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特許7514055スタンプ管理システム、方法、及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-07-02
(45)【発行日】2024-07-10
(54)【発明の名称】スタンプ管理システム、方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/0207 20230101AFI20240703BHJP
   G06Q 30/0226 20230101ALI20240703BHJP
   G06Q 50/10 20120101ALI20240703BHJP
【FI】
G06Q30/0207
G06Q30/0226
G06Q50/10
【請求項の数】 3
(21)【出願番号】P 2020171029
(22)【出願日】2020-10-09
(62)【分割の表示】P 2019158947の分割
【原出願日】2019-08-30
(65)【公開番号】P2021039761
(43)【公開日】2021-03-11
【審査請求日】2022-08-30
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 平成30年12月7日 App Storeにて、電子的に発行されるスタンプを管理するためのシステムに関するアプリケーションを公開した。 平成31年3月15日 google playにて、電子的に発行されるスタンプを管理するためのシステムに関するアプリケーションを公開した。 令和1年5月13日 ウェブサイト(https://sunny-good-shops.com/)にて、電子的に発行されるスタンプを管理するためのシステムに関するアプリケーションを公開した。
(73)【特許権者】
【識別番号】507289955
【氏名又は名称】東洋ライフサービス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 和彦
(72)【発明者】
【氏名】奥野 卓志
【審査官】田上 隆一
(56)【参考文献】
【文献】特開2012-079173(JP,A)
【文献】特開2002-197333(JP,A)
【文献】特開2004-280570(JP,A)
【文献】特開2007-058558(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
加盟する複数の店舗のうちの少なくともいずれかを利用するユーザに付与される電子的なスタンプを管理するスタンプ管理システムにおいて、
ユーザが操作する端末装置との間で、通信ネットワークを介して情報を送受信する通信部と、
個々のユーザに関する情報であるユーザ情報であって、前記複数の店舗のうち当該ユーザに関連付けられた1つ以上の店舗の各々を特定可能な情報と、当該ユーザが前記1つ以上の店舗を利用することにより付与される店舗毎の個別スタンプの取得状況に関する情報と、特定の店舗の利用の有無によらず所定の条件を満たすユーザに対して付与される共通スタンプの取得状況に関する情報と、を少なくとも含むユーザ情報を記憶するように構成された第1の記憶部と、
前記複数の店舗の各々に関する情報である店舗情報であって、共通スタンプの利用の可否を表す情報を少なくとも含む店舗情報を記憶するように構成された第2の記憶部と、
所定の条件を満たすユーザに対して共通スタンプを付与するように構成された共通スタンプ発行部と、
ユーザが操作する端末装置から、当該ユーザに付与された共通スタンプを利用する旨の要求を受けた場合に、当該ユーザのユーザ情報に基づき、所定の条件の下で、当該ユーザに付与された共通スタンプを前記1つ以上の店舗のいずれかの個別スタンプに交換するように構成された共通スタンプ利用管理部と、を備え、
前記共通スタンプ利用管理部は、
前記店舗情報に基づき、前記複数の店舗のうち共通スタンプの利用が可能な店舗を抽出し、前記通信部に、該抽出した店舗を特定可能な情報を当該ユーザが操作する端末装置に送信させ、前記端末装置に、前記抽出した複数の店舗の店舗名及びスタンプカードを含むアイコンを一覧表示させ、
前記通信部が、当該ユーザが操作する端末装置から、前記一覧表示されたアイコンの中から選択されたアイコンに対応する店舗の情報を受信した場合に、当該ユーザに付与された共通スタンプを該1つの店舗の個別スタンプに交換する、
スタンプ管理システム。
【請求項2】
1又は複数のコンピュータにより実行され、加盟する複数の店舗のうちの少なくともいずれかを利用するユーザに付与される電子的なスタンプを管理するスタンプ管理方法において、
前記1又は複数のコンピュータは、ユーザが操作する端末装置との間で通信ネットワークを介して情報を送受信可能、且つ、個々のユーザに関する情報であるユーザ情報を記憶するように構成された第1の記憶部と、前記複数の店舗の各々に関する情報である店舗情報を記憶するように構成された第2の記憶部と、にアクセス可能であり、
