(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-01
(45)【発行日】2024-07-09
(54)【発明の名称】クッションカバー
(51)【国際特許分類】
A47G 9/10 20060101AFI20240702BHJP
【FI】
A47G9/10 W
(21)【出願番号】P 2020111104
(22)【出願日】2020-06-29
【審査請求日】2023-06-26
(73)【特許権者】
【識別番号】000000077
【氏名又は名称】アキレス株式会社
(72)【発明者】
【氏名】藤田 一雄
(72)【発明者】
【氏名】田中 昭一
【審査官】高橋 祐介
(56)【参考文献】
【文献】特開2011-152318(JP,A)
【文献】特開2002-172053(JP,A)
【文献】登録実用新案第3171999(JP,U)
【文献】米国特許第05987676(US,A)
【文献】特開2004-129887(JP,A)
【文献】登録実用新案第3044241(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47G 9/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
クッション本体と高さ調整部材とが挿入さ
れたり、取り出すことが可能な出し入れ部を備えるクッションカバーであって、
該クッションカバーは、高さ調整部材の保持手段を備えており、
前記保持手段は、クッションカバー内部底面の固定部により固定されており、
かつ、クッションカバー内部で、前記固定部を軸にして高さ調整部材と共に反転すること
ができ、
前記クッションカバーは、枕用のクッションカバーであって、前記保持手段の固定部は、
クッションカバーの左右方向に設けられ、頭部領域と頸椎部領域の高さ調整が部分的にでき、
前記高さ調整部材の高さは、前記クッション本体の高さよりも低いことを特徴とするクッションカバー。
【請求項2】
前記保持手段は、両端に開口部を有する袋体であることを特徴とする請求項1に記載のクッションカバー。
【請求項3】
前記保持手段は、クッションカバー内に2つ設けられており、2つの保持手段において共有の固定部を備えることを特徴とする請求項1
~2のいずれか1 項に記載のクッションカバー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、クッションカバーに関する。
【背景技術】
【0002】
枕やシートクッション等のクッション体において、クッション本体と高さ調整部材とを挿入して、使用されるクッションカバーが知られている。
【0003】
特許文献1の枕カバー(クッションカバー)は、枕本体(クッション本体)と、高さ調整部材とを挿入する枕カバーであり、枕本体の下面と略同一形状をなした高さ調整部材を出し入れするための挿入口が形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載された枕カバーは、枕本体と、枕本体の下面と略同一形状をなした高さ調整部材とを挿入するだけの形状であり、枕全体の高さを調整することは可能だが、例えば、頭部や、頚椎部などに沿って部分的に高さを調整し、身体の形状や好みに合うようにすることはできなかった。
【0006】
本発明は、上記のような従来のクッションカバーの課題を解決するものであり、枕やシートクッション等のクッション体の高さが、部分的に調整可能なクッションカバーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、クッション本体と高さ調整部材とが挿入されるクッションカバーであって、該クッションカバーは、高さ調整部材の保持手段を備えており、前記保持手段は、クッションカバー内部底面の固定部により固定されており、かつ、クッションカバー内部で、前記固定部を軸にして高さ調整部材と共に反転することができるクッションカバーであることを特徴とする。
【0008】
また、保持手段は、両端に開口部を有する袋体であることが好ましい。
