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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-01
(45)【発行日】2024-07-09
(54)【発明の名称】電気自動車
(51)【国際特許分類】
   B60L 15/20 20060101AFI20240702BHJP
   B60K 35/215 20240101ALI20240702BHJP
【FI】
B60L15/20 J
B60K35/215
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2023132952
(22)【出願日】2023-08-17
【審査請求日】2023-09-21
(73)【特許権者】
【識別番号】000003207
【氏名又は名称】トヨタ自動車株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000017
【氏名又は名称】弁理士法人アイテック国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】勇 陽一郎
(72)【発明者】
【氏名】水谷 賢治
(72)【発明者】
【氏名】池上 裕貴
(72)【発明者】
【氏名】安江 昭人
【審査官】佐々木 淳
(56)【参考文献】
【文献】特開2022-030868(JP,A)
【文献】特開2012-090425(JP,A)
【文献】特許第6787507(JP,B1)
【文献】特開2011-213273(JP,A)
【文献】特開2006-220482(JP,A)
【文献】国際公開第2020/025860(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60L 15/20
B60K 35/00-35/90
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
車軸に連結された駆動軸にトルクを出力するモータと、
走行に要求される要求トルクが前記駆動軸に出力されるように前記モータを制御しながら走行するモータ走行モードと、運転者のシフト操作に基づいて前記駆動軸に出力されるトルクがエンジンと有段変速機とを備えるエンジン車におけるトルクの挙動を模擬したトルクとなるように前記モータを制御しながら走行する変速走行モードと、を含む複数の走行モードから1つの前記走行モードを前記運転者の操作により選択するモード選択装置と、
情報を表示する表示装置と、
前記モード選択装置により選択された前記走行モードで走行するように前記モータを制御すると共に、前記表示装置を制御する制御装置と、
を備える電気自動車であって、
前記制御装置は、前記モード選択装置により前記変速走行モードが選択されているときには、前記変速走行モードでトルクの挙動を模擬する前記エンジン車における前記エンジンの回転数としての模擬回転数と車速を表示するスピードメータとを横並びで表示すると共に前記スピードメータの下方に前記モータから出力されるパワーを表示するパワーメータを表示するように前記表示装置を制御し、前記モード選択装置により前記モータ走行モードが選択されているときには、前記スピードメータと前記パワーメータとを表示して前記模擬回転数を表示しないように前記表示装置を制御する
電気自動車。
【請求項2】
請求項1記載の電気自動車であって、
音声を聴覚的に認識可能に出力する音声出力装置
を備え、
前記制御装置は、前記記モード選択装置により前記変速走行モードが選択されているときには、前記模擬回転数に連動したサウンドが出力されるように前記音声出力装置を制御する
電気自動車。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、電気自動車に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の電気自動車としては、車軸に連結された駆動軸に動力を出力するモータと、モータ走行モードと変速走行モードとを含む複数の走行モードから1つの走行モードを運転者の操作により選択するモード選択装置と、を備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。モータ走行モードは、走行に要求される要求トルクが駆動軸に出力されるようにモータを制御しながら走行する走行モードである。変速走行モードは、運転者のシフト操作に基づいて駆動軸に出力されるトルクがエンジンと有段変速機とを備えるエンジン車におけるトルクの挙動を模擬したトルクとなるようにモータを制御しながら走行する走行モードである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2022-036845号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の電気自動車では、モータ走行モードで走行中であるか、変速走行モードで走行中であるかを、運転者が認識し難い場合がある。
【0005】
