(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-01
(45)【発行日】2024-07-09
(54)【発明の名称】衣類部分洗浄装置及び洗濯機
(51)【国際特許分類】
D06F 7/04 20060101AFI20240702BHJP
D06F 39/00 20240101ALI20240702BHJP
【FI】
D06F7/04
D06F39/00 Z
(21)【出願番号】P 2022535875
(86)(22)【出願日】2020-12-17
(86)【国際出願番号】 CN2020137138
(87)【国際公開番号】W WO2021129505
(87)【国際公開日】2021-07-01
【審査請求日】2022-09-15
(31)【優先権主張番号】201911343784.7
(32)【優先日】2019-12-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】521309570
【氏名又は名称】重慶海爾洗衣机有限公司
(73)【特許権者】
【識別番号】520148792
【氏名又は名称】海爾智家股▲フン▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】HAIER SMART HOME CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1 Haier Road, Laoshan District Qingdao, Shandong 266101 China
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】張广磊
(72)【発明者】
【氏名】程宝珍
(72)【発明者】
【氏名】孫广彬
(72)【発明者】
【氏名】宋立軍
(72)【発明者】
【氏名】趙海斌
【審査官】石井 茂
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-195748(JP,A)
【文献】特開2003-071191(JP,A)
【文献】特開2000-210494(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B08B 1/00-13/00
D06F 1/00-51/02
D06F 58/00-60/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
超音波洗浄アセンブリと、
一方の側が開口した洗浄室を有するタンクアセンブリと、
固定フレームと、を含み、
前記超音波洗浄アセンブリと前記タンクアセンブリは取り外し可能に固定的に接続され、前記超音波洗浄アセンブリの超音波振動端は前記洗浄室に面していることを特徴とする衣類部分洗浄装置
であって、
前記超音波洗浄アセンブリは、前記固定フレームに一体的に設置されるか、取り外し可能に前記固定フレームの上方に固定的に装着され、前記タンクアセンブリは取り外し可能に前記固定フレームの下方に固定的に装着され、
前記固定フレームは、対向し且つ間隔を置いて設置される第1案内アーム及び第2案内
アームと、前記第1案内アーム及び前記第2案内アームの一方の端部に縦向きに接続され
る支持プレート、を含み、
第1配設構造は、前記タンクアセンブリの固定フレーム寄りの一方の側に取り付けられ、前記第1配設構造は、前記タンクアセンブリにおける前記固定フレーム寄りの側の一方の側に突設されるロックフック、前記ロックフックの下方に位置するロックフック固定プレート、及び前記ロックフック固定プレートと前記ロックフックとの間に設置される圧縮バネを含み、前記ロックフック固定プレートはネジで前記タンクアセンブリに固定され、
第2配設構造である係合溝は前記支持プレートに設置され、前記ロックフックは前記係合溝内に係合することが可能であり、
前記ロックフックの一方の側は、回転軸を介して上下に回動可能に前記タンクアセンブリに設置され、
前記ロックフックはロックフック本体を有し、前記ロックフック本体には、前記係合溝に掛着して組み合わされるフック部が設置されており、前記フック部は前記ロックフック本体の一方の側の端部に設置される突起構造であり、
前記ロックフック本体は、ロックフックの水平方向の移動を規制するための位置規制部を形成するためにロックフック本体が上向きに窪んで形成される押し型構造であり、前記係合溝の溝壁は、押し型構造と突起構造の間に形成される位置規制空間内に位置規制され、
前記圧縮バネは、押し型構造の下面に形成される凹陥空間内に装着されることを特徴とする衣類部分洗浄装置。
【請求項2】
前記突起構造の内壁面は傾斜係接面であり、外壁面は案内可能な傾斜案内面であることを特徴とする請求項
1に記載の衣類部分洗浄装置。
【請求項3】
