(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-01
(45)【発行日】2024-07-09
(54)【発明の名称】廃棄物選別装置
(51)【国際特許分類】
B07B 1/34 20060101AFI20240702BHJP
B07B 1/30 20060101ALI20240702BHJP
B07B 1/28 20060101ALI20240702BHJP
B07B 1/10 20060101ALI20240702BHJP
B65G 27/12 20060101ALI20240702BHJP
【FI】
B07B1/34
B07B1/30
B07B1/28 B
B07B1/10
B65G27/12
(21)【出願番号】P 2021118931
(22)【出願日】2021-07-19
【審査請求日】2023-06-01
(73)【特許権者】
【識別番号】519205361
【氏名又は名称】株式会社エヌ・クラフト
(74)【代理人】
【識別番号】110002424
【氏名又は名称】ケー・ティー・アンド・エス弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】林 憲昌
【審査官】田中 雅之
(56)【参考文献】
【文献】特開2018-089545(JP,A)
【文献】特開2001-276739(JP,A)
【文献】特開平06-343928(JP,A)
【文献】特開2010-058020(JP,A)
【文献】特開平10-137694(JP,A)
【文献】実開昭59-142234(JP,U)
【文献】実開昭55-137971(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B07B 1/00-15/00
B09B 1/00- 5/00
B09C 1/00- 1/10
B29B 17/00-17/04
C08J 11/00-11/28
B65G 27/00-27/34
B07C 1/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のスリットを有する無端帯状のベルトと、
前記ベルトを駆動する駆動部材と、
前記ベルトを加振する加振装置と、
を備え、
前記駆動部材は、前記スリットとかみ合う歯車を有し、前記歯車のピッチが前記スリットの間隔と異なり、
前記ベルトは、前記歯車の間で撓むように配置され、
前記加振装置は、回転しながら前記ベルトを上下させる多角形のローラであり、前記歯車の間に配置され、
前記ベルトの上部に廃棄物を搬送し、
前記歯車および前記ローラによって前記ベルトを振動させながら前記廃棄物を選別する廃棄物選別装置。
【請求項2】
前記ベルトは、複数の円筒状の棒状部材と、複数の環状部材が互いに連結し合う無担チェーンと、を有し、
前記棒状部材は、所定の間隔を開けて配置され、複数の前記環状部材のそれぞれに固定され、
スリットは、前記棒状部材の間に形成され、
前記前記棒状部材が前記歯車の斜面に当接することによって前記ベルトが振動する、
請求項1に記載の廃棄物選別装置。
【請求項3】
前記廃棄物の搬送方向と交差する方向に傾斜する傾斜部を有し、隙間から落ちた前記廃棄物を滑らせて搬送する第1シュータをさらに備え、
前記ベルトが前記傾斜部を挟んで上下に配置される、
請求項1または2に記載の廃棄物選別装置。
【請求項4】
前記ベルトから排出された前記廃棄物を滑らせて搬送する第2シュータをさらに備え、
前記第2シュータは、前記スリットの長手方向と交差する方向に配置されるレール部材を有する、
請求項1から3のいずれか1項に記載の廃棄物選別装置。
【請求項5】
前記ベルトは、複数の棒状部材を有し、
前記スリットは、前記複数の棒状部材の長手方向が所定の隙間を空けて隣り合って配置されることによって前記スリットが形成され、
前記複数の棒状部材の端部同士を繋ぐチェーンと、前記複数の棒状部材の中間部分を繋ぐ連結部材と、を有する、
請求項1から
4のいずれか1項に記載の廃棄物選別装置。
【請求項6】
前記ベルトは、複数の棒状部材を有し、
前記スリットは、前記複数の棒状部材の表側に設けられた網によって形成される、
請求項1から
4のいずれか1項に記載の廃棄物選別装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、廃棄物選別装置に関する。
【背景技術】
【0002】
廃棄物選別装置は、様々な廃棄物を選別する必要がある。従来は、例えば飲料缶と飲料缶の蓋部材などの廃棄物を選別する場合や、残土に含まれる重量物と軽量物などの廃棄物を選別する場合に、トロンメル式の廃棄物選別装置を用いて選別している(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