本開示の電気自動車は、モータ走行モードで走行中であるか、変速走行モードで走行中であるかを、運転者に認識させることを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の電気自動車は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
本開示の電気自動車は、
車軸に連結された駆動軸にトルクを出力するモータと、
走行に要求される要求トルクが前記駆動軸に出力されるように前記モータを制御しながら走行するモータ走行モードと、運転者のシフト操作に基づいて前記駆動軸に出力されるトルクがエンジンと有段変速機とを備えるエンジン車におけるトルクの挙動を模擬したトルクとなるように前記モータを制御しながら走行する変速走行モードと、を含む複数の走行モードから1つの前記走行モードを前記運転者の操作により選択するモード選択装置と、
情報を表示する表示装置と、
前記モード選択装置により選択された前記走行モードで走行するように前記モータを制御すると共に、前記表示装置を制御する制御装置と、
を備える電気自動車であって、
前記制御装置は、前記モード選択装置により前記変速走行モードが選択されているときには、前記変速走行モードでトルクの挙動を模擬する前記エンジン車における前記エンジンの回転数としての模擬回転数を表示するように前記表示装置を制御し、前記モード選択装置により前記モータ走行モードが選択されているときには、前記模擬回転数を表示しないように前記表示装置を制御する
ことを要旨とする。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本実施形態の電気自動車20の構成の概略を示す構成図である。
図2】モータ走行モードでのディスプレイ42の表示の一例を示す説明図である。
図3】変速走行モードでのディスプレイ42の表示の一例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態の電気自動車20の構成の概略を示す構成図である。電気自動車20は、図示するように、走行用のモータ32と、インバータ34と、バッテリ36と、スピーカ40と、ディスプレイ(表示装置)42と、電子制御ユニット(制御装置、以下、「ECU」という)50と、を備える。
【0010】
モータ32は、三相交流電動機として構成されており、回転子コアに永久磁石が埋め込まれた回転子と、固定子コアに三相コイルが巻回された固定子とを備える。モータ32の回転子は、駆動輪22a,22bにデファレンシャルギヤ24を介して連結された駆動軸26に接続されている。
【0011】
インバータ34は、モータ32の駆動に用いられる。インバータ34は、電力ライン38を介してバッテリ36に接続されており、6つのスイッチング素子としてのトランジスタT11~T16と、6つのトランジスタT11~T16のそれぞれに並列に接続された6つのダイオードD11~D16とを有する。トランジスタT11~T16は、それぞれ、電力ライン38の正極側ラインと負極側ラインとに対してソース側とシンク側になるように2つずつペアで配置されている。各ペアの2つのトランジスタの接続点は、それぞれ、モータ32の対応する相(U相、V相、W相)のコイルに接続されている。したがって、インバータ34に電圧が作用しているときに、ECU50によって、対となるトランジスタT11~T16のオン時間の割合が調節されることにより、三相コイルに回転磁界が形成され、モータ32が回転駆動される。
【0012】
バッテリ36は、リチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池として構成されており、電力ライン38を介してインバータ34に接続されている。電力ライン38には、平滑用のコンデンサ39が取り付けられている。
【0013】
スピーカ40は、運転席の近傍に設置されている。スピーカ40は、音声を聴覚的に認識可能に出力する音声出力装置として構成されている。スピーカ40は、ECU50により制御されている。
【0014】
ディスプレイ42は、運転席の近傍に設置されている。ディスプレイ42は、各種情報を視認可能に表示する表示装置として構成されている。ディスプレイ42は、ECU50により制御されている。
【0015】
ECU50は、CPU、ROM、RAM、フラッシュメモリ、入出力ポートを有するマイクロコンピュータを備える。ECU50は、回転位置センサ32aからのモータ32の回転子の回転位置θm、電流センサ32u,32vからのモータ32のU相、V相の相電流Iu,Iv、電圧センサ36aからのバッテリ36の電圧Vb、電流センサ36bからのバッテリ36の電流Ib、電圧センサ39aからの電力ライン38(コンデンサ39)の電圧VLを入力する。スタートスイッチ60からのスタート信号、シフトポジションセンサ62からのシフトレバー61の操作位置であるシフトポジションSP、アクセルペダルセンサ64からのアクセルペダル63の踏込量であるアクセル開度Acc、ブレーキペダルセンサ66からのブレーキペダル65の踏込量であるブレーキペダルポジションBPも入力する。車速センサ67からの車速V、モード切替スイッチ(モード選択装置)68からのスイッチ信号、クラッチペダルセンサ71からのクラッチペダル(疑似クラッチペダル)70の踏込量Daも入力する。