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特許7513551自動車用カメラアセンブリおよびその組立方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-01
(45)【発行日】2024-07-09
(54)【発明の名称】自動車用カメラアセンブリおよびその組立方法
(51)【国際特許分類】
   H04N 23/52 20230101AFI20240702BHJP
   H05K 7/20 20060101ALI20240702BHJP
   H05K 5/02 20060101ALI20240702BHJP
   G03B 15/00 20210101ALI20240702BHJP
   G03B 17/02 20210101ALI20240702BHJP
   G02B 7/02 20210101ALI20240702BHJP
   H04N 23/57 20230101ALI20240702BHJP
   G03B 30/00 20210101ALI20240702BHJP
【FI】
H04N23/52
H05K7/20 F
H05K5/02 L
G03B15/00 V
G03B17/02
G02B7/02 D
H04N23/57
G03B30/00
【請求項の数】 14
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2021038896
(22)【出願日】2021-03-11
(65)【公開番号】P2021145334
(43)【公開日】2021-09-24
【審査請求日】2024-03-11
(31)【優先権主張番号】20382176
(32)【優先日】2020-03-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】516284976
【氏名又は名称】フィコサ アダス,ソシエダッド リミタダ ユニペルソナル
(74)【代理人】
【識別番号】100067356
【弁理士】
【氏名又は名称】下田 容一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100160004
【弁理士】
【氏名又は名称】下田 憲雅
(74)【代理人】
【識別番号】100120558
【弁理士】
【氏名又は名称】住吉 勝彦
(74)【代理人】
【識別番号】100148909
【弁理士】
【氏名又は名称】瀧澤 匡則
(74)【代理人】
【識別番号】100192533
【弁理士】
【氏名又は名称】奈良 如紘
(72)【発明者】
【氏名】ダニエル・アバド・ガルシア
(72)【発明者】
【氏名】アリアンナ・ソート
【審査官】櫃本 研太郎
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2019/179545(WO,A1)
【文献】独国特許出願公開第102005028144(DE,A1)
【文献】米国特許出願公開第2018/338070(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2016/191863(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 23/50-23/55
G03B 17/02-17/17
B60R 1/00-1/31
H04N 7/18
G03B 15/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コネクタアダプタ(61)を受け入れるための少なくとも1つの開口部(60)を有するハウジング(10、20)と、
前記ハウジング(10、20)内に取り付けられた電子機器キャリア(30)に接続されたイメージセンサ(40)と、
前記ハウジング(10、20)内に取り付けられ、少なくとも第1のチャンバ(13a)および第2のチャンバ(13b)を規定する絶縁部材(70)と、
を備え、
前記絶縁部材(70)は、前記電子機器キャリア(30)が、前記第1のチャンバ(13a)から前記第2のチャンバ(13b)に物質が通過するのを防ぐ絶縁部材(70)と交差するように、配置され、
前記電子機器キャリア(30)は、前記イメージセンサ(40)が前記第2のチャンバ(13b)にあるように、配置され、
前記コネクタアダプタ(61)を受け入れるための前記開口部(60)は、前記第1のチャンバ(13a)に配置され、
前記絶縁部材(70)は、前記絶縁部材(70)と前記電子機器キャリア(30)およびその構成部品との間に隙間を残さないように、前記電子機器キャリア(30)および前記その構成部品の断面部分に適合し、取り囲み、包み込む、
自動車用カメラアセンブリ(1)。
【請求項2】
前記第1のチャンバ(13a)に配置された前記電子機器キャリア(30)の一部は、前記第2のチャンバ(13b)に配置された前記電子機器キャリア(30)の一部に電気的に接続される、
