、真空吸着板6132及び吸引駆動部材6133を含む。取付フレーム6131は、第三方向に沿って移動可能にスイングアーム612に設けられ、真空吸着板6132は、該取付フレーム6131に取り付けられる。吸引駆動部材6133は、スイングアーム612に取り付けられ、取付フレーム6131に駆動接続され、取付フレーム6131と取付フレーム6131上の真空吸着板6132を駆動して第三方向に沿って伸長又は収縮する。廃棄物吸引機構613が吸引位置に揺動する時、吸引駆動部材6133は、取付フレーム6131を駆動して第三方向に沿って移動し、テープに吸着するまで、真空吸着板6132をテープに向かって伸長させる。テープが切断された後、吸引駆動部材6133は、取付フレーム6131を駆動して第三方向に沿って復帰し、廃棄物が吸着された真空吸着板6132を収縮させる。それから、廃棄物吸引機構613は、スイングアーム612と共に廃棄物收集位置に揺動して、廃棄物を該廃棄物收集位置に放出する。任意に、吸引駆動部材6133は、エアシリンダを用いてもよい。
【0069】
更に、スイングアーム612に第五スライダー6136が設けられ、取付フレーム6131に第三方向に沿って縦長に延在する第五スライドレール6135が設けられ、該第五スライダー6136は、第五スライドレール6135に摺動接続される。このように、第五スライダー6136と第五スライドレール6135の摺動係合によって取付フレーム6131の第三方向に沿った移動をガイドすることを実現する。
【0070】
更に、廃棄物吸引機構613は、取付フレーム6131に取り付けられる二つの押さえローラ6134を更に含み、該二つの押さえローラ6134は、二つのフィルム包装ローラ11と一対一で対応して設けられる。廃棄物吸引機構613が吸引位置に揺動し、且つ吸引駆動部材6133は、真空吸着板6132を駆動してテープに向かって伸長する時、それぞれの押さえローラ6134は、テープを対応する一つのフィルム包装ローラ11に圧着する。このように、押さえローラ6134によってテープをフィルム包装ローラ11に圧着した後、テープ切断アセンブリ40は、テープを切断し、切断品質を向上させるとともに、テープ端部から製品の上面までの距離をプロセス要件に適合させて、フィルム包装精度を更に向上させるのに有利である。
【0071】
いくつかの実施例において、廃棄物処理アセンブリは、廃棄物收集位置に配置される押さえ機構64を更に含む。該押さえ機構64は、搭載板641、押さえパッド642及び押さえ駆動部材643を含む。該搭載板641は、上記真空吸着板6132が廃棄物收集位置に放出する廃棄物を搭載するのに用いられる。押さえパッド642は、搭載板641の辺縁に回転可能に接続され、押さえ駆動部材643は、搭載板641に取り付けられ、押さえパッド642に駆動接続され、押さえパッド642を駆動して搭載板641に対して回転する。押さえパッド642は、回転するプロセスにおいて、廃棄物を搭載板641に圧着する押さえ状態と搭載板641上の廃棄物圧着を解除する退避状態を含む。このように、搭載板641によって真空吸着板6132から放出された廃棄物を搭載し、押さえパッド642によって廃棄物を搭載板641に圧着する。任意に、押さえ駆動部材643は、エアシリンダを用いてもよい。
【0072】
具体的な実施例において、廃棄物処理アセンブリは、押さえ機構64下方に配置される廃棄物収集ボックス63を更に含む。上記搭載板641は、反転可能に設けられ、搭載板641上の廃棄物が十分多い時、搭載板641は反転して、搭載板641上の廃棄物を下に向ける。この時、押さえパッド642は、退避位置に回転して、廃棄物を廃棄物収集ボックス63内に落とす。
【0073】
具体的な実施例において、押さえ機構64は、固定ブラケット644及び反転駆動部材645を更に含み、搭載板641は、固定ブラケット644に回転可能に接続され、反転駆動部材645は、該固定ブラケット644に取り付けられ、搭載板641に駆動接続され、搭載板641を駆動して反転する(例えば、180°反転する)。
【0074】
具体的な実施例において、押さえ機構64と廃棄物収集ボックス63の間に廃棄物チャネル62が配置され、搭載板641上から落ちた廃棄物は、廃棄物チャネル62に入り、それから廃棄物チャネル62を経由して廃棄物収集ボックス63に滑り落ちる。
【0075】
以下に図面と併せて本願のフィルム包装装置のフィルム包装作業プロセスについて説明する(説明しやすくするために、
図1に示す方向を用いて説明する)。
【0076】
