(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-06-28
(45)【発行日】2024-07-08
(54)【発明の名称】相互作用型ソーシャルメディアストリーミングシステム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20240701BHJP
【FI】
G06Q50/10
(21)【出願番号】P 2023539385
(86)(22)【出願日】2021-12-16
(86)【国際出願番号】 US2021063750
(87)【国際公開番号】W WO2022140145
(87)【国際公開日】2022-06-30
【審査請求日】2024-05-10
(32)【優先日】2020-12-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】523238461
【氏名又は名称】ヤン、フゥイジュ
【氏名又は名称原語表記】YANG, Hui Ju
【住所又は居所原語表記】5F., No. 459, Sec. 5, Zhongxiao E. Rd., Xinyi Dist., Taipei City 110, Taiwan
(73)【特許権者】
【識別番号】523238472
【氏名又は名称】ヤン、フゥイ-シン
【氏名又は名称原語表記】YANG, Hui-Hsin
【住所又は居所原語表記】6 Fairmont Street, Runcorn, 4113 QLD, Australia
(74)【代理人】
【識別番号】100102532
【氏名又は名称】好宮 幹夫
(74)【代理人】
【識別番号】100194881
【氏名又は名称】小林 俊弘
(74)【代理人】
【識別番号】100215142
【氏名又は名称】大塚 徹
(72)【発明者】
【氏名】ヤン、フゥイジュ
(72)【発明者】
【氏名】ヤン、フゥイ-シン
【審査官】星野 裕
(56)【参考文献】
【文献】特開2013-69216(JP,A)
【文献】韓国公開特許第10-2020-0029136(KR,A)
【文献】特開2008-287673(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
サーバー取引モジュールを含むサーバーと、
表示部材、及び取引リクエストを
生成して前記サーバーに発信するための入力部材を含む少なくとも1つのクライアントデバイスと、
を備え、
前記サーバーが前記取引リクエストを受信した後、前記サーバー取引モジュールは、前記取引リクエストに基づいて取引ログを生成し、
前記取引ログが生成された後、前記クライアントデバイスは、前記取引リクエストを削除することができるソーシャルメディアストリーミングシステム。
【請求項2】
前記サーバーは、ビデオデータを前記表示部材にストリーミングするストリーミングモジュールを含む請求項1に記載のソーシャルメディアストリーミングシステム。
【請求項3】
前記クライアントデバイスには、クライアント削除時間
配置を含む削除配置が設けられ、前記クライアントデバイスは、前記クライアント削除時間
配置に基づいて前記取引リクエストを自動的に削除するように配置される請求項1に記載のソーシャルメディアストリーミングシステム。
【請求項4】
前記削除配置は、サーバー削除時間
配置を更に含み、前記サーバー削除時間
配置に基づいてサーバーから前記取引ログを削除するように配置される請求項3に記載のソーシャルメディアストリーミングシステム。
【請求項5】
前記クライアントデバイスは、取引又はベッティング規則を設定する取引規則配置を更に含む請求項1に記載のソーシャルメディアストリーミングシステム。
【請求項6】
前記クライアントデバイスは、前記表示部材において識別アイコンを自動的に生成するように配置されるプライバシー保護モジュールを更に含む請求項1に記載のソーシャルメディアストリーミングシステム。
【請求項7】
2つ以上のクライアントデバイスにおける前記識別アイコンは、区別されることができる請求項6に記載のソーシャルメディアストリーミングシステム。
【請求項8】
前記サーバーは、少なくとも1つのグループチャネルにおいて、前記グループチャネルにおいて直接通信する2つ以上のクライアントデバイスを接続するように配置されるグループモジュールを更に含む請求項1に記載のソーシャルメディアストリーミングシステム。