シフトレバー61は、手動変速機を搭載した車両が備えるシフト装置を模擬した構成となっている。シフトレバー61は、シフトポジションSPとして、模擬する手動変速機の変速段に対応する複数のシフトレンジ、例えば、模擬する1速レンジ~6速レンジおよびニュートラルレンジのうち1つのレンジを選択できる。モード切替スイッチ68は、オンされる毎に、モータ走行モードと変速走行モードとを切り替えるモード切替指示を出力する。モータ走行モード、変速走行モードについては後述する。クラッチペダル70は、模擬するエンジン車に搭載されるクラッチペダルを模擬した構成となっている。クラッチペダル70は、配置や操作感が、手動変速機を搭載した車両のクラッチペダルと同様に構成されている。ECU50からは、モータ32への制御信号やスピーカ40への音声信号、ディスプレイ42への表示信号などが出力されている。
【0016】
実施形態の電気自動車20では、ECU50は、走行に要求される要求トルクをモータ32から出力して走行するモータ走行モードや、運転者のシフトレバー61の操作に基づいてモータ32から出力されるトルクの挙動をエンジンと有段変速機としての手動変速機とを備えるエンジン車におけるトルクの挙動として走行する変速走行モードで走行するように、モータ32(インバータ34)を制御する。
【0017】
モータ走行モードでは、シフトポジションSPやクラッチペダル70の踏込量Daによらず、走行に要求される(駆動軸26に要求される)走行要求トルクTd*をモータ32のトルク指令Tm*に設定し、モータ32がトルク指令Tm*で駆動されるようにインバータ34のトランジスタT11~T16を制御する。ここで、走行要求トルクTd*は、アクセル開度Accおよび車速Vに基づいて設定される。
【0018】
変速走行モードでは、駆動軸26の回転数Np(モータ32の回転数Nm)と、シフトポジションSPに対応するギヤ比(変速比)rと、クラッチペダル70の踏込量Daに基づくクラッチペダル70のスリップ率slipを用いて、模擬するエンジン車におけるエンジン回転数としての仮想エンジン回転数(模擬回転数)Neを設定し、アクセル開度Accと仮想エンジン回転数Neとに基づいて模擬するエンジン車のエンジンから出力される仮想エンジン出力トルクTeoutを設定する。クラッチペダル70のスリップ率slipに基づいてエンジンから手動変速機へのトルクの伝達率であるトルク伝達ゲインkに仮想エンジン出力トルクTeoutを乗じて、変速機入力トルクTmtinを算出する。トルク伝達ゲインkは、クラッチペダル70の踏込量Daが大きいときには小さいときに比して小さく設定され、クラッチペダル70の踏込量Daがエンジンと手動変速機との間でのトルク伝達ゲインkが値0となる最大踏込量のときには値0になるように設定される。そして、変速機入力トルクTmtinにシフトポジションSPに対応するギヤ比(変速比)rを乗じて変速機出力トルクTmtoutを算出し、変速機出力トルクTmtoutをモータ32のトルク指令Tm*に設定して、モータ32がトルク指令Tm*で駆動されるようにインバータ34のトランジスタT11~T16を制御する。こうした制御により、運転者のシフトレバー61の操作(シフト操作)に基づいてモータ32から出力されるトルクの挙動をエンジンと手動変速機とを備えるエンジン車におけるトルクの挙動として走行するようモータ32が制御される。即ち、エンジンと手動変速機とを備えるエンジン車を模擬した走行が可能となり、運転者はエンジンと手動変速機とを備えるエンジン車を運転しているような感覚を実感できる。
【0019】
変速走行モードでは、ECU50は、予め録音されているエンジンの回転数毎のエンジン音から仮想エンジン回転数Neに連動したサウンド(エンジン音)が出力されるようにスピーカ40を制御する。こうしたスピーカ40からのサウンドにより、あたかもエンジンと手動変速機とを備えるエンジン車を運転しているかのような高揚感を運転者に与えている。
【0020】
次に、こうして構成された本実施形態の電気自動車20の動作、特に、ディスプレイ42への表示について説明する。
【0021】
図2は、モータ走行モードでのディスプレイ42の表示の一例を示す説明図である。モータ走行モードでは、ECU50は、ディスプレイ42に、パワーメータ43とスピードメータ44とが並んで同一の大きさに表示されるようにディスプレイ42を制御する。パワーメータ43には、モータ30の力行駆動によりモータ30から出力されるパワーとモータ30の回生駆動によりモータ30から出力されるパワーとが表示される。パワーメータ43では、モータ30を力行駆動しているときには、モータ30から出力されるパワーが増加すると、パワーメータ43の針43aが原点位置43bから「ECO」ゾーンを経由して「POWER」ゾーンを示すように変化する。「ECO」ゾーンは、モータ30から出力されるパワーが抑制され、バッテリ36の蓄電割合の低下を抑制した走行が可能なパワーの範囲を示している。モータ30から出力されるパワーが減少すると、パワーメータ43の針43aが原点位置43bに向けて変化する。パワーメータ43では、モータ30を回生駆動しているときには、モータ30から出力されるパワーが増加すると、パワーメータ43の針43aが原点位置43bから「CHRAGE」ゾーンを示すように変化する。こうしたパワーメータ43により、運転者に、モータ30から出力されているパワー、即ち、走行用のパワーを認識させたり、バッテリ36の蓄電割合の低下を抑制した走行を促したり、モータ30の回生電力でバッテリ36が充電されていることを認識させることができる。スピードメータ44は、車速センサ67により検出された車速Vを表示する。スピードメータ44では、車速Vが上昇すると、針44aが車速Vに対応する目盛りを示すようにディスプレイ42が制御される。