前記タンクアセンブリの両側には、第1案内アーム及び/又は第2案内アームに対してスライドし且つ組み合わされる案内溝が設置されており、前記案内溝の端部は、第1案内アーム及び/又は第2案内アームと支持プレートの間に形成される位置規制隙間内に挿接可能であることを特徴とする請求項
1または2に記載の衣類部分洗浄装置。
【請求項4】
前記第1案内アーム及び/又は第2案内アームには、位置決めのための第1位置決め構造が設置されており、これに対応して、前記案内溝には、前記第1位置決め構造に位置決め及び組み合わされる第2位置決め構造が設置されて
いることを特徴とする請求項1に記載の衣類部分洗浄装置。
【請求項5】
前記第1位置決め構造は、第1案内アーム及び/又は第2案内アームにおける前記支持プレートから離間する側の端部に設置される位置決めロッドであり、前記第2位置決め構造は、位置決めロッドに対応して案内溝の溝壁に開設される位置決め孔であることを特徴とする請求項
4に記載の衣類部分洗浄装置。
【請求項6】
請求項1~
5のいずれか1項に記載の衣類部分洗浄装置を含むことを特徴とする洗濯機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、洗浄機器の分野に属し、具体的には、衣類部分洗浄装置及び洗濯機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の洗浄機器は、衣類を洗浄する過程で、衣類の襟元、袖口等の部分的位置を十分にきれいにする術がない。特に、ワイシャツのような衣類の場合には、襟元や袖口等の汚れ度合がその他の位置よりも高くなるのが一般的である。通常、ユーザは、手で揉み洗いする方法でこれらの部分的位置を先に予洗いするが、それには時間と労力が必要となり、洗浄効果にも劣る。
【0003】
そこで、往々にして、部分的な汚れ度合の高い衣類を超音波洗浄で洗浄する必要がある。従来技術で使用されている超音波洗浄装置は、超音波発生装置とタンクを含む。超音波発生装置とタンクは、大部分が一体的に設置されており、長期間使用しているうちに、タンクの表面には一定の垢が形成される。しかし、超音波発生装置とタンクは一体的に設置されているため、タンクを取り外して全面的なクリーニングを行うことが難しい。よって、タンクの垢をクリーニングしにくいほか、垢が長期的に蓄積されることで衣類の清潔さにも影響を及ぼし得る。
【0004】
以上に鑑みて、本発明を提案する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明が解決しようとする技術的課題は、従来技術の瑕疵を解消するために、タンクアセンブリを超音波洗浄アセンブリから迅速に取り外し可能であり、且つ余分な工具を必要としないため、装着及び取り外しが簡単且つスピーディーであり、タンクのクリーニングに都合がよいほか、一段と効率のよい衣類部分洗浄装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の技術的課題を解決するために、本発明で採用する技術方案の基本思想は以下の通りである。
【0007】
衣類部分洗浄装置は、超音波洗浄アセンブリと、一方の側が開口した洗浄室を有するタンクアセンブリ、を含む。前記超音波洗浄アセンブリと前記タンクアセンブリは取り外し可能に固定的に接続され、超音波洗浄アセンブリの超音波振動端は前記洗浄室に面している。
【0008】
更に、固定フレームを含む。前記超音波洗浄アセンブリは、固定フレームに一体的に設置されるか、取り外し可能に固定フレームの上方に固定的に装着され、前記タンクアセンブリは取り外し可能に固定フレームの下方に固定的に装着される。
【0009】
更に、前記固定フレームは、対向し且つ間隔を置いて設置される第1案内アーム及び第2案内アームと、第1案内アームと第2案内アームの一方の端部に縦向きに接続される支持プレート、を含む。
【0010】
前記タンクアセンブリにおける前記固定フレーム寄りの側には第1配設構造が設置されており、これに対応して、前記支持プレートには第2配設構造が設置されており、前記第1配設構造と第2配設構造は係接して組み合わされる。
【0011】
更に、前記第1配設構造は、タンクアセンブリにおける前記固定フレーム寄りの側の辺縁に突設されるロックフックを含み、前記第2配設構造は、支持プレートに設置される係合溝であり、前記ロックフックは係合溝内に伸入して係合することが可能である。
【0012】
更に、前記ロックフックの一方の側は、回転軸を介して上下に回動可能にタンクアセンブリに設置される。前記第1配設構造は、更に、ロックフックの下方に位置するロックフック固定プレート、及びロックフック固定プレートとロックフックの間に設置される圧縮バネを含む。前記ロックフック固定プレートはネジでタンクアセンブリに固定される。
【0013】
更に、前記ロックフックはロックフック本体を有する。前記ロックフック本体には、前記係合溝に掛着して組み合わされるフック部が設置されている。前記フック部はロックフック本体の一方の側の端部に設置される突起構造である。