【請求項9】
前記クライアントデバイスの各々は、前記グループチャネルにおいてIDを表示するように配置されるID配置を有し、
前記クライアントデバイスが2つ以上のグループチャネルにある場合、前記クライアントデバイスは、前記ID配置に基づいて前記IDを表示し、
前記ID配置は、グループチャネルによって変わる請求項8に記載のソーシャルメディアストリーミングシステム。
【請求項10】
前記サーバーは、勝利判断モジュール及び記録モジュールを更に含み、
前記勝利判断モジュールは、前記取引リクエストに基づいて第1の散らし結果を生成するように配置され、
前記クライアントデバイスが前記第1の散らし結果に疑問を唱える場合、前記勝利判断モジュールは、前記記録モジュール及び前記取引リクエストに基づいて第2の散らし結果を生成することができる請求項1に記載のソーシャルメディアストリーミングシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、取引やベッティングをより安全に行うためのソーシャルメディアストリーミングシステムに関する。より具体的には、本開示は、セキュリティ機構を持つソーシャルメディアストリーミングシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
現在、スマートデバイス及びソーシャルメディアプラットフォームは、私たちの生活に大きく浸透し、エンターテインメント、ショッピング、コミュニケーション等に影響を与えている。一方では、ソーシャルメディアの利便性により、個人情報が安全的に伝送されず、更に、要配慮個人情報がスマートデバイスを介して漏洩することもある。例えば、仮に私たちが個人用スマートデバイスを紛失したり盗まれたりすると、私たちの要配慮個人情報、機密情報、取引記録や他の要配慮情報は漏洩する可能性がある。
【0003】
しかしながら、ユーザーは、要配慮情報がスマートデバイスを介して漏洩することに気づかないことがあり、また、スマートデバイスに保管される要配慮情報の漏洩リスクに気づかないこともある。ハッキングされたスマートデバイスによる盗難や詐欺の損失は、大幅に増加している。従って、上記のような利用可能なソーシャルメディアストリーミングプラットフォームは、明らかに不便や欠陥を有し、更に改善される必要がある。前記問題を解決するために、当業者は解決策を得るために努力しているが、適切な解決策が開発されていない。従って、前記問題を効果的に解決することは、研究開発の重要な課題であり、本領域での改善も望まれている。
【発明の概要】
【0004】
本開示は、ストリーミングシステムを提供し、特に、情報セキュリティストリーミングプラットフォームを提供する。前記ソーシャルメディアストリーミングシステムは、サーバーと、クライアントデバイスと、を備える。前記サーバーは、サーバー取引モジュールを含む。前記クライアントデバイスは、表示部材及び入力部材を含む。前記入力部材は、取引リクエストを生成して、前記サーバーに発信するように配置される。前記サーバーが前記取引リクエストを受信した後、前記サーバー取引モジュールは、前記取引リクエストに基づいて取引ログを生成する。前記取引ログが生成された後、前記クライアントデバイスは、前記取引リクエスト及び前記取引ログを削除することができる。
【0005】
理解すべきなのは、上記一般的な説明及び以下詳細な説明の何れも例示であり、且つ請求する本発明を更に解釈することを意図することである。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本開示は、下記の添付図面を参照しながら実施形態の以下の詳細な説明を読むことで、より全面的に理解される。
【0007】
【
図1】本開示の実施形態によるソーシャルメディアストリーミングシステムの模式的ブロック図である。
【
図2】本開示の別の実施形態による
ソーシャルメディアストリーミングシステムの模式的ブロック図である。
【
図3】本開示のある実施形態による各種のソーシャルメディアストリーミングシステムの模式的ブロック図である。
【
図4】本開示のある実施形態による各種のソーシャルメディアストリーミングシステムの模式的ブロック図である。
【