前記ユーザ情報は、前記複数の店舗のうち当該ユーザに関連付けられた1つ以上の店舗の各々を特定可能な情報と、当該ユーザが前記1つ以上の店舗を利用することにより付与される店舗毎の個別スタンプの取得状況に関する情報と、特定の店舗の利用の有無によらず所定の条件を満たすユーザに対して付与される共通スタンプの取得状況に関する情報と、を少なくとも含み、
前記店舗情報は、共通スタンプの利用の可否を表す情報を少なくとも含み、
所定の条件を満たすユーザに対して共通スタンプを付与するように構成された共通スタンプ発行ステップと、
ユーザが操作する端末装置から、当該ユーザに付与された共通スタンプを利用する旨の要求を受けた場合に、当該ユーザのユーザ情報に基づき、所定の条件の下で、当該ユーザに付与された共通スタンプを前記1つ以上の店舗のいずれかの個別スタンプに交換するように構成された共通スタンプ利用管理ステップと、を含み
前記共通スタンプ利用管理ステップは、
前記店舗情報に基づき、前記複数の店舗のうち共通スタンプの利用が可能な店舗を抽出し、該抽出した店舗を特定可能な情報を当該ユーザが操作する端末装置に送信させ、前記端末装置に、前記抽出した複数の店舗の店舗名及びスタンプカードを含むアイコンを一覧表示させ、
当該ユーザが操作する端末装置から、前記一覧表示されたアイコンの中から選択されたアイコンに対応する店舗の情報を受信した場合に、当該ユーザに付与された共通スタンプを該1つの店舗の個別スタンプに交換する、
スタンプ管理方法。
【請求項3】
加盟する複数の店舗のうちの少なくともいずれかを利用するユーザに付与される電子的なスタンプを管理する1又は複数のコンピュータに実行させるスタンプ管理プログラムにおいて、
前記1又は複数のコンピュータは、ユーザが操作する端末装置との間で通信ネットワークを介して情報を送受信可能、且つ、個々のユーザに関する情報であるユーザ情報を記憶するように構成された第1の記憶部と、前記複数の店舗の各々に関する情報である店舗情報を記憶するように構成された第2の記憶部と、にアクセス可能であり、
前記ユーザ情報は、前記複数の店舗のうち当該ユーザに関連付けられた1つ以上の店舗の各々を特定可能な情報と、当該ユーザが前記1つ以上の店舗を利用することにより付与される店舗毎の個別スタンプの取得状況に関する情報と、特定の店舗の利用の有無によらず所定の条件を満たすユーザに対して付与される共通スタンプの取得状況に関する情報と、を少なくとも含み、
前記店舗情報は、共通スタンプの利用の可否を表す情報を少なくとも含み、
所定の条件を満たすユーザに対して共通スタンプを付与するように構成された共通スタンプ発行ステップと、
ユーザが操作する端末装置から、当該ユーザに付与された共通スタンプを利用する旨の要求を受けた場合に、当該ユーザのユーザ情報に基づき、所定の条件の下で、当該ユーザに付与された共通スタンプを前記1つ以上の店舗のいずれかの個別スタンプに交換するように構成された共通スタンプ利用管理ステップと、を実行させ、
前記共通スタンプ利用管理ステップは、
前記店舗情報に基づき、前記複数の店舗のうち共通スタンプの利用が可能な店舗を抽出し、該抽出した店舗を特定可能な情報を当該ユーザが操作する端末装置に送信させ、前記端末装置に、前記抽出した複数の店舗の店舗名及びスタンプカードを含むアイコンを一覧表示させ、
当該ユーザが操作する端末装置から、前記一覧表示されたアイコンの中から選択されたアイコンに対応する店舗の情報を受信した場合に、当該ユーザに付与された共通スタンプを該1つの店舗の個別スタンプに交換する、
スタンプ管理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子的に発行されるスタンプを管理するスタンプ管理システム、方法、及び
プログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、一般消費者を顧客とする店舗においては、顧客の再来店を促進し顧客を囲い込む
ため、スタンプカードと呼ばれるカードや冊子に、消費金額に応じたスタンプを押印し、
一定数のスタンプが貯まると特典を付与するといったスタンプサービス(ポイントサービ
スとも呼ばれる)が広く行われている。近年では、紙のスタンプカードを発行する代わり
に、顧客が携帯するスマートフォン等の端末装置にアプリケーションをインストールさせ
、物理的なスタンプに代わり、電子的にスタンプ(ポイントとも呼ばれる)を付与するこ
とも行われている。例えば、特許文献1には、複数の店舗のポイント数を一元管理するた
めの店舗情報管理システムが開示されている。また、特許文献2には、加盟店間で共通の
特典であるポイント及び加盟店毎に個別の特典であるスタンプを、ネットワーク接続され
たコンピュータシステムを用いて管理するポイント・スタンプ管理システムが開示されて