トロンメル式の廃棄物選別装置は、網状のドラムを回転させて遠心力を利用して廃棄物を選別する。このため、ドラムを回転させるためのエネルギが必要であり、装置が大型化しやすい。この結果、トロンメル式の廃棄物選別装置は高価になりやすい。さらに、トロンメル式の廃棄物選別装置は、廃棄物の処理にもコストがかかる。
【0005】
本開示の課題は、簡易な構造で選別可能な廃棄物選別装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本開示に係る廃棄物選別装置は、無端帯状のベルトと、駆動部材と、を備える。無端帯状のベルトは、複数のスリットを有する。駆動部材は、ベルトを駆動する。廃棄物選別装置は、ベルトの上部に廃棄物を搬送し、ベルトを振動させながら廃棄物を選別する。
【0007】
(2)廃棄物選別装置は、ベルトを加振する加振装置をさらに備えてもよい。
【0008】
(3)加振装置は回転しながらベルトを上下させる多角形のローラであってもよい。
【0009】
(4)駆動部材は、棒状部材とかみ合う歯車を有してもよい。歯車のピッチがスリットの間隔と異なってもよい。ベルトは、歯車の間で撓むように配置されてもよい。多角形のローラは、歯車の間に配置されてもよい。廃棄物搬送装置は、ベルトの上部に廃棄物を搬送し、歯車および前ローラによってベルトを振動させながら廃棄物を選別してもよい。
【0010】
(5)廃棄物選別装置は、廃棄物の搬送方向と交差する方向に傾斜する傾斜部を有し、隙間から落ちた廃棄物を滑らせて搬送する第1シュータをさらに備えてもよい。ベルトが傾斜部を挟んで上下に配置されてもよい。
【0011】
(6)廃棄物選別装置は、ベルトから排出された廃棄物を滑らせて搬送する第2シュータをさらに備えてもよい。第2シュータは、スリットの長手方向と交差する方向に配置されるレール部材を有してもよい。
【0012】
(7)ベルトは、複数の棒状部材を有してもよい。スリットは、前記複数の棒状部材の長手方向が所定の隙間を空けて隣り合って配置されることによって形成されてもよい。ベルトは、複数の棒状部材の端部どうしを繋ぐチェーンと、複数の棒状部材の中間部分を繋ぐ連結部材と、を有してもよい。
【0013】
(8)ベルトは、複数の棒状部材を有してもよい。スリットは、複数の棒状部材の表側に設けられた網によって形成されてもよい。
【0014】
この廃棄物選別装置によれば、ベルトの振動によって所定の隙間より小さい排気物がベルトから落下する。これによって、簡易な構造を用いて廃棄物を選別することができる。
【発明の効果】
【0015】
本開示によれば、簡易な構造で選別可能な廃棄物選別装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本開示の第1実施形態による廃棄物選別装置を示す側面概略図。
【
図2】本開示の第1実施形態による廃棄物選別装置を示す上面概略図。
【
図3】本開示の第1実施形態によるガイドシュータとベルトの位置関係を示す概略図。
【
図4】本開示の第1実施形態による廃棄物選別装置の駆動部材を示す概略図。
【
図5】本開示の第2実施形態によるベルトを示す概略図。
【
図6】本開示の第3実施形態によるベルトを示す概略図。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、後述する廃棄物Bおよび廃棄物Sの搬送方向を搬送方向Cと図面および明細書に記す。
【0018】
<第1実施形態>
図1に示すように、本開示の第1実施形態の廃棄物選別装置1は、飲料缶やペットボトルなどの円筒状の廃棄物Bと、これら円筒状の廃棄物の蓋など、薄い板状もしくは、キャップ状の廃棄物Sとを選別するための装置である。廃棄物選別装置1は、ベルト2と、複数の駆動部材4と、加振装置6と、複数のベルトガイド部材8と、供給シュータ10と、ガイドシュータ12(第1シュータの一例)と、排出シュータ14(第2シュータの一例)と、を備える。
【0019】
図2に示すように、ベルト2は、スリット3を有する。本実施形態ではベルト2は、複数の円筒状の棒状部材2aと、2本の無端状のチェーン2bと、を有する。
図1および
図3に示すように、ベルト2は、無端帯状である。スリット3は、上面視において複数の棒状部材2aの長手方向が、所定の隙間W(
図4参照)を開けて隣り合って配置することによって形成される。隙間Wは、好ましくは50mm以下である。隙間Wは、より好ましくは、20mmから40mmの間である。複数の棒状部材2aは、長手方向の両端部がチェーン2bに固定される。
【0020】