請求項1に記載の自動車用カメラアセンブリ(1)。
【請求項3】
前記ハウジングは、少なくとも第1のハウジング部(10)および第2のハウジング部(20)を含む、
請求項1に記載の自動車用カメラアセンブリ(1)。
【請求項4】
前記絶縁部材(70)は、前記第1のハウジング部(10)に配置された少なくとも第1の層(71)と、前記第2のハウジング部(20)に配置された第2の層(72)と、を備える、
請求項3に記載の自動車用カメラアセンブリ(1)。
【請求項5】
前記絶縁部材(70)は、前記ハウジング(10、20)および前記電子機器キャリア(30)の内壁に接触するように配置される、
請求項1ないし4のいずれか1項に記載の自動車用カメラアセンブリ(1)。
【請求項6】
前記電子機器キャリア(30)は、前記絶縁部材(70)の前記第1の層(71)と前記第2の層(72)との間に挟まれる、
請求項4、または、請求項4に従属する請求項5に記載の自動車用カメラアセンブリ(1)。
【請求項7】
前記絶縁部材(70)の前記第1の層(71)および前記第2の層(72)の対向する表面間の距離(L)は、前記電子機器キャリア(30)の厚さ(t)と等しいまたはそれよりも短い、
請求項4、または、請求項4に従属する請求項5、または、請求項6に記載の自動車用カメラアセンブリ(1)。
【請求項8】
前記電子機器キャリア(30)に向かって延びる少なくとも1つの突起(11、12)を
さらに備え、
前記突起は、前記絶縁部材(70)の前記第1の層(71)および前記第2の層(72)を支持するように配置され、
前記少なくとも1つの突起(11、12)は、前記ハウジング(10、20)の内壁に隣接することを意図した少なくとも1つの傾斜部分を有する、
請求項4、または、請求項4に従属する請求項5、または、請求項6、または、請求項7に記載の自動車用カメラアセンブリ(1)。
【請求項9】
前記絶縁部材(70)は、前記第1のハウジング部(10)及び第2のハウジング部(20)内に挿入されたときに、前記第1の層(71)および前記第2の層(72)が圧力下で変形するような材料で作られている、
請求項4、または、請求項4に従属する請求項5、または、請求項6、または、請求項7、または、請求項8に記載の自動車用カメラアセンブリ(1)。
【請求項10】
前記絶縁部材(70)は、前記電子機器キャリア(30)に対して垂直に配置される、
請求項1ないし9のいずれか1項に記載の自動車用カメラアセンブリ(1)。
【請求項11】
前記絶縁部材(70)は、1W/mK~15W/mKの熱伝導率を有する非導電性材料でできており、かつ/または、前記絶縁部材(70)は、-40℃から150℃までの範囲の温度で特性が安定している材料でできている、
請求項1ないし10のいずれか1項に記載の自動車用カメラアセンブリ(1)。
【請求項12】
画像をキャプチャするために前記イメージセンサ(40)と接続して配置されるレンズアセンブリ(51)を
さらに備える、
請求項1ないし11のいずれか1項に記載の自動車用カメラアセンブリ(1)。
【請求項13】
前記ハウジング(10、20)の前記開口部(60)は、前記コネクタアダプタ(61)を受け入れるために、前記コネクタアダプタ(61)の長手方向軸(y)が、前記レンズアセンブリ(51)の光軸(x)に実質的に垂直であるように、配置される、
請求項12に記載の自動車用カメラアセンブリ(1)。
【請求項14】
ハウジング(10、20)内に絶縁材料を配置させて絶縁部材(70)を形成すること、および
電子機器キャリア(30)が前記絶縁部材(70)と交差するように、前記ハウジング(10、20)内に前記電子機器キャリア(30)を取り付けること、
を含み、
前記絶縁部材(70)は、前記絶縁部材(70)と前記電子機器キャリア(30)およびその構成部品との間に隙間を残さないように、前記電子機器キャリア(30)および前記その構成部品の断面部分に適合し、取り囲み、包み込む、
請求項1ないし13のいずれか1項に記載の自動車用カメラアセンブリ(1)を組み立てるための方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、ほこりおよび汚れに対する改善された密封を備えた自動車用のカメラアセンブリに関する。このようなカメラアセンブリを組み立てるための方法も開示される。
【背景技術】
【0002】
(背景)
車両カメラは、典型的には、例えばプリント回路基板(PCB)などの電子機器キャリア(electronics carrier)を内部に備えたハウジングを含む。その電子機器キャリアには、イメージセンサまたはイメージャが接続される。次に、イメージセンサは、カメラハウジングに結合されたレンズまたはレンズアセンブリと光学的に伝達する。外部からの光は、レンズまたはレンズアセンブリによってイメージセンサまたはイメージャに向けて導かれる。イメージセンサによってキャプチャされた画像は、コネクタアダプタ、または例えばFAKRA(Fachkreis Automobil)標準の自動車グレードコネクタなどの電気コネクタを介して、ディスプレイに表示される。したがって、ほこりや汚れがイメージセンサに到達しないことが非常に重要である。