また、クッションカバーは、枕用のクッションカバーであって、保持手段の固定部は、クッションカバーの左右方向に設けられることが好ましい。
また、クッションカバーは、枕用のクッションカバーであって、保持手段の固定部は、クッションカバーの前後方向に設けられることが好ましい。
また、保持手段は、クッションカバー内に2つ設けられており、2つの保持手段において共有の固定部を備えることが好ましい。
【発明の効果】
【0009】
クッションカバーは、高さ調整部材の保持手段を備えており、前記保持手段は、クッションカバー内部底面の固定部により固定されており、かつ、クッションカバー内部で、前記固定部を軸にして高さ調整部材と共に反転することができるクッションカバーであるため、枕やシートクッション等のクッション体における高さが、部分的に調整可能なクッションカバーを得ることができた。
【0010】
また、保持手段が、両端に開口部を有する袋体であれば、高さ調整部材の出し入れがしやすくなる。
また、クッションカバーが、枕用のクッションカバーであって、保持手段の固定部が、クッションカバーの左右方向に設けられていれば、クッション体の頭部領域や頚椎部領域の高さが部分的に調整可能となる。
また、クッションカバーが、枕用のクッションカバーであって、保持手段の固定部が、クッションカバーの前後方向に設けられていれば、クッション体の中央部や、左右部の高さが部分的に調整可能となる。
また、保持手段は、クッションカバー内に2つ設けられており、2つの保持手段において共有の固定部を備えていれば、段階的にクッション体の高さを調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】クッションカバーの出し入れ部が閉じた状態を示す概略斜視図である。
【
図2】(a)
図1のカバー上面部材が裏返され、第一の実施形態にかかる高さ調整部材が挿入された状態を示す概略斜視図である。(b)
図2(a)の高さ調整部材が反転した状態を示す概略斜視図である。(c)
図2(a)にクッション本体が挿入された状態を示す概略斜視図である。
【
図3】(a)
図1に示すクッションカバーのA-A線断面図であり、第一の実施形態にかかるクッションカバー内部にクッション本体と、高さ調整部材が挿入された状態を示す説明図である。(b)
図3(a)における固定部付近の拡大図である。(c)
図3(a)の高さ調整部材が反転した状態を示す説明図である。
【
図4】(a1)
図1のカバー上面部材が裏返され、第二の実施形態にかかる高さ調整部材が挿入された状態を示す概略斜視図である。(a2)
図1に示すクッションカバーのA-A線断面図であり、第二の実施形態にかかるクッションカバー内部にクッション本体と、高さ調整部材が挿入された状態を示す説明図である。(b1)
図4(a1)の高さ調整部材が反転した状態を示す説明図である。(b2)
図4(a2)の高さ調整部材が反転した状態を示す説明図である。(c1)
図4(a1)の高さ調整部材が反転した別の状態を示す説明図である。(c2)
図4(a2)の高さ調整部材が反転した別の状態を示す説明図である。
【
図5】(a)
図1に示すクッションカバーのB-B線断面図であり、第三の実施形態にかかるクッションカバー内部に、高さ調整部材が挿入された状態を示す説明図である。(b)
図5(a)の高さ調整部材が反転した状態を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下に、本発明のクッションカバー1における第一から第三の実施形態について、
図1~
図5を用いて具体的に説明する。
【0013】
<第一の実施形態>
図1は、本発明において、クッションカバー1の出し入れ部11(12)が閉じた状態を示す概略斜視図である。なお、第一の実施形態において、クッションカバー1は、クッション本体と高さ調整部材とを挿入し、例えば、枕やシートクッションとして使用されるものである。クッションカバー1は略直方体であり、
図1における略直方体の左右方向をw、前後方向をd、高さ方向をhという。なお、枕として使用する場合は、前後方向は使用者の足先の方向を前方向、頭の方向を後方向といい、左右方向は使用者の左手方向を左方向、右手方向を右方向という。また、シートクッションとして使用する場合は、前後方向は使用者の太股の方向を前方向、臀部の方向を後方向といい、左右方向は使用者の左手方向を左方向、右手方向を右方向という。なお、