図5】本開示のある実施形態による各種のソーシャルメディアストリーミングシステムの模式的ブロック図である。
【0008】
特に断りのない限り、異なる図面における対応する数字や符号は、通常、対応する部分を示す。添付図面は、実施形態の関連する側面を明確に説明するために描かれ、必ずしもスケールで描かれるものではない。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の本実施形態を詳しく参照し、添付図面にはこれらの実施形態の例示が示される。可能な場合、添付図面及び説明では、同じ参照番号によって同じ又は類似する部分を示す。
【0010】
本明細書に用いられる用語は、単に特定の実施形態を説明するために使用されるが、本発明を制限する意図はない。文脈が特に明確に示す場合を除き、本明細書に用いられる「a(一つの)」、「an(一つの)」及び「the(前記)」という単数形は、複数形も含むことを意図する。更に理解すべきなのは、本明細書に用いられる「comprises(含む)」及び/又は「comprising(含んでいる)」又は「includes(持つ)」及び/又は「including(持っている)」又は「has(有する)」及び/又は「having(有している)」という用語は、述べられた特徴、領域、整数、ステップ、操作、要素及び/又は部材の存在を指定するものであり、1つ又は複数の他の特徴、領域、整数、ステップ、操作、要素、部材及び/又はそれらの群の存在又は追加を排除しないことである。
【0011】
図1は、本開示の実施形態によるソーシャルメディアストリーミングシステム100を示す模式的ブロック図であり、ソーシャルメディアストリーミングシステム100の部材の間の電気的接続及び相互作用を説明する。
図1に示すように、ソーシャルメディアストリーミングシステム100は、サーバー110と、少なくとも1つのクライアントデバイス120と、を備える。サーバー110は、サーバー取引モジュール111及び保管モジュール112を含む。クライアントデバイス120は、表示部材121及び入力部材122を含む。ある実施形態において、クライアントデバイス120は、例えば、スマートフォン、スマートパッド又は表示部材及び入力部材を有する他の適切な電子デバイスのようなスマートデバイスである。ある実施形態において、入力部材122、入力リクエストを受信するように、キーボード、数字キーボード、少なくとも1つのオプションが表示されるタッチパネル又は他の適切な電子入力部材である。ある実施形態において、入力部材122は、入力リクエストに基づいて、入力取引情報を有する取引リクエスト130を生成するように配置される。ある実施形態において、入力取引情報は、クライアントデバイス120に対応するアイデンティティ(以下、IDと称される)情報を含む。ある実施形態において、入力取引情報は、ベッティングデータ及び取引データを含んでよい。ある実施形態において、ベッティングデータは、例えば、ベット、賭け、オートベッティング、勝利条件、支払い方法又は各種のカジノゲームを行うための他の適切な設定のようなベッティング配置を含んでよい。ある実施形態において、取引データは、例えば、商品数、価額、支払い方法、クーポン又は商品を購入するための他の適切な設定のような取引配置を含んでよい。
【0012】
その後、取引リクエスト130は、電気的接続によってサーバー110に伝送される。ある実施形態において、クライアントデバイス120は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、広域ネットワーク(WAN)、オーバーレイネットワーク、ソフトウェア定義ネットワーク又は他の適切なネットワーク伝送形態によって、取引リクエスト130をサーバー110に伝送する。サーバー110が取引リクエスト130を受信した後、サーバー取引モジュール111は、取引リクエスト130を管理し、また取引リクエスト130に基づいて取引ログ112Aを生成する。ある実施形態において、取引ログ112Aは、取引リクエスト130が実行された後で生成され、且つ保管モジュール112に保管される。取引ログ112Aが生成された後、クライアントデバイス120は、取引リクエスト130及び取引ログ112Aを削除することができる。
【0013】