図4に示すように、本実施形態ではチェーン2bは、複数の環状部材2cが互いに連結し合う無端チェーンである。棒状部材2aは、各環状部材2cに一つずつ固定される。しかし、ベルト2は、複数の棒状部材2aの長手方向が、所定の隙間W1(
図4参照)を開けて隣り合って配置されればよく、本実施形態のチェーン2bの構造に限定されるものではない。
【0021】
図1に示すように、ベルト2は、ガイドシュータ12の上部から、排出シュータ14の搬送方向手前で折り返し、下方に下がりガイドシュータ12の下部を通過してガイドシュータ12の上部に戻る。本実施形態では、ベルト2は、駆動部材4にかみ合うことによって、循環する。また、ベルト2は、2つの駆動部材4の間で撓むように配置され、2つの駆動部材4の搬送方向中央部に後述する加振装置6が配置される。
【0022】
複数の駆動部材4は、棒状部材2aの長手方向と交差する方向にベルト2を循環させる。
図4に示すように、本実施形態では駆動部材4は、モータなどによって駆動される例えばスプロケットの形態の歯車4aである。歯車4aは、複数の歯4bを有する。複数の歯4bは、一対の斜面4cと、一対の斜面4cをつなぐ円弧状の谷4dを有する。駆動部材4は、歯車4aの歯4bの間に棒状部材2aを架けることによって、棒状部材2aの長手方向と交差する方向にベルト2を駆動する。歯車4aの各歯4b同士の間隔であるピッチPは、スリット3の間隔W2と異なる。これによって、歯車4aの歯4bに棒状部材2aが架かる際に、棒状部材2aが歯4bの斜面4cに当接し、ベルト2が振動する。その後、棒状部材2aは斜面4cにガイドされながら歯車4aの谷4dに嵌合する。本実施形態では、間隔W2は、棒状部材2aの中心間距離である。間隔W2は、ピッチPよりも小さい。
【0023】
加振装置6は、ベルト2を振動させるための装置である。
図1に示すように、本実施形態では、加振装置6は、円形ではなく多角形のローラである。本実施形態では、ローラが六角形である。加振装置6は、棒状部材2aまたはチェーン2bをローラが持ち上げることによって、ベルト2を上下に振動させる。
【0024】
複数のベルトガイド部材8は、ベルト2をガイドするための部材である。本実施形態では、ベルトガイド部材8は、円形のローラである。しかし、ベルトガイド部材8は、ベルト2をガイドできればいかなる形状であってもよい。
【0025】
供給シュータ10は、廃棄物Bおよび廃棄物Sをベルト2の上面に滑らせて供給する部材である。供給シュータ10には、廃棄物Bと廃棄物Sが混合状態で置かれ、廃棄物Bおよび廃棄物Sが混合状態で供給シュータ10の上を滑り落ち、ベルト2の上面に供給される。
【0026】
ガイドシュータ12は、ベルト2の隙間Wから落ちた廃棄物Sを例えば収集ボックスV2へ案内するための部材である。
図3に示すように、本実施形態のガイドシュータ12は、傾斜部12aと傾斜部12bと、を有する。傾斜部12aと傾斜部12bとは、それぞれ、三角屋根状につながっている。しかし、傾斜部は一つであってもよい。
【0027】
排出シュータ14は、選別された廃棄物Bを収集箱へ滑らせて案内する部材である。
図2に示すように、排出シュータ14は、棒状部材2aと交差する方向に配置される複数のレール部材14aを有する。
図1に示すように、排出シュータ14は、ベルト2よりも搬送方向Cの後方に、下方に傾斜して配置される。排出シュータ14は、ベルト2によって選別された廃棄物Bを、レール部材14a上を滑らせて落下させ、収集ボックスV1などに廃棄物Bを搬送する。
【0028】
上記のように構成の廃棄物選別装置1では、まず供給シュータ10に廃棄物Bと廃棄物Sが混合状態で供給される。供給された廃棄物Bおよび廃棄物Sは、ベルト2の振動によって、廃棄物Sが隙間W1から落下し、ガイドシュータ12に落ちる。このとき、ベルト2がガイドシュータ12よりも下方を通過するため、ベルト2に廃棄物Sが引っかかることなくガイドシュータ12に案内される。ガイドシュータ12は、廃棄物Sを収集ボックスV2まで落下させる。
【0029】
さらにベルト2は、歯車4aのピッチPと棒状部材2aの間隔W2が異なるため、棒状部材2aが歯車4aと噛み合う際に、振動が発生する。また、加振装置6によってもベルト2は上下に振動させられる。ベルト2は、2つの駆動部材4の間に撓んで配置されるため、撓みを利用して上下に振動しやすい。これによって、廃棄物Bおよび廃棄物Sは常に上下に揺られながら搬送される。この結果、隙間W1よりも薄く、隙間W1を挿通可能な廃棄物Sは、ベルト2から下方に落下しやすい。すなわち、この廃棄物選別装置1によれば、トロンメル式のような遠心力を発生させることなく、廃棄物Bと廃棄物Sを選別できる。
【0030】
<第2実施形態>
次に、本開示の第2実施形態について