図1はクッションカバー1のみを示す図である。
【0014】
図1に示すクッションカバー1は略直方体で、クッションカバー1の三側面には、連続した出し入れ部11(12)が設けられており、
図2(a)に示すように、クッションカバー1の三側面の出し入れ部11(12)が開いた状態、即ち、カバー上面部材2が裏返されることで、より簡単にクッション本体や、高さ調整部材30をクッションカバー1の内部に挿入することが可能である。また、
図2(c)は、クッションカバー1にクッション本体50が挿入された状態を示しており、クッションカバー1の三側面の出し入れ部11(12)が開いた状態、即ち、カバー上面部材2が裏返されることで、より簡単にクッション本体50や高さ調整部材30をクッションカバー1の内部から取り出すことが可能である。なお、
図2(a)、(b)は、クッション本体が省略された図である。また、
図2(a)~(c)のクッションカバー1におけるカバー下面部材3は、カバー下面部材3が柔軟性のカバー生地を使用した場合において、カバー生地の自重により倒れた状態となっている。
また、少なくとも、クッションカバー1の一側面に出し入れ部11(12)が設けられていれば、クッション本体や、高さ調整部材30をクッションカバー1の内部に挿入したり、クッションカバー1の内部から取り出したりすることが可能である。
【0015】
クッションカバー1の側面における出し入れ部11には、開閉手段12を備える。出し入れ部11を開閉手段12で閉じることで、クッション本体50や、高さ調整部材30が、所定位置からずれにくくなり、かつ、クッションカバー1の内部から外部に出ていくことを防止できる。第一の実施形態においては、開閉手段12は、ファスナーが使用されるが、開閉手段12は、出し入れ部11を開閉できればよく、適宜選択可能であり、例えば、カバー上面部材2とカバー下面部材3とを重ねた部分に面ファスナーを設けたり、カバー上面部材2と、カバー下面部材3にそれぞれ紐を設けたり、カバー上面部材2とカバー下面部材3にボタンなどの留め具を設けたりすることで、出し入れ部11を開閉してもよい。
【0016】
クッションカバー1の形状は、第一の実施形態の他に、略立方体、略円筒体、略楕円筒体等にすることができる。クッションカバー1の材質は、使用感、伸縮性、洗濯性等を考慮して適宜選択可能であり、例えば、綿、絹等の天然繊維や、ナイロン、ポリエステル等の化学繊維を使用することができる。クッションカバー1は、天然繊維や化学繊維を使用し、織物や編物としてクッションカバー1を構成することができる。
【0017】
図2(a)に示すように、クッションカバー1の内部には、高さ調整部材30の保持手段20を備えており、保持手段20には高さ調整部材30が保持されている。
第一の実施形態において、保持手段20は、両端に開口部23を有する袋体22である。両端に開口部23を有する袋体22であれば、高さ調整部材30を一方の開口部23から袋体22に挿入した後、他方の開口部23から高さ調整部材30を取り出すことができ、高さ調整部材30が出し入れしやすくなる。更に、袋体22の左右方向の長さw2が、高さ調整部材30の左右方向の長さw3より短いことにより、高さ調整部材30を袋体22から取り出す際に、高さ調整部材30は、袋体22から飛び出しているため、取り出しやすくなる。
【0018】
高さ調整部材30の別の保持手段20としては、一端に開口部を有する袋体に高さ調整部材30を挿入したり、ゴムバンドや紐、生地を輪状物にして、高さ調整部材30を輪状物の中に挿入したりしてもよい。
【0019】
図2(a)に示すように、高さ調整部材30の保持手段20は、クッションカバー1の内部底面13に略一直線上に設けられた固定部21により固定されている。略一直線状とは、連続的若しくは、断続的であってよく、または、一定の幅を有していてもよい。