いる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2017-224144号公報
【文献】特開2011-138344号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ある事業者が単独でスタンプサービスを実施する場合、顧客は、当該事業者の店舗に行
かない限り、当該店舗のスタンプを貯めることができない。そのため、ユーザは、気に入
った店舗であっても、来店頻度が低い場合には、なかなかスタンプを貯めることができな
い。これに対し、複数の事業者が加盟するスタンプサービスのプラットフォームにおいて
、加盟店間で共通のスタンプを発行する場合、顧客はスタンプを貯めやすくなる。しかし
ながら、この場合、顧客は、どの加盟店を利用しても共通のスタンプを貯めることができ
、どの加盟店においても共通のスタンプに基づくサービスを受けることができるので、個
々の加盟店にとってはスタンプサービスによる顧客の囲い込みがし難くなる。
【0005】
本発明は、顧客にとってはスタンプを貯め易く、個々の店舗にとっては顧客の囲い込み
がし易くなるようなスタンプ管理システム等を提供することを目的の1つとする。本発明
の他の目的は、本明細書全体を参照することにより明らかとなる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の実施形態に係るスタンプ管理システムは、加盟する複数の店舗のうちの少なく
ともいずれかを利用するユーザに付与される電子的なスタンプを管理するスタンプ管理シ
ステムにおいて、ユーザが操作する端末装置との間で、通信ネットワークを介して情報を
送受信する通信部と、個々のユーザに関する情報であるユーザ情報であって、前記複数の
店舗のうち当該ユーザに関連付けられた1つ以上の店舗の各々を特定可能な情報と、当該
ユーザが前記1つ以上の店舗を利用することにより付与される店舗毎の個別スタンプの取
得状況に関する情報と、特定の店舗の利用の有無によらず所定の条件を満たすユーザに対
して付与される共通スタンプの取得状況に関する情報と、を少なくとも含むユーザ情報を
記憶するように構成された第1の記憶部と、前記複数の店舗の各々に関する情報である店
舗情報であって、共通スタンプの利用の可否を表す情報を少なくとも含む店舗情報を記憶
するように構成された第2の記憶部と、所定の条件を満たすユーザに対して共通スタンプ
を付与するように構成された共通スタンプ発行部と、ユーザが操作する端末装置から、当
該ユーザに付与された共通スタンプを利用する旨の要求を受けた場合に、当該ユーザのユ
ーザ情報に基づき、所定の条件の下で、当該ユーザに付与された共通スタンプを前記1つ
以上の店舗のいずれかの個別スタンプに交換するように構成された共通スタンプ利用管理
部と、を備えるものである。
【0007】
上記スタンプ管理システムにおいて、前記共通スタンプ利用管理部は、前記店舗情報に
基づき、前記複数の店舗のうち共通スタンプの利用が可能な店舗を抽出し、前記通信部に
、該抽出した店舗を特定可能な情報を当該ユーザが操作する端末装置に送信させ、前記通
信部が、当該ユーザが操作する端末装置から、前記共通スタンプの利用が可能な店舗のう
ちの1つの店舗を選択する情報を受信した場合に、当該ユーザに付与された共通スタンプ
を該1つの店舗の個別スタンプに交換する、ように構成されていても良い。
【0008】
上記スタンプ管理システムにおいて、前記共通スタンプ利用管理部は、前記1つの店舗
に対し、当該ユーザの共通スタンプの個別スタンプへの交換が所定期間中に行われていな
い場合に、当該ユーザに付与された共通スタンプを該1つの店舗の個別スタンプに交換す
る、ように構成されていても良い。
【0009】
上記スタンプ管理システムにおいて、前記共通スタンプ発行部は、所定数の個別スタン
プが付与されたユーザに対し、共通スタンプを獲得可能なくじを前記端末装置において実
行する権利を付与し、前記くじを実行して当たったユーザに対して共通スタンプを付与す
る、ように構成されていても良い。
【0010】
上記スタンプ管理システムにおいて、前記共通スタンプ発行部は、前記端末装置に対す
る操作により参加可能なゲームを前記端末装置に配信し、前記ゲームに勝利したユーザに
対して共通スタンプを付与する、ように構成されていても良い。
【0011】
本発明の実施形態に係るスタンプ管理方法は、1又は複数のコンピュータにより実行さ
れ、加盟する複数の店舗のうちの少なくともいずれかを利用するユーザに付与される電子
的なスタンプを管理するスタンプ管理方法において、前記1又は複数のコンピュータは、
ユーザが操作する端末装置との間で通信ネットワークを介して情報を送受信可能、且つ、
個々のユーザに関する情報であるユーザ情報を記憶するように構成された第1の記憶部と