【0003】
カメラハウジングは、通常、レンズまたはレンズアセンブリを受け入れるための第1の開口部と、電気コネクタを受け入れるための第2の開口部と、を有する。ほこりや汚れがハウジングに入ってイメージセンサに接触するのを防ぐように、レンズまたはレンズアセンブリがハウジングに接着またはねじ止めされることによって、第1の開口部は、通常、シールまたは密閉される。第2の開口部については、多くの場合、例えばゴムガスケットやシールコードなどのシール手段を取り付ける場所がごくわずかであるように配置されている。また、第2の開口部が正方形である場合、シール操作が煩雑になる。これにより、複雑さと製造コストが増加する一方、ほこりや汚れがハウジングに入ってイメージセンサに到達しないことを保証するものではない。
【0004】
US2012019940は、ハウジングと、レンズと、光学部品を保持するレンズバレルと、を含む車両カメラを開示する。イメージセンサは、プリント回路基板(PCB)に取り付けられ、プリント回路基板は、ハウジングに取り付けられて、レンズからのビデオ入力を受信するように配置される。カメラは、画像センサによって受信されたビデオ入力に関連する少なくとも1つの他の車両デバイス信号を送信するように、構成される。イメージセンサは、PCBとハウジングとの間に提供されるUV硬化接着剤によって、ほこりや汚れから保護される。
【0005】
WO2018079300は、ハウジングと、硬化性接着剤を含む硬化性樹脂によってハウジングに固定された画像化ユニットと、を備える画像化装置を開示する。イメージセンサは、ハウジングに取り付けられたプリント回路基板(PCB)に接続される。PCBは、レンズバレルに取り付けられる。ハウジングは、イメージングユニット側の取付部に、取り付けられる。ねじが入っている穴には硬化樹脂が入っている。
【0006】
電子機器キャリア内の電子部品は、外部からのほこりや汚れの影響を受けずに動作するが、カメラで表示される画像が鮮明でなく、ぼやけて表示されるなど、イメージセンサは、大きな影響を受ける可能性がある。これが金属粉末である場合、金属粉末は、導電性を有し、電子部品を損傷させ、アセンブリを短絡させてしまう可能性があるために、状況は悪化する。イメージセンサの分離は、まだ完全には解決されていないため、費用対効果の高いシール手段によってイメージセンサの密封を強化した自動車用のカメラアセンブリが必要である。
【発明の概要】
【0007】
(概要)
本開示は、ハウジング内のイメージャまたはイメージセンサを異物から密封および保護するのに、費用対効果が高く、非常に効率的である構成を備えた自動車用のカメラアセンブリを提供する。
【0008】
本明細書に開示されるカメラアセンブリは、コネクタアダプタを受け入れるための少なくとも1つの開口部を有するハウジングを備える。コネクタアダプタは、上記のFAKRA電気コネクタなどの任意の標準的な自動車グレードのコネクタとすることができる。ハウジングの前記開口部は、好ましくは、コネクタアダプタの長手方向軸がレンズアセンブリの光軸に実質的に垂直であるように、コネクタアダプタまたは電気コネクタを受け入れるように構成され得る。好ましくは、コネクタアダプタの長手方向軸は、レンズアセンブリの光軸に垂直とすることができる。しかしながら、コネクタアダプタの縦軸とレンズアセンブリの光軸との他の相対的な向きも可能である。
【0009】
カメラアセンブリのハウジングは、一体型ハウジングであり得るが、好ましくは、少なくとも第1のハウジング部(またはフロントハウジング)と第2のハウジング部(またはバックハウジング)とを含み得、これらは、互いに取り付けられたときに一緒に内部を規定する。ハウジングの内部は、それが1つまたは複数の部品で形成されているかに関わらず、例えば、プリント回路基板(PCB)などの電子機器キャリアと、電子機器キャリアに接続されたイメージセンサまたはイメージャと、を収容するのに適している。上記のレンズアセンブリは、画像をキャプチャするためのイメージセンサとの光学的に接続される。レンズアセンブリは、ハウジングに、またはハウジング部のうちの1つに、部分的に挿入することができる。
【0010】
ハウジング内には絶縁部材もある。絶縁部材は、例えば、ペースト状の要素であり得る。ただし、他の構成も可能である。絶縁部材は、好ましくは、ハウジング内に取り付けられ、ハウジングおよび電子機器キャリアの内壁と接触するように配置される。
【0011】
絶縁部材は、ハウジング内に少なくとも第1のチャンバおよび第2のチャンバを規定するように構成される。絶縁部材によってハウジング内に定義されたチャンバの体積の相対的なサイズに関して制約はない。絶縁部材は、電子機器キャリアが絶縁部材と交差するように配置されている。しかしながら、電子機器キャリアと絶縁部材は互いに電気的に接触する、すなわち、第1のチャンバ内に受け入れられた電子キャリア内の電気部品は、第2のチャンバ内に受け入れられた電子キャリア内の電気部品と電気的に接触する。言い換えれば、絶縁部材は、電子機器キャリア内の電気部品間の電気的接続を妨害しない。このような電気的接触は、直接的または間接的のいずれかであり得る、すなわち、それらの間の他の要素との電流が流れることを可能にする。したがって、コネクタアダプタは、常に、イメージセンサに電気的に接続される。