クライアントデバイス120によって、取引リクエスト130及び取引ログ112Aを含むがそれらに限定されない全ての取引記録を削除又は消去することができるため、クライアントデバイス120が盗難又は紛失した場合にも、取引記録や他の要配慮情報も安全に保護される。一方、取引ログ112Aは、取引リクエスト130が処理された後にサーバー取引モジュール111によって生成されるため、取引リクエスト130や取引ログ112Aが削除されても、取引やベッティング過程の実行に影響を与える可能性はない。それに対して、他のソーシャルメディアストリーミングプラットフォームでは、ユーザーがクライアント端末からメッセージや記録を取り出したり削除したりする場合、削除されたメッセージや取引記録は依然としてサーバーログに残されて、例えば、ビッグデータ又は商業広告のような先進的なニーズを満たすことに用いられ、サーバーログにより要配慮情報が漏洩する可能性がある。従って、本発明のソーシャルメディアストリーミングシステム100は、他のソーシャルメディアストリーミングプラットフォームに比べて、取引記録や他の要配慮情報が漏洩するリスクを大幅に減らすことができ、ユーザーの個人要配慮情報をより確実に保護することができる。
【0014】
注意すべきなのは、ある実施形態において、クライアントデバイス120は、1つ又は複数の入力部材122を含んでよいが、本発明に限定されない。入力部材は、取引リクエスト130を生成してサーバー110に発信するように、例えば、ジェスチャーや眼球の動き、音によって制御されるインタフェース、クライアントデバイス120に電気的接続されたワイヤレスコントローラー、及び画像検出器又は他の適切な通信インタフェースのような物理又は仮想インタフェースを含んでよい。理解すべきなのは、本開示の範囲や精神から逸脱せずに、当業者は、実際の要求に応じて入力部材122の方面を調整してよいことである。つまり、入力部材122の前提条件は、ユーザーの取引やベッティングの要求を受け取って、取引リクエスト130を生成し、読み取り可能又は適用可能な信号をサーバー110のサーバー取引モジュール111に伝送することである。
【0015】
ある実施形態において、サーバー110は、ストリーミングモジュール113を更に含んでよい。ストリーミングモジュール113は、ビデオデータをクライアントデバイス120に送信して、表示部材121にストリーミングするように配置される。ある実施形態において、ビデオキャプチャモジュール140は、ビデオ信号をサーバー110に送信する。その後、ストリーミングモジュール113は、ビデオ信号に基づいてビデオデータを生成して、1つ又は複数のクライアントデバイス120に送信する。ある実施形態において、ビデオキャプチャモジュール140は、クライアントデバイス120Aの部材である。ある実施形態において、ビデオ信号160は、ビデオキャプチャデバイス150、例えば、カメラ、ストリーミングメディア又は他の適切なビデオソースから送信されてよい。
【0016】
図2は、本開示の別の実施形態による
ソーシャルメディアストリーミングシステム200を示す模式的ブロック図であり、
ソーシャルメディアストリーミングシステム200の部材の間の電気的接続及び相互作用を説明する。
図1及び
図2に示すように、クライアントデバイス
220は、削除配置
221を更に備えてよい。ある実施形態において、削除配置
221は、クライアント削除時間配置
221A及びサーバー削除時間配置
221Bを含む。クライアントデバイス
220は、クライアント削除時間配置
221Aに基づいて取引リクエスト230を自動的に削除するように配置される。ある実施形態において、サーバー210は、サーバー削除時間配置
221Bに基づいて保管モジュール212から取引ログ212Aを削除又は消去するように配置される。
【0017】
ある実施形態において、クライアントデバイス220は、ワンクリックセキュアー配置を更に含んでよい。ワンクリックセキュアー配置が始動されると、クライアント削除時間配置221A及びサーバー削除時間配置221Bは、即時に実行するように設定され、全ての取引リクエスト230及び取引ログ212Aは即時に削除される。
【0018】