【0014】
好ましくは、前記突起構造の内壁面は傾斜係接面であり、外壁面は案内可能な傾斜案内面である。
【0015】
更に、前記ロックフック本体には、ロックフックの水平方向の移動を規制するための位置規制部が設置されている。前記位置規制部は、ロックフック本体が上向きに窪んで形成される押し型構造である。前記係合溝の溝壁は、押し型構造と突起構造の間に形成される位置規制空間内に位置規制される。
【0016】
更に、前記タンクアセンブリの両側には、第1案内アーム及び/又は第2案内アームに対してスライドし且つ組み合わされる案内溝が設置されている。前記案内溝の端部は、第1案内アーム及び/又は第2案内アームと支持プレートの間に形成される位置規制隙間内に挿接可能である。
【0017】
更に、前記第1案内アーム及び/又は第2案内アームには、位置決めのための第1位置決め構造が設置されており、これに対応して、前記案内溝には、第1位置決め構造に位置決め及び組み合わされる第2位置決め構造が設置されている。
【0018】
好ましくは、前記第1位置決め構造は、第1案内アーム及び/又は第2案内アームにおける前記支持プレートから離間する側の端部に設置される位置決めロッドであり、前記第2位置決め構造は、位置決めロッドに対応して案内溝の溝壁に開設される位置決め孔である。
【0019】
更に、本発明の他の目的は、更に、上記いずれかで記載した衣類部分洗浄装置を含む洗濯機を提供することである。
【発明の効果】
【0020】
上記の技術方案を用いることで、本発明は従来技術と比較して以下の有益な効果を有する。
【0021】
(1)本発明で提供する衣類部分洗浄装置は、タンクアセンブリを超音波洗浄アセンブリから迅速に取り外し可能である。よって、従来のタンクアセンブリと超音波洗浄アセンブリは一体型構造であるため、タンクアセンブリの表面に垢が形成されやすく、取り外してクリーニングすることが難しい、との課題が解決される。且つ、余分な工具は不要であり、ユーザは、使用過程において、人為的に手動でタンクアセンブリを随時取り外すことができる。よって、装着及び取り外しが簡単且つスピーディーであり、タンクのクリーニングに都合がよいほか、一段と効率がよい。
【0022】
(2)本発明で提供する衣類部分洗浄装置は、タンクアセンブリが密封効果に優れるだけでなく、排水も容易である。ユーザがタンクアセンブリ上のホルダの取っ手を直接押し引きすることで、シールリングが受水トレイの排水口から分離して隙間流路を形成する。すると、水は隙間流路に沿って流れ込み、排水口から排出される。また、手を緩めると、圧縮バネの作用によってシールリングが自動的に位置復帰し、排水口を閉塞することで、タンクアセンブリの密封性を保証する。
【0023】
(3)本発明で提供する衣類部分洗浄装置は、占有スペースが小さく、且つ独立して使用可能である。また、懸架及び/又は吸着及び/又は嵌入等の方式で洗面所等の適切な位置に装着することで、ユーザが使用しやすくなる。且つ、当該衣類部分洗浄装置は、洗濯機のパネルベースに設置して、従来の洗濯機の洗濯方式と組み合わせることも可能である。これにより、洗濯機の洗濯方式の多様性が増加する。且つ、従来の洗濯機は衣類の一部(例えば、襟、袖口等の位置)に対する洗浄効果に劣るとの課題も解決される。
【0024】
以下に、図面を組み合わせて、本発明の具体的実施形態につき更に詳細に述べる。
【0025】
図面は、本発明の一部として、本発明の更なる理解のために用いられる。また、本発明の概略的実施例及びその説明は本発明の解釈のために用いられるが、本発明を不当に限定するものではない。なお、言うまでもなく、以下で記載する図面は実施例の一部にすぎず、当業者であれば、創造的労働を要さないことを前提に、これらの図面から更にその他の図面を得ることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【
図1】
図1は、本発明における衣類部分洗浄装置の構造図である。
【
図2】
図2は、本発明における衣類部分洗浄装置の分解図である。
【
図3】
図3は、本発明における衣類部分洗浄装置の縦方向断面図である。
【
図4】
図4は、本発明における衣類部分洗浄装置の部分拡大図である。
【
図5】
図5は、本発明における受水トレイの一角度からの概略構造図である。
【
図6】
図6は、本発明における受水トレイの別の角度からの概略構造図である。
【
図7】
図7は、本発明における受水トレイとタンクホルダを組み付けた場合の一角度からの概略構造図である。
【
図8】
図8は、本発明における受水トレイとタンクホルダを組み付けた場合の別の角度からの概略構造図である。
【
図9】
図9は、本発明における衣類部分洗浄装置を洗濯機のパネルベースに装着した場合の概略構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