【0012】
したがって、その電気部品を備えた電子機器キャリアは、ハウジング内の絶縁部材を通過する。絶縁部材は、電子機器キャリアおよびその構成要素の断面部分に適合し、取り囲み、包み、絶縁部材と電子キャリアおよびその構成要素との間にギャプ(隙間)を残さないことが好ましい。
【0013】
1つの好ましいが限定されない例では、絶縁部材は、電子機器キャリアに対して垂直に配置され得る。絶縁部材および電子機器キャリアの少なくとも4つの領域または象限は、ハウジング内に規定されている限り、絶縁部材および電子キャリアの他の相対的な角度位置も実施可能である。
【0014】
電子機器キャリアは、第1および第2の主表面を有し、そのうちの少なくとも1つは、好ましくは平坦である。電子機器キャリアの第1の表面の少なくとも1つの部分は、第1のチャンバ内に配置され、一方、電子機器キャリアの第1の表面の少なくとも別の異なる部分は、第2のチャンバ内に配置される。電子機器キャリアの両方の部分は、互いに電気的に接続された電子部品を含む。上記のように、電子機器キャリアと絶縁部材とは互いに電気的に接触しているので、絶縁部材は、電子機器キャリアの電子部品間の電気的接続を妨害しない。
【0015】
一例では、電子機器キャリアの第2の表面の少なくとも一部が第1のチャンバ内に配置され、一方、電子機器キャリアの第2の表面の少なくとも別の異なる部分が第2のチャンバ内に配置される。したがって、上記のように、少なくとも4つの領域または象限は、電子機器キャリアおよび絶縁部材の相対的な位置によって、ハウジング内に定義される。上述したように、電子機器キャリアの前記部分は、絶縁部材と電気的に接続される。
【0016】
絶縁部材は防水材でできていてもよいが、カメラアセンブリ内に液体が見つかることは想定されていない。ただし、汚れやほこりは、空気中に浮遊している場合に、コネクタアダプタを受け入れるための開口部からカメラアセンブリに入る可能性がある。特に、コネクタアダプタを受け入れるための前記開口部の縁とコネクタアダプタとの間のギャップを通して。電子機器キャリアおよびその電子部品の形状に絶縁部材を適切に適合させた上記の構成の結果として、イメージセンサが取り付けられているハウジング内への汚れやほこりの侵入を防ぐことができる。より具体的には、汚れ、ほこりおよび他の異物が、ハウジング内の第1のチャンバから第2のチャンバへの絶縁部材を通過することを効率的に防止する。すなわち、イメージセンサがハウジング内の第2のチャンバ内にある場合、異物がイメージセンサに到達して接触するのを防ぐことができる。
【0017】
ハウジング内の絶縁部材の特定の配置により、非常に効率的なシーリングを備えたカメラアセンブリが提供される。シーリングという用語は、本明細書では、堅密および/または気密閉鎖を提供し、汚れ、ほこり、水、ガス、空気などの異なる材料、および、一般に異物が、閉鎖を通過するのを防ぐ手段を意味する。
【0018】
上記の構成を有するカメラアセンブリを使用すると、たとえほこりおよび/または汚れがカメラハウジング内にすでに存在していても、ほこりおよび/または汚れがイメージセンサに到達して接触するのが防止される。
【0019】
ハウジングが第1のハウジング部および第2のハウジング部を含む場合、絶縁部材は、第1のハウジング部に配置される少なくとも第1の層と、第2のハウジング部に配置される第2の層とを少なくとも備えることができる。この場合、使用中の電子機器キャリアは、絶縁部材の第1の層と第2の層との間に挟まれるか、そうでなければ挿入または介入される。言い換えれば、電子機器キャリアは、使用中、絶縁部材を横切る。絶縁部材は、第1および第2のハウジング部に挿入されたときに、第1の層および第2の層が圧力下で変形するような材料でできていることが好ましい。
【0020】
絶縁部材が第1および第2の層を含む上記の特定の例では、絶縁部材の第1の層および第2の層の対向する表面間の距離は、電子機器キャリアの厚さ以下である。
【0021】