図5を用いて説明する。なお、第2実施形態における廃棄物選別装置201は、第1実施形態における廃棄物選別装置1とベルト2の部分が異なる。他の部分は同様であるため、説明を省略する。
【0031】
廃棄物選別装置201のベルト202は、棒状部材202aの端部を繋ぐチェーン202bに加えて、棒状部材2aの中間部分を繋ぐ複数の連結部材202dを有する点が、第1実施形態におけるベルト2と異なる。チェーン202bおよび連結部材202dの構造は、第1実施形態におけるチェーン2bと同様であるため、説明を省略する。連結部材202dは、板状部材に棒状部材202aが挿通することによって、隣り合う棒状部材202aを連結する。
【0032】
このように連結部材202dを配置することによって、スリット203の隙間W1だけでなく、スリット203の長手方向の長さLも変更できる。これによって、ベルト202から落下させる廃棄物の大きさをより細かく設定できる。本実施形態では、例えば、連結部材202dを棒状部材202aの端部から長さL1、長さL2、長さL3、長さL4となるように配置する。長さL1、長さL2、長さL3、長さL4の順でそれぞれ長さが大きくなる。これによって、各長さに応じた廃棄物Sがベルト202の下方に落下する。
【0033】
<第3実施形態>
次に、本開示の第3実施形態について
図6を用いて説明する。なお、第3実施形態における廃棄物選別装置301は、第1実施形態の廃棄物選別装置1とベルト2の部分が異なる。他の部分は同様であるため、説明を省略する。第3実施形態における廃棄物選別装置301は、残土に含まれる大きい石や木片などの重量物と、砂、土などの軽量物とを選別するために用いる。
【0034】
廃棄物選別装置301のベルト302は、棒状部材302aに加えて棒状部材302aの表側に網303dが設けられる。棒状部材302aの表側は、廃棄物選別装置301において廃棄物が載せられる側である。網302dは、網目がスリット303として機能する。網302dは、チェーン302bと固定される。棒状部材302aの間隔Wは、第1実施形態における所定の間隔W1よりも大きい。このため、棒状部材302aは、網302dを支持する支持部材として機能する。
【0035】
このように網302dを棒状部材302aの表側に設けられることによって、網302dに載せられた残土が振動する。振動した残土は、網目よりも細かい土や砂などの軽量物は、網目から落下する。一方、網目よりも大きな石や木片などの重量物は、ベルト302によって搬送される。これによって、廃棄物選別装置301は、残土に含まれる大きい石や木片などの重量物と、砂、土などの軽量物とを選別する。
【0036】
以上説明した通り、本開示によれば簡易な構造で選別可能な廃棄物選別装置1、201を提供できる。
【0037】
<他の実施形態>
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の変形例は必要に応じて任意に組合せ可能である。
【0038】
(a)上記第1実施形態では、2つの傾斜部12aおよび傾斜部12bを有するガイドシュータ12を例に用いたが、本開示はこれに限定されるものではない。ガイドシュータ12は、ベルト2から落下した廃棄物Sが、ガイドシュータ12の下部を通過するベルト2に引っ掛からないように廃棄物Sを案内できればよい。したがって、ガイドシュータ12は1つの傾斜部によって形成されてもよい。
【0039】
(b)上記第1実施形態では、スリット3が棒状部材2aによって形成される例を用いて本開示の廃棄物選別装置1を説明したが、本開示はこれに限定されない。スリット3は、例えばベルトコンベアに搬送方向Cに隙間W1、搬送方向Cと交差する方向が長くなる貫通孔を開けることによって形成してもよい。
【0040】
(c)上記第2実施形態では、連結部材202dを長さL1、長さL2、長さL3、長さL4の順でそれぞれ長さが大きくなるように配置したが、本開示はこれに限定されない。連結部材202dの配置は、ベルト202から落下させる廃棄物Sの大きさに応じて適宜変更してもよい。
【符号の説明】
【0041】
1、201、301 :廃棄物選別装置
2、202、302 :ベルト
2a、202a、302a :棒状部材
2b、202b 302b:チェーン
2c :環状部材
3、203、303 :スリット
4 :駆動部材
4a :歯車
4b :歯
4c :斜面
4d :谷
6 :加振装置
8 :ベルトガイド部材
10 :供給シュータ
12 :ガイドシュータ
12a :傾斜部
12b :傾斜部
14 :排出シュータ
14a :レール部材
201 :廃棄物選別装置
B :廃棄物
S :廃棄物
V1 :収集ボックス
V2 :収集ボックス
W :隙間
W1 :隙間
C :搬送方向
P :ピッチ