第一の実施形態において、保持手段20である、両端に開口部23を有する袋体22の一方の開口部端点24から、他方の開口部23の端辺を結ぶ垂線25上に設けられた固定部21により、袋体22が、クッションカバー1の内部底面13に固定されている。クッションカバー1に固定された袋体22の固定部21が、垂線25上に設けられることで、固定部21を軸に、高さ調整部材30と共に保持手段20を反転することが容易となる。
【0020】
図3(a)は、
図1に示すクッションカバーのA-A線断面図であり、第一の実施形態にかかるクッションカバー1の内部にクッション本体50と、高さ調整部材30が挿入された状態を示す説明図であり、枕などのクッション体における頭部領域Tの部分が高く調整されている。
図3(b)は、
図3(a)における固定部21付近の拡大図であり、袋体22の開口部23の前後方向dにおける中央側の端辺において、袋体22がクッションカバー1の内部表面13に固定される固定部21が設けられている。
図3(a)における高さ調整部材30の保持手段20は、固定部21を軸に、高さ調整部材30と共に反転することが可能であり、反転後は、
図3(c)に示すように、枕などのクッション体における頚椎部領域Kの部分が高く調整される。その結果、クッション体の高さが、部分的に調整可能となる。
第一の実施形態において、固定部21の固定手段は連続的な縫製であるが、固定部21の固定手段は、保持手段20が、クッションカバー1の内部底面13に固定できればよく、適宜選択可能であり、例えば、縫製、接着、面ファスナー、ファスナー、ボタンなどの留め具等が挙げられる。
【0021】
図2(a)に示すように、クッションカバー1の内部底面13に固定する保持手段20の固定部21は、クッションカバー1の左右方向wに設けられている。固定部21が、クッションカバー1の左右方向wに設けられると、高さ調整部材30の保持手段20は、固定部21を軸に、高さ調整部材30と共に、クッションカバー1の前後方向dに反転可能となり、
図2(b)に示すように、高さ調整部材30が反転した状態となる。その結果、クッションカバー1にクッション本体50を挿入し、枕として使用した際に、頭部領域Tや、頚椎部領域Kの高さが、部分的に調整可能となる。
【0022】
高さ調整部材30は、保持手段20により、クッションカバー1の内部に保持され、枕などのクッション体の高さを部分的に調整可能なものである。高さ調整部材30の形状は適宜選択可能であり、本実施形態において、略平板状である。
図3(a)において、高さ調整部材30の前後方向dの長さd3は、例えば、100~300mmである。この範囲において、クッションカバー1にクッション本体50を挿入して枕として用いると、頭部領域T及び頚椎部領域Kの高さが、部分的に調整可能となる。また、高さ調整部材30の高さh3は、例えば10~50mmであり、クッション本体50の高さh5よりも低いことが好ましい。この範囲であれば、高さ調整部材30により、クッション本体50の形状が大きく変形してしまう虞がなく、クッション本体50のクッション機能を十分に発揮することができる。
【0023】
高さ調整部材30の材質は、適宜選択可能であり、軟質ポリウレタンフォーム、ポリエチレンフォーム等の発泡材料や、綿やソフトパイプ等を袋で包んだものを用いることができる。形状を自由に設計できる点で、軟質ポリウレタンフォームが好ましい。高さ調整部材30及び、クッション本体50として軟質ポリウレタンフォームを使用した場合、クッション本体を通して、高さ調整部材30による底つき感を与えないために、高さ調整部材30の密度は、クッション本体50の密度より低いことが好ましい。また、高さ調整部材30は、保持手段20に出し入れしやすいように、高さ調整部材30の表面を不織布等の滑りやすい素材で覆っていてもよい。
【0024】
クッションカバー1に挿入されるクッション本体50の形状は、適宜選択可能である。本実施形態においては、クッション本体50は、略直方体状である。また、頭部、頚椎部の形状や好みに合わせた形状に変形されてもよく、クッション本体表面が曲面でも、プロファイル加工や二次元加工された凹凸が設けられていてもよい。更にクッション本体50の形状は、クッションカバー1の形状によって略立方体、略円筒体、略楕円筒体等にすることができる。