絶縁部材の材料を受け入れるように適合された第1および第2のハウジング部に少なくとも1つの突起を設けることができる。このような少なくとも1つの突起は、絶縁部材を支持するために、電子機器キャリアの主表面に少なくとも実質的に垂直に延びるように配置される。突起は、ハウジングの内壁に隣接することを意図した少なくとも1つの傾斜部分、例えば、端部を有し得る。一例では、少なくとも1つの突起は、例えば45°の面取りされた端部など、少なくとも1つの60°~30°の面取りされた端部を有し得る。突起は、絶縁部材に安定性を提供する。これにより、特にPCBとハウジングの内壁との間にギャップを残さずに、PCBおよび電子部品を横方向に取り囲み、包むように、絶縁部材の第1の層および第2の層を変形させることができる。これはまた、ハウジングの内壁への絶縁部材材料の効率的な配置を可能にする。このような面取りされた端部は、ロボットがペースト状の絶縁材料をソースリザーバからロボットの直径0.5mm~5mmの供給針を通して、フロントハウジングに形成された突起に塗布するのに適している。ペースト状の絶縁材料は、ロボットの供給針の直径に実質的に対応するサイズのコード(cord)または液滴で適用される。結果として、絶縁部材の第1の層および第2の層の高さおよび厚さは、例えば3mmなどの0.5mm~5mmのオーダーである。このサイズは、絶縁部材を介してギャップが形成されるのを防ぐために、第1の層および第2の層の変形を可能にするのに適している。電子機器キャリアの部品が0.5mm~5mmを超える場合は、より多くのコードまたは液滴を供給する必要がある。これは、各層に対して複数のパスで絶縁材料を適用することによって実施することができる。
【0022】
絶縁部材は、市販のギャップフィラーなどの熱伝導性材料でできていることが好ましい。より具体的には、絶縁部材は、例えば、1W/mK~15W/mK、より好ましくは3W/mK~5W/mKの熱伝導率を有する非導電性材料でできていることが好ましい。好ましい熱伝導性材料は、電子機器キャリア内の電子部品によって生成された熱を、空気より少なくとも10倍、好ましくは空気より40倍速く放散することができる。さらに、絶縁部材の材料については、-40℃から150℃までの範囲の温度での安定した特性が好ましい。絶縁部材を構成する材料の硬度および強度は、経時的に低下しない。
【0023】
本開示はまた、上記のカメラアセンブリを組み立てるための方法にも言及している。この方法は、例えば、適切なロボットを介して、市販の非導電性ペースト状ギャップフィラーなどの絶縁材料を積層させることを含む。絶縁材料は、絶縁部材に望まれる厚さおよび層に応じて、1つまたは複数のパスで適用される。ハウジングが第1のハウジング部と第2のハウジング部とを含む場合、すなわちツーピースハウジングが提供される場合、1つのパスが第1のハウジング部に適用され、絶縁部材の第1の層を規定し、別のパスが第2のハウジング部分に適用され、絶縁部材の第2の層を規定する。
【0024】
次に、電子機器キャリアは、第1のハウジング部に取り付けられ、例えば、絶縁部材が電子機器キャリアと交差するように、ねじによってそれに取り付けられる。他の取り付け手段も実施可能である。次に、第2のハウジング部が位置合わせされる(イメージセンサは、レンズアセンブリと恒久的に位置合わせされている必要がある)。ゴムガスケットまたは他の適切なシール手段が、第1のハウジング部と第2のハウジング部との間に取り付けられ、両方のハウジング部は、例えば、ねじによって一緒に取り付けられる。この状態で、第1ハウジング部の絶縁部材の第1層と第2ハウジング部の絶縁部材の第2層とは、ハウジング内部を第1チャンバと第2チャンバに分割する絶縁部材を規定する。
【0025】
レンズアセンブリを受け入れるための開口部と、第1のハウジング部と第2のハウジング分との間のインターフェース(ツーピースハウジングが提供される場合)は、コネクタを受け入れるための開口部と一緒に、接着剤または他の適切な密封(シール)手段によって密封(シール)される。絶縁部材で密閉されたアダプタにより、ほこりや汚れなどの異物がイメージセンサに接触するのを効率的にブロックすることができる。イメージセンサは、損傷から効率的に保護され、ほこりや汚れなどの異物によって少なくとも画質が損なわれることはない。これは、スペースが最大化される単純な構成が得られるため、製造プロセスが改善され、費用対効果の高いカメラアセンブリによって実現される。
【図面の簡単な説明】
【0026】
(図面の簡単な説明)
本車両カメラアセンブリの非限定的な例は、添付の以下の図面を参照して、説明される。
【0027】
図1図1は、自動車用の本カメラアセンブリの一例の断面図である。
図2図2は、カメラアセンブリの分解斜視図である。
図3図3は、カメラアセンブリの側面立面図である。
図4図4は、図3のC-C線に沿って取られたカメラアセンブリの断面図である。
図5図5は、図3のA-A線に沿って取られたカメラアセンブリの断面図である。
図6図6は、カメラアセンブリの底面図である。
図7図7は、図3のB-B線に沿って取られたカメラアセンブリの断面図である。
図8図8は、カメラアセンブリの正面図である。
図9図9は、図6のF-F線に沿って取られたカメラアセンブリの断面図である。
図10図10は、図6のF-F線に沿って取られたカメラアセンブリのさらなる断面図である。
図11図11は、カメラアセンブリの斜視図である。
図12図12は、図7のE-E線に沿って取られたカメラアセンブリの断面図である。
図13a図13aは、図7のD-D線に沿って取られた、分解された状態のフロントハウジングおよびバックハウジングの概略断面図である。