、前記複数の店舗の各々に関する情報である店舗情報を記憶するように構成された第2の
記憶部と、にアクセス可能であり、前記ユーザ情報は、前記複数の店舗のうち当該ユーザ
に関連付けられた1つ以上の店舗の各々を特定可能な情報と、当該ユーザが前記1つ以上
の店舗を利用することにより付与される店舗毎の個別スタンプの取得状況に関する情報と
、特定の店舗の利用の有無によらず所定の条件を満たすユーザに対して付与される共通ス
タンプの取得状況に関する情報と、を少なくとも含み、前記店舗情報は、共通スタンプの
利用の可否を表す情報を少なくとも含み、所定の条件を満たすユーザに対して共通スタン
プを付与するように構成された共通スタンプ発行ステップと、ユーザが操作する端末装置
から、当該ユーザに付与された共通スタンプを利用する旨の要求を受けた場合に、当該ユ
ーザのユーザ情報に基づき、所定の条件の下で、当該ユーザに付与された共通スタンプを
前記1つ以上の店舗のいずれかの個別スタンプに交換するように構成された共通スタンプ
利用ステップと、を含むものである。
【0012】
本発明の実施形態に係るスタンプ管理プログラムは、加盟する複数の店舗のうちの少な
くともいずれかを利用するユーザに付与される電子的なスタンプを管理する1又は複数の
コンピュータに実行させるスタンプ管理プログラムにおいて、前記1又は複数のコンピュ
ータは、ユーザが操作する端末装置との間で通信ネットワークを介して情報を送受信可能
、且つ、個々のユーザに関する情報であるユーザ情報を記憶するように構成された第1の
記憶部と、前記複数の店舗の各々に関する情報である店舗情報を記憶するように構成され
た第2の記憶部と、にアクセス可能であり、前記ユーザ情報は、前記複数の店舗のうち当
該ユーザに関連付けられた1つ以上の店舗の各々を特定可能な情報と、当該ユーザが前記
1つ以上の店舗を利用することにより付与される店舗毎の個別スタンプの取得状況に関す
る情報と、特定の店舗の利用の有無によらず所定の条件を満たすユーザに対して付与され
る共通スタンプの取得状況に関する情報と、を少なくとも含み、前記店舗情報は、共通ス
タンプの利用の可否を表す情報を少なくとも含み、所定の条件を満たすユーザに対して共
通スタンプを付与するように構成された共通スタンプ発行ステップと、ユーザが操作する
端末装置から、当該ユーザに付与された共通スタンプを利用する旨の要求を受けた場合に
、当該ユーザのユーザ情報に基づき、所定の条件の下で、当該ユーザに付与された共通ス
タンプを前記1つ以上の店舗のいずれかの個別スタンプに交換するように構成された共通
スタンプ利用ステップと、を実行させるものである。
【発明の効果】
【0013】
本発明の様々な実施形態によれば、共通スタンプは、特定の店舗の利用の有無によらず
所定の条件を満たすユーザに付与されると共に、個別スタンプに交換される形で利用され
るので、顧客にとってはスタンプを貯め易くなり、個々の店舗にとっては顧客の囲い込み
がし易くなる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明の一実施形態に係るスタンプ管理サーバを含むネットワークの構成を概略的に示す構成図である。
図2】ユーザ情報テーブルにおいて管理される情報を例示する図である。
図3】店舗情報テーブルにおいて管理される情報を例示する図である。
図4】共通スタンプ情報テーブルにおいて管理される情報を例示する図である。
図5】個別スタンプを付与する処理を例示するシーケンス図である。
図6】ホーム画面を例示する図である。
図7】スタンプカード画面を例示する図である。
図8】共通スタンプを付与する処理を例示するシーケンス図である。
図9】更新されたホーム画面を例示する図である。
図10】くじの実行後のホーム画面を例示する図である。
図11】共通スタンプを利用する処理を例示するシーケンス図である。
図12】共通スタンプを利用する店舗の選択画面を例示する図である。
図13】共通スタンプの利用完了後に表示される画面を例示する図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。また、以下の実施の
形態は、本開示技術を説明するための例示であり、本発明をその実施の形態のみに限定す
る趣旨ではない。さらに、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、さまざまな変形が可能
である。
図1は、本発明の一実施形態に係るスタンプ管理サーバ10を含むスタンプ管理システ
ムのネットワークの構成を概略的に示す構成図である。図1に示すように、スタンプ管理
サーバ10(以下、単に「サーバ10」とも記す)は、インターネット等の通信ネットワ
ークNWを介してユーザ端末30と通信可能に接続されている。サーバ10は、加盟する
複数の店舗のうちの少なくともいずれかを利用するユーザに対し、店舗の利用状況に応じ
て付与される電子的なスタンプを管理する。ユーザ端末30は、個々のユーザが操作する