説明すべき点として、これらの図面及び文字記載は何らかの方式で本発明の構想の範囲を制限するとの意図ではなく、特定の実施例を参照して当業者に本発明の概念を説明するためのものである。
【0028】
本発明における実施例の目的、技術方案及び利点をより明瞭とすべく、以下では、本発明の実施例にかかる図面を組み合わせて、実施例の技術方案につき明瞭簡潔に述べる。なお、以下の実施例は本発明を説明するためのものであって、本発明の範囲を制限するものではない。
【0029】
本発明の記載において、説明すべき点として、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「垂直」、「内」、「外」等の用語で示される方向又は位置関係は、図示に基づく方向又は位置関係であって、本発明の記載の便宜上及び記載の簡略化のためのものにすぎず、対象となる装置又は部材が特定の方向を有し、且つ特定の方向で構成及び操作されねばならないことを明示又は暗示するものではない。よって、本発明を制限するものと理解すべきではない。
【0030】
本発明の記載において、説明すべき点として、別途明確に規定及び限定しない限り、「装着する」、「連なる」、「接続する」との用語は広義に解釈すべきである。例えば、固定的な接続であってもよいし、取り外し可能な接続であってもよいし、一体的な接続であってもよい。また、機械的な接続であってもよいし、電気的な接続であってもよい。更には、直接的な連なりであってもよいし、中間媒体を介した間接的な連なりであってもよい。当業者であれば、具体的状況に応じて本発明における上記用語の具体的意味を解釈可能である。
【0031】
図1~
図8に示すように、本発明は、超音波振動を発生させる超音波振動端を有する超音波洗浄アセンブリ20と、一方の側が開口した洗浄室を有するタンクアセンブリ10、を含む衣類部分洗浄装置を提供する。前記洗浄室内には一定量の洗浄液を投入可能であり、衣類は洗浄室内に浸けられる。前記超音波洗浄アセンブリ20の超音波振動端は、前記洗浄室に面しており、洗浄室内に浸けられた衣類を超音波振動させて、共振により衣類の汚れを落とすことで、より良好な洗浄効果を達成する。
【0032】
本発明における前記超音波洗浄アセンブリ20と前記タンクアセンブリ10は、取り外し可能に固定的に接続される。タンクアセンブリ10は、超音波洗浄アセンブリ20から迅速に取り外し可能である。よって、従来のタンクアセンブリ10と超音波洗浄アセンブリ20は一体型構造であるため、タンクアセンブリ10の表面に垢が形成されやすく、取り外してクリーニングすることが難しい、との課題が解決される。ユーザは、使用過程において、人為的に手動でタンクアセンブリ10を随時取り外すことができ、且つ余分な工具も必要としない。よって、装着及び取り外しが簡単且つスピーディーであり、タンクのクリーニングに都合がよいほか、一段と効率がよい。
【0033】
更に、
図1及び
図2に示すように、前記超音波洗浄アセンブリ20を固定的に装着するための固定フレーム30を含む。前記超音波洗浄アセンブリ20は、固定フレーム30と一体的に固定フレーム30の上方に設置される。或いは、前記超音波洗浄アセンブリ20は、取り外し可能に固定フレーム30の上方に固定的に装着される。好ましくは、前記超音波洗浄アセンブリ20と固定フレーム30は、取り外し可能に一体的に固定され、ネジ又は係接等の方式で固定すればよい。これにより、超音波洗浄アセンブリ20の取り外し及び交換が容易となる。
【0034】
更に、前記タンクアセンブリ10は、取り外し可能に固定フレーム30の下方に固定的に装着される。このことは、タンクアセンブリ10を前記超音波洗浄アセンブリ20から取り外し、タンクアセンブリ10の垢をクリーニングするのに都合がよい。タンクアセンブリ10の洗浄室は、上向きに開口した収容室である。前記超音波洗浄アセンブリ20の超音波プローブは、下向きに前記洗浄室の開口端に面しており、洗浄室内の衣類を洗浄する。
【0035】
更に、
図1~
図3に示すように、前記固定フレーム30は、対向し且つ間隔を置いて平行に設置される第1案内アーム301及び第2案内アーム302と、第1案内アーム301と第2案内アーム302の同一側の2つの端部に縦向きに接続される支持プレート303、を含む。前記支持プレート303と第1案内アーム301及び第2案内アーム302は、L字状をなすよう接続される。前記第1案内アーム301と第2案内アーム302は、前記支持プレート303を支持し、安定させる。これにより、超音波洗浄アセンブリ20を安定的に固定フレーム30に固定可能となるため、ぐらつき等が発生しにくく、安定性が一段と高まる。前記タンクアセンブリ10における前記固定フレーム30寄りの側には第1配設構造が設置されており、これに対応して、前記支持プレート303には第2配設構造が設置されている。前記第1配設構造と第2配設構造は係接して組み合わされる。
【0036】