図13b図13bは、図7のD-D線に沿って取られた、部分的に組み立てられた状態のフロントハウジングおよびバックハウジングの概略断面図である。
図14図14は、図7のD-D線に沿って取られた、組み立てられた状態のフロントハウジングおよびバックハウジングの概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
(1実施例の詳細な説明)
添付の図面によれば、自動車用のカメラアセンブリ1の非限定的な例が示される。 示されている例では、カメラアセンブリ1は、リアビューカメラに対応しているが、他の多くの異なる用途が実施可能である。
【0029】
カメラアセンブリ1は、ハウジングを備え、そのハウジングは、第1のハウジング部またはフロントハウジング10と、第2のハウジング部またはバックハウジング20と、によって形成される。使用中、フロントハウジング10およびバックハウジング20は、図2に示されるねじ14によって一緒に取り付けられる。フロントハウジング10およびバックハウジング20が互いに取り付けられたときに、フロントハウジング10およびバックハウジング20の内部が規定される。フロントハウジング10とバックハウジング20との間のインターフェース80には、適切なゴム製ガスケットが設置される。
【0030】
図示されるように、フロントハウジング10は、レンズアセンブリ51を受け入れるための第1の開口部50を有する。示されている例のレンズアセンブリ51は、部分的にフロントハウジング10に挿入されている。図示されているように、光軸xは、レンズアセンブリ51によって定義される。以下で詳細に説明するように、レンズアセンブリ51がイメージセンサまたはイメージャ40と光学的に位置合わせされて配置されるように、第1の開口部50は構成される。他方、第2の開口部60は、当該技術分野で知られている、例えばFAKRAタイプなどのコネクタアダプタ61を受け入れるために、設けられている。縦軸yは、コネクタアダプタ61によって定義される。コネクタアダプタ61の長手方向軸yがレンズアセンブリ51の光軸xに実質的に垂直であるように、第2の開口部60は、コネクタアダプタ61を受け入れるように構成される。1つの好ましい例では、コネクタアダプタ61の長手方向軸yは、図1の図面に対して、直立し、結果として、レンズアセンブリ51の光軸xに垂直である。
【0031】
電子機器キャリア30は、フロントハウジング10およびバックハウジング20内に定義された内部に取り付けられる。この例では、電子機器キャリアは、プリント回路基板(PCB)30である。PCB30は、上記のイメージセンサ40を含む電子部品35を保持し、イメージセンサ40は、上記のコネクタアダプタ61によってディスプレイに表示される車両外部からの画像をキャプチャするために、レンズアセンブリ51と光学的に接続することができる。
【0032】
絶縁部材70が設けられている。示されている例では、絶縁部材70は、絶縁材料の第1の層71と、絶縁材料の第2の層72と、を含む。第1の層71および第2の層72が作られる材料は、同じであっても異なっていてもよく、例えば、1W/mK~15W/mKの熱伝導率を有する市販の非導電性ギャップフィラーなどの熱伝導性材料であり得る。これは、PCB30内の電子部品35によって生成された熱を空気より少なくとも10倍速く、好ましくは空気より40倍速く放散し、-20℃から150℃までの範囲の温度で安定した特性を有する。
【0033】
PCB30は、図1に示されるように、第1の主平面32および反対側の第2の主平面31を有する。絶縁部材70の第1の層71および第2の層72の対向する表面間の距離Lは、電子機器キャリア30の厚さtと等しいまたはそれよりも短い。特に、フロントおよびバックのハウジング10、20が一緒に取り付けられると、絶縁部材70の第1の層71が第2の層72に接触することが有利である。使用中、第1および第2の層71、72は、PCB30および電子部品35を横方向に取り囲み、包む障壁を形成する。
【0034】
絶縁部材70は、フロントおよびバックのハウジング10、20の内側に配置され、これにより、第1のチャンバ13aおよび第2のチャンバ13bが規定される。イメージセンサ40は、PCB30の第1の主表面32に取り付けられている。したがって、イメージセンサ40は、第2のチャンバ13b内にある。絶縁部材70の性質により、チャンバ13a、13bは、効果的に隔離されて、これにより、汚れ、ほこりおよび他の異物が第1のチャンバ13aから第2のチャンバ13bに絶縁部材70を通過してイメージセンサ40に到達するのを防止することがきる。
【0035】
絶縁部材70は、PCB30および電気部品35を取り囲み、横方向に包み込んでその間にギャップを残さないように、配置される。これにより、カメラアセンブリ1内のスペースを有利に最適化することができ、より多くの部品をPCB30に取り付けることができる。
【0036】