端末装置である。図1においては、1つのユーザ端末30のみが図示されているが、サー
バ10は、複数のユーザ端末30と通信可能に接続されている。
【0016】
スタンプ管理サーバ10は、一般的なコンピュータとしての構成を有する。具体的には
、サーバ10は、図1に示すように、CPU又はGPUとして構成されるコンピュータプ
ロセッサ11と、DRAM等によって構成されデータやプログラムを一時的に記憶するメ
インメモリ12と、有線又は無線の通信を制御する通信インタフェース(通信I/F)1
4と、磁気ディスク又はフラッシュメモリ等によって構成されデータやプログラムを記憶
するストレージ15とを備える。
【0017】
コンピュータプロセッサ11は、ストレージ15等に記憶されているプログラムをメイ
ンメモリ12に読み込んで、当該プログラムに含まれる命令を実行する。通信I/F14
は、ネットワークアダプタ等のハードウェア、各種の通信用ソフトウェア、又はこれらの
組み合わせとして実装される。
【0018】
本実施形態において、ストレージ15は、図1に示すように、個々のユーザに関する情
報であるユーザ情報を管理するユーザ情報テーブルTA1と、加盟する複数の店舗の各々
に関する情報である店舗情報を管理する店舗情報テーブルTA2と、所定の条件の下で発
行される共通スタンプに関する情報である共通スタンプ情報を管理する共通スタンプ情報
テーブルTA3とを有する。なお、図1においては、記憶部として1つのストレージ15
を図示しているが、複数の物理デバイスを1つの論理デバイスにマッピングして記憶部を
構築してもよいし、1つの物理デバイスを複数の論理デバイスにマッピングして記憶部を
構築してもよい。
【0019】
図2は、ユーザ情報テーブルTA1において管理される情報を例示する。ユーザ情報テ
ーブルTA1は、個別のユーザを識別する「ユーザID」に対応付けて、氏名や連絡先、
ユーザの認証ID等を含む「基本情報」、「利用店舗ID」、「個別スタンプ取得状況」
、「共通スタンプ取得状況」等の情報を管理する。「利用店舗ID」は、当該ユーザが利
用登録を行った店舗(利用店舗)を識別する情報である。認証IDは、ユーザが独自に設
定できるものであってよい。
【0020】
ここで、本実施形態におけるスタンプとは、本スタンプ管理システムに加盟する店舗の
利用実績に応じてユーザに付与される電子的なアイテムであり、個別スタンプと共通スタ
ンプの2種類がある。
【0021】
個別スタンプは、ユーザが各加盟店を利用する度に付与されるスタンプであり、店舗毎
に発行されて蓄積される。ユーザ情報テーブルTA1において管理される「個別スタンプ
取得状況」は、当該ユーザが利用登録をした店舗毎の個別スタンプの取得状況(取得数や
取得日等)を表しており、「利用店舗ID」と関連付けられている。個別スタンプが所定
期間内に所定数蓄積されると、ユーザは当該店舗が提供する所定のサービスを受けること
ができる。
【0022】
他方、共通スタンプは、特定の店舗の利用の有無によらず、所定の条件の下で付与され
るスタンプである。ユーザ情報テーブルTA1において管理される「共通スタンプ取得状
況」は、当該ユーザの共通スタンプの取得状況(取得数や取得日等)を表している。共通
スタンプは、特定の店舗の個別スタンプに交換されるという形で利用される。つまり、ユ
ーザは、共通スタンプを蓄積するだけではサービス等を受けることはできず、共通スタン
プを特定の店舗の個別スタンプに交換することによって、当該店舗が提供するサービスを
受けることができる。
【0023】
図3は、店舗情報テーブルTA2において管理される情報を例示する。店舗情報テーブ
ルTA2は、個別の店舗を識別する「店舗ID」に対応付けて、店舗名や連絡先等を含む
「基本情報」、営業時間、予算、紹介文等を含む「営業情報」、「スタンプサービス情報
」、「共通スタンプ利用可否」等の情報を管理する。「スタンプサービス情報」は、蓄積
された個別スタンプの数に応じて当該店舗が提供するサービスの内容やサービスの利用条
件等に関する情報である。「共通スタンプ利用の可否」は、共通スタンプを当該店舗の個
別スタンプに交換することを受け入れるか否かを表す情報である。この他、店舗情報テー
ブルTA2は、共通スタンプを個別スタンプに交換する際の交換レート等の情報を管理し
ても良い。これらの店舗情報は、スタンプ管理サーバ10にアクセス可能な端末装置を介
して各店舗の事業主体により設定される。
【0024】
図4は、共通スタンプ情報テーブルTA3において管理される情報を例示する。共通ス
タンプ情報テーブルTA3は、発行された共通スタンプを識別する「共通スタンプID」
に対応付けて、当該共通スタンプが付与されたユーザを識別する「ユーザID」、「有効
期限」(当該共通スタンプの個別スタンプへの交換期限)等の情報を管理する。
【0025】