まず、テープ引張移動台22は、二つのテープ把持機構21がフィルム包装アセンブリ10の左側に位置するテープを把持するまで、左に移動する。テープ引張移動台22は、二つのテープ把持機構21がテープを引っ張って二つのフィルム包装ローラ11と第一製品把持機構の間から通過して、フィルム包装アセンブリ10の右側に移動するまで、右に移動する。
【0077】
それから、第一製品把持機構は、フィルム包装される製品を把持して下に移動し、製品を徐々にフィルム包装チャネル110に挿入させる。そして、二つのフィルム包装ローラ11の圧延作用下において、テープは、製品の底面と左右両側に貼り付けられる。製品の下端が二つのフィルム包装ローラ11の底部まで通り抜けると、第二製品把持機構32は、製品の下端を締め付け、第一製品把持機構と共に下に移動し、製品がフィルム包装チャネル110を通過し続ける。
【0078】
第一製品把持機構がフィルム包装ローラ11に接触する、又は、接触しようとする時、第一製品把持機構と第二製品把持機構32は、下に移動するのを停止する。第一製品把持機構は、製品を緩めて、上に移動して復帰する。廃棄物吸引機構613は、二つのフィルム包装ローラ11の上方に移動し、真空吸着板6132によって右側のフィルム包装ローラ11とフィルム引張アセンブリ20の間のテープを吸着し、二つの押さえローラ6134は、それぞれテープを二つのフィルム包装ローラ11に圧着する。カッター機構43は、フィルム包装ローラ11の軸方向に沿って移動して、二つのフィルム包装ローラ11の右側と左側のテープのいずれも切断する。
【0079】
それから、二つのテープ把持機構21は、廃棄物を緩めて、真空吸着板6132と押さえローラ6134が上に移動し、それからスイングアーム612と共に廃棄物收集位置に揺動して廃棄物收集処理を行う。同時に、第二製品把持機構32は、製品のフィルム包装チャネル110の通過が完了するまで、製品を把持し続けて下に移動し、最終的に搬出位置に到達する。
【0080】
それから、二つの第三把持構造53は、搬出位置においてフィルム包装が完了した後の製品を把持し、第二製品把持機構32は、製品を緩める。第三把持構造53は、製品を運んで取出位置に移動して、製品の取出を実現する。
【0081】
以上の全ての実施例の各技術特徴は、任意に組み合わせることができ、説明を簡潔にするために、上記実施例の各技術特徴の全ての可能な組み合わせについては、説明していないが、これらの技術特徴の組み合わせに矛盾がなければ、いずれも本明細書に記載の範囲であると認められるべきである。
【0082】
以上の実施例は、本願のいくつかの実施形態しか説明しておらず、その説明は具体的で詳細であるが、これにより特許請求の範囲を限定するものと理解してはいけない。当業者であれば、本願の構想から逸脱しない前提の下、変更及び改善することができ、これらはいずれも本願の保護範囲に属することを指摘しなければならない。従って、本願の特許の保護範囲は添付する請求項を基準としなければならない。
【符号の説明】
【0083】
10:フィルム包装アセンブリ
11:フィルム包装ローラ
110:フィルム包装チャネル
12:フィルム包装駆動部材
13:フィルム包装伝導機構
131:フィルム包装取付台
1311:第二スライダー
1312:第二スライドレール
132:カム溝板
133:カムフォロア
134:フィルム包装固定台
136:カム溝
20:フィルム引張アセンブリ
21:テープ把持機構
210:グリッパ
211:グリッパシリンダ
212:テープ把持取付板
213:検出センサ
22:テープ引張移動台
221:第一スライドレール
222:第一スライダー
23:テープ引張駆動部材
24:張力印加駆動部材
25:テープ引張昇降台
26:昇降駆動部材
30:製品搬入アセンブリ
32:第二製品把持機構
321:第二昇降駆動部材
322:第二昇降台
323:第二把持構造
40:テープ切断アセンブリ
41:テープ切断駆動部材
411:第三スライドレール
412:第三スライダー
42:テープ切断移動台
43:カッター機構
431:カッター固定台
432:カッター簡易着脱台
4321:位置決め突起
4322:磁気吸着部
433:カッター
4331:位置決め溝
434:ウェッジ
435:締付ネジ
50:製品取出アセンブリ
51:取出駆動部材
511:第四スライドレール
512:第四スライダー
52:取出可動板
53:第三把持構造
611:固定フレーム
612:スイングアーム
613:廃棄物吸引機構
6131:取付フレーム
6132:真空吸着板
6133:吸引駆動部材
6134:押さえローラ
6135:第五スライドレール
6136:第五スライダー
614:スイング駆動部材
62:廃棄物チャネル
63:廃棄物収集ボックス
64:押さえ機構
641:搭載板
642:押さえパッド
643:押さえ駆動部材
644:固定ブラケット
645:反転駆動部材