【0025】
クッション本体50の材質としては、適宜選択可能であり、軟質ポリウレタンフォーム、ポリエチレンフォーム等の発泡材料や、綿、ソフトパイプ等を袋に詰めたものを用いることができる。クッション本体50の形状を自由に設計できる点で、軟質ポリウレタンフォーム等が好ましい。例えば、クッション本体50にプロファイル加工された軟質ポリウレタンフォームを用いると、頭部や頚椎部の一点に圧力が集中することを防ぐことができる。更に、低反発性や、吸放湿性等の機能を備えた軟質ポリウレタンフォームであってもよい。また、クッション本体50は、形状や物性の異なる複数の軟質ポリウレタンフォームを積層されたものであってもよい。
【0026】
<第二の実施形態>
図4(a1)は、
図1のカバー上面部材2が裏返され、第二の実施形態にかかる高さ調整部材30が挿入された状態を示す概略斜視図である。また、
図4(a2)は、
図1に示すクッションカバー1のA-A線断面図であり、第二の実施形態にかかるクッションカバー1の内部にクッション本体50と、高さ調整部材30を挿入した状態を示す説明図である。
【0027】
クッションカバー1の第二の実施形態では、
図4(a1)に示すように、保持部材20は、2枚の生地をそれぞれ前後方向dの中央側へ向けて折り返し、次に、それぞれの生地における折り返された両端部を重ねて、重ねられた部分をクッションカバー1の内部底面13の左右方向wに沿って縫製し、2つの袋体22において共有の固定部21を形成した。その結果、枕として使用した際に、頭部領域Tと、頚椎部領域Kの高さが、それぞれ高く調整されている。
図4(a1)に示される頚椎部領域Kに設けられた保持手段20は、固定部21を軸に、高さ調整部材30と共に、頭部領域Tに反転し、
図4(b1)に示すように、頭部領域Tに2つの高さ調整部材30が積層された状態となる。この場合、
図4(b2)に示すように、クッションカバー1の内部にクッション本体50を挿入すると、クッション体における頭部領域Tの高さをより高くすることができる。また、
図4(a1)に示される頭部領域Tに設けられた保持手段20は、固定部21を軸に、高さ調整部材30と共に、頚椎部領域Kに反転し、
図4(c1)に示すように、頚椎部領域Kに2つの高さ調整部材30が積層された状態となる。この場合、
図4(c2)に示すように、クッションカバー1の内部にクッション本体50を挿入すると、クッション体における頚椎部領域Kの高さをより高くすることができる。よって頭部領域T、または頚椎部領域Kを段階的に高さ調整することができ、より頭部、頚椎部の形状や好みにあったものとなる。なお、保持手段は、クッションカバー内に複数設けられていてもよい。複数の保持手段を設ける場合、それぞれ単独の固定部を備えてもよく、あるいは、少なくとも2つの保持手段が共有の固定部を1つ以上備えていてもよく、あるいは、単独の固定部と共有の固定部を備えていてもよい。
【0028】
<第三の実施形態>
図5(a)は、
図1に示すクッションカバーのB-B線断面図であり、第三の実施形態にかかるクッションカバー1の内部に、高さ調整部材30が挿入された状態の説明図である。第三の実施形態として、
図5(a)に示すように、高さ調整部材30の保持手段20と、高さ調整部材30は、クッションカバー1の左右部sにそれぞれ設けられ、クッションカバー1の左右部sの高さが部分的に調整可能である。保持手段20における固定部21は、クッションカバー1の前後方向dに設けられており、高さ調整部材30の保持手段20は、固定部21を軸に、高さ調整部材30と共に、クッションカバー1の左右方向wに反転し、
図5(b)に示すように、クッションカバー1の中央部cの高さが部分的に調整可能である。よって、クッションカバー1にクッション本体50を挿入し枕として用いると、クッション体の中央部cや、左右部sの高さが部分的に調整可能となる。
【符号の説明】
【0029】
1 クッションカバー
2 カバー上面部材
3 カバー下面部材
11 出し入れ部
12 開閉手段
13 内部底面
20 保持手段
21 固定部
22 袋体
23 開口部
24 開口部端点
25 垂線
30 高さ調整部材
50 クッション本体