再び図1を参照すると、サーバ10は、ストレージ15等に記憶されているプログラム
に含まれる命令をコンピュータプロセッサ11が実行することによって、個別スタンプ管
理部112、共通スタンプ発行部114、及び、共通スタンプ利用管理部116として機
能するように構成されている。
【0026】
個別スタンプ管理部112は、個別スタンプの管理に関する様々な処理を実行するよう
に構成されている。例えば、個別スタンプ管理部112は、ユーザ端末30から特定の店
舗IDと共に送信された個別ポイントの付与請求に応じて、当該ユーザのユーザ情報のう
ち、送信された店舗IDと関連付けられた個別ポイント取得状況を更新するように構成さ
れている。
【0027】
共通スタンプ発行部114は、所定の条件を満たすユーザに対して共通スタンプを付与
するように構成されている。共通スタンプの付与条件は適宜設定することができる。例え
ば、共通スタンプ発行部114は、所定期間中に特定の店舗によらず所定数の個別スタン
プが付与されたユーザのユーザ端末30に、共通スタンプを獲得可能な電子的なくじを配
信し、くじが当たったユーザに対して共通スタンプを付与するようにしても良い。また、
共通スタンプ発行部114は、ユーザ端末30にビンゴやルーレット等のゲームを配信し
、ゲームを実行して勝利したユーザに対して共通スタンプを付与するようにしても良い。
或いは、共通スタンプ発行部114は、所定数の個別スタンプが付与されたユーザに対し
て一律に共通スタンプを付与するようにしても良い。
【0028】
共通スタンプ利用管理部116は、ユーザ端末30から共通スタンプの利用要求が送信
された場合に、当該ユーザのユーザ情報に基づき、所定の条件の下で、当該ユーザに付与
された共通スタンプを、当該ユーザにより利用登録された店舗の個別スタンプに交換する
ように構成されている。共通スタンプの利用条件は、適宜設定することができる。例えば
、同一の店舗については、所定期間中(例えば1日間)に1つの共通スタンプしか交換す
ることができないなどと設定しても良い。
【0029】
なお、図1においては、1つのサーバ10を図示しているが、通信ネットワークNW上
に分散して設けられた複数のコンピュータによって上述したサーバ10の機能を実現して
も良い。
【0030】
ユーザ端末30は、一般的なコンピュータとしての構成を有する。具体的には、ユーザ
端末30は、図1に示すように、CPU又はGPUとして構成されるコンピュータプロセ
ッサ31と、DRAM等によって構成されデータやプログラムを一時的に記憶するメイン
メモリ32と、ユーザ等との間で情報のやり取りを行う入出力インタフェース(入出力I
/F)33と、有線又は無線の通信を制御する通信インタフェース(通信I/F)34と
、磁気ディスク又はフラッシュメモリ等によって構成されデータやプログラムを記憶する
ストレージ35とを備える。コンピュータプロセッサ31は、ストレージ35等に記憶さ
れているプログラムをメインメモリ32に読み込んで、当該プログラムに含まれる命令を
実行する。
【0031】
入出力インタフェース33は、例えば、キーボード、マウス、及びタッチパネル等の情
報入力装置、マイクロフォン等の音声入力装置、カメラ等の画像入力装置、ディスプレイ
等の画像出力装置、及びスピーカ等の音声出力装置を含む。通信I/F34は、ネットワ
ークアダプタ等のハードウェア、各種の通信用ソフトウェア、又はこれらの組み合わせと
して実装される。
【0032】
ユーザ端末30は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、又はウェアラブルデバ
イス等として構成される。ユーザ端末30は、ストレージ35等にインストールされてい
るウェブブラウザ又はその他のアプリケーションを介したサーバ10との間の通信を伴っ
て各種の画面を表示する。
【0033】
次に、このように構成された本実施形態のスタンプ管理サーバ10の動作について説明
する。図5は、ユーザに個別スタンプを付与する際に、サーバ10及びユーザ端末30に
よって実行される処理を例示するシーケンス図である。
【0034】
まず、ユーザ端末30において当該スタンプ管理システムのアプリケーションが起動す
る(ST100)と、ユーザ端末30が、ユーザの認証IDをサーバに送信する。これに
応じて、サーバ10が、ユーザ端末30から受信した認証IDに基づいてユーザ情報を検
索し(ST102)、必要なユーザ情報や新規のサービス情報等をユーザ端末30に送信
する。送信される情報としては、例えば、個別スタンプや共通スタンプの取得状況、実行
可能なくじに関する情報等が挙げられる。
【0035】
続いて、ユーザ端末30がホーム画面50を表示する(ST104)。図6は、ユーザ
端末30において表示されるホーム画面50を例示する。ホーム画面50には、例えば、
当該ユーザ端末30の位置情報に基づいて表示される周辺地図51と、ユーザへの連絡等