示されている例では、PCB30は、絶縁部材70を通過して提供され、それらが互いに垂直に配置される。フロントおよびバックのハウジング10、20の内壁とPCB30およびその電気部品35とに隣接するように取り付けられた絶縁部材70でそれらをシールすることにより、汚れ、ほこりおよび他の異物が、第2のチャンバ13bに配置されているイメージセンサ40に到達するのを防止することがきる。
【0037】
図7に示される例では、電子部品35の一部は第1のチャンバ13aに配置され、電子部品35の別の部分は第2のチャンバ13bに配置される。さらに、前記電子部品35の中間部分は、絶縁部材70とPCB30との間にカプセル化されている。絶縁部材70は、ペースト状の熱伝導性材料でできているので、前記絶縁部材70は、電子部品35によって生成された熱を放散するように、適合される。図9に示されるように、電子部品35の高さhは、第1の主平面32と突起11との間の距離dよりも低い。部品35の高さhが、第1の主平面32と突起11との間の距離dの90%未満であることが有利である。非限定的な例によれば、部品35の高さhは、第1の主平面32と突起11との間の距離dの60%未満である。また、前記電子部品35が第2の主平面31上に配置されている場合、その高さhは、第2の主平面31と突起12との間の距離dよりも低い。
【0038】
上記の構成では、PCB30と絶縁部材70との相対的な配置により、PCB30および絶縁部材70は、フロントおよびバックのハウジング10、20内の図11に示す4つの象限Q1、Q2、Q3、Q4を定義する2つの領域に分割される。象限Q1は、第1のチャンバ13a内に配置され、PCB30の第1の主平面32と絶縁部材70の第2の層72とによって規定される。象限Q1は、コネクタアダプタ61のための第2の開口部60を備える。第2の開口部60は、第1の象限Q1または第2の象限Q2のいずれかで、第1のチャンバ13aに配置される。好ましい例では、第2の開口部60は、両方の象限Q1、Q2に配置されている。アダプタ61は、第1のチャンバ13aの第1の主平面32aまたは第1のチャンバ13aの第2の主平面31aの少なくとも1つに電気的に接続することができる。象限Q2もまた、第1のチャンバ13a内に配置され、PCB30の第2の主平面31と絶縁部材70の第1の層71とによって規定される。ほこりおよび汚れが第1のチャンバ13aに入る可能性があるが、第1のチャンバ13a内のPCB30の電気部品35は、通常、汚れおよびほこりがある条件下で動作するように、適合される。象限Q3は、第2のチャンバ13b内に配置され、PCB30の第1の主平面32と絶縁部材70の第2の層72とによって規定される。象限Q4もまた、第2のチャンバ13b内に配置され、PCB30の第2の主平面31と絶縁部材70の第1の層71とによって規定される。象限Q4は、レンズアセンブリ51との光学的接続を有するイメージセンサ40を含む。ほこりおよび汚れは、第2のチャンバ13bに入ることができず、したがって、イメージセンサ40に到達することができない。
【0039】
図1から分かるように、PCB30の第1および第2の主平面32、31は、象限Q1、Q2、Q3、Q4に従って、それぞれ、対応する第1の領域32a、第1の領域31aおよび対応する第2の領域32b、第2の領域31bに、分割される。より具体的には、PCB第2の主表面31の第1の領域31aは、フロントハウジング10の壁に面するハウジングの第1のチャンバ13a内に規定される。イメージセンサ40を保持するPCB第2の主表面31の第2の領域31bは、同じくフロントハウジング10の前記壁に面するハウジングの第2のチャンバ13b内に規定される。他方、PCB第1の主表面32の対応する第1の領域32aは、ハウジングの第1のチャンバ13a内に規定されている。PCB第1の主表面32の対応する第2の領域32bは、イメージセンサ40の反対の位置にハウジングの第2のチャンバ13b内に定義される。
【0040】
レンズアセンブリ51は、接着剤などの任意の適切な密封手段を介して第1の開口部50でシールまたは密封される。また、上記のように、フロントハウジング10とバックハウジング20との間のインターフェース80もまた、ゴム製ガスケットまたは他の任意の適切なシール手段によって絶縁されている。これは、フロントおよびバックのハウジング10、20内の絶縁部材70の提供とともに、絶縁カメラアセンブリ1の中に高度に絶縁されたチャンバ(すなわち、イメージセンサ40が取り付けられる第2のチャンバ13b)を有する絶縁カメラアセンブリ1を規定する。その結果、そこに取り付けられたイメージセンサ40は、完全に保護されて、接触して表示される画像に影響を与える可能性のある汚れ、ほこり、および他の異物から隔離することがきる。
【0041】