第1案内アーム301及び第2案内アーム302を設置することで、タンクアセンブリ10を超音波洗浄アセンブリ20に配設する際には、第1案内アーム301及び第2案内アーム302に沿ってスライドさせることで、第1配設構造と第2配設構造の位置を正確に対応させられる。このことは、迅速な配設に都合がよく、配設効率が向上する。且つ、第1案内アーム301及び第2案内アーム302は、更に、衣類部分洗浄装置全体に対し一定の支持作用を発揮可能である。
【0037】
更に、
図2~
図4に示すように、前記第1配設構造は、タンクアセンブリ10における前記固定フレーム30寄りの側の辺縁に突設されるロックフック40を含む。また、前記第2配設構造は、支持プレート303に設置される係合溝3031である。前記ロックフック40は、係合溝3031内に伸入して係合することで、タンクアセンブリ10と超音波洗浄アセンブリ20の係接及び組み合わせを実現可能である。このことは、取り外してクリーニングするのに都合がよい。
【0038】
具体的に、
図2~
図4に示すように、前記ロックフック40における前記固定フレーム30から離間する側は、回転軸403を介して上下に回動可能にタンクアセンブリ10に設置される。前記第1配設構造は、更に、ロックフック40の下方に位置するロックフック固定プレート50、及びロックフック固定プレート50とロックフック40の間に設置される第1圧縮バネ51を含む。前記第1圧縮バネ51は、ロックフック40に対して上向きの支持力を有する。タンクアセンブリ10を超音波洗浄アセンブリ20に装着する際には、係合溝3031がロックフック40の運動に対し一定の干渉を生じることで、ロックフック40が回転軸403に沿って下向きに回動する。そして、ロックフック40が係合溝3031内に伸入すると、係合溝3031がロックフック40に干渉しなくなることで、ロックフック40は、第1圧縮バネ51の作用力の下で上向きに運動し、位置復帰して係合溝3031内に係接する。
【0039】
本発明における前記ロックフック固定プレート50は、第1ネジ501でタンクアセンブリ10に固定される。前記タンクアセンブリ10の下面にはネジポスト1016が一体的に射出成形されており、前記第1ネジ501は、前記ロックフック固定プレート50をネジポスト1016内に固定する。このことは、取り外し及び交換に都合がよい。前記第1圧縮バネ51の両端は、ロックフック40の下面とロックフック固定プレート50の上面に接続及び固定してもよいし、ロックフック40とロックフック固定プレート50の間に当接してもよいし、一端がロックフック固定プレート50に固定され、他端がロックフック40の下面に当接してもよい。
【0040】
更に、前記ロックフック40はロックフック本体を有する。前記ロックフック本体は、小型の長尺プレート状構造をなしている。前記ロックフック本体には、前記係合溝3031に掛着して組み合わされるフック部401が設置されている。前記フック部401は、ロックフック本体における前記固定フレーム30寄りの側の端部に設置される突起構造である。前記突起構造とロックフック本体は一体的に成型及び設置される。前記突起構造は、下から上に向かって徐々に収縮状となった突起である。前記突起構造の縦方向断面は、上が狭く下が広くなった形状をなしている。これにより、ロックフック40が係合溝3031に組み合わされる際の安定性が保証され、一段と安定的に係合溝3031内に係接可能となる。
【0041】
好ましくは、
図3及び
図4に示すように、前記突起構造の内壁面は、前記係合溝3031の内壁面に組み合わされる傾斜係接面4011となっている。前記傾斜係接面4011は、下から上に向かって徐々に内側へ傾斜している。前記ロックフック40と組み合わされる前記係合溝3031の壁面も同様に、上から下に向かって徐々に外側へ傾斜する係接係合面30311となっている。ロックフック40の傾斜係接面4011と係合溝3031の傾斜する係接係合面30311が係接して組み合わされることで、垂直な2つの壁面が係接して組み合わされる場合よりも、堅固且つ安定的に組み合わされるため、抜け落ちが生じにくい。
【0042】
より好ましくは、前記突起構造の外壁面も同様に、徐々に傾斜して設置される傾斜案内面4012となっている。前記傾斜案内面4012は、上から下へ徐々に傾斜して設置される。こうすることで、ロックフック40を係合溝3031に配設する際に、ロックフックの外壁面が一定の案内作用を奏し得る。このことは、ロックフック40がより円滑にスライドして係合溝3031内に伸入し得るために都合がよい。
【0043】
更に、
図3及び