が表示される新規情報表示欄52と、ユーザが所定の操作を行う際に使用される各種ボタ
ンとが表示される。各種ボタンとしては、例えば、利用登録されている店舗を表示する際
に使用される登録店舗表示ボタン53、共通スタンプを個別スタンプに交換する際に使用
される共通スタンプ利用ボタン54、共通スタンプを獲得するためのくじ(例えばスクラ
ッチ)を実行する際に使用されるくじ実行ボタン55、共通スタンプを獲得するためのゲ
ーム(例えばビンゴゲーム)を実行する際に使用されるゲーム実行ボタン56等が挙げら
れる。
【0036】
ユーザが、利用登録されている店舗において、ユーザ端末30を当該店舗に設けられた
NFCタグに近づけると、ユーザ端末30は、当該NFCタグに書き込まれている情報を
読み取り(ST106)、サーバ10に対して、個別スタンプの要求を行う(ST108
)。本実施形態において、NFCタグには、当該NFCタグが設置されている店舗の店舗
IDが書き込まれている。つまり、店舗に設置されているNFCタグの読取は、当該店舗
への実際の来店を示す。個別スタンプの要求に伴って、ユーザ端末30から、ユーザの認
証ID及びNFCタグから読み取られた店舗IDが送信される。
【0037】
これに応じて、サーバ10が、受信した店舗IDに基づいて利用店舗の照合を行う(S
T110)。具体的には、ユーザ端末30から受信した認証IDから特定されるユーザ情
報を参照し、このユーザ情報において、同じくユーザ端末30から受信した店舗IDによ
って特定される店舗が利用店舗として登録されているか否かを確認する。なお、受信した
店舗IDによって特定される店舗がユーザ情報において登録されていない場合、所定の処
理が行われる。例えば、サーバ10は、「来店した店舗は登録されていません。新規登録
しますか?」といったメッセージをユーザ端末30に送信しても良い。
【0038】
続いて、サーバ10が、ユーザ情報において、ユーザ端末30から受信した店舗IDに
対応する利用店舗IDと関連付けられた個別スタンプ取得状況を更新する(ST112)
。具体的には、当該利用店舗の個別スタンプの取得数を1つ増加させる。この際、サーバ
10は、ユーザ端末30に対し、個別スタンプ取得状況の更新が完了した旨の通知を送信
する。
【0039】
これに応じて、ユーザ端末30が、当該利用店舗のスタンプカード画面を表示する(S
T114)。図7は、ユーザ端末30において表示されるスタンプカード画面60を例示
する。スタンプカード画面60は、例えば、取得された個別スタンプに対応するアイコン
61や、個別スタンプの数及び最終来店日等のテキスト情報や、ホーム画面に戻る際に使
用される「戻る」ボタン62等が表示されている。
【0040】
図8は、ユーザに共通スタンプを付与する際に、サーバ10及びユーザ端末30によっ
て実行される処理を例示するシーケンス図である。
【0041】
サーバ10は、ユーザ端末30から受信した認証IDに基づいてユーザ情報を検索した
際に(図5のST102参照)、当該ユーザが共通スタンプを獲得するためのくじを実行
するための条件を満たすか否かを判定する(ST120)。条件としては、例えば、所定
期間中(例えば1ヶ月間)に、利用登録をした店舗をトータルで所定回(例えば5回)以
上利用したこと等を設定することができる。条件を満たす場合(ST120においてYE
S)、サーバ10は、くじをユーザ端末30に送信する。これに応じて、ユーザ端末30
はホーム画面50(図6参照)を更新する(ST122)。図9は、更新されたホーム画
面50を例示する。図9においては、くじ実行ボタン55に対する操作が受け付け可能な
状態になっている。なお、条件を満たさない場合(ST120においてNO)、本シーケ
ンスは終了する。
【0042】
ユーザ端末30は、くじ実行ボタン55に対する操作を検知すると、くじを実行し(S
T124)くじの結果を認証IDと共にサーバ10に送信する。くじの結果としては、例
えば、「当たり」又は「はずれ」といった情報、及び、当たった場合には獲得した共通ス
タンプの数等の情報が含まれる。また、ユーザ端末30は、くじの結果に応じて、ホーム
画面50を更新する(ST126)。図10は、くじの実行後に更新されたホーム画面5
0を例示する。図10においては、くじに当たり、共通スタンプを3個獲得した旨を通知
するポップアップ57が表示されている。
【0043】
サーバ10は、ユーザ端末30から認証IDと共にくじの結果を受信すると、当該認証
IDに対応するユーザ情報のうち、共通スタンプ取得状況を更新する(ST128)。
【0044】
図11は、ユーザが共通スタンプを利用する際に、サーバ10及びユーザ端末30によ
って実行される処理を例示するシーケンス図である。
【0045】
まず、ユーザ端末30が、ホーム画面50(図6参照)に対する操作に応じて、共通ス
タンプの利用を受け付ける(ST140)。例えば、ユーザ端末30は、ホーム画面50