フロントおよびバックのハウジング10、20は、それぞれ、絶縁部材70の第1の層71および第2の層72の絶縁材料を受け入れることを意図した、内側に突出した突起11、12を有し、フロントおよびバックのハウジング10、20における絶縁部材70の材料の効率的な配置の安定性を提供することができる。突起11、12は、PCB30の第1および第2の主表面31、32に垂直に延びるように配置されている。45°の面取り端15は、フロントおよびバックのハウジング10、20の内壁に隣接することを意図した突起11、12に規定される。突起11、12の端部15の他の傾斜は、例えば30°~60°のように想定される。フロントハウジング10の内壁に隣接するように突起11に規定された、このような面取りされた端部15の1つが図8および10に示されている。突起11、12はまた、絶縁部材70の第1の層71および第2の層72の面積を減少させることを可能にする。
【0042】
添付の図8および図10に示されるように、PCB支持要素33は、PCB30を支持するために、フロントおよびバックのハウジング10、20の内側または周辺壁に設けられている。面取りされた端部15は、PCB30との接触を回避するように、PCB支持要素33の下に配置される位置から延びる。使用中、すなわち、フロントおよびバックのハウジング10、20が互いに取り付けられた状態で、面取りされた端部15により、絶縁部材70の第1および第2の層71、72は、PCB30および電子部品35を横方向に取り囲み、包むことができる。使用中、プロントハウジングのPCB支持要素33は、PCB30の第1の主平面32に接触することができる。さらに、バックハウジングのPCB支持要素33は、PCB30の第2の主平面31に接触することができる。
【0043】
上記のカメラアセンブリ1を組み立てるために、ロボットは、ペースト状のギャップフィラーまたは他の適切な絶縁材料を積層して、フロントハウジング10にギャップフィラーの第1の層71を、バックハウジング20にギャップフィラーの第2の層72を規定する。こうして、フロントおよびバックのハウジング10、20の内部を2つのチャンバ13a、13bに分割する絶縁部材70を規定することができる。これは、図13a、図13b、図14に示されるように、絶縁部材70の第1の層71のための1つ以上のパス71a、71b、および第2の層72のための1つ以上のパス72a、72bに、絶縁材料を適用することによって実行され得る。
【0044】
図に示すように、イメージセンサまたはイメージャ40が接続されたPCB30は、次に、イメージセンサ40がレンズアセンブリ51に光学的に接続されるように、ねじによってフロントハウジング10に取り付けられる。図13bに示されるように、ねじが締められると、PCB30の第1の主平面32がPCB支持要素33に固定されるまで、第1の主平面32は、PCB支持要素33と接触し、PCB30が、変形した絶縁部材70の第1の層71に接触する。次に、PCB30の第2の主平面31がPCB支持要素33に固定されるまで、第2の主平面31は、PCB支持要素33と接触する。絶縁部材70の第1の層71は、PCB30とフロントハウジング10の突起11との両方によって押されている。したがって、PCB30は、図14に示されるように、各チャンバ13a、13bを2つのサブチャンバに分割する絶縁部材70に対して垂直に配置される。結果として、上記の4つの象限Q1、Q2、Q3、Q4は、絶縁部材70およびPCB30によって、フロントおよびバックのハウジング10、20内に定義される。
【0045】
次に、レンズアセンブリ51は、フロントハウジング10に形成され、UV硬化接着剤またはねじによって取り付けられた第1の開口部50に規定されたレンズバレル上に配置される。ゴムガスケットは、好ましくは、フロントハウジング10およびバックハウジング20のインターフェース80に設けることができる。次に、バックハウジング20は、ねじ14によってフロントハウジング10に取り付けられ、バックハウジング20がフロントハウジング10と位置合わせされ、その結果、イメージセンサ40もレンズアセンブリ51と位置合わせされる。したがって、第2の層72は、バックハウジング20およびPCB30によって押され、PCB30の第1の主平面32およびPCB30の電気部品35の上部に接触して変形し、ギャップを残さない。
【0046】
障壁は、第1のチャンバ13a内のほこりおよび/または汚れならびに他の異物が第2のチャンバ13bを通過してイメージセンサ40に到達するのを防止する絶縁部材70によって形成される。
【0047】
いくつかの例のみが本明細書に開示されているが、他の代替、修正、使用、および/またはそれらの同等物が実施可能である。さらに、説明されている例のすべての可能な組み合わせも含まれる。したがって、本開示の範囲は、特定の例によって限定されるべきではなく、添付の特許請求の範囲を公正に読むことによってのみ決定されるべきである。図面に関連する参照記号が請求項の括弧内に配置されている場合、それらは請求項の内容の理解を高めることのみを目的としており、請求項の内容の範囲を制限するものと解釈されるべきではない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13a
図13b
図14