図4に示すように、前記ロックフック本体には、ロックフック40の水平方向の移動を規制するための位置規制部402が設置されている。前記位置規制部402は、ロックフック本体が上向きに窪んで形成される押し型構造である。前記押し型構造は、ロックフック本体における前記フック部401寄りの位置に設置されており、且つ、前記フック部401との間に一定の位置規制空間を有している。前記係合溝3031の溝壁は、押し型構造と突起構造の間に形成される位置規制空間内に位置規制される。押し型構造を設置してロックフック40の水平方向の移動を規制することで、ロックフック40の相対位置を規制し、より安定的に係合溝3031内に係接可能とする。
【0044】
好ましくは、前記押し型構造の上面は、ユーザが押圧し得るよう、アーチ型の円弧面となっている。ユーザは、タンクアセンブリ10を取り外したい場合、押し型構造を直接押圧してロックフック40を下方に移動させ、係合溝3031の溝壁との係合から離脱させる。これにより、係合溝3031から前記タンクアセンブリ10を抜き出してクリーニングを行う。好ましい方案において、前記第1圧縮バネ51は、押し型構造の下面に形成される凹陥空間内に位置規制及び装着される。前記位置規制部402は、ロックフック40の水平方向の変位を規制可能なだけでなく、ユーザに押圧させることもでき、更には、前記第1圧縮バネ51を位置規制及び装着することも可能である。つまり、1つの構造が複数の異なる用途を有している。
【0045】
或いは、前記押し型構造の下面の外周に中空の装着ポストを設置し、これに対応して、前記ロックフック固定プレート50の上面に円形のボスを設置する。前記第1圧縮バネ51の上端は、前記中空の装着ポスト内に位置規制されて当接し、下端は円形のボスの外周に覆設及び装着される。このように第1圧縮バネ51をロックフック40とロックフック固定プレート50の間に設置することで、ロックフック40の上下圧縮や位置復帰移動の可能性に支障をきたすことなく、第1圧縮バネ51とロックフック40及びロックフック固定プレート50の取り外し及び交換が一段と容易になる。
【0046】
更に、前記タンクアセンブリ10の両側には、第1案内アーム301及び/又は第2案内アーム302に対してスライドし且つ組み合わされる案内溝1013が設置されている。前記案内溝1013の縦方向の断面は逆U字形状をなしている。前記第1案内アーム301及び第2案内アーム302は、タンクアセンブリ10の左右方向及び下方の相対位置を規制する。前記案内溝1013は、前記第1案内アーム301と第2案内アーム302に沿って滑入可能である。このとき、ロックフック40と係合溝3031の位置がちょうど対応して所定の位置に係接可能となるため、配設効率が向上する。
【0047】
更に、
図2を組み合わせて、前記第1案内アーム301/第2案内アーム302は、水平案内区間3011と、水平案内区間3011の端部に接続されて上向きに傾斜する傾斜案内区間3012を含む。前記傾斜案内区間3012の基端は、前記支持プレート303に対し取り外し可能に接続される。前記超音波洗浄アセンブリ20の超音波プローブと洗浄室との距離は小さいため、タンクアセンブリ10を装着又は取り外す際には、タンクアセンブリ10のその他の部位が超音波プローブに衝突しやすい。そこで、第1案内アーム301及び第2案内アーム302を水平案内区間3011及び傾斜案内区間3012とすることで、タンクアセンブリ10を取り外し又は装着する際には、まずタンクアセンブリ10を下方に一定の距離だけ移動させてから、水平方向に引き出すようにする。これにより、超音波プローブを避けることが可能となる。
【0048】
好ましくは、前記傾斜案内区間3012の上部の案内面の基端は、水平に延伸して水平位置規制面30121を形成する。また、前記支持プレート303における前記第1案内アーム301及び第2案内アーム302寄りの側には、退避用切欠き3032が設置されている。前記水平位置規制面30121は前記退避用切欠き3032の下方に位置し、前記水平位置規制面30121と前記退避用切欠き3032の下面によって位置規制隙間3033が形成される。前記案内溝1013における前記固定フレーム30寄りの端部が前記位置規制隙間3033内に挿接されることで、タンクアセンブリ10の上下方向の変位が位置規制される。これにより、配設効率が更に向上し、且つ構造全体の安定性も向上する。
【0049】
更に、前記第1案内アーム301及び/又は第2案内アーム302には、位置決めのための第1位置決め構造が設置されている。また、これに対応して、前記案内溝1013には、第1位置決め構造に位置決め及び組み合わされる第2位置決め構造が設置されている。好ましくは、前記第1位置決め構造は、第1案内アーム301及び/又は第2案内アーム302における前記支持プレートから離間する側の端部に設置される位置決めロッド30111であり、前記第2位置決め構造は、位置決めロッド30111に対応して案内溝1013の溝壁に開設される位置決め孔である。前記案内溝1013における前記固定フレーム30から離間する端部は閉塞して設置される。前記位置決め孔は、前記案内溝1013における前記固定フレーム30から離間する側の閉塞した端壁に開設される。前記案内溝1013と第1案内アーム301及び/又は第2案内アーム302が所定の位置に配設される際には、前記位置決めロッド30111が位置決め孔内にちょうど挿入され得る。これにより、タンクアセンブリ10における前記固定フレーム30から離間する端部についても位置決め及び固定が可能となり、全体の安定性が向上する。