に表示された共通スタンプ利用ボタン54へのタップ操作を検知すると、共通スタンプの
利用を受け付ける。この際、ユーザ端末30は、ユーザの認証IDをサーバ10に送信す
る。
【0046】
これに応じて、サーバ10が、共通スタンプの利用が可能な店舗を検索し(ST142
)、検索結果、即ち、共通スタンプを利用可能な店舗の店舗IDをユーザ端末30に送信
する。
【0047】
これに応じて、ユーザ端末30が、共通スタンプを利用する店舗の選択画面を表示する
(ST144)。図12は、共通スタンプを利用する店舗の選択画面70を例示する。店
舗の選択画面70には、例えば、共通スタンプを利用可能な店舗の一覧72と、共通スタ
ンプを使用する際に操作されるボタン74と、「戻る」ボタン76とが表示される。店舗
の一覧72には、例えば、店舗名やスタンプカード等が表示されたアイコン721、72
2、…が表示される。
【0048】
ユーザ端末30は、店舗の選択画面70に対する操作に応じて、店舗の選択及び共通ス
タンプの利用を受け付け(ST146)、選択された店舗の店舗IDをサーバ10に送信
する。例えば、ユーザ端末30は、店舗の選択画面70における店舗の一覧72に表示さ
れたアイコン721、722、…のいずれか(例えばアイコン722)に対するタップ操
作に続いて、ボタン74に対するタップ操作を検知すると、タップ操作がなされたアイコ
ン(例えばアイコン722)に対応する店舗が選択されたものと見做して、当該店舗の店
舗IDをサーバ10に送信する。
【0049】
これに応じて、サーバ10が、選択された店舗における共通スタンプの利用が可能か否
かの判定を行う(ST148)。共通スタンプの利用可否の条件は適宜設定することがで
きる。一例として、1人のユーザは1日に同一の店舗に対して1つの共通スタンプしか利
用することができない、といった条件を設定しても良い。この場合、サーバ10は、当該
ユーザのユーザ情報に基づき、選択された店舗に対してその当日に共通スタンプが利用さ
れたか否かを判定する。
【0050】
共通スタンプの利用が可能である場合(ST150においてYES)、サーバ10は、
当該ユーザの共通スタンプを消化する(ST152)。即ち、共通スタンプの取得数を1
つ減らすと共に、選択された店舗の個別スタンプを1つ増加させるように、ユーザ情報を
更新する。この際、サーバ10は、処理が完了した旨の通知をユーザ端末30に送信する
【0051】
なお、選択された店舗において共通スタンプを利用できない場合(ST150において
NO)、本シーケンスは終了する。または、サーバ10がユーザ端末30に対して、共通
スタンプの利用ができない旨を通知することにより、別の店舗を選択させるようにしても
よい。或いは、店舗の選択画面70には、予め、共通スタンプの利用可否の条件を満たす
店舗のみを表示させるようにしても良い。
【0052】
サーバ10からの完了通知に応じて、ユーザ端末30が、表示中の画面を更新し(ST
154)、共通スタンプの利用が完了した旨を表示する。図13は、共通スタンプの利用
完了後に表示される画面を例示する。例えば、ユーザ端末30は、共通スタンプの利用完
了後、選択された店舗のスタンプカード画面60を表示し、当該店舗の個別スタンプ数を
更新すると共に、共通スタンプの利用完了を示すポップアップ64を表示しても良い。
【0053】
以上説明したように、本実施形態によれば、ユーザは、所望の店舗を利用することによ
り個別スタンプを取得できるのに加えて、共通スタンプを交換することによっても所望の
店舗の個別スタンプを取得することができる。共通スタンプは、特定の店舗の利用の有無
によらず所定の条件を満たすユーザに対して付与されるので、ユーザは共通スタンプ、ひ
いては個別スタンプを容易に貯めることができる。また、共通スタンプは、個別スタンプ
に交換される形で利用されるので、ユーザにとっては特定の店舗で個別スタンプを貯めよ
うとするインセンティブが働き、個々の店舗にとっては顧客の囲い込みがし易くなる。
【符号の説明】
【0054】
10…スタンプ管理サーバ(サーバ)、11…コンピュータプロセッサ、112…個別
スタンプ管理部、114…共通スタンプ発行部、116…共通スタンプ利用管理部、12
…メインメモリ、14…通信インタフェース(通信I/F)、15…ストレージ、30…
ユーザ端末、31…コンピュータプロセッサ、32…メインメモリ、33…入出力インタ
フェース、34…通信インタフェース(通信I/F)、35…ストレージ、50…ホーム
画面、55…くじ実行ボタン、56…ゲーム実行ボタン、60…スタンプカード画面、7
0…店舗の選択画面、TA1…ユーザ情報テーブル、TA2…店舗情報テーブル、TA3
…共通スタンプ情報テーブル
図1
図2
図3
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図10
図11
図12
図13