ある実施形態において、クライアントデバイス220は、プライバシー保護モジュール223を更に含む。プライバシー保護モジュール223は、表示部材224に識別アイコンを自動的に生成するように配置される。ある実施形態において、識別アイコンは、QRコード、スペシャルID、例えば敵対的生成ネットワーク(Generative Adversarial Network;GAN)、深層畳み込み敵対的生成ネットワーク(Deep convolution generative adversarial network;DCGAN)又は他の適切な生成アルゴリズム等の同一の画像生成アルゴリズムによって生成されるバックグラウンドの組み合わせであってよい。ある実施形態において、2つ以上のクライアントデバイス上の識別アイコンは、区別されることができる。ある実施形態において、識別アイコンは、クライアントデバイス220がスクリーンショットされる場合に生成される。
【0019】
図3は、本開示の実施形態によるソーシャルメディアストリーミングシステム300を示す模式的ブロック図であり、ソーシャルメディアストリーミングシステム300の部材の間の電気的接続及び相互作用を説明する。ある実施形態において、サーバー310は、グループモジュール314を更に含む。グループモジュール314は、グループチャネルにおいて2つ以上のクライアントデバイス320を接続するように配置される。2つ以上のクライアントデバイス320は、グループチャネルを介して互いに直接通信する。
【0020】
ある実施形態において、クライアントデバイス320の各々は、ID配置323を有する。グループモジュール314は、異なるクライアントデバイス320からのID配置323を検証し、且つグループチャネルに表示される対応するIDタグを生成するように配置される。ある実施形態において、2つ以上のグループチャネルにおいてクライアントデバイス320Aを接続する場合、クライアントデバイス320Aは、ID配置323Aにおいて異なるIDを修正することができ、ID配置はグループチャネルによって異なる。グループモジュール314は、ID配置323Aを検証し、且つID配置323Aに基づいてグループチャネルによって異なるIDタグを表示することができる。例えば、クライアントデバイス320及びクライアントデバイス320AがグループAチャネル及びグループBチャネルにおいて接続される場合、クライアントデバイス320は、ID配置323を、グループAチャネルでAliceとして設定し、グループBチャネルでBloombergとして設定し、その後、グループAチャネルに表示されるクライアントデバイス320のIDタグはAliceとなり、グループBチャネルに表示されるクライアントデバイス320のIDタグはBloombergとなる。
【0021】
ある実施形態において、グループモジュール314は、グループ取引モジュール315を更に含んでよい。クライアントデバイス320は、グループ取引リクエスト330をグループ取引モジュール315に伝送する場合、例えば、グループAチャネルにおいてクライアントデバイス320A又はグループAチャネル内の他のクライアントデバイスのために、$1000グループ取引リクエストを作成する。グループ取引モジュール315は、グループAチャネルに表示される取引オプションを生成するように配置される。従って、クライアントデバイス320Aは、グループ取引リクエスト330Aを伝送することで、取引オプションを実行することができる。ある実施形態において、グループ取引リクエスト330、グループ取引リクエスト330A及び取引ログ313は、クライアントデバイス320及びクライアントデバイス320Aの両者によって削除される。
【0022】
図4は、本開示の実施形態によるソーシャルメディアストリーミングシステム400を示す模式的ブロック図であり、ソーシャルメディアストリーミングシステム400の部材の間の電気的接続及び相互作用を説明する。ある実施形態において、サーバー410は、取引規則設定モジュール414を更に含んでよい。クライアントデバイス420は、取引規則配置423を更に含んでよい。ある実施形態において、ユーザーは、入力部材422によって取引規則配置423を修正する。ある実施形態において、取引
規則配置423は、画像設定、数設定、価額設定、支払い形態設定、クーポン設定又は商品の購入又は販売用の他の適切な設定を含んでよい。
【0023】
ある実施形態において、取引規則配置423は、ベッティング配置423Aを含んでよい。ある実施形態において、ユーザーは、ベッティング配置423Aによって、例えば、賭け率、ベッティング制限、ベッティング、オートベッティング、支払い形態又は他の適切なベッティングの関連設定のような異なるベッティングモードを調整する。