【0022】
図3は、変速走行モードでのディスプレイ42の表示の一例を示す説明図である。変速走行モードでは、ECU50は、ディスプレイ42に、タコメータ45とスピードメータ44とが横に並んで同一の大きさに表示され、スピードメータ44の下方にパワーメータ43がバーとして表示されるようにディスプレイ42を制御する。タコメータ45には、仮想エンジン回転数Neが表示される。仮想エンジン回転数Neが上昇すると、破線で示すように、タコメータ45の針45aの角度が変化する。変速走行モードでは、上述したように、仮想エンジン回転数Neに連動したサウンド(エンジン音)がスピーカ40から出力される。こうしたスピーカ40からのサウンドやタコメータ45の表示により、あたかもエンジンと手動変速機とを備えるエンジン車を運転しているかのような高揚感を運転者に与えている。また、タコメータ45は、モータ走行モードではディスプレイ42に表示されないことから、運転者は、ディスプレイ42によるタコメータ45の表示、即ち、仮想エンジン回転数Neの表示により、変速走行モードで走行中であることを認識できる。これにより、モータ走行モードで走行中であるか、変速走行モードで走行中であるかを、運転者に認識させることができる。
【0023】
以上説明した実施形態の電気自動車20では、モード切替スイッチ68により変速走行モードが選択されているときには、仮想エンジン回転数Neを表示するするようにディスプレイ42を制御し、モード切替スイッチ68によりモータ走行モードが選択されているときには、仮想エンジン回転数Neを表示しないようにディスプレイ42を制御することにより、モータ走行モードで走行中であるか、変速走行モードで走行中であるかを、運転者に認識させることができる。
【0024】
上述した実施形態では、変速走行モードでは、ECU50は、ディスプレイ42に、タコメータ45とスピードメータ44とを横に並んで同一の大きさに表示し、スピードメータ44の下方にパワーメータ43をバーとして表示している。しかし、変速走行モードでは、ディスプレイ42に、タコメータ45とスピードメータ44とパワーメータ43とを横に並んで同一の大きさに表示してもよいし、タコメータ45とスピードメータ44とパワーメータ43との大きさを異ならせてもよいし、パワーメータ43を表示しなくてもよい。
【0025】
上述の実施形態では、シフトポジションSPを、運転者のシフトレバー61の操作により変更している。しかし、ステアリング近傍に配置された2つのパドルスイッチを備え、パドルスイッチからのパドル信号に基づいてアップシフトまたはダウンシフトすることでシフトポジションSPを変更する場合にも、本発明を適用することができる。
【0026】
実施形態の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施形態では、モータ32が「モータ」に相当し、モード切替スイッチ68が「モード選択装置」に相当し、ECU50が「制御装置」に相当し、ディスプレイ42が「表示装置」に相当する。
【0027】
なお、実施形態の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施形態が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施形態は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
【0028】
以上、本開示を実施するための実施形態について説明したが、本開示はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
【産業上の利用可能性】
【0029】
本開示は、電気自動車の製造産業に利用可能である。
【符号の説明】
【0030】
20 電気自動車、22a,22b 駆動輪、32 モータ、34 インバータ、36 バッテリ、40 スピーカ、42 ディスプレイ、50 電子制御ユニット(ECU)、68 モード切替スイッチ。
【要約】
【課題】モータ走行モードで走行中であるか、変速走行モードで走行中であるかを、運転者に認識させる。
【解決手段】モード選択装置により変速走行モードが選択されているときには、変速走行モードでトルクの挙動を模擬するエンジン車におけるエンジンの回転数としての模擬回転数を表示するように表示装置を制御し、モード選択装置によりモータ走行モードが選択されているときには、模擬回転数を表示しないように表示装置を制御する。これにより、モータ走行モードで走行中であるか、変速走行モードで走行中であるかを、運転者に認識させることができる。
【選択図】図3
図1
図2
図3