【0050】
図5~
図8を組み合わせて、以下に、タンクアセンブリ10の具体的構造及び如何にして排水するかについて詳細に説明する。
【0051】
本発明において、前記タンクアセンブリ10は、一定の洗浄室を有する受水トレイ101と、受水トレイ101の下方に位置するタンクホルダ102を含む。前記タンクホルダ102は、第2ネジ1025によって、動作し得るよう前記受水トレイ101に取り外し可能に接続される。
【0052】
具体的に、
図5~
図7に示すように、前記受水トレイ101は皿に類似した形状をなしている。受水トレイ101は、底壁と、底壁の外縁に沿って傾斜状及び/又は垂直に外側に向かって設置される周壁を含む。受水トレイ101の側周壁には排水口1011が開設されている。また、排水口1011の内側にはシールリング(図示しない)が設置されている。前記シールリングは、閉塞及び密封可能に排水口1011に設置される。前記シールリングは、シャフトピン1022を介して前記タンクホルダ102に接続される。具体的に、前記シールリングは、まず、粘着等の方式でシャフトピン1022の内側の端部に固定的に装着されてから、一緒に受水トレイ101の排水口1011を通じてタンクホルダ102に装着される。タンクホルダ102には、シャフトピン1022に固定されるフックが設置されており、前記シャフトピン1022がタンクホルダ102のフックに固定される。タンクアセンブリ10の平常時の密封状態では、受水トレイ101とタンクホルダ102の間に設置される第2圧縮バネが、タンクホルダ102、シャフトピン1022、シールリングを付勢する。前記シールリングは、排水口1011を密封し、受水トレイ101に緊密に結合することで密封を形成する。これにより、タンクアセンブリ10全体の密封効果が保証される。
【0053】
具体的には、
図8に示すように、前記タンクホルダ102には第2圧縮バネ(図示しない)が接続されている。また、タンクホルダ102には、第2圧縮バネを装着するための第2圧縮バネ装着部1023が設置されている。第2圧縮バネは、一端がタンクホルダ102上の第2圧縮バネ装着部1023に接続され、他端が受水トレイ101の外壁面に当接する。受水トレイ101の底壁には、前記第2圧縮バネを装着するための第2圧縮バネ収容溝1015が設置されている。前記第2圧縮バネ収容溝1015の側端の壁面は前記第2圧縮バネに当接する。前記タンクホルダ102は、第2ネジ1025によって受水トレイ101に固定される。タンクホルダ102と受水トレイ101は、Z軸方向において位置規制される。前記タンクホルダ102と受水トレイ101には装着孔がそれぞれ設置されている。また、
図6に示すように、前記受水トレイ101にはネジ孔1014が設けられている。
図8に示すように、前記タンクホルダ102上の装着孔は長尺の装着孔1021である。前記長尺の装着孔1021は一定の延伸長を有しているため、前記タンクホルダ102は、X軸方向において受水トレイ101に対し一定の自由に移動可能な区間を有している。
【0054】
更に、
図5及び
図7を組み合わせて、前記案内溝1013の両側の外壁における前記固定フレーム30から離間する端部が引き続き延伸して延伸壁が形成される。外側に対向する延伸壁には長尺の退避孔1012が開設されており、これに対応して、前記タンクホルダ102の側壁には取っ手1026が設置されている。前記取っ手1026は突設された係合ボスであり、前記係合ボスは長尺の退避孔1012内に位置する。排水時には、手でタンクホルダ102上の取っ手1026を矢印の方向に引き動かすと、タンクホルダ102がシャフトピン1022とシールリングを運動させる。これにより、シールリングが受水トレイ101の排水口1011から離脱して隙間流路を形成するため、受水トレイ101内の水が隙間流路沿いに流れ込み、排水口1011から排出される。そして、手がタンクホルダ102の取っ手1026を緩めると、第2圧縮バネがタンクホルダ102を位置復帰させることで、シールリングが排水口1011をしっかりと閉塞する。
【0055】
本発明で提供する衣類部分洗浄装置は、タンクアセンブリ10が密封効果に優れるだけでなく、排水も容易である。ユーザがタンクアセンブリ10上のホルダの取っ手1026を直接押し引きすることで、シールリングが受水トレイ101の排水口1011から分離して隙間流路を形成する。すると、水は隙間流路に沿って流れ込み、排水口1011から排出される。また、手を緩めると、第2圧縮バネの作用によってシールリングが自動的に位置復帰し、排水口1011を閉塞することで、タンクアセンブリ10の密封性を保証する。