【0024】
ある実施形態において、取引規則配置423は、勝利条件配置423Bを含んでよい。ある実施形態において、ユーザーは、勝利条件配置423Bによって賭け又はレイを散らす勝利条件を設定する。勝利条件としては、マネーライン、セントライン、イーチウェイ、アキュムレータ、ダブル、フォーキャスト、トレブル、トリクシー、パテント、ヤンキー、スーパーヤンキー、ファイヴフォウルド、カナディアン、ハインツ、アウトライト、ハーフタイムリザルト、ダブルリザルト、コレクトスコア、トータルオーバアンダー、ウィニングマージン、ティーザー、ポイントスプレッド、ハンディキャップ、ファーストゴールスコアラー又は他の適切な勝利条件設定を含んでよいが、それらに限定されない。
【0025】
ある実施形態において、サーバー410は、勝利判断モジュール416を更に含んでよい。クライアントデバイス420Aは、取引リクエスト430Aをサーバー410に伝送することができる。取引リクエスト430Aは、クライアントデバイス420Aにより生成される第1の勝利結果情報を含んでよい。勝利判断モジュール416は、賭け、ベッティング又はレイを散らすように、第1の散らし結果を生成することができる。第1の散らし結果は、第1の勝利結果情報、ベッティング配置423A及び勝利条件配置423Bに基づいて生成される。
【0026】
ある実施形態において、勝利判断モジュール416は、記録モジュール416Aを更に含んでよい。クライアントデバイス420Aは、ビデオキャプチャモジュール440を更に含んでよい。ビデオキャプチャモジュール440は、ギャンブルビデオ又はゲームストリーミングを記録して、ゲーム記録データ450を生成するように配置される。その後、クライアントデバイス420Aは、ゲーム記録データ450を記録モジュール416Aに伝送する。クライアントデバイスの何れかが第1の散らし結果に疑問や異議を唱える場合、勝利判断モジュールは、記録モジュール416A、取引リクエスト430A、ベッティング配置423A及び勝利条件配置423Bに基づいて第2の散らし結果を生成する。第2の散らし結果に基づいて賭け、ベッティング又はレイを改めて散らすことができる。ある実施形態において、クライアントデバイス420Aは、取引リクエスト430A、第1の散らし結果及び第2の散らし結果を削除することができる。
【0027】
図5は、本開示の実施形態によるソーシャルメディアストリーミングシステム500を示す模式的ブロック図であり、ソーシャルメディアストリーミングシステム500の部材の間の電気的接続及び相互作用を説明する。ある実施形態において、ソーシャルメディアストリーミングシステム500は、暗号化モジュール530を更に備えてよい。取引リクエスト540は、まず暗号化モジュール530に伝送されて、取引リクエスト
540として暗号化され、取引リクエスト
550に埋め込まれたIPアドレス及び暗号化キーは暗号化モジュール530によって暗号化される。ある実施形態において、暗号化モジュール530は、ブロックチェーンモジュール531、スマートコントラクトモジュール532又は暗号化アルゴリズム533を含んでよい。その後、取引リクエスト
550は、サーバー510に伝送される。
【0028】
本開示のある実施形態及びそのメリットについて詳しく説明したが、理解すべきなのは、添付の特許請求の範囲により限定された本開示の精神や範囲から逸脱せずに、本明細書に各種の変更、代替及び修正を加えてもよいことである。例えば、当業者であれば、本明細書に記載の特徴、機能、過程及び材料が変わっても、本開示の範囲内に保持されることが容易に理解される。また、本願の範囲は、明細書に記載の過程、機器、製造、物質の組成、手段、方法及びステップの特定の実施形態に限定される意図はない。本開示の開示から当業者が容易に理解できるように、従来又は今後開発される過程、機器、製造、物質の組成、手段、方法又はステップとしては、本開示と基本的に同じ機能又は本明細書に記載の対応する実施形態と基本的に同じ結果を達成できるものであれば、本開示に従って利用されることができる。従って、添付の特許請求の範囲は、このような過程、機器、製造、物質の組成、手段、方法又はステップをその範囲に含む。