【0056】
図1~
図3に示すように、本発明における前記タンクアセンブリ10と超音波洗浄アセンブリ20の装着過程は次の通りである。
【0057】
ステップ1:タンクアセンブリ10の左右に設置される案内溝1013を第1案内アーム301及び第2案内アーム302に沿って超音波洗浄アセンブリ20の方向へ運動させる。第1案内アーム301及び第2案内アーム302の上部のリブ及び左右の面は、タンクアセンブリ10の左右及び下方への変位を位置規制する。
【0058】
ステップ2:超音波洗浄アセンブリ20がタンクアセンブリ10の上方に位置するまでタンクアセンブリ10が運動すると、タンクアセンブリ10は、第1案内アーム301/第2案内アーム302の傾斜案内区間3012に沿って上向きに運動する。
【0059】
ステップ3:タンクアセンブリ10が所定の位置まで運動すると、タンクアセンブリ10の案内溝1013は第1案内アーム301/第2案内アーム302と支持プレート303により形成される位置規制隙間3033に挿接される。また、ロックフック40のフック部401と支持プレート303が干渉することで、ロックフック40は、回転軸403沿いに回転してから前方に運動し、係合溝3031内に進入する。続いて、ロックフック40は、第1圧縮バネ51の作用によって上方へ位置復帰し、係合溝3031内に係接される。そして、第1案内アーム301/第2案内アーム302上の位置決めロッド30111がタンクアセンブリ10内の位置決め孔に滑入して位置規制されることで、
図1に示すように配設が完了する。
【0060】
タンクアセンブリ10の取り外し過程は次の通りである。
【0061】
手でロックフック40を押圧することで、ロックフック40を係合溝3031の溝壁との係合から離脱させる。次に、手でタンクアセンブリ10を引っ張り、第1案内アーム301及び第2案内アーム302沿いに抜き出してからクリーニングを行う。
【0062】
本発明で提供する衣類部分洗浄装置は、占有スペースが小さく、且つ独立して使用可能である。また、壁掛け式とすることができ、懸架、吸着、壁体内への嵌入等の方式や、いくつかの方式を組み合わせることで壁体に固定的に装着される。懸架及び/又は吸着方式で壁体又はキッチン戸棚等の適切な位置に固定する場合には、装着が容易であり、移動させやすい。また、嵌入方式によって適切な壁体の所定のスペース内又はキッチン戸棚内等に設置してもよい。この場合には、目隠しが容易であり、省スペースとなり、取り付けの全体的な見栄えが向上する。
【0063】
懸架による装着方式の場合には、フック固定やネジ固定等の方式を採用可能である。また、吸着による装着方式の場合には、超音波洗浄装置の本体に適切な数の吸盤等を設置する方式を採用可能である。また、嵌入による装着方式は、壁体上に所定のホールが存在するものや、電気機器を装着可能な洗面棚等に適用される。この場合には、目隠しが容易となり、全体の見栄えが向上する。
【0064】
別の実施形態では、
図8に示すように、本発明は、更に、前記衣類部分洗浄装置を含む洗濯機を提供する。当該衣類部分洗浄装置は、固定可能に、又は、取り外し可能に洗濯機のパネルベース60に設置され、従来の洗濯機の洗濯方式と組み合わされる。例えば、先に衣類を全体的に洗浄してから、衣類部分洗浄装置を起動して衣類の一部を洗浄してもよい。これにより、衣類の清浄度が保証されるとともに、洗濯機の洗濯方式の多様性も増加する。且つ、従来の洗濯機は衣類の一部(例えば、襟、袖口等の位置)に対する洗浄効果に劣るとの課題も解決される。
【0065】
以上の記載は本発明の好ましい実施例にすぎず、本発明を何らかの形式に制限するものではない。本発明については好ましい実施例によって上記のように開示したが、本発明を限定するとの主旨ではない。本発明の技術方案を逸脱しない範囲において、当業者が本発明の技術的本質に基づいて上記の実施例に対し行う任意の簡単な修正、同等の変形及び補足は、いずれも本発明の方案の範囲に属する。
【符号の説明】
【0066】
10 タンクアセンブリ
101 受水トレイ
1011 排水口
1012 退避孔
1013 案内溝
1014 ネジ孔
1015 第2圧縮バネ収容溝
1016 ネジポスト
102 タンクホルダ
1021 長尺の装着孔
1022 シャフトピン
1023 第2圧縮バネ装着部
1025 第2ネジ
1026 取っ手
20 超音波洗浄アセンブリ
30 固定フレーム
301 第1案内アーム
3011 水平案内区間
30111 位置決めロッド
3012 傾斜案内区間
30121 水平位置規制面
302 第2案内アーム
303 支持プレート
3031 係合溝
30311 係接係合面
3032 退避用切欠き
3033 位置規制隙間
40 ロックフック
401 フック部
4011 傾斜係接面
4012 傾斜案内面
402 位置規制部
403 回転軸
50 ロックフック固定プレート
501 第1ネジ
51 第1圧縮バネ
60 パネルベース